JP2009132427A - 包装箱 - Google Patents
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Abstract
【課題】縦横に整列して収容させた商品の残留分を転動させることなく収容する。
【解決手段】端壁10A,10Bおよび側壁11A,11Bに、横方向Yに連続して延びる全高調節用折曲線13を設けるとともに、端壁10A,10Bおよび側壁11A,11Bの間に、全高調節用折曲線13にかけて延びる第1破断線17を設け、かつ、外フラップ21A,21Bに、商品C,C間に位置する第2破断線25,26を設け、第1破断線17に沿って端壁10A,10Bおよび側壁11A,11Bの間を破断し、全高調節用折曲線13に沿って端壁10A,10Bおよび側壁11A,11Bの一部を内向きに折り込むとともに、第2破断線25に沿って外フラップ21A,21Bを破断した状態で、外フラップ21A,21Bを側壁11A,11Bと一緒に内向きに折り込むことにより、内部に残留する商品Cの側部を位置決め可能な構成とする。
【選択図】図1
【解決手段】端壁10A,10Bおよび側壁11A,11Bに、横方向Yに連続して延びる全高調節用折曲線13を設けるとともに、端壁10A,10Bおよび側壁11A,11Bの間に、全高調節用折曲線13にかけて延びる第1破断線17を設け、かつ、外フラップ21A,21Bに、商品C,C間に位置する第2破断線25,26を設け、第1破断線17に沿って端壁10A,10Bおよび側壁11A,11Bの間を破断し、全高調節用折曲線13に沿って端壁10A,10Bおよび側壁11A,11Bの一部を内向きに折り込むとともに、第2破断線25に沿って外フラップ21A,21Bを破断した状態で、外フラップ21A,21Bを側壁11A,11Bと一緒に内向きに折り込むことにより、内部に残留する商品Cの側部を位置決め可能な構成とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、内部に残った商品を位置決めして再封緘可能な包装箱に関するものである。
従来より、清涼飲料水やビールなどを缶容器に収容した缶飲料は、ラップアランド形式の包装箱に収容されている。この包装箱は、それぞれ対向する一対の端壁および側壁を備え、各端壁に内フラップが連設され、各側壁に外フラップが連設されている。そして、側壁および端壁により囲繞された外周壁の開口端は、内フラップを折り曲げた後に外フラップを折り曲げ、これらの重畳部分を熱溶融樹脂からなる接着剤(ホットメルト)で貼着することにより封緘される。
このような缶飲料は、所定の販売店で包装箱から取り出して陳列台に陳列して販売したり、自動販売機で販売したりする。そして、この自動販売機での販売サービスとしては、複数の自動販売機の所有権を有する業者が、トラックなどで複数種の缶飲料を包装箱のまま搬送し、所定の場所に設置した自動販売機に補充を行うことにより、品切れ状態にならないようにしている。
しかし、包装箱には、1台の自動販売機に丁度補充される缶飲料の数が収容されているものではない。勿論、自動販売機内の残量も商品毎に異なる。そのため、1台の自動販売機への補充が完了した状態では、包装箱には、半端数の缶飲料が残っている。そして、その残りの缶飲料は、包装箱に収容したままの状態で、他の自動販売機まで搬送したり、一時的に保管される。
その結果、スペースが限られたトラックの荷台には、半端数の缶飲料が収容された複数の包装箱が積まれた状態になるため、極めて無駄が多い。しかも、包装箱内は、一部の商品が取り出されているため、残った商品が移動可能な空間を有する。よって、缶飲料の場合、搬送時の振動や遠心力によって包装箱内で転動することにより、他の缶飲料と干渉して窪みなどの損傷を生じさせるという問題がある。
本発明の包装箱に関連する先行技術文献情報としては次のものがある。
この特許文献1には、空箱となったラップアランド形式の包装箱において、折り畳みにより持ち運びを容易とするための把持部を形成可能としたものが記載されている。この包装箱は、空箱となった包装箱のフラップを破断するとともに、横方向に連続する端壁および側壁に連続した折曲線を設けている。そして、側壁において、折曲線の上方に位置するように長円形状をなす把持穴部を設けた構成としている。
