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JP2009223118A - 現像方法、現像装置及び画像形成装置 - Google Patents

現像方法、現像装置及び画像形成装置 Download PDF

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JP2009223118A JP2008069054A JP2008069054A JP2009223118A JP 2009223118 A JP2009223118 A JP 2009223118A JP 2008069054 A JP2008069054 A JP 2008069054A JP 2008069054 A JP2008069054 A JP 2008069054A JP 2009223118 A JP2009223118 A JP 2009223118A
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Futoshi Okazaki
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Abstract

【課題】長期間にわたる画像形成により凹部の状態が変化することに起因した、現像ローラのスリーブによる現像剤搬送の能力低下を防止することができる現像方法、現像装置及び画像形成装置を提供する。
【解決手段】現像装置の現像槽に収容されているトナー及びキャリアを含む現像槽内現像剤を用いて潜像担持体上の静電潜像を現像し、トナー及びキャリアを含む補給用現像剤を現像槽へ補給するとともに、当該補給により現像槽内で過剰になった現像槽内現像剤を排出することを行う現像方法において、前記補給用現像剤のキャリアが、流動性に関して、現像槽の初期に収容されている初期現像剤のキャリアよりも優れているように構成されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、トナー及びキャリアを含む二成分現像剤を感光体上の静電潜像に供給して現像する現像方法、当該方法が用いられる現像装置、及び当該現像装置が組み込まれる画像形成装置に関する。
トナー及びキャリアを用いた二成分現像方式の画像形成装置は、キャリアとトナーとの間で生じる摩擦帯電によりトナーに電荷を付与し、電荷が付与されたトナーを静電潜像に対して静電的に付着させることによって画像を形成するものである。
画像形成装置において、高画質な画像形成を長期間にわたって安定的に提供するためには、現像剤担持体である現像ローラから、静電潜像の形成された感光体に対して適切な量の現像剤を長期間にわたって安定的に搬送することが重要である。
現像剤を長期間にわたって安定的に搬送するために、現像ローラのスリーブ表面に複数の凹部を形成することが一般的に行われている。例えば、スリーブの回転軸に沿って延在する溝上の凹部をスリーブ表面に複数個形成することや、スリーブ表面をサンドブラスト加工等を行うことによりスリーブ表面を粗面化すること等が知られている。
しかしながら、上記のような手法で現像ローラのスリーブ表面に複数の凹部を形成したとしても、長期間にわたって画像形成を行っている過程で、凹部の状態が変化して、現像剤の搬送力が低下してしまうという問題がある。すなわち、画像形成動作を繰り返し行うことに伴って、現像剤が凹部と擦れることにより凹部の形状や粗面が徐々に摩耗・変形し、凹部の粗面がツルツルとした研磨されたに近い状態になる。スリーブ表面が研磨されたに近い状態になってしまうと、現像剤の搬送力が低下し、画像濃度の低下や画像のかすれ等の画像形成品質の低下という問題が発生する。
ところで、特許文献1には、いわゆるトリクル方式を用いた二成分現像装置において長期にわたって安定した画質を得るために、補給用現像剤のキャリアとして、その帯電量がスタート用現像剤の初期収容キャリアの帯電量よりも高く、かつ、その電気抵抗値が初期収容キャリアの電気抵抗値に対して同等以下にしたものを使用することが開示されている。
また、特許文献2には、トリクル方式において長期にわたって安定的に良好な画質を得るために、スタート用の二成分現像剤に含まれる初期使用キャリアは、キャリア芯材の表面に金属酸化物を含むとともに体積電気抵抗が10〜1012Ω・cmであり、補給用キャリアは、体積電気抵抗が1010〜1015Ω・cmであってトナーに対する帯電付与能力が初期使用キャリアよりも高く構成することが開示されている。
特開平11−202630号公報 特開2004−287073号公報
しかしながら、特許文献1及び2に開示された発明は、補給用キャリアの物性を初期のキャリアの物性に対して変更したものを用いることを特徴とするものであるが、具体的には、トナーに対する帯電付与能力に関して補給用キャリアが初期のキャリアよりも高く構成することを特徴とするものであって、凹部の状態変化に起因した、現像ローラのスリーブによる現像剤搬送の能力低下を防止するものに関するものではない。
