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JP2009159786A - 電力変換装置 - Google Patents

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JP2009159786A JP2007337793A JP2007337793A JP2009159786A JP 2009159786 A JP2009159786 A JP 2009159786A JP 2007337793 A JP2007337793 A JP 2007337793A JP 2007337793 A JP2007337793 A JP 2007337793A JP 2009159786 A JP2009159786 A JP 2009159786A
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Katsunori Tanaka
克典 田中
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Abstract

【課題】スイッチング素子の発熱を抑制して、発熱による損失を抑制するとともに、従来に比較して冷却機能の低い冷却手段を使用することができる電力変換装置を提供する。
【解決手段】第1スイッチング素子S1及び第2スイッチング素子S2の直列回路と、第3スイッチング素子S3及び第4スイッチング素子S4の直列回路とが並列に接続され、各スイッチング素子S1〜S4と逆並列にダイオードが接続されている。スイッチング素子S1とスイッチング素子S2との接続点及びスイッチング素子S3とスイッチング素子S4との接続点にそれぞれコイルを介し入力端子が接続されている。交流電源から入力される交流を直流に変換する際に、スイッチング素子S1及びスイッチング素子S4を交互にスイッチングさせる期間と、スイッチング素子S2及びスイッチング素子S3を交互にスイッチングさせる期間とが交互になるように各スイッチング素子S1〜S4が制御装置により制御される。
【選択図】図2

Description

本発明は、電力変換装置に係り、詳しくは交流を直流に変換する機能を備えた電力変換装置に関する。
従来、無停電電源装置として、図8に示すように、外部の商用交流電源51より交流が一次側に入力され、二次側に負荷52と双方向インバータ53とが接続された電源トランス54を備え、双方向インバータ53にバッテリ55が接続された構成のものがある(例えば、特許文献1参照。)。電源トランス54は、通常時は、商用交流を電源として負荷52に交流を供給するとともに、双方向インバータ53を介してバッテリ55を充電する。停電時は、バッテリ55から双方向インバータ53を介して電源トランス54に交流が供給され、負荷52に電力が供給される。双方向インバータ53は、高周波成分を遮断するローパスフィルタ53aと、4個のスイッチング素子Q1,Q2,Q3,Q4からなるブリッジ回路とで構成されている。スイッチング素子としてFETが使用されている。双方向インバータ53が充電器として動作する場合は、スイッチング素子Q1,Q2をオフ状態に設定し、制御部56でスイッチング素子Q3,Q4をスイッチングすることにより、図8に示す電流経路a,bに電流が流れてバッテリ55を充電する。なお、図8の1点鎖線で示す電流経路aは、電源トランス54からの交流電圧の方向がプラスの場合を示し、図8の2点鎖線で示す電流経路bは、電源トランス54からの交流電圧の方向がマイナスの場合を示している。
また、低燃費や排気ガス削減のため、始動時や低速域ではモータで駆動輪を駆動し、中高速域ではエンジンで駆動輪を駆動する所謂ハイブリッド車が実用化されている。しかし、近年、さらなる環境負荷低減のために、家庭用電源(系統電源)でバッテリを充電可能な所謂プラグイン・ハイブリッド車が考えられている。例えば、深夜電力でバッテリを充電してモータによる電気自動車モードで走行できる距離を長くした場合、ガソリン等に対して電気を用いる比率が高まるため、一般的なハイブリッド車に比べて二酸化炭素の排出量削減や大気汚染防止への効果が期待できる。また、系統電源は個々に発電するより発電コストが低く、料金の安い深夜電力を利用して充電すれば、燃料代も低減可能となる。この場合も、バッテリを充電するためと、バッテリに充電された電力を交流電流としてモータに供給するためとに双方向インバータを備えている。
特開2003−143772号公報
