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JP2009154560A - 吊り下げ搬送装置 - Google Patents

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JP2009154560A
JP2009154560A JP2007331664A JP2007331664A JP2009154560A JP 2009154560 A JP2009154560 A JP 2009154560A JP 2007331664 A JP2007331664 A JP 2007331664A JP 2007331664 A JP2007331664 A JP 2007331664A JP 2009154560 A JP2009154560 A JP 2009154560A
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Eiji Matsueda
栄次 松枝
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Okamura Corp
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Abstract

【課題】吊り下げ搬送装置において、走行台車が走行レールの水平湾曲部を走行する際の搬送物支持部材の側方への揺れによって生じる搬送物の倒れや、搬送物支持部材からの落下を効果的に防止しうるようにする。
【解決手段】搬送物支持部材11の下端に、水平ローラ24を上下方向を向く軸25をもって枢着し、かつ走行レール1a、1bの水平湾曲部における走行方向の終端部またはその延長部の下方の床面26に、水平ローラ24に当接することにより、走行台車4が走行レール1a、1bの水平湾曲部を走行する際の遠心力により生じる搬送物支持部材11の側方への揺れを阻止するか、または減衰する案内板27を設ける。
【選択図】図4

Description

本発明は、工場や倉庫等の天井等に設けた走行レールに沿って走行する走行台車に、搬送物支持部材を吊支し、この搬送物支持部材に搬送物を載置して搬送するようにした、オーバーヘッドコンベヤ等の吊り下げ搬送装置に関する。
この種の吊り下げ搬送装置としては、天井等に設けた走行レールに沿って互いに離間して走行する2個の走行台車に、搬送物支持部材を吊支し、この搬送物支持部材に搬送物を載置して搬送するようにしたものがある(例えば特許文献1参照)。
特開2007−308052号公報
このような吊り下げ搬送装置においては、走行レールは、複数の作業ステーションを循環する閉ループ状のものとして、工場や倉庫等の天井に取り付けられるので、水平方向にカーブする水平湾曲部が必ず存在し、このような水平湾曲部を走行台車が走行する際、搬送物支持部材、およびそれに載置された搬送物は、遠心力により、下端部が湾曲部の外側方に振られ、その後、その振れが原因となって、下端部が両側方に揺動しつつ進行する。
このような搬送物支持部材の揺れは、走行レールの水平湾曲部の曲率半径が小さいほど、またそこを走行する走行台車の速度が大きいほど大である。
そのため、搬送物が、例えば板ガラス等の板状物であり、それを搬送物支持部材に、斜めに立て掛けて搬送するような場合、上記のような走行レールの水平湾曲部走行時の搬送物支持部材の揺れが大きいと、搬送物が倒れて、搬送物支持部材から落下するおそれがある。
特に、走行レールに沿って互いに離間して走行する2個の走行台車に、搬送物支持部材の前後部を吊支して、走行レールの水平湾曲部を走行する場合は、搬送物支持部材の前部の揺れと、同じく後部の揺れとの間に時間的なずれが生じ、それが原因となって、搬送物支持部材が、走行方向に対して平面視において波打つ現象が生じ、それによって、搬送物に捩れが生じ、搬送物が搬送物支持部材から落下し易くなる。
本発明は、従来の技術が有する上記のような問題点に鑑み、走行台車が走行レールの水平湾曲部を走行する際の搬送物支持部材の側方への揺れによって生じる搬送物の倒れや、搬送物支持部材からの落下を効果的に防止しうるようにした吊り下げ搬送装置を提供することを目的としている。
