JP2009093809A - 燃料電池システムおよびそれを含む輸送機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】構成部材間の配管を短くできかつ構成部材をフレーム等へ容易に着脱できる、燃料電池システムを提供する。
【解決手段】燃料電池システム100は、燃料ユニット116と水溶液ユニット118とが一体化された組立体114を備える。燃料ユニット116は、メタノール燃料を保持する燃料タンク120を含む。燃料タンク120には、燃料タンク120に保持されているメタノール燃料を供給するための燃料ポンプ136、および燃料タンク120から供給されるメタノール燃料を浄化するための燃料フィルタ124が取り付けられている。水溶液ユニット118は、メタノール水溶液を保持する水溶液タンク146を含む。水溶液タンク146には、メタノール水溶液を供給するための水溶液ポンプ152、および水溶液タンク146から供給されるメタノール水溶液を浄化するための水溶液フィルタ156が取り付けられている。
【選択図】図4
【解決手段】燃料電池システム100は、燃料ユニット116と水溶液ユニット118とが一体化された組立体114を備える。燃料ユニット116は、メタノール燃料を保持する燃料タンク120を含む。燃料タンク120には、燃料タンク120に保持されているメタノール燃料を供給するための燃料ポンプ136、および燃料タンク120から供給されるメタノール燃料を浄化するための燃料フィルタ124が取り付けられている。水溶液ユニット118は、メタノール水溶液を保持する水溶液タンク146を含む。水溶液タンク146には、メタノール水溶液を供給するための水溶液ポンプ152、および水溶液タンク146から供給されるメタノール水溶液を浄化するための水溶液フィルタ156が取り付けられている。
【選択図】図4
Description
この発明は燃料電池システムおよびそれを含む輸送機器に関し、より特定的には燃料水溶液を燃料電池に直接供給する燃料電池システムおよびそれを含む輸送機器に関する。
この種の従来技術の一例が特許文献1において開示されている。
特許文献1に開示されている燃料電池システムでは、セルスタックの後側上方に燃料タンクと水溶液タンクとが配置されており、燃料タンクの下方に燃料ポンプが配置され、セルスタックの下方に水溶液ポンプと水溶液フィルタとが配置されている。
特開2005−150106号公報
特許文献1に開示されている燃料電池システムでは、セルスタックの後側上方に燃料タンクと水溶液タンクとが配置されており、燃料タンクの下方に燃料ポンプが配置され、セルスタックの下方に水溶液ポンプと水溶液フィルタとが配置されている。
この燃料電池システムでは、燃料タンクと燃料ポンプとはやや離れており、水溶液タンクと水溶液ポンプおよび水溶液フィルタとはセルスタックを挟んで大きく離れている。
したがって、これらの構成部材間の配管が長くなってしまう。また、各構成部材は離れているため、たとえばフレーム等への取り付け箇所が多くなり着脱に手間がかかってしまう。
したがって、これらの構成部材間の配管が長くなってしまう。また、各構成部材は離れているため、たとえばフレーム等への取り付け箇所が多くなり着脱に手間がかかってしまう。
それゆえに、この発明の主たる目的は、構成部材間の配管を短くできかつ構成部材をフレーム等へ容易に着脱できる、燃料電池システムを提供することである。
上述の目的を達成するために、請求項1に記載の燃料電池システムは、燃料を保持する保持手段、前記保持手段に保持されている前記燃料を供給するための供給手段、および前記保持手段から供給される前記燃料を浄化するための浄化手段を備え、前記供給手段および前記浄化手段の少なくともいずれか一方が前記保持手段に取り付けられていることを特徴とする。
請求項2に記載の燃料電池システムは、請求項1に記載の燃料電池システムにおいて、前記燃料は燃料水溶液であり、前記保持手段は前記燃料水溶液を保持する水溶液タンクであり、前記供給手段は前記水溶液タンクに保持された前記燃料水溶液を供給するための水溶液ポンプであり、前記浄化手段は前記水溶液ポンプから供給される前記燃料水溶液を浄化するための水溶液フィルタであることを特徴とする。
請求項3に記載の燃料電池システムは、請求項2に記載の燃料電池システムにおいて、前記水溶液タンクの上に前記水溶液ポンプが設けられていることを特徴とする。
請求項4に記載の燃料電池システムは、請求項1に記載の燃料電池システムにおいて、前記燃料は高濃度燃料であり、前記保持手段は前記高濃度燃料を保持する燃料タンクであり、前記供給手段は前記燃料タンクに保持された前記高濃度燃料を供給するための燃料ポンプであり、前記浄化手段は前記燃料ポンプから供給される前記高濃度燃料を浄化するための燃料フィルタであることを特徴とする。
請求項5に記載の燃料電池システムは、高濃度燃料を保持する燃料タンク、前記燃料タンクに保持されている前記高濃度燃料を供給するための燃料ポンプ、および前記燃料タンクから供給される前記高濃度燃料を浄化するための燃料フィルタを備え、前記燃料ポンプおよび前記燃料フィルタの少なくともいずれか一方が前記燃料タンクに取り付けられている燃料ユニットと、燃料水溶液を保持する水溶液タンク、前記水溶液タンクに保持されている前記燃料水溶液を供給するための水溶液ポンプ、および前記水溶液タンクから供給される前記燃料水溶液を浄化するための水溶液フィルタを備え、前記水溶液ポンプおよび前記水溶液フィルタの少なくともいずれか一方が前記水溶液タンクに取り付けられている水溶液ユニットとを備え、前記燃料ユニットと前記水溶液ユニットとが一体的に構成されていることを特徴とする。
請求項6に記載の輸送機器は、請求項1から5のいずれかに記載の燃料電池システムを含むことを特徴とする。
