JP2009109738A - 投射型表示装置 - Google Patents
投射型表示装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009109738A JP2009109738A JP2007281860A JP2007281860A JP2009109738A JP 2009109738 A JP2009109738 A JP 2009109738A JP 2007281860 A JP2007281860 A JP 2007281860A JP 2007281860 A JP2007281860 A JP 2007281860A JP 2009109738 A JP2009109738 A JP 2009109738A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid crystal
- crystal panel
- optical system
- light
- panel elements
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000004973 liquid crystal related substance Substances 0.000 claims abstract description 192
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 claims abstract description 102
- 239000003086 colorant Substances 0.000 claims abstract description 21
- 230000004907 flux Effects 0.000 claims abstract description 9
- 238000000926 separation method Methods 0.000 claims description 22
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 claims description 11
- 238000003786 synthesis reaction Methods 0.000 claims description 11
- 239000000203 mixture Substances 0.000 claims description 10
- 238000001816 cooling Methods 0.000 abstract description 34
- 230000002194 synthesizing effect Effects 0.000 abstract 4
- XUIMIQQOPSSXEZ-UHFFFAOYSA-N Silicon Chemical compound [Si] XUIMIQQOPSSXEZ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 26
- 229910052710 silicon Inorganic materials 0.000 description 26
- 239000010703 silicon Substances 0.000 description 26
- 230000010287 polarization Effects 0.000 description 17
- 239000005394 sealing glass Substances 0.000 description 11
- 230000004044 response Effects 0.000 description 9
- OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N Carbon Chemical compound [C] OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 7
- 229910002804 graphite Inorganic materials 0.000 description 7
- 239000010439 graphite Substances 0.000 description 7
- 238000005286 illumination Methods 0.000 description 7
- 239000002131 composite material Substances 0.000 description 6
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 4
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 4
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 4
- 239000013078 crystal Substances 0.000 description 4
- 239000000463 material Substances 0.000 description 4
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 3
- 229910000838 Al alloy Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 2
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 2
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 2
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 239000000919 ceramic Substances 0.000 description 2
- 230000008859 change Effects 0.000 description 2