本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。
(1)天井等に設けられ、かつ水平湾曲部を有する走行レールに沿って走行する走行台車に、搬送物支持部材を吊支し、この搬送物支持部材に搬送物を載置して搬送するようにした吊り下げ搬送装置において、前記搬送物支持部材の下端に、水平ローラを上下方向を向く軸をもって枢着し、かつ前記走行レールの水平湾曲部における走行方向の終端部またはその延長部の下方の床面に、前記水平ローラに当接することにより、走行台車が走行レールの水平湾曲部を走行する際の遠心力により生じる搬送物支持部材の側方への揺れを阻止するか、または減衰する案内板を設ける。
(2)上記(1)項において、搬送物支持部材が、走行台車より吊支された縦杆と、この縦杆の下端に設けられた側方を向く受け板と、前記縦杆に固着され、かつ搬送物の一側面に当接するようにした側面支持部材とを備え、板状とした搬送物を、その下端が前記受け板に載置され、かつ一側面が前記側面支持部材に当接するようにして、一側方に傾斜させて、立て掛けて支持するようにする。
(3)上記(2)項において、搬送物が傾斜している方向に曲率中心がある走行レールの水平湾曲部における走行方向の終端部またはその延長部の下方の床面に、案内板を設ける。
(4)上記(1)〜(3)項のいずれかにおいて、搬送物支持部材を、走行レールに沿って互いに離間して走行する2個の走行台車により吊支し、かつ2個の水平ローラを、それぞれ走行台車の直下に位置するようにして、前記搬送物支持部材の下端に設ける。
(5)上記(1)〜(4)項のいずれかにおいて、走行レールと平行に配設したドライブシャフトを、駆動装置により回転させ、前記ドライブシャフトの外周面に、走行台車に装着した推進ホイールを、斜めの方向を向いて圧接することにより、走行台車に推進力を付与するようにする。
(6)上記(1)〜(5)項のいずれかにおいて、案内板を、走行レールと直交する側方に移動可能として床面に設け、かつ案内板を水平ローラと当接する方向に向かって付勢する付勢手段を、床面に設ける。
(7)上記(6)項において、付勢手段を、案内板の両端部を水平ローラと当接する方向に向かって付勢する1対の圧縮コイルばねを備えるものとする。
(8)上記(6)または(7)項において、付勢手段を、案内板の中央部を水平ローラと当接する方向に向かって付勢するエアシリンダ装置を備えるものとする。
本発明によると、次のような効果を奏することができる。
(1) 請求項1記載の発明によると、走行台車が走行レールの水平湾曲部を走行する際、搬送物支持部材とそれに載置された搬送物とは、遠心力により、下端部が湾曲部の外側方に振られ、その後、走行レールの両側方に交互に揺動しようとするが、走行台車が走行レールの水平湾曲部における走行方向の終端部またはその延長部に差し掛かったとき、搬送物支持部材の下端に枢着した水平ローラが案内板に当接することにより、搬送物支持部材の上記の揺れは早期に終息し、搬送物の倒れや、搬送物支持部材からの落下を効果的に防止することができる。
(2) 請求項2記載の発明によると、搬送物支持部材に、板状とした搬送物を、一側方に傾斜させて、立て掛けて支持するようにしてあるので、搬送物支持部材への搬送物の着脱が容易であり、しかも搬送物支持部材の構造を簡素化することができる。
(3) 請求項3記載の発明によると、走行レールの水平湾曲部には、右向きと左向きとの2通りがあるが、そのうちの搬送物の倒れや、搬送物支持部材からの落下のおそれの大きい方、すなわち、搬送物が傾斜している方向に曲率中心がある走行レールの水平湾曲部における走行方向の終端部またはその延長部の下方の床面に、案内板を設けてあるので、搬送物の倒れや、搬送物支持部材からの落下を効果的に防止することができる。
(4) 請求項4記載の発明によると、搬送物支持部材を、走行レールに沿って互いに離間して走行する2個の走行台車により吊支し、かつ2個の水平ローラを、それぞれ走行台車の直下に位置するようにして、前記搬送物支持部材の下端に設けてあるので、各水平ローラが案内板に当接したとき、搬送物支持部材およびそれに載置された搬送物に、捩り力が生じることがなく、搬送物の倒れや、搬送物支持部材からの落下を効果的に防止することができる。
