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JP2009119631A - 熱転写シート用カセット - Google Patents

熱転写シート用カセット Download PDF

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JP2009119631A JP2007293507A JP2007293507A JP2009119631A JP 2009119631 A JP2009119631 A JP 2009119631A JP 2007293507 A JP2007293507 A JP 2007293507A JP 2007293507 A JP2007293507 A JP 2007293507A JP 2009119631 A JP2009119631 A JP 2009119631A
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Abstract

【課題】安価で製造することができるとともに、スプリングが破損しにくい熱転写シート用カセットを提供する。
【解決手段】熱転写シート用カセット10は、巻取コア3と、供給コア2と、熱転写シート5とからなるシート体1を収納するものである。この熱転写シート用カセット10は、巻取コアの保持部13と、供給コアの保持部12と、一対の連結部17とを有する合成樹脂製のコア保持体11と、巻取コアの保持部13と供給コアの保持部12とを覆う蓋体21、20とを備えている。巻取コアの保持部13および供給コアの保持部12は、各々コア3、2を支持する一対の開口軸受13a、12aと、一方の開口軸受13a、12aの外方に位置し、他方向にコア3、2を押圧するスプリング15、14とを有している。このスプリング15、14は、各々コア保持体11と一体に形成された合成樹脂からなっている。
【選択図】図1

Description

本発明は熱転写シートからなるシート体を収納する熱転写シート用のカセットに関する。
従来より巻取コアと、供給コアと、熱転写シートとを有するシート体が知られている。このシート体は、巻取コアの保持部と供給コアの保持部とを有するコア保持体と、このコア保持体を覆う蓋体とを備えた熱転写シート用カセット内に収納される。
熱転写シート用カセット内に収納された巻取コアと供給コアは、通常スプリングによって一定の方向に押圧されている(例えば特許文献1参照)。すなわち不使用時には、一定の方向に押圧されることにより、巻取コアと供給コアはカセットに設けられた係合部に係止される。他方、使用時には、外部の駆動機構により巻取コアと供給コアがスプリングの力に抗して移動し、係合部から解放される。
これによって、巻取コアと供給コアは回転可能となり、駆動機構により回転される。次に、供給コアから熱転写シートが繰り出され、巻取コアに巻き取られる。この間、熱転写シートがサーマルヘッドにより加熱されて熱転写シートから画像が受像シートに転写される。
特開平9−156177号公報 特開2005−81655号公報
ところで、上述したようなスプリングは、従来熱転写シート用カセットのコア保持体と別体に構成した後、コア保持体に取付けられている(特許文献2)。したがって、熱転写シート用カセットを製造する際の工程が煩雑となるとともにその製造コストの上昇に繋がっている。
本発明はこのような点を考慮してなされたものであり、安価で製造することができるとともに、スプリングが破損しにくい構造を有する熱転写シート用カセットを提供することを目的とする。
本発明は、巻取コアと、供給コアと、巻取コアと供給コアとに巻き付けられサーマルヘッドにより加熱される熱転写シートとからなるシート体を収納する熱転写シート用カセットにおいて、巻取コアの保持部と、供給コアの保持部と、これら巻取コアの保持部と供給コアの保持部とを連結する一対の連結部とを有する合成樹脂製のコア保持体と、巻取コアの保持部と供給コアの保持部とを覆う蓋体とを備え、巻取コアの保持部および供給コアの保持部は、各々コアを支持するとともに一側に開口する一対の開口軸受と、一方の開口軸受の外方に位置し、他方向にコアを押圧するスプリングとを有し、巻取コアの保持部および供給コアの保持部のスプリングは、各々コア保持体と一体に形成された合成樹脂からなることを特徴とする熱転写シート用カセットである。
本発明は、巻取コアの保持部および供給コアの保持部のスプリングは、各々保持部底面から延びる垂直部と、垂直部に連結され、コアの一端部に当接してコアを他方向に押圧する当接部とを有することを特徴とする熱転写シート用カセットである。
