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JP2009004630A - 半導体レーザ素子の製造方法 - Google Patents

半導体レーザ素子の製造方法 Download PDF

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Koyo Tsuji
幸洋 辻
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Abstract

【課題】生産性の向上と、単一モード性の確保とを両立させることができる半導体レーザ素子の製造方法を提供する。
【解決手段】この半導体レーザ素子1の製造方法では、レジスト層19に溝パターン20を形成するにあたって、ナノインプリント法を用いている。これにより、回折格子層13に対して深さの異なる複数の溝パターン21を一括形成することができるので、電子線描画法に比べて、生産性の向上が図られる。また、ナノスタンパ22をレジスト層19に直接押し付けるので、雑音や振動の影響を小さくでき、さらに、電子線照射量の揺らぎの問題や電子銃の劣化の問題を生じないので、精度の高い溝パターン21の形成が可能となる。従って、回折格子層13の結合係数を最適値に近づけることが容易となるので、半導体レーザ素子1の共振器内における光強度分布の均一化が図られ、単一モード性を確保できる。
【選択図】図2

Description

本発明は、半導体レーザ素子の製造方法に関する。
従来の半導体レーザ素子として、活性層と、活性層の一面側に設けられ、所定軸に沿って周期構造を有する回折格子層とを含んで構成される、いわゆる分布帰還型の半導体レーザ素子がある。このような半導体レーザ素子における回折格子層の溝パターンを形成する技術として、例えば特許文献1に記載の電子線描画法がある。電子線描画法は、特に回折格子の周期構造に位相シフト部を設けた場合の溝パターンの形成に用いられている。
特開平7−45506号公報
しかしながら、前述した電子線描画法を用いた回折格子層の溝パターン形成においては、電子線を1本ずつ走査してパターンを形成している。そのため、1枚のウエハに全ての回折格子層の溝パターンを形成するのには数日かかる場合があり、生産性の観点で問題があった。また、電子線描画法では、描画中の雑音や振動の影響による電子線照射量の揺らぎの問題や、電子銃の長時間の使用に伴う、電子線の劣化によりビーム径が拡大する問題があった。このような電子線照射量の揺らぎや、電子線のビーム径の拡大は、回折格子層の溝パターン精度の低下につながり、回折格子層の結合係数を最適値から変動させる要因となり得る。その結果、半導体レーザ素子の共振器内において、光強度が局在する部分が生じ、ホールバーニング効果によって半導体レーザ素子の単一モード性が損なわれるおそれがあった。
本発明は、上記課題の解決のためになされたものであり、生産性の向上と、単一モード性の確保とを両立させることができる半導体レーザ素子の製造方法を提供することを目的とする。
上記課題解決のために、本発明は、活性層と、活性層の一面側に設けられ、所定軸に沿って周期構造を有する回折格子層とを含んで構成される半導体レーザ素子の製造方法であって、半導体基板上に活性層と回折格子層とを積層する工程と、回折格子層上にレジスト層を形成する工程と、ナノインプリント法を用いることにより、レジスト層に対し、深さの異なる複数の溝パターンを所定軸に沿って形成する工程と、レジスト層をマスクとして用いたエッチングにより、回折格子層に対し、レジスト層の溝パターンとは深さの反転した複数の溝パターンを所定軸に沿って形成する工程とを備えたことを特徴とする。
