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JP2008260693A - チエノピリジン−2−カルボキサミド誘導体を含有する医薬組成物 - Google Patents

チエノピリジン−2−カルボキサミド誘導体を含有する医薬組成物 Download PDF

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JP2008260693A
JP2008260693A JP2007102676A JP2007102676A JP2008260693A JP 2008260693 A JP2008260693 A JP 2008260693A JP 2007102676 A JP2007102676 A JP 2007102676A JP 2007102676 A JP2007102676 A JP 2007102676A JP 2008260693 A JP2008260693 A JP 2008260693A
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amino
carboxamide
pyridine
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JP2007102676A
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English (en)
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Satoru Naito
覚 内藤
Akira Nakao
彰 中尾
Takeshi Shinozuka
剛 篠塚
Keiji Saito
啓志 斎藤
Kiyoshi Oizumi
喜代志 大泉
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Daiichi Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Daiichi Sankyo Co Ltd
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  • Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Oxygen Or Sulfur (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

【課題】本発明は、骨形成を促進する医薬組成物を提供する。
【解決手段】
本発明は、
(1) 下記一般式(I)
【化1】

[式中、
は、水素原子、C−Cアルキル基;
は、置換環状アミノ]
を有する化合物又はその薬理上許容される塩を含有する医薬組成物である。
【選択図】なし

Description

本発明は骨形成を促進する化合物又はその薬理上許容される塩を含有する医薬組成物に関する。
チエノピリジン誘導体がIκB kinase complex阻害作用を有することは知られている。(特許文献1参照) また、3−アミノ−4−(ジメチルアミノ)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミドおよび3−アミノ−4−アニリノチエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミドが公知化合物として知られている。(非特許文献1参照) しかし、それらの化合物が骨に及ぼす影響は報告されていない。
国際公開第03/103661号明細書 Pharm.Chem.J.(Engl.Transl.),26,870-874,(1992)
本発明者らは、骨形成を促進する化合物について鋭意研究を行った結果、チエノピリジン−2−カルボキサミド誘導体が優れた薬理効果を有することを見出して本発明を完成した。
本発明は、
(1) 下記一般式(I)
[式中、
は、水素原子、シクロプロピル基又はC−Cアルキル基を示し、
は、下記一般式(Ra)又は一般式(Rb)
(式中、mは0又は1を示し;nは0、1、2又は3を示し;kは1又は2を示し;Rは水素原子又はC−Cアルキル基を示し;Wは酸素原子又は硫黄原子を示し;Xは置換基群αから選択される1乃至3個の基で置換されていてもよいシクロプロピル基、置換基群αから選択される1乃至4個の基で置換されていてもよい5又は6員ヘテロシクリル基、又は、置換基群αから選択される1乃至4個の基で置換されていてもよい5又は6員ヘテロアリール基を示し;Xは置換基群αから選択される1乃至4個の基で置換されていてもよい5又は6員ヘテロシクリル基、又は、置換基群αから選択される1乃至4個の基で置換されていてもよい5又は6員ヘテロアリール基を示し;YはCH又はNを示し;置換基群αは、ハロゲン原子、オキソ基、C−Cアルキル基、C−Cハロゲン化アルキル基、C−Cアルコキシ−C−Cアルキル基、C3−C6シクロアルキル基及びC−Cアルコキシ基からなる群を示す。)で表される基を示す。
但し、Xが置換基群αから選択される1乃至3個の基で置換されていてもよいシクロプロピル基である場合は、nは1、2又は3であり、
又はXが置換基群αから選択される1乃至4個の基で置換されていてもよい5又は6員ヘテロシクリル基であり、且つ当該基が飽和ヘテロシクリル基である場合は、当該基は少なくとも1つのオキソ基で置換されている基である。]
を有する化合物又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有する医薬組成物
である。
上記のうち、好適な医薬組成物は、
(2) Rが、水素原子、シクロプロピル基又はC−Cアルキル基である、(1)に記載された医薬組成物、
(3) Rが、水素原子、メチル基、エチル基、プロピル基又はシクロプロピル基である、(1)に記載された医薬組成物、
(4) Rが、水素原子又はメチル基である、(1)に記載された医薬組成物、
(5) Rが、下記一般式(Ra)、一般式(Rb−1)又は一般式(Rb−2)
(式中、m、n、k、R、W、X、X及びYは前記と同意義を示す。)である、(1)乃至(4)から選択されるいずれか1項に記載された医薬組成物、
(6) R3が、水素原子又はメチル基である、(1)乃至(5)から選択されるいずれか1項に記載された医薬組成物、
(7) R3が、水素原子である、(1)乃至(5)から選択されるいずれか1項に記載された医薬組成物、
(8) Xが置換基群αから選択される1乃至4個の基で置換されていてもよい5又は6員ヘテロシクリル基、又は、置換基群αから選択される1乃至4個の基で置換されていてもよい5又は6員ヘテロアリール基であり、nが1、2又は3である、(1)乃至(7)から選択されるいずれか1項に記載された医薬組成物、
(9) Xが置換基群αから選択される1乃至4個の基で置換されていてもよい5又は6員ヘテロシクリル基、又は、置換基群αから選択される1乃至4個の基で置換されていてもよい5又は6員ヘテロアリール基であり、kが2である、(1)乃至(7)から選択されるいずれか1項に記載された医薬組成物、
(10) X又はXが、下記から選択されるいずれか1つの一般式で表される基
(式中、R4a、R4b、R4c及びR4dは、同一又は異なって、水素原子又は置換基群αの定義におけるハロゲン原子、C−Cアルキル基、C−Cハロゲン化アルキル基、C−Cアルコキシ−C−Cアルキル基、C3−C6シクロアルキル基若しくはC−Cアルコキシ基を示す。)である、(1)乃至(7)から選択されるいずれか1項に記載された医薬組成物、
(11) X又はXが、下記から選択されるいずれか1つの一般式で表される基
(式中、R4a、R4b、R4c及びR4dは、同一又は異なって、水素原子又は置換基群αの定義におけるハロゲン原子、C−Cアルキル基、C−Cハロゲン化アルキル基、C−Cアルコキシ−C−Cアルキル基、C3−C6シクロアルキル基若しくはC−Cアルコキシ基を示す。)である、(1)乃至(7)から選択されるいずれか1項に記載された医薬組成物、
(12) R4a、R4b、R4c及びR4dは、同一又は異なって、水素原子、C−Cアルキル基、C3−C6シクロアルキル基又はC−Cアルコキシ−C−Cアルキル基である、(11)に記載された医薬組成物、
(13) R4a、R4b、R4c及びR4dは、同一又は異なって、水素原子、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、シクロプロピル基又は2−メトキシエチル基である、(11)に記載された医薬組成物、
(14) X又はXが、下記から選択されるいずれか1つの式で表される基である、(1)乃至(7)から選択されるいずれか1項に記載された医薬組成物;

(15) Rが一般式(Ra)で表される基であり、Xがシクロプロピル基であり、nが1である、(1)乃至(7)から選択されるいずれか1項に記載された医薬組成物であり、
特に好適な医薬組成物は、
(16)下記から選択される1つの化合物又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有する医薬組成物:
3−アミノ−4−{4−[4−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン−1−イル}チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
3−アミノ−4−{4−[4−(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン−1−イル}チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
3−アミノ−4−{4−[4−(2−オキソピロリジン−1−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン−1−イル}チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
3−アミノ−4−{4−[4−(5−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン−1−イル}チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
3−アミノ−4−{4−[4−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン−1−イル}チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
3−アミノ−4−{4−[4−(2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−3−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン-1-イル}チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
3−アミノ−4−{4−[4−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン−1−イル}チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
3−アミノ−4−((3S)−3−{[(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)メトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
3−アミノ−4−((3S)−3−{[2−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
3−アミノ−4−(3−{〔(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)メトキシ〕メチル}ピペリジン−1−イル)チエノ〔2,3−b〕ピリジン−2−カルボキサミド、
3−アミノ−4−{(3S)−3−[(シクロプロピルメトキシ)メチル]ピペリジン−1−イル}−6−メチルチエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
3−アミノ−4−{(3S)−3−[(シクロプロピルメトキシ)メチル]ピペリジン−1−イル}チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
3−アミノ−6−メチル−4−((3S)−3−{[2−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
3−アミノ−4−(3−{[2−(2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−3−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
3−アミノ−4−{(3S)−3−[(ピリジン−2−イルメトキシ)メチル]ピペリジン−1−イル}チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、及び
3−アミノ−4−((3S)−3−{[2−(2H−テトラゾール−2−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド
又は
(17) 下記から選択される1つの化合物又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有する医薬組成物:
3−アミノ−6−メチル−4−((3S)−3−{[(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)メトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
3−アミノ−4−((3S)−3−{[(5−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)メトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
3−アミノ−6−メチル−4−((3S)−3−{[(5−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)メトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
3−アミノ−4−{(3S)−3−[(ピリジン−3−イルメトキシ)メチル]ピペリジン−1−イル)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
3−アミノ−6−メチル−4−{(3S)−3−[(ピリジン−3−イルメトキシ)メチル]ピペリジン−1−イル)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
3−アミノ−6−メチル−4−((3S)−3−{[(1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)メトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
3−アミノ−4−((3S)−3−{[(1−メチル−1H−イミダゾール−2−イル)メトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
3−アミノ−4−((3S)−3−{[(1−エチル−1H−イミダゾール−5−イル)メトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル) −6−メチルチエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
3−アミノ−4−((3S)−3−{[2−(1H−イミダゾール−1−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
3−アミノ−4−((3S)−3−{[2−(1H−イミダゾール−1−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル) −6−メチルチエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
3−アミノ−4−((3S)−3−{[2−(1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
3−アミノ−4−((3S)−3−{[2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
3−アミノ−6−メチルー4−((3S)−{[2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
3−アミノ−6−メチル−4−((3S)−3−{[2−(2H−テトラゾール−2−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
3−アミノ−4−((3S)−3−{[2−(1H−テトラゾール−1−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
3−アミノ−6−メチル−4−((3S)−3−{[2−(1H−テトラゾール−1−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
3−アミノ−4−((3S)−3−{[2−(5−メチル−1H−テトラゾール−1−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
3−アミノ−6−メチル−4−((3S)−3−{[2−(5−メチル−1H−テトラゾール−1−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
3−アミノ−6−メチル−4−((3S)−3−{[3−(1H−テトラゾール−1−イル)プロポキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
3−アミノ−4−((3S)−3−{[3−(2H−テトラゾール−2−イル)プロポキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
3−アミノ−6−メチル−4−((3S)−3−{[3−(2H−テトラゾール−2−イル)プロポキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
3−アミノ−4−((3S)−3−{[2−(1−エチル−1H−テトラゾール−5−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
3−アミノ−4−((3S)−3−{[2−(1−エチル−1H−テトラゾール−5−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)−6−メチルチエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
3−アミノ−6−メチル−4−((3S)−3−{[2−(1−プロピル−1H−テトラゾール−5−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
3−アミノ−4−((3S)−3−{[2−(1−イソプロピル−1H−テトラゾール−5−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル) −6−メチルチエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
3−アミノ−4−((3S)−3−{[2−(1−シクロプロピル−1H−テトラゾール−5−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル) −6−メチルチエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、及び
3−アミノ−4−[(3S)−3−({2−[1−(2−メトキシエチル)−1H−テトラゾール−5−イル]エトキシ}メチル)ピペリジン−1−イル]−6−メチルチエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド
である。
本発明は、更に、
(18) 骨疾患又は変形性関節症の予防若しくは治療のための、(1)乃至(17)から選択されるいずれか1項に記載された医薬組成物、
(19) 骨疾患が、骨粗鬆症、関節リウマチに伴う骨減少症若しくは骨破壊、骨ページェット病、骨折、又は小人症に起因する骨形成不全である、(18)に記載された医薬組成物、及び、
(20) 骨粗鬆症が、閉経後骨粗鬆症、老人性骨粗鬆症又はステロイドや免疫抑制剤の使用による続発性骨粗鬆症である、(19)に記載された医薬組成物
に関する。
上記一般式(I)において、
、R、R4a、R4b、R4c、R4d及び置換基群αの定義における「C−Cアルキル基」;並びに置換基群αの定義における「C−Cアルコキシ−C−Cアルキル基」のC−Cアルキル部分は、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、s−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、イソペンチル、2−メチルブチル、ネオペンチル、1−エチルプロピル、ヘキシル、イソヘキシル、4−メチルペンチル、3−メチルペンチル、2−メチルペンチル、1−メチルペンチル、3,3−ジメチルブチル、2,2−ジメチルブチル、1,1−ジメチルブチル、1,2−ジメチルブチル、1,3−ジメチルブチル、2,3−ジメチルブチル又は2−エチルブチル基のような直鎖若しくは分枝鎖アルキル基であり得る。Rの「C−Cアルキル基」としては、好適には、C−C直鎖若しくは分枝鎖アルキル基であり、最も好適には、メチル基である。Rの「C−Cアルキル基」としては、好適には、C−C直鎖若しくは分枝鎖アルキル基であり、更に好適には、C−C直鎖若しくは分枝鎖アルキル基であり、最も好適には、メチル基である。R4a、R4b、R4c、R4d及び置換基群αの「C−Cアルキル基」としては、好適にはC−C直鎖若しくは分枝鎖アルキル基であり、最も好適には、メチル、エチル、プロピル又はイソプロピル基である。
及びXの定義における「置換基群αから選択される1乃至4個の基で置換されていてもよい5又は6員ヘテロシクリル基」の5又は6員ヘテロシクリル基とは、硫黄原子、酸素原子及び/若しくは窒素原子を1乃至3個含む5又は6員飽和ヘテロシクリル基若しくは部分飽和ヘテロシクリル基を意味し、例えば、ピロリジニル、ジヒドロピロリル、イミダゾリジニル、ジヒドロイミダゾリル、ピラゾリジニル、ジヒドロピラゾリル、オキサゾリジニル、チアゾリジニル、ジヒドロオキサジアゾリル、オキサジアゾリジニル、ジヒドロチアゾリル、ジヒドロイソキサゾリル、ピペリジル、ジヒドロピリジニル、テトラヒドロピリジニル、ジヒドロピリミジニル、テトラヒドロピリミジニル、ヘキサヒドロピリミジニル、1,3−オキサジナニル、ピラニル、ジヒドロピラニル、テトラヒドロピラニル、テトラヒドロフラニル、ジヒドロフラニル、ピペラジニル、モルホリニル又はチオモルホリニルであり得、好適には、窒素原子を1個含み、更に、硫黄原子、酸素原子及び/又は窒素原子を1又は2個含んでもよい5又は6員ヘテロシクリル基であり、最も好適には、ピロリジニル、イミダゾリジニル、ジヒドロイミダゾリル、ジヒドロオキサジアゾリル、ジヒドロオキサゾリル、ジヒドロチアゾリル、ジヒドロイソキサゾリル、ピペリジル、ヘキサヒドロピリミジニル、1,3−オキサジナニル又はオキサゾリジニルである。
尚、X又はXが置換基群αから選択される1乃至4個の基で置換されていてもよい5又は6員飽和ヘテロシクリル基である場合は、当該基は少なくとも1つのオキソ基で置換されている基である。
及びXの定義における「置換基群αから選択される1乃至4個の基で置換されていてもよい5又は6員ヘテロアリール基」の5又は6員ヘテロアリール基は、硫黄原子、酸素原子及び/若しくは窒素原子を1乃至4個含む5又は6員ヘテロアリール基を意味し、例えば、フリル、チエニル、ピロリル、ピラゾリル、イミダゾリル、オキサゾリル、イソキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、トリアゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、テトラゾリル、ピリジル、ピリダジニル、ピリミジニル又はピラジニルであり得、好適には、ピラゾリル、イミダゾリル、オキサゾリル、イソキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、トリアゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、テトラゾリル、ピリジル、ピリダジニル、ピリミジニル又はピラジニルであり得、特に好適には、イミダゾリル、トリアゾリル、オキサジアゾリル、テトラゾリル又はピリジルである。
及びXの定義における「置換基群αから選択される1乃至4個の基で置換されていてもよい5又は6員ヘテロシクリル基」及び「置換基群αから選択される1乃至4個の基で置換されていてもよい5又は6員ヘテロアリール基」としては、好適には、下記から選択されるいずれか1つの一般式で表される基
(式中、R4a、R4b、R4c及びR4dは、同一又は異なって、水素原子又は置換基群αの定義におけるハロゲン原子、C−Cアルキル基、C−Cハロゲン化アルキル基、C−Cアルコキシ−C−Cアルキル基、C3−C6シクロアルキル基若しくはC−Cアルコキシ基を示す。)であり、更に好適には、下記から選択されるいずれか1つの一般式で表される基
(式中、R4a、R4b、R4c及びR4dは、同一又は異なって、水素原子又は置換基群αの定義におけるハロゲン原子、C−Cアルキル基、C−Cハロゲン化アルキル基、C−Cアルコキシ−C−Cアルキル基、C3−C6シクロアルキル基若しくはC−Cアルコキシ基を示し、好適には、同一又は異なって、水素原子、C−Cアルキル基、C3−C6シクロアルキル基又はC−Cアルコキシ−C−Cアルキル基であり、最も好適には、同一又は異なって、水素原子、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、シクロプロピル基又は2−メトキシエチル基である)であり、最も好適には、下記から選択されるいずれか1つの一般式で表される基

である。
の定義における「置換基群αから選択される1乃至3個の基で置換されていてもよいシクロプロピル基」は、好適には、シクロプロピル又は2−メチルシクロプロピルであり、最も好適には、シクロプロピルである。
4a、R4b、R4c、R4d及び置換基群αの定義における「ハロゲン原子」は、フッ素原子、塩素原子、臭素原子又はヨウ素原子であり、好適には、フッ素原子又は塩素原子である。
4a、R4b、R4c、R4d及び置換基群αの定義における「C−Cハロゲン化アルキル基」は、前記「C−Cアルキル基」の1個若しくは2個以上の水素原子が上記「ハロゲン原子」で置換された基であり、好適には、C−Cハロゲン化アルキル基であり、更に好適にはトリフルオロメチル、トリクロロメチル、ジフルオロメチル、ジクロロメチル、ジブロモメチル、フルオロメチル、2,2,2−トリクロロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、2−ブロモエチル、2−クロロエチル、2−フルオロエチル又は2,2−ジブロモエチル基であり、より更に好適には、トリフルオロメチル、トリクロロメチル、ジフルオロメチル又はフルオロメチル基であり、最も好適には、トリフルオロメチル基である。
置換基群αの定義における「C−Cアルコキシ基」;及び置換基群αの定義における「C−Cアルコキシ−C−Cアルキル基」のアルコキシ部分は、例えば、メトキシ、エトキシ、プロポキシ又はイソプロポキシであり得、好適には、メトキシ、エトキシ又はプロポキシ基であり、更に好適には、メトキシ又はエトキシ基であり、最も好適には、メトキシ基である。
4a、R4b、R4c、R4d及び置換基群αの定義における「C−Cシクロアルキル基」は、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル又はシクロヘキシル基のような炭素数3乃至6の飽和環状炭化水素基であり、好適にはシクロプロピル基である。
4a、R4b、R4c、R4d及び置換基群αの定義における「C−Cアルコキシ−C−Cアルキル基」は、前記「C−Cアルキル基」が前記「C−Cアルコキシ基」で置換された基であり、好適には、メトキシメチル、1−メトキシエチル、2−メトキシエチル、3−メトキシプロピル、エトキシメチル、1−エトキシエチル、2−エトキシエチル又はプロポキシメチル基であり、更に好適には、2−メトキシエチル、3−メトキシプロピル又は2−エトキシエチル基であり、最も好適には、2−メトキシエチル基である。
「その薬理上許容される塩」とは、本発明の化合物(I)は、酸又は塩基と反応させることにより、塩にすることができるので、その塩を示す。
塩基性の官能基に基づく塩は、例えば、塩酸塩、臭化水素酸塩若しくは沃化水素酸塩のようなハロゲン化水素酸塩、硝酸塩、過塩素酸塩、硫酸塩又は燐酸塩等の無機酸塩;メタンスルホン酸塩、トリフルオロメタンスルホン酸塩若しくはエタンスルホン酸塩のような低級アルカンスルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩若しくはp−トルエンスルホン酸塩のようなアリールスルホン酸塩又は酢酸塩、りんご酸塩、フマール酸塩、コハク酸塩、クエン酸塩、アスコルビン酸塩、酒石酸塩、蓚酸塩若しくはマレイン酸塩のようなカルボン酸塩等の有機酸塩;或いは、グリシン塩、リジン塩、アルギニン塩、オルニチン塩、グルタミン酸塩又はアスパラギン酸塩のようなアミノ酸塩であり得る。
酸性の官能基に基づく塩は、例えば、ナトリウム塩、カリウム塩若しくはリチウム塩のようなアルカリ金属塩、カルシウム塩若しくはマグネシウム塩のようなアルカリ土類金属塩、アルミニウム塩、又は鉄塩等の金属塩;アンモニウム塩;t−オクチルアミン塩、ジベンジルアミン塩、モルホリン塩、グルコサミン塩、フェニルグリシンアルキルエステル塩、エチレンジアミン塩、N−メチルグルカミン塩、グアニジン塩、ジエチルアミン塩、トリエチルアミン塩、ジシクロヘキシルアミン塩、N,N’−ジベンジルエチレンジアミン塩、クロロプロカイン塩、プロカイン塩、ジエタノールアミン塩、N−ベンジルフェネチルアミン塩、ピペラジン塩、テトラメチルアンモニウム塩又はトリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン塩のような有機アミン塩;或いは、グリシン塩、リジン塩、アルギニン塩、オルニチン塩、グルタミン酸塩又はアスパラギン酸塩のようなアミノ酸塩であり得る。
本発明にかかる一般式(I)を有する化合物又はその薬理上許容される塩は、大気中に放置したり、又は、再結晶をすることにより、水分を吸収し、吸着水が付いたり、水和物となる場合があり、そのような水和物も本発明に包含される。
本発明にかかる一般式(I)を有する化合物には、分子内の不斉中心に基づく光学異性体が存在する場合がある。本発明にかかる化合物においては、これらの異性体およびこれらの異性体の混合物がすべて単一の式、即ち一般式(I)で示されている。従って、本発明はこれらの異性体およびこれらの異性体の任意の割合の混合物をもすべて含む。
本発明にかかる一般式(I)を有する化合物又はその薬理上許容される塩は、骨形成を促進する作用、骨吸収を抑制する作用及び/又は骨密度を改善する作用を有するので、本発明にかかる一般式(I)を有する化合物又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有する組成物は、医薬{特に、骨疾患[例えば、骨粗鬆症(例えば、閉経後骨粗鬆症、老人性骨粗鬆症又はステロイドや免疫抑制剤の使用による続発性骨粗鬆症)、関節リウマチに伴う骨減少症若しくは骨破壊、骨ページェット病、骨折、又は小人症に起因する骨形成不全]又は変形性関節症の予防若しくは治療のための医薬}として有用である。
本発明にかかる一般式(I)を有する化合物は、以下に記載する方法によって製造することができる。
<A法>
一般式(I)において、Rが水素原子である化合物は、A法に従って製造することができる。
[式中、Rは、前記と同意義を示し、
は、メチル又はエチルを示し、
、R、R及びRは、それぞれ、C−Cアルキル基(好適には、メチル、エチル又はイソプロピル、特に好適には、メチル)を示し、
10は、ハロゲン原子(好適には、塩素原子又は臭素原子、特に好適には、塩素原子)を示す。]
第1工程は、化合物(1)とアミン化合物(2)とを、不活性溶媒中で反応させ、化合物(3)を製造する工程であり、J.Org.Chem,(1962)27,2433−2439に記載された方法に準じて実施することができる。
使用される不活性溶媒は、例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、2−プロパノール又はブタノールのようなアルコール類;ベンゼン、トルエン又はキシレンのような芳香族炭化水素類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン又は1,2−ジメトキシエタンのようなエーテル類;N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロリドン、N−メチルピロリジノン又はヘキサメチルホスホロトリアミドのようなアミド類;或いは、メチレンクロリド、クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタン、クロロベンゼン、o−ジクロロベンゼン、m−ジクロロベンゼン、フルオロベンゼン、トリクロロメチルベンゼン又はトリフルオロメチルベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類であり得、好適には、メタノール、エタノール又はN,N−ジメチルホルムアミドである。
反応温度は、原料化合物又は使用される溶媒によって変化するが、通常、0℃ 乃至反応混合物の還流温度であり、好適には、室温乃至反応混合物の還流温度である。
反応時間は、原料化合物、使用される溶媒又は反応温度によって異なるが、通常、30分間乃至96時間であり、好適には、30分間乃至24時間である。
反応終了後、反応液を濾過して得られる析出物、又は溶媒を留去して得られる残留物を、特に精製することなく、次の工程(第2工程)で使用することができる。また、不活性溶媒としてアミド類を用いた場合には、反応溶液をそのまま次の工程で使用することができる。
第2工程は、化合物(3)とN,N−ジアルキルホルムアミド ジアルキルアセタール(4)とを不活性溶媒中で反応させ、アミジン誘導体(5)を製造する工程である。
使用される不活性溶媒は、例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、2−プロパノール又はブタノールのようなアルコール類;ベンゼン、トルエン又はキシレンのような芳香族炭化水素類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン又は1,2−ジメトキシエタンのようなエーテル類;N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロリドン、N−メチルピロリジノン又はヘキサメチルホスホロトリアミドのようなアミド類;或いは、メチレンクロリド、クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタン、クロロベンゼン、o−ジクロロベンゼン、m−ジクロロベンゼン、フルオロベンゼン、トリクロロメチルベンゼン又はトリフルオロメチルベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類であり得、好適には、メタノール、エタノール又はN,N−ジメチルホルムアミドである。
反応に用いられるN,N−ジアルキルホルムアミド ジアルキルアセタール(4)の量は、好適には、1当量の化合物(3)に対して、1乃至2当量である。
反応温度は、原料化合物又は使用される溶媒によって変化するが、通常、0℃ 乃至反応混合物の還流温度であり、好適には、室温である。
反応時間は、原料化合物、使用される溶媒又は反応温度によって異なるが、通常、30分間乃至96時間であり、好適には、30分間乃至24時間である。
反応終了後、反応液を濾過して得られる析出物、又は溶媒を留去して得られる残留物を、特に精製することなく、次の工程(第3工程)で使用することができる。また、不活性溶媒としてアミド類を用いた場合には、反応溶液をそのまま次の工程で使用することができる。
第3工程は、不活性溶媒中でアミジン誘導体(5)を処理することによりチオピリドン誘導体(6)を製造する工程である。
使用される不活性溶媒は、例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、2−プロパノール又はブタノールのようなアルコール類;ベンゼン、トルエン又はキシレンのような芳香族炭化水素類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン又は1,2−ジメトキシエタンのようなエーテル類;N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロリドン、N−メチルピロリジノン又はヘキサメチルホスホロトリアミドのようなアミド類;或いは、メチレンクロリド、クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタン、クロロベンゼン、o−ジクロロベンゼン、m−ジクロロベンゼン、フルオロベンゼン、トリクロロメチルベンゼン又はトリフルオロメチルベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類であり得、好適には、エタノール又はN,N−ジメチルホルムアミドであり、特に好適には、N,N−ジメチルホルムアミドである。
反応温度は、原料化合物又は使用される溶媒によって変化するが、通常、室温乃至反応混合物の還流温度であり、好適には、50℃乃至120℃である。
反応時間は、原料化合物、使用される溶媒又は反応温度によって異なるが、通常、10分間乃至6時間であり、好適には、10分間乃至2時間である。
反応終了後、必要により、目的化合物は常法(抽出、カラムクロマトグラフィー、濾過及び濃縮)に従って、反応混合物から採取される。また、不活性溶媒としてアミド類を用いた場合には、反応溶液をそのまま次の工程(第4工程)で使用することができる。
第4工程は、チオピリドン誘導体(6)とα−ハロアセトアミド(7)とを不活性溶媒中、塩基の存在下で反応させ、チエノピリジン誘導体(Ia)を製造する工程である。
使用される不活性溶媒は、例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、2−プロパノール又はブタノールのようなアルコール類;或いは、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロリドン、N−メチルピロリジノン又はヘキサメチルホスホロトリアミドのようなアミド類であり得、好適には、エタノール又はN,N−ジメチルホルムアミドである。
使用される塩基は、例えば、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウムtert−ブトキシド又はリチウムメトキシドのようなアルカリ金属アルコキシド類;水酸化ナトリウム、水酸化カリウム又は水酸化リチウムのようなアルカリ金属水酸化物類;或いは、上記アルカリ金属水酸化物の水溶液であり得、好適には、ナトリウムエトキシド又は水酸化ナトリウム水溶液である。
反応温度は、原料化合物、使用される溶媒又は塩基によって変化するが、通常、0℃ 乃至反応混合物の還流温度であり、好適には、室温乃至反応混合物の還流温度である。
反応時間は、原料化合物、使用される溶媒、塩基又は反応温度によって異なるが、通常、10分間乃至6時間であり、好適には、30分間乃至2時間である。
反応終了後、必要により、目的化合物は常法に従って、反応混合物から採取される。
例えば、反応混合物に水を加えて析出する目的化合物を濾過する;又は、反応混合物を適宜中和し、また、不溶物が存在する場合にはろ過により除去した後、水を加え、酢酸エチル又はトルエンのような水に混和しない有機溶剤で抽出し、水等で洗浄し、抽出液を無水硫酸マグネシウム等で乾燥した後、溶剤を留去することによって得られる。
得られた化合物は必要ならば、常法、例えばシリカゲルカラムクロマトグラフィーで分離、精製することができる。
第5工程は、化合物(3)とN,N−ジアルキルホルムアミド ジアルキルアセタール(4)とを不活性溶媒中で反応させ、アミジン誘導体(8)を製造する工程である。
使用される不活性溶媒は、例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、2−プロパノール又はブタノールのようなアルコール類;ベンゼン、トルエン又はキシレンのような芳香族炭化水素類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン又は1,2−ジメトキシエタンのようなエーテル類;N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロリドン、N−メチルピロリジノン又はヘキサメチルホスホロトリアミドのようなアミド類;或いは、メチレンクロリド、クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタン、クロロベンゼン、o−ジクロロベンゼン、m−ジクロロベンゼン、フルオロベンゼン、トリクロロメチルベンゼン又はトリフルオロメチルベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類であり得、好適には、芳香族炭化水素類であり、特に好適には、トルエンである。
反応に用いられるN,N−ジアルキルホルムアミド ジアルキルアセタール(4)の量は、好適には、1当量の化合物(3)に対して、2乃至3当量である。
反応温度は、原料化合物又は使用される溶媒によって変化するが、通常、0℃乃至反応混合物の還流温度であり、好適には、室温乃至反応混合物の還流温度である。
反応時間は、原料化合物、使用される溶媒又は反応温度によって異なるが、通常、3分間乃至6時間であり、好適には、3分間乃至2時間である。
反応終了後、溶媒を減圧下で留去して得られる残留物を、特に精製することなく、次の工程(第6工程)で使用することができる。
第6工程は、アミジン誘導体(8)をアルカリ性水溶液で処理することによりチオピリドン誘導体(6)を製造する工程である。
使用されるアルカリ性水溶液は、例えば、アルカリ金属水酸化物(例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム又は水酸化リチウム)の水溶液であり得、好適には、水酸化ナトリウム水溶液である。
反応温度は、原料化合物又は使用される溶媒によって変化するが、通常、室温乃至反応混合物の還流温度であり、好適には、反応混合物の還流温度である。
反応時間は、原料化合物、使用される溶媒又は反応温度によって異なるが、通常、10分間乃至2時間であり、好適には、30分間乃至1時間である。
反応終了後、必要により、目的化合物は常法(抽出、カラムクロマトグラフィー、濾過及び濃縮)に従って、反応混合物から採取される。
<B法>
一般式(I)において、RがC−Cアルキル基である化合物は、B法に従って製造することができる。
(式中、R、R、R、R、R、R、及びR10は、前記と同意義を示し、R1’は、Rの定義におけるC−Cアルキル基を示し、R11は、CONH又はCNを示す。)
第7工程は、化合物(9)とアミン化合物(2)とを、不活性溶媒中で反応させ、化合物(10)を製造する工程であり、第1工程に記載された方法と同様の方法で実施される。

第8工程は、R11がCONHである化合物(10)と(N,N−ジアルキル)アルキルアミド ジアルキルアセタール(11)とを不活性溶媒中で反応させ、ピリドン誘導体(12)を製造する工程であり、Pharm.Chem.J.(Engl.Transl.)25,(1991),623−628に記載された方法に準じて実施することができる。
使用される不活性溶媒は、例えば、ベンゼン、トルエン又はキシレンのような芳香族炭化水素類;或いは、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロリドン、N−メチルピロリジノン又はヘキサメチルホスホロトリアミドのようなアミド類であり得、好適には、アミド類であり、特に好適には、N,N−ジメチルホルムアミドである。
反応温度は、原料化合物又は使用される溶媒によって変化するが、通常、室温乃至反応混合物の還流温度であり、好適には、50℃乃至反応混合物の還流温度である。
反応時間は、原料化合物、使用される溶媒又は反応温度によって異なるが、通常、1時間乃至24時間であり、好適には、1時間乃至5時間である。
反応終了後、必要により、目的化合物は常法に従って、反応混合物から採取される。
例えば、反応混合物を適宜中和し、また、不溶物が存在する場合にはろ過により除去した後、水を加え、酢酸エチル又はトルエンのような水に混和しない有機溶剤で抽出し、水等で洗浄し、抽出液を無水硫酸マグネシウム等で乾燥した後、溶剤を留去することによって得られる。
得られた化合物は必要ならば、常法、例えばシリカゲルカラムクロマトグラフィーで分離、精製することができる。
第9工程は、ピリドン誘導体(12)を、塩基の存在下又は非存在下、ハロゲン化剤を用いてハロゲン化することにより、クロロピリジン誘導体(13)を製造する工程である。
不活性溶媒中で反応をおこなう場合、溶媒としては、例えば、ベンゼン、トルエン又はキシレンのような芳香族炭化水素類;或いは、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン又は1,2−ジメトキシエタンのようなエーテル類が用いられ、好適には、トルエン又はジオキサンが用いられる。
使用される塩基は、例えば、トリエチルアミン、トリブチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、N−メチルモルホリン、ピリジン、4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジン、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジエチルアニリン、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノナ−5−エン、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン(DABCO)又は1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]−7−ウンデセン(DBU)のような有機アミン類であり得、特に好適には、N,N−ジメチルアニリンである。
使用されるハロゲン化剤は、例えば、三塩化リン、五塩化リン又はオキシ塩化リンのような塩化リン類;或いは、塩化チオニルであり得、好適には、五塩化リン、オキシ塩化リン又は塩化チオニルである。
反応温度は、原料化合物、溶媒、塩基又はハロゲン化剤によって変化するが、通常、室温乃至反応混合物の還流温度であり、好適には、50℃乃至反応混合物の還流温度である。
反応時間は、原料化合物、溶媒、塩基、ハロゲン化剤又は反応温度によって異なるが、通常、1時間乃至24時間であり、好適には、1時間乃至8時間である。
反応終了後、必要により、目的化合物は常法に従って、反応混合物から採取される。
例えば、反応混合物を適宜中和し、また、不溶物が存在する場合にはろ過により除去した後、水を加え、酢酸エチル又はトルエンのような水に混和しない有機溶剤で抽出し、水等で洗浄し、抽出液を無水硫酸マグネシウム等で乾燥した後、溶剤を留去することによって得られる。
得られた化合物は必要ならば、常法、例えばシリカゲルカラムクロマトグラフィーで分離、精製することができる。
第10工程は、クロロピリジン誘導体(13)と2−メルカプトアセトアミド(14)とを、不活性溶媒中、塩基の存在下で反応させて、チエノピリジン誘導体(Ib)を製造する工程である。
使用される不活性溶媒は、例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、2−プロパノール又はブタノールのようなアルコール類;ベンゼン、トルエン又はキシレンのような芳香族炭化水素類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン又は1,2−ジメトキシエタンのようなエーテル類;或いは、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロリドン、N−メチルピロリジノン又はヘキサメチルホスホロトリアミドのようなアミド類であり得、好適には、アルコール類又はアミド類であり、更に好適には、エタノール又はN,N−ジメチルホルムアミドである。
使用される塩基は、例えば、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウムtert−ブトキシド又はリチウムメトキシドのようなアルカリ金属アルコキシド類;水酸化ナトリウム、水酸化カリウム又は水酸化リチウムのようなアルカリ金属水酸化物類;或いは、上記アルカリ金属水酸化物の水溶液であり得、好適には、ナトリウムエトキシド又は水酸化ナトリウム水溶液である。
反応温度は、原料化合物、使用される溶媒又は塩基によって変化するが、通常、室温乃至反応混合物の還流温度である。
反応時間は、原料化合物、使用される溶媒、塩基又は反応温度によって異なるが、通常、1時間乃至24時間であり、好適には、1時間乃至2時間である。
反応終了後、必要により、目的化合物は常法に従って、反応混合物から採取される。
例えば、反応混合物を適宜中和し、また、不溶物が存在する場合にはろ過により除去した後、水を加え、酢酸エチル又はトルエンのような水に混和しない有機溶剤で抽出し、水等で洗浄し、抽出液を無水硫酸マグネシウム等で乾燥した後、溶剤を留去することによって得られる。
得られた化合物は必要ならば、常法、例えばシリカゲルカラムクロマトグラフィーで分離、精製することができる。
第11工程は、R11がCNである化合物(10)と(N,N−ジアルキル)アルキルアミド ジアルキルアセタール(11)とを不活性溶媒中又は無溶媒中で反応させ、エナミン誘導体(15)を製造する工程である。
不活性溶媒中で反応を行なう場合、使用される不活性溶媒は、例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、2−プロパノール又はブタノールのようなアルコール類;ベンゼン、トルエン又はキシレンのような芳香族炭化水素類;或いは、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロリドン、N−メチルピロリジノン又はヘキサメチルホスホロトリアミドのようなアミド類であり得、好適には、アルコール類、芳香族炭化水素類又はアミド類であり、特に好適には、メタノール、エタノール、キシレン又はN,N−ジメチルホルムアミドである。
反応温度は、原料化合物又は使用される溶媒によって変化するが、通常、室温乃至反応混合物の還流温度であり、好適には、50℃乃至反応混合物の還流温度である。
反応時間は、原料化合物、使用される溶媒又は反応温度によって異なるが、通常、1時間乃至24時間であり、好適には、1時間乃至8時間である。
反応終了後、必要により、目的化合物は常法に従って、反応混合物から採取される。
例えば、反応混合物を適宜中和し、また、不溶物が存在する場合にはろ過により除去した後、水を加え、酢酸エチル又はトルエンのような水に混和しない有機溶剤で抽出し、水等で洗浄し、抽出液を無水硫酸マグネシウム等で乾燥した後、溶剤を留去することによって得られる。
得られた化合物は必要ならば、常法、例えばシリカゲルカラムクロマトグラフィーで分離、精製することができる。
第12工程は、エナミン誘導体(15)を酸で処理して、ピリドン誘導体(12)を製造する工程である。
使用される酸は、例えば、塩酸などの無機酸;或は、ギ酸、酢酸、トリフルオロ酢酸又はポリリン酸などの有機酸であり得、好適には、塩酸、酢酸又はポリリン酸である。
反応を不活性溶媒中でおこなう場合、溶媒としては、例えば、ベンゼン、トルエン又はキシレンのような芳香族炭化水素類;N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロリドン、N−メチルピロリジノン又はヘキサメチルホスホロトリアミドのようなアミド類;メタノール又はエタノールのようなアルコール類;或いは、水又は水と上記溶媒との混合溶媒であり得、特に好適には、水である。
反応温度は、原料化合物又は使用される酸によって変化するが、通常、室温乃至反応混合物の還流温度であり、好適には、50℃乃至反応混合物の還流温度である。
反応時間は、原料化合物、使用される酸又は反応温度によって異なるが、通常、1時間乃至24時間であり、好適には、1時間乃至8時間である。
第12B工程は、エナミン誘導体(15)にハロゲン化剤を反応させて、クロロピリジン誘導体(13)を製造する工程である。
不活性溶媒中で反応を行う場合、溶媒としては、例えば、ベンゼン、トルエン又はキシレンのような芳香族炭化水素類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン又は1,2−ジメトキシエタンのようなエーテル類;或いはメタノール、エタノール、プロパノール、2−プロパノール又はブタノールのようなアルコール類が用いられ、好適には、ジオキサン、メタノール又はエタノールが用いられる。
使用されるハロゲン化剤は、例えば、三塩化リン、五塩化リン又はオキシ塩化リンのような塩化リン類;塩化チオニルのような塩化スルホン類;塩化トリメチルシラン、塩化t−ブチルジメチルシランのようなクロロシラン類;塩化オキサリルのような酸クロリド類;或いは塩化水素又は臭化水素のような無機酸類であり得、好適にはメタノール又はエタノール溶媒と塩化チオニル、塩化トリメチルシラン又は塩化オキサリルの組み合わせ;或は、メタノール、エタノール、ジオキサン溶媒又はメタノールとジオキサンとの混合溶媒と塩化水素との組み合わせである。
ただし、臭化水素酸を用いた場合には、ブロモピリジン誘導体が得られる。
反応温度は、原料化合物、溶媒又はハロゲン化剤によって変化するが、通常、0℃乃至反応混合物の還流温度であり、好適には室温乃至反応混合物の還流温度である。
反応時間は、原料化合物、溶媒又はハロゲン化剤によって異なるが、通常、10分間乃至24時間であり、好適には30分間乃至12時間である。
反応終了後、必要により、目的化合物は常法に従って、反応混合物から採取される。
例えば、反応混合物を適宜中和し、また、不溶物が存在する場合にはろ過により除去した後、水を加え、酢酸エチル又はトルエンのような水に混和しない有機溶媒で抽出し、水等で洗浄し、抽出液を無水硫酸マグネシウム等で乾燥した後、溶剤を除去することによって得られる。
得られた化合物は必要ならば、常法、例えばシリカゲルカラムクロマトグラフィーで分離、精製することができる。
第13工程は、クロロピリジン誘導体(13)とチオ尿素又はナトリウムスルフィド(好適には、チオ尿素)を不活性溶媒中で反応させて、チオピリドン誘導体(16)を製造する工程である。
使用される不活性溶媒は、例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、2−プロパノール又はブタノールのようなアルコール類;ベンゼン、トルエン又はキシレンのような芳香族炭化水素類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン又は1,2−ジメトキシエタンのようなエーテル類;或いは上記溶媒の混合物であり得、好適には、アルコール類、芳香族炭化水素類又はアルコール類と芳香族炭化水素類の混合物であり、更に好適には、エタノール、トルエン又はエタノールとトルエンの混合物である。
反応温度は、原料化合物又は使用される溶媒によって変化するが、通常、室温乃至反応混合物の還流温度であり、好適には、50℃乃至反応混合物の還流温度である。
触媒量の塩化水素を加えることにより反応時間を短縮することができる。
反応時間は、原料化合物、使用される溶媒又は反応温度によって異なるが、通常、10分間乃至48時間であり、好適には、30分間乃至24時間である。
反応終了後、必要により、目的化合物は常法に従って、反応混合物から採取される。
例えば、反応混合物を適宜中和し、また、不溶物が存在する場合にはろ過により除去した後、水を加え、酢酸エチル又はトルエンのような水に混和しない有機溶剤で抽出し、水等で洗浄し、抽出液を無水硫酸マグネシウム等で乾燥した後、溶剤を留去することによって得られる。
得られた化合物は必要ならば、常法、例えばシリカゲルカラムクロマトグラフィーで分離、精製することができる。
第14工程は、チオピリドン誘導体(16)とα−ハロアセトアミド(7)とを不活性溶媒中、塩基の存在下で反応させ、チエノピリジン誘導体(Ib)を製造する工程であり、第4工程に記載された方法と同様の方法で実施される。
本B法において、化合物(11)に代えてA法で使用した化合物(4)を用いれば、一般式(I)において、Rが水素原子である化合物を製造することができる。
上記A法及びB法において出発原料となる化合物(2)(= R−H)のうち、その部分構造(即ち「X」又は「X」に該当する構造)としてヘテロシクリル又はヘテロアリールを有するものは、公知の化合物から、後述する参考例又は公知の方法(例えば、以下に列挙する文献)にしたがって、容易に製造することができる。
Tetrahedron.Lett.,2001,42,1441−1444;
J.Prakt.Chem.,1973,315,1057−1066;
J.Heterocycle.Chem.,1983,20,1431−1433;
Synth.Commun.,2002,32,2427−2432;
J.Med.Chem.,1992,35,1472−1484;
J.Med.Chem.,1967,10,986;
J.Med.Chem.,1996,39,957−967;
Org.Lett.,2002,18,3127−2130;
Synthesis,1996,12,1428−1430;
J.Org.Chem.,1980,45,3750−3753;
Heterocycles,1993,36,455−472;
J.Org.Chem.,2003,68,7316−7321;
J.Org.Chem.,1995,60,1090−1092;
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J.Med.Chem.,2004,12,2995−3008;
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J.Prakt.Chem.,1954,4,57−75;
J.Med.Chem.,2003,46,284−302;及び
J.Med.Chem.,1998,13,2390−2410。
本発明にかかる一般式(I)を有する化合物又はその薬理上許容される塩は、骨形成を促進する作用、骨吸収を抑制する作用及び/又は骨密度を改善する作用を有するので、本発明にかかる一般式(I)を有する化合物又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有する組成物は、医薬{特に、骨疾患[例えば、骨粗鬆症(例えば、閉経後骨粗鬆症、老人性骨粗鬆症又はステロイドや免疫抑制剤の使用による続発性骨粗鬆症)、関節リウマチに伴う骨減少症若しくは骨破壊、骨ページェット病、骨折、又は小人症に起因する骨形成不全]又は変形性関節症の予防若しくは治療のための医薬}として有用であり、哺乳動物(例えば、ヒト、ウマ、ウシ又はブタ、好適には、ヒト)若しくは鳥類(好適には、ニワトリ、更に好適には雌性ニワトリ)に投与することができる。その投与形態は、例えば、錠剤、カプセル剤、顆粒剤、散剤又はシロップ剤等による経口投与、或いは、注射剤又は座剤等による非経口投与であり得、そのための製剤は賦形剤、滑沢剤、結合剤、崩壊剤、安定剤、矯味矯臭剤、希釈剤などの添加剤を用いて周知の方法で製造される。
賦形剤は、例えば、乳糖、白糖、ぶどう糖、マンニット若しくはソルビットのような糖誘導体、トウモロコシデンプン、バレイショデンプン、α−デンプン、デキストリン若しくはカルボキシメチルデンプンのような澱粉誘導体、結晶セルロース、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースカルシウム若しくは内部架橋カルボキシメチルセルロースナトリウムのようなセルロース誘導体、アラビアゴム、デキストラン、又は、プルラン等の有機系賦形剤;或いは、軽質無水珪酸、合成珪酸アルミニウム若しくはメタ珪酸アルミン酸マグネシウムのような珪酸塩誘導体、燐酸カルシウムのような燐酸塩、炭酸カルシウムのような炭酸塩、又は、硫酸カルシウムのような硫酸塩等の無機系賦形剤であり得る。
滑沢剤は、例えば、ステアリン酸、ステアリン酸カルシウム若しくはステアリン酸マグネシウムのようなステアリン酸金属塩;タルク;コロイドシリカ;ビーガム若しくはゲイ蝋のようなワックス類;硼酸;アジピン酸;硫酸ナトリウムのような硫酸塩;グリコール;フマル酸;安息香酸ナトリウム;DL−ロイシン;脂肪酸ナトリウム塩;ラウリル硫酸ナトリウム若しくはラウリル硫酸マグネシウムのようなラウリル硫酸塩;無水珪酸若しくは珪酸水和物のような珪酸類;又は、上記澱粉誘導体であり得る。
結合剤は、例えば、ポリビニルピロリドン若しくはマクロゴール、或いは、前記賦形剤と同様の化合物であり得る。
崩壊剤は、例えば、前記賦形剤と同様の化合物、又は、クロスカルメロースナトリウム、カルボキシメチルスターチナトリウム若しくは架橋ポリビニルピロリドンのような化学修飾されたデンプン・セルロース類であり得る。
安定剤は、例えば、メチルパラベン若しくはプロピルパラベンのようなパラオキシ安息香酸エステル類;クロロブタノール、ベンジルアルコール若しくはフェニルエチルアルコールのようなアルコール類;塩化ベンザルコニウム;フェノール若しくはクレゾールのようなフェエノール類;チメロサール;デヒドロ酢酸;又は、ソルビン酸であり得る。
矯味矯臭剤は、通常使用される甘味料、酸味料若しくは香料等であり得る。
本発明にかかる一般式(I)を有する化合物又はその薬理上許容される塩の使用量は症状、年齢、投与方法等によって異なるが、例えば経口投与の場合には、1日あたり、下限として0.001mg/kg(好ましくは0.01mg/kg)、上限として、100mg/kg(好ましくは10mg/kg)を1回または数回に分けて、症状に応じて投与することが望ましい。静脈内投与の場合には、成人に対して1日当たり、下限として0.0001mg/kg(好ましくは0.001mg/kg)、上限として、1mg/kg(好ましくは0.1mg/kg)を1回または数回に分けて、症状に応じて投与することが望ましい。
以下に、参考例、実施例、製剤例及び試験例を挙げて本発明をより具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
[参考例]
[参考例1]1−[4−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン
(1a)ベンジル 4−[4−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン−1−カルボキシラート
5−(4−ブロモフェニル)−2−メチル−2H−テトラゾール(J.Org.Chem.USSR(engl.Transl.),1984,20,357−362)(1.99g,8.32mmol)、ベンジル 1,4−ジアゼパン−1−カルボキシラート(2.34g,9.98mmol)、ナトリウム tert−ブトキシド(1.12g,11.7mmol)、トリス(ジベンジルデンアセトン)ジパラジウム(0)(38mg,0.04mmol)および2−(ジシクロヘキシルホスフィノ)−2’−(N,N−ジメチルアミノ)ビフェニル(65mg,0.17mmol)をtert−ブタノール(8.3mL)と1,4−ジオキサン(16.6mL)の混合溶媒に懸濁し、還流下で5時間攪拌した。反応混合物を室温に冷却したのち,ジエチルエーテル(50mL)を加え、不溶物をセライトにより除去した。溶媒を減圧下に留去して得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル=2:1)により精製し、2.50g(収率77%)の標記目的化合物を得た。

淡橙色油状物;
IR (film) νmax 2952, 1699, 1617, 1469, 1232 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.94-2.08 (2H, m), 3.29-3.35 (1H, m), 3.37-3.43 (1H, m), 3.57-3.70 (6H, m), 4.34 (3H, s), 5.06 (1H, s), 5.12 (1H, s), 6.71-6.78 (2H, m), 7.24-7.36 (5H, m), 7.92-7.97 (2H, m);
MS (FAB) m/z: 393 [M+H]+, 364, 325, 274。

