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JP2009096478A - 倒立容器用キャップ - Google Patents

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Abstract

【課題】倒立保管時にキャップ内部の水を十分に排出することができると共に、外部から水、ちり、ほこりが浸入を確実に防止しつつ、通気性を良好にして残留物の変質を防止できる倒立容器用キャップを提供する。
【解決手段】倒立容器は、内容物を収容した可撓性のある容器本体10と、容器本体10の一側に設けられた内容物注出口10aに着脱可能な有底中空筒状のキャップ12とを備えた容器であって、キャップ底面部12aの外面には容器を倒立保管可能な載置部14を設けた倒立容器において、キャップ装着時に底面部12aと共に注出口10aを囲むキャップ側壁面部12bには、底面方向に向いて開口する通気孔16が形成された凹所18を1以上例えば2〜8箇所設けて、この通気孔16によってキャップ12内外を通気してキャップ12内の水分がキャップ12外部に発散するようにしたものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、容器不使用時にキャップを装着した状態で容器を倒立させて水平面上に載置する倒立容器用のキャップであって、キャップ内の水分を排出しかつ通気性のある構造の倒立容器用キャップに関する。
従来、各種容器、特に、柔軟性のあるチューブ容器に粘性ある流動体を収容した製品の中には、図8(a)に示すように、不使用時にキャップaを容器本体bに螺合するなどして注出口c(破線で示す)を閉めた後に、そのキャップaを下方に向けてそのキャップaの支えによって容器を倒立状態で置いて保管(倒立保管)できるようにした倒立容器が知られている。なお、図8(b)に示すように、キャップaの底面(使用時の先端面)a1が平坦に形成された載置面となっている。
この種の倒立容器は、不使用時に場所を取らないばかりか、置いた状態の安定性が良く、また、容器先端側に内容物が下がるので、使用時にチューブ注出口から直ぐに内容物を絞り出すことができるなど利便性が高い。
この種の倒立容器では、特開2004−250079号公報(特許文献1)に開示されるような、洗面所などの水回りで使用する倒立容器では、使用時に容器本体に水滴が付着しやすい。キャップを閉めて倒立設置した後に、その付着した水がキャップと容器本体の接続部からキャップ内に水滴が浸入して、水が溜まってしまい、保管環境次第ではキャップ内部に水とともにちりが流れ込む等する。使用後キャップを閉め手保管するときに、キャップ内に残留物があるまま水分が乾燥していないと、残った水分によって残留物が変質して、使用時に不快感を与える虞がある。
現行の多くのキャップでは、浸入した水を排出する機構が設けられておらず、かつ、キャップ内部に溜まった水の乾燥を促す機能を付与したものは見られない。
一方、文献では、キャップ底面や側面に孔を開けて水を排出や通気を意図した特許公報記載の技術が存在する。
例えば実開平5−54311号公報(特許文献1)では、キャップ底面部を湾曲させてその底面部に水抜き孔を開けた構成として、倒立時にキャップ内の水を抜くこと目的としている。
また、実開平5−58652号公報(特許文献2)では、キャップ底面部を傾斜させかつ底面部に水抜き孔を形成して、これもまた、倒立時にキャップ内の水を抜くこと目的としている。
また、特開平8−11903号公報(特許文献3)では、ヒンジキャップの本体と蓋部の底面に水抜き孔を付与して、これもまた、倒立時にキャップ内の水を抜くこと目的としている。
また、特開2001−48203号公報(特許文献4)では、ヒンジキャップ本体の側壁面部に水抜き孔を形成している。水抜き孔は倒立時にキャップ内の水を抜くことを目的とするのみであって、水の表面張力で水抜き孔が塞がれる可能性があることから、乾燥を高効率で行うことを目的としてない。事実、同公報の図2等を参照すると、水抜き誘導路が狭く水抜き孔は単に側壁面の貫通孔であるため、外部から水、ちり、ほこりがキャップ内に浸入する可能性がある。
また、特開2004−250079号(特許文献5)では、ヒンジキャップのヒンジ部に水抜き孔を形成しているが、それは単に水抜きを目的とする孔にすぎない。
