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JP2009151697A - 印刷システム及びサーバ装置 - Google Patents

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JP2009151697A
JP2009151697A JP2007330887A JP2007330887A JP2009151697A JP 2009151697 A JP2009151697 A JP 2009151697A JP 2007330887 A JP2007330887 A JP 2007330887A JP 2007330887 A JP2007330887 A JP 2007330887A JP 2009151697 A JP2009151697 A JP 2009151697A
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Takashi Ikemoto
貴志 池本
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Fujifilm Business Innovation Corp
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Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

【課題】オンデマンド印刷を行うときに、印刷出力が開始されるまでの待ち時間の短縮を図る。
【解決手段】プリントサーバでは、クライアント装置から印刷ジョブを受信すると、先頭ページ側の印刷ジョブと、末尾ページ側の印刷ジョブとに分割し、互いに関連付けて一つの印刷ジョブとしてHDに格納する(ステップ100〜106)。このときに、プリントサーバでは、先頭ページ側の印刷ジョブを最初の数ページ分又は最初の1ページ分する。この印刷ジョブの転送要求があると、先頭ページ側の印刷ジョブを転送した後、末尾ページ側の印刷ジョブを転送する。オンデマンドプリンタでは、先頭ページ側の印刷ジョブを受信すると、印刷処理を行いながら、末尾ページ側の印刷ジョブの受信を行うので、全てのページ分を一括して転送するときに比べて、最初の1ページ目が印刷出力されるまでの待ち時間が短縮される。
【選択図】図4

Description

本発明は、プリントサーバなどに格納された印刷ジョブを、印刷出力装置側で指定して印刷出力する印刷処理が可能な印刷システム及びサーバ装置に関する。
ドキュメントなどを印刷ジョブとして印刷処理を行うときには、印刷ジョブをクライアント装置から印刷出力装置(以下、プリンタとする)へ転送する。プリンタでは、印刷ジョブの受信が完了すると、受信した印刷ジョブに基づいた印刷処理を開始する。
このようなプリンタに対して、印刷処理時間の短縮を図るための各種の提案がなされている。例えば、特許文献1では、印刷ジョブを受信すると、コントローラ制御部が、先ず、エンジン制御部へ印刷指令を行い、エンジン制御部から印刷指令に対する応答があるまでの時間を利用して、1ページ目のデータ処理を行うように提案している。
また、特許文献2では、ホスト機器から印刷条件を入力するときに、並行して印刷対象文書の印刷イメージを作成し、印刷条件の入力後に印刷指示があると、作成した印刷イメージをプリンタへ送信することにより、印刷指示を出してから印刷処理が完了するまでの時間短縮を図るように提案している。
されに、特許文献3では、メールボックス機能を備えている複合機などに対して、印刷ジョブをメールボックスに登録するときに、先頭ページのデータをメモリ上に展開し、印刷処理が指示されると、メモリ上に展開したデータに対する印刷処理を開始すると共に、残りのページを順にメモリ上に展開するように提案している。
ところで、ネットワークを用いた印刷処理において、ネットワークに接続されている任意の場所に設けているプリンタに対して印刷依頼を行い、依頼されたプリンタで印刷ジョブに基づいた印刷出力が得られるようにできるが、クライアント装置から離れた場所のプリンタで印刷出力されると、取り忘れられて所謂放置プリントとなってしまうことがある。
このような放置プリントの発生を抑える方法としては、いわゆるオンデマンド印刷がある。このオンデマンド印刷では、印刷ジョブをクライアント装置からプリントサーバ(サーバ装置)へ送信してプリントサーバに格納し、印刷出力を行うときに、ユーザは所望のプリンタからプリントサーバに格納された刷ジョブを指定して、印刷ジョブの転送要求を行う。これにより、プリンタはプリントサーバから転送された印刷ジョブを受信して、受信した印刷ジョブに対する印刷処理を行うことにより、ユーザは、自身が印刷要求操作を行ったプリンタから印刷出力が得られるので、プリンタから出力された印刷物が放置プリントとなってしまうのを低減可能となっている。
特開2001−130110号公報 特開2004−078556号公報 特開2005−329679号公報
しかしながら、サーバ装置に格納された印刷ジョブの送信要求をしてプリンタで印刷させる場合、多数ページに渡るドキュメントなどのデータ量の多い印刷ジョブでは、サーバ装置からプリンタへデータ転送するのに時間がかかることがある。データ転送に時間がかかると、サーバ装置に格納された印刷ジョブを指定してから、印刷出力が完了するまでは勿論、プリンタ上で印刷処理が開始されるまでに時間がかかることになる。
