JP2009032730A - 半導体装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】上層配線と下層配線との間の絶縁耐圧を一定以上に維持しつつ、それ以外の部分の層間絶縁膜の膜厚を小さくすることができる、半導体装置を提供する。
【解決手段】半導体基板1上には、ソース配線10が形成されている。ソース配線10上には、第2層間絶縁膜12および第3層間絶縁膜14が積層されている。第3層間絶縁膜14上には、ドレイン配線15が形成されている。ドレイン配線15は、平面視でソース配線10と交差し、少なくともこの交差部分が第3層間絶縁膜14から浮いた状態で離間している。第3層間絶縁膜14とドレイン配線15との間には、隙間16が生じている。この隙間16には、低誘電率体17が設けられている。
【選択図】図1
【解決手段】半導体基板1上には、ソース配線10が形成されている。ソース配線10上には、第2層間絶縁膜12および第3層間絶縁膜14が積層されている。第3層間絶縁膜14上には、ドレイン配線15が形成されている。ドレイン配線15は、平面視でソース配線10と交差し、少なくともこの交差部分が第3層間絶縁膜14から浮いた状態で離間している。第3層間絶縁膜14とドレイン配線15との間には、隙間16が生じている。この隙間16には、低誘電率体17が設けられている。
【選択図】図1
Description
この発明は、多層配線構造を有する半導体装置に関する。
たとえば、電気機器の電源をコントロールするための半導体装置として、高耐圧素子と制御回路とを1つのチップに集積した、いわゆるインテリジェント・パワー・デバイスが知られている。
このインテリジェント・パワー・デバイスでは、半導体基板上に複数の配線層を積層した多層配線構造が採用されている。各配線層は、高耐圧素子のための配線層および制御回路のための配線層として共有される。そのため、各配線層を絶縁分離するための層間絶縁膜は、高耐圧素子の上層配線と下層配線との間で絶縁破壊が生じない膜厚に設定されている。
特開2000−200905号公報
このインテリジェント・パワー・デバイスでは、半導体基板上に複数の配線層を積層した多層配線構造が採用されている。各配線層は、高耐圧素子のための配線層および制御回路のための配線層として共有される。そのため、各配線層を絶縁分離するための層間絶縁膜は、高耐圧素子の上層配線と下層配線との間で絶縁破壊が生じない膜厚に設定されている。
最近、インテリジェント・パワー・デバイスにおいても、チップサイズの縮小の要求から、各素子の微細化が検討されている。素子の微細化に伴い、配線、配線と素子とを電気的に接続するためのコンタクトホール、および各配線間を電気的に接続するためのビアホールを微細化する必要が生じる。微細なコンタクトホールやビアホールを形成するためには、層間絶縁膜の膜厚を小さくしなければならない。
しかし、層間絶縁膜の膜厚を小さくすると、絶縁耐圧が小さくなるため、高耐圧素子の上層配線と下層配線との間で絶縁破壊を生じるおそれがある。また、層間絶縁膜の膜厚を小さくすると、上層配線と下層配線との間に生じる寄生容量が増大する。寄生容量の増大は、制御回路に含まれるCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)トランジスタにおいて問題となる。
寄生容量の増大を抑えるために、層間絶縁膜の材料として、一般的に用いられるSiO2(酸化シリコン)よりも誘電率の低いLow−k膜材料を用いることが考えられる。しかしながら、Low−k膜材料を用いると、層間絶縁膜の絶縁耐圧がさらに低下してしまう。
そこで、本発明の目的は、高電圧のかかる上層配線と下層配線との間の絶縁耐圧を一定以上に維持しつつ、それ以外の部分の層間絶縁膜の膜厚を小さくすることができる、半導体装置を提供することである。
そこで、本発明の目的は、高電圧のかかる上層配線と下層配線との間の絶縁耐圧を一定以上に維持しつつ、それ以外の部分の層間絶縁膜の膜厚を小さくすることができる、半導体装置を提供することである。
