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JP2009100370A - 伝送制御情報処理回路および受信装置 - Google Patents

伝送制御情報処理回路および受信装置 Download PDF

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JP2009100370A JP2007271632A JP2007271632A JP2009100370A JP 2009100370 A JP2009100370 A JP 2009100370A JP 2007271632 A JP2007271632 A JP 2007271632A JP 2007271632 A JP2007271632 A JP 2007271632A JP 2009100370 A JP2009100370 A JP 2009100370A
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Junji Yamada
純司 山田
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Abstract

【課題】安定した受信が可能な伝送制御情報処理回路およびこの伝送制御情報処理回路を有する受信装置を提供する。
【解決手段】フレーム単位で伝送される伝送信号に基づいてデジタル信号の伝送方式を識別する伝送制御情報を復調し復調伝送制御情報を出力する復調回路10と、少なくとも1フレーム分の復調伝送制御情報を保持するバッファ回路11と、復調回路10からの復調伝送制御情報と、バッファ回路11が保持した復調伝送制御情報とを周期的に多重処理し、多重処理された多重伝送制御情報を出力する多重回路12と、復調伝送制御情報および/または多重伝送制御情報の誤りを検出し訂正する誤り検出訂正回路18と、誤り検出訂正回路18が検出した誤り情報に応じて、復調伝送制御情報と多重伝送制御情報のいずれかの伝送制御情報を選択する選択回路16とを有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、デジタル放送信号を受信するための伝送制御情報処理回路およびこの伝送制御情報処理回路を有する受信装置に関する。
近年、質の高い音声及び映像信号を送受信するため、デジタル伝送の開発が行われている。例えば、デジタルテレビ放送には、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing:直交周波数分割多重)方式を用いたデジタル伝送が規格化されている。OFMD方式では、互いに直交する複数キャリアにデータを割り当てて変調及び復調が行われる。送信側では逆高速フーリエ変換(IFFT)が、受信側では高速フーリエ変換(FFT)処理がそれぞれ行われる。特に、日本のデジタルテレビ放送においては、送信者は任意の変調方式を用いることが可能であるため、デジタル放送信号の変調方式等の伝送方式を識別する伝送制御(TMCC:Transmission and Multiplexing Configuration Control)信号(以下、「TMCC信号」という。)が、デジタル放送信号に付加されている。受信装置は、受信した伝送制御情報(以下、「TMCC情報」という。)を復調して検出し、復調されたTMCC情報に従って、デジタル放送信号の復調を行っている。
ここで、デジタル放送信号は、伝送中の伝送エラー、例えば、車や電車などでの高速移動中の受信において発生しやすいフェージングによる誤り発生の対策として、時間インターリーブ、すなわち伝送データを時間軸方向に分散させて伝送する方式により伝送されている。さらに、デジタル放送信号は、外符号のRS( Reed−Solomon: リードソロモン)符号によって符号化後に、さらに、内符号である畳み込み符号によって符号化されている。このためデジタル放送信号はフェージング耐性に優れている。
これに対して、TMCC信号は高速で処理する必要があるため、時間インターリーブは用いられておらず、誤り訂正符号も差集合巡回符号しか用いられていない。このため、デジタル放送信号は問題なく信号処理が行えても、TMCC信号はエラーにより信号処理が不可能となる場合がある。
ここで、TMCC信号は同一情報が繰り返し伝送されているため、信号の多重化処理を用いることで、実質的には時間インターリーブ類似効果を得ることができる。例えば、特開2007−36730号公報には、フレーム単位でTMCC信号の多重化を行う受信装置が開示されている。
