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JP2009149219A - 乗り物用シート - Google Patents

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義浩 大石
Tsukasa Fujimoto
宰 藤本
Sadaji Mabuchi
貞二 馬渕
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Toyota Boshoku Corp
Toyota Motor Corp
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Toyota Boshoku Corp
Toyota Motor Corp
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    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Seats For Vehicles (AREA)

Abstract

【課題】シート本体をフロア面に対して幅方向に移動させる機構を用いて、シート本体を旋回方向に回転移動させてその着座姿勢の向きを変えられるようにする。
【解決手段】着座部となるシート本体1がフロア面F上に正面を向いて配設された乗り物用シートである。シート本体1は、フロア面F上に設置された支持ベース6上をフロア面Fに対して水平方向に移動可能に配設されたシート支持部材7によって支持されている。シート支持部材7は、支持ベース6上に配設された2個のカム部材8,9が回動操作される動きによってその前後方向の2箇所の部位が個別に幅方向に押動操作されることにより、フロア面Fに対して旋回方向に回転したり幅方向に移動したりするようになっている。
【選択図】図2

Description

本発明は、乗り物用シートに関する。詳しくは、着座部となるシート本体がフロア面上に正面を向いて配設された乗り物用シートに関する。
従来、車両用シートにおいて、これを車両の前後方向に加え、車両の幅方向にもスライド移動させられるようにした技術が知られている。例えば、下記特許文献1には、車両用シートの前後方向のスライド移動先に車体側部から出っ張ったタイヤハウスが障害物として設けられており、車両用シートを幅方向にスライド移動させることでこの障害物との干渉を回避できるようにした技術が開示されている。
特開平10−181393号公報
しかし、上記開示の従来技術では、車両用シートを幅方向に移動させる機構は、着座部となるシート本体の姿勢向きを変えることなくこれを幅方向に移動させるようになっている。そこで、例えば、この幅方向に移動させる機構を用いてシート本体の姿勢向きを乗降ドア側に向けられるようにすれば、着座者が通常の着座姿勢状態で車外の景色を楽しめるようになり好適である。
本発明は、上記した問題を解決するものとして創案されたものであって、本発明が解決しようとする課題は、シート本体をフロア面に対して幅方向に移動させる機構を用いて、シート本体を旋回方向に回転移動させてその着座姿勢の向きを変えられるようにすることにある。
上記課題を解決するために、本発明の乗り物用シートは次の手段をとる。
先ず、第1の発明は、着座部となるシート本体がフロア面上に正面を向いて配設された乗り物用シートである。シート本体は、フロア面上に設置された支持ベース上をフロア面に対して水平方向に移動可能に配設されたシート支持部材によって支持されている。シート支持部材は、支持ベース上に配設された2個のカム部材が回動操作される動きによってその前後方向の2箇所の部位が個別に幅方向に押動操作されることにより、フロア面に対して旋回方向に回転したり幅方向に移動したりするようになっている。
この第1の発明によれば、シート本体を支持するシート支持部材は、2個のカム部材によって、その前後2箇所の部位がそれぞれ幅方向に押動操作される。このとき、シート支持部材の前後2箇所の部位が各カム部材によってそれぞれ同じように押動操作されると、シート本体はフロア面に対して幅方向に移動操作される。また、シート支持部材の前後どちらかの部位が他方側の部位よりも大きく押動操作されると、シート本体はフロア面に対して旋回する方向に回転操作される。このように、シート本体は、各カム部材によって幅方向に押動操作される動きによって、その前後方向には動きを伴なうことなく幅方向や旋回方向に移動操作される。
次に、第2の発明は、上述した第1の発明において、シート本体を支持するシート支持部材は、その前後方向への移動が規制されて幅方向への移動が許容された状態として支持ベースに連結されている。
この第2の発明によれば、シート支持部材の支持ベースに対する連結部は、各カム部材に押動操作されることによって、支持ベースに対して幅方向にのみ移動する。
