JP2009157934A - メッセージ制御装置及びメッセージ送信制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】受信側と送信側双方の条件を考慮したり、受信側と送信側の条件を使い分けたりし、メッセージの受信端末への送信を制御する。
【解決手段】受信側条件を受信側条件データベース23aに、送信側条件を送信側条件データベース23bに登録しておく。メッセージ制御部26は、使用条件として受信側条件又は送信側条件の少なくとも1つを選択する。メッセージ制御部26は、その選択した使用条件に基づいてメッセージの受信端末への送信方式を決定し、その決定結果に従ってメッセージの送信を制御する。
【選択図】図2
【解決手段】受信側条件を受信側条件データベース23aに、送信側条件を送信側条件データベース23bに登録しておく。メッセージ制御部26は、使用条件として受信側条件又は送信側条件の少なくとも1つを選択する。メッセージ制御部26は、その選択した使用条件に基づいてメッセージの受信端末への送信方式を決定し、その決定結果に従ってメッセージの送信を制御する。
【選択図】図2
Description
本発明は、メッセージ制御装置及びメッセージ送信制御方法に関する。
従来、受信端末におけるデータ文字数の制限や文字コードに基づいて、メッセージの送受信方式を決定し、メッセージを送信するメッセージ配信システムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。又、ファイルの容量が、送信側ユーザが指定した指定値よりも大きいか否かを判定し、指定値以下の場合にはそのままファイルを送信し、指定値よりも大きい場合にはファイルを保存部に転送し、その保存部のアドレスを送信する情報処理装置が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら、従来のメッセージ配信システムは、受信端末におけるデータ文字数の制限や文字コードに基づいて、送受信方式を決定するだけであった。又、従来の情報処理装置は、送信側ユーザが指定したファイルの容量に基づいて送信が制御されるだけであった。そのため、受信側と送信側双方の条件を考慮したり、状況に応じて受信側と送信側の条件を使い分けたりして、メッセージの受信端末への送信を制御することができなかった。
そこで、本発明は、受信側と送信側双方の条件を考慮したり、受信側と送信側の条件を使い分けたりして、メッセージの受信端末への送信を制御することを目的とする。
本発明に係るメッセージ制御装置は、端末装置が受信端末になるときのメッセージの受信端末への送信方式に関する受信側条件を記憶する受信側条件記憶手段と、端末装置が送信端末になるときのメッセージの受信端末への送信方式に関する送信側条件を記憶する送信側条件記憶手段と、送信方式の決定に使用する使用条件として、受信側条件又は送信側条件の少なくとも1つを選択し、その選択した使用条件に基づいてメッセージの受信端末への送信方式を決定し、その決定結果に従ってメッセージの送信を制御する送信制御手段とを備えることを特徴とする。
このようなメッセージ制御装置によれば、端末装置が受信端末になるときのメッセージの受信端末への送信方式に関する受信側条件と、端末装置が送信端末になるときのメッセージの受信端末への送信方式に関する送信側条件を記憶しておくことができる。そして、メッセージ制御装置は、送信方式の決定に使用する使用条件として、記憶している受信側条件又は送信側条件の少なくとも1つを選択し、その選択した使用条件に基づいてメッセージの受信端末への送信方式を決定し、その決定結果に従ってメッセージの送信を制御できる。
そのため、メッセージ制御装置は、受信側条件と送信側条件の双方を使用条件として選択することにより、受信側と送信側双方の条件を考慮して、メッセージの受信端末への送信を制御できる。又、メッセージ制御装置は、受信側条件と送信側条件のどちらかを使用条件として選択することにより、受信側と送信側の条件を使い分けて、メッセージの受信端末への送信を制御できる。
送信制御手段は、受信端末及び送信端末の優先順位、受信側条件及び送信側条件の優先順位、又は、受信端末又は送信端末による使用条件の指定の少なくとも1つに基づいて、使用条件を選択することが好ましい。これによれば、メッセージ制御装置は、端末装置の優先順位や、受信側条件及び送信側条件自体の優先順位、端末装置の要望を考慮して、使用条件を選択できる。
又、送信制御手段は、使用条件として受信側条件及び送信側条件を選択したときに、受信側条件に基づく送信方式(以下「受信側送信方式」という)と送信側条件に基づく送信方式(以下「送信側送信方式」という)が異なる場合には、メッセージの受信端末への送信方式を、受信側送信方式及び送信側送信方式に決定することが好ましい。これによれば、メッセージ制御装置は、受信側送信方式と送信側送信方式が異なる場合であっても、受信側と送信側双方の条件を満足させて、メッセージの受信端末への送信を制御できる。
又、送信方式を受信側送信方式及び送信側送信方式に決定した場合、送信制御手段は、受信側送信方式又は送信側送信方式いずれかを用いてメッセージを送信するよう制御し、その送信結果に基づいて送信に用いなかった送信方式によるメッセージの送信を制御するようにしてもよい。これによれば、メッセージ制御装置は、送信に用いた送信方式による送信結果を活用して、送信に用いなかった送信方式を適切に利用できる。
更に、メッセージ制御装置は、端末装置の処理能力を記憶する端末情報記憶手段を備え、送信制御手段は、受信端末の処理能力に基づいて、メッセージの受信端末への送信方式を決定することが好ましい。これによれば、メッセージ制御装置は、端末装置の処理能力を記憶しておくことができる。そして、メッセージ制御装置は、記憶している受信端末の処理能力も考慮して、メッセージの受信端末への送信を制御できる。
この場合、送信制御手段は、使用条件に基づいて決定した送信方式により送信されるメッセージを受信端末が処理できない場合には、メッセージの受信端末への送信方式を、使用条件に基づいて決定した送信方式と受信端末がメッセージを処理可能な送信方式に決定することが好ましい。これによれば、メッセージ制御装置は、使用条件に基づいて決定した送信方式により送信されるメッセージを受信端末が処理できない場合であっても、受信端末が確実にメッセージを処理できるように、メッセージの受信端末への送信を制御できる。
本発明に係るメッセージ送信制御方法は、メッセージの受信端末への送信方式の決定に使用する使用条件として、端末装置が受信端末になるときのメッセージの受信端末への送信方式に関する受信側条件、又は、端末装置が送信端末になるときのメッセージの受信端末への送信方式に関する送信側条件の少なくとも1つを選択し、その選択した使用条件に基づいてメッセージの受信端末への送信方式を決定し、その決定結果に従ってメッセージの送信を制御することを特徴とする。
以上説明したように、本発明によれば、受信側と送信側双方の条件を考慮したり、受信側と送信側の条件を使い分けたりして、メッセージの受信端末への送信を制御することができる。
〔通信システム〕
図1に示すように、通信システム1は、第1メッセージングシステム10と、メッセージ制御装置20と、第2メッセージングシステム30とを備える。通信システム1は、異なるシステム、第1メッセージングシステム10と第2メッセージングシステム30とを、メッセージ制御装置20を介して接続して構成される。尚、第1メッセージングシステム10と第2メッセージングシステム30との接続の仕方に制約はない。
図1に示すように、通信システム1は、第1メッセージングシステム10と、メッセージ制御装置20と、第2メッセージングシステム30とを備える。通信システム1は、異なるシステム、第1メッセージングシステム10と第2メッセージングシステム30とを、メッセージ制御装置20を介して接続して構成される。尚、第1メッセージングシステム10と第2メッセージングシステム30との接続の仕方に制約はない。
第1メッセージングシステム10は、移動端末10aと、無線基地局10bと、移動通信網10cと、メッセージサーバ10dとを備える。第2メッセージングシステム30は、マルチメディアメッセージングサービス(Multimedia Messaging Service、以下「MMS」と表す)端末30aと、無線基地局30bと、移動通信網30cと、MMSリレー/サーバ30dとを備える。
移動端末10aは、無線基地局10bを介して移動通信網10cに接続し、メッセージサーバ10dとメッセージを送受信する。そして、移動端末10aは、メッセージサーバ10dを介して、MMS端末30aやメッセージ制御装置20とメッセージを送受信する。メッセージサーバ10dは、メッセージ制御装置20を介してMMSリレー/サーバ30dとメッセージを送受信する。又、メッセージサーバ10dは、移動通信網10cを介して移動端末10aとメッセージを送受信する。メッセージサーバ10dは、例えば、i−mode(登録商標)サーバを用いることができる。移動端末10aは、例えば、i−mode(登録商標)端末を用いることができる。
MMS端末30aは、無線基地局30bを介して移動通信網30cに接続し、MMSリレー/サーバ30dとメッセージを送受信する。そして、MMS端末310aは、MMSリレー/サーバ30dを介して、移動端末10aやメッセージ制御装置20とメッセージを送受信する。MMSリレー/サーバ30dは、メッセージ制御装置20を介してメッセージサーバ10dとメッセージを送受信する。又、MMSリレー/サーバ30dは、移動通信網30cを介してMMS端末30aとメッセージを送受信する。
メッセージ制御装置20は、メッセージの送信を制御する。メッセージ制御装置20は、第1メッセージングシステム10と第2メッセージングシステム30との間でメッセージを中継する。以下、MMS端末30aが送信端末となり、移動端末10aが受信端末となる場合を例にとって説明する。送信端末は、メッセージを送信する端末装置であり、受信端末は、メッセージを受信する端末装置である。
図2に示すようにメッセージ制御装置20は、メッセージサーバインタフェース21と、MMSリレー/サーバインタフェース22と、受信側条件データベース23aと、送信側条件データベース23bと、端末情報データベース24と、登録部25と、メッセージ制御部26と、メッセージ格納部27と、間接送信制御部28とを備える。
メッセージサーバインタフェース21は、メッセージサーバ10dとのインタフェースである。MMSリレー/サーバインタフェース22は、MMSリレー/サーバ30dとのインタフェースである。メッセージサーバインタフェース21、MMSリレー/サーバインタフェース22は、移動端末10aやMMS端末30aのような端末装置から制御用メッセージを受信し、登録部25に入力する。
メッセージ制御装置20が受信する制御用メッセージには、受信側条件又は送信側条件を通知する条件通知メッセージと、端末装置に関する端末情報を通知する端末情報通知メッセージと、メッセージ制御装置20に登録されている受信側条件又は送信側条件を問い合わせる参照メッセージがある。条件通知メッセージは受信側条件又は送信側条件を含む。受信側条件は、端末装置が受信端末になるときのメッセージの受信端末への送信方式に関する条件である。送信側条件は、端末装置が送信端末になるときのメッセージの受信端末への送信方式に関する条件である。