この半導体レーザ素子の製造方法では、レジスト層に溝パターンを形成するにあたって、ナノインプリント法を用いている。すなわち、ナノスタンパをレジスト層に押し付けることにより、深さの異なる複数の溝パターンを所定軸に沿って形成し、このレジスト層をマスクとして用いた回折格子層のエッチングにより、マイクロローディング効果を利用して、レジスト層の溝パターンとは反転した溝パターンを回折格子層に形成する。このような手法により、この半導体レーザ素子の製造方法では、回折格子に対して深さの異なる複数の溝パターンを一括形成することができるので、電子線によって一本ずつ溝パターンを形成する電子線描画法に比べて、生産性の向上が図られる。また、レジスト層に溝パターンを形成するにあたって、ナノスタンパをレジスト層に直接押し付けるので、雑音や振動の影響を小さくでき、さらに、電子線照射量の揺らぎの問題や電子銃の劣化の問題を生じないので、精度の高い溝パターンの形成が可能となる。従って、この半導体レーザ素子の製造方法では、回折格子層の結合係数を最適値に近づけることが容易となるので、半導体レーザ素子の共振器内における光強度分布の均一化が図られ、単一モード性を確保できる。
また、回折格子層の周期構造には、位相シフト部が設けられており、レジスト層の溝パターンは、位相シフト部に対応する部分の深さが、他の部分に比べて深くなっていることが好ましい。この場合、位相シフト部に局在する光を分散させることができ、半導体レーザ素子の共振器内において光強度分布を均一化させることができる。従って、回折格子層の同期構造に位相シフト部が設けられている場合であっても、単一モード性を確保することができる。
本発明に係る半導体レーザ素子の製造方法によれば、生産性の向上と、単一モード性の確保とを両立させることができる。
以下、図面を参照しながら、本発明に係る半導体レーザ素子の製造方法の好適な実施形態について詳細に説明する。
図1及び図2は、本発明の一実施形態に係る半導体レーザ素子の製造方法を適用して作製された半導体レーザ素子の構成を示す断面図である。また、図2は、図1におけるII−II線断面図である。
図1に示す半導体レーザ素子1は、発振波長が1.55μmの分布帰還型半導体レーザである。半導体レーザ素子1は、安定した単一モード性を要求される光通信等の光源として使用されるものであり、特に長距離の通信に適している。半導体レーザ素子1は、半導体基板2と、半導体基板2の一面側において、矢印A方向(図2参照)に延在する半導体メサ部3と、半導体メサ部3の両側部を覆うように形成された埋め込み層4,5と、半導体メサ部3及び埋め込み層4,5の表面に形成されたクラッド層6と、クラッド層6の表面に形成されたコンタクト層7と、コンタクト層7の表面に形成された電極層8と、半導体基板2の他面側に形成された電極層9と、矢印A方向の両端面にそれぞれ形成された反射膜10とを備えている(以下、矢印A方向を「導波路方向」と示す)。
半導体基板2は、例えばSnがドープされたn型InP基板である。半導体基板2の厚みは、約100μmとなっている。半導体メサ部3は、半導体基板2に対して隆起状に形成され、半導体基板2側から順に、クラッド層11、活性層12、回折格子層13、クラッド層14が積層されて構成されている。半導体メサ部3は、活性層12を含む半導体領域を積層方向にエッチングで切り出すことにより、ストライプ状に形成されている。
クラッド層11は、例えばSiがドープされたn型InP層である。また、クラッド層14は、例えばZnがドープされたp型InP層である。クラッド層11,14の屈折率は、活性層12よりも小さいものとなっている。これによりクラッド層11,14は、活性層12において発光した光を閉じ込める層として機能する。
活性層12は、例えばInGaAsP層である。活性層12は、例えば多重量子井戸(MQW)構造を有している。活性層12には、クラッド層6及びクラッド層11,14からキャリアが注入され、このキャリアが再結合することにより、光が発生する。
回折格子層13は、例えばZnがドープされたGaInAsP層である。回折格子層13は、図2に示すように、導波路方向に沿った周期的な溝パターン15を有している。溝パターン15は、互いに深さの異なるパターン16,17からなる。パターン16は、回折格子層13における導波路方向の両端部側に設けられている。パターン16における凹部の深さは、例えば30nmとなっており、その間隔は、例えば120nmとなっている。
一方、パターン17は、回折格子層13の中央部分に設けられている。パターン17における凹部の深さは、例えば20nmとなっており、その間隔は、例えば120nmとなっている。このような回折格子層13は、導波路方向に進行する光の一部を、進行方向とは反対の方向に回折する。従って、クラッド層11,14の間では、回折格子層13の溝パターン15の周期で決まる波長の光が帰還される。