従来の双方向インバータにおいては、交流入力を直流に変換する場合、インバータの上アームを構成するスイッチング素子Q1,Q2はオフ状態に保持され、下アームのQ3,Q4のみが動作する。そのため、4個のスイッチング素子のうちの2個に電流が流れる時間が多くなり、発熱が大きくなって損失が増える。そのため、冷却能力の高い冷却手段、例えば、空冷であれば大型のファンが必要になり、装置も大型化するという問題がある。
本発明は、前記の問題に鑑みてなされたものであって、その目的は交流を直流に変換する機能を備えた電力変換装置において、スイッチング素子の発熱を抑制して、発熱による損失を抑制するとともに、同じ電力を供給する際に、従来に比較して冷却機能の低い冷却手段を使用することができる電力変換装置を提供することにある。
前記の目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、交流電源に接続されて前記交流電源から入力される交流を直流に変換する変換部を備えた電力変換装置である。そして、第1スイッチング素子及び第2スイッチング素子の直列回路と、第3スイッチング素子及び第4スイッチング素子の直列回路とが並列に接続されるとともに、各スイッチング素子と逆並列にダイオードがそれぞれ接続されたブリッジ回路を備えている。また、前記ブリッジ回路の前記第1スイッチング素子と前記第2スイッチング素子との接続点及び前記第3スイッチング素子と前記第4スイッチング素子との接続点にそれぞれコイルを介して接続された入力端子と、前記ブリッジ回路の前記第1スイッチング素子と前記第3スイッチング素子との接続点及び前記第2スイッチング素子と前記第4スイッチング素子との接続点にそれぞれ接続された出力端子とを備えている。さらに、前記交流電源から入力される交流を直流に変換する際に、前記第1スイッチング素子及び第4スイッチング素子を交互にスイッチングさせる期間と、前記第2スイッチング素子及び第3スイッチング素子を交互にスイッチングさせる期間とが交互になるように前記各スイッチング素子を制御する制御手段を備えている。ここで、各スイッチング素子に逆並列に接続された各ダイオードは、独立した部品に限らず、スイッチング素子の寄生ダイオードであってもよい。
各スイッチング素子がスイッチングされる際にコイルに蓄えられたエネルギーが出力されることにより、ブリッジ回路は昇圧コンバータとして機能する。第1スイッチング素子及び第3スイッチング素子がオフ状態に保持されて、第2スイッチング素子と第4スイッチング素子とがスイッチングされる構成では、同じスイッチング素子が短時間でスイッチングを繰り返すことになり、スイッチング素子の発熱が大きくなる。そして、発熱を抑制するために大きな冷却能力を有する冷却手段が必要になり装置が大型化する。しかし、この発明では、第1スイッチング素子及び第4スイッチング素子が交互にスイッチングする状態と、第2スイッチング素子及び第3スイッチング素子が交互にスイッチングする状態とが繰り返されるため、同じスイッチング素子がオン状態となる時間が短くなって発熱が抑制される。したがって、同じ電力を供給する際に、従来に比較して冷却能力の小さな冷却手段で冷却が可能となり、装置の小型化を図ることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記制御手段は、前記第1スイッチング素子及び第4スイッチング素子を交互にスイッチングさせる期間と、前記第2スイッチング素子及び第3スイッチング素子を交互にスイッチングさせる期間との間にデッドタイムを設ける状態で制御を行う。この発明では、第1スイッチング素子と第2スイッチング素子とが同時にオン状態になることが確実に回避され、エネルギーの逆流が生じることを防止することができる。
本発明によれば、交流を直流に変換する機能を備えた電力変換装置において、スイッチング素子の発熱を抑制して、発熱による損失を抑制するとともに、同じ電力を供給する際に、従来に比較して冷却機能の低い冷却手段を使用することができる。
(第1の実施形態)
以下、本発明を具体化した第1の実施形態を図1〜図6にしたがって説明する。
図1に示すように、電力変換装置11は、交流電源12に接続されて交流電源12から入力される交流を直流に変換する変換部13、即ちインバータを備えている。この実施形態では交流電源12として、系統電源が使用される。変換部13は、第1スイッチング素子S1及び第2スイッチング素子S2の直列回路と、第3スイッチング素子S3及び第4スイッチング素子S4の直列回路とが並列に接続されてブリッジ回路が構成されている。各スイッチング素子S1〜S4にはダイオードD1〜D4がそれぞれ逆並列に接続されている。この実施形態では、各スイッチング素子S1〜S4として絶縁ゲートバイポーラ型トランジスタ(IGBT)が使用され、各スイッチング素子S1〜S4のコレクタとエミッタ間には、ダイオードD1〜D4が逆並列に接続されている。