請求項1に記載の燃料電池システムでは、供給手段および浄化手段の少なくともいずれか一方が保持手段に取り付けられているので配管を短くできる。また、一体化された構成部材を単体として取り扱うことができるので、フレーム等への取り付け箇所を減じることができ着脱が容易になる。請求項2のように、水溶液ポンプおよび水溶液フィルタの少なくともいずれか一方が水溶液タンクに取り付けられている場合や、請求項4のように、燃料ポンプおよび燃料フィルタの少なくともいずれか一方が燃料タンクに取り付けられている場合についても同様である。
請求項3に記載の燃料電池システムでは、水溶液ポンプを水溶液タンクの上に取り付けることによって、水溶液ポンプと他のポンプとを容易に見分けることができ、作業者の負担を軽減することができる。
請求項5に記載の燃料電池システムでは、燃料ユニットと水溶液ユニットとを一体化することによって、構成部材間の配管をさらに短くできる。また、一体化された組立体を単体として取り扱うことができるので、フレーム等への取り付け箇所をさらに減じることができ着脱もさらに容易になる。
輸送機器に燃料電池システムを搭載する場合、燃料電池システムを小型に構成することが望ましい。この発明では、燃料電池システムの構成部品間の配管を短くでき燃料電池システムを小さく構成できるので、この発明は請求項6に記載するような輸送機器に好適に用いられる。
この明細書において、「燃料」は「燃料水溶液」と「高濃度燃料」とを含む概念であり、「燃料水溶液」は「高濃度燃料」を希釈した水溶液をいう。
この発明によれば、燃料電池システムの構成部品間の配管を短くできかつ構成部材をフレーム等へ容易に着脱できる。
以下、図面を参照してこの発明の実施の形態について説明する。ここでは、この発明の燃料電池システム100を、輸送機器の一例である自動二輪車10に搭載した場合について説明する。
まず、自動二輪車10について説明する。この発明の実施の形態における左右、前後、上下とは、自動二輪車10のシートにドライバがそのハンドル36に向かって着座した状態を基準とした左右、前後、上下を意味する。
まず、自動二輪車10について説明する。この発明の実施の形態における左右、前後、上下とは、自動二輪車10のシートにドライバがそのハンドル36に向かって着座した状態を基準とした左右、前後、上下を意味する。
図1および図2を参照して、自動二輪車10は車体フレーム12を含む。
図3をも参照して、車体フレーム12は、ヘッドパイプ14、ヘッドパイプ14に設けられるクレードルフレーム16、クレードルフレーム16に取り付けられるシートレール18、シートレール18を支持するための2つの支持フレーム20、およびクレードルフレーム16に設けられる2つのフランジ部22を含む。
図3をも参照して、車体フレーム12は、ヘッドパイプ14、ヘッドパイプ14に設けられるクレードルフレーム16、クレードルフレーム16に取り付けられるシートレール18、シートレール18を支持するための2つの支持フレーム20、およびクレードルフレーム16に設けられる2つのフランジ部22を含む。
クレードルフレーム16は、上部フレーム24と2つの後部フレーム26と下部フレーム28と支持フレーム30とを含む。上部フレーム24と2つの後部フレーム26とはたとえばボルトによって連結されており、2つの後部フレーム26と下部フレーム28とはたとえばボルトによって連結されている。
上部フレーム24は、それぞれ左右方向に幅を有する第1壁24aと第2壁24bとを含む。第1壁24aと第2壁24bとは、相互に略一定の間隔をあけてヘッドパイプ14の上側接続部14aから後方に延びる。第1壁24aおよび第2壁24bはそれぞれ平板状に形成され、平面状の対向面32aおよび32bを有する。第1壁24aと第2壁24bとのうち連結部を有さない部分にヒートシンク部Hが形成される。
2つの後部フレーム26は、上部フレーム24の後端部から二股に分かれて後方に延び、その後シートレール18との接続部AおよびB付近において後方斜め下側に屈曲し、さらに支持フレーム20との接続部CおよびD付近で前方斜め下側に向かって屈曲しその後前方に向かって屈曲し、下部フレーム28の後端部に接続される。各後部フレーム26は、左右方向の幅を有する第1壁26aおよび第2壁26bを含む。第1壁26aと第2壁26bとは相互に略一定の間隔をあけて形成され、第1壁26aと第2壁26bとは連結部26cによって連結される。連結部26cは第1壁26aと第2壁26bとを幅方向の外端縁で連結する。したがって、各後部フレーム26は断面コ字状に形成される。2つの後部フレーム26は支持フレーム30によって連結される。
下部フレーム28は、後部フレーム26が接続される後端部から前方に延びさらに前方斜め上側に向かって屈曲し、ヘッドパイプ14の下側接続部14bに接続される。下部フレーム28は、それぞれ左右方向に幅を有する第1壁28aと第2壁28bとを含む。第1壁28aと第2壁28bとは相互に略一定の間隔をあけて形成され、第1壁28aと第2壁28bとは連結部28cによって連結される。連結部28cは第1壁28aと第2壁28bとを幅方向の中央部で連結し、下部フレーム28は縦断面I字型に形成される。
前後方向に延びるフレーム状のシートレール18は、クレードルフレーム16の接続部AおよびBに接続されている。シートレール18の上側には図示しないシートが開閉自在に設けられている。シートを開くことによって二次電池66(後述)の着脱や燃料の補給が可能となる。
シートレール18には2つの支持フレーム20がたとえば溶接等によって取り付けられている。2つの支持フレーム20の下端部がそれぞれクレードルフレーム16の接続部CおよびDに取り付けられ、これによってシートレール18が支持されている。2つの支持フレーム20は連結フレーム32によって連結されている。
2つの後部フレーム26にはそれぞれフランジ22がたとえば溶接等によって取り付けられている。
2つの後部フレーム26にはそれぞれフランジ22がたとえば溶接等によって取り付けられている。
図1および図2に戻って、ヘッドパイプ14内には、車体方向変更用のステアリング軸34が回動自在に挿通されている。ステアリング軸34の上端にはハンドル36が固定されたハンドル支持部38が取り付けられている。ハンドル支持部38の上端には表示操作部40が配置されている。
