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JP2009019907A - 検査装置 - Google Patents

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JP2009019907A
JP2009019907A JP2007181066A JP2007181066A JP2009019907A JP 2009019907 A JP2009019907 A JP 2009019907A JP 2007181066 A JP2007181066 A JP 2007181066A JP 2007181066 A JP2007181066 A JP 2007181066A JP 2009019907 A JP2009019907 A JP 2009019907A
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JP2007181066A
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Toshiyuki Kondo
寿幸 近藤
Kazunao Terasawa
和直 寺沢
Masamichi Nakumo
正通 奈雲
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Hioki EE Corp
Original Assignee
Hioki EE Corp
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Abstract

【課題】カメラおよびプローブを正確に移動させる。
【解決手段】カメラ4およびプローブ5が取り付けられたステージ13aを移動させるX−Y−Z移動機構3aを制御する制御部が、検査領域A内の第1の基準位置にカメラ4による撮像領域の中心を一致させるように制御した際の位置ずれ量を第1の基準位置に関連付けられた検査位置に撮像領域の中心を一致させるための移動量補正用データとして取得する第1の補正用データ取得処理を少なくとも2点以上の第1の基準位置で実行し、検査領域A内の第2の基準位置にプローブ5の先端部を接触させるように制御した際の位置ずれ量を第2の基準位置に関連付けられた検査位置に先端部を接触させるための移動量補正用データとして取得する第2の補正用データ取得処理を少なくとも2点以上の第2の基準位置で実行して、各移動量補正用データに基づいてステージ13aの移動量を補正する。
【選択図】図2

Description

本発明は、カメラおよびプローブが取り付けられた取付部を移動させることによって検査領域内の検査位置にカメラおよびプローブのいずれかを位置させる検査装置に関するものである。
この種の検査装置として、出願人は、X−Y回路基板検査装置(以下、「検査装置」ともいう)を特開平6−331653号公報に開示している。この検査装置は、アームの先端部にカメラおよびプローブが取り付けられると共に、CPUがアームの移動を制御してカメラおよびプローブのいずれかを検査位置に移動させる構成が採用されている。この場合、この種の検査装置では、検査対象基板のファインピッチ化に伴い、カメラやプローブを所望の検査位置に高精度で移動させる必要が生じている。しかしながら、例えば、プローブの交換等に伴ってアームに対するプローブ先端部の位置にずれが生じた状態においては、その位置ずれが僅かな量であっても、所望の検査位置に対する正確なプロービングが困難となる。したがって、出願人が開示している検査装置では、アームによってプローブを移動させる移動量を補正するための補正量を予め取得しておき、取得した補正量に基づいて移動量を補正してプローブを移動させる構成が採用されている。
具体的には、まず、カメラ取付け誤差吸収用のマークと打痕シート(一例として、感圧紙)とが設けられた専用ボードを回路基板検査装置のフィクスチュアに固定する。次いで、CPUが、カメラの移動制御時に使用する補正量の取得処理を開始する。この際に、CPUは、まず、既知の座標データに従い、専用ボードにおける上記のマークの上方にカメラを移動させるようにアームを制御した後に、カメラにマークを撮像させる。続いて、CPUは、画像処理手段を制御して撮像された画像の重心(カメラによる撮像領域の中心:以下「カメラ中心」ともいう)を演算させる。この際に、アームによるカメラの移動処理に位置ずれが生じていないとき(所望の検査位置にカメラを正確に移動できる状態のとき)には、カメラ中心とマークの中心とが一致した状態となる。したがって、カメラ中心とマークの中心とが一致しているときには、CPUは、カメラの移動制御時における移動補正量(誤差)をゼロとして、この補正量の取得処理を終了する。
一方、アームによるカメラの移動処理に位置ずれが生じているとき(所望の検査位置にカメラを正確に移動できない状態のとき)には、カメラ中心とマークの中心とが不一致の状態となる。したがって、このような状態のときには、CPUは、マークの中心にカメラ中心を一致させるようにアームを移動させ、その際のアームの移動量(移動距離およびその方向)をカメラの移動制御時における移動補正量(誤差)として取得して、この補正量の取得処理を終了する。