上記目的を達成するための請求項1記載の発明は、基板と、前記基板上に形成された下層配線と、前記下層配線上に積層された層間絶縁膜と、前記層間絶縁膜上に形成され、平面視で前記下層配線と交差し、少なくとも当該交差する部分が前記層間絶縁膜から浮いた状態で離間する上層配線と、前記層間絶縁膜と前記上層配線との間に形成される隙間を埋め尽くし、前記層間絶縁膜の材料以下の誘電率を有する材料からなる低誘電率体とを備える、半導体装置である。
この構成によれば、基板上には、下層配線が形成されている。下層配線上には、層間絶縁膜が積層されている。層間絶縁膜上には、上層配線が形成されている。上層配線は、平面視で下層配線と交差し、少なくともこの交差部分が層間絶縁膜から浮いた状態で離間している。そのため、層間絶縁膜と上層配線との間には、隙間が生じている。この隙間は、層間絶縁膜の材料以下の誘電率を有する材料からなる低誘電率体で埋め尽くされている。これにより、上層配線と下層配線との間での絶縁耐圧の向上を図ることができる。したがって、高電圧のかかる上層配線と下層配線との間での絶縁耐圧を一定以上に維持しつつ、それ以外の部分の層間絶縁膜の膜厚を小さくすることができる。層間絶縁膜の膜厚を小さくすることにより、層間絶縁膜に設けられるコンタクトホールやビアホールの微細化を図ることができる。その結果、この半導体装置が有する素子の微細化を図ることができる。
層間絶縁膜と低誘電率体とは、誘電率の等しい材料(たとえば、同じ材料)で構成してもよいし、層間絶縁膜の材料よりも誘電率の低い材料で低誘電率体を構成してもよい。たとえば、層間絶縁膜をSiO2で構成し、低誘電率体をLow−k膜材料(SiOC,SiOFなど)で構成すれば、十分な耐圧を確保することができる。
請求項2に記載の発明は、前記基板に作り込まれたDMOS(Double diffused Metal Oxide Semiconductor)トランジスタをさらに備え、前記下層配線は、前記DMOSトランジスタのソース領域と電気的に接続されるソース配線を含み、前記上層配線は、前記DMOSトランジスタのドレイン領域に電気的に接続されるドレイン配線であり、平面視で前記ソース配線と交差し、前記DMOSトランジスタのドリフト領域を横切って設けられており、前記ソース配線および前記ドリフト領域と対向する部分が前記層間絶縁膜から浮いた状態で離間している、請求項1に記載の半導体装置である。
請求項2に記載の発明は、前記基板に作り込まれたDMOS(Double diffused Metal Oxide Semiconductor)トランジスタをさらに備え、前記下層配線は、前記DMOSトランジスタのソース領域と電気的に接続されるソース配線を含み、前記上層配線は、前記DMOSトランジスタのドレイン領域に電気的に接続されるドレイン配線であり、平面視で前記ソース配線と交差し、前記DMOSトランジスタのドリフト領域を横切って設けられており、前記ソース配線および前記ドリフト領域と対向する部分が前記層間絶縁膜から浮いた状態で離間している、請求項1に記載の半導体装置である。
この構成によれば、ドレイン配線は、平面視でソース配線と交差し、また、DMOSトランジスタのドリフト領域を横切っている。ドレイン配線におけるソース配線と対向する部分(平面視でソース配線と交差する部分)およびドリフト領域を横切る部分は、層間絶縁膜から浮いた状態で離間しており、その隙間には低誘電率体が埋められている。ドレイン配線とソース配線との間に低誘電率体が介在されることにより、それらの間での絶縁耐圧を向上させることができる。これにより、ドレイン配線に高電圧(たとえば、100V以上)が印加され、ドレイン配線とソース配線との間に大きな電位差が生じたときに、ドレイン配線とソース配線との間で層間絶縁膜の絶縁破壊が生じるのを防止することができる。また、低誘電率体がドレイン配線とドリフト領域との間に介在されることにより、ドレイン配線に高電圧が印加されたときに、ドリフト領域に誘起される電荷の量を低減することができる。その結果、誘起された電荷に起因するDMOSトランジスタの耐圧の低下を防止することができる。
以下では、この発明の実施の形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る半導体装置の構造を模式的に示す断面図である。
半導体装置は、半導体基板1を備えている。この半導体基板1は、たとえば、Si(シリコン)からなる。