図12をも参照して、表示操作部40は、自動二輪車10を駆動する電動モータ56(後述)の各種データを計測表示するためのメータ40a、走行状態等の各種情報提供用のたとえば液晶ディスプレイ等で構成される表示部40b、および各種指示や各種情報入力用の入力部40cを一体的に設けたものである。入力部40cは、電動モータ56と二次電池66(後述)とを電気的に接続するための始動ボタン42a、ON/OFF回路156をオフするための停止ボタン42b、および停止ボタン42bを点灯させるためのバックライト42cを含む。
図1に示すように、ステアリング軸34の下端には左右一対のフロントフォーク44が取り付けられており、フロントフォーク44それぞれの下端には、前輪46が前車軸48を介して取り付けられている。
また、2つのフランジ部22の下端部の間には、スイングアーム(リヤアーム)50がピボット軸52を介して揺動自在に支持されている。スイングアーム50の後端部50aには、後輪54に連結されかつ後輪54を回転駆動させるためのたとえばアキシャルギャップ型の電動モータ56が内蔵されている。また、スイングアーム50には、電動モータ56に電気的に接続され電動モータ56の回転駆動を制御するためのコントローラ60が内蔵されている。スイングアーム50とクレードルフレーム16の後部フレーム26とはリヤクッション64を介して連結されている。
自動二輪車10のクレードルフレーム16の2つの後部フレーム26の間でありかつ支持フレーム30の前側には二次電池66が配置される。二次電池66は、シートレール18で囲まれた空間を通るように矢印Pで示す斜め方向に着脱できる。二次電池66は、セルスタック102(後述)からの電力を蓄え、コントローラ150(後述)の指令に応じて電気構成部材に電力を供給する。二次電池66は、セルスタック102や外部の商用電源によって充電できる。二次電池66には、二次電池66の蓄電量を検出するための蓄電量検出器62が内蔵されている。
自動二輪車10は燃料電池システム100を含む。
燃料電池システム100は、電動モータ56や補機類等を駆動するための電気エネルギを生成する。
燃料電池システム100は、電動モータ56や補機類等を駆動するための電気エネルギを生成する。
以下、燃料電池システム100について説明する。
図1および図2を参照して、燃料電池システム100は、メタノール(メタノール水溶液)を改質せずにダイレクトに電気エネルギの生成(発電)に利用する直接メタノール型燃料電池システムである。
図1および図2を参照して、燃料電池システム100は、メタノール(メタノール水溶液)を改質せずにダイレクトに電気エネルギの生成(発電)に利用する直接メタノール型燃料電池システムである。
燃料電池システム100は、下部フレーム28の下方に配置されるセルスタック102を含む。図1に示すように、セルスタック102は、後部フレーム26から吊るされるステー104によって支持されている。
図11に示すように、セルスタック102は、メタノールに基づく水素イオンと酸素との電気化学反応によって発電できる燃料電池(燃料電池セル)104を、セパレータ106を挟んで複数個積層(スタック)して構成されている。セルスタック102を構成する各燃料電池104は、固体高分子膜等から構成される電解質膜104aと、電解質膜104aを挟んで互いに対向するアノード(燃料極)104bおよびカソード(空気極)104cとを含む。アノード104bおよびカソード104cはそれぞれ、電解質膜104a側に設けられる白金触媒層を含む。
また、図1および図2に戻って、二次電池66およびクレードルフレーム16の後部フレーム26の後方には、上から順にラジエータ106および気液分離器108が後方に傾くように配置されている。ラジエータ106はシートレール18および支持フレーム20に、気液分離器108は後部フレーム26に、それぞれ固定されている。ラジエータ106の裏面側にはラジエータ106を冷却するためのファン110が設けられ、気液分離器108の裏面側には気液分離器108を冷却するためのファン112が設けられている。ファン110および112はそれぞれ、ラジエータ106および気液分離器108による冷却動作を促進し、燃料電池システム100の温度上昇を抑制する。
ここで、注目すべきは、クレードルフレーム16内であり二次電池66の前方に、燃料供給系の組立体114が設けられていることである。
図4から図10を参照して、組立体114について説明する。
組立体114は、燃料ユニット116と水溶液ユニット118とを含む。
図4から図10を参照して、組立体114について説明する。
組立体114は、燃料ユニット116と水溶液ユニット118とを含む。
燃料ユニット116は燃料タンク120を含む。燃料タンク120は、セルスタック102の電気化学反応の燃料となる高濃度(たとえば、メタノールを約50wt%含む)のメタノール燃料(高濃度メタノール水溶液)を収容している。燃料タンク120の前面には、レベルセンサ122および燃料フィルタ124が挿着され、またブラケット126を介して逆止弁128(図8参照)が取り付けられている。レベルセンサ122によって、燃料タンク120内のメタノール燃料の液面の高さひいては液量が検出される。燃料タンク120の左側下面には、ブラケット130を介してボルトによってラジエータバルブ132が取り付けられ、燃料タンク120の下面には、ブラケット134を介してボルトによって燃料ポンプ136が取り付けられている。燃料タンク120の後部にはキャッチタンク138がたとえば面ファスナーによって取り付けられている。燃料タンク120の補給口120aとキャッチタンク138の補給口138aとには燃料の受け皿140が装着され、補給口120aおよび138aにはそれぞれ蓋142および144が取り付けられる。