第1スイッチング素子S1のエミッタと第2スイッチング素子S2のコレクタとの接続点は、コイル14bを介して入力端子15bに接続されている。第3スイッチング素子S3のエミッタと第4スイッチング素子S4のコレクタとの接続点は、コイル14aを介して入力端子15aに接続されている。
第1スイッチング素子S1のコレクタと第3スイッチング素子S3のコレクタとの接続点は出力端子16aに、第2スイッチング素子S2のエミッタと第4スイッチング素子のエミッタとの接続点が出力端子16bに、それぞれ接続されている。出力端子16a,16bは、バッテリEを充電する充電器17に接続されている。
各スイッチング素子S1〜S4を制御する制御手段としての制御装置18は、各スイッチング素子S1〜S4のゲートに制御信号を出力する。制御装置18は、図示しないマイクロコンピュータ(マイコン)を備え、マイコンのメモリに記憶されたプログラムメモリに基づいて、各スイッチング素子S1〜S4を制御する。制御装置18は、バッテリEの充電時、交流電流の位相を交流電圧の位相と同位相になるようにスイッチング素子S1〜S4を制御する。
制御装置18は、交流電源12から入力される交流を直流に変換する際に、第1スイッチング素子S1及び第4スイッチング素子S4を交互にスイッチングさせる期間T1と、第2スイッチング素子S2及び第3スイッチング素子S3を交互にスイッチングさせる期間T2とが交互になるように各スイッチング素子S1〜S4を制御する。制御装置18は、第1スイッチング素子S1及び第4スイッチング素子S4を交互にスイッチングさせる期間T1と、第2スイッチング素子S2及び第3スイッチング素子S3を交互にスイッチングさせる期間T2との間にデッドタイムTdを設ける状態で制御を行う。
制御装置18は、第1スイッチング素子S1及び第4スイッチング素子S4を交互にスイッチングさせる期間T1において、第1スイッチング素子S1及び第4スイッチング素子S4が同時にオン状態にならないように、第1スイッチング素子S1と第4スイッチング素子S4のオン状態の間に、図示しないがデッドタイムを設ける状態で制御を行う。また、第2スイッチング素子S2及び第3スイッチング素子S3を交互にスイッチングさせる期間T2において、第2スイッチング素子S2及び第3スイッチング素子S3が同時にオン状態にならないように、第2スイッチング素子S2と第3スイッチング素子S3のオン状態の間に、図示しないがデッドタイムを設ける状態で制御を行う。
次に前記のように構成された電力変換装置11の作用を説明する。
交流電源12である系統電源から入力される交流電圧をバッテリEが充電可能な直流電圧に変換する場合、即ち、系統電源でバッテリEを充電する場合は、各スイッチング素子S1〜S4が、制御装置18からの制御信号により、供給された交流電圧を直流電圧に変換するようにスイッチング制御され、変換された直流電圧が充電器17に供給される。その際、各スイッチング素子S1〜S4は、2つのコイル14a,14bを昇圧回路のコイルとして機能するように制御されるとともに、供給された交流電流の位相が交流電圧の位相と同じになるように制御される。
具体的には、図2(a),(b)に示すように、第2スイッチング素子S2及び第3スイッチング素子S3が交互にスイッチングされる期間T2と、第1スイッチング素子S1及び第4スイッチング素子S4が交互にスイッチングされる期間T1とが、所定周期(系統電源の周波数に対応した周期)で繰り返されるように制御される。期間T1と期間T2との間にはデッドタイムTdが設けられる。
交流電源12から入力される電流の向きが、コイル14bを通って変換部13に向かい、コイル14aを通って交流電源12に戻る状態のときには、スイッチング素子S1,S4がオフ状態に維持され、第2及び第3スイッチング素子S2,S3が交互にスイッチングされる。そして、第2スイッチング素子S2がオン、第3スイッチング素子S3がオフの状態では、図3(a)に示すように、交流電源12から供給される電流は、コイル14b→第2スイッチング素子S2→ダイオードD4→コイル14a→となるように流れ、コイル14a,14bに電気エネルギーが蓄積される。そして、スイッチング素子S2がオフすると、コイル14a,14bに蓄積されたエネルギーが加えられた状態で、図3(b)に示すように、コイル14b→ダイオードD1→充電器17→ダイオードD4→コイル14a→となるように電流が流れる。
