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JP2009032968A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

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岳人 壱岐村
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Toshiba Corp
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Abstract

【課題】LDMOSトランジスタと保護ダイオードの降伏電圧の差を常に一定とする半導体装置の構造及びその製造方法を提供する。
【解決手段】半導体基板1にはLDMOSが形成され、このLDMOSを静電破壊から保護するダイオードが作り込まれている。LDMOSのドレイン領域5はダイオードのカソード領域11として用いられ、LDMOSのバックゲート領域はダイオードのアノード領域14として用いられる。ダイオードのカソード領域11とLDMOSのドレイン領域5とは同じ工程で形成され、ダイオードのアノード14とLDMOSのバックゲート領域4とは同じ工程で形成される。ソース領域とドレイン領域とが半導体基板の横方向に並べられた横型MOSトランジスタと保護ダイオードとの降伏電圧の差を常に一定とすることができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、ソース領域とドレイン領域とが半導体基板の横方向に並べられた横型MOSFET(以下、LDMOSという)の構造及び製造方法に関するものである。
従来、パワー素子は数万から数十万の小さいLDMOSが並列に接続された構成となっている。そして、これらのLDMOSを同時に動作させることにより出力を得ている。このようなLDMOSにおいて、静電気放電;ESD(エレクトロ スタティック ディスチャージ;Electric Static Discharge )サージのように瞬間的に大電流が流れる場合、すべてのLDMOSが均一の電流を流すわけではないので一部のLDMOSに局所的に大電流が流れ、素子破壊が生じたり、素子に接続された配線が溶断されたりするという問題がある。このため、ESDサージ耐量の向上が要望され、高いESDサージ耐量が要望されている。
従来のLDMOSのESD保護として用いられるダイオードは、NPNトランジスタのエミッタ、ベース間をショートしアノードとした構造を用いることが一般的である。このような構造の場合、製造バラツキで保護ダイオードの降伏電圧が最も高く、LDMOSの降伏電圧が最も低くなった場合においても、LDMOSは保護ダイオードよりも高い降伏電圧となるように設計しなければならい。そのため、LDMOSは必然的に所望降伏電圧よりも相当に高い降伏電圧に設定することとなり、降伏電圧とトレードオフの関係にあるオン抵抗が大きくなるという問題があった。
特許文献1にはESDサージ耐量を向上できる半導体装置が開示されている。LDMOSにおいて、n+ 型ドレイン領域を囲むように、n型基板よりも高濃度に形成され、n+ 型ドレイン領域に近づくほど高濃度となるn型領域を配置する。さらに、n+ 型ソース領域に隣接配置されるp+ 型コンタクト領域がn+ 型ソース領域の下部まで入り込むようにし、n+ 型ソース領域、p型ベース領域及びn型基板によって形成される寄生トランジスタがオンし難くなるようにする。
特開2001−352070号公報
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、LDMOSと保護ダイオードの降伏電圧の差を常に一定とする半導体装置の構造及び製造方法を提供する。
本発明の半導体装置の一態様は、半導体基板と、前記半導体基板に形成されたLDMOSと、前記半導体基板に形成され、前記LDMOSを静電破壊から保護するダイオードとを具備し、前記ダイオードのカソードを構成するN型不純物拡散領域は、前記LDMOSのドレイン領域として用いられ、前記ダイオードのアノードを構成するP型不純物拡散領域は、前記LDMOSのバックゲート領域として用いられることを特徴としている。
本発明の半導体装置の製造方法の一態様は、半導体基板にLDMOSを形成する工程と、前記半導体基板に前記LDMOSを静電破壊から保護するダイオードを形成する工程を具備した半導体装置の製造方法において、前記ダイオードのカソードと前記LDMOSのドレイン領域とは同じ工程で形成され、前記ダイオードのアノードと前記LDMOSのバックゲート領域とは同じ工程で形成されることを特徴としている。