(1b)1−[4−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン
参考例1(1a)で製造したベンジル 4−[4−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン−1−カルボキシラート(2.50g,6.37mmol)をエタノール(25mL)に溶解し、10%パラジウム−炭素(53wt%,2.50g,1.25mmol)の存在下に、常圧水素雰囲気下で水添した。反応液を5時間攪拌したのち、触媒を除去し、溶媒を減圧下で留去すると、1.60g(収率97%)の標記目的化合物が得られた。

黄色油状物;
IR (film) νmax 3335, 2933, 1616, 1467, 1197 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 500 MHz) δ 1.92 (2H, quint, J = 5.9 Hz), 2.84 (2H, t, J = 5.9 Hz), 3.06 (2H, t, J = 5.4 Hz), 3.61 (2H, t, J = 5.4 Hz), 3.65 (2H, t, J = 5.9 Hz), 4.35 (3H, s), 6.77 (2H, d, J = 8.8 Hz), 7.96 (2H, d, J = 8.8 Hz);
MS (EI) m/z: 258 [M+・], 230, 174。

[参考例2]1−[4−(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン
(2a)ベンジル 4−[4−(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン−1−カルボキシラート
5−(4−ブロモフェニル)−1−メチル−1H−テトラゾール(J.Org.Chem.USSR(engl.Transl.),1984,20,357−362)を用いて参考例1(1a)と同様に反応を行い、標記目的化合物を得た。
黄色油状物;
IR (film) νmax 3498, 2958, 1699, 1613, 1493, 1422 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.93-2.08 (2H, m), 3.31-3.38 (1H, m), 3.38-3.45 (1H, m), 3.53-3.72 (6H, m), 4.13 (1.5H, s), 4.14 (1.5H, s), 5.07 (1H, s), 5.12 (1H, s), 6.74-6.82 (2H, m), 7.23-7.35 (5H, m), 7.56-7.64 (2H, m);
MS (FAB) m/z: 393 [M+H]+, 257, 242。

(2b)1−[4−(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン
参考例2(2a)で製造したベンジル 4−[4−(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン−1−カルボキシラートを用いて参考例1(1b)と同様に反応を行い、標記目的化合物を得た。
白色粉末;
Mp 100-101 ℃;
IR (KBr) νmax 3331, 3208, 2939, 2834, 1613, 1494, 1448, 1196 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.93 (2H, quint, J = 5.9 Hz), 2.85 (2H, t, J = 5.9 Hz), 3.03-3.09 (2H, m), 3.53-3.68 (4H, m), 4.15 (3H, s), 6.78 (2H, d, J = 9.0 Hz), 7.60 (2H, d, J = 9.0 Hz);
MS (EI) m/z: 258 [M+・], 216, 202, 188。

[参考例3]1−[4−(2−エチル−2H−テトラゾール−5−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン
(3a)ベンジル 4−[4−(2−エチル−2H−テトラゾール−5−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン−1−カルボキシラート
5−(4−ブロモフェニル)−2−エチル−2H−テトラゾール(WO2002076978)を用いて参考例1(1a)と同様に反応を行い、標記目的化合物を得た。
淡褐色油状物;
IR (film) νmax 3509, 2946, 2212, 1699, 1616, 1470, 1423 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.67 (3H, t, J = 7.4 Hz), 1.93-2.09 (2H, m), 3.30-3.36 (1H, m), 3.37-3.44 (1H, m), 3.55-3.72 (6H, m), 4.67 (2H, q, J = 7.4 Hz), 5.08 (1H, s), 5.14 (1H, s), 6.73-6.78 (2H, m), 7.24-7.39 (5H, m), 7.98 (2H, d, J = 8.6 Hz);
MS (FAB) m/z: 407 [M+H]+, 406, 378, 335。

(3b)1−[4−(2−エチル−2H−テトラゾール−5−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン
参考例3(3a)で製造したベンジル 4−[4−(2−エチル−2H−テトラゾール−5−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン−1−カルボキシラートを用いて参考例1(1b)と同様に反応を行い、標記目的化合物を得た。
白色粉末;
Mp 87-90 ℃;
IR (KBr) νmax 3349, 2940, 2833, 2210, 1614, 1468 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.66 (3H, t, J = 7.4 Hz), 1.92 (2H, quint, J = 5.9 Hz), 2.80-2.87 (2H, m), 3.01-3.09 (2H, m), 3.57-3.69 (4H, m), 4.66 (2H, q, J = 7.4 Hz), 6.77 (2H, d, J = 9.0 Hz), 7.98 (2H, d, J = 9.0 Hz);
MS (EI) m/z: 272 [M+・], 244, 201, 188。

[参考例4]1−{4−[(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)メチル]フェニル}−1,4−ジアゼパン
(4a)5−(4−ブロモベンジル)−2−メチル−2H−テトラゾール 及び 5−(4−ブロモベンジル)−1−メチル−1H−テトラゾール
氷冷下5−(4−ブロモベンジル)−2H−テトラゾール(J.Med.Chem.,1991,34,1125−1136)(2.39g,10mmol)と炭酸カリウム(2.07g,15mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(60mL)懸濁液に、ヨードメタン(3.11mL,50mmol)を加え、氷冷下で1時間、室温で20時間攪拌した。反応液に水(100mL)を加え、酢酸エチル(100mL×3)で抽出した。有機層を合せ、水(100mL)、飽和食塩水(100mL)で順じ洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去した。残渣をカラムクロマトグラフィー(溶出液:ヘキサン/酢酸エチル=5/1〜1/1)にて精製し、1.18gの標記目的化合物5−(4−ブロモベンジル)−2−メチル−2H−テトラゾール(収率47%)と1.30gの5−(4−ブロモベンジル)−1−メチル−1H−テトラゾール(収率51%)を得た。

5−(4−ブロモベンジル)−2−メチル−2H−テトラゾール
黄色プリズム晶;
Mp 49-50 ℃;
IR (film) νmax 3030, 2957, 1592, 1489 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 4.18 (2H, s), 4.30 (3H, s), 7.20 (2H, d, J = 8.2 Hz), 7.44 (2H, d, J = 8.2 Hz);
MS (EI) m/z: 252 [M+・], 224, 169。

5−(4−ブロモベンジル)−1−メチル−1H−テトラゾール
黄色プリズム晶;
Mp 94-96 ℃;
IR (KBr) νmax 2955, 1921, 1595, 1515, 1491, 1459, 1421 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 500 MHz) δ 3.87 (3H, s), 4.25 (2H, s), 7.08 (2H, d, J = 8.5 Hz), 7.48 (2H, d, J = 8.5 Hz);
MS (EI) m/z: 252 [M+・], 196, 169。

(4b)ベンジル 4−{4−[(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)メチル]フェニル}−1,4−ジアゼパン−1−カルボキシラート
参考例4(4a)で製造した5−(4−ブロモベンジル)−1−メチル−1H−テトラゾールを用いて参考例1(1a)と同様に反応を行い、標記目的化合物を得た。
黄色油状物;
IR (film) νmax 3509, 2953, 1698, 1520, 1229 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.88-2.02 (2H, m), 3.25-3.31 (1H, m), 3.32-3.38 (1H, m), 3.48-3.57 (4H, m), 3.58-3.65 (2H, m), 4.10 (2H, s), 4.25 (1.5H, s), 4.26 (1.5H, s), 5.05 (1H, s), 5.11 (1H, s), 6.61 (2H, d, J = 8.6 Hz), 7.14 (2H, d, J = 8.6 Hz), 7.24-7.36 (5H, m);
MS (FAB) m/z: 406 [M+・], 405, 377, 323。

(4c)1−{4−[(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)メチル]フェニル}−1,4−ジアゼパン
参考例4(4b)で製造したベンジル 4−{4−[(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)メチル]フェニル}−1,4−ジアゼパン−1−カルボキシラートを用いて参考例1(1b)と同様に反応を行い、標記目的化合物を得た。
黄色油状物;
IR (film) νmax 3333, 2930, 1734, 1615, 1521, 1394, 1364 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.87 (2H, quint, J = 5.9 Hz), 2.77-2.84 (2H, m), 2.96-3.04 (2H, m), 3.48-3.57 (4H, m), 4.11 (2H, s), 4.28 (3H, s), 6.64 (2H, d, J = 9.0 Hz), 7.16 (2H, d, J = 9.0 Hz);
MS (EI) m/z: 272 [M+・], 230, 216, 189。

[参考例5]1−{4−[(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)メチル]フェニル}−1,4−ジアゼパン
(5a)ベンジル 4−{4−[(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)メチル]フェニル}−1,4−ジアゼパン−1−カルボキシラート
参考例4(4a)で製造した5−(4−ブロモベンジル)−1−メチル−1H−テトラゾールを用いて参考例1(1a)と同様に反応を行い、標記目的化合物を得た。
黄色油状物;
IR (film) νmax 3494, 2951, 1698, 1615, 1521, 1471, 1423 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.88-2.03 (2H, m), 3.27-3.33 (1H, m), 3.34-3.39 (1H, m), 3.48-3.66 (4H, m), 3.81 (3H, s), 4.16 (2H, s), 5.06 (1H, s), 5.10 (1H, s), 6.57-6.64 (2H, m), 6.96-7.02 (2H, m), 7.24-7.35 (5H, m);
MS (FAB) m/z: 407 [M+H]+, 379, 353, 329。

(5b)1−{4−[(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)メチル]フェニル}−1,4−ジアゼパン
参考例5(5a)で製造したベンジル 4−{4−[(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)メチル]フェニル}−1,4−ジアゼパン−1−カルボキシラートを用いて参考例1(1b)と同様に反応を行い、標記目的化合物を得た。
黄色油状物;
IR (film) νmax 3413, 3327, 2934, 1615, 1521 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 500 MHz) δ 1.87 (2H, quint, J = 5.9 Hz), 2.81 (2H, t, J = 5.9 Hz), 3.01 (2H, t, J = 5.4 Hz), 3.51 (2H, t, J = 5.4 Hz), 3.55 (2H, t, J = 5.9 Hz), 3.83 (3H, s), 4.18 (2H, s), 6.63 (2H, d, J = 8.8 Hz), 7.00 (2H, d, J = 8.8 Hz);
MS (EI) m/z: 272 [M+・], 230, 216, 189。

[参考例6]1−[4−(1−エチル−1H−テトラゾール−5−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン
(6a)5−(4−ブロモフェニル)−1−エチル−1H−テトラゾール
氷冷下、4−ブロモ−N−エチルベンザミド(J,Org.Chem.,2001,66,3291−3298)(2.17g,9.51mmol)と2,6−ルチジン(1670μL,14.3mmol)の塩化メチレン(19mL)溶液に、塩化オキザリル(950μL,10.5mmol)をゆっくりと滴下し、氷冷下で15分攪拌し、イミノクロライドの塩化メチレン溶液を作成した。
次いで、アジ化ナトリウム(930mg,14,3mmol)、2,3,5−トリフェニル−2H−テトラゾリウム クロライド(159mg,0.48mmol)の塩化メチレン(19mL)と水(38mL)の二層系溶液に、先のイミノクロライドの塩化メチレン溶液を滴下し、室温で1時間攪拌した。反応液を分液し、水層を塩化メチレン(20mL×2)で抽出した後、有機層を合せ、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液:ヘキサン/酢酸エチル=2/1)にて精製し、2.28g(収率95%)の標記目的化合物を得た。
無色プリズム晶;
Mp 104-105 ℃;
IR (KBr) νmax 2976, 1599, 1466, 1428 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.59 (3H, t, J = 7.4 Hz), 4.46 (2H, q, J = 7.4 Hz), 7.55 (2H, d, J = 8.6 Hz), 7.70 (2H, d, J = 8.6 Hz);
MS (EI) m/z: 252 [M+・], 211, 196, 182;
Anal. Calcd for C9H9BrN4: C, 42.71; H, 3.58; N, 22.14. Found: C, 42.71; H, 3.59; N, 21.95。

(6b)ベンジル 4−[4−(1−エチル−1H−テトラゾール−5−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン−1−カルボキシラート
参考例6(6a)で製造した5−(4−ブロモフェニル)−1−エチル−1H−テトラゾールを用いて参考例1(1a)と同様に反応を行い、標記目的化合物を得た。
黄色油状物;
IR (film) νmax 3503, 2945, 1699, 1613, 1486 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.54-1.61 (3H, m), 1.93-2.08 (2H, m), 3.32-3.37 (1H, m), 3.39-3.44 (1H, m), 3.58-3.71 (6H, m), 4.41-4.50 (2H, m), 5.07 (1H, s), 5.12 (1H, s), 6.74-6.81 (2H, m), 7.24-7.35 (5H, m), 7.51-7.58 (2H, m);
MS (FAB) m/z: 407 [M+H]+, 406, 379, 353。

(6c)1−[4−(1−エチル−1H−テトラゾール−5−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン
参考例6(6b)で製造したベンジル 4−[4−(1−エチル−1H−テトラゾール−5−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン−1−カルボキシラートを用いて参考例1(1b)と同様に反応を行い、標記目的化合物を得た。
黄色油状物;
IR (film) νmax 3445, 3319, 2931, 1635, 1520 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.59 (3H, t, J = 7.4 Hz), 1.92 (2H, t, J = 5.9 Hz), 2.82-2.88 (2H, m), 3.03-3.09 (2H, m), 3.58-3.68 (4H, m), 4.48 (2H, q, J = 7.4 Hz), 6.80 (2H, d, J = 8.2 Hz), 7.56 (2H, d, J = 8.2 Hz);
MS (FAB) m/z: 273 [M+H]+, 257, 246。

[参考例7]1−{4−[2−(2−メトキシエチル)−2H−テトラゾール−5−イル]フェニル}−1,4−ジアゼパン
(7a)5−(4−ブロモフェニル)−2−(2−メトキシエチル)−2H−テトラゾール
ヨードメタンの代わりに1−ブロモ−2−メトキシエタンを用いて、参考例4(4a)と同様に反応を行い、標記目的化合物を得た。
白色粉末;
Mp 69-71 ℃;
IR (KBr) νmax 3012, 2985, 2940, 2892, 2864, 2831, 1604, 1451, 1417 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 3.37 (3H, s), 3.98 (2H, t, J = 5.5 Hz), 4.82 (2H, t, J = 5.5 Hz), 7.62 (2H, d, J = 8.2 Hz), 8.02 (2H, d, J = 8.2 Hz);
MS (EI) m/z: 282 [M+・], 254, 211, 209, 182;
Anal. Calcd for C10H11BrN4O: C, 42.42; H, 3.92; N, 19.79. Found: C, 42.61; H, 4.07; N, 19.98。

(7b)ベンジル 4−{4−[2−(2−メトキシエチル)−2H−テトラゾール−5−イル]フェニル}−1,4−ジアゼパン−1−カルボキシラート
参考例7(7a)で製造した5−(4−ブロモフェニル)−2−(2−メトキシエチル)−2H−テトラゾールを用いて参考例1(1a)と同様に反応を行い、標記目的化合物を得た。
黄色油状物;
IR (film) νmax 2943, 1699, 1616, 1470, 1423 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.92-2.08 (2H, s), 3.26-3.44 (2H, m), 3.36 (3H, s), 3.56-3.72 (6H, m), 3.96 (2H, t, J = 5.5 Hz), 4.79 (2H, t, J = 5.5 Hz), 5.08 (1H, s), 5.14 (1H, s), 6.72-6.79 (2H, m), 7.23-7.25 (5H, m), 7.95-8.02 (2H, m);
MS (FAB) m/z: 437 [M+H]+, 408, 335, 273。

(7c)1−{4−[2−(2−メトキシエチル)−2H−テトラゾール−5−イル]フェニル}−1,4−ジアゼパン
参考例7(7b)で製造したベンジル 4−{4−[2−(2−メトキシエチル)−2H−テトラゾール−5−イル]フェニル}−1,4−ジアゼパン−1−カルボキシラートを用いて参考例1(1b)と同様に反応を行い、標記目的化合物を得た。
黄色油状物;
IR (film) νmax 3445, 3336, 2932, 1615, 1469 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.92 (2H, quint, J = 5.9 Hz), 2.80-2.86 (2H, m), 3.04 (2H, t, J = 5.5 Hz), 3.35 (3H, s), 3.59 (2H, t, J = 5.5 Hz), 3.64 (2H, t, J = 6.3 Hz), 3.95 (2H, t, J = 5.5 Hz), 4.77 (2H, t, J = 5.5 Hz), 6.75 (2H, d, J = 9.0 Hz), 7.96 (2H, d, J = 9.0 Hz);
MS (FAB) m/z: 303 [M+H]+, 272, 230。

[参考例8]1−{4−[1−(2−メトキシエチル)−1H−テトラゾール−5−イル]フェニル}−1,4−ジアゼパン
(8a)ベンジル 4−[4−(トリフルオロアセチル)フェニル]−1,4−ジアゼパン−1−カルボキシラート
2,2,2,4'−テトラフルオロアセトフェノン(3.84g、20mmol)、ベンジル 1,4−ジアゼパン−1−カルボキシラート(4.69g、20mmol)およびトリエチルアミン(3.07mL,22mmol)をジメチルスルフォキシド(40mL)に溶解し、100℃で1時間撹拌した。反応液に酢酸エチル(100mL)及び水(100mL)を加え分液後、有機層を水(50mL×2)、食塩水(50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧下に留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル=3:1)で精製し、8.13g(定量的)の標記目的化合物を得た。
微橙色油状物
IR (film) νmax2959, 1697, 1595, 1528, 1423, 1166 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 500 MHz) δ 1.93-2.06 (2H, m), 3.33-3.38 (1H, m), 3.40-3.46 (1H, m), 3.60-3.74 (6H, m), 5.07 (1H, s), 5.13 (1H, s), 6.67-6.74 (2H, m), 7.25-7.37 (5H, m), 7.91-7.98 (2H, m);
MS (FAB) m/z: 407 [M+H]+, 406, 315, 289。

(8b) 4−{4−[(ベンジルオキシ)カルボニル]−1,4−ジアゼパン−1−イル}安息香酸
参考例8(8a)で製造したベンジル 4−[4−(トリフルオロアセチル)フェニル]−1,4−ジアゼパン−1−カルボキシラート(7.18g,17.7mmol)をN,N−ジメチルホルムアミド(35.4mL)に溶解し、8N水酸化ナトリウム水溶液(4.42mL,35.3mmol)を加え、80℃で1時間加熱攪拌した。反応液を冷却し、水(70mL)で希釈したのち、酢酸エチル(70mL)で洗浄した。水層を1N塩化水素水溶液にて酸性とし、酢酸エチルで(50mL×3)抽出した後、有機層を合わせ無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を減圧下に留去した。残渣にエーテル(50mL)を加え結晶化した後、濾取し、エーテルで洗浄後乾燥し、5.82g(収率69%)の標記目的化合物を得た。
無色プリズム晶
Mp 135-137 ℃;
IR (KBr) νmax3063, 2947, 2667, 2562, 1699, 1667, 1600, 1417 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.92-2.07 (2H, m), 3.30-3.36 (1H, m), 3.41 (1H, t, J = 5.9 Hz), 3.58-3.71 (6H, m), 5.08 (1H, s), 5.14 (1H, s), 6.63-6.72 (2H, m), 7.24-7.38 (5H, m), 7.91-7.99 (2H, m);
MS (EI) m/z: 354 [M+・], 263, 202。

(8c) ベンジル 4−(4−{[(2−メトキシエチル)アミノ]カルボニル}フェニル)−1,4−ジアゼパン−1−カルボキシラート
氷冷下、参考例8(8b)で製造した4−{4−[(ベンジルオキシ)カルボニル]−1,4−ジアゼパン−1−イル}安息香酸(3.54g,10mmol)のテトラヒドロフラン(40mL)溶液に1,1’−カルボニルジイミダゾール(1.95g,12mmol)を加え30分攪拌した。反応液を室温まで昇温した後、1−ブロモ−2−メトキシエタン(1.30mL,15mmol)を加え30分攪拌した。反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(40mL)を加え、酢酸エチル(40mL×3)で抽出した。有機層を合せ、飽和食塩水(50mL)で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧下に留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル)にて精製し、3.85g(収率84%)の標記目的化合物を得た。
黄色油状物;
IR (film) νmax 2943, 1699, 1616, 1470, 1423 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.92-2.06 (2H, m), 3.29-3.33 (1H, m), 3.36-3.41 (1H, m), 3.39 (3H, s), 3.53-3.69 (10H, m), 5.08 (1H, s), 5.13 (1H, s), 6.35 (1H, br.s), 6.64-6.70 (2H, m), 7.26-7.37 (5H, m), 7.64-7.70 (2H, m);
MS (FAB) m/z: 437 [M+H]+, 408, 335, 273。

(8d)ベンジル 4−{4−[1−(2−メトキシエチル)−1H−テトラゾール−5−イル]フェニル}−1,4−ジアゼパン−1−カルボキシラート
参考例8(8c)で製造したベンジル 4−(4−{[(2−メトキシエチル)アミノ]カルボニル}フェニル)−1,4−ジアゼパン−1−カルボキシラートを用いて参考例6(6a)と同様に反応を行い、標記目的化合物を得た。
黄色油状物;
IR (film) νmax 3496, 2941, 1698, 1612, 1487 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.92-2.09 (2H, m), 3.29-3.38 (4H, m), 3.39-3.45 (1H, m), 3.57-3.73 (6H, m), 3.91-3.98 (2H, m), 4.49-4.57 (2H, m), 5.09 (1H, s), 5.14 (1H, s), 6.75-6.83 (2H, m), 7.25-7.39 (5H, m), 7.66-7.44 (2H, m);
MS (FAB) m/z: 437 [M+H]+, 436, 394, 337。

(8e)1−{4−[1−(2−メトキシエチル)−1H−テトラゾール−5−イル]フェニル}−1,4−ジアゼパン
参考例8(8d)で製造したベンジル 4−{4−[1−(2−メトキシエチル)−1H−テトラゾール−5−イル]フェニル}−1,4−ジアゼパン−1−カルボキシラートを用いて参考例1(1b)と同様に反応を行い、標記目的化合物を得た。
黄色油状物;
IR (film) νmax 3329, 2933, 1611, 1488, 1402 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.92 (2H, quint, J = 5.9 Hz), 2.81-2.88 (2H, m), 3.06 (2H, t, J = 5.5 Hz), 3.33 (3H, s), 3.57-3.69 (4H, m), 3.94 (2H, t, J = 5.1 Hz), 4.54 (2H, t, J = 5.4 Hz), 6.79 (2H, d, J = 9.0 Hz), 7.68 (2H, d, J = 9.0 Hz);
MS (EI) m/z: 302 [M+・], 277, 260, 234。

[参考例9]1−[3−(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)フェニル]ピペラジン
(9a)tert−ブチル 4−[3−(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)フェニル]ピペラジン−1−カルボキシラート
5−(3−ブロモフェニル)−1−メチルー1H−テトラゾール(WO9527692)及びtert−ブチル ピペラジン−1−カルボキシラートを用いて参考例1(1a)と同様に反応を行い、標記目的化合物を得た。
淡黄色プリズム晶;
Mp 82-84 ℃;
IR (film) νmax 3370, 2980, 2858, 1702, 1687, 1424 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.49 (9H, s), 3.19-3.24 (4H, m), 3.56-3.61 (4H, m), 4.16 (3H, s), 7.06-7.11 (2H, m), 7.26-7.29 (1H, m), 7.40-7.45 (1H, m);
MS (FAB) m/z: 345 [M+・], 289, 243, 230。

(9b)1−[3−(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)フェニル]ピペラジン
参考例9(9a)で製造したtert−ブチル 4−[3−(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)フェニル]ピペラジン−1−カルボキシラート(2.60g,7.55mmol)をメタノール(38mL)に溶解し、4N塩化水素−1,4−ジオキサン溶液(9.5mL)を加えた。混合物を室温で2時間攪拌した後、減圧下に濃縮した。残渣に1N水酸化ナトリウム水溶液(50mL)を加え、水層を塩化メチレン(3×50mL)で抽出した。抽出液を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去して、1.84g(定量的)の標記目的化合物を得た。
微黄色油状物;
IR (film) νmax 3314, 2951, 2830, 1607, 1586, 1490, 1453, cm-1;
1H NMR(CDCl3, 500 MHz) δ 3.05-3.09 (4H, m), 3.23-3.28 (4H, m), 4.17 (3H, s), 7.07-7.14 (2H, m), 7.28-7.30 (1H, m), 7.41-7.46 (1H, m);
MS (EI) m/z: 244 [M+・], 202, 145。

[参考例10]1−[4−(1,4−ジアゼパン−1−イル)フェニル]ピペリジン−2−オン
(10a)ベンジル 4−[4−(2−オキソピペリジン−1−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン−1−カルボキシラート
1−(4−ブロモフェニル)ピペリジン−2−オン(US3862172)を用いて参考例1(1a)と同様に反応を行い、標記目的化合物を得た。
黄色油状物;
IR (film) νmax 3458, 2945, 1698, 1650, 1518 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.86-2.05 (6H, m), 2.50-2.56 (2H, m), 3.32 (1H, t, J = 6.3 Hz), 3.39 (1H, t, J = 6.3 Hz), 3.49-3.66 (8H, m), 5.09 (1H, s), 5.13 (1H, s), 6.62-6.68 (2H, m), 7.02-7.07 (2H, m), 7.26-7.36 (5H, m);
MS (FAB) m/z: 408 [M+H]+, 407, 326, 272。

(10b)1−[4−(1,4−ジアゼパン−1−イル)フェニル]ピペリジン−2−オン
参考例10(10a)で製造したベンジル 4−[4−(2−オキソピペリジン−1−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン−1−カルボキシラートを用いて参考例1(1b)と同様に反応を行い、標記目的化合物を得た。
白色粉末;
Mp 117-119 ℃;
IR (KBr) νmax 3324, 2939, 1649, 1518 cm-1;
1H NMR(DMSO-d6, 400 MHz) δ 1.84-1.95 (6H, m), 2.49-2.56 (2H, m), 2.80-2.86 (2H, m), 2.98-3.04 (2H, m), 3.49-3.60 (6H, m), 6.65 (2H, d, J = 9.0 Hz), 7.03 (2H, d, J = 9.0 Hz);
MS (EI) m/z: 273 [M+・], 231, 217;
Anal. Calcd for C16H23N3O・0.46EtOH: C, 68.99; H, 8.81; N, 14.26. Found: C, 68.70; H, 8.51; N, 14.42。

[参考例11]1−[4−(4,5−ジヒドロイソキサゾール−3−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン
(11a)3−(4−ブロモフェニル)−4,5−ジヒドロイソキサゾール
1−(4−ブロモフェニル)−3−クロロプロパン−1−オン(19.54g,78.9mmol)のエタノール(150mL)溶液に、ヒドロキシルアミン塩酸塩(10.97g,157.8mmol)及び水酸化カリウム(13.28g,157.8mmol)を加え10時間撹拌した。生成した固体を除去し、残渣を濃縮した。残渣に水(50mL)を加え、酢酸エチル(100mL)で2回抽出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後,溶媒を減圧下留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル,3:1)を用いて精製し,2.11g(収率12%)の標記目的化合物を得た。

1H NMR(DMSO-d6, 400 MHz) δ 3.32 (2H, t, J = 9.3 Hz), 4.40 (2H, t, J = 9.3 Hz), 7.63 (2H, d, J = 8.6 Hz), 7.67 (2H, t, J = 8.6 Hz);
MS (EI) m/z: 228 [M+H]+, 208, 181, 147, 118, 102。

(11b)tert−ブチル 4−[4−(4,5−ジヒドロイソキサゾール−3−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン−1−カルボキシラート
参考例11(11a)で製造した3−(4−ブロモフェニル)−4,5−ジヒドロイソキサゾールを用いて参考例1(1a)と同様に反応を行い、標記目的化合物を得た。
白色固体
Mp 90-91 ℃;
IR (KBr) νmax 2973, 1686, 1607, 1522, 1413, 1360, 1236, 1170, 929, 878, 824 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 500 MHz) δ 1.37 (4.5H, s), 1.43 (4.5H, s), 1.94-1.99 (2H, m), 3.22 (1H, t, J = 6.4 Hz), 3.20 (2H, t, J = 9.8 Hz), 3.30-3.33 (1H, m), 3.59-3.61 (6H, m), 4.41 (2H, t, J = 9.8 Hz), 6.70 (2H, d, J = 7.8 Hz), 7.54 (2H, t, J = 8.8 Hz);
MS (FAB) m/z: 345 [M+H]+, 290, 244, 242, 167, 19.
Anal. Calcd for C19H27N3O3: C, 66.06; H, 7.88; N, 12.16. Found: C, 66.05; H, 7.81; N, 12.01。

(11c)1−[4−(4,5−ジヒドロイソキサゾール−3−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン
参考例11(11b)で製造したtert−ブチル 4−[4−(4,5−ジヒドロイソキサゾール−3−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン−1−カルボキシラートを用いて参考例9(9b)と同様に反応を行い、標記目的化合物を得た。
淡黄色固体
Mp 104-105 ℃;
IR (KBr) νmax 3358, 2923, 1606, 1525, 1404, 1360, 1198, 931, 875, 818 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 500 MHz) δ 1.90 (2H, quint, J = 5.9 Hz), 2.83 (2H, t, J = 5.9 Hz), 3.04 (2H, t, J = 5.4 Hz), 3.29 (2H, t, J = 10.3 Hz), 3.58 (2H, t, J = 5.4 Hz), 3.62 (2H, t, J = 6.4 Hz), 4.41 (2H, t, J = 10.3 Hz), 6.69 (2H, d, J = 8.8 Hz), 7.54 (2H, d, J = 8.8 Hz);
MS (EI) m/z: 245 [M+], 215, 203, 189, 175, 161, 145, 116, 102, 89, 70, 56, 43.
Anal. Calcd for C14H19N3O・0.16H2O: C, 67.75; H, 7.85; N, 16.13. Found: C, 67.83; H, 7.84; N, 16.95。

[参考例12]1−[4−(5−メチルイソキサゾール−3−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン
(12a)3−(4−ブロモフェニル)−5−メチルイソキサゾール
窒素雰囲気下、4−ブロモ−N−ヒドロキシルベンゼンカルボキシイミドイル クロリド(J.Med.Chem.,2003,46,284−302)(3.58g,15.3mmol)及び酢酸イソプロペニル(3.33mL,30.6mmol)のエーテル(50mL)溶液に、0℃にてトリエチルアミン(4.27mL,30.6mmol)のエーテル(10mL)溶液を2時間かけて滴下し、室温で12時間撹拌した。反応液を濃縮し、ジイソプロピルエーテルにより固化した固体を取り除き、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/エーテル,20:1)を用いて精製し,0.45g(収率12%)の標記目的化合物を得た。

淡黄色固体
Mp 89-90 ℃;
IR (KBr) νmax 1611, 1444, 1423, 1263, 1110, 1072, 1009, 905, 829, 788, 507 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 2.49 (3H, s), 6.26 (1H, s), 7.57 (2H, d, J = 8.2 Hz), 7.65 (2H, d, J = 8.2 Hz);
MS (EI) m/z: 237 [M+], 224, 222, 194, 183, 157, 155, 116, 102, 88, 75, 74, 43, 40。

(12b)ベンジル 4−[4−(5−メチルイソキサゾール−3−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン−1−カルボキシラート
参考例12(12a)で製造した3−(4−ブロモフェニル)−5−メチルイソキサゾールを用いて参考例1(1a)と同様に反応を行い、標記目的化合物を得た。
褐色ペースト状物質;
IR (film) νmax 2948, 1699, 1613, 1537, 1424, 1230, 755 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.96-2.05 (2H, m), 2.44 (3H, s), 3.32 (1H, t, J = 6.3 Hz), 3.39 (1H, t, J = 5.9 Hz), 3.57-3.66 (6H, m), 5.07 (1H, s), 5.13 (1H, s), 6.18 (1H, s), 6.69-6.73 (2H, m), 7.28-7.33 (5H, m), 7.62 (2H, dd, J = 2.4, 9.0 Hz);
MS (FAB) m/z: 392 [M+H]+, 391, 256, 213, 201, 165, 39, 31。

(12c)1−[4−(5−メチルイソキサゾール−3−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン
参考例12(12b)で製造したベンジル 4−[4−(5−メチルイソキサゾール−3−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン−1−カルボキシラートを用いて参考例1(1b)と同様に反応を行い、標記目的化合物を得た。
淡黄色固体
Mp 54-61 ℃;
IR (KBr) νmax 2929, 1610, 1537, 1498, 1438, 1400, 1198, 894, 821 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.91 (2H, quint, J = 5.9 Hz), 2.43 (3H, s), 2.81-2.84 (2H, m), 3.01-3.05 (2H, m), 3.58 (2H, t, J = 5.5 Hz), 3.62 (2H, t, J = 6.3 Hz), 6.18 (1H, s), 6.71 (2H, d, J = 9.0 Hz), 7.61 (2H, d, J = 9.0 Hz);
MS (FAB) m/z: 258 [M+H]+, 242, 215, 165, 65。

[参考例13]1−[4−(3−メチル−1,2,4−チアジアゾール−5−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン
(13a)4−ブロモベンズアミド
アンモニア水溶液(28%,3.65g,60mmol)に0℃にて4−ブロモベンゾイルクロリド(4.39g,20mmol)のエ−テル(20mL)溶液を滴下し、10分間撹拌した。生成した沈殿を水/エタノール(5:1)にて洗浄し、4.00g(収率99%)の標記目的化合物を得た。
白色固体
Mp 191-192 ℃;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 7.60 (2H, d, J = 9.0 Hz), 7.69 (2H, d, J = 9.0 Hz)。

(13b)4−ブロモベンゼンカルボチオアミド
参考例13(13a)で製造した4−ブロモベンズアミド(4.00g,20mmol)のトルエン(50mL)溶液に、ローソン試薬(4.85g,12mmol)を加え、12時間加熱還流した。反応液をデカント、濃縮し、3.99g(収率92%)の粗製の標記目的化合物を得た。
褐色固体
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 7.53 (2H, d, J = 9.0 Hz), 7.73 (2H, d, J = 9.0 Hz)。

(13c)5−(4−ブロモフェニル)−3−メチル−1,2,4−チアジアゾール
窒素雰囲気下、参考例13(13b)で製造した粗製の4−ブロモベンゼンカルボチオアミド(3.99g,18.5mmol)にN,N−ジメチルホルムアミドジメチルアセタール(8mL)を加え、30分間撹拌した。反応液を濃縮し、得られた残留物をエタノール(50mL)に溶解し、ピリジン(3.0mL,39mmol)及びヒドロキシルアミン−O−スルホン酸(2.30g,20.4mmol)を加え、12時間撹拌した。反応液を濃縮し、得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル,10:1)にて精製し,0.82g(収率17%)の標記目的化合物を得た。

白色固体
Mp 72-74 ℃;
IR (KBr) νmax 1589, 1480, 1396, 1314, 1070, 1011, 825, 670, 479 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 2.73 (3H, s), 7.62 (2H, d, J = 8.2 Hz), 7.80 (2H, d, J = 8.2 Hz);
MS (EI) m/z: 254 [M+], 215, 213, 183, 181, 155, 134, 120, 102, 90, 73, 72。

(13d)tert−ブチル 4−[4−(3−メチル−1,2,4−チアジアゾール−5−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン−1−カルボキシラート
参考例13(13c)で製造した5−(4−ブロモフェニル)−3−メチル−1,2,4−チアジアゾールを用いて参考例1(1a)と同様に反応を行い、標記目的化合物を得た。
黄色泡状物質;
IR (film) νmax 2974, 1693, 1607, 1484, 1417, 1366, 1240, 1189, 929, 818, 671 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 500 MHz) δ 1.37 (4.5H, s), 1.43 (4.5 H, s), 1.97-2.01 (2H, m), 2.67 (3H, s), 3.24 (1H, t, J = 5.9 Hz), 3.34 (1H, t, J = 5.9 Hz), 3.61-3.64 (6H, m), 6.73 (2H, d, J = 8.8 Hz), 7.79 (2H, d, J = 8.8 Hz);
MS (FAB) m/z: 375 [M+H]+, 374, 335, 319, 273, 257, 244, 230, 219。

(13e)1−[4−(3−メチル−1,2,4−チアジアゾール−5−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン
参考例13(13d)で製造したtert−ブチル 4−[4−(3−メチル−1,2,4−チアジアゾール−5−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン−1−カルボキシラートを用いて参考例9(9b)と同様に反応を行い、標記目的化合物を得た。
褐色固体
Mp 91-93 ℃;
IR (KBr) νmax 2930, 1605, 1482, 1428, 1320, 1186, 811 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.91 (2H, quint, J = 5.9 Hz), 2.66 (3H, s), 2.83 (2H, t, J = 5.9 Hz), 3.04 (2H, t, J = 5.1 Hz), 3.60 (2H, t, J = 5.5 Hz), 3.65 (2H, t, J = 6.3 Hz), 6.70 (2H, d, J = 9.0 Hz), 7.76 (2H, d, J = 9.0 Hz);
MS (FAB) m/z: 275 [M+H]+, 242, 226, 165, 65;。

[参考例14]1−[4−(4,5−ジメチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン
(14a)4−ブロモ−N−メチルベンズアミド
4−ブロモ安息香酸とメチルアミン水溶液を用いて参考例8(8c)と同様に反応を行い、標記目的化合物を得た。
白色固体
Mp 162-164 ℃;
IR (KBr) νmax 3344, 1638, 1594, 1553, 1483, 1407, 1323, 1165, 1071, 840, 751 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 3.02 (3H ,d, J = 4.3 Hz), 6.08 (1H, br.s), 7.55 (2H, d, J = 8.2 Hz), 7.61 (2H, d, J = 8.2 Hz).
MS (EI) m/z: 213 [M+], 212, 183, 155, 134, 131, 104, 93, 75, 74, 50, 40。

(14b)4−ブロモ−N−メチルベンゼンカルボチオアミド
参考例14(14a)で製造した4−ブロモ−N−メチルベンズアミドを用いて参考例13(13b)と同様に反応を行い、標記目的化合物を得た。
淡黄色固体
Mp 129-132 ℃;
IR (KBr) νmax 3335, 1539, 1483, 1394, 1359, 1255, 1043, 943, 829, 720, 626 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 3.37 (3H ,d, J = 4.7 Hz), 7.53 (2H, d, J = 8.6 Hz), 7.63 (2H, d, J = 8.6 Hz);
MS (EI) m/z: 229 [M+], 201, 199, 183, 155, 135, 120, 117, 102, 75, 74, 64, 50, 44, 40;
Anal. Calcd for C8H8BrNS: C, 41.75; H, 3.50; N, 6.09; S, 13.93. Found: C, 41.73; H, 3.67; N, 5.80; S, 13.74。

(14c)メチル 4−ブロモ−N−メチルベンゼンカルボイミドチオエート ハイドロヨーダイド
参考例(14b)で製造した4−ブロモ−N−メチルベンゼンカルボチオアミド(3.03g,13.2mmol)のテトラヒドロフラン(10mL)溶液に、ヨウ化メチル(8.2mL,132mmol)を加え、12時間撹拌した。生成した固体を濾取し、テトラヒドロフランにて洗浄し、4.47g(収率91%)の標記目的化合物を(E)、(Z)体混合物として得た。
淡黄色固体
Mp 156-158 ℃;
IR (KBr) νmax 2970, 1614, 1489, 1423, 1396, 1228, 1152, 1066, 1012, 956, 834, 801 cm-1;
1H NMR(CD3OD, 400 MHz) δ 2.51 (1H, s), 2.82 (2H, s), 3.30 (2H, s), 3.34 (1H, s), 7.51-7.59 (2H, m), 7.82-7.85 (2H, m);
MS (FAB) m/z: 244 [M+H]+, 196, 165, 65, 51, 39, 27;
Anal. Calcd for C9H11BrINS: C, 29.05; H, 2.98; N, 3.76. Found: C, 28.93; H, 2.97; N, 3.62。

(14d)4−ブロモ−N’’−メチルベンゼンカルボキシイミドヒドラジド ハイドロヨーダイド
参考例14(14c)で製造したメチル 4−ブロモ−N−メチルベンゼンカルボイミドチオエート ハイドロヨーダイド(4.47g,12.0mmol)のメタノール(20mL)溶液に、ヒドラジンハイドラート(0.58mL,12.0mmol)を加え、10分間撹拌した。反応液を濃縮し、エーテルで結晶化、濾取し、エーテルにて洗浄し、4.00g(収率94%)の標記目的化合物を得た。

白色固体
Mp 172-175 ℃;
IR (KBr) νmax 3034, 1667, 1599, 1487, 1363, 1072, 947, 841, 773 cm-1;
1H NMR(CD3OD, 400 MHz) δ 2.94 (3H, s), 7.51 (2H, d, J = 8.6 Hz), 7.80 (2H, d, J = 8.6 Hz);
MS (FAB) m/z: 228 [M+], 198, 196, 155, 65, 63, 51, 39, 31。

(14e)3−(4−ブロモフェニル)−4,5−ジメチル−4H−1,2,4−トリアゾール
参考例14(14d)で製造した4−ブロモ−N''−メチルベンゼンカルボキシイミドヒドラジド ハイドロヨーダイド(7.15g,20.1mmol)のエタノール(30mL)溶液に、オルト酢酸トリエチル(5.5mL)を加え、30分間加熱還流した。反応液に4M炭酸カリウム水溶液(50mL)を加え、塩化メチレン(100mL)にて2回抽出、無水硫酸ナトリウムで乾燥後,溶媒を減圧下留去した。得られた固体をエーテルにて洗浄し、3.18g(収率63%)の標記目的化合物を得た。
白色固体
Mp 182-186 ℃;
IR (KBr) νmax 3051, 1517, 1489, 1461, 1416, 1077, 1008, 841, 731, 550 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 2.51 (3H, s), 3.58 (3H, s), 7.49 (2H, d, J = 8.6 Hz), 7.63 (2H, d, J = 8.6 Hz);
MS (EI) m/z: 252 [M+], 251, 250, 196, 182, 172, 155, 143, 131, 104, 102, 76, 75, 56, 50, 42。

(14f)ベンジル 4−[4−(4,5−ジメチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン−1−カルボキシラート
参考例14(14e)で製造した3−(4−ブロモフェニル)−4,5−ジメチル−4H−1,2,4−トリアゾールを用いて参考例1(1a)と同様に反応を行い、標記目的化合物を得た。
黄色ペースト状物質;
IR (film) νmax 3387, 2952, 1697, 1614, 1530, 1473, 1423, 1333, 1182, 1120, 928, 823, 738 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 500 MHz) δ 1.96-2.06 (2H, m), 2.48 (3H, s), 3.34 (1H, t, J = 6.4 Hz), 3.41 (1H, t, J = 6.4 Hz), 3.57 (3H, s), 3.56-3.68 (6H, m), 5.10 (1H, s), 5.14 (1H, s), 6.75-6.87 (2H, m), 7.30-7.39 (5H, m), 7.48 (2H, d, J = 8.8 Hz);
MS (FAB) m/z: 406 [M+H]+, 372, 353, 317, 273, 242。

(14g)1−[4−(4,5−ジメチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン
参考例14(14f)で製造したベンジル 4−[4−(4,5−ジメチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン−1−カルボキシラートを用いて参考例1(1b)と同様に反応を行い、標記目的化合物を得た。
褐色液体
IR (film) νmax 3308, 2933, 1687, 1614, 1532, 1493, 1364, 1183, 1038, 822 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.92 (2H, quint, J = 5.5 Hz), 2.49 (3H, s), 2.84 (2H, t, J = 5.9 Hz), 3.05 (2H, t, J = 5.1 Hz), 3.58 (3H, s), 3.57-3.65 (4H, m), 6.76 (2H, d, J = 8.8 Hz), 7.45 (2H, d, J = 8.8 Hz);
MS (EI) m/z: 271 [M+], 270, 229, 215, 201, 187, 186, 173, 145, 116, 114, 56, 44。

[参考例15]1−[4−(4,5−ジメチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−3−メチルフェニル]−1,4−ジアゼパン
(15a)4−ブロモ−N,2−ジメチルベンズアミド
4−ブロモ−2−メチル安息香酸とメチルアミン水溶液を用いて参考例8(8c)と同様に反応を行い、標記目的化合物を得た。
白色固体
Mp 112-113 ℃;
IR (KBr) νmax 3287, 1638, 1546, 1414, 1312, 868 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 2.43 (3H, s), 3.00 (3H ,d, J = 5.1 Hz), 5.71 (1H, br.s), 7.22 (1H, d, J = 8.2 Hz), 7.34 (1H, d, J = 8.2 Hz), 7.39 (1H, s);
MS (EI) m/z: 227 [M+], 197, 196, 171, 169, 90, 89;
Anal. Calcd for C9H10BrNO: C, 47.39; H, 4.42; N, 6.14; Br, 35.03. Found: C, 47.15; H, 4.38; N, 6.27; Br, 35.23。

(15b)4−ブロモ−N,2−ジメチルベンゼンカルボチオアミド
参考例15(15a)で製造した4−ブロモ−N,2−ジメチルベンズアミドを用いて参考例14(14a)と同様に反応を行い、標記目的化合物を得た。
白色固体
Mp 117-118 ℃;
IR (KBr) νmax 3178, 3056, 2977, 1552, 1440, 1365, 1276, 1256, 1047, 944, 815, 626 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 2.33 (3H, s), 3.31 (3H ,d, J = 4.7 Hz), 7.10 (1H, d, J = 8.2 Hz), 7.30 (1H, d, J = 8.2 Hz), 7.32 (1H, s), 7.36 (1H, br.s);
MS (EI) m/z: 243 [M+], 242, 212, 210, 169, 134, 131, 102, 89, 74, 69, 51, 50;
Anal. Calcd for C9H10BrNS: C, 44.27; H, 4.13; N, 5.74; Br, 32.73; S, 13.13. Found: C, 44.19; H, 3.91; N, 5.71; Br, 32.63; S, 13.04。

(15c)メチル 4−ブロモ−N,2−ジメチルベンゼンカルボイミドチオエート ハイドロヨーダイド
参考例15(15b)で製造した4−ブロモ−N,2−ジメチルベンゼンカルボチオアミドを用いて参考例14(14c)と同様に反応を行い、標記目的化合物を得た。
淡黄色固体
Mp 155-157 ℃;
IR (KBr) νmax 2926, 2819, 1587, 1431, 1255, 1023, 927, 836, 586 cm-1;
1H NMR(CD3OD, 500 MHz) δ 2.35 (3H, s), 2.36 (3H, s), 3.46 (3H, s), 7.33 (1H, d, J = 8.3 Hz), 7.67 (1H, d, J = 8.3 Hz), 7.73 (1H ,s);
MS (FAB) m/z: 258 [M+H]+, 244, 212, 210, 196, 179, 63, 39, 31, 27;
Anal. Calcd for C10H13BrINS: C, 31.11; H, 3.39; N, 3.63; Br, 20.70; S, 8.31. Found: C, 30.72; H, 3.33; N, 3.57; Br, 20.78; S, 8.28。

(15d)4−ブロモ−N'',2−ジメチルベンゼンカルボキシイミドヒドラジド ハイドロヨーダイド
参考例15(15c)で製造したメチル 4−ブロモ−N,2−ジメチルベンゼンカルボイミドチオエート ハイドロヨーダイドを用いて参考例14(14d)と同様に反応を行い、標記目的化合物を得た。
白色固体
Mp 162-172 ℃(dec.);
IR (KBr) νmax 2142, 3156, 3056, 1671, 1606, 1485, 1083, 956, 842, 661 cm-1;
1H NMR(CD3OD, 400 MHz) δ 2.33 (3H, s), 2.79 (3H, s), 7.29 (1H, d, J = 8.2 Hz), 7.58 (1H, d, J = 8.2 Hz), 7.66 (1H, s);
MS (EI) m/z: 241 [M+], 227, 212, 169, 128, 127, 89。

(15e)3−(4−ブロモ−2−メチルフェニル)−4,5−ジメチル−4H−1,2,4−トリアゾール
参考例15(15d)で製造した4−ブロモ−N’’,2−ジメチルベンゼンカルボキシイミドヒドラジド ハイドロヨーダイドを用いて参考例14(14e)と同様に反応を行い、標記目的化合物を得た。
白色固体
Mp 129-131 ℃;
IR (KBr) νmax 2960, 1598, 1531, 1494, 1456, 1095, 856, 826, 742, 654, 566 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 2.33 (3H, s), 2.52 (3H, s), 3.36 (3H, s), 7.14 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.43 (1H, dd, J = 2.0, 7.8 Hz), 7.49 (1H, d, J = 2.0 Hz);
MS (EI) m/z: 265 [M+], 264, 252, 223, 209, 196, 186, 171, 144, 130, 116, 115, 89, 76, 56, 40.
Anal. Calcd for C11H12BrN3: C, 49.64; H, 4.54; N, 15.79; Br, 30.02. Found: C, 49.50; H, 4.57; N, 15.89; Br, 29.82。

(15f)ベンジル 4−[4−(4,5−ジメチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−3−メチルフェニル]−1,4−ジアゼパン−1−カルボキシラート
参考例15(15e)で製造した3−(4−ブロモ−2−メチルフェニル)−4,5−ジメチル−4H−1,2,4−トリアゾールを用いて参考例1(1a)と同様に反応を行い、標記目的化合物を得た。
白色泡状物質
IR (KBr) νmax 2950, 1697, 1610, 1474, 1422, 1235, 1120, 928 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.86-2.02 (2H, m), 2.19 (3H, s), 2.50 (3H, s), 3.35 (1.5 H, s), 3.36 (1.5H, s), 3.32-3.42 (2H, m), 3.57-3.68 (6H, m), 5.11 (1H, s), 5.14 (1H, s), 6.55-6.59 (2H, m), 7.09-7.11 (1H, m), 7.30-7.33 (5H, m);
MS (FAB) m/z: 420 [M+H]+, 419, 330, 255, 241, 215, 188, 63, 39, 31。

(15g)1−[4−(4,5−ジメチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−3−メチルフェニル]−1,4−ジアゼパン
参考例15(15f)で製造したベンジル 4−[4−(4,5−ジメチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−3−メチルフェニル]−1,4−ジアゼパン−1−カルボキシラートを用いて参考例1(1b)と同様に反応を行い、標記目的化合物を得た。
褐色液体
IR (film) νmax 3334, 2933, 1611, 1486, 1240, 750 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.90 (2H, quint, J = 5.9 Hz), 2.18 (3H, s), 2.48 (3H, s), 2.84 (2H, t, J = 5.9 Hz), 3.04 (2H, t, J = 5.5 Hz), 3.36 (3H, s), 3.55-3.62 (4H, m), 6.55-6.58 (2H, m), 7.08 (1H, d, J = 9.4 Hz);
MS (EI) m/z: 285 [M+], 284, 243, 229, 215, 187, 186, 172, 115, 103, 91, 56, 43。

[参考例16]ベンジル 4−[4−(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン−1−カルボキシラート
(16a)ベンジル 4−(4−アセチルフェニル)−1,4−ジアゼパン−1−カルボキシラート
1−(4−フルオロフェニル)エタノンを用いて参考例8(8a)と同様に反応を行い、標記目的化合物を得た。
黄色液体
IR (film) νmax 2949, 1699, 1596, 1424, 1360, 1285, 1232, 1192, 1120, 928, 821, 593 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 500 MHz) δ 1.95-2.04 (2H, m), 2.50 (3H, s), 3.33 (1H, t, J = 6.4 Hz), 3.40 (1H, t, J = 5.9 Hz), 3.60-3.67 (6H, m), 5.07 (1H, s), 5.13 (1H, s), 6.65-6.68 (2H, m), 6.27-7.35 (5H, m), 7.84-7.87 (2H, m);
MS (FAB) m/z: 353 [M+H]+, 352, 337, 311, 265, 261, 217, 200, 174, 91。