次に、第3の発明は、上述した第1又は第2の発明において、シート支持部材を幅方向に押動操作する2個のカム部材は、互いに連動して作動操作されるようになっている。各カム部材のシート支持部材を幅方向に押動するカム形状は、これらの連動した回動運動によって、先ず、シート支持部材の前後の一方側の部位を幅方向の一方に押動し、その後の更なる回動の進行によって、シート支持部材の他方側の部位を同方向に押動する形状となっている。
この第3の発明によれば、シート本体は、各カム部材が回動する一連の動きに伴なって、先ず、フロア面に対して旋回方向に回転操作されてその向きを変える。そして、シート本体は、各カム部材の更なる回動の進行に伴なって、シート支持部材の他方側の部位も同方向に押動されることにより、その姿勢向きを再び正面に向け直すかたちで全体が幅方向に移動操作される。
本発明は上述した手段をとることにより、次の効果を得ることができる。
先ず、第1の発明によれば、2個のカム部材によってシート支持部材の前後2箇所の部位をそれぞれ幅方向に押動操作する構成としたことにより、シート本体をフロア面に対して幅方向に移動させる機構を用いて、シート本体を旋回方向に回転移動させてその着座姿勢の向きを変えられるようにすることができる。
更に、第2の発明によれば、シート支持部材の支持ベースに対する連結部が幅方向にのみ移動可能となるように構成したことにより、シート本体をその前後方向への移動を伴なうことなく幅方向に移動させたり旋回方向に回転させたりすることができる。
更に、第3の発明によれば、各カム部材を回動させる一連の操作の過程で、各カム部材のカム形状によってシート本体を旋回方向に回転移動させた状態と幅方向に移動させた状態とに切換えることができ、かかる操作を簡便に行うことができる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態の実施例について、図面を用いて説明する。
始めに、実施例1の乗り物用シートの構成について、図1〜図7を用いて説明する。
ここで、図1には、本実施例の乗り物用シートの概略構成が斜視図によって示されている。この乗り物用シートは、自動車の座席用シートとして配設されており、同図の実線で示されるようにシート本体1が車両正面を向いた状態でフロア面F上に設置されている。したがって、この状態では、シート本体1に着座した着座者の姿勢向きも車両正面を向くようになっている。
このシート本体1は、背凭れ部となるシートバック2と、着座部となるシートクッション3と、頭部を支持するヘッドレスト4と、を有する。そして、シート本体1は、シートクッション3とフロア面Fとの間に設けられた左右一対のスライダ機構5によって、フロア面Fに対する前後方向の着座位置の調整が行えるようになっている。このスライダ機構5は、図2に示されるように、フロア面F上に固定設置された前後方向に延びる一対のロアレール5L,5Lと、これらロアレール5L,5Lのガイド形状に沿って前後方向にスライド移動可能に設けられた一対のアッパレール5U,5Uと、を有する。そして、シート本体1は、上記したアッパレール5U,5Uに連結されており、アッパレール5U,5Uと一体的となって車両の前後方向にスライド移動させられるようになっている。
そして、シート本体1とスライダ機構5との間には、シート本体1をフロア面Fに対して水平に幅方向に移動させることのできる機構が設けられている。この機構は、アッパレール5U,5U上に固定設置された平板形状の支持ベース6上に組み付けられており、操作部材11を左右方向に動かす手動操作に伴なってシート本体1を幅方向に移動させられるようになっている。
具体的には、シート本体1は、操作部材11の手動操作に伴なって、次のように幅方向に移動操作される。すなわち、図1の仮想線で示されるようにシート本体1は、例えば操作部材11を車両外側(乗降ドア側)となる図示向かって左側にスライド操作すると、その前部が同スライド移動方向に移送されるかたちでフロア面Fに対して旋回回転する。これにより、シート本体1の姿勢向きを乗降ドア側に向けることができ、着座者が通常の着座姿勢状態で車外の景色を楽しむことができるようになる。
また、上記とは逆に、操作部材11を車両の内側となる図示向かって右側にスライド操作すると、今度は、シート本体1の前部が同スライド移動方向に移送されるかたちでフロア面Fに対して旋回回転する。これにより、シート本体1の姿勢向きをこれと隣り合う隣席シート側に向けることができ、隣席シートの着座者とコミュニケーションをとり易くすることができるようになる。
そして、上記シート本体1が内側に向けられた状態から、操作部材11を更に車両の内側(図示向かって右側)にスライド操作すると、シート本体1は次にはその後部も同スライド移動方向に移動操作される。これにより、シート本体1全体が、同スライド移動方向(幅方向)に移動操作された状態となる。