本発明は、このような構成により、ソース領域とドレイン領域とが半導体基板の横方向に並べられた横型MOSトランジスタ(LDMOS)と保護ダイオードとの降伏電圧の差を常に一定とすることができる。
以下、実施例を参照して発明の実施の形態を説明する。
まず、図1乃至図4を参照して実施例1を説明する。
図1は、実施例1の半導体基板に形成されたLDMOSを具備した半導体装置の平面図、図2は、図1のLDMOSが形成された半導体基板の部分断面図、図3は、保護ダイオードAが形成された図1の半導体基板の平面図、図4は、図3の保護ダイオードが形成された半導体基板の部分断面図である。
半導体装置を構成する半導体基板1には、P型もしくはN型シリコン基板を用いる。図2は、半導体基板1に形成されたNチャネルLDMOSを示している。半導体基板1のN型不純物拡散領域は、N型ソース領域3とN型ドレイン領域5である。N型ソース領域3は、P型チャネル領域6内に形成されている。N型ソース領域3の中央部分には、P型バックゲート領域(P型不純物拡散領域)4が形成されている。不純物拡散領域、ソース領域、ドレイン領域、チャネル領域、バックゲート領域等は、図面では不純物拡散層、ソース層、ドレイン層、チャネル層、バックゲート層と記載されているが、両者はそれぞれ同じである。
N型ソース領域3及びN型ドレイン領域5は、対向して配置されており、これらを跨ぐように、ゲート絶縁膜を介して、半導体基板1上に、例えば、ポリシリコン等から構成されたゲート7が設けられている。半導体基板1の表面にはゲート7を被覆するようにシリコン酸化膜などの層間絶縁膜10が形成されている。層間絶縁膜10にはコンタクトホールが形成され、コンタクトホールを介してN型ドレイン領域5に電気的に接続されたドレイン電極9が形成されている。ドレイン領域にドレイン電極を接合する際にはドレイン領域に高濃度のコンタクト領域を形成する。ドレイン領域自体が高濃度の場合にはこのコンタクト領域が不要である。また、N型ソース領域3とP型バックゲート領域4に電気的に接続されたソース電極8が絶縁膜10のコンタクトホール内に形成されている。
図4は、保護ダイオードを示している。半導体基板1には、N型カソード領域11及びP型チャネル領域6が形成され、P型チャネル領域6内にはP型アノード領域14が形成されている。半導体基板1上に、例えば、ポリシリコン等から構成されたゲート7がゲート絶縁膜を介して設けられている。半導体基板1の表面にはゲート7を被覆するようにシリコン酸化膜などの層間絶縁膜10が形成されている。層間絶縁膜10にはコンタクトホールが形成され、コンタクトホール内にP型アノード領域14に電気的に接続されたアノード電極15が形成されている。また、コンタクトホール内にN型カソード領域11に電気的に接続されたカソード電極16が形成されている。カソード領域にカソード電極を接合する際にはカソード領域に高濃度のコンタクト領域を形成する。カソード領域自体が高濃度の場合にはこのコンタクト領域は不要である。
N型カソード領域11を構成するN型不純物拡散領域は、LDMOSのN型ドレイン領域5と同時形成する。その時の濃度プロファイルは同じである。つまり、N型ドレイン領域5とN型カソード領域11とは同じN型不純物拡散領域から構成されている。P型アノード領域14を構成するP型不純物拡散領域は、LDMOSのP型バックゲート領域4と同時形成する。その時の濃度プロファイルは同じである。つまり、P型バックゲート領域4とP型アノード領域14とは同じP型不純物拡散領域から構成されている。
また、保護ダイオードは、P型アノード領域14とN型カソード領域11のPN接合箇所をLDMOSよりも低い降伏電圧となる位置に形成する。例えば、図3に示す、P型チャネル領域6の保護ダイオード領域A部分の幅L′をLDMOS領域部分の幅Lよりも大きくする(L′>L)。
この実施例ではアノード電極15とカソード電極16のピッチは、LDMOSのドレイン電極9とソース電極8のピッチと同じにしてある。このような構造とすることで、LDMOSと保護ダイオードの降伏電圧の差は常に一定となるため、従来の技術で必要であった保護ダイオードとLDMOSの工程バラツキによる降伏電圧の差を設計に考慮する必要がなくなり、LDMOSのオン抵抗増大を最小限に抑えることができる。さらに、P型アノード領域14であるP型不純物拡散領域は、NPNトランジスタのベース拡散よりも深い拡散であるため、ESD耐量が向上するという利点がある。また、電極のピッチが並列接続するLDMOSと同一であることから、LDMOSアレイの中に任意位置での配置が可能となり、ESD印加時に電流集中を起こす箇所に配置することで保護ダイオードの面積を最小限に抑制することができる。また、実施例に示す様に、LDMOSを構成する半導体チップの中に保護ダイオードを組込む構造であるので、保護ダイオードを外付けした従来の半導体チップに比べて、小型化が可能である。
