JP2009177269A - 映像受信装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】
複数のHDMI入力部を持つ映像受信装置とHDMI出力機器とを接続した際に生じる通信エラーなどの不具合を低減する。
【解決手段】
複数のHDMI信号入力部を持つ映像受信装置において、ユーザの映像入力選択処理時に生成される入力選択信号を使用し電源制御を行うことで、ユーザにより選択されたHDMI受信部のみオン制御を行い、その他の選択されていないHDMI受信部を確実にオフ制御することにより接続されるHDMI出力機器の通信エラーを未然に防止する。
【選択図】図2
複数のHDMI入力部を持つ映像受信装置とHDMI出力機器とを接続した際に生じる通信エラーなどの不具合を低減する。
【解決手段】
複数のHDMI信号入力部を持つ映像受信装置において、ユーザの映像入力選択処理時に生成される入力選択信号を使用し電源制御を行うことで、ユーザにより選択されたHDMI受信部のみオン制御を行い、その他の選択されていないHDMI受信部を確実にオフ制御することにより接続されるHDMI出力機器の通信エラーを未然に防止する。
【選択図】図2
Description
本発明は、インターフェースを介して外部の装置から映像信号を受信可能な受信部を備えた映像表示装置に関し、特に、該受信部により外部装置との通信の通信を行うようにした映像受信装置に関する。
周知のように、デジタル形式の映像信号を伝送するためのデジタルインターフェースの規格として、DVI(Digital Visual Interface)規格、並びにこのDVI規格を改良したデジタル信号伝送規格として、HDMI(High Definition Multimedia Interface)規格が存在している。
HDMI規格にはPOWER,DDC(Display Data channel),TMDS(Transition Minimized Differential Signaling),HPD(Hot Plug Detect)などのラインが存在する。HDMI出力端子を備えた外部機器(以下、「HDMI出力機器」という)がHDMI信号入力部を備えた映像受信装置へ接続されると、映像受信装置はこのPOWER信号を検出し、HPD信号をハイレベル(High Level:以下、「Hレベル」という)とする。HDMI出力機器はこのHPD信号のHレベルを検出することによりDDCラインを介してHDMI認証を開始し、その後映像受信装置とHDMI出力機器間で通信を行う。この際使用されているHPD信号は、一般に、映像受信機側でPOWER信号をそのままループバックすることにより生成されている(例えば、特許文献1の図2参照)。
従来の技術では、一つのHDMI入力部を持つ映像受信装置とHDMI出力機器とを接続した際に、HDMI認証時に通信エラーを引き起こすことはない。しかし、複数のHDMI入力端子を持つ映像受信装置へ、HDMI出力機器を複数接続した際に、映像受信装置によって選択されてないHDMI入力に接続されたHDMI出力機器が、HPD信号により通信許可が出されていないにもかかわらず、HDMI認証を開始してしまい、例えば通信エラーなどの不具合を起こしてしまう場合がある。
かかる通信エラーは、選択されていない外部機器(HDMI出力機器)が上記HPD信号の状態を参照せずにTMDSラインの信号の状態を参照して認証を開始するために生じるものと考えられる。
映像受信装置は、選択されていないHDMI出力機器がHDMI認証を開始しても応答を返すことは無い。よって、映像受信装置によって選択されていないHDMI出力機器は、映像受信装置からの応答を得ることができず、映像受信装置とのHDMI認証過程を正常に終了することができない。このため、映像受信装置によって選択されていないHDMI出力機器は通信エラーを起こしてしまう場合がある。さらに、映像受信装置が通信エラーを起こしているHDMI出力機器を選択した際に、画像の乱れ,映像表示装置への画像表示の遅れなどが発生してしまう。
本発明は、上記した課題に鑑みてなされたもので、その目的は、複数のデジタル映像信号の受信部を持つ映像受信装置と外部機器との通信を良好にするための技術を提供することにある。