したがって、本発明の解決すべき技術的課題は、長期間にわたる画像形成により凹部の状態が変化することに起因した、現像ローラのスリーブによる現像剤搬送の能力低下を防止することができる現像方法、現像装置及び画像形成装置を提供することである。
課題を解決するための手段および作用・効果
前記技術的課題を解決するために、本発明によれば、
現像装置の現像槽に収容されているトナー及びキャリアを含む現像槽内現像剤を用いて潜像担持体上の静電潜像を現像し、トナー及びキャリアを含む補給用現像剤を現像槽へ補給するとともに、当該補給により現像槽内で過剰になった現像槽内現像剤を排出することを行う現像方法において、
前記補給用現像剤のキャリアが、流動性に関して、現像槽の初期に収容されている初期現像剤のキャリアよりも優れているように構成されていることを特徴とする現像方法が提供される。
本発明の基本的な技術的思想は、消費によって減少したトナーを補給するとともに、現像槽内の劣化したキャリアを新しいキャリアに置き換えるようにしたいわゆるトリクル方式の現像方法において、補給用現像剤のキャリア(以下、補給キャリアという。)の流動性が、現像槽の初期に収容されている初期現像剤のキャリア(以下、初期キャリアという。)よりも優れているように構成されていることである。補給キャリアの流動性が向上することにより、キャリアひいては現像剤の嵩密度が向上する。
ところで、現像槽内に収容された現像槽内現像剤が現像剤担持体に担持搬送される搬送量は、現像槽に設けられた規制板と現像剤担持体との間に形成された規制ギャップによって規制されている。ある空間を有する規制ギャップを通過した現像槽内現像剤は、現像剤担持体へ担持搬送される。規制ギャップのある空間に含まれる現像槽内現像剤の量が多ければ多いほど、現像槽内現像剤の搬送量が多くなる。嵩密度の高い現像槽内現像剤は、規制ギャップの空間においてより多くの現像槽内現像剤を充填することができ、規制ギャップのある空間に含まれる現像槽内現像剤の量が増大する。したがって、流動性の向上した補給キャリアを用いることにより、長期間にわたる画像形成により現像剤担持体のスリーブの凹部の状態が変化して搬送量が低下した場合でも、搬送量の低下を補うことができ、長期間にわたって初期と同レベルで現像槽内現像剤を現像剤担持体に担持搬送することができる。その結果、高画質な画像形成を長期間にわたって安定的に提供することができる。
キャリアの流動性を向上させるための具体的な形態として、補給用現像剤のキャリアの粒径が、初期現像剤のキャリアの粒径よりも大きいように構成されている。
キャリアの流動性を向上させるための他の具体的な形態として、補給用現像剤のキャリアの円形度が、初期現像剤のキャリアの円形度よりも大きいように構成されている。
キャリアの流動性を向上させるための他の具体的な形態として、補給用現像剤のキャリアの表面エネルギーが、初期現像剤のキャリアの表面エネルギーよりも小さいように構成されている。
表面エネルギーを小さくするためのより具体的な形態として、補給用現像剤のキャリアの表面に対して潤滑剤による表面処理が行われている。
上述した現像方法は、
トナー及びキャリアを含む現像槽内現像剤を収容する現像槽と、現像槽内の現像槽内現像剤を潜像担持体に担持搬送する現像剤担持体と、トナー及びキャリアを含む補給用現像剤を現像槽へ補給する補給装置と、当該補給により現像槽内で過剰になった現像槽内現像剤を排出する排出装置と、を有する現像装置において実行される。
上述した現像装置は、周面に静電潜像を担持する回転可能な静電潜像担持体をさらに備える画像形成装置に組み込んで使用される。
以下に、添付図面を参照して本発明の好適な実施形態を説明する。なお、以下の説明では、特定の方向を意味する用語(例えば、「上」、「下」、「左」、「右」、およびそれらを含む他の用語、「時計回り方向」、「反時計回り方向」)を使用するが、それらの使用は図面を参照した発明の理解を容易にするためであって、それらの用語の意味によって本発明は限定的に解釈されるべきものでない。また、以下に説明する画像形成装置1及び現像装置34では、同一又は類似の構成部分には同一の符号を用いている。
図1乃至3を参照しながら、本発明の一実施形態に係る画像形成装置1及び当該装置に使用される現像装置34について説明する。
〔画像形成装置〕
図1は、本発明に係る電子写真式画像形成装置1の画像形成に関連する部分を示す。画像形成装置1は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、およびそれらの機能を複合的に備えた複合機のいずれであってもよい。画像形成装置1は、静電潜像坦持体である感光体12を有する。実施形態において、感光体12は円筒体で構成されているが、本発明はそのような形態に限定されるものでなく、代わりに無端ベルト式の感光体も使用可能である。感光体12は、図示しないモータに駆動連結されており、モータの駆動に基づいて矢印方向に回転するようにしてある。感光体12の周囲には、感光体12の回転方向に沿って、帯電装置26、露光装置28、現像装置34、転写装置36、およびクリーニング装置40がそれぞれ配置されている。
