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JP2009027945A - 内面が親水化された袋状容器の製造方法 - Google Patents

内面が親水化された袋状容器の製造方法 Download PDF

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孝夫 吉田
Takashi Morimura
孝史 森村
Kenji Sakai
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Abstract

【課題】接着性細胞の培養に使用した時に、培養中の細胞が細菌に汚染される機会が少なく、培養性能が良好で且つばらつきが少なく、経時的にも安定していて、取扱い易く、容易に培養状態が観察できる培養容器の製造方法を提供する。
【解決手段】易親水化樹脂面7を有する第1の容器壁3を形成する工程と、易親水化樹脂面の一部をマスクしてから親水化処理する工程と、第1の容器壁と柔軟性並びに酸素および二酸化炭素の透過性を有する第2の容器壁4とを、前記第1の容器壁と前記第2の容器壁との間に形成された空間に連通するポート5を挿入後、親水化されていない部分を熱接着して、周縁が密封された袋状容器を製造する。
【選択図】図2

Description

本発明は、細胞を刺激、分化、誘導、変異、または、増殖(以降、これらを総称して培養という)するのに好適な細胞培養容器の製造方法に関し、さらに詳しくは、接着性細胞を培養するのに適した内面が親水化された袋状容器の製造方法に関する。
従来より、プラスチックの内面を親水化することにより、接着性細胞の培養ができることが知られている。実験室レベルでの培養、例えば、研究目的の培養、検査目的の培養、評価目的の培養の何れにおいても、内面が親水化されたシャーレ、フラスコ等(以降、シャーレ等という)が使用されてきた。さらに、近年、細胞医療の発展もあって、治療目的の培養も頻繁に行われるようになってきたが、これに使用される培養用容器も、ほとんどの場合において、実験室レベルの試験と同じように内面が親水化されたシャーレ等が、そのまま使用されているのが現状である。
これらの治療目的の培養には、例えば、患者の角膜細胞の培養、皮膚細胞の培養、軟骨細胞の培養等があり、患者の細胞を培養・増殖し、膜状、または、板状に再生して患者に移植するものがある。
また、患者から採取した血球系細胞、例えば、T細胞、NK細胞、樹状細胞等を培養し、すなわち、細胞を活性化、誘導、または、変異させ、さらには、増殖させてから、患者の体内に戻し、抗ウィルス治療、抗がん治療等を行うものもある。
このように、培養細胞等を医療目的に使用する場合、特に、培養によって得られた細胞、蛋白質、その他の成分を体内に戻すような場合には、その工程に使用される培養用の容器は、培養性能が良く、容易に培養状態が観察でき、培養中の細胞が細菌に汚染される機会が少なく、取扱い易いものでなければならない。すなわち、無菌操作性が良いものでなければならない。
ところが、一般に使用されているシャーレ等は、無菌操作性が良いものとは言えない。
例えば、細胞培養においては、培養開始時に、培地、培養細胞、添加物等を容器内に導入する操作と、終了時に、培養細胞や細胞が合成したタンパク質等の収穫物を取り出す操作が必ず必要であり、さらに、培養期間中においても、培地や添加物等を補充する操作を繰り返し行う必要がある場合が多いが、シャーレ等では、通常、この作業を、蓋を開けて開口部を大気中に開放したまま、ピペット等で繰り返し行わなければならないので、開口部から細菌が進入する機会が頻繁に生じることになる。このような操作を必要とする容器は、細菌汚染の危険性の高い容器と言わざるを得ない。
通常、この操作は、無菌室や無菌ブース内で行われるので、汚染される危険性は少ないとはいうものの、無菌室や無菌ブース内といわれる空間は、管理により、空間の単位体積あたりの菌数を一定数以下に抑えているだけであって、無菌室や無菌ブース内の空間に細菌等が存在しないわけではなく、開口部が開放されている時間が長ければ長いほど、開放時の操作が複雑になればなるほど、汚染される危険性が増すことになる。