この特許文献1に記載の包装箱は、空箱となった包装箱を再利用することを目的としているが、折曲線に沿って折り曲げることにより、容積を変更することが可能であるため、この構成を利用すれば、トラックに積み込んだ状態でのスペースに関する問題を抑制できると考えられる。
しかしながら、包装箱内に残留する商品の数は、横方向である同一行に収容された全ての商品が取り出された状態になることは少ない。よって、包装箱の全高を調節可能とした特許文献1の構成では、やはり収容状態で内部に残った商品が移動可能な空間が形成されるため、転動の問題を確実に防止できるものではない。
本発明は、従来の問題に鑑みてなされたもので、縦横に整列して収容させた商品の残留分を転動させることなく、確実に収容できる包装箱を提供することを課題とするものである。
前記課題を解決するため、本発明の包装箱は、それぞれ対向する各一対の端壁および側壁を備え、前記各端壁の端縁に内フラップを連設するとともに、前記各側壁の端縁に外フラップを連設し、内部に縦方向に2行以上、横方向に2列以上の配列で商品を収容する包装箱において、前記端壁および側壁に、横方向に連続して延びる全高調節用折曲線を設けるとともに、隣接する端壁および側壁の間に、前記フラップを連設した端縁から前記全高調節用折曲線にかけて延びる第1破断線を設け、かつ、前記外フラップに、横方向に隣接する商品間に位置するように、先端縁から連続する側壁に向けて延びる第2破断線を設け、前記第1破断線に沿って隣接する端壁および側壁の間を破断し、前記全高調節用折曲線に沿って端壁および側壁の一部を内向きに折り込むとともに、前記第2破断線に沿って外フラップを破断した状態で、該外フラップを前記側壁と一緒に内向きに折り込むことにより、内部に残留する商品の側部を位置決め可能な構成としている。
本発明の包装箱では、第1破断線に沿って破断した状態で全高調節用折曲線に沿って端壁および側壁を内向きに折り込むことにより、該包装箱の全高を低くすることができる。そのため、包装箱内に半端数の商品が残された状態になった場合に、スペースが限られたトラックの荷台の占有面積を削減できる。
また、外フラップに商品間に位置する第2破断線を設けているため、残された商品数に応じて第2破断線に沿って外フラップを破断することにより、その破断縁で商品の側部を位置決めできる。その結果、搬送時の振動や遠心力によって包装箱内で商品が転動することを防止できる。よって、他の商品と干渉することにより損傷を生じさせることはない。
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る包装箱を示す。この包装箱は、各一対の端壁10A,10Bおよび側壁11A,11Bを備え、これらの上下端縁にそれぞれ蓋壁を構成するフラップ20A,20B〜23A,23Bを連設したラップアランド形式のものである。なお、この図1では、下側のフラップ22A,22B,23A,23Bは図示されていない。本実施形態の包装箱には、内部に縦6行横5列の配列で商品である缶飲料Cを収容する。そして、各端壁10A,10Bおよび側壁11A,11Bによる缶飲料Cの収容容積を変更可能とするとともに、上側に位置する上側外フラップ21A,21Bにより内部の缶飲料Cを位置決め可能に構成したものである。
具体的には、この包装箱は、表紙および裏紙の間に波状の中しんを配設した段ボール紙を、周知の紙器打抜装置(図示せず)によって図11に示す連続した一枚のブランクとして打ち抜き、所定部位を糊付けにより貼着して成形される。
この包装箱のブランクは、図11に示すように、矩形状をなす端壁10A,10Bおよび側壁11A,11Bが交互かつ横方向Yに直線的に連続するように設けられている。具体的には、左端から右端にかけて、端壁10A、側壁11A、端壁10Bおよび側壁11Bの順番で連設されている。これらのうち、左側端部に位置する端壁10Aの側縁には、右側端部に位置する側壁11Bに貼着するための糊代部12が連設されている。