メッセージの受信端末への送信方式には、例えば、直接送信と間接送信がある。間接送信は、受信端末宛のメッセージをメッセージ格納部27に格納して、格納先を受信端末に通知し、受信端末からメッセージの要求を受けると、格納したメッセージを受信端末に送信する方式である。直接送信は、メッセージ格納部27にメッセージを格納して格納先を受信端末に通知する処理を行わずに、受信端末宛のメッセージを受信端末に送信する方式である。メッセージ格納部27は、メッセージを格納するメッセージ格納手段である。
受信側条件や送信側条件は、送信方式を決定する決定条件と、決定条件に合致する場合に指定する送信方式を含む。決定条件は、例えば、メッセージのアドレス、メッセージの形式、メッセージに添付されるデータの有無、そのデータの形式、メッセージの優先順位、メッセージの重要度、メッセージに含まれる文字列、メッセージの容量などを用いて設定される。尚、受信側条件は、メッセージの送信元アドレス、メッセージの形式、メッセージに添付されるデータの有無、そのデータの形式、メッセージの優先順位、メッセージの重要度、メッセージに含まれる文字列の少なくとも1つを用いて設定されることが好ましい。送信側条件は、メッセージの優先順位、メッセージの重要度、メッセージに含まれる文字列の少なくとも1つを用いて設定されることが好ましい。
メッセージのアドレスには、送信元アドレスと送信先アドレスがあり、送信元アドレスは受信側条件の設定に用いられ、送信先アドレスは送信側条件の設定に用いられる。メッセージの形式には、multipart/mixed、multipart/related、multipart/alternativeなどがある。メッセージに添付されるデータには、添付ファイルがある。データの形式には、JPEG形式、MPEG形式などがある。メッセージの優先順位は、メッセージを送信する優先順位である。メッセージの重要度は、メッセージの内容の重要度である。メッセージの優先順位や重要度は、優先順位や重要度を示す制御データを用いて指定できる。メッセージに含まれる特定の文字列としては、例えば、「至急」、「緊急」、「重要」のような優先順位や重要度を示す文字列を指定できる。送信方式は、直接送信又は間接送信のいずれかを指定する。メッセージの容量は、メッセージにデータが添付されている場合、メッセージ自体の容量と添付データの容量の合計になる。
例えば、アドレスに基づく受信側条件や送信側条件は、「送信元アドレスに“@abc.xyz.com”が含まれている場合、直接送信する」、「送信先アドレスが“123@abc.xyz.com”の場合、間接送信する」のように設定できる。このように、決定条件はアドレスの一部又は全部について設定できる。メッセージの形式に基づく受信側条件や送信側条件は、「形式が“multipart/mixed”の場合、間接送信する」、「形式が“multipart/related”の場合、直接送信する」のように設定できる。
メッセージに添付されるデータの有無やその形式に基づく受信側条件や送信側条件は、「メッセージにファイルが添付されている場合、間接送信する」、「メッセージにJPEG形式のファイルが添付されている場合、直接送信する」、「メッセージにMPEG形式のファイルが添付されている場合、間接送信する」のように設定できる。
メッセージの優先順位や重要度に基づく受信側条件や送信側条件は、優先順位や重要度を示す制御データが、例えば「高、中、低」の3段階であるとき、「優先順位が“高”の場合、直接送信する」、「重要度が“中”以下の場合、間接送信する」のように設定できる。このように、決定条件は、優先順位や重要度を指定して設定してもよく、優先順位や重要度の閾値を指定して設定してもよい。文字列に基づく受信側条件は、「件名又は本文に“至急”又は“緊急”の文字列が含まれている場合、直接送信する」、「件名又は本文に“重要”の文字列が含まれている場合、間接送信する」のように設定できる。このように、決定条件は、件名(subject)や本文など、文字列を含む部分を指定して設定できる。
決定条件は、複数の項目を組み合わせて設定してもよい。例えば、受信側条件や送信側条件は、「送信元アドレスに“@abc.xyz.com”が含まれており、優先順位が“中以下”の場合、間接送信する」、「送信先アドレスが“123@abc.xyz.com”であり、重要度が“高”の場合、直接送信する」、「形式が“multipart/mixed”であり、件名又は本文に“至急”の文字列が含まれている場合、直接送信する」、「メッセージにMPEG形式のファイルが添付されており、メッセージの容量が1kバイトを越える場合、間接送信する」のように複数の項目を組み合わせて設定できる。
尚、1つの端末装置について複数の受信側条件を設定できる。同様に、1つの端末装置について複数の送信側条件を設定できる。この場合、受信側条件には、送信方式の決定に使用する優先順位であって、その端末装置の受信側条件の中での優先順位が付与される。同様に、送信側条件には、送信方式の決定に使用する優先順位であって、その端末装置の送信側条件の中での優先順位が付与される。以下、1つの端末装置の受信側条件の中での優先順位や、1つ端末装置の送信側条件の中での優先順位を、「端末内優先順位」という。例えば、端末内優先順位の高い順番に、受信側条件や送信側条件に番号を付与することができる。
端末情報通知メッセージは、移動端末10aやMMS端末30aのような端末装置に関する端末情報を含む。端末情報通知メッセージは、端末情報として、端末装置の処理能力、端末装置の優先順位を設定するための情報(以下「設定情報」という)などを含む。端末装置の処理能力には、例えば、メッセージの形式、メッセージに添付されるデータの形式、メッセージの容量に関する処理能力がある。メッセージの形式やデータの形式に関する処理能力は、メッセージの形式やデータの形式と、その形式のメッセージやデータに対して可能な処理の種類とを組み合わせて示すことができる。又、メッセージの容量に関する処理能力は、処理の種類と、その処理が可能なメッセージの容量とを組み合わせて示すことができる。処理の種類には、例えば、受信処理、表示処理、加工処理などがある。表示処理可能なメッセージの容量は、例えば、表示可能な画面サイズにより決定することができる。
端末装置の優先順位は、端末装置の受信側条件及び送信側条件が使用条件に選択される優先順位である。使用条件とは、メッセージの受信端末への送信方式の決定に使用する条件である。端末装置の優先順位は、端末装置が加入するメッセージングシステムやサービスの種類、支払うサービス料金などに応じて設定できる。例えば、第1メッセージングシステム10を運営する通信事業者が、メッセージ制御装置20の運営も行う場合、第1メッセージングシステム10に加入する端末装置の優先順位を高く設定したり、サービス料金が高い端末装置ほど優先順位を高く設定したりできる。そのため、設定情報には、端末装置が加入するメッセージングシステムやサービスの種類、支払うサービス料金などがある。
制御用メッセージの送信先アドレスには、メッセージ制御装置20のアドレスが設定される。本実施形態では、受信側条件を含む条件通知メッセージや、受信側条件を問い合わせる参照メッセージの送信先アドレスには、メッセージ制御装置20が受信側条件の通知や問い合わせを受け付ける「system@受信者ドメイン」を用いる。送信側条件を含む条件通知メッセージや、送信側条件を問い合わせる参照メッセージの送信先アドレスには、メッセージ制御装置20が送信側条件の通知や問い合わせを受け付ける「system@送信者ドメイン」を用いる。そのため、条件通知メッセージが、受信側条件又は送信側条件のいずれを通知するものであるかや、参照メッセージが、受信側条件又は送信側条件のいずれを問い合わせるものであるかは、条件通知メッセージや参照メッセージの送信先アドレスに基づいて判断できる。端末情報通知メッセージの送信先アドレスには、メッセージ制御装置20が端末情報を受け付ける「system@メッセージ制御装置ドメイン」を用いる。
制御用メッセージの本文に、受信側条件、送信側条件、又は、端末情報が設定される。条件通知メッセージの本文には、受信側条件又は送信側条件が「送信方式、決定条件」の順番で設定される。更に、決定条件は、「メッセージのアドレス、メッセージの形式、メッセージに添付されるデータの有無又はそのデータの形式、メッセージの優先順位、メッセージの重要度、メッセージに含まれる文字列、文字列を含む部分、メッセージの容量」の順番で設定される。又、1つの端末装置が複数の受信側条件や複数の送信側条件を通知する場合には、条件通知メッセージに含まれる受信側条件や送信側条件には、端末内優先順位が付与される。この場合、条件通知メッセージの本文には、受信側条件や送信側条件とその端末内優先順位が「送信方式、決定条件、端末内優先順位」の順番で設定される。決定条件に用いない項目には「*」が設定される。「*」が設定されている項目は、決定条件に用いられていないため、受信側条件や送信側条件として考慮されない。
例えば、送信先アドレスが「system@受信者ドメイン」に設定されている条件通知メッセージの本文が「直接、abc@domain.com、*、*、*、*、*、*、*」の場合、「送信元アドレスが“abc@domain.com”の場合、直接送信する」という受信側条件を示す。条件通知メッセージの本文が「間接、*、*、MPEG、*、*、*、*、*」の場合、「メッセージにMPEG形式のファイルが添付されている場合、間接送信する」という受信側条件や送信側条件を示す。条件通知メッセージの本文が「直接、*、*、*、*、*、緊急、件名又は本文、*」の場合、「件名又は本文に“緊急”の文字列が含まれている場合、直接送信する」という受信側条件や送信側条件を示す。
又、送信先アドレスが「system@送信者ドメイン」に設定されている条件通知メッセージの本文が「直接、abc@domain.com、*、MPEG、*、*、*、*、*」の場合、「送信先アドレスが“abc@domain.com”であり、メッセージにJPEG形式のファイルが添付されている場合、直接送信する」という送信側条件を示す。条件通知メッセージの本文が「直接、*、*、なし、高、*、*、*、*」の場合、「添付データがなく、優先順位が高の場合、直接送信する」という受信側条件や送信側条件を示す。条件通知メッセージの本文が「間接、*、*、*、中以下、*、*、*、>1k」の場合、「優先順位が中以下であり、メッセージの容量が1kバイトを越える場合には、間接送信する」という受信側条件や送信側条件を示す。条件通知メッセージの本文が「直接、*、*、なし、*、*、緊急、件名又は本文、*」の場合、「件名又は本文に“緊急”の文字列が含まれており、メッセージに添付データがない場合、直接送信する」という受信側条件や送信側条件を示す。このように、条件通知メッセージの本文に含まれる決定条件を複数の項目について設定することにより、複数の項目を組み合わせた決定条件を示すことができる。
又、例えば、端末優先順位の高い順番に昇順で、受信側条件や送信側条件に番号を付与するときに、条件通知メッセージの本文が「直接、*、*、*、*、高、*、*、*、1」の場合、「重要度が“高”の場合、直接送信する」という受信側条件や送信側条件と、その受信側条件や送信側条件の端末内優先順位が1番であり、最も高いことを示す。
