JP2009066116A - 浴室カウンター及びこの浴室カウンターを備える浴室ユニット - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 天板と、この天板に設けられる側面及び底面を有する凹部と、天板を支える支持体とを備え、上記凹部が、その平面視領域を天板縁部の連続する一部と共有し、その形状を、天板縁部と共有する始点と終点とを結ぶ線分長さを基準長とし、この始点と終点とを結ぶ線分に平行な凹部の線分長さに上記基準長よりも長い線分を有するものとする浴室カウンター。
【選択図】 図5
Description
防水パン2は、浴槽5を載置する浴槽載置防水パンと、洗い場を形成する洗い場防水パンとが、一体成形されたものと、分割されたものとがあり、分割されたものは、施工現場にて2つの防水パンを水密的に結合して使用する。
図2は、従来使用されているカウンターを示すもので、カウンター6は、天板に対し、シャンプーボトル、石鹸等を置く上面10と、洗面器11を置くための凹部12とを有している。このようなカウンター6では、洗面器11の位置が、洗面器11以外の小物置き場と区別され、使い勝手がよくなっている。
図3は、他の従来使用されているカウンターを示すもので、カウンター6は、矢印に示す向き(洗い場方向)に下り傾斜が設けられており、カウンターの上面10に湯水が溜まらないようになっている。但し、このカウンター6では、下り傾斜に沿って洗面器11が落下する場合があるので、落下防止用の突起13を設けている。
図4は、更に他の従来使用されているカウンターを示すもので、図3に示すカウンターとは逆方向(壁パネル側)への下り勾配を有している。このようなカウンター6では、洗面器11が、下り傾斜の先にある壁パネルに当たり、突起を設けずとも、洗面器が落下することがない。
図3に示すカウンターは、湯垢が残りにくいものの、洗面器とその他小物を載置する場所の区別がなく、突起周囲の清掃もしにくい。
図4に示すカウンターは、突起がないので、図3に示すものよりは清掃性が高いが、湯水が壁パネルとカウンターとの接触部分に溜まりやすく、図3に示すものと同様に、洗面器とその他小物を載置する場所の区別がない。
(1)天板と、この天板に設けられる側面及び底面を有する凹部と、天板を支える支持体とを備え、上記凹部が、その平面視領域を天板縁部の連続する一部と共有し、その形状を、天板縁部と共有する始点と終点とを結ぶ線分長さを基準長とし、この始点と終点とを結ぶ線分に平行な凹部の線分長さに上記基準長よりも長い線分を有するものとする浴室カウンター。
(2)項(1)において、天板が、下部天板と上部天板の積層体であり、上部天板の切欠により凹部を形成する浴室カウンター。
(3)項(1)又は(2)において、凹部側面が、底面に対して傾斜を有する浴室カウンター。
(4)項(1)乃至(3)の何れかにおいて、天板及び凹部底面が、凹部中央から凹部が天板縁部と共有する辺へと向かう下り傾斜を有する浴室カウンター。
(5)項(1)乃至(4)の何れかに記載の浴室カウンターを備える浴室ユニット。
天板が下部天板と上部天板の積層体である場合は、下部天板を共用として上部天板のみを変更することにより、様々なデザインのカウンターを安価に提供することができる。
凹部側面が底面に対して傾斜を有する場合は、側面が垂直となっているものに比較し、角がなく、清掃性に優れる。
天板及び凹部底面が、凹部中央から凹部が天板縁部と共有する辺へと向かう下り傾斜を有する場合は、天板上及び凹部底面上に湯水が残りにくく、カウンターの上表面全体に湯垢が付きにくい。
本発明の浴室ユニットは、天板上の凹部に洗面器を載置し、その他小物を凹部以外の天板上に載置することができ、更に、洗面器が落下することもないので、使用者が使いやすい。
また、上部天板のみを変更することにより、様々なデザインのカウンターを安価に提供することができ、浴室内の意匠を変化させることができる。
さらに、凹部側面が底面に対して傾斜を有する場合、また天板縁部と共有する辺へと向かう下り傾斜を有する場合は、天板上及び凹部底面上に湯水が残りにくく、カウンターの上表面全体に湯垢が付きにくくなるため、清掃性に優れる。
カウンターの材質は、ABS、アクリル、FRP等、適宜選択することができるが、湯水の入った洗面器を置ける強度を有し、傷が付きにくいものが好ましい。
本発明にて述べる天板は、カウンターの上面を構成するもので、凹部を有するものであれば、特に限定されるものではない。
下部天板と上部天板との積層固定は、スライド係合、ネジ固定、嵌め込み、ピン止め等を使用することができる。
