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JP2009131563A - X線ct装置 - Google Patents

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JP2009131563A
JP2009131563A JP2007312012A JP2007312012A JP2009131563A JP 2009131563 A JP2009131563 A JP 2009131563A JP 2007312012 A JP2007312012 A JP 2007312012A JP 2007312012 A JP2007312012 A JP 2007312012A JP 2009131563 A JP2009131563 A JP 2009131563A
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Tsunenori Kakinuma
恒範 柿沼
Takeo Amanome
丈夫 天生目
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Canon Medical Systems Corp
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Toshiba Corp
Toshiba Medical Systems Corp
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Abstract

【課題】体径サイズの異なる複数部位を1回のスキャンで撮影することができるとともに、そのスキャンによる画質を良好に保つことのできるX線CT装置を提供する。
【解決手段】X線CT装置には、複数種類のゲインを有し、前記X線検出器から出力された各信号をそれぞれ複数種類のゲインの何れかで増幅する増幅器を搭載する。そして、予め被検体の体軸方向の各位置の体径方向の各サイズを計測し、各位置に対する信号のゲイン値を、計測されたサイズに基づき予め決定しておく。X線の曝射を開始すると、増幅器のゲインを決定したゲイン値に従って信号毎に切り替える。
【選択図】図2

Description

この発明は、X線の曝射に基づき被検体内の画像を再構成するX線CT装置に関する。
被検体に対して多方向からX線を曝射し、被検体を透過したそれぞれのX線を投影データとして扱うことで、被検体内を画像として再構成するX線CT装置がある。
X線CT装置では、被検体へX線を曝射し、そのX線透過量を計測して、主にFeldkamp法と呼ばれる再構成アルゴリズムを利用して被検体内を画像化する。被検体の体径が異なる位置を透過したX線量を比べると、体径によってそのX線透過量も異なる。体径の体幅が大きく位置では、体径の体幅がそれよりも小さい位置を透過したX線量よりも、X線透過量は小さくなる。従って、体径の体幅が大きければ、その位置を曝射することでX線検出器から得られる電気信号の値も小さくなり、その信号のS/N比が低下し、したがって再構成される画像のS/N比も低下する。
そこでX線CT装置で被検体を撮影する場合には、撮影する被検体の大きさ、即ちFOVと呼ばれる撮影領域の大きさに応じて、X線検出器からの信号を増幅する増幅器のゲインを調整している。例えば頭部を撮影する場合は、頭部の大きさに応じたゲインを予め設定しておく。胸部を撮影する場合には、胸部の大きさに応じたゲインを予め設定しておく。腹部を撮影する場合には、腹部の大きさに応じたゲインを予め設定しておく。
近年では、X線CT装置に配置されるX線検出素子の多列化が進み、1回のスキャンで広範囲のスキャンが可能となってきている(例えば、「特許文献1」参照。)。これにより、1回のスキャンで頭部及び胸部のように体径の体幅が異なる複数部位を撮影することも可能となってきた。
特開2004−305527号公報
従来は、1回のスキャンで体径体幅が異なる複数部位を撮影することになったとしても、1回のスキャンに対して一つのゲインしか設定できないために、何れかの部位の体径体幅、換言すると何れかの撮影領域の大きさに合わせてゲインを設定するしかなかった。
従って、例えば体径体幅が小さい部位に合わせてゲインを設定すると、体径体幅が大きい部位では、画像のS/N比が低下してしまう。また、体径体幅が大きい部位に合わせてゲインを設定すると、体径体幅が小さい部位を曝射して得られた信号を増幅すると信号がオーバーフローしてしまう可能性がある。即ち、従来の装置では、体径体幅が異なる複数部位を1回のスキャンで撮影すると、画質の低下を招くおそれがある。
オーバーフローや画像のS/N比の低下を防止するためには、体径体幅別に、換言すると撮影領域の大きさ別に複数回に分けてスキャンする必要があり、被検体に対する被爆量の増大につながる。