一方、水溶液ユニット118は水溶液タンク146を含む。水溶液タンク146は、燃料タンク120からのメタノール燃料をセルスタック102の電気化学反応に適した濃度(たとえば、メタノールを約3wt%含む)に希釈したメタノール水溶液を収容している。水溶液タンク146の上面には、レベルセンサ148が挿着され、またブラケット150を介してボルトによって水溶液ポンプ152が取り付けられている。レベルセンサ148によって、水溶液タンク146内のメタノール水溶液の液面の高さひいては液量が検出される。水溶液タンク146の右側には、ブラケット154を介してボルトによって水溶液フィルタ156が取り付けられている。水溶液フィルタ156は、ゴムバンド157によってブラケット154に固定されている。水溶液タンク146の後面には、ブラケット158を介して逆止弁159(図8参照)が取り付けられている。
このような燃料ユニット116と水溶液ユニット118とは、ラバーマウントによって2箇所で接続され一体化されている。
まず、燃料タンク120の前側にはブラケット160が取り付けられている。ブラケット160にはゴム製のグロメット162が装着され、グロメット162が金属製のカラー164およびワッシャ166によって両側から挟まれ、ボルト168によってブラケット160が水溶液タンク146の右面に固定されている。
まず、燃料タンク120の前側にはブラケット160が取り付けられている。ブラケット160にはゴム製のグロメット162が装着され、グロメット162が金属製のカラー164およびワッシャ166によって両側から挟まれ、ボルト168によってブラケット160が水溶液タンク146の右面に固定されている。
また、燃料タンク120と水溶液タンク146とはブラケット170を介して接続されている。ブラケット170は、燃料タンク120の左面に1箇所で接続され、水溶液タンク146の後面に2箇所で接続されている。すなわち、ブラケット170にはゴム製の3つのグロメット172が装着されている。1つのグロメット172が金属製のカラー174およびワッシャ176によって両側から挟まれ、ボルト178によってブラケット170が燃料タンク120の左面に接続されている。同様に、2つのグロメット172のそれぞれが、金属製のカラー174およびワッシャ176によって両側から挟まれ、ボルト178によってブラケット170が水溶液タンク146の後面に接続されている。
このようなブラケット170には検出用バルブ180が取り付けられている。さらに、ブラケット170にはブラケット182が取り付けられ、ブラケット182に超音波センサ184が取り付けられている。
このようにして得られた組立体114は、3箇所で車体フレーム12に取り付けられ、そのうちの2箇所がラバーマウントによって接続されている。取り付け箇所は、燃料タンク120が2箇所、水溶液タンク146が1箇所である。具体的には、燃料タンク120の前側上部にブラケット186が取り付けられ、ブラケット186にはゴム製のグロメット188が装着され、グロメット188が金属製のカラー190およびワッシャ192によって両側から挟まれ、ボルト194によってブラケット186が上部フレーム24に取り付けられている。また、燃料タンク120の後側上部がボルト196によって上部フレーム24に取り付けられている。さらに、水溶液タンク146の下面にブラケット198が一体的に形成され、ブラケット198にはゴム製のグロメット200が装着され、グロメット200が金属製のカラー202およびワッシャ204によって両側から挟まれ、ボルト206によってブラケット198が下部フレーム28に取り付けられている。このようにして、燃料タンク120がクレードルフレーム16の上部フレーム24の下方に位置し、かつ水溶液タンク146が燃料タンク120の前方斜め左下方向に位置するように、組立体114がクレードルフレーム16内に配置され固定されている。
図1および図2に戻って、セルスタック102の後方であり後部フレーム26の下側には水タンク208が設けられ、水タンク208にはレベルセンサ210(図12参照)が装着され、水タンク208内の水面の高さひいては水量が検出される。水タンク208の上面には水ポンプ212が取り付けられている。
図2からわかるように、クレードルフレーム16の右側には、気体に含まれる塵等の異物を除去するためのエアフィルタ214が配置されている。エアフィルタ214の下方にはエアチャンバ216が設けられ、エアチャンバ216の下方にはエアポンプ218が設けられている。
また、クレードルフレーム16の上部フレーム24の第1壁24aと第2壁24bとの間において第2壁24bの対向面32b上にはコントローラ220が設けられ、たとえばボルトによって固定されている。第1壁24aの上面にはDC−DCコンバータを含む電源回路222が配置され、たとえばボルトによって固定されている。また、ヘッドパイプ14には、クレードルフレーム16を右側から操作できるようにメインスイッチ224が設けられている。メインスイッチ224がオンされることによってコントローラ220が起動されかつリレー252(後述)がオンされる。
さらに、後部フレーム26の左側近傍にはON/OFF回路226が設けられ、後部フレーム26の右側近傍にはDC−DCコンバータ228が設けられている。
さらに、後部フレーム26の左側近傍にはON/OFF回路226が設けられ、後部フレーム26の右側近傍にはDC−DCコンバータ228が設けられている。
図11をも参照して、燃料タンク120に挿着された燃料フィルタ124と燃料ポンプ136とはパイプP2を介して接続され、燃料ポンプ136と水溶液タンク146とはパイプP3を介して接続されている。
水溶液タンク146と水溶液ポンプ152とはパイプP4を介して接続され、水溶液ポンプ152と水溶液フィルタ156とはパイプP5およびP6を介して接続され、水溶液フィルタ156と入口温度センサ230とはパイプP7を介して接続され、入口温度センサ230とセルスタック102のアノード入口I1とはパイプP8を介して接続されている。水溶液ポンプ152を駆動させることによってセルスタック102にメタノール水溶液が供給される。入口温度センサ230がセルスタック102に流入するメタノール水溶液の温度を検出する。この検出温度をセルスタック102の温度とみなす。