- 239000000110 cooling liquid Substances 0.000 description 2
- 230000007613 environmental effect Effects 0.000 description 2
- 230000031700 light absorption Effects 0.000 description 2
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 2
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 125000004432 carbon atom Chemical group C* 0.000 description 1
- 230000009467 reduction Effects 0.000 description 1
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 1
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Projection Apparatus (AREA)
- Liquid Crystal (AREA)
Abstract
【課題】複数の液晶パネル素子を効率よくバランス良く冷却することで、高画質を得る。
【解決手段】投射型表示装置1は、光源3からの光を赤、緑、青の3色に分解する色分解光学系5と、分解された光束を前記3つの各色用の液晶パネル素子7,9,11に照射し、前記各液晶パネル素子からの変調出射光を合成する合成光学系13と、この合成光学系13で合成された光束をスクリーンに投射する投射光学系17と、前記色分解光学系5と合成光学系13と投射光学系17のうちの少なくとも合成光学系13を構成する光学部材を組み立てたベース部材19と、を備えている。前記3つの各液晶パネル素子7,9,11を冷却すべく、各液晶パネル素子7,9,11と前記ベース部材19を第1熱伝導シート41で連結配置したことを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】投射型表示装置1は、光源3からの光を赤、緑、青の3色に分解する色分解光学系5と、分解された光束を前記3つの各色用の液晶パネル素子7,9,11に照射し、前記各液晶パネル素子からの変調出射光を合成する合成光学系13と、この合成光学系13で合成された光束をスクリーンに投射する投射光学系17と、前記色分解光学系5と合成光学系13と投射光学系17のうちの少なくとも合成光学系13を構成する光学部材を組み立てたベース部材19と、を備えている。前記3つの各液晶パネル素子7,9,11を冷却すべく、各液晶パネル素子7,9,11と前記ベース部材19を第1熱伝導シート41で連結配置したことを特徴とする。
【選択図】図1
Description
この発明は、投射型表示装置に関し、特に液晶変調素子を用いて変調した画像をスクリーンに結像させて画像表示を行なうもので、液晶パネル素子を冷却することで高画質の画像表示を行なう投射型表示装置に関する。
従来、投射型表示装置としては、例えば液晶プロジェクタが普及している。
図7(A),(B)を参照するに、投射型表示装置101としての例えば液晶プロジェクタは、光源としての照明系光源103からの光束(白色光)を赤(R),縁(G),青(B)の3原色に分解する色分解光学系105と、分解された光束を赤色用,緑色用,青色用の3つの液晶パネル素子107,109,111に照射し、前記各液晶パネル素子107,109,111をテレビジョン信号やパソコン等からの情報信号に基づいて駆動することで、液晶パネル素子107,109,111から変調された光束を出射し、この変調光束を合成する合成光学系113と、この合成光学系113で合成された光束を投射レンズ115を介してスクリーンに拡大投射する投射光学系117と、を備えているものであった。
なお、上記の液晶パネル素子107,109,111としては反射型液晶パネル素子が使用されている。また、上記の前記色分解光学系105と合成光学系113と投射光学系117を構成する各光学部材は、図7(A),(B)の紙面奥側でベースプレート119に固定されている。
上記の色分解光学系105としては、照明系光源103から出射された白色光WLが、インテグレータ光学系121で均一化されると共にS偏光光に変換されてから出射される。この出射された白色光WLのうちの赤色成分の光(以下、「赤色光RL」という)と縁色成分の光(以下、「緑色光GL」という)が、選択的に偏光面を90度変換するカラー偏光子123を透過し、このカラー偏光子123で、前記白色光WLのうちのS偏光の青色成分の光(以下、「青色光BL」という)と、P偏光の赤色光RL及び緑色光GLに分解される。
そして、前記青色光BLが偏光ビームスプリッター125(以下、「PBS」という)で入射光と直交する方向に反射され、一方、赤色光RL及び緑色光GLがPBS125を透過することで、青色光BLと、赤色光RL及び緑色光GLに分離される。
さらに、上記のPBS125を透過した緑色光GL及び赤色光RLは、緑色光GLの偏光面を90度変換するカラー偏光子127で、S偏光光の緑色光GLとP偏光光の赤色光RLに分解される。
PBS129では、入射光のうちのS偏光光の緑色光GLが入射光と直交する方向に反射され、一方、赤色光RLがPBS129を透過することで、緑色光GLと赤色光RLに分離される。
なお、色分解光学系105を構成する光学部材として、赤、緑、青の色(R、G、B光)を色分解するために機能する部材をいい、例えばインテグレータ光学系121、カラー偏光子123、偏光ビームスプリッター125、カラー偏光子127、PBS129等の部材をいう。
合成光学系113としては、前記PBS125にて反射分離された青色光BLは、PBS131の一主面から入射した後、S偏光成分を反射する偏光分離面にて入射光と直交する方向に反射されて青色用の反射型液晶パネル素子111に入射する。青色用の反射型液晶パネル素子111では、テレビジョン信号やパソコン等からの青色の画像情報に基づいて、青色に表示すべき部分の画素に入射した青色光BLの偏光方向を90度回転し、すなわちP偏光光に変換して反射する。