半導体基板1上には、N-型(低濃度N型)エピタキシャル層2が積層されている。N-型エピタキシャル層2には、その積層方向に貫通して、図示しない平面視矩形環状のディープトレンチが形成されている。このディープトレンチによって、ディープトレンチに囲まれる領域3は、その周囲から分離(素子分離)されている。そして、その領域3は、高耐圧DMOSトランジスタが形成されるトランジスタ形成領域とされている。
図1は、本発明の一実施形態に係る半導体装置の構造を模式的に示す断面図である。
半導体装置は、半導体基板1を備えている。この半導体基板1は、たとえば、Si(シリコン)からなる。
半導体基板1上には、N-型(低濃度N型)エピタキシャル層2が積層されている。N-型エピタキシャル層2には、その積層方向に貫通して、図示しない平面視矩形環状のディープトレンチが形成されている。このディープトレンチによって、ディープトレンチに囲まれる領域3は、その周囲から分離(素子分離)されている。そして、その領域3は、高耐圧DMOSトランジスタが形成されるトランジスタ形成領域とされている。
トランジスタ形成領域3において、N-型エピタキシャル層2の表層部には、P型ボディ拡散領域4とN+型(高濃度N型)ドレイン拡散領域5とが間隔を空けて形成されている。また、P型ボディ拡散領域4の表層部には、N+型ソース領域6が形成されている。 N-型エピタキシャル層2の表層部において、P型ボディ拡散領域4とディープトレンチとの間、およびP型ボディ拡散領域4とN+型ドレイン拡散領域5との間には、LOCOS7が形成されている。さらに、N-型エピタキシャル層2上には、ポリシリコンからなるゲート電極8が形成されている。このゲート電極8は、その一端が、P型ボディ拡散領域4とN+型ドレイン拡散領域5との間に配置されたLOCOS7に乗り上げ、他端が、P型ボディ拡散領域4上に配置されている。ゲート電極8とP型ボディ拡散領域4との間には、ゲート絶縁膜29が介在されている。
N-型エピタキシャル層2およびゲート電極8には、SiO2からなる第1層間絶縁膜9が形成されている。第1層間絶縁膜9上には、第1配線層21が形成されている。この第1配線層21は、Al(アルミニウム)−Cu(銅)合金(以下、「AlCu」という。)からなる下層配線としてのソース配線10とAlCuからなる第1ドレインパッド11aとAlCuからなるゲートパッド31を有している。
第1層間絶縁膜9には、第1ドレインパッド11aとN+型ドレイン拡散領域5とが対向する部分において、コンタクトホール18aが貫通形成されている。コンタクトホール18aには、W(タングステン)からなるコンタクトプラグ19aが埋設されている。これにより、第1ドレインパッド11aとN+型ドレイン拡散領域5とが電気的に接続されている。また、第1層間絶縁膜9には、ソース配線10とN+型ソース領域6とが対向する部分において、コンタクトホール18bが貫通形成されている。コンタクトホール18bには、Wからなるコンタクトプラグ19bが埋設されている。これにより、ソース配線10とN+型ソース領域6とが電気的に接続されている。さらに、第1層間絶縁膜9には、ゲートパッド31とゲート電極8とが対向する部分において、ビアホール18cが貫通形成されている。ビアホール18cには、Wからなるビア19cが埋設されている。これにより、ゲートパッド31とゲート電極8とが電気的に接続されている。
第1配線層21上には、SiO2からなる第2層間絶縁膜12が形成されている。ソース配線10、第1ドレインパッド11aおよびゲートパッド31は、この第2層間絶縁膜12によって被覆されている。第2層間絶縁膜12上には、第2配線層22が形成されている。第2配線層22は、AlCuからなるゲート配線13とAlCuからなる第2ドレインパッド11bとを有している。
第2層間絶縁膜12には、第2ドレインパッド11bと第1ドレインパッド11aとが対向する部分において、ビアホール18dが貫通形成されている。ビアホール18dには、Wからなるビア19dが埋設されている。これにより、第2ドレインパッド11bと第1ドレインパッド11aとが電気的に接続されている。また、第2層間絶縁膜12には、ゲート配線13とゲートパッド31とが対向する部分において、ビアホール18eが貫通形成されている。ビアホール18eには、Wからなるビア19eが埋設されている。これにより、ゲート配線13とゲートパッド31とが電気的に接続されている。
