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JP2009113437A - 記録装置 - Google Patents

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JP2009113437A
JP2009113437A JP2007291551A JP2007291551A JP2009113437A JP 2009113437 A JP2009113437 A JP 2009113437A JP 2007291551 A JP2007291551 A JP 2007291551A JP 2007291551 A JP2007291551 A JP 2007291551A JP 2009113437 A JP2009113437 A JP 2009113437A
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Fumie Kameyama
文恵 亀山
Katsuyuki Yokoi
克幸 横井
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Canon Inc
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Abstract

【課題】 新たな駆動機構を必要とせず、簡単かつ省スペースな構成で、光学センサを自動的に清掃することができる記録装置を提供する。
【解決手段】 画像情報に基づいて記録ヘッド7により記録媒体Pに画像を記録する記録装置である。インクタンク71等の構成要素の状態を検知する光学センサ100と、装置外装9に開閉可能に設けられたアクセスカバー97と、アクセスカバーに当接する作動メンバー201と払拭部材を保持する被動部材202とを有するリンク機構と、を備える。アクセスカバーの開閉に伴って、作動メンバーを介して被動メンバーを移動させることにより、払拭部材203で光学センサを清掃する。
【選択図】 図10

Description

本発明は、画像情報に基づいて記録ヘッドにより記録媒体に画像を記録する記録装置に関する。
プリンタ、複写機、ファクシミリ等の記録装置は、画像情報に基づいて記録ヘッドにより記録媒体に画像を形成するように構成されている。記録装置は、記録方式により、インクジェット式、熱転写式、レーザービーム式などに分類することができる。また、記録媒体としては、通常の用紙(紙)の他、プラスチックシート、写真調印画紙、布など種々の材質が使用されている。そのうち、インクジェット記録装置では、記録ヘッドの吐出口からインクの液滴を吐出して画像を形成することから、装置内部に霧状の浮遊インク(インクミスト)が発生することがある。
一方、記録装置においては、可動機構部の位置や速度、あるいは記録媒体の位置やレジストレーションなどの構成要素の状態を検知するためのフォトセンサや赤外線センサ等の光学センサが使用されている。光学センサは発光部と受光部を備えており、これらの配置にはいくつかの方法がある。その一つは、移動側に配した発光部から照射される光を固定位置に配した受光部により受け取る方法である。例えば、走査移動するキャリッジ上のインクタンクに配した発光部からのインクタンク識別情報等を、装置内部に固定した受光部で読み取ることが行われる。このような配置方法では、発光部と受光部の隙間を数ミリメートルといった小さな値に選定されることが多く、光学センサの光透過面を有効に遮蔽することが困難である。そのため、装置内部にインクミストが発生するような環境下では、光透過面へのインク付着を有効に防止することが困難になる。受光部がインクで汚染されると、検知レベルの変動により誤認識が発生するおそれがある。また、複写機においても、画像の濃度検知やレジストレーション検知等のためにフォトセンサが使用されるが、このフォトセンサの検知面に飛散トナーや異物が付着することによって、検知性能が劣化し、正常な検出値を取得できなくなることがある。
