[go: up one dir, main page]

JP2009086385A - フォトマスク及びフォトマスクの製造方法、並びにパターン転写方法 - Google Patents

フォトマスク及びフォトマスクの製造方法、並びにパターン転写方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2009086385A
JP2009086385A JP2007256932A JP2007256932A JP2009086385A JP 2009086385 A JP2009086385 A JP 2009086385A JP 2007256932 A JP2007256932 A JP 2007256932A JP 2007256932 A JP2007256932 A JP 2007256932A JP 2009086385 A JP2009086385 A JP 2009086385A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
pattern
semi
mask
film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007256932A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009086385A5 (ja
Inventor
Michiaki Sano
道明 佐野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hoya Corp
Original Assignee
Hoya Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hoya Corp filed Critical Hoya Corp
Priority to JP2007256932A priority Critical patent/JP2009086385A/ja
Publication of JP2009086385A publication Critical patent/JP2009086385A/ja
Publication of JP2009086385A5 publication Critical patent/JP2009086385A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)

Abstract

【課題】マスク使用時のハンドリング中に起こり得るパターンの静電破壊の発生を抑制できるフォトマスクを提供する。
【解決手段】被転写体上に所望の転写パターンを形成するためのマスクパターンを透明基板24上に有するフォトマスク(例えばグレートーンマスク)であって、各マスクパターン10a,10b,10c・・・を縦横それぞれ複数本の細線状の分離パターン12で所定のサイズ以下の領域101a,102a,103a,・・・,101b.102b,・・・,101c,102c,・・・に分離する。かかる細線状の分離パターン12は、透光部、または絶縁性の半透光部により形成される。
【選択図】図2