メッセージサーバインタフェース21、MMSリレー/サーバインタフェース22は、登録部25から制御用メッセージを取得し、移動端末10aやMMS端末30aのような端末装置に送信する。メッセージ制御装置20が送信する制御用メッセージには参照応答メッセージ、確認メッセージがある。参照応答メッセージは、参照メッセージに対する応答であり、問い合わせを受けた端末装置の受信側条件や送信側条件、それらの端末内優先順位を含む。確認メッセージは、通知された受信側条件や送信側条件についてメッセージ制御装置20が問い合わせるメッセージである。
又、メッセージサーバインタフェース21、MMSリレー/サーバインタフェース22は、移動端末10aやMMS端末30aのような端末装置から、メッセージ制御装置20のポータルサイトへのアクセス要求、受信側条件設定ページに入力した受信側条件、送信側条件設定ページに入力した送信側条件、端末情報通知ページに入力した端末情報、確認結果を受信し、登録部25に入力する。メッセージサーバインタフェース21、MMSリレー/サーバインタフェース22は、登録部25から受信側条件設定ページ、送信側設定ページ、端末情報通知ページ、確認ページを取得し、移動端末10aやMMS端末30aのような端末装置に送信する。
受信側条件設定ページは、端末装置が受信側条件を入力して設定し、メッセージ制御装置20に通知するためのページである。送信側条件設定ページは、端末装置が送信側条件を入力して設定し、メッセージ制御装置20に通知するためのページである。受信側条件設定ページや送信側条件設定ページは、決定条件、送信方式、端末内優先順位を入力できるように構成されている。端末情報通知ページは、端末装置が端末情報を入力してメッセージ制御装置20に通知するためのページである。端末情報通知ページは、端末情報を入力できるように構成されている。確認ページは、設定した受信側条件や送信側条件、通知した端末情報を、端末装置が確認するためや、通知された受信側条件や送信側条件についてメッセージ制御装置20が問い合わせるためのページである。確認ページには、端末装置から通知された受信側条件や送信側条件、端末内優先順位、端末情報、メッセージ制御装置20からの受信側条件や送信側条件についての問い合わせ事項が示される。確認結果は、端末装置が確認ページを確認した結果である。
更に、MMSリレーサーバインタフェース22は、MMSリレー/サーバ30dを介して、MMS端末30aから移動端末10aへのメッセージを受信する。MMSリレー/サーバインタフェース22は、受信したメッセージをメッセージ制御部26に入力する。MMSリレー/サーバインタフェース22は、受信端末である移動端末10aにメッセージを送信したことを送信端末に通知する送達確認通知を、MMS端末30aに送信する。MMSリレー/サーバインタフェース22は、メッセージ制御部26から送達確認通知を取得し、MMS端末30aへの送信の指示を受ける。MMSリレー/サーバインタフェース22は、メッセージ制御部26の指示に従って、取得した送達確認通知を、MMSリレー/サーバ30dを介してMMS端末30aに送信する。
メッセージサーバインタフェース21は、メッセージ制御部26又は間接送信制御部28から、MMS端末30aから移動端末10aへのメッセージ、メッセージ制御装置20から移動端末10aへのメッセージを取得し、移動端末10aへの送信の指示を受ける。メッセージサーバインタフェース21は、メッセージ制御部26又は間接送信制御部28の指示に従って、取得したメッセージを、メッセージサーバ10dを介して移動端末10aに送信する。メッセージサーバインタフェース21は、移動端末10aからメッセージ格納部27に格納されているメッセージの要求を受信し、間接送信制御部28に入力する。メッセージサーバインタフェース21は、メッセージサーバ10dから、移動端末10aにメッセージを送信したことを通知するメッセージ送達通知を受信する。メッセージサーバインタフェース21は、受信したメッセージ送達通知をメッセージ制御部26に入力する。
受信側条件データベース23aは、受信側条件を記憶する受信側条件記憶手段である。受信側条件データベース23aは、端末装置のアドレスに対応付けて、決定条件、送信方式、必要に応じて端末内優先順位を記憶する。送信側条件データベース23bは、送信側条件を記憶する送信側条件記憶手段である。送信側条件データベース23bは、端末装置のアドレスに対応付けて、決定条件、送信方式、必要に応じて端末内優先順位を記憶する。
端末情報データベース24は、端末情報を記憶する端末情報記憶手段である。端末情報データベース24は、端末装置のアドレスに対応付けて端末情報を記憶する。端末情報データベース24は、端末情報として、端末装置の処理能力、設定情報、端末装置の優先順位などを記憶する。端末情報データベース24を備えることにより、メッセージ制御装置20は端末装置の処理能力を記憶しておくことができる。
登録部25は、移動端末10aやMMS端末30aのような端末装置から受信側条件、送信側条件、又は、端末情報の少なくとも1つを取得し、受信側条件データベース23a、送信側条件データベース23b、又は、端末情報データベース24の少なくとも1つに登録する登録手段である。登録部25は、メッセージサーバインタフェース21、MMSリレー/サーバインタフェース22から、条件通知メッセージ、端末情報通知メッセージを取得する。登録部25は、条件通知メッセージから受信側条件、送信側条件、端末情報通知メッセージから端末情報を取得する。登録部25は、条件通知メッセージ、端末情報通知メッセージの送信元アドレスから、端末装置のアドレスを取得する。登録部25は、取得した端末装置のアドレスに対応付けて、受信側条件を受信側条件データベース23aに、送信側条件を送信側条件データベース23bに、端末情報を端末情報データベース24に登録する。このように、登録部25は、移動端末10aやMMS端末30aのような端末装置から、条件通知メッセージにより受信側条件や送信側条件を、端末情報通知メッセージにより端末情報を取得する。
又、登録部25は、メッセージサーバインタフェース21、MMSリレー/サーバインタフェース22から、ポータルサイトへのアクセス要求を取得する。登録部25は、ポータルサイトの受信側条件設定メニューを指定したアクセス要求の場合、アクセス要求をしてきた端末装置宛の受信側条件設定ページを、ポータルサイトの送信側条件設定メニューを指定したアクセス要求の場合、アクセス要求をしてきた端末装置宛の送信側条件設定ページを、ポータルサイトの端末情報通知メニューを指定したアクセス要求の場合、アクセス要求をしてきた端末装置宛の端末情報通知ページを、メッセージサーバインタフェース21、MMSリレー/サーバインタフェース22に入力し、端末装置への送信を指示する。
そして、登録部25は、メッセージサーバインタフェース21、MMSリレー/サーバインタフェース22から、受信側条件設定ページに入力した受信側条件、送信側条件設定ページに入力した送信側条件、又は、端末情報通知ページに入力した端末情報を取得する。登録部25は、取得した受信側条件、取得した送信側条件、又は、端末情報を示し、端末装置に確認を依頼する確認ページを作成する。登録部25は、メッセージサーバインタフェース21、MMSリレー/サーバインタフェース22に確認ページを入力し、端末装置への送信を指示する。
登録部25は、メッセージサーバインタフェース21、MMSリレー/サーバインタフェース22から、確認結果を取得する。登録部25は、受信側条件や送信側条件、端末情報に誤りがないという確認結果の場合には、端末装置のアドレスに対応付けて、確認ページに示した受信側条件を受信側条件データベース23aに、確認ページに示した送信側条件を送信側条件データベース23bに、確認ページに示した端末情報を端末情報データベース24に登録する。登録部25は、誤りがあったため、訂正後の受信側条件や送信側条件、端末情報を通知するという確認結果の場合には、端末装置のアドレスに対応付けて、訂正後の受信側条件を受信側条件データベース23aに、訂正後の送信側条件を送信側条件データベース23bに、訂正後の端末情報を端末情報データベース24に登録する。このように、登録部25は、移動端末10aやMMS端末30aのような端末装置から、受信側条件設定ページを用いることにより受信側条件を、送信側条件設定ページを用いることにより送信側条件を、端末情報通知ページを用いることにより端末情報を取得してもよい。
尚、登録部25は、1つの端末装置から複数の受信側条件を取得した場合、1つの端末装置から複数の送信側条件を取得した場合には、受信側条件やその端末内優先順位同士、送信側条件やその端末内優先順位同士が矛盾しないか否かを判断する。登録部25は、矛盾しないときは、その端末装置のアドレスに対応付けて、複数の受信側条件とその端末内優先順位を受信側条件データベース23aに、複数の送信側条件とその端末内優先順位を送信側条件データベース23bに登録する。
矛盾するときは、複数の条件通知メッセージにより複数の受信側条件や複数の送信側条件を取得した場合には、登録部25は、通知された受信側条件や送信側条件、端末内優先順位が矛盾するため、いずれの条件や端末内優先順位が正しいかを問い合わせる確認メッセージを作成して、メッセージサーバインタフェース21、MMSリレー/サーバインタフェース22に入力し、端末装置への送信を指示する。又、受信側条件設定ページ、送信側条件設定ページを用いることにより、複数の受信側条件や複数の送信側条件を取得した場合には、登録部25は、通知された受信側条件や送信側条件、端末内優先順位が矛盾するため、いずれの条件や端末内優先順位が正しいかを問い合わせる確認ページを作成して、メッセージサーバインタフェース21、MMSリレー/サーバインタフェース22に入力し、端末装置への送信を指示する。そして、登録部25は、確認メッセージに対する応答、確認ページに対する確認結果に基づいて、正しい受信側条件や送信側条件、端末内優先順位を、受信側条件データベース23aや送信側条件データベース23bに登録する。
更に、登録部25は、取得した設定情報に基づいて、その端末装置の優先順位を設定する。登録部25は、設定した端末装置の優先順位を、端末装置のアドレスに対応付けて端末情報データベース24に登録する。
登録部25は、既に受信側条件や送信側条件、端末情報が登録されている端末装置について、新たに受信側条件や送信側条件、端末内優先順位、端末情報を取得した場合には、受信側条件データベース23a、送信側条件データベース23b、端末情報データベース24に、新たに取得した受信側条件や送信側条件、端末内優先順位、端末情報を登録して、更新する。又、登録部25は、新たに取得した設定情報に基づいて設定した端末装置の優先順位を、端末情報データベース24に登録して更新する。
又、登録部25は、メッセージサーバインタフェース21、MMSリレー/サーバインタフェース22から、参照メッセージを取得する。登録部25は、参照メッセージの送信元アドレスに基づいて、受信側条件データベース23a、又は、送信側条件データベース23bを検索し、問い合わせをしてきた端末装置の受信側条件やその端末内優先順位、又は、送信側条件やその端末内優先順位を取得する。登録部25は、取得した受信側条件やその端末内優先順位、又は、送信側条件やその端末内優先順位を含む、問い合わせをしてきた端末装置宛の参照応答メッセージを作成し、メッセージサーバインタフェース21、MMSリレー/サーバインタフェース22に入力し、端末装置への送信を指示する。このようにして、登録部25は、受信側条件データベース23aが記憶する受信側条件やその端末内優先順位、又は、送信側条件データベース23bが記憶する送信側条件やその端末内優先順位を、移動端末10aやMMS端末30aのような端末装置に通知する。そのため、移動端末10aやMMS端末30aは、メッセージ制御装置20に登録されている受信側条件や送信側条件、それらの端末内優先順位を参照できる。