そのため、再度PBS131に入射した青色光BLのうちのP偏光の成分が、偏光分離面を透過してから、波長板133で偏光面を90度変換され、S偏光光として色合成用PBS135の第一の主面に入射される。
一方、前記PBS129にて反射分離されたS偏光光の緑色光GLは、上述した青色光BLと同様に、テレビジョン信号やパソコン等からの緑色の画像情報に基づいて、緑色用の反射型液晶パネル素子109にて緑色に表示すべき部分の画素がP偏光に変換された後、入射光と直交する方向から出射され、カラー偏光子137に入射する。
さらに、PBS129を透過したP偏光光の赤色光RLは、上述した青色光BLや緑色光GLと同様に、テレビジョン信号やパソコン等からの赤色の画像情報に基づいて、赤色用の反射型液晶パネル素子107にて赤色に表示すべき部分の画素がS偏光光に変換された後、入射光と直交する方向から出射され、前記緑色光GLと一緒にカラー偏光子137に入射する。
カラー偏光子137では、赤色光RLの偏光面を90度変換し、緑色光GLと同じP偏光光として色合成用のPBS135の第2主面に入射される。
なお、合成光学系113を構成する光学部材としては、赤・緑・青の光(R、G、B光)を合成するために機能する部材をいい、例えば上記の反射型液晶パネル素子107,109,111、PBS129,131、波長板133、カラー偏光子137、色合成用PBS135等の部材をいう。
投射光学系117としては、上記の色合成用PBS135の第1及び第2の主面から入射した赤・緑・青の光(RGB光)のうち、S偏光光の青色光BLは入射光と直交する方向に反射され、P偏光光の緑色光GL及び赤色光RLは直進透過して赤・緑・青の3原色として第3の主面から出射される。そして、投射レンズ115から出射されて、図示しないスクリーンにカラー画像が表示される。
なお、投射光学系117を構成する光学部材としては、投射レンズ115等の部材をいう。
以上のように赤・緑・青の3原色に分解して各液晶パネル素子107,109,111に照射した光束においては、透過型液晶パネル素子の場合は殆どが透過し、あるいは反射型液晶パネル素子の場合は殆どが反射するが、照射された一部の光束は、各液晶パネル素子107,109,111あるいはその周辺の光学部材を含む液晶パネル素子107,109,111に吸収されるために発熱することになる。
図8を併せて参照するに、反射型液晶パネル素子107,109,111(LCOS)は、一般的には、液晶素子駆動ICとしての例えばシリコンベース139と、このシリコンベース139の裏面を熱伝導ジェル141を介して熱結合で取り付けた液晶素子支持体143とからなる構造である。
より詳しくは、シリコンベース139には電極としての例えばフレキシブルケーブル145が接続されており、液晶素子支持体143の表面側には前記シリコンベース139を収納するためのIC収納溝部147が設けられており、このIC収納溝部147の底部に前記シリコンベース139の裏面が熱伝導ジェル141を介して熱結合されている。また、シリコンベース139の表面は封止ガラス149で覆われた状態であり、前記封止ガラス149が液晶素子支持体143の表面に固定部材151で固定されている。また、フレキシブルケーブル145は液晶素子支持体143の表面にフレキ固定部材153で固定されている。
さらに、上記の液晶素子支持体143は、その裏面側に熱放出の効率を上げるためのフィン155が一体的に設けられており、強力な照明光によるシリコンベース139の温度上昇を抑えるためのヒートシンクと、シリコンベース139の支持体とを兼ねた構造体となっている。
したがって、各反射型液晶パネル素子107,109,111(LCOS)は、シリコンベース139の熱が熱伝導ジェル141を経て液晶素子支持体143に伝導し、この液晶素子支持体143のフィン155から放出される構成である。
また、上記の3つの各液晶パネル素子107,109,111の温度上昇は、使用する照明系光源103の輝度分布、あるいは3原色に分解するカラー偏光子123,127,137(フイルター)の特性や各液晶パネル素子107,109,111の光吸収特性等の理由から、それぞれ違った温度になる。例えば、赤・緑・青の3原色を合成して白色を出すためにレベルを合わせると、通常は青色が最も温度が高く、次に緑色、赤色の順に低くなる。
そこで、赤色用,緑色用,青色用の各液晶パネル素子107,109,111を含む周辺の光学部材を効率良く所定の温度以下にするために、各液晶パネル素子107,109,111における液晶素子支持体143のフィン155を冷却する風量の配分を変えることで、冷却風量を調節(制御)していた。つまり、図7(A)、(B)では図示省略されているが、上記の光学部材を固定するためのベースプレート119側(紙面奥側)に冷却ファンと導風ダクトを設け、液晶素子支持体143の近傍に冷却風吹き出し口を設け、赤色用,緑色用,青色用の各液晶パネル素子107,109,111を所定の温度に冷却していた。
また、他の従来例では、特許文献1に示されているように、合成光学系の近傍に冷却ファンを設置し、赤色用,緑色用,青色用の各液晶パネル素子の近傍にそれぞれ冷却風吹き出し口を設け、液晶パネル素子の周辺に冷却風を当てて冷却していた。
また、別の従来例では、特許文献2に示されているように、赤色用,緑色用,青色用の各液晶パネル素子107,109,111に該当する複数の液晶ライトバルブが高熱電導性部材を介して相互に接続される構成である。
登録特許第2707599号公報
特開平11−133389公報
ところで、従来の投射型表示装置101においては、前述したように、3つの液晶パネル素子107,109,111を効率良く冷却して所定の温度以下にするために、各液晶パネル素子107,109,111を冷却する風量の配分を変えることで、冷却風量を調節(制御)していた。
しかし、近年、液晶パネル素子の改良が進んで、テレビジョン信号やパソコン等からの駆動信号に対する液晶パネル素子の応答特性が高速になるにつれて、赤色用,緑色用,青色用の液晶パネル素子107,109,111の応答特性の差が問題となってきた。そこで、従来では、上記の3つの液晶パネル素子107,109,111の応答特性を合わせるために、駆動電圧波形に高電圧パルスを重畳したり、電気的な遅延を変化させたりしていたが、3色の応答を合わせるのが難しいという問題点があった。