帯電装置26は、感光体12の外周面である感光体層を所定の電位に帯電する。実施形態では、帯電装置26は円筒形状のローラとして表されているが、これに代えて他の形態の帯電装置(例えば、回転型又は固定型のブラシ式帯電装置、ワイヤ放電式帯電装置)も使用できる。感光体12の近傍又は感光体12から離れた場所に配置された露光装置28は、帯電された感光体12の外周面に向けて、画像光30を出射する。露光装置28を通過した感光体12の外周面には、画像光30が投射されて電位の減衰した部分とほぼ帯電電位を維持する部分とからなる静電潜像が形成される。実施形態では、電位の減衰した部分が静電潜像画像部、ほぼ帯電電位を維持する部分が静電潜像非画像部である。現像装置34は、後述する現像剤3を用いて静電潜像を可視像化する。現像装置34の詳細は後に説明する。転写装置36は、感光体12の外周面に形成された可視像を紙やフィルムなどの用紙38に転写する。図1に示した実施形態では、転写装置36は円筒形状のローラとして図示されているが、他の形態の転写装置(例えば、ワイヤ放電式転写装置)も使用できる。クリーニング装置40は、転写装置36で用紙38に転写されることなく感光体12の外周面に残留する未転写トナーを感光体12の外周面から回収する。実施形態では、クリーニング装置40は板状のブレードとして図示されているが、代わりに他の形態のクリーニング装置(例えば、回転型又は固定型のブラシ式クリーニング装置)も使用できる。
このような構成を備えた画像形成装置1が画像を形成するとき、感光体12はモータ(図示せず)の駆動に基づいて例えば反時計周り方向に回転する。このとき、帯電装置26を通過する感光体12の外周部分は、帯電装置26で所定の電位に帯電される。帯電された感光体12の外周部分は、露光装置28で画像光30が露光されて静電潜像が形成される。静電潜像は、感光体12の回転と共に現像装置34のところまで搬送され、現像装置34によって可視像化される。可視像化されたトナー像は、感光体12の回転と共に転写装置36のところまで搬送され、転写装置36により用紙38に転写される。トナー像が転写された用紙38は定着装置20のところまで搬送され、用紙38にトナー像が固定される。転写装置36を通過した感光体12の外周部分はクリーニング装置40のところまで搬送され、用紙38に転写されることなく感光体12の外周面に残存するトナーが感光体12から掻き取られる。
〔現像装置〕
現像装置34は、非磁性トナー(以下、単にトナーという。)及び磁性キャリア(以下、単にキャリアという。)を含む2成分現像剤と、種々の部材を収容する現像槽66と、を備えている。現像槽66は感光体12に向けて開放された開口部を備えており、この開口部の近傍に形成された空間に現像ローラ48が設けられている。現像剤担持体としての現像ローラ48は、円筒状の部材であり、感光体12と平行に且つ感光体12の外周面と所定の現像ギャップを介して、回転可能に枢支されている。
現像ローラ48は、回転不能に固定された磁石体48aと、磁石体48aの周囲を回転可能に支持された円筒状のスリーブ48b(第一の回転円筒体)と、を有するいわゆるマグネットローラである。現像ローラ48のスリーブ48bの上方には、現像槽66に固定され、現像ローラ48のスリーブ48bの中心軸と平行に延在する規制板62が、所定の規制ギャップを介して対向配置されている。現像ローラ48の内側にある磁石体48aは、スリーブ48bの回転方向に沿って、N1、S2、N3、N2、S1という5個の磁極を有する。これらの磁極のうち、主磁極N1は、感光体12と対向するように配置されている。スリーブ48bの上の現像剤を剥離させるための反発磁界を発生させる同極のN2及びN3は、現像槽66の内部に対向配置されている。現像ローラ48のスリーブ48bは、感光体1の回転方向と逆向きに(カウンター方向に)回転する。
図2は、現像装置34を上から見た模式的断面図である。図2に示すように、現像ローラ48の背後には、現像剤攪拌搬送室67が形成されている。現像剤攪拌搬送室67は、現像ローラ48の近傍に形成された第二搬送路70と、現像ローラ48から離れた第一搬送路68と、第一搬送路68及び第二搬送路70を間仕切る隔壁76と、を有する。第一搬送路68の搬送方向の上流側の上方には、現像剤補給タンク80が配設されていて、補給口82を介して第一搬送路68と連通している。現像剤補給タンク80には、トナーを主成分としてキャリアを含有する補給用現像剤2が充填されている。補給用現像剤2のキャリア比は、好ましくは5乃至40重量%であり、より好ましくは10乃至30重量%である。また、第二搬送路70の搬送方向の下流側の下方には、現像剤回収タンク90が配設されていて、回収口92を通じて第二搬送路70と連通している。
現像剤補給タンク80の底部には、制御部100によって駆動制御される現像剤供給ローラが配置されている。現像剤供給ローラが回転駆動されることによって、その駆動時間に応じた量の新規の補給用現像剤2が、流下して現像槽66の第一搬送路68に供給される。