このような検知面を清掃する方法が、例えば特許文献1および特許文献2に開示されている。特許文献1には、インクジェット記録装置において、記録ヘッドから吐出されたインク量が所定値に達したときに、キャリッジ上に配された紙幅検知センサの表面を払拭することが記載されている。さらに、特許文献1には、装置の構成要素の状態を表示する手段を設け、紙幅検知手段の検知性能が低下したときに既設の払拭機構を用いて光学センサを清掃することが記載されている。特許文献2には、装置本体に対して着脱自在な機能ユニットにフォトセンサを装着し、機能ユニットを着脱するときにクリーニング部材をフォトセンサに摺接させて清掃する構成が開示されている。この特許文献2の構成は、機能ユニットを着脱するときにのみフォトセンサを清掃するものである。
特開平06−238906号公報 特開2005−134726号公報
しかしながら、上記従来例においては次のような課題があった。第1に、光学センサの光透過面は開放されているため、装置内部で発生するインクミストや紙粉等を遮蔽することが困難である。第2に、移動する発光部と固定された受光部を使用する場合、受光部を移動させて既存のクリーニング機構で清掃することができず、また、着脱可能なユニット内に組み込んだ払拭部材を使用することもできない。第3に、動力付きの清掃機構を別途に設けることが困難である。
本発明はこのような技術的課題に鑑みてなされたものである。本発明の目的は、新たな駆動機構を必要とせず、簡単かつ省スペースな構成で、光学センサを自動的に清掃することが可能な記録装置を提供することである。
本発明は、画像情報に基づいて記録ヘッドにより記録媒体に画像を記録する記録装置において、構成要素の状態を検知する光学センサと、装置外装に開閉可能に設けられたアクセスカバーと、前記アクセスカバーに当接する作動メンバーと払拭部材を保持する被動メンバーとを備え、前記アクセスカバーの開閉に伴って、前記作動メンバーを介して前記被動メンバーを移動させることにより、前記払拭部材で前記光学センサを清掃することを特徴とする。
本発明によれば、新たな駆動機構を必要とせず、簡単かつ省スペースな構成で、光学センサを自動的に清掃することができる記録装置が提供される。タイマーや光学センサからの情報に基づき、ユーザーに受光部の清掃を促すことも可能である。
以下に本発明の実施形態を説明する。なお、各図面を通して同一符号は同一又は対応部分を示すものである。
〔第1の実施形態〕
図1は第1の実施形態に係る記録装置の外観斜視図である。図2は第1の実施形態に係る記録装置の右前方から見た斜視図である。図3は第1の実施形態に係る記録装置の左前方から見た斜視図である。図4は第1の実施形態に係る記録装置の縦断面図である。ここでは、記録装置が、画像情報に基づいて記録ヘッドから記録媒体へインクを吐出して画像を形成するインクジェット記録装置である場合を示す。記録装置は、給紙部2、搬送部3、画像形成部5、吐出回復部6、Uターン送紙部8を備えている。
給紙部2は、シート状の記録媒体Pを積載する圧板21、記録媒体Pを給送する給紙ローラ28、記録媒体を分離する分離ローラ24、記録媒体を積載位置に戻すための戻しレバー22などを、ベース20に取り付けて構成されている。ベース20または装置外装に、記録媒体を積載するための引き出し可能な給紙トレイ26が取り付けられている。給紙ローラ28は、記録媒体基準面寄りの位置に設けられたローラゴムにより記録媒体を給送する。圧板21には、積載位置を規制するための可動サイドガイド23が設けられている。圧板21は、回転可能に装着されるとともにばね212により給紙ローラ28へ付勢されており、不図示のカムにより給紙ローラ28に対し押圧、離間される。
分離ローラ24は、記録媒体を1枚ずつ分離するためのローラであり、ばねにより給紙ローラ28へ付勢されている。分離ローラ24にはトルクリミッタが設けられ、回転負荷が所定以上のときに回転する。圧板21、戻しレバー22、分離ローラ24の位置はASFセンサ29によって検知される。待機状態では、圧板28はリリースされ、分離ローラ24もリリースされ、戻しレバー22は送り出し面を塞ぐ位置に保持されている。給紙の指令があると、分離ローラ24が給紙ローラ28に当接し、戻しレバー22がリリースされ、圧板21が給紙ローラ28に当接する。この状態で給紙が開始される。
