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JP2008308265A - 荷の昇降装置 - Google Patents

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JP2008308265A
JP2008308265A JP2007156421A JP2007156421A JP2008308265A JP 2008308265 A JP2008308265 A JP 2008308265A JP 2007156421 A JP2007156421 A JP 2007156421A JP 2007156421 A JP2007156421 A JP 2007156421A JP 2008308265 A JP2008308265 A JP 2008308265A
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load
drum body
mast
synthetic resin
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Koichi Osada
耕一 長田
Ichiro Wada
一郎 和田
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Okamura Corp
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Abstract

【課題】塵埃の発生を抑えることができる荷の昇降装置を提供すること。
【解決手段】荷4を載置可能な荷台13が床面から立設されるマスト8に昇降自在に設けられた荷の昇降装置1にあって、マスト8の上部及び下部に回転自在に設けられた複数の滑車18,19にワイヤロープ22が掛け渡され、このワイヤロープ22が荷台13に連結されるとともに、少なくとも1つの滑車18,19を回転駆動させる駆動装置23が設けられており、ワイヤロープ22の表面が合成樹脂にて被覆されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、荷を載置可能な荷台が床面から立設されるマストに昇降自在に設けられた荷の昇降装置に関する。
従来のスタッカクレーン(荷の昇降装置)は、マストに設けられた昇降台を上下昇降させるために駆動ベルト(ワイヤロープ)やホイール(滑車)を備えており、駆動ベルトとホイールとが互いに摺接されることにより、その表面同士が摩耗して塵埃が生じるようになっている。そのためクリーンルーム等において使用されるスタッカクレーンにあっては、駆動ベルトやホイールを筒状のマスト内に収納し、マスト内の塵埃を含んだ空気を、空気吸引ダクト等からファンによって吸引して床面の下方側に排気することで、クリーンルーム内に塵埃が飛散しないようにしている(例えば、特許文献1及び2参照)。
実開平5−92292号公報(第7頁、第3図) 実開平5−64105号公報(第5頁、第1図)
しかしながら、特許文献1及び2に記載のスタッカクレーン(荷の昇降装置)にあっては、昇降台(荷台)をマストに上下昇降可能に設けるために、マストの高さ方向に沿ってスリット形成されており、昇降台が上下昇降される際などに、マスト内部の部品類が可動することでマスト内部の空気流が乱れ、スリットからマスト内の空気が塵埃とともにマスト外に排出され、塵埃がクリーンルーム内に飛散してしまう虞があるばかりか、マスト内の空気をファンによって排気させているので、ファンやダクトの製造コストやファンを稼働させることによるランニングコストが嵩んでしまうという問題がある。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、塵埃の発生を抑えることができる荷の昇降装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載の荷の昇降装置は、
荷を載置可能な荷台が床面から立設されるマストに昇降自在に設けられた荷の昇降装置にあって、
前記マストの上部及び下部に回転自在に設けられた複数の滑車にワイヤロープが掛け渡され、該ワイヤロープが前記荷台に連結されるとともに、少なくとも1つの前記滑車を回転駆動させる駆動装置が設けられており、前記ワイヤロープの表面が合成樹脂にて被覆されていることを特徴としている。
