JP2009042614A - カメラのバッテリホルダ - Google Patents
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Abstract
【課題】電源の無駄な消耗を防ぎ、撮影枚数を増加させたバッテリホルダを提供する。
【解決手段】逆流防止用のダイオード83、84をバイパスするためのスイッチ87、88を設け、このスイッチ87、88は、電池室110a、110bに電池が装填された否かに応じてスイッチ状態が変わる。電池が2個装填された場合には、スイッチ87、88はオフし、ダイオード83、84がダイオードとして動作し、逆流防止する。また、電池が1個しか装填されない場合には、スイッチ87、88のいずれかがオンとなり、逆流防止用のダイオード83、84をバイパスし、スイッチ87、88を通じて電源供給され、ダイオード83,84で電圧降下が生じない。
【選択図】 図6
【解決手段】逆流防止用のダイオード83、84をバイパスするためのスイッチ87、88を設け、このスイッチ87、88は、電池室110a、110bに電池が装填された否かに応じてスイッチ状態が変わる。電池が2個装填された場合には、スイッチ87、88はオフし、ダイオード83、84がダイオードとして動作し、逆流防止する。また、電池が1個しか装填されない場合には、スイッチ87、88のいずれかがオンとなり、逆流防止用のダイオード83、84をバイパスし、スイッチ87、88を通じて電源供給され、ダイオード83,84で電圧降下が生じない。
【選択図】 図6
Description
本発明は、カメラのバッテリホルダに関し、詳しくは、複数の電池を装填でき、カメラ本体に接続して電源供給を行う取り外し可能なカメラのバッテリホルダに関する。
カメラ本体の電源供給のために電源電池はカメラ本体に内蔵されているが、それ以外にも、取り外し可能なバッテリホルダが従来から使用されている。そして、バッテリホルダとしては、電池を2個並列に接続するタイプも知られている(例えば、特許文献1)。このような電池並列タイプのバッテリホルダにおいては、複数の電池の間で、逆流電流が流れるのを防止するために逆流防止用のダイオードが接続されている。
特開2007−80617号公報
この特許文献1に開示されているバッテリホルダにおいては、2個の電池が並列に接続され、2つの電池の両プラス電極の間には2つの逆流防止用のダイオードD1、D2が接続され、この各ダイオードのアノードが互いに接続されている。このアノードの接続点は、カメラ本体内の電源回路に接続されている。
このように、特許文献1に開示されているバッテリホルダにおいて、2つのダイオードD1、D2の働きにより電池の電流が逆流し、電源浪費を防止することができる。しかしながら、バッテリホルダに電池が1個だけ装填されている場合には、逆流防止用ダイオードD1またはD2が不要であるにも係わらず、この逆流防止用ダイオードD1またはD2における電圧降下のために撮影枚数が低下してしまう。
この電圧降下による撮影枚数の低下について、図8を用いて説明する。図8は使用環境の温度ごとに放電容量と電圧降下の関係を示す図である。一般に、デジタルカメラの半導体素子等は、6.0V以上の電圧があれば動作し、また、ダイオードにおける順方向電圧は、流れる電流によっても変わるので一概には言えないが、仮にカメラが正常に動作するのに必要な電流を流した時に0.6Vとする。逆流防止用ダイオードが接続されていない場合には、6.0V以上で動作するが、逆流防止用ダイオードが接続されている場合には、6.6V以上ないと動作しない。
この結果、環境温度が0°Cの場合においては、逆流防止用ダイオードが接続されているときには、放電容量が1600mAh程度までしか利用することができないのに対して、逆流防止用ダイオードが接続されていないときには、1950mAh程度まで電池を利用することができる。逆流防止用ダイオードを接続している場合には、この放電容量の差に応じて撮影可能駒数が減少してしまう。