実際にも、培養操作中に細菌に汚染されてしまうケースも多く報告されており、特に、培養経験の少ない未熟な作業者、緻密な作業が苦手な作業者等に発生する頻度が高く、作業者を選んで作業にあたらせなければならないことも多い。
さらに、シャーレ等を使用する培養システムにおいては、単に、シャーレ等の取扱いだけでなく、これらの容器を使うシステム全体の無菌操作性をも悪くしていると考えられる。
すなわち、シャーレ等を使用して培養を行う場合、培養容器の取扱いだけでなく、培養用具、例えば、ピペット等の取扱いについても、熟練が要求されることになる。
作業者に熟練が要求されることは、熟練者からみれば問題ない作業であっても、その操作が煩雑で、操作ミスが発生しやすく、その操作ミスが大きなリスクに繋がることを意味するものであり、その操作性が改善されるべきものであることは明らかである。
また、通気性の無菌フィルターを備えたフラスコに、前もってチューブまたは連結用アダプターを接続しておき、これをよりサイトカイン等の追加、培地の追加、他の容器への移し変え等を行うことによって、無菌操作性を向上させようとする試みもある。
しかし、フラスコは、空の容器であっても培養時の容積と変わらないばかりか、培養時の容積も、必要とする培地の容積よりも2倍またはそれ以上大きい容積のフラスコを使用せざるを得ない場合も多い。さらに、フラスコは、前記の理由に加え、構造を維持するために容器壁に強度を持たせる必要があり、容器壁の肉厚を厚くせざるを得ないので、重量も大きくなり、特に、複数の容器を連結するような場合には、連結操作性が悪く、トータル的な閉鎖システムを構築することが困難であった。
ここで閉鎖システムとは無菌的な閉鎖系をいい、内容物が、無菌的に製造された複数の容器間を、汚染された外気に晒されることなく、すなわち、無菌的に移動し、必要な処理が行われることを言う。
さらに、通気性フィルターは、その表面が培地で覆われてしまった場合には、通気性が著しく低下してしまうので、培地がフィルター表面に触れないように注意して取り扱う必要があった。
また、培養容器をフラスコではなく、容器内への内容液の充填・排出用として、ポート及びポートに連結するチューブを設けた袋状の容器に替えて、前記問題点を改善しようとする試みも行われている。
例えば、ガス透過性の良い容器壁を有する袋状容器の中で細胞を培養し、細胞の成育に必要な酸素の供給と、細胞の代謝産物の一つである二酸化炭素の排出を、容器壁を介して行おうとするものである。
袋状の容器は、内容液の量によって内容積が変わるので、容器内の空気を排出したり、容器内に空気を供給することなく、付属のチューブから内容液を充填・排出することができ、すなわち、排気用または給気用の無菌フィルターなしに、ポートに連結するチューブから無菌的に培地の充填、排出ができ、さらに、空容器の占める容積は、必要培地量に比べて、著しく少なくて済み、培養時の容積についても、必要培地量より若干容積が大きくなる程度で済むので、フラスコにおける前記問題点は改善される。
ところが、単に、ガス透過性の良い袋状容器だけでは、浮遊性の細胞については、良好な結果が得られるものの、接着性細胞については、新たに、例えば、以下のような不具合が生じてしまう。
袋状容器の容器壁に、酸素および二酸化炭素のような非極性分子からなるガスの透過性を期待すると、通常、それらの気体の溶解性の高い非極性高分子からなる素材を選定せざるを得ないので、自ずと、その表面は、疎水性表面にならざるを得ない。
これに対し、接着性細胞は、足場依存性細胞であり、足場が確保できないと増殖できないばかりか、細胞死に至り、培養することができない場合が多いが、この接着性細胞の足場となる表面は、通常、親水性の表面であり、単に、ガス透過性だけを改善したこれまで袋状容器では、一般に、接着性細胞の増殖は期待できないものであった。
