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JP2009135303A - 太陽電池モジュール及び太陽電池モジュールの製造方法 - Google Patents

太陽電池モジュール及び太陽電池モジュールの製造方法 Download PDF

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JP2009135303A JP2007310833A JP2007310833A JP2009135303A JP 2009135303 A JP2009135303 A JP 2009135303A JP 2007310833 A JP2007310833 A JP 2007310833A JP 2007310833 A JP2007310833 A JP 2007310833A JP 2009135303 A JP2009135303 A JP 2009135303A
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伸之 磯野
Masahito Yamamoto
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Abstract

【課題】製造効率を低下させることなく製造できるものであって、太陽電池セルにストレスが残存しない構造を備えた太陽電池モジュール、及び、そのような太陽電池セル連結体の製造方法を提供する。
【解決手段】太陽電池モジュール1は、複数の太陽電池セル11,11がセル間配線部材21により相互に接続されてなる太陽電池セル連結体同士3,3が、導体バー15を介して相互に接続されたものであって、導体バー15と太陽電池セル連結体3とは、これら両部材の接続部の高低差と同じ高低差を有する段差32を設けた接続部材31により、相互に接続されている。これにより、接続部材とこの太陽電池セル連結体の接続部との間、及び、接続部材とこの導体バーとの間に応力が生じることもないので、接続部材による接続部分にストレスが残存しない太陽電池モジュールとすることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、太陽電池セルが連結されてなる太陽電池セル連結体同士が導体バーを介して接続された太陽電池モジュール及びその太陽電池モジュールの製造方法に関する。
近年、地球温暖化などの地球環境保全問題から、クリーンエネルギーへの期待が高まっており、太陽エネルギーを直接電気エネルギーに変換する太陽電池モジュールは、クリーンなエネルギー源として注目されている。
図6は、太陽電池モジュールの斜視図である。図7は、太陽電池セル連結体の斜視図である。
太陽電池モジュール101は、複数の太陽電池セル111,111・・が連結されてなる太陽電池セル連結体103と、これら太陽電池セル連結体同士103,103を相互に連結する導体バー115と、連結された太陽電池セル連結体103を保持するガラス基板102とを備えたものである。
太陽電池セル連結体103を構成する太陽電池セル同士111,111は、インターコネクターと称される配線部材120により接続される。具体的には、隣接した太陽電池セル同士111,111において、一方の太陽電池セル111の表面電極(ガラス基板側に配置された電極)と他方の太陽電池セル111の裏面電極112とが配線部材により接続される。配線部材としては、リボン状の銅箔に半田ディップされたものが用いられ、太陽電池セル111の電極と配線部材120との接続は、半田接合によって行われる。
太陽電池セル同士111,111の配線部材120による接続には主に2つの方法がある。
第1の方法は、互いに隣接する太陽電池セル111の表面電極と裏面電極112を1本の配線部材120により接続する方法である(例えば、特許文献1参照)。
第2の方法は、互いに隣接する太陽電池セル111,111を2つの配線部材により接続方法であって、一方の太陽電池セル111の表面電極に接続された配線部材と、他方の太陽電池セルの裏面電極に接続された配線部材とを接続する方法である(例えば、特許文献2参照)。
上記いずれの方法であっても、配線部材120は、太陽電池セルの表面電極と裏面電極112を接続するものであるので、各電極にわたって設けられる配線部材120の途中には、それぞれの電極位置の高低差と同じ高低差を有する段差122が設けられる。このような段差122を設けることにより、段差を有しない配線部材を用いて太陽電池セル同士111,111を接続したときに比べて、配線部材自体の弾性力により太陽電池セル111に加えられる押圧力を小さくすることができる。これにより、太陽電池セル111へのダメージが軽減されるので、その故障率を低減することができる。
太陽電池セル同士111,111の配線部材120による接続は次のようにして行われる。
一方、配線部材120の基部材としての金属線材がリールから供給される。リールから
引き出された金属線材は、所定の長さに切断され、金型により所定の高低差を有した段差が設けられる。これにより、配線部材120が形成される。そして、配線部材120の一端(他端より高い位置にある方)は、太陽電池セル111の裏面電極に当接させ、他端は、その太陽電池セル111から外方へ配置され、その上に他の太陽電池セル111を載置できるようにされる。