本発明は、このような事情を鑑みてなされたものであり、電源の無駄な消耗を防ぎ、撮影枚数を増加させたバッテリホルダを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため第1の発明に係わるバッテリホルダは、複数の電池を装填でき、カメラ本体の電池室に接続して上記電池から電源供給を行う取り外し可能なバッテリホルダにおいて、第1の電池室に電池が装填されたらオフになり、電池が入っていない場合にはオンである第1のスイッチと、第2の電池室に電池が装填されたオフになり、電池が入っていない場合にはオンである第2のスイッチと、上記第1の電池室に装填された電池に逆電流が流れないように整流する第1の整流素子と、上記第2の電池室に装填された電池に逆電流が流れないように整流する第2の整流素子を備え、上記第1のスイッチのオンで第2の整流素子をバイパスし、一方、上記第2のスイッチのオンで上記第1の整流素子をバイパスする。
第2の発明に係わるバッテリホルダは、上記第1の発明において、上記第1及び第2の整流素子は、ダイオードである。
上記目的を達成するため第3の発明に係わるバッテリホルダは、複数の電池を装填でき、カメラ本体の電池室に接続して上記電池から電源供給を行う取り外し可能なバッテリホルダにおいて、第1の電池室における電池の装填状態に応じて変化する第1のスイッチと、第2の電池室における電池の装填状態に応じて変化する第2のスイッチと、上記第1の電池室に装填された電池に接続され逆電流防止用の第1の整流素子と、上記第2の電池室に装填された電池に接続され逆電流防止用の第2の整流素子を備え、上記第1の電池室に上記電池が装填されていない場合に上記第1のスイッチにより上記第2の整流素子をバイパスし、一方、上記第2の電池室の上記電池が装填されていない場合に上記第2のスイッチにより上記第1の整流素子をバイパスする。
第4の発明に係わるバッテリホルダは、上記第3の発明において、上記第1のスイッチおよび上記第2のスイッチは、ノーマリオンタイプのスイッチであり、上記第1の電池室に装填された電池または上記第2の電池室に装填された電池によって、上記第1のスイッチおよび上記第2のスイッチはオフされる。
また、第5の発明に係わるバッテリホルダは、上記第3の発明において、上記第1および第2の整流素子はダイオードで構成されている。
また、第5の発明に係わるバッテリホルダは、上記第3の発明において、上記第1および第2の整流素子はダイオードで構成されている。
上記目的を達成するため第8の発明に係わるバッテリホルダの電源供給方法は、第1及び第2の電池を並列接続で装填でき、カメラ本体の電池室に逆流防止用のダイオードを介して接続し、上記電池から電源供給を行う取り外し可能なバッテリホルダにおける電源供給方法であって、上記第1および第2の電池のうち一方が装填されたことを検出した場合には、少なくとも装填された電池に接続された上記逆流防止用のダイオードをバイパスさせ、上記第1及び第2の電池の両方が装填されたことを検出した場合には、上記逆流防止用のダイオードを動作させる。
本発明によれば、電源の無駄な消耗を防ぎ、撮影枚数を増加させたバッテリホルダを提供することができる。
以下、図面に従って本発明を適用したデジタル一眼レフカメラに装填可能なバッテリホルダを用いて好ましい実施形態について説明する。本発明の一実施形態に係わるバッテリホルダは、2個のバッテリが装填可能であり、2個のバッテリは並列接続であることから、1個のバッテリを装填するだけでもデジタルカメラは動作する。
図1は、バッテリホルダ80、カメラ本体20およびレンズ鏡筒10からなるカメラシステムの電気回路を示すブロック図である。レンズ鏡筒10の内部には、焦点調節および焦点距離調節用の撮影光学系11と、開口量を調節するための絞り12が配置されている。撮影光学系11はレンズ駆動機構13によって駆動され、絞り12は絞り駆動機構14によって駆動されるよう接続されている。
レンズ駆動機構13、絞り駆動機構14はそれぞれレンズ制御用マイクロコンピュータ(以下、Lμcomと称す)15に接続されており、このLμcom15は通信コネクタ35を介してカメラ本体20に接続されている。Lμcom15はレンズ鏡筒10内の制御を行うものであり、レンズ駆動機構13を制御してピント合わせや、ズーム駆動を行うとともに、絞り駆動機構14を制御して絞り値制御を行う。
カメラ本体20のミラーボックス内には、可動反射ミラー40が設けられており、被写体像を観察光学系に反射するために撮影光学系11の光軸に対して45度傾いた位置と、被写体像を撮像用撮像素子51に導くために跳ね上がった位置との間で回動可能に構成されている。
この可動反射ミラー40の上方には、被写体像を結像するためのフォーカシングスクリーンや、被写体像を左右反転させるためのポロプリズム等から構成されるファインダ光学系41が配置されている。このファインダ光学系41の出射側(図1で右側)には被写体像観察用の接眼レンズ42が配置されている。