なお、以上に示したシート本体1のフロア面Fに対する動きは、図7においてまとめて示されている。同図に示されるように、シート本体1は、その車両前後方向への移動経路上に、タイヤハウスHが障害物として突出して配置されている場合にも、これを上述した幅方向へのスライド移動によって回避しながら車両前後方向にスライド移動できるようになっている。そして、シート本体1は、上記のタイヤハウスHを避けた各スライド位置において、車両の内側や外側に向けて旋回回転できるようになっている。
以下、シート本体1を上記のように移動操作する機構について説明する。
このシート本体1をフロア面Fに対して幅方向に移動操作する機構は、図2に示されるように支持ベース6上に組み付けられたリンク板形状のシート支持部材7が、他の組み付け作動部品によって幅方向に押引操作されることで、シート本体1を幅方向に移動させる構成となっている。
具体的には、この機構は、支持ベース6上に組み付けられたシート支持部材7と、カム部材8,9と、原動歯車10と、操作部材11と、歯付きベルト12と、引張バネ13とから成る。
詳しくは、支持ベース6は、平板形状に形成されており、その下面部が前述した各アッパレール5U,5Uの上面部に一体的に固定されている。
そして、シート支持部材7は、リンク板形状に形成されており、シートクッション3の下面部に一体的に組み付けられている。これにより、シート支持部材7は、その幅方向に押引される動きに伴なって、シート本体1をこれと一体的に幅方向に移動させられるようになっている。
このシート支持部材7は、そのリンク長方向を車両の前後方向に向けて配設されており、その前端部に、リンク長方向に短く延びる長孔7Hが形成されている。そして、シート支持部材7は、その前端部が長孔7H内に挿通されたピン7Pfによって支持ベース6に連結されており、後端部がピン7Prによって支持ベース6に連結されている。
詳しくは、シート支持部材7に設けられた各ピン7Pf,7Prは、支持ベース6に形成された幅方向に延びる各長孔6Hf,6Hrに対してそれぞれスライド移動可能に挿通されている。これにより、シート支持部材7は、その前後側の各端部を、それぞれ、長孔6Hf,6Hrの延びる孔形状に沿って幅方向にのみスライド移動させられるようになっている。
ここで、シート支持部材7の前端部に設けられたピン7Pfは、このシート支持部材7に形成された長孔7Hの延びる孔形状に沿って前後方向へのスライド移動が可能とされている。これにより、シート支持部材7は、図4や図5に示されるように、その前端部が後端部に対して幅方向に大きくスライド移動する動きを、上記した前側のピン7Pfが長孔7H内を前後方向にスライド移動する動きによって吸収させられるようになっている。
そして、図2に戻って、このシート支持部材7は、支持ベース6との間に掛着された引張バネ13によって、常時は引張バネ13の形状を収縮させる方向に附勢されている。この引張バネ13は、図3に示されるように、その図示左側の端部がシート支持部材7に突出形成されたバネ掛部7Fに掛着されており、図示右側の端部が支持ベース6に突出形成されたバネ掛部6Fに掛着されている。これにより、シート支持部材7の前後側の端部に設けられた各ピン7Pf,7Prが、後述するカム部材8のカム板8Cの外周面やカム部材9のカム板9Cの外周面にそれぞれ押し当てられた姿勢状態として保持されている。
なお、シート支持部材7は、同図に示されるように、シート本体1が幅方向に移動操作される前の通常位置にある状態では、そのリンク長方向を車両の前後方向に向けた姿勢状態として保持されている。
次いで、図2に戻って、カム部材8について説明する。すなわち、カム部材8は、起伏状の外周面を有する平板形状のカム板8Cと、外歯を有する従動歯車8Gと、歯付きプーリ8Tとが、板厚方向に積層された一体型形状の部品として形成されている。このカム部材8は、歯付きプーリ8Tの回動軸芯部に突出形成されたピン8Pが支持ベース6に下面側から挿通されることによって、支持ベース6に対して回動可能に軸支連結されている。
このカム部材8は、図3に示されるように上記した従動歯車8Gに、後述する操作部材11のスライド操作によって回動操作される原動歯車10が動力伝達可能に噛合した状態で組み付けられている。これにより、カム部材8は、操作部材11のスライド操作によって回動操作され、カム板8Cの起伏状の外周面に押し当てられているシート支持部材7の前端側のピン7Pfを幅方向に押引操作できるようになっている。
ここで、カム板8Cの周方向の一部には、外周面が局所的に大きく窪んだ溝部Cdが形成されている。この溝部Cdは、図4に示されるようにカム部材8が図3の位置状態から図示反時計回り方向に回動操作されることにより、支持ベース6に形成された長孔6Hfの孔形状と位置合わせされる。これにより、溝部Cdは、ピン7Pfを引張バネ13の附勢力によってその溝形状の内部に受け入れるかたちで長孔6Hf内の図示右端部の位置まで幅方向に移動させることができる。なお、溝部Cdの窪み形状の傾斜面は緩やかに形成されており、カム部材8を図4の状態から図示時計回り方向に回動させることによって、ピン7Pfを溝部Cdの外部へと押し出せるようになっている。