給紙が開始されると、所定枚数の記録媒体が給紙ローラ28と分離ローラ24のニップに送り出される。送り出された記録媒体は分離ローラ24で分離され、最上位の1枚のみが給送される。記録媒体が、画像形成部5の搬送上流側に配された搬送ローラ36のニップに到達すると、圧板21および分離ローラ24はリリースされ、戻しレバー22は積載位置に戻される。このとき、給紙ローラ28と分離ローラ24のニップにまで送り出されていた記録媒体は積載位置まで戻される。
搬送部3は、搬送ローラ36、PEセンサ32、第1排紙ローラ40および第2排紙ローラ41を備えている。排紙ローラ40、41は、搬送ローラ36と同期駆動される。搬送ローラ36にはピンチローラ37が従動回転可能に配されており、排紙ローラ40、41には拍車42が従動回転可能に配されている。搬送部3の入口には記録媒体Pをガイドするためのガイドフラッパ33が配されており、画像形成部5には記録媒体を支持するためのプラテン34が配されている。PEセンサ32は、搬送ローラ36の搬送上流側に配されたセンサレバー213の動きにより遮光されることにより、記録媒体Pの先端および後端を検知する。記録媒体の先端を検知するとともに、搬送ローラ36の回転量を検知することで、記録媒体をプラテン34上の記録開始位置まで搬送する。搬送ローラ36の端部にはコードホイール362が固定されており、エンコーダセンサでコードホイール362を読み取ることにより記録媒体の搬送量を検知する。
図5は第1の実施形態に係る記録装置の画像形成部の要部の斜視図である。図6は図5の画像形成部の縦断面図である。画像形成部5は、キャリッジ50に搭載された記録ヘッド7を備えており、搬送ローラ36の搬送下流側であって、排紙ローラ40、41の搬送上流側に配されている。キャリッジ50は、ガイドシャフト52およびガイドレール111に沿って、搬送方向と交差する方向に往復移動可能に支持されている。キャリッジ50は、キャリッジモータ54により、プーリに巻回されたタイミングベルト541を介して駆動される。記録ヘッド7は、画像情報に基づいて複数の吐出口から選択的にインクを吐出して記録媒体Pに画像を形成するインクジェット記録ヘッドである。記録ヘッド7には、各色ごとに交換可能な複数のインクタンク71が装着されている。キャリッジ50の位置は、コードストリップ561をエンコーダセンサで読み取ることにより検知される。キャリッジ50上の電気基板は、フレキシブルケーブル57を介して、装置本体のメイン基板に接続されている。
キャリッジ50に搭載された記録ヘッド7は、ブラック、ブラック、イエロー、マゼンタおよびシアンの各色インクを吐出する5個のインク吐出部(記録ヘッド部)7a、7b、7c、7d、7eで構成されている。そして、これらのインク吐出部にインクを供給するためのインクタンク71(71a、71b、71c、71d、71e)がそれぞれ交換可能に装着されている。記録ヘッド7も、キャリッジ50に対し交換可能に装着することができる。各インクタンク71には赤外線を投光するための発光部72が設けられている。発光部72からの光を受けて信号を発生する受光部103は装置内部に取り付けられている。発光部72および受光部103からなる本実施形態に係る光学センサ100は、各インクタンク71のインク残量もしくはインク切れを検知するためのセンサである。発光部72は対応するインクタンクのインク残量もしくはインク切れなどの情報を光照射の状態(オン、オフ、点滅の時間間隔など)で発信するものである。
このように、発光部72はキャリッジ50とともに移動するのに対し、発光部72に対向する受光部103は装置内の固定位置に取り付けられており、受光部103と投光部72が対面するときの両者間の間隔は数ミリメートルに選定されている。受光部103は、受光部カバー101に側面を覆われた状態で電気基板102に接続されるとともに、装置内(例えば拍車ホルダ43)に設置された支持部材104上に保持されている。