この発明は、上述のような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、体径体幅の異なる複数部位を1回のスキャンで撮影することができるとともに、そのスキャンによる画質を良好に保つことのできるX線CT装置を提供するものである。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の本発明に係るX線CT装置は、被検体の体軸方向に並ぶ各スキャン位置にX線を曝射するとともに、前記各スキャン位置を透過したX線を検出して、前記各スキャン位置のX線透過量を反映する各信号を出力するスキャン手段と、複数種類のゲインを有し、前記スキャン手段から出力された各信号をそれぞれ複数種類のゲインの何れかで増幅する増幅器と、前記各スキャン位置の体径方向の体幅を、前記スキャン手段によるスキャンの前に予め計測しておく計測手段と、前記体幅と前記増幅器のゲインとの対応付けを予め記憶しておく記憶手段と、前記増幅器の前記ゲインを、前記予め計測された体幅に応じて、前記各スキャン位置における信号毎にゲインを切り替えるゲイン制御手段と、を備えること、を特徴とする。
前記記憶手段は、前記体幅と撮影領域の大きさとの対応付けを予め記憶する第1の記憶手段と、前記撮影領域の大きさと前記ゲイン値との対応付けを予め記憶する第2の記憶手段と、を含み、前記撮影領域の大きさを介した前記体幅と前記ゲイン値との対応付けを記憶しているようにしてもよい(請求項2記載の発明に相当)。
前記計測手段は、予め撮影しておいた被検体の平面透過像に基づいて前記各スキャン位置の体径方向の体幅を計測するようにしてもよい(請求項3記載の発明に相当)。
前記スキャン位置に応じて異なるゲインで増幅された信号に対して、切り替えられたゲインを基にした補正を行う前処理手段をさらに備えるようにしてもよい(請求項4記載の発明に相当)。
上記課題を解決するために、請求項5に記載の本発明に係るX線CT装置は、被検体の体軸方向に並ぶ各スキャン位置にX線を曝射するとともに、前記各スキャン位置を透過したX線を検出して、前記各スキャン位置のX線透過量を反映する各信号を出力するスキャン手段と、複数種類のゲインを有し、前記X線検出器から出力された各信号をそれぞれ何れかのゲインで増幅する増幅器と、予め撮影しておいた前記被検体の平面透過像に基づいて、前記各スキャン位置の体径方向の体幅を、前記スキャン手段によるスキャンの前に予め計測しておく計測手段と、前記体幅と前記増幅器のゲインとを対応付けたゲインテーブルを予め記憶する記憶手段と、前記各スキャン位置の体幅に対応するゲインを前記ゲインテーブルより検索して、前記各スキャン位置とそのスキャン位置における信号のゲイン値との対応付けを、前記スキャン手段によるスキャンの前に予め生成するゲイン決定手段と、前記ゲイン決定手段で生成された対応付けに従って、前記増幅器の前記ゲインを、前記各スキャン位置における信号毎に切り替えるゲイン制御手段と、前記スキャン位置に応じて異なるゲインで増幅された前記信号に対して、切り替えられたゲインを基にした補正を行う前処理手段と、を備えること、を特徴とする。
本発明によれば、複数種類の体幅を含む領域を一度にスキャンしても投影データの一部がオーバーフローしてしまったり、画像のS/N比の低下を招いてしまったりすることが防がれ、連続性や造影効果の高い良好な画像を生成することができる。また、オーバーフローや画像のS/N比の低下を防止するために、体幅別に、換言すると撮影領域の大きさ別に複数回に分けてスキャンする必要が無くなり、被爆の低減を図ることができる。
以下、本発明に係るX線CT装置の好適な実施形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。
図1は、本実施形態に係るX線CT装置10の構成を示す図である。
このX線CT装置10は、被検体Pの体軸回り及び体軸方向に対するX線の曝射位置をヘリカルスキャン又はコンベンショナルスキャンにより連続的又は間欠的に変更することで、ホールボディスキャン等のように被検体Pの複数部位の撮影を一度のスキャンで終了する。このX線CT装置10では、被検体Pをスキャノグラム撮影する段階、スキャノグラムを解析してスキャン位置毎のゲイン値を決定する段階、決定したゲイン値でスキャン位置毎のX線検出信号を増幅しながら本スキャンする段階を順番に経て、最終的に被検体Pの内部の画像を得る。
尚、スキャノグラムは、被検体Pの平面透過像である。スキャン位置は、再構成により画像化する断面の位置である。ゲイン値は、被検体Pを透過したX線の透過量を反映するX線透過信号を増幅する倍率を示す値である。
ゲイン値を決定する段階では、スキャノグラムから被検体Pの体径方向の体幅をスキャン位置毎に計測し、体幅に応じたFOVと呼ばれる撮影領域の大きさをスキャン位置毎に求める。そして、スキャン位置毎に求めた撮影領域の大きさに応じたゲイン値に決定する。本スキャンでは、連続的に得られるX線透過信号を、決定しておいたゲイン値にスキャン位置単位で連続的に切り替えて増幅していく。
