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JP2009021656A - 受信回路、半導体装置、無線通信装置及び受信回路の制御方法 - Google Patents

受信回路、半導体装置、無線通信装置及び受信回路の制御方法 Download PDF

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JP2009021656A
JP2009021656A JP2007180691A JP2007180691A JP2009021656A JP 2009021656 A JP2009021656 A JP 2009021656A JP 2007180691 A JP2007180691 A JP 2007180691A JP 2007180691 A JP2007180691 A JP 2007180691A JP 2009021656 A JP2009021656 A JP 2009021656A
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Tsunehiro Nakamura
恒博 中村
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Abstract

【課題】安定した信号受信が可能でかつ消費電力が小さい受信回路を提供する。
【解決手段】受信回路は、それぞれLNA3及び混合器5に電流を供給する可変電流源8及び9と検波器13とを備える。検波器13は、受信信号の電界強度を検出し、検出された電界強度がしきい値Bより小さいとき、電界強度が小さくなるにつれて大きくなる電流をLNA3及び混合器5に供給するように可変電流源8及び9を制御し、電界強度がしきい値C以上であるとき、電界強度が大きくなるにつれて大きくなる電流をLNA3及び混合器5に供給するように可変電流源8及び9を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は受信回路、半導体装置、無線通信装置及び受信回路の制御方法に関し、特に携帯機器等の無線通信装置に用いられ、受信信号レベルに応じて電力供給手段を制御する検波器を備えた受信回路、半導体装置、無線通信装置及び受信回路の制御方法に関する。
地上波放送として、これまでアナログ方式のテレビジョン放送が親しまれてきたが、近年、デジタル変調方式の一つであるOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)方式でデジタル変調された地上デジタルテレビジョン放送が開始された。日本における地上デジタルテレビジョン放送では、1チャンネルの伝送帯域が13個の帯域(OFDMセグメント)に分割されて使用される。また、携帯機器用に1セグメント又は3セグメントの帯域を使用するテレビジョン放送も開始されている。携帯機器用の受信回路には、移動しながら使用できるようにどのような電波状況においても安定した信号受信ができ、かつ長時間連続して使用できるように低消費電力であることが要求される。
受信信号の電界強度が強い場合に信号処理回路の電流を増加させて、安定に信号受信できるようにする従来例の受信回路が特許文献1に開示されている。従来例の受信回路において、アンテナからの受信信号の電界強度を検出し、検出された電界強度がしきい値以上であるとき、受信信号を増幅するための低雑音増幅器に供給される電流を増加させ、検出された電界強度がしきい値以下であるとき、低雑音増幅器に供給される電流を固定の電流値に維持する。
特開2003−332929号公報。 ピー.アール.グレイほか著、中原 富士朗訳、「超LSIのためのアナログ集積回路設計技術 下」、培風館、第236頁〜第241頁、1990年12月15日発行。
しかしながら、上記従来例の受信回路の構成では、受信信号の電界強度が高い場合には安定した信号受信が可能であるが、受信信号の電界強度が低い場合には低雑音増幅器に供給される電流が小さくなるため、雑音特性が悪くなり、安定した信号受信が出来ないという問題点があった。
以下に上記問題点の詳細を説明する。バイポーラトランジスタの単位周波数Δf当たりの入力換算雑音のスペクトラム密度V2は、非特許文献1に示されるように、次式(1)で表される。次式(1)において、kはボルツマン定数を示し、Tは温度を示し、rbは入力に対して直列に接続される実際の物理的な抵抗値を示し、gmはバイポーラトランジスタの伝達コンダクタンスを示す。
[数1]
V2/Δf=4kT{rb+(1/2)gm} (1)
上記式(1)に基づいて雑音特性を良好にするためには、抵抗値rbを小さくし、かつコンダクタンスgmを大きくする、つまり電流を大きくする必要がある。このため、従来例の受信回路の構成では、受信信号の電界強度が弱い場合に雑音特性が悪くなる。受信信号の電界強度が弱い場合にもあらかじめ十分な電流を流しておけば、雑音特性を満足させることが可能であるが、常に多くの電流を流すと消費電力が増大する。
本発明の目的は、以上の問題点を解決し、安定した信号受信が可能でかつ消費電力が小さい受信回路、半導体装置、無線通信装置及び受信回路の制御方法を提供することにある。
第1の発明に係る受信回路は、少なくとも1つの第1の信号処理回路に電流を供給する第1の電流供給手段と、受信信号レベルを検出し、前記検出された受信信号レベルが所定の第1のしきい値より小さいとき、前記検出された受信信号レベルが小さくなるにつれて大きくなる電流を前記第1の信号処理回路に供給するように前記第1の電流供給手段を制御し、前記検出された受信信号レベルが前記第1のしきい値よりも大きい所定の第2のしきい値以上であるとき、前記検出された受信信号レベルが大きくなるにつれて大きくなる電流を前記第1の信号処理回路に供給するように前記第1の電流供給手段を制御する第1の検波手段を備えたことを特徴とする。
上記受信回路において、前記第1の検波手段は、前記検出された受信信号レベルが所定の第1のしきい値より小さいとき、前記検出された受信信号レベルに対して負の比例定数で比例する電流を前記第1の信号処理回路に供給するように前記第1の電流供給手段を制御し、前記検出された受信信号レベルが前記第1のしきい値よりも大きい所定の第2のしきい値以上であるとき、前記検出された受信信号レベルに対して正の比例定数で比例する電流を前記第1の信号処理回路に供給するように前記第1の電流供給手段を制御することを特徴とする。
とって代わって、上記受信回路において、前記第1の検波器は、前記検出された受信信号レベルが所定の第1のしきい値より小さいとき、前記検出された受信信号レベルが小さくなるにつれて多段階で大きくなる電流を前記第1の信号処理回路に供給するように前記第1の電流供給手段を制御し、前記検出された受信信号レベルが前記第1のしきい値よりも大きい所定の第2のしきい値以上であるとき、前記検出された受信信号レベルが大きくなるにつれて多段階で大きくなる電流を前記第1の信号処理回路に供給するように前記第1の電流供給手段を制御することを特徴とする。
また、上記受信回路において、前記第1の信号処理回路は周波数変換を行う回路であることを特徴とする。ここで、上記受信回路において、少なくとも1つの第2の信号処理回路に電流を供給する第2の電流供給手段と、受信信号レベルを検出し、前記検出された受信信号レベルが所定の第3のしきい値より小さいとき、所定の一定電流を前記第2の信号処理回路に供給するように前記第2の電流供給手段を制御し、前記検出された受信信号レベルが前記第3のしきい値以上であるとき、前記検出された受信信号レベルが大きくなるにつれて大きくなる電流を前記第2の信号処理回路に供給するように前記第2の電流供給手段を制御する第2の検波手段とをさらに備えたことを特徴とする。
第2の発明に係る半導体装置は、受信信号を受信した後、所定の信号処理を行う半導体装置において、上記受信回路を備えたことを特徴とする。
第3の発明に係る無線通信装置は、受信信号を受信した後、所定の信号処理を行う無線通信装置において、上記半導体装置を備えたことを特徴とする。
第4の発明に係る無線通信装置は、受信信号を受信した後、所定の信号処理を行うとともに、送信信号を送信する無線通信装置において、上記半導体装置を備えたことを特徴とする。
第5の発明に係る受信回路の制御方法は、受信信号レベルを検出するステップと、前記検出された受信信号レベルが所定の第1のしきい値より小さいとき、前記検出された受信信号レベルが小さくなるにつれて大きくなる電流を第1の信号処理回路に供給するように制御し、前記検出された受信信号レベルが前記第1のしきい値よりも大きい所定の第2のしきい値以上であるとき、前記検出された受信信号レベルが大きくなるにつれて大きくなる電流を前記第1の信号処理回路に供給するように制御するステップとを含むことを特徴とする。
本発明に係る受信回路、半導体装置、無線通信装置、及び受信回路の制御方法によれば、検出された受信信号レベルが所定の第1のしきい値より小さいとき、検出された受信信号レベルが小さくなるにつれて大きくなる電流を第1の信号処理回路に供給するように第1の電流供給手段を制御し、検出された受信信号レベルが第1のしきい値よりも大きい所定の第2のしきい値以上であるとき、検出された受信信号レベルが大きくなるにつれて大きくなる電流を第1の信号処理回路に供給するように第1の電流供給手段を制御するので、受信信号レベルに応じて各信号処理回路に最適な電流を供給することができるため、安定受信が可能でかつ消費電力が小さいという有利な効果を奏する。
以下、本発明に係る実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の各実施形態において、同様の構成要素については同一の符号を付している。
第1の実施形態.