また、ファインダ光学系41の出射側(図1で上側)には、表示用撮像素子43と、撮像に邪魔にならない位置に測光センサを含む測光回路44が配置されている。なお、表示用撮像素子43としては、CCD(Charge Coupled Devices)や、CMOS(Complementary Metal
Oxide Semiconductor)等の二次元撮像素子が使用できることはいうまでもない。
Oxide Semiconductor)等の二次元撮像素子が使用できることはいうまでもない。
可動反射ミラー40の中央付近はハーフミラーで構成されており、この可動反射ミラー40の背面には、ハーフミラー部で透過した被写体光をカメラ本体20のミラーボックス内の下部に反射するためのサブミラー47が設けられている。このサブミラー47は、可動反射ミラー40に対して回動可能であり、可動反射ミラー40が跳ね上がっているときには、ハーフミラー部を覆う位置に回動し、可動反射ミラー3が被写体像観察位置にあるときには、図示する如く可動反射ミラー40に対して開いた位置にある。この可動反射ミラー40はミラー駆動機構54によって駆動されている。
また、サブミラー47の下方にはAFセンサユニット48が配置されており、このAFセンサユニット48は、公知のTTL瞳分割方式による測距を行うためのAFユニットであり、内部にはAFセンサが設けられている。AFセンサユニット48はAFセンサ駆動回路53に接続されており、AFセンサ駆動回路53は、AFセンサユニット48の回路系の駆動を行ない、AFセンサから信号を読み出す。この信号出力に基づいて、撮影光学系11によって結像される被写体像の焦点ズレ量が求められる。
可動反射ミラー40の後方には、露光時間制御用のフォーカルプレーンタイプのシャッタ50が配置されており、このシャッタ50はシャッタチャージ機構55によってシャッタチャージされる。また、シャッタ50は、シャッタ制御回路56に接続されており、シャッタ先幕および後幕の制御がなされる。シャッタ50の後方には撮影用撮像素子51が配置されており、撮影光学系11によって結像される被写体像を電気信号に光電変換する。なお、撮影用撮像素子51としては、表示用撮像素子43と同様に、CCDやCMOS等の二次元撮像素子を使用でき、表示用撮像素子43より画素数が多い素子を使用する。
撮影用撮像素子51と、表示用撮像素子43の出力は、インターフェース回路59に接続され、このインターフェース回路59によってアナログデジタル変換(AD変換)等がなされる。インターフェース回路59は画像処理コントローラ60に接続されている。この画像処理コントローラ60はAD変換された画像データに対して、色補正、ガンマ(γ)補正、コントラスト補正、白黒・カラーモード処理、ライブビュー画像処理といった各種の画像処理を行う。また、画像データをJPEGやTIFF等の方式で圧縮し、また伸張を行なう。なお、画像圧縮はJPEGやTIFFに限らず、他の圧縮方式も適用できる。
画像処理コントローラ60には、バッファメモリとしてのSDRAM(Synchronous Dynamic Random Access
Memory)61、フラッシュROM(Flash ROM)62、記録メディア63、液晶モニタ26が接続されている。SDRAM61は、画像処理された画像データの一時記憶を行なう。フラッシュROM62は、電気的に書き換え可能な不揮発性メモリであり、画像データに対してユーザーの好みに応じて処理される画像処理に関する種々のパラメーター等が記憶されている。
Memory)61、フラッシュROM(Flash ROM)62、記録メディア63、液晶モニタ26が接続されている。SDRAM61は、画像処理された画像データの一時記憶を行なう。フラッシュROM62は、電気的に書き換え可能な不揮発性メモリであり、画像データに対してユーザーの好みに応じて処理される画像処理に関する種々のパラメーター等が記憶されている。
記録メディア63は、画像データを記憶するメモリであり、xDピクチャーカード(登録商標)、コンパクトフラッシュ(登録商標)、SDメモリカード(登録商標)またはメモリスティック(登録商標)等の書換え可能な記録媒体のいずれかが装填可能となるように構成され、カメラ本体20に対して着脱自在となっている。その他、通信接点を介してハードディスクを接続可能に構成してもよい。液晶モニタ26は、カメラ本体20の背面等に配置され、ライブビュー表示、撮影画像の表示、再生画像の表示および撮影情報の表示を行なう。なお、液晶モニタに限らず、他の表示装置でもよい。