次に、図5及び図6を参照して実施例2を説明する。
図5は、保護ダイオードBが形成された図1の半導体基板の平面図、図6は、保護ダイオードが形成された半導体基板の部分断面図である。
半導体装置を構成する半導体基板1には、P型又はN型シリコン基板を用いる。半導体基板1にはNチャネルLDMOSとその保護ダイオードが形成されている。半導体基板1には、N型不純物拡散領域であるN型ドレイン領域5及びN型ソース領域3、P型不純物拡散領域であるP型チャネル領域6及びP型バックゲートが形成されている。N型ソース領域3の中央部分には、P型バックゲート領域4が形成されている。N型ソース領域3及びN型ドレイン領域5は、対向配置されており、これらを跨ぐように、ゲート絶縁膜を介して、半導体基板1上に、例えば、ポリシリコン等から構成されたゲート7が設けられている。半導体基板1の表面にはゲート7を被覆するようにシリコン酸化膜などの層間絶縁膜10が形成されている。層間絶縁膜10にはコンタクトホールが形成され、コンタクトホール内にN型ドレイン領域5に電気的に接続されたドレイン電極9が形成されている。ドレイン領域にドレイン電極を接合する際にはドレイン領域に高濃度のコンタクト領域を形成する。ドレイン領域自体が高濃度の場合にはこのコンタクト領域が不要である。また、コンタクトホール内にN型ソース領域3とP型バックゲート領域4に電気的に接続されたソース電極8が形成されている。
図6は、半導体基板1に形成された保護ダイオードを示している。半導体基板1には、N型カソード領域21、P型アノード領域24、N型不純物拡散領域(N型層)27及びP型チャネル領域6が形成されている。半導体基板1上に、例えば、ポリシリコン等から構成されたゲート7がゲート絶縁膜を介して設けられている。半導体基板1の表面にはゲート7を被覆するようにシリコン酸化膜などの層間絶縁膜10が形成されている。層間絶縁膜10にはコンタクトホールが形成され、コンタクトホール内にP型アノード領域24に電気的に接続されたアノード電極25が形成されている。また、コンタクトホール内にN型カソード領域21に電気的に接続されたカソード電極26が形成されている。カソード領域にカソード電極を接合する際にはカソード領域に高濃度のコンタクト領域を形成する。カソード領域自体が高濃度の場合にはこのコンタクト領域は不要である。
N型カソード領域21は、LDMOSのN型ドレイン領域5と同時形成する。その時の濃度プロファイルは同じである。つまり、LDMOSのN型ドレイン領域5とN型カソード領域21とは同じN型不純物拡散領域から構成されている。P型アノード領域24を構成するP型不純物拡散領域は、LDMOSのP型バックゲート領域4と同時形成する。その時の濃度プロファイルは同じである。つまり、LDMOSのP型バックゲート領域4とP型アノード領域24とは同じP型不純物拡散領域から構成されている。また、N型不純物拡散領域(N型層)27は、LDMOSのN型ソース領域3と同時形成する。その時の濃度プロファイルは同じである。
この実施例では、ゲート7に重ならないようにアノード側にN型不純物拡散領域(N型層)27を追加する。アノード電極25は、このN型不純物拡散領域27にも電気的に接続されている。
また、保護ダイオードは、P型アノード領域24とN型カソード領域21のPN接合箇所をLDMOSよりも低い降伏電圧となる位置に形成する。アノード電極25とカソード電極26のピッチは、LDMOSのドレイン電極とソース電極のピッチと同じにしてある。このような構造とすることで、LDMOSと保護ダイオードの降伏電圧の差は常に一定となるため、従来の技術で必要であった保護ダイオードとLDMOSの工程バラツキによる降伏電圧の差を設計に考慮する必要がなくなり、LDMOSのオン抵抗増大を最小限に抑えることができる。さらにP型アノード領域24であるP型不純物拡散領域は、NPNトランジスタのベース拡散よりも深い拡散であるため、ESD耐量が向上するという利点がある。また、電極のピッチが並列接続するLDMOSと同一であることから、LDMOSアレイの中に任意位置での配置が可能となり、保護ダイオードをESD印加時に電流集中を起こす箇所に配置することで、その面積を最小限に抑制することができる。