第一搬送路68には、現像剤3を攪拌しながら搬送する攪拌部材である第一スクリュー72が回転可能に枢支されている。第二搬送路70には、第一搬送路68からの現像剤3を攪拌しながら現像ローラ48に搬送する第二スクリュー74が回転可能に枢支されている。この場合、第一搬送路68及び第二搬送路70の各端部に位置する隔壁76の上部がそれぞれ切り欠かれることによって左右二つの連絡通路が形成されている。第一搬送路68の搬送方向の下流側端部に到達した現像剤3が左側の連絡通路を介して第二搬送路70へ送り込まれ、第二搬送路70の搬送方向の下流側端部に到達した現像剤3が右側の連絡通路を介して第一搬送路68に送り込まれる。その結果、現像剤3は、図2の矢印方向に従って現像剤攪拌搬送室内を循環する。
第一スクリュー72及び第二スクリュー74は、シャフトに所定のピッチで螺旋状の羽根が固定されたスパイラルスクリューである。
トナー濃度検出センサ78は、例えば、コイルのインダクタンスの変化から、現像剤攪拌搬送室67内で搬送される現像剤3の透磁率を検出する磁気センサである。トナー濃度検出センサ78により検出された透磁率から、磁性体であるキャリアの量が検出されて、間接的に、現像剤3に対するトナーの比率、すなわちトナー濃度が求められる。例えば、現像剤3に含まれるキャリア量が少ない場合は、トナー比率が高いと検出される。一方、現像剤3に含まれるキャリア量が多い場合は、トナー比率が低いと検出される。そして、このトナー濃度検出センサ78から出力された電圧信号は、制御部100に入力され、この検出信号に基づいて、必要な補給量が算出されるとともに、現像剤補給タンク80の現像剤補給ローラが駆動され、所定量の補給用現像剤2が現像槽66内に補給される。
ここで、本願発明の一実施形態として説明している現像装置34は、いわゆるトリクル方式を採用したものであるから、余剰の現像剤3を流出させるための流出部75を有している。すなわち、第二搬送路70の搬送方向の下流側端部(右端部)に位置する側壁の上部が部分的に切り欠かれた切欠75を設けることによって、流出部75が形成されている。第二スクリュー74によって搬送される現像剤3は、通常の状態では逆スクリュー部によってせき止められることにより、第二搬送路70から第一搬送路68へと搬送される。現像槽66内における現像剤3が増加して現像槽66内の液面が上昇すると、逆スクリュー部のせき止め作用に抗して側壁の上部に設けられた流出部75を現像剤3が乗り越えて、隣接する現像剤溜まり部79に溢出する。現像剤溜まり部79は、第二搬送路70から排出された溜まり部内現像剤を一時的に蓄えることができるように、その内容積が比較的大容量に構成されている。現像剤溜まり部79に溢出した余剰の現像剤3は、回収口92まで搬送され、回収口92を通じて現像剤回収タンク90に回収(廃棄)される。
現像装置34において、印字動作により、循環している現像剤3のトナー濃度が低下すると、トナーと少量のキャリアとを含有する補給用現像剤2が現像剤補給タンク80から補給される。補給された補給用現像剤2は、すでに存在する現像剤3と混合・攪拌されながら、上記現像剤攪拌搬送室67の第一搬送路68及び第二搬送路70に沿って搬送される。基本的には、トナーは感光体12で消費されるのに対して、キャリアは現像装置34内に蓄積されるが、キャリアの帯電性能は次第に低下する。補給用現像剤2にはトナーよりも嵩高いキャリアが少量含まれているので、補給用現像剤2の補給に伴って、現像装置34内での現像剤3の量が徐々に増加する。そして、嵩の増加した現像剤3が現像剤攪拌搬送室67を循環する。現像剤攪拌搬送室67を循環しきれない余剰の現像剤3は、逆スクリュー部を乗り越えて、第二搬送路70の搬送方向の下流側端部(右端部)に設けられた流出部75から流出して、回収口92を通じて現像剤回収タンク90に回収される。
補給用現像剤2の補給量は、トナー濃度検出センサ78によって検出された現像剤3のトナー濃度と、画像形成時の画像情報(ドットカウンタ)と、現像剤補給タンク80内での補給用現像剤2に対するキャリア比と、に基づいて決定される。現像剤補給タンク80内での補給用現像剤2に対するキャリア比は、現像装置34内でのキャリアの劣化を抑制するとともに、コストアップを招かない程度に調整される。トナーの補給動作に伴って、キャリアが少しずつ供給される。
図3は、画像形成装置1の現像装置34に係る制御ブロック図を示している。
制御手段としての制御部100は、CPU(Central Processing Unit)102、ROM(Read Only Memory)104、RAM(Random Access Memory)106等から構成される。ROM104内に格納されている各種処理プログラムやテーブルに従って、CPU102は画像形成装置1での各種動作を集中的に制御する。ROM104には、例えば、トナー濃度検出センサ78から出力された電圧から現像剤3のトナー濃度に変換・算出するためのトナー濃度算出テーブルや、現実の現像剤3のトナー濃度と基準トナー濃度との間の差異から補給すべき現像剤量を算出するための現像剤補給用テーブル等が格納されている。RAM106は、制御部100により実行される各種プログラム及びこれらプログラムに係るデータを一時的に記憶するワークエリアを形成している。