(16b)ベンジル 4−{4−[(2E)−3−(ジメチルアミノ)プロペ−2−ノイル]フェニル}−1,4−ジアゼパン−1−カルボキシラート
実施例16(16a)で製造したベンジル 4−(4−アセチルフェニル)−1,4−ジアゼパン−1−カルボキシラート(3.68g,10.4mmol)のトルエン(30mL)溶液に、ジメチルホルムアミドジメチルアセタール(14mL)を加え5日間加熱還流した。反応液に酢酸エチル(50mL)を加え、水(50mL)にて2回洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後,溶媒を減圧下留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル)を用いて精製し,標記目的化合物(2.88g,収率68%)を得た。

黄色泡状物質
IR (film) νmax 2946, 1698, 1641, 1599, 1568, 1422, 1357, 1187, 1117, 1053, 753 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.95-2.04 (2H, m), 3.01 (6H, brs), 3.30 (1H, t, J = 6.3 Hz), 3.38 (1H, t, J = 6.3 Hz), 3.58-3.66 (6H, m), 5.07 (1H, s), 5.13 (1H, s), 5.71 (1H, d, J = 12.1 Hz), 6.64-6.67 (2H, m), 7.24-7.33 (5H, m), 7.75 (1H, d, J = 12.1 Hz), 7.85 (2H, d, J = 8.6 Hz);
MS (FAB) m/z: 408 [M+H]+, 337, 273, 246, 229, 165, 93。

(16c)ベンジル 4−[4−(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン−1−カルボキシラート
参考例16(16b)で製造したベンジル 4−{4−[(2E)−3−(ジメチルアミノ)プロペ−2−ノイル]フェニル}−1,4−ジアゼパン−1−カルボキシラート(917mg,2.3mmol)のエタノール(5mL)溶液に、N−メチルヒドラジン(0.14mL,2.7mmol)を加え、1日撹拌した。反応液を濃縮し、得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル)を用いて精製し,600mg(収率68%)の標記目的化合物を得た。
無色液体
IR (film) νmax 2947, 1699, 1615, 1500, 1423, 1235, 928, 770 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.97-2.05 (2H, m), 3.36 (1H, t, J = 5.9 Hz), 3.43 (1H, t, J = 5.9 Hz), 3.58-3.69 (6H, m), 3.87 (1.5H, s), 3.88 (1.5H, s), 5.09 (1H, s), 5.14 (1H, s), 6.22 (1H, s), 6.73-6.76 (2H, m), 7.25-7.33 (7H, m), 7.48 (0.5H, s), 7.48 (0.5H, s);
MS (FAB) m/z: 391 [M+H]+, 376, 353, 273, 246, 242。

(16d)1−[4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]フェニル]−1,4−ジアゼパン
参考例16(16c)で製造したベンジル 4−[4−(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン−1−カルボキシラートを用いて参考例1(1b)と同様に反応を行い、標記目的化合物を得た。
褐色液体
IR (film) νmax 3317, 2936, 1614, 1500, 1197, 820, 758 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 500 MHz) δ 1.92 (2H, quint, J = 5.9 Hz), 2.86 (2H, t, J = 5.9 Hz), 3.06 (2H, t, J = 4.9 Hz), 3.59 (2H, t, J = 5.4 Hz), 3.62 (2H, t, J = 6.4 Hz), 3.88 (3H, s), 6.22 (1H, d, J = 2.0 Hz), 6.75 (2H, d, J = 8.8 Hz), 7.26 (2H, d, J = 8.8 Hz), 7.48 (1H, d, J = 2.0 Hz);
MS (EI) m/z: 256 [M+], 226, 214, 200, 186, 171, 157, 142, 130, 116, 103, 89, 77, 70, 56, 43。

[参考例17]1−[4−(1,3−ジメチル−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン
(17a)ベンジル 4−[4−(1,3−ジメチル−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン−1−カルボキシラート
3−(4−ブロモフェニル)−4,5−ジメチル−4H−1,2,4−トリアゾール(J.Heterocyclic.Chem.,1983,20,301−304.)を用いて参考例1(1a)と同様に反応を行い、標記目的化合物を得た。
黄色液体
IR (film) νmax 2944, 1699, 1614, 1487, 1422, 1235, 1120, 823, 756, 700 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.96-2.04 (2H, m), 2.39 (3H, s), 3.32 (1H, t, J = 5.9 Hz), 3.39 (1H, t, J = 5.9 Hz), 3.58-3.66 (6H, m), 3.88 (1.5H, s), 3.89 (1.5H, s), 5.08 (1H, s), 5.12 (1H, s), 6.72-6.75 (2H, m), 7.27-7.32 (5H, m), 7.49-7.52 (2H, m);
MS (FAB) m/z: 406 [M+H]+, 326, 273, 246, 220。

(17b)1−[4−(1,3−ジメチル−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン
参考例17(17a)で製造したベンジル 4−[4−(1,3−ジメチル−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン−1−カルボキシラートを用いて参考例1(1b)と同様に反応を行い、標記目的化合物を得た。
褐色液体
IR (film) νmax 3319, 2932, 1613, 1489, 1400, 1195, 822, 747 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.91 (2H, quint, J = 6.3 Hz), 2.39 (3H, s), 2.83 (2H, t, J = 5.9 Hz), 3.04 (2H, t, J = 5.1 Hz), 3.59 (2H, t, J = 5.5 Hz), 3.63 (2H, t, J = 5.9 Hz), 3.90 (3H, s), 6.74 (2H, d, J = 8.6 Hz), 7.50 (2H, d, J = 8.6 Hz);
MS (EI) m/z: 271 [M+], 270, 241, 229, 215, 201, 187, 173, 131, 116, 108, 102, 70。

[参考例18]1−[4−(4−メチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン
(18a)ベンジル 4−{4−[(メチルアミノ)カルボニル]フェニル}−1,4−ジアゼパン−1−カルボキシラート
1−ブロモ−2−メトキシエタンの代わりにメチルアミン水溶液を用いて参考例8(8a)と同様に反応を行い、標記目的化合物を得た。
無色ペースト状物質;
IR (film) νmax 2943, 1693, 1608, 1514, 1425, 1233, 928, 830, 767 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.94-2.03 (2H, m), 1.99 (3H, d, J = 5.0 Hz), 3.31 (1H, t, J = 5.9 Hz), 3.39 (1H, t, J = 6.3 Hz), 3.57-3.66 (6H, m), 5.07 (1H, s), 5.13 (1H, s), 5.96 (1H, brs), 6.65-6.68 (2H, m), 7.27-7.36 (5H, m), 7.62-7.66 (2H, m);
MS (FAB) m/z: 368 [M+H]+, 337, 273, 257, 246, 235。

(18b)ベンジル 4−{4−[(メチルアミノ)カルボノチオイル]フェニル}−1,4−ジアゼパン−1−カルボキシラート
参考例18(18a)で製造したベンジル 4−{4−[(メチルアミノ)カルボニル]フェニル}−1,4−ジアゼパン−1−カルボキシラートを用いて参考例14(14b)と同様に反応を行い、標記目的化合物を得た。
褐色泡状物質;
IR (KBr) νmax 3311, 2947, 1696, 1603, 1512, 1423, 1194, 1120, 1040 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.94-2.03 (2H, m), 3.30 (1H, t, J = 6.7 Hz), 3.37 (3H, d, J = 5.1 Hz), 3.37-3.39 (1H, m), 3.57-3.65 (6H, m), 5.08 (1H, s), 5.13 (1H, s), 6.62-6.65 (2H, m), 7.29-7.35 (5H, m), 7.50 (1H, br.s), 7.72-7.76 (2H, m);
MS (FAB) m/z: 384 [M+H]+, 350, 273, 246, 182, 165。

(18c)ベンジル 4−[4−(4−メチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン−1−カルボキシラート
実施例18(18b)で製造したベンジル 4−{4−[(メチルアミノ)カルボノチオイル]フェニル}−1,4−ジアゼパン−1−カルボキシラート(2.30g,6.0mmol)のテトラヒドロフラン(20mL)溶液に、ヨウ化メチル(7.4mL,60mmol)を加え、12時間撹拌した。反応液を濃縮しメタノール(20mL)に溶解し、N−ホルミルヒドラジン(0.72g,12.0mmol)を加え、1日間加熱還流した。反応液を濃縮し、得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/メタノール=5:1)を用いて精製し,2.09g(収率89%)の標記目的化合物を得た。

黄色液体
IR (film) νmax 3328, 1694, 1614, 1486, 1232, 1120, 754 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 500 MHz) δ 1.97-2.05 (2H, m), 3.34 (1H, t, J = 5.9 Hz), 3.41 (1H, t, J = 5.9 Hz), 3.60-3.69 (6H, m), 3.74 (3H, d, J = 5.4 Hz), 5.10 (1H, s), 5.14 (1H, s), 6.76-6.79 (2H, m), 7.31-7.35 (5H, m), 7.53-7.55 (2H, m), 8.13 (1H, s);
MS (FAB) m/z: 392 [M+H]+, 273, 246, 219, 165。

(18d)1−[4−(4−メチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン
参考例18(18c)で製造したベンジル 4−[4−(4−メチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン−1−カルボキシラートを用いて参考例1(1b)と同様に反応を行い、標記目的化合物を得た。
無色液体
IR (CHCl3 solution) νmax 3322, 1613, 1488, 1199, 822, 742 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.92 (2H, quint, J = 5.1 Hz), 2.85 (2H, t, J = 5.5 Hz), 3.06 (2H, t, J = 5.9 Hz), 3.60 (2H, t, J = 5.1 Hz), 3.64 (2H, t, J = 5.9 Hz), 3.75 (3H, s), 6.78 (2H, d, J = 8.6 Hz), 7.54 (2H, d, J = 8.6 Hz), 8.13 (1H, s);
MS (EI) m/z: 257 [M+], 256, 227, 215, 201, 187, 173, 172, 159, 131, 116, 104, 102, 70, 56, 43, 42。

[参考例19]1−[4−(1,4−ジアゼパン−1−イル)フェニル]ピロリジン−2−オン
(19a)tert−ブチル 4−[4−(2−オキソピロリジン−1−イル)フェニル]
−1,4−ジアゼパン−1−カルボキシラート
1−(4-ブロモフェニル)−2−ピロリジノンを用いて参考例1(1a)と同様に反応を行い、標記目的化合物を得た。
淡黄色粉末;
Mp 107-110 ℃;
IR (KBr) νmax 1702, 1688, 1672, 1519, 1235, 1174, 929, 811 cm-1;
1H NMR (CDCl3, 400MHz) δ 1.40 (4.5H, s), 1.45 (4.5H, s), 1.93-2.01 (2H, m), 2.10-2.17 (2H, m), 2.58 (2H, t, J = 8.0 Hz), 3.17-3.31 (2H, m), 3.48-3.59 (6H, m), 3.80 (2H, t, J = 7.0 Hz), 6.68 (2H, d, J = 9.0 Hz), 7.39 (2H, d, J = 9.0 Hz);
MS (FAB) m/z: 359 [M+H]+;
Anal. Calcd for C20H29N3O3: C, 66.83; H, 8.13; N, 11.69. Found: C, 66.78; H, 7.90; N, 11.66。

(19b)1−[4−(1,4−ジアゼパン−1−イル)フェニル]ピロリジン−2−オン
参考例19(19a)で製造したtert−ブチル 4−[4−(2−オキソピロリジン−1−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン−1−カルボキシラートを用いて参考例8(8b)と同様に反応を行い、標記目的化合物を得た。
アモルファス粉末;
IR (KBr) νmax 1685, 1518, 818 cm-1;
1H NMR (CDCl3, 400MHz) δ 1.86-1.92 (2H, m), 2.10-2.17 (2H, m), 2.58 (2H, t, J = 8.2 Hz), 2.80-2.83 (2H, m), 3.01-3.03 (2H, m), 3.53-3.59 (4H, m), 3.81 (2H, t, J = 7.0 Hz), 6.68 (2H, d, J = 9.0 Hz), 7.38 (2H, d, J = 9.0 Hz);
MS (EI) m/z: 259 [M+], 217, 203;
Anal. Calcd for C15H21N3O・0.2 H2O: C, 68.52; H, 8.20; N, 15.98. Found: C, 68.53; H, 8.22; N, 15.68。

[参考例20]1−[4−(5−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン
(20a)tert−ブチル 4−(4−シアノフェニル)−1,4−ジアゼパン−1−カルボキシラート
4−フルオロベンゾニトリルとtert−ブチル 1,4−ジアゼパン−1−カルボキシラートを用いて参考例8(8a)と同様に反応を行い、標記目的化合物を得た。
無色油状物
IR (film) νmax 2975, 2214, 1691, 1606, 1521, 1417, 1365, 1240, 1178, 929, 819, 544 cm-1;
1H NMR(DMSO-d6, 400 MHz) δ 1.16 (4.5H, s), 1.28 (4.5H, s), 1.68-1.85 (2H, m), 3.17 (1H, t, J = 5.9 Hz), 3.25 (1H, t, J = 5.5 Hz), 3.44-3.68 (6H, m), 6.81 (2H, d, J = 9.4 Hz), 7.48 (2H, dd, J = 3.5, 9.4 Hz);
HRMS m/z calcd for C17H23N3O2 301.1790, found 301.1784;
MS (FAB) m/z: 302 [M+H]+, 301, 246, 228, 200, 120。

(20b)tert−ブチル 4−{4−[(Z)−アミノ(ヒドロキシイミノ)メチル]フェニル}−1,4−ジアゼパン−1−カルボキシラート
参考例20(20a)で製造したtert−ブチル 4−(4−シアノフェニル)−1,4−ジアゼパン−1−カルボキシラート(1.47g,4.9mmol)および50%ヒドロキシルアミン水溶液(0.5mL,8.2mmol)のエタノール(5mL)溶液を、加熱還流下に8時間攪拌した。溶媒を減圧下留去して得られた残留物に、水(30mL)を加え、水層を酢酸エチル(2x50mL)で抽出した。抽出液を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去した。得られた粗結晶をジエチルエーテルで洗浄し、1.40g(収率86%)の標記目的化合物を得た。

淡黄色粉末
Mp 141-145 ℃ and 180-185 ℃ (dec);
IR (KBr) νmax 1688, 1674, 1613, 1528, 1417, 1168, 929, 819 cm-1;
1H NMR (CDCl3, 400MHz) δ 1.37 (4.5H, s), 1.43 (4.5H, s), 1.93-2.00 (2H, m), 3.17-3.31 (2H, m), 3.53-3.62 (6H, m), 4.77 (2H, br), 6.66 (2H, d, J = 9.0 Hz), 7.45 (2H, d, J = 9.0 Hz);
MS (FAB) m/z: 335 [M+H]+;
Anal. Calcd for C17H26N4O3・0.1EtOAc:C,60.89; H, 7.87; N, 16.32. Found: C, 60.99; H, 7.82; N, 16.31。

(20c)tert−ブチル 4−[4−(5−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン−1−カルボキシラート
参考例20(20b)で製造したtert−ブチル 4−{4−[(Z)−アミノ(ヒドロキシイミノ)メチル]フェニル}−1,4−ジアゼパン−1−カルボキシラート(980mg,2.9mmol)の塩化メチレン(10mL)溶液に、トリエチルアミン(356mg,0.49mL,3.5mmol)および無水酢酸(329mg,0.3mL,3.2mmol)を加え、室温にて2時間攪拌した。反応混合物に酢酸エチル(50mL)を加え、有機層を水(50mL)と飽和重曹水(50mL)で順次洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥したのち、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をテトラヒドロフラン(10mL)に溶解し、1Mフッ化テトラブチルアンモニウム−テトラヒドロフラン溶液(3mL)を加えた。反応混合物を室温にて5時間攪拌したのち、酢酸エチル(100mL)と飽和食塩水(50mL)で分液した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、溶媒を減圧下留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル=2:1)にて精製し、1011mg(収率96%)の標記目的化合物を得た。

淡黄色粉末
Mp 118-119 ℃;
IR (KBr) νmax 1693, 1613, 1486, 1173, 927, 817, 753 cm-1;
1H NMR (CDCl3, 400MHz) δ 1.36 (4.5H, s), 1.43 (4.5H, s), 1.95-2.02 (2H, m), 2.61 (3H, s), 3.20-3.34 (2H, m), 3.57-3.64 (6H, m), 6.73 (2H, d, J = 8.6 Hz), 7.87 (2H, d, J = 8.6 Hz);
MS (FAB) m/z: 358 [M+];
Anal. Calcd for C19H26N4O3: C, 63.67; H, 7.31; N, 15.63. Found: C, 63.51; H, 7.11; N, 15.69。

(20d)1−[4−(5−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン
参考例20(20c)で製造したtert−ブチル 4−[4−(5−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン−1−カルボキシラートを用いて参考例9(9b)と同様に反応を行い、標記目的化合物を得た。
淡黄色粉末
Mp 80-84 ℃;
IR (KBr) νmax 3281, 1615, 1590, 1487, 1193, 898, 821, 754 cm-1;
1H NMR (CDCl3, 400MHz) δ 1.85-1.91 (2H, m), 2.06 (1H, br), 2.58 (3H, s), 2.78-2.81 (2H, m), 2.99-3.02 (2H, m), 3.55-3.62 (4H, m), 6.71 (2H, d, J = 9.0 Hz), 7.86 (2H, d, J = 9.0 Hz);
MS (EI) m/z: 258 [M+], 216, 202。

[参考例21]1−[4−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン
(21a)tert−ブチル 4−[4−(トリフルオロアセチル)フェニル]−1,4−ジアゼパン−1−カルボキシラート
ベンジル 1,4−ジアゼパン−1−カルボキシラートの代わりにtert−ブチル 1,4−ジアゼパン−1−カルボキシラートを用いて参考例8(8a)と同様に反応を行い、標記目的化合物を得た。
黄色粉末
Mp 91-92 ℃;
IR (KBr) νmax 2977, 1688, 1596, 1529, 1416, 1166 cm-1;
1H NMR (CDCl3, 400MHz) δ 1.34 (4.5H, s), 1.42 (4.5H, s), 1.93-2.03 (2H, m), 3.22-3.29 (1H, m), 3.33-3.39 (1H, m), 3.57-3.72 (6H, m), 6.72 (2H, d, J = 9.0 Hz), 7.95 (2H, d, J = 9.0 Hz);
MS (EI) m/z: 372 [M+・], 317, 273。

(21b)4−[4−(tert−ブトキシカルボニル)−1,4−ジアゼパン−1−イル]安息香酸
参考例21(21a)で製造したtert−ブチル 4−[4−(トリフルオロアセチル)フェニル]−1,4−ジアゼパン−1−カルボキシラートを用いて参考例8(8b)と同様に反応を行い、標記目的化合物を得た。
白色粉末;
Mp 211-214 oC.
IR (KBr): 2974, 1692, 1602, 1525, 1417, 1296, 1237, 1186, 929, 773 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 7.93 (2H, d, J = 9.0 Hz), 7.25-7.24 (5H, m), 6.68 (2H, d, J = 8.2 Hz), 3.66-3.57 (6H, m), 3.34-3.32 (1H, m), 3.24-3.21(1H, m), 2.00-1.97 (2H, m), 1.44 (4.5H, s), 1.37 (4.5H, s);
13C NMR(CDCl3, 125 MHz) δ 172.1, 155.3, 154.9, 151.4, 151.3, 132.5, 132.4, 116.4, 110.6, 110.5, 79.8, 50.7, 50.3, 48.8, 48.1, 46.5, 46.3, 46.1, 45.7, 28.4, 28.3, 24.8, 24.6;
MS (EI): m/z: 321 [M+H+], 221;
HRMS-EI: m/z [M+H]+ calcd for C17H25N2O4: 321.1814; found: 321.1829;
Anal. Calcd for C17H24N2O4: C, 63.73; H, 7.55; N, 8.74. Found: C, 63.56; H, 7.48; N, 8.74。

(21c)tert−ブチル 4−[4−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン−1−カルボキシラート
参考例21(21b)で製造した4−[4−(tert−ブトキシカルボニル)−1,4−ジアゼパン−1−イル]安息香酸(3.20g,10mmol)と1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物(1.84g,12mmol)の塩化メチレン(50mL)溶液に、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(WSC・HCl)(2.30g,12mmol)を加えた。反応混合物を室温にて30分間攪拌したのち、アセトアミドオキシム(0.89g,12mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)溶液を加えた。12時間室温にて攪拌したのち、反応液を酢酸エチル(100mL)と飽和食塩水(100mL)で分液した。有機層を飽和重曹水(2x50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧下に留去した。得られた残留物をテトラヒドロフラン(20mL)に溶解し、1Mフッ化テトラブチルアンモニウム−テトラヒドロフラン溶液(13mL,13mmol)を加えた。混合物を加熱還流下に1時間攪拌したのち、溶媒を減圧下で留去した。残留物を水(100mL)と酢酸エチル(100mL)で分液し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧下で留去した。得られた粗結晶をエタノール(8mL)から再結晶し、2.46g(収率69%)の標記目的化合物を得た。

淡黄色粉末
Mp 130-131 ℃;
IR (KBr) νmax 1695, 1610, 1499, 1173, 927, 818, 757 cm-1;
1H NMR (CDCl3, 400MHz) δ 1.35 (4.5H, s), 1.42 (4.5H, s), 1.95-2.02 (2H, m), 2.42 (3H, s), 3.22-3.35 (2H, m), 3.58-3.67 (6H, m), 6.74 (2H, d, J = 9.0 Hz), 7.91 (2H, d, J = 9.0 Hz);
MS (FAB) m/z: 359 [M+H]+;
Anal. Calcd for C19H26N4O3: C, 63.67; H, 7.31; N, 15.63. Found: C, 63.60; H, 7.26; N, 15.56。

(21d)1−[4−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン
参考例21(21c)で製造したtert−ブチル 4−[4−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン−1−カルボキシラートを用いて参考例9(9b)と同様に反応を行い、標記目的化合物を得た。
淡黄色粉末
Mp 86-88 ℃;
IR (KBr) νmax 1612, 1503, 1193, 820, 757 cm-1;
1H NMR (CDCl3, 400MHz) δ 1.89-1.95 (2H, m), 2.42 (3H, s), 2.82-2.85 (2H, m), 3.03-3.06 (2H, m), 3.59-3.67 (4H, m), 6.73 (2H, d, J = 9.0 Hz), 7.91 (2H, d, J = 9.0 Hz);
MS (EI) m/z: 258 [M+], 216, 202;
Anal. Calcd for C14H18N4O・0.1 H2O: C, 64.64; H, 7.05; N, 21.54. Found: C, 64.85; H, 7.06; N, 21.22。

[参考例22]1−[4−(1,4−ジアゼパン−1−イル)フェニル]−3−メチルイミダゾリジン−2−オン
(22a)N'−(4−ブロモフェニル)−N−(2−ヒドロキシエチル)−N−メチルウレア
4−ブロモフェニル イソシアナート(1.98g,10mmol)のテトラヒドロフラン(20mL)溶液に、2−(メチルアミノ)エタノール(0.75g,10mmol)のテトラヒドロフラン(10mL)溶液を滴下した。反応混合物を終夜攪拌したのち、ジエチルエーテル(50mL)を加えた。結晶を濾別し、さらにジエチルエーテルで洗浄することで、2.37g(収率87%)の標記目的化合物を得た。

淡黄色粉末
Mp 165-166 ℃;
IR (KBr) νmax 3259, 1643, 1536, 1400, 813 cm-1;
1H NMR (DMSO-d6, 400MHz) δ 2.96 (3H, s), 3.37 (2H, t, J = 5.6 Hz), 3.54-3.57 (2H, m), 4.97 (2H, br.t, J = 5.0 Hz), 7.39 (2H, d, J = 9.0 Hz), 7.42 (2H, d, J = 9.4 Hz), 8.45 (1H, br.s);
MS (EI) m/z: 272 [M+], 199, 171。

(22b)1−(4−ブロモフェニル)−3−メチルイミダゾリジン−2−オン
参考例22(22a)で製造したN'−(4−ブロモフェニル)−N−(2−ヒドロキシエチル)−N−メチルウレア(2.37g,8.7mmol)とカリウム tert−ブトキシド(2.34g,20.8mmol)のテトラヒドロフラン(120mL)懸濁液を氷冷し、p−トルエンスルホニルクロリド(1.99g,10.4mmol)のテトラヒドロフラン(30mL)溶液を滴下した。10分間攪拌したのち、反応混合物に水(100mL)と酢酸エチル(200mL)を加えて分液した。有機層を飽和食塩水(100mL)で洗浄したのち無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧下に留去した。得られた粗結晶をエタノールから再結晶し、1.87g(収率84%)で標記目的化合物が得られた。

淡黄色粉末
Mp 154-157 ℃;
IR (KBr) νmax 1697, 1497, 1274, 824, 758, 747 cm-1;
1H NMR (CDCl3, 400MHz) δ 2.88 (3H, s), 3.45-3.49 (2H, m), 3.74-3.78 (2H, m), 7.39 (2H, d, J = 9.4 Hz), 7.43 (2H, d, J = 9.4 Hz);
MS (EI) m/z: 254 [M+];
Anal. Calcd for C10H11N2OBr: C, 47.08; H, 4.35; N, 10.98; Br, 31.32. Found: C, 46.89; H, 4.14; N, 10.93; Br, 31.60。

(22c)tert−ブチル 4−[4−(3−メチル−2−オキソイミダゾリジン−1−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン−1−カルボキシラート
参考例22(22b)で製造した1−(4−ブロモフェニル)−3−メチルイミダゾリジン−2−オンを用いて参考例1(1a)と同様に反応を行い、標記目的化合物を得た。
淡黄色粉末
Mp 120-122 ℃;
IR (KBr) νmax 1702, 1684, 1523, 1174, 930, 811 cm-1;
1H NMR (CDCl3, 400MHz) δ 1.40 (4.5H, s), 1.45 (4.5H, s), 1.94-2.01 (2H, m), 2.87 (3H, s), 3.17-3.31 (2H, m), 3.40-3.44 (2H, m), 3.50-3.57 (6H, m), 3.72-3.76 (2H, m), 6.68 (2H, d, J = 9.0 Hz), 7.35 (2H, d, J = 9.0 Hz);
MS (FAB) m/z: 374 [M+];
Anal. Calcd for C20H30N4O3: C, 64.15; H, 8.07; N, 14.96. Found: C, 64.10; H, 8.01; N, 14.91。

(22d)1−[4−(1,4−ジアゼパン−1−イル)フェニル]−3−メチルイミダゾリジン−2−オン
参考例22(22c)で製造したtert−ブチル 4−[4−(3−メチル−2−オキソイミダゾリジン−1−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン−1−カルボキシラートを用いて参考例9(9b)と同様に反応を行い、標記目的化合物を得た。
淡黄色粉末
Mp 124-127 ℃;
IR (KBr) νmax 3314, 1696, 1683, 1518, 1271, 1113, 814, 747 cm-1;
1H NMR (CDCl3, 400MHz) δ 1.54 (1H, br), 1.85-1.91 (2H, m), 2.79-2.82 (2H, m), 2.86 (3H, s), 3.00-3.02 (2H, m), 3.39-3.43 (2H, m), 3.50-3.57 (4H, m), 3.71-3.75 (2H, m), 6.66 (2H, d, J = 9.4 Hz), 7.32 (2H, d, J = 9.4 Hz);
MS (EI) m/z: 274 [M+], 232, 218;
Anal. Calcd for C15H22N4O: C, 65.67; H, 8.08; N, 20.42. Found: C, 65.35; H, 8.00; N, 20.28。

[参考例23]1−[4−(1,4−ジアゼパン−1−イル)フェニル]−3−メチル−1,3−ジヒドロ−2H−イミダゾール−2−オン
(23a)1−(4−ブロモフェニル)−1,3−ジヒドロ−2H−イミダゾール−2−オン
4−ブロモフェニル イソシアナート(0.99g,5mmol)のテトラヒドロフラン(10mL)溶液に、2,2−ジメトキシエチルアミン(0.53g,5mmol)のテトラヒドロフラン(5mL)溶液を滴下した。反応混合物を3時間攪拌したのち、減圧下濃縮した。得られた残留物をメタノール(25mL)に溶解し、0.25N塩化水素水溶液(24mL)を加えた。さらに、テトラヒドロフラン(10mL)を加えて析出した固体を溶解したのち、室温にて5日間攪拌した。反応混合物を減圧下に濃縮して得られた粗結晶をエタノール(10mL)から再結晶することで、0.98g(収率82%)の標記目的化合物を得た。

淡黄色粉末
Mp 174-176 ℃;
IR (KBr) νmax 3580, 1694, 1494, 899, 820 cm-1;
1H NMR (CDCl3, 400MHz) δ 6.42 (1H, t, J = 2.4 Hz), 6.52 (1H, t, J = 2.4 Hz), 7.48 (2H, d, J = 9.0 Hz), 7.54 (2H, d, J = 9.0 Hz), 9.33 (1H, br.s);
MS (EI) m/z: 238 [M+]。

(23b)1−(4−ブロモフェニル)−3−メチル−1,3−ジヒドロ−2H−イミダゾール−2−オン
参考例23(23a)で製造した1−(4−ブロモフェニル)−1,3−ジヒドロ−2H−イミダゾール−2−オン(717mg,3.0mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(6mL)溶液を、水素化ナトリウム(55%油性,144mg,3.3mmol)のテトラヒドロフラン懸濁液へ、氷冷下で滴下した。同温度で30分間攪拌したのち、ヨウ化メチル(553mg,0.24mL,3.9mmol)を加えた。反応温度を昇温し、さらに室温で2時間攪拌した後、反応混合物を水(100mL)と酢酸エチル(100mL)で分液し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下に溶媒を留去した。得られた粗結晶をジイソプロピルエーテルで洗浄し、634mg(収率83%)の標記目的化合物を得た。

淡黄色粉末
Mp 141-143 ℃;
IR (KBr) νmax 1682, 1493, 1270 cm-1;
1H NMR (CDCl3, 400MHz) δ 3.32 (3H, s), 6.34 (1H, d, J = 3.0 Hz), 6.54 (1H, d, J = 3.0 Hz), 7.50-7.55 (4H, m);
MS (EI) m/z: 252 [M+];
Anal. Calcd for C10H9N2OBr: C, 47.46; H, 3.58; N, 11.07; Br, 31.57. Found: C, 47.49; H, 3.93; N, 11.00; Br, 31.16。

(23c)ベンジル 4−[4−(3−メチル−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾール−1−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン−1−カルボキシラート
参考例23(23b)で製造した1−(4−ブロモフェニル)−3−メチル−1,3−ジヒドロ−2H−イミダゾール−2−オンを用いて参考例1(1a)と同様に反応を行い、標記目的化合物を得た。
淡黄色粉末
Mp 114-116 ℃;
IR (KBr) νmax 1695, 1686, 1522, 1225, 1121 cm-1;
1H NMR (CDCl3, 400MHz) δ 1.93-2.05 (2H, m), 3.31 (3H, s), 3.29-3.67 (8H, m), 5.10 (1H, s), 5.14 (1H, s), 6.26-6.27 (1H, m), 6.43-6.45 (1H, m), 6.69-6.71 (2H, m), 7.31-7.37 (7H, m);
MS (FAB) m/z: 406 [M+];
Anal. Calcd for C23H26N4O3: C, 67.96; H, 6.45; N, 13.78. Found: C, 68.25; H, 6.74; N, 13.70。

(23d)1−[4−(1,4−ジアゼパン−1−イル)フェニル]−3−メチル−1,3−ジヒドロ−2H−イミダゾール−2−オン
参考例23(23c)で製造したベンジル 4−[4−(3−メチル−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾール−1−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン−1−カルボキシラートを用いて参考例1(1b)と同様に反応を行い、標記目的化合物を得た。
淡黄色粉末
Mp 142-146 ℃;
IR (KBr) νmax 3314, 1676, 1522, 1265, 817, 799 cm-1;
1H NMR (CDCl3, 400MHz) δ 1.73 (1H, br), 1.87-1.93 (2H, m), 2.81-2.84 (2H, m), 3.01-3.04 (2H, m), 3.30 (3H, s), 3.53-3.60 (4H, m), 6.24 (1H, d, J = 3.0 Hz), 6.42 (1H, d, J = 3.0 Hz), 6.69 (2H, d, J = 9.4 Hz), 7.32 (2H, d, J = 9.4 Hz);
MS (EI) m/z: 272 [M+], 230, 216;
Anal. Calcd for C15H20N4O・0.2 H2O: C, 65.29; H, 7.45; N, 20.30. Found: C, 65.40; H, 7.38; N, 19.96。

[参考例24]1−[4−(4,5−ジヒドロ−1,3−オキサゾール−2−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン
(24a)4−ブロモ−N−(2−クロロエチル)ベンズアミド
4−ブロモ安息香酸(4.02g、20.0mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(20mL)溶液に、2−クロロエチルアミン塩酸塩(2.55g、22.0mmol)、トリエチルアミン(3.5mL、25.0mmol)、WSC・HCl(4.20g、22.0mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(3.00g、22.0mmol)を順次加え、室温で24時間撹拌した。反応液に水(100mL)を加え、酢酸エチル(100mL)で3回抽出した。有機層を合せ、水(100mL)および飽和塩化ナトリウム水溶液(100mL)で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後,溶媒を減圧下留去し、1.83g(収率90%)の標記目的化合物を得た。

白色粉末;
1H NMR(DMSO-d6, 500 MHz) δ 3.69-3.84 (4H, m), 6.51 (1H, brs), 7.59 (2H, d, J = 8.6 Hz), 7.66 (2H, d, J = 8.6 Hz)。

(24b)2−(4−ブロモフェニル)−4,5−ジヒドロ−1,3−オキサゾール
参考例24(24a)で製造した4−ブロモ−N−(2−クロロエチル)ベンズアミド(1.83g,7.0mmol)のメタノール(20mL)溶液に、28%ナトリウムメトキシドメタノール溶液(10mL)を加え、室温で2時間撹拌した。反応液を濃縮し、得られた残渣に水(30mL)を加え、塩化メチレン(50mL)で3回抽出した。有機層を合わせて、飽和塩化ナトリウム水溶液(50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後,溶媒を減圧下留去し、1.42g(収率97%)の標記目的化合物を得た。

白色粉末
Mp 96-98 ℃;
IR (KBr) νmax 2939, 1645, 1591, 1483, 1397, 1355, 1260, 1076, 1010, 942, 835, 726, 667 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 500 MHz) δ 4.05 (2H, t, J = 9.4 Hz), 4.43 (2H, t, J = 9.4 Hz), 7.54 (2H, d, J = 8.6 Hz), 7.80 (2H, d, J = 8.6 Hz);
MS (EI) m/z: 225 [M+], 197, 195, 183, 155, 116, 89, 75;
Anal. Calcd for C9H8BrNO: C, 47.82; H, 3.57; N, 6.20. Found: C, 47.66; H, 3.37; N, 6.17。

(24c)tert−ブチル 4−[4−(4,5−ジヒドロ−1,3−オキサゾール−2−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン−1−カルボキシラート
参考例24(24b)で製造した2−(4−ブロモフェニル)−4,5−ジヒドロ−1,3−オキサゾールを用いて参考例1(1a)と同様に反応を行い、標記目的化合物を得た。
白色粉末
Mp 148-153 ℃;
IR (KBr) νmax 2975, 1690, 1639, 1609, 1470, 1416, 1359, 1238, 1167, 1067, 930, 815, 675 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 500 MHz) δ 1.37 (4.5H, s), 1.44 (4.5H, s), 1.95-2.02 (2H, m), 3.20 (1H, t, J = 5.9 Hz), 3.31 (1H, t, J = 5.9 Hz), 3.55-3.65 (6H, m), 4.01 (2H, t, J = 9.3 Hz), 4.37 (2H, t, J = 9.3 Hz), 6.68 (2H, d, J = 8.8 Hz), 7.79 (2H, d, J = 8.8 Hz);
MS (FAB) m/z: 346 [M+H+], 290, 244, 175, 93, 57;
Anal. Calcd for C19H27N3O3: C, 66.06; H, 7.88; N, 12.16. Found: C, 65.91; H, 8.06; N, 12.04。

(24d) 1−[4−(4,5−ジヒドロ−1,3−オキサゾール−2−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン
参考例24(24c)で製造したtert−ブチル 4−[4−(4,5−ジヒドロ−1,3−オキサゾール−2−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン−1−カルボキシラートを用いて参考例9(9b)と同様に反応を行い、標記目的化合物を得た。
淡黄色粉末
Mp 112-115 ℃;
IR (KBr) νmax 2938, 1639, 1609, 1523, 1466, 1400, 1358, 1186, 1072, 944, 821, 676 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.80-1.95 (2H, m), 2.81 (2H, t, J = 5.5 Hz), 3.02 (2H, t, J = 5.5 Hz), 3.57 (2H, t, J = 5.5 Hz), 3.62 (2H, t, J = 6.3 Hz), 4.00 (2H, t, J = 9.4 Hz), 4.36 (2H, t, J = 9.4 Hz), 6.67 (2H, d, J = 9.4 Hz), 7.77 (2H, d, J = 9.4 Hz);
MS (EI) m/z: 245 [M+], 215, 203, 189, 160, 144, 43;
Anal. Calcd for C14H19N3O・0.14H2O: C, 67.83; H, 7.84; N, 16.95. Found: C, 68.01; H, 8.10; N, 16.71。

[参考例25]1−[3−(4,5−ジヒドロ−1,3−オキサゾール−2−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン
(25a) 3−ブロモ−N−(2−クロロエチル)ベンズアミド
3−ブロモ安息香酸を用いて参考例24(24a)と同様に反応を行い、標記目的化合物を得た。
白色粉末;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 3.69-3.84 (4H, m), 6.49 (1H, br.s), 7.31 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.61-7.65 (1H, m), 7.66-7.71 (1H, m), 7.91 (1H, t, J = 2.0 Hz)。

(25b)2−(3−ブロモフェニル)−4,5−ジヒドロ−1,3−オキサゾール
参考例25(25a)で製造した3−ブロモ−N−(2−クロロエチル)ベンズアミドを用いて参考例24(24b)と同様に反応を行い、標記目的化合物を得た。
白色粉末
Mp 34 ℃;
IR (KBr) νmax 2967, 1649, 1566, 1472, 1357, 1251, 1064, 947, 792, 703 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 500 MHz) δ 4.06 (2H, t, J = 9.8 Hz), 4.44 (2H, t, J = 9.8 Hz), 7.28 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.60 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.87 (1H, d, J = 7.8 Hz), 8.10 (1H, s);
MS (EI) m/z: 225 [M+], 197, 195, 185, 183, 157, 155, 116, 89;
Anal. Calcd for C9H8BrNO: C, 47.82; H, 3.57; N, 6.20. Found: C, 47.47; H, 3.35; N, 6.22。

(25c) tert−ブチル 4−[3−(4,5−ジヒドロ−1,3−オキサゾール−2−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン−1−カルボキシラート
参考例25(25b)で製造した2−(3−ブロモフェニル)−4,5−ジヒドロ−1,3−オキサゾールを用いて参考例1(1a)と同様に反応を行い、標記目的化合物を得た。
淡黄色粉末
Mp 98-103 ℃;
IR (KBr) νmax 2971, 1701, 1649, 1605, 1497, 1410, 1363, 1237, 1175, 932, 783, 712 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.35 (4.5H, s), 1.43 (4.5H, s), 1.92-2.03 (2H, m), 3.18 (1H, t, J = 5.9 Hz), 3.29 (1H, t, J = 5.9 Hz), 3.49-3.63 (6H, m), 4.04 (2H, t, J = 9.8 Hz), 4.40 (2H, t, J = 9.8 Hz), 6.78-6.82 (1H, m), 7.17-7.80 (3H, m);
MS (FAB) m/z: 346 [M+H+], 290, 244, 203, 175, 57;
Anal. Calcd for C19H27N3O3: C, 66.06; H, 7.88; N, 12.16. Found: C, 65.86; H, 7.91; N, 11.86。

(25d) 1−[3−(4,5−ジヒドロ−1,3−オキサゾール−2−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン
参考例25(25c)で製造したtert−ブチル 4−[3−(4,5−ジヒドロ−1,3−オキサゾール−2−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン−1−カルボキシラートを用いて参考例9(9b)と同様に反応を行い、標記目的化合物を得た。
淡黄色液体。

[参考例26]1−[4−(1,3−オキサゾール−2−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン
(26a)4−ブロモ−N−(2,2−ジメトキシ)ベンズアミド
4−ブロモ安息香酸と2−アミノアセトアルデヒドジメチルアセタールを用いて参考例24(24a)と同様に反応を行い、標記目的化合物を得た。
白色粉末;
IR (KBr) νmax 3267, 2943, 1633, 1552, 1334, 1123, 1062, 855 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 3.43 (6H, s), 3.59 (2H, dd, J = 5.1, 5.9 Hz), 4.47 (1H, t, J = 5.1 Hz), 6.27 (1H, br.s), 7.56 (2H, d, J = 9.0 Hz), 7.63 (2H, d, J = 9.0 Hz);
MS (FAB) m/z: 288 [M+H+], 258, 256, 185, 183, 75;
Anal. Calcd for C11H14BrNO3: C, 45.85; H, 4.90; N, 4.86. Found: C, 45.67; H, 4.93; N, 4.93。

(26b)2−(4−ブロモフェニル)−1,3−オキサゾール
五酸化二りんにメタンスルホン酸を加え、室温で3時間撹拌した。続いて、反応液に参考例26(26a)で製造した4−ブロモ−N−(2,2−ジメトキシ)ベンズアミドを加え、150℃で7時間撹拌した。反応液を0℃に冷却し、氷(200g)を加え、炭酸カリウムで液性を中性にし、酢酸エチル(200mL)で3回抽出した。有機層を合わせて、水(200mL)および飽和食塩水(200mL)で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後,溶媒を減圧下留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル,5:1)を用いて精製し、3.50g(収率97%)の標記目的化合物を得た。

白色粉末
Mp 84 ℃;
IR (KBr) νmax 3115, 1602, 1477, 1401, 1261, 919, 827, 729 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 7.23 (1H, s), 7.59 (2H, d, J = 8.2 Hz), 7.71 (1H, s), 7.91 (2H, d, J = 8.2 Hz);
MS (EI) m/z: 223 [M+], 197, 195, 170, 169, 168, 167, 116, 89;
Anal. Calcd for C9H6BrNO: C, 48.25; H, 2.70; N, 6.25. Found: C, 48.02; H, 2.74; N, 6.20。

(26c)tert−ブチル 4−[4−(1,3−オキサゾール−2−イル)フェニル] −1,4−ジアゼパン−1−カルボキシラート
参考例26(26b)で製造した2−(4−ブロモフェニル)−1,3−オキサゾールを用いて参考例1(1a)と同様に反応を行い、標記目的化合物を得た。
黄色液体
IR (film) νmax 2974, 1691, 1613, 1500, 1416, 1364, 1237, 1168, 918, 736 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 500 MHz) δ 1.37 (4.5H, s), 1.44 (4.5H, s), 1.95-2.04 (2H, m), 3.22 (1H, t, J = 5.9 Hz), 3.33 (1H, t, J = 5.9 Hz), 3.56-3.66 (6H, m), 6.74 (2H, d, J = 8.7 Hz), 7.15 (1H, s), 7.62 (1H, s), 7.89 (2H, d, J = 8.7 Hz);
MS (FAB) m/z: 343 [M+], 288, 242, 199, 173, 57。

(26d)1−[4−(1,3−オキサゾール−2−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン
参考例26(26c)で製造したtert−ブチル 4−[4−(1,3−オキサゾール−2−イル)フェニル] −1,4−ジアゼパン−1−カルボキシラートを用いて参考例9(9b)と同様に反応を行い、標記目的化合物を得た。
淡黄色液体
IR (film) νmax 3331, 2923, 1612, 1500, 1360, 1190, 818, 724 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.80-1.97 (2H, m), 2.84 (2H, t, J = 5.9 Hz), 3.05 (2H, t, J = 5.4 Hz), 3.60 (2H, t, J = 5.4 Hz), 3.64 (2H, t, J = 5.9 Hz), 6.74 (2H, d, J = 9.0 Hz), 7.15 (1H, s), 7.61 (1H, s), 7.88 (2H, d, J = 9.0 Hz);
MS (EI) m/z: 243 [M+], 213, 201, 187, 173, 158, 144, 117, 89, 70;
Anal. Calcd for C14H17N3O: C, 69.11; H, 7.04; N, 17.27. Found: C, 69.11; H, 7.10; N, 17.14。

[参考例27]1−[4−(4,5−ジヒドロ−1,3−チアゾール−2−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン
(27a)2−(4−ブロモフェニル)−4,5−ジヒドロ−1,3−チアゾール
4−ブロモ安息香酸(4.02g、20.0mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(40mL)溶液に、2−アミノエタノール(1.20mL、20.0mmol)、WSC・HCl(4.20g、22.0mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(3.00g、22.0mmol)を順次加え、室温で24時間撹拌した。反応液に水(60mL)を加え、酢酸エチル(100mL)で3回抽出した。有機層を合わせて、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去した。得られた残渣をトルエン(80mL)に溶解し、ローソン試薬(3.98g、9.6mmol)を加え、120℃で3時間撹拌した。反応液をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル,3:1)を用いて精製し、溶媒を減圧下留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル,10:1→5:1→2:1)を用いてさらに精製し、1.84g(収率46%)標記目的化合物を得た。

淡黄色粉末
Mp 82-84 ℃;
IR (KBr) νmax 2942,1600, 1479, 1393, 1316, 1241, 1065, 1001, 927, 818, 597 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 3.43 (2H, t, J = 8.6 Hz), 4.45 (2H, t, J = 8.6 Hz), 7.55 (2H, d, J = 8.6 Hz), 7.70 (2H, d, J = 8.6 Hz);
MS (EI) m/z: 241 [M+], 197, 195, 184, 183, 182, 181, 157, 155, 102, 60;
Anal. Calcd for C9H8BrNS: C, 44.64; H, 3.33; N, 5.78. Found: C, 44.61; H, 3.30; N, 5.76。

(27b) ベンジル 4−[4−(4,5−ジヒドロ−1,3−チアゾール−2−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン−1−カルボキシラート
参考例27(27a)で製造した2−(4−ブロモフェニル)−4,5−ジヒドロ−1,3−チアゾールを用いて参考例1(1a)と同様に反応を行い、標記目的化合物を得た。
黄色液体;
IR (film) νmax 2942, 1698, 1605, 1519, 1422, 1228, 1186, 1002, 927, 820 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 500 MHz) δ 1.93-2.04 (2H, m), 3.30 (1H, t, J = 5.9 Hz), 3.33 -3.41 (3H, m), 3.56-3.68 (6H, m), 4.37-4.43 (2H, m), 5.08 (1H, s), 5.13 (1H, s), 6.64-6.67 (2H, m), 7.26-7.37 (5H, m), 7.67-7.72 (2H, m);
MS (FAB) m/z: 396 [M+H+], 338, 246, 93。

(27c) 1−[4−(4,5−ジヒドロ−1,3−チアゾール−2−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン
参考例27(27b)で製造したベンジル 4−[4−(4,5−ジヒドロ−1,3−チアゾール−2−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン−1−カルボキシラート(1.08g,2.73mmol)の酢酸(10mL)溶液に、25%臭化水素−酢酸溶液(10mL)を加え、室温で30分間撹拌した。反応液に水(100mL)を加え、塩化メチレン(50mL)で洗浄した。炭酸カリウムで液性を塩基性とし、塩化メチレン/2−プロパノール((4:1)、100mL)で3回抽出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後,溶媒を減圧下留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(塩化メチレン/メタノール,40:1)を用いて精製し、600mg(収率84%)標記目的化合物を得た。

褐色粉末
Mp 107-112 ℃;
IR (KBr) νmax 3302, 2935, 1606, 1518, 1395, 1315, 1253, 1185, 1002, 813 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.85-1.94 (2H, m), 2.82 (2H, t, J = 5.9 Hz), 3.03 (2H, t, J = 5.5 Hz), 3.35 (2H, t, J = 8.2 Hz), 3.58 (2H, t, J = 5.5 Hz), 3.63 (2H, t, J = 5.9 Hz), 4.39 (2H, t, J = 8.2 Hz), 6.67 (2H, d, J = 8.2 Hz), 7.69 (2H, d, J = 8.2 Hz);
MS (EI) m/z: 261 [M+], 219, 205, 177, 145, 130, 116, 103, 84, 70。

[参考例28]3−[4−(1,4−ジアゼパン−1−イル)フェニル]−1,3−オキサゾリジン−2−オン
(28a)3−(4−ブロモフェニル)−1,3−オキサゾリジン−2−オン
4−ブロモアニリン(29.5g、172mmol)のテトラヒドロフラン(500mL)溶液を0℃に冷却し、トリエチルアミン(70mL、500mmol)、クロロギ酸 2−クロロエチルエステル(18.1mL、174mmol)を順次加え、室温で2時間撹拌した。続いて、反応液に8M水酸化ナトリウム水溶液(180mL)を加え、70℃で3時間撹拌した。
反応液を濃縮し、得られた残渣に水(100mL)を加え、酢酸エチル(200mL)で3回抽出した。有機層を合わせて、水(100mL)および飽和塩化ナトリウム水溶液(100mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後,溶媒を減圧下留去した。得られた残渣をエーテルで粉末化し、34.0g(収率82%)の標記目的化合物を得た。

白色粉末
Mp 132-135 ℃;
IR (KBr) νmax 1740, 1490, 1402, 1314, 1224, 1131, 999, 828 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 4.04 (2H, t, J = 8.6 Hz), 4.50 (2H, t, J = 8.6 Hz), 7.41-7.52 (4H, m);
MS (EI) m/z: 241 [M+], 198, 184, 182, 171, 169, 157, 155, 117, 90, 52;
Anal. Calcd for C9H8BrNO2: C, 44.66; H, 3.33; N, 5.79. Found: C, 44.57; H, 3.23; N, 5.74。

(28b)ベンジル 4−[4−(2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−3−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン−1−カルボキシラート
参考例28(28a)で製造した3−(4−ブロモフェニル)−1,3−オキサゾリジン−2−オンを用いて参考例1(1a)と同様に反応を行い、標記目的化合物を得た。
褐色液体;
IR (film) νmax 3498, 2948, 1745, 1696, 1520, 1417, 1223, 1122, 1038, 753 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.88-2.07 (2H, m), 3.30 (1H, t, J = 5.9 Hz), 3.37 (1H, t, J = 5.9 Hz), 3.48-3.69 (6H, m), 3.95-4.04 (2H, m), 4.42-4.48 (2H, m), 5.09 (1H, s), 5.13 (1H, s), 6.64-6.72 (2H, m), 7.25-7.40 (7H, m);
MS (FAB) m/z: 395 [M+], 273, 260, 246, 220, 165, 93, 65。