次いで、CPUは、プローブの移動制御時における補正量の取得処理を開始する。この際に、CPUは、まず、アームを制御してプローブを移動させることにより、打痕シート上の任意の位置(特定点)に対するプロービングを実行させる。これにより、プローブの先端部の接触位置において感圧紙が反応して打痕が形成される。続いて、CPUは、アームを制御してカメラ中心が上記の特定点の上方に位置するようにカメラを移動させて、プロービング位置に形成された打痕をカメラによって撮像させる。この際に、アームによるプローブの移動処理に位置ずれが生じていないとき(上記の特定点に対して正確なプロービングが可能な状態のとき)には、特定点に打痕が形成されるため、この特定点上に移動させられたカメラのカメラ中心と上記の打痕とが一致した状態となる。したがって、カメラ中心と打痕とが一致しているときには、CPUは、プローブの移動制御時における移動補正量(誤差)をゼロとして、この移動補正量の取得処理を終了する。
一方、アームによるプローブの移動処理に位置ずれが生じているとき(上記の特定点に対して正確なプロービングができない状態のとき)には、カメラ中心と上記の打痕とが不一致の状態となる。したがって、このような状態のときには、CPUは、カメラ中心を打痕に一致させるようにアームを移動させ、その際のアームの移動量(移動距離およびその方向)をプローブの移動制御時における移動補正量(誤差)として取得して、この移動補正量の取得処理を終了する。以上により、所望の検査位置にカメラおよびプローブの双方を正確に移動可能させるための移動補正量の取得が完了する。この後、フィクスチュアに固定した検査対象基板上の任意の検査位置にプロービングする際には、その任意の検査位置の既知の座標に対応するアームの移動量を上記の移動補正量で補正して、補正後の移動量でアームを制御する。これにより、その検査位置に対するカメラによる撮像やプロービングが実行されて検査対象基板が検査される。
特開平6−331653号公報(第3頁、第1−3図)
ところが、出願人が開示している検査装置には、以下の改善すべき課題がある。すなわち、出願人が開示している検査装置では、フィクスチュアに固定した専用ボード上の所定の1点(特定点)において取得した移動補正量を用いて、プロービング時におけるアームの移動量を補正する構成が採用されている。この場合、この種の検査装置における移動機構(一例として、X−Y移動機構)では、上記のアームを移動させるための案内レール(X軸レールおよびY軸レール)に極く小さな歪みが生じることがある。具体的には、図10に示すように、例えば、Y軸レールに歪みが生じて設計上の位置とは相違する位置に配設されている状態においては、検査位置P0a〜P0dにプロービングしようとしたときに、実際には、Y軸レールの歪みに起因してプロービング位置P1a〜P1dにプロービングすることとなる。なお、同図では、案内レールの歪みとプロービング位置の位置ずれとの関係についての理解を容易とするために、Y軸レールを誇張して大きく歪めて図示している。また、実際には、X軸レール(図示せず)にもY軸レールと同様にして極く小さな歪みが生じることがあるが、同図では、理解を容易とするために、このX軸の歪みを考慮しない状態を図示している。
この場合、出願人が開示している検査装置では、例えば検査位置P0aを上記の特定点として移動補正量の取得処理を実行したときに、検査位置P0aに対するプロービング位置P1aの位置ずれ量(この例では、紙面右方向に距離Xだけプロービング位置を変更するとの補正量)が検査領域の全域に対する移動補正量として取得される。したがって、同図に示す例では、検査位置P0a,P0bに対するプロービング時においては、未補正時におけるプロービング位置P1a,P1bに対して右方向に距離Xだけプロービング位置が補正されることで正確にプロービングすることができる。一方、検査位置P0c,P0dに対するプロービング時においては、未補正時におけるプロービング位置P1c,P1dに対して右方向に距離Xだけプロービング位置が補正されることで、検査位置P0c,P0dから大きく離れた検査位置P2c,P2dにプロービングすることとなる。このように、専用ボード上の所定の1点(特定点)において取得した移動補正量を用いてプローブを移動させる構成の従来の検査装置には、上記の1点以外の検査位置に対する正確なプロービングが困難となるおそれがあるという課題が存在する。
本発明は、かかる改善すべき課題に鑑みてなされたものであり、検査対象領域内のいずれの検査位置に対してもカメラおよびプローブの双方を正確に移動し得る検査装置を提供することを主目的とする。
上記目的を達成すべく請求項1記載の検査装置は、カメラおよびプローブが取り付けられた取付部と、当該取付部を移動させて前記カメラおよび前記プローブのいずれかを検査領域内の検査位置に移動させる移動機構と、当該移動機構を制御する制御部とを備え、前記制御部が、前記検査領域内の第1の基準位置に前記カメラによる撮像領域の中心を一致させるように前記移動機構を制御した際の当該撮像領域の中心位置と当該第1の基準位置との間の位置ずれ量を当該第1の基準位置に関連付けられた前記検査位置に当該撮像領域の中心を一致させるための移動量補正用データとして取得する第1の補正用データ取得処理を当該検査領域内における少なくとも2点以上の前記第1の基準位置において実行すると共に、前記検査領域内の第2の基準位置に前記プローブの先端部を接触させるように前記移動機構を制御した際の当該先端部の接触位置と当該第2の基準位置との間の位置ずれ量を当該第2の基準位置に関連付けられた前記検査位置に当該先端部を接触させるための移動量補正用データとして取得する第2の補正用データ取得処理を当該検査領域内における少なくとも2点以上の前記第2の基準位置において実行し、前記各補正用データ取得処理によって取得した前記各移動量補正用データに基づいて前記移動機構による前記取付部の移動量を補正する。
