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JP2009127208A - 出入口装置 - Google Patents

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JP2009127208A JP2007300586A JP2007300586A JP2009127208A JP 2009127208 A JP2009127208 A JP 2009127208A JP 2007300586 A JP2007300586 A JP 2007300586A JP 2007300586 A JP2007300586 A JP 2007300586A JP 2009127208 A JP2009127208 A JP 2009127208A
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Hideki Noda
英樹 野田
Jun Gotoda
純 後藤田
Masao Murakami
正雄 村上
Yoshihiro Tada
佳弘 多田
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Nabtesco Corp
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Nabtesco Corp
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Abstract

【課題】人が出入りする面のほぼ全体を通行などに利用することができ、その結果、建物の出入口部の開口幅を小さく抑えることができるようなコンパクトな出入口装置を提供すること。
【解決手段】建物の出入口部に配設される出入口装置100である。出入口装置100は、中央通路2と、中央通路2の両側に隣接して配置された2つの外側通路(1、3)と、中央通路2の端部の開口に配設された中央ドア用平面パネル5と、外側通路(1、3)の端部の開口を開閉するために配設された外側ドア用平面パネル4と、外側ドア用平面パネル4を動作させるための制御部(12、13)とを備え、外側ドア用平面パネル4が外側通路(1、3)の端部の開口に位置した状態において、外側ドア用平面パネル4と中央ドア用平面パネル5とが通行方向Xに相互にずれて位置するように形成されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、建物の出入口部に配設される人が出入りするための出入口装置に関し、特に出入口装置が備えるパネルが自動的に移動するものに関する。
従来、建物の出入口部に自動ドアを設置する場合には、ドアの開動作に伴って建物の内部と外部との間で生じ易い空気の流れを抑えるために、建物の出入口部に風除室を設けてそこにドアを設置することが多い。ドアを設置した風除室を出入口装置とも言い、建物の出入口装置としては、柱を中心として複数のドアが円状に回転する方式の回転ドア装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載された回転ドア装置は、柱を中心としてその周囲に枠体としての円弧状のフレームが一対、対向して設置され、4枚の扉体が90°毎に放射状に配置されたものである。
また、外形が矩形の出入口装置も知られている(例えば、特許文献2参照)。特許文献2に記載された風除室(出入口装置)は、天面と周囲の壁面とがガラス板材からなる風除室であって、その正面に2枚の引き戸が取り付けられている。そして、特許文献1、2に記載された出入口装置には、いずれも建物内に風が吹き込むことを防止できる風除効果がある。
特開2003−120138号公報 実開平6−85864号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたような回転ドア装置では、扉体が柱を中心として回転移動するため、柱近傍(中心側)とフレーム近傍(外周側)とにおける扉体の移動量が異なる。そのため、年少者や老人が扉体の回転に合わせて回転ドア装置内を通行することは比較的難しい。一方、特許文献2に記載されたような風除室(出入口装置)では、通行者が風除室内を直線的に通行することが可能なため、通行自体に関しては特に問題となるような点はない。しかしながら、特許文献2に記載された風除室(出入口装置)では、その正面に取り付けられた2枚の引き戸の両側は、引き戸を収納する戸袋となっており、その戸袋面から通行者が出入することはできない。そのため、出入口装置正面の戸袋面を、通行などには全く利用できず、例えばこの戸袋面を考慮してこの風除室(出入口装置)を直列に複数配置しようとした場合、建物の出入口部の開口幅を、戸袋の分だけ広くしてやらなければならないという問題があった。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、人が出入りする面のほぼ全体を通行などに利用することができ、その結果、建物の出入口部の開口幅を小さく抑えることができるようなコンパクトな出入口装置を提供することである。