すなわち、上下に対応する走行台車と水平ローラとの前後位置がずれているときは、上記直線が傾斜し、各水平ローラが案内板に当接したとき、上記直線と直交する方向に、上記直線を中心とする斜めのモーメントが発生し、それが搬送物支持部材およびそれに載置された搬送物に、捩り力として作用して、搬送物の倒れや、搬送物支持部材からの落下の頻度を高めるおそれがあるが、請求項4記載の発明によると、そのようなおそれをなくすことができる。
また、搬送物支持部材を、走行レールに沿って互いに離間して走行する2個の走行台車により吊支した場合、上述したように、搬送物支持部材の前部の揺れと、同じく後部の揺れとの間に時間的なずれが生じ、それが原因となって、搬送物支持部材が、走行方向に対して平面視において波打つ現象が生じ、それによって、搬送物に捩れが生じ、搬送物が搬送物支持部材から落下し易くなるが、請求項4記載の発明によると、先行の水平ローラが案内板に当接した時点で、まず搬送物支持部材の前部の揺れを抑制し、次いで後行の水平ローラが案内板に当接した時点で、搬送物支持部材の後部の揺れを抑制して、上記のような波打ち現象が生じるのを可及的に抑えることができ、もって、搬送物の倒れや、搬送物支持部材からの落下を効果的に防止することができる。
(5) 請求項5記載の発明によると、走行台車にモータ等の駆動手段を装着する必要がないので、走行台車を小型軽量化して、軽快に走行させることができる。
(6) 請求項6記載の発明によると、案内板を、走行レールと直交する側方に移動可能として床面に設け、かつ案内板を水平ローラと当接する方向に向かって付勢する付勢手段を、床面に設けてあるので、水平ローラが案内板に当接したときの衝撃を緩和することができる。また、搬送物支持部材の揺れが急停止させられると、それに載置された搬送物が、慣性により搬送物支持部材から落下するおそれがあるが、そのようなおそれも防止することができる。
(7) 請求項記7載の発明によると、付勢手段を、案内板の両端部を水平ローラと当接する方向に向かって付勢する1対の圧縮コイルばねを備えるものとしてあるので、案内板を長くしても、1対の圧縮コイルばねにより、案内板をバランスよく付勢することができる。
(8) 請求項8記載の発明によると、付勢手段を、案内板の中央部を水平ローラと当接する方向に向かって付勢するエアシリンダ装置を備えるものとしてあるので、案内板を、単一のエアシリンダ装置により、バランスよく付勢することができる。
特に、請求項記7載の発明と組み合わせたときは、1対の圧縮コイルばねの中央に単一のエアシリンダ装置が配設され、バランスのよい複合の付勢手段を提供することができる。
次に、本発明の吊り下げ搬送装置の一実施形態を、図1〜図9を参照して説明する。
なお、この実施形態の基本的な構成は、上記特許文献1に記載されているものと同一であるので、それらについては簡単に説明し、その後、本発明の特有の構成について、詳細に説明する。
図1に示すように、この吊り下げ搬送装置は、搬送経路に沿って天井等より吊支された互いに平行な2本の前後方向を向く走行レール1a、1bと、両走行レール1a、1bの上方にそれらと平行をなすように配設され、かつ駆動装置12(図3参照)により自身の軸線まわりに回転させられようにして、固定体13(図3参照)に支持されたドライブシャフト2と、両走行レール1a、1b上を4個の走行ホイール3をもって走行するようにした前後1対の走行台車4と、各走行台車4上に若干上下動可能として装着された受台5と、この受台5を上方に向かって付勢するばね6と、ドライブシャフト2の外周面に斜めの方向を向いて圧接するようにして各受台5の上面に装着された4個の推進ホイール7と、各走行台車4より垂下する吊支杆8の下端部同士を連結する前後方向を向く連結杆9と、この連結杆9に前後1対の接続具10、10をもって枢着された搬送物支持部材11とを備えている。
この吊り下げ搬送装置は、ドライブシャフト2が、図2に矢印Aで示すように回転させられると、その外周面に圧接させられている4個の推進ホイール7が従動回転させられ、そのとき、4個の推進ホイール7がドライブシャフト2の軸線に対して斜めの方向を向いていることにより、各走行台車4に、図2に矢印Bで示すような前方を向く推進力が付与され、各走行台車4は前方に向かって走行させられる。
