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JP2009223164A - 顕微鏡画像撮影装置 - Google Patents

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JP2009223164A
JP2009223164A JP2008069548A JP2008069548A JP2009223164A JP 2009223164 A JP2009223164 A JP 2009223164A JP 2008069548 A JP2008069548 A JP 2008069548A JP 2008069548 A JP2008069548 A JP 2008069548A JP 2009223164 A JP2009223164 A JP 2009223164A
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Abstract

【課題】本発明は、自動フォーカス調整を行う前にスライドガラス標本の厚さを自動検出し、自動フォーカス調整で標本のある適切な制御範囲を設定できる顕微鏡画像撮影装置、撮影方法及びプログラムを提供することを課題とする。
【解決手段】スライドガラス10を、スライドガラス収納ユニット16からステージ9に搬送するのに連動してスライドガラス標本の厚さを厚さ検出ユニット60によって、検出する。そしてこの検出した厚さに基づいて前記フォーカス制御の範囲を決定し、この範囲を用いてフォーカス制御を行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、スライドガラス標本の顕微鏡画像を撮影する技術に関する。
従来より、例えば人の細胞見本のような生物学的標本等を顕微鏡によって拡大し、その顕微鏡画像を撮影する顕微鏡画像撮影装置が知られている。
顕微鏡で標本を観察または撮影するには、まずスライドガラス上の標本を顕微鏡ステージに載置し、その標本を対物レンズの下に設定し、標本に焦点を合わせて得られた像(顕微鏡画像)を観察したり撮影したりする。
ところで、病院や研究所で行われる顕微鏡画像の撮影は、大量のスライドガラス標本に対して行なわれるものであり、膨大な量の顕微鏡画像の撮影を効率的に行なうことが望まれている。
そのための構成としては、例えば特許文献1には、スライドガラス標本を顕微鏡ステージまで自動的に搬送して顕微鏡画像を取込むと共に、スライドガラス標本のマクロ画像やラベル情報を取得する自動搬送ユニットを備えた顕微鏡画像撮影装置が開示されており、大量のスライドガラス標本を自動的に顕微鏡画像取込むことを可能としている。
また、特許文献2には、スライドガラス標本全体の画像から標本領域を自動認識する技術が開示されており、スライドガラス標本のある必要な領域だけを自動的に撮影可能としている。
特開2003−248176号公報 特開2000−295462号公報 特開平8−210818号公報
しかしながら、スライドガラスの種類によって厚さは様々であり、スライドガラス標本の厚さもばらつく。そのため、スライドガラス標本を観察、撮影する際に自動フォーカス調整が正しく行われないことがある。
これを防ぐために、フォーカス調整範囲を広げると、標本のないフォーカス位置もフォーカスを探すため効率が悪く、また、標本でないゴミにフォーカスを合わせてしまう可能性がある。
これに対処するためには、標本の厚さが分かればばよい。
厚さを計測するものとしては、例えば特許文献3には、顕微鏡ステージ上にて透明な標本の深度データを計測するユニットを備えた顕微鏡装置の技術が開示されており、透明な標本の厚みデータを取得することを可能としている。
しかし、特許文献3では、計測した厚さデータによって標本像の焦点を効率的に合わせる手立てについては、何ら記載されていない。
上記課題を鑑み、本発明は、自動フォーカス調整を行う前にスライドガラス標本の厚さを自動検出し、自動フォーカス調整で標本のある適切な制御範囲を設定できる顕微鏡画像撮影装置、撮影方法及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明の顕微鏡画像撮影装置は、スライドガラス上の標本を拡大した標本顕微鏡画像を撮影する顕微鏡画像撮影部を備えた顕微鏡画像撮影装置であって、撮影を行うスライドガラス標本の厚さを検出するスライドガラス標本厚さ検出部と、前記スライドガラス標本厚さ検出部が検出した、スライドガラス標本の厚さのデータを元に前記フォーカス自動制御部のフォーカス制御の範囲を決めるフォーカス制御方法決定部と、前記フォーカス制御の範囲に基づいて撮影するフォーカス位置を決定するフォーカス自動制御部と、を有することを特徴とする。