Description

本発明は、マスクを用いて被転写体上のフォトレジストに転写パターンを形成するパターン転写方法、及びこのパターン転写方法に使用するフォトマスク及びその製造方法に関するものである。
現在、液晶表示装置(Liquid Crystal Display:以下、LCDと呼ぶ)の分野において、薄膜トランジスタ液晶表示装置(ThinFilm Transistor Liquid Crystal Display:以下、TFT−LCDと呼ぶ)は、CRT(陰極線管)に比較して、薄型にしやすく消費電力が低いという利点から、現在商品化が急速に進んでいる。TFT−LCDは、マトリックス状に配列された各画素にTFTが配列された構造のTFT基板と、各画素に対応して、レッド、グリーン、及びブルーの画素パターンが配列されたカラーフィルターが液晶相の介在の下に重ね合わされた概略構造を有する。TFT−LCDでは、製造工程数が多く、TFT基板だけでも5〜6枚のフォトマスクを用いて製造されていた。このような状況の下、遮光部と透光部と半透光部を有する多階調のフォトマスク(以下、グレートーンマスクと呼ぶ)を用いることにより、TFT基板の製造に利用するマスク枚数を削減する方法が提案されている(特許文献1)。ここで、半透光部とは、マスクを使用してパターンを被転写体に転写する際、透過する露光光の透過量を所定量低減させ、被転写体上のフォトレジスト膜の現像後の残膜量を制御する部分をいう。
グレートーンマスクとしては、透明基板が露出した透光部、透明基板上に露光光を遮光する遮光膜が形成された遮光部、透明基板上に遮光膜、または、半透光膜が形成され透明基板の光透過率を100%としたときにそれより透過光量を低減させて所定量の光を透過する半透光部を有するものである。このようなグレートーンマスクとしては、半透光部として、遮光膜又は半透光膜に、露光条件下で解像限界以下の微細パターンを形成したもの、或いは、所定の光透過率をもつ半透光膜を形成したものがある。
一方、半導体装置の製造に用いられるフォトマスクは、その遮光パターンに静電気が生じ、電気的に独立した個々のパターン間に電位差が生じ、放電による静電破壊が生じる問題のため、ダミーパターンで電気的に接続することが知られている(特許文献2)
特開2005−37933号公報 特開2003−248294号公報
上記LCD製造用などの用いられるフォトマスクは通常、絶縁体である透明ガラス基板上に、クロムなどの金属からなる遮光膜や半透光膜を形成し、これらにそれぞれ所定のパターニングを施して製造される。このマスク製造過程おける洗浄や、マスク使用過程における洗浄、或いは搬送過程でのハンドリングや摩擦によって、マスクが帯電することがある。この帯電による静電電位は、時として、数十KV或いはそれ以上となり、これがマスクの互いに電気的に孤立したパターン間で放電するときに、静電破壊が生じ、パターンが破壊される。破壊されたパターンが被転写体(LCDパネルなど)に転写されれば、製品不良となってしまう。
ところで、被転写体上に、膜厚が段階的に異なるレジストパターンを形成する目的で、露光光の透過率をパターン上の特定の部位を選択的に低減し、露光光の透過を制御可能なフォトマスクであるグレートーンマスクが知られていることは上述のとおりであり、こうしたグレートーンマスクとして、露光光の一部を透過する半透光部に半透光膜を用いたものが知られている。
図8(a)は、半透光部として露光光に対する所定の光透過率をもつ半透光膜を用いたグレートーンマスクを示す断面図である。すなわち、図8(a)に示すグレートーンマスクは、透明基板24上に、当該グレートーンマスクの使用時に露光光を遮光(透過率が略0%)させる遮光部21と、透明基板24の表面が露出した露光光を透過させる透光部22と、透光部の露光光透過率を100%としたとき透過率を20〜60%程度に低減させる半透光部23とを有する。図8(a)に示す遮光部21は、透明基板24上に形成された遮光膜25で構成されており、また半透光部23は、透明基板24上に形成された光半透過性の半透光膜26で構成されている。なお、図8(a)の遮光部21、透光部22及び半透光部23のパターン形状は一例を示したものである。
ところで、上記遮光部21を構成する遮光膜25の材質としては例えばCr又はCrを主成分とする化合物が用いられ、主として導電体からなる。このようにパターンを形成したフォトマスクは、洗浄、その他の使用時のハンドリング等によって電気的に孤立した個々のパターンに電荷がたまりやすい。また、グレートーンマスクの場合、
液晶パネル製造コストが非常に有利となる利点があるが、安価な製造コストを希求するとき、多面取りを用いた大型マスク製造の需要が益々高まる。このようなグレートーンマスクにおいて、電気的に独立した、比較的大面積のパターンが複数個基板上に形成されることから、パターン間に大きな電位差が発生しやすく、その結果、その大きな電位差が維持できないと放電し、パターン膜の静電破壊が発生する。 また、TFT製造用のグレートーンマスクの場合、チャネル部パターンなど、パターンの微細化に応じて、静電破壊が生じやすくなる事情もある。
たとえば図8(b)中の矢印Dで示すように、隣接する遮光部21間の電位差による放電によって、遮光膜25の一部が静電破壊されてしまう。
また、半透光部に、露光条件下で解像限界以下の遮光性微細パターンを形成したグレートーンマスクにおいても全く同様の静電破壊の問題が生じる。
このようなグレートーンマスク使用時のハンドリング中に予期せず生じるパターンの静電破壊は、該マスクを使用して形成される被転写体の歩留りの低下、液晶表示装置等の最終製品の動作不良につながる重大な問題である。
したがって、グレートーンマスク使用時のハンドリング中に起こり得るパターンの静電破壊の発生を抑制することは極めて重要な課題である。
本発明は、上記従来の事情に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、第1に、マスク使用時のハンドリング中に起こり得るパターンの静電破壊の発生を抑制できるグレートーンマスクなどのフォトマスクを提供することであり、第2に、このようなフォトマスクを用いて、被転写体上に、パターン欠陥のない、高精度の転写パターンを形成できるパターン転写方法を提供することである。
上記課題を解決するため、本発明は以下の構成を有する。
(構成1)被転写体上に所望の転写パターンを形成するためのマスクパターンを透明基板上に有するフォトマスクであって、電気的に導通しているマスクパターンの少なくとも一部の領域が、絶縁性であって所定の線幅をもつ分離パターンで分離され、かつ前記分離パターンは、前記被転写体上に転写されないものであることを特徴とするフォトマスク。
(構成2)前記フォトマスクは、透明基板上にパターニングされた遮光膜によって形成された透光部と遮光部を有し、前記分離パターンは、所定面積をもつ前記遮光部を複数の部分に分離することによって形成される、前記遮光部に隣接した、所定線幅をもつ透光部であることを特徴とする構成1に記載のフォトマスク。
(構成3)前記フォトマスクは、透明基板上に遮光部と、透光部と、マスク使用時に用いられる露光光の透過量を所定量低減する半透光部とからなるマスクパターンを有し、マスクを用いて被転写体に露光光を照射する際、被転写体に対する露光光の照射量を部位によって選択的に低減し、被転写体上のフォトレジストに、残膜値の異なる部分を含む所望の転写パターンを形成するためのグレートーンマスクであって、前記遮光部は、少なくとも遮光膜により形成され、前記半透光部は、少なくとも露光光の一部を透過する半透光膜により形成され、前記分離パターンは、所定面積をもち電気的に導通した前記遮光部又は半透光部を複数の部分に分離することによって形成される、前記遮光部又は半透光部に隣接した、所定線幅を有する透光部であることを特徴とする構成1記載のフォトマスク。