画像処理コントローラ60は、カメラ本体20を制御するコントローラであるボディ制御用マイクロコンピュータ(Bμcom)65に接続されている。Bμcom65は、前述の通信コネクタ35、測光回路44、AFセンサ駆動回路53、ミラー駆動機構54、シャッタチャージ機構55、シャッタ制御回路56に接続されており、これらの回路や機構の制御を行う。通信コネクタ35は、レンズ鏡筒10の電気接点と接続可能であり、Lμcom15と通信するためのコネクタである。
また、Bμcom65は、不揮発性メモリ67、動作表示用LCD68、カメラ操作スイッチ69、電源回路70に接続されている。不揮発性メモリ67は、EEPROM等の電気的に書き換え可能な不揮発性メモリであり、カメラの調整値等が記憶されている。動作表示用LCD68は、動作状態を表示するためにカメラ本体20の上面等に配置された小型の液晶表示装置である。
カメラ操作スイッチ69は、シャッタレリーズ釦の第1ストロークや第2ストロークを検出するスイッチ、再生モードを指示するスイッチ、ISO設定モードを指示するスイッチ、ホワイトバランス設定を指示するスイッチ、液晶モニタ26の画面でカーソルの動きを指示するするスイッチ、モードダイヤルに連動して撮影モードを指示するスイッチ、選択された各モード等を決定するOKスイッチ、表示切換を指示するスイッチ等の種々の操作スイッチからなる。
カメラ本体20内に装填される電池(不図示)や、後述するバッテリホルダ80に内蔵された電池セル91a、91bは、電源回路70に接続されており、この電源回路70によって所定の電圧に定電圧化されて、各回路ユニット等に給電される。
カメラ本体20には、バッテリホルダ80が装填可能であり、また、接点群75を介して、両者は電気的に接続可能である。このバッテリホルダ80には、電池パック1 90aと電池パック2 90bの2つの電池パックが個々に装填可能であり、接点群82a、82bを介して、両者は電気的に並列接続可能となっている。
電池パック1 90aと電池パック2 90bの内部には、それぞれ電池セル91a、電池セル91bが内蔵され、この電池セルにサーミスタ92a、92bが並行に接続されている。電池パック90a、90bを装填するバッテリホルダ80には、それぞれ3つの接点からなる接点群82a、82bが設けてあり、電池セル91a、91bのプラス極(+極)96とマイナス極(−極)端子98、およびサーミスタ92a、92bの検知出力端子97を有している(図3参照)。
電池セル91aのプラス極96は、接点群82aを介してダイオード83のアノード・カソード、および接点群75を介して電源回路70に接続されている。このまたダイオード83のアノード・カソード間にはスイッチ87が接続されている。電池セル91bのプラス極96は、接点群82bを介してダイオード84のアノード・カソード、および接点群75を介して電源回路70に接続されている。またダイオード84のアノード・カソード間にはスイッチ88が接続されている。ダイオード83およびダイオード84は、ショットキバリダイオードまたはPN接合ダイオードで構成される。スイッチ87およびスイッチ88の切り換え動作については、図6を用いて後述する。
電池セル91a、91bの各マイナス極端子98と、サーミスタ92a、92bの一端側は共にグランドレベル側に接続され、接点群75を介して、カメラ本体20のグランドレベルに接続されている。また、サーミスタ92aとサーミスタ92bの検出出力端子は、接点群75を介して、カメラ本体20内のBμcom65に接続されている。
また、バッテリホルダ80には、レリーズ釦(不図示)が配置されており、カメラ本体20に設けられたレリーズ釦と同様の機能を果たし、レリーズ釦の半押しに連動してオンとなる1Rスイッチ85と、レリーズ釦の全押しに連動してオンとなる2Rスイッチ86が設けられている。1Rスイッチ85と2Rスイッチ86の一端側は、接点群75を介して、カメラ本体20のBμcom65に接続され、他端側も、それぞれ接点群75を介して、Bμcom65の別の端子に接続されている。