第2配線層22上には、SiO2からなる第3層間絶縁膜14が形成されている。ゲート配線13および第2ドレインパッド11bは、この第3層間絶縁膜14によって被覆されている。第3層間絶縁膜14上には、第3配線層23が形成されている。第3配線層23は、AlCuからなる上層配線としてのドレイン配線15を有している。ドレイン配線15は、平面視でソース配線10と交差し、P型ボディ拡散領域4とN+型ドレイン拡散領域5との間のドリフト領域30を横切り、第2ドレインパッド11bの上方まで延びている。そして、このドレイン配線15は、ソース配線10と対向する部分(後述する所定部分Bと平面視で交差する部分)が、第3層間絶縁膜14から盛り上がったブリッジ状に形成されている。このブリッジ状に形成された部分(以下、「ブリッジ部分」という。)24と第3層間絶縁膜14との間に形成される隙間16には、Low−k膜材料であるSiOC(炭素が添加された酸化シリコン)からなる低誘電率体17が設けられている。低誘電率体17は、上面の角部が丸まった断面略台形状をなしている。
また、第3層間絶縁膜14には、ドレイン配線15と第2ドレインパッド11bとが対向する部分において、ビアホール18fが貫通形成されている。ビアホール18fには、Wからなるビア19fが埋設されている。これにより、ドレイン配線15と第2ドレインパッド11bとが電気的に接続されている。
ここで、ソース配線10は、接地された配線である。一方、ドレイン配線15は、高電圧(たとえば、100V以上)が印加される配線である。したがって、ソース配線10とドレイン配線15との間には、ドレイン配線15への高電圧の印加時に、その高電圧と等しい電位差が生じる。
ここで、ソース配線10は、接地された配線である。一方、ドレイン配線15は、高電圧(たとえば、100V以上)が印加される配線である。したがって、ソース配線10とドレイン配線15との間には、ドレイン配線15への高電圧の印加時に、その高電圧と等しい電位差が生じる。
図2は、ソース配線10、ドレイン配線15および低誘電率体17の配置を図解的に示す平面図である。
ソース配線10およびドレイン配線15は、それぞれ平面視で互いに交差する部分を有している。すなわち、ドレイン配線15は、ソース配線10における所定部分B(図中にハッチングを付して示す部分)の上方において、所定方向(ソース配線10の延伸方向Cと交差する方向)Aに延び、平面視でその所定部分Bと交差している。
ソース配線10およびドレイン配線15は、それぞれ平面視で互いに交差する部分を有している。すなわち、ドレイン配線15は、ソース配線10における所定部分B(図中にハッチングを付して示す部分)の上方において、所定方向(ソース配線10の延伸方向Cと交差する方向)Aに延び、平面視でその所定部分Bと交差している。
低誘電率体17は、ソース配線10とドレイン配線15との間において、平面視で所定部分Bを含む領域25に形成されている。この低誘電率体17上をドレイン配線15が引き回されることにより、ドレイン配線15は、第3層間絶縁膜14から浮き上がった状態に離間するブリッジ部分24を有している。
図3A〜3Cは、低誘電率体17の形成方法を説明するための模式的な断面図である。
図3A〜3Cは、低誘電率体17の形成方法を説明するための模式的な断面図である。
まず、CVD(Chemical Vapor Deposition:化学的気相成長)法により、図3Aに示すように、第3層間絶縁膜14上に、絶縁材料20が形成される。
次に、フォトリソグラフィ工程およびエッチング工程により、絶縁材料20が選択的に除去される。これにより、図3Bに示すように、第3層間絶縁膜14上に、第3層間絶縁膜14を介してソース配線10と対向する、低誘電率体17が形成される。
次に、フォトリソグラフィ工程およびエッチング工程により、絶縁材料20が選択的に除去される。これにより、図3Bに示すように、第3層間絶縁膜14上に、第3層間絶縁膜14を介してソース配線10と対向する、低誘電率体17が形成される。