このX線CT装置10は、架台12と寝台14と処理ユニット16を備える。架台12は、被検体Pに対して多方向からX線を曝射するとともに、被検体Pを透過したX線を検出し、X線の透過量を反映するX線透過データを出力する装置である。この架台12は、被検体Pが挿入される開口18を有している。寝台14は、被検体Pを開口18に挿入する装置である。処理ユニット16は、架台12と寝台14の駆動を制御するスキャン計画データを生成して架台12と寝台14を統合制御するとともに、X線透過データに対して画像再構成処理を施すことで被検体P内の画像を生成して表示する装置である。スキャン計画データは、管電流や管電圧等及びゲイン値をスキャン位置毎に定めたスキャンシーケンスである。
架台12は、その内部に、ガントリ20と回転駆動装置22とを収容している。ガントリ20は、開口18を中心に回転可能なリング体である。回転駆動装置22は、モータ及びガントリ20と噛合関係を有するギア等により構成され、ガントリ20を開口18を中心に回転させる。
ガントリ20には、X線管24とX線検出器26が開口18を挟んで向かい合って設置される。X線管24とX線検出器26は、被検体Pの体軸方向に並ぶ各位置にX線を曝射するとともに、各位置を透過したX線を検出して、各位置のX線透過量を反映する各X線透過信号を出力するスキャン手段である。
さらに、ガントリ20には、X線管24とX線検出器26との間に介在してコリメータ28が配置される。架台12には、その内部に、X線管24と対になって高電圧発生装置30が配置され、コリメータ28と対になって絞り駆動装置32が配置され、X線検出器26と対になってDAS(Data Acquisition System)と呼ばれるデータ収集装置34が配置されている。
また、架台12には、内部に架台制御装置36が配されている。この架台制御装置36は、高電圧発生装置30と絞り駆動装置32とデータ収集装置34、及び寝台14を、スキャン計画データに従ってスキャン位置単位で制御する。即ち、架台制御装置36は、高電圧発生装置30、絞り駆動装置32、データ収集装置34、及び寝台14に対して、撮影しているスキャン位置に応じた制御信号を送信している。
高電圧発生装置30は、X線管24に対してフィラメントを加熱するための電流を供給するとともに、高電圧の印加をする。この高電圧発生装置30は、高周波数インバータ方式、すなわち50/60Hzの交流電源を整流して直流とし、それを数kHz以上の高周波数の交流に変換して昇圧するとともにそれを再度整流して印加する方式のものが適用される。X線管24は、電流の供給及び高電圧の印加を受けてX線を発生させる。
コリメータ28は、絞り駆動装置32により駆動されてX線の撮影領域を画成し、撮影領域以外のX線を遮ることで、X線管24が発生させたX線をファン状やコーン状のビームに絞る。
X線検出器26は、多列多チャンネルのX線検出素子を直交する2方向にアレイ状に配する。配列形状は、X線管24より発生するX線の焦点を中心とした円弧形状である。X線検出素子は、シンチレータ等の蛍光体でX線を光に変換し更にその光をフォトダイオード等の光電変換素子で電荷に変換する間接変換形や、X線による半導体内の電子正孔対の生成及びその電極への移動すなわち光導電現象を利用した直接変換形が主流である。このX線検出器26は、被検体Pを透過したX線を検出して、検出したX線の透過量を反映したX線透過信号をX線検出素子毎に出力する。
データ収集装置34は、各X線検出素子から出力されたX線透過信号をX線の曝射周期に同期して収集して積分し、スキャン位置に応じたゲイン値で増幅し、ディジタル信号に変換する。架台制御装置36から制御信号が入力される毎に各X線検出素子からX線透過信号を収集する。次のスキャン位置の再構成に必要なX線透過信号を収集する際の制御信号には、ゲイン値を切り替えるゲイン切替信号が含まれる。
データ収集装置34は、ディジタル信号に変換したX線透過信号を処理ユニット16に出力する。このデータ収集装置34から出力されるX線透過信号は、X線吸収係数の異なる物質を順次透過したX線の透過長に沿った各吸収係数の積分値が含まれるデジタルデータであり、所謂生データとなる。
寝台14は、被検体Pを載置する天板38と寝台駆動部40を備える。天板38は、寝台駆動部40の駆動により長手方向にスライドし、開口18に挿入される。寝台駆動部40は、天板38の位置を示す寝台位置信号を架台制御装置36に出力する。架台制御装置36は、この寝台位置信号を解析して、次のスキャン位置を再構成するためのX線曝射位置に天板38が到達していると、次の撮影位置に対応するゲイン値に切り替える制御信号をデータ収集装置34に入力する。
処理ユニット16には、前処理部42、投影データ記憶部44、再構成処理部46、画像記憶部48、画像処理部50、及び表示装置52が順番に信号線で接続されて実装されている。また、処理ユニット16には、コンソール側制御部54が配されている。
