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JP2009138816A - 一方向クラッチ - Google Patents

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JP2009138816A JP2007313908A JP2007313908A JP2009138816A JP 2009138816 A JP2009138816 A JP 2009138816A JP 2007313908 A JP2007313908 A JP 2007313908A JP 2007313908 A JP2007313908 A JP 2007313908A JP 2009138816 A JP2009138816 A JP 2009138816A
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Abstract

【課題】強度を確保しつつ小型化を図ることができる一方向クラッチを提供する。
【解決手段】一方向クラッチ1は、軸部材2に設けられた一方向クラッチであって、外軸3と、ローラ6と、捩りコイルばね7と、を備えている。外軸3は軸部材2の外周側に配置されている。ローラ6は軸部材2と外軸3との半径方向間に配置されている。捩りコイルばね7はローラ6に対して押圧力を付与する。捩りコイルばね7は、外軸3の軸方向側方に配置されローラ6への押圧力を発生させるばね本体73を有している。
【選択図】図3

Description

本発明は、弾性部材を利用した一方向クラッチに関する。
従来の一方向クラッチは、例えば、外軸と、複数のローラと、複数の弾性部材と、を備えている。外軸は軸部材の外周側に配置されており、環状の本体部と、本体部から半径方向内側へ突出する複数の突出部と、を有している。隣り合う突出部の回転方向間には、ローラおよび弾性部材が配置されている。弾性部材はローラを回転方向の一方側へ押圧している(例えば、特許文献1を参照)。
特開2003−172377号公報
従来の一方向クラッチでは、隣り合う突出部および本体部により形成されたポケットを外軸が有している。外軸のポケットにはローラおよび弾性部材が収容されているため、ポケットの容積を大きく確保する必要がある。この結果、外軸の強度を確保するために外軸の外径を大きくする必要があり、強度を確保しつつ一方向クラッチの小型化を図ることが困難である。
本発明の課題は、強度を確保しつつ小型化を図ることができる一方向クラッチを提供することにある。
第1の発明に係る一方向クラッチは、軸部材に設けられた一方向クラッチであって、外軸と、ローラと、弾性部材と、を有している。外軸は軸部材の外周側に配置されている。ローラは軸部材と外軸との半径方向間に配置されている。弾性部材はローラに対して押圧力を付与する。第1弾性部材は、外軸の軸方向側方に配置されローラへの押圧力を発生させる弾性部を有している。
この一方向クラッチでは、外軸の軸方向側方に第1弾性部材の弾性部が配置されているため、ローラが配置されている空間の容積を、弾性部を収容するために大きく確保する必要がない。これにより、この一方向クラッチでは、強度を確保しつつ小型化を図ることできる。
ここで、例えば、第1弾性部材は、捩りコイルばね、あるいは、圧縮ばねである。圧縮ばねは、例えば、圧縮コイルばね、あるいはアコーディオンばねである。捩りコイルばねの場合、捩りコイルばねのコイル状に巻かれた部分が弾性部に相当する。圧縮コイルばねおよびアコーディオンばねの場合、ばね全体が弾性部に相当する。
第2の発明に係る一方向クラッチは、第1の発明に係る一方向クラッチにおいて、第1弾性部材が、捩りばね力を利用してローラに押圧力を付与する捩りコイルばねである。
第3の発明に係る一方向クラッチは、第2の発明に係る一方向クラッチにおいて、捩りコイルばねが外軸に回転可能に支持されている。
第4の発明に係る一方向クラッチは、第3の発明に係る一方向クラッチにおいて、外軸が、環状の本体部と、軸方向に延びる支持孔を有し本体部から半径方向内側に延びる突出部と、を有している。捩りコイルばねは、支持孔に挿入された支持部と、ローラと当接する当接部と、支持部および当接部を弾性的に連結する弾性部と、を有している。
ここで、支持孔としては、貫通孔および貫通していない孔が挙げられる。
第5の発明に係る一方向クラッチは、第4の発明に係る一方向クラッチにおいて、弾性部が支持孔よりも半径方向外側に配置されている。
第6の発明に係る一方向クラッチは、第4または第5の発明に係る一方向クラッチにおいて、外軸の軸方向側方に配置されたカバーをさらに備えている。カバーは規制部を有している。規制部は、外軸との軸方向間に支持部を収容し、支持部と軸方向に当接可能である。
第7の発明に係る一方向クラッチは、第4から第6のいずれかの発明に係る一方向クラッチにおいて、軸方向から見た場合に、当接部がローラと複数の箇所で当接している。