次いで、スパッタ法により、第3層間絶縁膜14および低誘電率体17上に、金属膜(図示せず)が形成される。その後、フォトリソグラフィ工程およびエッチング工程により、金属膜が選択的に除去される。これにより、図3Cに示すように、第3層間絶縁膜14および低誘電率体17上に、低誘電率体17を介してソース配線10と対向する部分を有するドレイン配線15が形成される。
以上のように、半導体基板1上には、ソース配線10が形成されている。ソース配線10上には、第2層間絶縁膜12および第3層間絶縁膜14が積層されている。第3層間絶縁膜14上には、ドレイン配線15が形成されている。ドレイン配線15は、平面視でソース配線10と交差し、少なくともこの交差部分が第3層間絶縁膜14から浮いた状態で離間している。そのため、第3層間絶縁膜14とドレイン配線15との間には、隙間16が生じている。この隙間16には、低誘電率体17が設けられている。これにより、ソース配線10とドレイン配線15との間での絶縁耐圧の向上を図ることができる。したがって、ソース配線10とドレイン配線15との間での絶縁耐圧を一定以上に維持しつつ、各層間絶縁膜9,12,14の膜厚を小さくすることができる。各層間絶縁膜9,12,14の膜厚を小さくすることにより、各層間絶縁膜9,12,14に設けられるコンタクトホール18a,18bやビアホール18c,18d,18e,18fの微細化を図ることができる。そのため、この半導体装置が有する素子の微細化を図ることができる。
また、低誘電率体17は、上面の角部が丸まった断面略台形状をなしている。したがって、ドレイン配線15は、低誘電率体17上に乗り上げるブリッジ部分24で急峻な傾斜を有しておらず、ほぼ一定の膜厚に形成されている。よって、配線の部分的な薄化による断線の発生を防止することができ、信頼性の高いドレイン配線15を得ることができる。
以上、本発明の一実施形態を説明したが、本発明は、他の形態で実施することもできる。
以上、本発明の一実施形態を説明したが、本発明は、他の形態で実施することもできる。
たとえば、図4に示すように、ドレイン配線15において、ソース配線10およびドリフト領域30と対向する部分が、第3層間絶縁膜14から浮いた状態で離間するブリッジ部分24とされ、このブリッジ部分24と第3層間絶縁膜14との間に低誘電率体17が設けられていてもよい。
低誘電率体17がドレイン配線15とソース配線10との間に介在されることにより、それらの間での絶縁耐圧を向上させることができる。これにより、ドレイン配線15に高電圧(たとえば、100V以上)が印加され、ドレイン配線15とソース配線10との間に大きな電位差が生じたときに、ドレイン配線15とソース配線10との間で各層間絶縁膜12,14の絶縁破壊が生じるのを防止することができる。また、低誘電率体17がドレイン配線15とドリフト領域30との間に介在されることにより、ドレイン配線15に高電圧が印加されたときに、ドリフト領域30に誘起される電荷の量を低減することができる。その結果、誘起された電荷に起因するDMOSトランジスタの耐圧の低下を防止することができる。
低誘電率体17がドレイン配線15とソース配線10との間に介在されることにより、それらの間での絶縁耐圧を向上させることができる。これにより、ドレイン配線15に高電圧(たとえば、100V以上)が印加され、ドレイン配線15とソース配線10との間に大きな電位差が生じたときに、ドレイン配線15とソース配線10との間で各層間絶縁膜12,14の絶縁破壊が生じるのを防止することができる。また、低誘電率体17がドレイン配線15とドリフト領域30との間に介在されることにより、ドレイン配線15に高電圧が印加されたときに、ドリフト領域30に誘起される電荷の量を低減することができる。その結果、誘起された電荷に起因するDMOSトランジスタの耐圧の低下を防止することができる。
また、上記の実施形態では、ソース配線10、第1ドレインパッド11a,第2ドレインパッド11b、ゲートパッド31、ゲート配線13およびドレイン配線15の材料として、AlCuを例示したが、これらは、他の導電性材料で形成されていてもよい。他の導電性材料としては、たとえば、Cuなどを例示することができる。また、ドレイン配線15は、第3層間絶縁膜14上にTi(チタン)層、Pt(白金)層およびAu(金)層をこの順で積層して形成されていることが好ましい。この場合、ドレイン配線15を保護するための保護膜を不要にすることができる。
