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JP2009170546A - GaN系電界効果トランジスタ - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な製造工程によって形成可能なノーマリーオフ型のGaN系FETを提供すること。
【解決手段】本発明においては、ソース電極S直下およびドレイン電極D直下にそれぞれn−AlGaN層16を形成し、さらにn−AlGaN層16の間に位置するチャネル層であるp−GaN層14上に形成される絶縁膜17の上にゲート電極Gを形成することによって、ソース電極Sおよびドレイン電極Dとn−AlGaN層16との接触抵抗を低下させたノーマリーオフ型のGaN系のFET1を実現することができる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、ノーマリーオフ型のGaN系電界効果トランジスタに関する。
GaN,InGaN,AlGaN,AlInGaNなどのGaN系半導体材料は、GaAs系等の材料に比べてバンドギャップエネルギーが大きく、しかも耐熱性が高くて高温動作に優れている。このため、この特性を生かした各種のデバイス、特にGaNを用いた高移動度トランジスタ(High Electron Mobility Transistor:HEMT)等の電界効果トランジスタ(FET)の開発が進められている(特許文献1参照)。
ここで、GaN系HEMTの一例を図9に示す。図9に示すように、このHEMT構造においては、たとえばサファイア基板などの半絶縁性基板91上に、たとえばGaNからなるバッファ層92、アンドープGaN層93、および、このアンドープGaN層93に比べてはるかに薄い、たとえばアンドープAlGaN層94が順次積層されたヘテロ接合構造が形成される。そして、アンドープAlGaN層94上には、たとえばn型不純物であるSiが高濃度でドーピングされたn−AlGaNのコンタクト層95が2箇所に形成され、各コンタクト層95上には、ソース電極Sとドレイン電極Dが形成される。また、ソース電極Sとドレイン電極Dとの間に位置するアンドープAlGaN層94上には、ゲート電極Gが形成される。
さらに、図9に示すGaN系HEMTにおいて形成される2次元電子ガス96について説明する。図10は、図9の破線で囲んだ箇所P1を拡大した図である。図9および図10に示すように、このHEMT構造では、MEMTの動作時に、アンドープAlGaN層94が電子供給層として機能し、アンドープGaN層93に電子を供給する。そして、ソース電極Sとドレイン電極Dを作動すると、アンドープGaN層93に供給された電子は、図9および図10に示す2次元電子ガス96を通ってドレイン電極Dへと走行する。このため、アンドープGaN層93は、チャネル層として機能する。
また、従来においては、ソース/ドレイン電極とのコンタクトを取るため、また、キャリア取り出し効率を向上させるため、n−GaNからなるコンタクト層をソース電極およびドレイン電極のそれぞれに形成するHEMT構造が提案されていた(たとえば、特許文献2参照)。
特開2003−179082号公報 国際公開第03/01903号パンフレット
ところで、図9および図10に示すHEMT構造の場合、ソース電極Sからドレイン電極Dに至るヘテロ接合界面の全領域には2次元電子ガス96が発生している。このため、このHEMT構造の場合、ゲート電圧を0Vにしてゲート開放状態にした場合であっても、チャネル層内にキャリアが存在することとなり、ピンチオフ電圧が0Vとならない。すなわち、このHEMT構造の場合、ドレイン電流が流れ続けてしまうノーマリーオン(normally-on)型のFETになることとなる。したがって、このHEMT構造の場合、ゲート開放時にドレイン電流が流れないようにするためには、ゲート電極に常時、ゲート閾値以上のゲートバイアス電圧を印加することが必要となる。
しかしながら、パワースイッチングに応用した場合においては、デバイスが壊れた時の安全性確保のために、ゲートにバイアスが印加されていない時には電流が流れず、ゲートに正電位を印加することによって電流が流れるノーマリーオフ型デバイスが好ましい。このノーマリオフ型デバイスを実現するためには、MOS構造を採用する必要がある。
