JP2009204092A - ねじ装置および位置決め装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ねじ装置は、ねじ軸1の外周面に形成された軸側ねじ溝3と複数のボール5を介して係合するナット側ねじ溝4を有し、ねじ軸1の回転に伴ってねじ軸1の軸方向に移動するナット2を備えている。ナット2の軸方向両端部には、ねじ軸1の外周面を覆う円筒状の潤滑剤飛散防止カバー10が設けられ、潤滑剤飛散防止カバー10はスポンジ、フェルト等の吸油性を有する弾性材で形成されている。
【選択図】図1
Description
軸側ねじ溝3はナット2の内周面に形成されたナット側ねじ溝4と対向しており、軸側ねじ溝3とナット側ねじ溝4との間には、転動体としてのボール5が多数組み込まれている。これらのボール5は軸側ねじ溝3とナット側ねじ溝4との間に形成された螺旋状の転動体負荷転走路をねじ軸1の回転運動に伴って転走するようになっている。そして、転動体負荷転走路を転走したボール5はナット2に組み付けられた循環チューブ6に導入され、この循環チューブ6を経由して元の位置に戻されるようになっている。
また、図6に示されるねじ装置はねじ軸1とナット2との間を密封する二つのシール7を備えており、これらのシール7はナット2の軸方向両端部に装着されている。
本発明は上述した問題点に着目してなされたものであり、その目的は、ナット内から漏洩した潤滑剤により周辺部が汚染されることを抑制することのできるねじ装置を提供するにある。
請求項2記載の発明に係るねじ装置は、請求項1記載のねじ装置であって、前記潤滑剤飛散防止カバーが半円筒状に形成された二つのカバー部材からなることを特徴とする。
請求項3記載の発明に係るねじ装置は、請求項1又は2記載のねじ装置であって、前記潤滑剤飛散防止カバーが弾性材からなることを特徴とする。
請求項5記載の発明に係るねじ装置は、請求項1記載のねじ装置であって、前記潤滑剤飛散防止カバーが蛇腹状に形成されていることを特徴とする。
請求項6記載の発明に係るねじ装置は、請求項1〜5のいずれか一項記載のねじ装置であって、前記ナットのストロークエンド部を前記飛散防止カバーの設置位置に設定したことを特徴とする。
請求項7記載の発明に係る位置決め装置は、請求項1〜6のいずれか一項記載のねじ装置を備えたことを特徴とする。
図1及び図2は本発明の第1の実施形態を示す図で、図1は本発明の第1の実施形態に係るねじ装置の要部を示す図である。同図に示されるように、第1の実施形態に係るねじ装置はねじ軸1およびナット2を備えており、ねじ軸1の外周面には、軸側ねじ溝3がねじ軸1の一端部から他端部にわたって形成されている。
ナット2の軸方向両端部には、円筒状の潤滑剤飛散防止カバー10がナット近傍のねじ軸外周面を覆うように設けられている。この潤滑剤飛散防止カバー10は弾性材、好ましくは吸油性を有する弾性材(例えば、スポンジ、フェルト等)で形成されており、潤滑剤飛散防止カバー10の外周面には、ナット2の内周面に形成された係止溝11に嵌合する係止突起12(図2参照)が潤滑剤飛散防止カバー10の全周にわたって形成されている。
軸側ねじ溝3はナット2の内周面に形成されたナット側ねじ溝4と対向しており、軸側ねじ溝3とナット側ねじ溝4との間には、転動体としてのボール5が多数組み込まれている。これらのボール5は軸側ねじ溝3とナット側ねじ溝4との間に形成された螺旋状の転動体負荷転走路をねじ軸1の回転運動に伴って転走するようになっている。そして、転動体負荷転走路を転走したボール5はナット2に組み付けられた循環チューブ6に導入され、この循環チューブ6を経由して元の位置に戻されるようになっている。
また、第1〜第3の実施形態では、潤滑剤飛散防止カバー10が弾性材(好ましくは、吸油性を有する弾性材)からなるものを示したが、潤滑剤飛散防止カバー10が蛇腹状に形成されていてもよい。
さらに、第1及び第2の実施形態では、本発明をボールねじに適用した場合を示したが、これに限られるものではなく、たとえば、ローラねじについても本発明を適用することができる。
2 ナット
3 軸側ねじ溝
4 ナット側ねじ溝
5 ボール
6 循環チューブ
7 シール
8 シール収容凹部
9 止め螺子
10 潤滑剤飛散防止カバー
11 係止溝
12 係止突起
13 キャップ
14 止め螺子
15 カバー部材
16 ガータスプリング
17 ガータスプリング抜け止め溝
Claims (7)
- ねじ軸の外周面に形成された軸側ねじ溝と複数の転動体を介して係合するナット側ねじ溝を有し、前記ねじ軸の回転に伴ってねじ軸の軸方向に移動するナットを備えたねじ装置であって、
前記ナットの軸方向両端部または前記ねじ軸の両端部に、前記ねじ軸の外周面を覆う筒状の潤滑剤飛散防止カバーが設けられていることを特徴とするねじ装置。 - 請求項1記載のねじ装置であって、前記潤滑剤飛散防止カバーが半円筒状に形成された二つのカバー部材からなることを特徴とするねじ装置。
- 請求項1又は2記載のねじ装置であって、前記潤滑剤飛散防止カバーが弾性材からなることを特徴とするねじ装置。
- 請求項3記載のねじ装置であって、前記弾性材が吸油性を有することを特徴とするねじ装置。
- 請求項1記載のねじ装置であって、前記潤滑剤飛散防止カバーが蛇腹状に形成されていることを特徴とするねじ装置。
- 請求項1〜5のいずれか一項記載のねじ装置であって、前記ナットのストロークエンド部を前記飛散防止カバーの設置位置に設定したことを特徴とするねじ装置。
- 請求項1〜6のいずれか一項記載のねじ装置を備えたことを特徴とする位置決め装置。
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JP2008047635A JP2009204092A (ja) | 2008-02-28 | 2008-02-28 | ねじ装置および位置決め装置 |
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2008
- 2008-02-28 JP JP2008047635A patent/JP2009204092A/ja active Pending
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