実開平5−54311号公報 実開平5−58652号公報 特開平8−11903号公報 特開2001−48203号公報 特開2004−250079号
前述のように、従来の倒立容器用キャップは、水抜き孔が形成されていても、内部からの水抜きのみしかできず、水、ちり、ほこりの外部からキャップ内への浸入を十分に防止することができないという問題点を有している。
また、従来は、キャップ内に溜まった水を水抜き孔で排出できたとしても、通気性を十分に考慮していないでの乾燥しにくく、残った水分によるキャップ内残留物の変質等を防止することができない問題点がある。
本発明は、斯かる実情に鑑み、倒立保管時にキャップ内部の水を十分に排出することができると共に、外部から水、ちり、ほこりが浸入を確実に防止しつつ、通気性を良好にして残留物の変質を防止できる倒立容器用キャップを提供しようとするものである。
本発明は倒立容器用キャップに係るものである。
本発明は、内容物を収容した可撓性のある容器本体と、容器本体の一側に設けられた内容物注出口に着脱可能な有底中空筒状のキャップとを備えた容器であって、キャップ底面部の外面には容器を倒立保管可能な載置部を設けた倒立容器において、
キャップ装着時に底面部と共に注出口を囲むキャップ側壁面部には、底面方向に向いて開口する通気孔が形成された凹所を少なくとも1つ設けて、この通気孔によってキャップ内外を通気してキャップ内の水分がキャップ外部に発散するようにしたことを特徴とする特徴とする倒立容器用キャップである。
本発明において、キャップの凹所に形成された通気孔は、容器の倒立載置時に上方視で側壁面部の外面によって覆われていることが好適である。
本発明において、キャップ底面部に、キャップ内の水分を流出させるための貫通孔を形成したことが好適である。
本発明において、キャップ底面部は、容器の倒立載置状態において中央部よりも外縁部が周壁部方向に向けて傾斜した概略板状に形成されており、キャップ内の水分を流出させるための貫通孔が上記外縁部に形成されていることが好適である。
本発明において、キャップ底面部の載置部は、側壁面部と反対側方向に周壁部を立設したものであり、この周壁部の先端に、容器を倒立載置した時に通気するための切り欠きを設けたことが好適である。
本発明において、倒立容器が、内容物が練り歯磨きであるスタンディングタイプの歯磨き容器であることが好適である。
本発明の倒立容器用キャップによれば、キャップ側壁面部に、底面方向に向いて開口する通気孔が形成された凹所を少なくとも1つ設けて、この通気孔によってキャップ内外を通気してキャップ内の水分がキャップ外部に発散するようにしたので、キャップを閉めて容器を倒立載置した時に、キャップ内に水分があってもその通気によって効率よく発散できることから、キャップ内の残留内容物が変質することが無く、再使用時に不具合が生じることが無い。
なお、本発明において、凹所に形成された通気孔が、容器の倒立載置時に上方視で側壁面部外面によって覆われていれば、上方から水、チリ、ほこりなどが落ちてきても側壁面部外面によって通気孔への浸入が防止されるのでキャップ内が外部の水、チリ、ほこりで汚れることがない。また、凹所への水、チリ、ほこりの降りかかりも防止できるため、凹所が汚れることを防止できる。
本発明において、キャップ底面部に、キャップ内の水分を流出させるための貫通孔を形成すれば、キャップ内に水が浸入し、または残留していても速やかに外部に流出させることができ、キャップ内の水分の残留による汚損等の不具合を防止できる。
本発明において、キャップ底面部の載置部は、側壁面部と反対側方向に周壁部を立設したものとし、この周壁部の先端に、容器を倒立載置した時に通気するための切り欠きを設ければ、周壁部を台上などの載置面に当接して容器を倒立載置しているときに、切り欠きを介して周壁部内での通気性が確保できる。例えば底面部に形成された貫通孔を経由して周壁部内に水分が流れ出しても、その通気によっていち早く水分は蒸発発散することから、周壁部内の水分の残留による汚損等の不具合を防止できる。
本発明において,キャップ底面部が、容器の倒立載置状態において中央部よりも外縁部が周壁部方向に向けて傾斜した概略板状に形成されており、キャップ内の水分を流出させるための貫通孔が上記外縁部に形成されていれば、キャップ内の水分が底面部に沿って外縁部に流れて集まり、その外縁部に形成された貫通孔から効率よく流れ出させることができる。
本発明において、倒立容器が、内容物が練り歯磨きであるスタンディングタイプの歯磨き容器とすれば、この種の歯磨き容器が洗面所等の水を良く使用する場所で載置保管する必要性の高い容器であるので、利用分野としては最も好適である。