さらに、特許文献2記載の構造のHEMT構造の場合、ソース電極およびドレイン電極に対応させてコンタクト層をそれぞれ形成する必要があることから、製造工程が複雑になるという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、簡易な製造工程によって形成可能なノーマリーオフ型のGaN系FETを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、この発明にかかるGaN系電界効果トランジスタは、ソース電極と、ドレイン電極と、p−GaN半導体材料によって形成されるチャネル層と、前記ソース電極直下および前記ドレイン電極直下にそれぞれ形成されたn−AlGaN半導体材料層と、前記n−AlGaN半導体材料層の間に位置する前記チャネル層上に形成される絶縁膜と、前記絶縁膜上に形成されるゲート電極と、を備えたことを特徴とする。
また、この発明にかかるGaN系電界効果トランジスタは、前記n−AlGaN半導体材料層は、n型不純物としてSiをドーピングしたAlGaN半導体材料によって形成されることを特徴とする。
また、この発明にかかるGaN系電界効果トランジスタは、前記Siのドーピング濃度は、1.0E18cm−3以上1.0E19cm−3以下であることを特徴とする。
また、この発明にかかるGaN系電界効果トランジスタは、前記チャネル層上に形成されたn−AlGaN半導体材料層のうちゲート電極形成領域に対応した領域のn−AlGaN半導体材料層をエッチング処理によって取り除き、該n−AlGaN半導体材料層が取り除かれた領域に前記絶縁膜を形成してから、該形成した絶縁膜上にゲート電極を形成することによって製造されることを特徴とする。
本発明は、ソース電極直下およびドレイン電極直下にそれぞれn−AlGaN半導体材料層を形成し、さらにn−AlGaN半導体材料層の間に位置するチャネル層上に形成される絶縁膜の上にゲート電極を形成することによって、ソース電極およびドレイン電極とn−AlGaN半導体材料層との接触抵抗を低下させたノーマリーオフ型のGaN系FETを簡易な製造工程によって実現することができる。また、AlGaN層を導電性のn型にすることによって、絶縁膜とAlGaN層との界面、またはAlGaN層とGaN層の界面でのチャージの発生を防止し、電流コラプスの発生を抑制することができる。
以下、図面を参照して、この発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。図面の記載において、同一部分には同一の符号を付している。さらに、図面は模式的なものであり、各層の厚みと幅との関係、各層の比率などは、現実のものとは異なることに留意する必要がある。図面の相互間においても、互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれている。
まず、本実施の形態にかかるGaN系FETを説明する。図1は、本実施の形態にかかるGaN系FETの構造を示す図である。図1に示すように、実施の形態にかかるFET1は、Si(111)基板などの半絶縁性の基板11上に、AlN層12と、GaN層とAlN層との積層構造で形成されるバッファ層13と、チャネル層として機能するp−GaN層14とが順次積層される。そして、p−GaN層14上には、アンドープGaNによって形成される電子走行層15と、Siなどのn型の不純物を高濃度でドーピングしたn−AlGaN層16とが形成される。なお、電子走行層15とn−AlGaN層16とは、他方の電子走行層15およびn−AlGaN層16に対して隔離して形成される。
電子走行層15とn−AlGaN層16とは、他方の電子走行層15とn−AlGaN層16と隔離して形成される。そして、電子走行層15とn−AlGaN層16との間から表出しているp−GaN層14の表面上、すなわち電子走行層15とn−AlGaN層16間に位置するチャネル層上には、SiOなどの絶縁膜17が形成される。さらに、この絶縁膜17上には、ゲート電極Gが形成される。なお、このゲート電極Gは、TiおよびAlを積層することによって形成される。