積層した天板を使用する際には、下部天板と上部天板の双方に、後述する凹部を設けても良いが、上部天板に切欠を設け、これを下部天板に積層させて凹部とすることが好ましい。このようにした場合は、単純に上部天板の模様柄を変えるだけでなく、凹部形状をも容易に変化させることができる。
ここで述べる底面とは、洗面器を載置する部分を意味し、天板最上面よりも低い位置としている。底面は、水平面である必要はなく、浴室洗い場に向けた下り傾斜を有することが好ましく、このような傾斜があることで、底面上に湯水溜まりができず、湯垢がつくことがない。
また、側面とは、先に述べた底面と天板上面とを結ぶ面を意味し、この面が、底面に対して、鈍角傾斜(使用者の触れられる部分の角度)を有していることが好ましい。鈍化傾斜を有している場合は、清掃が容易であり、ゴミなどが溜まることもない。
本発明にて述べる天板の1形態を示す平面図である図5を用いて説明すると、凹部12は、平面視領域14(斜線部分)を底面として備え、これが天板縁部(天板外周線)16にまで達する。
ここで述べる「天板縁部と共有する始点と終点」とは、天板縁部の連続する一部と共有した部分の始点と終点を意味するものであり、図5では始点17、終点18として示される。
基準長は、先に述べた始点と終点とを直線で結んだ際の線分長さであり、図5では基準長線分19として示される。尚、基準長は、図5に示す天板縁部16の始点17−終点18間が曲線である場合、縁部長さよりも短くなり、直線であれば同じ長さとなる。
凹部形状は、始点と終点とを結ぶ線分(図5に示す基準長線分19)に平行な凹部の線分長さに上記基準長よりも長い線分を有するものであり、図5では、凹部12の形状が、基準長線分19よりも長い、線分A20、線分B21等を有するので、本発明にて述べる凹部形状となっている。
図6は、他の凹部形状を示すものである。
(a)に示すものは、洗い場側を短くした平面視台形形状の凹部12であり、凹部12が洗い場側及び壁側の両方の天板縁部にかかっている。また、上面10及び凹部12の底面は、矢印方向(洗い場側)への下り傾斜を有しており、湯水が洗い場へと流出し、溜まらないようになっている。
(b)に示すものは、(a)に示すものと同じ平面視台形形状の凹部12であるが、洗い場側のみが天板縁部にかかり、壁側は天板縁部にかかっていない。また、上面10及び凹部12の底面は、矢印方向(洗い場側)への下り傾斜を有しており、湯水が洗い場へと流出し、溜まらないようになっている。
(c)に示すものは、平面視略半円形の凹部12であり、洗い場側のみが天板縁部にかかり、壁側は天板縁部にかかっていない。また、上面10及び凹部12の底面は、矢印方向(洗い場側)への下り傾斜を有しており、湯水が洗い場へと流出し、溜まらないようになっている。
(d)に示すものは、曲線を用いた平面視略T字形状の凹部12であり、凹部12が洗い場側及び壁側の両方の天板縁部にかかっている。また、上面10及び凹部12の底面は、矢印方向(洗い場側)への下り傾斜を有しており、湯水が洗い場へと流出し、溜まらないようになっている。
(e)に示すものは、(b)に示す凹部と同一形状の凹部12でありが、その位置を上面長辺の中央からずらして設けるようにしている。
(f)に示すものは、2本の曲線を用いて凹部12を設けてあり、左右非対称形状としている。
カウンターの天板15は、支持体22の横板22bに備えた凹部22cに天板裏面に設けたリブ23又はボスを挿入し、支えている。
支持体22は、横板端部から壁固定板下方まで連続した面(横板と壁固定板とを接続する補強板)にも凹部22cを有していて、浴室カウンターのスカート24は、その裏面に設けたリブ24a又はボスを前記凹部に挿入し、固定されている。
支持材は、その成形材料に、ABS、AES、高密度ポリエチレン等の合成樹脂を用いることが好ましく、特にABSを用いることが成形性及びコストの点から好ましい。また、支持材の成形方法は、射出成形、押出成形、真空成形等を用いることができ、リブ等が多く複雑な形状である場合には、特に射出成形が好ましい。
図5は、本発明に係る浴室カウンターの1実施例を説明するカウンター天板であり、(a)は平面図、(b)は斜視図を示す。
カウンター6の天板15平面視形状は、壁パネルと接触する辺と浴槽側の辺を直線とし、また、天板縁部16を曲線とした。これにより、図1に示す浴室ユニット1のカウンター6として、壁パネルへの取り付けが容易になる。
天板15の材質は、ABSで、射出成形にて凹部を一体に成形している。
凹部12は、天板最上面よりも低く、側面及び底面を有し、底面には洗面器を置くことができる。また、凹部12の平面視領域14(斜線部分)が、天板縁部16まで達していて、底面が浴室洗い場に向けた下り傾斜となっていることで、底面上に湯水溜まりができず、湯垢がつくことがない。
