JP2009111958A - プリディストータ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】レベル検出手段11が増幅器4に入力される信号のレベルを検出し、信号取得手段5〜7が増幅器から出力される信号をフィードバック信号として取得し、対応取得手段14が取得されるフィードバック信号に含まれる歪の成分が小さくなるように直交多項式を用いて表現されるプリディストーションのための係数を更新して増幅器に入力される信号のレベルとプリディストーションのための制御係数との対応(歪補償テーブル12の内容)を取得し、プリディストーション実行手段13が取得された対応に基づいて検出されたレベルに対応したプリディストーションのための制御係数に応じて増幅器に入力される信号に対してプリディストーションのための歪を与える。
【選択図】 図1
Description
ここで、(式1)において、Gainは、増幅器のゲインを表しており、実数である。Dnは、増幅器で発生するn次の非線形歪の係数であり、複素数である。
(式1)は、増幅器の入出力特性をべき級数展開した形であり、右辺の第一項のGain・z(t)は線形成分(希望波)であり、右辺の第二項以降は非線形成分(不要波)である。
このような電力増幅器の非線形歪を補償する歪補償方式の一つとして、プリディストーション方式がある。プリディストーション方式は、電力増幅器の非線形特性であるAM−AM変換、AM−PM変換の逆特性を増幅器の入力信号に予め与えることにより、電力増幅器で発生する歪を補償する方式である。
図2には、プリディストーション実行部13の構成例を示してある。
なお、図1や図2は、後述する本発明に係る実施例で参照するものであり、ここでは、説明の便宜上から参照するが、本発明を不要に限定する意図は無い。
波形比較法は、制御部14において、A/D変換器7から取得したフィードバック信号(歪を含んだ電力増幅部4の出力信号)と入力信号(入力側から制御部14に入力される信号)とから誤差信号を計算し、LMS(Least Mean Square error)などのアルゴリズムを用いて歪補償テーブル12の内容を収束させる方法である。
摂動法は、フィードバック信号をフーリエ変換して計算した帯域外の電力を評価関数とし、プリディストータ1の係数を変化させたときに評価関数が小さい方を選択して歪補償テーブル12の内容を収束させる方法である。
なお、図7には、プリディストータの係数の適応アルゴリズムとして波形比較法を用いた場合における制御部101の構成例を示してあり、これについては後述する実施例(実施例4)で詳しく説明する。
具体例として、メモリレスプリディストータにおいては、各々の次数のプリディストータの係数が互いに影響を及ぼし合うため、適応的に収束させるために長い時間を要するという問題があった。
また、上記のような2つのプリディストータの両方を用いる場合には、それぞれのプリディストータ内の係数が独立していても、プリディストータ間で互いに影響を及ぼし合うため、適応的に収束させるために長い時間を要するという問題があった。
すなわち、レベル検出手段が、前記増幅器に入力される信号のレベルを検出する。信号取得手段が、前記増幅器から出力される信号(例えば、一部)をフィードバック信号として取得する。対応取得手段が、前記信号取得手段により取得されるフィードバック信号に含まれる歪の成分が小さくなるように、直交多項式を用いて表現されるプリディストーションのための係数を更新して、前記増幅器に入力される信号のレベルとプリディストーションのための制御係数との対応を取得する。プリディストーション実行手段が、前記対応取得手段により取得された対応に基づいて、前記レベル検出手段により検出されたレベルに対応したプリディストーションのための制御係数に応じて前記増幅器に入力される信号に対してプリディストーションのための歪を与える。
一例として、増幅器に入力される信号のレベルを検出する場合における当該信号としては、例えば、プリディストータ(プリディストーション実行手段)に入力される信号などを用いることができる。
また、信号のレベルとしては、例えば、電力や振幅のレベルなどを用いることができる。
また、直交多項式を用いて表現されるプリディストーションのための係数としては、例えば、メモリレスプリディストータの場合には3次、5次、7次、・・・といった奇数次の1つ又は複数の係数が用いられ、メモリ効果プリディストータの場合には2次、4次、6次、・・・といった偶数次の1つ又は複数の係数が用いられる。また、メモリレスプリディストータとメモリ効果プリディストータの両方が用いられる場合には、両方の係数(両方を合わせて、複数の係数)が用いられる。