CPU102には、現像装置34や現像剤補給タンク80やカウンタ108が接続されている。現像装置34を構成する現像剤攪拌部材72,74、トナー濃度検出センサ78、及び現像ローラ48の各動作が、制御部100のCPU102によって制御される。そして、トナー濃度検出センサ78で検出された現像剤3のトナー濃度や、画像形成時の画像情報や、現像剤補給タンク80内での補給用現像剤2に対するキャリア比等は、RAM106に一時的に記憶されている。
〔現像剤〕
2成分現像剤は、トナーと、トナーを帯電させるためのキャリアと、を含んでいる。本発明においては、画像形成装置1において従来から一般的に使用されている公知のトナーが使用可能である。トナーの粒径は、例えば約3乃至15μmである。バインダー樹脂中に着色剤を含有させたトナーや、荷電制御剤や離型剤を含有するトナーや、表面に添加剤を保持するトナーも使用可能である。
トナーは、例えば、粉砕法、乳化重合法、懸濁重合法等の公知の方法で製造される。
トナーに使用されるバインダー樹脂は、限定的ではないが、例えば、スチレン系樹脂(スチレンまたはスチレン置換体を含む単重合体または共重合体)、ポリエステル樹脂、エポキシ系樹脂、塩化ビニル樹脂、フェノール樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリウレタン樹脂、シリコーン樹脂、またはそれらの樹脂を任意に混ぜ合わせたものである。バインダー樹脂は、軟化温度が約80乃至160℃の範囲であり、ガラス転移点が約50乃至75℃の範囲であることが好ましい。
着色剤は、公知の材料、例えば、カーボンブラック、アニリンブラック、活性炭、マグネタイト、ベンジンイエロー、パーマネントイエロー、ナフトールイエロー、フタロシアニンブルー、ファーストスカイブルー、ウルトラマリンブルー、ローズベンガル、レーキーレッド等を用いることができる。着色剤の添加量は、一般に、バインダー樹脂100重量部に対して、2乃至20重量部であることが好ましい。
荷電制御剤は、従来から荷電制御剤として知られている材料が使用できる。具体的に、正極性に帯電するトナーには、例えばニグロシン系染料、4級アンモニウム塩系化合物、トリフェニルメタン系化合物、イミダゾール系化合物、ポリアミン樹脂が荷電制御剤として使用できる。負極性に帯電するトナーには、Cr、Co、Al、Fe等の金属含有アゾ系染料、サリチル酸金属化合物、アルキルサリチル酸金属化合物、カーリックスアレーン化合物が荷電制御剤として使用できる。荷電制御剤は、バインダー樹脂100重量部に対して、0.1乃至10重量部の割合で用いることが好ましい。
離型剤は、従来から離型剤として使用されている公知のものを使用できる。離型剤の材料には、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、カルナバワックス、サゾールワックス、又はそれらを適宜組み合わせた混合物が用いられる。離型剤は、バインダー樹脂100重量部に対して、0.1乃至10重量部の割合で用いることが好ましい。
さらに、現像剤の流動化を促進する流動化剤を添加してもよい。流動化剤には、例えば、シリカ、酸化チタン、酸化アルミニウム等の無機微粒子や、アクリル樹脂、スチレン樹脂、シリコーン樹脂、フッ素樹脂等の樹脂微粒子が使用できる。特にシランカップリング剤、チタンカップリング剤、およびシリコンオイル等で疎水化した材料を用いるのが好ましい。流動化剤は、トナー100重量部に対して、0.1乃至5重量部の割合で添加することが好ましい。これら添加剤の個数平均一次粒径は、9乃至100nmであることが好ましい。
キャリアは、従来から一般に使用されている公知のキャリアを使用できる。バインダー型キャリアやコート型キャリアのいずれを用いてもよい。キャリア粒径は、限定的ではないが、約15乃至100μmであることが好ましい。
バインダー型キャリアは、磁性体微粒子をバインダー樹脂中に分散させたものであり、表面に正極性または負極性に帯電する微粒子又はコーティング層を有するものが使用できる。バインダー型キャリアの極性等の帯電特性は、バインダー樹脂の材質、帯電性微粒子、表面コーティング層の種類によって制御できる。
バインダー型キャリアに用いられるバインダー樹脂としては、ポリスチレン系樹脂に代表されるビニル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ナイロン系樹脂、ポリオレフィン系樹脂などの熱可塑性樹脂、フェノール樹脂等の硬化性樹脂が例示される。
バインダー型キャリアの磁性体微粒子としては、マグネタイト、ガンマ酸化鉄等のスピネルフェライト、鉄以外の金属(Mn、Ni、Mg、Cu等)を一種または二種以上含有するスピネルフェライト、バリウムフェライト等のマグネトプランバイト型フェライト、表面に酸化層を有する鉄や合金の粒子を用いることができる。キャリアの形状は、粒状、球状、針状のいずれであってもよい。特に高磁化を要する場合には、鉄系の強磁性微粒子を用いることが好ましい。化学的な安定性を考慮すると、マグネタイト、ガンマ酸化鉄を含むスピネルフェライトやバリウムフェライト等のマグネトプランバイト型フェライトの強磁性微粒子を用いることが好ましい。強磁性微粒子の種類及び含有量を適宜選択することにより、所望の磁化を有する磁性樹脂キャリアを得ることができる。磁性体微粒子は磁性樹脂キャリア中に50乃至90重量%の量で添加することが適切である。