第8の発明に係る一方向クラッチは、第4から第7のいずれかの発明に係る一方向クラッチにおいて、軸方向から見た場合に、当接部がローラに沿った形状を有している。
第9の発明に係る一方向クラッチは、第1の発明に係る一方向クラッチにおいて、第1弾性部材が、圧縮ばね力を利用してローラに押圧力を付与する圧縮ばねである。
第10の発明に係る一方向クラッチは、第9の発明に係る一方向クラッチにおいて、押圧部材と、第1カバーと、をさらに有している。押圧部材は、第1弾性部材の第1端部に装着される第1装着部と、第1装着部から軸方向に延びローラに当接する押圧部と、を有している。第1カバーは、外軸の軸方向側方に配置された部材であって、第1弾性部材の第2端部を支持する第1ばね支持部を有している。
第11の発明に係る一方向クラッチは、第10の発明に係る一方向クラッチにおいて、第1カバーが、第1弾性部材を弾性変形可能に保持する第1保持部を有している。
第12の発明に係る一方向クラッチは、第9から第11のいずれかの発明に係る一方向クラッチにおいて、第2弾性部材をさらに有している。第2弾性部材は、外軸の軸方向側方であって第1弾性部材と反対側に配置されており、圧縮ばね力を利用してローラに押圧力を付与する。
第13の発明に係る一方向クラッチは、第12の発明に係る一方向クラッチにおいて、押圧部材が第2装着部を有している。第2装着部は、押圧部の第1装着部と反対側の端部に設けられており、第2弾性部材の第1端部に装着されている。
第14の発明に係る一方向クラッチは、第12または第13の発明に係る一方向クラッチにおいて、第2カバーをさらに有している。第2カバーは、外軸の第2弾性部材と同じ側に配置された部材であって、第2弾性部材の第2端部を支持する第2ばね支持部を有している。
第15の発明に係る一方向クラッチは、第14の発明に係る一方向クラッチにおいて、第2カバーが、第2弾性部材を弾性変形可能に保持する第2保持部を有している。
本発明に係る一方向クラッチでは、上記の構成を有しているため、強度を確保しつつ小型化を図ることができる。
以下、添付の図面を参照しながら本発明の実施形態を説明する。
〔第1実施形態〕
<一方向クラッチの全体構成>
図1および図2を用いて、第1実施形態に係る一方向クラッチ1の全体構成について説明する。図1は一方向クラッチ1の平面概略図である。図2は一方向クラッチ1のI−I断面図である。図1において、矢印R1が軸部材2の回転方向を示しており、矢印R2がその反対方向を示している。図2に示すO−O線が軸部材2の回転軸である。
図1に示すように、軸部材2と他の部材(図示せず)との特定の一方向における相対回転を規制するために、一方向クラッチ1が軸部材2の外周側に設けられている。ここでは、一方向クラッチ1は、軸部材2に対する他の部材(図示せず)のR1方向への回転を規制し、軸部材2に対する他の部材のR2方向への回転を許容する。
具体的には、一方向クラッチ1は、外軸3と、複数のローラ6と、複数の捩りコイルばね7(弾性部材の一例)と、を有している。外軸3は軸部材2の外周側に配置されている。ローラ6は軸部材2と外軸3との半径方向間に配置されている。捩りコイルばね7はローラ6に概ねR1方向へ押圧力を付与している。
一方向クラッチ1は、さらに、外軸3の軸方向側方に配置された第1カバー4および第2カバー9を有している。図2に示すように、第1カバー4は外軸3の第1側面3aを覆うように配置されている。第2カバー9は外軸3の第2側面3bを覆うように配置されている。
<外軸およびローラ>
外軸3は、軸部材2の外周側に配置されており、他の部材(図示せず)が固定されている。外軸3は、軸部材2の外周側に配置された概ね環状の本体部31と、本体部31から半径方向内側へ突出する複数の突出部32と、を有している。
本体部31は軸方向に突出する環状突起31bを有している。環状突起31bの内周側には第1カバー4が嵌め込まれている。環状突起31bは第1カバー4の半径方向の位置決めを行っている。
突出部32は軸部材2の回転方向において概ね等ピッチで配置されている。突出部32にはリベット34により第1カバー4が固定されている。突出部32が軸部材2の外周面接触しないように、突出部32と軸部材2との半径方向間には隙間が形成されている。
隣り合う突出部32の回転方向間であって本体部31と軸部材2との半径方向間には、ローラ6が配置されている。ローラ6は、軸部材2と外軸3との相対回転を規制あるいは許容するための円柱状の部材である。ローラ6は外軸3に支持される捩りコイルばね7により概ねR1方向に押し付けられている。ローラ6が軸部材2と外軸3との半径方向間に配置されていると言うこともできる。さらには、ローラ6が配置されている空間として、外軸3がポケット11を有しているとも言える。ポケット11は、本体部31の半径方向内側であって隣り合う突出部32の回転方向間に形成されている。
隣り合う突出部32の回転方向間において、本体部31は傾斜部31aを有している。傾斜部31aは、概ね平面であり、R1方向にいくにしたがって軸部材2に近づくように傾斜している。このため、傾斜部31aと軸部材2との間に形成される半径方向隙間は、R1方向へいくにしたがって徐々に小さくなる。