ゲート電極に重ならないようにアノード側にN型不純物拡散領域を追加することにより、ESDが印加されると、スナップバックを起こし、寄生抵抗で電圧が上昇することを防止できるので、よりLDMOSが降伏し難い構造となる。
次に、図7及び図8を参照して実施例1を説明する。
図7は、保護ダイオードCが形成された図1の半導体基板の平面図、図8は、図7の保護ダイオードが形成された半導体基板の部分断面図である。
半導体装置を構成する半導体基板1には、例えば、P型又はN型シリコン基板を用いる。半導体基板1には、NチャネルLDMOS及びその保護ダイオードが形成されている。NチャネルLDMOSは、N型不純物拡散領域から構成されるN型ドレイン領域5及びN型ソース領域3を有している。N型ソース領域3の中央部分には、P型バックゲート領域(P型不純物拡散領域)4が形成されている。半導体基板1の表面にはシリコン酸化膜などの層間絶縁膜10が形成されている。層間絶縁膜10にはコンタクトホールが形成され、コンタクトホール内にドレイン領域に電気的に接続されたドレイン電極9が形成されている。また、コンタクトホール内にN型ソース領域3とP型バックゲート領域4に電気的に接続されたソース電極が形成されている。
図8は、保護ダイオードを示している。半導体基板1には、N型カソード領域31及びP型チャネル領域6が形成され、N型カソード領域31内にはN型コンタクト領域(図示しない)が形成され、P型チャネル領域6内にはP型アノード領域34が形成されている。半導体基板1の表面にはシリコン酸化膜などの層間絶縁膜10が形成されている。層間絶縁膜10にはコンタクトホールが形成され、コンタクトホール内にP型アノード領域34に電気的に接続されたアノード電極35が形成されている。また、コンタクトホール内にN型カソード領域6のコンタクト領域に電気的に接続されたカソード電極36が形成されている。カソード領域自体が高濃度の場合にはこのコンタクト領域は不要である。
N型カソード領域31を構成するN型不純物拡散領域は、LDMOSのN型ドレイン領域5と同時形成する。その時の濃度プロファイルは同じである。つまり、N型ドレイン領域5とN型カソード領域31とは同じN型不純物拡散領域から構成されている。P型アノード領域34を構成するP型不純物拡散領域は、LDMOSのP型バックゲート領域4と同時形成する。その時の濃度プロファイルは同じである。つまり、P型バックゲート領域4とP型アノード領域34とは同じP型不純物拡散領域から構成されている。
また、保護ダイオードは、P型アノード領域34とN型カソード領域31のPN接合箇所をLDMOSよりも低い降伏電圧となる位置に形成する。アノード電極35とカソード電極36のピッチは、LDMOSのドレイン電極とソース電極のピッチと同じにしてある。このような構造とすることで、LDMOSと保護ダイオードの降伏電圧の差は常に一定となるため、従来の技術で必要であった保護ダイオードとLDMOSの工程バラツキによる降伏電圧の差を設計に考慮する必要がなくなり、LDMOSのオン抵抗増大を最小限に抑えることができる。さらにP型アノード領域34であるP型不純物拡散領域は、NPNトランジスタのベース拡散よりも深い拡散であるため、ESD耐量が向上するという利点がある。また、電極のピッチが並列接続するLDMOSと同一であることから、LDMOSアレイの中に任意位置での配置が可能となり、ESD印加時に電流集中を起こす箇所に配置することで、保護ダイオードの面積を最小限に抑制することができる。
この実施例では、保護ダイオード領域にゲートが形成されていない。この場合、ESDが印可された場合、より深い接合部で降伏を起こすことから、更に耐量が大きくなる。
次に、図9及び図10を参照して実施例4を説明する。
図9は、保護ダイオードDが形成された半導体基板の平面図、図10は、図9の保護ダイオードが形成された半導体基板の部分断面図である。NチャネルLDMOSは、図1に示したとおりである。図10は、保護ダイオードを示している。半導体基板1には、N型カソード領域41及びP型チャネル領域6が形成され、N型カソード領域41内にはN型コンタクト領域(図示しない)が形成され、P型チャネル領域6内にはN型不純物拡散領域(N型層)47が形成されている。半導体基板1の表面にはシリコン酸化膜などの層間絶縁膜10が形成されている。層間絶縁膜10にはコンタクトホールが形成されコンタクトホール内にN型不純物拡散領域(N型層)47に電気的に接続されたアノード電極45が形成されている。また、コンタクトホール内にN型カソード領域6のコンタクト領域に電気的に接続されたカソード電極46が形成されている。カソード領域自体が高濃度の場合にはこのコンタクト領域は不要である。