バインダー型キャリアの表面コート材としては、シリコーン樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、フッ素系樹脂等が用いられる。これらの樹脂をキャリア表面にコートし硬化させてコート層を形成することにより、キャリアの電荷付与能力を向上できる。
バインダー型キャリアの表面への帯電性微粒子あるいは導電性微粒子の固着は、例えば、磁性樹脂キャリアと微粒子とを均一混合し、磁性樹脂キャリアの表面にこれら微粒子を付着させた後、機械的・熱的な衝撃力を与えることにより微粒子を磁性樹脂キャリア中に打ち込むことで行われる。この場合、微粒子は、磁性樹脂キャリア中に完全に埋設されるのではなく、その一部が磁性樹脂キャリア表面から突出するように固定される。帯電性微粒子には、有機、無機の絶縁性材料が用いられる。具体的に、有機系の絶縁性材料としては、ポリスチレン、スチレン系共重合物、アクリル樹脂、各種アクリル共重合物、ナイロン、ポリエチレン、ポリプロピレン、フッ素樹脂およびこれらの架橋物などの有機絶縁性微粒子がある。電荷付与能力および帯電極性は、帯電性微粒子の素材、重合触媒、表面処理等に調整できる。無機系の絶縁性材料としては、シリカ、二酸化チタン等の負極性に帯電する無機微粒子や、チタン酸ストロンチウム、アルミナ等の正極性に帯電する無機微粒子が用いられる。
コート型キャリアは、磁性体からなるキャリアコア粒子を樹脂で被覆したキャリアであり、バインダー型キャリア同様に、キャリア表面に正極性または負極性に帯電する帯電性微粒子を固着することができる。コート型キャリアの極性等の帯電特性は、表面コーティング層の種類や帯電性微粒子の選択により調整できる。コーティング樹脂は、バインダー型キャリアのバインダー樹脂と同様の樹脂が使用可能である。
現像剤3のトナー及びキャリアの混合比は、所望のトナー帯電量が得られるように調整される。現像剤3のトナー比は、トナー及びキャリアの合計量に対して、好ましくは3乃至20重量%であり、より好ましくは4乃至15重量%である。また、現像剤補給タンク80に充填されている補給用現像剤2は、トナー及び少量のキャリアを含有したものであり、補給用現像剤2のキャリア比は、好ましくは1乃至50重量%であり、より好ましくは5乃至30重量%である。
このように構成された現像装置34の動作を説明する。
画像形成時、図示しないモータの駆動に基づいて、現像ローラ48のスリーブ48bは矢印方向(反時計回り)に回転する。第一スクリュー72の回転及び第二スクリュー74の回転により、現像剤攪拌搬送室67に存する現像剤3は、第一搬送路68と第二搬送路70とを循環搬送されながら、攪拌される。その結果、現像剤に含まれるトナーとキャリアとが摩擦接触し、互いに逆の極性に帯電される。実施形態では、キャリアは正極性、トナーは負極性に帯電されるものとする。本発明に用いるトナー及びキャリアの帯電性は、このような組み合わせに限定されるものでない。キャリアの外形寸法は、トナーに比べて相当大きい。そのため、正極性に帯電したキャリアの周囲に、負極性に帯電したトナーが、主として両者の電気的な吸引力に基づいて付着している。
帯電された現像剤3は、第二スクリュー74によって第二搬送路70に搬送される過程で現像ローラ48に供給される。この現像剤は、現像ローラ48内部の磁石体48aの磁力によってスリーブ48bの表面側に保持され、スリーブ48bと共に反時計周り方向に回転移動して、現像ローラ48に対向して設けられた規制板62で通過量を規制された後、感光体12と対向する現像領域へと搬送される。そして、現像領域において、磁石体48aの主磁極N1の磁力によって穂立ち(磁気ブラシ)が形成される。現像領域では、感光体12上の静電潜像と現像バイアスの印加された現像ローラ48との間に形成された電界(直流に交流が重畳された電界)がトナーに与える力により、トナーが感光体12上の静電潜像側へと移動して、この静電潜像が顕像へと現像される。現像領域でトナーを消費した現像剤は、現像槽66に向けて搬送され、現像槽66の第二搬送路70に対向して設けられた磁石体48aのN3,N2の反発磁界によって現像ローラ48上から剥離され、現像槽66内へと回収される。回収された現像剤は、第二搬送路70を搬送されている現像剤3と混合される。
次に、本発明の特徴部分である、補給キャリアの流動性が初期キャリアよりも優れているように構成されていることについて説明する。
まず、本発明の第一実施形態として、キャリアの粒径を変えた場合について説明する。
実施例1として、初期キャリアの平均粒径が約30μmに、補給キャリアの平均粒径が約33μmになるように調製した。また、比較例1として、初期キャリア及び補給キャリアの平均粒径は、いずれも約30μmになるように調製した。なお、キャリアの体積平均粒径は、湿式分散器を備えたレーザー回折式粒度分析装置「HELOS」(シンパテック株式会社製)により測定される体積基準の平均粒径である。
キャリアの流動性を定量的に評価する手法として、キャリアの嵩密度をJISK5101に従って測定した。その結果、実施例1の補給キャリアの嵩密度は、1.9g/cmであった。また、実施例1の初期キャリアと、比較例1の初期キャリア及び補給キャリアの嵩密度とは、いずれも1.5g/cmであった。