メッセージ制御部26は、送信方式の決定に使用する使用条件として、受信側条件又は送信側条件の少なくとも1つを選択し、その選択した使用条件に基づいてメッセージの受信端末への送信方式を決定し、その決定結果に従ってメッセージの送信を制御する送信制御手段である。メッセージ制御部26は、MMSリレー/サーバインタフェース22から、MMS端末30aから移動端末10aへのメッセージを取得する。メッセージ制御部26は、まず、使用条件を選択する。メッセージ制御部26は、受信端末及び送信端末の優先順位、受信側条件及び送信側条件の優先順位、受信端末又は送信端末による使用条件の指定の少なくとも1つに基づいて、使用条件を選択することが好ましい。これによれば、メッセージ制御装置20は、移動端末10aやMMS端末30aのような端末装置の優先順位や、受信側条件及び送信側条件自体の優先順位、端末装置の要望を考慮して使用条件を選択できる。
受信端末及び送信端末の優先順位に基づいて選択する場合、メッセージ制御部26は、取得したメッセージの送信先アドレスに基づいて、端末情報データベース24を検索し、受信端末の優先順位を取得する。又、メッセージ制御部26は、メッセージの送信元アドレスに基づいて、端末情報データベース24を検索し、送信端末の優先順位を取得する。メッセージ制御部26は、取得した受信端末の優先順位と送信端末の優先順位を比較する。メッセージ制御部26は、受信端末の優先順位が高い場合には、受信側条件を使用条件として選択する。メッセージ制御部26は、送信端末の優先順位が高い場合には、送信側条件を使用条件として選択する。メッセージ制御部26は、受信端末と送信端末の優先順位が等しい場合には、受信側条件及び送信側条件を使用条件として選択する。
受信側条件及び送信側条件の優先順位に基づいて選択する場合、メッセージ制御装置20は、予め受信側条件又は送信側条件どちらを優先して使用するか、優先順位を設定しておく。メッセージ制御部26は、受信側条件の優先順位が高く設定されている場合、取得したメッセージの送信先アドレスに基づいて、受信側条件データベース23aを検索する。メッセージ制御部26は、受信側条件が登録されていれば、受信側条件を使用条件として選択する。メッセージ制御部26は、受信側条件が登録されていない場合にだけ、取得したメッセージの送信元アドレスに基づいて、送信側条件データベース24を検索する。メッセージ制御部26は、送信側条件が登録されていれば、送信側条件を使用条件として選択する。メッセージ制御部26は、送信側条件の優先順位が高く設定されている場合も同様に、送信側条件データベース23bに送信側条件が登録されているかを先に確認し、送信側条件が登録されていれば、送信側条件を使用条件として選択する。メッセージ制御部26は、送信側条件が登録されておらず、受信側条件データベース23aに受信側条件が登録されている場合にだけ、受信側条件を使用条件として選択する。
又、受信側条件及び送信側条件の優先順位に基づいて選択する場合、メッセージ制御部26は、受信側条件や送信側条件の内容に基づいてその優先順位を判断し、使用条件を選択してもよい。例えば、メッセージ制御部26は、受信側条件及び送信側条件の決定条件に用いる項目に応じて、受信側条件及び送信側条件の優先順位を判断できる。この場合、メッセージ制御装置20は、決定条件に用いる項目の優先順位を設定しておく。メッセージ制御部26は、取得したメッセージの送信先アドレスに基づいて、受信側条件データベース23aを検索し、受信側条件を取得する。又、メッセージ制御部26は、メッセージの送信元アドレスに基づいて、送信側条件データベース23bを検索し、送信側条件を取得する。メッセージ制御部26は、受信側条件と送信側条件の決定条件を比較し、使用している項目の優先順位が高い方を優先順位が高いと判断し、使用条件として選択する。メッセージ制御部26は、条件の優先順位が等しいと判断した場合には、受信側条件及び送信側条件を使用条件として選択する。例えば、重要度の方がメッセージ形式よりも優先順位が高く設定されている場合に、受信側条件が重要度について定めたものであり、送信側条件がメッセージ形式について定めたものであるときは、メッセージ制御部26は、使用条件として受信側条件のみを選択する。
受信端末による使用条件の指定に基づいて選択する場合、メッセージ制御部26は、メッセージを取得すると、受信端末に使用条件について問い合わせる。このとき、メッセージ制御部26は、取得したメッセージの送信元アドレス、メッセージの形式、メッセージに添付されるデータの有無、そのデータの形式、メッセージの優先順位、メッセージの重要度、メッセージに含まれる文字列、メッセージの容量などについて、受信端末に通知することが好ましい。受信端末は、問い合わせに対する応答として、受信側条件又は送信側条件の少なくとも1つを使用条件として指定する。送信端末による使用条件の指定に基づいて選択する場合、送信端末は、メッセージに使用条件の指定を付加して送信する。メッセージ制御部26は、送信端末による使用条件の指定を含むメッセージを取得する。メッセージ制御部26は、受信端末や送信端末から指定された条件を使用条件として選択する。
次に、メッセージ制御部26は、選択した使用条件に基づいて、メッセージの受信端末への送信方式を決定する。メッセージ制御部26は、使用条件として受信側条件を選択した場合、メッセージの送信先アドレスに基づいて、受信側条件データベース23aを検索し、移動端末10aが受信端末になるときの受信側条件を取得する。メッセージ制御部26は、受信側条件が1つの場合、その受信側条件に含まれる決定条件とメッセージとを比較する。メッセージ制御部26は、メッセージが決定条件に合致する場合、受信側条件に含まれる送信方式を、そのメッセージの移動端末10aへの送信方式に決定する。
メッセージ制御部26は、使用条件として送信側条件を選択した場合、メッセージの送信元アドレスに基づいて、送信側条件データベース23bを検索し、MMS端末30aが送信端末になるときの送信側条件を取得する。メッセージ制御部26は、送信側条件が1つの場合、その送信側条件に含まれる決定条件とメッセージとを比較する。メッセージ制御部26は、メッセージが決定条件に合致する場合、送信側条件に含まれる送信方式を、そのメッセージの移動端末10aへの送信方式に決定する。
受信側条件、送信側条件いずれを選択した場合も、メッセージ制御部26は、メッセージが決定条件に合致しない場合には、合致する場合に指定されている送信方式以外の送信方式を、そのメッセージの移動端末10aへの送信方式に決定する。即ち、メッセージ制御部26は、指定されている送信方式が直接送信の場合には間接送信に決定し、指定されている送信方式が間接送信の場合には直接送信に決定する。
例えば、受信側条件や送信側条件が「件名又は本文に“緊急”の文字列が含まれている場合、直接送信する」であるとき、メッセージ制御部26は、件名又は本文に“緊急”の文字列が含まれており、メッセージが決定条件に合致する場合は直接送信に決定する。一方、メッセージ制御部26は、件名又は本文に“緊急”の文字列が含まれておらず、メッセージが決定条件に合致しない場合は間接送信に決定する。
又、メッセージ制御部26は、複数の受信側条件や複数の送信側条件が登録されている場合、端末内優先順位が最も高い受信側条件や送信側条件に含まれる決定条件と、メッセージとを比較する。メッセージ制御部26は、メッセージが端末内優先順位が最も高い受信側条件や送信側条件の決定条件に合致する場合、その受信側条件や送信側条件に含まれる送信方式を、そのメッセージの移動端末10aへの送信方式に決定する。メッセージ制御部26は、メッセージが端末内優先順位が最も高い受信側条件や送信側条件の決定条件に合致しない場合、次に端末内優先順位が高い受信側条件や送信側条件の決定条件とメッセージとを比較する。このようにメッセージ制御部26は、受信側条件や送信側条件の端末内優先順位の順番に、受信側条件や送信側条件に含まれる決定条件とメッセージとの比較を行う。そして、メッセージ制御部26は、メッセージが決定条件と合致した時点で、その受信側条件や送信側条件に含まれる送信方式を、そのメッセージの移動端末10aへの送信方式に決定する。
メッセージ制御部26は、メッセージが端末内優先順位が最も低い受信側条件や送信側条件の決定条件とも合致しない場合、端末内優先順位が最も高い受信側条件や送信側条件の決定条件に合致する場合に指定されている送信方式以外の送信方式を、そのメッセージの移動端末10aへの送信方式に決定する。尚、メッセージ制御部26は、メッセージがいずれの決定条件とも合致しない場合には、予め定められたデフォルトの送信方式に決定したり、選択していない条件を用いて送信方式を決定したりしてもよい。
メッセージ制御部26は、使用条件として受信側条件及び送信条件両方を選択した場合には、まず、受信側条件を選択した場合、送信側条件を選択した場合と同様にして、受信側条件に基づく受信側送信方式、送信側条件に基づく送信側送信方式をそれぞれ決定する。メッセージ制御部26は、受信側送信方式と送信側送信方式が一致する場合には、一致する送信方式をそのメッセージの移動端末10aへの送信方式に決定する。一方、メッセージ制御部26は、受信側送信方式と送信側送信方式が異なる場合には、受信側送信方式及び送信側送信方式を、そのメッセージの移動端末10aへの送信方式に決定する。これによれば、メッセージ制御装置20は、受信側送信方式と送信側送信方式が異なり、競合する場合であっても、受信側と送信側双方の条件を満足させて、メッセージの受信端末への送信を制御できる。
例えば、メッセージ制御部26は、受信側送信方式、送信側送信方式が共に間接送信の場合には間接送信に決定し、受信側送信方式、送信側送信方式が共に直接送信の場合には直接送信に決定する。又、メッセージ制御部26は、受信側送信方式が間接送信であり、送信側送信方式が直接送信の場合には、間接送信及び直接送信に決定し、受信側送信方式が直接送信であり、送信側送信方式が間接送信の場合には、直接送信及び間接送信に決定する。
更に、メッセージ制御部26は、使用条件に加えて、受信端末の処理能力に基づいて、メッセージの受信端末への送信方式を決定することが好ましい。これによれば、メッセージ制御装置20は、受信端末の処理能力も考慮して、メッセージの受信端末への送信を制御できる。この場合、メッセージ制御部26は、まず、使用条件に基づいて送信方式を決定する。次に、メッセージ制御部26は、メッセージの送信先アドレスに基づいて、端末情報データベース24を検索し、受信端末である移動端末10aの処理能力を取得する。メッセージ制御部26は、取得した処理能力に基づいて、使用条件に基づいて決定した送信方式により送信されるメッセージを、移動端末10aが処理できるか否かを判断する。
メッセージ制御部26は、処理できると判断した場合には、使用条件に基づいて決定した送信方式をそのまま、そのメッセージの移動端末10aへの送信方式に決定する。一方、メッセージ制御部26は、処理できないと判断した場合には、使用条件に基づいて決定した送信方式と、受信端末である移動端末10aがメッセージを処理可能な送信方式を、そのメッセージの移動端末10aへの送信方式に決定する。これによれば、メッセージ制御装置20は、使用条件に基づいて決定した送信方式により送信されるメッセージを受信端末が処理できない場合であっても、受信端末が確実にメッセージを処理できるように、メッセージの受信端末への送信を制御できる。