しかし、TMCC信号の多重化を行う受信装置では、突発的な大きなノイズの発生があった場合などは、多重化処理を行うことで、その影響が残存し、長期間にわたって正しいTMCC情報を取得できない場合があった。また、地震や津波等を知らせる緊急放送等の場合、あるいはTV受信からラジオ受信に受信状態を切り替える場合等には、使用している伝送パラメータが異なるため、TMCC情報が変更される。このような緊急放送受信や受信モード切替の場合には、TMCC情報のカレント情報とネクスト情報が異なるため、TMCC信号の多重化処理を行っていると正しいTMCC情報を取得できず、受信装置の誤動作の原因となることがあった。
特開2007−36730号公報
本発明は、安定した受信が可能な伝送制御情報処理回路およびこの伝送制御情報処理回路を有する受信装置を提供することを目的とする。
本願発明の一態様の伝送制御情報処理回路は、フレーム単位で伝送される伝送信号に基づいてデジタル信号の伝送方式を識別する伝送制御情報を復調し復調伝送制御情報を出力する復調回路と、少なくとも1フレーム分の前記復調伝送制御情報を保持するバッファ回路と、前記復調回路からの復調伝送制御情報と、前記バッファ回路が保持した復調伝送制御情報とを周期的に多重処理し、この多重処理された多重伝送制御情報を出力する多重回路と、前記復調伝送制御情報および/または前記多重伝送制御情報の誤りを検出し訂正する誤り検出訂正回路と、前記誤り検出訂正回路が検出した誤り情報に応じて、前記復調伝送制御情報と前記多重伝送制御情報のいずれかの伝送制御情報を選択する選択回路とを有することを特徴とする。
また本願発明の別の一態様の受信装置は、上記記載の伝送制御情報処理回路を有する。
本発明は、安定した受信が可能な伝送制御情報処理回路およびこの伝送制御情報処理回路を有する受信装置を提供する。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
<第1の実施の形態>
図1は、本発明の第1の実施の形態にかかる受信装置1のブロック図であり、図2は受信装置1のTMCC信号処理回路26のブロック図である。
図1に示すように、本実施の形態に係る受信装置1は、アンテナ20、チューナ21、アナログ/デジタル(A/D)変換器22、直交検波回路23、FFT回路24、主信号復調回路25、TMCC信号処理回路26と、出力回路27とを備える。ここで、主信号復調回路25は、デジタル放送信号のうちの少なくともTMCC信号を除いた、映像や音声などの主信号を復調する回路を意味している。
放送局Bからの放送電波Wは、アンテナ20で受信され、受信された高周波帯の放送信号は、チューナ21によって所定チャネルの信号が中間周波数帯に変換され、A/D変換器22によってデジタル信号に変換される。A/D変換器22からのデジタル信号は、直交検波回路23により複素ベースバンド信号に変換される。FFT回路24は、複素ベースバンド信号に対し、FFT演算により時間軸上の伝送信号を周波数軸上のデータに変換し、TMCC信号の成分とそれ以外の主信号の成分に分離して出力する。復調回路25は、TMCC信号処理回路26からのTMCC信号情報に従って、FFT演算後の主信号を復調して伝送路特性に起因する歪み成分を除去された後に、出力回路27により各種処理が行われ、最終的に音や映像の形態となって出力される。
図2に示すように、本実施の形態に係るTMCC信号処理回路26は、復調回路10、バッファ回路11、多重回路12、誤り検出訂正回路18、選択回路16、制御回路19とを備える。復調回路10はフレーム単位で伝送されるTMCC信号を復調し、復調TMCC信号(以下、「復調信号」という。)を誤り検出訂正回路18、多重回路12およびバッファ回路11、に供給する。誤り検出訂正回路18は、TMCC信号に誤りがあるか否か、また誤りがある場合には、その誤り訂正を行う。バッファ回路11は、少なくとも、1フレーム期間分のTMCC情報を保持する。多重回路12は、復調回路10が復調した復調TMCC情報と、バッファ回路11が保持しTMCC情報とをフレーム単位で周期的に多重処理し、多重処理された多重TMCC信号(以下、「多重信号」という。)を誤り検出訂正回路18に供給する。
なお、多重回路12における多重方式として無限インパルス応答(IIR:Infinite Impulse Response)の演算処理を利用しても良い。IIR処理は、単純に同期加算するのではなく、以下の式のように、1/nずつ加算していく処理である。すなわち、復調回路10からの復調TMCC信号をTin、バッファ回路が保持するTMCC信号をD(t−1)、多重回路12が出力する多重信号をD(t)とすると、
D(t)=D(t−1)×(n−1)/n+Tin/n
となる。なお、nとしては、1〜30程度、好ましくは7〜15程度の値が受信状況あるいは受信装置の信頼性等により適宜選択される。例えばn=8が選択された場合には、1フレームの処理毎に、多重TMCC信号の1/8が、新しい復調TMCC信号と入れ替わっていくことになる。