そして、一方のn−AlGaN層16直上にはソース電極Sが形成され、他方のn−AlGaN層16直上にはドレイン電極Dが形成される。言い換えると、ソース電極S直下およびドレイン電極D直下にそれぞれn−AlGaN層16が形成される。このソース電極Sおよびドレイン電極Dは、TiおよびAlを積層することによって形成される。
ここで、p−GaN層14とアンドープGaNで形成される電子走行層15とはヘテロ接合しているため、電子走行層15直下の接合界面近傍のp−GaN層14には、キャリアとして機能する2次元電子ガス18が生じる。一方、ゲート電極G下方のp−GaN層14上には、電子走行層15が形成されず絶縁膜17がp−GaN層14表面を被覆しているため、ゲート電極G直下に位置するp−GaN層14には2次元電子ガス18は生じない。言い換えると、FET1においては、2次元電子ガス18は、連続して生じるのではなく、ゲート電極G直下で遮断される。すなわち、FET1においては、2次元電子ガス18は、絶縁膜17形成箇所で、その広がりが断絶した状態となっている。
したがって、FET1においては、ゲート開放時には、p−GaN層14内を流れるドレイン電流は抑制され、ピンチオフ電圧は低下する。これに対し、ゲート電極Gに所定のバイアス電圧を印加すると、絶縁膜17直下に位置するp−GaN層14には、電子の反転分布層が発生する。この結果、電圧印加前は断絶した2次元電子ガス18が、この反転分布層を介して互いに連結するため、FET1は、FET動作を示すことができる。
このように、FET1は、絶縁膜17形成のためにn−AlGaN層16および電子走行層15のゲート電極G直下部分を除去して、FET1の閾値電極を低くすることによって、ゲート開放時であってもドレイン電流が流れないMOS構造のノーマリーオフ型のFETとして機能する。たとえば、このFET1を電源用スイッチングデバイスとして用いた場合には、従来のFETのようにスイッチオフの状態にするためにゲート電極に上記したゲート閾値以上のゲートバイアス電圧を印加し続ける必要がないことから、パワースイッチングに応用した場合であって、デバイスが壊れた時であっても安全性を確保することもできる。
また、FET1においては、n−AnGaN層16およびアンドープGaNによって形成される電子走行層15のヘテロ構造を採用し、ソース電極Sおよびドレイン電極Dをn−AlGaN層16上に形成することから、金属で形成されるソース電極Sおよびドレイン電極Dの直下の層がn型の半導体層であるn−AlGaN層16となるため、ソース電極Sおよびドレイン電極Dと、これらの各電極直下の層とがオーミック接触することとなる。すなわち、FET1においては、コンタクト層を形成せずとも、電子は金属であるソース電極Sおよびドレイン電極Dとn−AlGaN層16間を自由に移動できるため、ソース電極Sおよびドレイン電極Dとn−AlGaN半導体材料層との接触抵抗を格段に低下させることができ、FET形成工程の簡略化とともに、FETの高性能化を図ることができる。
さらに、FET1においては、電子走行層15上の層にn−AlGaN層16を形成しているため、ゲート電極Gおよびドレイン電極D間に高電界が印加された場合であっても、絶縁膜17とAlGaN層との界面、またはAlGaN層とGaN層の界面には、チャージ(帯電)が発生しない。チャージが発生した場合にはチャージ発生直下のヘテロ接合界面に発生する2次元電子ガス18が空乏化することに起因して電流が減少してしまうという電流コラプスが発生するおそれがあるのに対し、FET1においては、チャージ自体が発生しないため、この電流コラプスの発生が抑制できることから、所定の性能を保持した状態で長時間のFET動作を継続することが可能になる。
つぎに、図1に示すFET1の製造方法について説明する。まず、図2に示すように、基板11上に、トリメチルガリウム(TMGa)と、トリメチルアルミニウム(TMAl)とアンモニア(NH)とをそれぞれ58μmol/min、100μmol/min、12l/minの流量で導入し、成長温度1050℃で、AlN層12、バッファ層13であるGaN/AlN層、p−GaN層14とをエピタキシャル成長させる。AlN層12は、たとえば100nm積層される。バッファ層13は、200nmであるGaN層と20nmであるAlN層を8層積層されることによって形成される。また、p−GaN層14は、500nm積層され、p型不純物として、たとえばMgがドーピングされており、Mg濃度が1E17cm−3となるように調整されている。このMg濃度の測定は、SIMSにより行われる。