本発明は、巻取コアの保持部および供給コアの保持部は各々壁面を有し、この壁面とスプリングの当接部との間にそれぞれリブが設けられ、各リブと各スプリングの当接部との間に隙間が形成され、各コアが他方向から押圧された際、スプリングの押圧力に抗してスプリングの当接部がリブに当接して停止することを特徴とする熱転写シート用カセットである。
本発明は、各スプリングの当接部は、各々側方に突出する突出部を有し、コアが他方向から押圧された際、当接部の突出部がリブに当接することを特徴とする熱転写シート用カセットである。
本発明は、各保持部の一方の開口軸受とスプリングとの間に、各々コアの軸を保持して抜けを防止する軸保持部が設けられていることを特徴とする熱転写シート用カセットである。
本発明は、各軸保持部は、それぞれが両側に揺動することによりコアの軸を収容する一対の揺動突起からなることを特徴とする熱転写シート用カセットである。
本発明は、巻取コアおよび供給コアは各々ラチェットを有し、巻取コアの保持部および供給コアの保持部に、それぞれ巻取コアおよび供給コアのラチェットに係合させて巻取コアおよび供給コアを係止する係合部が設けられていることを特徴とする熱転写シート用カセットである。
本発明は、巻取コアの保持部を覆う蓋体および供給コアの保持部を覆う供給側蓋体は、それぞれ連結部材を介してコア保持体と一体に形成されていることを特徴とする熱転写シート用カセットである。
以上のように本発明によれば、巻取コアの保持部および供給コアの保持部のスプリングは、各々コア保持体と一体に形成された合成樹脂からなっているので、熱転写シート用カセットを容易かつ安価に製造することができる。
また本発明によれば、リブとスプリングの当接部との間に隙間が形成され、コアが他方向から押圧された際、スプリングの押圧力に抗してスプリングの当接部がリブに当接して停止するように構成されている。したがって、コアが他方向から押圧されてもコアのフランジがコアの保持部に接触するおそれがなく、コアの円滑な回転が阻害されない。また、コアが他方向から強い力で押圧された場合であっても、リブによってスプリングの大幅な変形が防止されるので、スプリングが破損するおそれがない。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1乃至図8は、本発明による熱転写シート用カセットの一実施の形態を示す図である。
ここで、図1は、本発明の一実施の形態を示す斜視図であり、図2は、本発明の一実施の形態を示す平面図である。また図3は、図2のA−A線断面図であり、図4は、コアの保持部のスプリング周辺を示す部分斜視図である。また図5は、コアの保持部のスプリング周辺を示す部分側面図であり、図6は、コアの保持部のスプリング周辺を示す部分平面図である。また図7(a)は、コアの保持部のスプリングの作用を示す図(駆動機構の非押圧時)であり、図7(b)は、コアの保持部のスプリングの作用を示す図(駆動機構の押圧時)である。また図8は、熱転写シートとサーマルヘッドとの関係を示す図である。
図1に示すように、熱転写シート用カセット10は巻取コア3と、供給コア2と、巻取コア3と供給コア2とに巻付けられた熱転写シート5とからなるシート体1を収納するものである。
熱転写シート用カセット10内の熱転写シート5は、供給コア2から繰り出されて巻取コア3に巻取られ、この間熱転写シート5はサーマルヘッド5bにより加熱され、受像シート5aに画像が転写される(図8)。
なお、巻取コア3および供給コア2は、いずれもフランジ3b、2bを有している。また巻取コア3および供給コア2は、いずれも位置決め用のラチェット3a、2aを有している。
このような構成からなるシート体1を収納する熱転写シート用カセット10は、巻取コア3を保持する巻取コアの保持部13と、供給コア2を保持する供給コアの保持部12と、これら巻取コアの保持部13と供給コアの保持部12とを連結する一対の連結部17とを有するコア保持体11と、このコア保持体11の巻取コアの保持部13と供給コアの保持部12とを覆う一対の蓋体(巻取側蓋体21、供給側蓋体20)とを備えている。
このうち巻取側蓋体21は巻取コアの保持部13を覆うものであり、連結体28を介して巻取コアの保持部13に連結されている。また供給側蓋体20は供給コアの保持部12を覆うものであり、連結体27を介して供給コアの保持部12に連結されている。なお、コア保持体11、供給側蓋体20、巻取側蓋体21、連結体27、および連結体28は、合成樹脂により一体成形されている(図2、図3)。