なお、直交多項式を用いて表現されるプリディストーションのための複数の係数は、互いに影響を及ぼさず、それぞれ独立に更新することが可能である。
また、例えば、増幅器に入力される信号のレベルとプリディストーションのための制御係数との対応をメモリのテーブルなどにより記憶する対応記憶手段を備えることもできる。
すなわち、前記プリディストーション実行手段として、AM−AM特性及びAM−PM特性を補償するメモリレスプリディストータを実現する第1のプリディストーション実行手段と、メモリ効果を補償するメモリ効果プリディストータを実現する第2のプリディストーション実行手段を備えた。
また、前記対応取得手段は、1つの直交多項式を用いて表現される前記第1のプリディストーション実行手段と前記第2のプリディストーション実行手段の両方についてのプリディストーションのための係数を更新して、前記第1のプリディストーション実行手段と前記第2のプリディストーション実行手段のそれぞれについて、前記増幅器に入力される信号のレベルとプリディストーションのための制御係数との対応を取得する。
また、第1のプリディストーション実行手段(メモリレスプリディストータ)と第2のプリディストーション実行手段(メモリ効果プリディストータ)は、例えば、それぞれ、増幅器に入力される信号のレベルとプリディストーションのための制御係数との対応を取得や記憶する。
また、1つの直交多項式を用いて表現されるプリディストーションのための係数には、メモリレスプリディストータに関する係数とメモリ効果プリディストータに関する係数の両方が含まれ、これら両方のプリディストータの間の相互作用も考慮される。
すなわち、前記信号取得手段は、取得したフィードバック信号から希望波周波数成分を除去した信号成分を取得するフィルタ手段を有している。
また、前記対応取得手段は、前記信号取得手段が有する前記フィルタ手段により取得された信号成分を誤差信号(エラー信号)として、当該誤差信号を小さくするアルゴリズムを用いて、プリディストーションのための係数を更新する。
また、フィルタとしては、例えば、帯域制限フィルタや、帯域通過フィルタなどを用いることができる。
また、誤差信号を小さくするアルゴリズムとしては、種々なものが用いられてもよく、例えば、LMSやRLS(Recursive Least Squares)のアルゴリズムを用いることができる。
すなわち、レベル検出手段が、前記増幅器に入力される信号のレベルを検出する。信号取得手段が、前記増幅器から出力される信号をフィードバック信号として取得して、フィルタ手段により当該取得したフィードバック信号から希望波周波数成分を除去した信号成分を取得する。対応取得手段が、前記信号取得手段が有する前記フィルタ手段により取得された信号成分を誤差信号として、当該誤差信号を小さくするアルゴリズムを用いてプリディストーションのための係数を更新して、前記増幅器に入力される信号のレベルとプリディストーションのための制御係数との対応を取得する。プリディストーション実行手段が、前記対応取得手段により取得された対応に基づいて、前記レベル検出手段により検出されたレベルに対応したプリディストーションのための制御係数に応じて前記増幅器に入力される信号に対してプリディストーションのための歪を与える。
また、例えば、更新対象となるプリディストーションのための係数と、増幅器に入力される信号のレベルに対応付けられるプリディストーションのための制御係数としては、同一のものが用いられてもよい。
本発明に係る方法では、装置やシステムにおいて各手段が各種の処理を実行する。
本発明に係るプログラムでは、装置やシステムを構成するコンピュータに実行させるものであって、各種の手段として当該コンピュータを機能させる。
本発明に係る記録媒体では、装置やシステムを構成するコンピュータに実行させるプログラムを当該コンピュータの入力手段により読み取り可能に記録したものであって、当該プログラムは各種の処理(手順)を当該コンピュータに実行させる。
図1には、本発明の一実施例に係るプリディストータ付き増幅器の構成例を示してある。本例のプリディストータ付き増幅器は、例えば、基地局装置の送信機などに設けられる。