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。
図1〜図7は発明を実施する形態の各例の説明図である。
図1(a)は、第1実施形態に係る倒立容器用キャップの倒立載置状態の全体側面図、(b)は、キャップの周辺の縦断面図、図2(a)〜(c)は、第1実施形態に係るキャップの凹所を変更した各変形例1〜3の倒立容器用キャップの説明図、図3(a),(b)は第1実施形態に係り、(c)は第2実施形態に係る倒立容器用キャップの説明図、図4(a),(b)は第2実施形態の倒立容器用キャップの詳細断面図、図5(a)〜(f)は第2実施形態に係る倒立容器用キャップのキャップ底面部に貫通孔を形成した各変形例1〜6の説明図、図6(a)はキャップ底面部にキャップ内の水分を流出させるための貫通孔が形成されていない例、(b)〜(d)は貫通孔が形成されていて傾斜角度がそれぞれの各本発明例の断面説明図、図7(a)〜(f)は第3実施形態に係る倒立容器用キャップに周壁部を立設したものにおいて、その周壁部に形成する切り欠きの各変形例1〜5の説明図である。
図1、図3(a)〜(b)に示すように、第1実施形態に係る倒立容器用キャップにおいては、キャップ12の嵌合する容器本体10は、図8に示したチューブ容器と同様であり、柔軟な可撓性がある内容物に応じた遮液性の有るラミナート層からなる容器であり、その容器本体10には、突出して注出口10aが形成されている。容器本体10のラミネート層は金属層と樹脂層が多層に形成されたものであって、注出口10aが樹脂成形(ポリエチレンやポリプロピレン等の材料製)によって一体にされている。又、キャップ12は樹脂成形(ポリエチレンやポリプロピレン等の材料製)されていて弾性変形し易く、使用者が弾性変形させることによって注出口10aからキャップ12を容易に取り外しできる構成になっている。
この場合の倒立容器は、内容物を収容した可撓性のある容器本体10と、容器本体10の一側に設けられた内容物注出口10aに着脱可能な有底中空筒状のキャップ12とを備えた容器であって、キャップ底面部12aの外面には容器を倒立保管可能な載置部14(周壁部が突出している)を設けた倒立容器において、キャップ装着時に底面部12aと共に注出口10aを囲むキャップ側壁面部12bには、底面方向に向いて開口する通気孔16が形成された凹所18を1以上例えば2〜8箇所設けて、この通気孔16によってキャップ12内外を通気してキャップ12内の水分がキャップ12外部に発散するようにしたものである。
図1(b)に示すように、キャップ12は、容器本体10の注出口10aを外嵌して注出口10aを外嵌して閉じかつキャップ12が抜け落ちないようする筒状嵌合部12cが突出形成されている。このように不使用時にキャップ12を容器本体10に嵌合して注出口を閉めた後に、そのキャップ12を下方に向けてそのキャップ12の支えによって容器を倒立状態で置いて保管(倒立保管)できるようにした倒立容器としている。
キャップ12の凹所18に形成された通気孔16は、容器の倒立載置時に上方視で側壁面部12bの外面によって覆われている。
第1実施形態では、この凹所18および且通気孔16が、図1、図3(a),(b)に示すように、同様の大きさ形状のものを複数形成しており、各通気孔16同士が空気の流通をしてルーバーの機能を果たしている。また、凹所18はキャップ側面に上広いくさび状に形成されている。この形状によって、成型時に金型から成型品を容易に抜けるようになっている。
第1実施形態に係る倒立容器用キャップによれば、キャップ側壁面部12aに、底面部12a方向に向いて開口する通気孔16が形成された凹所18を複数等少なくとも1つ設けて、この通気孔16によってキャップ12内外を通気してキャップ12内の水分がキャップ外部に発散するようにしたものである。
したがって、キャップ12を閉めて容器を倒立載置した時に、キャップ12内に水分があってもその通気によって効率よく発散できることから、キャップ12内の残留内容物が変質することが無く、再使用時に不具合が生じることが無い。
また、本第1実施形態では、凹所18に形成された通気孔16が、容器の倒立載置時に上方視で側壁面部12b外面によって覆われているので、上方から水、チリ、ほこりなどが落ちてきても側壁面部12b外面が庇の機能を奏するので通気孔16への浸入が防止される。
