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JP2009173554A - ペットボトル廃棄物より色相を改善したテレフタル酸ジメチルを回収する方法 - Google Patents

ペットボトル廃棄物より色相を改善したテレフタル酸ジメチルを回収する方法 Download PDF

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JP2009173554A JP2008011498A JP2008011498A JP2009173554A JP 2009173554 A JP2009173554 A JP 2009173554A JP 2008011498 A JP2008011498 A JP 2008011498A JP 2008011498 A JP2008011498 A JP 2008011498A JP 2009173554 A JP2009173554 A JP 2009173554A
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Abstract

【課題】本発明の目的は、内容物を含有するPETボトル廃棄物から大量の水を用いて洗浄処理することなく、色相に影響を及ぼす成分を確実に除去し、色相の良好なテレフタル酸ジメチル(DMT)を回収する方法を提案するものである。
【解決手段】PET廃棄物を、下記の工程(1)〜(5)を逐次的に通過させることによりDMTを回収する方法において、工程(5)の前又は後にDMTをMeOHを溶媒として再結晶処理を行い、生成したDMTを再結晶処理において溶媒として用いたMeOHから分離することを特徴とする、DMTの製造方法。
(1)PET廃棄物を粉砕機により粉砕する工程及び比重差を利用した比重選別工程を経ることにより、回収PETとPET以外の異種物質とに分離する、前処理工程。
(2)前処理工程で得た回収PETを解重合触媒の存在下EG中で、175〜190℃の温度、0.1〜0.5MPaの圧力下において処理することでBHETを生成する、解重合反応工程。
(3)解重合反応工程で生成したBHETをエステル交換反応触媒とMeOH中でエステル交換反応させ、DMT、EG及びMeOHからなるスラリーを生成させる、エステル交換反応工程。
(4)エステル交換反応工程で生成したDMT、EG及びMeOHからなるスラリーから、DMTからなる固体成分とMeOH及びEGからなる液体とに分離する、DMT分離工程。
(5)DMT分離工程で分離したDMTを蒸留塔を用いて蒸留精製するに当たり、蒸留塔内のDMT蒸気の塔内速度が3.0m/s以下となるような条件にて蒸留精製を行い、DMTを得るDMT蒸留工程。
【選択図】なし

Description

本発明は、ポリエチレンテレフタレート(以下PETと略記することがある。)を主成分として含有する樹脂ボトル廃棄物から色相の改善されたテレフタル酸ジメチルを得る方法に関し、さらに詳しくはPETを主成分として含有し、それとは異なる成分を含有する樹脂ボトル廃棄物を粉砕、異物除去などの前処理を施した後に、化学的な反応処理、精製処理を加え、色相の改善された高純度のテレフタル酸ジメチル(以下、DMTと略記することがある。)を得る方法に関する。
ポリアルキレンテレフタレート、とりわけPETは、その化学的安定性が優れていることから、繊維、フィルム、樹脂などの生活関連資材、飲料用ボトルなどの食品分野等に大量に生産、使用されている。しかしながら、生産量、使用量の増大に伴って大量に発生する廃棄物の処理は現在大きな社会問題となっており、マテリアルリサイクル、ケミカルリサイクル、サーマルリサイクルなどのリサイクル方法関して、各種の提案がなされている。