前処理部42は、X線透過信号で構成される生データに感度補正を施す。この前処理装置56は、スキャン位置の撮影領域の大きさに応じて、そのスキャン位置を再構成するために必要なX線透過信号に感度補正を施す。感度補正が施された生データは、投影データと呼ばれ、投影データ記憶部44に入力されて格納される。
再構成処理部46は、主にFeldkamp法と呼ばれる再構成アルゴリズムを利用して、補正後の投影データを投影データ記憶部44から読み出して逆投影し、被検体P内を画像データとして再構成する。再構成された画像データは、画像記憶部48に入力されて格納される。
画像処理部50は、画像記憶部48に記憶されている画像データに対して、直交座標系のビデオフォーマットに変換するスキャンコンバージョン処理等の各種の画像処理を施して表示画像を生成する。表示装置52は、液晶ディスプレイやCRTディスプレイ等のモニタであり、画像処理部50で生成された表示画像を表示する。
コンソール側制御部54は、スキャン計画手段としてスキャン計画データを生成して、架台制御装置36に出力する。また、コンソール側制御部54は、前処理部42に対して感度補正の補正データを選択するための制御信号を出力する。
このようなX線CT装置10では、まずコンソール側制御部54によりスキャノグラム作成のためのスキャン計画データが生成され、架台制御装置36に出力される。
このスキャノグラム作成のためのスキャン計画データが入力された架台制御装置36は、ガントリ20を回転させる回転駆動装置22には回転の制御信号を出力せずに、高電圧発生装置30と絞り駆動装置32とデータ収集装置34と寝台駆動部40に対して駆動信号を出力する。従って、X線CT装置10では、スキャノグラム作成のための駆動時においては、X線管24とX線検出器26を被検体Pの一面側に固定したまま天板38を移動させてX線を曝射し、被検体Pを体軸方向に走査し、被検体Pの平面透過像であるスキャノグラムが取得される。
スキャノグラムが得られると、コンソール側制御部54は、このスキャノグラムから各スキャン位置の体径方向における体幅を計測し、計測した体幅に対応するゲイン値を各スキャン位置に関連づけたスキャン計画データを生成する。このスキャン計画データは、本スキャンのための制御データとなる。このスキャン計画データを生成すると、コンソール側制御部54は、このスキャン計画データを架台制御装置36に出力する。
架台制御装置36は、本スキャンのためのスキャン計画データを受信すると、このスキャン計画データに従って、高電圧発生装置30と絞り駆動装置32と回転駆動装置22とデータ収集装置34と寝台駆動部40に対して駆動信号を出力する。従って、X線CT装置10では、本スキャンのための駆動時においては、ガントリ20が回転することでX線間とX線検出器26を被検体P回りに回転させながら天板38を移動させてX線を曝射し、被検体Pをコンベンショナルスキャン又はヘリカルスキャンによって走査する。
架台制御装置36は、この本スキャンによるスキャン時には、X線曝射位置が次のスキャン位置に移るときに、スキャン計画データを参照して、データ収集装置34に対して、次のスキャン位置に対応するX線透過信号を増幅するためのゲイン切替信号が出力される。データ収集装置34は、ゲイン切替信号を受けると、次に入力されてきたX線透過信号に対してゲインを切り替えて増幅処理を行う。
そして、前処理部42では、入力されたX線透過信号が属するスキャン位置に対応した補正データで各ゲインの増幅精度の違い等により生じた感度特性の補正を行い、その後、投影データ記憶部44、再構成処理部46、画像記憶部48、画像処理部50を順番に経て被検体P内の再構成された画像が表示装置52に表示される。
図2は、このようなX線CT装置10におけるコンソール側制御部54と架台制御装置36とデータ収集装置34のゲイン切り替えに係るさらに詳細な構成を示すブロック図である。
データ収集装置34は、各X線検出素子の出力毎に、積分器58と増幅器60とAD変換器62とをその順番に電気的に接続して有する。増幅器60には、並列に並ぶ複数の抵抗R1,R2,R3・・・とこれら抵抗R1,R2,R3・・・に接続された切替回路64が接続されている。この抵抗R1,R2,R3・・・は、ゲインを決定する抵抗である。
積分器58は、X線透過信号を周期的に蓄積して電圧信号に変換し、増幅器60へ出力する。増幅器60は、複数の抵抗R1,R2,R3・・・と並列に並び、抵抗がいずれかに切り替えられる。切替回路64は、抵抗R1,R2,R3・・・のいずれかを選択するスイッチを含み、架台制御装置36からの支持で抵抗を切り替える。AD変換器62は、増幅器60から出力されたアナログ信号をディジタル信号に変換する。
このデータ収集装置34では、増幅器60は、切替回路64で切り替えられた抵抗の抵抗値に対応するゲイン値でX線透過信号を増幅する。
コンソール側制御部54と架台制御装置36と切替回路64は、増幅器60のゲインを制御するゲイン制御手段である。
架台制御装置36は、切替制御部66とスキャン計画データ記憶部68を有する。