なお、本発明における「第1の基準位置」および「第2の基準位置」は、検査領域内の同一の位置であってもよいし、互いに相違する位置であってもよい。また、本発明における「第1の基準位置」および「第2の基準位置」は、検査位置と同一の位置であってもよいし、検査位置とは相違する位置であってもよい。
また、請求項2記載の検査装置は、請求項1記載の検査装置において、前記制御部が、前記検査領域内における前記第1の基準位置以外の所定の前記検査位置に前記撮像領域の中心を一致させるための前記移動量補正用データを当該所定の検査位置の周囲に位置する複数の前記第1の基準位置においてそれぞれ取得した前記移動量補正用データを用いた補間処理によって取得すると共に、前記検査領域内における前記第2の基準位置以外の所定の前記検査位置に前記先端部を接触させるための前記移動量補正用データを当該所定の検査位置の周囲に位置する複数の前記第2の基準位置においてそれぞれ取得した前記移動量補正用データを用いた補間処理によって取得する。
さらに、請求項3記載の検査装置は、請求項1または2記載の検査装置において、前記制御部が、前記第1の補正用データ取得処理を実行した後に前記第2の補正用データ取得処理を実行する。
請求項1記載の検査装置では、制御部が、検査領域内の第1の基準位置に関連付けられた検査位置にカメラによる撮像領域の中心を一致させるための移動量補正用データを取得する第1の補正用データ取得処理を検査領域内における少なくとも2点以上の第1の基準位置において実行すると共に、検査領域内の第2の基準位置に関連付けられた検査位置にプローブの先端部を接触させるための移動量補正用データを取得する第2の補正用データ取得処理を検査領域内における少なくとも2点以上の第2の基準位置において実行し、各補正用データ取得処理によって取得した移動量補正用データに基づいて取付部の移動量を補正する。したがって、この検査装置によれば、検査領域内の複数の基準位置についての移動量補正用データに基づいてカメラやプローブを所望の検査位置に移動させるための移動量を補正することができる。このため、この検査装置によれば、カメラやプローブを所望の検査位置に移動させるための移動補正量を検査領域内の所定の1点において取得する構成の検査装置と比較して、検査領域内の各検査位置に応じた移動補正量で移動量を補正してカメラやプローブを正確に移動させることができる。
また、請求項2記載の検査装置では、制御部が、第1の基準位置以外の所定の検査位置に撮像領域の中心を一致させるための移動量補正用データを所定の検査位置の周囲に位置する複数の第1の基準位置においてそれぞれ取得した移動量補正用データを用いた補間処理によって取得すると共に、第2の基準位置以外の所定の検査位置にプローブの先端部を接触させるための移動量補正用データを所定の検査位置の周囲に位置する複数の第2の基準位置においてそれぞれ取得した移動量補正用データを用いた補間処理によって取得する。したがって、この検査装置によれば、例えば、検査位置の数だけ基準位置を規定して第1の補正用データ取得処理および第2の補正用データ取得処理を検査位置の数だけ実行することなく、ある程度の数の基準位置を規定してそれぞれ移動量補正用データを取得して補間処理することで、検査領域内のいずれの検査位置に対してもカメラやプローブを正確に移動させることが可能な移動量補正用データを短時間で取得することができる。
さらに、請求項3記載の検査装置によれば、制御部が、第1の補正用データ取得処理を実行した後に第2の補正用データ取得処理を実行することにより、第2の補正用データ取得処理時の開始に先立ってカメラを正確に移動させることができる移動量補正用データの取得を完了できるため、第2の補正用データ取得処理時においてカメラの撮像領域の中心を第2の基準位置から接触位置に移動させるだけで、第2の基準位置に対する接触位置の位置ずれ量を短時間で正確に取得することができる。
以下、本発明に係る検査装置の最良の形態について、添付図面を参照して説明する。
最初に、回路基板検査装置1の構成について、図面を参照して説明する。
図1に示す回路基板検査装置1は、本発明に係る検査装置の一例であって、基板保持部2、X−Y−Z移動機構3a,3b、カメラ4、プローブ5,5、測定部6、制御部7および記憶部8を備えて、検査対象基板10(図9参照)を電気的に検査可能に構成されている。基板保持部2は、図示しない基板挟持機構等を備えて、図2に示す検査領域A上に検査対象基板10を保持可能に構成されている。X−Y−Z移動機構3a,3bは、本発明における移動機構に相当し、制御部7から出力された制御信号Sa,Sbに従ってカメラ4およびプローブ5,5を検査領域A内の検査位置に移動させる。
具体的には、図2に示すように、X−Y−Z移動機構3aは、X軸レール11a、Y軸レール12aおよびステージ13aを備えて構成されている。また、X軸レール11aには、X軸レール11aに沿ってY軸レール12aをスライドさせるためのスライド機構(図示せず)が配設されると共に、Y軸レール12aには、Y軸レール12aに沿ってステージ13aをスライドさせるためのスライド機構(図示せず)が配設されている。さらに、ステージ13aは、本発明における取付部に相当し、Z軸移動機構(図示せず)を介してプローブ5が取り付けられると共に、カメラ4が取り付けられている。一方、X−Y−Z移動機構3bは、X軸レール11b、Y軸レール12bおよびステージ13bを備えて構成されている。また、X軸レール11bには、X軸レール11bに沿ってY軸レール12bをスライドさせるためのスライド機構(図示せず)が配設されると共に、Y軸レール12bには、Y軸レール12bに沿ってステージ13bをスライドさせるためのスライド機構(図示せず)が配設されている。さらに、ステージ13bは、本発明における取付部に相当し、Z軸移動機構(図示せず)を介してプローブ5が取り付けられている。