また、パターン17の中央部分には位相シフト部18が設けられている。位相シフト部18のパターン17における凹部の深さは、例えば20nmとなっている。また、その間隔は、例えば240nmとなっている。
埋め込み層4は、例えばZnがドープされたp型InP層である。埋め込み層4は、半導体メサ部3の両側に近づくにつれて厚みが増していき、クラッド層14の側部までを覆っている。埋め込み層5は、例えばFeがドープされたn型InP層である。埋め込み層5は、埋め込み層4の表面に形成され、埋め込み層5の表面は、フラットになるように形成されている。
クラッド層6は、例えばZnがドープされたp型InP層である。クラッド層6は、クラッド層4の表面に形成され、クラッド層11,14との協働によって活性層12の光をさらに閉じ込める。コンタクト層7は、例えばZnがドープされたp型InGaAs層である。コンタクト層7は、高い導電性の電極層8と半導電性の半導体基板2と半導体メサ部3とクラッド層6との間で、整流作用のないオーミック接触させるために形成されている。
電極層8は、例えばAuめっきであり、コンタクト層7の表面に形成されている。電極層8の厚さは、10μm程度に形成されている。電極層9は、例えばAuめっきであり、半導体基板2の他面側に形成されている。反射膜10は、例えばTiOとAlOの多層膜からなり、半導体レーザ素子1における導波路方向の両端面の反射の影響を低減させる。
以下、上述した半導体レーザ素子1の製造方法について、図3〜図10を参照しながら説明する。
まず、図3に示すように、SnがドープされたInPからなる半導体基板2を用意する。そして、例えばMOCVD法により、半導体基板2の一面側にクラッド層11、活性層12、回折格子層13を順次積層する。
次に、図4に示すように、回折格子層13の表面全面に、紫外線硬化樹脂を例えばスピン塗布法で塗布することにより、レジスト層19を形成する。紫外線硬化樹脂は、紫外線硬化剤を含む樹脂体であり、例えばアクリル系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリエステル系樹脂等を用いることができる。レジスト層19の厚みは、所望の回折格子層13の溝パターン15の深さに応じて適宜決定される。
次に、図5に示すような、ナノスタンパ20を準備する。ナノスタンパ20は、例えば石英からなり、紫外線を透過すると共に、好適な強度及び加工容易性を有する。ナノスタンパ20下面には、例えば一辺が300μmの矩形の印面21が設けられている。印面21には、周期構造を有する溝パターン22が所定の方向に形成されている。
より具体的には、溝パターン22は、互いに深さの異なる2つのパターン23,24からなる。パターン23は、ナノスタンパ20における印面21の両端部側にそれぞれ位置している。パターン23における凹部の深さは、例えば60nmとなっており、その間隔は、例えば120nmとなっている。一方、パターン24は、ナノスタンパの印面21の中央部分に位置している。パターン24における凹部の深さはパターン23よりも深く、例えば170nmとなっている。また、その間隔は、例えば120nmとなっている。
また、パターン24の中央部分には、位相シフト部25が設けられている。位相シフト部25では、凸部の幅が他の凸部の幅の2倍程度となっており、周期構造が発振波長の1/4だけずれた状態となっている。
このようなナノスタンパ20を、図6に示すように、溝パターン22が導波路方向に沿うようにして、レジスト層19の表面に押し付ける。そして、ナノスタンパ20の上方から紫外線26を照射し、ナノスタンパ20を透過した紫外線26によってレジスト層19を硬化させる。これにより、ナノスタンパ20の印面21の溝パターン22が転写され、レジスト層19の表面には、ナノスタンパ20の溝パターン22とは凹凸が反転した溝パターン27が形成される。