ガイドシャフト52の両端には偏心カムが設けられており、偏心カムを回転させてガイドシャフト52を昇降させることによりキャリッジ50を昇降させる。これにより、厚みが異なる記録媒体Pに対しても最適なギャップを形成することができる。キャリッジ50には、記録媒体上におけるインク滴の着弾ずれを補正するためのレジ調整を行うセンサ59が取り付けられている。センサ59は反射型の光学センサであり、発光素子からの光を記録媒体P上の記録パターンで反射させ、その反射光を受光素子で受けることにより最適なレジストレーション調整値を求めることができる。画像形成は、キャリッジ50を移動させながら記録ヘッドからインクを吐出することにより、1ラインごとに行われる。1ライン記録と間欠搬送とを繰り返すことにより記録媒体P全体の画像が形成される。画像を形成された記録媒体は、排紙ローラ40、41により装置本体外へ排出され、排紙トレイ46上に載置される。排紙トレイ46はフロントカバー95内に収納可能である。
キャリッジ50の移動範囲であって画像形成領域を外れた位置には吐出回復部6が配されている。吐出回復部6は、ポンプ60、キャップ61およびワイパー62を備えている。ポンプ60は、記録ヘッド7をクリーニングするための吸引ポンプであり、キャップ61は記録ヘッド7の吐出口を覆うためのものであり、ワイパー62は記録ヘッド7の吐出口が形成された面に付着したインク等を拭き取り除去するためのものである。ポンプ60、キャップ61およびワイパー62の動作は、回復用カム63を回転駆動することにより制御される。回復用カム63の回転位置はフォトインタラプタ等の光学センサ(不図示)により検知される。
本実施形態に係る記録装置には、記録媒体に対する両面記録を可能にするUターン送紙部8が設けられている。装置前面には、給紙用の前面カセット81が着脱可能に装着されている。Uターン送紙部8も、記録媒体Pを積載する圧板822、記録媒体Pを給送する給紙ローラ821、記録媒体を分離する分離ローラ831、記録媒体を積載位置に戻すための戻しレバー824などを備えている。これらはUターンベース84に取り付けられている。給紙ローラ821は、記録媒体基準面寄りの位置に設けられたローラゴムにより記録媒体を給送する。圧板822には、記録媒体の積載位置を規制するための可動サイドガイド827が設けられている。圧板822は、回転可能に装着されるとともに、ばね等により給紙ローラ821に付勢されており、不図示のカムにより給紙ローラ821に対し押圧、離間される。
分離ローラ831は、給紙ローラ821に付勢されており、トルクリミッタにより回転負荷が所定以上のときに回転することで記録媒体を1枚ずつ分離可能である。圧板822、戻しレバー824、分離ローラ831の位置はセンサによって検知される。待機状態では、圧板822はリリースされ、分離ローラ831もリリースされ、戻しレバー824は送り出し面を塞ぐ位置に保持されている。給紙指令があると、分離ローラ831が給紙ローラ821に当接し、戻しレバー824がリリースされ、圧板822が給紙ローラ821に当接する。この状態で給紙が開始される。
給紙が開始されると、複数枚の記録媒体が給紙ローラ821と分離ローラ831のニップに送り出され、分離された最上位の1枚のみが給送される。給送された記録媒体が第1Uターンローラ86とピンチローラ861のニップに到達すると、圧板822および分離ローラ831はリリースされ、戻しレバー824は積載位置に戻される。このとき、給紙ローラ821と分離ローラ831のニップまで送り出された記録媒体は積載位置へ戻される。給送された記録媒体は、第1Uターンローラ86および第2Uターンローラ87およびこれらに押圧されるピンチローラ861および871により、画像形成部5の搬送上流側の搬送ローラ36とピンチローラ37のニップへ向けて搬送される。給送部2とUターン送紙部8との合流点にはガイドフラッパ33が設けられており、各搬送パスは切り換え可能になっている。給送されてきた記録媒体は、その先端を停止中の搬送ローラ36とピンチローラ37のニップに突き当てることにより先端を揃えるレジ取りを行った後、搬送ローラ36を回転させて画像形成部5へ搬送される。こうして、Uターン送紙部8から給送された記録媒体に対しても同様に画像を形成する。