本発明は、特許請求の範囲に記載された構成を特徴とするものである。具体的には、外部装置とインターフェース(例えばHDMI)を介して接続される複数の受信部のうち、選択された方に電源を供給することを特徴とするものである。そして当該選択された受信部に前記外部装置からの電源を示す信号(例えばPOWER信号)が与えられている場合に、その選択された受信部から外部機器に映像受信装置の仕様に関する情報を送信するものである。
換言すれば、本発明は、上記選択された受信部に前記外部装置が接続されている場合に、映像受信装置の仕様に関する情報を当該選択された受信部から外部装置に送信することを許可することで上述した認証動作を開始するようにしたものである。
本発明では、選択された受信部に対して電源を供給するので、選択されていない受信部に対して電源が供給されないようにできる。これにより、選択されてない外部機器が認証動作を開始することを防止し、例えば上述したような通信エラー等を回避することができる。
本発明によれば、複数のデジタル映像信号の受信部を持つ映像受信装置と外部機器との通信を良好にすることが可能となる。
以下、本発明の好ましい実施形態について、2つのHDMI入力端子及び映像表示部を持った映像受信装置を例にとり説明を行うが、本発明はこれらの実施形態には限定されない。
図1は、映像受信装置と外部機器であるHDMI出力機器と接続したときの構成、及び映像受信装置の構成を示す概略ブロック図である。
図1において、映像受信装置30は、装置全体を制御する制御部31と、第1HDMI受信部32と、第1HDMI受信部32に電源を供給する第1電源部33と、第1HDMI入力端子34と、第2HDMI受信部35と、第2HDMI受信部35に電源を供給する第2電源部36と、第2HDMI入力端子37と、ユーザインターフェースとしての入力選択部38と、映像表示部39とを含んでなる。第1HDMI受信部32は、内部に例えば映像受信装置30の仕様に関する情報であるEDID(Extended Display Identification Data)などを格納した第1メモリ部32aを有し、第2HDMI受信部35は、内部に例えばEDIDなどを格納した第2メモリ部35aを有している。ここで、映像受信装置30の仕様に関する情報は、例えば映像受信装置30が有する映像表示部39の解像度、対応水平・垂直周波数、映像受信装置30が対応可能な映像信号の種類(コンポーネント信号、RGB信号など)を示す情報であり、更に、映像受信装置30のメーカ名、製造番号、機種などの識別番号も含むものとしてもよい。
本実施例では、映像受信装置30には、HDMI規格に準拠した映像信号源としての第1HDMI出力機器10と第2HDMI出力機器20とが接続されている。
第1HDMI出力機器10は、第1HDMI出力端子12を有し、その第1HDMI出力端子12は第1HDMIコネクタ11を介して第1HDMI入力端子34へ接続されている。また、第2HDMI出力機器20は、第2HDMI出力端子22を有し、その第2HDMI出力端子22は第2HDMIコネクタ21を介して第2HDMI入力端子37へ接続されている。
第1HDMIコネクタ11および第2HDMIコネクタ21の内部には、それぞれ、映像受信装置30からEDIDなどを読み出すためのDDCライン、デジタル化された画像情報を含むTMDS信号を映像受信装置へ送出するためのTMDSライン、HDMI出力機器の接続を検出したときに映像受信装置がHDMI出力機器にHPD信号を出力するためのHPDラインや、HDMI出力機器側からそのHDMI出力機器の電源を示すPOWER信号(例えば5V)を供給するためのPOWERラインなどが通っている。
ここで、本実施例による映像受信装置の詳細な説明の前に、先ず、DDCライン,TMDSライン,HPDライン,POWERラインと映像受信装置30を構成する各構成要素との接続構成、およびこれらのラインを介してなされるHDMI出力機器10,20と映像受信装置30との間の処理について説明しておく。
第1HDMI出力機器10側の第1HDMIコネクタ11において、DDCラインは第1HDMI受信部32に内蔵されている第1メモリ部32aに、TMDSラインは第1HDMI受信部32に、HPDラインとPOWERラインは制御部31にそれぞれ接続されている。また、第2HDMI出力機器20側の第2HDMIコネクタ21において、DDCラインは第2HDMI受信部35に内蔵されている第2メモリ部35aに、TMDSラインは第2HDMI受信部35に、HPDラインとPOWERラインは制御部31にそれぞれ接続されている。