選択回路16は、誤り検出訂正回路18の情報に応じて復調TMCC情報と多重TMCC情報のいずれかのTMCC情報を選択し、図1に示した主信号復調回路25に出力する。TMCC信号処理回路26が出力したTMCC情報は、主信号復調回路25において、主信号の多重化モード、変調方式、インターリーブ長及び符号化率等の判別に使用されている。
なお、制御回路19は、TMCC信号処理回路全般の制御を行う。また、カウントダウン検知回路15は本実施の形態の動作には関与しない。
次に、図3を参照して本実施の形態のTMCC信号処理回路26における信号処理の流れを説明する。図3は本実施の形態にかかるTMCC信号処理回路26の処理の流れを示すフローチャートである。
<ステップS10>
FFT回路24からの信号入力によりTMCC信号処理回路26の処理が開始される。復調回路10により復調されたTMCC復調信号は、誤り検出訂正回路18とバッファ回路11と多重回路12とに供給される。
<ステップS11>
誤り検出訂正回路18は、TMCC復調信号に誤りがないか検出し、誤りがあった場合には、その誤りの訂正を行う。ただし、誤り検出訂正回路18が訂正可能な誤りの数 t は、誤り訂正符号生成時に規定されている。このため、誤りの数 N が tよりも 多い場合には、TMCC復調信号の全ての誤りが訂正できない場合もある。
<ステップS12>
TMCC復調信号の誤り訂正が行われたか否かを判定する。
TMCC復調信号の全ての誤りが訂正できた場合(Yes)には、ステップS13において、選択回路16により誤り訂正後の復調信号が選択されて、主信号復調回路25に送信される。なお、TMCC復調信号に誤りがない場合にも、ステップS12にて誤り訂正可能と判断され、復調信号が選択されて、誤り訂正処理を行わなかったTMCC復調信号が、ステップS18に示すように主信号復調回路25に送信される。
<ステップS14>
ステップS12において、TMCC復調信号の全ての誤りが訂正できない(No)場合には、ステップS14において、多重信号に誤りがないか検出し、誤りがあった場合には、その誤りの訂正を行う。
<ステップS15>
TMCC多重信号の誤り訂正が行われたか否かを判定する。
TMCC多重信号の全ての誤りが訂正できた場合(Yes)には、ステップS16において、選択回路16により誤り訂正後の多重信号が選択されて、ステップS18に示すように主信号復調回路25に送信される。
<ステップS17>
ステップS15において、TMCC多重信号の全ての誤りが訂正できなかった(No)場合には、前フレームで使用したTMCC信号が選択されて、主信号復調回路25に送信される。
あるいは、主信号復調回路25に送信しないで、1フレーム分の主信号処理を行わないことも可能である。
以上のように、本実施の形態のTMCC信号処理回路26では、復調TMCC信号の誤りが訂正可能だった場合には、多重TMCC信号の誤り訂正処理を行わないので、TMCC信号信号処理回路の効率が良い。かつ、復調TMCC信号の誤りが訂正不可能だった場合には多重TMCC信号を用いるためフェージング耐性に優れている。また、復調TMCC信号を多重TMCC信号よりも優先的に使用するために、突発的なノイズにより大きく劣化した多重TMCC信号の影響を長期間にわたり受けることが無く、正しいTMCC情報を取得でき、安定した受信を可能とする。
このため、本実施の形態のTMCC信号処理回路26を有する受信装置1は、安定した受信が可能である。
<第2の実施の形態>
次に本発明の第2の実施の形態にかかるTMCC信号処理回路26B、およびTMCC信号処理回路26Bを有する受信装置2について説明する。
図4は本実施の形態にかかるTMCC信号処理回路26Bの処理の流れを示すフローチャートである。
本実施の形態における受信装置2およびTMCC信号処理回路26Bの基本構成は、図1および図2に示した第1の実施の形態と同様である。しかし、本実施の形態におけるTMCC信号処理回路26Bの信号処理においては、復調信号よりも、多重信号を優先して、主信号変調回路へ送信する点でTMCC信号処理回路26と異なる。以下、第1の実施の形態と異なる箇所のみ説明する。
すなわち、図4のフローチャートに示すように、本実施の形態におけるTMCC信号処理回路26Bでは、ステップS22において、最初に多重信号の誤りが訂正可能であるかが判断される。そして、多重信号の誤りが訂正不可能の場合、後段のステップS25において復調信号の誤りが訂正可能であるかが判断される。ステップS22及びS25のそれぞれにおいて、誤り訂正可能であった場合(Yes)には、多重TMCC信号及び復調TMCC信号が選択されて、ステップS28のように主信号復調回路25へ供給される。