例えば、ポケット11のR2側半分では半径方向隙間がローラ6の外径よりも大きく設定されているため、軸部材2と傾斜部31aとの間でローラ6は回転可能である。一方、ポケット11のR1側半分では、半径方向隙間がローラ6の外径よりも小さく設定されているため、軸部材2と傾斜部31aとの間にローラ6が挟み込まれ、ローラ6を介して軸部材2および外軸3の相対回転が規制される。この状態で、ローラ6のR1側の突出部32とローラ6との回転方向間には隙間が確保されている。捩りコイルばね7によりローラ6がR1方向へ押圧されているため、外軸3に対して軸部材2がR1方向へ回転すると、軸部材2と傾斜部31aと間にローラ6が挟み込まれやすい。
<捩りコイルばね>
図3〜図6を用いて、捩りコイルばね7およびその周辺の構成について説明する。図3および図4は捩りコイルばね7およびその周辺の部分平面図である。図3は第1カバー4がない状態を示している。図4は第1カバー4がある状態を示している。図5は捩りコイルばね7およびその周辺の部分断面図である。図6は捩りコイルばね7の単体図(圧縮状態)である。
図3〜図5に示すように、ローラ6をR1方向へ押圧するために、一方向クラッチ1には複数の捩りコイルばね7が設けられている。図6に示すように、捩りコイルばね7は、1本の線材から構成されており、ばね本体73(弾性部の一例)と、支持部71と、当接部72と、を有している。
ばね本体73は、捩りばね力を発生させるためにコイル状に巻かれている部分である。図5に示すように、本実施形態では、ばね本体73は外軸3の軸方向側方(第1カバー4側)に配置されている。ばね本体73により支持部71および当接部72が弾性的に連結されている。
図6に示すように、支持部71は、外軸3に支持される部分であり、第1支持部71aと、第2支持部71bと、を有している。第1支持部71aは、ばね本体73の第1端部73a(より詳細には、外軸3側に配置された端部)に連結されており、第1端部73aから外軸3の第1側面3aに沿って延びている。
図3〜図5に示すように、外軸3の突出部32は軸方向に貫通する支持孔35を有している。第2支持部71bは、第1支持部71aの端部から軸方向に延びており、支持孔35に挿入されている。支持孔35の内径は第2支持部71bの外径よりも大きいため、支持孔35内で第2支持部71bは回転可能である。このように、突出部32の支持孔35および支持部71により、ばね本体73が外軸3に対して支持されている。
図3に示すように、当接部72は、ローラ6に押圧力を伝達する部分であり、ローラ6と当接している。具体的には図6に示すように、当接部72は、根元部72aと、第1当接部72bと、中間部72cと、第2当接部72dと、を有している。
根元部72aは、ばね本体73の第2端部73b(より詳細には、外軸3と反対側に配置された端部)に連結された部分であり、第2端部73bから軸方向に延びている。根元部72aの端部はポケット11内に配置されている。
図3に示すように、第1当接部72bは、根元部72aの端部から概ね半径方向内側へ延びる部分であり、ローラ6と当接している。第1当接部72bがローラ6と複数の箇所で当接するように、第1当接部72bはローラ6の外形に概ね沿った形状を有している。具体的には図6に示すように、軸方向から見た場合、ローラ6の外形に概ね沿うように、第1当接部72bは中央付近で折れ曲がっている。これにより、例えば、第1当接部72bは、2点(点P1およびP2)においてローラ6と当接している。
図6に示すように、中間部72cは第1当接部72bの端部から軸方向に延びており、第1当接部72bと第2当接部72dとを連結している。図5に示すように、中間部72cの長さはローラ6の軸方向寸法よりも若干短い。
図6に示すように、第2当接部72dは、中間部72cの端部から概ね半径方向外側へ延びる部分であり、第1当接部72bと同様にローラ6と当接している。第2当接部72dは第1当接部72bとほぼ同じ形状を有している。具体的には、軸方向から見た場合、ローラ6の外形に概ね沿うように、第2当接部72dは中央付近で折れ曲がっている。これにより、例えば、第2当接部72dは、2点(点P3およびP4)においてローラ6と当接している。
図3および図4に示す状態は、外軸3の傾斜部31aと軸部材2との間にローラ6が挟み込まれている状態である。この状態で、ローラ6と突出部32の支持孔35との間で捩りコイルばね7は回転方向に圧縮されているため、ローラ6は常にR1方向に押圧されている。
<第1カバー>
図2および図5に示すように、ローラ6および捩りコイルばね7が脱落しないように、外軸3の軸方向側方には第1カバー4が配置されている。具体的には、第1カバー4は、外軸3の第1側面3aを覆うように配置された概ね円板状の部材であり、カバー本体41と、カバー本体41から半径方向外側へ延びる複数の固定部42と、を有している。
図2に示すように、固定部42はリベット34により外軸3に固定されている。外軸3の突出部32に対応するようにカバー部43が配置されている。隣り合う固定部42の回転方向間にはローラ6およびポケット11が配置されている。