図1は、本発明の第1の実施形態に係る受信回路の構成を示すブロック図である。図1において、本実施形態に係る受信回路は、受信信号を受信するためのアンテナ1と、受信信号を受信した後、所定の信号処理を行う無線周波集積回路(以下、RFICという。)2とを備えて構成される。RFIC2は、低雑音増幅器(以下、LNAという。)3と、位相ロックループ回路(以下、PLL回路という。)4と、混合器5と、フィルタ6と、中間周波数増幅器(以下、IF増幅器という。)7と、可変電流源8,9,10,11と、検波器12,13とを備えて構成される。なお、LNA3、混合器5、フィルタ6及びIF増幅器7は、受信回路における信号処理回路又は信号処理器である。
LNA3は、アンテナから入力される受信信号を増幅し、混合器5は、PLL回路4により発生されて出力される局部発振信号と増幅された受信信号とを混合することによって周波数変換を行い、中間周波信号を生成して出力する。フィルタ6は、例えば帯域通過フィルタ等であって、中間周波信号から不要周波数成分を帯域通過ろ波して所望の信号のみを取り出し、IF増幅器7は、所望の信号を所望の信号レベルに増幅して出力する。
検波器12は、アンテナ1から入力された受信信号の電界強度を検出して、検出された受信信号の電界強度に応じてそれぞれフィルタ6及びIF増幅器7に電流を供給する可変電流源10及び11の電流量を制御する。検波器13は、アンテナ1から入力された受信信号の電界強度を検出して、検出された受信信号の電界強度に応じてそれぞれLNA3及び混合器5に電流を供給する可変電流源8及び9の電流量を制御する。
図2は、検波器12及び可変電流源10及び11の詳細構成を示す回路図である。図2において、検波器12は、増幅器21と、直流カット用結合コンデンサ22と、ダイオード23,35,38,39と、電流源24,34,36,40と、コンデンサ25と、PNPトランジスタ26,33と、抵抗27,28,30,32,37と、NPNトランジスタ29,31とを備えて構成される。
増幅器21の入力端子はアンテナ1に接続され、その出力端子は直流カット用結合コンデンサ22を介してダイオード23のアノードに接続される。ダイオード23のカソードは、PNPトランジスタ26のベース端子に接続される。ダイオード23のカソードとPNPトランジスタ26のベース端子との接続点及び接地電位の間は、それぞれ電流源24及びコンデンサ25が接続される。PNPトランジスタ26のエミッタ端子は、抵抗27及び28の直列回路を介して、PNPトランジスタ33のエミッタ端子に接続され、PNPトランジスタ26のコレクタ端子は、NPNトランジスタ29のコレクタ端子及びベース端子に接続される。抵抗27及び28の接続点には、所定の電源電位に接続された電流源34が接続される。NPNトランジスタ29のエミッタ端子は抵抗30を介して接地電位に接続される。NPNトランジスタ31のコレクタ端子はPNPトランジスタ33のコレクタ端子に接続され、そのエミッタ端子は抵抗32を介して接地電位に接続され、そのベース端子はNPNトランジスタ29のベース端子及びコレクタ端子に接続される。PNPトランジスタ33のベース端子はダイオード35のカソードに接続される。電流源36は、ダイオード35のカソードと接地電位との間に接続される。電流源40、抵抗37、ダイオード38及び39は、所定の電源電位と接地電位との間にこの順で直列に接続され、電流源40と抵抗37との接続点は、ダイオード35のアノードに接続される。また、抵抗37とダイオード38のアノードとの接続点は、直流カット用結合コンデンサ22とダイオード23のアノードとの接続点に接続される。また、検波器21において、電流源34と、抵抗27,28,30,32と、PNPトランジスタ26,33と、NPNトランジスタ29,31とは、比較器51を構成する。比較器51はPNPトランジスタ26,33の各ベース端子に印加される電圧を入力電圧として両者を比較し、PNPトランジスタ33のコレクタ端子とNPNトランジスタ31のコレクタ端子との接続点から比較結果を出力する。
可変電流源10は、NPNトランジスタ41,43と、抵抗42,44とを備えて構成される。NPNトランジスタ41のベース端子は検波器12のPNPトランジスタ33のコレクタ端子とNPNトランジスタ31のコレクタ端子との接続点に接続され、NPNトランジスタ41のコレクタ端子はフィルタ6及びNPNトランジスタ43のコレクタ端子に接続され、NPNトランジスタ41のエミッタ端子は抵抗42を介して接地電位に接続される。NPNトランジスタ43のコレクタ端子はフィルタ6に接続され、そのエミッタ端子は抵抗44を介して接地電位に接続され、そのベース端子は固定バイアス電圧源に接続される。
可変電流源11は、NPNトランジスタ45,47,49と、抵抗46,48,50とを備えて構成される。NPNトランジスタ45のコレクタ端子は検波器12のPNPトランジスタ33のコレクタ端子とNPNトランジスタ31のコレクタ端子との接続点に接続され、NPNトランジスタ45のベース端子はNPNトランジスタ47のベース端子に接続され、NPNトランジスタ45のエミッタ端子は抵抗46を介して接地電位に接続され、かつNPNトランジスタ45のベース端子及びコレクタ端子は互いに接続される。NPNトランジスタ47のベース端子はNPNトランジスタ45のベース端子及びコレクタ端子に接続され、そのコレクタ端子はIF増幅器7及びNPNトランジスタ49のコレクタ端子に接続され、そのエミッタ端子は抵抗48を介して接地電位に接続される。NPNトランジスタ49のコレクタ端子はIF増幅器7に接続され、そのエミッタ端子は抵抗50を介して接地電位に接続され、そのベース端子は固定バイアス電圧源に接続される。