カメラ4は、一例としてCCDカメラで構成され、制御部7の制御に従って検査領域A内の所定の領域を撮像して画像データD3を出力する。プローブ5は、一例として伸縮型のピンプローブで構成され、その基端部が上記のZ軸移動機構に固定されると共に図示しない接続ケーブルを介して測定部6に接続されている。測定部6は、制御部7からの制御信号S1に従い、後述するように、接続ケーブルを介して両プローブ5に検査用信号を印加した状態において所定の電気的パラメータを測定し、その測定値を測定データD4として制御部7に出力する。制御部7は、回路基板検査装置1を総括的に制御する。具体的には、制御部7は、検査位置データDpおよび移動量補正用データD1に基づいてX−Y−Z移動機構3a,3bを制御してカメラ4を検査位置に移動させると共に、記憶部8に記憶されている検査位置データDpおよび移動量補正用データD2に基づいてX−Y−Z移動機構3a,3bを制御してプローブ5,5を検査領域A内の検査位置に移動させる。
また、制御部7は、カメラ4を制御して検査領域A内の所定の領域を撮像させると共に、測定部6を制御して検査対象基板10を対象とする所定の測定処理を実行させる。さらに、制御部7は、カメラ4から出力された画像データD3や測定部6から出力された測定データD4に基づいて検査対象基板10の良否を検査する。また、制御部7は、後述するようにしてカメラ4を所望の検査位置に移動させるための移動量補正用データD1の取得処理(本発明における第1の補正用データ取得処理)、およびプローブ5,5を所望の検査位置に移動させるための移動量補正用データD2の取得処理(本発明における第2の補正用データ取得処理)を実行可能に構成されている。記憶部8は、制御部7の動作プログラム、検査位置データDp、移動量補正用データD1,D2、測定用座標データD20,D30(移動量補正用データ取得処理時に使用する基準データ)および検査対象基板10についての検査用基準データなどを記憶する。
次に、回路基板検査装置1による移動量補正用データの取得処理について、図面を参照して説明する。
この回路基板検査装置1では、X軸レール11a,11bおよびY軸レール12a,12bの歪み等に起因するカメラ4の移動位置やプローブ5,5の位置ずれを補正するための移動量補正用データD1,D2を取得する移動量補正用データ取得処理を実行可能に構成されている。したがって、検査対象基板10の検査時においてカメラ4やプローブ5,5の正確な移動を可能とするために、一例として、回路基板検査装置1の出荷時や設置完了時(回路基板検査装置1による検査対象基板10の検査処理の開始前)などに移動量補正用データ取得処理を実行する。
具体的には、この回路基板検査装置1では、まず、本発明における第1の補正用データ取得処理を実行してカメラ4の位置ずれ量を補正するための移動量補正用データD1を取得する。この際には、一例として、図3に示す位置合わせ用治具20を基板保持部2にセットする。この場合、位置合わせ用治具20は、X−Y−Z移動機構3aによるカメラ4の移動時に生じる位置ずれ量を測定するための測定用基準板であって、同図に示すように、一例としてセラミックによって上記の検査領域Aと同程度の大きさの長尺平板状に形成されると共に、長尺方向に沿って5列、短尺方向に沿って4列の合計20個の基準孔21が形成されている。なお、この位置合わせ用治具20を基板保持部2にセットした状態における各基準孔21の中心座標(一例として、基準点O1を基準とするX−Y座標)についての測定用座標データD20は、予め取得されて記憶部8に記憶されている。
次いで、図示しない操作部を操作して移動量補正用データ取得処理の開始を指示する。この際には、制御部7が、測定用座標データD20に基づき、位置合わせ用治具20における20個の基準孔21のうちの所定の1つにカメラ4による撮像領域の中心(図4に示すカメラ中心P1)を一致させるように制御信号SaをX−Y−Z移動機構3aに出力する。これに応じて、X−Y−Z移動機構3aが上記の1つの基準孔21の中心座標をカメラ4(カメラ中心P1)を位置させるべき目標位置としてステージ13aを移動させる。次いで、制御部7は、カメラ4を制御して位置合わせ用治具20を撮像させると共に、カメラ4から出力された画像データD3を画像解析処理してカメラ中心P1が基準孔21の中心座標上に位置しているか否かを判別する。
この際に、X−Y−Z移動機構3aのX軸レール11aおよびY軸レール12aに極く小さな歪みが生じているときには、基準孔21の中心座標を目標位置としてステージ13a(カメラ4)を移動させたとしても、図4に示すように、例えば、基準孔21の基準孔中心P2(基準孔21の中心座標:本発明における第1の基準位置)からX軸レール11aに沿って距離Lx1、Y軸レール12aに沿って距離Ly1だけ離間した位置(本発明における「中心位置」)にカメラ中心P1が位置した状態となる。したがって、制御部7は、カメラ4から出力された画像データD3に基づき、カメラ中心P1が基準孔中心P2から離間している(カメラ4の移動位置に位置ずれが生じている)と判別する。なお、同図では、本発明についての理解を容易とするために、基準孔中心P2に対するカメラ中心P1の位置ずれ量を誇張して大きく位置ずれさせて図示している。次いで、制御部7は、画像データD3に基づいてカメラ中心P1と基準孔中心P2との離間距離(この例では、距離Lx1,Ly1)を演算し、演算した距離だけステージ13a(カメラ4)を移動させるように制御信号SaをX−Y−Z移動機構3aに出力する。これにより、図5に示すように、カメラ中心P1が基準孔中心P2と一致する。