セルスタック102のアノード出口I2と出口温度センサ232とはパイプP9を介して接続され、出口温度センサ232とラジエータ106とはパイプP10を介して接続されている。出口温度センサ232がセルスタック102から流出するメタノール水溶液の温度を検出する。
ラジエータ106と水溶液タンク146とはパイプP11を介して接続されている。また、パイプP10とP11とは、パイプP12、ラジエータバルブ132およびパイプP13を介して接続されて、ラジエータ106をバイパスする流路が構成されている。
上述したパイプP2〜P13は主として燃料の流路となる。
上述したパイプP2〜P13は主として燃料の流路となる。
また、エアフィルタ214とエアチャンバ216とはパイプP14を介して接続され、エアチャンバ216とエアポンプ218とはパイプP15を介して接続され、エアポンプ218とセルスタック102のカソード入口I3とはパイプP16を介して接続されている。燃料電池システム100の発電時にはエアポンプ218を駆動させることによって、酸素を含む空気が外部から吸入される。
セルスタック102のカソード出口I4と気液分離器108とはパイプP17を介して接続され、気液分離器108と水タンク208とはパイプP18を介して接続され、水タンク208にはパイプ(排気管)P19が設けられている。
燃料タンク120の気層と逆止弁126とはパイプP20を介して接続され、逆止弁126と水溶液タンク146の気層とはパイプP21を介して接続されている。このようにして燃料タンク120と水溶液タンク146との気層同士が接続される。
上述したパイプP14〜P19は主として酸化剤の流路となる。
上述したパイプP14〜P19は主として酸化剤の流路となる。
さらに、水タンク208と水ポンプ212とはパイプP22を介して接続され、水ポンプ212と水フィルタ234とはパイプP23を介して接続され、水フィルタ234と逆止弁159とはパイプP24を介して接続され、逆止弁159と水溶液タンク146とはパイプP25を介して接続されている。
上述したパイプP22〜P25は水の流路となる。
上述したパイプP22〜P25は水の流路となる。
また、パイプP5には超音波センサ184が接続されている。超音波センサ184は、メタノール濃度に応じて超音波の伝搬時間(伝搬速度)が変化することを利用して、メタノール水溶液のメタノール濃度(メタノール水溶液におけるメタノールの割合)を検出するために用いられる。超音波センサ184による濃度検出には、セルスタック102に向けて送られるメタノール水溶液の一部が用いられる。超音波センサ184は、発信部と受信部とを含み、発信部から発信した超音波を受信部で受信して超音波伝搬時間を検出し、その伝搬時間に相当する電圧値を物理的な濃度情報とする。コントローラ220は、その濃度情報に基づいて、セルスタック102に送られるメタノール水溶液のメタノール濃度を検出する。
超音波センサ184にはパイプP26を介して検出用バルブ180が接続され、検出用バルブ180と水溶液タンク146とはパイプP27を介して接続されている。メタノール濃度の検出時には検出用バルブ180が閉じられ、超音波センサ184内でのメタノール水溶液の流れが止められる。メタノール濃度の検出後、検出用バルブ180が開けられ、濃度検出済みのメタノール水溶液が水溶液タンク146に戻される。
上述したパイプP26およびP27は主として濃度検出用の流路となる。
上述したパイプP26およびP27は主として濃度検出用の流路となる。
さらに、水溶液タンク146とキャッチタンク138とはパイプP28を介して接続され、キャッチタンク138とパイプP16とはパイプP29を介して接続され、キャッチタンク138と水溶液タンク146とはパイプP30を介して接続されている。
上述したパイプP20,P21およびP28〜P30は主として燃料処理用の流路となる。
上述したパイプP20,P21およびP28〜P30は主として燃料処理用の流路となる。
図1および図2に戻って、このような自動二輪車10はカバー236を備える。カバー236は、シートの部分を除いてクレードルフレーム16や燃料電池システム100を、車両左右両側および上側から覆うように設けられている。カバー236は、ヘッドパイプ14の下側接続部14bの近傍に外気を取り入れるための吸気口(図示せず)を有している。吸気口は前方下向きに形成されている。ラジエータ冷却用のファン110の駆動によってカバー236内の空間が負圧となるため吸気口から外気が導入される。これによってクレードルフレーム16内に設けられた各種補機類やコントローラ220等が冷却される。
ついで、図12を参照して、燃料電池システム100の電気的構成について説明する。
燃料電池システム100のコントローラ220は、必要な演算を行い燃料電池システム100の動作を制御するためのCPU238、CPU238にクロックを与えるクロック回路240、燃料電池システム100の動作を制御するためのプログラムやデータおよび演算データ等を格納するための、たとえばEEPROMからなるメモリ242、電動モータ56にセルスタック102を接続するための電気回路244における電圧を検出するための電圧検出回路246、燃料電池104ひいてはセルスタック102を流れる電流を検出するための電流検出回路248、および電気回路244を保護するための電圧保護回路250を含む。
燃料電池システム100のコントローラ220は、必要な演算を行い燃料電池システム100の動作を制御するためのCPU238、CPU238にクロックを与えるクロック回路240、燃料電池システム100の動作を制御するためのプログラムやデータおよび演算データ等を格納するための、たとえばEEPROMからなるメモリ242、電動モータ56にセルスタック102を接続するための電気回路244における電圧を検出するための電圧検出回路246、燃料電池104ひいてはセルスタック102を流れる電流を検出するための電流検出回路248、および電気回路244を保護するための電圧保護回路250を含む。