本例のプリディストータ付き増幅器は、プリディストータ(PD)1と、D/A(Digital to Analog)変換器2と、アップコンバータ(周波数変換部)3と、電力増幅部(PA)4と、方向性結合器5と、ダウンコンバータ(周波数変換部)6と、A/D(Analog to Digital)変換器7を備えている。
プリディストータ1には、振幅検出部11と、メモリなどで構成されるLUT(Look Up Table)からなる歪補償テーブル12と、プリディストーション実行部13と、制御部14を備えている。
プリディストータ付き増幅器への入力信号(例えば、送信対象となる信号)は、プリディストータ1に入力されて、振幅検出部11及びプリディストーション実行部13に入力される。また、この入力信号は、例えば制御部14において波形比較法が用いられる場合のように、必要な場合には、制御部14にも入力される。
振幅検出部11は、入力された信号の振幅の値を検出して、歪補償テーブル12へ出力する。この振幅の値は、歪補償テーブル12の参照引数として対応付けられている。
具体的には、歪補償テーブル12は、振幅の値とプリディストーション実行部13へ供給するための制御係数との対応を記憶しており、振幅検出部11から入力された振幅の値に対応した制御係数をプリディストーション実行部13へ出力する。
なお、本例の歪補償テーブル12は、振幅値と制御係数との対応関係を、時刻tの関数によらない形式で格納する。
D/A変換器2は、プリディストーション実行部13から入力された信号をデジタル信号からアナログ信号へ変換して、アップコンバータ3へ出力する。
アップコンバータ3は、D/A変換器2から入力された信号を周波数変換(アップコンバート)により無線周波数の信号へ変換して、電力増幅部4へ出力する。
ここで、電力増幅部4で増幅される信号は、プリディストーション方式により予め電力増幅部4の非線形特性の逆特性の歪を与えられた信号であり、このプリディストーション歪と電力増幅部4で発生する歪とが相殺される(理想的には、完全に打ち消される)ことにより、電力増幅部4の出力信号は歪が補償された信号となる。
ダウンコンバータ6は、方向性結合器5から入力されたフィードバック信号を周波数変換(ダウンコンバート)によりベースバンド帯或いは中間周波数帯の信号へ変換して、A/D変換器7へ出力する。
A/D変換器7は、ダウンコンバータ6から入力された信号をアナログ信号からデジタル信号へ変換して、制御部14へ出力する。
制御部14は、A/D変換器7から入力された信号に基づいて、プリディストーション実行部13による歪補償がより良好となるように、歪補償テーブル12の記憶内容(本例では、振幅値と制御係数との対応)を更新する。この更新により、例えば、温度変化や経年変化などに適応することが可能である。
本例のプリディストーション実行部13は、複素乗算器31と、複素加算器32を備えている。
本例のプリディストーション実行部13では、入力信号x(t)が複素乗算器31及び複素加算器32に入力される。
振幅検出部11は入力信号x(t)の振幅値|x(t)|を検出し、歪補償テーブル12は当該振幅値|x(t)|に対応した制御係数LUT(|x(t)|)を複素乗算器31へ出力する。
複素乗算器31は、入力された入力信号x(t)と制御係数LUT(|x(t)|)とを複素乗算し、当該複素乗算結果p(t)を複素加算器32へ出力する。
複素加算器32は、入力された入力信号x(t)と前記複素乗算結果p(t)を複素加算して、当該複素加算結果をD/A変換器2へ出力する。
本例では、メモリレスプリディストータを用いる場合について説明する。
まず、本例における課題を詳しく説明する。
図3には、参考として、べき級数展開を用いたメモリレスプリディストータの構成例を示してある。本例のメモリレスプリディストータは、図1に示されるプリディストータ1に相当するものを原理的な構成例で示したものである。
また、本例のメモリレスプリディストータは、全ての次数に共通な処理部として、加算器27を備えている。
3次の項に関する処理部では、2乗検出部21が入力信号の2乗の値を検出(例えば、計算)し、乗算器22が当該2乗値と入力信号とを乗算する。この乗算結果の信号では、入力信号の振幅が3乗となっており、位相は保たれている。そして、複素乗算器23が当該乗算結果の信号とプリディストータの係数α3とを複素乗算する。このプリディストータの係数α3は複素数であり、制御部(図3では、図示せず)が歪を補償することができるように設定する。
そして、加算器27が、全ての奇数次の項の処理系(複素乗算器23、26、・・・)から出力される信号と入力信号を入力して加算(総和)し、当該加算結果をプリディストーション処理後の信号として(図1では、D/A変換器2へ)出力する。