次に、本実施形態におけるバッテリホルダ80の構成について、図2を用いて説明する。図2はバッテリホルダ80の外観斜視図であり、このバッテリホルダ80は、カメラ本体20の底部に装着可能となっている。すなわち、接点支柱100は、カメラ本体20内の内蔵電池の収納室に挿入可能となっており、また雄ネジで構成された三脚ネジ105はカメラ本体20の底部の雌ネジ(不図示)に螺合可能となっている。
接点支柱100の水平方向の断面は、カメラ本体20の内蔵電池室の水平断面形状と相似形でやや小さい大きさとなっている。そして、接点支柱100の支柱側面の上部側には、接点面101、102、103が設けられており、これらは、接点群75の内の3つの接続端子、すなわち、電源回路70と接続するプラス極端子、サーミスタ92aと接続する端子、グランドレベルに接続するマイナス極端子に相当する(図1参照)。
この接点支柱100に設けられた接点面101はプラス電極端子(+)であり、接点面102はサーミスタ電極端子(T)であり、接点面103はマイナス電極端子(−)である。これらの接点面は、接点支柱100の側面より若干、奥まった面で、略同一面上に並べて設けられている。
また、接点支柱100の上端面には、信号線111、112、113、114が配置されている。信号線111は1Rスイッチ85とBμcom65を接続するラインに相当し、信号線112は2Rスイッチ86とBμcom65を接続するラインに相当し、信号線113は1Rスイッチ85および2Rスイッチ86をグランドレベルに接続するラインに相当し、信号線114はサーミスタ92bをBμcom65に接続するラインに相当する。
図2に示す三脚ネジ105は三脚ネジダイアル106と一体に構成されており、三脚ネジダイアル106を回転することにより三脚ネジ105も回転し、バッテリホルダ80はカメラ本体20に対して着脱可能である。また、バッテリホルダ80の底部側には、電池パック90を矢印A方向に沿って装填する電池室110aおよび110bが設けられている。電池パック90a、90bが電池室110a、110bに装填され、または電池室から離脱されると、開閉自在なカバー107は電池室110a、110bの開口部を開閉することが可能である。
電池室110a内には、挿入検出レバー115が配置されており、この挿入検出レバー115は、通常状態においては、図4に示すようにバネ付勢によって立ち上がっているが、開口部124から電池パック90aが挿入されると、挿入検出レバー115は押し倒される。前述のスイッチ88(図1参照)は、ノーマリオンタイプのスイッチであり、また挿入検出レバー115に連動している。
すなわち、電池パック90aが電池室110aに未装填の状態では、挿入検出レバー115は立ち上がっていることから、スイッチ88はオンであり、このため、電池セル91aと接続するダイオード83は短絡状態(バイパス状態)となっている。次に、電池パック90aが電池室110aに装填されると、挿入検出レバー115は押し倒され、スイッチ88はオフとなり、このため、電池セル91aと接続するダイオード83は、ダイオードとして動作する。
同様に、電池室110b内には、挿入検出レバー121が配置されており、この挿入検出レバー121は、通常状態においては、バネ付勢によって立ち上がっているが、開口部125から電池パック90bが挿入されると、挿入検出レバー121は押し倒される。前述のスイッチ87(図1参照)も、ノーマリオンタイプのスイッチであり、また挿入検出レバー121に連動している。
すなわち、電池パック90bが電池室110bに未装填の状態では、挿入検出レバー121は立ち上がっていることから、スイッチ87はオンであり、このため、電池セル91bと接続するダイオード84は短絡状態(バイパス状態)となっている。次に、電池パック90bが電池室110bに装填されると、挿入検出レバー121は押し倒され、スイッチ87はオフとなり、このため、電池セル91bと接続するダイオード84は、ダイオードとして動作する。
電池パック90は、図1における電池パック90aと90bと同一構成であり、内部に電池セル91a、91bと、サーミスタ92a、92bを有し、外部は図3に示すようにケース95によって密閉されている。そして、ケース95の稜線部にプラス(+)極端子96、サーミスタ端子97およびマイナス(−)極端子98が設けられている。
