JP2009073251A - 自動車のガラス支持構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】振動低減装置を別途用いることなく、ウインドガラスの振動を防止あるいは抑制する。
【解決手段】
車体に形成された開口部4を覆うためのウインドガラス3が、接着剤S1〜S3によって、開口部4の全周縁部に固定される。開口部4の下縁部での接着剤S1の剛性が、開口部4の側縁部および上縁部での接着剤S2、S3の剛性よりも低くされる。
【選択図】 図3
【解決手段】
車体に形成された開口部4を覆うためのウインドガラス3が、接着剤S1〜S3によって、開口部4の全周縁部に固定される。開口部4の下縁部での接着剤S1の剛性が、開口部4の側縁部および上縁部での接着剤S2、S3の剛性よりも低くされる。
【選択図】 図3
Description
本発明は、自動車のガラス支持構造に関するものである。
自動車の車体は、ウインドガラスで施蓋される開口部を複数有し、特に開閉を要求されないいわゆるはめ殺しのウインドガラスにあっては、開口部の全周縁部に対して接着剤を介して固定される。特に、カウルパネルに支持されるフロントウインドガラスのように、その面積が大きくて重量も大きいものにあっては、その支持部において補強部材を設ける構造が提案されている(特許文献1参照)。
特開平06−305448号公報
ところで、はめ殺しのウインドガラスにあっては、ウインドガラスの下端部に対して車体からの振動が入力されて、ウインドガラスが全体的にかなり大きく振動されてしまうことがある(びびり振動の発生)。例えば、フロントウインドガラスにあっては、フロントウインドガラスを支持しているカウルパネルを通して、前輪用サスペンションタワーからの振動が入力され易く、振動が発生され易いものとなる。このようなウインドガラスの振動防止のために、ダイナミックダンパを設けて振動を防止あるいは抑制することも行われているが、ダイナミックダンパのような振動低減装置を別途設けることは、コスト等の観点から好ましくないものである。
本発明は以上のような事情を勘案してなされたもので、その目的は、振動低減装置を別途用いることなく、ウインドガラスの振動を防止あるいは抑制できるようにした自動車のガラス支持構造を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明にあっては次のような解決手法を採択してある。すなわち、特許請求の範囲における請求項1に記載のように、
車体に形成された開口部を覆うためのウインドガラスを、接着剤を介して該開口部の全周縁部に固定するようにした自動車のガラス支持構造において、
前記開口部の下縁部での接着剤の剛性が、該開口部の側縁部および上縁部での接着剤の剛性よりも低くされている、
ようにしてある。上記解決手法によれば、車体からウインドガラスの下縁部へと入力されようとする振動は、ウインドガラスの下縁部における接着剤の剛性が低いためにウインドガラスには十分には伝達されず、ウインドガラスの振動が防止あるいは抑制されることになる。これにより、ダイナミックダンパのような振動防止用の装置を別途設けることが不要になる。勿論、ウインドガラスの側縁部や上縁部の接着剤の剛性を下縁部の接着剤の剛性よりも高くしてあるので、ウインドガラスをしっかりと固定しておく上でもなんら問題を生じないものとなる。
車体に形成された開口部を覆うためのウインドガラスを、接着剤を介して該開口部の全周縁部に固定するようにした自動車のガラス支持構造において、
前記開口部の下縁部での接着剤の剛性が、該開口部の側縁部および上縁部での接着剤の剛性よりも低くされている、
ようにしてある。上記解決手法によれば、車体からウインドガラスの下縁部へと入力されようとする振動は、ウインドガラスの下縁部における接着剤の剛性が低いためにウインドガラスには十分には伝達されず、ウインドガラスの振動が防止あるいは抑制されることになる。これにより、ダイナミックダンパのような振動防止用の装置を別途設けることが不要になる。勿論、ウインドガラスの側縁部や上縁部の接着剤の剛性を下縁部の接着剤の剛性よりも高くしてあるので、ウインドガラスをしっかりと固定しておく上でもなんら問題を生じないものとなる。