(28c)3−[4−(1,4−ジアゼパン−1−イル)フェニル]−1,3−オキサゾリジン−2−オン
参考例28(28b)で製造したベンジル 4−[4−(2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−3−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン−1−カルボキシラートを用いて参考例1(1b)と同様に反応を行い、標記目的化合物を得た。
褐色液体;
IR (film) νmax 3486, 2938, 1725, 1617, 1522, 1311, 1227, 1129, 1051, 751 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.84-1.95 (2H, m), 2.81 (2H, t, J = 6.3 Hz), 3.02 (2H, t, J = 5.5 Hz), 3.54 (2H, t, J = 5.5 Hz), 3.57 (2H, t, J = 6.3 Hz), 4.00 (2H, t, J = 8.2 Hz), 4.45 (2H, t, J = 8.2 Hz), 6.69 (2H, d, J = 9.0 Hz), 7.33 (2H, d, J = 9.0 Hz);
MS (FAB) m/z: 261 [M+], 219, 205, 105, 70, 56。

[参考例29]1−[5−(4,5−ジヒドロ−1,3−オキサゾール−2−イル)ピリジン−2−イル]−1,4−ジアゼパン
(29a)2−クロロ−5−(4,5−ジヒドロ−1,3−オキサゾール−2−イル)ピリジン
6−クロロニコチン酸(3.16g、20.0mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(40mL)溶液に、2−クロロエチルアミン塩酸塩(2.55g、22.0mmol)、トリエチルアミン(3.5mL、25.0mmol)、WSC・HCl(4.20g、22.0mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(3.00g、22.0mmol)を順次加え、室温で24時間撹拌した。続いて、反応液に8M水酸化ナトリウム水溶液(20mL)を加え、室温で1時間撹拌した。反応液に水(100mL)を加え、酢酸エチル(100mL)で3回抽出した。有機層を合せ、水(100mL)および飽和塩化ナトリウム水溶液(100mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後,溶媒を減圧下留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル,1:1→1:2)を用いて精製し、2.97g(収率82%)の標記目的化合物を得た。

白色粉末
Mp 106-108 ℃;
IR (KBr) νmax 1655, 1589, 1458, 1347, 1258, 1117, 1017, 935, 742 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 4.07 (2H, t, J = 9.4 Hz), 4.46 (2H, t, J = 9.4 Hz), 7.37 (1H, d, J = 8.6 Hz), 8.15 (1H, dd, J = 2.4, 8.6 Hz), 8.89 (1H, d, J = 2.4 Hz);
MS (EI) m/z: 182 [M+], 152, 140, 126, 112, 90, 76;
Anal. Calcd for C8H7ClN2O: C, 52.62; H, 3.86; N, 15.34. Found: C, 52.43; H, 3.75; N, 15.31。

(29b)ベンジル 4−[5−(4,5−ジヒドロ−1,3−オキサゾール−2−イル)ピリジン−2−イル]−1,4−ジアゼパン−1−カルボキシラート
参考例29(29a)で製造した2−クロロ−5−(4,5−ジヒドロ−1,3−オキサゾール−2−イル)ピリジンを用いて参考例1(1a)と同様に反応を行い、標記目的化合物を得た。
褐色液体;
IR (film) νmax 3395, 2950, 1698, 1606, 1509, 1422, 1362, 1235, 1121, 942 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.90-2.04 (2H, m), 3.33 (1H, t, J = 5.9 Hz), 3.48 (1H, t, J = 5.9 Hz), 3.60-3.71 (4H, m), 3.78-3.88 (2H, m), 4.00 (2H, t, J = 9.4 Hz), 4.37 (2H, t, J = 9.4 Hz), 5.08 (1H, s), 5.12 (1H, s), 6.47 (1H, d, J = 8.6 Hz), 7.26-7.37 (5H, m), 7.93 (1H, d, J = 8.6 Hz), 8.63 (1H, s);
MS (FAB) m/z: 381 [M+H+], 338, 273, 242, 165,。

(29c)1−[5−(4,5−ジヒドロ−1,3−オキサゾール−2−イル)ピリジン−2−イル]−1,4−ジアゼパン
参考例29(29b)で製造したベンジル 4−[5−(4,5−ジヒドロ−1,3−オキサゾール−2−イル)ピリジン−2−イル]−1,4−ジアゼパン−1−カルボキシラートを用いて参考例1(1b)と同様に反応を行い、標記目的化合物を得た。
黄色液体;
IR (film) νmax 3388, 2940, 1606, 1510, 1420, 1362, 1091, 941cm-1;
1H NMR(CDCl3, 500 MHz) δ 1.83-1.94 (2H, m), 2.84 (2H, t, J = 5.9 Hz), 3.03 (2H, t, J = 5.9 Hz), 3.73-3.81 (4H, m), 4.00 (2H, t, J = 9.4 Hz), 4.38 (2H, t, J = 9.4 Hz), 6.49 (1H, d, J = 9.0 Hz), 7.94 (1H, dd, J = 2.4, 9.0 Hz), 8.66 (1H, d, J = 2.4 Hz);
MS (FAB) m/z: 247 [M+H+], 190, 65。

[参考例30]1−[4−(4,5−ジヒドロ−1,3−オキサゾール−2−イルメチル)フェニル]−1,4−ジアゼパン
(30a)2−(4−ブロモベンジル)−4,5−ジヒドロ−1,3−オキサゾール
4−ブロモフェニル酢酸を用いて参考例29(29a)と同様に反応を行い、標記目的化合物を得た。
黄色液体;
IR (film) νmax 3313, 1666, 1554, 1489, 1362, 1243, 1164, 1012, 803 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 3.56 (2H, s), 3.84 (2H, t, J = 9.4 Hz), 4.24 (2H, t, J = 9.4 Hz), 7.18 (2H, d, J = 8.2 Hz), 7.44 (2H, d, J = 8.2 Hz);
MS (EI) m/z: 239 [M+], 211, 196, 184, 171, 169, 159, 132, 116, 90, 89, 65, 51。

(30b)ベンジル 4−[4−(4,5−ジヒドロ−1,3−オキサゾール−2-イルメチル)フェニル]−1,4−ジアゼパン−1−カルボキシラート
参考例30(30a)で製造した2−(4−ブロモベンジル)−4,5−ジヒドロ−1,3−オキサゾールを用いて参考例1(1a)と同様に反応を行い、標記目的化合物を得た。
黄色液体;
IR (film) νmax 3385, 2942, 1697, 1520, 1422, 1228, 985, 699 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.89-2.04 (2H, m), 3.30 (1H, t, J = 6.3 Hz), 3.37 (1H, t, J = 5.5 Hz), 3.47-3.59 (6H, m), 3.60-3.68 (2H, m), 3.77-3.85 (2H, m), 4.15-4.25 (2H, m), 5.06 (1H, s), 5.12 (1H, s), 6.62 (2H, d, J = 8.6 Hz), 7.12 (2H, d, J = 8.6 Hz), 7.26-7.35 (5H, m);
MS (FAB) m/z: 394 [M+H+], 359, 323, 258, 215, 189, 91, 63。

(30c)1−[4−(4,5−ジヒドロ−1,3−オキサゾール−2−イルメチル)フェニル]−1,4−ジアゼパン
参考例30(30b)で製造したベンジル 4−[4−(4,5−ジヒドロ−1,3−オキサゾール−2-イルメチル)フェニル]−1,4−ジアゼパン−1−カルボキシラートを用いて参考例1(1a)と同様に反応を行い、標記目的化合物を得た。
淡黄色液体;
IR (film) νmax 3313, 2934, 1664, 1520, 1362, 1189, 986, 807 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.83-1.94 (2H, m), 2.83 (2H, t, J = 5.9 Hz), 3.01 (2H, t, J = 5.9 Hz), 3.43-3.61 (6H, m), 3.83 (2H, t, J = 9.4 Hz), 4.23 (2H, t, J = 9.4 Hz), 6.65 (2H, d, J = 8.6 Hz), 7.14 (2H, d, J = 8.6 Hz);
MS (EI) m/z: 259 [M+], 229, 217, 203, 189, 174, 159, 146, 133, 118, 91, 70, 56。

[参考例31]1−[4−(1−メチル−1H−イミダゾール−2−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン
(31a)エチル 4-ブロモベンゼンカルボキシイミドアート 塩酸塩
4−ブロモベンゾニトリル(3.64g、20.0mmol)のエタノール(200mL)溶液を0℃に冷却し、塩化水素ガスを飽和するまで吹き込み、室温で24時間撹拌した。反応液を濃縮し、得られた残渣をエーテルで粉末化し、4.67g(収率88%)の標記目的化合物を得た。

白色粉末
Mp 193-194 ℃;
IR (KBr) νmax 2933, 1709, 1635, 1602, 1458, 1403, 1069, 808 cm-1;
1H NMR(DMSO-d6, 400 MHz) δ 1.48 (3H, t, J = 7.0 Hz), 4.01 (2H, q, J = 7.0 Hz), 7.89 (2H, d, J = 8.6 Hz), 8.04 (2H, d, J = 8.6 Hz);
MS (FAB) m/z: 228 [M+], 200, 183, 63;
Anal. Calcd for C9H10BrNO・1.00HCl・0.75H2O: C, 38.88; H, 4.53; N, 5.04. Found: C, 38.82; H, 4.11; N, 5.77。

(31b)4−ブロモ−N−(2,2−ジメトキシエチル)ベンゼンカルボキシイミドアミド 塩酸塩
参考例31(31a)で製造したエチル 4−ブロモベンゼンカルボキシイミドアート(4.64g,17.5mmol)のエタノール(40mL)溶液にアミノアセトアルデヒドジメチルアセタール(1.89mL、17.6mmol)を加え、室温で64時間撹拌した。反応液を濃縮し、5.64g(定量的)の粗生な標記目的化合物を得た。

淡黄色液体;
1H NMR(DMSO-d6 400 MHz) δ 3.39 (3H, s), 3.46 (3H, s), 3.81 (2H, brd, J = 4.3 Hz), 4.62 (1H, t, J = 4.3 Hz), 7.58 (2H, d, J = 8.6 Hz), 7.84 (2H, d, J = 8.6 Hz)。

(31c)2−(4−ブロモフェニル)−1H−イミダゾール
参考例31(31b)で製造した4−ブロモ−N−(2,2−ジメトキシエチル)ベンゼンカルボキシイミドアミド(5.64g)にトリフルオロ酢酸(35mL)を加え、80℃で4時間撹拌した。反応液に水(200mL)を加え、炭酸カリウムで液性を塩基性とし、塩化メチレン/2−プロパノール((4:1)、200mL)で2回抽出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後,溶媒を減圧下留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(塩化メチレン/メタノール,9:1)を用いて精製し、2.08g(収率55%)の標記目的化合物を得た。

淡黄色粉末
Mp 278-281 ℃;
IR (KBr) νmax 2814, 1494, 1446, 1106, 949, 824, 724 cm-1;
1H NMR(DMSO-d6 400 MHz) δ 7.04 (1H, br.s), 7.27 (1H, br.s), 7.65 (2H, d, J = 8.6 Hz), 7.88 (2H, d, J = 8.6 Hz);
MS (EI) m/z: 222 [M+], 197, 195, 169, 143, 116, 102, 89, 75, 40;
Anal. Calcd for C9H7BrN2・0.25H2O: C, 47.50; H, 3.32; N, 12.31. Found: C, 47.55; H, 3.13; N, 12.18。

(31d)2−(4−ブロモフェニル)−1−メチル−1H−イミダゾール
参考例31(31c)で製造した2−(4−ブロモフェニル)−1H−イミダゾール(2.00g,8.97mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(20mL)溶液を0℃に冷却し、水素化ナトリウム(393mg、8.97mmol)を加え、0℃で15分間撹拌した。続いて、ヨウ化メチル(0.56mL、9.06mmol)を加え、室温で18時間撹拌した。反応液に水(100mL)を加え、塩化メチレン(100mL)で3回抽出した。有機層を合わせて、水(100mL)および飽和塩化ナトリウム水溶液(100mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後,溶媒を減圧下留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル,1:2→1:5→0:1)を用いて精製し、1.68g(収率80%)の標記目的化合物を得た。

黄色液体;
IR (film) νmax 3369, 1631, 1472, 1282, 1076, 1008, 832, 726 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 3.75 (3H, s), 6.98 (1H, brs), 7.12 (1H, brs), 7.52 (2H, d, J = 8.6 Hz), 7.60 (2H, d, J = 8.6 Hz);
MS (EI) m/z: 236 [M+], 185, 183, 156, 129, 116, 102, 89, 75, 54。

(31e)ベンジル 4−[4−(1−メチル−1H−イミダゾール−2−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン−1−カルボキシラート
参考例31(31d)で製造した2−(4−ブロモフェニル)−1−メチル−1H−イミダゾールを用いて参考例1(1a)と同様に反応を行い、標記目的化合物を得た。
黄色液体;
IR (film) νmax 2946, 1695, 1613, 1475, 1227, 1120, 927, 753 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.94-2.07 (2H, m), 3.31 (1H, t, J = 5.9 Hz), 3.39 (1H, t, J = 5.9 Hz), 3.55-3.74 (9H, m), 5.09 (1H, s), 5.13 (1H, s), 6.69-6.76 (2H, m), 6.89 (1H, brs), 7.05 (1H, brs), 7.26-7.35 (5H, m), 7.44-7.49 (2H, m);
MS (FAB) m/z: 391 [M+H+], 357, 301, 283, 255, 226, 186, 91。

(31f)1−[4−(1−メチル−1H−イミダゾール−2−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン
参考例31(31e)で製造したベンジル 4−[4−(1−メチル−1H−イミダゾール−2−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン−1−カルボキシラートを用いて参考例1(1b)と同様に反応を行い、標記目的化合物を得た。
淡黄色液体;
IR (film) νmax 3320, 2935, 1613, 1513, 1474, 1195, 819, 753 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 500 MHz) δ 1.89-1.96 (2H, m), 2.85 (2H, t, J = 5.9 Hz), 3.05 (2H, t, J = 5.4 Hz), 3.60 (2H, t, J = 5.4 Hz), 3.63 (2H, t, J = 5.9 Hz), 3.72 (3H, s), 6.75 (2H, d, J = 8.8 Hz), 6.91 (1H, s), 7.07 (1H, s), 7.48 (2H, d, J = 8.8 Hz);
MS (FAB) m/z: 257 [M+], 239, 200, 186。

[参考例32]1−[4−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン
(32a)2−(4−ブロモフェニル)−5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール
4−ブロモベンゾイルヒドラジン(2.15g、10.0mmol)にオルト酢酸トリエチルを加え、加熱還流下15時間撹拌した。反応液を濃縮し、2.37g(収率99%)標記目的化合物を得た。
白色粉末
Mp 111-115 ℃;
IR (KBr) νmax 3067, 1586, 1478, 1404, 1247, 1086, 1008, 731 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 2.61 (3H, s), 7.63 (2H, d, J = 8.6 Hz), 7.88 (2H, d, J = 8.6 Hz);
MS (EI) m/z: 238 [M+], 198, 183, 155, 119, 103, 89, 75, 43;
Anal. Calcd for C9H7BrN2O: C, 45.22; H, 2.95; N, 11.72. Found: C, 45.19; H, 3.21; N, 11.59。

(32b)ベンジル 4−[4−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン−1−カルボキシラート
参考例32(32a)で製造した2−(4−ブロモフェニル)−5−メチル−1,3,4−オキサジアゾールを用いて参考例1(1a)と同様に反応を行い、標記目的化合物を得た。
淡黄色液体;
IR (film) νmax 2946, 1698, 1613, 1504, 1422, 1230, 1119, 926, 739 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 500 MHz) δ 1.93-2.08 (2H, m), 2.57 (3H, s), 3.34 (1H, t, J = 5.9 Hz), 3.41 (1H, t, J = 5.9 Hz), 3.56-3.74 (6H, m), 5.07 (1H, s), 5.13 (1H, s), 6.70-6.78 (2H, m), 7.25-7.38 (5H, m), 7.81-7.89 (2H, m);
MS (FAB) m/z: 393 [M+H+], 273, 257, 242, 219, 176, 165, 65。

(32c)1−[4−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン
参考例32(32b)で製造したベンジル 4−[4−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン−1−カルボキシラートを用いて参考例1(1b)と同様に反応を行い、標記目的化合物を得た。
淡黄色液体;
IR (film) νmax 3426, 2933, 1614, 1507, 1402, 1291, 1192, 815 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.87-1.95 (2H, m), 2.56 (3H, s), 2.83 (2H, t, J = 5.9 Hz), 3.04 (2H, t, J = 5.5 Hz), 3.59 (2H, t, J = 5.5 Hz), 3.64 (2H, t, J = 5.9 Hz), 6.72 (2H, d, J = 9.0 Hz), 7.82 (2H, d, J = 9.0 Hz);
MS (EI) m/z: 258 [M+], 228, 216, 202, 190, 160, 146, 132, 119, 90, 70, 44。

[参考例33]1−[4−(1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−イミダゾール−2−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン
(33a)2−(4−ブロモフェニル)−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−イミダゾール
ヨウ化メチルの代わりに2−(トリメチルシリル)エトキシメチルクロリドを用いて参考例31(31d)と同様に反応を行い、標記目的化合物を得た。
黄色液体;
IR (film) νmax 2953, 1496, 1373, 1250, 1082, 834 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 0.01 (9H, s), 0.95 (2H, t, J = 8.2 Hz), 3.61 (2H, t, J = 8.2 Hz), 5.26 (2H, s), 7.12 (1H, d, J = 1.2 Hz), 7.15 (1H, d, J = 1.2 Hz), 7.56 (2H, d, J = 8.2 Hz), 7.71 (2H, d, J = 8.2 Hz);
MS (EI) m/z: 354, 352 [M+], 311, 294, 236, 222, 200, 156, 103, 73。

(33b)ベンジル 4−[4−(1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−イミダゾール−2−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン−1−カルボキシラート
参考例33(33a)で製造した2−(4−ブロモフェニル)−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−イミダゾールを用いて参考例1(1a)と同様に反応を行い、標記目的化合物を得た。
黄色液体;
IR (film) νmax 2952, 1699, 1613, 1473, 1231, 1081, 927, 836 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 500 MHz) δ 0.00 (9H, s), 0.94 (2H, t, J = 8.2 Hz), 1.92-2.09 (2H, m), 3.32 (1H, t, J = 5.9 Hz), 3.39 (1H, t, J = 5.9 Hz), 3.51-3.71 (8H, m), 5.11 (1H, s), 5.15 (1H, s), 5.23-5.28 (2H, m), 6.71-6.79 (2H, m), 7.06 (1H, brs), 7.10 (1H, brs), 7.28-7.39 (5H, m), 7.66 (2H, d, J = 9.0 Hz);
MS (FAB) m/z: 507 [M+H+], 449, 389, 377, 258, 244, 226, 200, 186。

(33c)1−[4−(1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−イミダゾール−2−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン
参考例33(33b)で製造したベンジル 4−[4−(1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−イミダゾール−2−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン−1−カルボキシラートを用いて参考例1(1b)と同様に反応を行い、標記目的化合物を得た。
黄色液体;
IR (film) νmax 2950, 1612, 1470, 1361, 1250, 1081, 836 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 0.00 (9H, s), 0.94 (2H, t, J = 8.2 Hz), 1.88-1.96 (2H, m), 2.84 (2H, t, J = 5.9 Hz), 3.05 (2H, t, J = 4.7 Hz), 3.53-3.67 (7H, m), 5.27 (2H, s), 6.75 (2H, d, J = 9.0 Hz), 7.06 (1H, brs), 7.09 (1H, brs), 7.64 (2H, d, J = 9.0 Hz);
MS (EI) m/z: 372 [M+], 330, 316, 300, 272, 258, 241, 212, 198, 186, 170, 156, 144, 103, 73。

[参考例34]tart−ブチル 4−[4−(5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン−1−カルボキシラート
(34a)tert−ブチル 4−[4−(5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン−1−カルボキシラート
参考例20(20b)で製造したtert−ブチル 4−{4−[(Z)−アミノ(ヒドロキシイミノ)メチル]フェニル}−1,4−ジアゼパン−1−カルボキシラート(24.5g,73.4mmol)の1,4−ジオキサン(300mL)溶液に、1,8−ジアザビシクロ[5,4,0]−7−ウンデセン(13.1mL、87.8mmol)、1,1’−カルボニルジイミダゾール(14.3g、87.8mmol)を順次加え、100℃で14時間撹拌した。反応液を濃縮し、水(100mL)および1M水酸化ナトリウム水溶液(100mL)を加え、酢酸エチル(100mL)で洗浄した。続いて1M塩化水素水溶液(150mL)を加え、塩化メチレン(300mL)で3回抽出した。有機層を合わせて、水(100mL)および飽和塩化ナトリウム水溶液(100mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後,溶媒を減圧下留去した。得られた残渣を塩化メチレンで粉末化し、10.7g(収率40%)の標記目的化合物を得た。

白色粉末
Mp 232-235 ℃;
IR (KBr) νmax 2974, 1749, 1682, 1612, 1478, 1364, 1171, 929, 753 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.35 (4.5H, s), 1.42 (4.5H, s), 1.91-2.01 (2H, m), 3.24 (1H, t, J = 5.9 Hz), 3.35 (1H, t, J = 5.9 Hz), 3.55-3.67 (6H, m), 6.74 (2H, d, J = 8.6 Hz), 7.59 (2H, d, J = 8.6 Hz);
MS (FAB) m/z: 360 [M+], 305, 261, 246, 219, 182, 93, 57;
Anal. Calcd for C18H24N4O4: C, 59.99; H, 6.71; N, 15.55. Found: C, 59.96; H, 6.85; N, 15.38。

(34b)tert−ブチル 4−[4−(4−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン−1−カルボキシラート
参考例34(34a)で製造したtert−ブチル 4−[4−(5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン−1−カルボキシラート(920mg,2.56mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)溶液を0℃に冷却し、水素化ナトリウム(168mg、3.85mmol)、ヨウ化メチル(0.32mL、5.17mmol)を順次加え、室温で3時間撹拌した。反応液に水(100mL)を加え、酢酸エチル(100mL)で3回抽出した。有機層を合わせて、水(100mL)および飽和塩化ナトリウム水溶液(100mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後,溶媒を減圧下留去した。得られた残渣をエーテルで粉末化し、872mg(収率91%)の標記目的化合物を得た。

淡黄色粉末
Mp 166-168 ℃;
IR (KBr) νmax 2972, 1775, 1689, 1609, 1456, 1194, 761 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.36 (4.5H, s), 1.42 (4.5H, s), 1.91-2.06 (2H, m), 3.21-3.40 (5H, m), 3.51-3.70 (6H, m), 6.79 (2H, d, J = 9.0 Hz), 7.46 (2H, d, J = 9.0 Hz);
MS (FAB) m/z: 374 [M+H+], 319, 301, 275, 260, 244, 219, 182, 93, 57;
Anal. Calcd for C19H26N4O4: C, 60.95; H, 7.00; N, 14.96. Found: C, 60.70; H, 6.82; N, 14.85。

(34c)3−[4−(1,4−ジアゼパン−1−イル)フェニル]−4−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン
参考例34(34b)で製造したtert−ブチル 4−[4−(4−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン−1−カルボキシラートを用いて参考例9(9b)と同様に反応を行い、標記目的化合物を得た。
淡黄色粉末
Mp 130-132 ℃;
IR (KBr) νmax 2935, 1778, 1610, 1524, 1455, 1196, 971, 758 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 500 MHz) δ 1.88-1.95 (2H, m), 2.85 (2H, t, J = 5.9 Hz), 3.05 (2H, t, J = 5.4 Hz), 3.34 (3H, s), 3.60 (2H, t, J = 5.4 Hz), 3.65 (2H, t, J = 5.4 Hz), 6.78 (2H, d, J = 9.3 Hz), 7.45 (2H, d, J = 9.3 Hz);
MS (EI) m/z: 274 [M+], 252, 232, 218, 204, 189, 174, 159, 145, 131, 102, 90, 69, 43;
Anal. Calcd for C14H18N4O2: C, 61.30; H, 6.61; N, 20.42. Found: C, 61.33; H, 6.67; N, 20.31。

[参考例35]1−[4−(1,2−ジメチル−1H−イミダゾール−4−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン
(35a)N−[2−(4−ブロモフェニル)−2−オキソエチル]アセトアミド
2−アミノ−1−(4−ブロモフェニル)エタン−1−オン 塩酸塩(4.50g,18.0mmol)のテトラヒドロフラン(100mL)溶液を0℃に冷却し、トリエチルアミン(10mL、72.0mmol)、塩化アセチル(1.54mL、21.7mmol)を加え、室温で5時間撹拌した。反応液を濃縮し、水(100mL)を加え、塩化メチレン(100mL)で3回抽出した。有機層を合わせて、水(100mL)および飽和塩化ナトリウム水溶液(100mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後,溶媒を減圧下留去した。得られた残渣をエーテルで粉末化し、3.93g(収率85%)の標記目的化合物を得た。

白色粉末
Mp 179-181 ℃;
IR (KBr) νmax 3314, 1683, 1646, 1587, 1372, 1235, 1006, 821 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 2.10 (3H, s), 4.71 (2H, brs), 6.48 (1H, brs), 7.64 (2H, d, J = 8.6 Hz), 7.82 (2H, d, J = 8.6 Hz);
MS (EI) m/z: 255 [M+], 252, 227, 183, 155, 72, 43;
Anal. Calcd for C10H10BrNO2: C, 46.90; H, 3.94; N, 5.47. Found: C, 46.86; H, 3.98; N, 5.42。

(35b)4−(4−ブロモフェニル)−2−メチル−1H−イミダゾール
参考例35(35a)で製造したN−[2−(4−ブロモフェニル)−2−オキソエチル]アセトアミド(3.90g,15.2mmol)の酢酸(30mL)溶液に、酢酸アンモニウム(11.70g、152mmol)を加え、120℃で9時間撹拌した。反応液に水(200mL)を加え、炭酸カリウムで液性を塩基性にし、塩化メチレン/2−プロパノール((4:1)、50mL)で3回抽出した。有機層を合わせて、無水硫酸ナトリウムで乾燥後,溶媒を減圧下留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル,1:5→1:10)を用いて精製し、3.03g(収率84%)の標記目的化合物を得た。

黄色粉末
Mp 201-203 ℃
IR (KBr) νmax 2765, 1808, 1610, 1519, 1416, 1288, 1159, 1025, 804 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 2.46 (3H, s), 7.17 (1H, s), 7.45 (2H, d, J = 8.6 Hz), 7.55 (2H, brd);
MS (EI) m/z: 236 [M+], 208, 197, 195, 183, 157, 130, 116, 89, 79;
Anal. Calcd for C10H9BrN2: C, 50.66; H, 3.83; N, 11.82. Found: C, 50.47; H, 3.97; N, 11.65。

(35c)4−(4−ブロモフェニル)−1,2−ジメチル−1H−イミダゾール
参考例35(35b)で製造した4−(4−ブロモフェニル)−2−メチル−1H−イミダゾール(3.00,12.7mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(60mL)溶液を0℃に冷却し、水素化ナトリウム(830mg、19.0mmol)、ヨウ化メチル(0.95mL、15.4mmol)を順次加え、室温で5時間撹拌した。反応液に水(150mL)を加え、酢酸エチル(150mL)で3回抽出した。有機層を合わせて、水(150mL)および飽和塩化ナトリウム水溶液(150mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後,溶媒を減圧下留去した。得られた残渣をヘキサン/酢酸エチル(1:1)で粉末化し、2.27g(収率71%)標記目的化合物を得た。

白色粉末
Mp 156-157 ℃;
IR (KBr) νmax 2910, 1554, 1408, 1213, 944, 758 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 500 MHz) δ 2.42 (3H, s), 2.36 (3H, s), 7.08 (1H, s), 7.46 (2H, d, J = 8.6 Hz), 7.59 (2H, d, J = 8.6 Hz);
MS (EI) m/z: 250 [M+], 210, 194, 171, 130, 115, 102, 86;
Anal. Calcd for C11H11BrN2: C, 52.61; H, 4.42; N, 11.16. Found: C, 52.47; H, 4.34; N, 11.12。

(35d)ベンジル 4−[4−(1,2−ジメチル−1H−イミダゾール−4−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン−1−カルボキシラート
参考例35(35c)で製造した4−(4−ブロモフェニル)−1,2−ジメチル−1H−イミダゾールを用いて参考例1(1a)と同様に反応を行い、標記目的化合物を得た。
黄色液体;
IR (film) νmax 2944, 1696, 1422, 1226, 1119, 927, 753 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 500 MHz) δ 1.93-2.06 (2H, m), 2.40 (3H, s), 3.29 (1H, t, J = 5.9 Hz), 3.37 (1H, t, J = 5.9 Hz), 3.51-3.69 (9H, m), 5.08 (1H, s), 5.12 (1H, s), 6.64-6.70 (2H, m), 6.91 (1H, s), 7.26-7.36 (5H, m), 7.55 (2H, d, J = 8.6 Hz);
MS (FAB) m/z: 405 [M+H+], 326, 273, 242, 214, 165, 91, 65。

(35e)1−[4−(1,2−ジメチル−1H−イミダゾール−4−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン
参考例35(35d)で製造したベンジル 4−[4−(1,2−ジメチル−1H−イミダゾール−4−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン−1−カルボキシラートを用いて参考例1(1b)と同様に反応を行い、標記目的化合物を得た。
白色粉末
Mp 159-162 ℃;
IR (film) νmax 3339, 2925, 1616, 1508, 1405, 1227, 1014, 818, 747 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 500 MHz) δ 1.86-1.94 (2H, m), 2.41 (3H, s), 2.83 (2H, t, J = 5.9 Hz), 3.03 (2H, t, J = 5.4 Hz), 3.53-3.63 (7H, m), 6.70 (1H, d, J = 8.8 Hz), 6.92 (1H, s), 7.57 (1H, d, J = 8.8 Hz);
MS (EI) m/z: 270 [M+], 240, 214, 200, 185, 171, 143, 130, 108, 42。

[参考例36]1−メチル−3−[2−(ピペリジン−3−イルメトキシ)エチル]イミダゾリジン−2,4−ジオン
(36a)ベンジル 3−[(2−tert−ブトキシ−2−オキソエトキシ)メチル]ピペリジン−1−カルボキシラート
ベンジル 3−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−カルボキシラート(Arch.Pharm.(Weinheim Ger.),323,1990,9−12)(11.97g,48.01mmol)、ブロモ酢酸 tert−ブチル(16.3mL,110mmol)及びテトラ−n−ブチルアンモニウム硫酸水素塩(3.8g,11mmol)のベンゼン(18mL)懸濁液に、氷冷下、50%水酸化ナトリウム水溶液(18mL)を数回に分けて加えた。0℃で15分撹拌し、更に室温で終夜撹拌したのち、反応混合物に酢酸エチル(30mL)を加え分液した。有機層を飽和食塩水(3x60mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下に溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(へキサン:酢酸エチル=5:1〜4:1)により精製し、標記目的化合物(16.88g,収率96%)を得た。

無色液体
IR (film) νmax3033, 2935, 2858, 1747, 1701, 1431, 1368, 1260, 1232, 1138, 979, 850, 734, 699 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.28 (1H, br s), 1.47 (10H, s), 1.67 (1H, br s), 1.84 (2H, br s), 2.76 (1H, br s), 2.88 (1H, t, J = 10.3 Hz), 3.30-3.44 (2H, br m), 3.92 (2H, s), 3.98 (1H, br s), 4.10 (1H, br s), 5.13 (2H, s), 7.27-7.39 (5H, m);
HRMS m/z: found [M+H]+ 364.2111, calcd for C20H30NO5 [M+H]+ 364.2124。

(36b)({1−[(ベンジルオキシ)カルボニル]ピペリジン−3−イル}メトキシ)酢酸
参考例36(36a)で製造したベンジル 3−[(2−tert−ブトキシ−2−オキソエトキシ)メチル]ピペリジン−1−カルボキシラート(5.04g,13.9mmol)の塩化メチレン溶液(30mL)を氷冷し、トリフルオロ酢酸(10mL)を加えた。反応混合物を0℃で15分撹拌し、更に室温で終夜撹拌したのち減圧下に溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(へキサン:酢酸エチル=6:4〜1:5)により精製し、標記目的化合物(3.86g,収率91%)を得た。

無色液体
IR (film) νmax3065, 2937, 1698, 1441, 1263, 1139, 977, 699 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.24-1.40 (1H, m), 1.41-1.56 (1H, m), 1.57-1.72 (1H, m), 1.73-2.00 (2H, m), 2.78-3.30 (2H, m), 3.31-3.48 (2H, m), 3.57-4.15 (4H, m), 5.13 (2H, br s), 7.27-7.40 (5H, m);
MS (FAB) m/z: 308 [M+H]+, 264, 246, 176。

(36c)ベンジル 3−[(2−ヒドロキシエトキシ)メチル]ピペリジン−1−カルボキシラート
窒素雰囲気下、水素化ホウ素ナトリウム(0.785g,20.8mmol)のテトラヒドロフラン(20mL)懸濁液に、三フッ化ホウ素エーテル錯体(3.5mL,27.7mmol)を氷冷下にゆっくり滴下し、30分撹拌した。反応混合物に、参考例36(36b)で製造した({1−[(ベンジルオキシ)カルボニル]ピペリジン−3−イル}メトキシ)酢酸(5.317g,17.3mmol)のテトラヒドロフラン(22mL)溶液を滴下し、0℃で3時間撹拌したのち、メタノール(5mL)を加えた。不溶物をセライトにより除き、酢酸エチル(100mL)で洗浄した後、減圧下に溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(へキサン:酢酸エチル=6:4〜100%酢酸エチル)を用いて精製し、標記目的化合物(4.546g,収率90%)を得た。

無色液体;
IR (film) νmax3446, 2933, 1698, 1435, 1261, 1154, 1072, 699 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.20-1.34 (1H, m), 1.40-1.55 (1H, m), 1.57-1.72 (1H, m), 1.74-1.94 (2H, m), 2.75-3.15 (2H, m), 3.29-3.37 (2H, m), 3.42-3.60 (2H, m), 3.64-4.03 (4H, m), 5.12 (2H, brs), 7.25-7.37 (5H, m);
MS (FAB) m/z: 294 [M+H]+, 250, 246, 226, 165。

(36d)1−メチル−3−[2−(ピペリジン−3−イルメトキシ)エチル]イミダゾリジン−2,4−ジオン
参考例36(36c)で製造したベンジル 3−[(2−ヒドロキシエトキシ)メチル]ピペリジン−1−カルボキシラート(2.02g,6.90mmol)のテトラヒドロフラン(35mL)溶液を0℃に冷却し、1−メチルヒダントイン(960mg、8.45mmol)、トリフェニルホスフィン(2.21g、8.45mmol)、アゾジカルボン酸 ジエチル(3.85mL、8.45mmol)を順次加え、室温で2日間撹拌した。反応液を濃縮し、得られた残渣を酢酸(3mL)に溶解し、25%臭化水素−酢酸溶液(3mL)を加え、室温で2時間撹拌した。反応液に水(50mL)を加え、塩化メチレン(50mL)で洗浄した。炭酸カリウムで液性を塩基性にし、塩化メチレン/2−プロパノール((4:1)、50mL)で3回抽出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去し、1.76g(定量的)の標記目的化合物を得た。

淡黄色液体;
1H NMR(CDCl3, 500 MHz) δ 1.09-1.21 (1H, m), 1.45-1.56 (1H, m), 1.64-1.82 (3H, m), 2.40 (1H, dd, J = 9.8, 12.4 Hz), 2.62 (1H, dt, J = 2.9, 11.7 Hz) 3.00 (3H, s), 3.00-3.05 (1H, m), 3.07-3.13 (1H, m), 3.55-3.63 (2H, m), 3.70 (2H, t, J = 5.9 Hz), 3.88 (2H, s);
MS (EI) m/z: 226 [M+]。

[参考例37]1−メチル−3−[2−(ピペリジン−3−イルメトキシ)エチル]イミダゾリジン−2−オン
(37a)ベンジル 3−({2−[(メチルスルホニル)オキシ]エトキシ}メチル)ピペリジン−1−カルボキシラート
窒素雰囲気下、トリエチルアミン(1.70mL,12.1mmol)、メタンスルホニルクロリド(0.87mL,11.2mmol)と参考例36(36c)で製造したベンジル 3−[(2−ヒドロキシエトキシ)メチル]ピペリジン−1−カルボキシラート(2.74g,9.34mmol)の塩化メチレン(50mL)溶液を終夜撹拌した。反応液に飽和食塩水(15mL)を加えたのち抽出操作を行った。抽出液を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過後、溶媒を減圧下に留去して得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(へキサン:酢酸エチル=4:1〜2:1)により精製し、標記目的化合物(3.25g,収率94%)を得た。

淡黄色液体;
IR (film) νmax2937, 1697, 1433, 1354, 1236, 1175, 1019, 922, 807 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 500 MHz) δ 1.16-1.28 (1H, m), 1.41-1.55 (1H, m), 1.62-1.73 (1H, m), 1.74-1.87 (2H, m), 2.62-2.82 (1H, m), 2.83-3.13 (4H, m), 3.27-3.41 (2H, m), 3.57-3.72 (2H, m), 3.93-4.17 (2H, m), 4.25-4.40 (2H, m), 5.07-5.18 (2H, m), 7.28-7.41 (5H, m);
MS (FAB) m/z: 372 [M+H]+, 330, 264, 236, 226, 204, 165, 91, 63。

(37b)ベンジル 3−[(2−アジドエトキシ)メチル]ピペリジン−1−カルボキシラート
アジ化ナトリウム(723mg,11.12mmol)と参考例37(37a)で製造したベンジル 3−({2−[(メチルスルホニル)オキシ]エトキシ}メチル)ピペリジン−1−カルボキシラート(3.178g,8.56mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)溶液を80℃で6時間加熱撹拌した。反応混合物に酢酸エチル(50mL)と水(20mL)を加えて分液した。有機層を飽和食塩水(2x15mL)で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過後、減圧下に溶媒を留去して得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(へキサン:酢酸エチル=7:3)により精製し、標記目的化合物(2.721g,収率100%)を得た。

淡黄色液体;
IR (film) νmax2934, 2103, 1699, 1432, 1235, 1153, 699 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 500 MHz) δ 1.22-1.34 (1H, m), 1.40-1.54 (1H, m), 1.62-1.72 (1H, m), 1.74-1.89 (2H, m), 2.64-2.95 (2H, m), 3.26-3.41 (4H, m), 3.53-3.63 (2H, m), 3.94-4.15 (2H, m), 5.07-5.19 (2H, m), 7.28-7.39 (5H, m);
MS (FAB) m/z: 319 [M+H]+, 275, 242, 211, 183, 91, 63。

(37c)ベンジル 3−[(2−アミノエトキシ)メチル]ピペリジン−1−カルボキシラート
参考例37(37b)で製造したベンジル 3−[(2−アジドエトキシ)メチル]ピペリジン−1−カルボキシラート(2.50g,7.85mmol)のテトラヒドロフラン(60mL)溶液にトリフェニルホスフィン(2.47g、9.42mmol)を加え、室温で21時間撹拌後、水(0.3mL、16.7mmol)を加え、室温で6時間撹拌した。反応液を濃縮し、水(200mL)、1M塩化水素水溶液(20mL)を加え、塩化メチレンで洗浄した。続いて、炭酸カリウムを加えて液性を塩基性とし、塩化メチレン/2−プロパノール((4:1)、200mL)で3回抽出した。有機層を合わせて、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去し、2.20g(収率96%)の標記目的化合物を得た。

淡黄色液体;
IR (film) νmax2933, 1698, 1432, 1260, 1153, 699 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.16-1.32 (1H, m), 1.39-1.56 (1H, m), 1.59-1.72 (1H, m), 1.72-1.90 (2H, m), 2.61-2.96 (4H, m), 3.19-3.48 (4H, m), 3.87-4.19 (2H, m), 5.13 (2H, brs), 7.26-7.41 (5H, m);
MS (FAB) m/z: 293 [M+H+], 249, 230, 185, 65。

(37d)ベンジル 3−{[2−({[(2−ヒドロキシエチル)(メチル)アミノ]カルボニル}アミノ)エトキシ]メチル}ピペリジン−1−カルボキシラート
参考例37(37c)で製造したベンジル 3−[(2−アミノエトキシ)メチル]ピペリジン−1−カルボキシラート(2.05g,7.02mmol)のテトラヒドロフラン(70mL)溶液に、1,1−カルボジイミダゾール(1.37g、8.45mmol)を加え、室温で20分間撹拌した後、N−エタノールアミン(2.8mL、35mmol)を加え、2日間撹拌した。反応液を濃縮し、0.2M塩化水素水溶液(250mL)を加え、塩化メチレンで3回抽出した。有機層を合わせて、無水硫酸ナトリウムで乾燥後,溶媒を減圧下留去し、2.76g(定量的)の標記目的化合物を得た。

淡黄色液体;
IR (film) νmax3368, 2933, 1697, 1632, 1538, 1435, 1261, 1123, 764 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.08-1.25 (1H, m), 1.40-1.55 (1H, m), 1.63-1.77 (1H, m), 1.78-1.91 (2H, m), 2.74 (1H, dd, J = 9.4, 13.3 Hz), 2.80-3.03 (4H, m), 3.15-3.60 (8H, m), 3.70-3.80 (2H, m), 3.82-3.92 (1H, m), 4.01-4.12 (1H, m), 5.10 (2H, brs), 7.26-7.37 (5H, m);
MS (FAB) m/z: 394 [M+H]+, 376, 350, 275, 242, 230, 185, 91, 63。

(37e)ベンジル 3−{[2−(3−メチル−2−オキソイミダゾリジン−1−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン−1−カルボキシラート
参考例37(37d)で製造したベンジル 3−{[2−({[(2−ヒドロキシエチル)(メチル)アミノ]カルボニル}アミノ)エトキシ]メチル}ピペリジン−1−カルボキシラート(2.36g,6.00mmol)のテトラヒドロフラン(75mL)溶液を0℃に冷却し、カリウムtert−ブトキシド(1.62g、14.4mmol)を加え、p−トルエンスルホニルクロリド(1.38g、7.26mmol)のテトラヒドロフラン(25mL)溶液を滴下し、0℃で2時間撹拌した。反応液に水(200mL)を加え、塩化メチレンで3回抽出した。有機層を合わせて、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/メタノール,1:0→10:1)を用いて精製し、2.12g(収率94%)標記目的化合物を得た。

無色液体;
IR (film) νmax2858, 1754, 1698, 1441, 1260, 1152, 762 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.13-1.27 (1H, m), 1.40-1.53 (1H, m), 1.60-1.71 (1H, m), 1.72-1.85 (2H, m), 2.53-2.72 (1H, m), 2.76 (3H, s), 2.78-2.90 (1H, m), 3.09-3.57 (10H, m), 3.93-4.19 (2H, m), 5.11 (2H, s), 7.26-7.37 (5H, m);
MS (FAB) m/z: 376 [M+H+], 332, 268, 240, 186, 127, 91, 63。

(37f)1−メチル−3−[2−(ピペリジン−3−イルメトキシ)エチル]イミダゾリジン−2−オン
参考例37(37e)で製造したベンジル 3−{[2−(3−メチル−2−オキソイミダゾリジン−1−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン−1−カルボキシラートを用いて参考例1(1b)と同様に反応を行い、標記目的化合物を得た。
黄色液体;
IR (film) νmax3471, 2928, 1693, 1502, 1447, 1277, 1122, 761 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 500 MHz) δ 1.05-1.16 (1H, m), 1.40-1.51 (1H, m), 1.62-1.69 (1H, m), 1.70-1.80 (2H, m), 2.34 (1H, dd, J = 9.3, 12.2 Hz), 2.55 (1H, dt, J = 2.9, 12.2 Hz) 2.79 (3H, s), 2.97-3.03 (1H, m), 3.22-3.30 (4H, m), 3.33-3.44 (4H, m), 3.48-3.57 (2H, m);
MS (EI) m/z: 241 [M]+, 145, 127, 113, 97, 82, 70, 56。

[参考例38](3S)−3−{[(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)メトキシ]メチル}ピペリジン
(38a)tert-ブチル (3S)−3−[(2−tert−ブトキシ−2−オキソエトキシ)メチル]ピペリジン−1−カルボキシラート
tert−ブチル (3S)−3−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−カルボキシラートを用いて参考例36(36a)と同様に反応を行い、標記目的化合物を得た。
無色液体;
IR (film) νmax2933, 1750, 1695, 1424, 1367, 1266, 1139 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 500 MHz) δ 1.21-1.32 (1H, m), 1.37-1.53 (1H, m), 1.45 (9H, m), 1.48 (9H, m), 1.60-1.68 (1H, m), 1.76-1.89 (2H, m), 2.59-2.77 (1H, m), 2.79-2.86 (1H, m), 3.33-3.43 (2H, m), 3.83-4.01 (4H, m);
MS (FAB) m/z: 330 [M+H]+, 274, 218, 172。

(38b){[(3S)−1−(tert−ブトキシカルボニル)ピペリジン−3−イル]メトキシ}酢酸
参考例38(38a)で製造したtert-ブチル (3S)−3−[(2−tert−ブトキシ−2−オキソエトキシ)メチル]ピペリジン−1−カルボキシラートを用いて参考例36(36b)と同様に反応を行い、標記目的化合物を得た。
淡黄色液体;
IR (film) νmax3108, 2933, 1760, 1692, 1436, 1153, 858 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.26-1.39 (1H, m), 1.40-1.53 (1H, m), 1.46 (9H, s), 1.58-1.69 (1H, m), 1.74-1.96 (2H, m), 2.72-3.30 (2H, m), 3.38-4.23 (6H, m);
MS (FAB) m/z: 274 [M+H+], 240, 218, 172, 142。

(38c)tert−ブチル (3S)−3−{[(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)メトキシ]メチル}ピペリジン−1−カルボキシラート
参考例38(38b)で製造した{[(3S)−1−(tert−ブトキシカルボニル)ピペリジン−3−イル]メトキシ}酢酸(2.08g,7.60mmol)のテトラヒドロフラン(80mL)溶液に、1,1−カルボジイミダゾール(1.36g、8.36mmol)を加え、室温で30分間撹拌した後、ヒドラジン一水和物(1.38mL、22.8mmol)を加え、室温で3時間撹拌した。反応液を濃縮し、水(100mL)を加え、酢酸エチルで3回抽出した。有機層を合わせて、無水硫酸ナトリウムで乾燥後,溶媒を減圧下留去した。得られた残渣にオルト酢酸トリエチル(50mL、275mmol)を加え、加熱還流下3日間撹拌した。反応液を濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル,1:1→1:3)を用いて精製し、950mg(収率40%)の標記目的化合物を得た。

黄色液体;
IR (film) νmax3498, 2933, 1690, 1590, 1425, 1268, 1152, 974 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.14-1.31 (1H, m), 1.38-1.51 (1H, m), 1.45 (9H, s), 1.57-1.67 (1H, m), 1.73-1.88 (2H, m), 2.46-2.74 (1H, m), 2.55 (3H, s), 2.76-2.88 (1H, m), 3.36-3.43 (2H, m), 3.80-4.05 (2H, m), 4.62 (2H, s);
MS (FAB) m/z: 312 [M+H+], 256, 238, 212。

(38d)(3S)−3−{[(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)メトキシ]メチル}ピペリジン
参考例38(38c)で製造したtert−ブチル (3S)−3−{[(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)メトキシ]メチル}ピペリジン−1−カルボキシラートを用いて参考例9(9b)と同様に反応を行い、標記目的化合物を得た。
黄色液体;
IR (film) νmax3405, 2930, 1663, 1590, 1445, 1270, 1102, 790 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.04-1.18 (1H, m), 1.38-1.52 (1H, m), 1.57-1.70 (1H, m), 1.72-1.86 (2H, m), 2.34 (1H, dd, J = 10.1, 11.7 Hz), 2.46-2.61 (1H, m), 2.56 (3H, s), 2.99 (1H, brd, J = 12.1 Hz), 3.12 (1H, brd, J = 11.7 Hz), 3.34-3.42 (2H, m), 4.63 (2H, s);
MS (EI) m/z: 211 [M+], 155, 114, 98, 84, 56。

[参考例39](3S)−3−{[(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)メトキシ]メチル}ピペリジン
(39a)tert−ブチル (3S)−3−{[(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)メトキシ]メチル}ピペリジン−1−カルボキシラート
参考例38(38b)で製造した{[(3S)−1−(tert−ブトキシカルボニル)ピペリジン−3−イル]メトキシ}酢酸を用いて参考例21(21a)と同様に反応を行い、標記目的化合物を得た。
無色液体;
IR (film) νmax2933, 1691, 1586, 1425, 1268, 1153 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.19-1.31 (1H, m), 1.37-1.51 (1H, m), 1.45 (9H, s), 1.57-1.68 (1H, m), 1.74-1.91 (2H, m), 2.42 (3H, s), 2.57-2.76 (1H, m), 2.78-2.99 (1H, m), 3.42-3.50 (2H, m), 3.79-4.03 (2H, m), 4.67 (2H, s);
MS (FAB) m/z: 312 [M+H+], 256, 238, 212。

(39b)(3S)−3−{[(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)メトキシ]メチル}ピペリジン
参考例39(39a)で製造したベンジル 3−{[2−(3−メチル−2−オキソイミダゾリジン−1−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン−1−カルボキシラートを用いて参考例1(1b)と同様に反応を行い、標記目的化合物を得た。
淡黄色液体;
IR (film) νmax3392, 2932, 1586, 1440, 1393, 1340, 1273, 1128, 887 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.08-1.20 (1H, m), 1.40-1.52 (1H, m), 1.60-1.70 (1H, m), 1.75-1.90 (2H, m), 2.37 (1H, dd, J = 10.1, 11.7 Hz), 2.42 (3H, s), 2.55 (1H, dt, J = 3.1, 11.7 Hz), 2.98 (1H, brd, J = 12.1 Hz), 3.13 (1H, brd, J = 12.1 Hz), 3.40-3.45 (2H, m), 4.66 (2H, s);
MS (FAB) m/z: 212 [M+H]+, 178, 165, 96。

[参考例40](3S)−3−{[2−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン
(40a)tert−ブチル (3S)−3−[(2−シアノエトキシ)メチル]ピペリジン−1−カルボキシラート
tert−ブチル (3S)−3−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−カルボキシラート(2.15g,10mmol)、アクリロニトリル(1.31mL,20mmol)及び水酸化カリウム(112mg,2mmol)のテトラヒドロフラン(20mL)溶液を室温で24時間撹拌した。反応液に水(50mL)及び酢酸エチル(50mL)を加え、有機層を分離し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後,溶媒を減圧下留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル=3:1)を用いて精製し,1.66g(収率62%)標記目的化合物を得た。

無色液体
IR (film) νmax2934, 2864, 2252, 1689, 1425, 1366, 1267, 1153, 972, 884, 771 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 500 MHz) δ 1.22-1.28 (2H, m), 1.46 (9H, s), 1.63-1.65 (1H, m), 1.66-1.80 (2H, m), 2.59 (2H, t, J = 6.4 Hz), 2.61-2.65 (1H, m), 2.80-2.87 (1H, m), 3.35-3.36 (2H, m), 3.62-3.65 (2H, m), 3.86-3.96 (2H, m);
MS (EI) m/z: 268 [M+], 209, 195, 167, 158, 140, 128, 114, 98, 85, 84, 57, 41。