本実施形態の端壁10A,10B、側壁11A,11Bおよび糊代部12には、一端の糊代部12から他端の側壁11Bにかけて横方向Yに延びる全高調節用折曲線13が設けられている。この全高調節用折曲線13は、内部に缶飲料Cを収容した状態で、上側から2行目に位置する缶飲料Cの中央より僅かに下側に位置するように設けられている。この全高調節用折曲線13は、肉厚を圧縮するように罫を入れて形成した折曲線14と、該折曲線14に沿って所定位置に設けた切断線15とを備えている。この切断線15は、該全高調節用折曲線13に沿って端壁10A,10Bおよび側壁11A,11Bを内向きに折り曲げ、一部を内外に重畳させた状態で、段ボール紙自身の腰で反発力が強く作用する稜部(端壁10A,10Bと側壁11A,11Bとの境界部分)と、横方向Yに長尺な側壁11A,11Bと、内側に重畳した状態で貼着される糊代部12とに設けられている。
そして、前記端壁10A,10B、側壁11A,11Bおよび糊代部12の各境界線に位置する部分には、下端縁から全高調節用折曲線13にかけて延びる折曲線16が設けられている。この折曲線16は、前記と同様に、肉厚を圧縮するように罫を入れて形成したものである。また、端壁10A,10B、側壁11A,11Bおよび糊代部12の境界部分には、上端から全高調節用折曲線13にかけて延びる第1破断線17が設けられている。この第1破断線17は、折曲線16の延長線上に位置するように、所定間隔をもって位置するミシン目状の第1切断部18と、該第1切断部18の破断方向手前である上端から、端壁10A,10B内に斜め上向きに延びるガイド用の第2切断部19とを備えた片ジッパー構造のものである。
前記端壁10A,10Bの上端縁には、それぞれ上側内フラップ20A,20Bが連設され、前記側壁11A,11Bの上端縁には、それぞれ上側外フラップ21A,21Bが連設されている。また、前記端壁10A,10Bの下端縁には、それぞれ下側内フラップ22A,22Bが連設され、前記側壁11A,11Bの下端縁には、それぞれ下側外フラップ23A,23Bが連設されている。そして、これら各フラップフラップ20A,20B〜23A,23Bと連続した各壁10A,10B,11A,11Bとの境界線に位置する部分には、前記と同様の折曲線24が設けられている。
横方向Yの寸法が長尺な外フラップ21A,21B,23A,23Bは、組立状態でそれぞれの先端縁が互いに突き合う寸法で形成されている。また、各フラップフラップ20A,20B〜23A,23Bの突出寸法は、全て同一であり、その先端が直線的に一致するように構成している。
そのうち、上側外フラップ21A,21Bには、組立状態で内部に収容した缶飲料C,C間に位置する一対の第2破断線25a,25b,26a,26bがそれぞれ設けられている。具体的には、左側に位置する上側外フラップ21Aには、図1に示す組立状態で右側端に位置する5列目の缶飲料C5と隣接する4列目の缶飲料C4との間に位置する第2破断線25aと、右側に位置する4列目の缶飲料C4と3列目の缶飲料C3との間に位置する第2破断線25bとが設けられている。また、右側に位置する上側外フラップ21Bには、組立状態で左側端に位置する1列目の缶飲料C1と隣接する2列目の缶飲料C2との間に位置する第2破断線26aと、左側に位置する2列目の缶飲料C2と3列目の缶飲料C3との間に位置する第2破断線26bとが設けられている。
これら第2破断線25a,25b,26a,26bは、切断部27と非切断部28とが直線的かつ交互に連続するようにしたミシン目状のものである。本実施形態では、切断部27の寸法に対して、非切断部28を3倍の寸法で長くなるように形成している。これにより、上側外フラップ21A,21Bを開封操作することにより、第2破断線25a,25b,26a,26bに沿って上側外フラップ21A,21Bが破断されることを防止している。また、上側外フラップ21A,21Bにおいて、先端に位置する切断部27は、縁から延びるように構成することにより、作業者の破断作業時にはきっかけとなる破断始点として十分に機能させ、作業性を向上できるように構成している。即ち、本実施形態の第2破断線25a,25b,26a,26bは、切断部27の形成位置により破断作業時の作業性を向上し、非切断部28の寸法設定により開封時の破断を防止できるように構成している。