また、可変電流源10及び11において、NPNトランジスタ45,41及び抵抗46,42は第1のカレントミラー回路を構成し、NPNトランジスタ45,47及び抵抗46,48は第2のカレントミラー回路を構成する。フィルタ6には、NPNトランジスタ43のベース端子の固定バイアス電圧源によって決定される定電流が常に流れ、それに加えて検波器12からの電流が第1のカレントミラー回路を通してフィルタ6に流れる。このとき、抵抗46と抵抗42の抵抗比を変えることにより検波器12からフィルタ6への電流を増減させもよい。また、IF増幅器7には、NPNトランジスタ49のベース端子の固定バイアス電圧源によって決定される定電流が常に流れ、それに加えて検波器12からの電流が第2のカレントミラー回路を通してIF増幅器7に流れる。抵抗46と抵抗50の抵抗比を変えることにより検波器12からIF増幅器7への電流を増減させてもよい。
以上のように構成された検波器12、フィルタ6及びIF増幅器7の動作について、以下に説明する。アンテナ1から入力された受信信号は増幅器21により増幅されて、直流カット用結合コンデンサ22を介してダイオード23のアノードに入力される。直流カット用結合コンデンサ22及びダイオード23の接続点には、電流源40によって供給される電流により決定されるダイオード38及び39の電圧降下分の総和が印加される。ダイオード23及びコンデンサ25は、増幅器21で増幅された信号レベルを検出するためのエンベロープ検波器を構成する。ダイオード23は半波整流器として作用するため、コンデンサ25は、コンデンサ25の印加電圧にダイオード23の電圧降下分を加算した電圧を超過する電圧によって、増幅器21からの出力信号の周期の半分の周期で充電される。
また、PNPトランジスタ26のベース端子には、直流カット用結合コンデンサ22及びダイオード23の接続点電圧からダイオード23が減電圧した電圧が印加されるが、PNPトランジスタ33のベース端子には、ダイオード35の減電圧に抵抗37で生じる電圧降下分を加算されて印加されるので、PNPトランジスタ26のベース端子と比較して抵抗37での電圧降下分だけ高い電圧が印加される。ここで、電流源24及び36は、ダイオード23及び35の電圧降下分を同一にするために、同一の電流を供給するものとする。
比較器51において、PNPトランジスタ33のベース端子電圧をリファレンス電圧とし、コンデンサ25に充電された後のPNPトランジスタ26のベース端子電圧がリファレンス電圧と同じであるとき、PNPトランジスタ26,33には、それぞれ電流源34によって供給される電流の半分の電流が流れる。
また、コンデンサ25に充電された後のPNPトランジスタ26のベース端子電圧がリファレンス電圧よりも小さいとき、PNPトランジスタ26に流れる電流は、PNPトランジスタ33に流れる電流よりも多くなる。このとき、NPNトランジスタ29,31及び抵抗30,32によって構成されるカレントミラー回路によって、NPNトランジスタ31のエミッタ端子にはPNPトランジスタ26に流れる電流と同量の電流が流れる。また、NPNトランジスタ31のコレクタ端子にはPNPトランジスタ33に流れる電流と同量の電流が流れようとするが、PNPトランジスタ33のコレクタ電流がNPNトランジスタ31の電流よりも少ないために、NPNトランジスタ31は飽和領域に入り、不足分の電流はNPNトランジスタ31のベース端子から供給されて補われる。従って、PNPトランジスタ26のベース端子電圧がPNPトランジスタ33のベース端子電圧よりも小さいとき、常に検波器12から可変電流源10及び11への方向には電流は流れない。なお、抵抗30及び32は互いに同じ抵抗値を有する。
さらに、コンデンサ25に充電された後のPNPトランジスタ26のベース端子電圧がリファレンス電圧よりも大きいとき、PNPトランジスタ26に流れる電流はPNPトランジスタ33に流れる電流よりも少なくなる。NPNトランジスタ31のエミッタ端子に流れる電流はPNPトランジスタ26の電流と同量となるが、PNPトランジスタ33の電流の方が多いために、PNPトランジスタ33の電流とNPNトランジスタ31の電流との差分電流が、可変電流源10及び11に供給される。従って、PNPトランジスタ26のベース端子電圧がPNPトランジスタ33のベース端子電圧よりも大きいとき、両ベース端子電圧の差が大きくなるほど可変電流源10及び11に供給される電流が多くなり、最大で電流源34と同量の電流が供給される。
従って、アンテナ1から入力される受信信号の電界強度が弱い場合、つまりコンデンサ25に充電される電圧が低い場合には、検波器12から可変電流源10及び11に電流は流れず、フィルタ6及びIF増幅器7にはそれぞれNPNトランジスタ43及び49からの固定電流のみが流れる。また、アンテナ1から入力される受信信号の電界強度が強い場合、つまり抵抗37における電圧降下分と同等の電圧がコンデンサ25に充電された場合に、受信信号の電界強度に応じた電流が検波器12から可変電流源10及び11に流れ、フィルタ6及びIF増幅器7にはそれぞれNPNトランジスタ43及び49からの固定電流に検波器12からの電流分を加算した電流が流れる。
図4は、図2の検波器12及び可変電流源10及び11の電界強度−電流特性を示す特性図である。図4において、アンテナ1から入力される受信信号の電界強度が所定のしきい値Aより小さいとき、検波器12から可変電流源10及び11への電流は相対的に低い一定値に維持され、電界強度がしきい値Aより強い場合、検波器12から可変電流源10及び11への電流は電界強度に対して所定の正の比例定数で実質的に比例する。しきい値Aの値は抵抗37での電圧降下及び増幅器21の増幅度を変化させることにより制御可能であり、電流変化の傾きは電流源34の電流量、抵抗27及び28の抵抗値、第1及び第2のカレントミラー回路を構成する抵抗の抵抗比によって決定される。