入力信号x(t)は、複素信号である。
振幅検出部11は、入力信号x(t)の振幅値|x(t)|を計算する。入力信号x(t)を(式2)のように表すと、振幅値|x(t)|は(式3)のように表される。
従って、(式7)において、プリディストータの次数を更に高次(5次、7次、・・・)についても考慮した場合には、3次のプリディストータの係数α3が、5次のプリディストータの係数α5や、7次のプリディストータの係数α7や、9次のプリディストータの係数α9などに影響を及ぼすため、α3の値に応じてα5、α7、α9などの最適値が変化してしまう。
なお、(式6)では、増幅器の非線形成分の次数を3次まで考慮したが、更に5次、7次、・・・などの高次を考慮した場合には、更に高次のプリディストータの係数に影響を及ぼすことになる。
上述した問題を解決するために、本実施例では、非線形特性の逆特性の生成多項式として、直交多項式を導入して用いる。
本例では、直交多項式を用いて、複数あるプリディストータの生成多項式を直交させ、これにより、互いの係数が影響を及ぼさないように独立させて、収束時間を短くする。以下で、その一例を示す。
ここで、前記した時間(0〜T)の時間Tとしては、1回の更新に用いられるデータの時間の長さであり、一般的に長い方が誤差が小さくなるため理想的には無限大がよいが、現実では、実用上で有効な程度で、任意の値が用いられてもよい。一例として、歪補償テーブル12の内容を毎回更新するときに、毎回異なる信号を直交させることとなることから、毎回直交させるために十分な入力信号の振幅分布が得られるような長さ(以上)の時間を用いることができ、例えば、原信号と同じ位の確率密度が得られるような長さ(以上)の時間を用いることができる。
以下では、E[・]の関数で表す。また、説明を簡易化するために、(式15)に示されるΦ3の場合と、(式16)に示されるΦ5の場合との二つの場合を示す。
Φ3とΦ5とが直交するためには、(式13)の関係を満たす必要があり、(式17)、(式18)、(式19)のような方程式が立てられる。
まず、(式17)をφ33について解くと、(式20)が得られる。
次に、(式18)により、(式21)が得られる。
そして、(式23)を(式21)に代入すると、(式24)が得られる。
このようにして、直交多項式を生成することができる。
一例として、Φ3、Φ5、Φ7を直交させる場合には、(式25)に示される連立方程式を満たす必要がある。この場合、6個の未知数φ33、φ53、φ55、φ73、φ75、φ77に対して、6本の方程式ができるため、これを解くことができる。同様に、Φ9以降についても拡張することができる。
このように、本例では、プリディストータの係数Aiは、Φi以外には影響を与えない、すなわち、他のプリディストータの係数Aj(i≠j)とは独立して求めることができ、このため、収束時間が短くなる。具体的には、例えば、歪補償テーブル12の内容が初期状態(例えば、何の情報も無い状態)から収束するまでの更新回数が少なくなる。
従って、本例のプリディストータ付き増幅器では、直交多項式を用いることによって適応させるプリディストータの係数が直交するため、歪補償テーブル12の収束時間を短くすることができ、効率化が図られる。
本例では、メモリ効果プリディストータを用いる場合について説明する。
プリディストーション方式では、AM−AM変換やAM−PM変換の補償とともに、メモリ効果の補償が重要となる。一例として、特許文献2には、ベースバンド偶数次歪成分が電源回路のインピーダンスを介して電源電圧を変動させて入力信号を再変調し、帯域内奇数次成分を新しく発生させるメモリ効果を補償するプリディストータが示されている。
図4には、参考として、べき級数展開を用いたメモリ効果プリディストータの構成例を示してある。本例のメモリ効果プリディストータは、図1に示されるプリディストータ1に相当するものを原理的な構成例で示したものである。
また、本例のメモリ効果プリディストータは、全ての次数に共通な処理部として、加算器51を備えている。
2次の項に関する処理部では、2乗検出部41がプリディストータへの入力信号の2乗の値を検出(例えば、計算)し、遅延回路42が2乗検出部41からの出力(2乗値)をU[sec](好ましくは、1クロック時間)遅らせる。減算器43が、2乗検出部41の出力(2乗値)から、U[sec]前の2乗検出部41の出力(2乗値)を減算する。これにより、減算器43からの出力は、2乗値の差分となる。