固定部42のR2側には、カバー部43が設けられている。カバー部43は、カバー本体41から半径方向外側へ延びており、ローラ6の軸方向側方に配置されている。カバー部43は固定部42よりも半径方向の寸法が小さい。例えば、カバー部43の半径方向寸法は固定部42の半径方向寸法の概ね半分である。ローラ6は固定部42と軸方向に当接可能である。これにより、ローラ6がポケット11から脱落するのを防止できる。
固定部42のR1側には、規制部44が設けられている。規制部44は、捩りコイルばね7の支持部71(より詳細には、第1支持部71a)を覆うように設けられており、カバー本体41から半径方向外側に(固定部42からR2方向に)延びている。
図4に示すように、規制部44は突出部32と対向するように配置された凹部44aを有している。凹部44aには第1支持部71aが収容されている。捩りコイルばね7の回転方向への移動が第1カバー4により規制されないように、凹部44aの範囲は第1支持部71aの可動範囲よりも広い。
図5に示すように、規制部44は凹部44a内に形成された支持面44bを有している。支持面44bは外軸3と軸方向に対向している。外軸3の第1側面3aと支持面44bとの間に、第1支持部71aが配置されている。第1側面3aと支持面44bとの間には、第1支持部71aの径よりも大きい隙間が確保されている。支持面44bは第1支持部71aと軸方向に当接可能であるため、第1支持部71aの軸方向の移動は第1側面3aおよび支持面44bの軸方向間で規制されている。
第1カバー4の形状を別の観点から説明する。第1カバー4はカバー本体41、固定部42、カバー部43および規制部44を有しているが、第1カバー4が複数の切欠き45を有している、と考えることもできる。具体的には図1および図4に示すように、切欠き45は、回転方向に概ね等ピッチで配置されており、ローラ6および捩りコイルばね7に対応して設けられている。切欠き45内には、捩りコイルばね7のばね本体73が配置されている。後述するように、ばね本体73は主に回転方向に移動するため、ばね本体73の移動する空間を確保する必要がある。ここでは、ばね本体73の移動空間が切欠き45として確保されている。
図5に示すように、ばね本体73の軸方向寸法は第1カバー4(より詳細には、固定部42、カバー部43および規制部44)の軸方向寸法(厚み)よりも小さいため、ばね本体73は第1カバー4よりも軸方向に突出していない。このため、
<第2カバー>
図2および図5に示すように、ローラ6が脱落しないように、外軸3の軸方向側方には第2カバー9が配置されている。具体的には、第2カバー9は、外軸3の側面を覆うように外軸3に嵌め込まれた環状の部材であり、円板状の第2カバー本体91と、筒状部92と、を有している。筒状部92は、第2カバー本体91の外周部から軸方向に延びており、外軸3の外周部に嵌め込まれている。第2カバー本体91は第1カバー4と反対側の外軸3の第2側面3bを覆っている。これにより、ローラ6の脱落を防止できる。
<一方向クラッチの動作>
図7を用いて一方向クラッチ1の動作について説明する。図7はローラ6および捩りコイルばね7の動作説明図である。
図1において、外軸3に対してR1方向に軸部材2が回転すると、ローラ6が捩りコイルばね7によりR1方向へ押圧されているため、外軸3の傾斜部31aと軸部材2との間にローラ6が挟み込まれる。この結果、ローラ6により軸部材2および外軸3の相対回転が規制され、外軸3が軸部材2と一体回転する。これにより、軸部材2のR1方向の動力がローラ6を介して外軸3に伝達される。
一方、外軸3に対してR2方向に軸部材2が回転すると、捩りコイルばね7の押圧力に逆らってR2方向にローラ6が移動する。この結果、傾斜部31aと軸部材2との間でローラ6が回転可能となり、外軸3が軸部材2に対して回転可能となる。これにより、軸部材2から外軸3への動力伝達が遮断される。
このとき、ローラ6のR2方向への移動に伴い、捩りコイルばね7の当接部72がローラ6に押されて、捩りコイルばね7が圧縮される。この結果、図7に示すように、支持孔35に挿入された第2支持部71bを支点として支持部71がR2方向へ回転し、ばね本体73がR2方向および半径方向外側へ移動する。ばね本体73が切欠き45内を移動する。当接部72がローラ6と4点(点P1〜P4)で当接しているため、捩りコイルばね7がローラ6を押圧する状態および捩りコイルばね7の姿勢が安定する。
また、支持部71の第1支持部71aが規制部44の凹部44aに収容されているため、捩りコイルばね7が脱落する方向に動いても、第1支持部71aが規制部44の支持面44bに当接する。これにより、捩りコイルばね7の動作が安定する。
<特徴>
一方向クラッチ1の特徴は以下の通りである。
(1)
この一方向クラッチ1では、外軸3の軸方向側方に捩りコイルばね7のばね本体73が配置されているため、ばね本体73を収容するためにポケット11の容積を大きく確保する必要がない。これにより、この一方向クラッチ1では、強度を確保しつつ小型化を図ることできる。