(構成4)前記フォトマスクは、透明基板上に遮光部と、透光部と、マスク使用時に用いられる露光光の透過量を所定量低減する半透光部とからなるマスクパターンを有し、マスクを用いて被転写体に露光光を照射する際、被転写体に対する露光光の照射量を部位によって選択的に低減し、被転写体上のフォトレジストに、残膜値の異なる部分を含む所望の転写パターンを形成するためのグレートーンマスクであって、前記遮光部は、少なくとも遮光膜により形成され、前記半透光部は、少なくとも露光光の一部を透過する半透光膜により形成され、前記分離パターンは、所定面積をもつ前記遮光膜を複数の部分に分離することによって形成される、前記遮光部に隣接した、所定線幅をもつ半透光部であることを特徴とする構成1記載のフォトマスク。
(構成5)前記半透光膜は、絶縁性の材料からなることを特徴とする構成4に記載のフォトマスク。
(構成6)前記分離パターンを形成する半透光膜は、前記グレートーンマスクにおける半透光部と同一の膜材質であることを特徴とする構成4又は5記載のフォトマスク。
(構成7)前記分離パターンは、露光条件下で解像限界以下の線幅を有することを特徴とする構成1乃至5のいずれか一に記載のフォトマスク。
(構成8)前記フォトマスクは、一つの表示装置製造用に用いられる単位面マスクパターンを有し、該単位面マスクパターンの外周部分に設けられた遮光部領域を前記分離パターンで複数部分に分離してなることを特徴とする構成1乃至7のいずれか一に記載のフォトマスク。
(構成9)透明基板上に露光光の一部を透過する半透光膜と遮光膜を形成したマスクブランクを用いて、フォトリソグラフィー法により該半透光膜と遮光膜にそれぞれ所望のパターニングを行い、遮光部と、透光部と、マスク使用時に用いられる露光光の透過量を所定量低減する半透光部とからなるマスクパターンを有する多階調のフォトマスクの製造方法において、前記パターニングは、電気的に導通している所定面積の前記半透光膜又は遮光膜のパターンの少なくとも一部の領域が、絶縁性であって所定線幅をもつ分離パターンで分離され、かつ、前記分離パターンが、露光によって被転写体に転写されない線幅であるようなパターンを形成するものであることを特徴とするフォトマスクの製造方法。
(構成10)前記分離パターンは、透明基板上に膜の存在しない、透光部からなることを特徴とする構成9に記載のフォトマスクの製造方法。
(構成11)透明基板上に、遮光膜を形成し、該遮光膜に第1のパターニングを行い、前記第1のパターニングが行われた遮光膜を含む、前記透明基板上の全面に、露光光の一部を透過する半透光膜を形成し、前記半透光膜、又は前記半透光膜と前記遮光膜に、第2のパターニングを行うことにより、遮光部と、透光部と、マスク使用時に用いられる露光光の透過量を所定量低減する半透光部とからなるマスクパターンを有する多階調のフォトマスクの製造方法において、前記第1のパターニングは、所定面積をもつ前記遮光膜のパターンの少なくとも一部の領域を、所定線幅をもつ分離パターンで分離し、かつ、前記分離パターンが、露光によって被転写体に転写されない線幅であるようなパターンを形成するものであり、かつ、前記半透光膜は絶縁性の素材からなることを特徴とするフォトマスクの製造方法。
(構成12)構成1乃至8のいずれかに記載のフォトマスク又は構成9乃至11のいずれかに記載の製造方法によるフォトマスクを用いて、被転写体に露光光を照射し、被転写体上に所望の転写パターンを形成することを特徴とするパターン転写方法。
本発明によるフォトマスクは、被転写体上に所望の転写パターンを形成するためのマスクパターンを透明基板上に有するフォトマスクであって、電気的に導通しているマスクパターンの少なくとも一部の領域が、絶縁性であって所定線幅をもつ分離パターンで分離されてなるものである。また、この分離パターンは、マスク使用時に、被転写体上に転写されないものである。
上記フォトマスクは、たとえば、透明基板上にパターニングされた遮光膜によって形成された透光部と遮光部を有し、前記分離パターンは、所定面積をもつ前記遮光部を複数の部分に分離することによって形成される、前記遮光部に隣接した、所定線幅をもつ透光部であるようなフォトマスクであることができる。
かかるフォトマスクにおいては、マスクパターンにおいて電気的に導通した部分の面積が大きく、大きな帯電量が一度に放電するといったことが防止できる。すなわち、電気的に孤立した個々のパターンを所望の大きさに分離できるため、それら相互の間でたとえ静電破壊が生じてもその放電量は小さく、パターンの損傷が小さい。このようにして、パターンの静電破壊によるダメージを効果的に抑止することが可能である。しかも、この分離パターンは、マスク使用時に、被転写体上に実質的に転写されない線幅をもつものとすれば、転写後のパターンに全く影響が無い。
または、本発明のフォトマスクは、透明基板上に遮光部と、透光部と、マスク使用時に用いられる露光光の透過量を所定量低減する半透光部とからなるマスクパターンを有し、マスクを用いて被転写体に露光光を照射する際、被転写体に対する露光光の照射量を部位によって選択的に低減し、被転写体上のフォトレジストに、残膜値の異なる部分を含む所望の転写パターンを形成するための多階調(グレートーン)マスクであることができる。
かかるグレートーンマスクにおいても、たとえば大型グレートーンマスクのように、帯電量が大きく、マスクパターン間の電位差を生じやすいようなサイズの大きなマスクパターンを有する場合においても、各マスクパターンの少なくとも一部の領域を分離パターンで所望のサイズ以下の領域に分離できることにより、各々の帯電量を小さくし、各マスクパターン間に大きな電位差の発生を防ぎ、マスク使用時のハンドリング中に起こり得るパターンの静電破壊の発生を効果的に抑制することが可能である。
特に、前記半透光膜が導電性の材料からなる場合には、遮光膜と共に、透明基板上において大きな荷電を蓄積することがあるが、絶縁性の分離パターン(例えば、透明基板上に膜の存在しない透光部)によって、これを分離し、電気的に導通するパターンの面積を小サイズ化することができる。なお、導電性とは、たとえば抵抗値が3メガΩ未満のものをいう。
また、電気的に導通したマスクパターンを分離して小サイズ化するにあたり、被転写体上により転写されにくくするため、上記分離パターンは絶縁性の半透光膜により形成することができる。この場合、グレートーンマスクにおいては、半透光部を絶縁性の半透光膜により形成し、半透光部を作製する工程を利用して、上記半透光膜により形成される分離パターンを同時に作製することが出来る。
また、このような本発明のフォトマスクを用いて被転写体へのパターン転写を行うことにより、被転写体上にパターン欠陥のない、高精度の転写パターンを形成することができる。被転写体上のパターンには、上記分離パターンの影響が全く無い。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づき説明する。
図1は、本発明の一実施の形態であるグレートーンマスクを用いたパターン転写方法を説明するための断面図である。図1に示すグレートーンマスク20は、被転写体30上に、膜厚が段階的に異なるレジストパターン33を形成するためものである。なお、図1中において符号32A、32Bは、被転写体30において基板31上に積層された膜を示す。
図1に示すグレートーンマスク20は、透明基板24上に、当該グレートーンマスク20の使用時に露光光を遮光(透過率が略0%)させる遮光部21と、透明基板24の表面が露出した露光光を透過させる透光部22と、透光部の露光光透過率を100%としたとき透過率を10〜80程度に低減させる半透光部23からなるマスクパターンを有する。露光光透過率は、20〜60%であれば被転写体上のレジストパターン形成の条件に自由度が生じてより好ましい。図1に示す半透光部23は、透明基板24上に形成された光半透過性の半透光膜26で構成され、遮光部21は、上記半透光膜26と遮光膜25がこの順に形成されて構成されている。