課題を解決するための手段及び効果
本発明に係る出入口装置は、建物の出入口部に配設される出入口装置に関する。そして、本発明に係る出入口装置は、上記目的を達成するために以下のようないくつかの特徴を有している。すなわち、本発明の出入口装置は、以下の特徴を単独で、若しくは、適宜組み合わせて備えている。
上記目的を達成するための本発明に係る出入口装置における第1の特徴は、中央通路と、前記中央通路の通行方向に沿って当該中央通路の両側に隣接して配置された2つの外側通路と、前記中央通路の端部の開口に配設された中央ドア用平面パネルと、前記外側通路の端部の開口を開閉するために配設された外側ドア用平面パネルと、前記中央ドア用平面パネルおよび前記外側ドア用平面パネルのうちの少なくともいずれかを動作させるための制御部と、を備え、前記外側ドア用平面パネルが前記外側通路の端部の開口に位置した状態において、当該外側ドア用平面パネルと前記中央ドア用平面パネルとが前記通行方向に相互にずれて位置するように形成されてなることである。
この構成によると、外側ドア用平面パネルが外側通路の端部の開口に位置した状態において、外側ドア用平面パネルと中央ドア用平面パネルとが通行方向に相互にずれて位置するように出入口装置が形成されているため、制御部からの信号で、相互のパネルが重ね合わせられるように、中央ドア用平面パネルおよび外側ドア用平面パネルのうちの少なくともいずれかを動作させると、中央通路の端部または外側通路の端部において、中央ドア用平面パネルと外側ドア用平面パネルとが重ね合わせられる。すなわち、中央通路端部の開口および外側通路端部の開口のうちの少なくともいずれか一方を戸袋兼用とすることができ、出入口装置における人が出入する面のほぼ全体をデッドスペースなしに有効利用することが可能となる。その結果、建物の出入口部の開口幅を小さく抑えることができるようなコンパクトな出入口装置とすることができるのである。
また、本発明に係る出入口装置における第2の特徴は、前記制御部は、前記外側ドア用平面パネルを動作させるための制御部であって、前記制御部からの信号により、前記外側ドア用平面パネルが、前記外側通路内を前記通行方向に沿って且つ一方の当該外側通路の端部から他方の当該外側通路の端部へ向けて、当該外側ドア用平面パネルの法線方向と前記通行方向とが平行となる状態を維持しつつスクエア状に循環移動することである。
この構成によると、外側ドア用平面パネルは、制御部からの信号により、一方の外側通路の端部から中央通路の端部を経由して他方の外側通路の端部へ向かって、スライド移動していく。すなわち、外側ドア用平面パネルが、通行者にとって馴染みのあるスライド式自動ドアと同様の動きをするので、通行者は、違和感なく出入口装置への出入を行うことができる。また、この外側ドア用平面パネルを循環移動させることで、一方の外側通路を入口通路に、他方の外側通路を出口通路に分けて利用できるので、通行者の対面通行を回避でき、通行者数を大幅に増加させ得、建物の出入口部の開口幅を小さく抑えることができるようなコンパクトな出入口装置とすることができる。
また、本発明に係る出入口装置における第3の特徴は、前記制御部は、前記外側ドア用平面パネルを動作させるための制御部であって、前記制御部からの信号により、前記外側ドア用平面パネルが、前記外側通路の端部と、当該端部に隣接する前記中央通路の端部との間を往復スライド移動することである。この構成によると、外側ドア用平面パネルは、通行者にとって馴染みのあるスライド式自動ドアと同様の動きをするので、通行者は、違和感なく出入口装置への出入を行うことができる。
また、本発明に係る出入口装置における第4の特徴は、前記中央通路の端部の開口幅が、当該端部に隣接する前記外側通路の端部の開口幅の2倍以上の長さを有することである。
この構成によると、中央通路の端部を外側ドア用平面パネルの戸袋として利用したときに、少なくとも2枚の外側ドア用平面パネルをこの戸袋に格納することができる。したがって、中央通路の両側に配置された外側通路を同時に開状態とすることができ、人の通行量が多い場合であっても、スムーズな通行が可能となる。