(40b)tert−ブチル (3S)−3−{[2−(1H−テトラゾール−5−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン−1−カルボキシラート
参考例40(40a)で製造したtert−ブチル (3S)−3−[(2−シアノエトキシ)メチル]ピペリジン−1−カルボキシラート(1.32g,4.9mmol)、アジ化ナトリウム(2.88g,44.3mmol)及びトリエチルアミン塩酸塩(2.03g,14.8mmol)の1,2−ジメトキシエタン(15mL)溶液を90℃で24時間撹拌した。反応液に水(50mL)及び酢酸エチル(50mL)を加え、有機層を分離し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後,溶媒を減圧下留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/メタノール=20:1)を用いて精製し,0.89g(収率58%)の標記目的化合物を得た。

無色液体
IR (film) νmax2931, 2865, 1690, 1655, 1558, 1479, 1435, 1367, 1271, 1155, 857 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.49 (9H, s), 1.51-1.72 (4H, m), 1.94-1.99 (1H, m), 2.94 (2H, brs), 3.20-3.32 (3H, m), 3.50 (1H, t, J = 8.6 Hz), 3.64-3.69 (1H, m), 3.83-3.96 (2H, m), 4.07-4.10 (1H, m);
MS (FAB) m/z: 312 [M+H+], 268, 212, 47, 46, 31。

(40c)tert−ブチル (3S)−3−{[2−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン−1−カルボキシラート
参考例40(40b)で製造したtert−ブチル (3S)−3−{[2−(1H−テトラゾール−5−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン−1−カルボキシラート(0.89g,2.9mmol)、ヨウ化メチル(0.90mL,14.5mmol)及び炭酸カリウム(0.60g,4.4mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)溶液を24時間撹拌した。反応液に水(50mL)及び酢酸エチル(50mL)を加え、有機相を分離し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後,溶媒を減圧下留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル)を用いて精製し,0.32g(収率34%)標記目的化合物を得た。

淡黄色液体
IR (film) νmax2976, 2932, 2860, 1692, 1424, 1366, 1267, 1178, 1153, 1119, 770 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.14-1.17 (1H, m), 1.59-1.77 (4H, m), 2.74-2.80 (1H, m), 3.14 (2H, t, J = 6.7 Hz), 3.31 (2H, dd, J = 1.6, 6.3 Hz), 3.78-3.88 (4H, m), 4.30 (3H, s);
MS (FAB) m/z: 326 [M+H+], 252, 242, 226, 57, 47, 31, 29, 19。

(40d)(3S)−3−{[2−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン
参考例40(40c)で製造したtert−ブチル (3S)−3−{[2−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン−1−カルボキシラートを用いて参考例9(9b)と同様に反応を行い、標記目的化合物を得た。
無色液体
IR (film) νmax3397, 2929, 2858, 1551, 1498, 1414, 1270, 1119, 857, 811, 743, 606 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 500 MHz) δ 1.07 (1H dq, J = 3.9, 11.7 Hz), 1.38-1.46 (1H, m), 1.60-1.65 (1H, m), 1.71-1.78 (2H, m), 2.29 (1H, dd, J = 10.3, 12.2 Hz), 2.54 (1H, dt, J = 2.9, 11.7 Hz), 2.98 (1H, d, J = 12.2 Hz), 3.06 (1H, d, J = 12.2 Hz), 3.15 (2H, t, J = 6.8 Hz), 3.26-3.30 (2H, m), 3.77-3.85 (2H, m);
MS (FAB) m/z: 226 [M+H+], 219, 198, 178, 169, 69, 55, 41, 39, 30, 23。

[参考例41]3−〔3−(ピペリジン−3−イルメトキシ)プロピル〕−1,3−オキサゾリン−2−オン
(41a)ベンジル 3−〔(2−シアノエトキシ)メチル〕ピペリジン−1−カルボキシラート
ベンジル 3−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−カルボキシラート(Arch.Pharm.(Weinheim Ger.),323,1990,9−12)を用いて参考例40(40a)と同様に反応を行い、標記目的化合物を得た。
IR (liquid film) νmax2937, 2863, 2251, 1698, 1471, 1433, 1262, 1236, 1155, 1117 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400MHz) δ 1.22-1.33 (1H, m), 1.40-1.53 (1H, m), 1.62-1.70 (1H, m), 1.76-1.87 (2H, br), 2.55 (2H, br.s), 2.66-2.87 (1H, br), 2.93 (1H, t, J=11.0 Hz), 3.35 (2H, d, J=5.1 Hz), 3.59 (2H, br.s), 3.92 (1H, dt, J=4.2, 13.3 Hz), 4.01 (1H, br s), 5.08-5.17 (2H, m), 7.27-7.35 (5H, m);
MS(EI) m/z: 303 [M+H]+

(41b)ベンジル 3−〔(3−アミノプロポキシ)メチル〕ピペリジン−1−カルボキシラート
参考例41(41a)で得られたベンジル 3−〔(2−シアノエトキシ)メチル〕ピペリジン−1−カルボキシラート(2.06g、6.81mmol)を、メタノール(30mL)に溶解し、コバルト(II)クロリド(過剰量)および水素化ホウ素ナトリウム(過剰量)を5−6回に分けて加え、窒素雰囲気下、0℃で3.5時間攪拌した。反応液に水を加え、塩化メチレンを加えて抽出した。得られた有機相を減圧下に溶媒を留去し、残渣を、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル,1:1−0:1,V/V)を用いて精製し、1.31g(収率63%)の標記目的化合物を得た。

無色油状物
IR (liquid film) νmax2935, 2858, 1699, 1470, 1432, 1261, 1236, 1154, 1116, 699 cm-1;
1H NMR(CD3OD, 400MHz) δ 1.20-1.32 (1H, m), 1.38-1.51 (1H, m), 1.62-1.81 (5H, m), 2.55-2.83 (3H, m), 2.92 (1H, br s), 3.20-3.33 (2H, m), 3.38-3.51 (2H, m), 3.91 (1H, d, J=13.3 Hz), 4.04 (1H, d, J=12.5 Hz), 5.09 (2H, s), 7.26-7.33 (5H, m);
MS(FAB) m/z: 307 [M+H]+

(41c)ベンジル 3−{〔3−(2−オキソ−1,3−オキサゾリン−3−イル)プロポキシ〕メチル}ピペリジン−1−カルボキシラート
参考例41(41b)で得られたベンジル 3−〔(3−アミノプロポキシ)メチル〕ピペリジン−1−カルボキシラート(1.28g、4.19mmol)を、塩化メチレン(10mL)に溶解し、4−N,N−ジメチルアミノピリジン(668mg、5.47mmol)、および2−クロロエチルクロロホルメート(0.57mL、5.45mmol)を加え、窒素雰囲気下、0℃で1時間、室温で1時間攪拌した。反応液に0.1N塩化水素水を加え、塩化メチレンで抽出した。得られた有機相を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下に溶媒を留去した。
得られた残渣(500mg)をテトラヒドロフラン(8mL)に溶解し、氷冷下、水素化ナトリウム(117mg、2.68mmol)を加えて、80℃で1.5時間攪拌した。反応液に水を加えて酢酸エチルで抽出した。得られた有機相を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下に溶媒を留去した。残渣を、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル,1:2−1:3,V/V)を用いて精製し、287mg(収率63%)の標記目的化合物を得た。
油状物
IR (liquid film) νmax 2932, 2860, 1753, 1698, 1431, 1369, 1262, 1236, 1154, 1117 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400MHz) δ 1.13-1.26 (1H, m), 1.40-1.54 (1H, br), 1.62-1.71 (1H, br), 1.73-1.86 (4H, br), 2.56-2.77 (1H, br), 2.83-2.90 (1H, m), 3.20-3.37 (4H, m), 3.37-3.50 (3H, m), 3.57 (1H, br), 3.95-4.15 (1H, br), 3.98 (1H, d, J = 13.3 Hz), 4.18-4.35 (2H, br), 5.11 (2H, s), 7.26-7.35 (5H, m);
MS(FAB) m/z: 377 [M+H]+

(41d)3−〔3−(ピペリジン−3−イルメトキシ)プロピル〕−1,3−オキサゾリン−2−オン
参考例41(41c)で製造したベンジル 3−{〔3−(2−オキソ−1,3−オキサゾリン−3−イル)プロポキシ〕メチル}ピペリジン−1−カルボキシラートを用いて参考例1(1b)と同様に反応を行い、標記目的化合物を得た。
無色油状物
IR (liquid film) νmax3465, 2929, 2857, 1746, 1486, 1431, 1267, 1122, 1054, 764 cm-1;
1H NMR(CD3OD, 500MHz) δ 1.11-1.19 (1H, m), 1.45-1.54 (1H, m), 1.65-1.70 (1H, m), 1.74-1.83 (4H, m), 2.31 (1H, dd, J = 10.3, 12.2 Hz), 2.51 (1H, dt, J = 2.9, 12.2 Hz), 2.96 (1H, d, J = 12.2 Hz), 3.09 (1H, d, J = 12.2 Hz), 3.21-3.29 (2H, m), 3.32-3.35 (2H, m), 3.41-3.49 (2H, m), 3.65 (2H, t, J = 8.1 Hz), 4.33 (2H, t, J = 8.1 Hz);
MS(EI) m/z: 242 [M+]。

[参考例42]3−{〔2−(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)エトキシ〕メチル}ピペリジン
(42a)ベンジル 3−{〔2−(1H−テトラゾール−5−イル)エトキシ〕メチル}ピペリジン−1−カルボキシラート
参考例41(41a)で製造したベンジル 3−〔(2−シアノエトキシ)メチル〕ピペリジン−1−カルボキシラートを用いて参考例40(40b)と同様に反応を行い、標記目的化合物を得た。
無色油状物
IR (liquid film) νmax: 3136, 2929, 2864, 1698, 1672, 1440, 1264, 1237, 1156, 1116 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400MHz) δ 1.46-1.59 (3H, m), 1.67-1.78 (1H, m), 1.94-2.02 (1H, m), 3.00-3.12 (2H, m), 3.14 (1H, dd, J = 2.7, 5.9 Hz), 3.19 (1H, dd, J = 3.1, 9.0 Hz), 3.26 (1H, dd, J = 3.7, 9.0 Hz), 3.37-3.42 (1H, m), 3.48 (1H, dt, J = 2.0, 9.2 Hz), 3.73-3.80 (1H, m), 3.95-4.08 (2H, m), 5.18 (1H, AB type d’s, J = 12.2 Hz), 5.21 (1H, AB type d’s, J = 12.2 Hz ), 7.27-7.35 (5H, m);
MS(FAB) m/z: 346 [M+H]+

(42b)ベンジル 3−{〔2−(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)エトキシ〕メチル}ピペリジン−1−カルボキシラート
参考例42(42a)で製造したベンジル 3−{〔2−(1H−テトラゾール−5−イル)エトキシ〕メチル}ピペリジン−1−カルボキシラートを用いて参考例40(40c)と同様に反応を行い、標記目的化合物を得た。
無色油状物
IR (liquid film) νmax2936, 2861, 1698, 1470, 1433, 1288, 1261, 1237, 1154, 1116 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400MHz) δ 1.05-1.15 (1H, m), 1.45 (1H, br s), 1.61-1.80 (3H, m), 2.58 (1H, br.s), 2.81-2.88 (1H, m), 3.02-3.16 (2H, m), 3.16-3.29 (2H, m), 3.68-3.83 (3H, br), 3.89-4.12 (4H, m), 5.11 (2H, s ), 7.27-7.37 (5H, m);
MS(FAB) m/z: 360 [M+H]+

(42c)3−{〔2−(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)エトキシ〕メチル}ピペリジン
参考例42(42b)で製造したベンジル 3−{〔2−(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)エトキシ〕メチル}ピペリジン−1−カルボキシラートを用いて参考例1(1b)と同様に反応を行い、標記目的化合物を得た。
無色油状物
IR (liquid film) νmax3396, 2937, 2801, 2524, 1531, 1466, 1372, 1123, 1114, 1037 cm-1;
1H NMR (CDCl3, 500MHz) δ 1.14-1.21 (1H, m), 1.72-1.87 (3H ,m), 2.08-2.17 (1H, m), 2.53 (1H, t, J = 11.5 Hz), 2.73 (1H, dt, J = 4.4, 9.5 Hz), 3.15 (2H, t, J = 5.9 Hz), 3.24-3.31 (2H, m), 3.31 (1H, dd, J = 7.1, 9.5 Hz), 3.38 (1H, dd, J = 4.9, 9.5 Hz), 3.79-3.86 (2H, m), 4.07 (3H, s), 5.12-5.84 (1H, br);
MS(FAB) m/z: 226 [M+H]+;

[参考例43]3−{〔(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)メトキシ〕メチル}ピペリジン
(43a)ベンジル 3−〔(シアノメトキシ)メチル〕ピペリジン−1−カルボキシラート
ベンジル 3−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−カルボキシラート(Arch.Pharm.(Weinheim Ger.),323,1990,9−12)(1.01g、4.05mmol)を、テトラヒドロフラン(10mL)に溶解し、氷冷下、水素化ナトリウム(216mg、4.95mmol)を加えた後、窒素雰囲気下、室温で30分攪拌した後、臭化アセトニトリル(0.38mL、5.67mmol)のテトラヒドロフラン(7mL)溶液を2時間以上かけて滴下した。室温で2時間攪拌した後、水を加え、酢酸エチルを用いて抽出した。
得られた有機相を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下に溶媒を留去し、残渣を、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル,5:1−4:1,V/V)を用いて精製し、655mg(収率56%)標記目的化合物を得た。

無色油状物
IR (liquid film) νmax3469, 2939, 2862, 1698, 1471, 1434, 1263, 1236, 1155, 1110 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400MHz) δ 1.23-1.33 (1H, m), 1.41-1.54 (1H, m), 1.62-1.71 (1H, m), 1.75-1.90 (2H, m), 2.90-2.97 (1H, m), 2.69-2.87 (1H, br), 3.38-3.50 (2H, m), 3.94-4.10 (1H, br), 3.93 (1H, dt, J = 4.0, 13.4 Hz), 4.18 (2H, br s), 5.07-5.18 (2H, m), 7.27-7.37 (5H, m);
MS(EI) m/z: 289 [M+H]+

(43b)ベンジル 3−〔(1H−テトラゾール−5−イルメトキシ)メチル〕ピペリジン−1−カルボキシラート
参考例43(43a)で得られた化合物を用いて参考例40(40b)と同様に反応を行い、標記目的化合物を得た。
無色油状物
IR (liquid film) νmax2935, 2863, 1698, 1662, 1475, 1442, 1265, 1237, 1156, 1117 cm-1;
1H NMR (CDCl3, 400MHz) δ 1.46-1.63 (3H, m), 1.71-1.80 (1H, m), 2.02-2.10 (1H, m), 2.97-3.11 (2H, m), 3.43 (2H, d, J = 7.4 Hz), 4.02 (1H, d, J = 11.5 Hz), 4.27 (1H, d, J = 11.5 Hz), 4.49 (1H, d, J = 14.7 Hz), 5.03 (1H, d, J = 14.7 Hz), 5.19 (1H, AB type d’s, J = 12.3 Hz), 5.22 (1H, AB type d’s, J = 12.3 Hz ), 7.24-7.35 (5H, m);
MS(FAB) m/z: 332 [M+H]+

(43c)ベンジル 3−{〔(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)メトキシ〕メチル}ピペリジン−1−カルボキシラート及びベンジル 3−{〔(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)メトキシ〕メチル}ピペリジン−1−カルボキシラート
参考例43(43b)で得られたベンジル 3−〔(1H−テトラゾール−5−イルメトキシ)メチル〕ピペリジン−1−カルボキシラートを用いて参考例40(40c)と同様に反応を行い、標記目的化合物(低極性側、2−Me体、と高極性側1−Me体)を得た。

ベンジル 3−{〔(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)メトキシ〕メチル}ピペリジン−1−カルボキシラート
無色油状物
IR (liquid film) νmax2935, 2859, 1699, 1471, 1432, 1261, 1235, 1154, 1109, 1074 cm-1;
1H NMR (CDCl3, 400MHz) δ 1.20-1.29 (1H, m), 1.45 (1H, br s), 1.61-1.70 (1H, m), 1.75-1.89 (2H, m), 2.60-2.81 (1H, br), 2.84-2.91 (1H, m), 3.43 (2H, d, J = 5.9 Hz), 3.95 (1H, dt, J = 4.0, 13.0 Hz), 4.04 (1H, br s), 4.33 (3H, s), 4.71 (2H, s), 5.07-5.17 (2H, m), 7.24-7.34 (5H, m);
MS(FAB) m/z: 346 [M+H]+

ベンジル 3−{〔(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)メトキシ〕メチル}ピペリジン−1−カルボキシラート
無色油状物
IR (liquid film) νmax2937, 2860, 1698, 1473, 1433, 1360, 1262, 1236, 1154, 1107 cm-1;
1H NMR (CDCl3, 400MHz) δ 1.17-1.26 (1H, m), 1.48 (1H, br.s), 1.61-1.71 (1H, br), 1.71-1.91 (2H, m), 2.75 (1H, t, J = 11.0 Hz), 2.82-3.03 (1H, br), 3.32-3.41 (2H, m), 3.82-4.07 (4H, m), 4.07-4.22 (1H, br), 4.08 (2H, br.s), 5.11 (1H, AB type d’s, J = 12.5 Hz), 5.12 (1H, AB type d’s, J = 12.5 Hz ), 7.30-7.40 (5H, m);
MS(FAB) m/z: 346 [M+H]+

(43d)3−{〔(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)メトキシ〕メチル}ピペリジン
参考例43(43c)で得られたベンジル 3−{〔(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)メトキシ〕メチル}ピペリジン−1−カルボキシラートを用いて参考例1(1b)と同様に反応を行い、標記目的化合物を得た。
無色油状物
IR (liquid film) νmax3318, 2928, 2855, 1555, 1447, 1354, 1271, 1104, 1074, 1037 cm-1;
1H NMR (CDCl3, 500MHz) δ 1.08-1.16 (1H, m), 1.40-1.49 (1H, m), 1.61-1.70 (2H ,m), 1.77-1.87 (2H, m), 2.34 (1H, dd, J = 10.3, 12.2 Hz), 2.55 (1H, dt, J = 2.9, 12.2 Hz), 2.99 (1H, dt, J = 3.4, 12.2 Hz), 3.13 (1H, d, J = 11.7 Hz), 3.38-3.44 (2H, m), 4.36 (3H, s), 4.74 (2H, s);
MS(EI) m/z: 211 [M+]。

[参考例44]3−{〔(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)メトキシ〕メチル}ピペリジン
参考例43(43c)で得られたベンジル 3−{〔(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)メトキシ〕メチル}ピペリジン−1−カルボキシラートを用いて参考例1(1b)と同様に反応を行い、標記目的化合物を得た。
無色油状物
IR (liquid film) νmax3319, 2930, 2856, 1547, 1475, 1450, 1416, 1358, 1283, 1103 cm-1;
1H NMR (CDCl3, 500MHz) δ 1.06-1.14 (1H, m), 1.41-1.50 (1H, m), 1.51-1.62 (1H, br), 1.63-1.68 (1H ,m), 1.72-1.84 (2H, m), 2.33 (1H, t, J = 10.3 Hz), 2.54 (1H, dt, J = 2.7, 11.7 Hz), 2.99 (1H, dt, J = 3.4, 12.2 Hz), 3.09 (1H, d, J = 11.7 Hz), 3.33 (2H, d, J = 6.8 Hz), 4.12 (3H, s), 4.82 (2H, s);
MS(FAB) m/z: 212 [M+H]+

[参考例45](3S)−3−[(シクロプロピルメトキシ)メチル]ピペリジン 塩酸塩
(45a)tert−ブチル (3S)−3−[(シクロプロピルメトキシ)メチル]ピペリジン−1−カルボキシラート
窒素雰囲気下、水素化ナトリウム(1.57g,36.0mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(6mL)溶液に、tert−ブチル (3S)−3−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−カルボキシラート(6.46g,30.0mmol)のテトラヒドロフラン(30mL)溶液を0℃にて加えた。10分後、(ブロモメチル)シクロプロパン(3.8mL,39.0mmol)を加え、室温で18時間撹拌した。反応液を0℃に冷却し、水(30mL)及び酢酸エチル(50mL)を加え、水(50mL)にて2回有機相を洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後,溶媒を減圧下留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル,5:1)を用いて精製し,標記目的化合物(7.45g,収率92%)を得た。

無色液体
IR (film) νmax2976, 2931, 2855, 1695, 1422, 1365, 1266, 1178, 1151, 1112, 971, 886, 769 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 500 MHz) δ 0.20 (2H, d, J = 5.4 Hz), 0.52 (2H, d, J = 7.8 Hz), 1.00-1.07 (1H, m), 1.17-1.25 (1H, m), 1.46 (9H, s), 1.56-1.66 (2H, m), 1.76-1.81 (2H, m), 2.57-2.75 (1H, m), 2.83 (1H, t, J = 8.3 Hz), 3.25 (2H, d, J = 6.4 Hz), 3.30 (2H, d, J = 6.4 Hz), 3.87 (1H, dt, J = 3.9, 13.2 Hz), 3.92-4.05 (1H, m);
MS (EI) m/z: 269 [M+], 268, 241, 239, 213, 212, 185, 182, 158, 141, 128, 114, 98, 84, 82, 57, 55, 41。

(45b)(3S)−3−[(シクロプロピルメトキシ)メチル]ピペリジン 塩酸塩
参考例45(45a)で製造したtert−ブチル (3S)−3−[(シクロプロピルメトキシ)メチル]ピペリジン−1−カルボキシラート(2.69g,10.0mmol)に4M塩化水素−1,4−ジオキサン溶液(13mL)を加え、室温で1時間撹拌した。反応液を濃縮し、得られた残渣をエーテルにて結晶化し、標記目的化合物(1.71g、収率83%)を得た。

無色結晶
Mp 97-98 ℃
IR (KBr) νmax2937, 2795, 2526, 1583, 1454, 1385, 1126, 1092, 1034, 1009, 893, 595 cm-1;
1H NMR(DMSO-d6, 400 MHz) δ 0.14-0.17 (2H, m), 0.43-0.48 (2H, m), 0.93-1.03 (1H, m), 1.16-1.25 (1H, m), 1.59-1.77 (3H, m), 1.98-2.04 (1H, m), 2.57 (1H, t, J = 12.1 Hz), 2.73 (1H, dt, J = 2.7, 12.5 Hz), 3.17-3.33 (6H, m), 8.87 (1H, brs);
MS (EI) m/z: 169 [M+], 168, 140, 126, 114, 98, 84, 82, 55, 36.
Anal. Calcd for C10H19NO・0.20H2O: C, 57.38; H, 9.82; N, 6.69; Cl, 16.94. Found: C, 57.55; H, 9.83; N, 6.67; Cl, 16.68。

[参考例46]tert−ブチル 2−(ピペリジン−3−イルメトキシ)エチルカルバマート
(46a) ベンジル 3−({2−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]エトキシ}メチル)ピペリジン−1−カルボキシラート
トリフェニルホスフィン(2.280g,8.69mmol)を、参考例37(37b)で製造したベンジル 3−[(2−アジドエトキシ)メチル]ピペリジン−1−カルボキシラート(2.635g,8.28mmol)のテトラヒドロフラン(8mL)溶液に加え、室温にて20時間撹拌した。反応液に水(0.3mL)を加え20時間撹拌した後、ジ−tert−ブチル ジカーボナート(1.987g,9.10mmol)を加え、更に40時間撹拌した。反応混合物を濃縮して得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(へキサン:酢酸エチル=8:2)により精製し、標記目的化合物(3.218g,収率99%)を得た。

無色油状物
IR (film) νmax3355, 2933, 2861, 1701, 1520, 1433, 1260, 1237, 1155, 1121, 985, 867, 764, 699 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.17-1.30 (1H, m), 1.44 (10H, s), 1.58-1.70 (1H, m), 1.72-1.83 (1H, m), 2.75 (1H, br s), 2.92 (1H, t, J = 10.9 Hz), 3.28 (4H, d, J = 5.9 Hz), 3.37-3.48 (2H, m), 3.87-4.06 (2H, m), 4.68-5.05 (1H, m), 5.12 (2H, m), 7.25-7.37 (5H, m);
HRMS m/z: found [M+H]+ 393.2429, calcd for C21H29N10O2 [M+H]+393.2389。

(46b) tert−ブチル 2−(ピペリジン−3−イルメトキシ)エチルカルバマート
窒素雰囲気下、参考例46(46a)で製造したベンジル 3−({2−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]エトキシ}メチル)ピペリジン−1−カルボキシラート(3.158g,8.04mmol)のエタノール(14mL)溶液に、10%パラジウム−炭素触媒(257mg)を加え、常圧水素雰囲気下、終夜撹拌した。触媒をセライトろ過により除去し、エタノールで洗浄した後、減圧下に溶媒を留去し、得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(Chromatorex(NH),Fuji Silysia Chemical LTD.)(100%酢酸エチル)により精製し、標記目的化合物(2.018g,収率97%)を得た。

白色固体
IR (film) νmax3303, 3205, 2978, 2939, 2857, 2804, 1690, 1560, 1367, 1275, 1170, 1126, 979, 949, 869, 777, 608 cm-1;
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 1.03-1.16 (1H, m), 1.44 (9H, s), 1.56-1.69 (2H, br s), 1.70-1.81 (2H, br s), 2.32 (1H, t, J = 10.9 Hz), 2.54 (1H, t, J = 10.9 Hz), 2.99 (1H, d, J = 12.2 Hz), 3.10 (1H, d, J = 12.2 Hz), 3.20-3.32 (4H, m), 3.43 (2H, br s), 4.86 (1H, br s);
HRMS m/z: found [M+H]+ 259.1998, calcd for C13H27N2O3 [M+H]+259.2021。

[参考例47]3−{[(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)チオ]メチル}ピペリジン
(47a)ベンジル 3−({[(4−メチルフェニル)スフォニル]オキシ}メチル)ピペリジン−1−カルボキシラート
氷冷下、ベンジル 3−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−カルボキシラート(Arch.Pharm.(Weinheim Ger.),323,1990,9−12)(9.97g,40mmol)、p−トルエンスルフォニル クロリド(11.44g,60mmol)の塩化メチレン(400mL)溶液に、トリエチルアミン(11.15mL,80mmol)を加え、室温で4時間攪拌した。減圧下、塩化メチレンを留去し、水(200mL)を加え、酢酸エチルで抽出(200mL×3)した。有機層を合せ、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下に溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル,3/1)にて精製し、14.93g(収率93%)の標記目的化合物を得た。

淡黄色油状物;
IR (film) νmax2494, 2861, 1699, 1432, 1361, 1263, 1236, 1177 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.18-1.33 (1H, m), 1.35-1.51 (1H, m), 1.59-1.68 (1H, m), 1.70-1.91 (2H, m), 2.44 (3H, s), 2.54-2.79 (1H, m), 2.80-2.90 (1H, m), 3.81-4.04 (4H, m), 5.09 (2H, s), 7.26-7.37 (7H, m), 7.74 (2H, d, J = 7.8 Hz);
MS (FAB) m/z: 404 [M+H]+, 360, 270, 226。

(47b)ベンジル 3−{[(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)チオ]メチル}ピペリジン−1−カルボキシラート
参考例47(47a)で製造したベンジル 3−({[(4−メチルフェニル)スフォニル]オキシ}メチル)ピペリジン−1−カルボキシラート(2.09g,5.18mmol)、1−メチル−1H−テトラゾール−5−チオール(662mg,5.70mmol)と炭酸カリウム(860mg,6.22mmol)をジメチルスルフォキシド(10.4mL)に溶解し、100℃で3時間加熱攪拌した。反応液を室温まで冷やし、水(20mL)を加え、酢酸エチルで抽出(20mL×3)した。有機層を合せ、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下に溶媒を留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィ−(ヘキサン/酢酸エチル,2/1)にて精製し、1.58g(収率88%)の標記目的化合物を得た。

無色油状物;
IR (film) νmax2938, 2856, 1699, 1433, 1238 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.22-1.60 (2H, m), 1.64-1.76 (1H, m), 1.90-2.04 (2H, m), 2.70-3.49 (4H, m), 3.75-4.23 (5H, m), 5.10 (2H, m), 7.24-7.39 (5H, m);
MS (FAB) m/z: 348 [M+H]+, 258, 240。

(47c)3−{[(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)チオ]メチル}ピペリジン
参考例47(47c)で製造したベンジル3−{[(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)チオ]メチル}ピペリジン−1−カルボキシラートを用いて、参考例27(27c)と同様に反応を行い、標記目的化合物を得た。

淡褐色油状物;
IR (film) νmax3323, 2930, 2851, 1448, 1391, 1279, 1172 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.16-1.29 (1H, m), 1.39-1.52 (1H, m), 1.64-1.74 (1H, m), 1.83-2.02 (2H, m), 2.41 (1H, t, J = 11.3 Hz), 2.58 (1H, dt, J = 11.3, 2.3 Hz), 2.95-3.04 (1H, m), 3.15-3.34 (3H, m), 3.92 (3H, s);
MS (FAB) m/z: 214 [M+H]+, 176, 130。

[参考例48]2−{[(3S)−ピペリジン−3−イルメトキシ]メチル}ピリジン
(48a)tert−ブチル (3S)−3−[(ピリジン−2−イルメトキシ)メチル]ピペリジン−1−カルボキシラート
tert−ブチル (3S)−3−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−カルボキシラート(1.05g,4.9mmol)、2−(クロロメチル)ピリジン塩酸塩(1.20g,7.3mmol)およびテトラ−n−ブチルアンモニウム硫酸水素塩(0.33g,0.98mmol)のトルエン(2mL)懸濁液に、50%水酸化ナトリウム水溶液(2mL)を加え、80℃にて8時間攪拌した。反応混合物に水(100mL)を加え、水層をジエチルエーテル(100mL)で抽出した。抽出液を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧下で留去した。得られた残留物を塩化メチレン(10mL)に溶解し、無水酢酸(2mL)と触媒量の4−ジメチルアミノピリジンを加え、未反応のtert−ブチル (3S)−3−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−カルボキシラートをアセチル化した。室温で反応混合物を2時間攪拌したのち、飽和重曹水(50mL)と塩化メチレン(50mL)で分液した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去して得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(塩化メチレン/メタノール=30:1)により精製し、0.43g(収率29%)の標記目的化合物を得た。

油状物;
IR (liquid film) νmax 1692, 1151, 762 cm-1;
1H NMR (CDCl3, 400MHz) δ 1.21-1.30 (1H, m), 1.41-1.52 (1H, m), 1.46 (9H, s), 1.61-1.69 (1H, m), 1.80-1.93 (2H, m), 2.65-2.75 (1H, br), 3.39-3.46 (1H, m), 3.39-3.46 (2H, m), 3.90 (1H, brd, J = 12.9 Hz), 3.90-4.30 (1H, br), 4.62 (2H, s), 7.18 (1H, dd, J = 5.1, 7.4 Hz), 7.45 (1H, brd, J = 7.8 Hz), 7.69 (1H, ddd, J = 2.0, 7.4, 7.8 Hz), 8.54 (1H, brd, J = 5.1 Hz);
MS (FAB) m/z: 307 [M+H]+, 207。

(48b)2−{[(3S)−ピペリジン−3−イルメトキシ]メチル}ピリジン
参考例48(48a)で製造したtert−ブチル (3S)−3−[(ピリジン−2−イルメトキシ)メチル]ピペリジン−1−カルボキシラート(0.43g,1.4mmol)のメタノール(2mL)溶液に、4N塩化水素−1,4−ジオキサン溶液(2mL)を加え、室温にて2時間攪拌した。反応混合物を減圧下に濃縮して得られた残留物に、1N水酸化ナトリウム水溶液(10mL)を加えたのち、水層を塩化メチレン(3x20mL)で抽出した。抽出液を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下で溶媒を留去して、0.27g(収率94%)の標記目的化合物を得た。

油状物;
IR (liquid film) νmax 3393, 1637, 1593, 1124, 1112, 1088, 764 cm-1;
1H NMR (CDCl3, 400MHz) δ 1.12-1.23 (1H, m), 1.43-1.54 (1H, m), 1.65-1.71 (1H, m), 1.81-1.92 (2H, m), 1.91 (1H, brs), 2.40 (1H, dd, J = 10.6, 11.7 Hz), 2.57 (1H, ddd, J = 3.1, 11.7, 12.1 Hz), 3.02 (1H, brd, J = 12.1 Hz), 3.19 (1H, brd, J = 11.7 Hz), 3.36-3.44 (2H, m), 4.61 (2H, s), 7.18 (1H, dd, J = 4.7, 7.4 Hz), 7.43 (1H, brd, J = 7.8 Hz), 7.69 (1H, ddd, J = 2.0, 7.4, 7.8 Hz), 8.53 (1H, brd, J = 4.7 Hz);
MS (FAB) m/z: 207 [M+H]+

[参考例49](3S)−3−{[2−(2H−テトラゾール−2−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン 塩酸塩
(49a) tert−ブチル (3S)−3−[(2−ヒドロキシエトキシ)メチル]ピペリジン−1−カルボキシラート
参考例38(38a)で製造したtert-ブチル (3S)−3−[(2−tert−ブトキシ−2−オキソエトキシ)メチル]ピペリジン−1−カルボキシラート(13.2g,40.0mmol)のテトラヒドロフラン(80mL)溶液を、水素化アルミニウムリチウム(1.82g,48.0mmol)のテトラヒドロフラン懸濁液に、0℃にて30分かけて滴下した後、3時間撹拌した。反応液に、1N水酸化ナトリウム水溶液9.1mLを加え、室温にて1時間攪拌した。反応液を、セライトを用いてろ過し、溶媒を減圧下に留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル,1:1→1:2)を用いて精製し、標記目的化合物(9.54g、収率92%)を得た。

無色液体;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.18-1.33 (1H, m), 1.38-1.53 (1H, m), 1.46 (9H, s), 1.57-1.68 (1H, m), 1.72-1.89 (2H, m), 2.72-3.10 (2H, m), 3.32-3.37 (2H, m), 3.45-3.53 (1H, m) ,3.53-3.61 (1H, m), 3.64-3.90 (4H, m)。

(49b) tert−ブチル (3S)−3−[(2−{[(4−メチルフェニル)スルホニル]オキシ}エトキシ)メチル]ピペリジン−1−カルボキシラート
氷冷下、参考例49(49a)で製造したtert−ブチル (3S)−3−[(2−ヒドロキシエトキシ)メチル]ピペリジン−1−カルボキシラート(9.54g,36.9mmol)の塩化メチレン(74mL)溶液に、トリエチルアミン(15.5mL,111mmol)、4−ジメチルアミノピリジン(452mg,3.69mmol)、p−トルエンスルホニル クロリド(10.6g,55.4mmol)を順次加え、0℃で3時間撹拌した後、室温で12時間撹拌した。反応液に、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(50mL)、水(50mL)を加え、酢酸エチルで2回抽出した。有機層を合わせて、水、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後,溶媒を減圧下留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル,3:1→1:1)を用いて精製し、標記目的化合物(15.2g、定量的)を得た。

黄色液体;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.08-1.21 (1H, m), 1.33-1.49 (1H, m), 1.45 (9H, s), 1.57-1.76 (3H, m), 2.45 (3H, s), 2.42-2.65 (1H, m), 2.78 (1H, brt, J = 10.9 Hz), 3.26 (2H, brd, J = 5.5 Hz), 3.60 (2H, t, J = 4.7 Hz), 3.82-4.00 (2H, m), 4.15 (2H, t, J = 4.7 Hz), 7.35 (2H, d, J = 8.6 Hz), 7.80 (2H, d, J = 8.6 Hz)。

(49c) tert−ブチル (3S)−3−{[2−(2H−テトラゾール−2−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン−1−カルボキシラート
参考例49(49b)で製造したtert−ブチル (3S)−3−[(2−{[(4−メチルフェニル)スルホニル]オキシ}エトキシ)メチル]ピペリジン−1−カルボキシラート(4.10g,9.93mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(20mL)溶液に、炭酸カリウム(2.76g,19.9mmol)、1H−テトラゾール(1.40g,19.9mmol)を順次加え、60℃で1時間撹拌した。 反応液に、水(100mL)を加え、酢酸エチルで2回抽出した。有機層を合わせて、水、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後,溶媒を減圧下留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル,1:1→1:3→1:5)を用いて精製し、標記目的化合物(1.61g、収率52%)を得た。

淡黄色液体;
1H NMR(CDCl3, 500 MHz) δ 1.06-1.16 (1H, m), 1.32-1.49 (1H, m), 1.45 (9H, s), 1.54-1.62 (1H, m), 1.62-1.76 (2H, m), 2.44-2.60 (1H, m), 2.73-2.81 (1H, m), 3.28 (2H, d, J = 6.4 Hz), 3.76-3.94 (2H, m), 3.98 (2H, d, J = 5.4 Hz), 4.81 (2H, d, J = 5.4 Hz), 8.52 (1H, s)。

(49d) ((3S)−3−{[2−(2H−テトラゾール−2−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン 塩酸塩
参考例49(49c)で製造したtert−ブチル (3S)−3−{[2−(2H−テトラゾール−2−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン−1−カルボキシラートを用いて、参考例45(45b)と同様に反応を行い、標記目的化合物を得た。
無色液体;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.19-1.34 (1H, m), 1.67-1.79 (1H, m), 1.81-1.99 (2H, m), 2.17-2.29 (1H, m), 2.60-2.73 (1H, m), 2.74-2.87 (1H, m), 3.27-3.48 (4H, m), 3.93-4.05 (2H, m), 4.84 (2H, t, J = 5.4 Hz), 8.56 (1H, s), 9.44 (1H, brs)。

[参考例50] (3S)−3−{[(5−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)メトキシ]メチル}ピペリジン 塩酸塩
(50a) tert−ブチル (3S)−3−[(シアノメトキシ)メチル]ピペリジン−1−カルボキシラート
参考例43(43a)と同様にtert−ブチル (3S)−3−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−カルボキシラートを用いて反応を行い、表記化合物を得た。
無色油状物
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.19-1.31 (1H, m), 1.37-1.52 (1H, m), 1.46 (9H, s), 1.59-1.70 (1H, m), 1.74-1.91 (2H, m), 2.61-2.75 (1H, m), 2.79-2.89 (1H, m), 3.38-3.49 (2H, m), 3.79-4.02 (2H, m), 4.23 (2H, s)。

(50b) tert−ブチル (3S)−3−({[2−アミノ−2−(ヒドロキシイミノ)エチル]オキシ}メチル)ピペリジン−1−カルボキラート
参考例50(50a)で合成したtert−ブチル (3S)−3−[(シアノメトキシ)メチル]ピペリジン−1−カルボキシラート(11.79g,46.4mmol)のエタノール(46mL)溶液に50%ヒドロキシルアミン水溶液(5.7mL)を加え、100℃で8時間加熱した。反応液を室温まで冷却し、水(100mL)を加え、酢酸エチルで2回抽出した。有機層を合わせ飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧下に留去した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル/メタノール,100:0→10:1)にて精製し、表記目的化合物(8.82g,収率66%)を得た。
無色油状物
IR (film) νmax 3482,3349,2975,2930,2858,1670,1588,1428 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.18-1.31 (1H, m), 1.38-1.51 (1H, m), 1.46 (9H, s), 1.55-1.69 (1H, m), 1.72-1.90 (2H, m), 2.70-3.08 (2H, m), 3.31 (2H, d, J = 6.7 Hz), 3.61-4.02 (5H, m), 4.71-4.96 (2H, m);
MS (EI) m/z: 287 [M+・], 231, 214, 170。

(50c) tert−ブチル (3S)−3−{[(5−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)メトキシ]メチル}ピペリジン−1−カルボキシラート
参考例50(50b)で合成したtert−ブチル (3S)−3−({[2−アミノ−2−(ヒドロキシイミノ)エチル]オキシ}メチル)ピペリジン−1−カルボキラート(8.82g,30.7mmol)の塩化メチレン(92.1mL)溶液に、無水酢酸(3.19mL,33.8mmol)、トリエチルアミン(5.13mL,36.8mmol)を順次加え、室温で2時間撹拌した。反応液を減圧下に濃縮した後、飽和重曹水(100mL)を加え、酢酸エチルで3回抽出した。有機層を合わせ、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下に溶媒を留去した。得られた残渣をテトラヒドロフラン(37mL)に溶解し、テトラブチルアンモウニウムフルオライドのテトラヒドロフラン1M溶液(37mL,36.8mmol)を加え、室温で1時間撹拌した。反応後、水(100mL)を加え、酢酸エチルで3回抽出した。有機層を合わせ、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下に溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル,1:1)にて精製し、表記目的化合物(7.93g,収率83%)を得た。
無色油状物
IR (film) νmax 3508, 2976, 2931, 2858, 1691, 1587, 1424 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.17-1.30 (1H, m), 1.36-1.50 (1H, m), 1.45 (9H, s), 1.55-1.68 (1H, m), 1.74-1.90 (2H, m), 2.59-2.74 (1H, m), 2.60 (3H, s), 2.76-2.88 (1H, m), 3.43 (2H, d, J = 6.3 Hz), 3.80-4.07 (2H, m), 4.57 (2H, d, J = 1.6 Hz);
MS (FAB) m/z: 312 [M+H]+, 238, 212。

(50d) (3S)−3−{[(5−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)メトキシ]メチル}ピペリジン 塩酸塩
参考例50(50c)で得られたtert−ブチル (3S)−3−{[(5−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)メトキシ]メチル}ピペリジン−1−カルボキシラートを用いて、参考例45(45b)と同様に反応を行い、表記目的化合物を得た。
無色油状物
IR (film) νmax 3402, 2949, 2802, 2558, 2407, 1586 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.33-1.45 (1H, m), 1.80-2.05 (3H, m), 2.08-2.24 (1H, m), 2.27-2.40 (1H, m), 2.62 (3H, s), 2.70-2.86 (2H, m), 3.38-3.59 (3H, m), 4.57 (2H, s), 9.32-9.70 (2H, m);
MS (EI) m/z: 211 [M+・], 153, 114。

[参考例51] (3S)−3−{[ (3−メチル−1,2,4−チアジアゾール−5−イル)メトキシ]メチル}ピペリジン 塩酸塩
(51a) tert−ブチル (3S)−3−[(2−アミノ−2−オキソエトキシ)メチル]ピペリジン−1−カルボキシラート
参考例(38b)で製造した{[(3S)−1−(tert−ブトキシカルボニル)ピペリジン−3−イル]メトキシ}酢酸(5.47g,20.0mmol)のテトラヒドロフラン(60mL)溶液に1,1‘−カルボニルジイミダゾール(3.90g,24.0mmol)を加え、室温で30分間撹拌した。続いて、反応液に濃アンモニア水(6.70mL,100mmol)を加え、室温で16時間撹拌した。反応液を濃縮し、得られた残渣に水(100mL)を加え、酢酸エチル(100ml)で2回抽出した。有機層を合わせて、無水硫酸ナトリウムで乾燥後,溶媒を減圧下留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/メタノール,1:0→20:1)を用いて精製し、標記目的化合物(5.14g,収率94%)を得た。
無色油状物;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.22-1.34 (1H, m), 1.37-1.53 (1H, m), 1.46 (9H, s), 1.55-1.71 (1H, m), 1.73-1.95 (2H, m), 2.71-3.16 (2H, m), 3.32-3.47 (2H, m), 3.54-4.02 (4H, m), 5.46 (1H, brs), 6.72 (1H, brs);
MS (FAB) m/z: 273 [M+H]+, 217, 199, 173.

(51b) tert−ブチル (3S)−3−[(2−アミノ−2−チオキソエトキシ)メチル]ピペリジン−1−カルボキシラート
窒素雰囲気下、参考例51(51a)で製造したtert−ブチル (3S)−3−[(2−アミノ−2−オキソエトキシ)メチル]ピペリジン−1−カルボキシラート(4.68g,17.2mmol)のテトラヒドロフラン(86ml)溶液にローソン試薬(6.96g,17.2mmol)を加え、室温で6時間撹拌した。反応液に、0.5N水酸化ナトリウム水溶液(200mL)を加え、水層を酢酸エチル(200mL)で2回抽出した。有機層を合わせて、水 (200 mL)および飽和塩化ナトリウム水溶液(200 mL)で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル,3:1→1:1)を用いて精製し、標記目的化合物(4.15g,収率84%)を得た。
無色固体;
Mp 94 ℃;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.21-1.39 (1H, m), 1.39-1.51 (1H, m), 1.45 (9H, s), 1.52-1.66 (1H, m), 1.70-1.81 (1H, m), 1.83-1.95 (1H, m), 2.61-3.95 (6H, m), 4.18-4.43 (2H, m), 7.52 (1H, brs), 8.43 (1H, brs);
MS (FAB) m/z: 289 [M+H]+, 233, 189, 142, 96.

(51c) tert−ブチル (3S)−3− [(2−{[(1Z)−1−(ジメチルアミノ)エチリデン]アミノ}−2−チオキソエトキシ)メチル]ピペリジン−1−カルボキシラート
参考例51(51b)で製造したtert−ブチル (3S)−3−[(2−アミノ−2−チオキソエトキシ)メチル]ピペリジン−1−カルボキシラート(2.54g,8.82mmol)の塩化メチレン(44mL)溶液に、N,N−ジメチルアセトアミドジメチルアセタール(3.87mL,26.5mmol)を加え、室温で17時間攪拌した。反応液を濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/メタノール,1:0→10:1)を用いて精製し、標記目的化合物(2.76g,収率88%)を得た。
黄色油状物;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.14-1.29 (1H, m), 1.37-1.52 (1H, m), 1.45 (9H, s), 1.59-1.69 (1H, m), 1.75-1.87 (2H, m), 2.47 (3H, s), 2.50-2.71 (1H, m), 2.78 (1H, t, J = 11.0 Hz), 3.19 (3H, s), 3.24 (3H, s), 3.35-3.48 (2H, m), 3.85-4.10 (2H, m), 4.35 (2H, s) ;
MS (FAB) m/z: 358 [M+H]+, 301, 258, 129.

(51d) tert−ブチル (3S)−3−{[(3−メチル−1,2,4−チアジアゾール−5−イル)メトキシ]メチル}ピペリジン−1−カルボキシラート
ヒドロキシルアミン−O−スルホン酸(1.24g,11.0mmol)のメタノール(11mL)溶液に、ピリジン(3.52mL,44.0mmol)を加え、参考例51(51c)で製造したtert−ブチル (3S)−3− [(2−{[(1Z)−1−(ジメチルアミノ)エチリデン]アミノ}−2−チオキソエトキシ)メチル]ピペリジン−1−カルボキシラート(2.60g,7.27mmol)のエタノール(36mL)溶液を10分間かけて滴下し、室温で3時間攪拌した。反応液を濃縮し、得られた残渣に水(100mL)を加え、酢酸エチル(100ml)で2回抽出した。有機層を合わせて、有機層を合わせて、水 (200 mL)および飽和塩化ナトリウム水溶液(200 mL)で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後,溶媒を減圧下留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル,1:1)を用いて精製し、標記目的化合物(1.80g,収率76%)を得た。
淡黄色油状物;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.21-1.33 (1H, m), 1.40-1.55 (1H, m), 1.46 (9H, s), 1.62-1.71 (1H, m), 1.77-1.95 (2H, m), 2.61-2.76 (1H, m), 2.66 (3H, s), 2.78-2.88 (1H, m), 3.44-3.58 (2H, m), 3.82-3.97 (1H, m), 3.98-4.11 (1H, m), 4.85 (2H, s) ;
MS (FAB) m/z: 328 [M+H]+, 272, 228.

(51e) (3S)−3−{[ (3−メチル−1,2,4−チアジアゾール−5−イル)メトキシ]メチル}ピペリジン 塩酸塩
参考例51(51d)で得られたtert−ブチル (3S)−3−{[(3−メチル−1,2,4−チアジアゾール−5−イル)メトキシ]メチル}ピペリジン−1−カルボキシラートを用いて、参考例45(45b)と同様に反応を行い、表記目的化合物を得た。
1H NMR(DMSO-d6 400 MHz) δ 1.18-1.34 (1H, m), 1.56-1.84 (3H, m), 2.01-2.19 (1H, m), 2.58 (3H, s), 2.60-2.83 (2H, m), 3.14-3.31 (2H, m), 3.48-3.61 (2H, m), 4.94 (2H, s), 9.00 (1H, brs);
MS (EI) m/z: 227 [M]+, 197, 171, 114, 99.

tert−ブチル (3S)−3−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−カルボキシラートと各種ハロゲン化アルキル化合物を出発原料として用いて、参考例48(48a)と同様に反応を行ったのち、参考例9(9b)或は参考例45(45b)に準じた方法で参考例52乃至56の化合物を得た。

[参考例52] 3−{[(3S)−ピペリジン−3−イルメトキシ]メチル}ピリジン
出発原料(ハロゲン化アルキル化合物):3−(クロロメチル)ピリジン 塩酸塩
oil;
IR (liquid film) νmax 3393, 1638, 1579, 1093, 795, 714 cm-1;
1H NMR (CDCl3, 400MHz) δ 1.09-1.19 (1H, m), 1.42-1.53 (1H, m), 1.63-1.88 (3H, m), 1.76 (1H, brs), 2.37 (1H, dd, J = 10.7, 11.7 Hz), 2.56 (1H, ddd, J = 2.7, 11.7, 12.1 Hz), 3.00 (1H, brd, J = 12.1 Hz), 3.15 (1H, brd, J = 11.7 Hz), 3.29-3.37 (2H, m), 4.50 (2H, s), 7.28 (1H, dd, J = 4.7, 7.8 Hz), 7.66 (1H, brd, J = 7.8 Hz), 8.53 (1H, brd, J = 4.7 Hz), 8.56 (1H, brs);
MS (EI) m/z: 206 [M+], 114, 108.
Anal. Calcd for C12H18N2O・0.2 H2O: C, 68.67; H, 8.84; N, 13.35. Found: C, 68.65; H, 9.02; N, 13.20.