この特徴によれば、駆動装置を駆動させて荷台が上下昇降される際に、ワイヤロープが滑車に摺接されても、ワイヤロープの表面が合成樹脂により被覆されているため、ワイヤロープの耐久性が向上するとともに、ワイヤロープと滑車との摩擦抵抗が低減され、ワイヤロープと滑車との摺接により互いの表面が摩耗して生じる塵埃の発生を抑えることができる。
本発明の請求項2に記載の荷の昇降装置は、請求項1に記載の荷の昇降装置であって、
前記駆動装置により回転駆動される駆動用の滑車に掛け渡された前記ワイヤロープに張力を与えるための張力用の滑車が設けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、ワイヤロープの表面を合成樹脂により被覆してワイヤロープと滑車との摩擦抵抗を低減させた状態であっても、張力用の滑車により駆動用の滑車に掛け渡されたワイヤロープに張力を与えることで、駆動装置により駆動用の滑車を回転駆動させた際に、その回転力を駆動用の滑車に掛け渡されたワイヤロープに効率よく伝達することができる。
本発明の請求項3に記載の荷の昇降装置は、請求項1または2に記載の荷の昇降装置であって、
少なくとも前記駆動用の滑車が、外周表面に複数の平行溝が形成された略円筒形状をなすドラム体により構成され、前記平行溝に前記ワイヤロープが掛け渡されていることを特徴としている。
この特徴によれば、複数の平行溝により駆動用のドラム体とワイヤロープとの接触面積を増やして、駆動用のドラム体の回転力を効率よくワイヤロープに伝達することができる。
本発明の請求項4に記載の荷の昇降装置は、請求項3に記載の荷の昇降装置であって、
前記平行溝の深さが、前記ワイヤロープの直径の半分以下となっていることを特徴としている。
この特徴によれば、駆動用のドラム体の回転力をワイヤロープに伝達することに寄与しない平行溝における側内面の領域の接触面積を少なくして、平行溝の側内面とワイヤロープの表面との摺接による塵埃の発生を抑えることができる。
本発明の請求項5に記載の荷の昇降装置は、請求項1ないし4のいずれかに記載の荷の昇降装置であって、
前記ワイヤロープが複数の鋼鉄線を寄り合せて形成されており、該鋼鉄線同士の間に充填材が充填されることで、前記ワイヤロープが断面視で円形状をなしていることを特徴としている。
この特徴によれば、滑車に掛け渡されたワイヤロープが捩れたり揺れたりしてワイヤロープの表面における滑車との接触位置が変化しても、ワイヤロープと滑車との接触面積は変化し難くなり、常に同じ摩擦抵抗でワイヤロープと滑車とが摺接され、駆動装置によるワイヤロープの駆動制御がし易くなるばかりか、ワイヤロープの捩れや揺れが元に戻り易くなる。
本発明の請求項6に記載の荷の昇降装置は、請求項1ないし5のいずれかに記載の荷の昇降装置であって、
前記ワイヤロープが複数の鋼鉄線を寄り合せて形成されており、該鋼鉄線の表面が合成樹脂にて被覆されていることを特徴としている。
この特徴によれば、複数の鋼鉄線同士が擦れ合うことで生じる鋼鉄線の摩耗が抑えられて塵埃が発生し難くなる。
本発明の請求項7に記載の荷の昇降装置は、請求項1ないし6のいずれかに記載の荷の昇降装置であって、
少なくとも前記駆動装置と前記駆動用の滑車とを覆うカバー体が設けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、駆動装置と駆動用の滑車にて多少の塵埃が発生しても、該塵埃の飛散をカバー体により防止することができる。
本発明に係る荷の昇降装置を実施するための最良の形態を実施例に基づいて以下に説明する。
本発明の実施例を図面に基づいて説明すると、先ず図1は、実施例におけるスタッカクレーンを示す側面図であり、図2は、スタッカクレーン及び荷棚を示す正面図であり、図3は、ワイヤロープと駆動ドラム体を示す正面図であり、図4は、ワイヤロープを示す横断面斜視図である。以下、図1の紙面左側をスタッカクレーンの正面側(前方側)として説明する。
図1の符号1は、本発明の適用された荷の昇降装置としてのスタッカクレーンである。このスタッカクレーン1は、主に精密機械の工場等において、空気清浄度が確保された部屋、すなわちクリーンルームにおいて使用される。
図2に示すように、スタッカクレーン1の左方側には、矩形状に組み立てられた枠体2が配置され、この枠体2には、複数段の荷棚3が設けられており、該荷棚3の各段には、本実施例における荷としてのコンテナ4が載置されている。枠体2の上部には、上部フレーム5が設けられ、この上部フレーム5には、1本の天井レール6が取り付けられている。床面には、天井レール6と同じ方向を向く2本の床面レール7が敷設されている。