例えば、メッセージ制御部26は、受信端末が直接送信、間接送信いずれにより送信されるメッセージも処理できる場合は、使用条件に基づいて決定した送信方式が間接送信であれば間接送信に、使用条件に基づいて決定した送信方式が直接送信であれば直接送信に決定する。メッセージ制御部26は、受信端末が直接送信により送信されるメッセージを処理できず、間接送信により送信されるメッセージであれば処理できる場合に、使用条件に基づいて決定した送信方式が直接送信の場合には、直接送信及び間接送信に決定する。
尚、メッセージを処理可能であることの定義は、メッセージ制御装置20において適宜設定できる。例えば、全ての種類の処理が可能なことを処理可能という、1つでも可能な処理の種類があることを処理可能という、受信処理できることを処理可能という、メッセージの形式に基づいて判断した場合に全ての処理が可能であることを処理可能という、メッセージ全体を処理可能なことを処理可能という、メッセージの一部を処理可能であることを処理可能というのように定義できる。このように、処理可能であることの定義は、処理の種類、対象とする処理能力、メッセージの全体又は一部などを用いて設定できる。本実施形態では、メッセージ全体を受信処理及び表示処理が可能なことを処理可能という。
メッセージ制御部26は、決定した送信方式が直接送信の場合、MMSリレー/サーバインタフェース22から取得した移動端末10a宛のメッセージを、メッセージサーバインタフェース21に入力し、移動端末10aへの送信を指示する。その結果、メッセージは移動端末10aに直接送信される。
メッセージ制御部26は、決定した送信方式が間接送信の場合、MMSリレー/サーバインタフェース22から取得した移動端末10a宛のメッセージを、格納先を示すアドレスに対応付けてメッセージ格納部27に格納する。メッセージ格納部27は、格納先を示すアドレスに対応付けて、メッセージを保持する。格納先を示すアドレスとしては、URL(Uniform Resource Locator)アドレスを用いることができる。そして、メッセージ制御部26は、格納先を移動端末10aに通知し、メッセージを格納したことを通知する。具体的には、メッセージ制御部26は、メッセージを格納したURLアドレスを移動端末10aに通知するURL通知メッセージを作成する。メッセージ制御部26は、作成したURL通知メッセージをメッセージサーバインタフェース21に入力し、移動端末10aへの送信を指示する。これらの処理の結果、移動端末10aは格納先を把握してメッセージを要求することができ、メッセージ制御装置20から格納したメッセージが送信され、メッセージは移動端末10aに間接送信される。
メッセージ制御部26は、決定した送信方式が直接送信及び間接送信の場合、メッセージ全体を直接送信及び間接送信両方により送信するよう制御する。あるいは、メッセージ制御部26は、受信端末が直接送信により処理できる部分を直接送信し、メッセージ全体又は受信端末が直接送信により処理できない部分を間接送信するよう制御してもよい。
更に、メッセージ制御部26は、受信側送信方式又は送信側送信方式いずれかを用いてメッセージを送信するよう制御し、その送信結果に基づいて送信に用いなかった送信方式によるメッセージの送信を制御してもよい。例えば、メッセージ制御部26は、受信側送信方式及び送信側送信方式の一方が直接送信、他方が間接送信の場合、まずメッセージ全体を直接送信する。受信端末が直接送信では処理できなかった部分がある場合には、メッセージ制御部26は、メッセージ全体又は処理できなかった部分を、送信に用いなかった間接送信により送信するよう制御する。受信端末が直接送信でメッセージ全体を処理できた場合には、メッセージ制御部26は、送信に用いなかった間接送信は行わないように制御する。
これらによれば、受信端末は、直接送信により処理できない部分がメッセージに含まれている場合や、メッセージ全体を直接送信により処理できない場合に、処理できない部分やメッセージ全体を間接送信により取得でき、結果としてメッセージ全体を取得できる。更に、送信結果に基づいてメッセージの送信を制御する場合には、メッセージ制御装置20は、送信に用いた送信方式による送信結果を活用して、処理できなかった部分だけを送信に用いなかった送信方式により送信したり、メッセージ全体を処理できた場合には送信に用いなかった送信方式によるメッセージの送信を行わないように制御でき、送信に用いなかった送信方式を適切に利用できる。
メッセージ制御部26は、メッセージ全体又は直接送信により処理できる部分を、メッセージサーバインタフェース21に入力し、移動端末10aへの送信を指示する。更に、メッセージ制御部26は、メッセージ全体、又は、直接送信により処理できない部分を、格納先を示すアドレスに対応付けてメッセージ格納部27に格納し、格納先を移動端末10aに通知する。このとき、メッセージ制御部26は、端末情報データベース24から移動端末10aの端末情報を取得し、取得した端末情報に基づいて、移動端末10aが処理できるメッセージの部分を判断する。メッセージ制御部26は、メッセージ全体を格納する場合には、処理できる部分がどこであるかについてもメッセージ格納部27に格納する。
このようにして、メッセージ制御部26は、決定したメッセージの移動端末10aへの送信方式に従ってメッセージの送信を制御する。尚、メッセージ制御部26は、端末情報データベース24から移動端末10aの端末情報を取得し、取得した端末情報に基づいて、移動端末10aが処理できるようにメッセージを変換してから、メッセージサーバインタフェース21に入力したり、メッセージ格納部27に格納したりしてもよい。例えば、メッセージ制御部26は、メッセージの形式やメッセージに添付されているデータの形式を移動端末10aが処理可能な形式に変換したり、メッセージを移動端末10aが受信処理や表示処理が可能な容量に変換したりできる。
間接送信制御部28は、メッセージ格納部27に格納されているメッセージの送信を制御する。間接送信制御部28は、受信端末からメッセージの要求を受けると、格納されているメッセージを受信端末に送信するように制御する。間接送信制御部28は、メッセージサーバインタフェース21から、移動端末10aからのメッセージ格納部27に格納されているメッセージの要求を取得する。具体的には、間接送信制御部28は、URL閲覧要求を取得する。URL閲覧要求は、URLアドレスに対応付けられて格納されているメッセージを要求するものであり、メッセージの格納先を示すURLアドレスを含む。間接送信制御部28は、URL閲覧要求に含まれるURLアドレスに基づいて、メッセージ格納部27を検索し、移動端末10a宛のメッセージを取得する。そして、間接送信制御部28は、取得した移動端末10a宛のメッセージを、メッセージサーバインタフェース21に入力し、移動端末10aへの送信を指示する。更に、間接送信制御部28は、メッセージ制御部26に移動端末10aにメッセージを送信したことを通知する。
尚、URL閲覧要求には、移動端末10aが直接送信により処理できた部分についての移動端末10aからメッセージ制御装置20への通知が含まれる場合がある。この場合、間接送信制御部28は、メッセージ格納部27に格納されているメッセージから処理できた部分を除き、処理できなかった部分のみをメッセージサーバインタフェース21に入力して、移動端末10aへの送信を指示する。又、間接送信制御部28は、通知された処理できた部分がどこであるかをメッセージ格納部27に格納する。
直接送信の場合、メッセージ制御部26は、メッセージサーバインタフェース21からメッセージ送達通知を取得する。間接送信の場合、メッセージ制御部26は、間接送信制御部28から、移動端末10aにメッセージを送信したことの通知を受ける。このように、メッセージ制御装置20がメッセージ送達通知を受信したときや、メッセージ格納部27に格納したメッセージを移動端末10aに送信したとき、メッセージ制御部26は、MMS端末30aへの送達確認通知を作成する。尚、直接送信及び間接送信両方を行う場合には、メッセージ制御部26は、直接送信を行ったときの送達確認通知と、間接送信を行ったときの送達確認通知両方を作成してもよく、いずれか一方のみを作成してもよい。メッセージ制御部26は、作成した送達確認通知をMMSリレー/サーバインタフェース22に入力し、MMS端末30aへの送信を指示する。
移動端末10aからMMS端末30aにメッセージを送信する場合には、処理の方向が移動端末10aからMMS端末30aになる以外は、上述した処理と同様の処理が行われる。
次に、端末装置について移動端末10aを例にとって説明する。移動端末10aは、図3に示すように、通信部11と、制御部12と、記憶部13と、入力部14と、表示部15とを備える。尚、MMS端末30aも移動端末10aと同様の構成を備える。
通信部11は、無線基地局10bを介して移動通信網10cに接続し、メッセージサーバ10dとメッセージなどを送受信する。そして、通信部11は、メッセージサーバ10dを介して、MMS端末30aやメッセージ制御装置20とメッセージなどを送受信する。具体的には、通信部11は、移動端末やMMS端末30aのような他の端末装置とメッセージを送受信する。通信部11は、制御部12から他の端末装置へのメッセージを取得して送信する。通信部11は、直接送信や間接送信によりメッセージ制御装置20から送信される他の端末装置からのメッセージを受信し、制御部12に入力する。又、通信部11は、制御部12から、条件通知メッセージ、端末情報通知メッセージ、参照メッセージを取得し、メッセージ制御装置20に送信する。通信部11は、メッセージ制御装置20から、参照応答メッセージ、確認メッセージを受信し、制御部12に入力する。
更に、通信部11は、制御部12から、ポータルサイトへのアクセス要求、受信側条件設定ページに入力した受信側条件、送信側条件設定ページに入力した送信側条件、端末情報通知ページに入力した端末情報、確認結果を取得し、メッセージ制御装置20に送信する。通信部11は、メッセージ制御装置20から、受信側条件設定ページ、送信側条件設定ページ、端末情報通知ページ、確認ページを受信し、制御部12に入力する。又、通信部11は、制御部12から使用条件の指定、URL閲覧要求を取得し、メッセージ制御装置20に送信する。通信部11は、メッセージ制御装置20から使用条件の問い合わせを受信し、制御部12に入力する。
記憶部13は、移動端末10aの受信側条件、送信側条件、端末情報、移動端末10aのアドレスなどを記憶する。入力部14は、移動端末10aのユーザからの入力内容を取得し、制御部12に入力する。ユーザは、入力部14を用いて受信側条件、送信側条件、端末情報、使用条件の指定、処理できた部分の通知、移動端末10aに対する指示などを移動端末10aに入力する。入力部14は、キーやマイクなどを用いることができる。表示部15は、メッセージ、各種ページ、入力部14からの入力内容、記憶部13に記憶された情報などを表示する。表示部15は、ディスプレイなどを用いることができる。