凹部12の底面は、平面視六角形で、洗面器を置くことができるが、天板縁部16の基準長線分19が130mmと一般的な洗面器底部の幅寸法よりも狭いので、洗面器が浴室洗い場に落下することがない。
更に、凹部12の側面は傾斜を有しているため、清掃性に優れる。
浴室ユニット1は、洗い場を形成する防水パン2の上に壁パネル3を載置している。洗い場正面の壁パネル3には、カウンター6が設置され、このカウンター6の上方に水栓7が付設され、さらに、鏡8、灯具9がある。
カウンター6の取り付け構造を図8の簡略側面図で説明する。
天板15は、支持体22で支えている。支持体22は、その成形材料として、ABS樹脂が使われており、成形方法は射出成形とした。そのため、天板15の裏面には、リブ23が設けることができ、支持体22の横板22bに備えた凹部22cに挿入している。
支持体22は、壁固定板22aに設けたビス孔(図示省略)を使い、浴室の壁パネル3に固定している。
浴室カウンターのスカート24は、その裏面下方部に設けたリブ24aを、支持体22の凹部22cに挿入し、固定されている。
カウンター6の形状は、図6(a)と同じであるが、カウンター6の天板が下部天板26と、上部天板25とに分割されたものである。下部天板26に上部天板25を積層固定することで、洗面器を置くための凹部12が作られる。積層固定は、アクリル系接着剤によって貼り付けている。
Claims (5)
- 天板と、この天板に設けられる側面及び底面を有する凹部と、天板を支える支持体とを備え、上記凹部が、その平面視領域を天板縁部の連続する一部と共有し、その形状を、天板縁部と共有する始点と終点とを結ぶ線分長さを基準長とし、この始点と終点とを結ぶ線分に平行な凹部の線分長さに上記基準長よりも長い線分を有するものとする浴室カウンター。
- 請求項1において、天板が、下部天板と上部天板の積層体であり、上部天板の切欠により凹部を形成する浴室カウンター。
- 請求項1又は2において、凹部側面が、底面に対して傾斜を有する浴室カウンター。
- 請求項1乃至3の何れかにおいて、天板及び凹部底面が、凹部中央から凹部が天板縁部と共有する辺へと向かう下り傾斜を有する浴室カウンター。
- 請求項1乃至4の何れかに記載の浴室カウンターを備える浴室ユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007236534A JP2009066116A (ja) | 2007-09-12 | 2007-09-12 | 浴室カウンター及びこの浴室カウンターを備える浴室ユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007236534A JP2009066116A (ja) | 2007-09-12 | 2007-09-12 | 浴室カウンター及びこの浴室カウンターを備える浴室ユニット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2009066116A true JP2009066116A (ja) | 2009-04-02 |
Family
ID=40603017
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2007236534A Pending JP2009066116A (ja) | 2007-09-12 | 2007-09-12 | 浴室カウンター及びこの浴室カウンターを備える浴室ユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2009066116A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107696990A (zh) * | 2017-11-03 | 2018-02-16 | 陕西宏象房车科技发展有限公司 | 房车用卫生间 |
JP7621210B2 (ja) | 2021-06-30 | 2025-01-24 | 株式会社Lixil | 浴室用器具 |
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-
2007
- 2007-09-12 JP JP2007236534A patent/JP2009066116A/ja active Pending
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