また、本発明に係る出入口装置における第5の特徴は、前記中央ドア用平面パネルおよび前記外側ドア用平面パネルのうちの一方が開き戸であって、他方が引き戸であることである。この構成によると、開き戸側の通路の端部を戸袋兼用の通路として有効利用することができる。
また、本発明に係る出入口装置における第6の特徴は、前記制御部からの信号により、前記中央通路が閉状態で且つ前記2つの外側通路が開状態となる第1状態、または前記中央通路が開状態で且つ前記2つの外側通路が閉状態となる第2状態となるように、前記外側ドア用平面パネルが移動することである。
この構成によると、火災や地震などの非常時、制御部からの信号により、中央通路または外側通路を迅速に開状態とすることができ、建物内の人を迅速に建物外へ避難させることができる。その結果、出入口装置における人が出入する面のほぼ全体を、より有効利用することが可能となる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照しつつ説明する。
(第1実施形態)
図1、および2は、本発明に係る出入口装置の第1実施形態を示す概略の斜視図であり、図1は、外側ドア用平面パネル4が外側通路(1、3)を閉じた状態を示し、図2は、外側ドア用平面パネル4が移動中の状態を示す。
まず、図1、および2に基づき、本発明に係る出入口装置についてその概要を説明する。図1、2に示すように、出入口装置100は、建物の出入口部に配設され、人が出入りするために用いられるものであって、中央通路2と、中央通路2の通行方向X(図3に示す)に沿って中央通路の両側に隣接して配置された2つの外側通路(1、3)とを備えている。そして、中央通路2には、その通行方向Xにおける両端部(出入口部)の開口にそれぞれ2枚ずつ計4枚の中央ドア用平面パネル5が配設されている。4枚の中央ドア用平面パネル5は、いずれも片開きのスイング式手動ドア(手動の開き戸)であり、一対の中央ドア用平面パネル(5aと5b、または、5cと5d)で両開きのスイング式手動ドアを形成している。
また、2つの外側通路(1、3)には、その通行方向Xにおける両端部(出入口部)の開口を開閉するための外側ドア用平面パネル4が、それぞれ2枚ずつ計4枚配設されている。尚、外側通路(1、3)の通行方向と、中央通路2の通行方向とは等しいので、いずれも通行方向Xと記載している。4枚の外側ドア用平面パネル4は、詳しくは後述するが、いずれも平面パネルの法線方向と通行方向Xとが平行となる状態を維持したまま、制御部からの信号により、中央通路2の周囲を自動でスクエア状に循環移動するものであり、一方の外側通路の端部(出入口部)から他方の外側通路の端部(出入口部)へ向けてはスライド移動する。すなわち、外側ドア用平面パネル4の動作による外側通路(1、3)の端部(出入口部)の開閉は、通行者にとって馴染みのあるスライド式自動ドア(自動の引き戸)と同様の動きによるものであり、通行者は、違和感なく外側通路(1、3)への出入を行うことができる。
また、中央通路2および外側通路(1、3)の上部には、4枚の外側ドア用平面パネル4を制御部からの信号により移動させるための駆動機構(駆動部、スライド機構)を格納した箱体6が取り付けられている。また、中央ドア用平面パネル5および外側ドア用平面パネル4は、ガラス板と金属製の枠材とからなるものであり、中央通路2と外側通路(1、3)との仕切壁および外側通路(1、3)の外壁も、ガラス板と金属製の枠材や柱材からなるものである。
次に、図3は、図1に示す出入口装置の平断面図である。図3における白抜きの矢印は、外側ドア用平面パネル4の循環移動する方向を示し、塗りつぶしの矢印は、通行者の通行する方向を示す。図3に示すように、中央通路2と外側通路(1、3)との間は、仕切壁8で区切られ、外側通路(1、3)は、外壁7で外部と区切られている。そして、仕切壁8の中央付近には、手動の開き戸6が仕切壁8に固設されている。この開き戸6は、中央通路2の両側に設けられており(開き戸6a、6b)、外側通路(1、3)と中央通路2とを連通させるものである。開き戸6を中央通路2の両側に設けることにより、例えば駆動機構の故障や停電などによって、4枚の外側ドア用平面パネル4が作動不能となり、外側通路(1、3)内に通行者が閉じ込められたとき、開き戸6a、6bを開くことによって中央通路2を脱出用通路として使用することができる。また、図3に示したように、中央ドア用平面パネル5および開き戸6のスイング移動させ得る可動範囲は、いずれも180°である。