上述のようなグレートーンマスク20を使用したときに、遮光部21では露光光が実質的に透過せず、半透光部23では露光光が低減されるため、被転写体30上に塗布したレジスト膜(ポジ型フォトレジスト膜)は、転写後、現像を経たとき遮光部21に対応する部分で膜厚が厚くなり、半透光部23に対応する部分で膜厚が薄くなり、透光部22に対応する部分では膜がない(残膜が実質的に生じない)、膜厚が段階的に異なる(つまり段差のある)レジストパターン33を形成することができる。
そして、図1に示すレジストパターン33の膜のない部分で、被転写体30における例えば膜32A及び32Bに第1エッチングを実施し、レジストパターン33の膜厚の薄い部分をアッシング等によって除去しこの部分で、被転写体30における例えば膜32Bに第2エッチングを実施する。このようにして、1枚のグレートーンマスク20を用いて被転写体30上に膜厚の段階的に異なるレジストパターン33を形成することにより、従来のフォトマスク2枚分の工程が実施されることになり、マスク枚数が削減される。
[実施の形態1]
図6は、本発明の実施の形態1によるフォトマスクにおけるマスクパターンの平面図である。本実施の形態は、バイナリマスクにおける実施の形態である。10a、10b、10cはそれぞれ、独立の表示装置を製造するためのマスクパターンであり、ここでは、一枚の透明基板24上に3面を有する、3面どりのフォトマスクを模式的に示したものである。
10a〜10cのそれぞれのマスクパターンには、パターンが多数含まれ、それらの各々が、基板上の遮光膜で形成され、当該フォトマスクの使用時に露光光を遮光(透過率が略0%)させる遮光部、及び基板表面が露出した透光部を有している。
そして、各マスクパターンは、細線状の分離パターンで所定のサイズ以下の領域に分離され、小サイズ化されている。すなわち、マスクパターン10a,10b,10cはそれぞれ、縦横それぞれ複数本の分離パターン15で複数の領域に分離されている。本実施の形態においては、かかる複数本の分離パターン15はいずれも、透明基板24の表面が露出した透光部よりなる透明パターンで形成されている。
かかるフォトマスクにおいては、各マスクパターンを細線状の分離パターンで小サイズ化したことにより、各々の帯電量が小さくなり、そのため、帯電量が大きく、マスクパターン間に大きな電位差を生じやすいようなサイズの大きなマスクパターンを有する場合においても、各マスクパターン間に大きな電位差が発生しにくく、たとえばマスク使用時のハンドリング中に起こり得るパターン間での放電によってもパターンの損傷を効果的に抑制することが可能である。
なお、上記のように各マスクパターンを所定のサイズ以下の領域に分離しても被転写体上に転写されないようにするため、例えば、遮光部パターンを横切って設けた透光部からなる分離パターン12の線幅は、2〜5μm、好ましくは3〜4μmとすることが好適である。
[実施の形態2]
図2は、本発明の実施の形態2によるグレートーンマスクにおけるマスクパターンの平面図である。10a、10b、10cはそれぞれ、独立の表示装置を製造するためのマスクパターンであり、ここでは、一枚の透明基板上に3面を有する、3面どりのフォトマスクを模式的に示したものである。
10a〜10cのそれぞれのマスクパターンには、例えばTFT製造用のパターンが多数含まれ、それらの各々が、遮光部、透光部、半透光部を有している。例えば、当該グレートーンマスクの使用時に露光光を遮光(透過率が略0%)させる遮光部と、透光部の露光光透過率を100%としたとき透過率を10〜80%、より好ましくは20〜60%に低減させる半透光部透明基板24上に形成されている。
そして、各マスクパターンは、細線状の分離パターンで所定のサイズ以下の領域に分離され、小サイズ化されている。すなわち、マスクパターン10aは、縦横それぞれ複数本の分離パターン12で領域101a,102a,103a,・・・に分離されている。同様に、マスクパターン10bは、縦横それぞれ複数本の分離パターン12で領域101b,102b,・・・に、またマスクパターン10cは、縦横それぞれ複数本の分離パターン12で領域101c,102c,・・・にそれぞれ分離されている。本実施の形態においては、かかる複数本の分離パターン12はいずれも、透明基板24の表面が露出した透光部よりなる透明パターンで形成されている。
かかるグレートーンマスクにおいては、各マスクパターンを細線状の分離パターンで小サイズ化したことにより、各々の帯電量が小さくなり、そのため、たとえば大型グレートーンマスクのように、帯電量が大きく、マスクパターン間に大きな電位差を生じやすいようなサイズの大きなマスクパターンを有する場合においても、各マスクパターン間に大きな電位差が発生しにくく、たとえばマスク使用時のハンドリング中に起こり得るパターン間での放電によってもパターンの損傷を効果的に抑制することが可能である。
小サイズ化は、例えば、電気的に導通したパターンの面積が、100cmを越えない程度とすることが好ましい。例えば、1つの表示装置製造用のマスクパターンに対して、その面内に5〜10cm間隔の格子状の細線を配置した分離パターンなどが適用できる。また、電気的に導通したパターン上、最も遠い位置の距離が20cm程度を超えないものとすることが好ましい。
また、上記のように各マスクパターンを所定のサイズ以下の領域に分割しても被転写体上に転写されないようにするため、例えば、遮光部パターンを横切って設けた透光部からなる分離パターン12の線幅は、2〜5μm未満、好ましくは3〜4μmとすることが好適である。遮光部パターンを横切って、絶縁性の半透光膜からなる分離パターンを形成する場合、この線幅は7μm未満、好ましくは3〜5μmとすることが好ましい。
図2に示す本実施の形態のグレートーンマスクの製造は、描画時に、パターンを分離する細線状の分離パターン12を透光部パターンとして描画することにより製造することができる。
従って、このような本実施の形態のグレートーンマスクを用いて図1のように被転写体30へのパターン転写を行うことにより、被転写体上にはパターン欠陥のない、高精度の転写パターン(レジストパターン33)を形成することができる。もちろん、上記分離パターンの線幅、及び、被転写体の処理条件を選択することにより、レジストパターンには、分離パターンが転写されないようにする。
なお、図2に示す遮光部、透光部、半透光部よりなるマスクパターン形状はあくまでも代表的な一例であって、本発明をこれに限定する趣旨ではないことは勿論である。
[実施の形態3]
図3は、本発明の実施の形態3によるグレートーンマスクにおけるマスクパターンの平面図である。
本実施の形態によるグレートーンマスクは、透明基板24上に、透光部、遮光部、半透光部からなるマスクパターン10a,10b,10c,・・・が、透明基板24上に形成されている。そして、各マスクパターン10a,10b,10cは、縦横それぞれ複数本の細線状の分離パターン11で小サイズ化されている。
ただし、本実施の形態においては、かかる複数本の細線状パターン11はいずれも、上記半透光部23と同じ、絶縁性の半透光膜で形成されている。このように、マスクパターンを分離する細線状の分離パターン11を半透光膜により形成することにより、マスクパターンを所定のサイズ以下の領域に分離しても被転写体上に転写されないようにすることが可能であり、また、マスクパターンの半透光部を作製する工程を利用して、上記半透光膜により形成される細線状の分離パターンを一緒に作製することが出来るという利点がある。
本実施の形態によるグレートーンマスクにおいても、各マスクパターンを細線状パターンで所定のサイズ以下の領域に分離したことにより、各々の帯電量が小さくなり、たとえば大型グレートーンマスクのように、帯電量が大きく、マスクパターン間の電位差を生じやすいようなサイズの大きなマスクパターンを有する場合においても、各マスクパターン間に大きな電位差が発生しにくく、たとえばマスク使用時のハンドリング中に起こり得るパターンの静電破壊の発生を効果的に抑制することが可能である。
図7は、本発明の上記実施の形態3によるグレートーンマスクの製造工程を示す断面図である。