駆動装置12は、図3に示すように、天井等より吊支した固定体13に、ドライブシャフト2と平行をなす駆動軸14を枢支し、この駆動軸14に固嵌したプーリ15と、ドライブシャフト2の外周面に設けた環状V溝(図示略)とにVベルト16を掛け回し、駆動軸14をモータ17により回転させることによって、プーリ15とVベルト16とを介して、ドライブシャフト2を回転させるようになっている。
搬送物支持部材11は、前後方向を向く上下1対の横杆18、18の前後の端部同士を、上下方向を向く前後1対の縦杆19、19をもって結合することにより、矩形の枠体20を形成し、この枠体20内に、板状とした搬送物Wを斜めに立て掛けて支持する傾斜板とした側面支持部材21と、その下端より直角をなして一側方に延出し、搬送物Wの下端を受支する受け板22と、側面支持部材21の上端に連設され、かつ搬送物Wの上方を覆う水平の庇板23とを固着したものとしてあり、上方の横杆18の前後部を、接続具10、10に連結することにより、前後2台の走行台車4、4に、吊支杆8をもって吊支されている。
なお、側面支持部材21は、傾斜板だけでなく、前後方向を向く1本もしくは複数本のバー、または網板もしくは格子体等とすることができ、また、受け板22は、複数の腕木や格子体等からなるものとすることができる。庇板23は、省略することもできる。
搬送物Wは、その下端が受け板22に載置され、かつ一側面が側面支持部材21に当接するようにして、走行レール1a、1bの一側方に傾斜させて、立て掛けて支持されるようになっている。
以上の構成は、上記特許文献1に記載されている従来のものとほぼ同一であるが、本発明においては、上記構成に、次のような特有の構成を付加してある。
すなわち、図4および図5に示すように、搬送物支持部材11の下方の横杆18における走行台車4、4の直下に位置する前後2箇所の下面に、水平ローラ24、24を上下方向を向く軸25、25をもって枢着し、図6に示すように、走行レール1a、1bの水平湾曲部1ax、1bxにおける走行方向の終端部またはその延長部1ay、1byの下方の床面26に、水平ローラ24、24に当接することにより、各走行台車4が走行レール1a、1bの水平湾曲部1ax、1bxを走行する際の遠心力により生じる搬送物支持部材11の側方への揺れを阻止するか、または減衰する案内板27を設けてある。
図5および図6に示す例では、搬送物Wが傾斜している方向(図5における右方)に曲率中心O(図6)がある走行レール1a、1bの水平湾曲部1ax、1bxにおける走行方向の終端部またはその延長部1ay、1byの下方の床面に、水平ローラ24を案内する案内板27が、走行レール1a、1bと直交する、曲率中心Oから離れる方向へ移動可能として設けられている。
図7〜図9は、案内板27の支持装置28を示す。
この支持装置28は、床面26に、スペーサ29を介して、ボルト・ナット30をもって固着したベース板31と、その上面に固着された、走行レール1a、1bと直交する方向を向くレール32に、案内板27における水平部27aの下面に固着した摺動体33が摺動自在に装着された前後(走行台車4の進行方向を前方とする)1対のLMガイド34、34と、両端部が、ベース板31の上面に固着した前後方向に長い左右1対のブラケット35、35の両端部間に架設され、走行レール1a、1bと直交する方向を向く前後1対のガイドピン36、36と、各ガイドピン36に外嵌され、かつ走行レール1a、1bから遠い方のブラケット35と案内板27の水平片27aの下面より垂下する前後方向に長い垂下片37との間に縮設され、案内板27を、水平ローラ24に当接する方向に向かって付勢する前後1対の圧縮コイルばね38、38と、ベース板31の前後方向の中央部において、走行レール1a、1bから遠い方のブラケット35の中央部に、シリンダブラケット39をもって、シリンダ40の一端が固定され、このシリンダ40の一端から走行レール1a、1bに向かって突出するピストンロッド41の先端を、垂下片37の中央部に止着することにより、案内板27を、空気ばねとして、水平ローラ24に当接する方向に向かって付勢するエアシリンダ装置42とを備えている。
案内板27における水平片27aの内端より起立する案内片27bの停止位置は、水平ローラ24が、遠心力が作用しない状態で移動したと仮定したときの移動軌跡L(図7参照)に沿って移動したときの水平ローラ24に接する位置を基準位置(図7〜図9に示す位置)として、そこを通過する走行台車4の走行速度その他の条件を勘案して、走行レール1a、1bと直交する方向に位置調節しうるようにしておくのが好ましい。