さらに、本実施形態では、上側外フラップ21A,21Bおよび下側外フラップ23A,23Bの先端縁両側には、横方向Yに延びる打抜部29が設けられている。この打抜部29は、端壁10A,10Bおよび両端の内フラップ20A,20B,22A,22Bにかけて縦方向Xに延びるように配設したカットテープ(図示せず)により、内フラップ20A,20B,22A,22Bの破断を阻害しないようにするためのものである。そのため、この打抜部29の横方向Yの幅は、内フラップ20A,20B,22A,22Bが内側に位置した封緘状態で、内部が露出するような孔が形成されない程度で、最大限に大きく形成されている。その結果、本実施形態では、この打抜部29の内側端部は、上側外フラップ21A,21Bにおいて、第2破断線25a,26aの近傍に位置する。そのため、これら第2破断線25a,26aが近傍に位置する打抜部29Aの端縁29aは、第2破断線25a,26aによる破断作業を向上することを目的とし、できるだけ指先で把持可能な残留部分を残すために、直線的に延びる傾斜縁により構成している。一方、他の打抜部29の端縁29bは、破断作業性は考慮する必要がないため、カットテープによる破断作業の阻害を最大限に防止するために、円弧状に延びる湾曲縁により構成している。
前記構成の包装箱は、例えば、図11に示すブランクの状態で所定の製造メーカに出荷され、自動組立包装装置により封緘される。具体的には、包装箱のブランクを平坦に配置した状態で、側壁11Aに6行5列の配列で缶飲料Cが載置される。その後、側壁11Aに対して端壁10Aを折り曲げた後、端壁10Aに対して糊代部12を折り曲げる。また、側壁11Aに対して端壁10Bを折り曲げた後、側壁11Bを折り曲げる。そして、重畳する糊代部12と側壁11Bの縁とを熱溶融樹脂からなる接着剤(ホットメルト)で貼着する。
ついで、各壁10A,10B,11A,11Bで四方を囲繞した外周壁の開口端を、フラップフラップ20A,20B〜23A,23Bで閉塞する。具体的には、端壁10A,10Bに対して各内フラップ20A,20B,22A,22Bを折り曲げた後、側壁11A,11Bに対して各外フラップ21A,21B,23A,23Bを折り曲げる。そして、内フラップ20A,20B,22A,22Bと外フラップ21A,21B,23A,23Bとの重畳部分を、前記と同様にホットメルトによって貼着し、図1に示す封緘状態とする。
この包装箱に収容された缶飲料Cを取り出すには、第2破断線25a,25b,26a,26bを設けた上側外フラップ21A,21Bの先端縁間に指を差し込み、内面に指を引っ掛けて引き上げる。そうすると、図2に示すように、上側外フラップ21A,21Bは、長尺な非切断部28により第2破断線25a,25b,26a,26bに沿って破断されることなく、上側内フラップ20A,20Bと貼着された両側が剥離されて開放される。
その結果、作業者は、図示のように広く開放された包装箱の上端開口から、希望量の缶飲料Cを取り出し、自動販売機などに補充することができる。
そして、例えば、図3に示すように、縦方向Xの上側3行の缶飲料Cが取り出された場合には、包装箱の内部に缶飲料Cが移動可能な広い空間が形成される。そのため、この状態で、上側フラップ20A,20B,21A,21Bにより仮封緘した場合には、従来と同様に、内部の缶飲料Cが空間内で転動し、他の缶飲料Cに干渉することで窪みなどの損傷を生じさせる可能性がある。
そこで、本実施形態では、図示のように、缶飲料Cが半分以下になると、隣接する壁10A,10B,11A,11Bの間に形成した第1破断線17に沿って破断する。
そして、缶飲料Cの残量が丁度3行分である場合には、図4に示すように、上側内フラップ20A,20Bを内向きに折り込んだ後、全高調節用折曲線13に沿って端壁10A,10Bを更に内向きに折り込む。ついで、上側外フラップ21A,21Bを内向きに折り込んだ後、全高調節用折曲線13に沿って側壁11A,11Bを更に内向きに折り込む。