上記袋状容器の問題点を解決すべく、前記袋状容器の容器壁をガス透過性を有する樹脂で作製し、且つ、バッグ内面すなわち容器壁の細胞が封入される側の面にコロナ放電処理を施して、バッグ内面を親水化することによって、細胞の付着性を向上させた培養バッグが特許文献1、2に記載されている。
特開平03−160984 特開平06−98756
ところが、これらの培養バッグは、何れもコロナ放電処理によりバッグの内面を親水化しようとするものであるが、特許文献3に記載されているように、コロナ放電処理は、経時劣化が著しいため、細胞の成育・増殖性に安定したデータが得難く、また、一旦成型物に付着した細胞が成育途中で剥落する等の欠点を有していた。
特開昭57−146568
すなわち、これらの欠点は、親水化処理が容易に且つ安定して得られる素材と構成の選定、および、それに適した親水化処理方法すなわち加工方法の選定、また、ガス透過性または柔軟性を考慮した素材と構成の選定、それら全体の組合せすなわち製品構成の選定、さらには、その製品構成を作り上げるための製造方法が最適化されていないところに生じた欠点であった。
本発明が解決しようとする課題は、接着性細胞の培養に使用した時に、培養中の細胞が細菌に汚染される機会が少なく、培養性能が良好で且つばらつきが少なく、同性能が経時的にも安定しており、取扱い易く、さらに望ましくは、容易に培養状態が観察できる内面が親水化された袋状容器の製造方法を提供することにある。
例えば、接着性細胞の培養に使用した場合に、無菌操作が容易で、トータル的な閉鎖システムの構築が容易で、バッグ内面が接着細胞の足場になる表面性能を安定して有し、且つ、その性能が保管中および培養中の経時的な劣化が少なく、さらに望ましくは、倒立顕微鏡による培養細胞等の観察が容易な内面が親水化された袋状容器の製造方法を提供することにある。
さらに詳しく述べると、容器壁が、細胞培養に必要な酸素及び二酸化炭素の外界とのガス交換が可能なガス透過性を有し、容器内からの空気を排出または容器内への空気の供給を伴なわずに、付属のチューブから内容液を充填・排出することが可能で、バッグ内面が経時的にも安定した親水性を有し、少なくとも親水化された側の容器壁が透明で、倒立顕微鏡下で細胞の状態を容易に観察できる内面が親水化された袋状容器の製造方法を提供することにある。
すなわち、前記性能を有する内面が親水化された袋状容器を製造するために必要な、親水化処理が容易に且つ安定して得られる素材とその構成の選定、および、それに適した親水化処理方法すなわち加工方法の選定、また、ガス透過性または柔軟性を考慮した素材とその構成の選定、それら全体の組合せすなわち製品構成の選定、それらの最適な製造手順等からなる製造方法を提供することにある。
請求項1に記載の発明は、周縁が密封された対面する第1の容器壁及び第2の容器壁と、前記第1の容器壁と前記第2の容器壁との間に形成された空間に連通するポートとを備え、
前記第1の容器壁の細胞が封入される側の面の一部または全部が親水化処理された袋状容器の製造方法において、
前記第1の容器壁を構成する第一のシートの細胞が封入される側の面の一部又は全部を易親水化樹脂層で形成する工程と、
前記第一のシートの細胞が封入される側の面の一部をマスクする工程と、
前記第一のシートの細胞が封入される側の面の、前記マスクをした部分以外の一部又は全部を、高エネルギーを有する電磁波または粒子線を照射し、又は、高エネルギーを有するプラズマに接触させる工程と、
前記第一のシートの細胞が封入される側の面に、第2の容器壁を構成する第二のシートを重ね合わせる工程と、
前記第一のシートと前記第二のシートを、前記周縁で接着して周縁を密封する工程とを含むことを特徴とする。
すなわち、第一のシートの易親水化樹脂面は、高エネルギーを有する電磁波または粒子線を照射し、又は、高エネルギーを有するプラズマに接触させることにより、容易に、親水化することが可能だが、表面が架橋してしまうためか、第二のシートと例えば熱接着する段階で十分な接着強度が得られなくなると言う問題点があり、周縁シール部等を予めマスクして親水化されないようにしてから、高エネルギーを有する電磁波または粒子線を照射し、又は、高エネルギーを有するプラズマに接触させることで、内面が親水化された袋状容器が製造できるものである。