配線部材120が配置された太陽電池セル111は、先に同様の方法で配線部材120が配置された太陽電池セル111が待機している場所まで搬送される。そして、待機した太陽電池セル111に配置された配線部材120の他端(一端より低い位置にある方)の上に、この太陽電池セル111が載置される。このとき、太陽電池セル111の表面電極と配線部材120が当接するように配置される。
続いて、配線部材120が配置された太陽電池セル111は、加熱工程に搬送される。太陽電池セル111の表面電極及び裏面電極112には半田メッキが施されているので、加熱により、各電極と配線部材120とが半田接続される。このような工程を経て複数の太陽電池セル111,111・・が配線部材120により接続され、太陽電池セル連結体103が形成される。
これら太陽電池セル連結体同士103,103は導体バー115を介在させて接続される。また、太陽電池セル連結体同士103,103は直列に接続される。ところで、導体バー115により相互に接続される2つの太陽電池セル連結体103,103の一端に配置された配線部材120の先端(電極に接続されていない方の端部)は、高さが異なることとなる。したがって、これら配線部材120と導体バー115との接続は、導体バー115の表面117と裏面116で行われる(図6参照)。具体的には、2つの太陽電池セル連結体103のうち、一方の太陽電池セル連結体103の一端の太陽電池セル111は、その表面電極と導体バー115の裏面116とが配線部材120により接続され、他方の太陽電池セル連結体103の一端の太陽電池セル111は、その裏面電極112と導体バー115の表面とが配線部材120により接続される。
なお、以下では、太陽電池セル間を接続する配線部材120と、太陽電池セル111と導体バー115とを接続する配線部材120を区別するために、太陽電池セル間を接続する配線部材をセル間配線部材121といい、太陽電池セル111と導体バー115とを接続する配線部材120を接続部材というものとする。また、接続部材のうち、太陽電池セル111の表面電極と導体バー115とを接続する接続部材を第1接続部材126といい、太陽電池セル111の裏面電極112と導体バー115とを接続する接続部材を第2接続部材131というものとする。
特開2004−363293号公報 特開2002−359388号公報
しかしながら、上記のように、2つの太陽電池セル連結体103,103と導体バー115との接続においては、第1接続部材126を導体バー115の裏面116に接続し、第2接続部材131を導体バー115の表面117に接続するため、一方を接続したあと他方を接続する場合において太陽電池セル連結体103を反転させる必要があり、作業性が低いという問題があった。また、反転の際に太陽電池セル連結体103を破壊する虞もあった。更に、第1接続部材126と第2接続部材131が導体バー115の裏面116と表面117にそれぞれ半田付けされるため、外観もよくないといった問題もあった。
このような問題を解消するため、第2接続部材131を折曲げて、導体バー115の裏
面に配置することにより、第1接続部材126と第2接続部材131ともに導体バー115の裏面116に配置する方法がある。
図8は、第1接続部材と第2接続部材をともに導体バーの裏面に接続した太陽電池モジュールの斜視図である。図9は、図8におけるIX−IX線に沿う断面図である。
この方法によれば、太陽電池セル連結体103を反転する必要もなく、一方向から、第1接続部材126と導体バー115との接続及び第2接続部材131と導体バー115との接続を行うことができるので、作業効率を向上させることができた。
しかしながら、第2接続部材131を折り曲げる必要があり、却って時間がかかってしまうものであった(図9参照)。
また、第2接続部材131を変形させる際、第2接続部材131と太陽電池セル111の裏面電極112ととした部分に力が加わってしまうので、その接合部に割れやクラックが発生させてしまう虞があった。さらに、その変形が寸法通りでなければ第2接続部材131と導体バー115を半田で接続するときに応力が加わり太陽電池セル111にストレスが加わってしまうので、太陽電池セル111の割れやクラックなどが発生するといった問題があった。
この問題を解決方法として、太陽電池セル同士111,111のセル間配線部材121による接続工程において、第1接続部材126と第2接続部材131を太陽電池セル111の各電極に接続せずに、別の工程で、第1接続部材126と第2接続部材131を太陽電池セル連結体103と導体バー115との間に配置して接続するといった方法がある。この別工程では、先に、第1接続部材126と導体バー115、第2接続部材131と導体バー115とを接続し、そのあと、第1接続部材126と太陽電池セル111の裏面電極112、第2接続部材131と太陽電池セル111の表面電極とを接続する。
この方法によれば、第1接続部材126と第2接続部材131は、最初、太陽電池セル111と導体バー115のいずれにも接続されていないため、応力を生じさせないで第1接続部材126と第2接続部材131を配置することができるので、半田付けしたときに太陽電池セル111にストレスが加わることを抑制することができた。