図1に示すように、スタッカクレーン1には、天井レール6と床面レール7との間を上下方向に延びるマスト8が設けられ、マスト8の上部には、天井レール6を左右方向から挟持するガイドローラ9を備えた支持部材10が設けられるとともに、マスト8の下部には、床面レール7上を走行する車輪11を備えた台車12が設けられている。
車輪11は、台車12に設けられている走行モータ(図示略)によって回転駆動されるようになっており、車輪11を回転駆動させることで、スタッカクレーン1は天井レール6と床面レール7に案内されながら、複数段の荷棚3に沿って前後方向に走行できるようになっている。
また、図2に示すように、スタッカクレーン1のマスト8には、上下に昇降できる本実施例における荷台としての昇降台13が配置されている。この昇降台13は、マスト8に上下昇降可能に取り付けられた支持部14と、コンテナ4を載置できる載置部15とにより構成されている。
尚、マスト8の左右の側面には、上下方向に延設されたガイド溝16が形成されているとともに、支持部14内には、ガイド溝16内に配置されたガイドローラ17が設けられており、後述するように、昇降台13が上下昇降される際には、ガイドローラ17がガイド溝16によって案内される。
マスト8の上端部には、2つの上部滑車18が設けられるとともに、マスト8の下端部には、1つの下部滑車19が設けられている。また、本実施例における駆動用の滑車としての駆動ドラム体20と、本実施例における張力用の滑車としての張力ドラム体21とが、台車12に設けられている。滑車18,19及び両ドラム体20,21には、ワイヤロープ22が掛け渡されている。
図1に示すように、台車12には、本実施例における駆動装置としての昇降モータ23が設けられている。駆動ドラム体20は、駆動チェーン24を介して昇降モータ23に接続されており、昇降モータ23を駆動させると、駆動ドラム体20が回転駆動するようになっている。尚、台車12には、張力ドラム体21と駆動ドラム体20と昇降モータ23とを覆うカバー体25が取り付けられている。
図3に示すように、両ドラム体20,21は、外周表面に複数の平行溝26,27が形成された略円筒形状をなし、各々のドラム体20,21が近接して配置されている。更に、両ドラム体20,21の回転軸28,29が互いに平行をなしている。尚、本実施例では、各々のドラム体20,21に対して4条の平行溝26,27が形成されている。両ドラム体20,21に掛け渡されたワイヤロープ22は、各々の平行溝26,27内に配置されるように掛け渡されている。
尚、駆動ドラム体20の回転軸28は、台車12に対して固定された位置に設けられている。また、張力ドラム体21の回転軸29は、台車12に対して相対移動可能に設けられるとともに、駆動ドラム体20から離れる方向に付勢手段(図示略)によって付勢されている。このように張力ドラム体21が駆動ドラム体20から離れる方向に付勢されることで、駆動ドラム体20に掛け渡されたワイヤロープ22には、常に所定の張力(テンション)が与えられるようになっている。
図1に示すように、ワイヤロープ22はマスト8に沿って配置されるとともに、ワイヤロープ22の両端部は、支持部14の上部と下部とに各々連結され、ワイヤロープ22が閉ループ状に構成されている。昇降モータ23を駆動させることによって、駆動ドラム体20が回転駆動されるとともに、ワイヤロープ22は滑車18,19に摺接され、昇降台13はワイヤロープ22に牽引されて上下方向に昇降できるようになっている。
スタッカクレーン1を走行させるとともに、昇降台13を昇降させることにより、スタッカクレーン1の近傍に配置されている複数段の荷棚3のうち、目的とする荷棚3まで昇降台13を移動させることができる。昇降台13の載置部15には、ベルトコンベア30が設けられており、このベルトコンベア30を載置部15に設けられた駆動モータ(図示略)により駆動させることによって、荷棚3上に載置されたコンテナ4を載置部15上に移動させたり、載置部15上のコンテナ4を荷棚3上に移動させたりすることができる。
図4を用いてワイヤロープ22について詳述すると、ワイヤロープ22は複数の鋼鉄線31が寄り合わされて形成されている。各々の鋼鉄線31の外周表面には、合成樹脂が塗布されて形成された合成樹脂塗膜32が形成されているとともに、各々の鋼鉄線31同士の間には、合成樹脂にて構成される充填材33が充填されている。更に、ワイヤロープ22の外表面にも、合成樹脂にて構成される合成樹脂被膜34が形成されている。
尚、本実施例で用いる合成樹脂には、エポキシ樹脂、ポリエチレン、塩化ビニール、ナイロン、フッ素樹脂などが使用される。より詳述すると、高い塗膜強度と耐久性を有するエポキシ樹脂により鋼鉄線31の外周表面の合成樹脂塗膜32を形成するとともに、高密度ポリエチレンによりワイヤロープ22の外周表面の合成樹脂被膜34が形成されている。また、鋼鉄線31同士の間に充填材33が充填されることで、ワイヤロープ22の断面形状が円形をなすようになっている。