次いで、制御部7は、カメラ4を制御して位置合わせ用治具20を撮像させると共に、カメラ4から出力された画像データD3を画像解析処理してカメラ中心P1が基準孔中心P2と一致していると判別したときに、上記のステージ13aの移動距離(この例では、距離Lx1,Ly1)をその基準孔中心P2にカメラ中心P1を一致させるための移動量補正用データD1としてその基準孔中心P2に対応させて記憶部8に記憶させる。この場合、その基準孔中心P2に関連付けられた検査位置(例えば、この基準孔中心P2の周囲の検査位置であってこの基準孔中心P2との距離が他のいずれの基準孔中心P2との距離よりも短い検査位置、若しくは予め区画された矩形の領域(後述する領域Aa1〜Ae4)であってこの基準孔中心P2を含む領域内の検査位置)にカメラ中心P1を一致させるための移動量補正用データD1として記憶部8に記憶させることもできる。
この後、制御部7は、他の19個の基準孔21についても、上記の基準孔21についての移動量補正用データD1の取得処理と同様にして移動量補正用データD1を取得して記憶部8に記憶させる(本発明における「少なくとも2点以上」が「20点」の例)。これにより、カメラ4についての移動量補正用データ取得処理(本発明における第1の移動量補正用データ取得処理)が完了する。なお、本発明は、制御部7が画像データD3を画像解析処理して取得した距離(上記の例における距離Lx1,Ly1)を移動量補正用データD1として記憶部8に記憶させる構成に限定されず、例えば、画像データD3に基づく画像(図4に示す画像)を表示部に表示させると共に、オペレータが基準孔中心P2にカメラ中心P1を一致させるようにステージ13aを移動させ、その際にステージ13aが移動した移動距離をその基準孔中心P2にカメラ中心P1を一致させるための移動量補正用データD1として記憶部8に記憶させる構成を採用することもできる。
次いで、本発明における第2の補正用データ取得処理を実行してプローブ5,5の位置ずれ量を補正するための移動量補正用データD2を取得する。この際には、一例として、上記の位置合わせ用治具20に代えて、図6に示す位置合わせ用治具30を基板保持部2にセットする。この場合、位置合わせ用治具30は、X−Y−Z移動機構3a,3bによるプローブ5,5の移動時に生じる位置ずれ量を測定するための測定用基準板であって、同図に示すように、一例として、セラミックによって上記の検査領域Aと同程度の大きさの長尺平板状に形成されると共に、例えば20枚の感圧紙31が貼付されて構成されている。また、各感圧紙31は、位置合わせ用治具30上に規定された各基準位置P4(本発明における第2の基準位置:一例として、長尺方向に沿って5列、短尺方向に沿って4列の合計20カ所:図7,8参照)上に貼付されている。また、位置合わせ用治具30を基板保持部2にセットした状態における各基準位置P4の座標(一例として、基準点O2を基準とするX−Y座標)についての測定用座標データD30は、予め取得されて記憶部8に記憶されている。また、以下の説明においては、一例として、位置合わせ用治具30における各基準位置P4の座標と、前述した位置合わせ用治具20における対応する部位に位置する各基準孔中心P2の座標とがそれぞれ同一座標であるものとする。
次いで、制御部7は、測定用座標データD30に基づき、位置合わせ用治具30における20箇所の基準位置P4のうちの所定の1つにプローブ5(一例としてステージ13aに取り付けられたプローブ5)の先端部を接触させるように制御信号SaをX−Y−Z移動機構3aに出力する。これに応じて、X−Y−Z移動機構3aが上記の1つの基準位置P4を目標位置とするプロービングを実行する。これにより、その基準位置P4上に貼付されている感圧紙31に打痕P3(本発明における「接触位置」:図7参照)が形成される。次いで、制御部7は、X−Y−Z移動機構3aを制御してカメラ4のカメラ中心P1が上記の基準位置P4と一致するようにステージ13aを移動させる。この際に、制御部7は、その基準位置P4と同じ座標の基準孔中心P2にカメラ4を移動させるための移動量補正用データD1に基づいて測定用座標データD30を補正してステージ13aを移動させる。これにより、X軸レール11aおよびY軸レール12aに歪みが生じている状態においても、所定の基準位置P4上にカメラ4が正確に移動させられる。
次いで、制御部7は、カメラ4を制御して位置合わせ用治具30を撮像させると共に、カメラ4から出力された画像データD3を画像解析処理して基準位置P4(この例では、基準位置P4に移動させられたカメラ4のカメラ中心P1)と打痕P3とが一致しているか否かを判別する。この際に、X−Y−Z移動機構3aのX軸レール11aおよびY軸レール12aに極く小さな歪みが生じているときには、基準位置P4を目標位置としてステージ13a(プローブ5)を移動させてプロービングしたとしても、図7に示すように、例えば、基準位置P4からX軸レール11aに沿って距離Lx2、Y軸レール12aに沿って距離Ly2だけ離間した位置にプローブ5の打痕P3が形成される。したがって、制御部7は、カメラ4から出力された画像データD3に基づき、打痕P3がカメラ中心P1(基準位置P4)から離間している(プロービング位置に位置ずれが生じている)と判別する。