しかしながら、この方法では、別工程で第1接続部材126と第2接続部材131を配置する必要があるといった問題や、半田付けする工程が新たに加わるため、製造効率が低下するといった問題があった。また、太陽電池セル連結体103には、セル間配線部材121による太陽電池セル同士111,111の接続における加熱以外に、別工程で、太陽電池セル連結体103と導体バー115との接続において熱が加えられることとなり、太陽電池セル111には2回にわたって熱ストレスが加わることとなるため、割れやクラックなどの損傷が発生しやすくなるといった問題があった。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、太陽電池モジュールの製造効率を低下させることなく製造できるものであって、太陽電池セルにストレスが残存しない構造を備えた太陽電池モジュール、及び、そのような太陽電池セル連結体の製造方法を提供することを目的とする。
本発明に係る太陽電池モジュールは、複数の太陽電池セルがセル間配線部材により相互に接続されてなる太陽電池セル連結体同士が、導体バーを介して相互に接続されたものであり、前記導体バーと前記太陽電池セル連結体とが、これら両部材の接続部の高低差と同
じ高低差を有する段差を設けた接続部材により、相互に接続されたことを特徴とする。
本発明によれば、太陽電池モジュールは、導体バーと太陽電池セル連結体とが、これら両部材の接続部の高低差と同じ高低差を有する段差を設けた接続部材により、相互に接続されたものであることから、接続部材とこの太陽電池セル連結体の接続部との間、及び、接続部材とこの導体バーとの間に応力が生じることもない。したがって、接続部材による接続部分にストレスが残存しない太陽電池モジュールとすることができる。
また、接続部材には、導体バーと太陽電池セル連結体との接続部の高低差と同じ高低差を有する段差が設けられているので、接続部材と導体バーの接続の際に、接続部材の変形などの作業を行う必要もない。したがって、太陽電池モジュールを、その製造効率を低下させないで製造することができるものとすることができる。
また、本発明に係る他の太陽電池モジュールは、複数の太陽電池セルがセル間配線部材により相互に接続されてなる太陽電池セル連結体同士が、導体バーを介して相互に接続されたものであって、太陽電池セル同士の接続部の高低差と、太陽電池セル連結体と導体バーの接続部の高低差とが異なるものであり、そして、前記太陽電池セル同士が、これら太陽電池セル同士の接続部の高低差と同じ高低差を有する段差を設けたセル間配線部材により相互に接続され、他方、前記太陽電池セル連結体と前記導体バーとが、この導体バーの接続部とこの太陽電池セル連結体の接続部との高低差と同じ高低差を有する段差を設けた接続部材により、相互に接続されたことを特徴とする。
本発明によれば、太陽電池モジュールにおいて、太陽電池セル同士の接続部の高低差と、太陽電池セルと導体バーの接続部の高低差とが異なったタイプのものについては、太陽電池セル同士が、これら太陽電池セル同士の接続部の高低差と同じ高低差を有する段差を設けたセル間配線部材により相互に接続され、他方、導体バーと太陽電池セル連結体とが、この導体バーの接続部とこの太陽電池セル連結体の接続部との高低差と同じ高低差を有する段差を設けた接続部材により相互に接続されたものとされていることから、太陽電池セルの接続部とセル間配線部材との接続におけるストレス、及び、太陽電池セル連結体の接続部と導体バーとの接続におけるストレスのいずれとも残存しない太陽電池モジュールとすることができる。
また、本発明に係る更に他の太陽電池モジュールは、複数の太陽電池セルがセル間配線部材により相互に接続されてなる太陽電池セル連結体同士が、導体バーを介して相互に接続されたものであって、太陽電池セル連結体の接続部と導体バーの接続部とが等しい高さにあるものであり、そして、前記導体バーと前記太陽電池セル連結体とが、段差が存在しない扁平な接続部材により相互に接続されたことを特徴とする。
本発明によれば、太陽電池モジュールにおいて、太陽電池セル連結体の接続部と導体バーの接続部とが等しい高さにあるタイプのものについては、前記導体バーと前記太陽電池セル連結体とが、段差が存在しない扁平な接続部材により相互に接続されたものとされていることから、太陽電池セル連結体の接続部と導体バーとの接続におけるストレスが残存しない太陽電池モジュールとすることができる。
また、本発明に係る更に他の太陽電池モジュールは、複数の太陽電池セルがセル間配線部材により相互に接続されてなる太陽電池セル連結体同士が、導体バーを介して相互に接続されたものであり、一方の太陽電池セル連結体の一端に配置された太陽電池セルの表面電極と導体バーの接続部とが接続されると共に、他方の太陽電池セル連結体の一端に配置された太陽電池セルの裏面電極と導体バーの接続部とが接続されることにより、太陽電池セル連結体同士が導体バーを介して電気的に直列に接続されたものであって、そして、前
記導体バーの接続部のいずれとも、前記導体バーの裏面側に配置されると共に、前記一方の太陽電池セル連結体の一端に配置された太陽電池セルの表面電極と導体バーの接続部とが、この太陽電池セルの表面電極と導体バーの接続部の高低差と同じ高低差を有する段差を設けた接続部材により相互に接続され、前記他方の太陽電池セル連結体の一端に配置された太陽電池セルの裏面電極と導体バーの接続部とが、この太陽電池セルの裏面電極と導体バーの接続部の高低差と同じ高低差を有する段差を設けた接続部材により相互に接続されたことを特徴とする。