次いで、図2に戻って、カム部材9について説明する。すなわち、カム部材9は、起伏状の外周面を有する平板形状のカム板9Cと、歯付きプーリ9Tとが、板厚方向に積層された一体型形状の部品として形成されている。このカム部材9は、歯付きプーリ9Tの回動軸芯部に突出形成されたピン9Pが支持ベース6に下面側から挿通されることによって、支持ベース6に対して回動可能に軸支連結されている。
このカム部材9は、図3に示されるように上記した歯付きプーリ9Tと前述したカム部材8の歯付きプーリ8Tとの間に巻掛けられた歯付きベルト12によって、カム部材8に対して動力伝達可能に噛合した状態で組み付けられている。これにより、カム部材9は、カム部材8と連動するかたちで操作部材11のスライド操作によって回動操作され、カム板9Cの起伏状の外周面に押し当てられているシート支持部材7の後端側のピン7Prを幅方向に押引操作できるようになっている。
次いで、図2に戻って、原動歯車10について説明する。この原動歯車10は、その回動軸芯部に突出形成されたピン10Pが支持ベース6に下面側から挿通されることによって、支持ベース6に対して回動可能に軸支連結されている。
この原動歯車10は、図3において前述したように、その外歯をカム部材8の従動歯車8Gの外歯と操作部材11に形成された歯部11Gとにそれぞれ噛合させた状態として組み付けられており、歯車列を構成している。これにより、原動歯車10は、図4や図5に示されるように操作部材11が左右方向に手動操作された操作力をカム部材8に伝達して、カム部材8を回動操作するようになっている。
次いで、図1に戻って、操作部材11について説明する。この操作部材11は、シートクッション3の下部位置に配設されており、着座者の手動操作によって左右方向(幅方向)にスライド操作が行えるようになっている。
具体的には、図2に示されるように、操作部材11は、支持ベース6の下面部に、幅方向にスライド操作が行える状態で組み付けられている。この操作部材11は、前述したように、その後面部に形成された歯部11Gを従動歯車8Gの外歯に噛合させた状態として組み付けられている。これにより、操作部材11は、その左右方向へのスライド操作に伴って、従動歯車8Gを回動操作して、シート本体1を支持するシート支持部材7の前部や後部を幅方向に移動させられるようになっている。
続いて、本実施例の使用方法について説明する。
すなわち、図1の実線状態で示されるように、シート本体1は、操作部材11が幅方向にスライド操作される前の常時は、車両正面を向いた姿勢状態で保持されている。
そこで、シート本体1を例えばこの状態から車両の乗降ドア側である外側(図示向かって左側)に向けて旋回回転させるためには、操作部材11をその旋回回転させたい側にスライド操作すればよい。これにより、シート本体1は、図4に示されるように、操作部材11のスライド操作に伴う各カム部材8,9の回動運動に伴なって、シート支持部材7の前部が図示右方向に移送される動きを受けて図示右側(乗降ドア側)にその姿勢向きを変える。すなわち、シート本体1は、操作部材11がスライド操作された旋回方向に回転操作される。これにより、着座者がシート本体1に着座した通常の姿勢状態で車外の景色を楽しむことができるようになる。なお、シート本体1は、操作部材11を操作前のスライド位置に戻す操作を行うことにより、車両正面を向いた元の姿勢状態に戻されるようになっている。
また、図1に戻って、シート本体1をこの正面を向いた状態(実線状態)から車両の内側(図示向かって右側)に向けて旋回回転させるためには、操作部材11をその旋回回転させたい側にスライド操作すればよい。これにより、シート本体1は、図5に示されるように、操作部材11のスライド操作に伴う各カム部材8,9の回動運動に伴なって、シート支持部材7の前部が図示左方向に移送される動きを受けて図示左側(内側)にその姿勢向きを変える。これにより、着座者が隣席シートの着座者とコミュニケーションをとり易い姿勢状態とすることができる。
そして、図1に戻って、このシート本体1が車両内側に向けられた状態(仮想線状態)から、操作部材11を更に車両の内側(図示向かって右側)にスライド操作すると、シート本体1は次にはそれ全体が車両内側に移動操作される。具体的には、図6に示されるように、操作部材11が図5の状態から更に図示左方向にスライド操作されると、シート支持部材7の後部が前部と並ぶ位置まで図示左方向に移送される。これにより、シート支持部材7全体が図示左方向に移送された状態となり、この動きを受けてシート本体1がその姿勢向きを再び車両正面に向け直すかたちで図示左側(車両内側)に移送される。なお、シート本体1は、操作部材11を操作前のスライド位置に戻す操作を行うことにより、幅方向に移動操作される前の車両正面を向いた元の姿勢状態に戻されるようになっている。