両面記録を行うときは、表面(第1の面)の記録が終了した後、ピンチローラ37を搬送ローラ36から離間させた状態で排紙ローラ40、41を逆回転させることにより逆搬送を開始する。次いで、ピンチローラ37を押圧させて記録媒体の後端部を挟持し、搬送ローラ36を逆回転させることにより記録媒体をUターン搬送パス内の両面ローラ891とピンチローラ892のニップへ搬送する。このとき、ガイドフラッパ33はUターン搬送パスの入口を開く方向に移動している。Uターン搬送パスは、前面カセット81からの給送される記録媒体の搬送パスに接続されている。従って、Uターン搬送パスに導入された記録媒体は、両面ローラ891の回転により、第1Uターンローラ86および第2Uターンローラ87へ搬送され、Uターン搬送される。Uターン搬送された記録媒体は表裏を反転させた状態で搬送ローラ36へ向けて搬送される。その後の記録媒体の搬送動作は前述の搬送部3における搬送動作と同じであり、搬送ローラ36により搬送されながら裏面(第2の面)に画像を形成する。
装置外装部9は、シャーシ11に組み付けられた前述の各機構部分を覆うように取り付けられている。外装部9は、下ケース99、上ケース98、アクセスカバー97、コネクタカバー96、フロントカバー95、サイドカバー93から構成されている。フロントカバー95には排紙トレイ46が収納可能に装着され、フロントカバー95の開閉状態は不図示のセンサにより検出される。上ケース98にはアクセスカバー97が開閉可能に取り付けられている。アクセスカバー97を開くことにより、上ケースの開口部から装置内部にアクセス可能であり、記録ヘッド7やインクタンク71の交換などのメンテナンス作業を行うことができる。上ケース98には、アクセスカバー97の開閉を検知するためのスイッチ981が設けられ、スイッチ981のオン・オフ信号をメイン基板で感知することでアクセスカバー97の開閉状態が検知される。上ケース98と下ケース99との結合部はコネクタカバー96によって覆われている。また、サイドカバー93は、左右から上ケース98と下ケース99の左右部分を覆うように取り付けられている。なお、給紙トレイ26は上ケース98に開閉可能に取り付けられており、閉じたときに給紙部2のカバーになるように構成されている。
本実施形態に係る記録装置には、装置内で往復移動するキャリッジ50に搭載されたインクタンク71の状態(インク残量やインク切れ等)を検知するための光学センサ100が設けられている。この光学センサ100は、キャリッジ50上に配された発光部72と、発光部72からの照射光を受けるために装置外装9の近傍に配された受光部103とを備えている。次に、発光センサ100を清掃するためのクリーニング機構200に関し、アクセスカバー97の開閉に伴って受光部103の表面を清掃する構成を具体的に説明する。図7は記録装置のアクセスカバーを閉じたときの縦断面図である。図8は記録装置のアクセスカバーを開けたときの斜視図である。図9は第1の実施形態に係る記録装置のアクセスカバーを閉じたときの状態を示す側面図である。図10は第1の実施形態に係る記録装置のアクセスカバーを開けたときの状態を示す側面図である。
クリーニング機構200は、アクセスカバー97に当接する作動メンバー201と払拭部材203を保持する被動メンバー202とを有するリンク機構で構成されている。このクリーニング機構は、アクセスカバー97の開閉に伴って、作動メンバー201を介して被動メンバー202を移動させることにより、払拭部材203で光学センサ100の受光部103の表面を清掃するように構成されている。アクセスカバー97は、通常では掛止部により閉じ位置に保持されており、インクタンク71を交換したり、装置内の機構部のメンテナンスを行うときに、ユーザーが掛止部を外すことにより開放される。
装置外装9を構成する上ケース98の内面であってアクセスカバー97の近傍には、ガイド部材982が固定されている。ガイド部材982には第1突起983および第2突起984が設けられている。第1突起983は作動メンバー201の溝205と摺動自在に係合しており、第2突起984は被動メンバー202の溝206と摺動自在に係合している。作動メンバー201と被動メンバー202はピン207により回転自在に連結されており、作動メンバー201と被動メンバー202との間にはピン207回りの中心角を拡大する方向に付勢する弾性部材208が装着されている。アクセスカバー97を閉じた状態では、この弾性部材208の弾性力(ばね付勢力)により、作動メンバー201の他端部がアクセスカバー97の内面に押圧状態で当接しており、アクセスカバーを開く方向に付勢している。被動メンバー202の先端部には、受光部103の表面(光透過部)を清掃するための払拭部材203が保持されている。払拭部材203は、受光部103の表面を傷つけることなく繰り返し払拭に耐える材質で形成されている。