受信装置2の受信環境によっては、例えば、電車等でビルの谷間を移動中のように、高い確率でTMCC復調信号に訂正不可能な誤りが発生することが予見される。このような場合には、フェージング耐性に優れた多重信号を最初に選択する本実施の形態のTMCC信号処理26Bの方が、第1の実施の形態のTMCC信号処理よりも効率が良い。また、本実施の形態のTMCC信号処理回路26Bでは、突発的なノイズ等による多重信号の劣化が発生した場合には、後段のステップで復調信号が選択可能である。
以上のように、本実施の形態のTMCC信号処理回路26Bでは、多重TMCC信号の誤りが訂正可能だった場合には、復調TMCC信号の誤り訂正処理を行わないので、TMCC信号処理回路の効率が良い。また、復調TMCC信号を選択することが可能なため、突発的なノイズにより大きく劣化した多重TMCC信号の影響を長期間にわたり受けることが無く、正しいTMCC情報を取得でき、安定した受信を可能とする。
このため、本実施の形態のTMCC信号処理回路26Bを有する受信装置2は、安定した受信が可能である。
なお、第1の実施の形態のTMCC信号処理回路26と本実施の形態のTMCC信号処理回路26Bとは、予め、あるいは受信状態に応じて、自動的に、あるいは受信者の操作により、回路を切り替えて使用することが好ましい。そして、第1の実施の形態のTMCC信号処理回路26と本実施の形態のTMCC信号処理回路26Bとを切り替えて使用する受信装置3は、安定した受信が可能である。
<第3の実施の形態>
次に本発明の第3の実施の形態にかかるTMCC信号処理回路26C、およびTMCC信号処理回路26Cを有する受信装置4について説明する。
前記のように、地震や津波等を知らせる緊急放送等の場合には、使用している伝送パラメータを変更するため、TMCC情報が変更されることがある。この場合には、TMCC情報のカレント情報とネクスト情報が異なるため、TMCC信号の多重化処理を行っていては、正しくTMCC信号を認識できず誤動作の原因となることがある。
伝送パラメータを変更する際には、15フレーム前からカウントダウン信号が送信者から、TMCC信号にのせて送信されることになっている。ここで、カウントダウン信号は、カウントダウン情報を知らせる信号であり、伝送パラメータのうち、TMCC情報により指示可能なパラメータ(キャリア変調、畳み込み符号の符号化率、時間インターリーブ長、セグメント数)を変更する際、伝送パラメータの切り替え指標をOFDMフレーム単位で、変化させることを言う。
本実施の形態における受信装置4およびTMCC信号処理回路26Cの基本構成は、図1および図2に示した第1の実施の形態と同様である。しかし、図2に示すカウントダウン検知回路15が不可欠の構成要素となる。すなわち、図5に示すように、本実施の形態のTMCC信号処理回路26Cは、カウントダウン情報を検知するカウントダウン検知回路15を有し、カウントダウン検知回路15がカウントダウン情報を検知中は、選択回路16は誤り訂正後の復調TMCC信号を選択し主信号復調回路25に送信する。
従って、カウントダウン信号を受信した際に、TMCC信号処理を復調TMCC信号に変更する。図5は、本実施の形態のTMCC信号処理回路26Cにおける処理の流れを説明するためのフローチャートである。
図5に示すように、本実施の形態のTMCC信号処理回路26Cにおいては、カウントダウン信号を受信するまでは、ステップS31においてNoと判断され、第1または第2の実施の形態のフローチャート(I)の処理、すなわち図3(I)または図4(I)からの処理が行われる。
しかし、カウントダウン信号を受信した場合には、すなわち、カウントダウン検知回路15がカウントダウン情報を検知した場合には、ステップS31においてYesと判断され、ステップS32において、復調信号の誤り訂正が行われる。誤り検出訂正回路18は、復調信号に誤りがないか検出し、誤りがあった場合には、その誤りの訂正を行う。そしてステップS33において、復調信号の全ての誤りが訂正できた場合(Yes)には、ステップS34において、選択回路16により誤り訂正後の復調信号が選択されて、ステップS36にて主信号復調回路25に送信される。なお、TMCC復調信号に誤りがない場合にも、ステップS33にて誤り訂正可能と判断され、復調信号が選択されて、誤り訂正処理を行わなかったTMCC復調信号が、主信号復調回路25に送信される。
ステップS33において、TMCC復調信号の全ての誤りが訂正できない(No)場合には、ステップS35において、前フレームのTMCC信号が選択される。あるいは、主信号復調回路25に送信しないで、1フレーム分の主信号処理を行わないことも可能である。
以上のように、本実施の形態のTMCC信号処理回路26Cでは、カウントダウン信号を受信した場合には、復調TMCC信号の誤りが訂正不可能だった場合でも、多重TMCC信号を用いることはない。このため、本実施の形態のTMCC信号処理回路26Cでは、正しいTMCC情報を取得でき、安定した受信を可能とする。