本発明によれば、太陽電池モジュールにおいて、導体バーの接続部のいずれとも裏面側に配置されるとともに、太陽電池セル連結体のぞれぞれは、太陽電池セル連結体の接続部と導体バーの接続部との高低差と同じ高低差を有する段差を設けた接続部材により、それぞれ相互に接続されていることから、太陽電池セル連結体と導体バーとの接続において、太陽電池セル連結体を反転させずに裏面側から半田付を行うことができるので、製造工程において半田付けが容易に行うことができ、また、表面側(太陽電池セルの表面電極が配置された側)からの外観を良好なものとすることができる。さらに、太陽電池セル連結体の接続部と導体バーの接続におけるストレスが残存しない太陽電池モジュールとすることができる。
また、本発明に係る太陽電池モジュールの製造方法は、複数の太陽電池セルをセル間配線部材により相互に接続して太陽電池セル連結体を形成し、この太陽電池セル連結体を導体バーを介して相互に接続して太陽電池モジュールを製造する太陽電池モジュールの製造方法において、前記太陽電池セル同士を接続する前記セル間配線部材については、一方の太陽電池セルの接続部と他方の太陽電池セルの接続部との高低差と同じ高低差の段差を設けてから、そのセル間配線部材を太陽電池セル間に配置して前記太陽電池セル同士を接続し、前記導体バーと前記太陽電池セル連結体とを接続する接続部材については、前記太陽電池セル連結体の接続部と導体バーの接続部との高低差と同じ高低差の段差を設けてから、又は、当該高低差がない場合には段差を設けず扁平な形状としてから、その接続部材を太陽電池セルと導体バーとの間に配置して前記導体バーと前記太陽電池セル連結体とを接続することを特徴とする。
本発明によれば、太陽電池モジュールの製造工程における太陽電池セル同士のセル間配線部材による接続、及び、太陽電池セルと導体バーとの接続部材による接続のそれぞれにおいて、セル間配線部材には、相互に接続される太陽電池セルの接続部同士の高低差と同じ高低差の段差を設け、接続部材には、太陽電池セル連結体の接続部と導体バーの接続部との高低差と同じ高低差の段差を設け、又は、太陽電池セル連結体の接続部と導体バーの接続部とに高低差がない場合は、接続部材に段差を設けず扁平な形状とした後に、これらセル間配線部材及び接続部材を、相互に接続すべき場所に配置することから、高低差がある接続部同士を接続する場合であっても、接続部材と導体バーの接続の際に、接続部材の変形などの作業を行う必要もない。したがって、太陽電池モジュールを、その製造効率を低下させないで製造することができる。
また、接続工程の際に接続部材を変形する必要もないことから、接続においてこれら接続間に応力が加わることもないので、太陽電池セルにストレスが残存しない太陽電池モジュールを製造することができる。
本発明に係る太陽モジュールによれば、導体バーと太陽電池セル連結体とを、これら両部材の接続部の高低差と同じ高低差を有する段差を設けた接続部材により、相互に接続したことから、接続部材とこの太陽電池セルの接続部との間、及び、接続部材とこの導体バーとの間に応力を生じさせることもない。したがって、接続部材による接続部分にストレ
スが残存しない太陽電池モジュールとすることができる。
また、接続部材には、導体バーと太陽電池セル連結体との接続部の高低差と同じ高低差を有する段差が設けられているので、接続部材と導体バーの接続の際に、接続部材の変形などの作業を行う必要もない。したがって、太陽電池モジュールを、その製造効率を低下させないで製造することができるものとすることができる。
本発明に係る太陽電池モジュールの製造方法によれば、太陽電池モジュールの製造工程における太陽電池セル同士のセル間配線部材による接続、及び、太陽電池セル連結体と導体バーとの接続部材による接続のそれぞれにおいて、セル間配線部材には、相互に接続される太陽電池セルの接続部同士の高低差と同じ高低差の段差を設け、接続部材には、太陽電池セル連結体の接続部と導体バーの接続部との高低差と同じ高低差の段差を設け、又は、太陽電池セル連結体の接続部と導体バーの接続部とに高低差がない場合は、接続部材に段差を設けず扁平な形状とした後に、これらセル間配線部材及び接続部材を、相互に接続すべき場所に配置することから、高低差がある接続部同士を接続する場合であっても、接続部材と導体バーの接続の際に、接続部材の変形などの作業を行う必要もない。したがって、太陽電池モジュールを、その製造効率を低下させないで製造することができる。
また、接続工程の際に接続部材を変形する必要もないことから、接続においてこれら接続間に応力が加わることもないので、太陽電池セルにストレスが残存しない太陽電池モジュールを製造することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
<太陽電池モジュールについて>
図1は、本実施の形態に係る太陽電池モジュールの端部の拡大図である。図2は、図1のII−II線に沿った断面図である。図3は、図1のIII−III線に沿った断面図である。図4は、太陽電池セル連結体と導体バーを扁平な接続部材により接続した例を示した説明図である。
本実施の形態に係る太陽電池モジュール1は、複数の太陽電池セル11がセル間配線部材21により相互に接続されてなる太陽電池セル連結体3と、これら太陽電池セル連結体同士3,3を相互に連結させる導体バー15と、連結された太陽電池セル連結体3を保持するガラス基板2とを備えている。