特にその廃棄物の中でも、PETボトルは容器リサイクル法の施行後各自治体により年々回収量は増加し、環境意識の浸透から各家庭レベルにおいても他の廃棄物との分別度合いについても大幅に改善されている。PETボトルは95%程度がポリエチレンテレフタレート(PET)で構成されており、また、混入している異種プラスチックの選別方法も近年精度が向上していることから、回収された使用済みPETボトルを再び溶融して繊維化、又は樹脂成形品とするマテリアルリサイクルされることが多くなっている。しかし、単に溶融成型する場合は、その物性の低下により、用途は限定され、高機能PET製品への再使用は困難なのが現状である。分別回収は進んでいる一方で内容物の付着しているPETボトルは減少することなく、糖類など多種多様な物質が混入し、その分離、除去方法、並びに回収した製品の純度を高く維持することがリサイクルをするにあたっての最大の課題となっている。
そのような背景からポリエステル廃棄物のリサイクル方法として多種多様な方法が提案され、その中でも化学分解することにより有効成分を回収する方法、いわゆるケミカルリサイクル法については、近年多くの手法が提案されている。アルカリ化合物の存在下にポリエステル廃棄物を加水分解してテレフタル酸を得る方法が記載されている(例えば、特許文献1参照。)。また、メタノール中での気相メタノール分解によりテレフタル酸ジメチルとエチレングリコールを得る方法が記載されている(例えば、特許文献2参照。)。
上記以外にも数多くのケミカルリサイクル法に関する方法が提案されているが、いずれのケミカルリサイクル法においても、洗浄されたPETボトルを対象としたプロセスであり、内容物が残存する場合には対応できない、或いは前処理として大量の水を使用して洗浄する必要がある。これらの排水については排水処理が必要であることはいうまでもなく、内容物の有無に関わらず、効率的にケミカルリサイクルできる方法が望まれている。
本出願人は、ポリエステル廃棄物から高純度のテレフタル酸ジメチルを製造する方法を提案した(例えば、特許文献3参照。)。該国際公開公報ではポリエステル廃棄物をアルキレングリコールにより解重合し、次いでメタノール(以下MeOHと略記することがある。)でエステル交換することで粗DMTを得て、引き続き行う蒸留により高純度DMTを製造する方法を提案した。しかし、内容物を含有するPETボトル廃棄物を本方法で処理した場合、回収されるDMTは回収直後には色相は良好であるものの、不活性ガス下で溶融保持すると保持時間の経過と共に色相が大幅に悪化することがある。特に、内容物が残留しているPETボトル廃棄物から回収されたDMTにおいてこの傾向が強く、一旦色相が悪化すると再度蒸留精製しても精製直後には色相が復帰するものの溶融保持により同様に色相が悪化する傾向を示し、蒸留精製のみでは色相悪化の原因物質を除去することができないという問題があった。このような色相悪化原因物質を含有しているDMTを用いて得られるポリエチレンテレフタレートはポリマーとしての色相も悪化する傾向が高い。このため、内容物が残留するPETボトル廃棄物を回収する場合、破砕後の水洗浄を十分に行う必要があり、該洗浄水は排水処理する必要があることはいうまでもない。PETボトル廃棄物中に含まれる内容物の量を検出することはきわめて難しいため、結果、PETボトル廃棄物の内容物の量に関係なく大量の水を用いて洗浄処理すると同時に該排水を全量処理する必要があった。
特開平11−21374号公報 米国特許第5952520号明細書 国際公開第01/30729号パンフレット
従って本発明の目的は、そのような内容物を含有するPETボトル廃棄物から大量の水を用いて洗浄処理することなく、PETボトル廃棄物中に存在する又はPETボトル廃棄物表面に付着している色相に影響を及ぼす成分を確実に除去し、色相(溶融直後の溶融比色及び溶融48時間後の溶融比色)の良好なテレフタル酸ジメチルを回収する方法を提案するものである。また原料としてそのようなテレフタル酸ジメチルを用いたポリエステル樹脂の色相を改善させることも同時に本願の目的とする。
本発明者は内容物を含有するPETボトル廃棄物から回収されたDMT中に含まれる色相に影響する可能性のある極めて微量の不純物を鋭意調査した結果、色相悪化の原因物質は内容物に含有される糖類、炭水化物が熱分解することにより発生する物質であることを見出した。また、該物質を詳細に調査した結果、該物質の効率的な除去方法を見出した。すなわち本発明は、ポリエチレンテレフタレート廃棄物を、下記の工程(1)〜(5)を逐次的に通過させることによりテレフタル酸ジメチルを回収する方法において、工程(5)の前又は後にテレフタル酸ジメチルをメタノールを溶媒として再結晶処理を行い、生成したテレフタル酸ジメチルを再結晶処理において溶媒として用いたメタノールから分離することを特徴とする、テレフタル酸ジメチルの製造方法。