各HDMI出力機器からのPOWER信号は、HDMI出力機器側でHレベルのロジックを構成しており、HDMI出力機器は自身に電力が供給されるとPOWERラインをHレベルとする。電力が供給されたHDMI出力機器が接続、もしくは映像受信装置30に接続された状態のHDMI出力機器に電力が供給されると、制御部31へ接続されているPOWERラインがHレベルとなる。これを受けて、制御部31はHDMI出力機器の接続検出処理を行う。例えば、電力が供給された第1HDMI出力機器10が第1HDMIコネクタ11を介して第1HDMI入力端子34へ接続された場合には、制御部31は、POWERラインのHレベルを検出し、第1HDMI出力機器10の接続を検出する。
HPDラインもPOWERラインと同様にHDMIコネクタにより映像受信装置30内の制御部31へと接続されている。そして、HPDラインを介して、制御部31はHDMI出力機器側へHPD信号を伝送している。本実施例では、制御部31は、HPD信号として通信許可信号を使用することで、HDMI出力機器の通信許可制御を行っている。
本実施例による通信許可信号は、HDMI出力機器が接続された際に受信するPOWER信号と、図示しないユーザがHDMI出力機器からの映像入力を選択した際に入力選択部38により生成される映像入力選択信号との2種類の信号から、制御部31によって生成される。例えば、第1HDMI出力機器10及び第2HDMI出力機器20が映像受信装置30へ接続されているとき、映像入力選択操作によって選択されたHDMI出力機器が第1HDMI出力機器10であるとすると、制御部31から第1HDMI出力機器10へ通信許可信号が送出され、選択されていない第2HDMI出力機器20へは通信許可信号が送出されない。通信許可信号を受信した第1HDMI出力機器10は、映像受信装置30とのHDMI認証を開始する。これらのシーケンスについては後述する。
本実施例による通信許可信号は、HDMI出力機器が接続された際に受信するPOWER信号と、図示しないユーザがHDMI出力機器からの映像入力を選択した際に入力選択部38により生成される映像入力選択信号との2種類の信号から、制御部31によって生成される。例えば、第1HDMI出力機器10及び第2HDMI出力機器20が映像受信装置30へ接続されているとき、映像入力選択操作によって選択されたHDMI出力機器が第1HDMI出力機器10であるとすると、制御部31から第1HDMI出力機器10へ通信許可信号が送出され、選択されていない第2HDMI出力機器20へは通信許可信号が送出されない。通信許可信号を受信した第1HDMI出力機器10は、映像受信装置30とのHDMI認証を開始する。これらのシーケンスについては後述する。
DDCラインは、HDMIコネクタにより映像受信装置30内のそれぞれのメモリ部へと接続されている。DDCラインは、選択されたHDMI出力機器が映像受信装置30とのHDMI認証過程を実行する際に、映像受信装置30の仕様に関する情報であるEDIDを、選択されたHDMI出力機器側のメモリ部から読み出す際に使用される。HDMI出力機器は映像受信装置30からのHPD信号を受信した後、前記EDIDの読み出しを開始する。
映像受信装置30により選択されたHDMI出力機器は、EDIDをHDMI受信部内蔵のメモリ部から読み出して受信した後、そのEDIDに基づき生成した(例えばEDIDで示される映像表示部39の解像度に適合するように生成した)デジタル形式の映像情報を含むTMDS信号を、HDMIコネクタのTMDSラインを介して映像受信装置30内にある選択されたHDMI出力機器側のHDMI受信部へと送出する。
次に、映像受信装置30の構成について、詳細に説明する。
入力選択部38は、ユーザ(図示せず)の操作を受け付ける複数のボタンや、リモートコントローラ(以下、「リモコン」という)からの赤外線を受光する受光部などを含んでなるユーザインターフェースである。例えば、ユーザがリモコンで入力選択操作を行った際に、選択された入力(つまり、HDMI出力機器)に応じた入力選択信号(所謂コマンド信号)を生成して、制御部31へと送信する。
入力選択部38は、ユーザ(図示せず)の操作を受け付ける複数のボタンや、リモートコントローラ(以下、「リモコン」という)からの赤外線を受光する受光部などを含んでなるユーザインターフェースである。例えば、ユーザがリモコンで入力選択操作を行った際に、選択された入力(つまり、HDMI出力機器)に応じた入力選択信号(所謂コマンド信号)を生成して、制御部31へと送信する。