そして、乗算器44が、2乗値の差分の値と入力信号とを乗算する。この乗算結果の出力信号は、キャリア信号が再変調された信号に相当し、3次成分となりキャリア周波数付近の周波数成分を有する。
複素乗算器45は、乗算器44からの出力信号にプリディストータの係数β2を乗算する。プリディストータの係数β2は複素数であり、制御部(図4では、図示せず)が歪を補償することができるように設定する。
そして、乗算器49が、4乗値の差分の値と入力信号とを乗算する。この乗算結果の出力信号は、キャリア信号が再変調された信号に相当し、5次成分となりキャリア周波数付近の周波数成分を有する。
複素乗算器50は、乗算器49からの出力信号にプリディストータの係数β4を乗算する。プリディストータの係数β4は複素数であり、制御部(図4では、図示せず)が歪を補償することができるように設定する。
そして、加算器51が、全ての偶数次の項の処理系(複素乗算器45、50、・・・)から出力される信号と入力信号を入力して加算(総和)し、当該加算結果をプリディストーション処理後の信号として(図1では、D/A変換器2へ)出力する。
なお、前記したU[sec]としては、例えば、(1クロック時間×1以上の整数)の値を用いることが可能である。
本例では、メモリ効果プリディストータの出力信号p(t)は、(式27)のように表される。
しかしながら、上記した第1実施例に係るメモリレスプリディストータの場合(AM−AM変換及びAM−PM変換を補償するプリディストータの係数の場合)と同様に、β2、β4、・・・を適応させる場合の収束時間が長くなるという問題があった。
上述した問題を解決するために、本実施例では、メモリ効果特性の逆特性の生成多項式として、直交多項式を導入して用いる。
本例では、直交多項式を用いて、複数あるプリディストータの生成多項式を直交させ、これにより、互いの係数が影響を及ぼさないように独立させて、収束時間を短くする。以下で、その一例を示す。
上記した第1実施例の場合と同様に、ある時間(0〜T)の入力信号x(t)について、(式13)を満たすとき、(式29)に示されるそれぞれのΦ(Φ2〜ΦM)が直交する。
説明を簡易化するために、Φ2の場合と、Φ4の場合との二つの場合を示す。
この場合、未知数φ22、φ42、φ44に対して、(式30)に示される3本の方程式ができるため、上記した第1実施例に係るAM−AM変換及びAM−PM変換を補償するプリディストータの場合と同様にして、解くことができる。
そして、上記した第1実施例で示した(式26)と同様に、B2、B4、B6、・・・、BMとβ2、β4、β6、・・・、βMとの関係を求めることができる。
このように、プリディストータの係数Biは、Φi以外には影響を与えない、すなわち、他のプリディストータの係数Bj(i≠j)とは独立して求めることができ、このため、収束時間が短くなる。
従って、本例のプリディストータ付き増幅器では、直交多項式を用いることによって適応させるプリディストータの係数が直交するため、歪補償テーブル12の収束時間を短くすることができ、効率化が図られる。
本例では、メモリレスプリディストータ及びメモリ効果プリディストータの両方を並列に用いる場合について説明する。
図5には、本発明の一実施例に係るプリディストータの構成例を示してある。
本例のプリディストータでは、AM−AM変換とAM−PM変換を補償するとともに、メモリ効果を補償する。
ここで、メモリレスPD61としては、図3に示されるような原理構成のものなどを用いることができ、また、メモリ効果PD62としては、図4に示されるような原理構成のものなどを用いることができる。
なお、本例では、メモリレスPD61やメモリ効果PD62はそれぞれ図1に示されるプリディストータ1に相当しており、図3に示されるメモリレスPDの加算器27と図4に示されるメモリ効果PDの加算器51が共通化されて図5に示される加算器64になっていると捉えることが可能である。
本例では、直交多項式を用いて、複数あるプリディストータの生成多項式を直交させ、これにより、互いの係数が影響を及ぼさないように独立させて、収束時間を短くする。以下で、その一例を示す。
p(t)は、上記した(式4)及び(式27)により、(式31)のように表される。
本例では、(式31)を(式32)、(式33)のように表現する。
この場合、B2、A3、B4、A5、B6、A7、・・・は、互いに独立となるため、収束時間が短くなる。
本例では、メモリレスPD61とメモリ効果PD62との相互作用も(式33)に入っており、全ての係数Ai、Bjを直交化させることができる。