[参考例53] 4−{[(3S)−ピペリジン−3−イルメトキシ]メチル}ピリジン
出発原料(ハロゲン化アルキル化合物):4−(クロロメチル)ピリジン 塩酸塩
MS (FAB) m/z: 206 [M+H]+,189,158,140
1H NMR(DMSO-d6, 400 MHz) δ1.21-1.36(1H, m), 1.63-1.82(3H, m), 2.14(1H, br), 2.62-2.83(2H, m), 3.21(1H, d, J=11.7Hz), 3.28(1H, d, J=11.7Hz), 3.43-3.52(2H, m), 4.77(2H, s), 7.90(2H, d, J=5.9Hz), 8.85(2H, d, J=5.9Hz)

[参考例54] (3S)−3−{[(2−メチル−1,3−チアゾール−5−イル)メトキシ]メチル}ピペリジン 塩酸塩
出発原料(ハロゲン化アルキル化合物): 5−(クロロメチル)−2−メチル−1,3−チアゾール 塩酸塩 (参考 US−2003−625121)
淡黄色アモルファス状物質;
IR (film) νmax 3403, 2947, 2783, 1594, 1454 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.30-1.44 (1H, m), 1.77-2.05 (3H, m), 2.37-2.50 (1H, m), 2.73-2.99 (2H, m), 3.15 (3H, s), 3.31-3.47 (2H, m), 3.51-3.63 (2H, m), 4.70-4.85 (2H, m), 8.19 (1H, s), 9.44-9.58 (1H, m), 9.63-9.74 (1H, m);
MS (FAB) m/z: 227 [M+H]+, 186, 112。

[参考例55] (3S)−3−{[(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)メトキシ]メチル}ピペリジン 塩酸塩
出発原料(ハロゲン化アルキル化合物): 4−(クロロメチル)−1−メチル−1H−イミダゾール 塩酸塩 (参考 US−2003−625121)
褐色油状物;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.31-1.43 (1H, m), 1.68-1.89 (2H, m), 1.90-1.99 (1H, m), 2.05-2.17 (1H, m), 2.73-2.82 (1H, m), 2.85-2.95 (1H, m), 3.27-3.45 (3H, m), 3.65 (3H, s), 4.57 (2H, s), 7.57 (1H, s), 8.90 (1H, s)。

[参考例56] (3S)−3−{[(1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)メトキシ]メチル}ピペリジン 2塩酸塩
出発原料(ハロゲン化アルキル化合物): 5−(クロロメチル)−1−メチル−1H−イミダゾール 塩酸塩 (参考 US−2003−625121)
微褐色アモルファス状物質;
IR (film) νmax 3402, 2954, 2786, 259, 2412 cm-1;
1H NMR(CD3OD, 400 MHz) δ 1.31-1.46 (1H, m), 1.61-2.00 (3H, m), 2.04-2.17 (1H, m), 2.78 (1H, t, J = 12.1 Hz), 2.85-2.95 (1H, m), 3.27-3.46 (3H, m), 3.52 (1H, dd, J = 9.4, 5.1 Hz), 3.93 (1H, s), 4.65 (2H, s), 7.59 (1H, s), 8.91 (1H, s);
MS (FAB) m/z: 210 [M+H]+, 184, 165。

[参考例57] (3S)−3−{[(5−メチル−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)メトキシ]メチル}ピペリジン
(57a) tert−ブチル (3S)−3−{[2−(2−アセチルヒドラジノ)−2−オキソエトキシ]メチル}ピペリジン−1−カルボキシラート
参考例38(38b)で製造した{[(3S)−1−(tert−ブトキシカルボニル)ピペリジン−3−イル]メトキシ}酢酸(2.18g,7.99mmol)のテトラヒドロフラン(40mL)溶液に、1,1‘−カルボニルジイミダゾール(1.56g,9.59mmol)を加え、室温で30分間撹拌した後、アセトヒドラジド(0.71g,9.59mmol)を加え、室温で16時間撹拌した。反応液を濃縮し、水(200mL)を加え、塩化メチレンで抽出(5x150mL)した。有機層を合わせて、無水硫酸ナトリウムで乾燥後,溶媒を減圧下留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/メタノール,20:1→10:1)を用いて精製し、2.21g(収率84%)の標記目的化合物を得た。
淡黄色油状物;
1H NMR(CDCl3, 500 MHz) δ 1.21-1.32 (1H, m), 1.39-1.52 (1H, m), 1.45 (9H, s), 1.58-1.71 (1H, m), 1.76-1.93 (2H, m), 2.07 (3H, s), 2.75-3.04 (2H, m), 3.37-3.50 (2H, m), 3.66-3.94 (2H, m), 4.04-4.12 (2H, m), 8.10 (1H, brs), 8.78 (1H, brs) ;
MS (FAB) m/z: 330 [M+H]+, 274, 230.

(57b) tert−ブチル (3S)−3−{[(5−メチル−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)メトキシ]メチル}ピペリジン−1−カルボキシラート
参考例57(57a)で製造したtert−ブチル (3S)−3−{[2−(2−アセチルヒドラジノ)−2−オキソエトキシ]メチル}ピペリジン−1−カルボキシラート(2.20g,6.69mmol)のテトラヒドロフラン(67mL)溶液に、窒素雰囲気下、ローソン試薬(4.05g,10.04mmol)を加え5時間撹拌した。反応液に0.5N水酸化ナトリウム水溶液(200mL)を加え、水層を酢酸エチル(400mL)で抽出した。抽出液を無水硫酸ナトリウムで乾燥後,溶媒を減圧下留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル,1:5)を用いて精製し、1.95g(収率89%)の標記目的化合物を得た。
淡黄色油状物;
1H NMR(CDCl3, 500 MHz) δ 1.16-1.28 (1H, m), 1.39-1.52 (1H, m), 1.46 (9H, s), 1.59-1.68 (1H, m), 1.74-1.88 (2H, m), 2.52-2.72 (1H, m), 2.74-2.84 (1H, m), 2.78 (3H, s), 3.36-3.47 (2H, m), 3.84-4.11 (2H, m), 4.84 (2H, s);
MS (FAB) m/z: 328 [M+H]+, 228.

(57c) (3S)−3−{[(5−メチル−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)メトキシ]メチル}ピペリジン
参考例57(57b)で製造したtert−ブチル (3S)−3−{[(5−メチル−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)メトキシ]メチル}ピペリジン−1−カルボキシラートを用いて、参考例45(45b)と同様に反応を行い、表記目的化合物を得た。
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.30-1.46 (1H, m), 1.78-2.06 (3H, m), 2.30-2.45 (1H, m), 2.67-2.91 (2H, m), 2.88 (3H, s), 3.37-3.61 (4H, m), 4.90 (2H, s), 9.64 (1H, brs);
MS (EI) m/z: 227 [M]+, 171, 129, 114, 99.

[参考例58] 4−メチル−3−{[(3S)−ピペリジン−3−イルメトキシ]メチル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン)
(58a) tert−ブチル (3S)−3−{[(5−オキソ−4,5−ジヒドロ1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)メトキシ]メチル}ピペリジン−1−カルボキシラート
参考例50(50b)で合成したtert−ブチル (3S)−3−({[2−アミノ−2−(ヒドロキシイミノ)エチル]オキシ}メチル)ピペリジン−1−カルボキラート(2.00g,7.0mmol)の1,4−ジオキサン(28mL)溶液に、1,1‘−カルボニルジイミダゾール(1.94g,12.0mmol)を加え、100℃にて3時間撹拌した。反応液を濃縮した後、水(100mL)と塩化メチレン(100mL)を加え、さらに1N塩酸(15mL)を加えて分液した。水層を塩化メチレンで抽出(2x100mL)し、合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後,溶媒を減圧下留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(塩化メチレン/メタノール,30:1)を用いて精製し、1.45g(収率66%)の標記目的化合物を得た。
黄色油状物;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.31-1.61 (3H, m), 1.45 (9H, s), 1.65-1.80 (1H, m), 1.86-2.05 (1H, m), 2.96-3.16 (2H, m), 3.34-3.42 (1H, m), 3.49-3.59 (1H, m), 3.71-3.83 (1H, m) , 3.87-4.01 (1H, m), 4.12-4.24 (1H, m), 4.48-4.60 (1H, m), 10.87 (1H, brs);
MS (FAB) m/z: 314 [M+H]+, 258, 214.

(58b) tert−ブチル (3S)−3−{[(4−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)メトキシ]メチル}ピペリジン−1−カルボキシラート
参考例58(58a)で製造したtert−ブチル (3S)−3−{[(5−オキソ−4,5−ジヒドロ1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)メトキシ]メチル}ピペリジン−1−カルボキシラート(1.43g,4.57mmol)をN,N−ジメチルホルムアミド(22mL)に溶解し、反応容器を窒素置換した。氷冷下、反応溶液に水素化ナトリウム(油性63%,262mg,6.88mmol)を加え、30分間撹拌し、さらに、ヨウ化メチル(0.57mL,9.14mmol)を加えた。引き続き反応液を30分間撹拌したのち、室温にて12時間撹拌した。反応液を水(200mL)と酢酸エチル(400mL)で分液して得られた有機層を、水と食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後,溶媒を減圧下留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン,1:1)を用いて精製し、1.29g(収率86%)の標記目的化合物を得た。
淡黄色固体;
Mp 73-75 ℃;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.15-1.28 (1H, m), 1.37-1.53 (1H, m), 1.45 (9H, s), 1.58-1.69 (1H, m), 1.70-1.89 (2H, m), 2.67 (1H, dd, J = 9.4, 12.9 Hz), 2.76-2.94 (1H, m), 3.32 (3H, s), 3.34-3.40 (2H, m), 3.74-3.99 (2H, m), 4.42 (1H, s);
MS (FAB) m/z: 328 [M+H]+, 272, 228.

(58c) 4−メチル−3−{[(3S)−ピペリジン−3−イルメトキシ]メチル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン 塩酸塩
参考例58(58b)で製造したtert−ブチル (3S)−3−{[(4−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)メトキシ]メチル}ピペリジン−1−カルボキシラートを用いて、参考例45(45b)と同様に反応を行い、表記目的化合物を得た。
無色固体;
1H NMR(DMSO-d6, 400 MHz) δ 1.14-1.29 (1H, m), 1.57-1.80 (3H, m), 1.99-2.12 (1H, m), 2.54-2.79 (2H, m), 3.17 (3H, s), 3.18-3.25 (1H, m), 3.33-3.46 (2H, m), 3.50-3.68 (1H, m), 4.52 (2H, s), 9.05 (1H, brs);
MS (EI) m/z: 228 [M]+, 183, 153, 114, 98.

[参考例59] (3S)−3−{[(1−メチル−1H−イミダゾール−2−イル)メトキシ]メチル}ピペリジン 塩酸塩
(59a) tert−ブチル (3S)−3−[(1H−イミダゾール−2−イルメトキシ)メチル]ピペリジン−1−カルボキシラート
窒素雰囲気下、塩化オキサリル(3.43mL,40.0mmol)の塩化メチレン(50mL)溶液を−78℃に冷却した。この溶液にジメチルスルホキシド(2.84mL,40.0mmol)の塩化メチレン(10mL)溶液を10分間かけて滴下し、−78℃で15分間攪拌した後、参考例(49a)で製造したtert−ブチル (3S)−3−[(2−ヒドロキシエトキシ)メチル]ピペリジン−1−カルボキシラート(5.18g,20.0mmol)の塩化メチレン(30mL)溶液を30分間かけて滴下し、−78℃で15分間攪拌した。この反応液にトリエチルアミン(11.2mL,80.0mmol)の塩化メチレン(10mL)溶液を30分間かけて滴下し、−78℃で30分間撹拌後、室温で1時間攪拌した。反応液に、水(100mL)および飽和塩化アンモニウム水溶液(100mL)を加え分液した後、水層をジエチルエーテル(300mL)で1回抽出した。有機層を、水(300mL)、飽和塩化ナトリウム水溶液(300mL)で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去した。続いて、得られた残渣をメタノール(200mL)に溶解し、濃アンモニア水を加え、室温で10分間攪拌後、40%グリオキサール水溶液を加え、室温で72時間攪拌した。反応液を濃縮し、得られた残渣に水(200mL)を加え、塩化メチレン(200mL)で1回抽出した。有機層を、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/メタノール,20:1→10:1)を用いて精製し、標記目的化合物(3.74g,63%)を得た。
褐色油状物;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.35-1.49 (1H, m) , 1.46 (9H, s), 1.54-1.65 (1H, m), 1.69-1.99 (3H, m), 3.16-3.71 (6H, m), 4.43-4.81 (2H, m),7.02 (2H, s) ;
MS (FAB) m/z: 296 [M+H]+, 240, 196.

(59b) tert−ブチル (3S)−3−{[(1−メチル−1H−イミダゾール−2−イル)メトキシ]メチル}ピペリジン−1−カルボキシラート
窒素雰囲気下、参考例59(59a)で製造したtert−ブチル (3S)−3−[(1H−イミダゾール−2−イルメトキシ)メチル]ピペリジン−1−カルボキシラート(3.72g,12.6mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(50mL)溶液を0℃に冷却し、水素化ナトリウム(63%油性,732mg,19.2mmol)を加え、0℃で30分攪拌した。続いて、ヨウ化メチル(864μL,13.9mmol)を加え、0℃で2時間撹拌した。反応液に水(200mL)を加え、酢酸エチル(200mL)で2回抽出した。有機層を合わせて、無水硫酸ナトリウムで乾燥後,溶媒を減圧下留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/メタノール,20:1→10:1)を用いて精製し、標記目的化合物(3.23g,83%)を得た。
淡黄色油状物;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.09-1.22 (1H, m), 1.45 (9H, s), 1.56-1.67 (2H, m), 1.69-1.82 (2H, m), 2.54 (1H, t, J = 11.7 Hz), 2.75 (1H, t, J = 11.7 Hz), 3.23-3.35 (2H, m), 3.71 (3H, s), 3.81-4.07 (2H, m), 4.56 (2H, s), 6.88 (1H, brs), 6.95 (1H, brs);
MS (FAB) m/z: 310 [M+H]+, 254, 210.

(59c) (3S)−3−{[(1−メチル−1H−イミダゾール−2−イル)メトキシ]メチル}ピペリジン 塩酸塩
参考例59(59b)で製造したtert−ブチル (3S)−3−{[(1−メチル−1H−イミダゾール−2−イル)メトキシ]メチル}ピペリジン−1−カルボキシラートを用いて、参考例45(45b)と同様に反応を行い、表記目的化合物を得た。
1H NMR(DMSO-d6, 400 MHz) δ 1.15-1.31 (1H, m), 1.61-1.82 (3H, m), 2.06-2.17 (1H, m), 2.57-2.79 (2H, m), 3.13-3.28 (2H, m), 3.38-3.51 (2H, m), 3.82 (3H, s), 4.83 (2H, s), 7.67 (1H, d, J = 2.0 Hz), 7.74 (1H, d, J = 2.0 Hz), 9.29 (1H, brs);
MS (FAB) m/z: 210 [M+H]+, 95.

[参考例60] (3S)−3−{[(4−メチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)メトキシ]メチル}ピペリジン 塩酸塩
(60a) tert−ブチル (3S)−3−{[2−(メチルアミノ)−2−オキソエトキシ]メチル}ピペリジン−1−カルボキシラート
参考例38(38b)で製造した{[(3S)−1−(tert−ブトキシカルボニル)ピペリジン−3−イル]メトキシ}酢酸(4.53g,16.6mmol)のテトラヒドロフラン(50mL)溶液に1,1‘−カルボニルジイミダゾール(3.23g,20.0mmol)を加え、室温で30分間撹拌した。続いて、反応液に40%メチルアミン水溶液(2.08mL,25.0mmol)を加え、室温で17時間撹拌した。反応液を濃縮し、得られた残渣に水(150mL)を加え、酢酸エチル(150ml)で2回抽出した。有機層を合わせて、無水硫酸ナトリウムで乾燥後,溶媒を減圧下留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/メタノール,1:0→20:1)を用いて精製し、標記目的化合物(4.42g,収率93%)を得た。
淡黄色固体;
Mp 58-59 ℃;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.18-1.31 (1H, m), 1.39-1.52 (1H, m), 1.46 (9H, s), 1.59-1.70 (1H, m), 1.72-1.93 (2H, m), 2.73-3.07 (5H, m), 3.38 (2H, d, J = 6.6 Hz), 3.60-4.01 (4H, m), 6.65 (1H, brs);
MS (FAB) m/z: 287 [M+H]+, 231, 187.

(60b) tert−ブチル (3S)−3−{[2−(メチルアミノ)−2−チオキソエトキシ]メチル}ピペリジン−1−カルボキシラート
窒素雰囲気下、参考例60(60a)で製造したtert−ブチル (3S)−3−{[2−(メチルアミノ)−2−オキソエトキシ]メチル}ピペリジン−1−カルボキシラート(4.40g,15.4mmol)のテトラヒドロフラン(80ml)溶液にローソン試薬(6.23g,15.4mmol)を加え、室温で5時間撹拌した。反応液に、0.5N水酸化ナトリウム水溶液(200mL)を加え、水層を酢酸エチル(300mL)で1回抽出した。有機層を、水 (100mL)および飽和塩化ナトリウム水溶液(100mL)で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル,3:1→1:1)を用いて精製し、標記目的化合物(4.42g,収率95%)を得た。
無色固体;
Mp 103-105 ℃;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.21-1.37 (1H, m), 1.38-1.52 (1H, m), 1.46 (9H, s), 1.54-1.68 (1H, m), 1.72-1.80 (1H, m), 1.84-1.95 (1H, m), 2.89-3.30 (5H, m), 3.35-3.93 (4H, m), 4.21-4.46 (2H, m), 8.74 (1H, brs);
MS (FAB) m/z: 303 [M+H]+, 247, 203.

(60c) tert−ブチル (3S)−3−{[(4−メチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)メトキシ]メチル}ピペリジン−1−カルボキシラート
参考例60(60b)で製造したtert−ブチル (3S)−3−{[2−(メチルアミノ)−2−チオキソエトキシ]メチル}ピペリジン−1−カルボキシラート(1.82g,6.00mmol)のテトラヒドロフラン(6mL)溶液に、ヨウ化メチル(7.47mL,120mmol)を加え、室温で3時間攪拌した。反応液を濃縮し、得られた残渣をエタノール(18mL)に溶解し、ホルモヒドラジド(1.08mL,18.0mmol)を加え、加熱還流下17時間攪拌した。反応液を濃縮し、得られた残渣に水(100mL)を加え、塩化メチレン(100ml)で2回抽出した。有機層を合わせて、無水硫酸ナトリウムで乾燥後,溶媒を減圧下留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/メタノール,20:1)を用いて精製し、標記目的化合物(1.34g,収率72%)を得た。
淡黄色油状物;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.10-1.23 (1H, m), 1.33-1.49 (1H, m), 1.45 (9H, s), 1.55-1.66 (1H, m), 1.70-1.82 (2H, m), 2.59 (2H, dd, J = 9.7, 13.3 Hz), 2.73-2.86 (1H, m), 3.26-3.38 (1H, m), 3.75 (3H, s), 3.76-4.02 (2H, m), 4.70 (2H, s), 8.10 (1H, s);
MS (FAB) m/z: 311 [M+H]+, 211.

(60d) (3S)−3−{[(4−メチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)メトキシ]メチル}ピペリジン 塩酸塩
参考例60(60c)で製造したtert−ブチル (3S)−3−{[(4−メチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)メトキシ]メチル}ピペリジン−1−カルボキシラートを用いて、参考例45(45b)と同様に反応を行い、表記目的化合物を得た。
1H NMR(DMSO-d6, 400 MHz) δ 1.14-1.29 (1H, m), 1.59-1.79 (3H, m), 2.02-2.14 (1H, m), 2.54-2.79 (2H, m), 3.13-3.25 (2H, m), 3.35-3.48 (2H, m), 3.77 (3H, s), 4.77 (2H, s), 9.15 (1H, brs), 9.24 (1H, s);
MS (FAB) m/z: 211 [M+H]+, 188.

[参考例61] (3S)−3−{[(1−エチル−1H−イミダゾール−5−イル)メトキシ]メチル)ピペリジン 塩酸塩
(61a) tert−ブチル (3S)−3−{[(1−エチル−1H−イミダゾール−5−イル)メトキシ]メチル}ピペリジン−1−カルボキシラート
窒素雰囲気下、参考例49(49a)で製造したtert−ブチル (3S)−3−[(2−ヒドロキシエトキシ)メチル]ピペリジン−1−カルボキシラート(2.30g,8.88mmol)の塩化メチレン(89mL)溶液を0℃に冷却し、Dess−Martin試薬(5.65g,13.3mmol)を加え、0℃で15分間、室温で3時間攪拌した。反応液に飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液(50mL)および飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(50mL) を加えて室温で30分間攪拌した後、酢酸エチル (100 mL) で3回抽出した。有機層を合わせて、水 (100 mL)および飽和塩化ナトリウム水溶液(100 mL)で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去した。続いて、得られた残渣をメタノール(25mL)に溶解し、30〜40%エチルアミンメタノール溶液を加え、室温にて30分間攪拌後、p−トルエンスルホニルメチルイソシアニドを加え、室温にて72時間攪拌した。反応液を濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/メタノール,10:1)を用いて精製し、標記目的化合物(1.29g,収率58%)を得た。
橙色油状物;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.04-1.24 (1H, m), 1.35-1.50 (13H, m), 1.56-1.68 (1H, m), 1.69-1.82 (2H, m), 2.51-2.64 (1H, m), 2.72-2.82 (1H, m), 3.20-3.29 (2H, m), 3.31-4.05 (4H, m), 4.44 (2H, s), 6.98 (1H, s), 7.51 (1H, s);
MS (FAB) m/z: 324 [M+H]+, 268, 242.

(61b) (3S)−3−{[(1−エチル−1H−イミダゾール−5−イル)メトキシ]メチル}ピペリジン 塩酸塩
参考例61(61a)で製造したtert−ブチル (3S)−3−{[(1−エチル−1H−イミダゾール−5−イル)メトキシ]メチル}ピペリジン−1−カルボキシラートを用いて、参考例45(45b)と同様に反応を行い、表記目的化合物を得た。
1H NMR(DMSO-d6, 400 MHz) δ 1.10-1.29 (1H, m), 1.43 (3H, t, J = 7.4 Hz), 1.59-1.80 (3H, m), 2.01-2.13 (1H, m), 2.53-2.64 (1H, m), 2.65-2.77 (1H, m), 3.10-3.45 (4H, m), 4.14-4.26 (2H, m), 4.59 (2H, s), 7.74 (1H, brs), 9.09 (1H, brs), 9.22 (1H, brs) ;
MS (FAB) m/z: 224 [M+H]+, 180, 109, 97.

参考例49(49b)で製造したtert−ブチル (3S)−3−[(2−{[(4−メチルフェニル)スルホニル]オキシ}エトキシ)メチル]ピペリジン-1-カルボキシラートと各種アミン化合物を出発原料として用いて、参考例49(49c)と同様に反応を行ったのち、参考例45(45b)に準じた方法で参考例62乃至71の化合物を得た。

[参考例62] (3S)−3−{[2−(1H−ピラゾール−1−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン 2塩酸塩
出発原料(アミン化合物): ピラゾール
1H NMR(DMSO-d6, 400 MHz) δ 1.06-1.20 (1H, m), 1.56-1.76 (3H, m), 1.91-2.03 (1H, m), 2.42-2.56 (1H, m), 2.63-2.74 (1H, m), 3.05-3.19 (2H, m), 3.21-3.83 (2H, m), 3.65-3.76 (2H, m), 4.27 (2H, t, J = 5.5 Hz), 6.24 (1H, t, J = 1.9 Hz), 7.47 (1H, d, J = 1.9 Hz), 7.73 (1H, d, J = 1.9 Hz), 9.11 (1H, brs);
MS (FAB) m/z: 210 [M+H]+, 154, 136, 98.

[参考例63] (3S)−3−{[2−(1H−イミダゾール−1−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン 2塩酸塩
出発原料(アミン化合物): イミダゾール
1H NMR(DMSO-d6, 400 MHz) δ 1.07-1.21 (1H, m), 1.55-1.78 (3H, m), 1.93-2.04 (1H, m), 2.44-2.59 (1H, m), 2.64-2.78 (1H, m), 3.06-3.22 (2H, m), 3.26-3.39 (2H, m), 3.70-3.77 (2H, m), 4.35-4.41 (2H, m), 7.70 (1H, dd, J = 1.6, 2.0 Hz), 7.76 (1H, dd, J = 1.6, 2.0 Hz), 9.07 (1H, brs), 9.16 (1H, d, J = 1.6 Hz);
MS (EI) m/z: 209 [M]+, 153, 141, 126, 111, 96, 82.

[参考例64] (3S)−3−{[2−(2−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン 2塩酸塩
出発原料(アミン化合物): 2−メチルイミダゾール
1H NMR(DMSO-d6, 400 MHz) δ 1.08-1.21 (1H, m), 1.58-1.80 (3H, m), 1.96-2.08 (1H, m), 2.43-2.58 (1H, m), 2.62 (3H, s), 2.60-2.74 (1H, m), 3.06-3.21 (2H, m), 3.25-3.38 (2H, m), 3.70 (2H, t, J = 5.1 Hz), 4.29 (2H, t, J = 5.1 Hz), 7.56 (1H, d, J = 2.0 Hz), 7.62 (1H, d, J = 2.0 Hz), 9.24 (1H, brs);
MS (EI) m/z: 222 [M]+, 167, 110, 96, 83.

[参考例65] (3S)−3−{[2−(1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン 塩酸塩
出発原料(アミン化合物): 1,2,3−トリアゾール
白色アモルファス状物質;
IR (film) νmax3404, 2947, 2543, 2413, 1936, 1592, 1541 cm-1;
1H NMR(CD3OD, 400 MHz) δ 1.23-1.37 (1H, m), 1.65-1.82 (2H, m), 1.86-1.95 (1H, m), 1.97-2.10 (1H, m), 2.65-2.75 (1H, m), 2.82-2.93 (1H, m), 3.25-3.41 (3H, m), 3.43-3.50 (1H, m), 3.78-3.98 (2H, m), 4.78-4.84 (2H, m), 8.35 (1H, d, J = 1.2 Hz), 8.50 (1H, d, J = 1.2 Hz);
MS (EI) m/z: 210 [M+・], 154, 141, 114。

[参考例66] ((2b)(3S)−3−{[2−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン 塩酸塩
出発原料(アミン化合物): 1,2,3−トリアゾール
白色粉末;
IR (KBr) νmax2944, 2797, 2772, 2523, 2405, 1582 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.25-1.39 (1H, m), 1.69-1.79 (1H, m), 1.82-2.01 (2H, m), 2.14-2.26 (1H, m), 2.61-2.74 (1H, m), 2.75-2.88 (1H, m), 3.24-3.44 (4H, m), 3.91 (2H, t, J = 5.5 Hz), 4.61 (2H, t, J = 5.5 Hz), 7.65 (2H, s), 9.27-9.42 (1H, m), 9.46-9.65 (1H, m);
MS (EI) m/z: 210 [M+・], 114。

[参考例67] (3S)−3−{[2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン 2塩酸塩
出発原料(アミン化合物): 1,2,4−トリアゾール
1H NMR(DMSO-d6, 400 MHz) δ 1.06-1.18 (1H, m), 1.57-1.75 (3H, m), 1.91-2.03 (1H, m), 2.44-2.54 (1H, m), 2.62-2.73 (1H, m), 3.04-3.19 (2H, m), 3.23-3.36 (2H, m), 3.66-3.79 (2H, m), 4.40 (2H, t, J = 5.5 Hz), 8.25 (1H, s), 8.89 (1H, s), 9.16 (1H, brs);
MS (EI) m/z: 210 [M]+, 154, 141, 114, 97.

[参考例68] (3S)−3−{[2−(4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン 2塩酸塩
出発原料(アミン化合物): 1,2,4−トリアゾール
1H NMR(DMSO-d6, 400 MHz) δ 1.06-1.18 (1H, m), 1.57-1.75 (3H, m), 1.91-2.03 (1H, m), 2.44-2.54 (1H, m), 2.62-2.73 (1H, m), 3.04-3.19 (2H, m), 3.23-3.36 (2H, m), 3.66-3.79 (2H, m), 4.40 (2H, t, J = 5.5 Hz), 8.89 (2H, s), 9.15 (1H, s);
MS (EI) m/z: 210 [M]+, 154, 114, 97.

[参考例69] (3S)−3−{[2−(1H−テトラゾール−1−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン 塩酸塩
出発原料(アミン化合物): テトラゾール
IR (film) νmax 3403, 2951, 1592, 1454, 1126 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.22-1.34 (1H, m), 1.71-1.82 (1H, m), 1.84-2.03 (2H, m), 2.31-2.43 (1H, m), 2.65-2.79 (1H, m), 2.86-2.99 (1H, m), 3.35-3.54 (4H, m), 3.78-3.93 (2H, m) , 4.66-4.76 (2H, m), 9.23 (1H, s), 9.50 (1H, brs) ;
MS (FAB) m/z: 212 [M+H]+, 184, 98.

[参考例70] (3S)−3−{[2−(5−メチル−2H−テトラゾール−2−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン 塩酸塩
出発原料(アミン化合物): 5−メチルテトラゾール
IR (film) νmax 3402, 2945, 1595, 1455, 1126 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.22-1.34 (1H, m), 1.70-1.80 (1H, m), 1.82-2.00 (2H, m), 2.19-2.31 (1H, m), 2.56 (3H, s), 2.61-2.73 (1H, m), 2.73-2.86 (1H, m), 3.30-3.46 (4H, m), 3.89-4.01 (2H, m), 4.73 (2H, t, J = 5.5 Hz), 9.45 (1H, brs) ;
MS (FAB) m/z: 225 [M+H]+, 196, 169, 141, 114, 98.

[参考例71] (3S)−3−{[2−(5−メチル−1H−テトラゾール−1−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン 塩酸塩
出発原料(アミン化合物): 5−メチルテトラゾール
1H NMR(DMSO-d6, 400 MHz) δ 1.03-1.16 (1H, m), 1.52-1.65 (2H, m), 1.68-1.78 (1H, m), 1.88-2.00 (1H, m), 2.41-2.51 (1H, m), 2.53 (3H, m), 2.61-2.74 (1H, m), 3.01-3.20 (2H, m), 3.21-3.33 (2H, m), 3.70-3.80 (2H, m), 4.51-4.58 (2H, m), 8.91 (1H, brs);
MS (EI) m/z: 225 [M]+, 169, 114, 98.

[参考例72] (3S)−3−{[3−(1H−イミダゾール−1−イル)プロポキシ]メチル}ピペリジン 2塩酸塩
(72a) tert−ブチル (3S)−3−{[3−(ベンジルオキシ)プロポキシ]メチル}ピペリジン−1−カルボキシラート
tert−ブチル (3S)−3−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−カルボキシラート(4.30g,20.0mmol)、[(3−ブロモプロポキシ)メチル]ベンゼン(7.06mL,40.0mmol)、及びテトラ−n−ブチルアンモニウム硫酸水素塩(1.36g,4.0mmol)のベンゼン(8mL)溶液に、50%水酸化ナトリウム水溶液(8mL)を加え、室温で24時間攪拌した。反応液を水(200mL)とジエチルエーテル(200mL)で分液して得られた有機層を、水 (200mL)および飽和塩化ナトリウム水溶液(200mL)で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後,溶媒を減圧下留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル,10:1→3:1)を用いて精製し、標記目的化合物(4.43g,収率61%)を得た。
無色油状物;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.11-1.24 (1H, m), 1.37-1.50 (1H, m), 1.45 (9H, s), 1.58-1.68 (1H, m), 1.70-1.82 (2H, m), 1.83-1.92 (2H, m), 2.42-2.70 (1H, m), 2.73-2.84 (1H, m), 3.22-3.29 (2H, m), 3.50 (2H, t, J = 6.3 Hz), 3.56 (2H, t, J = 6.3 Hz), 3.80-4.11 (2H, m), 4.51 (2H, s), 7.27-7.37 (5H, m);
MS (FAB) m/z: 364 [M+H+], 308, 264.

(72b) tert−ブチル (3S)−3−[(3−ヒドロキシプロポキシ)メチル]ピペリジン−1−カルボキシラート
参考例72(72a)で製造したtert−ブチル (3S)−3−{[3−(ベンジルオキシ)プロポキシ]メチル}ピペリジン−1−カルボキシラート(4.42g,12.2mmol)のエタノール(120mL)溶液に、10%パラジウム炭素(4.42g)を加え、系内を水素雰囲気とし、室温で5時間撹拌した。反応液をセライトでろ過し、溶媒を減圧下留去した。得られた粉末をヘキサンで洗浄し、標記目的化合物(3.01g,90%)を得た。
無色固体;
Mp 79-80 ℃;
1H NMR(CDCl3, 500 MHz) δ 1.17-1.28 (1H, m), 1.39-1.49 (1H, m), 1.46 (9H, s), 1.58-1.66 (1H, m), 1.73-1.86 (4H, m), 2.62-3.04 (2H, m), 3.28-3.34 (2H, m), 3.54-3.90 (6H, m);
MS (FAB) m/z: 274 [M+H+], 218, 174.

(72c) tert−ブチル (3S)−3−[(3−{[(4−メチルフェニル)スルホニル]オキシ}プロポキシ)メチル]ピペリジン−1−カルボキシラート
氷冷下、参考例72(72b)で製造したtert−ブチル (3S)−3−[(3−ヒドロキシプロポキシ)メチル]ピペリジン−1−カルボキシラート(2.92g,10.7mmol)、トリエチルアミン(4.48mL,32.1mmol)及び4−ジメチルアミノピリジン(130mg,1.1mmol)の塩化メチレン(22mL)溶液に、p−トルエンスルホニルクロリド(3.06g,16.1mmol)を数回に分けて加えた。氷冷下で1時間攪拌後、室温まで昇温し、室温で14時間攪拌した。反応液に、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(100mL)及び水(100mL)を加え、水層を酢酸エチル(200mL)で2回抽出した。有機層を合わせて、水 (200mL)および飽和塩化ナトリウム水溶液(200mL)で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル,5:1→3:1→1:1)を用いて精製し、標記目的化合物(4.40g,収率96%)を得た。
黄色油状物;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.03-1.20 (1H, m), 1.34-1.51 (1H, m), 1.45 (9H, s), 1.56-1.77 (3H, m), 1.83-1.93 (2H, m), 2.36-2.62 (1H, m), 2.45 (3H, s), 2.76 (1H, t, J = 11.0 Hz), 3.14-3.21 (2H, m), 3.41 (2H, t, J = 5.9 Hz), 3.81-4.04 (2H, m), 4.13 (2H, t, J = 5.9 Hz), 7.35 (2H, d, J = 8.6 Hz), 7.80 (2H, d, J = 8.6 Hz);
MS (FAB) m/z: 428 [M+H+], 372, 328.

(72d) tert−ブチル (3S)−3−{[3−(1H−イミダゾール−1−イル)プロポキシ]メチル}ピペリジン−1−カルボキシラート
参考例72(72c)で製造したtert−ブチル (3S)−3−[(3−{[(4−メチルフェニル)スルホニル]オキシ}プロポキシ)メチル] ピペリジン−1−カルボキシラート(2.10g,4.92mmol)のN,N‘−ジメチルホルムアミド(9.8mL)溶液にイミダゾール(1.68g,24.6mmol)を加え、100℃で18時間撹拌した。反応液を濃縮し、得られた残渣に水(100mL)を加え、塩化メチレン(150mL)で2回抽出した。有機層を合わせて、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(塩化メチレン/メタノール,20:1)を用いて精製し、標記目的化合物(1.22g,収率77%)を得た
無色油状物;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.13-1.27 (1H, m), 1.38-1.52 (1H, m), 1.46 (9H, s), 1.60-1.69 (1H, m), 1.70-1.86 (2H, m), 1.94-2.05 (2H, m), 2.54-2.69 (1H, m), 2.75-2.86 (1H, m), 3.19-3.38 (4H, m), 3.83-4.13 (4H, m), 6.91 (1H, brs), 7.06 (1H, brs), 7.47 (1H, brs);
MS (FAB) m/z: 324 [M+H]+, 268, 224.

(72e) (3S)−3−{[3−(1H−イミダゾール−1−イル)プロポキシ]メチル}ピペリジン 2塩酸塩
参考例72(72d)で製造したtert−ブチル (3S)−3−{[3−(1H−イミダゾール−1−イル)プロポキシ]メチル}ピペリジン−1−カルボキシラート(1.21g,3.75mmol)のメタノール(3.8mL)溶液に4M塩化水素ジオキサン溶液(3.8mL)を加え、室温で2時間撹拌した。反応液を濃縮し、標記目的化合物(1.12g,収率100%)を得た。
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.19-1.31 (1H, m), 1.67-1.77 (1H, m), 1.86-2.04 (2H, m), 2.11-2.23 (2H, m), 2.26-2.37 (1H, m), 2.56-2.69 (1H, m), 2.90-3.03 (1H, m), 3.29-3.44 (4H, m), 3.53-3.66 (2H, m), 4.38-4.58 (2H, m), 7.24 (1H, s), 7.56 (1H, s), 9.49 (1H, brs), 9.71 (1H, s);
MS (FAB) m/z: 224 [M+H]+, 176.

参考例72(72c)で製造したtert−ブチル (3S)−3−[(3−{[(4−メチルフェニル)スルホニル]オキシ}プロポキシ)メチル]ピペリジン−1−カルボキシラートとテトラゾールを出発原料として用いて、参考例72(72d)と同様に反応を行い、2種の異性体を分取したのち、参考例72(72e)に準じた方法で参考例73及び参考例74の化合物を得た。

[参考例73] (3S)−3−{[3−(1H−テトラゾール−1−イル)プロポキシ]メチル}ピペリジン 塩酸塩
出発原料(アミン化合物): テトラゾール
1H NMR(DMSO-d6, 400 MHz) δ 1.25-1.38 (1H, m), 1.66-1.85 (2H, m), 1.89-2.03 (2H, m), 2.15-2.24 (2H, m), 2.69 (1H, t, J = 12.1 Hz), 2.89 (1H, t, J = 12.1 Hz), 3.23-3.38 (4H, m), 3.42-3.51 (2H, m), 4.61 (2H, t, J = 6.7 Hz), 9.19 (1H, s);
MS (FAB) m/z: 226 [M+H]+, 198, 165.

[参考例74] (3S)−3−{[3−(2H−テトラゾール−2−イル)プロポキシ]メチル}ピペリジン 塩酸塩
出発原料(アミン化合物): テトラゾール
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.26-1.41 (1H, m), 1.82-2.07 (3H, m), 2.21-2.36 (3H, m), 2.65-2.86 (2H, m), 3.25-3.52 (6H, m), 4.76 (2H, t, J = 6.7 Hz), 8.54 (1H, s), 9.67 (1H, brs);
MS (EI) m/z: 225 [M]+, 196, 142, 114, 98.

[参考例75] (3S)−3−{[2−(1−エチル−1H−テトラゾール−5−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン 塩酸塩
参考例40(40b)で製造したtert−ブチル (3S)−3−{[2−(1H−テトラゾール−5−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン−1−カルボキシラートとヨウ化エチルとを用いて、参考例40(40c)と同様に反応を行い、参考例45(45b)の方法に従って表記目的化合物を得た。
白色粉末;
Mp 108-110 ℃;
IR (KBr) νmax 2941, 2843, 2797, 2526, 2406, 1596, 1582 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.29-1.43 (1H, m), 1.63 (3H, t, J = 7.4 Hz), 1.76-2.02 (3H, m), 2.19-2.32 (1H, m), 2.65-2.86 (2H, m), 3.13 (2H, t, J = 6.6 Hz), 3.34-3.43 (3H, m), 3.46 (1H, dd, J = 9.4, 4.7 Hz), 3.81 (2H, t, J = 6.6 Hz), 4.65 (2H, t, J = 7.4 Hz), 9.37-9.62 (2H, m);
MS (FAB) m/z: 240 [M+H]+, 168, 114。

[参考例76] (3S)−3−{[2−(1−エチル−1H−テトラゾール−5−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン 塩酸塩
(76a) tert−ブチル (3S)−3−{[(3−tert−ブトキシ−3−オキソプロポキシ)メチル]ピペリジン−1−カルボキシラート
参考例40(40a)と同様の条件下に、tert−ブチル (3S)−3−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−カルボキシラートとアクリル酸tert−ブチルを用いて反応を行い、表記化合物を得た。
無色油状物 98 %;
IR (film) νmax 2977, 2931, 2860, 1732, 1695 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.13-1.26 (1H, m), 1.37-1.48 81H, m), 1.45 (9H, s), 1.58-1.67 (1H, m), 1.70-1.82 (2H, m), 2.47 (2H, t, J = 6.3 Hz), 2.50-2.69 (1H, m), 2.74-2.83 (1H, m), 3.29 (2H, d, J = 6.3 Hz), 3.64 (2H, t, J = 6.3 Hz), 3.82-4.03 (2H, m);
MS (FAB) m/z: 344 [M+H]+, 244, 232, 186。

(76b) 3−{[(3S)−1−(tert−ブトキシカルボニル)ピペリジン−3−イル]メトキシ}プロパン酸
参考例76(76a)で製造した(tert−ブチル (3S)−3−{[(3−tert−ブトキシ−3−オキソプロポキシ)メチル]ピペリジン−1−カルボキシラート(33.64g,98.0mmol)のエタノール(300mL)溶液に、水酸化リチウム・一水和物(12.3g,294mmol)の水(150mL)溶液を加え、室温で3時間撹拌した。反応後、減圧下に溶媒を留去し後、水(200mL)を加え、氷冷下に1N塩酸水溶液(294mL)を加えた。ついで酢酸エチルで3回抽出した後、有機層を合わせ、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下に溶媒を留去し、表記目的化合物を得た。
白色粉末 91 %
Mp 88-90
IR (film) νmax 3176, 2976, 2935, 2887, 2867, 1738, 1672 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.12-1.26 (1H, m), 1.35-1.51 (1H, m), 1.45 (9H, s), 1.56-1.67 (1H, m), 1.69-1.84 (2H, m), 2.51-2.70 (3H, m), 2.76-2.86 (1H, m), 3.24-3.36 (2H, m), 3.61-3.74 (2H, m), 3.78-4.07 (2H, m);
MS (FAB) m/z: 288 [M+H]+, 260, 232, 188。

(76c) tert−ブチル (3S)−3−{[(3−(エチルアミノ)−3−オキソプロポキシ)メチル]ピペリジン−1−カルボキシラート
氷冷下、参考例76(76b)で製造した3−{[(3S)−1−(tert−ブトキシカルボニル)ピペリジン−3−イル]メトキシ}プロパン酸(2.27g,7.90mmol)のテトラヒドロフラン(15.8mL)溶液に、1,1‘−カルボニルジイミダゾール(1.41g,8.69mmol)を加え、氷冷下で30分、室温で30分撹拌した。次いで30〜40%エチルアミンのメタノール溶液(1.5mL)を加え、室温で1時間撹拌した。反応後、水(50mL)を加え、酢酸エチルで3回抽出した。有機層を合わせ、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下に溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル,1:3→0:100)にて精製し、表記目的化合物を得た。
無色油状物 94 %;
IR (film) νmax 3303, 2975, 2932, 2861, 1691, 1670, 1654 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.14 (3H, t, J = 7.4 Hz), 1.19-1.29 (1H, m), 1.39-1.52 (1H, m), 1.46 (9H, s), 1.57-1.68 (1H, m), 1.73-1.85 (2H, m), 2.40-2.46 (2H, m), 2.66-2.76 (1H, m), 2.80-2.98 (1H, m), 3.25-3.35 (4H, m), 3.60-3.94 (4H, m);
MS (FAB) m/z: 315 [M+H]+, 273, 215。

(76d) tert−ブチル (3S)−3−{[2−(1−エチル−1H−テトラゾール−5−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン−1−カルボキシラート
氷冷下、参考例76(76c)で製造したtert−ブチル (3S)−3−{[(3−(エチルアミノ)−3−オキソプロポキシ)メチル]ピペリジン−1−カルボキシラート(2.83g,9.00mmol)と2,6−ルチジン(1.57mL,13.5mmol)の塩化メチレン(35mL)溶液に、塩化オキザリル(831μL,9.00mmol)の塩化メチレン(10mL)溶液を滴下し、氷冷で15分撹拌した。この溶液を、アジ化ナトリウム(878mg,13.5mmol)、塩化 2,3,5−トリフェニル−2H−テトラゾリウム(151mg,0.45mmol)の塩化メチレン(45mL)と水(90mL)の混合溶液に加え、室温で1時間撹拌した。反応後、反応液を分液し、水層を塩化メチレンで2回抽出した。有機層を合わせ、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下に溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル,1:2→1:3)にて精製し、表記目的化合物を得た。
淡褐色油状物 43 %;
IR (KBr) νmax 3499, 2977, 2933, 2861, 1688 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.03-1.16 (1H, m), 1.35-1.47 (1H, m), 1.45 (9H, m), 1.51-1.77 (3H, m), 1.56 (2H, t, J = 7.4 Hz), 2.46-2.60 (1H, m), 2.73-2.82 (1H, m), 3.12 (2H, t, J = 5.9 Hz), 3.26 (2H, d, J = 5.9 Hz), 3.73-4.05 (2H, m), 3.80 (2H, t, J = 5.9 Hz), 4.39 (2H, q, J = 7.4 Hz);
MS (FAB) m/z: 340 [M+H]+, 273, 240。

(76e) (3S)−3−{[2−(1−エチル−1H−テトラゾール−5−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン 塩酸塩
参考例76(76d)で得られたtert−ブチル (3S)−3−{[2−(1−エチル−1H−テトラゾール−5−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン−1−カルボキシラートを用いて、参考例45(45b)と同様に反応を行い、表記目的化合物を得た。
微褐色粉末 定量的;
Mp 133-136 ℃;
IR (KBr) νmax 2941, 2872, 2843, 2795, 2529, 2409, 1658 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.18-1.31 (1H, m), 1.56 (3H, t, J = 7.4 Hz), 1.61-1.82 (2H, m), 1.85-1.99 (2H, m), 2.20-2.35 (1H, m), 2.59-2.72 (1H, m), 2.74-2.87 (1H, m), 3.13 (2H, t, J = 5.9 Hz), 3.31-3.48 (4H, m), 3.80-3.92 (2H, m), 4.40 (2H, q, J = 7.4 Hz), 9.39-9.63 (2H, m);
MS (FAB) m/z: 240 [M+H]+, 212, 196, 169。

参考例76(76b)で製造した3−{[(3S)−1−(tert−ブトキシカルボニル)ピペリジン−3−イル]メトキシ}プロパン酸と各種アミン化合物を出発原料として用いて、参考例76(76c)乃至参考例76(76e)と同様に反応を行い、参考例77乃至80の化合物を得た。

[参考例77] (3S)−3−{[2−(1−プロピル−1H−テトラゾール−5−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン 塩酸塩
微黄色油状物;
IR (film) νmax 3397, 2937, 2783, 2549, 2517, 2398 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 0.99 (3H, t, J = 7.4 Hz), 1.17-1.31 (1H, m), 1.72-2.02 (5H, m), 2.20-2.34 (1H, m), 2.61-2.73 (1H, m), 2.75-2.87 (1H, m), 3.13 (2H, t, J = 6.3 Hz), 3.31-3.48 (4H, m), 3.81-3.92 (2H, m), 4.25-4.35 (2H, m), 9.32-9.63 (2H, m);
MS (FAB) m/z: 254 [M+H]+, 242, 226。

[参考例78] (3S)−3−{[2−(1−イソプロピル−1H−テトラゾール−5−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン 塩酸塩
淡黄色固体;
1H NMR(DMSO-d6, 400 MHz) δ 1.08-1.20 (1H, m), 1.49 (6H, d, J = 6.7 Hz), 1.57-1.68 (2H, m), 1.69-1.78 (1H, m), 1.92-2.04 (1H, m), 2.45-2.57 (1H, m), 2.63-2.75 (1H, m), 3.06-3.22 (4H, m), 3.24-3.38 (2H, m), 3.70-3.82 (2H, m), 4.78-4.87 (1H, m), 9.01 (1H, brs);
MS (FAB) m/z: 254 [M+H]+, 229, 185, 169.

[参考例79] (3S)−3−{[2−(1−シクロプロピル−1H−テトラゾール−5−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン 塩酸塩
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.18-1.38 (5H, m), 1.72-2.01 (4H, m), 2.23-2.35 (1H, m), 2.61-2.73 (1H, m), 2.74-2.86 (1H, m), 3.23 (2H, t, J = 6.3 Hz), 3.31-3.50 (3H, m), 3.55-3.63 (1H, m), 3.82-3.94 (2H, m), 9.52 (1H, brs) ;
MS (FAB) m/z: 252 [M+H]+, 202, 183.