第1電源部33は、制御部31の制御の基で、第1HDMI受信部32に電源を供給する。同様に、第2電源部36も、制御部31の制御の基で、第2HDMI受信部35に電源を供給する。具体的には、各電源部は、制御部31からの電源制御信号を受信することにより、対応するHDMI受信部に電源を供給して動作させる。
第1HDMI受信部32は、制御部31の制御の基で、第1電源部33により電源の供給がオン,オフされ、結果としてその動作がオン,オフ制御される。また、第1HDMI受信部32は、映像受信装置30の仕様に関する情報であるEDIDなどを格納する内蔵メモリとして第1メモリ部32aを内蔵している。第1メモリ部32aは、HDMI出力機器側の第1HDMI出力端子12と映像受信装置30側の第1HDMI入力端子34との間を接続する第1HDMIコネクタ11(DDCライン)を介して第1HDMI出力機器10と接続されている。第1メモリ部32aには、EDIDとして、例えば映像表示部39において表示可能な画像の解像度情報などが書き込まれており、HDMI認証時に使用される。また、第1HDMI受信部32は、映像表示部39とも接続されて折り、第1HDMI出力機器10が送信する映像信号であるTMDS信号を第1HDMIコネクタ11及び第1HDMI入力端子34を介して受信し、このTMDS信号を変換して画像信号を生成し、映像表示部39へと送出する。
第2HDMI受信部35も第1HDMI受信部32と同様である。すなわち、第2HDMI受信部35は、制御部31の制御の基で、第2電源部36により電源の供給がオン,オフされ、その動作がオン,オフ制御される。また、内蔵メモリとして第2メモリ部35aを有している。第2メモリ部35aは、第1メモリ部32aと同様に、EDIDとして、例えば映像表示部39において表示可能な画像の解像度情報などが書き込まれており、HDMI認証時に使用される。また第2メモリ部35aは、HDMI出力機器側の第2HDMI出力端子22と映像受信装置30側の第2HDMI入力端子37との間を接続する第2HDMIコネクタ21(DDCライン)を介して第2HDMI出力機器20へと接続されている。また、第2HDMI受信部35は、映像表示部39とも接続されており、第2HDMI出力機器20が送信する映像信号であるTMDS信号を第2HDMIコネクタ21及び第2HDMI入力端子37を介して受信し、このTMDS信号を変換して画像信号を生成し、映像表示部39へと送出する。
映像表示部39は、第1HDMI受信部32及び第2HDMI受信部35と接続されており、選択されているHDMI受信部から送信されてくる映像信号を受信し映像を表示する。この映像表示部39は複数の解像度の画像を表示することができ、表示可能な解像度の種類(例えば、XGA等)が映像受信装置30の仕様情報であるEDIDとして内部に設けられた第1メモリ部32a、第2メモリ部35aにあらかじめ記憶されている。
制御部31は、映像受信装置30全体を制御する演算制御装置であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)を含んでなる。制御部31は、本実施例に係わる処理として、例えば、第1HDMI出力機器10及び第2HDMI出力機器20が各HDMIコネクタ11,21を介して第1及び第2HDMI入力端子34,37にそれぞれ接続された際に、送られてくるHDMI規格に準拠したPOWER信号を、第1,第2HDMIコネクタ11,21及び第1,第2のHDMI入力端子34,37を介してそれぞれ受信する。すなわち、制御部31は、HDMI出力機器からのPOWER信号を受信し、映像受信装置30側のPOWERラインがHレベルへ変化したことを検出することにより、HDMI出力機器の接続を検出する接続検出処理を行う。また、制御部31は、例えばリモコンで映像入力選択操作が行われた際に、入力選択部38から送信される入力選択信号(例えばコマンド)を受信し、ユーザが選択した映像信号源入力(つまり、HDMI出力機器)を判定する入力選択処理を行う。入力選択信号受信後、制御部31は、少なくとも入力選択信号を元に電源制御信号を生成し、選択されたHDMI出力機器側のHDMI受信部に電力を供給する電源部へ送信して、該電源部から電源が供給されるHDMI受信部に電源を供給させる電源制御処理を実行する。そして、選択されたHDMI入力側のHDMI出力機器が接続されていれば該HDMI出力機器に対して通信許可信号を送出する処理を行う。