図3の部分拡大図に示すように、張力ドラム体21及び駆動ドラム体20の平行溝26,27の断面形状は、ワイヤロープ22の外周表面の形状に合わせて湾曲された形状をなっている。また、それぞれの平行溝26,27は浅溝として形成され、平行溝26,27の底面26a,27aまでの深さDは、ワイヤロープ22の直径Sの半分以下となっている。すなわち断面視において平行溝26,27におけるワイヤロープ22との接触部位が、ワイヤロープ22の外周長の半分以下となっている。
そのため、駆動ドラム体20の回転力をワイヤロープ22に伝達することに寄与しない平行溝26における側内面26bの領域のワイヤロープ22との接触面積や、張力ドラム体21の張力をワイヤロープ22に伝達することに寄与しない平行溝27における側内面27bの領域のワイヤロープ22との接触面積が、最小限度になるように構成して、平行溝26,27の側内面26b,27bとワイヤロープ22の表面との摺接による塵埃の発生を抑えることができる。
更に、ワイヤロープ22の断面形状が円形をなすことで、滑車18,19やドラム体20,21に掛け渡されたワイヤロープ22が捩れたり揺れたりしてワイヤロープ22の表面における滑車18,19やドラム体20,21との接触位置が変化しても、ワイヤロープ22と、滑車18,19やドラム体20,21との接触面積は変化し難くなり、常に同じ摩擦抵抗でワイヤロープ22と、滑車18,19やドラム体20,21とが摺接され、昇降モータ23によるワイヤロープ22の駆動制御がし易くなるばかりか、ワイヤロープ22の捩れや揺れが元に戻り易くなっている。
以上、本実施例におけるスタッカクレーン1では、ワイヤロープ22の外周表面が合成樹脂被膜34にて被覆されていることで、昇降モータ23を駆動させて昇降台13が上下昇降される際に、ワイヤロープ22が滑車18,19やドラム体20,21に摺接されても、ワイヤロープ22の外周表面が合成樹脂被膜34により被覆されているため、ワイヤロープ22の耐久性が向上するとともに、ワイヤロープ22と、滑車18,19やドラム体20,21との摩擦抵抗が低減され、ワイヤロープと、滑車18,19やドラム体20,21との摺接により互いの表面が摩耗して生じる塵埃の発生を抑えることができる。
尚、塵埃そのものの発生を抑えることで、スタッカクレーン1をクリーンルーム等で使用する場合であっても、塵埃を含んだ空気を排気させるファン等を設置する必要がなくなり、スタッカクレーン1の製造コストやランニングコストを低減させることができる。更に尚、スタッカクレーン1における滑車などが摩耗し難くなり、滑車18,19やドラム体20,21の耐久性が向上してスタッカクレーン1のメンテナンスコストを低減させることができる。尚かつ、昇降台13を昇降させる際の騒音等も低減できる。
また、張力用の滑車としての張力ドラム体21が設けられ、該張力ドラム体21によって駆動ドラム体20に掛け渡されたワイヤロープ22に張力を与えることで、ワイヤロープ22の表面を合成樹脂被膜34により被覆して、ワイヤロープ22と、滑車18,19やドラム体20,21との摩擦抵抗を低減させた状態であっても、昇降モータ23により駆動ドラム体20を回転駆動させた際に、その回転力を駆動ドラム体20に掛け渡されたワイヤロープ22に効率よく伝達することができる。
また、駆動ドラム体20に形成された複数の平行溝26にワイヤロープ22が掛け渡されていることで、複数の平行溝26により駆動ドラム体20とワイヤロープ22との接触面積を増やして、駆動ドラム体20の回転力を効率よくワイヤロープ22に伝達することができる。
また、ワイヤロープ22を形成する鋼鉄線31の表面が合成樹脂塗膜32にて被覆されていることで、複数の鋼鉄線31同士が擦れ合うことで生じる鋼鉄線31の摩耗が抑えられて塵埃が発生し難くなる。
また、張力ドラム体21と駆動ドラム体20と昇降モータ23とを覆うカバー体25が台車12に取り付けられていることで、張力ドラム体21と駆動ドラム体20と昇降モータ23にて多少の塵埃が発生しても、該塵埃の飛散をカバー体25により防止することができる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例では、空気清浄度が確保されたクリーンルームにて使用されるスタッカクレーン1に本発明が適用されていたが、自動倉庫や図書館等のクリーンルーム以外で使用されるスタッカクレーンに本発明を適用してもよい。