このため、本実施の形態のTMCC信号処理回路26Cを有する受信装置4は、安定した受信が可能である。
<第4の実施の形態>
次に本発明の第4の実施の形態にかかるTMCC信号処理回路26D、およびTMCC信号処理回路26Dを有する受信装置5について説明する。
前記のように、多重信号は、少なくとも1フレーム期間分のTMCC信号を多重処理し、IIR処理では、さらに長期間分のTMCC信号が多重処理されている。このため、カウントダウン信号が受信されなくなった後も、カウントダウン信号を受信中の以前のTMCC信号情報がバッファ回路11に記憶されている。
本実施の形態における受信装置5およびTMCC信号処理回路26Dの基本構成は、図3に示した第3の実施の形態と同様である。しかし、図6に示すように、本実施の形態のTMCC信号処理回路26Dは、カウントダウン検知回路15がカウントダウン情報を検知後、一定期間のTMCC情報は、誤り訂正後の復調TMCC信号を選択する。すなわち、TMCC信号処理回路26Dは、カウントダウン信号を受信中はもちろん、受信しなくなってからも、一定期間、TMCC信号処理を復調TMCC信号に変更する。図6は、本実施の形態のTMCC信号処理回路26Dにおける処理の流れを説明するためのフローチャートである。
図6に示すように、本実施の形態のTMCC信号処理回路26Dにおいては、カウントダウン信号を受信するまでは、ステップS41においてNoと判断され、また後述するタイマーは0となっており、このため、ステップS48においてYesと判断され、第1または第2の実施の形態のフローチャート(I)の処理、すなわち図3(I)または図4(I)からの処理が行われる。
これに対して、本実施の形態のTMCC信号処理回路26Dにおいては、カウントダウン信号を受信すると、ステップS41においてYesと判断され、ステップS42において、タイマーに初期値Kが入力される。そして、カウントダウン信号を受信中は、図5に示した第3の実施の形態のTMCC信号処理回路26Cと同様の処理(ステップS43〜S47)により、原則として、復調信号が主信号復調回路25に送信される。なお、この間、タイマーの値 t は常に、Kである。
そして、TMCC信号処理回路26Dにおいては、カウントダウン信号が受信されなくなると、ステップ41においてNoと判断されるが、ステップS48において、タイマーの値 t は、0でなはく、Kであるため、第1または第2の実施の形態のフローチャート(I)の処理を行わない。すなわち、ステップS49において、タイマーの値Kから1を減ずる処理を行った後に、ステップS43以降の処理を行い、原則として、復調信号が主信号復調回路25に送信される。
そして、カウントダウン信号が受信されなくなってからKフレームになって、タイマー t の値が0になると、ステップS48において、第1または第2の実施の形態のフローチャート(I)の処理、すなわち、多重信号を選択する場合もある処理に切り替わる。
すなわち、多重TMCC信号を用いることのない一定の期間、具体的にはタイマー t にセットするフレームの数である、K、を設定することができる。ここで、K値は、カウントダウン信号受信前のTMCC信号の影響が、新規なTMCC情報の多重信号処理に影響を及ぼさない程度にまで小さくなるように選択される。このため、K値は、多重方式により異なり、1/nずつ加算していく無限インパルス応答(IIR:Infinite Impulse Response)の演算処理を利用している場合には、概ね、nとなる。すなわち、1/n加算IIR処理を行う多重回路を有するTMCC信号処理回路26Dにおいて、カウントダウン信号を受信し完了後、nフレーム期間分、多重TMCC信号を用いない。なお、カウントダウン信号が例えば、15フレーム期間送信された場合には、カウントダウン信号が受信されてから、すなわちカウントダウン検知回路がカウントダウンを検知してから、多重信号を選択する場合もある処理に切り替わるまでの一定期間は、(15+n)フレーム期間分となる。
以上のように、本実施の形態のTMCC信号処理回路26Dでは、カウントダウン信号を受信した場合はもちろん、受信しなくなった後も一定期間は、復調TMCC信号の誤りが訂正不可能だった場合でも、多重TMCC信号を用いることはない。このため、本実施の形態のTMCC信号処理回路26Dでは、正しいTMCC情報を取得でき、安定した受信を可能とする。
このため、本実施の形態のTMCC信号処理回路26Dを有する受信装置5は、安定した受信が可能である。
<第5の実施の形態>
次に本発明の第5の実施の形態にかかるTMCC信号処理回路26EおよびTMCC信号処理回路26Eを有する受信装置6について説明する。
図7は本実施の形態にかかるTMCC信号処理回路26Eの処理の流れを示すフローチャートである。