切替制御部66は、X線を曝射している位置に対応するスキャン位置を特定し、特定したスキャン位置に対応するゲイン値を実現する抵抗に切り替えるゲイン切替信号をデータ収集装置34の切替回路64に出力する。特定したスキャン位置に対するゲイン値については、スキャン計画データ記憶部68に記憶されているスキャン計画データを参照する。
スキャン計画データは、コンソール側制御部54で生成されてスキャン計画データ記憶部68に記憶される。このスキャン計画データには、スキャン位置とゲイン値とが対応づけられている。スキャン位置の体径方向の体幅に応じて、各スキャン位置に対するゲイン値が決定される。
コンソール側制御部54は、体幅計測部70と撮影領域決定部72と撮影領域テーブル記憶部とゲイン決定部74とゲインテーブル記憶部76とスキャン計画データ送信部78とを有する。尚、説明の都合上、撮影領域決定部72と撮影領域テーブル記憶部とゲイン決定部74とゲインテーブル記憶部76とスキャン計画データ送信部78とに分けて説明するが、ゲイン決定部74に、撮影領域決定部72と撮影領域テーブル記憶部とゲインテーブル記憶部76とスキャン計画データ送信部78とを含むように構成してもよい。
このコンソール側制御部54では、各スキャン位置の体径方向の体幅を計測し、その体幅から各スキャン位置の撮影領域の大きさを決定し、撮影領域の大きさから各スキャン位置のゲイン値を決定している。即ち、各スキャン位置の体径方向の体幅を基に、撮影領域の大きさを介して、ゲイン値を決定している。
体幅計測部70は、本スキャン前の撮影により得られたスキャノグラムをスキャン位置毎に解析して、各スキャン位置の体径方向の体幅を計測する。スキャノグラムは、画像記憶部48から読み出される。各スキャン位置の区分けは、マンマシンインターフェースを用いて入力されたスライス厚に応じてなされる。
撮影領域決定部72は、体径方向の体幅に対応する撮影領域の大きさをスキャン位置毎に決定する。撮影領域については、例えばS(Small)、M(Middle)、L(Large)というふうに複数の大きさが予め決められている。撮影領域決定部72は、撮影領域テーブル記憶部に記憶されている撮影領域テーブルを参照して、体幅計測部70により計測された体径方向の体幅からスキャン位置毎の撮影領域の大きさを決定する。
ゲイン決定部74は、撮影領域の大きさに対応するゲイン値をスキャン位置毎に決定する。ゲイン値は、データ収集装置34が備える抵抗R1,R2,R3・・・に応じて1倍、8倍、16倍等のように予め複数の大きさが決められている。ゲイン決定部74は、ゲインテーブル記憶部76に記憶されているゲインテーブルを参照して、撮影領域決定部72により決定された撮影領域の大きさからスキャン位置毎のゲイン値を決定する。
スキャン計画データ送信部78は、決定された管電流や管電圧等とゲイン値のスキャン位置毎の対応付けをスキャン計画データに纏めて架台制御装置36に出力する。即ち、ゲイン決定部74が決定したゲイン値とこのゲイン値が選択されたスキャン位置を示す情報との関連づけをスキャン計画データに含める。
図3は、このようなコンソール側制御部54のスキャン計画データを作成する処理を示すフローチャートである。
まず、プレスキャンによってスキャノグラムが生成されると、体幅計測部70は、画像記憶部48からスキャノグラムを読み出す(S01)。スキャノグラムを読み出すと、スキャノグラムを各スキャン位置で区切り(S02)、各スキャン位置の体径方向の体幅を計測する(S03)。
図4は、プレスキャンによって生成されたスキャノグラムを用いて各スキャン位置の体径方向の体幅を計測する処理を説明するための模式図である。
体幅計測部70は、マンマシンインターフェースを用いて入力されたスライス厚の間隔でスキャノグラムを体軸方向に区切り、各領域に頭部方向から順にスキャン位置を識別するスキャン位置情報PIを付すことで、各領域をスキャン位置に設定する。そして、各スキャン位置を体径方向に走査する。
体幅計測部70は、予め閾値を記憶している。閾値は、被検体Pの画像を表す画素が有する画素値とバックグランドの画像が表す画素が有する画素値の境界値である。体幅計測部70は、各スキャン位置を構成する画素の画素値と閾値とを順次比較し、閾値を上回る画素値を有する画素の数をスキャン位置毎にカウントする。このカウント値Cvが体径方向の体幅となる。
体幅計測部70は、体径方向の体幅をそれぞれ計測すると、計測した体幅と、その体幅を有するスキャン位置を識別するスキャン位置情報PIとを関連づけておく。
各スキャン位置の体径方向の体幅が計測されると、撮影領域決定部72は、撮影領域テーブル記憶部に記憶されている撮影領域テーブルを読み出し(S04)、読み出した撮影領域テーブルを参照して、計測した体幅に対応する撮影領域の大きさを表す情報を各スキャン位置に関連づける(S05)。
図5は、撮影領域テーブル記憶部に記憶されている撮影領域テーブルを示すデータ構成図である。