以下、入力選択処理を行い、選択された映像信号源入力がHDMI入力であれば該HDMI入力側のHDMI受信部に対する電源制御処理を実行し、選択されたHDMI入力へのHDMI出力機器接続検出を行う一連のシーケンス処理を、便宜上、HDMI入力設定処理と称するものとする。
次に、HDMI入力設定処理について、図2を用いて説明する。
図2は、本実施例によるHDMI入力設定処理を示すフローチャートである。映像受信装置30内の入力選択部38は、例えば、リモコンによる入力選択(入力切替)が行われると入力選択信号(コマンド信号)を送出する。制御部31は、この入力選択信号を受信すると、先ず、入力選択処理を開始する。すなわち、ステップ(以下、ステップを「S」と略す)1で、入力がHDMI入力であるか、つまり、映像入力としてHDMI出力機器が選択されたかを判断する。S1でHDMI入力のHDMI出力機器が選択されてない場合、制御部31は、HDMI入力以外の選択された入力に応じた処理を実行し(S2)、処理を終了する。また、S1でHDMI入力(つまり、HDMI出力機器)が選択された場合、S3に進み、第1HDMI入力(つまり、第1HDMI出力機器)であるか第2HDMI入力(つまり、第2HDMI出力機器)であるかを判定する。
制御部31は、S3の判定が第1HDMI入力(第1HDMI出力機器)である場合、S4で、第1HDMI受信部32に電源を供給する第1電源部33に対して、第1HDMI受信部32への電源供給を指示する電源制御信号を送る。これを受けて、第1電源部33は、第1HDMI受信部32に電源を供給する。次に、制御部31は、第1HDMI出力機器10が接続されているかを前述した接続検出処理の結果に応じて判定する(S5)。つまり、制御部31に接続される第1HDMIコネクタ11のPOWERラインがHレベルであるか否かで第1HDMI出力機器10の接続を判定する。制御部31は、S5で第1HDMI出力機器10が未接続と判定される場合処理を終了し、接続と判定される場合には、第1HDMI出力機器10に、第1HDMIコネクタ11内のHPDラインを介して通信許可信号を送出し(S6)、処理を終了する。
同様に、S3の判定が第2HDMI入力(第2HDMI出力機器)である場合、S14で、第2HDMI受信部35に電源を供給する第2電源部36に対して、第2HDMI受信部35への電源供給を指示する電源制御信号を送る。これを受けて、第1電源部36は、第2HDMI受信部35に電源を供給する。次に、制御部31は、第2HDMI出力機器20が接続されているかを前述した接続検出処理の結果に応じて判定する(S15)。制御部31は、S15で第2HDMI出力機器20が未接続と判定される場合処理を終了し、接続と判定される場合には、第2HDMI出力機器20に対して、第2HDMIコネクタ21内のHPDラインを介して通信許可信号を送出し(S16)、処理を終了する。
以上述べたフローチャートから明らかなように、本実施例では、HDMI入力(つまり、HDMI出力機器)が選択された後、当該入力側のHDMI受信部に電源を供給するようにしている。すなわち、選択されてないHDMI出力機器側のHDMI受信部には電源が供給されないようになっている。従って、選択されてないHDMI出力機器はHDMI認証を開始することが出来ず、従来技術が有する課題の項で述べた不具合を回避することができる。
なお、本実施例においては、図2に示したように、HDMI入力(つまり、HDMI出力機器)が選択された後、当該HDMI出力機器側のHDMI受信部に電源を供給し、その後、当該HDMI出力機器の接続検出処理を行うようにしたが、これに限定されるものではない。例えば、HDMI出力機器の接続を検出した後、該HDMI出力機器の選択→該HDMI出力機器側のHDMI受信部への電源供給の処理を行うようにしてもよい。本実施例の要点は、HDMI入力(つまり、HDMI出力機器)が選択されるまで、当該HDMI出力機器側のHDMI受信部に電源を供給しない点にある。
実施例1では、いずれか一方のHDMI入力(つまり、いずれか一方のHDMI出力機器)が選択されると、当該HDMI入力側(当該HDMI出力機器側)のHDMI受信部に電源が供給される仕組みとなっている。従って、当該HDMI入力へのHDMI出力機器の接続の有無にかかわらず、選択されたHDMI入力側のHDMI受信部で電力が消費されることになる。これは、節電の点から好ましい事ではない。以下、節電に優れた映像受信装置を提供する実施例2について説明する。