上記のクリーニング機構200は、作動メンバー201および被動メンバー202を有すリンク機構で構成されている。すなわち、作動メンバー201は装置外装9に配された固定点983により回転および摺動可能に支持されている。被動メンバー202は装置外装9に配された固定点984により回転および摺動可能に支持されるとともに、作動メンバー201に連結されている。
そこで、ユーザーがアクセスカバー97を開けると、作動メンバー201がばね208の付勢力により上方へ回転移動するとともに、作動メンバー201の動きとばね208の作用により被動メンバー202が図9に示す位置から図10に示す位置へ移動する。このときの被動メンバー202の移動に伴って、被動メンバー202上の払拭部材203が受光部103の表面を摺擦し清掃する。また、アクセスカバー97を閉じるときも、作動メンバー201および被動メンバー202を有するリンク機構の逆方向の動きにより、払拭部材203が受光部103の表面を逆方向に摺擦し表面を清掃する。この場合、支持部材104は、払拭部材203が受光部103に摺擦するときに弾性変形することはない。また、ユーザーがアクセスカバー97を開閉するのは、インクタンク71の交換や画像形成部のメンテナンスに限られるので、払拭部材203が消耗したり、受光部103の表面が摩耗したりすることはない。
本実施形態では、キャリッジ50とともに移動するインクタンク71に発光部72が装着され、インクタンク内のインク残量もしくはインク切れの情報を示す点滅信号が受光部103へ照射される。そして、受光部103による感知信号が装置内のメイン基板に伝達されることで、インクタンク71の状態が検知される。この場合、装置内のタイマーやインクタンク71からの情報に基づいて、受光部103の表面の状態を観察または推測することができ、その結果は記録装置または接続されたコンピュータの表示部を通してユーザーに伝えられる。かかる構成によれば、タイマーの情報に基づき一定量の画像形成を行った後に、ユーザーがアクセスカバー97を開閉する動作、すなわち光学センサ100(受光部103)の清掃を実施するように促すことができる。
また、光センサ100の情報に異常がある場合は、エラーが検出された場合と受光部103が汚染された場合のいずれかが想定される。このとき、ユーザーにアクセスカバー97を開閉することを促し、これにより受光部103を清掃する。清掃した後に再度エラーが検出された場合はエラー発生とみなし、エラーが検出されない場合は受光部103の汚れ発生とみなすことができる。このようにしてエラー発生と受光部の汚れとを確認しながら、それぞれに対処することができる。
なお、本実施形態では、インクタンクの状態を検知する光学センサ100を例に挙げたが、本発明は記録装置のその他の構成要素の状態を検知する光学センサにおいても、同様に適用可能である。その他の光学センサとしては、例えば、キャリッジもしくは記録ヘッドの位置や移動速度などの状態を検知するセンサ、キャリッジが吐出回復部6に到達したことを検知するセンサなどを挙げることができる。さらに、記録媒体の画像形成領域を規定する枠の位置および幅を検知するセンサなども挙げることができる。また、本実施形態では、クリーニング機構200を上ケース98の内面に設けたが、これは、装置内のアクセスカバー97に近い領域であれば、その他の位置に設けても良い。
以上説明した実施形態に係る記録装置によれば、アクセスカバー97の開閉に伴って自動的に光学センサ100を清掃することができる。従って、新たな駆動機構を必要とせず、簡単かつ省スペースな構成で、光学センサを自動的に清掃することができる記録装置が提供される。また、タイマーや光学センサからの情報に基づき、ユーザーに受光部の清掃を促すことも可能である。なお、本実施形態は、発光部と受光部を逆にした光学センサにおいて、固定位置に取り付けられた発光部を清掃する場合にも同様に適用可能である。