レジスト層19に転写された溝パターン27は、互いに深さの異なるパターン28,29からなる。より具体的には、パターン28は、ナノスタンパ20のパターン23が転写された部分であり、レジスト層19の両端部側にそれぞれ位置している。パターン28における凹部の深さは、例えば60nmとなっており、その間隔は、例えば120nmとなっている。一方、レジスト層19のパターン29は、ナノスタンパ20のパターン24が転写された部分であり、レジスト層19の中央部分に位置している。パターン29における凹部の深さはパターン28よりも深く、例えば170nmとなっている。また、その間隔は、例えば120nmとなっている。パターン29の中央部分には、位相シフト部30が設けられている。位相シフト部30のパターン29における凹部の深さは、例えば20nmとなっている。また、その間隔は、例えば240nmとなっている。
レジスト層19にナノスタンパ20の印面21の溝パターン22を転写した後、図7に示すように、ナノスタンパ20をレジスト層19から離型する。このとき、回折格子層13の表面と、レジスト層19の溝パターン20の凹部との間に残渣が残る場合がある。この場合、例えば酸素プラズマを用いたドライエッチングによって残渣の処理を行うようにしてもよい。
次に、溝パターン27が形成されたレジスト層19をマスクとして用い、回折格子層13の表面を約1分間ウェットエッチングする。エッチャントとしては、例えば飽和臭素水と臭化水素と水とを1:10:400の比で混合したものを用いることができる。
このエッチングにおいては、マイクロローディング効果により、図8に示すように、回折格子層13の表面は、レジスト層19の深さが深い部分が浅くエッチングされ、レジスト層19の深さが浅い部分が深くエッチングされる。これにより、レジスト層19の溝パターン27とは深さの反転した溝パターン15が回折格子層13の表面に形成される。
このように形成された回折格子層13の溝パターン15は、互いに深さの異なるパターン16,17からなる。パターン17は、回折格子層13の両端部側にそれぞれ位置している。パターン16における凹部の深さは、例えば30nmとなっており、その間隔は、例えば120μmとなっている。一方、パターン17は、回折格子層13の中央部分に位置している。パターン17における凹部の深さはパターン16よりも浅く、例えば20nmとなっている。また、その間隔は、例えば120μmとなっている。回折格子層13のパターン17中央には、周期構造が発振波長の1/4だけずれた位相シフト部18が形成される。
エッチングを行った後、図9に示すように、マスクとして用いたレジスト層19を、所定のエッチングで除去する。そして、回折格子層13の表面に、例えばMOCVD法により、クラッド層14を形成する。次に、クラッド層14の表面に、ストライプ状のマスクを形成し、このマスクを用いてクラッド層14、回折格子層13、活性層12、クラッド層11を例えばドライエッチングする。これにより、半導体基板2上に隆起状の半導体メサ部3が形成される。
半導体メサ部3を形成した後、例えばMOCVD法により、半導体メサ部3の両側に埋め込み層4,5をそれぞれ積層すると、半導体基板2の一面側に埋め込みヘテロ構造が形成される。その後、図10に示すように、クラッド層6とコンタクト層7を形成する。そして、コンタクト層7の表面に電極層8と、半導体基板2の裏面に電極層9とを形成し、低反射膜10を導波路方向の両端面にそれぞれ形成すると、図1及び図2に示した半導体レーザ素子1が完成する。
以上説明したように、この半導体レーザ素子の製造方法では、レジスト層19に溝パターン27を形成するにあたって、ナノインプリント法を用いている。すなわち、互いに深さの異なる溝パターン22が形成されたナノスタンパ20の印面21をレジスト層19に押し付けることにより、深さの異なる複数の溝パターン27を導波路方向に沿って形成し、その後、マイクロローディング効果を利用したエッチングをすることで、回折格子層13に対して深さの異なる複数の溝パターン15を一括形成している。これにより、電子線描画法を用いる場合のように、電子線によって一本ずつ回折格子層13に溝パターンを形成する場合に比べて、生産性の向上が図られる。