また本発明による撮影方法は、スライドガラス上の標本を拡大した標本顕微鏡画像を撮影する顕微鏡画像撮影部を備えた顕微鏡画像撮影装置による撮影方法であって、撮影を行うスライドガラス標本の厚さを検出し、前記スライドガラス標本の厚さのデータを元にフォーカス制御の範囲を決め、前記フォーカス制御の範囲に基づいて撮影するフォーカス位置を決定することを特徴とする。
また本発明によるプログラムは、スライドガラス上の標本を拡大した標本顕微鏡画像を撮影する顕微鏡画像撮影部を備えた顕微鏡画像撮影装置によって実行されるプログラムであって、撮影を行うスライドガラス標本の厚さを検出し、前記スライドガラス標本の厚さのデータを元にフォーカス制御の範囲を決め、前記フォーカス制御の範囲に基づいて撮影するフォーカス位置を決定することを前記顕微鏡画像撮影装置に実行させることを特徴とする。
本発明によれば、自動フォーカス調整を行う前にスライドガラス標本の厚さを自動検出し、その厚さに基づいて自動フォーカス調整を行うので、必要最小限の範囲をフォーカス自動調整することによる処理の時間短縮を図ることができ、またフォーカス自動調整の検出範囲外に合焦位置があるなどによるエラーを防止することが出来る。
以下に図面を参照しながら本発明の第1の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態の顕微鏡画像撮影装置の全体構成を示す図である。
同図の顕微鏡画像撮影装置1000は、大別して、スライドガラス標本を顕微鏡撮影する顕微鏡撮影機構500と、大量のスライドガラス標本を搭載し、指示に基づいてスライドガラス標本を顕微鏡撮影機構500の観察位置まで搬送するスライドガラス搬送機構501と、顕微鏡ユニット500とスライドガラス搬送機構501を制御するコンピュータ502から構成される。
まず顕微鏡撮影機構500の構成を説明する。
顕微鏡撮影機構500は、例えばハロゲンランプやLEDからなる透過照明用光源2を備え、この透過照明用光源2は照明光を発生する。この照明光は、図1の破線で示すように、まずコレクタレンズ3で集光され、次に例えばNDフィルタあるいはLBDフィルタなどからなる各種フィルタ4、そして視野絞り5の順で通り、ミラー6によってステージ9方向へ偏向される。
ミラー6によりステージ9方向に偏向された照明光は、明るさ絞り7及びコンデンサレンズユニット8を透過した後、ステージ9の不図示の照明用開口部を通過することにより、ステージ9上のスライドガラス10上の標本Sを照明するように全体が構成されている。
ステージ9の上方には、複数の対物レンズ11を保持したレボルバ12が配置されており、このレボルバ12を図の矢印Aで示すように順逆任意の方向に回転させることにより、所望の倍率の対物レンズ11を観察位置に位置交換することができる。また、これらの対物レンズ11は、レボルバ12に対して着脱自在に交換可能である。したがって、レボルバ12を回転させるだけでなく、レボルバ12に取り付けてある対物レンズ11そのものを交換して、所望の倍率を得ることもできる。
尚、上記のステージ9は、標本Sの観察位置を変えるために水平方向に移動できるように構成されている。また、ステージ9は、フォーカス駆動ユニット100によってフォーカス制御ができるように、図の両方向矢印Dで示すようにZ方向(上下方向)に昇降駆動できるように構成されている。
なお図1の顕微鏡画像撮影装置1000のフォーカス制御は、ステージ9の昇降駆動によって実現されるものに限定されるものではなく、対物レンズ11を保持するレボルバ12がZ方向に昇降する構成によって実現してもよいことは言うまでもない。
また、スライドガラス10上の撮影位置によって映像の明るさが異なる場合があるが、このような映像に対する明るさの制御は、コンピュータ502のCPU20がカメラユニット14に対して制御を行って露出を固定する、あるいはソフトウェアによる輝度レベル補正によって全体的な調整を行う等の制御が可能である。
そのようにして観察光路内の光軸上に位置した対物レンズ11に入射したスライドガラス10の標本像は、中間倍率レンズ13を通して、ビームスプリッタ103により分岐され、オートフォーカス検出ユニット101とカメラユニット14へ導かれるように顕微鏡撮影機構500全体が構成されている。
カメラユニット14に撮像された標本像は、画像処理ボード37によってJPEGフォーマットの仕様で圧縮されてデジタルデータ化される。
オートフォーカス検出ユニット101では、標本像の全体または一部の輝度分布を電気信号としてオートフォーカス回路102に入力し、コントラスト状態をコントラスト値として数値化する。そしてオートフォーカス回路102では、コントラスト値が最大となるようにフォーカス駆動ユニット100に指示して、標本を上下に駆動する。
本実施形態の顕微鏡画像撮影装置1000では、このオートフォーカス制御を行なうフォーカス駆動範囲は、後述するスライドガラスの厚さデータを元にコンピュータ502から指示される。従ってフォーカス駆動範囲は、スライドガラスの厚さに基づいた範囲となり、撮影するフォーカス位置をすばやく見つけて、標本像の焦点を効率的に合わせることが出来る。