図6に示すように、走行レール1a、1bにおける延長部1ay、1byより進行方向前方の直線部1az、1bzの直下の床面には、水平ローラ24を直線状に案内する左右1対の案内板43、43からなる直線部案内装置44が設けられている。
両案内板43、43における水平ローラ24の進入側端部と、出口側端部とには、平面視において後方および前方に向かって拡開する拡開部43a、43a、43b、43bが設けられている。進入側端部の拡開部43a、43aの拡開幅および水平ローラ24の進行方向の長さを、出口側端部の拡開部43b、43bより大としてある。
この吊り下げ搬送装置によると、走行台車4、4が走行レール1a、1bの水平湾曲部1ax、1bxを通過する際に、まず搬送物支持部材11の進行方向の前部が、遠心力により、水平湾曲部1ax、1bxの外側に向かって振られ、次いで、搬送物支持部材11の進行方向の後部が、若干遅れて、同様に水平湾曲部1ax、1bxの外側に向かって振られる。
先行の走行台車4が、走行レール1a、1bの水平湾曲部1ax、1bxの周端部に差し掛かると、その直下の先行の水平ローラ24が、遠心力により、本来の軌跡より外側に振られつつ、案内板27の案内片27bに当接し、案内板27を、圧縮コイルばね38、38とエアシリンダ装置42との付勢力に抗して、曲率中心O(図6)から離れる方向に押動し、そのときの反力により、水平ローラ24を介して、搬送物支持部材11の進行方向の前部の遠心力によるエネルギーが減衰され、先行の水平ローラ24は、図7に示す移動軌跡Lに漸次近づく。
次いで、後続の走行台車4が、走行レール1a、1bの水平湾曲部1ax、1bxの周端部に差し掛かると、その直下の後続の水平ローラ24も、先行の水平ローラ24とほぼ同様の態様で、案内板27の案内片27bに当接し、案内板27を押動し、そのときの反力により、遠心力によるエネルギーが減衰され、図7に示す移動軌跡Lに漸次近づく。
したがって、案内板27を設けない場合は、上述したように、搬送物支持部材11が、走行方向に対して平面視において波打つ現象が生じ、それによって、搬送物に捩れが生じ、搬送物が搬送物支持部材から落下し易くなるが、本実施形態における案内板27を設けることにより、このような搬送物支持部材11の波打ち現象を未然に防止することができ、もって、搬送物Wの倒れや、搬送物支持部材11からの落下を効果的に防止することができる。
前後の水平ローラ24、24は、案内板27を通過するまでの間に、側方への揺れがほぼ抑制された状態で、直線部案内装置44における左右1対の案内板43、43間に円滑に進入することができ、それ以後、搬送物支持部材11は、左右に揺動することなく、円滑に進行することができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、特許請求の範囲を逸脱しない範囲内で、上記実施形態に種々の変形や変更を施すことも可能である。
例えば、上記実施形態においては、案内板27を、図7に示す水平ローラ24の移動軌跡Lの外側に配設し、水平ローラ24を介して、搬送物支持部材11の遠心力によるエネルギーを減衰するようにしてあるが、移動軌跡Lの内側に配設し、水平ローラ24を介して、搬送物支持部材11が遠心力により一側方に振られた後の他側方への揺れ戻しのエネルギーを減衰するようにしてもよい。
案内板27を、図7に示す水平ローラ24の移動軌跡Lの内外両側方に配設すればよいことはもちろんである。
また、上記実施形態においては、搬送物Wが傾斜している方向に曲率中心Oがある走行レール1a、1bの水平湾曲部1ax、1bxに関するものとしたが(この場合の方が搬送物Wが落下し易いから)、搬送物Wが傾斜している方向と反対の方向に曲率中心Oがある走行レール1a、1bの水平湾曲部に関しても、案内板27を、上記と同様に配設してもよい。
さらに、上記実施形態においては、ドライブシャフト2の回転により、その外周面に斜めの方向を向いて圧接させられている4個の推進ホイール7が従動回転させられ、それによって、走行台車4に推進力が付与されるものとしてあるが、吊り下げ搬送装置の駆動機構等は、どのようなものでもよく、例えば、走行台車4の車輪をモータ駆動するものとしてもよい。