(1)ポリエチレンテレフタレート廃棄物を粉砕機により粉砕する工程及び比重差を利用した比重選別工程を経ることにより、回収ポリエチレンテレフタレートとポリエチレンテレフタレート以外の異種物質とに分離する、前処理工程。
(2)前処理工程で得た回収ポリエチレンテレフタレートを解重合触媒の存在下エチレングリコール中で、175〜190℃の温度、0.1〜0.5MPaの圧力下において処理することでビス−β−ヒドロキシエチルテレフタレートを生成する、解重合反応工程。
(3)解重合反応工程で生成したビス−β−ヒドロキシエチルテレフタレートをエステル交換反応触媒とメタノール中でエステル交換反応させ、テレフタル酸ジメチル、エチレングリコール及びメタノールからなるスラリーを生成させる、エステル交換反応工程。
(4)エステル交換反応工程で生成したテレフタル酸ジメチル、エチレングリコール及びメタノールからなるスラリーから、テレフタル酸ジメチルからなる固体成分とメタノール及びエチレングリコールからなる液体とに分離する、テレフタル酸ジメチル分離工程。
(5)テレフタル酸ジメチル分離工程で分離したテレフタル酸ジメチルを蒸留塔を用いて蒸留精製するに当たり、蒸留塔内のテレフタル酸ジメチル蒸気の塔内速度が3.0m/s以下となるような条件にて蒸留精製を行い、テレフタル酸ジメチルを得るテレフタル酸ジメチル蒸留工程。
本発明のペットボトル廃棄物からのテレフタル酸ジメチル回収方法によれば、PETボトル廃棄物中の内容物の種類・量に関わらず、洗浄用に大量の水を必要とすることなく、繊維、フィルム、樹脂用ポリマーいずれの原料としても使用可能な色相(溶融比色)の改善されたテレフタル酸ジメチルを効率的に安定して得ることができ、しかも実用的かつ工業的プロセスとなる。
本発明において色相の改善されたテレフタル酸ジメチル(DMT)とは48時間以上加熱溶融保持した後の溶融色が比色法による数値(ハーゼン)にて30以下であるDMTを言う。以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
本発明において、ポリエチレンテレフタレート廃棄物を、下記の工程(1)〜(5)を逐次的に通過させることによりテレフタル酸ジメチルを回収する方法において、工程(5)の前又は後にテレフタル酸ジメチルをメタノールを溶媒として再結晶処理を行い、生成したテレフタル酸ジメチルを再結晶処理において溶媒として用いたメタノールから分離することを特徴とする、テレフタル酸ジメチルの製造方法である。
(1)ポリエチレンテレフタレート廃棄物を粉砕機により粉砕する工程及び比重差を利用した比重選別工程を経ることにより、回収ポリエチレンテレフタレートとポリエチレンテレフタレート以外の異種物質とに分離する、前処理工程。
(2)前処理工程で得た回収ポリエチレンテレフタレートを解重合触媒の存在下エチレングリコール中で、175〜190℃の温度、0.1〜0.5MPaの圧力下において処理することでビス−β−ヒドロキシエチルテレフタレートを生成する、解重合反応工程。
(3)解重合反応工程で生成したビス−β−ヒドロキシエチルテレフタレートをエステル交換反応触媒とメタノール中でエステル交換反応させ、テレフタル酸ジメチル、エチレングリコール及びメタノールからなるスラリーを生成させる、エステル交換反応工程。
(4)エステル交換反応工程で生成したテレフタル酸ジメチル、エチレングリコール及びメタノールからなるスラリーから、テレフタル酸ジメチルからなる固体成分とメタノール及びエチレングリコールからなる液体とに分離する、テレフタル酸ジメチル分離工程。
(5)テレフタル酸ジメチル分離工程で分離したテレフタル酸ジメチルを蒸留塔を用いて蒸留精製するに当たり、蒸留塔内のテレフタル酸ジメチル蒸気の塔内速度が3.0m/s以下となるような条件にて蒸留精製を行い、テレフタル酸ジメチルを得るテレフタル酸ジメチル蒸留工程。
以下、工程別に本発明を説明する。
(工程(1)について)