なお、上記説明では、オートフォーカス検出ユニット101によりコントラスト値を求める例を示したが、カメラユニット14で得られた標本像から画像処理ボード37がコントラスト値を演算し、オートフォーカス制御を行なうよう構成することも可能である。
次に、スライドガラス搬送機構501の構成について説明する。
スライドガラス搬送機構501は、複数のスライドガラスを収納可能なスライドガラス収納ユニット16、及びコンピュータ502の指示に基づいてスライドガラス収納ユニット16とステージ9との間でスライドガラスを搬送するスライドガラス搬送ユニット17を備えている。
スライドガラス収納ユニット16からは、スライドガラス搬送ユニット17により、所定のスライドガラス10が取り出され、この取り出されたスライドガラス10がステージ9まで搬送される。
スライドガラス収納ユニット16には、搬送されるスライドガラスの厚さを検出する厚さ検出ユニット60が備えられている。スライドガラス搬送ユニット17によりスライドガラス10が取り出される際に、厚さ検出ユニット60は、スライドガラス標本の厚さを測定する。
厚さ検出ユニット60としては、例えば、特開平3−262909号公報に開示があるような超音波計測装置や特開平10−160420号公報に開示があるようなエアサーボを用いたものが考えられる。さらに、特開平6−011341号公報に開示があるような三角測量法を応用した光学式距離測定方法や特開2005−98833号公報に開示があるような共焦点光学系を用いてガラス境界面で反射するレーザ光の距離の差を測定する方法による厚さ検出ユニット60を使用すれば、スライドガラス標本の各層を構成するスライドガラス部、標本部、カバーガラス部それぞれの厚さを測定することが可能となる。
また、図2のように厚さ検出ユニット60として反射光センサを用いて、スライドガラス収納ユニット16内に収納されているスライドガラスの位置をマッピングする動作と連動して、スライドガラスの厚さを検出しても良い。
顕微鏡撮影機構500で顕微鏡画像撮影したスライドガラスは、スライドガラス搬送ユニット17によりステージ9から取り出され、スライドガラス収納ユニット16の所定の位置に収納される。
次に、コンピュータ502の構成について説明する。
スライドガラス搬送ユニット17によるスライドガラス10の搬送、厚さ検出ユニット60によるスライドガラス標本厚さ測定、およびカメラユニット14による顕微鏡画像の撮り込みや、その他、ステージ9の左右上下の移動、自動フォーカス等の顕微鏡の動作は、コンピュータ502のCPU20による制御の下に行われる。
記録媒体に記録されている制御プログラムを媒体アクセス装置22で読み出しこれをメモリ21や大容量記録媒体23にロードして、CPU20がそのロードした制御プログラムに従って各部を制御する。制御プログラムには、操作者が容易に顕微鏡画像撮影装置1000を制御できるように、操作用モニタ53に操作制御画面を表示する操作制御画面表示プログラムも実装されている。
操作者は、キーボード55あるいはマウス等のポインティングデバイス56などを操作して必要とする指示を入力することにより、顕微鏡撮影機構500の動作、スライドガラスの搬送、顕微鏡画像の撮り込み、広視野像の撮像などの実行を指示することができる。上述した各ユニットや、これから説明する各ユニットは、インターフェース回路(以下、I/F回路)及び各ユニットそれぞれの専用ドライバを介し、更にCPUバス49を介してCPU20に接続されている。
CPU20は、CPUバス49に接続された各インターフェース回路を介して各ユニットに制御信号を発行し、顕微鏡画像撮影装置1000を構成する各ユニットを制御する。例えば顕微鏡撮影機構500の照明光の制御について例をとれば、CPU20により光源制御I/F32を介してアナログ電圧値変更回路44が制御され、この制御のもとにアナログ電圧値変更回路44が照明用ランプの電圧変更を行うことによって、照明光の制御が実行される。
また、CPUバス49には、メモリ21、CDやDVD等の可搬記憶媒体からプログラムやデータを読み書きする媒体アクセス装置22、ハードディスク等大容量記録媒体23、画面表示用メモリ52、操作用モニタ53が接続され、またキーボード55やマウス等のポインティングデバイス56のイベントを制御する入力制御I/F回路54が接続されている。
また、顕微鏡撮影機構500やスライドガラス搬送機構501には、各ユニットを電動で駆動するための専用のドライバ(駆動機構)がそれぞれ設けられている。これらの専用ドライバは、例えばユニット専用モータ、そのモータの駆動ドライバ、その駆動伝達系等が一体となって構成されている。これらの専用ドライバは、専用の制御I/F回路及びCPUバス49を介してCPU20に接続されている。