また図2に示すように、コア保持体11の巻取コアの保持部13は、巻取コア3を支持するとともに一側(上方、すなわち蓋体21を被せる方向)に開口した一対の開口軸受13aと、一方(図2の左側)の開口軸受13aの外方に位置し、他方向(図2の右方向)に巻取コア3を押圧するスプリング15とを有している。他方、供給コアの保持部12は、供給コア2を支持するとともに一側(上方、すなわち蓋体20を被せる方向)に開口した開口軸受12aと、一方(図2の左側)の開口軸受12aの外方に位置し、他方向(図2の右方向)に供給コア2を押圧するスプリング14とを有している。これら巻取コアの保持部13のスプリング15および供給コアの保持部12のスプリング14は、各々コア保持体11と一体に形成された合成樹脂からなっている。
そして熱転写シート5の駆動時には、巻取コアの保持部13および供給コアの保持部12の他方向(図2の右側)から図示しない駆動機構が挿入され、この駆動機構がスプリング15、14の力に抗して巻取コア3と供給コア2を一方向(図2の左側)へ移動させ、巻取コア3と供給コア2を回転駆動させる。
また熱転写シート5を停止する場合、巻取コア3と供給コア2から駆動機構が離れ、スプリング15、14によって巻取コア3と供給コア2を他方向(図2の右側)へ移動させ、巻取コア3と供給コア2のラチェット3a、2aを対応する巻取コアの保持部13の係合部19と供給コアの保持部12の係合部18に係合させて、巻取コア3と供給コア2を係止するようになっている。なお、係合部19、18は、それぞれ保持部13、12底面から突出する突起からなっている。
ところで、供給コアの保持部12に一対の矩形の貫通孔22が設けられ、供給側蓋体20には、この貫通孔22に嵌込まれる一対の突起24が設けられている。他方、巻取側蓋体21に一対の矩形の貫通孔23が設けられ、巻取コアの保持部13には、この貫通孔23に嵌込まれる一対の突起25が設けられている。
すなわちコア保持体11に供給側蓋体20を被せる際、供給側蓋体20の突起24を対応する供給コアの保持部12の貫通孔22内に嵌合させる。またコア保持体11に巻取側蓋体21を被せる際、巻取コアの保持部13の突起25を対応する巻取側蓋体21の貫通孔23内に嵌合させる。このことにより、供給コアの保持部12および巻取コアの保持部13に蓋体20、21をしっかりと固定することができる。
次に、図4乃至図7を用いて、スプリング15、14周辺の構成について説明する。
図4乃至図7に示すように、巻取コアの保持部13のスプリング15および供給コアの保持部12のスプリング14は、各々保持部13、12底面から上方に延びる垂直部15a、14aと、この垂直部15a、14aに連結され、コア3、2の軸3c、2cの端部に当接してコア3、2を他方向(駆動機構方向)に押圧する当接部15b、14bとを有している。このうち当接部15b、14bは、それぞれ逆T字形状からなり、各々側方に突出する一対の突出部15c、14cを有している。
また図6および図7に示すように、保持部13、12は各々壁面13w、12wを有し、この壁面13w、12wとスプリング15、14の当接部15b、14bとの間に、それぞれ2つのリブ32が設けられている。
ところで、巻取コア3および供給コア2が駆動機構により他方向から押圧されない場合、各リブ32と当接部15b、14bの突出部15c、14cとの間に隙間Gが形成されている(図7(a))。これに対して巻取コア3および供給コア2が駆動機構により他方向から押圧された場合、スプリング15、14の押圧力に抗して当接部15b、14bの突出部15c、14cが一方向(駆動機構の反対側)に移動し、リブ32に当接して停止する(図7(b))。
さらに、巻取コアの保持部13および供給コアの保持部12の一方の開口軸受13a、12aとスプリング15、14との間に、各々コア3、2の軸3c、2cを保持して抜けを防止する軸保持部29が設けられている。この軸保持部29は、それぞれが両側に揺動することによりコア3、2の軸3c、2cを収容する一対の揺動突起29a、29aからなっている。
すなわち上方からコア3、2の軸3c、2cを嵌め込む際、一対の揺動突起29a、29aが両側に揺動し、これによりコア3、2の軸3c、2cを軸保持部29内に収容することができる。また揺動突起29a、29a上端に、それぞれ内方に突出する三角形状の軸係止部29b、29bが設けられ軸3c、2cを係止するので、一旦軸保持部29内に収容された軸3c、2cは軸保持部29から容易に外れない。
なお、上述した壁面13w、12w、リブ32、スプリング15、14、軸保持部29、および開口軸受13a、12aは、いずれも巻取コアの保持部13および供給コアの保持部12と一体に成形された合成樹脂からなっている。