撮影領域テーブルには、体径方向の体幅の区分毎に撮影領域の大きさを示す情報が関連づけられている。体径方向の体幅は、カウント値Cv、又はカウント値をミリメートル等の実寸値に変換した距離を表す物理量である。撮影領域の大きさを示す情報は、例えば、S(Small)、M(Middle)、又はL(Large)である。体径方向の体幅が大きければ大きいほど、大きい撮影領域を示す情報が関連づけられている。
撮影領域決定部72は、スキャン位置情報PI毎に、その情報に関連づけられている体径方向の体幅を読み出す。そして、撮影領域テーブルを参照して、読み出した体径方向の体幅が属する区分に対応する撮影領域の大きさを示す情報を、読み出した体径方向の体幅に関連づけられているスキャン位置を識別するスキャン位置情報PIにさらに関連づける。
これにより、図6に示すように、被検体Pの頭部に相当する領域に含まれる各スキャン位置には、例えば、S(Small)で示される撮影領域の大きさを示す情報が関連づけられ、被検体Pの胴体に相当する領域に含まれる各スキャン位置には、例えば、L(Large)で示される撮影領域の大きさを示す情報が関連づけられる。
各スキャン位置に撮影領域の大きさを示す情報が関連づけられると、ゲイン決定部74は、ゲインテーブル記憶部76に記憶されているゲインテーブルを読み出し(S06)、読み出したゲインテーブルを参照して、撮影領域の大きさを表す情報に対応するゲイン値を各スキャン位置に関連づける(S07)。
図7は、ゲインテーブル記憶部76に記憶されているゲインテーブルを示すデータ構成図である。
ゲインテーブルには、撮影領域の大きさを示す各情報にゲイン値が関連づけられている。ゲイン値は、例えば、1倍、8倍、又は16倍等の増幅倍率を表す情報である。このゲイン値は、各抵抗R1,R2,R3が選択された場合の増幅器60が有するゲインと一致する。このゲインテーブルには、撮影領域の大きさが大きいほど、大きい倍率のゲイン値が関連づけられている。
ゲイン決定部74は、スキャン位置情報PI毎に、その情報に関連づけられている撮影領域の大きさを表す情報を読み出す。そして、ゲインテーブルを参照して、読み出した撮影領域の大きさを表す情報に対応するゲイン値を、読み出した撮影領域の大きさを表す情報に関連づけられているスキャン位置情報PIにさらに関連づける。
これにより、図8に示すように、被検体Pの頭部に相当する領域に含まれる各スキャン位置には、例えば、1倍で示されるゲイン値が関連づけられ、被検体Pの胴体に相当する領域に含まれる各スキャン位置には、例えば、16倍で示されるゲイン値が関連づけられる。
各スキャン位置にゲイン値が関連づけられると、スキャン計画データ送信部78は、スキャン位置とゲイン値の各関連づけを含めたスキャン計画データを生成する(S08)。スキャン計画データを生成すると、スキャン計画データ送信部78は、このスキャン計画データを架台制御装置36に出力して(S09)、この処理を終了する。
次に、スキャン位置とゲイン値の各関連づけが含まれたスキャン計画データに従ってゲインを切り替える処理を図9に基づき説明する。図9は、ゲインを切り替える処理を示すフローチャートである。
まず、寝台駆動部40からは、天板38の移動量を表す寝台情報が間欠的に切替制御部66に入力される。切替制御部66は、寝台情報を受信すると(S11,Yes)、寝台情報が表す天板38の移動量からX線の曝射位置が次のスキャン位置に移ったか判断する(S12)。
X線の曝射位置が次のスキャン位置に移った場合(S12,Yes)、スキャン計画データ記憶部68からスキャン計画データを参照する。
図10は、スキャン計画データのデータ構成を示すデータ構成図である。スキャン計画データには、スキャン位置情報PIが並び、これら情報にそれぞれに対応するゲイン値が関連づけられている。
切替制御部66は、スキャン計画データを参照して、次のスキャン位置、即ちX線の曝射を開始した位置を含んでいるスキャン位置を識別するスキャン位置情報PIに対応付けられたゲイン値を読み出す(S13)。そして、切替制御部66は、読み出したゲイン値とその前のルーチンで読み出していたゲイン値とを比較する(S14)。尚、X線曝射を開始した時点においては、その前のルーチンは存在しないために、この比較は行わない。
読み出したゲイン値とその前のルーチンで読み出していたゲイン値とが異なっていると(S14,Yes)、読み出したゲイン値で表されるゲインに対応している抵抗に切り替えるゲイン切替信号を切替回路64に出力する(S15)。このゲイン切替信号は、X線の曝射を開始した位置を含む新たなスキャン位置に対応した新たなゲインに切り替える制御信号となる。
切替回路64は、ゲイン切替信号を受信すると(S16)、このゲイン切替信号に応じた抵抗に回路の接続を切り替える(S17)。この回路の切り替えによって、X線の曝射を開始した位置を含む新たなスキャン位置に対応するゲインが増幅器60に設定される。
増幅器60は、X線透過信号が入力されると(S18)、このX線透過信号を、次のスキャン位置、即ちX線の曝射を開始した位置を含む新たなスキャン位置に対応するゲインで増幅する(S19)。