感光体12と現像ローラ48のスリーブ48bとの間の最近接距離は、0.3mmである。実施例1及び比較例1に対して、現像ローラ48のスリーブ48bによる現像剤の搬送量を測定し、その結果を図4に示した。図4において、横軸が印刷(耐刷)枚数(×1000枚)であり、縦軸が現像剤の搬送量(g/m2)である。
図4から明らかなように、実施例1(〇印)の場合には20万枚の耐刷試験を行っても搬送量に大きな変化が無く、搬送量が大略200g/m2という良好な結果が得られた。これに対して、比較例1(□印)の場合には初期の段階から搬送量が低下しはじめて、印刷(耐刷)枚数が20万枚を超えたときには搬送量が大略150g/m2であり実施例1の場合よりも搬送量が低下しているという結果が得られた。したがって、本願発明の実施例1によれば、多数回の画像形成により現像ローラ48のスリーブ48bの凹部の状態が変化した場合でも、長期間にわたって初期と同レベルで現像槽内現像剤3を現像ローラ48に担持搬送することができ、高画質な画像形成を長期間にわたって安定的に提供することができた。
なお、平均粒径が28乃至30μmであり、嵩密度が1.4乃至1.6g/cmである初期キャリアと、平均粒径が33乃至37μmであり、嵩密度が1.8乃至2.0g/cmである補給キャリアとを用いて同様の実験を行った場合でも、実施例1と同様の良好な結果が得られた。
次に、本発明の第二実施形態として、キャリアの円形度を変えた場合について説明する。
実施例2として、初期キャリアの平均円形度が約0.90に、補給キャリアの平均円形度が約0.95になるように調製した。また、比較例2として、初期キャリア及び補給キャリアの平均円形度は、いずれも約0.90になるように調製した。いずれのキャリアにおいても、平均粒径が約35μmである。なお、本発明で用いられるキャリア粒子は、下記式で規定される平均円形度(形状係数の平均値)の球形キャリアである。
形状係数=(粒子像と同じ投影面積を有する円の周囲長)/(粒子投影像の周囲長)
また、平均円形度は、各粒子の円形度を足し合わせた値を全粒子数で除して算出した値である。上記形状係数の測定方法は限定されるものではないが、例えばキャリア粒子を電子顕微鏡で拡大した写真を撮影し、画像解析装置を使用し、所定個数のキャリアについて円形度を測定し、その算術平均値を求めることで、平均円形度を算出することができる。又、簡便な測定方法としては、「FPIA−1000」(東亜医用電子社製)により測定することができる。
キャリアの流動性を定量的に評価する手法として、キャリアの嵩密度をJISK5101に従って測定した。その結果、実施例2の補給キャリアの嵩密度は、1.9g/cmであった。また、実施例2の初期キャリアと、比較例2の初期キャリア及び補給キャリアの嵩密度とは、いずれも1.5g/cmであった。
感光体12と現像ローラ48のスリーブ48bとの間の最近接距離は、0.3mmである。実施例2及び比較例2に対して、現像ローラ48のスリーブ48bによる現像剤の搬送量を測定し、その結果を図5に示した。図5において、横軸が印刷(耐刷)枚数(×1000枚)であり、縦軸が現像剤の搬送量(g/m2)である。
図5から明らかなように、実施例2(〇印)の場合には20万枚の耐刷試験を行っても搬送量に大きな変化が無く、搬送量が大略210乃至230g/m2という良好な結果が得られた。これに対して、比較例2(□印)の場合には初期の段階から搬送量が低下しはじめて、印刷(耐刷)枚数が20万枚を超えたときには搬送量が大略150g/m2であり実施例2の場合よりも搬送量が低下しているという結果が得られた。したがって、本願発明の実施例2によれば、多数回の画像形成により現像ローラ48のスリーブ48bの凹部の状態が変化した場合でも、長期間にわたって初期と同レベルで現像槽内現像剤3を現像ローラ48に担持搬送することができ、高画質な画像形成を長期間にわたって安定的に提供することができた。
なお、平均円形度が0.89乃至0.91であり、嵩密度が1.4乃至1.6g/cmである初期キャリアと、平均円形度が0.94乃至0.96であり、嵩密度が1.8乃至2.0g/cmである補給キャリアとを用いて同様の実験を行った場合でも、実施例2と同様の良好な結果が得られた。
次に、本発明の第三実施形態として、キャリアの表面エネルギーを変えた場合について説明する。
実施例3として、潤滑材としてのステアリン酸カルシウムで補給キャリアに対して表面処理を行った。補給キャリアに対して100ppm(重量比)のステアリン酸カルシウムで表面処理を行った。また、比較例3として、補給キャリアに対して何らの表面処理を行わなずに実験に供した。いずれのキャリアにおいても、平均粒径が約35μmであり、円形度が0.95である。
キャリアの流動性を定量的に評価する手法として、キャリアの嵩密度をJISK5101に従って測定した。その結果、実施例3の補給キャリアの嵩密度は、1.9g/cmであった。また、実施例3の初期キャリアと、比較例3の初期キャリア及び補給キャリアの嵩密度とは、いずれも1.5g/cmであった。