例えば、レボルバ12には、レボルバ回転用のモータ、モータドライバ、駆動伝達系からなるレボルバ回転用ドライバ38が配設されている。同様に、コンデンサレンズ駆動ドライバ41、明るさ絞りドライバ42、視野絞りドライバ46、各種フィルタ制御ドライバ45、ステージ搬送ユニットドライバ47、スライドガラス搬送ドライバ48等が、それぞれ対応するユニットに接続されている。
また本実施形態の顕微鏡画像撮影装置1000には、各ユニットが所定の位置までの移動や回転等の動作を正しく行うことができるように、特には図示しない必要最小限の数のセンサが各所に設けられている。例えば、レボルバ12には、回転して対物の光軸位置で正しく停止できるように対物光軸位置センサが配設されている。
次にスライドガラスの搬送のための構成について説明する。
ステージ9は、少なくともX及びYの2軸方向(図1では左右方向と奥行き方向)に摺動駆動が可能となっており、また、スライドガラス搬送ユニット17とステージ9とでスライドガラスを受け渡すことができるスライドガラス受け渡しのための機構を備えている。
図3は、スライドガラス搬送機構501の詳細構成を模式的に示す斜視図である。
同図に示すように、スライドガラス収納ユニット16は、複数のスライドガラス10(10−1、10−2、・・・、10−n)を格納できるように構成されている。
このスライドガラス収納ユニット16内には搬送用吸着装置86が設けられている。
搬送用吸着装置86は、その吸着ノズルとその先端の吸着パッドにより、スライドガラス収納ユニット16に収容されているフライドガラス10を一枚ずつ取り出して、スライドガラス搬送ユニット17のステージへの受け渡し位置まで、図の破線矢印Eで示すように移動して、スライドガラス10を矢印Fで示すように搬送する。
この搬送用吸着装置86は、吸着ノズルが不図示のチューブを介してこれも不図示の真空ポンプに接続されており、少なくとも1枚のスライドガラス10を吸着保持して、ステージに引き渡す位置まで移動できる程度のスライドガラス10に対する吸着力を持っている。そして図1に示したステージ9は、図外右方の対物レンズ11の下方の光軸位置にスライドガラス10を移送する。
またスライドガラス収納ユニット16内には、図1にも示した、集光レンズ84と広視野画像撮影カメラ85からなる厚さ検出ユニット60が配設され、この広視野画像撮影用カメラユニット60にはアナログ・デジタル信号処理装置61が接続されている。
上述したように、スライドガラス10が搬送用吸着装置86によってスライドガラス収納ユニット16から取り出される際に、厚さ検出ユニット60によってスライドガラス標本の厚さが検出される。厚さ検出ユニット60がスライドガラスの厚さを測定する位置は、搬送用吸着装置86によって移動でき、スライドガラス上の任意の箇所を測定することができる。CPU20は、測定されたスライドガラス標本の厚さデータを大容量記録装置23の所定の格納領域に記憶、保存する。
次に、上記のような基本構成を有する顕微鏡画像撮影装置1000による画像撮影方法の第1の実施形態について説明する。
図4は、第1の実施の形態における処理動作を示すフローチャートである。同図の処理は、コンピュータ502のCPU20が制御プログラムを実行することにより実現される。
同図において、まず、CPU20は、スライドガラス搬送機構501にスライドガラスのステージ9上への搬送を行わせる。
操作者は、操作モニタ53に表示された制御画面を見ながら、キーボード55あるいはマウス等のポインティングデバイス56を換作して、スライドガラス収納ユニット16から任意のスライドガラス10を取り出すように顕微鏡画像撮影装置に対して指示を行う。この指示に基づいて、CPU20の制御のもとに、上記指定されたスライドガラス10がスライドガラス収納ユニット16から取り出され、スライドガラス搬送ユニット17及びステージ9により光軸上の対物レンズ11の下に移送される(ステップS1)。
続いて、CPU20は、スライドガラス標本の厚さを厚さ検出ユニット60によって検出させる(S02)。この処理は、ステップS1のスライドガラス10の搬出に連動して行われる。すなわちCPU20は、スライドガラス10の搬送制御と同時に、図2に示した厚さ検出ユニット60を制御して、スライドガラス標本の厚さを検出し、その厚さデータ(=TS)を記録媒体22に保存する。これにより、ステップS2のスライドガラス標本の厚さ測定処理によって、標本の画像を取り込むまでの全体の処理時間を大きくすることは無い。
次にCPU20は、ステップS3として、スライドガラス標本に対するフォーカス自動調整(オートフォーカス)のサーチ範囲の計算を行う。