工程(1)の前処理工程において、「ポリエチレンテレフタレート廃棄物」とは、一旦ポリエステル製品として一般消費者により使用された後、収集されたポリエステル製品を指す。具体的には、PET繊維製品、PET製のボトル、トレイ、ボックス、シート、若しくはフィルムその他の各種形状の成形品を上げることが出来る。
そのような各種形状の成形品を市場で分別収集されたPETボトル梱包ベールを解梱包し、次いで鉄及びアルミのような金属成分を除去することが好ましい。これらの金属は金属探知機を用いることで容易に除去することができる。次いで本発明においては上記回収PETボトルその他のポリエチレンテレフタレート廃棄物を粉砕する必要があり、その粉砕後の大きさが2〜30mm角以下になるように粉砕することが好ましい。上記破砕物を、ポリエステルとは異なる異種プラスチック類(ポリエチレン[PE]、ポリプロピレン[PP]、ポリスチレン[PS]、ポリ塩化ビニル[PVC]など)を風力選別機、比重分離機など、比重差を利用した比重選別工程を経る方法により除去し、主にPETからなる回収PETフレークスとそれ以外の材料からなる異種物質を得る。
(工程(2)について)
次に工程(2)においては工程(1)にて得られる回収PETフレークスとエチレングリコール(以後、EGと略すことがある。)を、反応温度175〜190℃、圧力は該温度にて物理化学的に平衡となる0.1〜0.5MPaの圧力下で処理しビス−β−ヒドロキシエチルテレフタレートを得る。その解重合の際には解重合触媒を用いることが必要である。その重合反応に用いられる解重合触媒は、アルカリ金属の炭酸塩・炭酸水素塩・水酸化物・アルコキシド、アルカリ土類金属の炭酸塩・炭酸水素塩・水酸化物・アルコキシド、酢酸マンガン及び酢酸亜鉛からなる群から選ばれた少なくとも1種類の金属化合物を含み、その添加量は工程(2)に供給される回収PETフレークスの重量を基準として、0.1〜10重量%とすることが好ましい。また、この解重合反応に用いられるEGの量は工程(2)に供給される回収PETフレークスの重量の0.5〜5重量倍とすることが好ましい。反応温度は工程(1)にて分離できずにPVCが残留した場合に、190℃以上の温度で解重合反応を行うとPVCが分解し、回収DMTの品質を損なう可能性があるため、解重合反応の反応温度としては175〜190℃の温度が好ましく、圧力は該温度にて物理化学的に平衡となる0.1〜0.5MPaの圧力下での反応が好ましい。解重合反応時間は解重合がほぼ終了する時間範囲を選択することが好ましく、具体的には1〜10時間であることが好ましい。
解重合処理された混合物中には工程(1)にて分離されずに金属成分などが混入する可能性があるため、解重合処理された混合物中の金属などの溶解しない成分(固形分)を分離するための固液分離処理を行うことが好ましい。溶解しない成分は、固液分離処理により分離され、固形物として当該テレフタル酸ジメチル製造工程の系外に取り除かれる。溶解しない成分が分離された解重合処理された混合物は工程(3)に供給される前に一部のEGを蒸発除去することが好ましい。工程(3)に供される液体の濃度を高くし、エステル交換反応を速めるためである。より詳細に説明するならば、反応液工程(3)にて行われるメタノールによるエステル交換反応は平衡反応であるため、EG量が多いと反応速度が低下する、或いは必要となる触媒量が増加する。このため、解重合処理された混合物は工程(3)に供給される前にEGと解重合反応物(ビス−β−ヒドロキシエチルテレフタレート)との重量比率が0.5〜2.0となるようにEGを蒸発除去することが好ましい。尚、蒸発除去されたEGは解重合反応に再利用することが可能である。
(工程(3)及び工程(4)について)