太陽電池セル11は、半導体基板の受光面側に表面電極が形成され、裏面側に裏面電極12が形成されたものである。太陽電池セル11の厚さは150〜200μmである。表面電極は櫛状に形成され集電効率、発電効率を向上させる形状とされている。また、裏面電極12は接続抵抗を低減するために裏面全体を覆うように形成されている。また、表面電極のうち、少なくとも、セル間配線部材21、接続部材(後述)と接続する接続部は、半田メッキされる。また、同様に、裏面電極12についても、少なくとも、セル間配線部材21、接続部材(後述)と接続する接続部は、半田メッキされる。これは、リフローによる半田接続を可能とするためである。
太陽電池セル連結体3は、太陽電池セル同士11,11を電気的に直列にセル間配線部材21により接続されて形成されたものである。
セル間配線部材21は、太陽電池セル11,11の間に配置され、太陽電池セル同士11,11を接続するものである。具体的には、セル間配線部材21は、例えば、半田メッ
キされたリボン状の銅部材により形成される。また、セル間配線部材21の一方端は、一方の太陽電池セル11の表面電極と接続される接続部(以下、第1接続部23という。)とされ、他方端は、他方の太陽電池セル11の裏面電極12と接続される接続部(以下、第2接続部24という。)とされている。
また、第1接続部23と第2接続部24との間に、段差22が設けられる。段差22は、互いに接続される太陽電池セル11,11のうちの一方の太陽電池セル11の表面電極と他方の太陽電池セル11の裏面電極12との高低差と同じ高低差とされている。
太陽電池セル連結体同士3,3の接続は、太陽電池セル連結体3の一端の太陽電池セル同士11,11を接続するための導体バー15を介して行われる。
太陽電池セル連結体3と導体バー15との接続は、接続部材により接続される。太陽電池セル連結体同士3,3は、互いに直列に接続される。具体的には、一方の太陽電池セル連結体3の一端に配置された太陽電池セル11の表面電極と導体バー15の裏面(接続部)16とが接続部材(以下、第1接続部材26という。)により接続され、他方の太陽電池セル連結体3の一端に配置された太陽電池セル11の裏面電極12と導体バー15の裏面(接続部)16とが接続部材(以下、第2接続部材31という。)により接続される。つまり、一方の太陽電池セル連結体3の一端に配置された太陽電池セル11の表面電極と、他方の太陽電池セル連結体3の一端に配置された太陽電池セル11の裏面電極12とが、導体バー15を介在させて接続されることとなる。
第1接続部材26は、図2に示すように、一方端は、一方の太陽電池セル11の表面電極と接続される接続部(以下、表面電極接続部28という。)とされ、他方端は、導体バー15の裏面(導体バー15の接続部)16と接続される接続部(以下、導体バー接続部29という。)とされている。また、第1接続部材26は、例えば、半田メッキされたリボン状の銅部材により形成されている。
また、第1接続部材26には、表面電極接続部28と導体バー接続部29との間に、段差27が設けられる。この段差27は、一方の太陽電池セル連結体3の一端に配置された太陽電池セル11の表面電極と導体バー15の裏面(接続部)16との高低差と同じ高低差とされる。
第2接続部材31は、図3に示すように、一方端は、一方の太陽電池セル11の裏面電極12と接続される接続部(以下、裏面電極接続部33という。)とされ、他方端は、導体バー15の裏面(導体バー15の接続部)16と接続される接続部(以下、導体バー接続部34という。)とされている。また、第2接続部材31は、第1接続部材26と同様、例えば、半田メッキされたリボン状の銅部材により形成される。
また、第2接続部材31には、裏面電極接続部33と導体バー接続部34との間に、段差32が設けられる。この段差32は、他方の太陽電池セル連結体3の一端に配置された太陽電池セル11の裏面電極12と導体バー15の裏面(接続部)16との高低差と同じ高低差とされる。
なお、太陽電池セル11の裏面電極12と導体バー15の裏面に高低差がない場合には、第2接続部材31は、図4に示すように、段差が存在しない扁平なものとされる。
また、太陽電池セル連結体3とセル間配線部材21との接続や太陽電池セル連結体3と導体バー15との接続は、半田接続に限定されない。例えば、導電性ペースト等による接続であってもよい。
以上の構成によれば、太陽電池モジュール1は、導体バー15と太陽電池セル連結体3とが、これら両部材の接続部の高低差と同じ高低差を有する段差を設けた第1接続部材26及び第2接続部材31により、相互に接続されたものであることから、第1接続部材26と太陽電池セル11の表面電極との間、第2接続部材31と太陽電池セル11の裏面電極12との間、第1接続部材26とこの導体バー15の裏面との間、及び、第2接続部材31と導体バー15の裏面16との間に、応力が生じることもない。したがって、これら接続部材による接続部分にストレスが残存しない太陽電池モジュール1とすることができる。
また、第1接続部材26及び第2接続部材31には、導体バー15と太陽電池セル連結体3との接続部の高低差と同じ高低差を有する段差が設けられているので、第1接続部材26と導体バー15の接続や第2接続部材31と導体バー15の接続の際に、第1接続部材26や第2接続部材31の変形などの作業を行う必要もない。したがって、これにより、太陽電池モジュール1を、その製造効率を低下させないで製造することができるものとすることができる。