また、第2スイッチング素子S2がオフ、第3スイッチング素子S3がオンの状態では、交流電源12から供給される電流は、図3(c)に示すように、コイル14b→ダイオードD1→第3スイッチング素子S3→コイル14a→となるように電流が流れ、コイル14a,14bに電気エネルギーが蓄積される。そして、スイッチング素子S3がオフすると、コイル14a,14bに蓄積されたエネルギーが加えられた状態で、図3(d)に示すように、コイル14b→ダイオードD1→充電器17→ダイオードD4→コイル14a→となるように電流が流れる。
一方、交流電源12から入力される電流の向きが、交流電源12からコイル14aを通って変換部13に向かい、コイル14bを通って交流電源12に戻る状態のときには、スイッチング素子S2,S3がオフ状態に維持され、第1及び第4スイッチング素子S1,S4が交互にスイッチングされる。第1スイッチング素子S1がオン、第4スイッチング素子S4がオフの状態では、交流電源12から供給される電流は、図4(a)に示すように、コイル14a→ダイオードD3→第1スイッチング素子S1→コイル14b→となるように電流が流れ、コイル14a,14bに電気エネルギーが蓄積される。そして、スイッチング素子S1がオフすると、コイル14a,14bに蓄積されたエネルギーが加えられた状態で、図4(b)に示すように、コイル14a→ダイオードD3→充電器17→ダイオードD2→コイル14b→となるように電流が流れる。
また、第1スイッチング素子S1がオフ、第4スイッチング素子S4がオンの状態では、交流電源12から供給される電流は、図5(a)に示すように、コイル14a→第4スイッチング素子S4→ダイオードD2→コイル14b→となるように電流が流れ、コイル14a,14bに電気エネルギーが蓄積される。そして、スイッチング素子S4がオフすると、コイル14a,14bに蓄積されたエネルギーが加えられた状態で、図5(b)に示すように、コイル14a→ダイオードD3→充電器17→ダイオードD2→コイル14b→となるように電流が流れる。
従来技術の場合は、図6に示すように、交流電源12から入力される交流電流の1周期の半分の期間に第2スイッチング素子S2がオン、オフ制御され、残りの半分の期間に第4スイッチング素子S4がオン、オフ制御される。一方、この実施形態では、図2(b)に示すように、交流電源12から入力される交流電流の1周期のほぼ半分の期間T2に第2及び第3スイッチング素子S2,S3が交互にオン、オフ制御され、残りの半分の期間T1に第1及び第4スイッチング素子S1,S4が交互にオン、オフ制御される。即ち、この実施形態では、各スイッチング素子S1〜S4がオンになる時間が従来のほぼ1/2になる。その結果、各スイッチング素子S1〜S4の発熱量がほぼ半分になる。
この実施形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(1)電力変換装置11は、第1スイッチング素子S1及び第2スイッチング素子S2の直列回路と、第3スイッチング素子S3及び第4スイッチング素子S4の直列回路とが並列に接続されるとともに、各スイッチング素子S1〜S4と逆並列にダイオードD1〜D4がそれぞれ接続された変換部13を備えている。また、第1スイッチング素子S1と第2スイッチング素子S2との接続点及び第3スイッチング素子S3と第4スイッチング素子S4との接続点に、入力端子15a,15bがコイル14a,14bを介してそれぞれ接続されている。第1スイッチング素子S1と第3スイッチング素子S3との接続点及び第2スイッチング素子S2と第4スイッチング素子S4との接続点にそれぞれ接続された出力端子16a,16bを備えている。また、交流電源12から入力される交流を直流に変換する際に、第1及び第4スイッチング素子S1,S4を交互にスイッチングさせる期間T1と、第2及び第3スイッチング素子S2,S3を交互にスイッチングさせる期間T2とが交互になるように各スイッチング素子S1〜S4を制御する制御装置18が設けられている。したがって、各スイッチング素子S1〜S4のオン状態になる時間が短くなって発熱が抑制され、同じ電力を供給する際に、従来に比較して冷却能力の小さな冷却手段で冷却が可能となり、装置の小型化を図ることができる。