また、前記実施例では、張力用の滑車としての張力ドラム体21によってワイヤロープ22に所定の張力を与えるようにしているが、張力用の滑車は張力ドラム体21に限ることなく、その他の滑車18,19を張力用の滑車としてワイヤロープ22に張力を与えるようにしてもよく、駆動ドラム体20近傍に設けられたドラム体21を、張力や駆動力に寄与しないアイドルドラム体21として用いてもよい。
また、前記実施例では、ワイヤロープ22の外周面(表面)が合成樹脂により被覆されるとともに、ワイヤロープ22を構成する鋼鉄線31の外周面(表面)が合成樹脂により被覆されていたが、ワイヤロープ22の外周面(表面)または鋼鉄線31の外周面(表面)の少なくともいずれか一方の外周面(表面)が合成樹脂により被覆されていれば前記実施例と同様な効果を得ることができる。
また、前記実施例では、ワイヤロープ22の断面形状が円形をなしているが、ワイヤロープ22の断面形状を楕円かそれ以外の形状にしてもよく、ワイヤロープ22を略ベルト状にして、その断面形状が扁平な矩形状をなすようにしても、表面に合成樹脂被膜34が形成されていれば前記実施例と同様な効果を得ることができる。
また、前記実施例では、ワイヤロープ22の表面に合成樹脂被膜34を形成することで、ワイヤロープ22と、滑車18,19やドラム体20,21との摺動抵抗を低減させているが、滑車18,19やドラム体20,21の表面に合成樹脂にて被膜等を形成して、ワイヤロープ22と、滑車18,19やドラム体20,21との摺動抵抗をさらに低減させるようにしてもよい。
また、前記実施例では、張力ドラム体21と駆動ドラム体20と昇降モータ23とを覆うカバー体25が取り付けられているが、このカバー体25内で発生する塵埃を床面の下方に排気する排気ダクト及び排気ファンを設けてもよい。
実施例におけるスタッカクレーンを示す側面図である。 スタッカクレーン及び荷棚を示す正面図である。 ワイヤロープと駆動ドラム体を示す正面図である。 ワイヤロープを示す横断面斜視図である。
符号の説明
1 スタッカクレーン(荷の昇降装置)
4 コンテナ(荷)
8 マスト
12 台車
13 昇降台(荷台)
18 上部滑車
19 下部滑車
20 駆動ドラム体(駆動用の滑車)
21 張力ドラム体(張力用の滑車)
22 ワイヤロープ
23 昇降モータ(駆動装置)
25 カバー体
26,27 平行溝
26a,27a 底面
26b,27b 側内面
31 鋼鉄線
32 合成樹脂塗膜
33 充填材
34 合成樹脂被膜

Claims (7)

  1. 荷を載置可能な荷台が床面から立設されるマストに昇降自在に設けられた荷の昇降装置にあって、
    前記マストの上部及び下部に回転自在に設けられた複数の滑車にワイヤロープが掛け渡され、該ワイヤロープが前記荷台に連結されるとともに、少なくとも1つの前記滑車を回転駆動させる駆動装置が設けられており、前記ワイヤロープの表面が合成樹脂にて被覆されていることを特徴とする荷の昇降装置。
  2. 前記駆動装置により回転駆動される駆動用の滑車に掛け渡された前記ワイヤロープに張力を与えるための張力用の滑車が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の荷の昇降装置。
  3. 少なくとも前記駆動用の滑車が、外周表面に複数の平行溝が形成された略円筒形状をなすドラム体により構成され、前記平行溝に前記ワイヤロープが掛け渡されていることを特徴とする請求項1または2に記載の荷の昇降装置。
  4. 前記平行溝の深さが、前記ワイヤロープの直径の半分以下となっていることを特徴とする請求項3に記載の荷の昇降装置。
  5. 前記ワイヤロープが複数の鋼鉄線を寄り合せて形成されており、該鋼鉄線同士の間に充填材が充填されることで、前記ワイヤロープが断面視で円形状をなしていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の荷の昇降装置。
  6. 前記ワイヤロープが複数の鋼鉄線を寄り合せて形成されており、該鋼鉄線の表面が合成樹脂にて被覆されていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の荷の昇降装置。
  7. 少なくとも前記駆動装置と前記駆動用の滑車とを覆うカバー体が設けられていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の荷の昇降装置。
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