これにより、後から折り込んだ側壁11A,11Bの側壁折込部31は、両側の端壁折込部30により両側縁が押圧され、所定の折込状態(角度)が維持される。具体的には、端壁折込部30は、その内面側に上側内フラップ20A,20Bが折り込まれているため、その反発力が広がる方向に作用する。これにより、後から内向きに折り込んだ側壁折込部31の両側縁を押圧し、その折込状態を維持できる。なお、側壁折込部31は、上側外フラップ21A,21Bが内面側に折り込まれているため、同様に反発力が作用するが、本実施形態では側壁11A,11Bの全高調節用折曲線13に沿って切断線15を設けているため、その反発力を低減できる。その結果、端壁折込部30によって折込状態を確実に維持できる。
また、缶飲料Cの残量が3行目の1本が取り除かれた状態である場合には、図5に示すように、端壁折込部30は、同様に上側内フラップ20A,20Bを内面側に折り込んだ状態で折り込む。そして、側壁折込部31は、上側外フラップ21A,21Bを内面側に折り込むことなく、全高調節用折曲線13に沿って山折りし、上側外フラップ21A,21Bを一緒に更に谷折りして、折り込む。
具体的には、3行目の空いている部分に対応するように、一方の上側外フラップ21A,21Bを第2破断線25a,26aに沿って破断する。なお、図5では、上側外フラップ21Bを第2破断線26aに沿って破断した状態を示している。その後、破断した上側外フラップ21Bと連続する側壁11Bを全高調節用折曲線13に沿って山折りし、上側外フラップ21Bを更に谷折りして、折り込む。これにより、上側外フラップ21Bは、側壁折込部31に対して面一に延び3行2列目の缶飲料C2の側部を位置決めする第1位置決め片32と、3行2列目から5列目までの缶飲料C2〜C5の上部を位置決めする第2位置決め片33とを構成する。この状態で、図6に示すように、他方の側壁11Aを全高調節用折曲線13に沿って山折りし、上側外フラップ21Aを更に谷折りして、折り込む。これにより、上側外フラップ21Aを第2位置決め片33の上側に重畳させ、更に位置決めする。
缶飲料Cの残量が3行目の2本が取り除かれた状態である場合には、図7に示すように、端壁折込部30は、上側内フラップ20A,20Bを内面側に折り込んだ状態で折り込む。そして、上側外フラップ21Bを第2破断線26bに沿って破断した状態で、側壁11Bを全高調節用折曲線13に沿って山折りし、上側外フラップ21Bを更に谷折りして、折り込む。これにより、上側外フラップ21Bは、3行3列目の缶飲料C3の側部を位置決めする第1位置決め片32と、3行3列目から5列目までの缶飲料C3〜C5の上部を位置決めする第2位置決め片33とを構成する。この状態で、前記と同様に、他方の側壁11Aを全高調節用折曲線13に沿って山折りし、上側外フラップ21Aを更に谷折りして、折り込み、上側外フラップ21Aを第2位置決め片33の上側に重畳させ、更に位置決めする。
缶飲料Cの残量が3行目の3本が取り除かれた状態である場合には、図8に示すように、端壁折込部30を前記と同様に折り込んだ後、上側外フラップ21Aを第2破断線25bに沿って破断した状態で、側壁11Aを全高調節用折曲線13に沿って山折りし、上側外フラップ21Aを更に谷折りして、折り込む。これにより、上側外フラップ21Aは、3行4列目の缶飲料C4の側部を位置決めする第1位置決め片32と、3行4列目および5列目の缶飲料C4,C5の上部を位置決めする第2位置決め片33とを構成する。この状態で、他方の側壁11Bを全高調節用折曲線13に沿って山折りし、上側外フラップ21Bを更に谷折りして、折り込み、上側外フラップ21Bを第2位置決め片33の上側に重畳させ、更に位置決めする。