このために、印刷処理を依頼したユーザーが待ち切れずにプリンタを離れてしまう可能性が高くなり、これにより、オンデマンド印刷を行ったにもかかわらず、印刷出力が放置プリントとなってしまうことがある。
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、オンデマンド印刷を行うときに、印刷出力が開始されるのをユーザが待つ待ち時間の短縮を図ることにより、放置プリントの発生を抑えることができる印刷システム及びサーバ装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための請求項1の印刷システムは、クライアント装置から送信された原印刷ジョブを、サーバ装置に設けた記憶手段に格納して記憶すると共に、印刷出力装置からの出力要求に応じて記憶手段に記憶された原印刷ジョブをサーバ装置から印刷出力装置へ転送して、印刷処理を行う印刷システムであって、前記サーバ装置に、前記記憶手段に記憶される前記原印刷ジョブを第1の分割印刷ジョブと第2の分割印刷ジョブに分割する分割手段と、前記印刷出力装置から前記原印刷ジョブの転送が要求されたときに、前記分割手段によって分割された前記第1の分割印刷ジョブを転送した後、前記第2の分割印刷ジョブを転送する転送手段と、を含むことを特徴とする。
請求項2の印刷システムは、請求項1において前記分割手段が、前記クライアント装置から前記原印刷ジョブを受信したときに前記第1及び前記第2の分割印刷ジョブに分割して前記記憶手段に格納することを特徴とする。
請求項3の印刷システムは、請求項1又は請求項2において、前記分割手段が、記録紙に形成して印刷出力したときに、前記第2の分割印刷ジョブよりも前記第1の分割印刷ジョブの記録紙枚数が少なくなるように分割することを特徴とする。
請求項4の印刷システムは、請求項3において、前記分割手段が、最初の1枚の記録紙に形成するデータを前記第1の分割印刷ジョブとして分割することを特徴とする。
請求項5の印刷システムは、請求項1から請求項4の何れか1項において、前記印刷出力装置が、前記第1の分割印刷ジョブの印刷処理を実行した後は、前記第2の分割印刷ジョブの印刷処理を完了するまで、割り込み印刷が禁止されることを特徴とする。
請求項6のサーバ装置は、ネットワークを介して接続される印刷出力装置で印刷される原印刷ジョブを受け付けて第1の分割印刷ジョブと第2の分割印刷ジョブに分割する分割手段と、前記分割手段で分割された前記第1の分割印刷ジョブと前記第2の分割印刷ジョブとを記憶する記憶手段と、ネットワークを介して接続される前記印刷出力装置から前記原印刷ジョブの転送が要求されたときに、前記記憶手段に記憶された前記第1の分割印刷ジョブを転送した後、前記第2の分割印刷ジョブを転送する転送手段と、を含むことを特徴とする。
以上説明したように本発明によれば、ネットワークを介して接続されたサーバ装置に格納された原印刷ジョブを要求して印刷出力装置で印刷出力する際に、原印刷ジョブを分割してサーバ装置から印刷出力装置へ転送するので、原印刷ジョブの転送要求を行ってから最初の分割された印刷ジョブに相当する部分が印刷出力されるまでの待ち時間の短縮を図ることができる。
また、本発明では、原印刷ジョブのうち分割したデータの小さい方を第1の分割印印刷ジョブとするので、待ち時間をより短縮することができる。
さらに、本発明では、原印刷ジョブの印刷出力に、他の印刷ジョブの印刷出力が混じってしまうのを防止できるので、放置プリントの発生を確実に抑えることができる。
以下に、図面を参照しながら本発明の実施の形態を説明する。
〔第1の実施の形態〕
図1には、本実施の形態に係る印刷システムが形成されるネットワークシステム10の概略構成が示されている。
このネットワークシステム10は、例えば、閉じられた一つのネットワークを形成するものであっても良く、複数のネットワークを、専用回線又はインターネット等の公共通信網によって相互にデータ転送が可能となるように接続されたものなど、任意の構成を適用することができる。
ここで、本実施の形態では、一例として、複数のネットワーク12(12A、12B、12C、・・・、以下、総称するときには、ネットワーク12とする)を専用回線又は、公衆回線網などの通信回線14によって接続されたものとしている。
このネットワークシステム10には、それぞれのネットワーク12に、複数のクライアント装置16が接続されている。また、ネットワークシステム10には、サーバ装置とされるプリントサーバ18及び、印刷出力装置となる複数のネットワークプリンタ(以下、プリンタ20とする)が接続されている。なお、図1では、クライアント装置16及びプリンタ20の一部を図示している。
クライアント装置16には、例えば、パーソナルコンピュータ、ワークステーションなどが用いられている。このクライアント装置16では、各種の画像処理及びデータ処理が可能となっており、これにより、ドキュメントなどの印刷ジョブ等が作成される。
プリンタ20は、クライアント装置16からドキュメントなどが印刷ジョブとして転送されると、この印刷ジョブを受信して、受信した印刷ジョブに基づいた印刷処理を実行する。
プリントサーバ18は、クライアント装置16から送信された印刷ジョブを、クライアント装置16で指定されたプリンタ20へ転送する。すなわち、ネットワークシステム10では、クライアント装置16から送信される印刷ジョブを、プリントサーバ18で受信して、プリンタ20へ転送する。これにより、ネットワークシステム10では、クライアント装置16から送信された印刷ジョブを、任意に選択したプリンタ20へ印刷ジョブを転送して、印刷処理が行われる。