ここで、易親水化樹脂とは、高エネルギーを有する電磁波または粒子線を照射し、又は、高エネルギーを有するプラズマに接触させることにより、例えば、紫外線照射処理、コロナ放電処理、プラズマ放電処理等の親水化処理において、親水化され易く、且つ、その安定性が得られ易い樹脂をいい、硬質の樹脂が多く、例えば、シクロオレフィン樹脂、スチレン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリメチルメタクリル樹脂等が挙げられる。
ここでいうプラズマ放電処理とは、真空放電中のプラズマに被処理物を接触させる狭義のプラズマ放電処理をいう。
なお、本内面が親水化された袋状容器は、培養時には、通常、前記第1の容器壁を下にして、すなわち、親水化された面が下に来るようにして使用される。
また、上記の接着は、熱接着が好ましい。ここで、熱接着とは、加熱する手段の如何を問わず、また、接着面の双方が溶け合っているか否かを問わず、熱を与えることによって接着面が一体化し、通常の使用状態の範囲内では容易に離れない状態になることをいい、接着面の少なくとも一方が溶融して一体化する溶着も含むものである。また、加熱する手段としては、例えば、超音波を用いるものも含まれる。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載する構成に加え、前記第一のシートに、少なくとも一方の面に易親水化樹脂層を配し、他の樹脂層の少なくとも一層に柔軟性樹脂層を配した多層シートを用い、さらに、前記第二のシートに柔軟性を有し、且つ、酸素透過性を有するシートを用いたことを特徴とする。
すなわち、袋状容器としての充填性能、排出性能を有するためには、第二のシートはもちろんのこと、前記第一のシートも柔軟性を有することが好ましいが、一般に、易親水化樹脂は硬質樹脂の場合が多く、易親水化樹脂のみでは、強度と柔軟性の両方の性能を満足するシートは得られず、前記第一のシートを柔軟性樹脂層と易親水化樹脂層からなる多層シートにすることによって、強度と柔軟性の両方の性能を満足するシートが得られる。
また、本発明の内面が親水化された袋状容器は、容器壁を介して外界から酸素が供給される必要があり、少なくとも、第二のシートは、前記柔軟性だけではなく、酸素透過性があることが好ましい。尚、一般的に酸素透過性を具備すれば、二酸化炭素透過性を具備していると言える。
ここで、袋状容器としての充填性能、排出性能とは、容器内からの空気を排出または容器内への空気の供給を伴なわずに、付属のチューブから内容液を充填・排出することが可能であることを意味する。
この性能は、さらに、前記第1の容器壁および/または前記第2の容器壁が酸素および二酸化炭素の透過性を有することによって、密封したまま、細胞の培養が可能となるので、結果として、無菌操作が容易で、トータル的な閉鎖システムの構築が容易な細胞培養用袋状容器が得られることに繋がる。
また、ここで柔軟性とは、空気の出入り無しに内容液が容器内に流入または流出できる程度に変形して容積を確保する容器壁の追従性をいう。この追従性は、単に、容器壁を形成する材料の物理的数値によって決まるのではなく、容器形態、容器内に存在する空気量等によっても変わるので、一概に、容器壁を形成する材料の物理的数値で制限することは適切ではない。
本発明の用途を考慮すれば、本発明の容器の柔軟性は、内溶液が落差程度の圧力、例えば、50cm水柱程度の圧力で、必要量の内容液が、ほぼ全て流入または流出する程度の柔軟性を有すれば良い。
さらに、具体的に言えば、例えば、5000Paで容器内を吸引した時に対面する容器壁が密着するような容器においては、5000Paの圧力をかけた時に、対面する容器壁間が、対面する周縁シール間の2分の1以上になる程度に柔軟性を有すれば良い。
なお、前記の定義に従えば、二つの容器壁が何れも柔軟性を有する必要はなく、容器形態によっては、二つの容器壁のうち、何れか一方の容器壁が柔軟性を有すれば良い。