[参考例80] (3S)−3−({[2−[1−(2−メトキシエチル)−1H−テトラゾール−5−イル]エトキシ]メチル}ピペリジン 塩酸塩
微黄色油状物;
IR (KBr) νmax 3396, 2944, 2555, 2405, 1726 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.19-1.34 (1H, m), 1.72-2.00 (3H, m), 2.21-2.34 (1H, m), 2.61-2.74 (1H, m), 2.75-2.88 (1H, m), 3.21 (2H, t, J = 6.3 Hz), 3.29 (3H, s), 3.31-3.48 (4H, m), 3.73-3.87 (4H, m), 4.52-4.61 (2H, m), 9,32-9.57 (2H, m);
MS (EI) m/z: 270 [M+・], 213, 173, 114。

[実施例]
[実施例1]
3−アミノ−4−{4−[4−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン−1−イル}チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド
(1a)4−{4−[4−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン−1−イル}−2−チオキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−カルボニトリル
参考例1(1b)で製造した1−[4−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン(789mg,3.05mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(6.1mL)溶液に、(2Z)−2−シアノ−3−エトキシブテ−2−エンチオアミド(J.Org.Chem.,1962,27,2433−2439)(519mg,3.05mmol)を加え、15分室温攪拌した。次いでN,N−ジメチルホルムアミド ジメチルアセタール(446μL,3.36mmol)を加え1時間攪拌したのち、80℃で30分加熱攪拌した。反応液を室温まで放冷したのち、トルエンを加え共沸(3回)し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(塩化メチレン/メタノール,10/1)により精製し、310mg(収率26%)の標記目的化合物を得た。

褐色粉末;
Mp 263-265 ℃;
IR (KBr) νmax 3444, 3121, 2953, 2205, 1615, 1521, 1467, 1250 cm-1;
1H NMR(DMSO-d6, 400 MHz) δ 1.92-2.02 (2H, m), 3.56-3.64 (2H, m), 3.71-3.85 (4H, m), 3.95-4.02 (2H, m), 4.34 (3H, s), 6.44 (1H, d, J = 7.8 Hz), 6.91 (2H, d, J = 9.0 Hz), 7.35 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.81 (2H, d, J = 9.0 Hz), 12.52 (1H, br.s);
MS (FAB) m/z: 393 [M+H]+, 257, 235;
Anal. Calcd for C19H20N8S・0.72H2O: C, 56.28; H, 5.33; N, 27.64; S, 7.91. Found: C, 55.98; H, 5.03; N, 27.40; S, 7.89。

(1b)3−アミノ−4−{4−[4−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン−1−イル}チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド
実施例1(1a)で製造した4−{4−[4−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン−1−イル}−2−チオキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−カルボニトリル(310mg,0.79mmol)をN,N−ジメチルホルムアミド(1.58mL)に溶解し、8N水酸化ナトリウム水溶液(296μL,2.37mmol)と2−クロロアセトアミド(89mg,0.95mmol)を加え、室温で1時間攪拌した。反応混合物に水(3.2mL)、エタノール(1.6mL)を加え、析出した固体を濾別、水とエタノールで洗浄し291mg(収率82%)の標記目的化合物を得た。

微褐色粉末
Mp 230-232 ℃;
IR (KBr) νmax 3443, 3322, 3185, 2953, 2842, 1651, 1614, 1579, 1465 cm-1;
1H NMR(DMSO-d6, 500 MHz) δ 2.15-2.22 (2H, m), 3.18-3.25 (2H, m), 3.29-3.37 (2H, m), 3.63 (2H, t, J = 6.3 Hz), 3.82-3.88 (2H, m), 4.37 (3H, s), 6.93 (2H, d, J = 8.8 Hz), 7.01 (2H, br.s), 7.09 (1H, d, J = 5.4 Hz), 7.10 (2H, br.s), 7.86 (2H, d, J = 8.8 Hz), 8.40 (1H, d, J = 5.4 Hz);
MS (FAB) m/z: 450 [M+H]+, 433, 273;
Anal. Calcd for C21H23N9OS・0.4H2O: C, 55.22; H, 5.25; N, 27.60; S, 7.02. Found: C, 55.42; H, 5.35; N, 27.40; S, 6.84。

(2Z)−2−シアノ−3−エトキシブタ−2−エンチオアミドと各種アミン化合物を出発原料として用いて、実施例1[(1a)及び(1b)]と同様に反応を行い、実施例2乃至38の化合物を得た。

[実施例2]
3−アミノ−4−{4−[4−(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン−1−イル}チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド
出発原料(アミン化合物):参考例2の化合物
淡褐色粉末;
Mp 137-138 ℃;
IR (KBr) νmax 3435, 3322, 3187, 2949, 2852, 1646, 1609, 1579, 1493 cm-1;
1H NMR(DMSO-d6, 500 MHz) δ 2.15-2.23 (2H, m), 3.18-3.27 (2H, m), 3.29-3.36 (2H, m), 3.66 (2H, t, J = 6.3 Hz), 3.86-3.91 (2H, m), 4.17 (3H, s), 6.98 (2H, d, J = 8.8 Hz), 6.99 (2H, br.s), 7.10 (1H, d, J = 5.4 Hz), 7.11 (2H, br.s), 7.70 (2H, d, J = 8.8 Hz), 8.41 (1H, d, J = 5.4 Hz);
MS (FAB) m/z: 450 [M+H]+, 449, 433, 329;
Anal. Calcd for C21H23N9OS・2.34H2O: C, 51.30; H, 5.67; N, 25.64; S, 6.52. Found: C, 51.19; H, 5.51; N, 25.84; S, 6.41。

[実施例3]
3−アミノ−4−{4−[4−(2−エチル−2H−テトラゾール−5−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン−1−イル}チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド
出発原料(アミン化合物):参考例3の化合物
微褐色粉末;
Mp 241-242 ℃;
IR (KBr) νmax 3444, 3322, 3185, 2953, 2844, 1652, 1614, 1580, 1465 cm-1;
1H NMR(DMSO-d6, 400 MHz) δ 1.55 (3H, t, J = 7.4 Hz), 2.13-2.22 (2H, m), 3.17-3.25 (2H, m), 3.28-3.36 (2H, m), 3.62 (2H, t, J = 6.8 Hz), 3.81-3.87 (2H, m), 4.68 (2H, q, J = 7.4 Hz), 6.90 (2H, d, J = 8.8 Hz), 6.99 (2H, br.s), 7.07 (1H, d, J = 5.1 Hz), 7.07 (2H, br.s), 7.84 (2H, d, J = 8.8 Hz), 8.38 (1H, d, J = 5.1 Hz);
MS (FAB) m/z: 464 [M+H]+, 447, 399, 338;
Anal. Calcd for C22H25N9OS・0.4H2O: C, 56.13; H, 5.52; N, 26.78; S, 6.81. Found: C, 56.18; H, 5.36; N, 26.61; S, 6.65。

[実施例4]
3−アミノ−4−(4−{4−[(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)メチル]フェニル}−1,4−ジアゼパン−1−イル)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド
出発原料(アミン化合物):参考例4の化合物
淡黄色粉末;
Mp 209-211 ℃;
IR (KBr) νmax 3444, 3330, 3176, 2951, 2838, 1651, 1578, 1520, 1366 cm-1;
1H NMR(DMSO-d6, 500 MHz) δ 2.08-2.17 (2H, m), 3.13-3.22 (2H, m), 3.23-3.32 (2H, m), 3.49-3.55 (2H, m), 3.70-3.78 (2H, m), 4.06 (2H, s), 4.30 (3H, s), 6.71 (2H, d, J = 8.8 Hz), 7.00 (2H, br.s), 7.03-7.13 (5H, m), 8.39 (1H, d, J = 5.4 Hz);
MS (FAB) m/z: 464 [M+H]+, 447, 380, 338;
Anal. Calcd for C22H25N9OS: C, 57.00; H, 5.44; N, 27.19; S, 6.92. Found: C, 56.86; H, 5.48; N, 27.08; S, 6.83。

[実施例5]
3−アミノ−4−(4−{4−[(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)メチル]フェニル}−1,4−ジアゼパン−1−イル)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド
出発原料(アミン化合物):参考例5の化合物
微黄色粉末;
Mp 194-194 ℃;
IR (KBr) νmax 3439, 3326, 3183, 2950, 2836, 16451579, 1520, 1368 cm-1;
1H NMR(DMSO-d6, 400 MHz) δ 2.07-2.17 (2H, m), 3.13-3.21 (2H, m), 3.23-3.31 (2H, m), 3.48-3.55 (2H, m), 3.71-3.77 (2H, m), 3.93 (3H, s), 4.17 (2H, s), 6.72 (2H, d, J = 8.6 Hz), 6.97 (2H, br.s), 7.01-7.11 (5H, m), 8.36 (1H, d, J = 5.5 Hz);
MS (FAB) m/z: 464 [M+H]+, 447, 380, 338;
Anal. Calcd for C22H25N9OS・0.2EtOH: C, 56.91; H, 5.59; N, 26.66; S, 6.78. Found: C, 59.66; H, 5.41; N, 26.48; S, 6.63。

[実施例6]
3−アミノ−4−{4−[4−(1−エチル−1H−テトラゾール−5−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン−1−イル}チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド
出発原料(アミン化合物):参考例6の化合物
微黄色粉末;
Mp 206-208 ℃;
IR (KBr) νmax 3442, 3324, 3179, 2941, 2839, 1647, 1610, 1579, 1486 cm-1;
1H NMR(DMSO-d6, 500 MHz) δ 1.46 (3H, t, J = 7.3 Hz), 2.16-2.24 (2H, m), 3.18-3.27 (2H, m), 3.29-3.38 (2H, m), 3.63-3.69 (2H, m), 3.85-3.92 (2H, m), 4.51 (2H, q, J = 7.3 Hz), 6.98 (2H, d, J = 9.3 Hz), 7.00 (2H, br.s), 7.10 (1H, d, J = 5.4 Hz), 7.10 (2H, br.s), 7.63 (2H, d, J = 9.3 Hz), 8.41 (1H, d, J = 5.4 Hz);
MS (FAB) m/z: 464 [M+H]+, 463, 447, 379;
Anal. Calcd for C22H25N9OS・1.1H2O: C, 54.67; H, 5.67; N, 26.08; S, 6.63. Found: C, 54.53; H, 5.52; N, 26.18; S, 6.59。

[実施例7]
3−アミノ−4−(4−{4−[2−(2−メトキシエチル)−2H−テトラゾール−5−イル]フェニル}−1,4−ジアゼパン−1−イル)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド
出発原料(アミン化合物):参考例7の化合物
淡褐色粉末;
Mp 250-252 ℃;
IR (KBr) νmax 3446, 3322, 3185, 2930, 2839, 1650, 1614, 1580, 1466 cm-1;
1H NMR(DMSO-d6, 400 MHz) δ 2.14-2.24 (2H, m), 3.16-3.38 (7H, m), 3.59-3.67 (2H, m), 3.81-3.94 (4H, m), 4.84 (2H, t, J = 5.1 Hz), 6.93 (2H, d, J = 8.6 Hz), 7.02 (2H, br.s), 7.06-7.15 (3H, m), 7.87 (2H, d, J = 8.6 Hz), 8.40 (1H, d, J = 5.4 Hz);
MS (FAB) m/z: 494 [M+H]+, 493, 450, 392;
Anal. Calcd for C23H27N9O2S・0.5H2O: C, 54.97; H, 5.62; N, 25.08; S, 6.38. Found: C, 54.94; H, 5.39; N, 25.25; S, 6.35。

[実施例8]
3−アミノ−4−(4−{4−[1−(2−メトキシエチル)−1H−テトラゾール−5−イル]フェニル}−1,4−ジアゼパン−1−イル)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド
出発原料(アミン化合物):参考例8の化合物
微黄色粉末;
Mp 207-209 ℃;
IR (KBr) νmax 3442, 3327, 3189, 2932, 2836, 1646, 1610, 1579, 1487 cm-1;
1H NMR(DMSO-d6, 500 MHz) δ 2.15-2.24 (2H, m), 3.15-3.27 (2H, m), 3.19 (3H, s), 3.28-3.37 (2H, m), 3.62-3.68 (2H, m), 3.82 (2H, t, J = 5.1 Hz), 3.85-3.91 (2H, m), 4.62 (2H, t, J = 5.1 Hz), 6.97 (2H, d, J = 9.3 Hz), 7.02 (2H, br.s), 7.09 (1H, d, J = 5.4 Hz), 7.11 (2H, br.s), 7.66 (2H, d, J = 9.3 Hz), 8.41 (1H, d, J = 5.4 Hz);
MS (FAB) m/z: 494 [M+H]+, 273, 246;
Anal. Calcd for C23H27N9O2S・0.6H2O: C, 54.77; H, 5.64; N, 24.99; S, 6.36. Found: C, 54.56; H, 5.42; N, 25.07; S, 6.28。

[実施例9]
3−アミノ−4−{4−[3−(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)フェニル]ピペラジン−1−イル}チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド
出発原料(アミン化合物):参考例9の化合物
微黄色粉末;
Mp 142-144 ℃;
IR (KBr) νmax 3436, 3328, 3214, 2835, 1648, 1582, 1493, 1376 cm-1;
1H NMR(DMSO-d6, 400 MHz) δ 2.82-4.01 (8H, m), 4.16 (3H, s), 6.96 (2H, br.s), 7.08 (1H, d, J = 5.1 Hz), 7.13 (2H, br.s), 7.19-7.24 (1H, m), 7.25-7.31 (1H, m), 7.38 (1H, s), 7.43-7.50 (1H, m), 7.46 (1H, d, J = 5.1 Hz);
MS (FAB) m/z: 436 [M+H]+, 419, 391, 341;
Anal. Calcd for C20H21N9OS・1.4H2O: C, 52.14; H, 5.21; N, 27.36; S, 6.96. Found: C, 52.12; H, 4.97; N, 27.43; S, 6.75。

[実施例10]
3−アミノ−4−{4−[4−(2−オキソピペリジン−1−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン−1−イル}チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド
出発原料(アミン化合物):参考例10の化合物
黄色粉末;
Mp 262-263 ℃;
IR (KBr) νmax 3439, 3324, 3183, 2944, 2864, 1644, 1579, 1517 cm-1;
1H NMR(DMSO-d6, 400 MHz) δ 1.75-1.88 (4H, m), 2.10-2.19 (2H, m), 2.30-2.37 (2H, m), 3.16-3.24 (2H, m), 3.25-3.33 (2H, m), 3.48-3.57 (4H, m), 3.73-3.80 (2H, m), 6.73 (2H, d, J = 9.0 Hz), 6.97 (2H, br.s), 7.01 (2H, d, J = 9.0 Hz), 7.06 (1H, d, J = 5.4 Hz), 7.07 (2H, br.s), 8.37 (1H, d, J = 5.4 Hz);
MS (FAB) m/z: 465 [M+H]+, 464, 448, 379;
Anal. Calcd for C24H28N6O2S・0.4H2O: C, 61.10; H, 6.15; N, 17.81; S, 6.80. Found: C, 61.03; H, 6.09; N, 17.94; S, 6.64。

[実施例11]
3−アミノ−4−{4−[4−(4,5−ジヒドロイソキサゾール−3−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン−1−イル}チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド
出発原料(アミン化合物):参考例11の化合物
淡黄色粉末
Mp 224-226 ℃;
IR (KBr) νmax 3444, 3329, 3168, 1656, 1605, 1575, 1524, 1365, 1201, 936, 865, 815 cm-1;
1H NMR(DMSO-d6, 400 MHz) δ 2.13-2.17 (2H, m), 3.19 (2H, brs), 3.29-3.31 (4H, m), 3.60 (2H, t, J = 6.3 Hz), 3.82 (2H, t, J = 4.7 Hz), 4.27 (2H, t, J = 9.8 Hz), 6.82 (2H, d, J = 8.6 Hz), 6.98 (2H, brs), 7.06 (1H, d, J = 5.5 Hz), 8.08 (2H, brs), 7.47 (2H, d, J = 8.6 Hz), 8.38 (1H, d, J = 5.5 Hz);
HRMS m/z calcd for C22H25O2N6S 437.1760, found 437.1747.
MS (ESI) m/z: 437 [M+H]+.
Anal. Calcd for C22H24N6O2S・0.5H2O: C, 59.31; H, 5.66; N, 18.86; S, 7.20. Found: C, 59.14; H, 5.53; N, 18.81, S, 7.19。

[実施例12]
3−アミノ−4−{4−[4−(5−メチルイソキサゾール−3−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン−1−イル}チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド
出発原料(アミン化合物):参考例12の化合物
淡黄色粉末
Mp 206-209 ℃;
IR (KBr) νmax 3443, 3326, 1650, 1609, 1499, 1439, 1367, 1201, 938, 822 cm-1;
1H NMR(DMSO-d6, 400 MHz) δ 2.14-2.19 (2H, m), 2.41 (3H, s), 3.19 (2H, brs), 3.29-3.31 (2H, m), 3.61 (2H, q, J = 5.9 Hz), 3.81-3.84 (2H, m), 6.80 (1H, s), 6.84 (2H, d, J = 8.6 Hz), 6.99 (2H, brs), 7.07 (1H, d, J = 5.5 Hz), 7.07 (2H, brs), 7.61 (2H, d, J = 8.6 Hz), 8.38 (1H, d, J = 5.5 Hz);
HRMS m/z calcd for C23H25O2N6S 449.1760, found 449.1777.
MS (FAB) m/z: 449 [M+H]+, 448, 432, 343, 248, 230, 187, 63;
Anal. Calcd for C23H24N6O2S・0.8EtOH: C, 60.87; H, 5.98; N, 17.31; S, 6.61. Found: C, 60.86; H, 5.97; N, 17.45; S, 6.35。

[実施例13]
3−アミノ−4−{4−[4−(3−メチル−1,2,4−チアジアゾール−5−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン−1−イル}チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド
出発原料(アミン化合物):参考例13の化合物
淡黄色粉末
Mp 264-265 ℃;
IR (KBr) νmax 3437, 3322, 1650, 1604, 1426, 1368, 1190, 937, 818 cm-1;
1H NMR(DMSO-d6, 500 MHz) δ 2.16-2.21 (2H, m), 2.57 (3H, s), 3.21 (2H, brs), 3.32 (2H, brs), 3.66 (2H, t, J = 6.4 Hz), 3.88 (2H, t, J = 5.4 Hz), 6.92 (2H, d, J = 8.8 Hz), 7.00 (2H, brs), 7.09 (1H, d, J = 5.4 Hz), 7.09 (2H, brs), 7.80 (2H, d, J = 8.8 Hz), 8.41 (1H, d, J = 5.4 Hz);
HRMS m/z calcd for C22H24ON7S2466.1484, found 466.1528.
MS (ESI) m/z: 466 [M+H]+;
Anal. Calcd for C22H23N7OS2・0.34H2O: C, 56.02; H, 5.06; N, 20.79; S, 13.59. Found: C, 56.01; H, 5.08; N, 20.78; S, 13.34。

[実施例14]
3−アミノ−4−{4−[4−(4,5−ジメチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン−1−イル}チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド
出発原料(アミン化合物):参考例14の化合物
黄色粉末
Mp 167-169 ℃;
IR (KBr) νmax 3444, 3328, 3160, 1653, 1610, 1579, 1496, 1367, 1183, 934, 821 cm-1;
1H NMR(DMSO-d6, 500 MHz) δ 2.18-2.20 (2H, m), 2.37 (3H, s), 3.23 (2H, brs), 3.30-3.33 (2H, m), 3.55 (3H, s), 3.63 (2H, t, J = 6.4 Hz), 3.86 (2H, t, J = 4.9 Hz), 6.91 (2H, d, J = 8.8 Hz), 7.01 (2H, brs), 7.10 (1H, d, J = 5.4 Hz), 7.10 (2H, brs), 7.47 (2H, d, J = 8.8 Hz), 8.42 (1H, d, J = 5.4 Hz);
HRMS m/z calcd for C23H27ON8S 463.2029, found 463.2055.
MS (ESI) m/z: 463 [M+H]+;
Anal. Calcd for C23H26N8OS・1.24H2O: C, 56.97; H, 5.92; N, 23.11; S, 6.61. Found: C, 57.33; H, 5.97; N, 23.14; S, 6.22。

[実施例15]
3−アミノ−4−{4−[4−(4,5−ジメチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−3−メチルフェニル]−1,4−ジアゼパン−1−イル}チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド
出発原料(アミン化合物):参考例15の化合物
淡黄色粉末
Mp 258-262 ℃;
IR (KBr) νmax 3421, 3166, 2953, 1649, 1609, 1498, 1365, 1231, 1135, 941 cm-1;
1H NMR(DMSO-d6, 400 MHz) δ 2.11 (3H, s), 2.16-2.19 (2H, m), 2.37 (3H, s), 3.23 (2H, brs), 3.29-3.32 (2H, m), 3.32 (3H, s), 3.60 (2H, t, J = 6.3 Hz), 3.82-3.84 (2H, m), 6.70 (1H, dd, J = 2.7, 9.0 Hz), 6.75 (1H, s), 6.99 (2H, brs), 7.06-7.09 (4H, m), 8.39 (1H, d, J = 5.5 Hz);
HRMS m/z calcd for C24H29ON8S 477.2185, found 477.2176.
MS (ESI) m/z: 477 [M+H]+, 460, 434;
Anal. Calcd for C24H28N8OS・0.36H2O: C, 59.67; H, 5.99; N, 23.20; S, 6.64. Found: C, 59.83; H, 5.95; N, 22.95; S, 6.45。

[実施例16]
3−アミノ−4−{4−[4−(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン−1−イル}チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド
出発原料(アミン化合物):参考例16の化合物
白色粉末
Mp 248-251 ℃;
IR (KBr) νmax 3435, 3320, 3171, 1650, 1499, 1376, 937, 823, 445 cm-1;
1H NMR(DMSO-d6, 400 MHz) δ 2.14-2.19 (2H, m), 3.23 (2H, brs), 3.29-3.31 (2H, m), 3.60 (2H, t, J = 6.3 Hz), 3.82-3.84 (2H, m), 3.82 (3H, s), 6.25 (1H, d, J = 2.0 Hz), 6.86 (2H, d, J = 8.6 Hz), 6.95 (2H, brs), 7.08 (2H, brs), 7.09 (1H, d, J = 5.1 Hz), 7.31 (2H, d, J = 8.6 Hz), 7.38 (1H, d, J = 2.0 Hz), 8.39 (1H, d, J = 5.1 Hz);
HRMS m/z calcd for C23H26ON7S 448.1919, found 448.1908.
MS (FAB) m/z: 448 [M+H]+, 447, 431, 391, 371, 341, 273, 235, 219, 186;
Anal. Calcd for C23H25N7OS・0.38H2O: C, 60.79; H, 5.71; N, 21.58; S, 7.06. Found: C, 60.70; H, 5.70; N, 21.70; S, 7.12。

[実施例17]
3−アミノ−4−{4−[4−(1,3−ジメチル−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン−1−イル}チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド
出発原料(アミン化合物):参考例17の化合物
淡褐色粉末
Mp 152-155 ℃(dec.);
IR (KBr) νmax 3439, 3325, 3181, 1650, 1610, 1489, 1369, 1196, 939, 823 cm-1;
1H NMR(DMSO-d6, 500 MHz) δ 2.19 (2H, brs), 2.23 (3H, s), 3.23 (2H, brs), 3.31-3.33 (2H, m), 3.63 (2H, t, J = 6.3 Hz), 3.87 (5H, brs), 6.91 (2H, d, J = 9.0 Hz), 7.00 (2H, brs), 7.11 (1H, d, J = 5.1 Hz), 7.11 (2H, brs), 7.58 (2H, d, J = 9.0 Hz), 8.42 (1H, d, J = 5.1 Hz);
HRMS m/z calcd for C23H27ON8S 463.2029, found 463.2053.
MS (ESI) m/z: 463 [M+H]+;
Anal. Calcd for C23H26N8OS・4.2H2O: C, 51.33; H, 6.44; N, 20.82; S, 5.96. Found: C, 51.06; H, 6.43; N, 20.54; S, 6.72。

[実施例18]
3−アミノ−4−{4−[4−(4−メチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン−1−イル}チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド
出発原料(アミン化合物):参考例18の化合物
淡黄色粉末
Mp 217-220 ℃;
IR (KBr) νmax 3439, 3323, 1646, 1611, 1488, 1368, 1199, 938, 822 cm-1;
1H NMR(DMSO-d6, 500 MHz) δ 2.16-2.20 (2H, m), 3.23 (2H, brs), 3.30-3.32 (2H, m), 3.63 (2H, t, J = 6.4 Hz), 3.72 (3H, s), 3.86 (2H, t, J = 4.9 Hz), 6.92 (2H, d, J = 8.8 Hz), 6.99 (2H, brs), 7.10 (2H, brs), 7.11 (1H, d, J = 5.4 Hz), 7.56 (2H, d, J = 8.8 Hz), 8.42 (1H, d, J = 5.4 Hz), 8.47 (1H, s);
HRMS m/z calcd for C22H25ON8S 449.1872, found 449.1874.
MS (ESI) m/z: 449 [M+H]+;
Anal. Calcd for C22H24N8OS・1.59H2O: C, 55.37; H, 5.74; N, 23.48; S, 6.72. Found: C, 55.24; H, 5.63; N, 23.29; S, 6.98。

[実施例19]
3−アミノ−4−{4−[4−(2−オキソピロリジン−1−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン−1−イル}チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド
出発原料(アミン化合物):参考例19の化合物
Mp 237-240 ℃;
IR (KBr) νmax 3436, 3325, 3193, 1649, 1578, 1517, 940, 818 cm-1;
1H NMR (DMSO-d6, 400MHz) δ 1.99-2.07 (2H, m), 2.11-2.16 (2H, m), 2.40-2.44 (2H, m), 3.16-3.32 (4H, m), 3.54 (2H, t, J = 6.3 Hz), 3.74-3.77 (4H, m), 6.75 (2H, d, J = 9.0 Hz), 6.97 (2H, brs), 7.06 (1H, d, J = 5.1 Hz), 7.07 (2H, brs), 7.39 (2H, d, J = 9.0 Hz), 8.38 (1H, d, J = 5.1 Hz);
MS (FAB) m/z: 451 [M+H]+;
Anal. Calcd for C23H26N6O2S・1.8 H2O: C, 57.20; H, 6.18; N, 17.40; S, 6.64. Found: C, 57.32; H, 5.86; N, 17.43; S, 6.50。

[実施例20]
3−アミノ−4−{4−[4−(5−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン−1−イル}チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド
出発原料(アミン化合物):参考例20の化合物
Mp 253-258 ℃ (dec);
IR (KBr) νmax 3442, 3321, 3184, 1651, 1612, 1588, 1360, 1195, 938, 824, 755 cm-1;
1H NMR (DMSO-d6, 400MHz) δ 2.16-2.21 (2H, m), 2.61 (3H, s), 3.19-3.34 (4H, m), 3.62-3.65 (2H, m), 3.85-3.87 (2H, m), 6.92 (2H, d, J = 8.6 Hz), 7.01 (2H, brs), 7.09 (1H, d, J = 5.1 Hz), 7.10 (2H, brs), 7.80 (2H, d, J = 8.6 Hz), 8.41 (1H, d, J = 5.1 Hz);
MS (FAB) m/z: 450 [M+H]+;
Anal. Calcd for C22H23N7O2S・0.6 H2O: C, 57.40; H, 5.30; N, 21.30; S, 6.97. Found: C, 57.66; H, 5.26; N, 21.21; S, 6.52。

[実施例21]
3−アミノ−4−{4−[4−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン−1−イル}チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド
出発原料(アミン化合物):参考例21の化合物
Mp 218-221 ℃;
IR (KBr) νmax 3439, 3324, 3184, 1651, 1608, 1581, 1498, 1344, 1195, 938, 823, 757 cm-1;
1H NMR (DMSO-d6, 400MHz) δ 2.16-2.22 (2H, m), 2.35 (3H, s), 3.19-3.35 (4H, m), 3.65-3.68 (2H, m), 3.88-3.91 (2H, m), 6.96 (2H, d, J = 8.6 Hz), 7.01 (2H, brs), 7.09 (1H, d, J = 5.5 Hz), 7.11 (2H, brs), 7.88 (2H, d, J = 8.6 Hz), 8.41 (1H, d, J = 5.5 Hz);
MS (FAB) m/z: 450 [M+H]+;
Anal. Calcd for C22H23N7O2S・1.2 H2O: C, 56.08; H, 5.43; N, 20.81; S, 6.81. Found: C, 56.10; H, 5.23; N, 20.78; S, 6.67。

[実施例22]
3−アミノ−4−{4−[4−(3−メチル−2−オキソイミダゾリジン−1−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン−1−イル}チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド
出発原料(アミン化合物):参考例22の化合物
Mp 250-253 ℃;
IR (KBr) νmax 3441, 3319, 3183, 1686, 1646, 1577, 1517, 940, 821 cm-1;
1H NMR (DMSO-d6, 400MHz) δ 2.11-2.17 (2H, m), 2.73 (3H, s), 3.18-3.32 (4H, m), 3.36-3.40 (2H, m), 3.52-3.55 (2H, m), 3.69-3.75 (4H, m), 6.76 (2H, d, J = 9.0 Hz), 7.00 (2H, brs), 7.08 (1H, d, J = 5.5 Hz), 7.10 (2H, brs), 7.34 (2H, d, J = 9.0 Hz), 8.39 (1H, d, J = 5.5 Hz);
MS (FAB) m/z: 466 [M+H]+;
Anal. Calcd for C23H27N7O2S・1.3 H2O: C, 56.49; H, 6.10; N, 20.05; S, 6.56. Found: C, 56.49; H, 5.95; N, 20.06; S, 6.59。

[実施例23]
3−アミノ−4−{4−[4−(3−メチル−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾール−1−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン−1−イル}チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド
出発原料(アミン化合物):参考例23の化合物
アモルファス粉末;
IR (KBr) νmax 3440, 3325, 3184, 1681, 1646, 1579, 1520, 939, 820 cm-1;
1H NMR (DMSO-d6, 400MHz) δ 2.12-2.19 (2H, m), 3.16 (3H, s), 3.15-3.23 (2H, m), 3.27-3.33 (2H, m), 3.36-3.40 (2H, m), 3.55-3.58 (2H, m), 3.77-3.79 (2H, m), 6.63 (1H, d, J = 3.1 Hz), 6.80 (1H, d, J = 3.1 Hz), 6.80 (2H, d, J = 9.0 Hz), 6.99 (2H, brs), 7.07 (1H, d, J = 5.5 Hz), 7.08 (2H, brs), 7.37 (2H, d, J = 9.0 Hz), 8.37 (1H, d, J = 5.5 Hz);
MS (FAB) m/z: 464 [M+H]+;
Anal. Calcd for C23H25N7O2S・1.6 H2O: C, 56.11; H, 5.77; N, 19.91; S, 6.51. Found: C, 56.07; H, 5.54; N, 20.04; S, 6.38。

[実施例24]
3−アミノ−4−{4−[4−(4,5−ジヒドロ−1,3−オキサゾール−2−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン−1−イル}チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド
出発原料(アミン化合物):参考例24の化合物
淡黄色粉末
Mp 165-171 ℃;
IR (KBr) νmax 3441, 3323, 3181, 2947, 1642, 1607, 1521, 1363, 1264, 1189, 1076, 942, 823 cm-1;
1H NMR(DMSO-d6, 400 MHz) δ 2.11-2.19 (2H, m), 3.13-3.22 (2H, m), 3.25-3.33 (2H, m), 3.56 (2H, t, J = 6.3 Hz), 3.81 (2H, t, J = 4.7 Hz), 3.86 (2H, t, J = 9.4 Hz), 4.29 (2H, t, J = 9.4 Hz), 6.79 (2H, d, J = 9.0 Hz), 6.97 (2H, brs), 7.05 (1H, d, J = 5.5 Hz), 7.07 (2H, brs), 7.64 (2H, d, J = 9.0 Hz), 8.37 (1H, d, J = 5.5 Hz);
MS (FAB) m/z: 437 [M+H+], 394, 380, 246, 165, 65;
Anal. Calcd for C22H24N6O2S・1.67H2O: C, 56.64; H, 5.91; N, 18.01. Found: C, 56.72; H, 5.86; N, 18.11。

[実施例25]
3−アミノ−4−{4−[3−(4,5−ジヒドロ−1,3−オキサゾール−2−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン−1−イル}チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド
出発原料(アミン化合物):参考例25の化合物
淡黄色粉末
Mp 245-249 ℃;
IR (KBr) νmax 3449, 3331, 3186, 2931, 1648, 1576, 1498, 1365, 1250, 1092, 941, 714 cm-1;
1H NMR(DMSO-d6, 500 MHz) δ 2.12-2.20 (2H, m), 3.16-3.23 (2H, m), 3.29-3.33 (2H, m), 3.58 (2H, t, J = 5.9 Hz), 3.70 (2H, t, J = 4.9 Hz), 3.93 (2H, t, J = 9.8 Hz), 4.37 (2H, t, J = 9.8 Hz), 6.96 (1H, dd, J = 2.4, 8.3 Hz), 7.00 (2H, brs), 7.07-7.11 (3H, m), 7.13 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.24 (1H, brs), 7.26 (1H, dd, J = 7.8, 8.3 Hz), 8.40 (1H, d, J = 5.4 Hz);
MS (FAB) m/z: 437 [M+H+], 420, 392, 346, 242;
Anal. Calcd for C22H24N6O2S・0.67H2O: C, 58.91; H, 5.69; N, 18.74. Found: C, 58.71; H, 5.55; N, 18.78。

[実施例26]
3−アミノ−4−{4−[4−(1,3−オキサゾール−2−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン−1−イル}チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド
出発原料(アミン化合物):参考例26の化合物
淡黄色粉末
Mp 243-250 ℃;
IR (KBr) νmax 3442, 3324, 3179, 2950, 1647, 1611, 1499, 1365, 1193, 938, 821, 739 cm-1;
1H NMR(DMSO-d6, 500 MHz) δ 2.14-2.22 (2H, m), 3.17-3.26 (2H, m), 3.28-3.36 (2H, m), 3.63 (2H, t, J = 6.3 Hz), 3.85 (2H, t, J = 4.9 Hz), 6.90 (2H, d, J = 9.3 Hz), 7.01 (2H, brs), 7.06-7.13 (3H, m), 7.25 (1H, s), 7.79 (2H, d, J = 9.3 Hz), 8.06 (1H, s), 8.41 (1H, d, J = 5.4 Hz);
MS (FAB) m/z: 435 [M+H+], 273, 242, 226, 165, 120, 63。

[実施例27]
3−アミノ−4−{4−[4−(4,5−ジヒドロ−1,3−チアゾール−2−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン−1−イル}チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド
出発原料(アミン化合物):参考例27の化合物
淡黄色粉末
Mp 212-214 ℃;
IR (KBr) νmax 3445, 3322, 3182, 2941, 2846, 1647, 1602, 1517, 1366, 1186, 1101, 938, 818 cm-1;
1H NMR(DMSO-d6, 400 MHz) δ 2.11-2.22 (2H, m), 3.14-3.22 (2H, m), 3.27-3.33 (2H, m), 3.35 (2H, t, J = 8.2 Hz), 3.61 (2H, t, J = 5.9 Hz), 3.79-3.86 (2H, m), 4.30 (2H, t, J = 8.2 Hz), 6.83 (2H, d, J = 8.6 Hz), 7.00 (2H, brs), 7.07 (1H, d, J = 5.5 Hz), 7.10 (2H, brs), 7.59 (2H, d, J = 8.6 Hz), 8.40 (1H, d, J = 5.5 Hz);
MS (453) m/z: 367 [M+H+], 242, 165, 93, 63;
Anal. Calcd for C22H24N6OS2・1.0H2O: C, 56.15; H, 5.57; N, 17.86. Found: C, 56.25; H, 5.53; N, 17.60。

[実施例28]
3−アミノ−4−{4−[4−(2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−3−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン-1-イル}チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド
出発原料(アミン化合物):参考例28の化合物
淡黄色粉末
Mp 215-218 ℃;
IR (KBr) νmax 3437, 3182, 2923, 1742, 1649, 1578, 1518, 1370, 1227, 1118, 939, 816 cm-1;
1H NMR(DMSO-d6, 500 MHz) δ 2.11-2.18 (2H, m), 3.16-3.23 (2H, m), 3.26-3.33 (2H, m), 3.55 (2H, t, J = 5.9 Hz), 3.77 (2H, t, J = 4.9 Hz), 3.99 (2H, t, J = 8.3 Hz), 4.40 (2H, t, J = 8.3 Hz), 6.80 (2H, d, J = 9.3 Hz), 7.00 (2H, brs), 7.08 (1H, d, J = 5.4 Hz), 7.10 (2H, brs), 7.34 (2H, d, J = 9.3 Hz), 8.40 (1H, d, J = 5.4 Hz);
MS (FAB) m/z: 453 [M+H+], 426, 273, 242, 226;
Anal. Calcd for C22H24N6O3S・0.80H2O: C, 56.59; H, 5.53; N, 18.00. Found: C, 56.38; H, 5.75; N, 18.20。

[実施例29]
3−アミノ−4−{4−[5−(4,5−ジヒドロ−1,3−オキサゾール−2−イル)ピリジン−2−イル]−1,4−ジアゼパン−1−イル}チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド
出発原料(アミン化合物):参考例29の化合物
淡黄色粉末
Mp 153-156 ℃;
IR (KBr) νmax 3431, 3324, 3179, 2933, 1604, 1506, 1367, 1085, 940 cm-1;
1H NMR(DMSO-d6, 500 MHz) δ 2.12-2.20 (2H, m), 3.17-3.25 (2H, m), 3.28-3.35 (2H, m), 3.73-3.80 (2H, m), 3.89 (2H, t, J = 9.3 Hz), 4.01-4.11 (2H, m), 4.34 (2H, t, J = 9.3 Hz), 6.77 (1H, d, J = 9.3 Hz), 7.01 (2H, brs), 7.07 (1H, d, J = 5.4 Hz), 7.11 (2H, brs), 7.90 (1H, dd, J = 2.4, 9.3 Hz), 8.40 (1H, d, J = 5.4 Hz), 8.54 (1H, d, J = 2.4 Hz);
MS (FAB) m/z: 438 [M+H+], 338, 273, 242;
Anal. Calcd for C21H23N7O2S・3.50H2O: C, 50.39; H, 6.04; N, 19.59. Found: C, 50.66; H, 5.79; N, 19.36。

[実施例30]
3−アミノ−4−{4−[4−(4,5−ジヒドロ−1,3−オキサゾール−2−イルメチル)フェニル]−1,4−ジアゼパン−1−イル}チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド
出発原料(アミン化合物):参考例30の化合物
淡黄色粉末
Mp 265-268 ℃;
IR (KBr) νmax 3442, 3324, 3156, 2945, 1649, 1575, 1518, 1369, 1234, 936, 807 cm-1;
1H NMR(DMSO-d6, 500 MHz) δ 2.09-2.19 (2H, m), 3.15-3.23 (2H, m), 3.25-3.33 (2H, m), 3.42 (2H, s), 3.53 (2H, t, J = 5.9 Hz), 3.70 (2H, t, J = 9.3 Hz), 3.73-3.80 (2H, m), 4.50 (2H, t, J = 9.3 Hz), 6.71 (2H, d, J = 8.8 Hz), 7.01 (2H, brs), 7.04-7.13 (5H, m), 8.40 (1H, d, J = 5.4 Hz);
MS (FAB) m/z: 451 [M+H+], 434, 406, 380, 242, 226, 165;
Anal. Calcd for C23H26N6O2S・0.40H2O: C, 61.31; H, 5.82; N, 18.65. Found: C, 60.34; H, 5.77; N, 18.43。

[実施例31]
3−アミノ−4−{4−[4−(1−メチル−1H−イミダゾール−2−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン−1−イル}チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド
出発原料(アミン化合物):参考例31の化合物
淡黄色粉末
Mp 140-143 ℃;
IR (KBr) νmax 3440, 3323, 3178, 2947, 1649, 1611, 1507, 1368, 1196, 938, 821 cm-1;
1H NMR(DMSO-d6, 400 MHz) δ 2.13-2.21 (2H, m), 3.17-3.26 (2H, m), 3.26-3.33 (2H, m), 3.60 (2H, t, J = 5.9 Hz), 3.70 (3H, s), 3.79-3.85 (2H, m), 6.81-6.88 (3H, m), 6.97 (2H, brs), 7.04-7.14 (4H, m), 7.47 (2H, d, J = 9.0 Hz), 8.39 (1H, d, J = 5.1 Hz);
MS (FAB) m/z: 448 [M+], 273, 246, 165, 93, 65;
Anal. Calcd for C23H25N7OS・H2O: C, 59.33; H, 5.85; N, 21.06. Found: C, 59.39; H, 5.76; N, 21.15。

[実施例32]
3−アミノ−4−{4−[4−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン−1−イル}チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド
出発原料(アミン化合物):参考例32の化合物
淡黄色粉末
Mp 250-253 ℃;
IR (KBr) νmax 3440, 3324, 3184, 2932, 1645, 1612, 1504, 1366, 1194, 938, 821 cm-1;
1H NMR(DMSO-d6, 500 MHz) δ 2.15-2.22 (2H, m), 2.53 (3H, m), 3.17-3.24 (2H, m), 3.28-3.35 (2H, m), 3.65 (2H, t, J = 6.4 Hz), 3.34-3.39 (2H, m), 6.94 (2H, d, J = 8.8 Hz), 7.01 (2H, brs), 7.09 (1H, d, J = 5.4 Hz), 7.10 (2H, brs), 7.76 (2H, d, J = 8.8 Hz), 8.41 (1H, d, J = 5.4 Hz);
MS (FAB) m/z: 450 [M+], 433, 399, 379, 273, 246, 182;
Anal. Calcd for C22H23N7O2S・0.80H2O: C, 56.95; H, 5.34; N, 21.13. Found: C, 56.96; H, 5.21; N, 21.17。

[実施例33]
3−アミノ−4−{4−[4−(1H−イミダゾール−2−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン−1−イル}チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド
(33a) 3−アミノ−4−{4−[4−(1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−イミダゾール−2−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン-1-イル}チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド
出発原料(アミン化合物):参考例33の化合物
黄色泡状物質;
IR (KBr) νmax 3440, 3323, 3177, 2950, 1611, 1504, 1369, 1249, 1079, 939, 836, 730 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ -0.01 (9H, s), 0.94 (2H, t, J = 8.2 Hz), 2.19-2.27 (2H, m), 3.22-3.33 (2H, m), 3.34-3.43 (2H, m), 3.59 (2H, t, J = 8.2 Hz), 3.67 (2H, t, J = 5.9 Hz), 3.78-3.84 (2H, m), 5.27 (4H, s), 6.78 (2H, d, J = 9.0 Hz), 6.92 (1H, d, J = 5.1 Hz), 6.98-7.06 (3H, m), 7.09 (1H, brs), 7.68 (2H, d, J = 9.0 Hz), 8.44 (1H, d, J = 5.1 Hz);
MS (FAB) m/z: 564 [M+], 316, 273, 258, 244, 226, 212, 186, 165, 73, 63。

(33b)3−アミノ−4−{4−[4−(1H−イミダゾール−2−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン−1−イル}チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド
(33a)で製造した3−アミノ−4−{4−[4−(1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−イミダゾール−2−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン-1-イル}チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド(279mg、496μmol)にトリフルオロ酢酸(7mL)を加え、室温で2時間撹拌した。反応液に水(30mL)を加え、炭酸カリウムで液性を塩基性とし、塩化メチレン/2−プロパノール((4:1)、50mL)で3回抽出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後,溶媒を減圧下留去した。得られた残渣をエタノール/水(1:1)で粉末化し、標記目的化合物(174mg、収率81%)を得た。

淡黄色粉末
Mp 270-275 ℃;
IR (KBr) νmax 3324, 1578, 1515, 1367, 1201, 1096, 939, 820, 733 cm-1;
1H NMR(DMSO-d6, 400 MHz) δ 2.13-2.21 (2H, m), 3.16-3.24 (2H, m), 3.27-3.35 (2H, m), 3.50 (2H, t, J = 6.3 Hz), 3.78-3.84 (2H, m), 6.82 (2H, d, J = 9.0 Hz), 6.91-7.14 (7H, m), 7.73 (2H, d, J = 9.0 Hz), 8.38 (1H, d, J = 5.1 Hz), 12.07 (1H, brs);
MS (FAB) m/z: 434 [M+], 273, 257, 242, 219, 165, 120, 63;
Anal. Calcd for C22H23N7OS・1.50H2O: C, 57.37; H, 5.69; N, 21.29. Found: C, 57.37; H, 5.44; N, 20.93。

[実施例34]
3−アミノ−4−{4−[4−(4−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン-1-イル}チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド
出発原料(アミン化合物):参考例34の化合物
淡黄色粉末
Mp 242-246 ℃;
IR (KBr) νmax 3441, 3323, 3177, 2948, 1766, 1607, 1453, 1369, 1196, 939, 761 cm-1;
1H NMR(DMSO-d6, 500 MHz) δ 2.14-2.23 (2H, m), 3.18-3.25 (2H, m), 3.25 (3H, s), 3.28-3.35 (2H, m), 3.65 (2H, t, J = 5.9 Hz), 3.88 (2H, t, J = 4.9 Hz), 6.95 (2H, d, J = 8.8 Hz), 6.99 (2H, brs), 7.10 (1H, d, J = 5.4 Hz), 7.11 (2H, brs), 7.54 (2H, d, J = 8.8 Hz), 8.41 (1H, d, J = 5.4 Hz);
MS (FAB) m/z: 466 [M+H+], 449, 391, 371, 341, 273, 219, 165, 55;
Anal. Calcd for C22H23N7O3S・0.75H2O: C, 55.16; H, 5.16; N, 20.47. Found: C, 54.99; H, 5.27; N, 20.52。

[実施例35]
3−アミノ−4−{4−[4−(1,2−ジメチル−1H−イミダゾール−4−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン−1−イル}チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド
出発原料(アミン化合物):参考例35の化合物
黄色粉末
Mp 255-258 ℃;
IR (KBr) νmax 3445, 3323, 3188, 2942, 1649, 1574, 1510, 1366, 1347, 1208, 940, 822 cm-1;
1H NMR(DMSO-d6, 400 MHz) δ 2.11-2.20 (2H, m), 2.29 (3H, m), 3.16-3.25 (2H, m), 3.28-3.35 (2H, m), 3.49-3.59 (5H, m), 3.74-3.80 (2H, m), 6.75 (2H, d, J = 7.8 Hz), 7.02 (2H, brs), 7.06-7.14 (3H, m), 7.23 (1H, s), 7.50 (2H, d, J = 7.8 Hz), 8.40 (1H, d, J = 5.1 Hz);
MS (FAB) m/z: 462 [M+], 257, 242, 165, 93, 65;
Anal. Calcd for C24H27N7OS・1.50H2O: C, 59.00; H, 6.19; N, 20.07. Found: C, 59.04; H, 6.26; N, 19.95。

[実施例36]
3−アミノ−4−(3−{[2−(3−メチル−2,5−ジオキソイミダゾリジン−1−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド
出発原料(アミン化合物):参考例36の化合物
黄色泡状物質;
IR (KBr) νmax3438, 3329, 2931, 1711, 1648, 1579, 1500, 1373, 1121, 756 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 500 MHz) δ 1.07-1.19 (1H, m), 1.69-1.96 (3H, m), 2.01-2.13 (1H, m), 2.40-2.49 (1H, m), 2.53-2.62 (1H, m), 2.95 (3H, brs), 3.37-3.48 (3H, m), 3.57-3.84 (5H, m), 3.85 (2H, brs), 5.28 (2H, brs), 6.91 (1H, d, J = 5.4 Hz), 6.99 (2H, brs), 8.47 (1H, d, J = 5.4 Hz);
MS (FAB) m/z: 447 [M+H+], 259, 242, 165, 93, 65;
Anal. Calcd for C20H26N6O4S・1.30H2O: C, 51.12; H, 6.13; N, 17.88. Found: C, 51.50; H, 6.32; N, 17.30。

[実施例37]
3−アミノ−4−(3−{[2−(3−メチル−2−オキソイミダゾリジン−1−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド
出発原料(アミン化合物):参考例37の化合物
淡黄色泡状物質;
IR (KBr) νmax3439, 3322, 2930, 1692, 1649, 1579, 1500, 1447, 1370, 1251, 1121, 760 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.04-1.20 (1H, m), 1.69-1.95 (3H, m), 2.01-2.16 (1H, m), 2.34-2.45 (1H, m), 2.57-2.68 (1H, m), 2.73 (3H, brs), 3.12-3.60 (12H, m), 5.28 (2H, brs), 6.87 (1H, d, J = 5.4 Hz), 6.98 (2H, brs), 8.44 (1H, d, J = 5.4 Hz);
MS (FAB) m/z: 433 [M+], 416, 388, 341, 270, 244, 219, 202;
Anal. Calcd for C20H28N6O3S・0.50H2O: C, 54.40; H, 6.62; N, 19.03; S, 7.26. Found: C, 54.71; H, 6.69; N, 18.45, S, 6.51。

[実施例38]
3−アミノ−4−((3S)−3−{[(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)メトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド
出発原料(アミン化合物):参考例38の化合物
淡黄色泡状物質;
IR (KBr) νmax3439, 3326, 3185, 2932, 1650, 1580, 1501, 1442, 1370, 1248, 1102, 960 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.07-1.23 (1H, m), 1.68-1.98 (3H, m), 2.08-2.24 (1H, m), 2.38-2.67 (2H, m), 2.55 (3H, s), 3.32-3.61 (4H, m), 4.65 (2H, s), 5.29 (2H, brs), 6.88 (1H, d, J = 5.5 Hz), 6.99 (2H, brs), 8.47 (1H, d, J = 5.5 Hz);
MS (FAB) m/z: 403 [M+H+], 273, 246, 182, 165;
Anal. Calcd for C18H22N6O3S・0.67H2O: C, 52.16; H, 5.67; N, 20.28; S, 7.74. Found: C, 52.17; H, 5.74; N, 20.27, S, 7.62。

[実施例39]
3−アミノ−4−((3S)−3−{[(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)メトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド
(39a)4−((3S)−3−{[(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)メトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)−2−チオキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−カルボニトリル
参考例39(39b)で製造した(3S)−3−{[(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)メトキシ]メチル}ピペリジン(570mg,2.07mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(5.40mL)溶液に、(2Z)−2−シアノ−3−エトキシブテ−2−エンチオアミド(J.Org.Chem.,(1962),27,2433−2439)(413mg,2.43mmol)を加え、30分室温攪拌した。次いでN,N−ジメチルホルムアミド ジメチルアセタール(360μL,2.70mmol)を加え1時間室温攪拌したのち、70℃で1時間加熱攪拌した。
反応液を濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/メタノール,30:1)を用いて精製し、標記目的化合物(85mg、収率10%)を得た。

淡黄色粉末
Mp 142-144 ℃;
IR (KBr) νmax3112, 2948, 2212, 1622, 1552, 1517, 1309, 1251, 1117, 793 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 500 MHz) δ 1.39-1.49 (1H, m), 1.67-1.79 (1H, m), 1.84-1.94 (2H, m), 2.06-2.15 (1H, m), 2.43 (3H, S), 3.14 (1H, dd, J = 10.2, 13.2 Hz), 3.30-3.38 (1H, m), 3.50 (1H, brt, J = 9.3 Hz), 3.59 (1H, dd, J = 4.9, 9.3 Hz), 4.05-4.17 (2H, m), 4.70 (2H, d, J = 4.9 Hz), 6.30 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.28 (1H, d, J = 7.8 Hz), 11.76 (1H, brs);
MS (FAB) m/z: 346 [M+H]+, 273, 248, 219, 165。

(39b)3−アミノ−4−((3S)−3−{[(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)メトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド
実施例39(39a)で製造した4−((3S)−3−{[(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)メトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)−2−チオキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−カルボニトリル(73mg,212μmol)をN,N−ジメチルホルムアミド(0.4mL)に溶解し、8N水酸化ナトリウム水溶液(96μL)と2−クロロアセトアミド(24mg,254μmol)を加え、室温で6時間攪拌した。反応混合物に水(2mL)を加え、酢酸エチルで3回抽出した。有機層を合せ、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル)を用いて精製し、標記目的化合物(60mg、70%)を得た。

淡黄色粉末
Mp 134-136 ℃;
IR (KBr) νmax3434, 3323, 3164, 2933, 1651, 1580, 1499, 1247, 1122 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.13-1.26 (1H, m), 1.72-1.99 (3H, m), 2.12-2.25 (1H, m), 2.42 (3H, brs), 2.45-2.65 (2H, m), 3.39-3.62 (4H, m), 4.70 (2H, s), 5.28 (2H, brs), 6.90 (1H, d, J = 5.4 Hz), 6.99 (2H, brs), 8.47 (1H, d, J = 5.4 Hz);
MS (FAB) m/z: 403 [M+H+], 386, 272, 258, 242, 165;
Anal. Calcd for C18H22N6O3S・0.20H2O: C, 53.24; H, 5.56; N, 20.70; S, 7.90. Found: C, 53.34; H, 5.67; N, 20.52, S, 7.92。

[実施例40]
3−アミノ−4−((3S)−3−{[2−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド
(40a)4−((3S)−3−{[2−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)−2−チオキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−カルボニトリル
参考例40(40d)で製造した(3S)−3−{[2−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン(221mg,0.98mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(1mL)溶液に、(2Z)−2−シアノ−3−エトキシブテ−2−エンチオアミド(J.Org.Chem.,(1962),27,2433−2439)(167mg,0.98mmol)を加え、15分室温攪拌した。次いでN,N−ジメチルホルムアミド ジメチルアセタール(130μL,0.98mmol)を加え1時間攪拌したのち、80℃で30分加熱攪拌した。反応液を濃縮し、分取薄層クロマトグラフィー(塩化メチレン/メタノール=30:1)にて精製し、91mg(収率26%)の標記目的化合物を得た。

白色粉末
Mp 122-125 ℃
IR (KBr) νmax3120, 2931, 2206, 1622, 1540, 1304, 1250, 1165, 1114, 779, 601, 437 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 500 MHz) δ 1.37-2.00 (5H, m), 3.04 (1H, dd, J = 9.8, 13.7 Hz), 3.15 (2H, t, J = 6.8 Hz), 3.33-3.35 (2H, m), 3.44 (1H, dd, J = 4.4, 9.3 Hz), 3.78-3.89 (2H, m), 3.89 (1H, d, J = 11.7 Hz), 4.14 (1H, d, J = 14.2 Hz), 4.32 (3H, s), 6.34 (1H, d, J = 6.8 Hz), 7.81-8.85 (1H, m);
MS (FAB) m/z: 360 [M+H]+, 273, 257, 242, 226, 219, 189, 180, 165, 120, 65。