このように構成されている本発明の一実施形態に係わるバッテリホルダ80に電池パック90a、90bを装填した場合の動作について、図6を用いて説明する。まず、電池室110aおよび110bのいずれにも電池パック90が装填されていない状態では、挿入検出レバー115、121は立ち上がっていることから、図6(A)に示すように、スイッチ88、87はオン状態である。このため、各ダイオード83、84の両端は短絡(バイパス)された状態となっている。
続いて、電池室110a、110bの両方に電池パック90が装填されると、図6(B)に示すように、各ダイオード83、84の両端に接続されたスイッチ87、88はオフとなる。このため、各ダイオード83、84において電圧降下が発生するが、電池パック90aの電源電流はダイオード83を介してカメラ本体20の電源回路70に供給され、電池パック90bの電源電流はダイオード84を介してカメラ本体20の電源回路70に供給される。この際、ダイオード83、84によって、電源電流の逆流を防止し、無駄な電源浪費が生じないという効果がある。
次に、電池室110aのみに電池パック90aが装填され、電池室110bに電池パック90が装填されない場合には、図6(C)に示すように、ダイオード83の両端に接続されたスイッチ88がオンとなり、ダイオード84の両端に接続されたスイッチ87はオフとなる。この結果、電池パック90aからの電源電流はスイッチ88を介して電源回路70に供給されるために、ダイオード83において、電圧降下は生じない。
逆に、電池室110bのみに電池パック90aが装填され、電池室110aに電池パック90が装填されない場合には、ダイオード84の両端に接続されたスイッチ87がオンとなり、ダイオード83の両端に接続されたスイッチ88がオフとなる。この結果、電池パック90bからの電源電流は、スイッチ87を介して電源回路70に供給されるために、ダイオード84において、電圧降下は生じない。
このように本実施形態においては、電池室110a、110bの両方に電池パック90が装填された場合には、ダイオード83、84を介挿し、逆流電流が流れることを防止し、一方、電池室110aまたは110bのいずれか一方に電池パック90が装填された場合には、電池パック90と接続しているダイオード83または84の両端を短絡させて、ダイオードにおける電圧降下が生じないようにしている。
次に、本実施形態におけるスイッチ87、88の変形例について、図5を用いて説明する。本実施形態におけるスイッチ87、88は、図4に示す如く挿入検出レバー115、121に連動するノーマリオンタイプのスイッチであったが、図5に示す変形例では、電池室110a、110bの奥にノーマリオンタイプのスイッチ122、123をそれぞれ配置している。したがって、本実施形態におけるスイッチ87をスイッチ122に置き換え、スイッチ88をスイッチ123に置き換える以外は、本実施形態の構成および動作は同様であることから詳細な説明は省略する。
この本実施形態における変形例では、電池室110a、110bに電池パック90が装填されると、スイッチ87、88と同様に、スイッチ122、123はオンからオフに切り換り、これらのスイッチと並列に接続されたダイオード83、84はダイオードとして動作するようになる。このため、いずれか一方の電池室110a、110bに電池パック90が装填された場合には、ダイオード83、84はバイパス(短絡)状態となり、両方の電池室110a、110bに電池パック90が装填された場合には、ダイオード83、84はダイオードとして動作し、逆流電流を防止する。
以上、説明したように、本実施形態におけるバッテリホルダは、逆流防止用のダイオード83、84をバイパスするためのスイッチ87、88を設け、このスイッチ87、88は、電池室110a、110bに電池が装填された否かに応じてスイッチ状態が変わるようにしている。このため、電池が1つしか装填されず、逆流防止用のダイオード83、84が不要な場合には、逆流防止用ダイオードをバイパスすることができ、ダイオード83、84において発生する電圧降下を最小限にすることができる。
なお、本実施形態に係わるバッテリホルダ80は電池パック90が2個、装填可能であるが、3個以上でも構わない。この場合、電池パック90が1個しか装填されていない場合には、逆流防止用のダイオードをバイパスさせ、電池パック90が2個以上装填された場合には、逆流防止用のダイオードを動作させるようにバイパスを解除させるようにすればよい。また、ダイオード83、84の両端を直接、スイッチ87、88で短絡するように接続したが、これに限らず、実質的にダイオード83、84をバイパスするように接続してあれば構わない。