制御部12は、移動端末10aを制御する。制御部12は、受信側条件、送信側条件、端末情報などをメッセージ制御装置20に通知する通知手段である。制御部12は、制御用メッセージを用いて通知する場合には、条件通知メッセージ、端末情報通知メッセージを作成する。制御部12は、入力部14から、ユーザが入力した受信側条件や送信側条件を取得する。制御部12は、取得した受信側条件を含む条件通知メッセージや、送信側条件を含む条件通知メッセージを作成する。制御部12は、記憶部13から、移動端末10aのアドレスと端末情報を取得する。制御部12は、取得した端末情報を含む端末情報通知メッセージを作成する。制御部12は、条件通知メッセージ、端末情報通知メッセージの送信先アドレスにメッセージ制御装置20のアドレスを、送信元アドレスに移動端末10aのアドレスを設定する。メッセージ制御装置20のアドレスは、通知する内容によって選択する。
制御部12は、作成した条件通知メッセージ、端末情報通知メッセージを、通信部11に入力し、メッセージ制御装置20への送信を指示する。このようにして、制御部12は、メッセージ制御装置20に、受信側条件、送信側条件、端末情報を通知する。更に、制御部12は、入力部14から取得した受信側条件、送信側条件を記憶部13に格納する。
制御部12は、受信側条件設定ページ、送信側条件設定ページ、端末情報通知ページを用いて通知する場合には、ブラウザを起動してメッセージ制御装置20のポータルサイトにアクセスする。具体的には、制御部12は、ポータルサイトの受信側条件設定メニュー、送信側条件設定メニュー又は端末情報通知メニューのいずれかを指定したポータルサイトへのアクセス要求を通信部11に入力し、メッセージ制御装置20への送信を指示する。そして、アクセス要求に対する応答として、メッセージ制御装置20が受信側条件設定ページ、送信側条件設定ページ、又は、端末情報通知ページを送信する。
制御部12は、受信側条件設定ページ、送信側条件設定ページ、又は、端末情報通知ページを通信部11から取得し、表示部15に入力する。ユーザは、表示部15に表示された受信側条件設定ページに、入力部14から受信側条件を入力する。ユーザは、表示部15に表示された送信側条件設定ページに、入力部14から送信側条件を入力する。ユーザは、表示部15に表示された端末情報ページに、入力部14から端末情報を入力する。制御部12は、入力部14から、ユーザが受信側条件設定ページに入力した受信側条件や、送信側条件設定ページに入力した送信側条件、端末情報ページに入力した端末情報を取得して通信部11に入力し、メッセージ制御装置20への送信を指示する。
その後、メッセージ制御装置20が確認ページを送信する。制御部12は、確認ページを通信部11から取得し、表示部15に入力する。ユーザは、表示部15に表示された確認ページに示される受信側条件や送信側条件、端末情報を確認し、確認結果を入力部14から入力する。制御部12は、入力部14から確認結果を取得する。制御部12は、例えば、受信側条件、送信側条件、端末情報に誤りがないという確認結果や、誤りがあったため、訂正後の受信側条件、送信側条件、端末情報を通知するという確認結果などを取得する。制御部12は、取得した確認結果を通信部11に入力し、メッセージ制御装置20への送信を指示する。このようにして、制御部12は、メッセージ制御装置20に、受信側条件、送信側条件、端末情報を通知する。更に、制御部12は、メッセージ制御装置20に通知した受信側条件、送信側条件、端末情報を記憶部13に格納する。
尚、移動端末10aは、複数の受信側条件や複数の送信側条件をメッセージ制御装置20に登録したい場合には、複数の条件通知メッセージを送信したり、受信側条件設定ページや送信側条件設定ページに複数の受信側条件や送信側条件を入力したりする。条件通知メッセージを送信する場合、ユーザは、受信側条件とその端末内優先順位や、送信側条件とその端末内優先順位を、入力部14から入力する。そして、制御部12は、入力部14から、ユーザが入力した受信側条件と端末内優先順位や、送信側条件と端末内優先順位を取得する。制御部12は、端末内優先順位を受信側条件や送信側条件に付与し、端末内優先順位が付与された受信側条件、又は、端末内優先順位が付与された送信側条件を含む条件通知メッセージを作成する。
又、受信側条件設定ページや送信側条件設定ページに入力する場合、ユーザは、表示部15に表示された受信側条件設定ページや送信側条件設定ページに、入力部14から、受信側条件とその端末内優先順位や、送信側条件とその端末内優先順位を入力する。そして、制御部12は、入力部14から、ユーザが受信側条件設定ページに入力した受信側条件と端末内優先順位や、送信側条件設定ページに入力した送信側条件と端末内優先順位を取得して通信部11に入力し、メッセージ制御装置20への送信を指示する。
このとき、メッセージ制御装置20から、通知された受信側条件や送信側条件、端末内優先順位が矛盾するため、いずれの条件や端末内優先順位が正しいかを問い合わせる確認メッセージや確認ページが送信される場合がある。この場合、ユーザは、確認メッセージや確認ページに示される受信側条件や送信側条件、端末内優先順位の中から、正しい受信側条件や送信側条件、端末内優先順位を選択し、確認結果として入力部14から入力する。制御部12は、その確認結果を通信部11に入力し、メッセージ制御装置20への送信を指示する。更に、制御部12は、メッセージ制御装置20に通知した受信側条件や送信側条件、端末内優先順位を記憶部13に格納する。尚、移動端末10aは、受信側条件、送信側条件、端末情報全てをメッセージ制御装置20に通知してもよく、登録を希望する条件や情報だけを通知してもよい。更に、移動端末10aは、受信側条件や送信側条件、端末情報に基づくメッセージ送信の制御を希望しない場合には、条件や情報を一切通知しなくてもよい。
更に、制御部12は、参照メッセージを作成し、移動端末10aのアドレスを送信元アドレスに設定して通信部11に入力し、メッセージ制御装置20への送信を指示する。そして、参照メッセージに対する応答として、メッセージ制御装置20が参照応答メッセージを送信する。制御部12は、参照応答メッセージを通信部11から取得し、参照応答メッセージに含まれる受信側条件や送信側条件を表示部15に入力する。ユーザは、表示部15に表示された受信側条件や送信側条件を確認することにより、メッセージ制御装置20に登録されている受信側条件や送信側条件を確認できる。このようして、移動端末10aは、メッセージ制御装置20に登録されている受信側条件や送信側条件を参照できる。
又、制御部12は、送信するメッセージに使用条件の指定を付加して、通信部11に入力してもよい。制御部12は、通信部11から使用条件の問い合わせを取得した場合は、使用条件の指定を通信部11に入力し、メッセージ制御装置20への送信を指示する。
制御部12は、MMS端末30aのような他の端末装置からのメッセージを通信部11から取得する。制御部12は、取得したメッセージを表示部15に入力する。又、制御部12は、取得したメッセージを記憶部13に格納する。移動端末10aでは、その処理能力に従って、可能な限りメッセージを受信し、表示する。
更に、制御部12は、通信部11から、メッセージ制御装置20からのURL通知メッセージを取得する。制御部12は、URL閲覧操作を行う。URL閲覧操作とは、取得したURL通知メッセージに含まれるURLアドレスを表示部15に表示させたり、ウェブブラウザを起動したりして、URLアドレスに格納されているメッセージを要求し、受信して表示するための処理をいう。そして、制御部12は、URL閲覧要求を作成して通信部11に入力し、メッセージ制御装置20への送信を指示する。制御部12は、移動端末10aが直接送信により処理できた部分の通知を含むURL閲覧要求を作成してもよい。本実施形態では、メッセージ全体を受信処理及び表示処理が可能なことが処理可能と定義されているため、制御部12は、受信処理及び表示処理ができた部分の通知を含むURL閲覧要求を作成する。
そして、移動端末10aは、メッセージ制御部27にメッセージ全体が格納されている場合には、直接送信により処理できない部分を含めてメッセージ全体を取得できる。又、移動端末10aは、メッセージ格納部27に直接送信により処理できない部分のみが格納されている場合や、処理できた部分を通知した場合には、直接送信により処理できない部分や、処理できなかった部分のみを取得できる。
〔メッセージ送信制御方法〕
まず、メッセージ送信制御方法における受信側条件、送信側条件、端末情報の通知、登録の手順について説明する。図4に、移動端末10aが条件通知メッセージを用いて受信側条件を通知する場合を示す。まず、移動端末10aが、メッセージサーバ10dに、メッセージ制御装置20への条件通知メッセージを送信する(S101)。条件通知メッセージには、受信側条件、必要に応じて端末内優先順位が含まれる。メッセージサーバ10dは、移動端末10aに、条件通知メッセージを受信したことを通知する(S102)。条件通知メッセージは、メッセージサーバ10dに一度蓄積される(S103)。その後、メッセージサーバ10dは、メッセージ制御装置20に、条件通知メッセージを送信する(S104)。メッセージ制御装置20は、メッセージサーバ10dに、条件通知メッセージを受信したことを通知する(S105)。メッセージ制御装置20は、受信した条件通知メッセージに含まれる受信側条件やその端末内優先順位を受信側条件データベース23aに登録する(S106)。
まず、メッセージ送信制御方法における受信側条件、送信側条件、端末情報の通知、登録の手順について説明する。図4に、移動端末10aが条件通知メッセージを用いて受信側条件を通知する場合を示す。まず、移動端末10aが、メッセージサーバ10dに、メッセージ制御装置20への条件通知メッセージを送信する(S101)。条件通知メッセージには、受信側条件、必要に応じて端末内優先順位が含まれる。メッセージサーバ10dは、移動端末10aに、条件通知メッセージを受信したことを通知する(S102)。条件通知メッセージは、メッセージサーバ10dに一度蓄積される(S103)。その後、メッセージサーバ10dは、メッセージ制御装置20に、条件通知メッセージを送信する(S104)。メッセージ制御装置20は、メッセージサーバ10dに、条件通知メッセージを受信したことを通知する(S105)。メッセージ制御装置20は、受信した条件通知メッセージに含まれる受信側条件やその端末内優先順位を受信側条件データベース23aに登録する(S106)。
図5に、移動端末10aが受信側条件設定ページを用いて受信側条件を通知する場合を示す。まず、移動端末10aが、メッセージ制御装置20のポータルサイトの受信側条件設定メニューにアクセスする(S201)。メッセージ制御装置20は、受信側条件設定ページを移動端末10aに送信する(S202)。移動端末10aは、受信側条件設定ページに、受信側条件、必要に応じて端末内優先順位を入力して、メッセージ制御装置20に送信する(S203)。メッセージ制御装置20は、受信した受信側条件、端末内優先順位を用いて確認ページを作成し、移動端末10aに送信する(S204)。移動端末10aは、確認ページに示される受信側条件、端末内優先順位を確認し、確認結果をメッセージ制御装置20に送信する(S205)。
メッセージ制御装置20は、誤りがないという確認結果の場合には、移動端末10aのアドレスに対応付けて、確認ページに示した受信側条件や端末内優先順位を、受信側条件データベース23aに登録する。メッセージ制御装置20は、誤りがあったため、訂正後の受信側条件や端末内優先順位を通知するという確認結果の場合には、移動端末10aのアドレスに対応付けて、訂正後の受信側条件や端末内優先順位を受信側条件データベース23aに登録する(S206)。