ここで、前記多層シートの柔軟性を有する樹脂層を形成する樹脂としては、例えば、低密度ポリエチレン樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリプロピレン樹脂、エチレン−プロピレン共重合樹脂、ポリブタジエン樹脂、スチレン−ブタジエン共重合樹脂及びそれらの水素添加樹脂、ポリウレタン樹脂等、及び、それらの樹脂の混合物が挙げられる。
低密度ポリエチレンとしては、一般の低密度ポリエチレンはもちろんのこと直鎖状低密度ポリエチレン樹脂、メタロセン触媒系低密度ポリエチレン樹脂が含まれる。
また、ポリプロピレン樹脂には、ステレオブロックポリプロピレン樹脂及びポリプロピレン樹脂とステレオブロックポリプロピレン樹脂の混合物も含まれる。
また、前記多層シートを形成する方法としては、共押出し成形、ラミネート、コーティング、印刷等が上げられる。
なお、第2の容器壁を形成する樹脂は、柔軟性を有し、且つ、酸素および二酸化炭素の透過性の良い樹脂から選定されるが、前記多層シートの柔軟性を有する樹脂層を形成する樹脂として挙げた樹脂と同じ樹脂が採用できる。また、多層シートとは、2つ以上の層を有するシートをいう。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1乃至請求項2の何れか一つに記載する構成に加え、易親水化樹脂にシクロオレフィン樹脂を用いたことを特徴とする。
すなわち、易親水化樹脂に、安定性の良い、すなわち、反応性の低いオレフィン系の樹脂であるシクロオレフィン樹脂を用いることにより、安定した細胞培養が可能となる。すなわち、毒性物質の溶出が少ないので、それらによる細胞の成長または増殖の妨げが少なく、また、培養した細胞の安定性も高くなることが期待できる。
ここで、シクロオレフィン樹脂としては、シクロオレフィン樹脂としてシクロオレフィンコポリマー(アペル、三井化学社製)、シクロオレフィンポリマー(ゼオノアまたはゼオネックス、日本ゼオン社製)が挙げられる。
シクロオレフィン樹脂は、オレフィン系樹脂であって、且つ、環状構造を有するので、熱安定性が良好であり、また、溶出物も少なく、生体に対して安全性が高い樹脂であるため、医療用の細胞培養容器に適している。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請求項3の何れか一つに記載する構成に加え、前記高エネルギーを有する電磁波が紫外線であって、紫外線の発生源に、低圧水銀ランプを用いたことを特徴とする。
すなわち、高エネルギーを有する電磁波または粒子線を照射し、又は、高エネルギーを有するプラズマ接触させる工程は、通常、設備が高価であったり、バッチ処理のために生産性が悪かったりするものが多い中、発生源に低圧水銀ランプを用いた紫外線は、比較的安価で、生産性も高く、安定した親水性が得られる。
すなわち、紫外線照射による親水化処理によれば、被処理物の材質の制限はあるものの、材質を適宜選定すれば、親水性の経時的劣化が少なく、接着性細胞の培養適正の良い内面が親水化された袋状容器が得られる。
ここで、照射される紫外線は、オゾンを生成、分解するエネルギーを有する185nmおよび254nmの波長、または、それより短波長領域の波長を含む紫外線である。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1乃至請求項4の何れか一つに記載する構成に加え、第二のシートとして、低密度ポリエチレン系樹脂またはその複合体からなるシートを用いたことを特徴とする。
すなわち、低密度ポリエチレン系樹脂は、柔軟性と気体透過性を有し、且つ、安定性が高く、すなわち、反応性が低いので、前記の通り、安定した細胞培養が可能となる。すなわち、毒性物質の溶出が少ないので、それらによる細胞の成長または増殖の妨げが少なく、また、培養した細胞の安定性も高くなることが期待できる。
ここで、低密度ポリエチレン系樹脂とは、一般の低密度ポリエチレン樹脂はもちろんのこと、直鎖状低密度ポリエチレン樹脂、エチレン酢酸ビニル共重合体等が含まれる。また、前記複合体に複合する樹脂としてな、ポリプロピレン樹脂等のオレフィン系の樹脂との組み合わせ、すなわち、多層シート、混合物が好ましい。