工程(3)においては解重合処理し、解重合反応工程で生成したビス−β−ヒドロキシエチルテレフタレート、EG等からなる混合物とメタノールを、エステル交換反応触媒の存在下でエステル交換反応を行うことにより解重合反応工程で得られたビス−β−ヒドロキシエチルテレフタレートをテレフタル酸ジメチル(DMT)に転換する。エステル交換反応触媒としては、アルカリ金属の炭酸塩・炭酸水素塩・水酸化物・アルコキシド、アルカリ土類金属の炭酸塩・炭酸水素塩・水酸化物・アルコキシド、酢酸マンガン及び酢酸亜鉛からなる群から選ばれた少なくとも1種類の金属化合物を含み、その添加量は工程(2)に供給された回収PETフレークスの重量を基準として、0.5〜10重量%とすることが好ましい。また、この工程(3)で用いられるMeOHの量は工程(2)に供給された回収PETフレークスの重量の1〜3.0重量倍とすることが経済的に好ましい。エステル交換反応の反応温度は65〜85℃の温度が好ましく、圧力は0.1〜0.3MPaの圧力下での反応が好ましい。
エステル交換反応工程で得られたDMTは、使用するメタノールの量によってはエステル交換反応中に生成と共に沈殿として固形化することもある。その場合にはエステル交換反応完了後、固形物を固液分離することにより粗DMTを得ることが可能である。粗DMT中のエステル交換触媒などを低減するために固液分離中にMeOH洗浄することも有効である。エステル交換反応中に沈殿として固形化しない場合には、エステル交換反応完了後の反応液中で溶媒となっているメタノール、エチレングリコール等を適宜留去して、生成したDMTの濃度を濃縮することにより、上記と同じ操作を行うことができる。
(工程(5)について)
固液分離して得られる粗DMTは含有されるMeOHを除去後、工程(5)及び再結晶化処理により精製される。工程(5)と再結晶化処理はいずれの順で行っても本発明の効果は得られる。以下工程(5)、再結晶化処理の順番にて行った場合を例に説明する。
工程(5)では粗DMTは蒸留される。蒸留は理論段5段以上の蒸留塔で行うことが好ましい。還流液量は蒸留塔からの留出液量に対し0.5倍以上(体積比率)であることが好ましい。この値が0.5倍未満である場合、酸成分などの不純物がDMT留出液に混入することがあり好ましくない。また、蒸留塔内のDMT蒸気の塔内速度は3.0m/sec以下であることが必要である。DMT蒸気の塔内速度3.0m/secを超える場合、粗DMT中に含有される高沸点成分、又は金属分が蒸留精製DMTに同伴する可能性があり、DMTの純度が下がり溶融比色が悪化することがある。このDMT蒸気の塔内速度とは、蒸留塔内をDMTが留出口に向かって蒸留塔内の水平断面を上昇する速度(単位時間当たりの気体の体積量)を、その水平断面の断面積で除した値である。DMT蒸気の塔内速度3.0m/sec以下にするには蒸留塔における加熱条件、導入する粗DMT量等の蒸留塔の一般的に知られている操作条件によって、当業者であれば適宜この値に設定することが出来る。
(再結晶工程について)
蒸留精製されたDMTは再結晶処理により更に精製される。再結晶処理では溶融したDMTとメタノールを加温・混合し、一旦均一溶液とした後、冷却してDMTを沈殿として結晶化させ、DMT結晶分を固液分離し、最終的に含有メタノール分を乾燥除去する。
再結晶処理で使用するメタノールは、本願の目的であるDMT中の不純物を除き、純度を上げるためには高い純度の物を用いることが好ましい。具体的にはガスクロマトグラフィー等を用いた純度測定で99.9%以上の純度が確認されたメタノールを用いることが好ましい。更に再結晶処理で使用するメタノールはDMT重量に対し2.0〜5.0倍量使用することが好ましい。また更に70℃以上の温度にて加熱を行い、均一相を一旦形成させる操作を行うことが好ましい。ここで均一相とは均一溶液となることを示す。均一溶液化のための温度は80〜110℃が経済的な側面から好ましい。均一溶液化したDMTのメタノール溶液はDMTを結晶化させるために50℃以下まで冷却される。50℃を超える温度ではメタノールに溶解して残存するDMT量が多く、ロスが増大する。更に好ましくは40℃まで冷却する。結晶化したDMTの分離、乾燥方法に特段の制約はなく、固液分離処理により分離され、乾燥処理或いはDMTの融点以上の温度に昇温して溶解させることにより色相の改善されたDMTを回収することが可能である。また、固液分離処理により分離されたメタノールは工程(3)のエステル交換反応工程のエステル交換反応用メタノールとして直接再使用しても本発明の目的を達成することができる。このような操作を行うことは、メタノールの総使用量を減らすことが出来るなど経済的にも好ましい。上述のようにこの再結晶操作は工程(5)のテレフタル酸ジメチル蒸留工程の前に行っても良い。