また、切替制御部66は、X線の曝射位置が次のスキャン位置に移った場合(S12,Yes)、S13〜S15の処理を終了した後に、スキャン計画データを参照して、新たに移ったスキャン位置がスキャンする最終領域か否かを判断する(S20)。新たに移ったスキャン位置が最終領域でなければ(S20,No)、S11〜S20のルーチンを繰り返す。一方、新たに移ったスキャン位置が最終領域であれば(S20,Yes)、ゲイン切替処理を終了する。
図11は、このX線CT装置10によるゲインと撮影領域の大きさとスキャン位置との関係を示したグラフである。横軸は、スキャン位置情報で識別されるX線透過信号と撮影部位を示し、縦軸は、ゲインと撮影領域の大きさを示す。
このX線CT装置10によると、X線の曝射を開始したスキャン位置の体径方向の体幅、換言するとそのスキャン位置の撮影領域の大きさに対応したゲインに切り替えられながら、X線曝射位置が新たなスキャン位置に遷移していく。
即ち、スキャン位置の体幅に合致した最適なゲインにスキャン位置単位で切り替えながら被検体Pをスキャンしていく。従って、例えば、ホールボディスキャン等の複数種類の体径体幅を含む領域を一度にスキャンする場合、X線を曝射しているスキャン位置の体幅に合致した最適なゲインで、そのスキャン位置のX線透過量を反映するX線透過信号を増幅することができる。
よって、複数種類の体径体幅を含む領域を一度にスキャンしても投影データの一部がオーバーフローしてしまったり、画像のS/N比の低下を招いてしまったりすることが防がれ、連続性や造影効果の高い良好な画像を生成することができる。また、オーバーフローや画像のS/N比の低下を防止するために、体径体幅別に、換言すると撮影領域の大きさ別に複数回に分けてスキャンする必要が無くなり、被爆の低減を図ることができる。
次に、このX線CT装置10によって生じた一度のスキャン中に入力されるゲインの異なるX線透過信号を感度補正する前処理について説明する。
図12は、前処理部42とコンソール側制御部54の感度補正に係る詳細構成を示す図である。図13は、補正データの記憶態様を示すデータ構造図である。
図12に示すように、前処理部42は、補正データを記憶する内部ROMで構成される補正データ記憶部80を有している。補正データ記憶部80は、図13に示すように、撮影領域の大きさ毎又はゲイン毎に補正データを記憶している。本実施形態に係るX線CT装置10では、撮影領域の大きさとゲインが一対一で対応しているため、撮影領域の大きさ又はゲインの何れかに対応させて補正データを記憶していればよい。
また、コンソール側制御部54は、前処理制御部82と内部RAMで構成される撮影領域テーブル記憶部84を有している。この撮影領域テーブル記憶部84は、撮影領域決定部72が生成した各スキャン位置と各スキャン位置での撮影領域の大きさの対応付けを記憶する。
コンソール側制御部54には、架台制御装置36から、寝台14の移動量を示す寝台情報に基づいてX線の曝射が開始されたスキャン位置を示す情報が入力される。コンソール側制御部54は、撮影領域テーブル記憶部84に記憶されている対応付けを参照して、このスキャン位置を示す情報に対応する撮影領域の大きさを示す情報を前処理部42に出力する。
この前処理部42は、撮影領域の大きさを示す情報が入力されると、補正データ記憶部80から、この入力された撮影領域の大木を示す情報に対応付けられている補正データを読み出す。そして、入力されたX線透過信号に対して、読み出した補正データを用いて増幅精度の違い等により生じた感度特性の補正を行う。即ち、前処理部42は、スキャン位置に対応した補正データを用いて感度特性の補正を行う。
図14は、このゲインの異なるX線透過信号を感度補正する前処理を示すフローチャートである。
まず、前処理制御部82は、スキャン位置を示す情報が入力されると(S31)、撮影領域テーブル記憶部84からスキャン位置に対応する撮影領域の大きさを示す情報を読み出し(S32)、前処理部42に入力する(S33)。
前処理部42は、X線透過信号が入力されると、前処理制御部82から入力された撮影領域の大きさを示す情報に対応する補正データを補正データ記憶部80から読み出し(S34)、この読み出した補正データを用いてX線透過信号に感度補正を施す(S35)。
これにより、ゲインが異なるX線透過信号が入力されてもそれぞれのX線透過信号に最適な感度補正を施すことができる。
尚、本実施形態では、スキャン位置に対応させてゲインを切り替えるようにしたが、天板38の移動量や寝台位置やスキャンを開始してからの経過時間等のスキャン位置と対応関係にある情報に応じて、ゲインを切り替えるようにしてもよい。この場合、スキャン計画データには、天板38の移動量、寝台位置、又は経過時間に対応させてゲイン値を記述する。寝台位置は、体径方向の体幅を計測した画像上の座標位置を寝台14の位置に変換して算出される。天板38の移動量や経過時間は、体径方向の体幅を計測した画像上の座標位置と天板38の移動速度から算出する。
また、体幅の計測は、スキャノグラムを基にしたが、その他、実際に被検体Pをメジャーや投光器で計測してその結果を入力するようにしてもよい。