このように、本実施例の乗り物用シートによれば、2個のカム部材8,9によってシート支持部材7の前後2箇所の部位をそれぞれ幅方向に押動操作する構成としたことにより、シート本体1をフロア面Fに対して幅方向に移動させる機構を用いて、シート本体1を旋回方向に回転移動させてその着座姿勢の向きを変えられるようにすることができる。
更に、シート支持部材7の支持ベース6に対する連結部(ピン7Pf,7Pr)が幅方向にのみ移動可能となるように構成したことにより、シート本体1をその前後方向への移動を伴なうことなく幅方向に移動させたり旋回方向に回転させたりすることができる。
更に、各カム部材8,9を回動させる操作部材11の一連のスライド操作の過程で、各カム部材8,9のカム形状によってシート本体1を旋回方向に回転移動させた状態と幅方向に移動させた状態とに切換えることができ、かかる操作を簡便に行うことができる。
以上、本発明の実施形態を1つの実施例について説明したが、本発明は上記実施例のほか各種の形態で実施できるものである。
例えば、上記実施例で示したシート本体を旋回回転させる機構は、自動車等車両以外にも、航空機や船舶等の乗り物用のシートにも適用することができる。
また、シート本体を回転操作する手段として手動操作によって幅方向へのスライド操作を行う操作部材を示したが、この操作手段は特に限定されない。例えば、回転操作タイプのレバーを操作部材として適用してもよいし、スイッチの切換え操作によって上記の機構を電動で駆動させるようにしてもよい。
また、シート支持部材を引張バネの附勢力によって各カム部材の外周面に押し当てて動きを追従させる構成を示したが、各カム部材にシート支持部材を外周面に当て交った状態を維持するガイド形状を設けてもよい。
また、操作部材のスライド操作によってシート本体が車両内側に旋回した後に更なる操作によって同方向に移動する構成を示したが、このような構成を車両外側への動きに対して適用してもよい。
実施例1の乗り物用シートの概略構成を表した斜視図である。 乗り物用シートの分解斜視図である。 シート本体が幅方向に移動操作される前の通常位置にある状態を表した模式図である。 シート本体が車両外側に向けられた状態を表した模式図である。 シート本体が車両内側に向けられた状態を表した模式図である。 シート本体が車両内側にスライド移動した状態を表した模式図である。 図3〜図6に示したシート本体の動きをまとめた模式図である。
符号の説明
1 シート本体
2 シートバック
3 シートクッション
4 ヘッドレスト
5 スライダ機構
5U アッパレール
5L ロアレール
6 支持ベース
6F バネ掛部
6Hf 長孔
6Hr 長孔
7 シート支持部材
7H 長孔
7Pf ピン
7Pr ピン
7F バネ掛部
8 カム部材
8P ピン
8T 歯付きプーリ
8G 従動歯車
8C カム板
Cd 溝部
9 カム部材
9P ピン
9T 歯付きプーリ
9C カム板
10 原動歯車
10P ピン
11 操作部材
11G 歯部
12 歯付きベルト
13 引張バネ
F フロア面
H タイヤハウス

Claims (3)

  1. 着座部となるシート本体がフロア面上に正面を向いて配設された乗り物用シートであって、
    前記シート本体は、フロア面上に設置された支持ベース上を該フロア面に対して水平方向に移動可能に配設されたシート支持部材によって支持されており、
    該シート支持部材は、前記支持ベース上に配設された2個のカム部材が回動操作される動きによってその前後方向の2箇所の部位が個別に幅方向に押動操作されることによりフロア面に対して旋回方向に回転したり幅方向に移動したりするようになっていることを特徴とする乗り物用シート。
  2. 請求項1に記載の乗り物用シートであって、
    前記シート本体を支持するシート支持部材は、その前後方向への移動が規制されて幅方向への移動が許容された状態として前記支持ベースに連結されていることを特徴とする乗り物用シート。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の乗り物用シートであって、
    前記シート支持部材を幅方向に押動操作する2個のカム部材は、互いに連動して作動操作されるようになっており、
    該各カム部材のシート支持部材を幅方向に押動するカム形状は、これらの連動した回動運動によって先ず前記シート支持部材の前後の一方側の部位を幅方向の一方に押動し、その後の更なる回動の進行によって該シート支持部材の他方側の部位を同方向に押動する形状となっていることを特徴とする乗り物用シート。
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