そのために、赤色用,緑色用,青色用の液晶パネル素子107,109,111の応答特性に差があると、静止画像では全く問題は発生しないが、動画像を投射したときは著しく画像品位を落とすことになる。すなわち、投射画面上で動く画像があると、例えば動画像のリーディングエッジに色付きが出る現象となる。その理由としては、一般の物質(液体)では、温度が高くなるにつれて粘性が下がり、低温域では液体の粘性が上がる。同様に、液晶パネル素子107,109,111に使用している液晶も、高温では粘性が下がり、低温では粘性が上がる。そのため、低温では応答が遅くなり、高温では応答が速くなるという現象が生じる。
したがって、赤色用,緑色用,青色用の各液晶パネル素子107,109,111はできるだけ同じ温度になるように制御するのが望ましいのである。換言すれば、図7(A)、(B)や特許文献1における従来の投射型表示装置101において、各液晶パネル素子107,109,111を冷却する風量の配分を変えることで冷却風量を調節するものでは、動画像の画質に対して不十分であるという問題点があった。
また、赤色用,緑色用,青色用の各液晶パネル素子107,109,111は、投射した赤,緑,青を投射画面上で合わせるために、それぞれ個々に微調整(レジストレーション調整)する必要があるために、構造上の理由からベースプレート119に直接固定することができないものであった。
さらに、特許文献2における従来の投射型表示装置においては、複数の液晶ライトバルブが高熱電導性部材を介して相互に接続される構成であるが、単に高熱電導性部材で相互に接続するだけでは、上述した動画像の画質に対しては不十分であるという問題点があった。
また、図8の従来の反射型液晶パネル素子107,109,111(LCOS)の構造で冷却効率を上げるためには、金属に比べて熱伝導率が低い熱伝導ジェル141を極力薄くしてシリコンベース139の熱を液晶素子支持体143側に逃がす必要がある。しかし、熱伝導ジェル141の量を少なくして熱伝導ジェル141を薄くすると、液晶パネル素子107,109,111を構成する封止ガラス149に応力が掛かり、封止ガラス149の複屈折が発生する。液晶パネル素子107,109,111は偏光光で照射・投影するので、光束の光路に複屈折が生じると面像の一様性が失われるためにシェーディングが発生するという問題点があった。そのため、熱伝導ジェル141の厚さは0.3〜0.5mmとしていた。
ちなみに、熱伝導ジェル141の熱伝導率は、一例を上げると、0.5〜0.7W/(m・K)程度であり、一般のヒートシンク材料である金属よりかなり小さいものである。ただし、空気の熱伝導率は0.037W/(m・K)であるので、何も無い状態に比較して、少しはましな程度である。
この発明は、複数の液晶パネル素子を効率よくバランス良く冷却することで、例えば動画像に対しても高画質を得ることを目的とし、また、シリコンベースの熱は液晶パネル素子を構成する液晶素子支持体の側に効率良く逃がすことで、シリコンベースに応力を与えずに効率良く冷却することを目的とする。
上記の課題を解決するために、この発明の投射型表示装置は、光源からの光を赤、緑、青の3色に分解する色分解光学系と、分解された光束を前記3つの各色用の液晶パネル素子に照射し、前記各液晶パネル素子からの変調出射光を合成する合成光学系と、この合成光学系で合成された光束をスクリーンに投射する投射光学系と、前記色分解光学系と合成光学系と投射光学系のうちの少なくとも前記合成光学系を構成する光学部材を組み立てたベース部材と、を備えた投射型表示装置において、
前記3つの各液晶パネル素子を冷却すべく、各液晶パネル素子と前記ベース部材を第1熱伝導シートで連結配置したことを特徴とするものである。
前記3つの各液晶パネル素子を冷却すべく、各液晶パネル素子と前記ベース部材を第1熱伝導シートで連結配置したことを特徴とするものである。
また、この発明の投射型表示装置は、赤、緑、青の3色の光源と、前記3色の光源からの光束を前記3つの各色用の液晶パネル素子に照射し、前記各液晶パネル素子からの変調出射光を合成する合成光学系と、この合成光学系で合成された光束をスクリーンに投射する投射光学系と、前記色分解光学系と合成光学系と投射光学系のうちの少なくとも前記合成光学系を構成する光学部材を組み立てたベース部材と、を備えた投射型表示装置において、
前記3つの各液晶パネル素子を冷却すべく、各液晶パネル素子と前記ベース部材を第1熱伝導シートで連結配置したことを特徴とするものである。
前記3つの各液晶パネル素子を冷却すべく、各液晶パネル素子と前記ベース部材を第1熱伝導シートで連結配置したことを特徴とするものである。
また、この発明の投射型表示装置は、前記投射型表示装置において、前記3つの液晶パネル素子のうちの少なくとも2つの液晶パネル素子が、1枚の第1熱伝導シートで前記ベース部材と連結配置されていることが好ましい。
また、この発明の投射型表示装置は、前記投射型表示装置において、前記各液晶パネル素子は、液晶素子駆動ICの裏面に第2熱伝導シートの一端側の表面を貼り付け、この第2熱伝導シートの一端側の裏面を熱伝導ジェルで液晶素子支持体に結合して取り付けると共に、前記第2熱伝導シートの他端側を前記液晶素子支持体に接合して連結されていることが好ましい。
また、この発明の投射型表示装置は、前記投射型表示装置において、前記各液晶パネル素子は、液晶素子駆動ICの裏面に第2熱伝導シートの一端側の表面を貼り付け、この第2熱伝導シートの一端側の裏面を熱伝導ジェルで液晶素子支持体に結合して取り付けると共に、前記3つの液晶パネル素子のうちの少なくとも2つの液晶パネル素子の前記第2熱伝導シートの他端側同士を結合して連結されていることが好ましい。
以上のごとき課題を解決するための手段から理解されるように、この発明によれば、3つの各色用の各液晶パネル素子をそれぞれ単独に冷却するのではなく、可撓性を有する第1熱伝導シートで熱容量の大きなベース部材に熱を移動させ、ベース部材を冷却することになる。その結果、各液晶パネル素子に付けていた従来の冷却用の液晶素子支持体に比較して大きな熱容量のベース部材をヒートシンクにするので、温度上昇を低く抑えることができる。また、ベース部材全体を冷却するので、シンプルなダクトで冷却風を導くことができ、低速風でも効率よく冷却することができるので、低騒音に抑えることができる。