従って、本例のプリディストータ付き増幅器では、直交多項式を用いることによって適応させるプリディストータの係数が直交するため、歪補償テーブルの収束時間を短くすることができ、効率化が図られる。
本例では、プリディストータの係数Ai、Biの適応アルゴリズムを用いた場合の更新方法について説明する。
まず、背景技術及び課題について詳しく説明する。
図7には、背景技術に係る制御部101(図1に示される制御部14に対応するもの)の演算に関する構成例を示してある。なお、図7には、A/D変換器7や歪補償テーブル12も示してある。
減算器111は、プリディストータへの入力信号からA/D変換器7からの入力信号を減算することにより、プリディストータへの入力信号(歪の無い信号)と増幅器(本例では、電力増幅部4の増幅器)からのフィードバック信号(歪のある信号)との差分を誤差信号e(t)として求める。本例では、非線形歪成分が誤差信号e(t)となる。
アダプティブアルゴリズム部112は、減算器111により得られた誤差信号e(t)を用いて、LMSアルゴリズムにより、(式35)、(式36)に示されるアルゴリズムを用いて、プリディストータの係数(歪補償テーブル12の内容)を更新する。
(式37)において、x(t)はプリディストータへの入力信号を表しており、PAoutは増幅器の出力信号をフィードバックしたものである制御部101への入力信号を表している。また、τは時間の同期誤差を表しており、Gainは増幅器の増幅率による振幅の調整のための係数を表している。
例えば、希望信号電力と歪電力との比は30〜60[dB]といったように非常に大きいため、この調整は重要になる。この問題を解決しようとした場合には、複雑で精度の良い演算を要することから、回路規模が大きくなってしまうという問題があった。
図6(a)には、アナログフィルタを用いる場合について、本発明の一実施例に係る制御部14a(図1に示される制御部14に対応するもの)の演算に関する構成例を示してあり、具体的には、希望信号帯域外の信号を通過させる特性を有する帯域制限フィルタ71と、A/D変換器7と、アダプティブアルゴリズム部81を備えた制御部14aと、歪補償テーブル12を示してある。
そして、ダウンコンバータ6からの出力信号を帯域制限フィルタ71によりフィルタリングすることで希望信号帯域外の信号をエラー信号e(t)として抽出し、抽出したエラー信号e(t)をA/D変換器7によりデジタル化して、当該エラー信号e(t)に基づいて制御部14aのアダプティブアルゴリズム部81がLMSアルゴリズムによりプリディストータの係数(歪補償テーブル12の内容)を更新する。
そして、制御部14bにおいて、A/D変換器7からの入力信号を帯域制限フィルタ91によりフィルタリングすることで希望信号帯域外の信号をエラー信号e(t)として抽出し、抽出したエラー信号e(t)に基づいてアダプティブアルゴリズム部92がLMSアルゴリズムによりプリディストータの係数(歪補償テーブル12の内容)を更新する。
なお、本例では、フィルタとして、帯域制限フィルタ71、91を用いた場合を示しているが、他の構成例として、同様なフィルタリング特性を有する帯域通過フィルタ(Band Pass Filter)を用いることも可能である。帯域制限フィルタとしては、例えば、通常、FIR(Finite Impulse Response)フィルタなどが用いられる。
図7に示される背景技術の構成では、例えばフィードバック信号に含まれる歪成分の周波数のパワーレベルをエラー信号e(t)として見ており、フィードバック信号のゲイン(Gain)や位相(時間τ)が元の信号と合わないと誤差が出るため、レベル合わせなどが必要である。
このように、本例では、図7に示される背景技術の構成におけるレベル調整などをする必要が無く、電力が大きい希望信号を含んでいないため、遅延時間に要求される精度は緩和される。なお、希望帯域内に存在する歪は帯域制限フィルタ71、91により除去されるため誤差信号e(t)に含まれなくなるが、希望信号帯域外の誤差信号e(t)が0に近づけば希望信号帯域内の誤差信号も0に近づくため特に問題はない。
従って、本例のプリディストータ付き増幅器では、帯域制限フィルタ71、91で希望信号帯域を除去した信号をエラー信号e(t)とすることで、例えば図6に示される構成における複雑な処理(演算)が不要となって、回路規模を小さくすることができ、処理を簡素化した分だけ収束時間が短くなる。このように、本例では、プリディストーションのための係数を効率的に収束させることができる。