本実施の形態に使用するマスクブランクは、透明基板24上に、例えばクロムを主成分とする遮光膜25が形成され、その上にレジストを塗布してレジスト膜27が形成されている(図7(a)参照)。
遮光膜25の材質としては、上記Crを主成分とする材料の他、Si、W、Alなどが挙げられる。本実施の形態においては、遮光部の透過率は、上記遮光膜25と半透光膜26の膜材質と膜厚との選定によって設定される。本実施の形態ではスパッタ成膜によるCrを主成分とする遮光膜を採用した。
かかる図7(a)に示すマスクブランクを用いて、遮光部21と透光部22と半透光部23からなるマスクパターン、及び各マスクパターンを所定のサイズ以下の領域に分離する細線状の分離パターン11を作製する。
まず、上記マスクブランクのレジスト膜27に対し、所定のデバイスパターン(遮光部21及び透光部22に対応する領域にレジストパターンを形成するようなパターン)を描画する。描画には、通常電子線又は光(短波長光)が用いられることが多いが、本実施の形態ではレーザー光を用いる。従って、上記レジストとしてはポジ型フォトレジストを使用する。そして、描画後に現像を行うことにより、遮光部及び透光部の領域に対応するレジストパターン27を形成する(図7(b)参照)。
次に、上記レジストパターン27をエッチングマスクとして遮光膜25をエッチングして遮光膜パターンを形成する。エッチング手段としては、ドライエッチングもしくはウェットエッチングのどちらでも可能であるが、本実施の形態ではウェットエッチングを利用した。残存するレジストパターンは除去する(図7(c)参照)。
次に、上記遮光膜パターンを含む基板全面に、半透光膜26を形成する(図7(d)参照)。
半透光膜26は、透明基板24の露光光の透過量に対し50〜20%程度の透過量を有するものである。上記半透光膜26としては、本実施の形態の場合においては、絶縁性を有するクロム化合物、Si等が挙げられる。このうち、クロム化合物には、酸化クロム(CrOx)、窒化クロム(CrNx)、酸窒化クロム(CrOxN)、フッ化クロム(CrFx)や、これらに炭素や水素を含むものがある。金属含有量を調整することで、絶縁性のものが好適に得られる。また、形成されるマスク上の半透光部の透過率は、上記半透光膜26の膜材質と膜厚との選定によって設定される。本実施の形態ではスパッタ成膜によるCrOを含む半透光膜(露光光透過率50%)を採用した。
次に、基板全面に前記と同じレジスト膜を形成し、2度目の描画を行う。2度目の描画では、透光部以外の領域上にレジストパターンが形成されるように所定のパターンを描画する。描画後、現像を行うことにより、遮光部21、半透光部23及び細線状の分離パターン11に対応する領域上にレジストパターン28を形成する(図7(e)参照)。
次いで、上記レジストパターン28をエッチングマスクとして露出した透光部領域上の半透光膜26及び遮光膜25をエッチングして透明基板が露出した透光部22を形成する。この場合のエッチング手段として、本実施の形態ではウェットエッチングを利用した。そして、残存するレジストパターンを除去して、透明基板24上に、遮光膜25と半透光膜26の順の積層膜によりなる遮光部21、透明基板24が露出する透光部22、及び半透光膜26によりなる半透光部23、並びに同じく半透光膜26によりなる細線状の分離パターン11を有するグレートーンマスクが出来上がる(図7(f)参照)。
なお、上述の製造工程は代表的な一例であって、本実施の形態によるグレートーンマスクの製造方法はこれに限定する必要はない。
[実施の形態4]
図4は、本発明の実施の形態4によるグレートーンマスクにおけるマスクパターンの平面図である。
本実施の形態によるグレートーンマスクは、透明基板24上に、透光部、遮光部、半透光部からなるマスクパターン10a,10b,10c,・・・が、透明基板24の表面が露出した透光部22により所定の間隔で離隔された形状に形成されている点は、前述の実施の形態1〜3と同様である。
そして、前述の実施の形態においては、マスクパターンの全体を分割の対象として所定のサイズ以下の領域に分割しているが、本実施の形態においては、各マスクパターン10a,10b,10cの外周部を構成する遮光部21領域を、縦横それぞれ複数本の細線状の分離パターン13で所定のサイズ以下の領域に分離している。本実施の形態においては、かかる複数本の細線状の分離パターン13はいずれも、透明基板24の表面が露出した透光部よりなる透明パターンで形成されている。
各マスクパターン10a,10b,10cの外周部は、Cr等の遮光膜で形成される遮光部21領域であり、電荷が溜まって帯電量が大きくなりやすく、しかも各パターンの外周部同士は接近しているため、大きな電位差を生じて静電破壊が発生しやすい。本実施の形態のように、各マスクパターン10a,10b,10cの少なくとも外周部を構成する遮光部21領域を、細線状の分離パターン13で所定のサイズ以下の領域に分離することにより、各々の帯電量が小さくなり、各マスクパターン間に大きな電位差が発生しにくくなり、パターンの静電破壊の発生を効果的に抑制することが可能である。
[実施の形態5]
図5は、本発明の実施の形態5によるグレートーンマスクにおけるマスクパターンの平面図である。
本実施の形態によるグレートーンマスクは、上述の実施の形態4と同様、透明基板24上に、透光部、遮光部、半透光部からなるマスクパターン10a,10b,10c,・・・が、透明基板24の表面が露出した透光部22により所定の間隔で離隔された形状に形成され、各マスクパターン10a,10b,10cの外周部を構成する遮光部21領域を、縦横それぞれ複数本の細線状の分離パターン14で所定のサイズ以下の領域に分離している。ただし、本実施の形態においては、かかる複数本の細線状の分離パターン14はいずれも、上記半透光部23と同じ半透光膜で形成している。前にも説明したように、マスクパターンを分離する細線状の分離パターン14を半透光膜により形成することにより、マスクパターンの外周部領域を所定のサイズ以下の領域に分離しても被転写体上に転写されないようにすることが可能であり、また、マスクパターンの半透光部を作製する工程を利用して、上記半透光膜により形成される細線状の分離パターンを一緒に作製することが出来るという利点がある。
本実施の形態によるグレートーンマスクにおいても、各マスクパターン10a,10b,10cの少なくとも外周部を構成する遮光部21領域を、縦横それぞれ複数の細線状の分離パターン14で所定のサイズ以下の領域に分離したことにより、各々の帯電量が小さくなり、各マスクパターン間に大きな電位差が発生しにくくなり、パターンの静電破壊の発生を効果的に抑制することが可能である。
なお、以上の実施の形態1〜5では、マスクパターンを所定のサイズ以下の領域に分割する細線状の分離パターンを、透明パターン(透光部)または半透光膜により形成する場合を説明したが、これに限らず、例えば絶縁性の遮光膜で形成することも可能である。
本発明に係わるグレートーンマスクを用いるパターン転写方法を説明するための断面図である。 本発明の実施の形態2によるグレートーンマスクのマスクパターンの平面図である。 本発明の実施の形態3によるグレートーンマスクのマスクパターンの平面図である。 本発明の実施の形態4によるグレートーンマスクのマスクパターンの平面図である。 本発明の実施の形態5によるグレートーンマスクのマスクパターンの平面図である。 本発明の実施の形態1によるフォトマスクのマスクパターンの平面図である。 本発明の実施の形態3によるグレートーンマスクの製造工程を示す断面図である。 従来のグレートーンマスクにおける課題を説明するためのマスクの断面図である。
符号の説明
10a,10b,10c マスクパターン
11,12,13,14,15 細線状パターン
20 グレートーンマスク
21 遮光部
22 透光部
23 半透光部
24 透明基板
25 遮光膜
26 半透光膜
27,28 レジストパターン
29 透明導電膜
30 被転写体
33 被転写体上のレジストパターン