また、このような太陽電池モジュール1において、隣接した太陽電池セル11の表面電極と裏面電極12の高低差と、太陽電池セル11の表面電極と導体バー15の裏面16の高低差とが異なったタイプのものについては、太陽電池セル同士11,11が、これら太陽電池セル11の表面電極と裏面電極12との高低差と同じ高低差を有する段差22を設けたセル間配線部材21により相互に接続され、他方、導体バー15と太陽電池セル連結体3とが、この導体バー15の裏面とこの太陽電池セル連結体3の一端の太陽電池セル11の表面電極との高低差と同じ高低差を有する段差27を設けた第1接続部材26により相互に接続され、また、この導体バー15の裏面16とこの太陽電池セル連結体3の一端の太陽電池セル11の裏面電極12との高低差と同じ高低差を有する段差32を設けた第2接続部材31により相互に接続されたものとされていることから、太陽電池セル11の電極とセル間配線部材21との接続におけるストレス、及び、太陽電池セル連結体3の一端の太陽電池セル11の電極と第1接続部材26、第2接続部材31との接続におけるストレスのいずれとも残存しない太陽電池モジュール1とすることができる。
また、このような太陽電池モジュール1において、太陽電池セル連結体3の一端の太陽電池セル11の電極と導体バー15の裏面16とが等しい高さにあるタイプのものについては、導体バー15と太陽電池セル連結体3の一端の太陽電池セル11とが、段差が存在しない扁平な第2接続部材31により相互に接続されたものとされていることから、太陽電池セル11の電極と導体バー15の裏面16との接続におけるストレスが残存しない太陽電池モジュール1とすることができる。
また、太陽電池モジュール1において、第1接続部材26と接続する導体バー15の接続部及び第2接続部材31と接続する導体バー15の接続部のいずれとも裏面側に配置されるとともに、太陽電池セル連結体3のぞれぞれは、太陽電池セル連結体3の電極と導体バー15の裏面16との高低差と同じ高低差を有する段差を設けた第1接続部材26、第2接続部材31により、それぞれ相互に接続されていることから、太陽電池セル連結体3と導体バー15との接続において、太陽電池セル連結体3を反転させずに裏面側から半田付を行うことができるので、製造工程において半田付けが容易に行うことができ、また、表面側(太陽電池セル11の表面電極が配置された側)からの外観を良好なものとすることができ、また、太陽電池セル連結体3の一端の太陽電池セル11と導体バー15との接続におけるストレスが残存しない太陽電池モジュール1とすることができる。
<太陽電池モジュールの製造方法について>
次に、太陽電池モジュール1の製造方法について説明する。
図5は、太陽電池セル連結体を製造する太陽電池セル連結体製造装置を示した説明図である。
太陽電池モジュール1は、太陽電池セル連結体3を形成し、この太陽電池セル連結体3を導体バー15を介して接続することにより製造される。
太陽電池セル連結体3を形成する太陽電池セル連結体製造装置40は、セル間配線部材21、第1接続部材26及び第2接続部材31の基部材である金属線材60が巻回された金属線材供給リール41と、セル間配線部材21、第1接続部材26及び第2接続部材31を形成する金属線材加工部42と、太陽電池セル同士11,11を連結して太陽電池セル連結体3を形成する太陽電池セル連結体形成部43を備えている。
金属線材60としては、厚さが150〜200μmのリボン状の銅箔に半田ディップ又は半田メッキされたものが用いられる。
金属線材供給リール41は、金属線材60の供給量に合わせて回転が制御される。また、金属線材60に過剰な張力が加わらないように、金属線材供給リール41から金属線材60が引き出される領域において常に一定量の弛みが設けられるように、回転が制御される。この構成により、金属線材60の供給の際に生じうる捻れ、変形などの発生が防止される。
金属線材加工部42は、金属線材供給リール41から供給された金属線材60を接続単位長さに切断し、段差形成金型により段差を設けることにより、セル間配線部材21、第1接続部材26及び第2接続部材31(以下、セル間配線部材等ともいう。)を形成する部分である。
金属線材加工部42は、金属線材60の進行方向を水平方向に転換する転換ローラ45と、金属線材60を転換ローラ45の方向へ引き戻すように回転して金属線材60の弛みを矯正する戻しローラ46と、金属線材60の先端を規制する規制チャック47と、接続単位長に金属線材60を切断する切断金型48と、単位長とされた金属線材60の移送を行なう移送チャック49と、単位長とされた金属線材60をプレスして段差を設けることによりセル間配線部材等を形成する段差形成部51を備えている。
なお、段差形成部51は、セル間配線部材21の段差22を形成するセル間段差形成金型、第1接続部材26の段差27を形成する第1段差形成金型、及び、第2接続部材31の段差32を形成する第2段差形成金型の3種類の金型とを備えており、セル間配線部材21の段差22、第1接続部材26の段差27、又は第2接続部材31の段差32の形成のタイミングに合わせて駆動されるように構成されている。
金属線材加工部42では、次の工程に沿って金属線材60が加工される。
金属線材供給リール41から供給された金属線材60は、転換ローラ45により水平状態にされ、移送ローラ(図示省略)及び当該移送ローラの回転と協働して回転する金属線材供給リール41により、所定の位置まで移送される。そして、切断金型48により単位長の金属線材60が切り出される。単位長の金属線材60は移送チャック49で把持され、段差形成部51へ移送される。
続いて、金属線材60の中央付近に段差が設けられ、セル間配線部材等が形成される。