上記解決手法を前提とした好ましい態様は、特許請求の範囲における請求項2以下に記載のとおりである。すなわち、
前記側縁部での接着剤の剛性が、前記下縁部での接着剤の剛性よりも高くかつ前記上縁部での接着剤の剛性よりも低くされている、ようにしてある(請求項2対応)。この場合、ウインドガラス全体としての接着強度を確保しつつ、ウインドガラスの振動をより一層十分に防止あるいは抑制することができる。
前記側縁部での接着剤の剛性が、前記下縁部での接着剤の剛性よりも高くかつ前記上縁部での接着剤の剛性よりも低くされている、ようにしてある(請求項2対応)。この場合、ウインドガラス全体としての接着強度を確保しつつ、ウインドガラスの振動をより一層十分に防止あるいは抑制することができる。
前記ウインドガラスがフロントウインドガラスとされ、
前記フロントウインドガラスの下端部を支持するカウルパネルが、ダッシュパネル上端から上方に向けて伸びる立ち上がり壁部と、該立ち上がり壁部の上端から前記フロントウインドガラスに沿って伸びる傾斜壁部とを有して、該傾斜壁部でもって該フロントウインドガラスの下端部を支持しており、
前記ダッシュパネルから前方に向かって伸びるカウルフロントパネルの車幅方向端部における前部が、サスペンションタワーに取付られており、
前記フロントウインドガラスの下端部が、前記傾斜壁部のうちその最後端付近において、前記接着剤によって固定されている、
ようにしてある(請求項3対応)。この場合、フロントウインドガラスの支持構造のより具体的な構造が提供される一方、フロントウインドガラスとカウルパネルとの接着部位を、サスペンションタワーから極力後方へ離間した位置として、フロントウインドガラスの振動を防止あるいは抑制する上で好ましい設定となる。
前記フロントウインドガラスの下端部を支持するカウルパネルが、ダッシュパネル上端から上方に向けて伸びる立ち上がり壁部と、該立ち上がり壁部の上端から前記フロントウインドガラスに沿って伸びる傾斜壁部とを有して、該傾斜壁部でもって該フロントウインドガラスの下端部を支持しており、
前記ダッシュパネルから前方に向かって伸びるカウルフロントパネルの車幅方向端部における前部が、サスペンションタワーに取付られており、
前記フロントウインドガラスの下端部が、前記傾斜壁部のうちその最後端付近において、前記接着剤によって固定されている、
ようにしてある(請求項3対応)。この場合、フロントウインドガラスの支持構造のより具体的な構造が提供される一方、フロントウインドガラスとカウルパネルとの接着部位を、サスペンションタワーから極力後方へ離間した位置として、フロントウインドガラスの振動を防止あるいは抑制する上で好ましい設定となる。
前記ウインドガラスがフロントウインドガラスとされ、
ダッシュパネル上端に連結されると共に前記フロントウインドガラスの下端部が前記接着剤によって固定されるカウルパネルに、ワイパ装置を弾性支持している取付ブラケットが取付けられ、
前記取付ブラケットが、前記カウルパネルに対して弾性部材を介して取付けられている、
ようにしてある(請求項4対応)。この場合、ワイパ装置の支持剛性を確保しつつ、振動を伝達し易くかつ振動発生源ともなるワイパ装置を介して、カウルパネルひいてはフロントウインドガラスに振動が伝達されてしまうのを防止あるいは抑制する上で好ましい設定となる。
ダッシュパネル上端に連結されると共に前記フロントウインドガラスの下端部が前記接着剤によって固定されるカウルパネルに、ワイパ装置を弾性支持している取付ブラケットが取付けられ、
前記取付ブラケットが、前記カウルパネルに対して弾性部材を介して取付けられている、
ようにしてある(請求項4対応)。この場合、ワイパ装置の支持剛性を確保しつつ、振動を伝達し易くかつ振動発生源ともなるワイパ装置を介して、カウルパネルひいてはフロントウインドガラスに振動が伝達されてしまうのを防止あるいは抑制する上で好ましい設定となる。
前記取付ブラケットが、車幅方向略中間位置で、前記カウルパネルと前記ダッシュパネルから前方に向かって伸びるカウルフロントパネルとを橋渡しするように設けられている、ようにしてある(請求項5対応)。この場合、カウルパネルとカウルフロントパネルとの間のねじれ剛性を向上させつつ、請求項4に対応した効果を得ることができる。