また、可撓性を有する第1熱伝導シートを用いたので、3つの各色用の各液晶パネル素子はそれぞれ個々に微調整(レジストレーション調整)を容易に行うことができる。あるいは、個々に微調整を行った後に、第1熱伝導シートを液晶パネル素子とベース部材に貼り付けることができる。
さらに、各液晶パネル素子を第1熱伝導シートで熱結合することにより、各液晶パネル素子の温度を近づけるため、液晶の応答特性を合わせることができる。その結果、複数の液晶パネル素子を効率よくバランス良く冷却することで、例えば動画像に対しても高画質を得ることができる。
また、各液晶パネル素子に設けていた従来の冷却用の液晶素子支持体をベース部材に置き換えることで、軽量化と小型化を図ることができ、3つの液晶パネル素子の相対位置が変動(経時変化・環境変化等による)して発生するレジストレーション(コンバージェンス)のずれを防ぐ効果もある。
また、液晶素子駆動ICと液晶素子支持体が第2熱伝導シートで連結されているので、強力な照明光の入射光による液晶素子駆動ICの発熱の多くを第2熱伝導シートを経由して液晶素子支持体に逃がすことができる。また、液晶素子駆動ICの熱の一部を熱伝導ジェルを介して液晶素子支持体に逃がすことができる。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1(A),(B)を参照するに、この実施の形態に係る投射型表示装置1としては、例えば液晶プロジェクタがあり、光源としての照明系光源3からの光束(白色光)を赤(R),縁(G),青(B)の3原色に分解する色分解光学系5と、分解された光束を赤色用,緑色用,青色用の3つの液晶パネル素子7,9,11に照射し、前記各液晶パネル素子7,9,11をテレビジョン信号やパソコン等からの情報信号に基づいて駆動することで、液晶パネル素子7,9,11から変調された光束を出射し、この変調光束を合成する合成光学系13と、この合成光学系13で合成された光束を投射レンズ15を介してスクリーンに拡大投射する投射光学系17と、を備えているものである。なお、上記の液晶パネル素子7,9,11としては反射型液晶パネル素子が使用されている。また、上記の3つの色分解光学系5と合成光学系13と投射光学系17を構成する光学部材は、図1(A),(B)の紙面奥側でベース部材としての例えばベースプレート19に固定されている。なお。図1(A),(B)では、3つの色分解光学系5と合成光学系13と投射光学系17を構成する光学部材がベースプレート19に固定されているが、少なくとも合成光学系13を構成する光学部材がベースプレート19に固定されている必要がある。
上記の色分解光学系5としては、光源3から出射された白色光WLが、インテグレータ光学系21で均一化されると共にS偏光光に変換されてから出射される。この出射された白色光WLのうちの赤色成分の光(以下、「赤色光RL」という)と縁色成分の光(以下、「緑色光GL」という)が、選択的に偏光面を90度変換するカラー偏光子23を透過し、このカラー偏光子23で、前記白色光WLのうちのS偏光の青色成分の光(以下、「青色光BL」という)と、P偏光の赤色光RL及び緑色光GLに分解される。
そして、前記青色光BLが偏光ビームスプリッター25(以下、「PBS」という)で入射光と直交する方向に反射され、一方、赤色光RL及び緑色光GLがPBS25を透過することで、青色光BLと、赤色光RL及び緑色光GLに分離される。
さらに、上記のPBS25を透過した緑色光GL及び赤色光RLは、緑色光GLの偏光面を90度変換するカラー偏光子27で、S偏光光の緑色光GLとP偏光光の赤色光RLに分解される。
PBS29では、入射光のうちのS偏光光の緑色光GLが入射光と直交する方向に反射され、一方、赤色光RLがPBS29を透過することで、緑色光GLと赤色光RLに分離される。
なお、色分解光学系5を構成する光学部材としては、赤、緑、青の色(R、G、B光)を色分解するために機能する部材をいい、例えばインテグレータ光学系21、カラー偏光子23、偏光ビームスプリッター25、カラー偏光子27、PBS29等の部材をいう。
合成光学系13としては、前記PBS25にて反射分離された青色光BLは、PBS31の一主面から入射した後、S偏光成分を反射する偏光分離面にて入射光と直交する方向に反射されて青色用の反射型液晶パネル素子11に入射する。青色用の反射型液晶パネル素子11では、テレビジョン信号やパソコン等からの青色の画像情報に基づいて、青色に表示すべき部分の画素に入射した青色光BLの偏光方向を90度回転し、すなわちP偏光光に変換して反射する。
そのため、再度PBS31に入射した青色光BLのうちのP偏光の成分が、偏光分離面を透過してから、波長板33で偏光面を90度変換され、S偏光光として色合成用PBS35の第一の主面に入射される。
一方、前記PBS29にて反射分離されたS偏光光の緑色光GLは、上述した青色光BLと同様に、テレビジョン信号やパソコン等からの緑色の画像情報に基づいて、緑色用の反射型液晶パネル素子9にて緑色に表示すべき部分の画素がP偏光に変換された後、入射光と直交する方向から出射され、カラー偏光子37に入射する。
さらに、PBS29を透過したP偏光光の赤色光RLは、上述した青色光BLや緑色光GLと同様に、テレビジョン信号やパソコン等からの赤色の画像情報に基づいて、赤色用の反射型液晶パネル素子7にて赤色に表示すべき部分の画素がS偏光光に変換された後、入射光と直交する方向から出射され、前記緑色光GLと一緒にカラー偏光子37に入射する。
カラー偏光子37では、赤色光RLの偏光面を90度変換し、緑色光GLと同じP偏光光として色合成用のPBS35の第2主面に入射される。
なお、合成光学系13を構成する光学部材としては、赤・緑・青の光(RGB光)を合成するために機能する部材をいい、例えば上記の反射型液晶パネル素子7,9,11、PBS29,31、波長板33、カラー偏光子37、色合成用PBS35等の部材をいう。
投射光学系17としては、上記の色合成用PBS35の第1及び第2の主面から入射した赤・緑・青の光(RGB光)のうち、S偏光光の青色光BLは入射光と直交する方向に反射され、P偏光光の緑色光GL及び赤色光RLは直進透過して赤・緑・青の3原色として第3の主面から出射される。そして、投射レンズ15から出射されて、図示しないスクリーンにカラー画像が表示される。