この際には、制御部7は、画像データD3に基づいてカメラ中心P1(基準位置P4)と打痕P3との離間距離(この例では、距離Lx2,Ly2)を演算し、演算した距離だけステージ13a(カメラ4)を移動させるように制御信号SaをX−Y−Z移動機構3aに出力する。これにより、図8に示すように、カメラ中心P1が打痕P3と一致する。次いで、制御部7は、カメラ4を制御して位置合わせ用治具30を撮像させると共に、カメラ4から出力された画像データD3を画像解析処理してカメラ中心P1が打痕P3と一致していると判別したときに、上記のステージ13aの移動距離(この例では、距離Lx2,Ly2)に基づいて、上記の基準位置P4にプロービングするための移動量補正用データD2を演算して記憶部8に記憶させる。具体的には、制御部7は、距離−Lx2,−Ly2をその基準位置P4にプローブ5の先端部を接触させるための移動量補正用データD2としてその基準位置P4に対応させて記憶部8に記憶させる。
この場合、その基準位置P4に関連付けられた検査位置(例えば、この基準位置P4の周囲の検査位置であってこの基準位置P4との距離が他のいずれの基準位置P4との距離よりも短い検査位置、若しくは予め区画された矩形の領域(後述する領域Aa1〜Ae4)であってこの基準位置P4を含む領域内の検査位置)にプローブ5の先端部を接触させるための移動量補正用データD2として記憶部8に記憶させることもできる。
この後、制御部7は、他の19箇所の基準位置P4についても、上記の基準位置P4についての移動量補正用データD2の取得処理と同様にして、その基準位置P4にプロービングするための移動量補正用データD2を取得して記憶部8に記憶させる(本発明における「少なくとも2点以上」が「20点」の例)。また、制御部7は、X−Y−Z移動機構3b(ステージ13b)に取り付けられているプローブ5についても、上記の一連の処理と同様にして、各基準位置P4にプロービングするための移動量補正用データD2を取得して記憶部8に記憶させる。これにより、両プローブ5,5についての移動量補正用データ取得処理(本発明における第2の移動量補正用データ取得処理)が完了する。なお、移動量補正用データD2を取得する構成は、上記の構成(制御部7が画像データD3を画像解析して取得する構成)に限定されず、例えば、画像データD3に基づく画像(図7に示す画像)を表示部に表示させると共に、オペレータが打痕P3にカメラ中心P1を一致させるようにステージ13aを移動させ、その際のステージ13aの移動距離に基づき、基準位置P4にプローブ5をプロービングさせるための移動量補正用データD2を演算する構成を採用することもできる。
検査対象基板10の所望の検査位置を撮像して検査する際には、基板保持部2に検査対象基板10をセットする。次いで、制御部7が、検査位置データDpおよび移動量補正用データD1に基づいてX−Y−Z移動機構3aを制御して、所望(任意)の検査位置にカメラ4を移動させる。この際に、図9に示す検査位置Pp1(本発明における「第1の基準位置以外の検査位置」の一例)にカメラ4を移動させるときには、制御部7は、一例として、同図に示す領域Aa1内の基準孔中心P2、領域Aa2内の基準孔中心P2および領域Ab1内の基準孔中心P2の3つの基準孔中心P2(本発明における「所定の検査位置の周囲に位置する第1の基準位置」の一例)についての各移動量補正用データD1を用いた補間処理によって検査位置Pp1にカメラ4を移動させるための移動量補正用データD1を演算する。この場合、補間処理としては、2次元空間における中間点を幾何補正によって補間計算する公知のアフィン変換を採用することができるし、アフィン変換以外に、疑似アフィン変換やヘルマート変換などの各種変換による補間処理を採用することもできる。
また、検査位置Pp2(本発明における「第1の基準位置以外の検査位置」の他の一例)にカメラ4を移動させる際には、制御部7は、一例として、同図に示す領域Ae4内の基準孔中心P2、領域Ae3内の基準孔中心P2および領域Ad4内の基準孔中心P2の3つの基準孔中心P2(本発明における「所定の検査位置の周囲に位置する第1の基準位置」の一例)についての各移動量補正用データD1を用いた上記のアフィン変換による補間処理によって検査位置Pp2にカメラ4を移動させるための移動量補正用データD1を演算する。これにより、X軸レール11aおよびY軸レール12aの歪み等に起因するカメラ4の移動位置のずれが補正され、検査位置Pp1または検査位置Pp2の上方にカメラ4が正確に移動させられる。次いで、制御部7は、カメラ4を制御して検査対象基板10を撮像させると共に、出力された画像データD3と検査用基準データとに基づいて検査対象基板10の良否を検査する。
一方、プローブ5,5を用いた検査に際しては、制御部7は、検査位置データDpおよび移動量補正用データD2に基づいてX−Y−Z移動機構3a,3bを制御して、所望(任意)の検査位置にプローブ5,5をプロービングさせる。この際に、図9に示す検査位置Pp1(本発明における「第2の基準位置以外の検査位置」の一例)にプロービングするときには、制御部7は、一例として、同図に示す領域Aa1内の基準位置P4、領域Aa2内の基準位置P4および領域Ab1内の基準位置P4の3つの基準位置P4(本発明における「所定の検査位置の周囲に位置する第2の基準位置」の一例)についての各移動量補正用データD2を用いた上記のアフィン変換による補間処理によって検査位置Pp1にプロービングするための移動量補正用データD2を演算する。