具体的には、セル間配線部材21を形成する場合はセル間段差形成金型により段差22が形成され、第1接続部材26を形成する場合は第1段差形成金型により段差27が形成され、第2接続部材31を形成する場合は第2段差形成金型により段差32が形成される。
なお、第2接続部材31は、太陽電池セル11の裏面電極12と導体バー15の裏面16との高さ位置の差に応じた段差32が設けられるものであるが、太陽電池セル11の裏面電極12と導体バー15の裏面との高さ位置が同じである場合は、特に、第2接続部材31に段差を設ける必要がないので、このような場合は、当該段差の形成は行われない。
太陽電池セル連結体形成部43は、セル間配線部材等を太陽電池セル11に載置して太陽電池セル同士11,11を連結することにより太陽電池セル連結体3を形成するものであり、セル間配線部材等を太陽電池セル11に載置する載置部(図示省略)と、太陽電池セル11を搬送する搬送ステージ52と、複数の太陽電池セル11とセル間配線部材等を加熱して連結させる加熱部(図示省略)とを備えている。
搬送ステージ52には、連結する太陽電池セル11が1個ずつ載置される。そのため、搬送ステージ52は、太陽電池セル11の連結個数が1つ増加するたびに、その伸長分だけ全体(連結された太陽電池セル11)が移送されるように、構成されている。具体的には、搬送ステージ52は、例えば、ベルトコンベアにより構成される。
太陽電池セル連結体形成部43では、次のように太陽電池セル連結体3が形成される。
金属線材供給リール41から供給された金属線材60から第1接続部材26が形成され、この第1接続部材26が搬送ステージ52に配置される。
続いて、太陽電池セル供給部(図示省略)から太陽電池セル11がキャッチャーにより把持され、第1接続部材26の表面電極接続部28の上に載置される。
セル間配線部材21は、金属線材供給リール41から供給された金属線材60から形成される。このセル間配線部材21は、搬送ステージ52に配置された太陽電池セル11に対して所定の位置に配置される。具体的には、セル間配線部材21は、第2接続部24が太陽電池セル11の裏面電極12に配置され、第1接続部23が搬送ステージ52に配置されるように、載置される。
さらに、太陽電池セル供給部から太陽電池セル11がキャッチャーにより把持され、セル間配線部材21の第1接続部23の上に載置される。次いで、太陽電池セル11の1個分の長さだけ、太陽電池セル11の連結体が移送される。
このセル間配線部材21の配置と太陽電池セル11と配置は、連結体を構成する構成個数分だけ行われる。
最後の太陽電池セル11が配置されたとき、第2接続部材31が所定の位置に配置される。具体的には、第2接続部材31は、裏面電極接続部33が太陽電池セル11の裏面電極12に配置されるように、載置される。
複数の太陽電池セル11が連結された太陽電池セル11は、加熱部に投入される。加熱により、各電極とセル間配線部材等が半田接続される。
次に、太陽電池セル連結体同士3,3の接続について説明する。
太陽電池セル連結体3は、平行に等間隔に配置される。また、各太陽電池セル連結体3の向きは、互いに反対方向になるように配置される。つまり、太陽電池セル連結体同士3,3を導体バー15により接続することにより、太陽電池セル連結体3が電気的に直列に接続されるように、太陽電池セル連結体3が配置される。
続いて、太陽電池セル連結体3の両端に導体バー15が配置される。そして、一方の太陽電池セル連結体3の一端から延在している第1接続部材26の導体バー接続部29と導体バー15の裏面16とを半田接続し、また、他方の太陽電池セル連結体3の一端から延在している第2接続部材31の導体バー接続部34と導体バー15の裏面16とを半田接続する。
第1接続部材26と第2接続部材31はともに導体バー接続部29,34が導体バー15の裏面16に配置されるように形成されているので、第1接続部材26と導体バー15の半田接続、及び第2接続部材31と導体バー15の半田接続は、従来のように太陽電池セル連結体3の反転を行う必要もなく、容易に行うことができる。また、この半田接続工程では、第1接続部材26と導体バー15の接続、及び第2接続部材31と導体バー15との接続のみが行われ、第1接続部材26と太陽電池セル11との接続、第2接続部材31と太陽電池セル11との接続は予め行われているので、この工程では、太陽電池セル11に殆ど熱が加わらない。したがって、過熱による損傷が生じることもない。
太陽電池セル連結体3が接続されたものは、ガラス基板2に配置される。そして、EVA(Ethylene Vinyl acetate copolymer)により封止することにより、太陽電池モジュール1が完成する。
以上の太陽電池モジュール1の製造方法によれば、太陽電池モジュール1の製造工程における太陽電池セル同士11,11のセル間配線部材21による接続、及び、太陽電池セル連結体3と導体バー15との第1接続部材26、第2接続部材31による接続のそれぞれにおいて、セル間配線部材21には、相互に接続される太陽電池セル11の接続部同士の高低差と同じ高低差の段差を設け、第1接続部材26、第2接続部材31には、太陽電池セル連結体3の接続部と導体バー15の裏面(接続部)16との高低差と同じ高低差の段差を設け、又は、太陽電池セル連結体3の接続部と導体バー15の裏面16とに高低差がない場合は、第2接続部材31に段差を設けず扁平な形状とした後に、これらセル間配線部材21、第1接続部材26及び第2接続部材31を、相互に接続すべき場所に配置すること、すなわち、第1接続部材26及び第2接続部材31による接続の前にこれらに予め段差を形成することから、高低差がある接続部同士を接続する場合であっても、第1接続部材26と導体バー15の接続、第2接続部材31と導体バー15の接続の際に、第1接続部材26、第2接続部材31の変形などの作業を行う必要もない。したがって、太陽電池モジュール1を、その製造効率を低下させないで製造することができる。