また、逆流防止用にPN接合またはショットキバリアタイプのダイオード83、84を設けたが、これに限らず、逆流防止機能を有する整流素子であればよく、例えば、トランジスタ、FET等を利用してもよい。
さらに、本実施形態においては、図4および図5に示されるように、挿入検出レバー115、121や、プッシュスイッチ122、123等の機械的機構によって、電池パック90の装填を検知し、これに連動するスイッチを設けていたが、これに限らず、電気的に連動するスイッチでも良く、さらに光電スイッチ等の電気的スイッチによって検出するようにしてもよい。
本発明の実施形態の説明にあたっては、カメラとしては、デジタル一眼レフカメラに適用した例を挙げたが、デジタルカメラとしては一眼レフタイプやコンパクトタイプのデジタルカメラ等のいずれでも良く、またこれらのデジタルカメラ以外にも、フィルムカメラ、ビデオカメラ等の携帯電子機器でもよく、また専用機に組み込まれるような撮像装置であってもよい。いずれにしても、カメラ等の撮影装置と組み合わせて使用するバッテリホルダや、バッテリホルダと組み合わせて使用しうるカメラ等の撮影装置であれば本発明を適用できる。
10・・・レンズ鏡筒、11・・・撮影光学系、12・・・絞り、13・・・レンズ駆動機構、14・・・絞り駆動機構、15・・・レンズ制御用マイクロコンピュータ(Lμcom)、20・・・カメラ本体、26・・・液晶モニタ、35・・・通信コネクタ、40・・・可動反射ミラー、41・・・ファインダ光学系、42・・・接眼レンズ、43・・・表示用撮像素子、44・・・測光回路、47・・・サブミラー、48・・・AFセンサユニット、50・・・シャッタ、51・・・撮像用撮像素子、53・・・AFセンサ駆動回路、54・・・ミラー駆動機構、55・・・シャッタチャージ機構、56・・・シャッタ制御回路、59・・・インターフェース回路、60・・・画像処理コントローラ、61・・・SDRAM、62・・・フラッシュROM、63・・・記録メディア、65・・・ボディ制御用マイクロコンピュータ(Bμcom)、67・・・不揮発性メモリ、68・・・動作表示用LCD、69・・・カメラ操作スイッチ、70・・・電源回路、75・・・接点群、80・・・バッテリホルダ、82a・・・接点群、82b・・・接点群、83・・・ダイオード、84・・・ダイオード、85・・・1Rスイッチ、86・・・2Rスイッチ、
87・・・スイッチ、88・・・スイッチ、90a・・・電池パック1、90b・・・電池パック2、91a・・・電池セル、91b・・・電池セル、92a・・・サーミスタ、92b・・・サーミスタ、96・・・プラス極端子、97・・・サーミスタ端子、98・・・マイナス極端子、100・・・接点支柱、101・・・接点面、102・・・接点面、103・・・接点面、105・・・三脚ネジ、106・・・三脚ネジダイアル、107・・・カバー、110a・・・電池室、110b・・・電池室、111・・・信号線、112・・・信号線、113・・・信号線、114・・・信号線、115・・・挿入検出レバー、121・・・挿入検出レバー、122・・・スイッチ、123・・・スイッチ、124・・・開口部、125・・・開口部
87・・・スイッチ、88・・・スイッチ、90a・・・電池パック1、90b・・・電池パック2、91a・・・電池セル、91b・・・電池セル、92a・・・サーミスタ、92b・・・サーミスタ、96・・・プラス極端子、97・・・サーミスタ端子、98・・・マイナス極端子、100・・・接点支柱、101・・・接点面、102・・・接点面、103・・・接点面、105・・・三脚ネジ、106・・・三脚ネジダイアル、107・・・カバー、110a・・・電池室、110b・・・電池室、111・・・信号線、112・・・信号線、113・・・信号線、114・・・信号線、115・・・挿入検出レバー、121・・・挿入検出レバー、122・・・スイッチ、123・・・スイッチ、124・・・開口部、125・・・開口部
Claims (6)
- 複数の電池を装填でき、カメラ本体の電池室に接続して上記電池から電源供給を行う取り外し可能なバッテリホルダにおいて、
第1の電池室に電池が装填されたらオフになり、電池が入っていない場合にはオンである第1のスイッチと、
第2の電池室に電池が装填されたオフになり、電池が入っていない場合にはオンである第2のスイッチと、