また、図3は、外側ドア用平面パネル4が外側通路(1、3)の端部の開口に位置した状態、すなわち外側ドア用平面パネル4が外側通路(1、3)の端部の開口を閉じた状態を示しているが、この状態において、出入口装置100は、外側ドア用平面パネル4と中央ドア用平面パネル5とが通行方向Xに中心間距離Lだけ相互にずれて位置するように形成されている。さらに詳しくは、外側ドア用平面パネル4は、通行方向Xにおいて、中央ドア用平面パネル5よりも中心間距離Lだけ少し外側に位置するように形成されている。尚、外側ドア用平面パネル4と中央ドア用平面パネル5との中心間距離Lは、外側ドア用平面パネル4が、中央ドア用平面パネル5側にスライド移動してきたときに、衝突しない(干渉しない)だけの距離を有している。
次に、外側ドア用平面パネル4の動作について説明する。図4は、図1に示す出入口装置100の制御ブロック図である。図5は、図4に示す制御部(12、13)による外側ドア用平面パネル4の駆動形態を説明するための模式平面図である。図6は、図1に示す出入口装置100の模式平断面図である。また、図7は、図1に示す出入口装置100の制御フロー図である。
まず、図4乃至図6に基づき、外側ドア用平面パネル4の駆動方法についてその概要を説明する。図4、5に示すように、出入口装置100は、その制御システムとして、中央制御部11と、中央制御部11からの指令(信号)に基づき外側ドア用平面パネル4を動作させるための制御部(12、13)とを備えている。制御部12は、スライド機構14およびエンコーダ回路15に信号を送るものであり、制御部13は、駆動部16に信号を送るものである。スライド機構14およびエンコーダ回路15は8つあり、それに対応して制御部12も8つある。個々の制御部12でスライド機構14のモータを駆動し、同時にエンコーダ回路15からの信号を中央制御部11に送る。また、駆動部16は4つあり、それに対応して制御部13も4つある。個々の制御部13で駆動部16を駆動し、同時に駆動部16の状態を中央制御部11に送る。
また、駆動部16およびスライド機構14は、図1、2に示した出入口装置100の天井部の箱体6内に格納されている。そして、図5に示すように出入口装置100の平面視において、駆動部16は出入口装置100の4隅付近に設けられ、スライド機構14は出入口装置100の4辺のそれぞれに2つずつ設けられている。出入口装置100の4辺のそれぞれに2つずつスライド機構14が設けられているため、各辺において、制御部12により、異なる2枚の外側ドア用平面パネル4をそれぞれ独立して制御する(移動させる)ことが可能となっている。
また、図5、6に示すように、外側ドア用平面パネル4は、制御部(12、13)によりスライド機構14および駆動部16を介して制御されて、当該平面パネル4の法線方向と通行方向Xとが平行となる状態を保ったまま、外側通路(1、3)内を通行方向Xに沿って移動し、且つ一方の外側通路(1、3)の端部から他方の外側通路(1、3)の端部へ向けても、当該平面パネル4の法線方向と通行方向Xとが平行となる状態を保ったままスライド移動する。すなわち、外側ドア用平面パネル4は、制御部(12、13)によりスライド機構14および駆動部16を介して制御されて、当該平面パネル4の法線方向と通行方向Xとが平行となる状態を維持しつつ中央通路2の周囲を自動でスクエア状に循環移動する。図6に示した白抜きの矢印は、外側ドア用平面パネル4の循環移動する方向を示している。尚、スライド機構14および駆動部16からなる駆動機構としては、例えば特願2007−026018に記載された機構が用いられる。
図6に示したように、外側ドア用平面パネル4が外側通路(1、3)の端部の開口に位置した状態において、外側ドア用平面パネル4と中央ドア用平面パネル5とが通行方向Xに中心間距離Lだけ相互にずれて位置するように出入口装置100が形成されているため、制御部(12、13)からの信号で、外側ドア用平面パネル4(4b、4c)(または、4a、4d)を中央通路2側へスライド移動させると、中央通路2の端部において、中央ドア用平面パネル5と外側ドア用平面パネル4(4b、4c)(または、4a、4d)とが重ね合わせられる。すなわち、中央通路2の端部の開口を戸袋兼用とすることができ、出入口装置100における人が出入する面のほぼ全体をデッドスペースなしに有効利用することが可能となる。その結果、建物の出入口部の開口幅を小さく抑えることができるようなコンパクトな出入口装置100とすることができる。