Claims (12)

  1. 被転写体上に所望の転写パターンを形成するためのマスクパターンを透明基板上に有するフォトマスクであって、
    電気的に導通しているマスクパターンの少なくとも一部の領域が、絶縁性であって所定の線幅をもつ分離パターンで分離され、かつ前記分離パターンは、前記被転写体上に転写されないものであることを特徴とするフォトマスク。
  2. 前記フォトマスクは、透明基板上にパターニングされた遮光膜によって形成された透光部と遮光部を有し、
    前記分離パターンは、所定面積をもつ前記遮光部を複数の部分に分離することによって形成される、前記遮光部に隣接した、所定線幅をもつ透光部であることを特徴とする請求項1に記載のフォトマスク。
  3. 前記フォトマスクは、
    透明基板上に遮光部と、透光部と、マスク使用時に用いられる露光光の透過量を所定量低減する半透光部とからなるマスクパターンを有し、マスクを用いて被転写体に露光光を照射する際、被転写体に対する露光光の照射量を部位によって選択的に低減し、被転写体上のフォトレジストに、残膜値の異なる部分を含む所望の転写パターンを形成するためのグレートーンマスクであって、
    前記遮光部は、少なくとも遮光膜により形成され、
    前記半透光部は、少なくとも露光光の一部を透過する半透光膜により形成され、
    前記分離パターンは、所定面積をもち電気的に導通した前記遮光部又は半透光部を複数の部分に分離することによって形成される、前記遮光部又は半透光部に隣接した、所定線幅を有する透光部であることを特徴とする請求項1記載のフォトマスク。
  4. 前記フォトマスクは、
    透明基板上に遮光部と、透光部と、マスク使用時に用いられる露光光の透過量を所定量低減する半透光部とからなるマスクパターンを有し、マスクを用いて被転写体に露光光を照射する際、被転写体に対する露光光の照射量を部位によって選択的に低減し、被転写体上のフォトレジストに、残膜値の異なる部分を含む所望の転写パターンを形成するためのグレートーンマスクであって、
    前記遮光部は、少なくとも遮光膜により形成され、
    前記半透光部は、少なくとも露光光の一部を透過する半透光膜により形成され、
    前記分離パターンは、所定面積をもつ前記遮光膜を複数の部分に分離することによって形成される、前記遮光部に隣接した、所定線幅をもつ半透光部であることを特徴とする請求項1記載のフォトマスク。
  5. 前記半透光膜は、絶縁性の材料からなることを特徴とする請求項4に記載のフォトマスク。
  6. 前記分離パターンを形成する半透光膜は、前記グレートーンマスクにおける半透光部と同一の膜材質であることを特徴とする請求項4又は5記載のフォトマスク。
  7. 前記分離パターンは、露光条件下で解像限界以下の線幅を有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一に記載のフォトマスク。
  8. 前記フォトマスクは、一つの表示装置製造用に用いられる単位面マスクパターンを有し、該単位面マスクパターンの外周部分に設けられた遮光部領域を前記分離パターンで複数部分に分離してなることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一に記載のフォトマスク。
  9. 透明基板上に露光光の一部を透過する半透光膜と遮光膜を形成したマスクブランクを用いて、フォトリソグラフィー法により該半透光膜と遮光膜にそれぞれ所望のパターニングを行い、遮光部と、透光部と、マスク使用時に用いられる露光光の透過量を所定量低減する半透光部とからなるマスクパターンを有する多階調のフォトマスクの製造方法において、
    前記パターニングは、電気的に導通している所定面積の前記半透光膜又は遮光膜のパターンの少なくとも一部の領域が、絶縁性であって所定線幅をもつ分離パターンで分離され、かつ、前記分離パターンが、露光によって被転写体に転写されない線幅であるようなパターンを形成するものであることを特徴とするフォトマスクの製造方法。
  10. 前記分離パターンは、透明基板上に膜の存在しない、透光部からなることを特徴とする請求項9に記載のフォトマスクの製造方法。
  11. 透明基板上に、遮光膜を形成し、該遮光膜に第1のパターニングを行い、
    前記第1のパターニングが行われた遮光膜を含む、前記透明基板上の全面に、露光光の一部を透過する半透光膜を形成し、
    前記半透光膜、又は前記半透光膜と前記遮光膜に、第2のパターニングを行うことにより、遮光部と、透光部と、マスク使用時に用いられる露光光の透過量を所定量低減する半透光部とからなるマスクパターンを有する多階調のフォトマスクの製造方法において、
    前記第1のパターニングは、所定面積をもつ前記遮光膜のパターンの少なくとも一部の領域を、所定線幅をもつ分離パターンで分離し、かつ、前記分離パターンが、露光によって被転写体に転写されない線幅であるようなパターンを形成するものであり、かつ、前記半透光膜は絶縁性の素材からなることを特徴とするフォトマスクの製造方法。
  12. 請求項1乃至8のいずれかに記載のフォトマスク又は請求項9乃至11のいずれかに記載の製造方法によるフォトマスクを用いて、被転写体に露光光を照射し、被転写体上に所望の転写パターンを形成することを特徴とするパターン転写方法。
JP2007256932A 2007-09-29 2007-09-29 フォトマスク及びフォトマスクの製造方法、並びにパターン転写方法 Pending JP2009086385A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007256932A JP2009086385A (ja) 2007-09-29 2007-09-29 フォトマスク及びフォトマスクの製造方法、並びにパターン転写方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007256932A JP2009086385A (ja) 2007-09-29 2007-09-29 フォトマスク及びフォトマスクの製造方法、並びにパターン転写方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009086385A true JP2009086385A (ja) 2009-04-23
JP2009086385A5 JP2009086385A5 (ja) 2010-09-02

