JP2008301964A - 遊技機の役物 - Google Patents
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Abstract
【課題】ゲーム性を損なうことなく大当たり入賞を容易にすることができ、且つ比較的複雑な動作を行うことにより、視覚的演出効果をも奏する遊技機の役物を提供する。
【解決手段】導入路を経て到来する遊技球を大当たり入賞口へ導く遊技機の役物であり、導入路の下流であって大当たり入賞口の上流に配置されて、遊技球を貯留する受け部を有する貯留皿と、貯留皿に貯留された遊技球の所定数による重力に応じて貯留皿を下降せしめる支持機構と、貯留皿が下降するときに貯留皿を前記大当たり入賞口に向けて転倒せしめる転倒機構と、を有する。
【選択図】図2
【解決手段】導入路を経て到来する遊技球を大当たり入賞口へ導く遊技機の役物であり、導入路の下流であって大当たり入賞口の上流に配置されて、遊技球を貯留する受け部を有する貯留皿と、貯留皿に貯留された遊技球の所定数による重力に応じて貯留皿を下降せしめる支持機構と、貯留皿が下降するときに貯留皿を前記大当たり入賞口に向けて転倒せしめる転倒機構と、を有する。
【選択図】図2
Description
本発明はパチンコ機等の弾球遊技機に関し、特に遊技球を大当たり入賞口へ導く通路を形成する遊技機の役物に関する。
パチンコ機に代表される弾球遊技機において始動入賞口への入賞を契機としていわゆる羽根と称される可動入賞装置が所定回数開放して、この間に遊技盤の略中央部に設けられた中央役物装置内部へ遊技球を侵入させ、中央役物装置内部に設けられた大当たり入賞口に入賞させることを競うものが知られている。中央役物装置内部には、大当たり入賞口以外にいわゆるはずれ口が設けられており、大当たり入賞口に入賞しない遊技球は、はずれ口に入球する。中央役物装置内部に侵入した遊技球は、大当たり入賞口に至るまでの通過経路の構造や遊技球の進路を振り分ける振り分け装置によって、容易に大当たり入賞しないようになっている。このような大当たり入賞口への入賞を制限する機構や構造によって大当たり入賞確率が著しく制限されると遊技の興趣を損ないかねず、その反面、極めて容易に大当たりが発生してもゲーム性に欠け遊技者にすぐに飽きられてしまうおそれがある。
特許文献1に記載されたパチンコ遊技機においては、中央役物装置内部に遊技球が貯留されるように貯留部材が設けられ、遊技者の操作によって遊技球の貯留を解除し、大当たり入賞口に向けて遊技球を一斉に放出することにより大当たり入賞確率を高めるとともに遊技者の遊技への介入性を高めるようにしている。また、遊技の継続中に所定の条件が成立した場合には、遊技者の操作に関係なく貯留を解除することにより、遊技者の介入性を制御し、大当たり入賞の難易度も確保している。
特開2004−337389号公報
上記特許文献1に記載の遊技機によれば、遊技者の遊技への介入性を持たせつつも遊技球が大当たり入賞する難易度は適当に保たれる。しかしながら、遊技球の流下をせき止める貯留ゲートの上下移動のみによって遊技球の貯留状態と開放状態とが画定され、役物自体の動作としては非常に単調なものであり、興趣に欠けるものであった。
本発明は上記した点に鑑みてなされたものであり、ゲーム性を損なうことなく大当たり入賞を容易にすることができ、且つ比較的複雑な動作を行うことにより、視覚的演出効果をも奏する遊技機の役物を提供することを目的とする。
本発明の役物は、導入路を経て到来する遊技球を大当たり入賞口へ導く遊技機の役物であって、前記導入路の下流であって前記大当たり入賞口の上流に配置されて、前記遊技球を貯留する受け部を有する貯留皿と、前記貯留皿に貯留された遊技球の所定数による重力に応じて前記貯留皿を下降せしめる支持機構と、前記貯留皿が下降するときに、前記貯留皿を前記大当たり入賞口に向けて転倒せしめる転倒機構と、を有する。
以下、本発明の実施例について添付図面を参照しつつ説明する。尚、以下に示す図において、実質的に同一又は等価な構成要素、部分には同一の参照符を付している。