ここで、装置のキャリブレーション時に予め基準のスライドガラスの厚さ(=T0)での合焦位置(=F0)を検出し大容量記録媒体23に保存されているものとする。CPU20は、大容量記録媒体23からT0及びF0とステップS2で検出した厚さデータTSを読み出し、以下の式1から標本の合焦位置FSを求める。
(式1) FS=F0+(TS−T0)
厚さデータTSを求めたら、CPU20は、フォーカス駆動ユニット100に対して、標本の合焦位置FSを中心として、予め操作者が設定したフォーカス幅をサーチ範囲として設定する。そしてCPU20は、ステップS4として、このサーチ範囲でステージ9をフォーカス駆動しながらオートフォーカス検出ユニット101のコントラスト値が最大となるフォーカス位置を探す。
この際、フォーカス自動調整前にスライドガラス標本上の標本がある位置を自動認識して、その位置が対物レンズ11の下に来るようにステージ9を移動する必要があるが、この標本の自動認識については、例えば特開2000−295462号公報に開示されている技術などを使って行う。
ステップS4のフォーカス自動調整処理の結果、焦点が合った標本の像が得られたら、CPU20は、カメラユニット14に画像取込みを実行させる。
なおスライドガラス標本上の複数の位置で画像取込みを行う場合には、ステージ9を移動した後、ステップS3で求めたサーチ範囲で再度ステップS4のフォーカス自動調整を行い、ステップS5の画像取込みを繰り返す。そして、全ての画像取込みが終わったら、CPU20は、ステージ9に指示してスライドガラス標本を受け渡し位置まで移動させ、スライドガラス搬送ユニット17に指示して、スライドガラス収納ユニット16のスライドガラス標本を取り出した元の位置まで搬送させる。
このようにして1枚のスライドガラス標本の顕微鏡画像の自動取込みが完了する。そして、CPU20は、ステップS7において次に画像を取込むスライドガラス標本があるかどうかを判断し、画像を取込むスライドガラス標本がある場合には(ステップS7、Yes)、ステップS1に処理を戻し、次のスライドガラス標本に対して上述したステップS1〜S6の処理を同様に行い、すべての画像取り込み対象のスライドガラス標本の取込みが終わるまで繰り返す。そして全てのスライドガラス標本の画像取り込みが完了したならば(ステップS7、No)、本処理を終了する。
以上、第1の実施形態によれば、標本に対するフォーカス自動調整を行う前に、スライドガラス標本の厚さを検出し、その厚さを元にフォーカス自動調整のサーチ範囲を決定するので、フォーカス自動調整での効率と精度の向上を図ることができる。
次に、第2の実施形態について説明する。
第2の実施の形態は、透明体の複数の層の厚さを計測できる厚さ検出センサを用いてスライドガラス標本のスライドガラス、標本部分、及びカバーガラスの厚さのそれぞれを測定し、自動フォーカス調整のサーチ範囲の中心と幅の自動設定を可能とした顕微鏡画像撮影装置を実現するものである。
なお第2の実施形態では、厚さ検出センサ60には、複数の層からなる透明体の各層からの反射光からそれぞれの厚さを検出できるセンサを使用する。このような厚さ検出センサ60としては、例えば上述した特開平6−011341号公報に開示があるような三角測量法を応用した光学式距離測定方法や特開2005−98833号公報に開示があるような共焦点光学系を用いてガラス境界面で反射するレーザ光の距離の差を測定する方法を用いたものが考えられる。
図5は、第2の実施の形態における処理動作を示すフローチャートである。同図の処理も、コンピュータ502のCPU20が制御プログラムを実行することにより実現される。
同図の処理では、まず図4に示した第1の実施形態のステップS1と同様にスライドガラス10をステージ9上に搬送し(ステップS11)、この搬送に連動して、スライドガラス標本の厚さを検出する(ステップS12)。
このステップS12においてCPU20は、厚さ検出センサ60からスライドガラス標本のスライドガラス、標本部分、及びカバーガラスのそれぞれの厚さTP、TA、TCを読み取り、大容量記録媒体23に保存する。
次に、CPU20は、大容量記録媒体23から事前に記憶してあるデータT0、F0及びステップS12で検出したデータTP、TA、TCを読み出し、以下の式2、3からフォーカス自動調整の中心FSとサーチ範囲の幅FWを演算して求める。
(式2) FS=F0+(TP+TA+TC−T0)
(式3) FW=TA
そしてCPU20は、フォーカス駆動ユニット100に指示して標本の合焦位置FSを中心としたフォーカス幅FWの範囲をサーチ範囲として設定する(ステップS13)。
そして、次にステップS14として、ステップS13で設定したサーチ範囲でフォーカス駆動しながらオートフォーカス検出ユニット101のコントラスト値が最大となるフォーカス位置を探し、焦点位置を決定する。
以降のステップS15〜S17の画像の取込み及びスライドガラス標本をスライドガラス収納ユニット16に収納する処理については、図4のステップS5〜S7の処理と同じなので説明は省略する。