Family

ID=40659867

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007256932A Pending JP2009086385A (ja) 2007-09-29 2007-09-29 フォトマスク及びフォトマスクの製造方法、並びにパターン転写方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009086385A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9164389B2 (en) 2013-08-29 2015-10-20 Samsung Electronics Co., Ltd. Patterning method using electron beam and exposure system configured to perform the same
CN105549270A (zh) * 2016-02-23 2016-05-04 深圳市华星光电技术有限公司 液晶光配向电路及液晶面板

Citations (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58118439U (ja) * 1982-02-04 1983-08-12 三洋電機株式会社 フオトマスク
JPH05100410A (ja) * 1991-10-07 1993-04-23 Nec Corp レチクル
JPH1069054A (ja) * 1996-08-26 1998-03-10 Mitsubishi Electric Corp フォトマスクおよびその製造方法
JP2000098592A (ja) * 1998-09-25 2000-04-07 Seiko Epson Corp マスク製造
JP2001272768A (ja) * 2000-03-10 2001-10-05 Internatl Business Mach Corp <Ibm> フォトリソグラフィ・マスク
JP2002055438A (ja) * 2000-06-01 2002-02-20 United Microelectron Corp Esd保護機能を有するフォトマスク
JP2002151523A (ja) * 2000-08-11 2002-05-24 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体装置の製造方法
JP2002278048A (ja) * 2001-03-16 2002-09-27 Canon Inc フォトマスク及びカラーフィルタ製造方法
JP2006195252A (ja) * 2005-01-14 2006-07-27 Nikon Corp マスク基板及びマイクロレンズの製造方法
JP2006221078A (ja) * 2005-02-14 2006-08-24 Renesas Technology Corp フォトマスク、マスクパターンの生成方法、および、半導体装置のパターンの形成方法
JP2006268035A (ja) * 2005-02-28 2006-10-05 Hoya Corp グレートーンマスクの製造方法及びグレートーンマスク、並びにグレートーンマスクブランク
JP2007069341A (ja) * 2005-08-10 2007-03-22 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 微小電気機械式装置の作製方法
JP2007142382A (ja) * 2005-10-18 2007-06-07 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体装置およびその作製方法
JP2009511308A (ja) * 2005-10-17 2009-03-19 レオンハード クルツ シュティフトゥング ウント コー. カーゲー 多層体およびその製造方法
JP2009086384A (ja) * 2007-09-29 2009-04-23 Hoya Corp フォトマスク及びフォトマスクの製造方法、並びにパターン転写方法
JP2009086383A (ja) * 2007-09-29 2009-04-23 Hoya Corp グレートーンマスク、パターン転写方法、及びグレートーンマスクブランク