また、外側ドア用平面パネル4を、図6に示したように反時計回りに循環移動させることで、一方の外側通路1を入口通路として、他方の外側通路3を出口通路として分けて利用できるので、通行者の対面通行を回避でき、通行者数を大幅に増加させ得る。したがって、以降の説明においては、適宜、外側通路1を入口通路1と記載し、外側通路3を出口通路3と記載する。尚、外側ドア用平面パネル4を時計回りに循環移動させた場合には、外側通路3が入口通路となり、外側通路1が出口通路となる。
図4に戻り、出入口装置100には安全確保のための非接触型センサ17や接触型センサ18が設けられ、これらセンサからの信号は中央制御部11に送られている。また、中央制御部11には建物内などに取り付けられた火災や地震などの検知器20からの信号が送られている。さらに、詳しくは後述するが、出入口装置100のモード選択スイッチ19からの信号も中央制御部11に送られている。中央制御部11およびモード選択スイッチ19は、出入口装置100の近傍、例えば建物の受付の机や建物出入口付近の壁面に取り付けられる。中央制御部11は、検知器20からの非常信号を受信すると、モード選択スイッチ19により予め設定されている仕様に従い、外側ドア用平面パネル4の動作を自動的に切り換える機能を備えている。
次に、図7は、図1に示す出入口装置100の制御フロー図である。図8は、外側通路モードの場合のパネル配置図である。また、図9は、中央通路モードの場合のパネル配置図である。図8、9中の塗りつぶしの矢印は、通行者の通行する方向を示している。
まず、モード選択スイッチ19により「非常時、外側通路モード」または「非常時、中央通路モード」を選択しておく(ステップ1、以下、「S1」という。他のステップも同様)。ここで、検知器20が作動していない場合は、通常モードとなり、制御部(12、13)からの信号により、外側ドア用平面パネル4は、手動によるモード変更(S4)がない限り循環制御される(S2)。このとき、外側ドア用平面パネル4は、図6に示したように、当該平面パネル4の法線方向と通行方向Xとが平行となる状態を維持しつつ中央通路2の周囲を自動でスクエア状に循環移動する。すなわち、外側ドア用平面パネル4は、外側通路(1、3)内では通行者の歩行方向に移動し、外側通路(1、3)の端部では、スライド式自動ドアと同様の動きでスライド移動する。通行者は、入口通路1から建物内に入り、出口通路3から建物外部へ出る。外側ドア用平面パネル4が循環移動しているときは、建物の内部と外部とが常に非連通状態となるように、少なくとも1枚の外側ドア用平面パネル4が外側通路(1、3)内に位置するように制御される。これにより、建物の内部と外部との間で生じ易い空気の流れを抑える風除効果を得ることができる。
次に、検知器20が作動し、検知器20からの非常信号を中央制御部11が受信すると(S3)、外側通路モードまたは、中央通路モードになる。ここで、外側通路モードに移行するか、中央通路モードに移行するかは、予めモード選択スイッチ19により「非常時、外側通路モード」を選択しているか、「非常時、中央通路モード」を選択しているかによって決まる。尚、検知器20が作動しなくても、外側通路モードまたは、中央通路モードに手動でモード変更することもできる(S4)。
まず、外側通路モードについて説明する。中央制御部11が検知器20からの非常信号を受ける、または手動により外側通路モードが選択されると、制御部(12、13)からの信号により、外側ドア用平面パネル4(4a、4b、4c、4d)は、外側通路(1、3)の端部の開口まで、まず移動する(初期位置に移動する、S5)。外側ドア用平面パネル4(4a、4b、4c、4d)が初期位置に移動した状態は、図6に示したとおりである。尚、図6に示されるような外側ドア用平面パネル4aが、入口通路1の入口に戻った状態だけが初期位置ではなく、一方向に循環移動する外側ドア用平面パネル4(4a、4b、4c、4d)が、モード変更後に最初に到達する外側通路(1、3)の端部の開口に位置したときが初期位置である。
次に、制御部(12、13)からの信号により、外側ドア用平面パネル4(4a、4b、4c、4d)は、いずれも中央通路2側にスライド移動し(S6)、図8に示すように、中央ドア用平面パネル5と重ね合わせられる。これにより、外側通路(1、3)はいずれも開状態(建物内外が連通した状態)となり、中央通路2は閉状態(建物内外が非連通の状態)となる。そして、制御部(12、13)は、モード変更(S8)がない限り、外側ドア用平面パネル4(4a、4b、4c、4d)がその位置を保持するよう、位置保持制御する(S7)。図8に示した、中央通路2が閉状態で且つ2つの外側通路(1、3)が開状態となる状態を第1状態と呼ぶ。