なお、投射光学系17を構成する光学部材としては、投射レンズ15等の部材をいう。
以上のように赤・緑・青の3原色に分解して各液晶パネル素子7,9,11に照射した光束においては、透過型液晶パネル素子の場合は殆どが透過し、あるいは反射型液晶パネル素子の場合は殆どが反射するが、照射された一部の光束は、各液晶パネル素子7,9,11あるいはその周辺の光学部材を含む液晶パネル素子7,9,11に吸収されるために発熱することになる。
また、上記の3つの各液晶パネル素子7,9,11の温度上昇は、使用する光源3の輝度分布、あるいは3原色に分解するカラー偏光子23,27,37(フイルター)の特性や各液晶パネル素子7,9,11の光吸収特性等の理由から、それぞれ違った温度になる。
そこで、前記色分解光学系5と合成光学系13と投射光学系17のうちの合成光学系13を構成する各光学部材を冷却する冷却手段39が備えられている。
図2及び図3を併せて参照するに、この実施の形態の冷却手段39としては、赤色用,緑色用,青色用の各液晶パネル素子7,9,11を含む周辺の光学部材を効率良く所定の温度以下にするために、各液晶パネル素子7,9,11の片面に第1熱伝導シートとしての例えば熱伝導シート41の一端側を熱結合で連結配置し、かつ、前記熱伝導シート41の他端側をベースプレート19に熱結合で連結配置している。図2及び図3では液晶パネル素子7,9とベースプレート19が熱伝導シート41A,41Bの端部で熱結合されている状態が示されているが、同様に、液晶パネル素子11も熱伝導シート41Cの端部で熱結合されている。
この実施の形態では、上記の熱伝導シート41としては、一般にグラファイトシートと呼ばれているものを使用しており、グラファイトシートは炭素原子が規則的に並んだ結晶構造を持ったシートであり、横方向の熱伝導が極めて高いもので、例えばアルミニウムの3倍以上の熱伝導率を有している。
このグラファイトシートは例えば松下産業株式会社の「“PGS”グラファイトシート」を用いることができる。このグラファイトシートは、高分子フィルムを熱分解によりグラファイト化するというもので、単結晶に近い構造を持つ「高配向性」グラファイトで、高い熱伝導性とフレキシブルなどの特長を持った熱伝導シートである。
また、ベースプレート19としては、熱容量が大きく、かつ、熱伝導性が良好な材料としての例えばアルミニウム合金あるいはセラミック等の材料で構成されている。
上記構成により、例えば、液晶パネル素子9は、図示しない照射光や素子駆動電力による発熱で高温となるが、この熱は図2の破線の矢印で示されているように、熱伝導シート41Bを熱伝導してベースプレート19の側に移動する。ベースプレート19は熱容量が大きいので、液晶パネル素子9の熱量が伝導しても温度上昇を低く抑えることができる。また、この実施の形態では、大型のベースプレート19の全体を冷却する冷却方式であるため、比較的弱い冷却風でも効率よく冷却することができる。つまり、各液晶パネル素子7,9,11をバランスよく冷却することができる。
図4及び図5を参照するに、他の実施例としては、2つの液晶パネル素子7,9とベースプレート19を一枚の熱伝導シート41D又は41Eで熱結合するものである。熱伝導シート41Dは2つの液晶パネル素子7,9の側で一体的になっており、熱伝導シート41Eはベースプレート19側で一体的になっている。これにより、2つの液晶パネル素子7,9の熱がベースプレート19に移動すると共に、2つの液晶パネル素子7,9の間の熱移動を容易にするので、前述した図3のように各液晶パネル素子毎に熱伝導シート41A,41Bでベースプレート19と連結する場合より、液晶パネル素子7,9の間の温度差を小さくすることができる。
また、前述した実施の形態では2つの液晶パネル素子7,9を1枚の熱伝導シート41Dで結合した場合であるが、これに限定されることなく、赤,緑,青の液晶パネル素子7,9,11を図示しない一枚の熱伝導シート41で結合しても良い。これにより、3つの液晶パネル素子7,9,11の間の温度差をより一層小さくすることができ、一枚の熱伝導シート41であるので安価となる。
また、前述した実施の形態では、4つのPBS25,29,31,35を用いた方式にて行なったが、この方式に限定するものでなく、複数の液晶パネル素子7,9,11を使用するシステムには、反射型液晶パネル素子、透過型液晶パネル素子等の方式の全てに応用が可能である。
さらに光源として、赤、緑、青の3原色光であるLED(発光ダイオード)をそれぞれ各色に独立に用いた場合は、色分解系は必要ではなく、各色毎に対応する色の液晶パネル素子に入射させるように構成してもよい。
図6を併せて参照するに、反射型液晶パネル素子7,9,11(LCOS)は、液晶素子駆動ICとしての例えばシリコンベース43の裏面に第2熱伝導シート45の一端側の表面を貼り付け、この第2熱伝導シート45の一端側の裏面を熱伝導ジェル47で液晶素子支持体49に熱結合して取り付ける。さらに、前記第2熱伝導シート45の他端側を液晶素子支持体49に接合した構造である。
より詳しくは、液晶素子支持体49は液晶パネル素子7,9,11の構造物である封止ガラス51の支持体を兼ねており、熱容量が大きく、かつ、熱伝導性が良好な材料としての例えばアルミニウム合金あるいはセラミック等で構成されている。また、液晶はシリコンベース43と封止ガラス51の間に所定の隙間を形成して封入されている。また、シリコンベース43の表面上には、素子駆動の半導体回路及び反射電極が形成されており、電極としての例えばフレキシブルケーブル53を介して図示しない外部駆動回路に結合されており、フレキシブルケーブル53により制御信号が電送される。
また、液晶素子支持体49の表面側には前記シリコンベース43を収納するためのIC収納溝部55が設けられており、前記シリコンベース43の裏面に貼り付けた第2熱伝導シート45の一端側が熱伝導ジェル47を介して前記IC収納溝部55の底部に熱結合されている。なお、この実施の形態では第2熱伝導シート45には前述したようにアルミニウムの3倍以上の熱伝導率を有するグラファイトシートが使用されている。