感光体12と現像ローラ48のスリーブ48bとの間の最近接距離は、0.3mmである。実施例3及び比較例3に対して、現像ローラ48のスリーブ48bによる現像剤の搬送量を測定し、その結果を図5に示した。図6において、横軸が印刷(耐刷)枚数(×1000枚)であり、縦軸が現像剤の搬送量(g/m2)である。
図6から明らかなように、実施例3(〇印)の場合には20万枚の耐刷試験を行っても搬送量に大きな変化が無く、搬送量が大略220乃至240g/m2という良好な結果が得られた。これに対して、比較例3(□印)の場合には初期の段階から搬送量が低下しはじめて、印刷(耐刷)枚数が20万枚を超えたときには搬送量が大略130g/m2であり実施例3の場合よりも搬送量が低下しているという結果が得られた。したがって、本願発明の実施例3によれば、多数回の画像形成により現像ローラ48のスリーブ48bの凹部の状態が変化した場合でも、長期間にわたって初期と同レベルで現像槽内現像剤3を現像ローラ48に担持搬送することができ、高画質な画像形成を長期間にわたって安定的に提供することができた。
なお、潤滑材としてステアリン酸亜鉛で表面処理を行った補給キャリアを用いて同様の実験を行った場合でも、実施例3と同様の良好な結果が得られた。
なお、上記実施形態においては、具体的な数値を用いながら説明したが、当該数値によって本願発明が限定されるものではなく、特許請求の範囲及び均等物によって画定される範囲を逸脱しない範囲で本願発明を様々に変形させることができる。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示す図である。 図1に示した画像形成装置の現像装置を上から見た模式的断面図である。 図2に示した画像形成装置の現像装置に係るブロック図である。 第一実施形態に係る印刷枚数と現像剤の搬送量との関係を示すグラフである。 第二実施形態に係る印刷枚数と現像剤の搬送量との関係を示すグラフである。 第三実施形態に係る印刷枚数と現像剤の搬送量との関係を示すグラフである。
符号の説明
1:画像形成装置
2:補給用現像剤
3:現像剤
12:感光体
20:定着装置
22:定着ローラ
26:帯電装置
28:露光装置
30:画像光
34:現像装置
36:転写装置
38:用紙
40:クリーニング装置
48:現像ローラ(現像剤担持体)
48a:磁石体
48b:スリーブ
62:規制板
66:現像槽
67:現像剤攪拌搬送室
68:第一搬送路
70:第二搬送路
72:第一スクリュー(攪拌部材)
74:第二スクリュー(攪拌部材)
75:切欠(流出部)
76:隔壁
78:トナー濃度検出センサ
79:現像剤溜まり部
80:現像剤補給タンク
82:補給口
90:現像剤回収タンク
92:回収口
100:制御部
102:中央演算処理装置(CPU)
104:読み出し専用メモリ(ROM)
106:読み書き可能メモリ(RAM)
108:カウンタ

Claims (7)

  1. 現像装置の現像槽に収容されているトナー及びキャリアを含む現像槽内現像剤を用いて潜像担持体上の静電潜像を現像し、トナー及びキャリアを含む補給用現像剤を現像槽へ補給するとともに、当該補給により現像槽内で過剰になった現像槽内現像剤を排出することを行う現像方法において、
    前記補給用現像剤のキャリアが、流動性に関して、現像槽の初期に収容されている初期現像剤のキャリアよりも優れているように構成されていることを特徴とする現像方法。
  2. 補給用現像剤のキャリアの粒径が、初期現像剤のキャリアの粒径よりも大きいように構成されていることを特徴とする、請求項1に記載の現像方法。
  3. 補給用現像剤のキャリアの円形度が、初期現像剤のキャリアの円形度よりも大きいように構成されていることを特徴とする、請求項1に記載の現像方法。
  4. 補給用現像剤のキャリアの表面エネルギーが、初期現像剤のキャリアの表面エネルギーよりも小さいように構成されていることを特徴とする、請求項1に記載の現像方法。
  5. 表面エネルギーを小さくするために、補給用現像剤のキャリアの表面に対して潤滑剤による表面処理が行われていることを特徴とする、請求項4に記載の現像方法。
  6. トナー及びキャリアを含む現像槽内現像剤を収容する現像槽と、現像槽内の現像槽内現像剤を潜像担持体に担持搬送する現像剤担持体と、トナー及びキャリアを含む補給用現像剤を現像槽へ補給する補給装置と、当該補給により現像槽内で過剰になった現像槽内現像剤を排出する排出装置と、を有し、かつ、請求項1乃至5のいずれかに記載の現像方法により現像を行うことを特徴とする現像装置。
  7. 周面に静電潜像を担持する回転可能な静電潜像担持体と、トナー及びキャリアを含む現像槽内現像剤を収容する現像槽と、現像槽内の現像槽内現像剤を潜像担持体に担持搬送する現像剤担持体と、トナー及びキャリアを含む補給用現像剤を現像槽へ補給する補給装置と、当該補給により現像槽内で過剰になった現像槽内現像剤を排出する排出装置と、を有し、かつ、請求項1乃至5のいずれかに記載の現像方法により現像を行うことを特徴とする画像形成装置。
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