以上、第2の実施形態によれば、スライドガラスの厚さに加えて標本の厚さを検出し、これらを加味してフォーカス自動調整のサーチ範囲の中心位置とサーチ幅を自動的に設定でき、サーチ幅が標本に合わせフォーカス自動調整での効率と精度をより向上させることができる。
次に第3の実施形態について説明する。
第3の実施の形態は、標本の厚さが対物レンズの焦点深度より大きい場合に複数のフォーカス位置で画像取込みすることを自動的に判断し、そのフォーカス位置と枚数を自動設定することを可能とする顕微鏡画像撮影装置を実現するものである。
図6は、第3の実施の形態における処理動作を示すフローチャートである。同図の処理も、コンピュータ502のCPU20が制御プログラムを実行することにより実現される。
図6の処理においてまず行われる、スライドガラス標本をステージ9に搬送し、スライドガラス標本のスライドガラス、標本部分、カバーガラスの厚さデータを取得するステップS21、S22の処理は、図5のステップS11、S12の処理と同じである。
次にCPU20は、ステップS23として予め大容量記録媒体23に保存されている対物レンズ11の焦点深度データ(=FD)及びステップS22で取得した標本部分の厚さデータTAを大容量記録媒体23から読み出し、両者の大小関係を比較する。
ステップS23において標本部分の厚さTA<焦点深度FDならば(ステップS23、Yes)、CPU20は、標本は十分薄く、合焦するただ1つのフォーカス位置で顕微鏡画像を取込めば良いと判断し、ステップS24〜S29のフォーカス自動調整処理、画像取り込み処理、スライドガラス収納処理を行なう。このステップS24〜S29の処理は、図5のステップS14〜S17の処理と同じなので説明は省略する。
また、ステップS23において標本部分の厚さTA>焦点深度FDならば(ステップS23、No)、CPU20は、標本は厚いためにフォーカス方向に複数枚の顕微鏡画像を取込む必要があると判断し、ステップS26として顕微鏡画像を取込む枚数とフォーカス位置を演算する。
この演算では、CPU20は、標本部分の厚さTAと焦点深度FDに加えて、合焦位置F0を大容量記録媒体23から読み出し、顕微鏡画像を取込む枚数NSとフォーカス位置F(N)を以下の式4、5で計算する。
(式4)NS=TA div FD+1
(式5)F(N)=F0+((NS−N)+1/2)*FD(N=1,2,...,NS)
なお式4のdivは、小数点以下の値を切り捨てる割り算を表している。
次にCPU20は、ステップS27としてフォーカス駆動ユニット100を制御して、ステップS26で求めたフォーカス位置F(N)に移動させ、顕微鏡画像の取込みを行う。この画像取り込みは、NS箇所のフォーカス位置で画像取込みを行うまでくり返す。そして画像取込み終わったスライドガラス標本は、ステップS28としてスライドガラス収納ユニット16に搬送し、続けて次のスライドガラス標本以降に対しても同様な処理を行う。
以上、第3の実施形態によれば、標本が薄い場合には合焦位置で画像取込み行い、標本が厚い場合には対物レンズの焦点深度間隔で複数のフォーカス位置で画像取込み行うことを自動的選択して標本厚さ内の対物レンズの焦点深度の間隔毎に複数の顕微鏡画像を取り込むことができ、フォーカス自動調整の設定の操作性が向上する。
次に第4の実施形態について説明する。
第4の実施の形態は、スライドガラス標本の複数のポイントで標本の厚さを検出し、そのデータを元にスライドガラス全体の標本の厚さ分布を求め、撮影するポイントで適切なフォーカス自動調整の設定を行うことを可能とする顕微鏡画像撮影装置を実現するものである。
図7は、第4の実施の形態における処理動作を示すフローチャートである。同図の処理も、コンピュータ502のCPU20が制御プログラムを実行することにより実現される。
同図の処理では、まずステップS41のスライドガラス標本をステージ9へ搬送し、ステップS42で搬送する途中で厚さ検出ユニット60でスライドガラス標本の厚さを測定する際に、スライドガラス標本の複数の箇所の位置で厚さデータを取得し、その位置の座標(X,Y)(X,Y:水平座標)と厚さデータを大容量記録媒体23に保存する。
図8はステップS42で厚さデータを測定される位置の例を示す図である。
ステップS42では、図8のP1、P2、P3のようにスライドガラス標本のカバーガラス71上の複数の箇所の座標(X,Y)と厚さデータを取得し、大容量記録媒体23に保存する。
次に、CPU20は、ステップS43としてスライドガラス標本の水平位置に対する標本の厚さ分布を求める。
スライドガラス標本の任意の位置P(X,Y)に対する厚さデータTS(X,Y)は、スライドガラス10及びカバーガラス71が十分に平面だとすると、以下の式6で表せる。
(式6) TS(X,Y)=A*X+B*Y+C (A,B,C:定数)