缶飲料Cの残量が3行目の4本が取り除かれた状態である場合には、図9に示すように、端壁折込部30を前記と同様に折り込んだ後、上側外フラップ21Aを第2破断線25aに沿って破断した状態で、側壁11Aを全高調節用折曲線13に沿って山折りし、上側外フラップ21Aを更に谷折りして、折り込む。これにより、上側外フラップ21Aは、3行5列目の缶飲料C5の側部を位置決めする第1位置決め片32と、3行5列目の缶飲料C5の上部を位置決めする第2位置決め片33とを構成する。この状態で、他方の側壁11Bを全高調節用折曲線13に沿って山折りし、上側外フラップ21Bを更に谷折りして、折り込み、上側外フラップ21Bを第2位置決め片33の上側に重畳させ、更に位置決めする。
缶飲料Cが3行目の全てが取り除かれ、2行のみの缶飲料Cが残されている場合には、図10に示すように、端壁折込部30を前記と同様に折り込んだ後、いずれの上側外フラップ21A,21Bも第2破断線25a,25b,26a,26bに沿って破断することなく、側壁11A,11Bを全高調節用折曲線13に沿って山折りする。そして、上側外フラップ21A,21Bが各側壁折込部31と面一に延びるように折り込む。
なお、以上の説明では、3行目の1本および2本が取り除かれた状態では上側外フラップ21Bの第2破断線26a,26bを破断し、3本および4本が取り除かれた状態では上側外フラップ21Aの第2破断線25a,25bを破断する構成としたが、それぞれ逆側を破断する構成としてもよい。
このように、本実施形態の包装箱では、端壁10A,10Bおよび側壁11A,11Bの間を第1破断線17に沿って破断し、全高調節用折曲線13に沿って端壁10A,10Bおよび側壁11A,11Bを内向きに折り込むことにより、全高を低くすることができる。そのため、包装箱内に半端数の缶飲料Cが残された状態になった場合に、スペースが限られたトラックの荷台の占有面積を削減できる。
また、外フラップに缶飲料C間に位置する第2破断線25を設けているため、残された缶飲料C数に応じて第2破断線25に沿って外フラップを破断することにより、その破断縁、即ち、位置決め片32,33の一方の縁で缶飲料Cの側部を位置決めできる。また、位置決め片32,33の他方で缶飲料Cの上部を位置決めできる。その結果、縦横に整列して収容させた缶飲料Cの残留分を、搬送時の振動や遠心力によって包装箱内で転動することを防止した状態で確実に収容状態を維持し、他の缶飲料Cと干渉することによる損傷を防止できる。
なお、本発明の包装箱は、前記実施形態の構成に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。
例えば、前記実施形態では、上側外フラップ21A,21Bの両方に一対の第2破断線25a,25b,26a,26bを設けたが、一方の上側外フラップ21Aのみに一対の第2破断線25a,25bを設ける構成としても、図4、図5および図7乃至図9に示すように、1行5本の缶飲料Cを確実に位置決めできる。
また、一方の上側外フラップ21Aに、4本の第2破断線25a,25b,26a,26bを設けてもよいうえ、一方の上側外フラップ21Aに3本の破断線を設け、他方の上側外フラップ21Bに1本の破断線を設けてもよい。勿論、これら上側外フラップ21A,21Bに形成する破断線の数は4本に限られず、1行に整列して収容させる商品数に応じて変更する。
さらに、前記実施形態では、第2破断線25a,25b,26a,26bを連続する壁10A,10B,11A,11Bと直交するように、折曲線16に対して平行に延びるように形成したが、商品を位置決め可能な範囲で傾斜させ、一部だけが商品間に位置するように形成してもよい。
さらにまた、前記実施形態では、第2破断線25a,25b,26a,26bは、切断部27より非切断部28が長寸法のミシン目状に形成したが、等寸法で形成してもよいうえ、表紙または裏紙のみを貫通(ハーフカット)するように設けてもよい。
また、全高調整用折曲線を端壁10A,10Bおよび側壁11A,11Bの縦方向に所定間隔をもって複数設け、全ての行の商品に対応できるように構成してもよい。しかも、全高調整用折曲線および第1破断線17を上下に対称に設けるとともに、上下両方の外フラップ21A,21B,23A,23Bに第2破断線25a,25b,26a,26bを設け、使用上の上下の制限を無くすように構成してもよい。