(2)
この一方向クラッチ1では、捩りコイルばね7を用いているため、コイルスプリングを用いる場合とは異なり、キャップやガイドが不要となる。これにより、構造の簡素化が可能となり、製造コストの低減を図ることができる。
(3)
この一方向クラッチ1では、捩りコイルばね7が外軸3により回転可能に支持されている。より具体的には、捩りコイルばね7の支持部71(より詳細には、第2支持部71b)が外軸3の支持孔35に挿入されているため、外軸3の突出部32に支持孔35を形成するだけで捩りコイルばね7の支持が可能となる。これにより、捩りコイルばね7の支持構造の簡素化が可能となる。
特に、支持孔35に第2支持部71bが挿入されているため、支持部71に不要なトルクが作用せず、捩りコイルばね7の動作が安定する。また、これにより、捩りコイルばね7の破損を防止できる。
(4)
この一方向クラッチ1では、支持孔35よりも半径方向外側にばね本体73が配置されているため、捩りコイルばね7が弾性変形する際にばね本体73の移動する空間を確保しやすくなる。これにより、捩りコイルばね7を外軸3の側方に設ける構成を容易に実現できる。
前述の実施形態では、第1カバー4に切欠き45を設けることで、ばね本体73の移動する空間を確保することができる。
(5)
この一方向クラッチ1では、第1カバー4の規制部44により支持部71の軸方向の移動が規制されるため、捩りコイルばね7が弾性変形する際に捩りコイルばね7が軸方向に移動するのを防止できる。これにより、捩りコイルばね7の動作が安定し、一方向クラッチ1の動作も安定する。また、捩りコイルばね7の脱落を防止できる。
(6)
この一方向クラッチ1では、軸方向から見た場合に、当接部72がローラ6と複数の箇所(点P1〜P4)で当接しているため、ローラ6に対する捩りコイルばね7の姿勢が安定する。これにより、一方向クラッチ1の動作が安定する。
〔第2実施形態〕
第1実施形態では、弾性部材として捩りコイルばね7を例に説明しているが、弾性部材が圧縮ばねの場合も考えられる。図8〜図11を用いて、第2実施形態に係る一方向クラッチ101について説明する。図8は一方向クラッチ101の平面概略図である。図9は圧縮コイルばね107およびその周辺の部分平面図である。図10は圧縮コイルばね107およびその周辺の部分断面図である。図11(a)はキャップ170の側面図である。図11(b)はキャップ170の平面図である。なお、第1実施形態と実質的に同じ構成には同じ符号を付し、その構成の詳細な説明は省略する。
<一方向クラッチの全体構成>
図8〜図10に示すように、一方向クラッチ101は、外軸103と、複数のローラ6と、複数の圧縮コイルばね107(第1弾性部材、弾性部および圧縮ばねの一例)と、第1カバー104と、第2カバー9と、を有している。圧縮コイルばね107はローラ6に概ねR1方向へ押圧力を付与している。第1カバー104は外軸103の第1側面103aを覆うように配置されている。第2カバー9は外軸103の第2側面103bを覆うように配置されている。
外軸103は、軸部材2の外周側に配置された概ね環状の本体部131と、本体部131から半径方向内側へ突出する複数の突出部132と、を有している。本体部131は前述の本体部31と実質的に同じ構成である。前述の突出部32と異なり、突出部132は支持孔35を有していないが、支持孔35以外の構成は突出部32と実質的に同じである。
<圧縮コイルばね>
図8〜図10に示すように、外軸103の軸方向側方に圧縮コイルばね107が配置されている。圧縮コイルばね107は、線材がコイル状に巻かれた部材であり、コイルの軸線に概ね沿った方向にばね力を発生させる。ここで、軸線とは、コイル状に巻かれた線材の中心点の集まりである。
図8に示すように、圧縮コイルばね107の第1端部107aにはキャップ170(押圧部材の一例)が装着されている。圧縮コイルばね107は第1カバー104により弾性変形可能に保持されている。圧縮コイルばね107の第2端部は、第1カバー104により概ね回転方向に支持されている。
図8に示すように、第1カバー104は、概ね円板状の第1カバー本体141と、圧縮コイルばね107の第2端部107bを回転方向に支持する複数の第1ばね支持部142と、圧縮コイルばね107およびキャップ170を保持する複数の第1保持部143と、を有している。
第1ばね支持部142は第1カバー本体141から半径方向外側へ延びている。第1保持部143は、隣り合う第1ばね支持部142の回転方向間に配置されており、第1カバー本体141から半径方向外側へ延びている。図10に示すように、第1保持部143は、圧縮コイルばね107およびキャップ170を保持するように、半円状に湾曲している。より詳細には、圧縮コイルばね107の半分以上は、第1保持部143と突出部132との軸方向間に配置されており、軸方向および半径方向の移動が規制されている。第1保持部143に保持された状態で、圧縮コイルばね107の第2端部107bは、第1ばね支持部142の端面142aと当接している。図9に示すように、第2端部107bの概ね半分が第1ばね支持部142と当接している。圧縮コイルばね107の第1端部107aには、キャップ170が装着されている。