なお、このようなネットワークシステム10は、公知の一般的構成を適用することができ、本実施の形態では、ネットワークシステム10、ネットワークシステム10に設けられるプリントサーバ18及びプリンタ20のそれぞれに対する基本的構成の詳細な説明は省略する。
ところで、図2に示されるように、本実施の形態に適用したネットワークシステム10では、プリントサーバ18に記憶手段としてHD22が設けられている。プリントサーバ18では、クライアント装置16から送信された印刷ジョブを、このHD22に格納可能となっている。
また、本実施の形態では、プリンタ20として、プリントサーバ18(HD22)に格納した印刷ジョブを指定し、プリントサーバ18から取得した印刷ジョブの印刷処理を行う所謂オンデマンド印刷が可能な複数のプリンタが含まれている。なお、以下では、オンデマンド機能を備えたオンデマンドプリンタとオンデマンド機能を備えていない非オンデマンドプリンタを区別するときには、オンデマンドプリンタ24及びプリンタ26とし、総称するときはプリンタ20とする。また、ネットワークシステム10では、プリンタ20の全てがオンデマンドプリンタ24であっても良い。
オンデマンドプリンタ24には、印刷ジョブに応じた画像を記録紙に形成して出力するプリントエンジン28と、印刷ジョブを受信すると共に、受信した印刷ジョブの各ページに対して、印刷設定に応じた処理及び、プリントエンジン28で処理可能なデータ(例えば、ラスタデータ)への変換処理などを行うプリントコントローラ30を備えている。
オンデマンドプリンタ24では、プリントコントローラ30で印刷ジョブの受信が完了すると、受信した印刷ジョブをプリントエンジン28で処理可能なデータに変換し、ページ順にプリントエンジン28へ出力する。これにより、印刷ジョブに応じた印刷物がページ順にオンデマンドプリンタ24から出力される。
また、オンデマンドプリンタ24には、図示しないディスプレイと各種の入力部が設けられている操作パネル32を備えている。オンデマンドプリンタ24では、例えば、ユーザごとに設定されているIDやパスワードを操作パネル32から入力してログインすることにより、プリンタサーバ18に登録されている印刷ジョブに対する印刷処理が可能となっている。
すなわち、オンデマンドプリンタ24では、ユーザがログインすると、プリントサーバ18に登録している印刷ジョブのうち当該ユーザが印刷可能な印刷ジョブのリストの取得要求を行う。プリントサーバ18では、リストの取得要求が入力されると、該当するユーザが登録している印刷ジョブのリスト(リストデータ)を作成して、作成したリストデータを要求元のオンデマンドプリンタ24へ出力する。オンデマンドプリンタ24では、このリストデータを受信して、印刷ジョブのリストを表示する。
また、オンデマンドプリンタ24では、表示された印刷ジョブのリストから印刷ジョブが選択されると、プリントサーバ18へ、選択された印刷ジョブの転送要求を行い、要求した印刷ジョブを受信すると、受信した印刷ジョブに基づき印刷処理を行う。なお、オンデマンドプリンタ24は、スプール機能を備えており、受信した印刷ジョブをスプールしながら、順に印刷処理を行うようになっている。
なお、このような、ユーザのIDなどの入力、印刷ジョブの表示及び、表示した印刷ジョブから印刷出力を行う印刷ジョブの選択などは、任意の構成のユーザーインターフェイスを用いて行うことができる。また、オンデマンドプリンタ24としては、プリンタ26などの一般的構成のプリンタに、オンデマンド機能を実行するためのオンデマンド端末としてパーソナルコンピュータ(CPU、ROM、RAM等がバスによって接続された一般的構成)を接続して構成するなど、公知の任意の構成を適用することができる。
一方、プリントサーバ18には、分割処理部34及びデータ転送部36が形成されている。分割処理部34は、クライアント装置16から送信された印刷ジョブを受け付けてHD22に格納するときに、受信した印刷ジョブを二つの印刷ジョブに分割し、分割した印刷ジョブを関連付ける情報を付加することにより、一つの印刷ジョブであることを明確とするようにしている。
また、データ転送部36では、オンデマンドプリント24から印刷ジョブの転送要求があると、該当する印刷ジョブをHD22から読み出して、要求元のオンデマンドプリンタ24へ転送する。このとき、データ転送部36では、二つに分割されている印刷ジョブを順に転送する。
ここで、本実施の形態に適用したプリントサーバ18の分割処理部34では、多数のページにわたる印刷ジョブであるときに、この印刷ジョブを2つの印刷ジョブに分割する。このとき、出力される記録紙単位でデータが分割されるようにしている。
すなわち、図3(A)に示される一つの原印刷ジョブ(以下、印刷ジョブ40とする)を受信すると、この印刷ジョブ40を、印刷出力されるときに先頭ページ側となる第1の分割印刷ジョブとする印刷ジョブ40Aと、原印刷ジョブ(印刷ジョブ40)から前記第1の分割印刷ジョブ(印刷ジョブ40A)を分割した残りである末尾ページ側となる第2の分割印刷ジョブとする印刷ジョブ40Bと、に分割する(図3(B)参照)。また、印刷ジョブ40が例えばn枚分のドキュメントである時に、記録紙1枚目からm枚目までの印刷ジョブ40Aと、(m+1)枚目からn枚目までの印刷ジョブ40Bに分割する(ただし、m、nは1≦m<nの整数)。