なお、受信信号の電界強度が弱い場合には、受信システムとして高い雑音性能が要求されるが、フィルタ6及びIF増幅器7は、システム構成において後段に配置されているため、次式(2)で表される雑音指数NFの定義より、あまり雑音の影響を受けず、供給される電流が少ない場合でも問題ない。次式(2)において、Fn(n=0,1,…)はn段目の雑音指数を示し、Gn(n=0,1,…)はn段目の利得を示す。
Figure 2009021656
図3は、検波器13及び可変電流源8及び9の詳細構成を示す回路図である。図3において、検波器13は、検波回路13a及び13bを備えて構成される。検波回路13aは、図2に示した検波器12と同様の構成であるため詳細な説明は省略し、理解を容易にするために、検波回路13aの各構成要素には対応する検波器12の各構成要素の符号に添え字aを付して識別する。また、検波回路13bは、検波回路13aと比較して、NPNトランジスタ29aのベース端子及びコレクタ端子間が接続されることに代えてNPNトランジスタ31bのベース端子及びコレクタ端子間が接続される点、比較器51bがPNPトランジスタ26bのコレクタ端子及びNPNトランジスタ29bのコレクタ端子の接続点を出力端子とする点が異なる。それ以外の点については、検波回路13bは、検波回路13aと同様の構成を有するので詳細な説明は省略し、検波回路13bの各構成要素には対応する検波回路13aの各構成要素の符号の添え字aに代えて添え字bを付して識別する。
可変電流源8は、NPNトランジスタ71,73,75,77と、抵抗72,74,76,78とを備えて構成される。NPNトランジスタ71のコレクタ端子は検波器13のPNPトランジスタ33aのコレクタ端子及びNPNトランジスタ31aのコレクタ端子の接続点に接続され、そのエミッタ端子は抵抗72を介して接地電位に接続され、そのベース端子はNPNトランジスタ73のベース端子及びNPNトランジスタ71自身のコレクタ端子と接続される。NPNトランジスタ73のコレクタ端子はLNA3とNPNトランジスタ75及び77の各コレクタ端子に接続され、そのエミッタ端子は抵抗74を介して接地電位に接続される。NPNトランジスタ75のコレクタ端子はLNA3に接続され、そのエミッタ端子は抵抗76を介して接地電位に接続され、そのベース端子は検波回路13bのPNPトランジスタ26bのコレクタ端子及びNPNトランジスタ29bのコレクタ端子の接続点に接続される。NPNトランジスタ77のコレクタ端子はLNA3に接続され、そのエミッタ端子は抵抗78を介して接地電位に接続され、そのべース端子は固定バイアス電圧源に接続される。可変電流源8において、NPNトランジスタ71,75及び抵抗72,76は第3のカレントミラー回路を構成し、NPNトランジスタ73,75及び抵抗74,76とは第4のカレントミラー回路を構成する。抵抗72と抵抗74との抵抗比及び抵抗76と可変電流源9の抵抗82との抵抗比を変えることにより、検波回路13a及び13bからLNA3への電流を増減させてもよい。
可変電流源9は、NPNトランジスタ79,81,83,85と、抵抗80,82,84,86とを備えて構成される。NPNトランジスタ79のコレクタ端子は混合器5及びNPNトランジスタ83及び85の各コレクタ端子に接続され、そのエミッタ端子は抵抗80を介して接地電位に接続され、そのベース端子は検波回路13aのPNPトランジスタ33aのコレクタ端子及びNPNトランジスタ31aのコレクタ端子の接続点に接続される。NPNトランジスタ81のコレクタ端子は検波回路13bのPNPトランジスタ26bのコレクタ端子及びNPNトランジスタ29bのコレクタ端子の接続点に接続され、そのエミッタ端子は抵抗82を介して接地電位に接続され、そのベース端子はNPNトランジスタ83のベース端子及びNPNトランジスタ81自身のコレクタ端子と接続される。NPNトランジスタ83のコレクタ端子は混合器5に接続され、そのエミッタ端子は抵抗84を介して接地電位に接続される。NPNトランジスタ85のコレクタ端子は混合器5に接続され、そのエミッタ端子は抵抗86を介して接地電位に接続され、そのべース端子は固定バイアス電圧源に接続される。可変電流源9において、NPNトランジスタ79,83及び抵抗80,84は第5のカレントミラー回路を構成し、NPNトランジスタ81,83及び抵抗82,84は第6のカレントミラー回路を構成する。抵抗80と抵抗82との抵抗比及び抵抗84と可変電流源8の抵抗72との抵抗比を変えることにより、検波回路13a及び13bから混合器5への電流を増減させてもよい。
以上のように構成された検波器13、LNA3及び混合器5の動作について、以下に説明する。検波回路13aは、検波器12と同様の構成であるため、詳細な説明は省略する。検波回路13aが、NPNトランジスタ29aの電流を基準としてカレントミラー動作を行うのに対して、検波回路13bは、NPNトランジスタ31bの電流を基準としてカレントミラー動作を行う。検波回路13bにおいて、コンデンサ25bに充電された後のPNPトランジスタ26bのベース端子電圧がリファレンス電圧であるPNPトランジスタ33bのベース端子電圧よりも小さい場合には、PNPトランジスタ26bに流れる電流は、PNPトランジスタ33bに流れる電流よりも多くなる。NPNトランジスタ29bのエミッタ端子に流れる電流は、NPNトランジスタ29b,31b及び抵抗30b,32bによって構成されるカレントミラー回路によって、PNPトランジスタ33bに流れる電流と同量となるが、PNPトランジスタ33bに流れる電流よりもPNPトランジスタ26bに流れる電流の方が多いために、PNPトランジスタ26bの電流とNPNトランジスタ29bの電流との差分電流が、比較器51bの出力端子から可変電流源8及び9に供給される。従って、PNPトランジスタ26bのベース端子電圧がPNPトランジスタ33bのベース端子電圧よりも小さい場合には、比較器51bから可変電流源8及び9に供給される電流は、両者の電圧差が大きいほど大きく、最大では電流源34bと同量の電流が供給される。PNPトランジスタ26bのベース電圧とPNPトランジスタ33bの電圧が同じであるときは、比較器51bから可変電流源8及び9への電流は流れない。