図6に、MMS端末30aが条件通知メッセージを用いて送信側条件を通知する場合を示す。まず、MMS端末30aが、MMSリレー/サーバ30dに、メッセージ制御装置20への条件通知メッセージの送信を要求する送信要求(MM1_ M_submit.REQ)を送信する(S301)。送信要求には、送信側条件、必要に応じて端末内優先順位を含む条件通知メッセージが含まれる。条件通知メッセージは、MMSリレー/サーバ30dに一度蓄積される(S302)。MMSリレー/サーバ30dは、MMS端末30aに、送信要求を受信したことを通知する送信応答(MM1_M_submit.RES)を送信する(S303)。
その後、MMSリレー/サーバ30dは、メッセージ制御装置20に条件通知メッセージを、MM4_Forward.REQを用いて送信する(S304)。メッセージ制御装置20は、条件通知メッセージを受信したことをMMSリレー/サーバ30dに通知する(S305)。更に、メッセージ制御装置20は、受信した条件通知メッセージに含まれる送信側条件を登録することを通知する送信応答を、MM4_Forward.RESを用いてMMSリレー/サーバ30dに送信する(S306)。MMSリレー/サーバ30dは、送信応答を受信したことをメッセージ制御装置20に通知する(S307)。メッセージ制御装置20は、受信した条件通知メッセージに含まれる送信側条件や端末内優先順位を送信側条件データベース23bに登録する(S308)。
図7に、MMS端末30aが送信側条件設定ページを用いて送信側条件を通知する場合を示す。まず、MMS端末30aが、メッセージ制御装置20のポータルサイトの送信側条件設定メニューにアクセスする(S401)。メッセージ制御装置20は、送信側条件設定ページをMMS端末30aに送信する(S402)。MMS端末30aは、送信側条件設定ページに、送信側条件、必要に応じて端末内優先順位を入力して、メッセージ制御装置20に送信する(S403)。メッセージ制御装置20は、受信した送信側条件、端末内優先順位を用いて確認ページを作成し、MMS端末30aに送信する(S404)。MMS端末30aは、確認ページに示される送信側条件、端末内優先順位を確認し、確認結果をメッセージ制御装置20に送信する(S405)。
メッセージ制御装置20は、誤りがないという確認結果の場合には、MMS端末30aのアドレスに対応付けて、確認ページに示した送信側条件や端末内優先順位を送信側条件データベース23bに登録する。メッセージ制御装置20は、誤りがあったため、訂正後の送信側条件や端末内優先順位を通知するという確認結果の場合には、MMS端末30aのアドレスに対応付けて、送信側条件や端末内優先順位を送信側条件データベース23bに登録する(S406)。
尚、図4において、移動端末10aが送信側条件を通知する場合には、条件通知メッセージには送信側条件が含まれ、送信側条件データベース23bに送信側条件が登録される。図6において、MMS端末30aが受信側条件を通知する場合には、条件通知メッセージには受信側条件が含まれ、受信側条件データベース23aに受信側条件が登録される。又、図5において、移動端末10aが送信側条件を通知する場合には、受信側条件設定ページに替えて、送信側条件設定ページ、送信側条件が送受信され、送信側条件データベース23bに送信側条件が登録される。図7において、MMS端末30aが受信側条件を通知する場合には、送信側条件設定ページに替えて、受信側条件設定ページ、受信側条件が送受信され、受信側条件データベース23aに受信側条件が登録される。
更に、図4、図6において端末情報の通知、登録を行う場合には、条件通知メッセージに替えて、端末情報通知メッセージが送受信される。図5、図7において端末情報の通知、登録を行う場合には、メッセージ制御装置20は、受信側条件設定ページや送信側条件設定ページに替えて端末情報通知ページを送信し、移動端末10aやMMS端末30aは端末情報を送信する。そして、メッセージ制御装置20が、受信した端末情報を端末情報データベース24に登録する。
次に、受信側条件、送信側条件、端末情報の登録後に行われるメッセージ送信制御方法におけるメッセージ送受信の手順について説明する。図8に示すように、まず、MMS端末30aが、MMSリレー/サーバ30dに、移動端末10aへのメッセージの送信を要求する送信要求(MM1_ M_submit.REQ)を送信する(S501)。送信要求には移動端末10a宛のメッセージが含まれる。メッセージは、MMSリレー/サーバ30dに一度蓄積される(S502)。MMSリレー/サーバ30dは、MMS端末30aに、送信要求を受信したことを通知する送信応答(MM1_M_submit.RES)を送信する(S503)。
MMSリレー/サーバ30dは、メッセージ制御装置20に、メッセージの移動端末10aへの転送を要求する転送要求(MM4_Forward.REQ)を送信する(S504)。転送要求には移動端末10a宛のメッセージが含まれる。メッセージ制御装置20は、転送要求を受信したことをMMSリレー/サーバ30dに通知する(S505)。更に、メッセージ制御装置20は、メッセージを受信し、転送を了承したことを通知する転送応答(MM4_Forward.RES)をMMSリレー/サーバ30dに送信する(S506)。MMSリレー/サーバ30dは、転送応答を受信したことをメッセージ制御装置20に通知する(S507)。
メッセージ制御装置20は、使用条件として受信側条件又は送信側条件の少なくとも1つを選択し、選択した使用条件に基づいて、受信したメッセージの移動端末10aへの送信方式を決定する(S508)。尚、メッセージ制御装置20は、使用条件に加えて端末情報を用いて送信方式を決定してもよい。メッセージ制御装置20は、決定した送信方式が直接送信、又は、直接送信及び間接送信の場合には、移動端末10a宛のメッセージをメッセージサーバ10dに送信する。これにより、メッセージ制御装置20は、移動端末10a宛のメッセージが届いていることをメッセージサーバ10dに通知する着信通知を行う(S509)。メッセージサーバ10dは、メッセージを受信したことをメッセージ制御装置20に通知する(S510)。移動端末10a宛のメッセージは、メッセージサーバ10dに一度蓄積される(S511)。
メッセージサーバ10dは、移動端末10aに、メッセージが届いていることを知らせる着信通知(Message Notification)を送信する(S512)。着信通知を受信した移動端末10aは、メッセージを要求するメッセージ受信要求(HTTP GET)を、メッセージサーバ10dに送信する(S513)。そして、メッセージサーバ10dは、MMS端末30aから移動端末10aへのメッセージを移動端末10aに送信する(S514)。以上のようにして、メッセージは移動端末10aに直接送信される。
メッセージサーバ10dは、メッセージ送達通知をメッセージ制御装置20に送信する(S515)。メッセージ制御装置20は、メッセージ送達通知を受信したことをメッセージサーバ10dに通知する(S516)。メッセージ送達通知を受信したメッセージ制御装置20は、MMSリレー/サーバ30dに、送達確認通知(MM4_delivery_report.REQ)を送信する(S517)。MMSリレー/サーバ30dは、送達確認通知を受信したことを通知する送達確認通知応答(MM4_delivery_report.RES)をメッセージ制御装置20に送信する(S518)。そして、MMSリレー/サーバ30dが、送達確認通知(MM1_delivery_report.REQ)を、MMS端末30aに送信する(S519)。尚、送達確認通知に関するステップ(S517)〜(S519)の処理は、ステップ(S516)の終了時に限定されず、メッセージ制御装置20によるメッセージの送信終了時であるステップ(S510)の後であっても構わない。送達確認通知に関する処理を行うタイミングは、インプリメンテーション次第である。
一方、ステップ(S508)において決定した送信方式が間接送信、又は、直接送信及び間接送信の場合には、メッセージ制御装置20は、移動端末10a宛のメッセージを、URLアドレスに対応付けてメッセージ格納部27に格納する(S520)。メッセージ制御装置20は、メッセージ全体を格納してもよく、移動端末10aが処理できない部分のみを格納してもよい。間接送信の場合の処理について、ステップ(S520)以降の処理を図9に示す。
メッセージを格納した後(S520)、メッセージ制御装置20は、メッセージの格納先を示すURLアドレスを含むURL通知メッセージをメッセージサーバ10dに送信して、着信通知を行う(S521)。メッセージサーバ10dは、URL通知メッセージを受信したことをメッセージ制御装置20に通知する(S522)。URL通知メッセージは、メッセージサーバ10dに一度蓄積される(S523)。そして、メッセージサーバ10dが着信通知(Message Notification)を移動端末10aに送信し(S524)、移動端末10aがメッセージ受信要求(HTTP GET)をメッセージサーバ10dに送信する(S525)。メッセージサーバ10dは、URL通知メッセージを移動端末10aに送信する(S526)。
URL通知メッセージを受信した移動端末10aはURL閲覧操作を行う(S527)。移動端末10aは、URL閲覧要求(HTTP GET)をメッセージ制御装置20に送信する(S528)。メッセージ制御装置20は、受信したURL閲覧要求に基づいて、メッセージ格納部27から該当するメッセージを取得する。メッセージ制御装置20は、取得した移動端末10a宛のメッセージを、メッセージサーバ10dを介して移動端末10aに送信する(S529)。以上のようにして、メッセージは移動端末10aに間接送信される。
URL閲覧要求に応じてメッセージを送信したメッセージ制御装置20は、MMSリレー/サーバ30dに、送達確認通知(MM4_delivery_report.REQ)を送信する(S530)。そして、図8に示したステップ(S518)、(S519)と同様のステップ(S531)、(S532)が行われる。尚、移動端末10aからMMS端末30aにメッセージを送信する場合にも、処理の方向が移動端末10aからMMS端末30aになる以外は、図8、図9と同様の処理が行われる。
〔効果〕
このような通信システム1、メッセージ制御装置20及びメッセージ送受信制御方法によれば、端末装置が受信端末になるときのメッセージの受信端末への送信方式に関する受信側条件を、受信側条件データベース23aに登録しておくことができる。又、端末装置が送信端末になるときのメッセージの受信端末への送信方式に関する送信側条件を、送信側条件データベース23bに登録しておくことができる。そして、メッセージ制御装置20は、メッセージの受信端末への送信方式の決定に使用する使用条件として、登録している受信側条件又は送信側条件の少なくとも1つを選択する。メッセージ制御装置20は、その選択した使用条件に基づいてメッセージの受信端末への送信方式を決定し、その決定結果に従ってメッセージの送信を制御できる。
このような通信システム1、メッセージ制御装置20及びメッセージ送受信制御方法によれば、端末装置が受信端末になるときのメッセージの受信端末への送信方式に関する受信側条件を、受信側条件データベース23aに登録しておくことができる。又、端末装置が送信端末になるときのメッセージの受信端末への送信方式に関する送信側条件を、送信側条件データベース23bに登録しておくことができる。そして、メッセージ制御装置20は、メッセージの受信端末への送信方式の決定に使用する使用条件として、登録している受信側条件又は送信側条件の少なくとも1つを選択する。メッセージ制御装置20は、その選択した使用条件に基づいてメッセージの受信端末への送信方式を決定し、その決定結果に従ってメッセージの送信を制御できる。