上記第1の電池室に装填された電池に逆電流が流れないように整流する第1の整流素子と、
上記第2の電池室に装填された電池に逆電流が流れないように整流する第2の整流素子と、
を備え、
上記第1のスイッチのオンで第2の整流素子をバイパスし、一方、上記第2のスイッチのオンで上記第1の整流素子をバイパスすることを特徴とするバッテリホルダ。 - 上記第1及び第2の整流素子は、ダイオードであることを特徴とする請求項1に記載のバッテリホルダ。
- 複数の電池を装填でき、カメラ本体の電池室に接続して上記電池から電源供給を行う取り外し可能なバッテリホルダにおいて、
第1の電池室における電池の装填状態に応じて変化する第1のスイッチと、
第2の電池室における電池の装填状態に応じて変化する第2のスイッチと、
上記第1の電池室に装填された電池に接続され逆電流防止用の第1の整流素子と、
上記第2の電池室に装填された電池に接続され逆電流防止用の第2の整流素子と、
を備え、
上記第1の電池室に上記電池が装填されていない場合に上記第1のスイッチにより上記第2の整流素子をバイパスし、一方、上記第2の電池室の上記電池が装填されていない場合に上記第2のスイッチにより上記第1の整流素子をバイパスすることを特徴とするバッテリホルダ。 - 上記第1のスイッチおよび上記第2のスイッチは、ノーマリオンタイプのスイッチであり、上記第1の電池室に装填された電池または上記第2の電池室に装填された電池によって、上記第1のスイッチおよび上記第2のスイッチはオフされることを特徴とするバッテリホルダ。
- 上記第1および第2の整流素子はダイオードで構成されていることを特徴とするバッテリホルダ。
- 第1及び第2の電池を並列接続で装填でき、カメラ本体の電池室に逆流防止用のダイオードを介して接続し、上記電池から電源供給を行う取り外し可能なバッテリホルダにおける電源供給方法であって、
上記第1および第2の電池のうち一方が装填されたことを検出した場合には、少なくとも装填された電池に接続された上記逆流防止用のダイオードをバイパスさせ、
上記第1及び第2の電池の両方が装填されたことを検出した場合には、上記逆流防止用のダイオードを動作させる、
ことを特徴とするバッテリホルダにおける電源供給方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007209141A JP2009042614A (ja) | 2007-08-10 | 2007-08-10 | カメラのバッテリホルダ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007209141A JP2009042614A (ja) | 2007-08-10 | 2007-08-10 | カメラのバッテリホルダ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009042614A true JP2009042614A (ja) | 2009-02-26 |
Family
ID=40443386
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2007209141A Pending JP2009042614A (ja) | 2007-08-10 | 2007-08-10 | カメラのバッテリホルダ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009042614A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014078340A (ja) * | 2012-10-09 | 2014-05-01 | Yokogawa Electric Corp | 電池収納構造及び防爆機器 |
-
2007
- 2007-08-10 JP JP2007209141A patent/JP2009042614A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2014078340A (ja) * | 2012-10-09 | 2014-05-01 | Yokogawa Electric Corp | 電池収納構造及び防爆機器 |
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