逆にコンデンサ25bに充電された後のPNPトランジスタ26bのベース端子電圧がリファレンス電圧よりも大きい場合には、PNPトランジスタ26bに流れる電流は、PNPトランジスタ33bに流れる電流よりも少なくなる。NPNトランジスタ29bのエミッタ端子に流れる電流は、PNPトランジスタ33bに流れる電流と同量となる。また、NPNトランジスタ29bのコレクタ端子には、PNPトランジスタ26bと同量の電流が流れようとするが、PNPトランジスタ26bのコレクタ電流の方がNPNトランジスタ29bのエミッタ電流よりも少ないために、NPNトランジスタ29bは飽和領域になり、PNPトランジスタの電流不足分はPNPトランジスタ29bのベースから供給されて補われる。そのため、PNPトランジスタ26bのベース端子電圧がPNPトランジスタ33bのベース端子電圧よりも大きい場合には、常に比較器51bの出力から可変電流源8及び9への電流は流れない。
図5は、図3の検波器13及び可変電流源8及び9の電界強度−電流特性を示す特性図である。図5において、アンテナ1から入力される受信信号の電界強度が所定のしきい値Bより小さいとき、検波回路13aから可変電流源8及び9への電流は流れないが、検波回路13bから可変電流源8及び9へは、電界強度に対して所定の負の比例定数で実質的に比例する電流が流れる。
また、アンテナ1から入力される受信信号の電界強度がしきい値Bとなったとき、つまり検波回路13b内の抵抗37bにおける電圧降下分と同等の電圧がコンデンサ25bに充電されたとき、検波回路13bから可変電流源8及び9への電流がゼロになる。
さらにアンテナ1から入力される受信信号の電界強度が強くなりしきい値Cとなったとき、つまり検波回路13a内の抵抗37aにおける電圧降下分と同等の電圧がコンデンサ25aに充電されたとき、検波回路13aから可変電流源8及び9への電流が流れ始めようとする。このとき、検波回路13aの増幅器21aの増幅度を検波回路13bの増幅器21bの増幅度よりも小さくするか、若しくは検波回路13aの抵抗37aの電圧降下量を検波回路13bの抵抗37bの電圧降下量よりも大きくして、比較器51aから電流が流れ始める電界強度Cが比較器51bから電流が流れ始める電界強度Bより高くなるように設定されている。
さらにアンテナ1から入力される受信信号の電界強度がしきい値Cよりも大きくなると、検波回路13aから可変電流源8及び9に、電界強度に対して所定の正の比例定数で実質的に比例する電流が流れる。しきい値B及びCの値は、抵抗37a,37bでの電圧降下及び増幅器21a,21bの増幅度を変化させることにより制御可能であり、電流変化の傾きは電流源34a,34bの電流量、抵抗27a,28a,27b,28bの各抵抗値、第3乃至第6のカレントミラー回路を構成する抵抗の抵抗比によって決定される。
周波数変換を行うためのLNA3及び混合器5は、受信システムにおいて前段に配置されており、LNA3及び混合器5の雑音性能はシステム全体の受信性能に大きな影響を与える。そのため、受信信号の電界強度が弱い場合には、雑音性能を良好にするために多くの電流を必要とする。また、電界強度が強い場合にも歪み特性を良好にするために多くの電流を必要とする。電界強度が中程度の場合には、良好な雑音性能も歪み特性も必要としないため少ない電流で問題ない。一般に、受信回路においては、後段のフィルタ6及びIF増幅器7に入力される信号レベルは、LNA3や混合器5に入力される信号レベルと比較して高くなるため、しきい値Aをしきい値Cよりも低く設定することにより、受信回路としてより良好な歪み特性を得ることができる。
図6は、図1の受信回路を供えた無線通信装置の構成を示すブロック図である。図6において、無線通信装置は、アンテナ1と、デュプレクサ90と、RFIC2と、復調器91と、ベースバンド処理回路92と、電力増幅器(以下、PAという。)93と、変調器95とを備えて構成される。無線通信装置において、アンテナ1及びデュプレクサ90を介して無線信号を受信するとき、RFIC2により上述の処理を行った後、復調器91により復調し、ベースバンド処理回路92により信号処理される。また、アンテナ1を介して無線信号を送信するとき、ベースバンド処理回路92から入力される送信信号は、RFIC2内のPLL回路4からの局部発振信号を用いて変調器95により変調され、PA93により増幅された後、デュプレクサ90及びアンテナ1を介して無線送信される。
以上説明したように、本実施形態に係る受信回路によれば、検出された受信信号の電界強度がしきい値Bより小さいとき、電界強度が小さくなるにつれて大きくなる電流をLNA3及び混合器5に供給するように可変電流源8及び9を制御し、電界強度がしきい値C以上であるとき、電界強度が大きくなるにつれて大きくなる電流をLNA3及び混合器5に供給するように可変電流源8及び9を制御するので、受信信号の電界強度に応じて各信号処理回路に最適な電流を供給することができるため、安定受信が可能でかつ消費電力を低減することが出来る。
なお、本実施形態において、ダイオード23は半波整流器として作用したが、本発明はこれに限らず、増幅器21を差動出力形式にして、増幅器21の各出力にそれぞれ直流カット用結合コンデンサ22及びダイオード23を配置し、コンデンサ25に接続された全波整流器としてもよい。
また、検波器12及び13は、検出された受信信号の電界強度に応じてそれぞれ可変電流源10,11及び8,9を制御したが、本発明はこれに限らず、受信信号の電界強度に代えて、受信信号の振幅等の受信信号レベル又は受信信号レベルに比例する信号に応じてそれぞれ可変電流源10,11及び8,9を制御してもよい。
第2の実施形態.