ここで、CPU20は、ステップS42で求めたP1、P2、P3の座標とスライドガラス標本の厚さデータを記録媒体22から読出し、これらを式6に代入して定数A,B,Cに関する連立方程式を立てて解くことで、任意の位置Pに対する厚さを求める式6を求めることが出来る。
次にCPU20は、スライドガラス標本上で顕微鏡画像を撮影する位置にステージ9を移動させて、この位置に対するスライドガラス標本の厚さTS(x,y)を式6から求めて、ステップS44として、この厚さTS(x,y)と大容量記録媒体23に記録されている対物レンズ11の焦点深度データ(FD)と大小関係を比較する。
なお厚さ検出ユニット60で厚さ検出が行われるスライドガラス搬送ユニット17上での水平座標系(X,Y)とステージ9上での水平座標系(x,y)の関係は顕微鏡画像撮影装置1000の調整時に予め求めておくものとする。
ステップS44の比較結果、スライドガラス標本の厚さTS(x,y)<対物レンズ11の焦点深度データ(FD)ならば(ステップS44、Yes)、ステップS45、S46としてフォーカス自動調整を実行した後、顕微鏡画像を取り込む。またスライドガラス標本の厚さTS(x,y)<対物レンズ11の焦点深度データ(FD)でないのならば(ステップS44、No)、ステップS47、S48として標本の厚さから撮影する枚数と位置を計算し、その枚数と位置で画像を取り込む。このステップS45〜S48の処理は、図6の第3の実施形態のステップS24〜S27と同じなので詳細な説明は省略する。
顕微鏡画像の取り込みが完了すると、ステップS49としてスライドガラス10をスライドガラス収納ユニット16に収納する。そして次に画像を取込むスライドガラス標本があるかどうかを判断し、画像を取込むスライドガラス標本がある場合には(ステップS50、Yes)、ステップS41に処理を戻し、次のスライドガラス標本に対して上述したステップS41〜S49の処理を同様に行い、すべての画像取り込み対象のスライドガラス標本の取込みが終わるまで繰り返す。そして全てのスライドガラス標本の画像取り込みが完了したならば(ステップS50、No)、本処理を終了する。
以上、第4の実施形態によれば、標本の任意の水平位置に対して適切な自動フォーカス調整の設定ができ、標本の位置によって厚さが異なる場合においても任意の位置におけるフォーカス自動調整の効率と精度を向上させることが出来る。
以上のように、本実施形態の顕微鏡画像撮影装置1000によれば、自動フォーカス調整を行う前にスライドガラス標本の厚さを自動検出し、その厚さに基づいて自動フォーカス調整を行うので、必要最小限の範囲をフォーカス自動調整することによる処理の時間短縮を図ることができ、またフォーカス自動調整の検出範囲外に合焦位置があるなどによるエラーを防止することが出来る。
なお上記例では、スライドガラス標本の厚さ測定は、スライドガラス10の搬送に連動して行っているが、スライドガラス標本の厚さ測定タイミングは、このときに限定されるものではなく、スライドガラス標本がステージ9上にあるときに測定しても、あるいはスライドガラス収納ユニット16に搭載されているときに測定しても良い。
本実施形態における顕微鏡画像撮影装置の全体構成を模式的に示す図である。 スライドガラス収納ユニット内に収納されているスライドガラスの位置をマッピングする動作と連動して、スライドガラスの厚さを検出する厚さ検出ユニットを示す図である。 スライドガラス搬送機構の詳細構成を模式的に示す斜視図である。 第1の実施の形態における処理動作を示すフローチャートである。 第2の実施の形態における処理動作を示すフローチャートである。 第3の実施の形態における処理動作を示すフローチャートである。 第4の実施の形態における処理動作を示すフローチャートである。 厚さデータを測定される位置の例を示す図である。
符号の説明
2 透過照明用光源
3 コレクタレンズ
4 フィルタ
5 視野絞り
6 ミラー
7 明るさ絞り
8 コンデンサレンズユニット
9 ステージ
10 スライドガラス
11 対物レンズ
12 レボルバ
13 中間倍率レンズ
14 カメラユニット
16 スライドガラス収納ユニット
17 スライドガラス搬送ユニット
20 CPU
21 メモリ
22 媒体アクセス装置
23 大容量記録媒体
24 画像処理ボードとのI/F回路
25 レボルバ制御用I/F回路
26 スライドガラス収納制御I/F回路
27 スライドガラス搬送制御I/F回路
29 コンデンサユニット制御I/F回路
30 明るさ絞り制御I/F回路
32 光源制御I/F
33 フィルタ制御I/F回路
34 視野絞り制御I/F回路
35 スライドガラス搬送制御I/F回路
36 スライドガラス収納制御I/F回路
37 画像処理ボード
38 レボルバ回転用ドライバ
39 スライドガラス収納ユニットドライバ
40 スライドガラス搬送ユニットドライバ
41 コンデンサレンズ駆動ドライバ
42 明るさ絞りドライバ