また、この半導体レーザ素子の製造方法では、レジスト層19に溝パターン27を形成するにあたって、ナノスタンパ20をレジスト層19に直接押し付けるので、雑音や振動の影響を小さくできる。これに加え、電子線照射量の揺らぎの問題や電子銃の劣化の問題も生じない。従って、精度の高い溝パターン15の形成が可能となり、回折格子層13における結合係数を、最適値に近づけることが容易となるの。このことは、半導体レーザ素子1の導波路方向における光強度分布の均一化を容易なものとし、ホールバーニングの抑制による単一モード性の確保を可能にする。
また、この半導体レーザ素子の製造方法では、回折格子層13の溝パターン15において、位相シフト部18に対応する中央のパターン17の深さは、半導体レーザ素子1の導波路方向の両端部側に対応するパターン16よりも深くなっている。
ここで、図11は、半導体レーザ素子の導波路方向における光強度分布を示す図である。一般的な位相シフト型の半導体レーザ素子では、図11(a)に示すように、位相シフト部を含む中央部分で光強度が大きくなり、両端部側では小さくなる。これに対し、半導体レーザ素子1では、回折格子層13の溝パターン15が、導波路方向の中央部分に形成されたパターン17と、両端部側に形成されたパターン16とからなり、パターン16の深さはパターン17よりも深くなっている。このため、回折格子層13の結合係数は、溝パターン15の深さの大きい導波路方向の両端部側に比べて、溝パターン15の深さの小さい導波路方向の中央部分で小さくなる。従って、半導体レーザ素子1では、図11(b)に示すように、位相シフト部18を含む導波路方向の中央部分では光密度が抑えられ、両端部側では光強度が引き上げられることになる。これにより、導波路方向における光強度分布が均一化され、その結果、回折格子層13の周期構造に位相シフト部18が設けられている場合であっても、単一モード性が確保される。
本発明は、上記実施形態に限られるものではない。上記実施形態では、ナノスタンパ22の素材に石英を用いているが、紫外線を透過する素材であればよい。また、紫外線を照射する光ナノインプリントではなく、熱を加えてパターンを形成する熱ナノインプリントを用いてもよい。また、回折格子層13のエッチングには、ウェットエッチングだけではなくドライエッチングを用いてもよい。
本発明の一実施形態に係る半導体レーザ素子製造方法を適用して作製された半導体レーザ素子の断面図である。 図1におけるII−II線断面図である。 図1に示した半導体レーザ素子の製造工程を示す図である。 図3の後続の工程を示す図である。 図4の後続の工程を示す図である。 図5の後続の工程を示す図である。 図6の後続の工程を示す図である。 図7の後続の工程を示す図である。 図8の後続の工程を示す図である。 図9の後続の工程を示す図である。 (a)は一般的な位相シフト型の半導体レーザ素子の光強度分布であり、(b)は図1に示した半導体レーザ素子の光強度分布である。
符号の説明
1…半導体レーザ素子、2…半導体基板、13…回折格子層、15,27…溝パターン、18…位相シフト部、19…レジスト層。

Claims (2)

  1. 活性層と、前記活性層の一面側に設けられ、所定軸に沿って周期構造を有する回折格子層とを含んで構成される半導体レーザ素子の製造方法であって、
    半導体基板上に前記活性層と前記回折格子層とを積層する工程と、
    前記回折格子層上にレジスト層を形成する工程と、
    ナノインプリント法を用いることにより、前記レジスト層に対し、深さの異なる複数の溝パターンを前記所定軸に沿って形成する工程と、
    前記レジスト層をマスクとして用いたエッチングにより、前記回折格子層に対し、前記レジスト層の前記溝パターンとは深さの反転した複数の溝パターンを前記所定軸に沿って形成する工程とを備えたことを特徴とする半導体レーザ素子の製造方法。
  2. 前記回折格子層の前記周期構造には、位相シフト部が設けられており、
    前記レジスト層の前記溝パターンは、前記位相シフト部に対応する部分の深さが、他の部分に比べて深くなっていることを特徴とする請求項1記載の半導体レーザ素子の製造方法。
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