図7は、本発明の第2の実施形態に係る受信回路の構成を示すブロック図である。図7において、本実施形態に係る受信回路は、それぞれ検波器12及び13に代えて検波器12A及び13Aを備えた点、及びそれぞれ可変電流源8,9,10,11に代えて可変電流源8A,9A,10A,11Aを備えた点が異なる。それ以外の点については、図1に示した第1の実施形態に係る受信回路と同様であり、同一符号を付した構成要素についての重複する説明は省略する。
図8は、検波器12A及び可変電流源10A及び11Aの詳細構成を示す回路図である。図8において、検波器12Aは、図2に示した第1の実施形態に係る受信回路の検波器12と比較して、比較器51に代えて電圧比較器104及び105を備え、抵抗37と電流源40との間に接続された抵抗101と、抵抗101と電流源40との接続点と接地電位との間に順に直列に接続されたダイオード102及び電流源103とをさらに備えた点が異なる。
電圧比較器104の非反転入力端子(+)はダイオード23のカソードに接続され、その反転入力端子(−)はダイオード35と電流源36との接続点に接続される。電圧比較器104の反転入力端子(−)には、ダイオード23のカソードの電圧に抵抗37の電圧降下分を加算した電圧が印加される。電圧比較器105の非反転入力端子(+)はダイオード23のカソードに接続され、その反転入力端子(−)はダイオード102と電流源103との接続点に接続される。電圧比較器105の反転入力端子(−)には、ダイオード23のカソードの電圧に抵抗37及び101の電圧降下分を加算した電圧が印加される。電圧比較器104,105は、非反転入力端子(+)の電圧が反転入力端子(−)の電圧よりも高いときハイレベルの電圧を出力し、非反転入力端子(+)の電圧が反転入力端子(−)の電圧以下であるときロウレベルの電圧を出力する。
可変電流源10Aは、図2の可変電流源10と比較して、NPNトランジスタ41及び抵抗42に代えて、抵抗110,111と、NチャンネルMOSトランジスタ112,113とを備えた点が異なる。NPNトランジスタ43と抵抗44との接続点と接地電位との間に、抵抗110とNチャンネルMOSトランジスタ112とがこの順に直列に接続され、かつ抵抗111とNチャンネルMOSトランジスタ113とがこの順に直列に接続される。NチャンネルMOSトランジスタ112のゲート端子は検波器12Aの電圧比較器105の出力端子に接続され、NチャンネルMOSトランジスタ113のゲート端子は検波器12Aの電圧比較器104の出力端子に接続される。
可変電流源11Aは、図2の可変電流源11と比較して、NPNトランジスタ45,47及び抵抗46,48に代えて、抵抗106,107と、NチャンネルMOSトランジスタ108,109とを備えた点が異なる。NPNトランジスタ49と抵抗50との接続点と接地電位との間に、抵抗106とNチャンネルMOSトランジスタ108とがこの順に直列に接続され、かつ抵抗107とNチャンネルMOSトランジスタ109とがこの順に直列に接続される。NチャンネルMOSトランジスタ108のゲート端子は検波器12Aの電圧比較器105の出力端子に接続され、NチャンネルMOSトランジスタ109のゲート端子は検波器12Aの電圧比較器104の出力端子に接続される。
図10は、図8の検波器12A及び可変電流源10A及び11Aの電界強度−電流特性を示す特性図である。図10において、アンテナ1から入力される受信信号の電界強度がしきい値A1以下であるとき、電圧比較器104,105の各非反転入力端子(+)の電圧が電圧比較器104,105の各反転入力端子(−)の電圧以下であるので、電圧比較器104,105の各出力電圧はロウレベルとなり、可変電流源11AのNチャンネルMOSトランジスタ108,109及び可変電流源10AのNチャンネルMOSトランジスタ112,113がオフとなる。このとき、フィルタ6及びIF増幅器7には、それぞれNPNトランジスタ43及び49の各ベース端子の固定バイアス電圧源によって決定される定電流I0のみが供給される。
また、アンテナ1から入力される受信信号の電界強度がしきい値A1よりも大きくかつしきい値A2以下であるとき、電圧比較器104の出力電圧がロウレベルからハイレベルとなるので、NチャンネルMOSトランジスタ108,112がオフとなり、NチャンネルMOSトランジスタ109,113がオンとなる。このとき、NPNトランジスタ43のエミッタ端子に接続される抵抗は、抵抗44及び111とNチャンネルMOSトランジスタ113のオン抵抗の合成抵抗となり、電界強度がしきい値A1よりも低いときよりも小さくなるため、フィルタ6及びIF増幅器7に流れる電流が電流値I0よりも高い電流値I1に変化する。
さらに、アンテナ1から入力される受信信号の電界強度がしきい値A2よりも大きいとき、電圧比較器104の出力電圧がロウレベルからハイレベルになるので、NチャンネルMOSトランジスタ108,109,112,113がオンとなる。NPNトランジスタ43のエミッタ端子に接続される抵抗は抵抗44,110,111とNチャンネルMOSトランジスタ112,113のオン抵抗の合成抵抗となり、電界強度がしきい値A1よりも大きくかつしきい値A2よりも小さいときよりもさらに小さくなるため、フィルタ6及びIF増幅器7に流れる電流がさらに増加して電流値I1よりも高い電流値I2となる。
図9は、検波器13A及び可変電流源8A及び9Aの詳細構成を示す回路図である。図9において、検波器13Aは、図3に示した検波回路13aと比較して、比較器51aに代えて電圧比較器130〜133を備え、抵抗37aと電流源40aとの間に順に直列に接続された抵抗121,122,123と、抵抗121と電流源40aとの接続点と接地電位との間に直列に接続されたダイオード126及び電流源129と、抵抗121と抵抗122との接続点と接地電位との間に直列に接続されたダイオード125及び電流源128と、抵抗122と抵抗123との接続点と接地電位との間に直列に接続されたダイオード124及び電流源127とを備えた点が異なる。
電圧比較器130の反転入力端子(−)はダイオード23aのカソードに接続され、その非反転入力端子(+)はダイオード35aと電流源36aとの接続点に接続されかつダイオード23aのカソードの電圧に抵抗37aの電圧降下分を加算した電圧が印加される。比較器131の反転入力端子(−)はダイオード23aのカソードに接続され、その非反転入力端子(+)はダイオード124と電流源127との接続点に接続されかつダイオード23のカソードの電圧に抵抗37a及び123の電圧降下分を加算した電圧が印加される。比較器132の反転入力端子(−)はダイオード125と電流源128との接続点に接続されかつダイオード23のカソードの電圧に抵抗37a、123及び122の電圧降下分を加算した電圧が印加され、その非反転入力端子(+)はダイオード23aのカソードに接続される。比較器133の反転入力端子(−)はダイオード126と電流源129との接続点に接続されかつダイオード23のカソードの電圧に抵抗37a、123、122及び121の電圧降下分を加算した電圧が印加され、その非反転入力端子(+)はダイオード23aのカソードに接続される。