したがって、キャップ12内が外部の水、チリ、ほこりで汚れることがない。また、凹所18への水、チリ、ほこりの降りかかりも防止できるため、凹所18が汚れることを防止できる。
上記凹所18および且通気孔16の形態は、その他、図2(a)に示す変形例1のように、複数の凹所18それぞれに大小があっても(長さに変化を付けても)よい。キャップ12の強度をまた、同図(b)に示す変形例2のように、凹所18が台形のように幅広く、様々の形状としてもよい。台形にすれば周方向に長い通気孔16を形成することができ、空気の流通量を多くすることができる。また、同図(c)に示す変形例3のように、凹所18の軸方向の位置が上下と異なるものとしてもよい。(a)〜(c)の変形例は、外観デザイン上のみならず複数の通気孔および凹所18を形成するのにキャップ12の弾性や強度を保持するために種々に選択したものである。
図3(c)、図4は、本発明の第2実施形態に係る倒立容器用キャップ12の説明図であり、このキャップ12には、その底面部12aに、キャップ内の水分を流出させるための貫通孔20を形成したものである。貫通孔20は単数、複数形成できる。
このように、キャップ底面部12aに、キャップ12内の水分を流出させるための貫通孔20を形成すれば、キャップ12内に水が浸入し、または水が残留していても速やかに外部に流出させることができ、キャップ12内の水分の残留による汚損等の不具合を防止できる。
また、この第2実施形態に係るキャップ12は、通気状態をみれば、図4に矢印で示すように、上記通気孔16から入ってきた外気がキャップ12内を通って貫通孔20から出て行くので、通気孔16のみを形成した場合に比較して、空気の流れが効率よく、かつ、水の流れに沿うようになるので貫通孔20出側までも乾燥を図ることできる。
また、図4に示すように、キャップ底面部12aは、容器の倒立載置状態において中央部よりも外縁部が側壁面部12b方向に向けて傾斜した概略板状に形成されており、キャップ12内の水分を流出させるための貫通孔20が上記外縁部に形成されている。
第2実施形態に係るキャップ12は、上記のように、キャップ底面部12aが、中央部よりも外縁部が側壁面部12b方向に向けて傾斜した概略板状に形成されており、キャップ12内の水分を流出させるための貫通孔20が上記外縁部に形成されているので、キャップ12内の水分が底面部に沿って外縁部に流れて集まり、その外縁部に形成された貫通孔20から効率よく流れ出させることができる。
図5(a)〜(f)は,第2実施形態に係るキャップの貫通孔20を種々に形成した各変形例4〜9の説明図である。
(a)の変形例4は、キャップ12の底面部12aの周縁に4つの略矩形状の貫通孔20を等間隔で形成したものである。また、(b)の変形例5は、キャップ12の底面部12aの周縁に8つの略矩形状の貫通孔20を等間隔で形成したものである。さらに、(c)の変形例6は、キャップ12の底面部12aの周縁に1つの略矩形状の貫通孔20を任意に位置に形成したものである。
また、(d)の変形例7は、キャップ12の底面部12aの周縁に4つの略円形状の貫通孔20を形成したものである。(e)の変形例8は、キャップ12の底面部12aの周縁に8つの略円形状の貫通孔20を形成したものである。(f)の変形例9は、キャップ12の底面部12aの周縁に1つの略円形状の貫通孔20を形成したものである。
上記の各変形例に示すように、貫通孔20は適宜位置に少なくとも1つ形成できるが、排水性および通風性の観点から複数が好ましい。
また、第2実施形態では、キャップ底面部12aが、容器の倒立載置状態において中央部よりも外縁部が周壁部方向に向けて傾斜した概略板状に形成されており、キャップ内の水分を流出させるための貫通孔20が上記外縁部に形成されている。したがって、キャップ12内の水分が底面部12aに沿って外縁部に流れて集まり、その外縁部に形成された貫通孔20から効率よく流れ出させることができる。
図6に傾斜した底面部12aの説明図を示す。図6に示すキャップ12はそれぞれが通気孔16と凹所18を省略していている。
図6の(a)では貫通孔が形成されておらず平坦な底面部12aの形状のキャップ12である。これに対して、図6の(b)に示す例は、底面部12aでは、中央部の筒状嵌合部12cから周縁部方向に掛けて前方に向けて傾斜しているキャップ12であり、その周縁部に貫通孔20が形成されている。図5の(a),(b),(d),(e)の貫通孔20が形成されたキャップ12が対応する.