次いで、TMGaとNHとを、それぞれ19μmol/min、12l/minの流量で導入し、成長温度1050で、100nmの膜厚のアンドープGaN層15aをp−GaN層14上にエピタキシャル成長させる。そして、TMAlとTMGaとNHとを、それぞれ125μmol/min、19μmol/min、12l/minの流量で導入し、成長温度1050℃で、20nmのn−AlGaN層16aをアンドープGaN層15a上にエピタキシャル成長させる。このn−AlGaN層16aのAl組成は、たとえば25%である。また、このn−AlGaN層16aには、n型の不純物として、たとえばSiが1.0E18cm−3以上1.0E19cm−3以下の濃度でドーピングされている。Siのドーピングには、SiHが用いられる。なお、アンドープGaN層15aおよびn−AlGaN層16aの各形成工程におけるTMAl、TMGaおよびNHの導入においては、100%水素ガスがキャリアガスとして用いられる。
そして、図3に示すように、ゲート電極形成領域に対応する領域SeのアンドープGaN層15aおよびn−AlGaN層16aをエッチングによって取り除き、電子走行層15およびn−AlGaN層16を他の電子走行層15およびn−AlGaN層16と隔離させる。この場合、n−AlGaN層16a上に、エッチングマスク用のSiO膜を形成し、領域SeのSiO膜のみをエッチングした後、残ったSiO膜をマスクとして、p−GaN層14が露出するまで、ゲート電極形成領域のアンドープGaN層15aおよびn−AlGaN層16aを塩素などでエッチングする。
つぎに、図4に示すように、領域Seを含むp−GaN層14、電子走行層15およびn−AlGaN層16上に絶縁膜17aを形成する。この絶縁膜17aは、たとえばPCVDで形成された厚さ60nmのSiO膜である。
そして、ソース電極Sおよびドレイン電極Dが形成される領域以外をマスクした後に、図5に示すように、ソース電極Sおよびドレイン電極Dが形成される領域の絶縁膜をフッ酸で除去する。次いで、図6に示すように、この絶縁膜を除去した領域に、リフトオフ法を用いて、ソース電極Sおよびドレイン電極Dを形成する。ソース電極Sおよびドレイン電極Dは、n−AlGaN層16表面から順に、Ti層、Al層の順に形成されている。Ti層はたとえば25nmであり、Al層はたとえば300nmである。Ti層およびAl層は、スパッタ法または真空蒸着法によって形成される。その後、600℃10分のアニール処理を行う。
その後、図7に示すように、リフトオフ法を用いて、絶縁膜17上にゲート電極Gを形成する。ゲート電極Gは、絶縁膜17表面から順に、Ti層、Al層、Ti層の順に形成されている。各Ti層およびAl層は、スパッタ法または真空蒸着法によって形成される。このように、従来において必要であったコンタクト層を形成する必要がないため、簡易な製造工程で図1に示すFET1を製造することができる。
つぎに、n−AlGaN層16にドーピングされるSi濃度とn−AlGaN層の接触比抵抗について説明する。図8は、n−AlGaN層16にドーピングされるSi濃度とn−AlGaN層の接触比抵抗とを示す図である。図8に示すように、Siのドーピング量が増加するにしたがって、接触比抵抗が低下していく。ここで、n−AlGaN層16の接触比抵抗は、5E−5Ωcm以下であればFET動作を正常に行うことができる。さらに、n−AlGaN層16の接触比抵抗は、5E−6Ωcm以下であればFET動作の高性能化を図ることができる。したがって、Siのドーピング濃度は、n−AlGaN層16の接触比抵抗が5E−5Ωcmである5.0E17cm−3以上である必要があり、さらに接触比抵抗が5E−6Ωcmである1.0E18cm−3以上であることが望ましい。そして、Siのドーピング濃度が2.0E19cm−3以上である場合には、臨界膜厚が薄くなることに起因して、クラックが発生してしまう。このため、Siのドーピング濃度は、2.0E19cm−3未満である必要があり、n−AlGaN層16を安定して形成するためには、1.0E19cm−3であることが望ましい。