そして、前記実施形態では、端壁10A,10B、側壁11A,11Bおよびフラップフラップ20A,20B〜23A,23Bからなる蓋壁により構成した六面体構造としたが、各端壁10A,10Bと側壁11A,11Bとの間や、各壁10A,10B,11A,11Bとフラップフラップ20A,20B〜23A,23Bとの間に面取り壁を設けた構成としてもよい。
また、前記実施形態では、ブランク状態で商品として複数の缶飲料Cを配置した後に封緘するラップアランド形式の包装箱に、本願発明の位置決め構造を採用したが、組み立てた状態の内部に商品を収容した後に封緘する汎用の包装箱にも、同様に適用可能である。この場合、内フラップ20A,20B,21A,21Bの幅である包装箱の奥行きにも複数の商品を整列配置することが可能であるため、少なくとも上側の内フラップ20A,20Bには、前記と同様の第2破断線を設けることが好ましい。
10A,10B…端壁
11A,11B…側壁
13…全高調節用折曲線
17…第1破断線
20A,20B…上側内フラップ
21A,21B…上側外フラップ
22A,22B…下側内フラップ
23A,23B…下側外フラップ
25a,25b,26a,26b…第2破断線
C…缶飲料(商品)
11A,11B…側壁
13…全高調節用折曲線
17…第1破断線
20A,20B…上側内フラップ
21A,21B…上側外フラップ
22A,22B…下側内フラップ
23A,23B…下側外フラップ
25a,25b,26a,26b…第2破断線
C…缶飲料(商品)
Claims (1)
- それぞれ対向する各一対の端壁および側壁を備え、前記各端壁の端縁に内フラップを連設するとともに、前記各側壁の端縁に外フラップを連設し、内部に縦方向に2行以上、横方向に2列以上の配列で商品を収容する包装箱において、
前記端壁および側壁に、横方向に連続して延びる全高調節用折曲線を設けるとともに、隣接する端壁および側壁の間に、前記フラップを連設した端縁から前記全高調節用折曲線にかけて延びる第1破断線を設け、かつ、
前記外フラップに、横方向に隣接する商品間に位置するように、先端縁から連続する側壁に向けて延びる第2破断線を設け、
前記第1破断線に沿って隣接する端壁および側壁の間を破断し、前記全高調節用折曲線に沿って端壁および側壁の一部を内向きに折り込むとともに、
前記第2破断線に沿って外フラップを破断した状態で、該外フラップを前記側壁と一緒に内向きに折り込むことにより、内部に残留する商品の側部を位置決め可能としたことを特徴とする包装箱。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007310621A JP2009132427A (ja) | 2007-11-30 | 2007-11-30 | 包装箱 |
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Publications (1)
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Family Applications (1)
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014125237A (ja) * | 2012-12-27 | 2014-07-07 | Oji Holdings Corp | 容量可変箱 |
JP2020001820A (ja) * | 2018-07-02 | 2020-01-09 | レンゴー株式会社 | 包装箱 |
-
2007
- 2007-11-30 JP JP2007310621A patent/JP2009132427A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP7102264B2 (ja) | 2018-07-02 | 2022-07-19 | レンゴー株式会社 | 包装箱 |
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