可変電流源8Aは、図3の可変電流源8と比較して、NPNトランジスタ71,73,75と抵抗72,74,76に代えて、抵抗135〜138とNチャンネルMOSトランジスタ139〜142とを備えた点が異なる。NPNトランジスタ77と抵抗78との接続点と接地電位との間に、抵抗135とNチャンネルMOSトランジスタ1398とがこの順に直列に接続され、かつ抵抗136とNチャンネルMOSトランジスタ140とがこの順に直列に接続され、かつ抵抗137とNチャンネルMOSトランジスタ141とがこの順に直列に接続され、かつ抵抗138とNチャンネルMOSトランジスタ142とがこの順に直列に接続される。NチャンネルMOSトランジスタ139,140,141,142の各ゲート端子はそれぞれ検波器13Aの電圧比較器133,132,131,130の出力端子に接続される。
可変電流源9Aは、図3の可変電流源9と比較して、NPNトランジスタ79,81,83と抵抗80,82,84に代えて、抵抗143〜146とNチャンネルMOSトランジスタ147〜150とを備えた点が異なる。NPNトランジスタ85と抵抗86との接続点と接地電位との間に、抵抗143とNチャンネルMOSトランジスタ147とがこの順に直列に接続され、かつ抵抗144とNチャンネルMOSトランジスタ148とがこの順に直列に接続され、かつ抵抗145とNチャンネルMOSトランジスタ149とがこの順に直列に接続され、かつ抵抗146とNチャンネルMOSトランジスタ150とがこの順に直列に接続される。NチャンネルMOSトランジスタ147,148,149,150の各ゲート端子はそれぞれ検波器13Aの電圧比較器133,132,131,130の出力端子に接続される。
図11は、図9の検波器13A及び可変電流源8A及び9Aの電界強度−電流特性を示す特性図である。図11において、アンテナ1から入力される受信信号の電界強度がしきい値B1よりも小さいとき、電圧比較器130,131の反転入力端子(−)及び電圧比較器132,133の非反転入力端子(+)の各電圧がそれぞれ電圧比較器130,131の非反転入力端子(+)及び電圧比較器132,133の反転入力端子(−)の電圧よりも低いので、電圧比較器130,131の出力電圧はハイレベルとなり、電圧比較器132,133の出力電圧はロウレベルとなる。このとき、NチャンネルMOSトランジスタ139,140,147,148がオフとなり、NチャンネルMOSトランジスタ141,142,149,150がオンとなり、LNA3にはNPNトランジスタ77のベース端子の固定バイアス電圧源と、抵抗78,137,138とNチャンネルMOSトランジスタ141,142のオン抵抗の合成抵抗によって決定される電流I5が流れ、混合器5には、NPNトランジスタ85のベース端子の固定バイアス電圧源と、抵抗86,145,146とNチャンネルMOSトランジスタ149,150の合成抵抗によって決定される電流I5が流れる。
また、アンテナ1から入力される受信信号の電界強度がしきい値B1よりも大きくかつしきい値B2以下であるとき、電圧比較器131の出力電圧のみがハイレベルとなるので、NチャンネルMOSトランジスタ139〜141,147〜149はオンとなり、NチャンネルMOSトランジスタ142,150がオフとなる。NPNトランジスタ77のエミッタ端子に接続される抵抗は、抵抗78,138とNチャンネルMOSトランジスタ142のオン抵抗の合成抵抗となり、NPNトランジスタ85のエミッタ端子に接続される抵抗は、抵抗86,146とNチャンネルMOSトランジスタ150のオン抵抗の合成抵抗となる。従って、電界強度がしきい値B1よりも小さいときよりも抵抗値が大きくなるため、LNA3及び混合器5に流れる電流が電流I4に減少する。
さらに、アンテナ1から入力される受信信号の電界強度がしきい値B2より大きくかつしきい値C1以下であるとき、電圧比較器130〜133の出力電圧が全てロウレベルとなるので、NチャンネルMOSトランジスタ139〜142及び147〜150がオフとなる。NPNトランジスタ77及び86のエミッタ端子に接続される抵抗はそれぞれ抵抗78及び86のみとなる。従って、電界強度がしきい値B1よりも大きくかつしきい値B2以下であるときよりもさらに抵抗値が大きくなるため、LNA3及び混合器5に流れる電流がさらに減少して電流I3となる。
またさらに、アンテナ1から入力される受信信号の電界強度がしきい値C1よりも大きくかつしきい値C2以下であるとき、電圧比較器132の出力電圧のみがハイレベルとなるので、NチャンネルMOSトランジスタ139,141,142,147,149,150がオフとなり、NチャンネルMOSトランジスタ140,148がオンとなる。NPNトランジスタ77のエミッタ端子に接続される抵抗は、抵抗78,136とNチャンネルMOSトランジスタ140のオン抵抗の合成抵抗となり、NPNトランジスタ85のエミッタ端子に接続される抵抗は、抵抗86,144とNチャンネルMOSトランジスタ148のオン抵抗の合成抵抗となる。このとき、電界強度がしきい値B2より大きくかつしきい値C1以下であるときよりも抵抗値が小さくなるため、LNA3及び混合器5に流れる電流が電流I4に増加する。
また、アンテナ1から入力される受信信号の電界強度がしきい値C2よりも大きいとき、電圧比較器130,131の出力電圧がロウレベルとなり、電圧比較器132,133の出力電圧がハイレベルとなるので、NチャンネルMOSトランジスタ141,142,149,150がオフとなり、NチャンネルMOSトランジスタ139,140,147,148がオンとなる。NPNトランジスタ77のエミッタ端子に接続される抵抗は、抵抗78,136,135とNチャンネルMOSトランジスタ139,140のオン抵抗の合成抵抗となり、NPNトランジスタ85のエミッタ端子に接続される抵抗は、抵抗86,143,155とNチャンネルMOSトランジスタ147,148のオン抵抗の合成抵抗となる。従って、電界強度がしきい値C1よりも大きくかつしきい値C2以下であるときよりもさらに抵抗値が小さくなるため、LNA3及び混合器5に流れる電流が電流I5に増加する。
以上説明したように、本実施形態に係る受信回路によれば、受信信号の電界強度に応じて各信号処理回路に多段階で最適な電流を供給することができ、第1の実施形態と同様の効果が得られる。
なお、本実施形態において、検波器12A及び13Aは電流を3段階で切り替える構成であるが、本発明はこれに限らず、要求されるシステムに応じて電流の切り替え段数を2段階又は4段階以上に設定して良いことは言うまでもない。
また、検波器12A及び13Aにおいて、それぞれ1つの増幅器21及び21aを備えたが、本発明はこれに限らず、第1の実施形態における検波器13のように、各比較器104,105,130〜133に対してそれぞれ増幅器を設けても良い。
さらに、図11に示すしきい値B1,B2,C1,C2は、検波器13Aの抵抗37a,123,122,121の各抵抗値の電圧降下量を変化させることにより調節可能であり、電流値I3,I4,I5は、抵抗78,135〜138及びNチャンネルMOSトランジスタ139〜142のオン抵抗を変化させることにより調整可能である。同様に、図10のしきい値A1,A2及び電流値I1及びI2は、検波器12Aの各抵抗の抵抗値及び各NチャンネルMOSトランジスタのオン抵抗を変化させることにより調整可能である。
またさらに、図11に示すように、電界強度が値B1以下であるときの電流と、電界強度が値C2より大きいときの電流を同じ電流値I5に設定し、電界強度が値B1より大きく値B2以下であるときの電流と、電界強度が値C1より大きく値C2以下であるときの電流を同じ電流値I4に設定している。しかし、本発明はこの構成に限らず、要求されるシステムに合わせてそれぞれ異なる電流値に設定しても良いことは言うまでもない。