N型カソード領域41を構成するN型不純物拡散領域は、LDMOSのN型ドレイン領域5と同時形成する。その時の濃度プロファイルは同じである。つまりN型ドレイン領域5とN型カソード領域31とは同じN型不純物拡散領域から構成されている。N型不純物拡散領域(N型層)47は、LDMOSのN型ソース領域3と同時形成する。その時の濃度プロファイルは同じである。
また、保護ダイオードは、アノード電極45とカソード電極46のピッチは、LDMOSのドレイン電極9とソース電極8のピッチと同じにしてある。このような構造とすることで、LDMOSと保護ダイオードの降伏電圧の差は常に一定となるため、従来の技術で必要であった保護ダイオードとLDMOSの工程バラツキによる降伏電圧の差を設計に考慮する必要がなくなり、LDMOSのオン抵抗増大を最小限に抑えることができる。
この実施例では、保護ダイオードは、アノード領域を無くし、代わりにN型不純物拡散領域(N型層)を形成する。この場合、寄生トランジスタ(NPN)のVceo と同じ動作を起こし、ブレークダウン後よりスナップバックするためにサージ印加時の出力を抑制することができる。即ち、LDMOSをブレークダウンさせずに保護ダイオードだけで電流を逃がすことができる。また、出力が小さいために発熱を抑えることができる。
実施例1の半導体基板に形成されたLDMOSを具備した半導体装置の平面図。 図1のLDMOSが形成された半導体基板の部分断面図。 保護ダイオードAが形成された図1の半導体基板の平面図。 図3の保護ダイオードが形成された半導体基板の部分断面図。 保護ダイオードBが形成された図1の半導体基板の平面図。 図5の保護ダイオードが形成された半導体基板の部分断面図。 保護ダイオードCが形成された図1の半導体基板の平面図。 図7の保護ダイオードが形成された半導体基板の部分断面図。 保護ダイオードDが形成された図1の半導体基板の平面図。 図9の保護ダイオードが形成された半導体基板の部分断面図。
符号の説明
1・・・半導体基板
3・・・N型ソース領域
4・・・P型バックゲート領域
5・・・N型ドレイン領域
6・・・P型チャネル領域
7・・・ゲート
8・・・ソース電極
9・・・ドレイン電極
10・・・層間絶縁膜
11、21、31、41・・・N型カソード領域
14、24、34・・・P型アノード領域
15、25、35、45・・・アノード電極
16、26、36、46・・・カソード電極
27、47・・・N型不純物拡散領域(N型層)

Claims (5)

  1. 半導体基板と、
    前記半導体基板に形成された横型MOSトランジスタと、
    前記半導体基板に形成され、前記横型MOSトランジスタを静電破壊から保護するダイオードとを具備し、
    前記保護ダイオードのカソードを構成するN型不純物拡散領域は、前記横型MOSトランジスタのドレイン領域として用いられ、前記保護ダイオードのアノードを構成するP型不純物拡散領域は、前記横型MOSトランジスタのバックゲート領域として用いられることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記保護ダイオードに形成されたカソード電極は、前記横型MOSトランジスタに形成されたドレイン電極として用いられることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記アノードと前記カソードとのPN接合箇所は、前記横型MOSトランジスタより低い降伏電圧となる位置に形成することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の半導体装置。
  4. 前記保護ダイオードは、前記アノード内に前記アノード電極に接するように形成されたN型不純物拡散領域を有し、前記N型不純物拡散領域は、前記横型MOSトランジスタの前記アノードとして用いられることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の半導体装置。
  5. 半導体基板に横型MOSトランジスタを形成する工程と、前記半導体基板に前記横型MOSトランジスタを静電破壊から保護するダイオードを形成する工程を具備した半導体装置の製造方法において、
    前記ダイオードのカソードと前記横型MOSトランジスタのドレイン領域とは同じ工程で形成され、前記ダイオードのアノードと前記横型MOSトランジスタのバックゲート領域とは同一工程で形成されることを特徴とする半導体装置の製造方法。
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