なお、シリコンベース43と第2熱伝導シート45の接着は、粘着接着剤で接着してシリコンベース43の側に応力が加わらないよう配慮している。また、シリコンベース43の表面は封止ガラス51で覆われた状態であり、封止ガラス51の外部からシリコンベース43に加えられる応力を極力減らすため、前記封止ガラス51は、硬化後も柔らかい接着剤である固定部材57で液晶素子支持体49の表面に固定されている。また、フレキシブルケーブル53は液晶素子支持体49の表面にフレキ固定部材59で固定されている。
以上のことから、この実施の形態の投射型表示装置1は、下記に示す効果を奏する。
赤色用,緑色用,青色用の各液晶パネル素子7,9,11をそれぞれ単独に冷却するのではなく、可撓性を有する熱伝導シート41で熱容量の大きなベースプレート19に熱を移動させ、このベースプレート19を冷却するので、各液晶パネル素子7,9,11の冷却用の液晶素子支持体49に比較して大きな熱容量のベースプレート19をヒートシンクとするので、温度上昇を低く抑えることができる。
また、ベースプレート19の全体を冷却するので、シンプルなダクトで冷却風を導くことができ、低速風でも効率よく冷却することができるので、低騒音に抑えることができる。
さらに、各液晶パネル素子7,9,11を熱伝導シート41A,41B,41Cで熱結合することにより、各液晶パネル素子7,9,11の温度を近づけるため、つまり、各液晶パネル素子7,9,11の温度差を小さくできるので、液晶の応答特性を合わせることができる。その結果、複数の液晶パネル素子7,9,11を効率よくバランス良く冷却することで、例えば動画像に対しても高画質を得ることができる。
また、各液晶パネル素子7,9,11に設けていた従来のヒートシンクとしての液晶素子支持体49が大きな熱容量のベースプレート19に置き換えられることで、軽量化と小型化を図ることができ、3つの液晶パネル素子の相対位置が変動(経時変化・環境変化等による)して発生するレジストレーション(コンバージェンス)のずれを防ぐ効果もある。
また、赤色用,緑色用,青色用の各液晶パネル素子7,9,11は、それぞれ個々に微調整(レジストレーション調整)する必要があるために、ベースプレート19に直接固定することができないが、フレキシブルな熱伝導シート41A,41B,41Cで液晶パネル素子7,9,11をベースプレート19に連結することで、上記の微調整を阻害することなく、冷却効率を向上させることができる。あるいは、各液晶パネル素子7,9,11は個々に微調整を行った後に、熱伝導シート41を液晶パネル素子7,9,11とベースプレート19に容易に貼り付けることで、冷却効率を向上させることができる。
さらに、シリコンベース43と液晶素子支持体49が第2熱伝導シート45で連結されているので、強力な照明光の入射光によるシリコンベース43の発熱の多くは第2熱伝導シート45を経由して液晶素子支持体49に逃がされる。また、シリコンベース43の熱の一部は熱伝導ジェル47を介して液晶素子支持体49に逃がされる。しかも、液晶素子支持体49に移動した熱は、前述したように熱伝導シート41A,41B,41Cを経て効率よくベースプレート19に移動することになる。この結果、反射型液晶パネル素子7,9,11の冷却効率は大幅に改善される。
しかも、熱伝導ジェル47の厚さを変えることなく、第2熱伝導シート45による簡単な構造でシリコンベース43の熱を効率よく冷却できるので、封止ガラス51に応力をかけることなく冷却効率を上げることができ、装置の小型化、低コスト化、高輝度化等を実現することができる。
また、他の実施の形態としては、前記3つの液晶パネル素子7,9,11のうちの少なくとも2つの液晶パネル素子の前記第2熱伝導シート45の他端側同士を結合することができる。これによりシリコンベース43の冷却効率を上げることができる。
1 投射型表示装置
3 照明系光源(光源)
5 色分解光学系
7 赤色用の液晶パネル素子
9 緑色用の液晶パネル素子
11 青色用の液晶パネル素子
13 合成光学系
15 投射レンズ
17 投射光学系
19 ベースプレート(ベース部材)
21 インテグレータ光学系
23,27,37 カラー偏光子
25,29,31 偏光ビームスプリッター(PBS)
33 波長板
35 色合成用PBS
39 冷却手段
41,41A,41B,41C,41D,41E 第1熱伝導シート
43 シリコンベース(液晶素子駆動IC)
45 第2熱伝導シート
47 熱伝導ジェル
49 液晶素子支持体
51 封止ガラス
53 フレキシブルケーブル(電極)
3 照明系光源(光源)
5 色分解光学系
7 赤色用の液晶パネル素子
9 緑色用の液晶パネル素子
11 青色用の液晶パネル素子
13 合成光学系
15 投射レンズ
17 投射光学系
19 ベースプレート(ベース部材)
21 インテグレータ光学系
23,27,37 カラー偏光子
25,29,31 偏光ビームスプリッター(PBS)
33 波長板
35 色合成用PBS
39 冷却手段
41,41A,41B,41C,41D,41E 第1熱伝導シート
43 シリコンベース(液晶素子駆動IC)
45 第2熱伝導シート
47 熱伝導ジェル
49 液晶素子支持体
51 封止ガラス
53 フレキシブルケーブル(電極)
Claims (5)
- 光源からの光を赤、緑、青の3色に分解する色分解光学系と、分解された光束を前記3つの各色用の液晶パネル素子に照射し、前記各液晶パネル素子からの変調出射光を合成する合成光学系と、この合成光学系で合成された光束をスクリーンに投射する投射光学系と、前記色分解光学系と合成光学系と投射光学系のうちの少なくとも前記合成光学系を構成する光学部材を組み立てたベース部材と、を備えた投射型表示装置において、
前記3つの各液晶パネル素子を冷却すべく、各液晶パネル素子と前記ベース部材を第1熱伝導シートで連結配置したことを特徴とする投射型表示装置。 - 赤、緑、青の3色の光源と、前記3色の光源からの光束を前記3つの各色用の液晶パネル素子に照射し、前記各液晶パネル素子からの変調出射光を合成する合成光学系と、この合成光学系で合成された光束をスクリーンに投射する投射光学系と、前記色分解光学系と合成光学系と投射光学系のうちの少なくとも前記合成光学系を構成する光学部材を組み立てたベース部材と、を備えた投射型表示装置において、