このように、n−AlGaN層16のSi濃度を1.0E18cm−3以上1.0E19cm−3以下に設定することによって、n−AlGaN層16のクラック発生を防止するとともに、ソース電極Sおよびドレイン電極Dとn−AlGaN層16との間における接触抵抗を低下させたFET1を実現することが可能になる。
なお、本実施の形態においては、n−AlGaN層16にドーピングするn型不純物としてSiを例に説明したが、Siの他にTe、Sを用いることができる。ドーピング濃度は、n−AlGaN層16の接触比抵抗値などをもとに設定すればよい。
また、本実施の形態においては、SiOを用いて絶縁膜17を形成した場合を例に説明したが、もちろんこれに限らず、AlN、Al、Ga、TaO、SiNまたはSiONを用いて絶縁膜17を形成してもよい。
また、本実施の形態においては、ソース電極Sおよびドレイン電極DをTi層/Al層で形成した場合を例に説明したが、もちろんこれに限らず、Ti層と、AlとSiの合金膜と、Mo膜とをn−AlGaN層16上に順次積層することによってソース電極Sおよびドレイン電極Dを形成してもよい。この場合、たとえば、Ti層の厚さは0.025μm、AlとSiの合金層の厚さは0.1μmであり、Al:Siの組成比は0.88:0.12であり、その後のアニール条件は900℃1分である。また、Ti層、Si層、Al層およびMo層をn−AlGaN層16上に順次積層することによってソース電極Sおよびドレイン電極Dを形成してもよい。この場合、たとえば、Ti層の厚さは0.025μmであり、Si層の厚さは0.01μmであり、Al層の厚さは0.09μmであり、その後、900℃1分のアニール処理を行いAlとSiとの混晶相を形成する。
また、本実施の形態においては、ゲート電極Gの材料としては、PtとAuを順次蒸着したもの、PdとAuを順次蒸着したもの、PdとAuを順次蒸着したもの、NiとAuを順次蒸着したもの、Pt、NiおよびAuを順次蒸着したもの、WとAuを順次蒸着したものが他に挙げられる。
実施の形態にかかるGaN系FETの構造を示す図である。 図1に示すGaN系FETの製造方法を説明する図である。 図1に示すGaN系FETの製造方法を説明する図である。 図1に示すGaN系FETの製造方法を説明する図である。 図1に示すGaN系FETの製造方法を説明する図である。 図1に示すGaN系FETの製造方法を説明する図である。 図1に示すGaN系FETの製造方法を説明する図である。 n−AlGaN層16にドーピングされるSi濃度とn−AlGaN層の接触比抵抗とを示す図である。 従来技術にかかるGaN系FETの構造を示す図である。 図9の一部拡大図である。
符号の説明
11 基板
12 AlN層
13 バッファ層
14 p−GaN層
15 電子走行層
16 n−AlGaN層
17 絶縁膜
S ソース電極
D ドレイン電極
G ゲート電極

Claims (4)

  1. ソース電極と、
    ドレイン電極と、
    p−GaN半導体材料によって形成されるチャネル層と、
    前記ソース電極直下および前記ドレイン電極直下にそれぞれ形成されたn−AlGaN半導体材料層と、
    前記n−AlGaN半導体材料層の間に位置する前記チャネル層上に形成される絶縁膜と、
    前記絶縁膜上に形成されるゲート電極と、
    を備えたことを特徴とするGaN系電界効果トランジスタ。
  2. 前記n−AlGaN半導体材料層は、n型不純物としてSiをドーピングしたAlGaN半導体材料によって形成されることを特徴とする請求項1に記載のGaN系電界効果トランジスタ。
  3. 前記Siのドーピング濃度は、1.0E18cm−3以上1.0E19cm−3以下であることを特徴とする請求項1または2に記載のGaN系電界効果トランジスタ。
  4. 前記チャネル層上に形成されたn−AlGaN半導体材料層のうちゲート電極形成領域に対応した領域のn−AlGaN半導体材料層をエッチング処理によって取り除き、該n−AlGaN半導体材料層が取り除かれた領域に前記絶縁膜を形成してから、該形成した絶縁膜上にゲート電極を形成することによって製造されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載のGaN系電界効果トランジスタ。
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