図1は本発明の役物を搭載したパチンコ機10の概略の正面図である。パチンコ機10には、本体枠11と、本体枠11の前面にガラス等の透明窓を含む窓枠(図示せず)が開閉自在に設けられて、遊技者が遊技盤12を視認できるようにするとともに、遊技盤12を外部から保護している。遊技盤12の下方には、操作ハンドル13が取り付けられており、遊技者が、操作ハンドル13に手を添えて右に回すことにより発射装置が稼動し、受皿14に貯留された遊技球が、発射装置に導かれ1球ずつ発射される。遊技盤12には発射された遊技球を遊技盤12に誘導するガイドレール15が植立され、ガイドレール15で画成された領域が遊技領域16を構成している。遊技盤12上には遊技領域16の略全面に亘って複数の遊技釘23が植設されており、遊技領域16に打ち出された遊技球は、遊技釘23との衝突を繰り返す度、その流下経路を変化させ、これによって遊技者は様々な遊技球の流下態様を楽しむことができるようになっている。また、遊技領域16には、遊技釘以外にも、遊技球の流下経路に変化を与える障害物として風車24が設けられている。
遊技領域16の下方には、始動入賞口17が設けられており、その内部には、始動入賞口通過センサ120(図8参照)が設けられている。遊技球が始動入賞口17に入賞すると、始動入賞口通過センサ120(図8参照)によって入賞したことが検知され、所定数の賞球がパチンコ機10から払い出されるとともに可動羽根20が所定回数の開閉動作を行う。可動羽根20は遊技球の導入路として作用し、遊技球は、可動羽根20が開いている期間のみ中央役物装置19の内部に侵入することが可能となる。可動羽根20が開放している期間に中央役物装置19の内部に侵入した遊技球は可動羽根通過センサ121によって検知されるようになっている。中央役物装置19の内部には、大当たり入賞口21、はずれ口22、アウト口(図示せず)および本発明の役物30が設けられている。役物30は、大当たり入賞口21、はずれ口22等の入賞口の上流に配置され、可動羽根20を介して中央役物装置19内部に侵入した遊技球を後述する動作態様によって大当たり入賞口21、はずれ口22若しくはアウト口のいずれかに導く。大当たり入賞口21に遊技球が入賞すると、遊技状態が遊技者にとって有利な大当たり状態に移行する。大当たり遊技は、所定の終了条件が成立するまで継続し、遊技者は大当たり遊技期間中に多数の遊技球を獲得する機会が与えられる。
図2は、本発明の役物30の構成を示す斜視図である。役物30は、中央役物装置19内部空間の底面を形成するステージ31上に固定された支持部32と、支持部32の軸部32aにおいて軸支され、この軸部32aを支点として遊技盤12に平行な面内において揺動自在に設けられたレバー33と、レバー33の一方の自由端部に設けられた貯留皿34と、レバー33の他方の自由端部に載置された錘体35と、錘体35の下方のステージ31に設けられた開口38内部に収納され、昇降可能に設けられた可動体37と、を備える。貯留皿34の下方前方に位置するステージ31には、略円柱形状の凹部25の内部において大当たり入賞口21およびはずれ口22が設けられている。
貯留皿34は、可動羽根20が開放状態の際に中央役物装置19内部に侵入した1つ或いは複数の遊技球を大当たり入賞口21およびはずれ口22に導く前に、一旦貯留しておくための受け部を構成しており、上面に開口を有する皿状部材によって構成される。貯留皿34は、複数の遊技球を貯留できるように適当な容積を有し、また、貯留された遊技球が容易に落下しないように側壁部を有する。貯留皿34は、遊技球を複数貯留できればいかなる形状であってもよく、例えば直方体、円柱形状、椀形状等であってもよい。尚、貯留皿34に遊技球を導くための手段としては、可動羽根20を通過した遊技球を直接貯留皿34上に落下させるようにしてもよいし、可動羽根20と貯留皿34との間に案内通路を形成することとしてもよい。
レバー33は、その中央部において軸部32aを支点として揺動することにより貯留皿34は、上昇および下降するようになっている。レバー33には、貯留皿34が設けられている端部とは反対側の端部において錘体35が載置されており、貯留皿34に所定数の遊技球が貯留されていない初期状態においては、レバー33は錘体35の重量よって、貯留皿34側が上方、錘体35側が下方となるように傾斜した状態が維持される。