本発明によれば、振動低減装置を別途用いることなく、ウインドガラスの振動を防止あるいは抑制することができる。
図1、図2において、1は、車室とエンジンルームとを仕切るダッシュパネル(ダッシュロアパネル)である。このダッシュパネル1の上端に、カウルパネル2が連結されている。カウルパネル2は、ダッシュパネル1の上端から上方へ立ち上がる立ち上がり壁部2aと、立ち上がり壁部2aの上端から後方に傾斜して伸びる傾斜壁部2bとを有する。この傾斜壁部2bは、後方に向かうにつれて上方に位置するように傾斜されている。この傾斜壁部2bは、フロントウインドガラス3の下端部に沿って延びていて、その傾斜角度は、フロントウインドガラス3の下端部の傾斜角度とほぼ一致されている。そして、この傾斜壁部2bのうち、最後端付近において、接着剤S1によって、フロントウインドガラス3の下端部が固定されている。
また、ダッシュパネル1の上端には、ダッシュアッパパネル5が連結されている。このダッシュアッパパネル5は、一旦後方へ伸びた後、上方へ伸びて、その上端が、カウルパネル2の後端(傾斜壁部2bの後端)に連結されている。このダッシュアッパパネル5とカウルパネル2とによって閉断面が構成されている。
ダッシュパネル1の上端には、さらに、カウルフロントパネル10が連結されている。カウルフロントパネル10は、ダッシュパネル1の上端から前方へ伸びる前方壁部10aと、前方壁部10aの前端から上方へ向けて立ち上がる立ち上がり壁部10bとを有する。そして、カウルフロントパネル10には、閉断面を構成するようにカウルレインフォースメント11が接合されている。カウルレインフォースメント11は、その上端部が、略水平に伸びる水平部11aとされている。
カウルフロントパネル10とカウルパネル2との連結構造となるユニット構造体Uの全体が、図3,図4に示される。このユニット構造体Uのうち、カウルフロントパネル10の車幅方向端部の前部が、サスペンションタワー20に連結される。このサスペンションタワー20には、走行中にあっては、路面からの振動が入力され、また、サスペンションタワー20付近にはエンジンマウント部が取付けられるため、エンジンの振動も入力されることになる。つまり、カウルフロントパネル10には、サスペンションタワー20から、大きな振動が伝達されるものとなっている。
ユニット構造体Uにおいて、カウルパネル2とカウルフロントパネル10とは、その上方部分同士が前後方向に離間された構造となっている。そして、車幅方向略中間位置においてて、取付ブラケット30によって、カウルパネル2とカウルフロントパネル10とが連結されている。すなわち、特に図1、図4に示すように、取付ブラケット30の後端部が、固定具31によってカウルパネル10(の立ち上がり壁部2aの上部)に固定され、また固定具32によって、カウルフロントパネル10(カウルレインフォースメント11における水平部11a)に固定されている。このような取付ブラケット30を設けることによって、カウルパネル2とカウルフロントパネル10とのねじり剛性が向上される。
取付ブラケット30のカウルパネル2およびカウルフロントパネル10への取付部位の詳細が、図1に示される。すなわち、取付ブラケット30の後端部は、固定具35によってカウルパネル2に固定されるが、この固定部位には弾性部材36が介在されて、取付ブラケット30からの振動がダイレクトにカウルパネル2に伝達されるのがを防止あるいは抑制されるようになっている。また、取付ブラケット30の前端部は、固定具37によってカウルフロントパネル10(のレインフォースメント11)に固定されるが、この固定部位には弾性部材38が介在されて、カウルフロントパネル10からの振動が、ダイレクトに取付ブラケット30に伝達されるのが防止あるいは抑制されるようになっている。
ユニット構造体Uには、ワイパ装置40が取付けられる。ワイパ装置40は、車幅方向に伸びるフレーム部40aと、フレーム部40aに保持された駆動部40b(モータや減速機構等を内蔵)と、フレーム部40aの各端部に連結された左右一対の揺動リンク部40c、40dと、駆動部40bによる駆動力を各揺動リンク部40c、40dの揺動としで伝達する駆動リンク部40e、40fとを有する。そして、揺動リンク40c、40dと共に揺動されるその揺動軸部に対して、ワイパブラケット41が着脱自在に取付けられる。