この分割処理部34での印刷ジョブ40の分割は、記録紙の枚数を考慮せずに2分割するものであっても良いが、印刷ジョブ40Aのデータの記録紙枚数(データ量)が印刷ジョブ40Bのデータの記録紙枚数(データ量)より少なくすることが好ましい(m≦n/2)。
また、分割処理部34での印刷ジョブ40の分割は、印刷ジョブ40Aを記録紙数枚(予め設定した枚数)分として、残りが印刷ジョブ40Bとなるように分割するものであっても良く、さらに、印刷ジョブ40の最初の1枚目のデータを印刷ジョブ40Aとして分割するものであっても良い。本実施の形態では、一例として、図3(B)に示されるように、片面印刷を行うときを例に、最初の1枚の記録紙に形成するデータ(以下、先頭の1ページとする)を印刷ジョブ40から印刷ジョブ40Aとして分割して、残りの2ページ目以降(記録紙の2枚目以降)が印刷ジョブ40Bとなるように印刷ジョブ40A、40Bを生成するものとする。
図3(C)に示されるように、プリントサーバ18では、分割処理部34で分割処理された印刷ジョブ40、40Bを、一つの印刷ジョブ40としてHD22に格納する。
一方、データ転送部36では、オンデマンドプリンタ24から印刷ジョブ40(2つに分割された印刷ジョブ)の転送要求があったときには、先ず、先頭ページ側の印刷ジョブ40Aを読み出して、オンデマンドプリンタ24へ転送し、印刷ジョブ40Aの転送が終了すると、末尾側の印刷ジョブ40Bを読み出して、印刷ジョブ40Bを転送するようにしている。すなわち、データ転送部36では、印刷ジョブ40A、40Bを、元の印刷ジョブ40のページ順(印刷出力するときのページ順)に転送するようにしている。
オンデマンドプリンタ24では、プリントサーバ18から転送される印刷ジョブ40Aを受信して、印刷ジョブ40Aに対する印刷処理を行いながら、次の印刷ジョブ40Bを受信し、印刷ジョブ40Aの印刷処理が完了し、かつ、印刷ジョブ40Bの受信が完了すると、印刷ジョブ40Bに対する印刷処理を行う。
これにより、オンデマンドプリンタ24では、印刷ジョブ40の印刷出力が得られるようにしている。
以下に、第1の実施の形態の作用として、ネットワークシステム10におけるオンデマンド印刷を説明する。
ユーザは、オンデマンド印刷を行うときに、該当印刷ジョブ40をクライアント装置16からプリントサーバ18へ転送して、プリントサーバ18のHD22に格納する。これにより、印刷ジョブ40が、オンデマンド印刷が可能な印刷ジョブとしてプリントサーバ18に登録される。
ここで、図4には、プリントサーバ18への印刷ジョブ40の登録処理(格納処理)の一例を示している。
このフローチャートでは、最初のステップ100で印刷ジョブ40が送信されてきたか否かを確認し、クライアント装置16からプリントサーバ18へ印刷ジョブ40が送信されると、ステップ100で肯定判定してステップ102へ移行し、印刷ジョブ40を受信する。
ステップ102で印刷ジョブ40の受信を完了すると、次のステップ104では、受信した印刷ジョブ40を、印刷出力したときの最初の1ページ分のデータを印刷ジョブ40Aとし、残りのページ分のデータが印刷ジョブ40Bとなるように分割し、分割した印刷ジョブ40A、40Bが、一つの印刷ジョブ40であることを示す情報を付加する。
この後、ステップ106では、分割した印刷ジョブ40A、40Bを一つの印刷ジョブ40としてHD22に格納する。
これにより、図3(A)に示される印刷ジョブ40が、図3(C)に示されるように、印刷ジョブ40A、40Bに分割された状態でプリントサーバ18に登録される。
一方、ユーザがオンデマンド印刷を実行するときには、何れかのオンデマンドプリンタ24を用いて行う。図5には、このときの処理の一例を示している。
このフローチャートは、ユーザがオンデマンドプリンタ24の操作パネル32上の入力操作によってオンデマンド印刷が選択されると実行され、最初のステップ110では、ログイン画面(図示省略)を表示し、ユーザごとに設定されているID、パスワードなどのユーザを特定する所定の情報の入力を要求し、ID、パスワードなどが入力されると、ステップ112で肯定判定されてステップ114へ移行し、ユーザ認証を行う。これにより、ユーザが特定されると、ステップ116で肯定判定されて、ログインする。なお、ユーザ認証は、公知の一般的構成を適用することができる。
オンデマンドプリンタ24では、ユーザがログインすると、ステップ118でプリントサーバ18へ、ログインしたユーザが登録している印刷ジョブ(該当ユーザが印刷可能な印刷ジョブ)のリストを要求する。
プリントサーバ18では、オンデマンドプリンタ24へログインしたユーザの印刷ジョブ40のリストが要求されると、HD22に格納している印刷ジョブ44を検索して、例えば、IDが一致する印刷ジョブを抽出して、印刷ジョブのリスト(リストデータ)を作成し、作成したリストデータを要求元のオンデマンドプリンタ24へ送信する。
オンデマンドプリンタ24では、ステップ120でリストデータを受信すると、このリストデータに基づいて、印刷ジョブのリストを表示する。ユーザは、操作パネル32に表示されたリストから印刷処理を行う印刷ジョブ40を選択することができ、ステップ122では、印刷ジョブ40が選択されたか否かを確認する。
このリストからオンデマンド印刷を行う印刷ジョブ40が選択されると、ステップ122で肯定判定されてステップ124へ移行し、プリントサーバ18へ、選択された印刷ジョブの転送要求を行う。