また、本発明の第1の実施形態に係る受信回路において、検出された受信信号の電界強度に対して比例変化する電流をLNA3及び混合器5に供給するように可変電流源8及び9を制御し、本発明の第2の実施形態に係る受信回路において、検出された受信信号の電界強度に対して多段階変化する電流をLNA3及び混合器5に供給するように可変電流源8及び9を制御した。しかし、本発明はこれに限らず、比例変化や多段階変化に代えて例えば曲線変化するような電流をLNA3及び混合器5に供給するように可変電流源8及び9を制御してもよく、検出された受信信号の電界強度がしきい値Bより小さいとき、電界強度が小さくなるにつれて大きくなる電流をLNA3及び混合器5に供給するように可変電流源8及び9を制御し、電界強度がしきい値C以上であるとき、電界強度が大きくなるにつれて大きくなる電流をLNA3及び混合器5に供給するように可変電流源8及び9を制御すればよい。
さらに、上記第1及び第2の実施形態に係る受信回路はアンテナ1を備え、アンテナ1を介して信号を無線受信した。しかし、本発明は必ずしもアンテナ1を介して信号を受信する必要はなく、無線に代えて有線により他の受信回路と接続されてそこから信号を受信してもよい。
本発明に係る受信回路、半導体装置、無線通信装置、及び受信回路の制御方法によれば、検出された受信信号レベルが所定の第1のしきい値より小さいとき、検出された受信信号レベルが小さくなるにつれて大きくなる電流を第1の信号処理回路に供給するように第1の電流供給手段を制御し、検出された受信信号レベルが第1のしきい値よりも大きい所定の第2のしきい値以上であるとき、検出された受信信号レベルが大きくなるにつれて大きくなる電流を第1の信号処理回路に供給するように第1の電流供給手段を制御するので、受信信号レベルに応じて各信号処理回路に最適な電流を供給することができるため、安定受信が可能でかつ消費電力を低減することが出来る。
本発明に係る受信回路、半導体装置、無線通信装置、及び受信回路の制御方法は、例えば、携帯電話等の無線通信装置に利用することができる。
本発明の第1の実施形態に係る受信回路の構成を示すブロック図である。 図1の検波器12及び可変電流源10及び11の詳細構成を示す回路図である。 図1の検波器13及び可変電流源8及び9の詳細構成を示す回路図である。 図2の検波器12及び可変電流源10及び11の電界強度−電流特性を示す特性図である。 図3の検波器13及び可変電流源8及び9の電界強度−電流特性を示す特性図である。 図1の受信回路を供えた無線通信装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係る受信回路の構成を示すブロック図である。 図7の検波器12A及び可変電流源10A及び11Aの詳細構成を示す回路図である。 図7の検波器13A及び可変電流源8A及び9Aの詳細構成を示す回路図である。 図8の検波器12A及び可変電流源10A及び11Aの電界強度−電流特性を示す特性図である。 図9の検波器13A及び可変電流源8A及び9Aの電界強度−電流特性を示す特性図である。
符号の説明
1…アンテナ、
2…RFIC、
3…低雑音増幅器(LNA)、
4…位相ロックループ(PLL)回路、
5…混合器、
6…フィルタ、
7…中間周波数(IF)増幅器、
8〜11,8A〜11A…可変電流源、
12,13,12A,13A…検波器、
13a,13b…検波回路、
90…デュプレクサ、
91…復調器、
92…ベースバンド処理回路、
93…電力増幅器、
95…変調器。

Claims (9)

  1. 少なくとも1つの第1の信号処理回路に電流を供給する第1の電流供給手段と、
    受信信号レベルを検出し、前記検出された受信信号レベルが所定の第1のしきい値より小さいとき、前記検出された受信信号レベルが小さくなるにつれて大きくなる電流を前記第1の信号処理回路に供給するように前記第1の電流供給手段を制御し、前記検出された受信信号レベルが前記第1のしきい値よりも大きい所定の第2のしきい値以上であるとき、前記検出された受信信号レベルが大きくなるにつれて大きくなる電流を前記第1の信号処理回路に供給するように前記第1の電流供給手段を制御する第1の検波手段を備えたことを特徴とする受信回路。
  2. 前記第1の検波手段は、前記検出された受信信号レベルが所定の第1のしきい値より小さいとき、前記検出された受信信号レベルに対して負の比例定数で比例する電流を前記第1の信号処理回路に供給するように前記第1の電流供給手段を制御し、前記検出された受信信号レベルが前記第1のしきい値よりも大きい所定の第2のしきい値以上であるとき、前記検出された受信信号レベルに対して正の比例定数で比例する電流を前記第1の信号処理回路に供給するように前記第1の電流供給手段を制御することを特徴とする請求項1記載の受信回路。
  3. 前記第1の検波器は、前記検出された受信信号レベルが所定の第1のしきい値より小さいとき、前記検出された受信信号レベルが小さくなるにつれて多段階で大きくなる電流を前記第1の信号処理回路に供給するように前記第1の電流供給手段を制御し、前記検出された受信信号レベルが前記第1のしきい値よりも大きい所定の第2のしきい値以上であるとき、前記検出された受信信号レベルが大きくなるにつれて多段階で大きくなる電流を前記第1の信号処理回路に供給するように前記第1の電流供給手段を制御することを特徴とする請求項1記載の受信回路。
  4. 前記第1の信号処理回路は周波数変換を行う回路であることを特徴とする請求項1乃至3のうちのいずれか1つに記載の受信回路。
  5. 少なくとも1つの第2の信号処理回路に電流を供給する第2の電流供給手段と、
    受信信号レベルを検出し、前記検出された受信信号レベルが所定の第3のしきい値より小さいとき、所定の一定電流を前記第2の信号処理回路に供給するように前記第2の電流供給手段を制御し、前記検出された受信信号レベルが前記第3のしきい値以上であるとき、前記検出された受信信号レベルが大きくなるにつれて大きくなる電流を前記第2の信号処理回路に供給するように前記第2の電流供給手段を制御する第2の検波手段とをさらに備えたことを特徴とする請求項4記載の受信回路。
  6. 受信信号を受信した後、所定の信号処理を行う半導体装置において、
    請求項1乃至5のうちのいずれか1つに記載の受信回路を備えたことを特徴とする半導体装置。
  7. 受信信号を受信した後、所定の信号処理を行う無線通信装置において、
    請求項6記載の半導体装置を備えたことを特徴とする無線通信装置。
  8. 受信信号を受信した後、所定の信号処理を行うとともに、送信信号を送信する無線通信装置において、
    請求項6記載の半導体装置を備えたことを特徴とする無線通信装置。
  9. 受信信号レベルを検出するステップと、
    前記検出された受信信号レベルが所定の第1のしきい値より小さいとき、前記検出された受信信号レベルが小さくなるにつれて大きくなる電流を第1の信号処理回路に供給するように制御し、前記検出された受信信号レベルが前記第1のしきい値よりも大きい所定の第2のしきい値以上であるとき、前記検出された受信信号レベルが大きくなるにつれて大きくなる電流を前記第1の信号処理回路に供給するように制御するステップとを含むことを特徴とする受信回路の制御方法。
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