また、検査位置Pp2(本発明における「第2の基準位置以外の検査位置」の他の一例)にプロービングする際には、制御部7は、一例として、同図に示す領域Ae4内の基準位置P4、領域Ae3内の基準位置P4および領域Ad4内の基準位置P4の3つの基準位置P4(本発明における「所定の検査位置の周囲に位置する第2の基準位置」の他の一例)についての各移動量補正用データD2を用いたアフィン変換による補間処理によって検査位置Pp2にプロービングするための移動量補正用データD2を演算する。これにより、X軸レール11a,11bおよびY軸レール12a,12bの歪み等に起因するプローブ5,5の移動位置のずれが補正され、検査位置Pp1,Pp2に対してプローブ5の先端部が正確に接触させられる。この後、測定部6が、両プローブ5,5を介して検査対象基板10についての電気的パラメータを測定して測定データD4を制御部7に出力し、制御部7は、出力された測定データD4と検査用基準データとに基づいて検査対象基板10の良否を検査する。
このように、この回路基板検査装置1では、制御部7が、検査領域A内の第1の基準位置(この例では、位置合わせ用治具20における各基準孔21)に関連付けられた検査位置にカメラ4による撮像領域の中心(カメラ中心P1)を一致させるための移動量補正用データD1を取得する補正用データ取得処理(本発明における第1の補正用データ取得処理)を検査領域A内における少なくとも2点以上(この例では、20点)の基準孔中心P2において実行すると共に、検査領域A内の基準位置P4(第2の基準位置)に関連付けられた検査位置にプローブ5,5の先端部を接触させるための移動量補正用データD2を取得する補正用データ取得処理(本発明における第2の補正用データ取得処理)を検査領域A内における少なくとも2点以上(この例では、20点)の基準位置P4において実行し、各補正用データ取得処理によって取得した移動量補正用データD1,D1に基づいてステージ13a,13b(本発明における取付部)の移動量を補正する。
したがって、この回路基板検査装置1によれば、検査領域A内の複数の基準位置(基準孔中心P2および基準位置P4)についての移動量補正用データD1,D2に基づいてカメラ4やプローブ5,5を所望の検査位置に移動させるための移動量を補正することができる。このため、この回路基板検査装置1によれば、カメラやプローブを所望の検査位置に移動させるための移動補正量を検査領域内の所定の1点において取得する構成の検査装置と比較して、検査領域A内の各検査位置に応じた移動補正量で移動量を補正してカメラ4やプローブ5,5を正確に移動させることができる。
また、この回路基板検査装置1では、制御部7が、本発明における第1の基準位置以外の所定の検査位置に撮像領域の中心(カメラ中心P1)を一致させるための移動量補正用データを所定の検査位置の周囲に位置する複数の第1の基準位置においてそれぞれ取得した移動量補正用データを用いた補間処理によって取得すると共に、本発明における第2の基準位置以外の所定の検査位置にプローブ5,5の先端部を接触させるための移動量補正用データを所定の検査位置の周囲に位置する複数の第2の基準位置においてそれぞれ取得した移動量補正用データを用いた補間処理によって取得する。したがって、この回路基板検査装置によれば、例えば、検査位置の数だけ基準孔中心P2および基準位置P4を規定して本発明における第1の補正用データ取得処理および第2の補正用データ取得処理を検査位置の数だけ実行することなく、ある程度の数(この例では、それぞれ20カ所)の基準孔中心P2および基準位置P4を規定してそれぞれ移動量補正用データD1,D2を取得して補間処理することで、検査領域A内のいずれの検査位置に対してもカメラ4やプローブ5,5を正確に移動させることが可能な移動量補正用データD1,D2を短時間で取得することができる。
また、この回路基板検査装置1によれば、制御部7が、本発明における第1の補正用データ取得処理を実行した後に本発明における第2の補正用データ取得処理を実行することにより、本発明における第2の補正用データ取得処理時の開始に先立ってカメラ4を正確に移動させることができる移動量補正用データD1の取得を完了できるため、第2の補正用データ取得処理時においてカメラ4のカメラ中心P1を基準位置P4(本発明における第2の基準位置)から打痕P3(本発明における接触位置)に移動させるだけで、基準位置P4に対する打痕P3の位置ずれ量を短時間で正確に取得することができる。
なお、本発明に係る検査装置は、上記の構成に限定されない。例えば、カメラ4についての移動量補正用データD1の取得処理(本発明における第1の移動量補正用データ取得処理)を実行した後に、取得した移動量補正用データD1を使用してカメラ4を移動させてプローブ5についての移動量補正用データD2を取得する取得処理(本発明における第2の移動量補正用データ取得処理)を実行する例について説明したが、本発明における両移動量補正用データ取得処理の実行順序は、これに限定されない。一例として、本発明における第2の移動量補正用データ取得処理に際して、前述した位置合わせ用治具30に代えて、基準位置P4(本発明における第2の基準位置)にマークを付した感圧紙31を貼付した位置合わせ用治具(図示せず)に対するプロービングを実行し、その際に形成される打痕P3と基準位置P4に付したマークとの位置ずれ量を例えば画像解析処理によって移動量補正用データD2として取得する構成を採用することができる。このような構成では、カメラ4の移動に際して、打痕P3およびマークの近傍を撮像できる程度の移動制御が可能であればよいため、カメラ4についての移動量補正用データD1の取得が完了していなくても、プローブ5,5についての移動量補正用データD2を取得することができる。