また、オンデマンドプリンタ24では、ステップ126でログアウトの操作がなされたか否かを確認し、ステップ128で、非操作状態が所定時間以上経過したか否かを確認している。ログアウトの操作がなされると、ステップ126で肯定判定してステップ130へ移行し、リストデータを削除して終了する。また、非操作状態が所定時間経過するとステップ128で肯定判定してステップ130へ移行し、リストデータを削除してログアウトする。
一方、プリントサーバ18では、オンデマンドプリンタ24から印刷ジョブの転送要求があると、要求された印刷ジョブを、オンデマンドプリンタ24へ転送する。図6には、このときの処理の概略を示している。
このフローチャートでは、最初のステップ140でオンデマンドプリンタ24から印刷ジョブの転送要求があるか否かを確認する。ここで、オンデマンドプリンタ24から印刷ジョブの転送要求があると、ステップ140で肯定判定してステップ142へ移行し、転送要求を読み込む。
この後、ステップ144では、先ず、要求された印刷ジョブの先頭側の印刷ジョブをHD22から読み出し、次のステップ146では、読み出した印刷ジョブを要求元のオンデマンドプリンタ24へ転送する。次に、ステップ148では、印刷ジョブの末尾ページ側の印刷ジョブを読み出し、ステップ150では、読み出した印刷ジョブをオンデマンドプリンタ24へ転送する。
すなわち、印刷ジョブ40の転送要求があったときには、先ず、印刷ジョブ40AをHD22から読み出して、オンデマンドプリンタ24へ転送する。次に、印刷ジョブ40Aに関連付けられている印刷ジョブ40Bを読み出し、この印刷ジョブ40Bをオンデマンドプリンタ24へ転送する。
なお、ステップ152では、要求された印刷ジョブの転送が終了したか否かを確認し、転送が終了した時には、ステップ152で肯定判定して、印刷ジョブの転送処理を終了する。
一方、印刷ジョブの転送を要求したオンデマンドプリント24では、プリントサーバ18から転送される印刷ジョブを受信すると、この印刷ジョブに対する印刷処理の実行を開始する。
図7には、このときの処理の概略を示している。このフローチャートでは、最初のステップ160で印刷ジョブを受信したか否かを確認する。ここで、オンデマンドプリンタ24に印刷ジョブが送信されてくると、ステップ160で肯定判定してステップ162へ移行し、印刷ジョブを受信する。
印刷ジョブを受信すると、ステップ164では、受信した印刷ジョブに対する印刷処理を行う。また、ステップ166では、印刷処理を開始した印刷ジョブに関連付けられている印刷ジョブがあるか否かを確認する。
ここで、印刷処理を開始した印刷ジョブが、印刷ジョブ40を分割したときの先頭ページ側の印刷ジョブ40Aであり、関連付けられている印刷ジョブ40Bがあるときには、ステップ166で肯定判定してステップ168へ移行する。なお、通常の印刷ジョブである時には、ステップ166で否定判定されて、処理を終了する。
印刷ジョブ40Aの印刷処理が開始されて、ステップ166で肯定判定されると、ステップ168では、印刷ジョブが送信されてきたか否かを確認し、新たな印刷ジョブが送信されてくると、ステップ168で肯定判定してステップ170へ移行し、送信されてきた印刷ジョブを受信する。
この後、ステップ170では、受信した印刷ジョブが、先に印刷処理を開始した印刷ジョブ40Aに関連付けられた印刷ジョブ40Bであるか否かを確認する。このときに、受信された印刷ジョブが印刷ジョブ40Bであると、ステップ172で肯定判定してステップ174へ移行し、先の印刷ジョブ40Aに続いて、印刷ジョブ40Bに対する印刷処理を開始する。
オンデマンドプリンタ24を用いてオンデマンド印刷を行うときに、プリントサーバ18から最初に転送される印刷ジョブ40Aは、印刷ジョブ40よりもデータ量が少なくなっている。特に、本実施の形態では、一例として印刷ジョブ40Aを最初の1ページとしており、元の印刷ジョブ40と比べて、データ量が極めて少なくなっている。このために、プリントサーバ18からオンデマンドプリンタ24へ印刷ジョブ40Aを転送するのに要する時間は極めて短くなっている。
オンデマンドプリンタ24では、この印刷ジョブ40Aを受信すると、印刷ジョブ40Aに対する印刷処理を開始する。また、オンデマンドプリンタ24では、印刷処理と並行して新たな印刷ジョブを受信することができるので、印刷ジョブ40Aに対する印刷処理中に、印刷ジョブ40Bを受信し、印刷ジョブ40Aに続いて、印刷ジョブ40Bに対する印刷処理を行うことができる。
したがって、データ量の多い印刷ジョブ40であっても、最初の1ページ目を短時間で印刷出力することができ、ユーザが印刷出力を得るまでの待ち時間が長いと感じるのを抑えることができ、印刷出力が放置プリントとなってしまうのを防止することができる。
一方、オンデマンドプリント24では、印刷ジョブ40Bの受信に先立って他の印刷ジョブが受信されてしまうことがあり、このときに、受信順で印刷処理を実行すると、印刷ジョブ40の1ページ目と残りのページの間に、他の印刷ジョブが混じってしまう。
ここから、オンデマンドプリンタ24では、受信した印刷ジョブが印刷ジョブ40Bでないと、ステップ172で否定判定してステップ176へ移行し、受信した印刷ジョブを印刷処理待ちとしてスプールする。また、オンデマンドプリンタ24では、印刷ジョブ40Bの印刷処理を開始すると、ステップ178へ移行して、スプールされている印刷ジョブがあるか否かを確認する。
ここで、印刷ジョブ40Aと印刷ジョブ40Bとの間で、他の印刷ジョブが受信されてスプールされていると、ステップ178で肯定判定してステップ180へ移行し、印刷ジョブ40Bに続いて、スプールされている印刷ジョブに対する印刷処理を開始する。