また、上記の実施形態では、第1層間絶縁膜9、第2層間絶縁膜12および第3層間絶縁膜14の材料として、SiO2を例示したが、これらは、Low−k膜材料で形成されていてもよい。Low−k膜材料としては、たとえば、SiOC、SiOF(フッ素が添加された酸化シリコン)などを例示することができる。
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
5 N+型ドレイン拡散領域(ドレイン領域)
6 N+型ソース領域(ソース領域)
10 ソース配線(下層配線)
12 第2層間絶縁膜(層間絶縁膜)
14 第3層間絶縁膜(層間絶縁膜)
15 ドレイン配線(上層配線)
16 隙間
17 低誘電率体
6 N+型ソース領域(ソース領域)
10 ソース配線(下層配線)
12 第2層間絶縁膜(層間絶縁膜)
14 第3層間絶縁膜(層間絶縁膜)
15 ドレイン配線(上層配線)
16 隙間
17 低誘電率体
Claims (2)
- 基板と、
前記基板上に形成された下層配線と、
前記下層配線上に積層された層間絶縁膜と、
前記層間絶縁膜上に形成され、平面視で前記下層配線と交差し、少なくとも当該交差する部分が前記層間絶縁膜から浮いた状態で離間する上層配線と、
前記層間絶縁膜と前記上層配線との間に形成される隙間を埋め尽くし、前記層間絶縁膜の材料以下の誘電率を有する材料からなる低誘電率体とを備える、半導体装置。 - 前記基板に作り込まれたDMOSトランジスタをさらに備え、
前記下層配線は、前記DMOSトランジスタのソース領域と電気的に接続されるソース配線を含み、
前記上層配線は、前記DMOSトランジスタのドレイン領域に電気的に接続されるドレイン配線であり、平面視で前記ソース配線と交差し、前記DMOSトランジスタのドリフト領域を横切って設けられ、前記ソース配線および前記ドリフト領域と対向する部分が前記層間絶縁膜から浮いた状態で離間している、請求項1に記載の半導体装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007192207A JP2009032730A (ja) | 2007-07-24 | 2007-07-24 | 半導体装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007192207A JP2009032730A (ja) | 2007-07-24 | 2007-07-24 | 半導体装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009032730A true JP2009032730A (ja) | 2009-02-12 |
Family
ID=40402978
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007192207A Pending JP2009032730A (ja) | 2007-07-24 | 2007-07-24 | 半導体装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2009032730A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010093046A1 (ja) | 2009-02-16 | 2010-08-19 | 矢崎総業株式会社 | 同軸ケーブル用コネクタ |
-
2007
- 2007-07-24 JP JP2007192207A patent/JP2009032730A/ja active Pending
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WO2010093046A1 (ja) | 2009-02-16 | 2010-08-19 | 矢崎総業株式会社 | 同軸ケーブル用コネクタ |
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