また、検査位置Pp1,Pp2にカメラ4を移動させる際や検査位置Pp1,Pp2に対するプロービング時に、検査位置Pp1,Pp2の周囲に位置する基準位置(基準孔中心P2および基準位置P4)についての移動量補正用データD1,D2を用いた補間処理によって検査位置Pp1,Pp2についての移動量補正用データD1,D2を取得する構成について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、図9に示すように、検査対象基板10を所定数の領域(この例では、領域Aa1〜Ae4)に分割し、例えば、Aa1内の検査位置については、領域Aa1内の基準孔中心P2について取得した移動量補正用データD1や、領域Aa1内の基準位置P4について取得した移動量補正用データD2を使用して移動量を補正し、Aa2内の検査位置については、領域Aa2内の基準孔中心P2について取得した移動量補正用データD1や、領域Aa2内の基準位置P4について取得した移動量補正用データD2を使用して移動量を補正する構成を採用することができる。さらに、検査位置に最も近い基準孔中心P2についての移動量補正用データD1を使用して移動量を補正する構成や、検査位置に最も近い基準位置P4についての移動量補正用データD2を使用して移動量を補正する構成を採用することもできる。
回路基板検査装置1の構成を示すブロック図である。 回路基板検査装置1の平面図である。 位置合わせ用治具20の平面図である。 基準孔中心P2とは相違する位置にカメラ中心P1が位置している状態のカメラ画像の画像図である。 基準孔中心P2とカメラ中心P1とが一致している状態のカメラ画像の画像図である。 位置合わせ用治具30の平面図である。 基準位置P4(カメラ中心P1)とは相違する位置に打痕P3が形成された状態のカメラ画像の画像図である。 打痕P3にカメラ中心P1を一致させた状態のカメラ画像の画像図である。 検査対象基板10の平面図である。 Y軸レールの歪みとプロービング位置の位置ずれとの関係について説明するための説明図である。
符号の説明
1 回路基板検査装置
3a,3b X−Y−Z移動機構
4 カメラ
5 プローブ
7 制御部
8 記憶部
10 検査対象基板
11a,11b X軸レール
12a,12b Y軸レール
13a,13b ステージ
20 位置合わせ用治具
21 基準孔
30 位置合わせ用治具
31 感圧紙
A 検査領域
Aa1〜Ae4 領域
D1,D2 移動量補正用データ
D20,D30 測定用座標データ
Lx1,Ly1,Lx2,Ly2 距離
P1 カメラ中心
P2 基準孔中心
P3 打痕
P4 基準位置
Pp1,Pp2 検査位置

Claims (3)

  1. カメラおよびプローブが取り付けられた取付部と、当該取付部を移動させて前記カメラおよび前記プローブのいずれかを検査領域内の検査位置に移動させる移動機構と、当該移動機構を制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、前記検査領域内の第1の基準位置に前記カメラによる撮像領域の中心を一致させるように前記移動機構を制御した際の当該撮像領域の中心位置と当該第1の基準位置との間の位置ずれ量を当該第1の基準位置に関連付けられた前記検査位置に当該撮像領域の中心を一致させるための移動量補正用データとして取得する第1の補正用データ取得処理を当該検査領域内における少なくとも2点以上の前記第1の基準位置において実行すると共に、前記検査領域内の第2の基準位置に前記プローブの先端部を接触させるように前記移動機構を制御した際の当該先端部の接触位置と当該第2の基準位置との間の位置ずれ量を当該第2の基準位置に関連付けられた前記検査位置に当該先端部を接触させるための移動量補正用データとして取得する第2の補正用データ取得処理を当該検査領域内における少なくとも2点以上の前記第2の基準位置において実行し、前記各補正用データ取得処理によって取得した前記各移動量補正用データに基づいて前記移動機構による前記取付部の移動量を補正する検査装置。
  2. 前記制御部は、前記検査領域内における前記第1の基準位置以外の所定の前記検査位置に前記撮像領域の中心を一致させるための前記移動量補正用データを当該所定の検査位置の周囲に位置する複数の前記第1の基準位置においてそれぞれ取得した前記移動量補正用データを用いた補間処理によって取得すると共に、前記検査領域内における前記第2の基準位置以外の所定の前記検査位置に前記先端部を接触させるための前記移動量補正用データを当該所定の検査位置の周囲に位置する複数の前記第2の基準位置においてそれぞれ取得した前記移動量補正用データを用いた補間処理によって取得する請求項1記載の検査装置。
  3. 前記制御部は、前記第1の補正用データ取得処理を実行した後に前記第2の補正用データ取得処理を実行する請求項1または2記載の検査装置。
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