これにより、印刷ジョブ40の1ページ目(先頭ページ側)と残りのページ(末尾ページ側)の間に、他の印刷ジョブが混じってしまうのを確実に防止することができる。
なお、オンデマンド印刷を行うときに、複数の印刷ジョブが選択されたときには、全ての印刷ジョブを分割して、順に転送しても良いが、少なくとも、最初の印刷ジョブを2つに分割し、2つ目以降の印刷ジョブは、分割せずに転送するようにしても良い。
〔第2の実施の形態〕
次に本発明の第2の実施の形態を説明する。なお、第2の実施の形態の基本的構成は、前記した第1の実施の形態と同じであり、以下では、第1の実施の形態と同一の構成については、その詳細な説明を省略する。
前記した第1の実施の形態では、プリントサーバ18でジョブリストを作成して、ジョブリストを要求するようにしているが、第2の実施の形態では、このジョブリストに換えて、印刷ジョブ40のそれぞれの印刷ジョブ40Aを転送するようにしている。
図8には、オンデマンドプリンタ24から印刷ジョブのリスト(以下、ジョブリストとする)が要求されたときのプリントサーバ18での処理の概略を示している。
このフローチャートでは、最初のステップ190で、オンデマンドプリンタ24から印刷ジョブ40のジョブリストが要求されたか否かを確認し、ジョブリストが要求されるとステップ190で肯定判定してステップ192へ移行し、ジョブリストの要求を受信する。
次のステップ194では、オンデマンドプリンタ24にログインしたユーザが登録している印刷ジョブ40を検索し、該当印刷ジョブ40の印刷ジョブ40Aを読み出す。すなわち、複数の印刷ジョブ40が登録されているときには、それぞれの印刷ジョブ40を分割した印刷ジョブ40Aを読み出す。
この後、ステップ196では、読み出した印刷ジョブ40の全てを、要求元のオンデマンドプリンタ24へ送信する。すなわち、第2の実施の形態では、ジョブリストに換えて、印刷ジョブ40から分割した印刷ジョブ40Aをオンデマンドプリンタ24へ送信する。
図9には、第1の実施の形態の図5に換えて実行される処理の概略を示している。なお、第2の実施の形態では、ジョブリストの要求までの処理の流れは、第1の実施の形態と同じにしており、オンデマンドプリンタ24では、ユーザがログインすると、ログインしたユーザが登録している印刷ジョブのリストを要求する(ステップ110〜118)。
第2の実施の形態では、印刷ジョブのリストを要求に対して、プリントサーバ18から印刷ジョブ40Aが転送されるようになっており、ステップ200では、転送されてくる印刷ジョブ40Aを受信し、図示しなうHDなどの記憶手段に格納する。また、ステップ202では、受信した印刷ジョブのジョブ名を並べて操作パネル32上のディスプレイに表示する。すなわち、印刷ジョブ40のリストを表示する。
この後、印刷ジョブが選択されるとステップ204で肯定判定されてステップ206へ移行し、選択された印刷ジョブの転送要求を行う。このとき、複数の印刷ジョブが選択されていると、選択された順序を含めて印刷ジョブの転送要求を行うようにしている。
また、オンデマンドプリンタ24では、ログアウトされたり、印刷ジョブが選択されずに所定時間が経過すると、ステップ126又はステップ128で肯定判定されてステップ208へ移行する。このステップ208では、ログアウトするときに、リストデータに換えて送信されて格納されている印刷ジョブ40Aを削除する。これにより、印刷ジョブ40Aがオンデマンドプリンタ24内に残ってしまったり、ユーザが意図していない状況で印刷出力されてしまうのを防止することができる。
一方、図10には、リストデータに換えて印刷ジョブ40Aを送信したときに、オンデマンドプリンタ24からの印刷ジョブの転送要求に対する処理の概略が示されている。
このフローチャートは、第1の実施の形態の図6に換えて実行され、最初のステップ140では、印刷ジョブの転送要求があるか否かを確認し、印刷ジョブの転送要求があると、ステップ140で肯定判定してステップ210へ移行する。このステップ210では、印刷要求を受信に受信する。このときに、複数の印刷ジョブの転送要求があると、要求された順序も含め受信する。
この後、ステップ212では、最初に読み出す印刷ジョブ40を設定し、ステップ214では、設定した印刷ジョブ40を読み出す。このときに、印刷ジョブ40Aは、既にオンデマンドプリンタ24へ転送しているので、残りの印刷ジョブ40B(末尾ページ側の印刷ジョブ)を読み出し、次のステップ216では、読み出した印刷ジョブ40Bを、要求元のオンデマンドプリンタ24へ転送する。
次のステップ218では、要求された印刷ジョブの全てを転送したか否かを確認し、残りがある時には、ステップ218で肯定判定してステップ220へ移行し、次に読み出す印刷ジョブ40を設定した後、ステップ214へ戻り、次の印刷ジョブ40の印刷ジョブ40Bの読み出し及び転送処理を行う。
これにより、プリントサーバ18では、印刷ジョブ40の転送要求があった時に、転送するデータ量を少なくすることができる。
図11には、プリントサーバ18から転送される印刷ジョブ40に基づいた印刷処理の概略を示している。このフローチャートは、前記した図7に換えて実行され、最初のステップ220では、転送要求をした印刷ジョブ40に対する印刷ジョブ40Aを読み出す。なお、複数の印刷ジョブ40の転送要求を行うときには、順序が設定されており、このステップ220では、先ず、最初の順序の印刷ジョブ40Aを読み出す。