図3に示すように、貯留皿に所定数(例えば10個)の遊技球が貯留されると遊技球を含む貯留皿の総重量は錘体35の重量を超え、その重力によってレバー33は軸部32aを支点としていわゆるシーソの如く揺動し、その傾斜状態が初期状態から逆転し、貯留皿が下降する。すなわち、レバー33は、貯留皿に貯留された遊技球の所定数による重力に応じて貯留皿を下降せしめる本発明の支持機構として機能する。錘体35の重量は、貯留皿が下降を開始する遊技球の貯留数をいくつに設定するかによって適宜決めることができ、また、その形状は、いかなる形状であってもよく、例えばパチンコ機の演出に用いられるキャラクターを模して形成することとしてもよい。
図4(a)は図2における4a―4a線断面図、図4(b)は図2における4b−4b線断面図であり、ともにレバー33と貯留皿34との接続部の構造を示している。貯留皿34は、その底面に設けられた接合部材34aとレバー33に設けられた結合部材33aに軸部材33bが挿入されることによりレバー33上に軸支される。すなわち、貯留皿34は、軸部材33bを回転軸として、レバー33の長手方向に交差する面内において回動自在に支持される。また、貯留皿34は、軸部材33bに設けられた図示しないコイルばねによってその底面がレバー33の上面と平行を保つように付勢力が付与されている。つまり、貯留皿34にこの付勢力に対する抗力が付与されない限り貯留皿34の底面は、レバー33の上面に対して平行を保ち、図4(b)に示すようにその回動方向においては水平位置が保たれる。これにより、図3に示す如く貯留皿34が降下した状態でも、貯留された遊技球は、その前方に設けられた大当たり入賞口21およびはずれ口22に向けて落下しないようになっている。
貯留皿34に貯留された遊技球の放出は、貯留皿34に上記コイルばねの付勢力に対する抗力を付与し、貯留皿34を転倒(回動)させることにより行う。貯留皿34の転倒(回動)は、その後方に配置された貯留皿駆動用ソレノイド111によってなされる。図5(a)および(b)はともに貯留皿34がパチンコ機の前方に向けて転倒(回動)した状態を示しており、図5(a)は、図4(b)と同一断面を示しており、図5(b)は役物全体の斜視図を示している。貯留皿34の後方に設けられた貯留皿駆動用ソレノイド111は、後述するメインコントローラ100から供給される駆動信号に応じてプランジャ111aを突出せしめ、このプランジャ111aによって貯留皿34の後方部分の底面を突き上げることにより貯留皿34をパチンコ機の前方に向けて転倒(回動)せしめる。これにより、貯留皿34に貯留された遊技球は、大当たり入賞口21およびはずれ口22に向けて放出され、ステージ31上を転動する。
大当たり入賞口21およびはずれ口22は、貯留皿34から落下した遊技球の転動経路上に設けられた略円柱状の凹部25内部に設けられており、貯留皿34から放出された遊技球は、これらいずれかの入賞口に入賞するか、又は図示しないアウト口に没収される。本実施例においては、大当たり入賞口の数を1つとし、はずれ口の数を2つとしているが、これに限定されず、大当たり入賞の難易度の設定等に応じて適宜その数を増減することが可能である。
また、本発明の役物30は、大当たり入賞口への入賞を阻止する入賞防止体を構成するシャッタ26を有している。シャッタ26は、平板部材によって構成され、凹部25上面において出没自在に設けられている。図6(a)〜(c)は、凹部25の上面を水平方向にスライドするシャッタ26の開閉動作を示す図である。シャッタ26が閉状態に駆動されると、凹部25上面が封鎖され(図6(c))、大当たり入賞口21およびはずれ口への入賞が阻止されることとなる。シャッタ26は、後述するメインコントローラ100からの駆動信号に応じて動作するシャッタ駆動用ソレノイド112(図8参照)によって駆動される。