上記の手法により回収されたテレフタル酸ジメチル(DMT)は、溶融比色が無色透明に近く、更に48時間溶融状態を保った後でも溶融比色が無色透明に近い。故にポリエステル原料として最適であり、繊維、フィルム、樹脂いずれの用途用ポリエステルポリマーの原料としても使用可能であり、特に厳しい品質管理が求められるPETボトル用樹脂の原料としても使用することができる。
以下、実施例により本発明の内容を具体的に説明するが、本発明はこれにより何等制限を受けるものではない。なお、実施例中の分析結果は以下の方法に従って測定した。
(1)色相(溶融比色)測定方法:
検体を密封可能な比色管に入れ、真空脱気により空気を除去した状態にて密封し、175℃にて加温し、所定時間経過後、対象となる標準比色液との対比によりハーゼン値を目視により測定した。
(2)DMT中金属濃度:
JIS湿式灰化法により灰化後、更に700℃にて処理した後、硝酸により規定量とした後、該溶液中の金属濃度をICP発光分析装置により測定し、希釈倍率によりDMT中濃度に換算した。
[実施例1]
分別収集、回収されたPETボトルベール(ベール寸法:900mm×1000mm×500mm、120kg)を解梱包し、金属探知機により鉄、アルミを除去した後に、スクリーン径を10mmに設定した粉砕機に投入して粉砕した。その後、該粉砕物を風力選別機にかけ、PE、PS、PPを主成分とするボトルに付属したラベルを除去した後、比重分離によりPP、PEを主成分とするキャップ及び風力選別で除去できなかったラベルを除去し、1片のサイズが10mm角以下の回収PETフレークスとした。続いて100重量部の回収PETフレークス、360重量部のEG、さらに解重合触媒として2.7重量部の炭酸ナトリウムを解重合反応器に投入し、常圧下(0.1013MPa)にて攪拌下、180℃で4.5時間保持した。その結果、PETがEGにて解重合されビス−β−ヒドロキシエチルテレフタレートが生成されていた。
解重合反応処理液を、6.65kPaの減圧蒸留によって濃縮し、留分として270重量部のEGを回収した。この濃縮液全部、180重量部のMeOH、さらにエステル交換反応触媒として2.7重量部の炭酸ナトリウムをエステル交換反応器に投入し、常圧下で75℃、攪拌下、1時間保持した。
引き続いて、生成したDMT、EG、MeOHの混合物スラリーを40℃まで冷却した。次いで該混合物を固液分離機に供給しDMTケークと、EGとMeOHを主とするろ液を得た。該DMTケークを溶融後、該DMTを理論段5段相当のDMT蒸留塔に仕込み、還流液量/留出液量比率(体積比)=1.0にて圧力6.65kPaの減圧下でDMT蒸気の塔内速度が1.5m/secとなるように条件を調整して蒸留し、留分としてDMTを留出させ83重量部を回収DMTとして得る事ができた。更に再結晶処理として該回収DMTを250重量部の純度99.9%のMeOHと混合し、95℃まで加温し一旦均一溶液とした後、再度40℃まで冷却して精製DMTケークを形成させ、固液分離した後、固液分離後の精製DMTに付着しているMeOHを乾燥処理により除去して精製DMT80重量部を得た。該DMT中の金属濃度は0.1ppm以下、該DMTの溶融直後のハーゼン値は5であり、48時間経過後のハーゼン値は25であった。また、該DMTを使用して得られたポリマーのカラーは石油由来のDMTを用いて製造したポリマーと差異は認められず、カラーb値は+1.0であった。
[実施例2]
実施例1において、蒸留操作と再結晶処理の順番を入れ替えたこと、蒸留における還流液量/留出液量比率が0.5倍であること以外は同様の操作を行い、精製DMT79重量部を得た。該DMT中の金属濃度は0.1ppm以下であり、該DMTの溶融直後のハーゼン値は5であり、48時間経過後のハーゼン値は30であった。
[実施例3]
実施例1において、再結晶処理にて分離されたろ液をエステル交換反応用のMeOHとして使用した以外は同様の操作を行い、精製DMTケーク82重量部を回収した。該DMT中の金属濃度は0.1ppm以下であり、該DMTの溶融直後のハーゼン値は5であり、48時間経過後のハーゼン値は30であった。