本実施の形態における受信装置6およびTMCC信号処理回路26Eの基本構成は、図1および図2に示した第1の実施の形態と同様である。しかし、本実施の形態におけるTMCC信号処理回路26Eの信号処理においては、復調信号処理と多重信号処理とを並行して行う点で異なる。以下、第1の実施の形態と異なる箇所のみ説明する。
図7に示すように、FFT回路からの信号は、復調回路10を経由して、復調信号として直接、誤り検出訂正回路18に送信されると同時に、多重回路12に送信され、多重化された多重信号として誤り検出訂正回路18に送信される。TMCC信号処理回路26Eにおいては、復調信号処理(ステップS51〜S53)と多重信号処理(ステップS54〜S56)と同時に並列処理されるため、順次処理が行われる、第1の実施の形態のTMCC信号処理回路26に比べて、処理速度が速い。ただし、TMCC信号処理回路26Eにおいては、誤り検出訂正回路18の内部に同時に誤り検出訂正処理が可能な2つの回路が必要となるため、誤り検出訂正回路18が複雑かつ大型化となる場合がある。
逆に言えば、復調信号処理と多重信号処理との処理を時系列的に順次行う第1の実施の形態のTMCC信号処理回路26は、1の誤り検出訂正回路18を共通して使用することが可能のため、誤り検出訂正回路18が比較的単純かつ小型化が可能である。
本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変えない範囲において、種々の変更、改変等が可能である。
本発明の第1の実施の形態にかかる受信装置のブロック図である。 本発明の第1の実施の形態にかかるTMCC信号処理回路のブロック図である。 本発明の第1の実施の形態にかかるTMCC信号処理回の処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態にかかるTMCC信号処理回の処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態にかかるTMCC信号処理回の処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の第4の実施の形態にかかるTMCC信号処理回の処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の第5の実施の形態にかかるTMCC信号処理回の処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
1、2、3、4、5、6、7…受信装置、10…復調回路、11…バッファ回路、12…多重回路、15…カウントダウン検知回路、16…選択回路、18…誤り検出訂正回路、19…制御回路、20…アンテナ、21…チューナ、22…A/D変換器、23…直交検波回路、24…FFT回路、25…主信号復調回路、26、26B、26C、26D、26E…TMCC信号処理回路、27…出力回路

Claims (5)

  1. フレーム単位で伝送される伝送信号に基づいてデジタル信号の伝送方式を識別する伝送制御情報を復調し復調伝送制御情報を出力する復調回路と、
    少なくとも1フレーム分の前記復調伝送制御情報を保持するバッファ回路と、
    前記復調回路からの復調伝送制御情報と、前記バッファ回路が保持した復調伝送制御情報とを周期的に多重処理し、この多重処理された多重伝送制御情報を出力する多重回路と、
    前記復調伝送制御情報および/または前記多重伝送制御情報の誤りを検出し訂正する誤り検出訂正回路と、
    前記誤り検出訂正回路が検出した誤り情報に応じて、前記復調伝送制御情報と前記多重伝送制御情報のいずれかの伝送制御情報を選択する選択回路とを有することを特徴とする伝送制御情報処理回路。
  2. 前記選択回路は、
    前記復調伝送制御情報の誤り訂正が可能な場合は、前記復調伝送制御情報を選択することを特徴とする請求項1に記載の伝送制御情報処理回路。
  3. カウントダウン情報を検知するカウントダウン検知回路を有し、
    前記選択回路は、前記カウントダウン検知回路がカウントダウン情報を検知中は、前記誤り訂正後の復調伝送制御情報を選択することを特徴とする請求項1に記載の伝送制御情報処理回路。
  4. 前記選択回路は、前記カウントダウン検知回路がカウントダウン情報を検知後、一定期間、前記誤り訂正後の復調伝送制御情報を選択することを特徴とする請求項3項に記載の伝送制御情報処理回路。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の伝送制御情報処理回路を有することを特徴とする受信装置。
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