次のステップ222では、この印刷ジョブ40Aに対する印刷処理を実行する。すなわち、オンデマンドプリンタ24では、リストデータに換えてプリントサーバ18から送信された印刷ジョブ40の印刷ジョブ40Aを格納しており、オンデマンドプリント24は、この印刷ジョブ40の印刷処理を行うことにより、印刷ジョブ40に対する印刷処理を開始する。
これにより、オンデマンド印刷を行う印刷ジョブ40を選択してから、最初の印刷ジョブ40の1枚目(1ページ目)の印刷出力を迅速に行うことができ、待ち時間の短縮を図ることができる。
この後、ステップ168では、印刷ジョブが送信されてきたか否かを確認し、印刷ジョブが送信されてくると、ステップ168で肯定判定してステップ170へ移行し、この印刷ジョブを受信する。
この後、ステップ172では、受信した印刷ジョブが、印刷の開始されている印刷ジョブ40Aに関連付けられている印刷ジョブ40Bであるか否かを確認し、印刷処理が開始された印刷ジョブ40Aに関連付けられた印刷ジョブ40Bである時には、ステップ172で肯定判定してステップ224へ移行し、該当印刷ジョブ40Bを次に印刷処理を行う印刷ジョブに設定する。
また、受信した印刷ジョブが、印刷処理の開始されている印刷ジョブ40Aに関連付けられた印刷ジョブ40Bで無いときには、ステップ172で否定判定してステップ176へ移行し、受信した印刷ジョブをスプールする。
また、次のステップ226では、スプールされている印刷ジョブの中に、印刷処理が開始されている印刷ジョブ40Aに関連付けられた印刷ジョブ40Bがあるか否かを確認し、印刷ジョブ40Bがある時には、ステップ226で肯定判定してステップ224へ移行し、該当印刷ジョブ40B(スプールされている印刷ジョブ40B)を、次に印刷処理を行うように設定する。
このようにして、印刷ジョブ40の印刷ジョブ40A及び印刷ジョブ40Bの印刷処理を行うと、ステップ228では、選択された全ての印刷ジョブ40に対する印刷処理が終了したか否かを確認し、印刷ジョブ40が残っているときには、ステップ228で肯定判定してステップ230へ移行する。
このステップ230では、次の印刷ジョブ40の対する印刷ジョブ40Aを読み出して、ステップ222へ移行することにより、この印刷ジョブ40(印刷ジョブ40A)に対する印刷処理を開始する。
このようにして、選択された印刷ジョブ40の全てに対する印刷処理が終了すると、ステップ228で否定判定されてステップ178へ移行し、印刷中にスプールされている印刷ジョブがある時には、その印刷ジョブに対する印刷処理を行う(ステップ180)。
このように、第2の実施の形態では、印刷ジョブのリストに換えて、印刷ジョブ40Aを転送するようにしているので、印刷ジョブ40の印刷処理を開始するときの時間短縮を図ることができる。
なお、第2の実施の形態では、複数の印刷ジョブが選択されたときに、全ての印刷ジョブ40の印刷ジョブ40Aを、印刷処理に用いるようにしたが、これに限らず、最初に印刷処理を行う印刷ジョブ40に対してのみ、印刷ジョブ40Aを使用するようにしてもよい。
このときには、プリントサーバ18が、最初の印刷ジョブ40に対してのみ、印刷ジョブ40Bからデータ転送を行い、2件目以降の印刷ジョブ40に対しては、印刷ジョブ40A,40Bの順に転送するか、印刷ジョブ40A、40Bをまとめた印刷ジョブ40として転送するようにすれば良い。
これにより、複数の印刷ジョブに対するオンデマンド印刷を行うときに、印刷処理を実行するオンデマンドプリンタ24での処理を簡略化することができる。
〔第3の実施の形態〕
次に第3の実施の形態を説明する。なお、第3の実施の形態の基本的構成は第1の実施の形態と同じとしている。また、第3の実施の形態において、第1又は第2の実施の形態と同一の構成については、その詳細な説明を省略する。
前記した本実施の形態では、クライアント装置16から送信された印刷ジョブを、プリントサーバ18に格納するときに分割するようにしたが、これに限らず、プリントサーバ18からオンデマンドプリンタ24へ印刷ジョブを転送するときに、印刷ジョブを分割するようにしても良い。
図12には、このときの処理の概略を示している。このフローチャートは、オンデマンドプリンタ24からオンデマンド印刷を行うときに、印刷ジョブの転送要求に基づいて実行されるようになっている。
このフローチャートの最初のステップ140では、転送要求があるか否かを確認し、転送要求があるとステップ140で肯定判定してステップ142へ移行し、転送要求を受信する。
この後、ステップ240では、最初の印刷ジョブ40をHD22から読み出し、ステップ242では、読み出した印刷ジョブ40を、印刷ジョブ40Aと印刷ジョブ40Bに分割する。また、ステップ244では、分割した印刷ジョブ40A、40Bのうち、先頭ページ側の印刷ジョブ40Aを要求元のオンデマンドプリンタ24へ転送し、次のステップ246では、末尾ページ側の印刷ジョブ40Bをオンデマンドプリンタ24へ転送する。
これにより、印刷ジョブ40が、印刷ジョブ40Aと印刷ジョブ40Bに分割されて転送されるので、印刷ジョブ40に対する印刷処理を行うときに、最初の1ページ目が出力されるまでの待ち時間を短くすることができる。
一方、印刷ジョブ40(印刷ジョブ40B)の転送を終了すると、ステップ248へ移行して次の印刷ジョブがあるか否かを確認する。すなわち、複数の印刷ジョブの転送が要求されているか否かを確認する。
ここで、複数の印刷ジョブの転送が要求されているときには、ステップ248で肯定判定してステップ250へ移行し、次の印刷ジョブをHD22から読み出す。この後、ステップ252では、読み出した印刷ジョブを、要求元のオンデマンドプリンタ24へ転送する。