[比較例1]
実施例1において、再結晶処理にて得られたDMTケーク50重量部をMeOH150重量部と昇温することなく混合し、スラリー状態を形成した後、固液分離する方式で洗浄した後、蒸留処理して精製DMT40重量部を回収した。該DMT中の金属濃度は0.1ppm以下であり、該DMTの溶融直後のハーゼン値は5であったが、溶融保持することにより色相が悪化し、48時間経過後のハーゼン値は60であった。更に、該DMTを用いて重合操作により得られたポリマーのカラーb値は石油由来のDMTを使用して得られるポリマーに対し+4.1と悪化した。
[比較例2]
実施例2において、再結晶処理により得られたDMTケークを蒸留精製する際、DMT蒸気の塔内速度を4.0m/sとした以外は実施例2と同様に操作した結果、精製DMTを82重量部回収した。精製DMTの溶融直後のハーゼン値は10であり、48時間経過後のハーゼン値は40であった。また、該精製DMT中の金属濃度が1ppmであった。
以上説明した様に、本発明のペットボトル廃棄物からのテレフタル酸ジメチル回収方法によれば、PETボトル廃棄物中の内容物に関わらず、大量の水を必要とすることなく、繊維、フィルム、樹脂用ポリマーいずれの原料としても使用可能な色相の改善されたテレフタル酸ジメチルを効率的に安定して得ることができ、しかも実用的かつ工業的プロセスとなる。

Claims (4)

  1. ポリエチレンテレフタレート廃棄物を、下記の工程(1)〜(5)を逐次的に通過させることによりテレフタル酸ジメチルを回収する方法において、工程(5)の前又は後にテレフタル酸ジメチルをメタノールを溶媒として再結晶処理を行い、生成したテレフタル酸ジメチルを再結晶処理において溶媒として用いたメタノールから分離することを特徴とする、テレフタル酸ジメチルの製造方法。
    (1)ポリエチレンテレフタレート廃棄物を粉砕機により粉砕する工程及び比重差を利用した比重選別工程を経ることにより、回収ポリエチレンテレフタレートとポリエチレンテレフタレート以外の異種物質とに分離する、前処理工程。
    (2)前処理工程で得た回収ポリエチレンテレフタレートを解重合触媒の存在下エチレングリコール中で、175〜190℃の温度、0.1〜0.5MPaの圧力下において処理することでビス−β−ヒドロキシエチルテレフタレートを生成する、解重合反応工程。
    (3)解重合反応工程で生成したビス−β−ヒドロキシエチルテレフタレートをエステル交換反応触媒とメタノール中でエステル交換反応させ、テレフタル酸ジメチル、エチレングリコール及びメタノールからなるスラリーを生成させる、エステル交換反応工程。
    (4)エステル交換反応工程で生成したテレフタル酸ジメチル、エチレングリコール及びメタノールからなるスラリーから、テレフタル酸ジメチルからなる固体成分とメタノール及びエチレングリコールからなる液体とに分離する、テレフタル酸ジメチル分離工程。
    (5)テレフタル酸ジメチル分離工程で分離したテレフタル酸ジメチルを蒸留塔を用いて蒸留精製するに当たり、蒸留塔内のテレフタル酸ジメチル蒸気の塔内速度が3.0m/s以下となるような条件にて蒸留精製を行い、テレフタル酸ジメチルを得るテレフタル酸ジメチル蒸留工程。
  2. 再結晶処理において使用するメタノールの重量が再結晶処理に用いるテレフタル酸ジメチル重量に対して2.0〜5.0倍量であり、70℃以上の温度にて均一相を形成することを特徴とする請求項1記載のテレフタル酸ジメチルの製造方法。
  3. 再結晶処理において使用するメタノールが99.9%以上の純度であることを特徴とする請求項1又は2記載のテレフタル酸ジメチルの製造方法。
  4. 再結晶処理後、生成したテレフタル酸ジメチルを再結晶処理において溶媒として用いたメタノールから分離して得られるメタノールを主成分とする液体を(3)のエステル交換反応工程のエステル交換反応に用いるメタノールとして使用することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載のテレフタル酸ジメチルの製造方法。
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