図3は、本実施例によるHDMI入力設定処理を示すフローチャートである。なお、図3において、図2と同一な処理ステップには同一符号を付して示し、その重複する説明を省略する。
図3から明らかなように、本実施例は、S24,S25(または、S34,S35)で異なり、その他の点は実施例1と同じなので、異なる処理についてのみ説明する。
本実施例では、制御部31は、S3の判定が第1HDMI入力(第1HDMI出力機器)である場合、S24で、第1HDMI出力機器10が接続されているかを前述した接続検出処理の結果に応じて判定する。つまり、制御部31に接続される第1HDMIコネクタ11のPOWERラインがHレベルであるか否かで第1HDMI出力機器10の接続を判定する。制御部31は、S24で第1HDMI出力機器10が未接続と判定される場合処理を終了し、接続と判定される場合にはS25に進む。
制御部31は、S25で、第1HDMI受信部32に電源を供給する第1電源部33に対して、第1HDMI受信部32への電源供給を指示する電源制御信号を送る。これを受けて、第1電源部33は、第1HDMI受信部32に電源を供給する。そして、S6で、第1HDMIコネクタ11内のHPDラインを介して第1HDMI出力機器10に対して通信許可信号を送出し、処理を終了する。
同様に、S3の判定が第2HDMI入力(第2HDMI出力機器)である場合、制御部31は、S34で、第2HDMI出力機器20が接続されているかを前述した接続検出処理の結果に応じて判定する。制御部31は、S34で第2HDMI出力機器20が未接続と判定される場合処理を終了し、接続と判定される場合にはS35に進む。
制御部31は、S35で、第2HDMI受信部35に電源を供給する第2電源部36に対して、第2HDMI受信部35への電源供給を指示する電源制御信号を送る。これを受けて、第2電源部36は、第2HDMI受信部35に電源を供給する。そして、S16で、第2HDMIコネクタ21内のHPDラインを介して第2HDMI出力機器20に対して通信許可信号を送出し、処理を終了する。
以上述べたように、本実施例では、いずれか一方のHDMI入力(つまり、いずれか一方のHDMI出力機器)が選択された後、当該HDMI入力側のHDMI出力機器の接続の有無を確認し、HDMI出力機器の接続が検出されれば、当該HDMI入力側のHDMI受信部に電源を供給する仕組みとしている。つまり、HDMI入力選択情報と選択されたHDMI入力側HDMI出力機器接続情報とのAND処理で対応するHDMI受信部に電源を供給するので、必要なときにのみHDMI受信部を動作させることができる。従って、低消費電力化を測ることができ、節電に優れた映像受信装置を提供することができる。勿論、本実施例においても、HDMI出力機器に対応するHDMI入力が選択されないと、HDMI出力機器に対応するHDMI受信部に電源が供給されないので、従来技術が有する課題の項で述べた不具合を回避することができることはいうまでもない。
上記の第1及び第2の実施例では、デジタルインターフェースの例としてHDMIを例にして説明したが、これに限られるものではなく、映像受信装置の仕様に関する情報を他の機器へ送信可能に設定されたインターフェースであれば、本発明を適用できることはは明らかである。また、上記第1及び第2の実施例では、複数の受信部にそれぞれ対応させて電源部とメモリを複数設けたが、スイッチなどを利用して、それぞれ1つずつ設けるようにしてもよい。
10・・・第1HDMI出力機器、11・・・第1HDMIコネクタ、12・・・第1HDMI出力端子、20・・・第2HDMI出力機器、21・・・第2HDMIコネクタ、22・・・第2HDMI出力端子、30・・・映像受信装置、31・・・制御部、32・・・第1HDMI受信部、32a・・・第1メモリ部、35a・・・第2メモリ部、33・・・第1電源部、34・・・第1HDMI入力端子、35・・・第2HDMI受信部、36・・・第2電源部、37・・・第2HDMI入力端子、38・・・入力選択部、39・・・映像表示部、
Claims (13)
- 映像受信装置において、
外部装置とインターフェースを解して接続可能であり、該外部装置から映像信号を受信可能な複数の受信部と、
前記複数の受信部のそれぞれに対して電源を供給する電源部と、