上記ワイパ装置40は、そのフレーム部40aの車幅方向外端部が、ユニット構造体Uの車幅方向一端部に固定されると共に、フレーム部40aの車幅方向内端部が、前記取付ブラケット30に固定されている。このフレーム部40aと取付ブラケット30との固定部位が図2に示される。すなわち、フレーム部40aは、固定具45によって取付ブラケット30に固定されるが、間に弾性部材46が介在されて、フレーム部40a(ワイパ装置40)の振動がダイレクトに取付ブラケット30には伝達されないように設定されている。なお、図1〜図3中、8は、カウルグリルであり、ユニット構造体Uやワイパ装置40をその上方から覆うように配設される。
フロントウインドガラス3によって施蓋されるフロント開口部4は、その下縁部が前述のカウルパネル2によって構成され、その上縁部がフロントヘッダ6によって構成され(図5参照)、その側縁部がフロントピラー7によって構成される(図6参照)。フロントウインドガラス3の全周縁部が、フロント開口部4のの全周縁部に対して接着剤によって固定される。すなわち、フロントウインドガラス3の下縁部は、前述のように、カウルパネル2に対して、接着剤S1によって固定されている。また、フロントウインドガラス3の上縁部は、図5に示すように、フロントヘッダ6に対して、接着剤S2によって固定されている。さらに、フロントウインドガラス3の側縁部は、図6に示すように、フロントピラー7に対して、接着剤S3によって構成されている。
上記各接着剤S1〜S3の剛性(接着剤が乾燥した後の剛性)は、下縁部接着用となる接着剤S1の剛性がもっと低く、上縁部接着用となる接着剤S2の剛性がもっとも高く、側縁部接着用となる接着剤S3が中間の大きさとされている。このように、フロントウインドガラス3(フロント開口部4)の下縁部の接着剤の剛性が低いために、カウルパネル2に伝達された振動が、フロントウインドガラス3に伝達されることが防止あるいは抑制されて、フロントウインドガラス3の振動が防止あるいは抑制されることになる。フロントピラー7にも少なからずユニット構造体Uからの振動が伝達されるが、接着剤の剛性が上縁部の接着剤S2ほど高くないため、フロントピラー7を介してのフロントウインドガラス3への振動伝達も防止あるいは抑制されて、フロントウインドガラス3の振動防止あるいは抑制をより一層効果的に行われる。
上縁部の接着剤S2の剛性は高くなっているので、また側縁部の接着剤S3の剛性は下縁部の接着剤S1の剛性ほど低くないので、フロントウインドガラス3全体としての接着強度を十分に確保することができる。
ここで、前述したような接着剤の剛性の相違を得るには、例えば各接着剤S1〜S3を一般的なウレタン系接着剤とした場合に、架橋剤(硬化剤)(例えばイソシアネート等)の配合割合を変更すること、より具体的には剛性を低くしたい部分の配合割合をその他の部分の配合割合よりも低くするように変更することによって得ることができる。
ここで、サスペンションタワー20とカウルパネル2との間には、前述した各弾性部材35,36、46が介在されるので、カウルパネル2への振動伝達そのものも低減されて、フロントウインドガラス3の振動防止あるいは抑制の上でより一層好ましいものとなる。勿論、ワイパ装置40を駆動することにより発生する振動をカウルパネル2へ伝達されないようにする上でも好ましいものとなる。
図7〜図11は、本発明の第2の実施形態を示すもので、リア開口部50を施蓋するリアウインドガラス51の振動を防止あるいは抑制するようにしたものである。すなわち、リア開口部50の下縁部付近には、左右の後輪用サスペンションタワーの上部同士を連結するクロスメンバ53(図8,図9参照)が配設されるため、リア開口部50の下縁部からリアウインドガラス52へ振動が伝達されやすいものとなる。
リアウインドガラス51は、その下縁部が、接着剤S11によってクロスメンバ53に固定され(図9参照)、その上縁部が接着剤S12によってリアヘッダ54に固定され(図10参照)、その側縁部が接着剤S13によってリアピラー55に固定される(図11参照)。そして、各接着剤S11〜S13による剛性は、S11がもっとも低く、S12がもっとも高く、S13が中間の大きさとされている。これにより、リアウインドガラス51の振動が防止あるいは抑制される。なお、図中、56はトランクリッド、57はリアペッケージトレイである。