キャップ170は、圧縮コイルばね107で発生した押圧力をローラ6に伝達するための部材であり、例えば樹脂製である。具体的には図11(a)および図11(b)に示すように、キャップ170は、圧縮コイルばね107の第1端部107aに装着された円筒状の装着部171と、装着部171の端部に設けられた板状の押圧部172と、を有している。圧縮コイルばね107の押圧力をローラ6に確実に伝達できるように、圧縮コイルばね107の大部分は装着部171に挿入されている。装着部171は押圧部172の端部に設けられている。
押圧部172は、装着部171から第2カバー9の側面まで軸方向に延びており、ローラ6と回転方向に当接している。第1カバー104の第1保持部143と第2カバー9とにより、キャップ170は軸方向の移動を規制されている。押圧部172の端面172aは、第2カバー9の内側面9aに沿って形成された平面であり、内側面9aと接触可能である。端面172aと内側面9aとが当接することにより、圧縮コイルばね107が圧縮コイルばね107周りに回転するのを防止できる。
<特徴>
一方向クラッチ101の特徴は以下の通りである。
(1)
この一方向クラッチ101では、外軸103の軸方向側方に圧縮コイルばね107が配置されているため、圧縮コイルばね107を収容するためにポケット11の容積を大きく確保する必要がない。これにより、この一方向クラッチ101では、強度を確保しつつ小型化を図ることできる。特に、一方向クラッチ101を半径方向に小型化できる。
(2)
この一方向クラッチ101では、圧縮コイルばね107の第1端部107aにキャップ170が装着されており、第1カバー104により圧縮コイルばね107の第2端部107bが支持されている。このため、圧縮コイルばね107を外軸103の側方に配置しても、ローラ6に押圧力を確実に付与できる。
(3)
この一方向クラッチ101では、圧縮コイルばね107およびキャップ170を保持する第1保持部143を第1カバー104が有しているため、圧縮コイルばね107およびキャップ170の動作が安定する。
特に、第1保持部143と第2カバー9とによりキャップ170の軸方向の移動が規制されているため、キャップ170の姿勢および動作がさらに安定する。
(4)
この一方向クラッチ101では、押圧部172の端面172aが第2カバー9の内側面9aと接触可能であるため、圧縮コイルばね107周りにキャップ170が回転するのを防止でき、キャップ170の動作がさらに安定する。
〔第3実施形態〕
前述の第2実施形態では、複数の圧縮コイルばね107が外軸103の軸方向の一方にのみ配置されているが、圧縮コイルばねが外軸の軸方向両側に配置されていてもよい。図12および図13を用いて、第3実施形態に係る一方向クラッチ301について説明する。図12は一方向クラッチ301の部分断面図である。図13(a)はキャップ370の側面図である。図13(b)はキャップ370の平面図である。なお、第1および第2実施形態と実質的に同じ構成には同じ符号を付し、その構成の詳細な説明は省略する。
<一方向クラッチの全体構成>
図12に示すように、一方向クラッチ301は、外軸103と、複数のローラ6と、複数の第1圧縮コイルばね307(第1弾性部材の一例)と、複数の第2圧縮コイルばね308(第2弾性部材の一例)と、第1カバー104と、第2カバー309と、を有している。第1圧縮コイルばね307は、外軸103に対して前述の圧縮コイルばね107と同じ側に配置されている。第2圧縮コイルばね308は、外軸103に対して第1圧縮コイルばね307と反対側に配置されている。
<第1および第2圧縮コイルばね>
第1圧縮コイルばね307は第1カバー104の第1保持部143により弾性変形可能に保持されている。第2圧縮コイルばね308は第2カバー309に弾性変形可能に保持されている。
具体的には、前述の第2実施形態と同様に、第1カバー104の第1保持部143は第1圧縮コイルばね307を保持している。第1カバー104の第1ばね支持部142は、第1圧縮コイルばね307の端部(第1弾性部材の第2端部の一例)を回転方向に支持している。
一方、第2カバー309は、概ね円板状の第2カバー本体391と、第2カバー本体391の外周部から軸方向へ延びる筒状部394と、を有している。前述の第2カバー9の第2カバー本体91とは異なり、この第2カバー本体391は、第2圧縮コイルばね308の端部(第2弾性部材の第2端部の一例)を回転方向に支持する第2ばね支持部392と、第2圧縮コイルばね308を弾性変形可能に保持する第2保持部393と、を有している。図12に示すように、第2保持部393は、第2圧縮コイルばね308およびキャップ370を保持するように、半円状に湾曲している。より詳細には、第2圧縮コイルばね308の半分以上は、第2保持部393と突出部132との軸方向間に配置されており、第2圧縮コイルばね308の軸方向および半径方向の移動が規制されている。第2保持部393に保持された状態で、第2ばね支持部392の端面392aは第2圧縮コイルばね308の端部(第2弾性部材の第2端部の一例)と当接している。