(2)制御装置18は、第1スイッチング素子S1及び第4スイッチング素子S4を交互にスイッチングさせる期間T1と、第2スイッチング素子S2及び第3スイッチング素子S3を交互にスイッチングさせる期間T2との間にデッドタイムTdを設ける状態で制御を行う。したがって、第1スイッチング素子S1と第2スイッチング素子S2とが同時にオン状態になることが確実に回避され、エネルギーの逆流が生じることを防止することができる。
(3)各スイッチング素子S1〜S4として、絶縁ゲートバイポーラ型トランジスタ(IGBT)が使用されている。したがって、各スイッチング素子S1〜S4に流れる電流量が大きな場合(例えば、100A以上)でも、スイッチング素子S1〜S4の耐久性が向上する。
(第2の実施形態)
次に本発明をプラグイン・ハイブリッド車の電力変換装置に具体化した実施形態を図7に従って説明する。なお、第1の実施形態と同じ部分は同じ符号を付して詳しい説明を省略する。
コイル14aと入力端子15aとの接続点及びコイル14bと入力端子15bとの接続点の間にはコンデンサ20が接続されている。コイル14a,14b及びコンデンサ20により平滑フィルタが構成されている。コイル14a,14bは系統電源用接続部21に接続されている。系統電源用接続部21は、系統電源のコンセントに接続可能なプラグ22及び家電製品のプラグを接続可能なアダプタとしてのコンセント23を備えている。プラグ22及びコンセント23は、スイッチ24,25を介して入力端子15a,15bに接続されている。スイッチ24,25はそれぞれリレーのc接点で構成されており、リレーのオン状態でスイッチ24,25はプラグ22を変換部13と通電可能な状態に保持され、リレーのオフ状態でコンセント23を変換部13と通電可能な状態に保持されるように構成されている。
バッテリEと変換部13との間に絶縁伝達部26が接続されている。絶縁伝達部26は、図示しないトランス及びトランスの一次側及び二次側に接続された図示しないHブリッジ回路を備えている。そして、絶縁伝達部26は、Hブリッジ回路の各スイッチング素子が制御装置18によって制御され、バッテリEの直流を家電製品の使用電圧の直流に変換して変換部13に供給する機能と、系統電源から供給されて変換部13で直流に変換された電流をバッテリEに充電する機能を果たすようになっている。
この実施形態においては、プラグ22から系統電源を変換部13に供給してバッテリEを充電する場合は、前記第1の実施形態と同様にして、各スイッチング素子S1〜S4が制御される。
一方、バッテリEを電源としてコンセント23に接続された電気製品を駆動する場合は、バッテリEを電源として変換部13に出力端子16a,16bから直流が供給される。そして、各スイッチング素子S1〜S4は、出力端子16a,16bから変換部13に供給される直流を交流に変換して、コンセント23から所定電圧、所定周波数(例えば、100V、60Hz)の交流電圧が得られるように、制御装置18からの制御信号によってスイッチング制御される。具体的には、スイッチング素子S1,S4とスイッチング素子S2,S3が交互にオン、オフ制御される。
したがって、この実施形態では、双方向インバータを備えた電力変換装置において、バッテリEの充電時に各スイッチング素子S1〜S4の発熱が抑制され、同じ電力を供給する際に、従来に比較して冷却能力の小さな冷却手段で冷却が可能となり、装置の小型化を図ることができる。
実施形態は前記に限定されるものではなく、例えば、次のように具体化してもよい。
○ 変換部13を構成するスイッチング素子S1〜S4は、IGBTに限らず、例えばMOSEFTやパワーバイポーラトランジスタを使用してもよい。MOSFETは寄生ダイオードを有するため、スイッチング素子として寄生ダイオードを有しないIGBTを使用した場合と異なり、ダイオードを接続する手間が不要になり、構成も簡単になる。
○ 交流電源12は、系統電源に限らず、発電機で発電された交流を供給する構成であってもよい。例えば、ハイブリッド車では、走行用モータとしてモータジェネレータが使用され、モータジェネレータが発電機として機能した場合に発電された電力をバッテリEに充電する構成になっている。
○ 変換部13が双方向インバータとして機能せず、交流を直流に変換する動作のみ行う場合、変換部13は充電器17に接続される構成に限らず、直流で動作する電気機器に直接接続される構成や、コネクタを介して接続される構成としてもよい。
以下の技術的思想(発明)は前記実施形態から把握できる。