次に、中央通路モードについて説明する。中央制御部11が検知器20からの非常信号を受ける、または手動により中央通路モードが選択されると、制御部(12、13)からの信号により、外側ドア用平面パネル4(4a、4b、4c、4d)は、外側通路モードの場合と同様、外側通路(1、3)の端部の開口まで、まず移動する(初期位置に移動する、S9)。尚、外側通路モードの場合と同様、図6に示されるような外側ドア用平面パネル4aが、入口通路1の入口に戻った状態だけが初期位置ではなく、一方向に循環移動する外側ドア用平面パネル4(4a、4b、4c、4d)が、モード変更後に最初に到達する外側通路(1、3)の端部の開口に位置したときが初期位置である。
次に、手動で中央ドア用平面パネル5(5a、5b、5c、5d)を、中央通路2の外側へ向けて開く(S10)。これにより、中央通路2は開状態(建物内外が連通した状態)となり、外側通路(1、3)はいずれも閉状態(建物内外が非連通の状態)となる。そして、制御部(12、13)は、モード変更(S12)がない限り、外側ドア用平面パネル4(4a、4b、4c、4d)がその位置を保持するよう、位置保持制御する(S11)。図9に示した、中央通路2が開状態で且つ2つの外側通路(1、3)が閉状態となる状態を第2状態と呼ぶ。尚、S10において、中央ドア用平面パネル5(5a、5b、5c、5d)を、中央通路2の内側へ向けて開いてもよい。
これにより、火災や地震などの非常時、制御部(12、13)からの信号により、中央通路2または外側通路(1、3)を迅速に開状態とすることができ、建物内の人を迅速に建物外へ避難させることができる。その結果、出入口装置100における人が出入する面のほぼ全体を、より有効利用することが可能となる。ここで、図6などに示したように、中央通路2の端部の開口幅は、当該端部に隣接する外側通路(1、3)の端部の開口幅の約2倍の長さにされている。これにより、2枚の外側ドア用平面パネル全体を、戸袋兼用の中央通路2の端部の開口に格納することができる。したがって、中央通路2の両側に配置された外側通路(1、3)を同時に全開状態とすることができ、人の通行量が多い場合であっても、スムーズな通行が可能となる。また、中央通路2の端部の開口幅を外側通路(1、3)の端部の開口幅よりも広く形成しておくことで、例えば外側通路(1、3)から出し入れしにくいような大型の荷物の搬出入を、手動で中央通路モードにした後、中央通路2から容易に行うことができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態の出入口装置101について説明する。図10は、本発明に係る出入口装置の第2実施形態における制御ブロック図である。図11は、本発明に係る出入口装置の第2実施形態における模式平断面図である。また、図12は、図11に示す出入口装置101の制御フロー図である。尚、以下の説明においては、第1実施形態の出入口装置100と同様の構成部材については、同一の符号を付し、適宜、その説明を省略する。
まず、図10に示すように、出入口装置101は、その制御システムとして、第1実施形態の出入口装置100と同様に、中央制御部11’と、中央制御部11’からの指令(信号)に基づき外側ドア用平面パネル4を動作させるための制御部12’とを備えている。制御部12’は、スライド機構14’およびエンコーダ回路15'に信号を送るものである。スライド機構14’およびエンコーダ回路15’は4つあり、それに対応して制御部12’も4つある。個々の制御部12’でスライド機構14’のモータを駆動し、同時にエンコーダ回路15’からの信号を中央制御部11’に送る。また、スライド機構14’は、平面視において、出入口装置100の通行方向Xの両端の2辺に、4枚の外側ドア用平面パネル4に対応してそれぞれ2つずつ設けられている。
第2実施形態の出入口装置101に関して、第1実施形態の出入口装置100との主な相違は、図11に白抜きの矢印で、外側ドア用平面パネル4の動きを示したように、制御部12’からの信号により、外側ドア用平面パネル4が、外側通路(1、3)の端部と、当該端部に隣接する中央通路2の端部との間を往復スライド移動することである。すなわち、本実施形態の外側ドア用平面パネル4は第1実施形態のように循環移動はせず、外側ドア用平面パネル4は、いずれも公知のスライド式自動ドア(自動の引き戸)と同様の動きをし、駆動機構も同様のものが用いられる。この構成によると、外側ドア用平面パネル4は、通行者にとって馴染みのあるスライド式自動ドアと同様の動きをするので、通行者は、違和感なく出入口装置101への出入を行うことができる。