上記したように、貯留皿34は、貯留された遊技球が所定数するに達すると、その重量により下降して、大当たり入賞口21およびはずれ口22に向けて貯留された遊技球を放出するが、かかる場合以外にも、本発明の強制下降手段を構成する可動体37が駆動されることにより、貯留皿34に貯留された遊技球が所定数に達する前に強制的に貯留皿34を下降せしめ、貯留皿34に貯留された遊技球を放出させるようになっている。可動体37は、レバー33の端部に設けられた錘体35の下方に位置する開口38内部に収納されており、可動体駆動用ソレノイド113(図8参照)に連結され、上下方向に昇降可能となっている。可動体駆動用ソレノイド113は、後述するメインコントローラ100から供給される駆動信号に応じて可動体37を上昇下降せしめる。図7に示すように、可動体37は上昇方向に移動すると、開口38内部から出現し、錘体35の下方よりレバー33端部を押し上げ、貯留皿34を強制的に下降せしめる。また、かかる可動体37による強制下降動作に連動して貯留皿駆動用ソレノイド111およびシャッタ駆動用ソレノイド112が駆動され、シャッタ26を閉状態に駆動するとともに、貯留皿34をパチンコ機10の前方に向けて転倒せしめ、貯留皿34に貯留された遊技球をパチンコ機10の前方に向けて落下させる。大当たり入賞口21およびはずれ口22は、シャッタ26により封鎖されているため、貯留皿34に貯留された遊技球は、これらの入賞口に入賞することはなく、アウト口に没収されることとなる。すなわち、可動体37、貯留皿34およびシャッタ26が連動することにより、貯留皿34に貯留された遊技球は、所定数に達する前に大当たり入賞口21への入賞が防止された状態で放出されるので、遊技球の貯留がリセットされることとなる。尚、可動体37の形状はいかなる形状であってもよく、例えばパチンコ機の演出に用いられるキャラクターを模して形成することとしてもよい。
図8に本発明の役物の動作制御を行う制御系のブロック図を示す。メインコントローラ100は、本発明の役物の動作制御を司る部分であり、高速演算処理をなすCPU、該CPUが実行する遊技プログラムを格納したROM、該CPUの処理事項を一時的に記憶するRAMにより構成される。メインコントローラ100には、始動入賞口通過センサ120、可動羽根通過センサ121、大当たり入賞口通過センサ122、はずれ口通過センサ123からの各検出信号が供給される。メインコントローラ100は、これらの各検出信号に基づいて、可動羽根駆動用ソレノイド110、貯留皿駆動用ソレノイド111、シャッタ駆動用ソレノイド112、可動体駆動用ソレノイド113に駆動信号を供給し、これら各ソレノイドに接続された各駆動部を駆動する。
図9は、メインコントローラ100が実行する通常遊技状態における動作プログラムのフローチャートである。以下、このフローチャートを参照しつつ、パチンコ機10の通常遊技状態における動作について説明する。尚、通常遊技状態とは、大当たり遊技状態以外の遊技状態をいう。
メインコントローラ100は、まず遊技球が始動入賞口17に入賞した否かを判断する(ステップS1)。始動入賞口17に遊技球が入賞すると、始動入賞口通過センサ120からメインコントローラ100に向けて検出信号が供給される。メインコントローラ100は、かかる検出信号に基づいて始動入賞口17への遊技球の入賞を認識する。
メインコントローラ100は、遊技球が始動入賞口17に入賞したことを認識すると、可動羽根駆動用ソレノイド110に駆動信号を供給し、可動羽根20を所定期間に亘って所定回数だけ開放状態に駆動する(ステップS2)。可動羽根20が開放状態に駆動された期間において遊技球は、中央役物装置19内部に侵入が可能となる。遊技球が可動羽根20を通過して中央役物装置19内部に侵入すると、可動羽根通過センサ121からメインコントローラ100に向けて検出信号が供給される。その後、遊技球は、導入通路を経て貯留皿34に導かれ、貯留皿34上に貯留される。メインコントローラ100は、可動羽根通過センサ121より供給される検出信号に基づいて、現在貯留皿に貯留されている遊技球の数をカウントし、これを保持する。
次にメインコントローラ100は、貯留リセット動作を実行するか否かを判断する(ステップS3)。貯留リセット動作実行可否の判断は、例えばメインコントローラ100が行う乱数抽選によって行う。メインコントローラ100は、かかる乱数抽選の結果、貯留リセット動作を実行すると判断した場合、本発明の強制下降手段により、貯留皿34を強制的に下降せしめ、貯留皿34に貯留されている遊技球を放出する。すなわち、メインコントローラ100は、貯留リセット動作を実行すると判断した場合、可動体駆動用ソレノイド113に駆動信号を供給する。可動体駆動ソレノイド113は、かかる駆動信号に応じて可動体37を上昇方向に移動せしめる。これにより、可動体37は、開口38内部から出現し、錘体35が設けられている側のレバー33端部を下方から押し上げ、貯留皿34を強制的に下降せしめる(ステップS4)。