第1圧縮コイルばね307および第2圧縮コイルばね308の端部には、キャップ370が装着されている。具体的には図13に示すように、キャップ370は、板状の押圧部372と、第1圧縮コイルばね307の端部(第1弾性部材の第1端部の一例)が装着された第1装着部371と、第2圧縮コイルばね308の端部(第2弾性部材の第1端部の一例)が装着された第2装着部373と、を有している。
第1装着部371は、半球状の部分であり、第1圧縮コイルばね307の端部に嵌め込まれている。第2装着部373は、半球状の部分であり、第2圧縮コイルばね308の端部に嵌め込まれている。押圧部372は、ローラ6と回転方向に当接している。この場合、第1圧縮コイルばね307および第2圧縮コイルばね308で発生した押圧力が押圧部372を介してローラ6に伝達される。このように、第1圧縮コイルばね307および第2圧縮コイルばね308により、ローラ6はR1方向に押圧されている。
<特徴>
一方向クラッチ301の特徴は以下の通りである。
(1)
この一方向クラッチ301では、外軸103の軸方向側方に第1圧縮コイルばね307および第2圧縮コイルばね308が配置されているため、第1圧縮コイルばね307または第2圧縮コイルばね308を収容するためにポケット11の容積を大きく確保する必要がない。これにより、この一方向クラッチ301では、強度を確保しつつ小型化を図ることできる。特に、一方向クラッチ301を半径方向に小型化できる。
(2)
この一方向クラッチ301では、外軸103の軸方向両側に配置された第1圧縮コイルばね307および第2圧縮コイルばね308により、キャップ370を介してローラ6が押圧されている。このため、第2実施形態に係る一方向クラッチ101に比べて、ローラ6に押圧力を付与する弾性部材(第1圧縮コイルばね307および第2圧縮コイルばね308)の姿勢および押圧状態が安定する。これに伴い、ローラ6の動作も安定しやすくなる。すなわち、一方向クラッチ301の動作が安定する。
さらに、この一方向クラッチ301では、2つの圧縮コイルばね(第1圧縮コイルばね307および第2圧縮コイルばね308)により1つのローラ6を押圧しているため、第2実施形態に係る一方向クラッチ101に比べて、1つの圧縮コイルばねを小型化したり、あるいは、ローラ6への押圧力を大きく設定したりできる。これにより、一方向クラッチ301では設計の自由度を高めることができる。
(3)
この一方向クラッチ301では、第1圧縮コイルばね307およびキャップ370を保持する第1保持部143を第1カバー304が有しており、第2圧縮コイルばね308およびキャップ370を保持する第2保持部393を第2カバー309が有しているため、第1圧縮コイルばね307、第2圧縮コイルばね308およびキャップ370の動作が安定する。
(4)
この一方向クラッチ301では、第1圧縮コイルばね307および第2圧縮コイルばね308に1つのキャップ370が装着されているため、第1圧縮コイルばね307周りあるいは第2圧縮コイルばね308周りにキャップ370が回転するのを防止できる。
〔他の実施形態〕
本発明の具体的構成は、前述の実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更および修正が可能である。
(1)
捩りコイルばね7の形状は、前述の実施形態に限定されない。例えば、前述の実施形態では、軸方向から見た場合に、捩りコイルばね7の第1当接部72bおよび第2当接部72dが中央付近で折れ曲がっている。しかし、第1当接部72bおよび第2当接部72dが折れ曲がっていなくてもよい。
逆に、第1当接部72bおよび第2当接部72dがさらに多くの折れ曲がり部を有していてもよい。さらに、図14に示す捩りコイルばね207の当接部272のように、ローラ6の外周面に沿って湾曲していてもよい。この場合であっても、ローラ6に対する捩りコイルばね207の姿勢が安定し、一方向クラッチ1の動作が安定する。
(2)
一方向クラッチ301のキャップ370が、前述の第2実施形態のキャップ170のように、第1圧縮コイルばね307および第2圧縮コイルばね308の端部を覆う装着部を有していてもよい。
(3)
第2および第3実施形態では、弾性部材として圧縮コイルばねを例に説明しているが、弾性部材はアコーディオンばねなどの圧縮ばねであってもよい。
(4)
前述の実施形態では、支持孔35は貫通孔であるが、貫通していない孔であってもよい。
(5)
捩りコイルばね7,207は、カバー4またはプレート9に支持されていてもよい。