電気回路244には、電気回路244を開閉するためのON/OFF回路226およびDC−DCコンバータ228が直列接続され、さらに、電気回路244には所定の電圧を出力するための電源回路222がリレー252を介して接続されている。電圧保護回路250は、セルスタック102の電圧低下検出時にON/OFF回路226を開放させる。
このようなコントローラ220のCPU238には、レベルセンサ122,148および210からの検出信号、ならびに超音波センサ184、入口温度センサ230および出口温度センサ232からの検出信号が入力される。また、CPU238には、メインスイッチ224からの入力信号や、入力部40cの始動ボタン42aおよび停止ボタン42bからの入力信号が入力される。また、CPU238には蓄電量検出器62からの検出信号が入力される。CPU238は、蓄電量検出器62からの検出信号と二次電池66の容量に関する情報とを用いて二次電池66の蓄電率(二次電池66の容量に対する蓄電量の割合)を算出する。さらに、CPU238には電圧検出回路246からの電圧検出値および電流検出回路248からの電流検出値が入力される。CPU238は、電圧検出値と電流検出値とを用いてセルスタック102の出力を算出する。
また、CPU238によって、燃料ポンプ136、水溶液ポンプ152、エアポンプ218、水ポンプ212、ファン110,112、ラジエータバルブ132および検出用バルブ180等の補機類が制御される。また、CPU238によって、各種情報を表示し自動二輪車10のドライバに各種情報を報知するための表示部40bが制御される。さらに、CPU238によって、入力部40cのバックライト42cの点灯/消灯が制御される。また、CPU238によって、ON/OFF回路226およびリレー252の開閉動作が制御され、電源回路222の動作が制御され、電動モータ56と二次電池66との電気的接続が制御される。
セルスタック102には二次電池66およびコントローラ60を接続できる。二次電池66およびコントローラ60は電動モータ56に接続できる。二次電池66はセルスタック102からの電力によって充電可能であり、二次電池66の放電によって電動モータ56、コントローラ60および補機類等に電力を与えることができる。
コントローラ60には、電動モータ56の各種データを計測するためのメータ40aが接続され、メータ40aによって計測されたデータおよび電動モータ56の状況は、CPU238に与えられる。
なお、二次電池66は自動二輪車10から取り外して外部電源(商用電源)によって充電できる。
ついで、このような自動二輪車10の基本的な動作について説明する。
まず、メインスイッチ224がオンされるとコントローラ220が起動され、リレー252がオンされる。リレー252がオンされると、二次電池66からの電圧が電源回路222で所定の電圧に変換されて補機類等に与えられる。その後、始動ボタン42aが押されると、コントローラ60によって電動モータ56と二次電池66とが電気的に接続され、二次電池66の蓄電量が所定値(たとえば蓄電率40%)以上であれば、二次電池66によって電動モータ56が駆動される。
まず、メインスイッチ224がオンされるとコントローラ220が起動され、リレー252がオンされる。リレー252がオンされると、二次電池66からの電圧が電源回路222で所定の電圧に変換されて補機類等に与えられる。その後、始動ボタン42aが押されると、コントローラ60によって電動モータ56と二次電池66とが電気的に接続され、二次電池66の蓄電量が所定値(たとえば蓄電率40%)以上であれば、二次電池66によって電動モータ56が駆動される。
二次電池66の蓄電量が当該所定値未満であれば、CPU238によってON/OFF回路226がオンされ、セルスタック102が二次電池66および電動モータ56に接続される。そして、CPU238からの指示によって水溶液ポンプ152やエアポンプ218等の補機類の駆動が開始され、セルスタック102の発電が開始される。
図11を参照して、セルスタック102の発電動作について説明する。
水溶液タンク146内のメタノール水溶液は、水溶液ポンプ152の駆動によってパイプP4からP6を介して水溶液フィルタ156に供給される。そして、水溶液フィルタ156で不純物等が除去されたメタノール水溶液は、パイプP7、入口温度センサ230、パイプP8およびアノード入口I1を介して、セルスタック102を構成する各燃料電池104のアノード104bにダイレクトに供給される。
水溶液タンク146内のメタノール水溶液は、水溶液ポンプ152の駆動によってパイプP4からP6を介して水溶液フィルタ156に供給される。そして、水溶液フィルタ156で不純物等が除去されたメタノール水溶液は、パイプP7、入口温度センサ230、パイプP8およびアノード入口I1を介して、セルスタック102を構成する各燃料電池104のアノード104bにダイレクトに供給される。
また、水溶液タンク146内にある気体(主に、二酸化炭素、気化したメタノールおよび水蒸気)は、パイプP28を介してキャッチタンク138に与えられる。キャッチタンク138内では気化したメタノールと水蒸気とが冷却される。キャッチタンク138内で得られたメタノール水溶液は、パイプP30を介して水溶液タンク146に戻される。また、キャッチタンク138内の気体(二酸化炭素、液化されなかったメタノールおよび水蒸気)は、パイプP29を介してパイプP16に与えられる。
一方、エアポンプ218の駆動によってエアフィルタ214から吸入された空気(エア)は、パイプP14を介してエアチャンバ216に流入することによって消音され、その後パイプP15およびエアポンプ218を介してパイプP16に与えられる。そして、その空気は、キャッチタンク138からの気体とともに、パイプP16およびカソード入口I3を介してセルスタック102を構成する各燃料電池104のカソード104cに供給される。