続いて、メインコントローラ100は、シャッタ駆動用ソレノイド112に駆動信号を供給する。シャッタ駆動用ソレノイド112は、かかる駆動信号に応じてシャッタ26を閉状態に駆動して、凹部25上面を封鎖することにより大当たり入賞口21およびはずれ口22への入賞を防止する(ステップS5)。
続いて、メインコントローラ100は、貯留皿駆動用ソレノイド111に駆動信号を供給する。貯留皿駆動用ソレノイド111は、かかる駆動信号に応じてプランジャ111aを突出位置に位置決めすることにより、貯留皿34の後方部分の底面を押し上げ、貯留皿34をパチンコ機10の前方に向けて転倒(回動)せしめ、貯留皿34に貯留されている遊技球をパチンコ機10の前方に向けて落下させる(ステップS6)。これにより貯留皿34に貯留された遊技球は、大当たり入賞口21およびはずれ口22に入賞することなく、アウト口に没収される。このように、ステップS3において、貯留リセット動作を実行すべき判断がなされると、貯留皿34に貯留された遊技球は、所定数に達する前に強制的に貯留皿34から放出され、すなわち貯留がリセットされ、ステップS1の処理に戻る。
一方、メインコントローラ100は、ステップS3において貯留リセット動作を実行しないと判断した場合には、現在貯留皿34に貯留されている遊技球の数が所定数に達しているか否かを判断する(ステップS7)。現時点における遊技球の貯留数は、可動羽根通過センサ121から供給される検出信号に基づいてメインコントローラ100によって認識される。貯留皿34に貯留されている遊技球の数が、所定数に満たない場合には、ステップS1の処理に戻る。
貯留皿34に貯留された遊技球の数が所定数に達すると、貯留された遊技球を含む貯留皿の総重量が錘体35の重量を超え、重力によってレバー33の傾斜方向が変化する。つまり、貯留皿34側が上方、錘体35側が下方となるように傾斜していたレバー33は、貯留皿34側が下方、錘体35側が上方となるようにシーソの如く揺動し、傾斜方向が変化することにより貯留皿34を下降せしめる。
メインコントローラ100は、ステップS7において貯留皿34に貯留されている遊技球の数が所定数に達していると判断すると、シャッタ駆動用ソレノイド112に駆動信号を供給する。シャッタ駆動用ソレノイドを112は、かかる駆動信号に応じてシャッタ26をスライドさせて、凹部25の上面を閉状態から開状態に駆動する(ステップS8)。これにより、シャッタ26により阻止されていた大当たり入賞口21およびはずれ口22への入賞が可能となる。
続いてメインコントローラ100は、貯留皿駆動用ソレノイド111に駆動信号を供給する。貯留皿駆動用ソレノイド111は、かかる駆動信号に応じてプランジャ111aを突出位置に位置決めすることにより、下降した貯留皿34の後方部分底面を押し上げる。これにより、貯留皿34は、軸部材33bを回転軸としてパチンコ機10の前方に向けて転倒(回動)し、貯留皿34に貯留されている遊技球をパチンコ機10の前方に向けて落下させる(ステップS9)。貯留皿34から一斉に放出された複数の遊技球は、大当たり入賞口21およびはずれ口22に向けてステージ31上を転動する。このとき、少なくとも1つの遊技球が大当たり入賞口に入賞すると、大当たり入賞口通過センサ122からメインコントローラ100に向けて検出信号が供給される。メインコントローラ100は、かかる検出信号に基づいて、大当たり入賞口22への入賞の有無を判断する(ステップS10)。メインコントローラ100は、大当たり入賞口22への入賞を認識すると、遊技状態を大当たり遊技状態に移行させる。一方、ステップS9において、大当たり入賞口22への入賞がなかったと判断した場合には、ステップS1の処理に戻る。