44 アナログ電圧値変更回路
45 各種フィルタ制御ドライバ
46 視野絞りドライバ
47 スライドガラス搬送ユニットドライバ
48 スライドガラス収納ユニットドライバ
49 CPUバス
50 カメラユニット制御用I/F回路
52 画面表示用メモリ
53 モニタ
54 入力制御I/F回路
55 キーボード
56 ポインティングデバイス
60 厚さ検出ユニット
81 スライドガラストレイ
82 収納ユニット内移動用吸着装置
83 広視野画像撮影用ステージ
84 集光レンズ
85 広視野画像撮影カメラ
86 搬送用吸着装置
100 フォーカス駆動ユニット
101 オートフォーカス検出ユニット
102 オートフォーカス回路
103 ビームスプリッタ
500 顕微鏡撮影ユニット
501 スライドガラス搬送ユニット
502 コンピュータ
1000 顕微鏡画像撮影装置

Claims (10)

  1. スライドガラス標本を撮影する顕微鏡画像撮影部を備えた顕微鏡画像撮影装置であって、
    前記スライドガラス標本の厚さ情報を検出するスライドガラス標本厚さ情報検出部と、
    前記スライドガラス標本厚さ情報検出部が検出した、スライドガラス標本の厚さ情報に基づいて前記フォーカス自動制御部のフォーカス制御の範囲を決めるフォーカス制御方法決定部と、
    前記フォーカス制御の範囲に基づいて撮影するフォーカス位置を決定するフォーカス自動制御部と、
    を有することを特徴とする顕微鏡画像撮影装置。
  2. 複数の前記スライドガラス標本を収納するスライドガラス標本収納部と、
    前記スライドガラス標本を前記スライドガラス標本収納部から顕微鏡対物レンズ下に搬送するスライドガラス標本搬送部を備え、
    前記スライドガラス標本厚さ情報検出部は、スライドガラス標本搬送部によるスライドガラス標本の搬送に連動してスライドガラス標本の厚さ情報を検出することを特徴とする請求項1に記載の顕微鏡画像撮影装置。
  3. 複数の前記スライドガラス標本を収納するスライドガラス標本収納部を備え、
    前記スライドガラス標本厚さ情報検出部は、前記スライドガラス標本収納部内で前記スライドガラス標本の厚さを検出することを特徴とする請求項1に記載の顕微鏡画像撮影装置。
  4. 前記スライドガラス標本厚さ情報検出部は、前記スライドガラス標本のスライドガラスの厚さを検出し、前記フォーカス制御方法決定部は、前記スライドガラスの厚さを元に前記フォーカス自動制御部のフォーカス制御の範囲を決定することを特徴とする請求項1に記載の顕微鏡画像撮影装置。
  5. 前記スライドガラス標本厚さ情報検出部は、前記スライドガラス標本のスライドガラス、カバーガラス及びその間の標本の厚さをそれぞれ検出し、
    前記フォーカス制御方法決定部は、前記スライドガラス、カバーガラス及びその間の標本の厚さを元に前記フォーカス自動制御部のフォーカス制御の範囲を決定することを特徴とする請求項1に記載の顕微鏡画像撮影装置。
  6. 前記フォーカス制御方法決定部は、前記標本の厚さと顕微鏡撮影部で撮影する対物レンズの焦点深度とを比較し、当該比較の結果から複数のフォーカス位置で画像取込みを行なうかを決定し、フォーカス制御の範囲内で画像を取込むフォーカス位置を求めることを特徴とする請求項5に記載の顕微鏡画像撮影装置。
  7. 前記フォーカス制御方法決定部は、前記標本の厚さ<前記対物レンズの焦点深度のとき、前記標本の厚さと前記対物レンズの焦点深度から顕微鏡画像を取込む枚数及び位置を決定する事を特徴とする請求項6に記載の顕微鏡画像撮影装置。
  8. スライドガラス標本厚さ検出部は、前記スライドガラス標本上の3箇所以上の位置で厚さを検出し、前記フォーカス制御方法決定部は、当該検出結果からスライドガラス標本全体の厚さ分布を求め、任意の標本位置におけるフォーカス制御方法を決定することを特徴とする請求項1に記載の顕微鏡画像撮影装置。
  9. スライドガラス標本を撮影する顕微鏡画像撮影部を備えた顕微鏡画像撮影装置による撮影方法であって、
    撮影を行うスライドガラス標本の厚さ情報を検出し、
    前記スライドガラス標本の厚さ情報に基づいてのフォーカス制御の範囲を決め、
    前記フォーカス制御の範囲に基づいて撮影するフォーカス位置を決定する
    ことを特徴とする撮影方法。
  10. スライドガラス標本を撮影する顕微鏡画像撮影部を備えた顕微鏡画像撮影装置によって実行されるプログラムであって、
    撮影を行うスライドガラス標本の厚さ情報を検出し、
    前記スライドガラス標本の厚さ情報に基づいてフォーカス制御の範囲を決め、
    前記フォーカス制御の範囲に基づいて撮影するフォーカス位置を決定する
    ことを前記顕微鏡画像撮影装置に実行させるプログラム。
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