また、接続工程の際に第1接続部材26、第2接続部材31を変形する必要もないことから、接続においてこれら接続間に応力が加わることもないので、太陽電池セル11にストレスが残存しない太陽電池モジュール1を製造することができる。
本実施の形態に係る太陽電池モジュールの端部の拡大図である。 図1のII−II線に沿った断面図である。 図1のIII−III線に沿った断面図である。 太陽電池セル連結体と導体バーを扁平な接続部材により接続した例を示した説明図である。 太陽電池セル連結体を製造する太陽電池セル連結体製造装置を示した説明図である。 太陽電池モジュールの斜視図である。 太陽電池セル連結体の斜視図である。 第1接続部材と第2接続部材をともに導体バーの裏面に接続した太陽電池モジュールの斜視図である。 図8におけるIX−IX線に沿う断面図である。
符号の説明
1 太陽電池モジュール
2 ガラス基板
3 太陽電池セル連結体
11 太陽電池セル
15 導体バー
21 セル間配線部材
22 セル間配線部材の段差
26 第1接続部材(接続部材)
27 第1接続部材の段差
31 第2接続部材(接続部材)
32 第2接続部材の段差
40 太陽電池セル連結体製造装置
60 金属線材

Claims (5)

  1. 複数の太陽電池セルがセル間配線部材により相互に接続されてなる太陽電池セル連結体同士が、導体バーを介して相互に接続された太陽電池モジュールにおいて、
    前記導体バーと前記太陽電池セル連結体とが、これら両部材の接続部の高低差と同じ高低差を有する段差を設けた接続部材により、相互に接続されたことを特徴とする太陽電池モジュール。
  2. 複数の太陽電池セルがセル間配線部材により相互に接続されてなる太陽電池セル連結体同士が、導体バーを介して相互に接続されたものであり、太陽電池セル同士の接続部の高低差と、太陽電池セル連結体と導体バーの接続部の高低差とが異なる太陽電池モジュールにおいて、
    前記太陽電池セル同士が、これら太陽電池セル同士の接続部の高低差と同じ高低差を有する段差を設けたセル間配線部材により相互に接続され、他方、
    前記太陽電池セル連結体と前記導体バーとが、この導体バーの接続部とこの太陽電池セル連結体の接続部との高低差と同じ高低差を有する段差を設けた接続部材により、相互に接続されたことを特徴とする太陽電池モジュール。
  3. 複数の太陽電池セルがセル間配線部材により相互に接続されてなる太陽電池セル連結体同士が、導体バーを介して相互に接続されたものであり、太陽電池セル連結体の接続部と導体バーの接続部とが等しい高さにある太陽電池モジュールにおいて、
    前記導体バーと前記太陽電池セル連結体とが、段差が存在しない扁平な接続部材により相互に接続されたことを特徴とする太陽電池モジュール。
  4. 複数の太陽電池セルがセル間配線部材により相互に接続されてなる太陽電池セル連結体同士が、導体バーを介して相互に接続されたものであり、一方の太陽電池セル連結体の一端に配置された太陽電池セルの表面電極と導体バーの接続部とが接続されると共に、他方の太陽電池セル連結体の一端に配置された太陽電池セルの裏面電極と導体バーの接続部とが接続されることにより、太陽電池セル連結体同士が導体バーを介して電気的に直列に接続された太陽電池モジュールにおいて、
    前記導体バーの接続部のいずれとも、前記導体バーの裏面側に配置されると共に、
    前記一方の太陽電池セル連結体の一端に配置された太陽電池セルの表面電極と導体バーの接続部とが、この太陽電池セルの表面電極と導体バーの接続部の高低差と同じ高低差を有する段差を設けた接続部材により相互に接続され、
    前記他方の太陽電池セル連結体の一端に配置された太陽電池セルの裏面電極と導体バーの接続部とが、この太陽電池セルの裏面電極と導体バーの接続部の高低差と同じ高低差を有する段差を設けた接続部材により相互に接続されたことを特徴とする太陽電池モジュール。
  5. 複数の太陽電池セルをセル間配線部材により相互に接続して太陽電池セル連結体を形成し、この太陽電池セル連結体を導体バーを介して相互に接続して太陽電池モジュールを製造する太陽電池モジュールの製造方法において、
    前記太陽電池セル同士を接続する前記セル間配線部材については、一方の太陽電池セルの接続部と他方の太陽電池セルの接続部との高低差と同じ高低差の段差を設けてから、そのセル間配線部材を太陽電池セル間に配置して前記太陽電池セル同士を接続し、
    前記導体バーと前記太陽電池セル連結体とを接続する接続部材については、前記太陽電池セル連結体の接続部と導体バーの接続部との高低差と同じ高低差の段差を設けてから、又は、当該高低差がない場合には段差を設けず扁平な形状としてから、その接続部材を太陽電池セルと導体バーとの間に配置して前記導体バーと前記太陽電池セル連結体とを接続することを特徴とする太陽電池モジュールの製造方法。
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