各燃料電池104のアノード104bでは、供給されたメタノール水溶液におけるメタノールと水とが化学反応し、二酸化炭素および水素イオンが生成される。生成された水素イオンは、電解質膜104aを介してカソード104cに流入し、そのカソード104c側に供給された空気中の酸素と電気化学反応して水(水蒸気)および電気エネルギが生成される。つまり、セルスタック102において発電が行われる。セルスタック102からの電力は、二次電池66への充電や自動二輪車10の走行駆動等に利用される。セルスタック102は、電気化学反応に伴って発生する熱によって温度上昇する。セルスタック102の出力はその温度上昇に伴って上昇し、セルスタック102は約60℃で定常的に発電可能となる。この実施形態では、燃料電池システム100は、セルスタック102の温度が60℃を超えると昇温運転から通常運転に移行する。
各燃料電池104のアノード104bで生成された二酸化炭素および未反応メタノール水溶液は、上記電気化学反応に伴って熱せられる。当該二酸化炭素および未反応メタノール水溶液は、昇温運転時には、セルスタック102のアノード出口I2、パイプP9、出口温度センサ232およびパイプP10を介してラジエータ106に与えられ冷却された後、パイプP11を介して水溶液タンク146に戻される。ラジエータ106による二酸化炭素および未反応メタノールの冷却動作は、ファン110を動作させることによって促進される。
また、セルスタック102のアノード出口I2から流出するメタノール水溶液が所定温度以下であり冷却する必要がない場合には、ラジエータバルブ132が開き、そのメタノール水溶液は、パイプP12、ラジエータバルブ132、パイプP13およびP11を介して水溶液タンク146に与えられる。
一方、各燃料電池104のカソード104cで生成された水蒸気の大部分は液化して水となってセルスタック102のカソード出口I4から排出されるが、飽和水蒸気分はガス状態で排出される。カソード出口I4から排出された水分(水、水蒸気)、二酸化炭素および未反応の空気を含む排気は、パイプP17を介して気液分離器108に与えられて冷却され、水蒸気の一部は露点以下となって液化される。気液分離器108による水蒸気の液化動作は、ファン112を動作させることによって促進される。そして、気液分離器108からの水、水蒸気、二酸化炭素および未反応の空気を含む排気は、パイプP18を介して水タンク208に供給され、水は水タンク208に回収され、水蒸気、二酸化炭素および未反応の空気を含む排気はパイプP19を介して外部へ排出される。
水タンク208に回収された水は、水ポンプ212の駆動によってパイプP22、水ポンプ212、パイプP23、水フィルタ234、パイプP24、逆止弁159およびパイプP25を介して水溶液タンク146に適宜還流され、メタノール水溶液の水として利用される。
また、燃料タンク120内のメタノール燃料は、燃料ポンプ136の駆動によって、燃料フィルタ124で不純物等が除去されパイプP2、燃料ポンプ136およびパイプP3を介して水溶液タンク116に供給される。
つぎに、自動二輪車10の運転停止動作について説明する。
まず、自動二輪車10が運転されかつ燃料電池システム100が発電している状態において、メインスイッチ224がオフされると、電動モータ56とセルスタック102および二次電池66との接続を絶つようにCPU238がコントローラ60に指示する。これに応じて、電動モータ56とセルスタック102および二次電池66との接続が絶たれる。その後、二次電池66の蓄電量が所定値(たとえば蓄電率98%)以上になるか停止ボタン42bが押されると、水溶液ポンプ152およびエアポンプ218等の補機類が停止されるとともにON/OFF回路226およびリレー252がオフされる。これによって、燃料電池システム100の発電が停止されかつ自動二輪車10の運転が停止される。
まず、自動二輪車10が運転されかつ燃料電池システム100が発電している状態において、メインスイッチ224がオフされると、電動モータ56とセルスタック102および二次電池66との接続を絶つようにCPU238がコントローラ60に指示する。これに応じて、電動モータ56とセルスタック102および二次電池66との接続が絶たれる。その後、二次電池66の蓄電量が所定値(たとえば蓄電率98%)以上になるか停止ボタン42bが押されると、水溶液ポンプ152およびエアポンプ218等の補機類が停止されるとともにON/OFF回路226およびリレー252がオフされる。これによって、燃料電池システム100の発電が停止されかつ自動二輪車10の運転が停止される。
また、自動二輪車10が運転されかつ燃料電池システム100が発電している状態において、二次電池66の蓄電量が所定値(たとえば蓄電率98%)以上になるか停止ボタン42bが押されると、水溶液ポンプ152およびエアポンプ218等の補機類が停止されるとともにON/OFF回路226がオフされ、燃料電池システム100の発電が停止される。その後、メインスイッチ224がオフされると、電動モータ56とセルスタック102および二次電池66との接続が絶たれるとともにリレー252がオフされ、自動二輪車10の運転が停止される。
このような自動二輪車10によれば、燃料タンク120に燃料フィルタ124や燃料ポンプ136等を取り付けて燃料ユニット116を構成することによって、構成部材間の配管を短くできる。たとえば図9からわかるように、燃料タンク120および燃料ポンプ136間の配管は、短いパイプP2で足りる。また、燃料ユニット116を単体として取り扱うことができるので、車体フレーム12への取り付け箇所を減じることができ着脱が容易になる。
水溶液タンク146に水溶液ポンプ152や水溶液フィルタ156等を取り付けて水溶液ユニット118を構成することによっても同様の効果が得られる。たとえば図10からわかるように、水溶液タンク146および水溶液フィルタ156間の配管は、短いパイプP4,P5およびP6で足りる。
さらに、このような燃料ユニット116と水溶液ユニット118とを一体化して組立体114を構成することによって、構成部材間の配管をさらに短くできる。たとえば図7からわかるように、燃料タンク120と水溶液タンク146とを、パイプP20、逆止弁128およびパイプP21の短い流路で結ぶことができる。また、図8および図9からわかるように、燃料タンク120と水溶液タンク146とを、パイプP2、燃料ポンプ136およびパイプP3の短い流路で結ぶことができる。