また、本実施形態においては、図11に示したように、外側ドア用平面パネル4(4a、4b、4c、4d)の各無目には、赤外線センサ(不図示)が設けられており、通常時(通常モード)において、通行者がその検知エリア内に侵入すると、対応する外側ドア用平面パネル4(4a、4b、4c、4d)が開制御される。これにより、図11に塗りつぶしの矢印で通行者の通行方向を示したように、一方の外側通路1を入口通路として、他方の外側通路3を出口通路として分けて使用できるようになっている。また、外側通路(1、3)の両端に外側ドア用平面パネル4を配置しているため、通常時において、それぞれの通路における2つの検知エリアに通行者が同時に入らない限りは、いずれかの端部の外側ドア用平面パネル4は閉に制御されるので、建物の内部と外部との間で生じ易い空気の流れを抑える風除効果を得ることができる。
また、本実施形態においても第1実施形態と同様に、外側ドア用平面パネル4と中央ドア用平面パネル5とが通行方向Xに相互にずれて位置するように出入口装置101が形成されているため、制御部12’からの信号で、外側ドア用平面パネル4(4b、4c)(または、4a、4d)を中央通路2側へスライド移動させると、中央通路2の端部において、中央ドア用平面パネル5と外側ドア用平面パネル4(4b、4c)(または、4a、4d)とが重ね合わせられる。すなわち、中央通路2の端部の開口を戸袋兼用とすることができ、出入口装置101における人が出入する面のほぼ全体をデッドスペースなしに有効利用することが可能となる。その結果、建物の出入口部の開口幅を小さく抑えることができるようなコンパクトな出入口装置101とすることができる。
次に、図12に基づき、本実施形態の外側ドア用平面パネル4の制御について説明する。尚、以下の説明においては、第1実施形態の外側ドア用平面パネル4の制御ステップと同様のステップについては、同一の符号を付し、適宜、その説明を省略する。
本実施形態においては、外側ドア用平面パネル4が、第1実施形態のように循環移動するものではないため、第1実施形態のような初期位置制御(S5、S9)は特にない。検知器20が作動し、検知器20からの非常信号を中央制御部11’が受信するなどすると(S3)、出入口装置101は、外側通路モードまたは、中央通路モードになる。外側通路モードの場合は、制御部12’からの信号により外側ドア用平面パネル4は、図8に示したように中央通路2側に移動した状態を保持し(S7)、中央通路モードの場合は、制御部12’からの信号により外側ドア用平面パネル4は、図9に示したように外側通路(1、3)側に移動した状態を保持する(S11)。また、通常時は、赤外線センサ(不図示)がONすることで(S2a)、対応する外側ドア用平面パネル4が開閉する(S2b)。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態の出入口装置102について説明する。図13は、本発明に係る出入口装置の第3実施形態における模式平断面図である。
第3実施形態の出入口装置102と、第2実施形態の出入口装置101との相違は、第2実施形態の出入口装置101における中央ドア用平面パネル5が、スイング式手動ドア(手動の開き戸)であるのに対し、第3実施形態の出入口装置102における中央ドア用平面パネル5が、スライド式手動ドア(手動の引き戸)である点である。その他の構成や、外側ドア用平面パネル4の制御などは、第2実施形態と同様である。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々に変更して実施することが可能なものである。例えば、以下のように変更して実施することができる。
(1)上記第1実施形態および第2実施形態においては、外側ドア用平面パネル4のみを制御しているが、スイング式ドアである中央ドア用平面パネル5も、外側通路モードまたは、中央通路モードの際に自動制御する構成としてもよい。
(2)また、上記第1実施形態において、中央ドア用平面パネル5をスライド式手動ドア(手動の引き戸)としてもよい。
(3)さらに、上記第1実施形態において、中央ドア用平面パネル5を、中央通路2の端部と、当該端部に隣接する外側通路(1、3)の端部との間を往復スライド移動するスライド式自動ドア(自動の引き戸)とし、外側ドア用平面パネル4を、外側通路(1、3)の端部と、当該端部に隣接する中央通路2の端部との間を往復スライド移動するスライド式自動ドア(自動の引き戸)、またはスライド式手動ドア(手動の引き戸)としてもよい。
(4)さらに、上記第2実施形態において、中央ドア用平面パネル5をスイング式自動ドア(自動の開き戸)とし、外側ドア用平面パネル4を、スライド式手動ドア(手動の引き戸)としてもよい。