なお、本発明の内面が親水化された袋状容器においては、上記のように、二つの容器壁のうち、何れか一方の容器壁が柔軟性を有すれば良いが、その場合にはどうしても形態が複雑になるので、二つの容器壁が何れも柔軟性を有するほうが好ましい。
以上のとおり本発明によれば、接着性細胞の培養に使用した時に、培養中の細胞が細菌に汚染される機会が少なく、培養性能が良好で且つばらつきが少なく、同性能が経時的にも安定しており、取扱い易く、さらに望ましくは、容易に培養状態が観察できる内面が親水化された袋状容器の製造方法を提供することができる。
本発明の実施の形態を実施例に基づき図面を参照しながら説明する。
本実施例の製造方法で製造される内面が親水化された袋状容器の一例を図1及び図2に示す。すなわち、内面が親水化された袋状容器1(以下、「袋状容器1」と称する。)は、周縁が周縁シール2によりシール、密封された対面する二つの容器壁、すなわち、容器壁3(第1の容器壁)及び容器壁4(第2の容器壁)と、容器壁3と容器壁4との間に形成される空間に連通し、内容液を充填または排出するためのポート5とからなる容器であって、容器壁3が内面を易親水化樹脂層6で形成された、ガス透過性を有し、柔軟性を有する多層シートからなり、容器壁4が、容器壁3よりもさらにガス透過性が高く、柔軟性も高い単層の樹脂シートで形成されている。容器壁3は、さらに、内面、すなわち、易親水性樹脂層表面7に、紫外線が照射され、表面が親水化されている。
さらに、ポート5の開口端に接続されたチューブ11の先端には、袋状容器1を密封するためにキャップ8が設けられており、本実施例の袋状容器1のポート5と反対側の周縁シール部には、内容液を排出する時に本実施例の袋状容器1を吊るして排出するための懸垂口9が設けられている。
ここで、容器壁3には、柔軟性と酸素透過性を付与する基材の樹脂層10として、ステレオブロック共重合体からなるポリプロピレン樹脂層の130μmと、易親水化樹脂層6としてシクロオレフィン樹脂40μm(シクロオレフィンポリマー、ゼオノア1420、ゼオン社製)の多層シートを用い、容器壁4には、酢酸ビニル含有率10%のエチレン-酢酸ビニル共重合体(ウルトラセン540、東ソー株式会社)からなる単層シートを用いた。
なお、前記多層シートには、ポリプロピレン樹脂層とシクロオレフィン樹脂層間の密着度を向上させるために、中間層として、エチレン−プロピレン共重合体の樹脂層が配置されている。
また、ポート5には、密度0.94g/立法センチメートルのポリエチレン樹脂をもちいた。
次に本実施例の製造方法について説明する。
本実施例の袋状容器1は、以下の手順により製造される。
容器壁3用のシートとして、多層押出し成形機により、易親水化樹脂層6、中間層、基材の樹脂層10を、それぞれ、ステレオブロック共重合体からなるポリプロピレン樹脂層の130μm、エチレン−プロピレン共重合体30μm、シクロオレフィン樹脂40μmとする3層シートを作製する。
次に、易親水化樹脂層表面7のうち、周縁シール後にバッグの内面にはならない部分、例えば、周縁シール部21等を、次工程の紫外線照射工程で親水化処理されないようにマスク13をする。
ここで、特に、後工程で熱接着される部分を、マスク13をして紫外線が照射されないようにするのは、紫外線が照射された面は、熱接着性が著しく低下するので、これを防止するためである。
次に、図3に示すがごとく、易親水化樹脂層表面7を、低圧紫外線ランプ12(光表面処理実験装置PL16−110、セン特殊光源株式会社製)下に4分間曝して紫外線照射し、同面の前記マスク13をした部分以外の面を親水化する。
次に、図4に示すがごとく、前記3層シートの易親水化表面7側に、第2の容器壁4用シートとして別途インフレーション成形機で成形した酢酸ビニル含有率10%のエチレン-酢酸ビニル共重合体(ウルトラセン540、東ソー株式会社)からなる単層シートを重ね合わせるとともに、両シートの間に、別途、射出成形により形成した中密度ポリエチレン樹脂からなるポート5を挿入する。