前記3つの各液晶パネル素子を冷却すべく、各液晶パネル素子と前記ベース部材を第1熱伝導シートで連結配置したことを特徴とする投射型表示装置。 - 前記3つの液晶パネル素子のうちの少なくとも2つの液晶パネル素子が、1枚の第1熱伝導シートで前記ベース部材と連結配置されていることを特徴とする請求項1又は2記載の投射型表示装置。
- 前記各液晶パネル素子は、液晶素子駆動ICの裏面に第2熱伝導シートの一端側の表面を貼り付け、この第2熱伝導シートの一端側の裏面を熱伝導ジェルで液晶素子支持体に結合して取り付けると共に、前記第2熱伝導シートの他端側を前記液晶素子支持体に接合して連結されていることを特徴とする請求項1,2又は3記載の投射型表示装置。
- 前記各液晶パネル素子は、液晶素子駆動ICの裏面に第2熱伝導シートの一端側の表面を貼り付け、この第2熱伝導シートの一端側の裏面を熱伝導ジェルで液晶素子支持体に結合して取り付けると共に、前記3つの液晶パネル素子のうちの少なくとも2つの液晶パネル素子の前記第2熱伝導シートの他端側同士を結合して連結されていることを特徴とする請求項1,2又は3記載の投射型表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007281860A JP2009109738A (ja) | 2007-10-30 | 2007-10-30 | 投射型表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007281860A JP2009109738A (ja) | 2007-10-30 | 2007-10-30 | 投射型表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009109738A true JP2009109738A (ja) | 2009-05-21 |
Family
ID=40778287
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007281860A Pending JP2009109738A (ja) | 2007-10-30 | 2007-10-30 | 投射型表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009109738A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5429899B2 (ja) * | 2010-02-08 | 2014-02-26 | Necディスプレイソリューションズ株式会社 | 映像表示装置および液晶パネルの温度制御方法 |
JP2017021291A (ja) * | 2015-07-14 | 2017-01-26 | 株式会社リコー | 画像投影装置 |
CN114578637A (zh) * | 2018-12-06 | 2022-06-03 | 中强光电股份有限公司 | 投影装置 |
-
2007
- 2007-10-30 JP JP2007281860A patent/JP2009109738A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5429899B2 (ja) * | 2010-02-08 | 2014-02-26 | Necディスプレイソリューションズ株式会社 | 映像表示装置および液晶パネルの温度制御方法 |
JP2017021291A (ja) * | 2015-07-14 | 2017-01-26 | 株式会社リコー | 画像投影装置 |
CN114578637A (zh) * | 2018-12-06 | 2022-06-03 | 中强光电股份有限公司 | 投影装置 |
USRE50258E1 (en) | 2018-12-06 | 2024-12-31 | Coretronic Corporation | Projection device |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP1353219B1 (en) | Projector | |
JP5167642B2 (ja) | 投射型表示装置 | |
JP2007292924A (ja) | 光学装置、および当該光学装置を備えたプロジェクタ | |
WO2015178171A1 (ja) | 照明装置および表示装置 | |
JP4033210B2 (ja) | 光学装置及びこれを備えたプロジェクタ | |
JP2018010181A (ja) | 光学装置、およびプロジェクター | |
JP2009109738A (ja) | 投射型表示装置 | |
JP2009036819A (ja) | 光学装置、およびプロジェクタ | |
JP2005250061A (ja) | 光学ユニット、投射型映像表示装置及びそれに用いる光学素子 | |
JP5740850B2 (ja) | 光変調装置およびプロジェクター | |
JP2007199486A (ja) | 投射型表示装置 | |
JP2007183396A (ja) | 投射型表示装置 | |
JP2014228558A (ja) | 光源装置およびプロジェクター | |
JP2006195267A (ja) | 投射型表示装置 | |
US10291888B2 (en) | Projection display device | |
JP2005025123A (ja) | 投写型表示装置 | |
JP3914834B2 (ja) | 偏光変換素子およびそれを備える液晶プロジェクタ | |
JP2013190514A (ja) | プロジェクター | |
US12001128B2 (en) | Light source unit for projection type display apparatus | |
JP2012022118A (ja) | プロジェクター | |
JP5193516B2 (ja) | 投射型表示装置 | |
JP2008009118A (ja) | 偏光変換ユニット、及びそれを用いた照明装置及びそれを用いた投写型映像表示装置 | |
JP3979106B2 (ja) | 液晶プロジェクタ | |
JP2007219184A (ja) | 光学ユニット及びそれを用いた投射型映像表示装置 | |
JP2022086240A (ja) | プロジェクター |