前記電源部を制御するための制御部と、を備え、
前記制御部は、前記複数の受信部のうち選択された受信部に対して電源を供給するように前記電源部を制御することを特徴とする映像受信装置。 - 請求項1に記載の映像受信装置において、前記映像受信装置を操作するためのリモコンへの操作により前記受信部が選択されることを特徴とする映像受信装置。
- 請求項1に記載の映像受信装置において、前記電源部は、前記複数の受信部のそれぞれに対応して設けられており、
前記制御部は、前記複数の受信部のうち選択された受信部に電源を供給するよう、該選択された受信部に対応する前記電源部を制御し、選択されない受信部には電源を供給しないよう、該選択されない受信部に対応する前記電源部を制御することを特徴とする映像受信装置。 - 請求項1に記載の映像受信装置において、前記電源部によって電源が供給された受信部が、当該受信部と前記インターフェースを介して接続された前記外部装置と通信可能であることを特徴とする映像受信装置。
- 請求項4に記載の映像受信装置において、前記外部装置との通信として、前記映像受信装置の仕様に関する情報を前記外部装置に送信することを特徴とする映像受信装置。
- 請求項1に記載の映像受信装置において、更に、前記映像受信装置の仕様に関する情報を記憶するメモリを備え、前記電源部によって電源が供給された受信部が、前記メモリに記憶された前記映像受信装置の仕様に関する情報を、前記インターフェースを介して前記外部装置へ送信可能としたことを特徴とする映像受信装置。
- 請求項6に記載の映像受信装置において、前記選択された受信部に前記外部機器の電源を示す信号が前記デジタルインターフェースを介して供給されている場合に、前記メモリに記憶された前記映像受信装置の仕様に関する情報を前記外部装置へ送信することを特徴とする映像受信装置。
- 請求項1に記載の映像受信装置において、前記制御部は、前記選択された受信部に前記外部装置の電源を示す信号が前記インターフェースを介して与えられた場合に、前記選択された受信部に電源を供給するよう前記電源部を制御することを特徴とする映像受信装置。
- 映像受信装置において、
外部装置とデジタルインターフェースを解して接続可能であり、該外部装置からデジタル形式の映像信号を受信可能な複数の受信部と、
前記各受信部に対応して設けられており、前記複数の受信部にそれぞれ電源を供給する複数の電源部と、
前記各受信部に対応して設けられており、前記映像受信装置の仕様に関する情報を記憶する複数のメモリと、
前記電源部を制御するための制御部と、を備え、
前記制御部は、前記複数の受信部のうち選択された一つの受信部に電源を供給するように、該選択された受信部に対応する前記電源部を制御し、前記一つの受信部に前記外部機器が接続されている場合に、該一つの受信部に対応する前記メモリに記憶された前記情報を、前記一つの受信部とデジタルインターフェースを介して接続された外部機器に送信することを特徴とする映像受信装置。 - 請求項9に記載に映像受信装置において、前記制御部は、前記デジタルインターフェースを介して与えられた、前記外部装置の電源を示す信号を用いて前記外部機器が前記受信部に接続されているか否かを判定することを特徴とする映像受信装置。
- 請求項10に記載の映像受信装置において、前記制御部は、前記選択された受信部に前記外部装置の電源を示す信号が前記デジタルインターフェースを介して与えられた場合に、前記選択された受信部に電源を供給するよう対応する電源部を制御することを特徴とする映像受信装置。
- 映像受信装置において、
外部装置から映像信号を受信可能な複数の受信部と、
前記映像受信装置の仕様に関する情報を記憶するメモリと、
制御部と、を備え、
前記制御部は、前記複数の受信部のうち外部からの指示により選択された受信部に前記外部装置が接続されている場合に、前記メモリに記憶された前記情報を前記選択された受信部から前記外部装置へ送信することを許可することを特徴とする映像受信装置。 - 請求項11に記載の映像受信装置において、前記複数の受信部は、それぞれ、HDMI(High Definition Multimedia Interface)規格に準拠したデジタルインターフェースで前記外部機器と接続されることを特徴とする映像受信装置。
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