次に、図5に示すがごとく、一般に知られる方法で、すなわち、上下より熱盤で、ポートシール部51および周縁シール部21を挟んで加熱することによって、ポートおよび周縁をシールし、余分な部分をトリミングして除去後、ポート5に柔軟性のある軟質塩化ビニル樹脂製のチューブ11を繋いでポート機能を延長し、片面の容器壁の面積が225cmの取扱い性の良い本発明の本実施例の袋状容器1を得た。
なお、本実施例の袋状容器1は、接着性細胞の増殖性が良い親水性、すなわち、水との接触角が50°から70°で、培地の充填・排出が空気の出入りなしに容易に行える柔軟性を有し、倒立顕微鏡で細胞を容易に観察できる透明性を有し、さらに、酸素透過性の良い接着性細胞を閉鎖系で培養するのに適した袋状容器であった。
以上のように、本発明に係る内面が親水化された袋状容器の製造方法によれば、接着性細胞の培養に使用した場合に、接着性細胞の培養が可能で、培養中の細胞が細菌に汚染される機会が極めて少なく、容易に培養状態も観察でき、取扱い易いといった効果を有し、接着性細胞の培養用容器として好適な袋状容器を製造することができる。
本発明により形成された培養容器の一例を示す平面図である。 図1の培養容器の側面を示す部分断面図である。 内面を親水化する工程の一例を示す模式図である。 周縁を密封する工程の直前の状態の一例を示す模式図である。 周縁を密封する工程の直後の状態の一例を示す模式図である。
符号の説明
1 内面が親水化された袋状容器
2 周縁シール
3 容器壁(第1の容器壁)
4 容器壁(第2の容器壁)
5 ポート
6 易親水化樹脂
7 易親水性樹脂層表面
8 キャップ
9 懸垂口
10 基材の樹脂層
11 チューブ
12 低圧紫外線ランプ
13 マスク
21 周縁シール部
51 ポートシール部

Claims (5)

  1. 周縁が密封された対面する第1の容器壁及び第2の容器壁と、前記第1の容器壁と前記第2の容器壁との間に形成された空間に連通するポートとを備え、
    前記第1の容器壁の細胞が封入される側の面の一部または全部が親水化処理された袋状容器の製造方法において、
    前記第1の容器壁を構成する第一のシートの細胞が封入される側の面の一部又は全部を易親水化樹脂層で形成する工程と、
    前記第一のシートの細胞が封入される側の面の一部をマスクする工程と、
    前記第一のシートの細胞が封入される側の面の、前記マスクをした部分以外の一部又は全部を、高エネルギーを有する電磁波または粒子線を照射し、又は、高エネルギーを有するプラズマに接触させる工程と、
    前記第一のシートの細胞が封入される側の面に、第2の容器壁を構成する第二のシートを重ね合わせる工程と、
    前記第一のシートと前記第二のシートを、前記周縁で接着して周縁を密封する工程とを含むことを特徴とする内面が親水化された袋状容器の製造方法。
  2. 前記第一のシートに、少なくとも一方の面に易親水化樹脂層を配し、他の樹脂層の少なくとも一層に柔軟性樹脂層を配した多層シートを用い、さらに、前記第二のシートに、柔軟性を有し、且つ、酸素透過性を有するシートを用いたことを特徴とする請求項1に記載の内面が親水化された袋状容器の製造方法。
  3. 前記易親水化樹脂に、シクロオレフィン樹脂を用いたことを特徴とする請求項1または請求項2の何れか一つに記載の内面が親水化された袋状容器の製造方法。
  4. 前記高エネルギーを有する電磁波が紫外線であって、前記紫外線の発生源に、低圧水銀ランプを用いたことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか一つに記載の内面が親水化された袋状容器の製造方法。
  5. 前記第二のシートとして、低密度ポリエチレン系樹脂またはその複合体からなるシートを用いたことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか一つに記載の内面が親水化された袋状容器の製造方法。



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