次にこのような構成からなる本実施の形態の作用について説明する。
まず、巻取コア3と供給コア2と熱転写シート5とからなるシート体1をコア保持体11に装着する。この場合、巻取コアの保持部13と供給コアの保持部12に、巻取コア3と供給コア2を各々挿着する。
すなわち、巻取コア3が巻取コアの保持部13の一対の開口軸受13a、13a内に収容保持され、供給コア2が供給コアの保持部12の一対の開口軸受12a、12a内に収容保持される。またこの際、巻取コア3の軸3cと供給コア2の軸2cを上方から各軸保持部29内に嵌込む。この際、それぞれ一対の揺動突起29a、29aが両側に揺動し、軸3c、2cが軸保持部29内にそれぞれ収容される。このようにして巻取コア3と供給コア2とを開口軸受13a、12aに容易に挿着することができる。
この場合、図7(a)に示すように、巻取コアの保持部13のスプリング15および供給コアの保持部12のスプリング14が、それぞれ巻取コア3および供給コア2を他方向(図7(a)の右方向)に押圧している。したがって、スプリング15の当接部15bおよびスプリング14の当接部14bと各リブ32との間にそれぞれ隙間Gが形成されている。
次いで、コア保持体11の巻取コアの保持部13に巻取側蓋体21を被せ、供給コアの保持部12に供給側蓋体20を被せる。この場合、供給側蓋体20の突起24を供給コアの保持部12の貫通孔22に嵌込むとともに、巻取コアの保持部13の突起25を巻取側蓋体21の貫通孔23に嵌込む。このことにより、蓋体21、20をコア保持体11の巻取コアの保持部13と供給コアの保持部12にしっかりと固定することができる。
このようにして、熱転写シート5を有するシート体1を熱転写シート用カセット10内に収納保持することができる。
シート体1を熱転写シート用カセット10内に収納した後、この熱転写シート用カセット10がプリンタに装着され、プリンタのサーマルヘッド5bにより熱転写シート5が加熱され画像が受像シート5aに転写される(図8)。
この間、まず巻取コアの保持部13および供給コアの保持部12の他方向(図2の右側)から図示しない駆動機構が挿入される。この際、駆動機構がスプリング15、14の押圧力に抗して巻取コア3および供給コア2を一方向(図2の左側)へ移動させる。これにより巻取コア3のラチェット3aと係合部19との係合が解除されるとともに、供給コア2のラチェット2aと係合部18との係合が解除される。
この際、巻取コア3および供給コア2の一端部が、それぞれスプリング15およびスプリング14の押圧力に抗してスプリング15の当接部15bおよびスプリング14の当接部14bを押圧し、この押圧された当接部15bおよび当接部14bがそれぞれリブ32に当接して停止する(図7(b))。その後、巻取コア3と供給コア2とが駆動機構により回転駆動される。
その後、熱転写シート5が停止し、巻取コア3と供給コア2から駆動機構が離れる。この際、スプリング15、14の押圧力によって巻取コア3と供給コア2が他方向へ移動される。また巻取コア3と供給コア2のラチェット3a、2aが対応する巻取コアの保持部13の係合部19と供給コアの保持部12の係合部18に係合され、巻取コア3と供給コア2が係止される。
なお、巻取コア3および供給コア2が駆動機構により押圧されない場合、各リブ32と当接部15b、14bとの間に形成される隙間Gの長さL1は、巻取コア3および供給コア2の各フランジ3b、2bと一方の開口軸受13a、12aとの間に形成される隙間の長さL2より小さくなっている(図7(a))。したがって、巻取コア3および供給コア2が駆動機構により押圧された場合、当接部15bおよび当接部14bがそれぞれリブ32に当接して停止するが、巻取コア3および供給コア2の各フランジ3b、2bはいずれも開口軸受13a、12aと接触しない(図7(b))。このことにより、巻取コア3と供給コア2とを円滑に回転駆動することができ、熱転写シート5から画像を転写する際、印画のムラや歪み等の問題が生じない。
また、巻取コア3および供給コア2が駆動機構により押圧された場合、ラチェット3a、2aと係合部19、18との係合が確実に解除されることが必要である。したがって、図7(a)に示すように、駆動機構による非押圧時において、ラチェット3a、2aと係合部19、18とが係合する部分のコア3、2の軸に沿った長さL3は、上述した隙間Gの長さL1より小さいことが必要である。すなわち図7(a)において、L3<L1<L2という関係が成立している。