そのため、メッセージ制御装置20は、受信側条件と送信側条件の双方を使用条件として選択することにより、受信側と送信側双方の条件を考慮して、メッセージの受信端末への送信を制御できる。又、メッセージ制御装置20は、受信側条件と送信側条件のどちらかを使用条件として選択することにより、受信側と送信側の条件を使い分けて、メッセージの受信端末への送信を制御できる。
しかも、メッセージ制御装置20は、メッセージの送信毎に、即ち、送信単位でメッセージの送信を制御でき、送信単位で送信方式を変更することができる。更に、メッセージ制御装置20は、移動端末10aやMMS端末30aから新たな受信側条件や送信側条件、端末情報を取得した場合は、受信側条件データベース23aに登録している受信側条件や、送信側条件データベース23bに登録している送信側条件、端末情報データベース24に登録している端末情報を更新できる。
〔変更例〕
本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。上記実施形態では、メッセージ制御装置20は、端末装置から端末情報を取得していたが、メッセージ制御装置20は、第1メッセージングシステム10や第2メッセージングシステム20から、端末情報を取得してもよい。具体的には、メッセージサーバインタフェース21、MMSリレー/サーバインタフェース22が、メッセージサーバ10d、MMSリレー/サーバ30dから、端末装置のアドレスに対応付けられた端末情報を受信し、登録部25に入力する。登録部25は、メッセージサーバインタフェース21、MMSリレー/サーバインタフェース22から、メッセージサーバ10d、MMSリレー/サーバ30dからの端末装置のアドレスに対応付けられた端末情報を取得する。登録部25は、取得した端末装置のアドレスに対応付けて、端末情報を端末情報データベース24に登録する。尚、端末情報を端末情報データベース24に手動で設定するようにしてもよい。
本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。上記実施形態では、メッセージ制御装置20は、端末装置から端末情報を取得していたが、メッセージ制御装置20は、第1メッセージングシステム10や第2メッセージングシステム20から、端末情報を取得してもよい。具体的には、メッセージサーバインタフェース21、MMSリレー/サーバインタフェース22が、メッセージサーバ10d、MMSリレー/サーバ30dから、端末装置のアドレスに対応付けられた端末情報を受信し、登録部25に入力する。登録部25は、メッセージサーバインタフェース21、MMSリレー/サーバインタフェース22から、メッセージサーバ10d、MMSリレー/サーバ30dからの端末装置のアドレスに対応付けられた端末情報を取得する。登録部25は、取得した端末装置のアドレスに対応付けて、端末情報を端末情報データベース24に登録する。尚、端末情報を端末情報データベース24に手動で設定するようにしてもよい。
又、端末装置は、一度登録した受信側条件や送信側条件の削除を要求できる。例えば、端末装置は、全ての項目に「*」や「、」を設定した条件通知メッセージを送信することや、受信側条件設定ページや送信側条件設定ページで受信側条件や送信側条件の削除を指定することにより、受信側条件や送信側条件の削除をメッセージ制御装置20に要求できる。登録部25は、削除の要求を受けた端末装置の受信側条件や送信側条件を、受信側条件データベース23aや送信側条件データベース23bから削除する。
又、メッセージ制御装置20は、受信側条件や送信側条件について初期値(デフォルト値)を設定しておくことができる。この場合、端末装置は、受信側条件や送信側条件として初期値の登録を要求できる。端末装置は、例えば、初期値を用いたい項目について「*」や「、」を設定した条件通知メッセージを送信することや、受信側条件設定ページや送信側条件設定ページで初期値を用いたい項目について初期値を指定することにより、メッセージ制御装置20に対し、受信側条件や送信側条件として初期値を登録することを要求できる。登録部25は、指定を受けた項目の初期値を、受信側条件や送信側条件として受信側条件データベース23aや送信側条件データベース23bに登録する。
更に、端末装置は、受信側条件や送信側条件の登録後に、初期値への変更を要求できる。端末装置は、例えば、初期値に変更したい項目について「*」や「、」を設定した条件通知メッセージを送信することや、受信側条件設定ページや送信側条件設定ページで初期値に変更したい項目について初期値を指定することにより、メッセージ制御装置20に対し、初期値への変更を要求できる。登録部25は、受信側条件データベース23aや送信側条件データベース23bに登録されている受信側条件や送信側条件の要求を受けた項目を初期値に変更する。尚、端末装置は、全ての項目について初期値を指定したい場合や初期値に変更したい場合には、全ての項目について「*」や「、」を設定した条件通知メッセージを送信したり、受信側条件設定ページや送信側条件設定ページで全ての項目について初期値を指定したりすればよい。
又、端末装置は、登録した受信側条件や送信側条件の一部の項目について変更を要求してもよい。端末装置は、例えば、変更が不要な項目について「*」や「、」を設定し、変更が必要な項目について新たな条件を設定した条件通知メッセージを送信することにより、メッセージ制御装置20に対して一部の項目について変更を要求できる。登録部25は、受信側条件データベース23aや送信側条件データベース23bに登録されている受信側条件や送信側条件について、変更が必要な項目についてのみ変更し、「*」や「、」が設定された項目のような変更が不要な項目については登録内容を変更しない。
更に、図1に示した通信システム1では、第1メッセージングシステム10、第2メッセージングシステム30から独立して、第1メッセージングシステム10と第2メッセージングシステム30の間にメッセージ制御装置20を設置しているが、メッセージ制御装置20を、第1メッセージングシステム10、第2メッセージングシステム30のいずれかのシステム内に設置してもよい。又、メッセージサーバ10d、MMSリレー/サーバ30dのいずれかと、メッセージ制御装置20とを一体で構成してもよい。更に、端末装置の種類は、移動端末10a、MMS端末30aに限定されず、ネットワークも移動通信網10c,30cに限定されない。メッセージの受信端末への送信方式の種類も、直接送信と間接送信に限定されない。例えば、送信方式には、メッセージを複数のメッセージに分割して送信する方式などがある。又、受信側条件や送信側条件は、送信方式として、直接送信と間接送信の両方を指定することもできる。
1 通信システム
10 第1メッセージングシステム
10a 移動端末
10b,30b 無線基地局
10c,30c 移動通信網
10d メッセージサーバ
11 通信部
12 制御部
13 記憶部
14 入力部
15 表示部
20 メッセージ制御装置
21 メッセージサーバインタフェース
22 MMSリレー/サーバインタフェース
23a 受信側条件データベース
23b 送信側条件データベース
24 端末情報データベース
25 登録部
26 メッセージ制御部
27 メッセージ格納部
28 間接送信制御部
30 第2メッセージングシステム
30a MMS端末
30d MMSリレー/サーバ
10 第1メッセージングシステム
10a 移動端末
10b,30b 無線基地局
10c,30c 移動通信網
10d メッセージサーバ
11 通信部
12 制御部
13 記憶部
14 入力部
15 表示部
20 メッセージ制御装置
21 メッセージサーバインタフェース
22 MMSリレー/サーバインタフェース
23a 受信側条件データベース
23b 送信側条件データベース
24 端末情報データベース
25 登録部
26 メッセージ制御部
27 メッセージ格納部
28 間接送信制御部
30 第2メッセージングシステム
30a MMS端末
30d MMSリレー/サーバ
Claims (7)
- 端末装置が受信端末になるときのメッセージの前記受信端末への送信方式に関する受信側条件を記憶する受信側条件記憶手段と、
前記端末装置が送信端末になるときの前記メッセージの前記受信端末への送信方式に関する送信側条件を記憶する送信側条件記憶手段と、
前記送信方式の決定に使用する使用条件として、前記受信側条件又は前記送信側条件の少なくとも1つを選択し、該選択した使用条件に基づいて前記メッセージの前記受信端末への送信方式を決定し、該決定結果に従って前記メッセージの送信を制御する送信制御手段と
を備えることを特徴とするメッセージ制御装置。 - 前記送信制御手段は、前記受信端末及び前記送信端末の優先順位、前記受信側条件及び前記送信側条件の優先順位、又は、前記受信端末又は前記送信端末による前記使用条件の指定の少なくとも1つに基づいて、前記使用条件を選択することを特徴とする請求項1に記載のメッセージ制御装置。
- 前記送信制御手段は、前記使用条件として前記受信側条件及び前記送信側条件を選択したときに、前記受信側条件に基づく受信側送信方式と前記送信側条件に基づく送信側送信方式が異なる場合には、前記メッセージの前記受信端末への送信方式を、前記受信側送信方式及び前記送信側送信方式に決定することを特徴とする請求項1又は2に記載のメッセージ制御装置。
- 前記送信制御手段は、前記受信側送信方式又は前記送信側送信方式を用いて前記メッセージを送信するよう制御し、該送信結果に基づいて前記送信に用いなかった送信方式による前記メッセージの送信を制御することを特徴とする請求項3に記載のメッセージ制御装置。
- 前記端末装置の処理能力を記憶する端末情報記憶手段を備え、
前記送信制御手段は、前記受信端末の前記処理能力に基づいて、前記メッセージの前記受信端末への送信方式を決定することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のメッセージ制御装置。 - 前記送信制御手段は、前記使用条件に基づいて決定した送信方式により送信されるメッセージを前記受信端末が処理できない場合には、前記メッセージの前記受信端末への送信方式を、前記使用条件に基づいて決定した送信方式と前記受信端末が前記メッセージを処理可能な送信方式に決定することを特徴とする請求項5に記載のメッセージ制御装置。
- メッセージの受信端末への送信方式の決定に使用する使用条件として、端末装置が前記受信端末になるときの前記メッセージの前記受信端末への送信方式に関する受信側条件、又は、前記端末装置が送信端末になるときの前記メッセージの前記受信端末への送信方式に関する送信側条件の少なくとも1つを選択し、
該選択した使用条件に基づいて前記メッセージの前記受信端末への送信方式を決定し、
該決定結果に従って前記メッセージの送信を制御することを特徴とするメッセージ送信制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009000347A JP2009157934A (ja) | 2009-01-05 | 2009-01-05 | メッセージ制御装置及びメッセージ送信制御方法 |
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