(5)さらに、上記第1実施形態および第2実施形態において、外側ドア用平面パネル4を、通行方向Xにおいて、中央ドア用平面パネル5よりも中心間距離Lだけ少し外側に位置するようにしているが、これとは逆に、中央ドア用平面パネル5を、通行方向Xにおいて、外側ドア用平面パネル4よりも中心間距離Lだけ少し外側に位置するようにしてもよい。
(6)さらに、上記第1実施形態において、出入口装置100にさらにモード選択を追加して、通常モードにおいて第2実施形態のように、外側ドア用平面パネル4が、外側通路(1、3)の端部と、当該端部に隣接する中央通路2の端部との間を往復スライド移動するモードを追加してもよい。
(7)さらに、上記第1乃至第3実施形態においては、1つの中央通路2と2つの外側通路(1、3)とからなる計3つの通路を有する出入口装置(100〜102)を示したが、中央通路は2つ、3つ、・・・であってもよく、外側通路は3つ、4つ、・・・であってもよい。
本発明に係る出入口装置の第1実施形態を示す概略の斜視図である。 本発明に係る出入口装置の第1実施形態を示す概略の斜視図である。 図1に示す出入口装置の平断面図である。 図1に示す出入口装置の制御ブロック図である。 図4に示す制御部による外側ドア用平面パネルの駆動形態を説明するための模式平面図である。 図1に示す出入口装置の模式平断面図である。 図1に示す出入口装置の制御フロー図である。 外側通路モードの場合のパネル配置図である。 中央通路モードの場合のパネル配置図である。 本発明に係る出入口装置の第2実施形態における制御ブロック図である。 本発明に係る出入口装置の第2実施形態における模式平断面図である。 図11に示す出入口装置の制御フロー図である。 本発明に係る出入口装置の第3実施形態における模式平断面図である。
符号の説明
1:入口通路(外側通路)
2:中央通路
3:出口通路(外側通路)
4:外側ドア用平面パネル
5:中央ドア用平面パネル
11:中央制御部
12、13:制御部
100、101、102:出入口装置

Claims (6)

  1. 建物の出入口部に配設される出入口装置であって、
    中央通路と、
    前記中央通路の通行方向に沿って当該中央通路の両側に隣接して配置された2つの外側通路と、
    前記中央通路の端部の開口に配設された中央ドア用平面パネルと、
    前記外側通路の端部の開口を開閉するために配設された外側ドア用平面パネルと、
    前記中央ドア用平面パネルおよび前記外側ドア用平面パネルのうちの少なくともいずれかを動作させるための制御部と、を備え、
    前記外側ドア用平面パネルが前記外側通路の端部の開口に位置した状態において、当該外側ドア用平面パネルと前記中央ドア用平面パネルとが前記通行方向に相互にずれて位置するように形成されてなることを特徴とする、出入口装置。
  2. 前記制御部は、前記外側ドア用平面パネルを動作させるための制御部であって、
    前記制御部からの信号により、前記外側ドア用平面パネルが、前記外側通路内を前記通行方向に沿って且つ一方の当該外側通路の端部から他方の当該外側通路の端部へ向けて、当該外側ドア用平面パネルの法線方向と前記通行方向とが平行となる状態を維持しつつスクエア状に循環移動することを特徴とする、請求項1に記載の出入口装置。
  3. 前記制御部は、前記外側ドア用平面パネルを動作させるための制御部であって、
    前記制御部からの信号により、前記外側ドア用平面パネルが、前記外側通路の端部と、当該端部に隣接する前記中央通路の端部との間を往復スライド移動することを特徴とする、請求項1に記載の出入口装置。
  4. 前記中央通路の端部の開口幅が、当該端部に隣接する前記外側通路の端部の開口幅の2倍以上の長さを有することを特徴とする、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の出入口装置。
  5. 前記中央ドア用平面パネルおよび前記外側ドア用平面パネルのうちの一方が開き戸であって、他方が引き戸であることを特徴とする、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の出入口装置。
  6. 前記制御部からの信号により、前記中央通路が閉状態で且つ前記2つの外側通路が開状態となる第1状態、または前記中央通路が開状態で且つ前記2つの外側通路が閉状態となる第2状態となるように、前記外側ドア用平面パネルが移動することを特徴とする、請求項2乃至請求項5のいずれか1項に記載の出入口装置。
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