一方向クラッチの平面概略図。 一方向クラッチの断面概略図。 捩りコイルばねおよびその周辺の部分平面図(カバーなし)。 捩りコイルばねおよびその周辺の部分平面図(カバーあり)。 捩りコイルばねおよびその周辺の部分断面図。 捩りコイルばねの単体図(圧縮状態)。 捩りコイルばねの動作説明図。 一方向クラッチの平面概略図(第2実施形態)。 圧縮コイルばねおよびその周辺の部分平面図(第2実施形態)。 圧縮コイルばねおよびその周辺の部分断面図(第2実施形態)。 (a)キャップの側面図、(b)キャップの平面図(第2実施形態)。 一方向クラッチ301の部分断面図(第3実施形態)。 (a)キャップの側面図、(b)キャップの平面図(第3実施形態)。 捩りコイルばねおよびその周辺の部分平面図(他の実施形態)。
符号の説明
1 一方向クラッチ
2 軸部材
3 外軸
31 本体部
31a 傾斜部
32 突出部
35 支持孔
4 第1カバー
41 第1カバー本体
42 固定部
43 カバー部
6 ローラ
7 捩りコイルばね(第1弾性部材の一例)
71 支持部
72 当接部
73 ばね本体(弾性部の一例)
9 第2カバー
91 第2カバー本体
92 筒状部
104 第1カバー
141 第1カバー本体
142 ばね支持部(第1ばね支持部)
143 第1保持部
107 圧縮コイルばね(第1弾性部材および弾性部の一例)
107a 第1端部
107b 第2端部
170 キャップ(押圧部材)
171 装着部(第1装着部)
172 押圧部
307 第1圧縮コイルばね(第1弾性部材および弾性部の一例)
308 第2圧縮コイルばね(第2弾性部材の一例)
309 第2カバー
391 第2カバー本体
392 第2ばね支持部
393 第2保持部

Claims (15)

  1. 軸部材に設けられた一方向クラッチであって、
    前記軸部材の外周側に配置された外軸と、
    前記軸部材と前記外軸との半径方向間に配置されたローラと、
    前記ローラに対して押圧力を付与する第1弾性部材と、を備え、
    前記第1弾性部材は、前記外軸の軸方向側方に配置され前記ローラへの押圧力を発生させる弾性部を有している、
    一方向クラッチ。
  2. 前記第1弾性部材は、捩りばね力を利用して前記ローラに前記押圧力を付与する捩りコイルばねである、
    請求項1に記載の一方向クラッチ。
  3. 前記捩りコイルばねは、前記外軸に回転可能に支持されている、
    請求項2に記載の一方向クラッチ。
  4. 前記外軸は、環状の本体部と、軸方向に延びる支持孔を有し前記本体部から半径方向内側に延びる突出部と、を有しており、
    前記捩りコイルばねは、前記支持孔に挿入された支持部と、前記ローラと当接する当接部と、前記支持部および当接部を弾性的に連結する前記弾性部と、を有している、
    請求項3に記載の一方向クラッチ。
  5. 前記弾性部は、前記支持孔よりも半径方向外側に配置されている、
    請求項4に記載の一方向クラッチ。
  6. 前記外軸の軸方向側方に配置されたカバーをさらに備え、
    前記カバーは、前記外軸との軸方向間に前記支持部を収容するとともに前記支持部と軸方向に当接可能な規制部を有している、
    請求項4または5に記載の一方向クラッチ。
  7. 軸方向から見た場合に、前記当接部は、前記ローラと複数の箇所で当接している、
    請求項4から6のいずれかに記載の一方向クラッチ。
  8. 軸方向から見た場合に、前記当接部は、前記ローラに沿った形状を有している、
    請求項4から7のいずれかに記載の一方向クラッチ。
  9. 前記第1弾性部材は、圧縮ばね力を利用して前記ローラに押圧力を付与する圧縮ばねである、
    請求項1に記載の一方向クラッチ。
  10. 前記第1弾性部材の第1端部に装着される第1装着部と、前記第1装着部から軸方向に延び前記ローラに当接する押圧部と、を有する押圧部材と、
    前記外軸の軸方向側方に配置された部材であって、前記第1弾性部材の第2端部を支持する第1ばね支持部を有する第1カバーと、をさらに備えた、
    請求項9に記載の一方向クラッチ。
  11. 前記第1カバーは、前記第1弾性部材を弾性変形可能に保持する第1保持部を有している、
    請求項10に記載の一方向クラッチ。
  12. 前記外軸の軸方向側方であって前記第1弾性部材と反対側に配置され、圧縮ばね力を利用して前記ローラに前記押圧力を付与する第2弾性部材をさらに備えた、
    請求項9から11のいずれかに記載の一方向クラッチ。
  13. 前記押圧部材は、前記押圧部の前記第1装着部と反対側の端部に設けられ前記第2弾性部材の第1端部に装着される第2装着部を有している、
    請求項12に記載の一方向クラッチ。
  14. 前記外軸の前記第2弾性部材と同じ側に配置された部材であって、前記第2弾性部材の第2端部を支持する第2ばね支持部を有する第2カバーをさらに備えた、
    請求項12または13に記載の一方向クラッチ。
  15. 前記第2カバーは、前記第2弾性部材を弾性変形可能に保持する第2保持部を有している、
    請求項14に記載の一方向クラッチ。
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