また、図6の(c)に示す例は、底面部が一方の周縁部から他方の周縁部に掛けて傾斜しているキャップ12であり、一方の縁部に向けて水分を流し込み、貫通孔20から排出する。図5の(c)や(f)の貫通孔20の形成されたキャップ12が対応する。
また、図6の(d)に示す例では貫通孔が形成されている平坦な底面部12aの形状のキャップ12である。
図7に示すように、第3実施形態に係るキャップ12は、キャップ底面部12aの載置部14は、側壁面部12bと反対側方向に略筒状に周壁部22を立設したものであり、この周壁部22の先端には、容器を倒立載置した時に通気するための切り欠き24を設けている。
この周壁部22に形成した切り欠き24は、周壁部22先端から0.5〜5(mm)の範囲で形成することが好ましく、水の表面張力を考慮して1.0〜3(mm)の範囲であることが最も小さい寸法である。
第3実施形態に係るキャップ12の切り欠24きは、図6(a)に示すように、概略三角形状に斜面方向を揃えて形成する。また、(b)の変形例10に示すように、切り欠き24Aは、比較的小さな略弧状に複数形成する。(c)の変形例11に示すように、切り欠き24Bは、比較的大きな略弧状に1対または2対形成する。(d)の変形例12に示すように、切り欠き24Cは、略矩形状に複数形成する。(e)の変形例13に示すように、切り欠き24Dは、略弧状に上記(b)の変形例9よりは少なく形成する。(f)の変形例14に示すように、切り欠き24Eは、概略三角形状に向きを対向させて形成する。
本発明の倒立容器用キャップは、倒立容器が、内容物が練り歯磨きであるスタンディングタイプの歯磨き容器とすれば、この種の歯磨き容器が洗面所等の水を良く使用する場所で載置保管する必要性の高い容器であるので、利用分野としては最も好適である。
しかしながら、本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
(a)は第1実施形態に係る倒立容器用キャップの倒立載置状態の全体側面図、(b)はキャップの周辺の縦断面図である。 (a)〜(c)は、第1実施形態に係るキャップの凹所を変更した各変形例1〜3の倒立容器用キャップの説明図である。 (a),(b)は第1実施形態に係り、(c)は第2実施形態に係る倒立容器用キャップの説明図である。 (a),(b)は第2実施形態に係るキャップの詳細断面図である。 (a)〜(f)は第2実施形態に係る倒立容器用キャップのキャップ底面部に貫通孔を形成した各変形例1〜6の説明図である。 (a)はキャップ底面部にキャップ内の水分を流出させるための貫通孔が形成されていない例、(b)〜(d)は貫通孔が形成されていて傾斜角度がそれぞれの各本発明例の断面説明図である。 (a)〜(f)は第3実施形態に係る倒立容器用キャップに周壁部を立設したものと、その周壁部に形成する切り欠きの各変形例1〜5の説明図である。 (a)、(b)は従来の倒立容器の側面図、底面図である。
符号の説明
10 容器本体
10a 注出口
12 キャップ
12a キャップの底面部
12b キャップの側壁面部
12c キャップの筒状嵌合部
14 載置部
16 通気孔
18 凹所
20 貫通孔
22 周壁部
24、24A〜24E 切り欠き

Claims (5)

  1. 内容物を収容した可撓性のある容器本体と、容器本体の一側に設けられた内容物注出口に着脱可能な有底中空筒状のキャップとを備えた容器であって、キャップ底面部の外面には容器を倒立保管可能な載置部を設けた倒立容器において、
    キャップ装着時に底面部と共に注出口を囲むキャップ側壁面部には、底面方向に向いて開口する通気孔が形成された凹所を少なくとも1つ設けて、この通気孔によってキャップ内外を通気してキャップ内の水分がキャップ外部に発散するようにしたことを特徴とする特徴とする倒立容器用キャップ。
  2. キャップの凹所に形成された通気孔は、容器の倒立載置時に上方視で側壁面部の外面によって覆われていることを特徴とする請求項1に記載の倒立容器用キャップ。
  3. キャップ底面部に、キャップ内の水分を流出させるための貫通孔を形成したことを特徴とする請求項1に記載の倒立容器用キャップ。
  4. キャップ底面部は、容器の倒立載置状態において中央部よりも外縁部が周壁部方向に向けて傾斜した概略板状に形成されており、キャップ内の水分を流出させるための貫通孔が上記外縁部に形成されていることを特徴とする請求項4に記載の倒立容器用キャップ。
  5. キャップ底面部の載置部は、側壁面部と反対側方向に周壁部を立設したものであり、この周壁部の先端に、容器を倒立載置した時に通気するための切り欠きを設けたことを特徴とする請求項1、3または4に記載の倒立容器用キャップ。
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