また、本例では、プリディストータの係数を更新するアルゴリズムとして、LMSアルゴリズムを用いた場合を示したが、例えば、RLSアルゴリズムなどが用いられてもよい。
また、本発明の適用分野としては、必ずしも以上に示したものに限られず、本発明は、種々な分野に適用することが可能なものである。
また、本発明に係るシステムや装置などにおいて行われる各種の処理としては、例えばプロセッサやメモリ等を備えたハードウエア資源においてプロセッサがROM(Read Only Memory)に格納された制御プログラムを実行することにより制御される構成が用いられてもよく、また、例えば当該処理を実行するための各機能手段が独立したハードウエア回路として構成されてもよい。
また、本発明は上記の制御プログラムを格納したフロッピー(登録商標)ディスクやCD(Compact Disc)−ROM等のコンピュータにより読み取り可能な記録媒体や当該プログラム(自体)として把握することもでき、当該制御プログラムを当該記録媒体からコンピュータに入力してプロセッサに実行させることにより、本発明に係る処理を遂行させることができる。
Claims (4)
- 増幅器で発生する歪を補償するプリディストータにおいて、
前記増幅器に入力される信号のレベルを検出するレベル検出手段と、
前記増幅器から出力される信号をフィードバック信号として取得する信号取得手段と、
前記信号取得手段により取得されるフィードバック信号に含まれる歪の成分が小さくなるように、直交多項式を用いて表現されるプリディストーションのための係数を更新して、前記増幅器に入力される信号のレベルとプリディストーションのための制御係数との対応を取得する対応取得手段と、
前記対応取得手段により取得された対応に基づいて、前記レベル検出手段により検出されたレベルに対応したプリディストーションのための制御係数に応じて前記増幅器に入力される信号に対してプリディストーションのための歪を与えるプリディストーション実行手段と、
を備えたことを特徴とするプリディストータ。 - 請求項1に記載のプリディストータにおいて、
前記プリディストーション実行手段として、AM−AM特性及びAM−PM特性を補償するメモリレスプリディストータを実現する第1のプリディストーション実行手段と、メモリ効果を補償するメモリ効果プリディストータを実現する第2のプリディストーション実行手段を備え、
前記対応取得手段は、1つの直交多項式を用いて表現される前記第1のプリディストーション実行手段と前記第2のプリディストーション実行手段の両方についてのプリディストーションのための係数を更新して、前記第1のプリディストーション実行手段と前記第2のプリディストーション実行手段のそれぞれについて、前記増幅器に入力される信号のレベルとプリディストーションのための制御係数との対応を取得する、
ことを特徴とするプリディストータ。 - 請求項1又は請求項2に記載のプリディストータにおいて、
前記信号取得手段は、取得したフィードバック信号から希望波周波数成分を除去した信号成分を取得するフィルタ手段を有しており、
前記対応取得手段は、前記信号取得手段が有する前記フィルタ手段により取得された信号成分を誤差信号として、当該誤差信号を小さくするアルゴリズムを用いて、プリディストーションのための係数を更新する、
ことを特徴とするプリディストータ。 - 増幅器で発生する歪を補償するプリディストータにおいて、
前記増幅器に入力される信号のレベルを検出するレベル検出手段と、
前記増幅器から出力される信号をフィードバック信号として取得して、フィルタ手段により当該取得したフィードバック信号から希望波周波数成分を除去した信号成分を取得する信号取得手段と、
前記信号取得手段が有する前記フィルタ手段により取得された信号成分を誤差信号として、当該誤差信号を小さくするアルゴリズムを用いてプリディストーションのための係数を更新して、前記増幅器に入力される信号のレベルとプリディストーションのための制御係数との対応を取得する対応取得手段と、
前記対応取得手段により取得された対応に基づいて、前記レベル検出手段により検出されたレベルに対応したプリディストーションのための制御係数に応じて前記増幅器に入力される信号に対してプリディストーションのための歪を与えるプリディストーション実行手段と、
を備えたことを特徴とするプリディストータ。
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