本実施形態に係るX線CT装置の構成を示す構成図である。 ゲイン切り替えに係るさらに詳細な構成を示すブロック図である。 スキャン計画データを作成する処理を示すフローチャートである。 スキャノグラムを用いて各スキャン位置の体径方向の体幅を計測する処理を説明するための模式図である。 撮影領域テーブルを示すデータ構成図である。 各スキャン位置に撮影領域の大きさを関連づける処理を説明するための模式図である。 ゲインテーブルを示すデータ構成図である。 各スキャン位置にゲイン値を関連づける処理を説明するための模式図である。 ゲインを切り替える処理を示すフローチャートである。 スキャン計画データのデータ構成を示す図である。 ゲインと撮影領域の大きさとスキャン位置との関係を示したグラフである。 前処理部とコンソール側制御部の感度補正に係る詳細構成を示す図である。 補正データの記憶態様を示すデータ構造図である。 ゲインの異なるX線透過信号を感度補正する前処理を示すフローチャートである。
符号の説明
10 X線CT装置
12 架台
14 寝台
16 処理ユニット
18 開口
20 ガントリ
22 回転駆動装置
24 X線管
26 X線検出器
28 コリメータ
30 高電圧発生装置
32 絞り駆動装置
34 データ収集装置
36 架台制御装置
38 天板
40 寝台駆動部
42 前処理部
44 投影データ記憶部
46 再構成処理部
48 画像記憶部
50 画像処理部
52 表示装置
54 コンソール側制御部
56 前処理装置
58 積分器
60 増幅器
62 AD変換器
64 切替回路
66 切替制御部
68 スキャン計画データ記憶部
70 体幅計測部
72 撮影領域決定部
74 ゲイン決定部
76 ゲインテーブル記憶部
78 スキャン計画データ送信部
80 補正データ記憶部
82 前処理制御部
84 撮影領域テーブル記憶部
P 被検体
PI スキャン位置情報
Cv カウント値

Claims (5)

  1. 被検体の体軸方向に並ぶ各スキャン位置にX線を曝射するとともに、前記各スキャン位置を透過したX線を検出して、前記各スキャン位置のX線透過量を反映する各信号を出力するスキャン手段と、
    複数種類のゲインを有し、前記スキャン手段から出力された各信号をそれぞれ複数種類のゲインの何れかで増幅する増幅器と、
    前記各スキャン位置の体径方向の体幅を、前記スキャン手段によるスキャンの前に予め計測しておく計測手段と、
    前記体幅と前記増幅器のゲインとの対応付けを予め記憶しておく記憶手段と、
    前記増幅器の前記ゲインを、前記予め計測された体幅に応じて、前記各スキャン位置における信号毎にゲインを切り替えるゲイン制御手段と、
    を備えること、
    を特徴とするX線CT装置。
  2. 前記記憶手段は、
    前記体幅と撮影領域の大きさとの対応付けを予め記憶する第1の記憶手段と、
    前記撮影領域の大きさと前記ゲイン値との対応付けを予め記憶する第2の記憶手段と、
    を含み、
    前記撮影領域の大きさを介した前記体幅と前記ゲイン値との対応付けを記憶していること、
    を特徴とする請求項1記載のX線CT装置。
  3. 前記計測手段は、
    予め撮影しておいた被検体の平面透過像に基づいて前記各スキャン位置の体径方向の体幅を計測すること、
    を特徴とする請求項1記載のX線CT装置。
  4. 前記スキャン位置に応じて異なるゲインで増幅された信号に対して、切り替えられたゲインを基にした補正を行う前処理手段をさらに備えること、
    を特徴とする請求項1記載のX線CT装置。
  5. 被検体の体軸方向に並ぶ各スキャン位置にX線を曝射するとともに、前記各スキャン位置を透過したX線を検出して、前記各スキャン位置のX線透過量を反映する各信号を出力するスキャン手段と、
    複数種類のゲインを有し、前記X線検出器から出力された各信号をそれぞれ何れかのゲインで増幅する増幅器と、
    予め撮影しておいた前記被検体の平面透過像に基づいて、前記各スキャン位置の体径方向の体幅を、前記スキャン手段によるスキャンの前に予め計測しておく計測手段と、
    前記体幅と前記増幅器のゲインとを対応付けたゲインテーブルを予め記憶する記憶手段と、
    前記各スキャン位置の体幅に対応するゲインを前記ゲインテーブルより検索して、前記各スキャン位置とそのスキャン位置における信号のゲイン値との対応付けを、前記スキャン手段によるスキャンの前に予め生成するゲイン決定手段と、
    前記ゲイン決定手段で生成された対応付けに従って、前記増幅器の前記ゲインを、前記各スキャン位置における信号毎に切り替えるゲイン制御手段と、
    前記スキャン位置に応じて異なるゲインで増幅された前記信号に対して、切り替えられたゲインを基にした補正を行う前処理手段と、
    を備えること、
    を特徴とするX線CT装置。
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