本発明の一実施形態の要部の斜視図である。 図1に示す吊り下げ搬送装置の駆動原理を説明するための説明図である。 図1に示す吊り下げ搬送装置の要部の拡大縦断正面図である。 図1に示す吊り下げ搬送装置の要部の側面図である。 図4のV−V線に沿う縦断正面図である。 走行レールの水平湾曲部とそれに続く直線部、並びにそれに沿って床面に配設されたものを示す平面図である。 案内板とその支持装置との平面図である。 図7のVIII−VIII線に沿う拡大縦断面図である。 図7のIX−IX線に沿う拡大縦断面図である。
符号の説明
1a、1b 走行レール
1ax、1bx 水平湾曲部
1ay、1by 延長部
1az、1bz 直線部
2 ドライブシャフト
3 走行ホイール
4 走行台車
5 受台
6 ばね(付勢手段)
7 推進ホイール
8 吊支杆
9 連結杆
10 接続具
11 搬送物支持部材
12 駆動装置
13 固定体
14 駆動軸
15 プーリ
16 Vベルト
17 モータ
18 横杆
19 縦杆
20 枠体
21 側面支持部材
22 受け板
23 庇板
24 水平ローラ
25 軸
26 床面
27 案内板
27a水平片
27b案内片
28 支持装置
29 スペーサ
30 ボルト・ナット
31 ベース板
32 レール
33 摺動体
34 LMガイド
35 ブラケット
36 ガイドピン
37 垂下片
38 圧縮コイルばね
39 シリンダブラケット
40 シリンダ
41 ピストンロッド
42 エアシリンダ装置
43 案内板
43a、43b 拡開部
44 直線部案内装置
L 移動軌跡
W 搬送物

Claims (8)

  1. 天井等に設けられ、かつ水平湾曲部を有する走行レールに沿って走行する走行台車に、搬送物支持部材を吊支し、この搬送物支持部材に搬送物を載置して搬送するようにした吊り下げ搬送装置において、
    前記搬送物支持部材の下端に、水平ローラを上下方向を向く軸をもって枢着し、かつ前記走行レールの水平湾曲部における走行方向の終端部またはその延長部の下方の床面に、前記水平ローラに当接することにより、走行台車が走行レールの水平湾曲部を走行する際の遠心力により生じる搬送物支持部材の側方への揺れを阻止するか、または減衰する案内板を設けたことを特徴とする吊り下げ搬送装置。
  2. 搬送物支持部材が、走行台車より吊支された縦杆と、この縦杆の下端に設けられた側方を向く受け板と、前記縦杆に固着され、かつ搬送物の一側面に当接するようにした側面支持部材とを備え、板状とした搬送物を、その下端が前記受け板に載置され、かつ一側面が前記側面支持部材に当接するようにして、一側方に傾斜させて、立て掛けて支持するようにした請求項1記載の吊り下げ搬送装置。
  3. 搬送物が傾斜している方向に曲率中心がある走行レールの水平湾曲部における走行方向の終端部またはその延長部の下方の床面に、案内板を設けた請求項2記載の吊り下げ搬送装置。
  4. 搬送物支持部材を、走行レールに沿って互いに離間して走行する2個の走行台車により吊支し、かつ2個の水平ローラを、それぞれ走行台車の直下に位置するようにして、前記搬送物支持部材の下端に設けた請求項1〜3のいずれかに記載の吊り下げ搬送装置。
  5. 走行レールと平行に配設したドライブシャフトを、駆動装置により回転させ、前記ドライブシャフトの外周面に、走行台車に装着した推進ホイールを、斜めの方向を向いて圧接することにより、走行台車に推進力を付与するようにした請求項1〜4のいずれかに記載の吊り下げ搬送装置。
  6. 案内板を、走行レールと直交する側方に移動可能として床面に設け、かつ案内板を水平ローラと当接する方向に向かって付勢する付勢手段を、床面に設けた請求項1〜5のいずれかに記載の吊り下げ搬送装置。
  7. 付勢手段を、案内板の両端部を水平ローラと当接する方向に向かって付勢する1対の圧縮コイルばねを備えるものとした請求項6記載の吊り下げ搬送装置。
  8. 付勢手段を、案内板の中央部を水平ローラと当接する方向に向かって付勢するエアシリンダ装置を備えるものとした請求項6または7記載の吊り下げ搬送装置。
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