〔第2の実施形態〕
図11は第2の実施形態に係る記録装置のアクセスカバーを閉じたときの状態を示す側面図である。図12第2の実施形態に係る記録装置のアクセスカバーを開けたときの状態を示す側面図である。アクセスカバー97はユーザーが掛止部を外すことにより開放することができ、装置内には第2の実施形態に係るクリーニング機構300が配されている。アクセスカバー97の近傍の上ケース98の内面にはガイド部材986が固定されており、ガイド部材986には第1ピン連結点(固定点)987および第2ピン連結点(固定点)988が設けられている。第1ピン連結点987には作動メンバー301の一端部が回転自在に連結されており、作動メンバー301の他端部はピン306を介して第1連結メンバー304の一端部に回転自在に連結されている。第1連結メンバー304の他端部はピン307を介して被動メンバー302の一端部に回転自在に連結されている。
ガイド部材986の第2ピン連結点(固定点)988には第2連結メンバー305の一端部が回転自在に連結されている。第2連結メンバー305の他端部はピン308を介して被動メンバー302の他端部の近傍に回転自在に連結されており、被動メンバー302の他端部(先端部)には払拭部材303が保持されている。第1連結メンバー304と被動メンバー302との間にはピン307回りの中心角を拡大する方向に付勢する弾性部材(ばね)309が装着されている。このばね付勢力により、作動メンバー201は第1連結メンバー304を介してアクセスカバー97を開放する方向に付勢されている。また、被動メンバー302は、ばね309の付勢反力によって、先端部の払拭部材303が支持部材104上の受光部103へ向かう方向へ付勢されている。払拭部材303も、受光部103の表面を傷つけることなく繰り返し払拭に耐える材質で形成されている。
上記のクリーニング機構300は、作動メンバー301、第1連結メンバー304、被動メンバー302および第2連結メンバー305を有するリンク機構で構成されている。すなわち、作動メンバー201は、装置外装9に配された固定点987により回転可能に支持されるとともに第1連結メンバー304を介して被動メンバー302に連結されている。被動メンバー202は、装置外装9に配された固定点988により回転可能に支持された第2連結メンバー305に連結されている。
そこで、ユーザーがアクセスカバー97を開けると、作動メンバー301がばね309の付勢力により上方へ回転移動する。これとともに、被動メンバー302は、作動メンバー301の動きとばね309の付勢により図11に示す位置から図12に示す位置へ移動する。このときの被動メンバー302の移動に伴って、被動メンバー302上の払拭部材303が受光部103の表面を摺擦し清掃する。また、アクセスカバー97を閉じるときも、作動メンバー301および被動メンバー302を構成メンバーとするリンク機構の逆方向の動きにより、払拭部材303が受光部103の表面を逆方向に摺擦し清掃する。
本実施形態は、以上説明した以外の点では前述の第1の実施形態と同じ構成を有しており、第1の実施形態と同様の作用効果を奏するとともに、記録装置の他の構成要素の状態を検知する光学センサに対しても同様に適用することができる。すなわち、本実施形態でも、アクセスカバー97の開閉に伴って、作動メンバー301を介して被動メンバー302を移動させることにより、払拭部材303で光学センサ100を清掃することができる。従って、本実施形態でも、新たな駆動機構を必要とせず、簡単かつ省スペースな構成で、光学センサを自動的に清掃することができる。また、タイマーや光学センサからの情報に基づき、ユーザーに受光部の清掃を促すこともできる。さらに、本実施形態も、発光部と受光部を逆にした光学センサにおいて、固定位置に取り付けられた発光部を清掃する場合にも同様に適用可能である。
なお、以上の実施形態では、記録装置がインクジェット記録装置である場合を例に挙げて説明したが、本発明は、熱転写式、感熱式、レーザービーム式、ワイヤドット式など、他の記録方式の記録装置にも同様に適用可能である。また、本発明は、プリンタ、ファクシミリ、複写機等の単体の記録装置の他、複合機器やシステム構成などにおける記録装置に対しても同様に適用可能である。