以上の説明から明らかなように、本発明の遊技機の役物によれば、遊技球を大当たり入賞口およびはずれ口に導く前に遊技球を所定数に達するまで貯留し、貯留された遊技球を一斉に大当たり入賞口およびはずれ入賞口に向けて放出するようにしたので、大当たり入賞確率を向上させることが可能となる。また、遊技球の貯留数が所定数に達する前に強制的に貯留された遊技球を放出する機構を備えているので、遊技が単調とならず、大当たり入賞の難易度も適切に確保され、遊技機としてのゲーム性も確保することができる。また、本発明に係る役物の各構成部分が遊技球と絡んだ比較的複雑な動作を行うので、視覚的演出効果も高く、遊技の興趣をさらに向上させることが可能となる。
(変形例)
上記した実施例においては、レバー33をその中央部を支点として揺動するいわゆるシーソの如き動作によって、その端部に設けられた貯留皿を下降せしめる構成としたが、図10に示す如く、弾性部材からなるレバー33aの一端を固定し、自由端部に貯留皿34を設けるカンチレバー構造としてもよい。かかる構成によれば、貯留皿34に遊技球が貯留されるとその重量により弾性部材からなるレバー33aが湾曲し、貯留皿34が下降し、上記実施例と同様の作用効果を奏する。
上記した実施例においては、レバー33をその中央部を支点として揺動するいわゆるシーソの如き動作によって、その端部に設けられた貯留皿を下降せしめる構成としたが、図10に示す如く、弾性部材からなるレバー33aの一端を固定し、自由端部に貯留皿34を設けるカンチレバー構造としてもよい。かかる構成によれば、貯留皿34に遊技球が貯留されるとその重量により弾性部材からなるレバー33aが湾曲し、貯留皿34が下降し、上記実施例と同様の作用効果を奏する。
また、図11に示すように中央役物装置19内部の天井に固定された定滑車50に振り分けるようにかけられたロープ51の一端に貯留皿34を接続し、他端に錘体35を接続する構成としてもよい。かかる構成によれば、貯留皿34に所定数の遊技球が貯留されるとその重量により錘体35が上昇するとともに、貯留皿34が下降し、上記した実施例と同様の作用効果を奏する。
10 パチンコ機
12 遊技盤
17 始動入賞口
19 中央役物装置
20 可動羽根
21 大当たり入賞口
22 はずれ口
26 シャッタ
30 役物
33 レバー
34 貯留皿
35 錘体
37 可動体
12 遊技盤
17 始動入賞口
19 中央役物装置
20 可動羽根
21 大当たり入賞口
22 はずれ口
26 シャッタ
30 役物
33 レバー
34 貯留皿
35 錘体
37 可動体
Claims (6)
- 導入路を経て到来する遊技球を大当たり入賞口へ導く遊技機の役物であって、
前記導入路の下流であって前記大当たり入賞口の上流に配置されて前記遊技球を貯留する受け部を有する貯留皿と、
前記貯留皿に貯留された遊技球の所定数による重力に応じて前記貯留皿を下降せしめる支持機構と、
前記貯留皿が下降するときに前記貯留皿を前記大当たり入賞口に向けて転倒せしめる転倒機構と、を有することを特徴とする遊技機の役物。 - 前記支持機構は、前記貯留皿に貯留された遊技球の数が所定数に達する前に前記貯留皿を下降せしめる強制下降手段を有することを特徴とする請求項1記載の遊技機の役物。
- 前記支持機構は、前記遊技機の遊技盤に平行な面内において揺動自在なレバーを含み、
前記貯留皿は、前記レバーの自由端部において前記レバーの長手方向に交差する面内で回動自在に支持されかつその回動方向において水平位置に向けて付勢されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機の役物。 - 前記レバーは、その中央部を支点として揺動自在であり、
前記支持機構は、前記レバーの前記貯留皿を支持していない側の自由端部に載置された錘体を有することを特徴とする請求項3に記載の遊技機の役物。 - 前記強制下降手段は、前記レバーの前記貯留皿を支持していない側の自由端部を下方から押し上げる昇降可能な可動体を含むことを特徴とする請求項3又は4に記載の遊技機の役物。
- 前記貯留皿と前記大当たり入賞口との間に出没自在な入賞防止体を更に有することを特徴とする先行する請求項のいずれか1に記載の遊技機の役物。
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