また、一体化された組立体114を単体として取り扱うことができるので、車体フレーム12への取り付け箇所をさらに減じることができ着脱もさらに容易になる。
具体的には、水溶液フィルタ156と入口温度センサ230とを結ぶパイプP7、キャッチタンク138とカソード流路となるパイプ16とを結ぶパイプP29、水溶液タンク146とラジエータ106とを結ぶパイプP11、および水フィルタ234と逆止弁159とを結ぶパイプP24を取り外すだけで、組立体114をクレードルフレーム16から容易に取り外すことができる。さらに、クレードルフレーム16から取り外された状態の組立体114は、その構成部材に容易に分解でき、作業性が向上する。
水溶液ポンプ152を水溶液タンク146の上に取り付けることによって、水溶液ポンプ146と他のポンプとを容易に見分けることができ、作業者の負担を軽減できる。
また、燃料ポンプ136を燃料タンク120に取り付けることによって、燃料ポンプ136と他のポンプとを容易に見分けることができ、作業者の負担を軽減できる。
また、燃料タンク120と水溶液タンク146とはブラケット160および170を介してラバーマウントによって接続されているので、ある程度の変形を許容できる。すなわち、外力が加わった際、応力が集中しやすいこれらのタンク120および146とブラケット160および170との接続箇所での破損を防止できる。特に、燃料タンク120および水溶液タンク140を樹脂製とした場合に効果的である。
さらに、組立体114とクレードルフレーム16とも2箇所でラバーマウントによって接続されているので、組立体114に加わる外力を吸収でき、組立体114とクレードルフレーム16との接続箇所での破損を防止できる。
上述の実施形態では、燃料タンク120の後側上部はボルト196によって上部フレーム24に取り付けられたが、この箇所もラバーマウントによって接続されてもよい。
この発明は、燃料電池システム100の構成部品間の配管を短くでき燃料電池システム100を小さく構成できるので、自動二輪車10に好適に用いられる。
上述の実施形態では、燃料タンク120に燃料フィルタ124および燃料ポンプ136等が取り付けられたが、燃料フィルタ124および燃料ポンプ136のいずれか一方が燃料タンク120に取り付けられればよい。また、燃料フィルタ124は、燃料タンク120に挿着されるのではなく燃料タンク120の外面に取り付けられ、燃料タンク120にパイプを介して接続されてもよい。
上述の実施形態では、水溶液タンク146に水溶液フィルタ156および水溶液ポンプ152等が取り付けられたが、水溶液フィルタ156および水溶液ポンプ152のいずれか一方が水溶液タンク146に取り付けられればよい。
この発明の燃料電池システムは、自動二輪車だけではなく、自動車、船舶等の任意の輸送機器に好適に用いることができる。
上述の実施形態では、高濃度燃料としてメタノール燃料を、燃料水溶液としてメタノール水溶液を用いたが、これに限定されず、高濃度燃料としてエタノール燃料等のアルコール系燃料、燃料水溶液としてエタノール水溶液等のアルコール系水溶液を用いてもよい。
10 自動二輪車
100 燃料電池システム
102 セルスタック
114 組立体
116 燃料ユニット
118 水溶液ユニット
120 燃料タンク
124 燃料フィルタ
136 燃料ポンプ
146 水溶液タンク
152 水溶液ポンプ
156 水溶液フィルタ
P2〜P30 パイプ
100 燃料電池システム
102 セルスタック
114 組立体
116 燃料ユニット
118 水溶液ユニット
120 燃料タンク
124 燃料フィルタ
136 燃料ポンプ
146 水溶液タンク
152 水溶液ポンプ
156 水溶液フィルタ
P2〜P30 パイプ
Claims (6)
- 燃料を保持する保持手段、
前記保持手段に保持されている前記燃料を供給するための供給手段、および
前記保持手段から供給される前記燃料を浄化するための浄化手段を備え、
前記供給手段および前記浄化手段の少なくともいずれか一方が前記保持手段に取り付けられている、燃料電池システム。 - 前記燃料は燃料水溶液であり、
前記保持手段は前記燃料水溶液を保持する水溶液タンクであり、
前記供給手段は前記水溶液タンクに保持された前記燃料水溶液を供給するための水溶液ポンプであり、
前記浄化手段は前記水溶液ポンプから供給される前記燃料水溶液を浄化するための水溶液フィルタである、請求項1に記載の燃料電池システム。 - 前記水溶液タンクの上に前記水溶液ポンプが設けられている、請求項2に記載の燃料電池システム。
- 前記燃料は高濃度燃料であり、
前記保持手段は前記高濃度燃料を保持する燃料タンクであり、
前記供給手段は前記燃料タンクに保持された前記高濃度燃料を供給するための燃料ポンプであり、
前記浄化手段は前記燃料ポンプから供給される前記高濃度燃料を浄化するための燃料フィルタである、請求項1に記載の燃料電池システム。 - 高濃度燃料を保持する燃料タンク、前記燃料タンクに保持されている前記高濃度燃料を供給するための燃料ポンプ、および前記燃料タンクから供給される前記高濃度燃料を浄化するための燃料フィルタを備え、前記燃料ポンプおよび前記燃料フィルタの少なくともいずれか一方が前記燃料タンクに取り付けられている燃料ユニットと、
燃料水溶液を保持する水溶液タンク、前記水溶液タンクに保持されている前記燃料水溶液を供給するための水溶液ポンプ、および前記水溶液タンクから供給される前記燃料水溶液を浄化するための水溶液フィルタを備え、前記水溶液ポンプおよび前記水溶液フィルタの少なくともいずれか一方が前記水溶液タンクに取り付けられている水溶液ユニットとを備え、
前記燃料ユニットと前記水溶液ユニットとが一体的に構成されている、燃料電池システム。 - 請求項1から5のいずれかに記載の燃料電池システムを含む、輸送機器。
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