Patent Citations (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58118439U (ja) * 1982-02-04 1983-08-12 三洋電機株式会社 フオトマスク
JPH05100410A (ja) * 1991-10-07 1993-04-23 Nec Corp レチクル
JPH1069054A (ja) * 1996-08-26 1998-03-10 Mitsubishi Electric Corp フォトマスクおよびその製造方法
JP2000098592A (ja) * 1998-09-25 2000-04-07 Seiko Epson Corp マスク製造
JP2001272768A (ja) * 2000-03-10 2001-10-05 Internatl Business Mach Corp <Ibm> フォトリソグラフィ・マスク
JP2002055438A (ja) * 2000-06-01 2002-02-20 United Microelectron Corp Esd保護機能を有するフォトマスク
JP2002151523A (ja) * 2000-08-11 2002-05-24 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体装置の製造方法
JP2002278048A (ja) * 2001-03-16 2002-09-27 Canon Inc フォトマスク及びカラーフィルタ製造方法
JP2006195252A (ja) * 2005-01-14 2006-07-27 Nikon Corp マスク基板及びマイクロレンズの製造方法
JP2006221078A (ja) * 2005-02-14 2006-08-24 Renesas Technology Corp フォトマスク、マスクパターンの生成方法、および、半導体装置のパターンの形成方法
JP2006268035A (ja) * 2005-02-28 2006-10-05 Hoya Corp グレートーンマスクの製造方法及びグレートーンマスク、並びにグレートーンマスクブランク
JP2007069341A (ja) * 2005-08-10 2007-03-22 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 微小電気機械式装置の作製方法
JP2009511308A (ja) * 2005-10-17 2009-03-19 レオンハード クルツ シュティフトゥング ウント コー. カーゲー 多層体およびその製造方法
JP2007142382A (ja) * 2005-10-18 2007-06-07 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体装置およびその作製方法
JP2009086384A (ja) * 2007-09-29 2009-04-23 Hoya Corp フォトマスク及びフォトマスクの製造方法、並びにパターン転写方法
JP2009086383A (ja) * 2007-09-29 2009-04-23 Hoya Corp グレートーンマスク、パターン転写方法、及びグレートーンマスクブランク

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9164389B2 (en) 2013-08-29 2015-10-20 Samsung Electronics Co., Ltd. Patterning method using electron beam and exposure system configured to perform the same
US9411236B2 (en) 2013-08-29 2016-08-09 Samsung Electronics Co., Ltd. Patterning method using electron beam and exposure system configured to perform the same
CN105549270A (zh) * 2016-02-23 2016-05-04 深圳市华星光电技术有限公司 液晶光配向电路及液晶面板
CN105549270B (zh) * 2016-02-23 2018-12-07 深圳市华星光电技术有限公司 液晶光配向电路及液晶面板

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101031123B1 (ko) 포토마스크 및 포토마스크의 제조 방법과, 패턴 전사 방법
KR100759627B1 (ko) 박막의 패턴닝 방법 및 그것을 이용한 tft 어레이 기판 및그 제조 방법
US8058087B2 (en) Method for fabricating thin film transistor array substrate
JP5036328B2 (ja) グレートーンマスク及びパターン転写方法
KR101145564B1 (ko) 그레이톤 마스크의 결함 수정 방법, 그레이톤 마스크의제조 방법 및 그레이톤 마스크와 패턴 전사 방법
JP2009086384A (ja) フォトマスク及びフォトマスクの製造方法、並びにパターン転写方法
JP4582877B2 (ja) Tftアレイの製造方法
US20240047476A1 (en) Display panel and manufacturing method thereof
JP2008216346A (ja) グレートーンマスクの欠陥修正方法、グレートーンマスクの製造方法及びグレートーンマスク
WO2015110027A1 (zh) 像素结构及其制作方法和显示面板
JP2008256759A (ja) グレートーンマスクの欠陥修正方法、グレートーンマスクの製造方法及びグレートーンマスク、並びにパターン転写方法
JP2009086383A (ja) グレートーンマスク、パターン転写方法、及びグレートーンマスクブランク
TWI424507B (zh) 薄膜電晶體陣列基板的製造方法
JP4446395B2 (ja) グレートーンマスクの欠陥修正方法、及びグレートーンマスク
JP2009086385A (ja) フォトマスク及びフォトマスクの製造方法、並びにパターン転写方法
JP4480442B2 (ja) 液晶表示装置の製造方法
KR100601168B1 (ko) 박막 트랜지스터 기판 및 그의 제조 방법
US8530144B2 (en) Photomask and method for fabricating source/drain electrode of thin film transistor
TWI710850B (zh) 光罩、光罩基底、光罩之製造方法、及電子元件之製造方法
JP2737982B2 (ja) 薄膜トランジスタの製造方法
CN106601669A (zh) 一种薄膜晶体管阵列基板的制造方法
JP2006308686A (ja) 液晶表示装置の製造方法
KR20060084797A (ko) 인쇄 패턴에 의한 인쇄 방법 및 인쇄 패턴을 인쇄하는 생산설비
WO2020133754A1 (zh) 显示面板及其制作方法
JP2003248294A (ja) フォトマスクの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100708

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100708

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120316

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120328

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120925