以上実施形態について説明したが、本発明は、実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載された範囲において適宜の変更が可能であり、例えば、ウインドガラス(で施蓋される開口部)の側縁部の接着剤の剛性を下縁部の接着剤の剛性と同じとなるように設定したり(振動防止を優先する設定)、あるいは上縁部の接着剤の剛性と同じとなるように設定してもよい(ウインドガラスの固定を優先)。勿論、本発明の目的は、明記されたものに限らず、実質的に好ましいあるいは利点として表現されたものを提供することをも暗黙的に含むものである。
1:ダッシュパネル(ダッシュロアパネル)
2:カウルパネル
2a:立ち上がり壁部
2b:傾斜壁部
3:フロントウインドガラス
4:フロント開口部
5:ダッシュアッパパネル
10:カウルフロントパネル
20:サスペンションタワー
30:取付ブラケット
31:固定具
32:固定具
35:弾性部材
36:弾性部材
40:ワイパ装置
45:固定具
46:弾性部材
2:カウルパネル
2a:立ち上がり壁部
2b:傾斜壁部
3:フロントウインドガラス
4:フロント開口部
5:ダッシュアッパパネル
10:カウルフロントパネル
20:サスペンションタワー
30:取付ブラケット
31:固定具
32:固定具
35:弾性部材
36:弾性部材
40:ワイパ装置
45:固定具
46:弾性部材
Claims (5)
- 車体に形成された開口部を覆うためのウインドガラスを、接着剤を介して該開口部の全周縁部に固定するようにした自動車のガラス支持構造において、
前記開口部の下縁部での接着剤の剛性が、該開口部の側縁部および上縁部での接着剤の剛性よりも低くされている、
ことを特徴とする自動車のガラス支持構造。 - 請求項1において、
前記側縁部での接着剤の剛性が、前記下縁部での接着剤の剛性よりも高くかつ前記上縁部での接着剤の剛性よりも低くされている、ことを特徴とする自動車のガラス支持構造。 - 請求項1または請求項2において、
前記ウインドガラスがフロントウインドガラスとされ、
前記フロントウインドガラスの下端部を支持するカウルパネルが、ダッシュパネル上端から上方に向けて伸びる立ち上がり壁部と、該立ち上がり壁部の上端から前記フロントウインドガラスに沿って伸びる傾斜壁部とを有して、該傾斜壁部でもって該フロントウインドガラスの下端部を支持しており、
前記ダッシュパネルから前方に向かって伸びるカウルフロントパネルの車幅方向端部における前部が、サスペンションタワーに取付られており、
前記フロントウインドガラスの下端部が、前記傾斜壁部のうちその最後端付近において、前記接着剤によって固定されている、
ことを特徴とする自動車のガラス支持構造。 - 請求項1において、
前記ウインドガラスがフロントウインドガラスとされ、
ダッシュパネル上端に連結されると共に前記フロントウインドガラスの下端部が前記接着剤によって固定されるカウルパネルに、ワイパ装置を弾性支持している取付ブラケットが取付けられ、
前記取付ブラケットが、前記カウルパネルに対して弾性部材を介して取付けられている、
ことを特徴とする自動車のガラス支持構造。 - 請求項4において、
前記取付ブラケットが、車幅方向略中間位置で、前記カウルパネルと前記ダッシュパネルから前方に向かって伸びるカウルフロントパネルとを橋渡しするように設けられている、ことを特徴とする自動車のガラス支持構造。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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2007
- 2007-09-19 JP JP2007242249A patent/JP2009073251A/ja active Pending
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