このように本実施の形態によれば、巻取コアの保持部13および供給コアの保持部12の各スプリング15、14は、各々コア保持体11と一体に形成された合成樹脂からなっているので、熱転写シート用カセット10を容易かつ安価に製造することができる。
また本実施の形態によれば、各リブ32とスプリング15、14の当接部15b、14bとの間に隙間Gが形成され、巻取コア3と供給コア2が他方向から押圧された際、スプリング15、14の押圧力に抗してスプリング15、14の当接部15b、14bが各リブ32に当接して停止するように構成されている。したがって、巻取コア3と供給コア2が他方向から押圧されても巻取コア3と供給コア2のフランジ3b、2bが保持部13、12に接触するおそれがなく、巻取コア3と供給コア2の円滑な回転が阻害されない。また、巻取コア3と供給コア2が他方向から強い力で押圧された場合であっても、リブ32によってスプリング15、14が大きく変形することがないので、スプリング15、14が破損するおそれがない。
本発明による熱転写シート用カセットの一実施の形態を示す斜視図。 本発明による熱転写シート用カセットの一実施の形態を示す平面図。 図2のA−A線断面図。 コアの保持部のスプリング周辺を示す部分斜視図。 コアの保持部のスプリング周辺を示す部分側面図。 コアの保持部のスプリング周辺を示す部分平面図。 コアの保持部のスプリングの作用を示す図。 熱転写シートとサーマルヘッドとの関係を示す図。
符号の説明
1 シート体
2 供給コア
3 巻取コア
5 熱転写シート
10 熱転写シート用カセット
11 コア保持体
12 供給コアの保持部
12a 開口軸受
13 巻取コアの保持部
13a 開口軸受
14、15 スプリング
14a、15a 垂直部
14b、15b 当接部
14c、15c 突出部
17 連結部
18、19 係合部
20 供給側蓋体
21 巻取側蓋体
27、28 連結体
29 軸保持部
29a 揺動突起
32 リブ

Claims (8)

  1. 巻取コアと、供給コアと、巻取コアと供給コアとに巻き付けられサーマルヘッドにより加熱される熱転写シートとからなるシート体を収納する熱転写シート用カセットにおいて、
    巻取コアの保持部と、供給コアの保持部と、これら巻取コアの保持部と供給コアの保持部とを連結する一対の連結部とを有する合成樹脂製のコア保持体と、
    巻取コアの保持部と供給コアの保持部とを覆う蓋体とを備え、
    巻取コアの保持部および供給コアの保持部は、各々コアを支持するとともに一側に開口する一対の開口軸受と、一方の開口軸受の外方に位置し、他方向にコアを押圧するスプリングとを有し、
    巻取コアの保持部および供給コアの保持部のスプリングは、各々コア保持体と一体に形成された合成樹脂からなることを特徴とする熱転写シート用カセット。
  2. 巻取コアの保持部および供給コアの保持部のスプリングは、各々保持部底面から延びる垂直部と、垂直部に連結され、コアの一端部に当接してコアを他方向に押圧する当接部とを有することを特徴とする請求項1記載の熱転写シート用カセット。
  3. 巻取コアの保持部および供給コアの保持部は各々壁面を有し、この壁面とスプリングの当接部との間にそれぞれリブが設けられ、
    各リブと各スプリングの当接部との間に隙間が形成され、
    各コアが他方向から押圧された際、スプリングの押圧力に抗してスプリングの当接部がリブに当接して停止することを特徴とする請求項2記載の熱転写シート用カセット。
  4. 各スプリングの当接部は、各々側方に突出する突出部を有し、コアが他方向から押圧された際、当接部の突出部がリブに当接することを特徴とする請求項3記載の熱転写シート用カセット。
  5. 各保持部の一方の開口軸受とスプリングとの間に、各々コアの軸を保持して抜けを防止する軸保持部が設けられていることを特徴とする請求項1記載の熱転写シート用カセット。
  6. 各軸保持部は、それぞれが両側に揺動することによりコアの軸を収容する一対の揺動突起からなることを特徴とする請求項5記載の熱転写シート用カセット。
  7. 巻取コアおよび供給コアは各々ラチェットを有し、巻取コアの保持部および供給コアの保持部に、それぞれ巻取コアおよび供給コアのラチェットに係合させて巻取コアおよび供給コアを係止する係合部が設けられていることを特徴とする請求項1記載の熱転写シート用カセット。
  8. 巻取コアの保持部を覆う蓋体および供給コアの保持部を覆う供給側蓋体は、それぞれ連結部材を介してコア保持体と一体に形成されていることを特徴とする請求項1記載の熱転写シート用カセット。
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