(1)請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記各スイッチング素子としてMOSFETが使用され、各スイッチング素子に逆並列に接続されたダイオードはMOSFETの寄生ダイオードで構成されている。
(2)請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記各スイッチング素子として絶縁ゲートバイポーラ型トランジスタが使用されている。
(3)請求項1、請求項2及び前記技術的思想(1),(2)のいずれか一項に記載の発明において、前記制御手段は、前記出力端子が直流電源に接続された状態で、前記変換部を構成する各スイッチング素子を前記直流電源から供給される直流を交流に変換して前記入力端子へ出力するように制御可能に構成されている。
(4)第1スイッチング素子及び第2スイッチング素子の直列回路と、第3スイッチング素子及び第4スイッチング素子の直列回路とが並列に接続されるとともに、各スイッチング素子と逆並列にダイオードがそれぞれ接続されたブリッジ回路を備えた双方向インバータにおけるスイッチング素子の制御方法であって、
交流電源から入力される交流を直流に変換する際に、前記第1スイッチング素子及び第4スイッチング素子を交互にスイッチングさせる期間と、前記第2スイッチング素子及び第3スイッチング素子を交互にスイッチングさせる期間とが交互になるように前記各スイッチング素子を制御するスイッチング素子の制御方法。
第1の実施形態における電力変換装置の回路図。 (a)スイッチング素子S1〜S4のオン、オフ状態の時間変化を示す模式図、(b)はスイッチング素子S1〜S4をスイッチングした場合の電流波形と各スイッチング素子S2,S4のオン、オフ状態との関係を示す模式図。 (a),(b)はスイッチング素子S2がスイッチングされるときの動作を説明する回路図、(c),(d)はスイッチング素子S3がスイッチングされるときの動作を説明する回路図。 (a),(b)はスイッチング素子S1がスイッチングされるときの動作を説明する回路図。 (a),(b)はスイッチング素子S4がスイッチングされるときの動作を説明する回路図。 スイッチング素子S2,S4のみをスイッチングした場合の電流波形と各スイッチング素子S2,S4のオン、オフ状態の関係を示す模式図。 第2の実施形態の電力変換装置を示す回路図。 従来技術の双方向インバータの動作を説明する回路図。
符号の説明
D1,D2,D3,D4…ダイオード、S1…第1スイッチング素子、S2…第2スイッチング素子、S3…第3スイッチング素子、S4…第4スイッチング素子、T1,T2…期間、Td…デッドタイム、11…電力変換装置、12…交流電源、13…変換部、14a,14b…コイル、15a,15b…入力端子、16a,16b…出力端子、18…制御手段としての制御装置。

Claims (2)

  1. 交流電源に接続されて前記交流電源から入力される交流を直流に変換する変換部を備えた電力変換装置であって、
    第1スイッチング素子及び第2スイッチング素子の直列回路と、第3スイッチング素子及び第4スイッチング素子の直列回路とが並列に接続されるとともに、各スイッチング素子と逆並列にダイオードがそれぞれ接続されたブリッジ回路と、
    前記ブリッジ回路の前記第1スイッチング素子と前記第2スイッチング素子との接続点及び前記第3スイッチング素子と前記第4スイッチング素子との接続点にそれぞれコイルを介して接続された入力端子と、
    前記ブリッジ回路の前記第1スイッチング素子と前記第3スイッチング素子との接続点及び前記第2スイッチング素子と前記第4スイッチング素子との接続点にそれぞれ接続された出力端子と、
    前記交流電源から入力される交流を直流に変換する際に、前記第1スイッチング素子及び第4スイッチング素子を交互にスイッチングさせる期間と、前記第2スイッチング素子及び第3スイッチング素子を交互にスイッチングさせる期間とが交互になるように前記各スイッチング素子を制御する制御手段と
    を備えていることを特徴とする電力変換装置。
  2. 前記制御手段は、前記第1スイッチング素子及び第4スイッチング素子を交互にスイッチングさせる期間と、前記第2スイッチング素子及び第3スイッチング素子を交互にスイッチングさせる期間との間にデッドタイムを設ける状態で制御を行う請求項1に記載の電力変換装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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