このように、印刷ジョブを予め分割して登録(HD22に格納)しておくのではなく、オンデマンドプリンタ24から転送要求があったときに、分割して転送するものであっても良い。また、複数の印刷ジョブの転送要求がなされているときには、最初に転送する印刷ジョブに対してのみ分割するものであれば良い。
なお、以上説明した本実施の形態は、本発明の構成を限定するものではない。例えば、本実施の形態では、印刷ジョブをプリントサーバ18に登録して、プリントサーバ18からオンデマンドプリンタ24に転送するようにしたが、これに限らず、ファイルサーバなどに格納されえちるファイルを読み出して印刷処理を行うときなどにも適用することができる。すなわち、ネットワークシステムにおいて、オンデマンド印刷を行うときの任意の構成に適用することができる。
また、本実施の形態では、ページ数(データ量、記録紙の枚数)にかかわらず、分割処理を行うようにしたが、予め設定したページ数(記録紙の枚数、データ量)を超えた印刷ジョブに対して、分割処理を行うようにしても良い。
本実施の形態に係るネットワークシステムの一例を示す概略構成図である。 ネットワークシステムの要部を示す機能ブロック図である。 (A)は原印刷ジョブとなる印刷ジョブを示す概略図、(B)は分割した印刷ジョブを示す概略図、(C)は分割されて格納される印刷ジョブを示す概略図である。 第1の実施の形態に係るプリントサーバへの印刷ジョブの登録の概略を示す流れ図である。 第1の実施の形態に係る印刷ジョブの転送要求の概略を示す流れ図である。 図5の転送要求に基づいたプリントサーバでの転送処理の一例を示す流れ図である。 第1の実施の形態に係るオンデマンド印刷処理の一例を示す流れ図である。 第2の実施の形態に係るジョブリストの送信の一例を示す流れ図である。 第2の実施の形態に係る印刷ジョブの選択の概略を示す流れ図である。 第2の実施の形態に係るプリントサーバでの印刷ジョブの転送処理の概略を示す流れ図である。 第2の実施の形態に係る印刷処理の一例を示す流れ図である。 第3の実施の形態に係るプリントサーバでの印刷ジョブの転送処理の概略を示す流れ図である。
符号の説明
10 ネットワークシステム(印刷システム)
16 クライアント装置
18 プリントサーバ(サーバ装置)
22 HD(記憶手段)
24 オンデマンドプリンタ(印刷出力装置)
28 プリントエンジン
30 プリントコントローラ
32 操作パネル
34 分割処理部
36 データ転送部
40 印刷ジョブ(原印刷ジョブ)
40A 印刷ジョブ(第1の分割印刷ジョブ)
40B 印刷ジョブ(第2の分割印刷ジョブ)

Claims (6)

  1. クライアント装置から送信された原印刷ジョブを、サーバ装置に設けた記憶手段に格納して記憶すると共に、印刷出力装置からの出力要求に応じて記憶手段に記憶された原印刷ジョブをサーバ装置から印刷出力装置へ転送して、印刷処理を行う印刷システムであって、
    前記サーバ装置に、
    前記記憶手段に記憶される前記原印刷ジョブを第1の分割印刷ジョブと第2の分割印刷ジョブに分割する分割手段と、
    前記印刷出力装置から前記原印刷ジョブの転送が要求されたときに、前記分割手段によって分割された前記第1の分割印刷ジョブを転送した後、前記第2の分割印刷ジョブを転送する転送手段と、
    を含むことを特徴とする印刷システム。
  2. 前記分割手段が、前記クライアント装置から前記原印刷ジョブを受信したときに前記第1及び前記第2の分割印刷ジョブに分割して前記記憶手段に格納することを特徴とする請求項1に記載の印刷システム。
  3. 前記分割手段が、記録紙に形成して印刷出力したときに、前記第2の分割印刷ジョブよりも前記第1の分割印刷ジョブの記録紙枚数が少なくなるように分割することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の印刷システム。
  4. 前記分割手段が、最初の1枚の記録紙に形成するデータを前記第1の分割印刷ジョブとして分割することを特徴とする請求項3に記載の印刷システム。
  5. 前記印刷出力装置が、前記第1の分割印刷ジョブの印刷処理を実行した後は、前記第2の分割印刷ジョブの印刷処理を完了するまで、割り込み印刷が禁止されることを特徴とする請求項1から請求項4の何れか1項に記載の印刷システム。
  6. ネットワークを介して接続される印刷出力装置で印刷される原印刷ジョブを受け付けて第1の分割印刷ジョブと第2の分割印刷ジョブに分割する分割手段と、
    前記分割手段で分割された前記第1の分割印刷ジョブと前記第2の分割印刷ジョブとを記憶する記憶手段と、
    ネットワークを介して接続される前記印刷出力装置から前記原印刷ジョブの転送が要求されたときに、前記記憶手段に記憶された前記第1の分割印刷ジョブを転送した後、前記第2の分割印刷ジョブを転送する転送手段と、
    を含むことを特徴とするサーバ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012118605A (ja) * 2010-11-29 2012-06-21 Kyocera Document Solutions Inc 画像形成装置
JP2017211823A (ja) * 2016-05-25 2017-11-30 コニカミノルタ株式会社 サーバー、ゲートウェイ装置、画像形成装置、印刷処理方法及び印刷処理プログラム

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