第1の実施形態に係る記録装置の外観斜視図である。 第1の実施形態に係る記録装置の右前方から見た斜視図である。 第1の実施形態に係る記録装置の左前方から見た斜視図である。 第1の実施形態に係る記録装置の縦断面図である。 第1の実施形態に係る記録装置の画像形成部の要部の斜視図である。 図5の画像形成部の縦断面図である。 記録装置のアクセスカバーを閉じたときの縦断面図である。 記録装置のアクセスカバーを開けたときの斜視図である。 第1の実施形態に係る記録装置のアクセスカバーを閉じたときの状態を示す側面図である。 第1の実施形態に係る記録装置のアクセスカバーを開けたときの状態を示す側面図である。 第2の実施形態に係る記録装置のアクセスカバーを閉じたときの状態を示す側面図である。 第2の実施形態に係る記録装置のアクセスカバーを開けたときの状態を示す側面図である。
符号の説明
5 画像形成部
7 記録ヘッド
9 装置外装
50 キャリッジ
71 インクタンク
72 発光部
97 アクセスカバー
98 上ケース
100 光学センサ
103 受光部
200、300 クリーニング機構
201、301 作動メンバー
202、302 被動メンバー
203、303 払拭部材
982、986 ガイド部材

Claims (8)

  1. 画像情報に基づいて記録ヘッドにより記録媒体に画像を記録する記録装置において、
    構成要素の状態を検知する光学センサと、装置外装に開閉可能に設けられたアクセスカバーと、前記アクセスカバーに当接する作動メンバーと払拭部材を保持する被動メンバーとを備え、
    前記アクセスカバーの開閉に伴って、前記作動メンバーを介して前記被動メンバーを移動させることにより、前記払拭部材で前記光学センサを清掃することを特徴とする記録装置。
  2. 記録ヘッドが吐出口から記録媒体へインクを吐出して画像を記録するインクジェット記録ヘッドであることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記光学センサは装置内で往復移動するキャリッジ上に配された発光部と装置外装の近傍に配された受光部とを有することを特徴とする請求項1または2に記載の記録装置。
  4. 前記光学センサは前記キャリッジに搭載されたインクタンクの状態を検知することを特徴とする請求項3に記載の記録装置。
  5. 前記アクセスカバーはインクタンクの交換のときにユーザーが開閉することを特徴とする請求項4に記載の記録装置。
  6. 前記アクセスカバーが閉じた状態で、前記作動メンバーが該アクセスカバーに弾性力で押圧されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の記録装置。
  7. 前記作動メンバーは前記装置外装に配された固定点により回転および摺動可能に支持され、前記被動メンバーは前記装置外装に配された固定点により回転および摺動可能に支持されるとともに前記作動メンバーに連結されていることを特徴とする請求項6に記載の記録装置。
  8. 前記作動メンバーは前記装置外装に配された固定点に回転可能に連結されるとともに第1連結メンバーを介して前記被動メンバーに連結され、該被動メンバーは前記装置外装に配された固定点に回転可能に連結された第2連結メンバーに連結されていることを特徴とする請求項6に記載の記録装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011048474A (ja) * 2009-08-25 2011-03-10 Toshiba Corp 自動改札装置
JP2011194608A (ja) * 2010-03-17 2011-10-06 Canon Inc インクジェット記録装置およびインクタンク
JP2013132878A (ja) * 2011-12-27 2013-07-08 Kyocera Document Solutions Inc インクジェット記録装置

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