(40b)3−アミノ−4−((3S)−3−{[2−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド
実施例40(40a)で製造した4−((3S)−3−{[2−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)−2−チオキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−カルボニトリル(78mg、0.22mmol)をN,N−ジメチルホルムアミド(0.4mL)に溶解し、8N水酸化ナトリウム水溶液(94μL,0.75mmol)と2−クロロアセトアミド(25mg,0.26mmol)を加え、室温で1時間攪拌した。反応液に水(2mL)を加え、塩化メチレン/2−プロパノール混合溶媒(4:1)にて2回抽出した。無水硫酸ナトリウムで乾燥後,溶媒を減圧下留去し、得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル)を用いて精製し、標記目的化合物(66mg,収率71%)を得た。

淡黄泡状物質;
IR (KBr) νmax3440, 3329, 2931, 1650, 1580, 1501, 1371, 1248, 1120, 960, 825, 739, 477 cm-1;
1H NMR(DMSO-d6, 500 MHz) δ 1.09-1.10 (1H, m), 1.73-1.78 (2H, m), 2.08-2.10 (2H,m), 3.05 (2H, t, J = 6.4 Hz), 3.24-3.38 (6H, m), 3.71-3.79 (2H, m), 4.25 (3H, s), 6.92 (2H, brs), 6.99 (1H, d, J = 5.4 Hz), 7.10 (2H, brs), 8.44 (1H, d, J = 5.4 Hz);
HRMS m/z calcd for C18H25O2N8S 417.1821, found 417.1817.
MS (FAB) m/z: 417 [M+H]+, 400, 372, 343, 270, 258, 202, 165, 63, 39, 31;
Anal. Calcd for C18H24N8O2S・0.66H2O: C, 50.45; H, 5.96; N, 26.15; S, 7.48. Found: C, 50.54; H, 5.77; N, 25.89; S, 7.74。

(2Z)−2−シアノ−3−エトキシブタ−2−エンチオアミドと各種アミン化合物を出発原料として用いて、実施例39乃至40と同様に反応を行い、実施例41乃至44の化合物を得た。

[実施例41]
3−アミノ−4−(3−{〔3−(2−オキソ−1,3−オキサゾリン−3−イル)プロポキシ〕メチル}ピペリジン−1−イル)チエノ〔2,3−b〕ピリジン−2−カルボキサミド
出発原料(アミン化合物):参考例41の化合物
黄色アモルファス
IR (KBr) νmax3439, 3326, 3186, 2929, 2857, 1746, 1648, 1579, 1500, 1371 cm-1;
1H NMR (CDCl3, 500MHz) δ 1.08-1.19 (1H, m), 1.74-1.86 (3H, m), 1.86-1.94 (2H, br), 2.06-2.15 (1H, br), 2.45 (1H, t, J = 11.0 Hz), 2.62 (1H, t, J = 11.5 Hz), 3.25-3.39 (4H, m), 3.40-3.60 (6H, m), 4.25-4.33 (2H, m), 5.31 (2H, brs), 6.92 (1H, d, J = 5.0 Hz), 7.01 (2H, brs), 8.47 (1H, d, J = 5.0 Hz);
MS (FAB) m/z: 434 [M+H]+;
Anal.calcd for C20H27N5O4S・1/2H2O : C,54.28; H,6.38; N,15.83; S, 7.25. Found C,54.06; H,6.21; N,15.59; S,7.17。

[実施例42]
3−アミノ−4−(3−{〔2−(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)エトキシ〕メチル}ピペリジン−1−イル)チエノ〔2,3−b〕ピリジン−2−カルボキサミド
出発原料(アミン化合物):参考例42の化合物
淡褐色の固体
Mp 195-196 ℃;
IR (KBr) νmax 3446, 3329, 3176, 2936, 1652, 1600, 1579, 1501, 1369, 1345 cm-1;
1H NMR (CDCl3, 500MHz) δ 0.98-1.08 (1H, m), 1.72-1.84 (2H, m), 1.87-1.94 (1H, m), 2.03-2.11 (1H, m), 2.28 (1H, t, J = 11.2 Hz), 2.64 (1H, t, J = 11.2 Hz), 3.12 (2H, t, J = 6.1 Hz), 3.23 (1H, t, J = 8.8 Hz), 3.34-3.41 (2H, m), 3.44 (1H, d, J = 10.3 Hz), 3.75-3.84 (2H, m), 4.01 (3H, s), 5.33 (2H, brs), 6.86 (1H, d, J = 5.4 Hz), 6.96 (2H, brs), 8.48 (1H, d, J = 5.4 Hz);
MS (FAB) m/z: 417 [M+H]+;
Anal.calcd for C18H24N8O2S・1/2H2O : C,50.81; H,5.92; N,26.33; S, 7.54. Found C,50.83; H,5.70; N,26.06; S,7.51。

[実施例43]
3−アミノ−4−(3−{〔(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)メトキシ〕メチル}ピペリジン−1−イル)チエノ〔2,3−b〕ピリジン−2−カルボキサミド
出発原料(アミン化合物):参考例43の化合物
淡黄色の固体
Mp 165-166 ℃;
IR (KBr) νmax3433, 3322, 3176, 2928, 1651, 1579, 1556, 1501, 1371, 1346 cm-1;
1H NMR (CDCl3, 500MHz) δ 1.10-1.23 (1H, m), 1.72-1.95 (3H, m), 2.11-2.21 (1H, br), 2.48 (1H, t, J = 9.8 Hz), 2.58 (1H, t, J = 9.8 Hz), 3.38-3.59 (4H, m), 4.35 (3H, brs), 4.76 (2H, s), 5.28 (2H, b s), 6.88 (1H, d, J = 5.4 Hz), 6.98 (2H, brs), 8.46 (1H, d, J = 5.4 Hz);
MS (FAB) m/z: 403 [M+H]+;
Anal.calcd for C17H22N8O2S・4/5H2O : C,48.98; H,5.71; N,26.88; S, 7.69. Found C, 48.97; H,5.35; N,26.84; S,7.74。

[実施例44]
3−アミノ−4−(3−{〔(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)メトキシ〕メチル}ピペリジン−1−イル)チエノ〔2,3−b〕ピリジン−2−カルボキサミド
出発原料(アミン化合物):参考例44の化合物
淡黄色の固体
Mp 215-216 ℃;
IR (KBr) νmax3440, 3311, 3161, 2936, 1648, 1582, 1556, 1502, 1370, 1348 cm-1;
1H NMR (CDCl3, 500MHz) δ 1.06-1.17 (1H, m), 1.74-1.96 (3H, m), 2.11-2.20 (1H, m), 2.38 (1H, t, J = 11.2 Hz), 2.64 (1H, t, J = 11.2 Hz), 3.35-3.55 (4H, m), 4.11 (3H, brs), 4.84 (2H, s), 5.31 (2H, brs), 6.87 (1H, d, J = 5.3 Hz), 6.96 (2H, brs), 8.47 (1H, d, J = 5.3 Hz);
MS (FAB) m/z: 403 [M+H]+;
Anal.calcd for C17H22N8O2S: C, 50.73; H, 5.51; N, 27.84; S, 7.97. Found C, 50.65; H, 5.52; N, 27.86; S, 7.94。

[実施例45]
3−アミノ−4−{(3S)−3−[(シクロプロピルメトキシ)メチル]ピペリジン−1−イル}−6−メチルチエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド
(45a) (1−エトキシエチリデン)マロノニトリル
マロノニトリル(4.41g、66.8mmol)、オルト酢酸トリエチル(14.7mL、80.2mmol)及び酢酸(1mL)を混合し、80℃で1時間撹拌した。反応液を室温に冷却し、生成した粉末をろ取し、標記目的化合物(7.14g,収率79%)を得た。
白色粉末
1H NMR(DMSO-d6, 400 MHz) δ 1.32 (3H, t, J = 7.0 Hz), 2.45 (3H, s), 4.42 (2H, q, J = 7.0 Hz)。

(45b)(1−{(3S)−3−[(シクロプロピルメトキシ)メチル]ピペリジン−1−イル}エチリデン)マロノニトリル
参考例45(45b)で製造した(3S)−3−[(シクロプロピルメトキシ)メチル]ピペリジン 塩酸塩(1.69g,8.22mmol)及び実施例45(45a)で製造した(1−エトキシエチリデン)マロノニトリル(1.06g、7.81mmol)のメタノール(20mL)溶液にトリエチルアミン(1.15mL、8.22mmol)を加え24時間室温で撹拌した。反応液を濃縮し、得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル,1:1)を用いて精製し,標記目的化合物(1.52g,収率71%)を得た。

淡黄色液体
IR (film) νmax3006, 2936, 2862, 2218, 1581, 1451, 1449, 1381, 1287, 1085, 1019, 616 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 0.19-0.21 (2H, m), 0.53-0.57 (2H, m), 1.01-1.03 (1H, m), 1.45-1.50 (1H, m), 1.66-1.69 (1H, m), 1.87-1.89 (2H, m), 1.97-2.01 (1H, m), 2.31 (3H, s), 3.19-3.41 (6H, m), 4.04-4.13 (2H, m);
MS (FAB) m/z: 260 [M+H+], 200, 174, 120, 55。

(45c)[(2E)−1−{(3S)−3−[(シクロプロピルメトキシ)メチル]ピペリジン−1−イル}−3−(ジメチルアミノ)ブタ−2−エン−1−リデン]マロノニトリル
実施例45(45b)で製造した(1−{(3S)−3−[(シクロプロピルメトキシ)メチル]ピペリジン−1−イル}エチリデン)マロノニトリル(1.99g,7.7mmol)のキシレン(15mL)溶液にN,N−ジメチルアセトアミド ジメチルアセタール(15mL)を加え2時間加熱還流した。反応液を濃縮し、反応液に酢酸エチル(50mL)を加え、水(50mL)にて2回洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後,溶媒を減圧下留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル=1:1)を用いて精製し,標記目的化合物(2.52g,収率99%)を得た。

黄色液体
IR (film) νmax3004, 2931, 2858, 2195, 2174, 1564, 1506, 1441, 1373, 1339, 1264, 1094, 1026, 764, 552 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 0.19 (2H, q, J = 5.9 Hz), 0.50-0.54 (2H, m), 1.00-1.04 (1H, m), 1.31-1.36 (1H, m), 1.58-1.94 (4H, m), 2.22 (3H, s), 2.92-3.00 (2H, m), 3.01 (6H, s), 3.24 (2H, d, J = 6.7 Hz), 3.30-3.37 (2H, m), 3.91-3.97 (2H, m), 4.38 (1H, s);
MS (FAB) m/z: 329 [M+], 263, 242, 200, 180, 65。

(45d)2−クロロ−4−{(3S)−3−[(シクロプロピルメトキシ)メチル]ピペリジン−1−イル}−6−メチルニコチノニトリル
実施例45(45c)で製造した[(2E)−1−{(3S)−3−[(シクロプロピルメトキシ)メチル]ピペリジン−1−イル}−3−(ジメチルアミノ)ブタ−2−エン−1−リデン]マロノニトリル(2.52g,7.7mmol)のメタノール(20mL)溶液に0℃にて塩化オキサリル(1.1mL,15.3mmol)を加え10分加熱還流した。反応液を濃縮し、得られた残渣に炭酸水素ナトリウム水溶液(50mL)を加え、酢酸エチル(20mL)で2回抽出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後,溶媒を減圧下留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル=5:1)を用いて精製し,標記目的化合物(0.48g,収率20%)を得た。

淡黄色液体
IR (film) νmax3004, 2856, 2217, 1589, 1511, 1448, 1373, 1322, 1214, 1108, 1056, 897, 594 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 0.21 (2H, q, J = 5.1 Hz), 0.51-0.56 (2H, m), 1.02-1.08 (1H, m), 1.32-1.38 (1H, m), 1.71-1.86 (3H, m), 2.02-2.07 (1H, m), 2.44 (3H, s), 2.95 (1H, dd, J = 9.8, 12.9 Hz), 3.15 (1H, dt, J = 2.7, 10.6 Hz), 3.27 (2H, dd, J = 3.5, 6.6 Hz), 3.35-3.42 (2H, m), 3.88-3.93 (2H, m), 6.56 (1H, s);
MS (FAB) m/z: 319 [M+H+], 316, 234, 230, 194, 55, 41, 29。

(45e)4−{(3S)−3−[(シクロプロピルメトキシ)メチル]ピペリジン−1−イル}−6−メチル−2−チオキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−カルボニトリル
実施例45(45d)で製造した2−クロロ−4−{(3S)−3−[(シクロプロピルメトキシ)メチル]ピペリジン−1−イル}−6−メチルニコチノニトリル(478mg,1.5mmol)、チオ尿素(227mg,3.0mmol)及び4M塩化水素−1,4−ジオキサン溶液(1滴)のエタノール(10mL)溶液を5時間加熱還流した。
反応液を濃縮し、1M水酸化ナトリム水溶液(5mL)及び酢酸エチル(5mL)を加えた。分離した水相に1M塩化水素水溶液(10mL)を加え、生成した結晶をろ過し、標記目的化合物(265mg,収率56%)を得た。

白色粉末
Mp 159-162 ℃;
IR (KBr) νmax3117, 2939, 2205, 1625, 1555, 1509, 1375, 1305, 1213, 1186, 1118, 1087, 933, 827, 633, 474 cm-1;
1H NMR(DMSO-d6, 400 MHz) δ 0.16 (2H, q, J = 4.7 Hz), 0.42-0.47 (2H, m), 0.93-1.03 (1H, m), 1.28-1.36 (1H, m), 1.52-1.56 (1H, m), 1.72-1.85 (3H, m), 2.22 (3H, s), 3.04 (1H, dd, J = 9.8, 12.4 Hz), 3.17-3.33 (5H, m), 3.93 (2H, t, J = 18.0 Hz), 6.35 (1H, s);
MS (FAB) m/z: 318 [M+H+], 332, 200, 180, 120, 63。

(45f)3−アミノ−4−{(3S)−3−[(シクロプロピルメトキシ)メチル]ピペリジン−1−イル}−6−メチルチエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド
実施例45(45e)で製造した4−{(3S)−3−[(シクロプロピルメトキシ)メチル]ピペリジン−1−イル}−6−メチル−2−チオキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−カルボニトリルを用いて実施例1(1b)と同様に反応を行い、標記目的化合物を得た。
白色粉末
Mp 181-183 ℃;
IR (KBr) νmax3426, 3319, 3161, 2930, 2853, 1655, 1583, 1490, 1366, 1092, 475 cm-1;
1H NMR(DMSO-d6, 400 MHz) δ 0.14 (2H, q, J = 4.7 Hz), 0.41-0.45 (2H, m), 0.92-1.00 (2H, m), 1.78 (3H, brs), 2.11 (1H, brs), 2.33-2.60 (5H, m), 3.22 (2H, d, J = 7.0 Hz), 3.29-3.34 (4H, m), 6.90 (3H, brs), 7.01 (2H, brs);
HRMS m/z calcd for C19H27O2N4S 375.1855, found 375.1867.
MS (FAB) m/z: 375 [M+H]+, 374, 358, 272, 258, 216, 190, 55, 41, 39, 29;
Anal. Calcd for C19H26N4O2S・0.50H2O: C, 59.51; H, 7.10; N, 14.61; S, 8.36. Found: C, 59.78; H, 7.00; N, 14.79; S, 8.06。

[実施例46]
3−アミノ−4−{(3S)−3−[(シクロプロピルメトキシ)メチル]ピペリジン−1−イル}チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド
(46a)2−クロロ−4−{(3S)−3−[(シクロプロピルメトキシ)メチル]ピペリジン−1−イル}ニコチノニトリル
実施例45(45b)で製造した(1−{(3S)−3−[(シクロプロピルメトキシ)メチル]ピペリジン−1−イル}エチリデン)マロノニトリルとN,N,−ジメチルホルムアミド ジメチルアセタールを用いて実施例45(45c)及び実施例45(45d)と同様に反応を行い、標記目的化合物を得た。
黄色液体
IR (film) νmax3005, 2934, 2857, 2218, 1581, 1517, 1463, 1361, 1257, 1085, 1002, 960, 826 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 0.21 (2H, q, J = 5.5 Hz), 0.53 (2H, q, J = 7.0 Hz), 1.00-1.08 (1H, m), 1.32-1.40 (1H, m), 1.67-1.76 (1H, m), 1.83-1.90 (2H, m), 2.00-2.05 (1H, m), 3.02 (1H, dd, J = 9.8, 12.9 Hz), 3.18-3.23 (2H, m), 3.27 (1H, dd, J = 6.7, 9.8 Hz), 3.33 (1H, dd, J = 7.8, 17.6 Hz), 3.41 (1H, dd, J = 5.1, 9.4 Hz), 3.93-3.99 (2H, m), 6.72 (1H, d, J = 6.3 Hz), 8.08 (1H, d, J = 6.3 Hz);
MS (FAB) m/z: 306 [M+H+], 273, 250, 234, 220, 180, 165, 120, 115, 63, 55。

(46b)4−{(3S)−3−[(シクロプロピルメトキシ)メチル]ピペリジン−1−イル}−2−チオキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−カルボニトリル
実施例46(46a)で製造した2−クロロ−4−{(3S)−3−[(シクロプロピルメトキシ)メチル]ピペリジン−1−イル}ニコチノニトリルを用いて実施例45(45e)と同様に反応を行い、標記目的化合物を得た。
白色粉末
Mp 159-161 ℃;
IR (KBr) νmax3114, 2856, 2213, 1623, 1552, 1525, 1314, 1249, 1167, 1107, 1007, 789 cm-1;
1H NMR(DMSO-d6, 500 MHz) δ 0.16 (2H, q, J = 4.4 Hz), 0.43-0.46 (2H, m), 0.96-0.99 (1H, m), 1.30-1.37 (1H, m), 1.52-1.56 (1H, m), 1.74-1.80 (2H, m), 1.85-1.88 (1H, m), 3.10 (1H, dd, J = 9.8, 13.2 Hz), 3.16-3.32 (5H, m), 3.06 (2H, t, J = 12.7 Hz), 6.46 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.46 (1H, d, J = 7.3 Hz), 12.61 (1H, brs);
MS (FAB) m/z: 304 [M+H+], 273, 246, 218, 182, 165, 120, 115, 85, 63, 52.
Anal. Calcd for C16H21N3OS: C, 63.33; H, 6.98; N, 13.85; S, 10.57. Found: C, 63.25; H, 6.93; N, 13.84; S, 10.33。

(46c)3−アミノ−4−{(3S)−3−[(シクロプロピルメトキシ)メチル]ピペリジン−1−イル}チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド
実施例46(46b)で製造した4−{(3S)−3−[(シクロプロピルメトキシ)メチル]ピペリジン−1−イル}−2−チオキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−カルボニトリルを用いて実施例1(1b)と同様に反応を行い、標記目的化合物を得た。
淡黄粉末
Mp 177-178 ℃;
IR (KBr) νmax3420, 3323, 3170, 2929, 2857, 1656, 1579, 1502, 1371, 1247, 1083, 963, 823, 477 cm-1;
1H NMR(DMSO-d6, 400 MHz) δ 0.14 (2H, q, J = 5.1 Hz), 0.41-0.45 (2H, m), 0.93-1.14 (2H, m), 1.78 (3H, brs), 2.12 (1H, brs), 2.22-2.62 (2H, m), 3.21 (2H, d, J = 6.7 Hz), 3.26-3.36 (4H, m), 6.92 (2H, brs), 7.00 (1H, d, J = 5.5 Hz), 7.08 (2H, brs), 8.41 (1H, d, J = 5.5 Hz);
HRMS m/z calcd for C18H25O2N4S 361.1698, found 361.1680.
MS (FAB) m/z: 417 [M+H]+, 400, 372, 343, 270, 258, 202, 165, 63, 39, 31;
Anal. Calcd for C18H24N4O2S: C, 59.97; H, 6.71; N, 15.54; S, 8.90. Found: C, 59.78; H, 6.83; N, 15.57; S, 8.76。

[実施例47]
3−アミノ−6−メチル−4−((3S)−3−{[2−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド 塩酸塩
(47a)[(2E)−3−(ジメチルアミノ)−1−((3S)−3−{[2−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)ブト−2−エン−1−イリデン]マロノニトリル
参考例40(40d)で製造した(3S)−3−{[2−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)エトキシ]メチル}ピペリジンを用いて実施例45(45b)と同様に反応を行い、標記目的化合物を得た。
褐色油状物;
IR (film) νmax3507, 2931, 2862, 2194, 2173, 1560, 1507, 1441 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.23-1.37 (1H, m), 1.54-1.67 (1H, m), 1.73-1.96 (3H, m), 2.22 (3H, s), 2.84-2.99 (2H, m), 3.02 (6H, s), 3.08-3.18 (3H, m), 3.28-3.42 (2H, m), 3.75-3.98 (4H, m), 4.31 (3H, s);
MS (FAB) m/z: 385 [M+H]+, 273, 242。

(47b)2−クロロ−6−メチル−4−((3S)−3−{[2−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)ニコチノニトリル
実施例47(47a)で製造した[(2E)−3−(ジメチルアミノ)−1−((3S)−3−{[2−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)ブト−2−エン−1−イリデン]マロノニトリルを用いて実施例45(45c)と同様に反応を行い、標記目的化合物を得た。
淡褐色油状物;
IR (film) νmax3467, 2932, 2860, 2217, 1589, 1510, 1447, 1117 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.21-1.34 (1H, m), 1.63-1.76 (1H, m), 1.77-1.86 (2H, m), 1.95-2.07 (1H, m), 2.46 (3H, s), 2.83 (1H, dd, J = 12.5, 9.8 Hz), 3.03-3.11 (1H, m), 3.16 (2H, t, J = 6.6 Hz), 3.35 (1H, dd, J = 9.8, 7.8 Hz), 3.44 (1H, dd, J = 9.8, 5.1 Hz), 3.77-3.97 (4H, m), 4.30 (3H, s), 6.54 (1H, s);
MS (FAB) m/z: 376 [M+H]+, 246, 200。

(47c)6−メチル−4−((3S)−3−{[2−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)−2−チオキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−カルボニトリル
実施例47(47b)で製造した2−クロロ−6−メチル−4−((3S)−3−{[2−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)ニコチノニトリルを用いて実施例45(45d)と同様に反応を行い、標記目的化合物を得た。
白色粉末;
Mp 99-101 ℃;
IR (KBr) νmax3178, 3115, 3033, 2926, 2860, 2206, 1624, 1548, 1510 cm-1;
1H NMR(DMSO-d6, 400 MHz) δ 1.18-1.31 (1H, m), 1.44-1.58 (1H, m), 1.66-1.89 (3H, m), 2.22 (3H, s), 2.92 (1H, dd, J = 12.9, 10.2 Hz), 3.05 (2H, t, J = 6.7 Hz), 3.08-3.17 (1H, m), 3.24-3.35 (2H, m), 3.66-3.80 (2H, m), 3.83-3.96 (2H, m), 4.29 (3H, s), 6.30 (1H, s), 12.54 (1H, br.s);
MS (FAB) m/z: 374 [M+H]+, 246, 180;
Anal. Calcd for C17H23N7OS: C, 54.67; H, 6.21; N, 26.25; S, 8.59. Found: C, 54.49; H, 6.18; N, 26.17; S, 8.45。

(47d)3−アミノ−6−メチル−4−((3S)−3−{[2−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド 塩酸塩
実施例47(47c)で製造した6−メチル−4−((3S)−3−{[2−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)−2−チオキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−カルボニトリル(536mg,1.44mmol)をN,N−ジメチルホルムアミド(2.88mL)に溶解し、8N水酸化ナトリウム水溶液(540μL,4.32mmol)と2−クロロアセトアミド(162mg,1.73mmol)を加え、室温で4時間攪拌した。反応混合物に水(30mL)を加え、塩化メチレンで抽出(30mL×3)した。有機層を合せ、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧下に留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ−(酢酸エチル/メタノール,20/1)により精製した後、エタノール(10mL)に溶解し、4N塩化水素−1,4−ジオキサン溶液(1mL)を加えた後、溶媒を減圧下に留去し、624mg(収率93%)の標記目的化合物を得た。

黄色アモルファス;
IR (KBr) νmax3427, 3380, 3177, 2933, 2837, 1654, 1576, 1372 cm-1;
1H NMR(DMSO-d6, 400 MHz) δ 1.07-1.23 (1H, m), 1.66-1.79 (3H, m), 1.97-2.10 (1H, m), 2.57 (3H, s), 2.64-2.76 (1H, m), 2.82-2.94 (1H, m), 3.04 (2H, t, J = 6.6 Hz), 3.26-3.38 (2H, m), 3.41-3.54 (2H, m), 3.66-3.80 (2H, m), 4.26 (3H, s), 6.96 (1H, s), 7.18 (2H, br.s);
MS (FAB) m/z: 431 [M+H]+, 273, 242。

[実施例48]
3−アミノ−4−(3−{[2−(2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−3−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド
(48a) tert−ブチル 2−({1−[3−アミノ−2−(アミノカルボニル)チエノ[2,3−b]ピリジン−4−イル]ピペリジン−3−イル}メトキシ)エチルカルバマート
参考例46(46b)で製造したtert−ブチル 2−(ピペリジン−3−イルメトキシ)エチルカルバマートを用いて、実施例1[(1a)及び(1b)]と同様に反応を行い、標記目的化合物を得た。
淡黄色アモルファス
IR (KBr) νmax3440, 3326, 3186, 2973, 2931, 2859, 1706, 1648, 1581, 1502, 1451, 1367, 1248, 1169, 1122, 1056, 995, 961, 865, 736, 557 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.05-1.22 (1H, m), 1.42 (9H, s), 1.71-1.95 (3H, m), 2.10 (1H, brs), 2.46 (1H, br t, J = 10.2 Hz), 2.59 (1H, br t, J = 10.2 Hz), 3.21-3.55 (8H, m), 4.82 (1H, brs), 5.33 (2H, br s), 6.90 (1H, d, J = 5.5 Hz), 6.99 (2H, brs), 8.46 (1H, d, J = 5.5 Hz);
HRMS m/z: found [M+H]+ 450.2160, calcd for C21H32N5O4S [M+H]+450.2175。

(48b)2−クロロエチル 2−({1−[3−アミノ−2−(アミノカルボニル)チエノ[2,3−b]ピリジン−4−イル]ピペリジン−3−イル}メトキシ)エチルカルバマート
実施例48(48a)で製造したtert−ブチル 2−({1−[3−アミノ−2−(アミノカルボニル)チエノ[2,3−b]ピリジン−4−イル]ピペリジン−3−イル}メトキシ)エチルカルバマート(425.1mg,0.9455mmol)のメタノール(8mL)溶液に2N塩化水素―メタノール溶液(18mL)を加え、室温下終夜撹拌した。溶媒を留去後、真空乾燥し、塩化メチレン(35mL)を加え、氷浴で冷却した。トリエチルアミン(0.46mL,3.30mmol)、2−クロロエチル ギ酸クロリド(0.12mL,1.13mmol)を加え1時間撹拌後、室温にして更に終夜撹拌した。飽和食塩水(10mL)を加え、塩化メチレン(10mL)で抽出した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下に溶媒を留去し、残渣を分取薄層クロマトグラフィー(塩化メチレン:メタノール=96:4)にて精製し、標記目的化合物(358.9mg,収率83%)を得た。

アモルファス
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.07-1.22 (1H, m), 1.75-1.97 (3H, m), 2.11 (1H, br s), 2.44 (1H, br t, J = 10.8 Hz), 2.61 (1H, br t, J = 10.8 Hz), 3.16-3.58 (8H, m), 3.61-3.73 (2H, m), 4.23-4.40 (2H, m), 5.19 (1H, br s), 5.38 (2H, br s), 6.89 (1H, d, J = 5.4 Hz), 6.99 (2H, br s), 8.47 (1H, d, J = 5.4 Hz)。

(48b)3−アミノ−4−(3−{[2−(2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−3−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド
2−クロロエチル 2−({1−[3−アミノ−2−(アミノカルボニル)チエノ[2,3−b]ピリジン−4−イル]ピペリジン−3−イル}メトキシ)エチルカルバメート(24.2mg,0.053mmol)のテトラヒドロフラン(2mL)溶液に8N水酸化ナトリウム水溶液(1.5mL)を加えて、5時間加熱撹拌した。酢酸エチル(25mL)、飽和食塩水(10mL)を加え、抽出した有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下に溶媒を留去して得られた粗生成物を分取薄層クロマトグラフィー(塩化メチレン:メタノール=96:4)にて精製し、標記目的化合物(19.5mg,収率89%)を得た。

アモルファス
IR (KBr) νmax 3429, 3332, 3158, 2941, 2861, 1730, 1661, 1579, 1499, 1446, 1375, 1266, 1123, 1051, 998, 963, 762, 594, 475 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.04-1.18 (1H, m), 1.69-1.99 (3H, m), 2.05-2.19 (1H, m), 2.35 (1H, brt, J = 11.3 Hz), 2.67 (1H, brt, J = 11.3 Hz), 3.23 (1H, brt, J = 8.2 Hz), 3.38-3.74 (10H, m), 4.19 (1H, q, J = 8.2 Hz), 4.23-4.34 (1H, m), 5.40 (2H, brs), 6.97 (1H, d, J = 5.4 Hz), 6.95 (2H, brs), 8.44 (1H, d, J = 5.4 Hz);
HRMS m/z: found [M+H]+420.1722, calcd for C19H26N5O4S [M+H]+ 420.1705。

[実施例49]
3−アミノ−4−(3−{[2−(2−オキソピロリジン−1−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド
(49a)3−アミノ−4−[3−({2−[(4−クロロブタノイル)アミノ]エトキシ}メチル)ピペリジン−1−イル]チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド
2−クロロエチル ギ酸クロリドの代わりに4−クロロブチリル クロリドを用いて実施例48(48a)と同様に反応を行い、標記目的化合物を得た。
アモルファス
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.05-1.20 (1H, m), 1.69-1.95 (3H, m), 2.00-2.19 (3H, m), 2.25-2.45 (3H, m), 2.61 (1H, br t, J = 10.3 Hz), 3.25-3.63 (10H, m), 5.33 (2H, brs), 5.88 (1H, br s), 6.87 (1H, d, J = 5.4 Hz), 6.97 (2H, brs), 8.45 (1H, d, J = 5.4 Hz)。

(49b)3−アミノ−4−(3−{[2−(2−オキソピロリジン−1−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド
実施例49(49a)で製造した3−アミノ−4−[3−({2−[(4−クロロブタノイル)アミノ]エトキシ}メチル)ピペリジン−1−イル]チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミドを用いて実施例48(48b)と同様に反応を行い、標記目的化合物を得た。
アモルファス
IR (KBr) νmax 3439, 3322, 3184, 2928, 2857, 1674, 1650, 1499, 1445, 1372, 1287, 1248, 1123, 1056, 996, 961, 825, 762, 626, 475 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.03-1.19 (1H, m), 1.66-2.03 (5H, m), 2.09 (1H, brs), 2.25-2.47 (3H, m), 2.62 (1H, br t, J = 10.7 Hz), 3.22-3.61 (10H, m), 5.36 (2H, brs), 6.87 (1H, d, J = 5.4 Hz), 6.97 (2H, brs), 8.45 (1H, d, J = 5.4 Hz);
HRMS m/z: found [M+Na]+440.1732, calcd for C20H27N5NaO3S [M+Na]+ 440.1732。

[実施例50]
3−アミノ−4−(3−{[2−(2−オキソピぺリジン−1−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド
(50a)3−アミノ−4−[3−({2−[(4−クロロペンタノイル)アミノ]エトキシ}メチル)ピペリジン−1−イル]チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド
2−クロロエチル ギ酸クロリドの代わりに5−クロロバレリル クロリドを用いて実施例48(48a)と同様に反応を行い、標記目的化合物を得た。
アモルファス
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.02-1.20 (1H, m), 1.62-1.96 (8H, m), 2.07-2.23 (3H, m), 2.39 (1H, br t, J = 10.6 Hz), 2.64 (1H, br t, J = 10.6 Hz), 3.22-3.60 (10H, m), 5.40 (2H, brs), 5.88 (1H, brs), 6.87 (1H, d, J = 5.4 Hz), 6.96 (2H, brs), 8.45 (1H, d, J = 5.4 Hz)。

(50b)3−アミノ−4−(3−{[2−(2−オキソピぺリジン−1−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド
実施例50(50a)で製造した3−アミノ−4−[3−({2−[(4−クロロペンタノイル)アミノ]エトキシ}メチル)ピペリジン−1−イル]チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミドを用いて実施例48(48b)と同様に反応を行い、標記目的化合物を得た。
アモルファス
IR (KBr) νmax 3438, 3323, 3182, 2933, 2857, 1624, 1579, 1499, 1447, 1371, 1290, 1248, 1122, 1055, 997, 959, 826, 736, 625, 474 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.04-1.19 (1H, m), 1.58-1.95 (7H, m), 2.10 (1H, brs), 2.24-2.45 (3H, m), 2.62 (1H, br t, J = 11.4 Hz), 3.19-3.63 (10H, m), 5.43 (2H, brs), 6.87 (1H, d, J = 5.4 Hz), 6.97 (2H, brs), 8.44 (1H, d, J = 5.4 Hz);
HRMS m/z: found [M+Na]+454.1889, calcd for C21H29N5NaO3S [M+Na]+ 454.1888。

[実施例51]
3−アミノ−4−(3−{[2−(2−オキソ−1,3−オキサジナン−3−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド
(51a)2−クロロプロピル 2−({1−[3−アミノ−2−(アミノカルボニル)チエノ[2,3−b]ピリジン−4−イル]ピペリジン−3−イル}メトキシ)エチルカルバメート
2−クロロエチル ギ酸クロリドの代わりに3−クロロプロピル ギ酸クロリドを用いて実施例48(48a)と同様に反応を行い、標記目的化合物を得た。
アモルファス
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.05-1.21 (1H, m), 1.71-1.96 (3H, m), 1.98-2.17 (3H, m), 2.43 (1H, brt, J = 11.3 Hz), 2.60 (1H, brt, J = 11.3 Hz), 3.18-3.62 (10H, m), 4.14-4.24 (2H, m), 5.03 (1H, brs), 5.37 (2H, brs), 6.87 (1H, d, J = 5.1 Hz), 6.97 (2H, brs), 8.45 (1H, d, J = 5.1 Hz)。

(51b)3−アミノ−4−(3−{[2−(2−オキソ−1,3−オキサジナン−3−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド
実施例51(51a)で製造した2−クロロプロピル 2−({1−[3−アミノ−2−(アミノカルボニル)チエノ[2,3−b]ピリジン−4−イル]ピペリジン−3−イル}メトキシ)エチルカルバメートを用いて実施例48(48b)と同様に反応を行い、標記目的化合物を得た。
アモルファス
IR (KBr) νmax 3439, 3325, 3186, 2933, 2856, 1686, 1647, 1579, 1495, 1447, 1370, 1280, 1213, 1149, 1119, 1081, 997, 959, 824, 760, 626, 487 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.03-1.19 (1H, m), 1.73-2.00 (5H, m), 2.11 (1H, brs), 2.36 (1H, brt, J = 11.0 Hz), 2.66 (1H, brt, J = 11.0 Hz), 3.23 (1H, brt, J = 8.6 Hz), 3.33-3.68 (9H, m), 4.10-4.23s (2H, m), 5.37 (2H, brs), 6.88 (1H, d, J = 5.4 Hz), 6.97 (2H, brs), 8.45 (1H, d, J = 5.4 Hz);
HRMS m/z: found [M+H]+434.1866, calcd for C20H28N5O4S [M+H]+ 434.1862。

[実施例52]
3−アミノ−4−(3−{[(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)チオ]メチル}ピペリジン−1−イル)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド
出発原料(アミン化合物):参考例47の化合物
黄色粉末;
Mp 202-204 ℃;
IR (KBr) νmax3427, 3380, 3177, 2933, 2837, 1654, 1576, 1372 cm-1;
1H NMR(DMSO-d6, 400 MHz) δ 1.09-1.26 (1H, m), 1.72-2.02 (3H, m), 2.15-2.28 (1H, m), 2.36-2.68 (2H, m), 3.16-3.53 (4H, m), 3.91 (3H, s), 6.79 (2H, br.s), 7.00 (1H, d, J = 5.5 Hz), 7.10 (2H, br.s), 8.41 (1H, d, J = 5.5 Hz);
MS (FAB) m/z: 405 [M+H]+, 273, 258, 242;
Anal. Calcd for C16H20N8OS2・0.1EtOAc:C,47.66;H,5.07;N,27.11;S,15.51.Found:C,47.57; H, 5.00; N, 27.00; S, 15.29。

[実施例53]
3−アミノ−4−{(3S)−3−[(ピリジン−2−イルメトキシ)メチル]ピペリジン−1−イル}チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド
(53a)(1−{(3S)−3−[(ピリジン−2−イルメトキシ)メチル]ピペリジン−1−イル}エチリデン)マロノニトリル
実施例45(45a)で製造した(1−エトキシエチリデン)マロノニトリル(158mg,1.2mmol)と参考例48(48b)で製造した2−{[(3S)−ピペリジン−3−イルメトキシ]メチル}ピリジン(263mg,1.3mmol)のエタノール(3mL)溶液を室温にて15時間攪拌した。減圧下にて溶媒を留去したのち得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(100%酢酸エチル)により精製し、246mg(収率72%)の標記目的化合物を得た。

油状物;
IR (liquid film) νmax 2205, 2187, 1562, 764 cm-1;
1H NMR (CDCl3, 400MHz) δ 1.42-1.52 (1H, m), 1.63-1.73 (1H, m), 1.86-1.94 (2H, m), 2.02-2.12 (1H, m), 2.29 (3H, s), 3.19 (1H, dd, J = 10.2, 13.7 Hz), 3.31-3.38 (1H, m), 3.43 (1H, dd, J = 7.4, 9.4 Hz), 3.52 (1H, dd, J = 4.7, 9.4 Hz), 4.07-4.23 (2H, m), 4.61 (1H, d, J = 13.0 Hz), 4.62 (1H, d, J = 13.0 Hz), 7.22 (1H, dd, J = 4.7, 7.4 Hz), 7.40 (1H, brd, J = 7.8 Hz), 7.72 (1H, ddd, J = 2.0, 7.4, 7.8 Hz), 8.56 (1H, brd, J = 4.7 Hz);
MS (EI) m/z: 296 [M+], 187, 174, 93。

(53b)((2E)−3−(ジメチルアミノ)−1−{(3S)−3−[(ピリジン−2−イルメトキシ)メチル]ピペリジン−1−イル}プロパ−2−エニリデン)マロノニトリル
実施例53(53a)で製造した(1−{(3S)−3−[(ピリジン−2−イルメトキシ)メチル]ピペリジン−1−イル}エチリデン)マロノニトリル(230mg,0.78mmol)とN,N−ジメチルホルムアミド ジメチルアセタール(0.46g,0.51mL,3.88mmol)の混合物を80℃にて3時間攪拌した。反応混合物を飽和食塩水(50mL)と酢酸エチル(50mL)で分液した後、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、減圧下で溶媒を留去し、標記目的化合物の粗生成物を得た。

油状物;
1H NMR (CDCl3, 400MHz) δ 1.35-1.44 (1H, m), 1.58-1.69 (1H, m), 1.78-1.92 (2H, m), 1.99-2.09 (1H, m), 2.75-3.25 (6H, br) 3.08 (1H, dd, J = 10.2, 13.3 Hz), 3.21 (1H, ddd, J = 3.1, 11.0, 13.3 Hz), 3.44 (1H, dd, J = 7.8, 9.4 Hz), 3.49 (1H, dd, J = 5.1, 9.4 Hz), 3.91 (1H, brd, J = 13.3 Hz), 4.01 (1H, brd, J = 13.3 Hz), 4.41 (1H, d, J = 12.5 Hz), 4.61 (1H, d, J = 13.3 Hz), 4.64 (1H, d, J = 13.3 Hz), 7.21 (1H, dd, J = 5.1, 7.4 Hz), 7.39 (1H, d, J = 12.5 Hz), 7.43 (1H, brd, J = 7.8 Hz), 7.71 (1H, ddd, J = 2.0, 7.4, 7.8 Hz), 8.55 (1H, brd, J = 5.1 Hz)。

(53c)2−クロロ−4−{(3S)−3−[(ピリジン−2−イルメトキシ)メチル]ピペリジン−1−イル}ニコチノニトリル
実施例53(53b)で製造した((2E)−3−(ジメチルアミノ)−1−{(3S)−3−[(ピリジン−2−イルメトキシ)メチル]ピペリジン−1−イル}プロパ−2−エチリデン)マロノニトリルの粗生成物を1,4−ジオキサン(1.5mL)に溶解し、4N塩化水素−1,4−ジオキサン溶液(1.5mL)を加えたのち、さらにメタノール(1mL)を加えた。反応混合物を室温にて15時間攪拌したのち、飽和重曹水(50mL)と酢酸エチル(50mL)で分液した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下で溶媒を留去して得られた残留物を、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(100%酢酸エチル)により精製し、223mg(収率84%)の標記目的化合物を得た。

油状物;
IR (liquid film) νmax 2217, 1581, 1122, 762 cm-1;
1H NMR (CDCl3, 400MHz) δ 1.33-1.43 (1H, m), 1.68-1.79 (1H, m), 1.83-1.94 (2H, m), 2.09-2.19 (1H, m), 3.03 (1H, dd, J = 9.8, 12.9 Hz), 3.19 (1H, ddd, J = 3.0, 11.0, 12.9 Hz), 3.46 (1H, dd, J = 8.2, 9.4 Hz), 3.54 (1H, dd, J = 4.7, 9.4 Hz), 3.96 (1H, brd, J = 13.3 Hz), 4.04 (1H, brd, J = 13.3 Hz), 4.61 (1H, d, J = 13.0 Hz), 4.65 (1H, d, J = 13.0 Hz), 6.71 (1H, d, J = 6.3 Hz), 7.20 (1H, dd, J = 4.7, 7.4 Hz), 7.44 (1H, brd, J = 7.8 Hz), 7.71 (1H, ddd, J = 1.6, 7.4, 7.8 Hz), 8.08 (1H, d, J = 6.3 Hz), 8.55 (1H, brd, J = 4.7 Hz);
MS (FAB) m/z: 343 [M+H]+

(53d)4−{(3S)−3−[(ピリジン−2−イルメトキシ)メチル]ピペリジン−1−イル}−2−チオキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−カルボニトリル
実施例53(53c)で製造した2−クロロ−4−{(3S)−3−[(ピリジン−2−イルメトキシ)メチル]ピペリジン−1−イル}ニコチノニトリル(216mg,0.63mmol)とチオ尿素(144mg,1.89mmol)のエタノール(3mL)溶液に、4N塩化水素−1,4−ジオキサン溶液(0.2mL)を加えたのち、反応混合物を加熱還流下に30分間攪拌した。溶媒を減圧下に留去したのち得られた残留物に、飽和重曹水(30mL)を加え、混合物を塩化メチレン(2x30mL)で抽出した。抽出液を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下で溶媒を留去することで、204mg(収率95%)の標記目的化合物を得た。

Mp 178-183 ℃;
IR (KBr) νmax2202, 1625, 1511, 1256, 767 cm-1;
1H NMR (DMSO-d6, 400MHz) δ 1.32-1.42 (1H, m), 1.51-1.62 (1H, m), 1.74-1.84 (2H, m), 1.93-2.03 (1H, m), 3.13 (1H, dd, J = 9.8, 13.3 Hz), 3.23 (1H, ddd, J = 2.5, 11.0, 13.3 Hz), 3.38-3.47 (2H, m), 3.98 (1H, brd, J = 13.3 Hz), 4.07 (1H, brd, J = 13.3 Hz), 4.53 (1H, d, J = 13.3 Hz), 4.56 (1H, d, J = 13.3 Hz), 6.49 (1H, d, J = 7.4 Hz), 7.29 (1H, dd, J = 4.7, 7.4 Hz), 7.44 (1H, d, J = 7.4 Hz), 7.46 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.79 (1H, ddd, J = 2.0, 7.4, 7.8 Hz), 8.51 (1H, brd, J = 4.7 Hz), 12.63 (1H, br);
MS (FAB) m/z: 341 [M+H]+.
Anal. Calcd for C18H20N4SO・0.1 H2O: C, 63.17; H, 5.95; N, 16.37; S, 9.37. Found: C, 63.19; H, 5.90; N, 16.39; S, 9.01。

(53e)3−アミノ−4−{(3S)−3−[(ピリジン−2−イルメトキシ)メチル]ピペリジン−1−イル}チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド
実施例53(53d)で製造した4−{(3S)−3−[(ピリジン−2−イルメトキシ)メチル]ピペリジン−1−イル}−2−チオキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−カルボニトリルを用いて、実施例39(39b)と同様に反応を行い、標記目的化合物を得た。
Mp 129-132 ℃;
IR (KBr) νmax3439, 3324, 3177, 1650, 1591, 1579, 1511, 1371, 764 cm-1;
1H NMR (CDCl3, 400MHz) δ 1.14-1.25 (1H, m), 1.76-1.99 (3H, m), 2.16-2.26 (1H, m), 2.48-2.64 (2H, m), 3.44-3.59 (2H, m), 4.61 (1H, d, J = 13.3 Hz), 4.64 (1H, d, J = 13.3 Hz), 5.33 (2H, br), 6.90 (1H, d, J = 5.5 Hz), 7.02 (2H, br), 7.17-7.20 (1H, m), 7.43 (1H, brd, J = 7.4 Hz), 7.68-7.72 (1H, m), 8.46 (1H, d, J = 5.5 Hz), 8.54 (1H, brd, J = 4.3 Hz);
MS (FAB) m/z: 398 [M+H]+.
Anal. Calcd for C20H23N5SO2・0.2H2O: C, 59.89; H, 5.88; N, 17.46; S, 7.99. Found: C, 59.89; H, 6.02; N, 17.13; S, 7.89。

[実施例54]
3−アミノ−4−((3S)−3−{[2−(2H−テトラゾール−2−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド
(54a) [1−((3S)−3−{[2−(2H−テトラゾール−2−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)エチリデン]マロノニトリル
参考例49(49d)で製造した((3S)−3−{[2−(2H−テトラゾール−2−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン 塩酸塩を用いて、実施例45(45b)と同様に反応を行い、標記目的化合物を得た。
淡黄色液体;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.26-1.39 (1H, m), 1.54-1.69 (1H, m), 1.72-1.96 (3H, m), 2.23 (3H, s), 2.95 (1H, dd, J = 10.2, 13.3 Hz), 3.23 (1H, brt, J = 13.3 Hz), 3.29 (1H, dd, J = 7.4, 9.4 Hz), 3.41 (1H, dd, J = 4.3, 9.4 Hz), 3.92-4.05 (3H, m), 4.06-4.17 (1H, m), 4.81-4.86 (2H, m), 8.54 (1H, s)。

(54b) [(2E)−3−(ジメチルアミノ)−1−((3S)−3−{[2−(2H−テトラゾール−2−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エニリデン]マロノニトリル
実施例54(54a)で製造した[1−((3S)−3−{[2−(2H−テトラゾール−2−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)エチリデン]マロノニトリル(1.08g,3.58mmol)をN,N−ジメチルホルムアミド ジメチルアセタール(2.4mL,18mmol)に溶解し、100℃で2時間撹拌した。反応液を濃縮後、残渣を酢酸エチルに溶解し、水、飽和食塩水で順次洗浄した。無水硫酸ナトリウムで乾燥した後,溶媒を減圧下留去し、標記目的化合物(1.28g、収率100%)を得た。

橙色液体;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.16-1.31 (1H, m), 1.50-1.65 (1H, m), 1.70-1.79 (2H, m), 1.80-1.91 (1H, m), 2.80 (1H, dd, J = 10.6, 13.3 Hz), 2.82-3.24 (7H, m), 3.27 (1H, dd, J = 7.8, 9.4 Hz), 3.36 (1H, dd, J = 5.1, 9.4 Hz), 3.83 (1H, brd, J = 13.3 Hz), 3.90 (1H, brd, J = 12.9 Hz), 3.92-4.05 (2H, m), 4.33 (1H, d, J = 12.5 Hz), 4.79-4.85 (2H, m), 7.39 (1H, d, J = 12.5 Hz), 8.52 (1H, s)。

(54c) (2−クロロ−4−((3S)−3−{[2−(2H−テトラゾール−2−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)ニコチノニトリル
実施例54(54b)で製造した[(2E)−3−(ジメチルアミノ)−1−((3S)−3−{[2−(2H−テトラゾール−2−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)プロプ−2−エニリデン]マロノニトリル(1.28g,3.58mmol)の1,4−ジオキサン(4.0mL)溶液に、4N塩化水素−1,4−ジオキサン溶液(4.0mL,16.0mmol)を加え、室温で13時間撹拌した。反応液に飽和炭酸カリウム水溶液(50mL)を加え、酢酸エチルで2回抽出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル,1:5)を用いて精製し、標記目的化合物(1.10g、収率89%)を得た。

淡黄色液体;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.18-1.31 (1H, m), 1.61-1.86 (3H, m), 1.91-2.03 (1H, m), 2.80 (1H, dd, J = 10.2, 13.3 Hz), 3.05-3.14 (1H, m), 3.32 (1H, dd, J = 7.8, 9.4 Hz), 3.41 (1H, dd, J = 4.7, 9.4 Hz), 3.82 (1H, brd, J = 13.3 Hz), 3.88-4.00 (2H, m), 4.01-4.08 (1H, m), 4.81-4.87 (2H, m), 6.63 (1H, d, J = 5.9 Hz), 8.11 (1H, d, J = 5.9 Hz), 8.52 (1H, s)。

(54d) 4−((3S)−3−{[2−(2H−テトラゾール−2−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)−2−チオキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−カルボニトリル
実施例54(54c)で製造した(2−クロロ−4−((3S)−3−{[2−(2H−テトラゾール−2−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)ニコチノニトリルを用いて、実施例45(45e)と同様に反応を行い、標記目的化合物を得た。
淡黄色粉末
Mp 108-109 ℃;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.23-1.37 (1H, m), 1.58-1.73 (1H, m), 1.73-1.88 (2H, m), 1.90-2.01 (1H, m), 2.94 (1H, dd, J = 10.2, 13.3 Hz), 3.22-3.34 (2H, m), 3.40 (1H, dd, J = 4.7, 9.4 Hz), 3.90-3.99 (2H, m), 4.00-4.07 (1H, m), 4.10 (1H, brd, J = 13.3 Hz), 4.80-4.88 (2H, m), 6.22 (1H, d, J = 7.4 Hz), 7.32 (1H, d, J = 7.4 Hz), 8.54 (1H, s), 11.89 (1H, brs)。

(54e) 3−アミノ−4−((3S)−3−{[2−(2H−テトラゾール−2−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド
実施例54(54d)で製造した4−((3S)−3−{[2−(2H−テトラゾール−2−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)−2−チオキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−カルボニトリルを用いて、実施例39(39b)と同様に反応を行い、標記目的化合物を得た。
淡黄色泡状物質;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 0.96-1.15 (1H, m), 1.66-1.92 (3H, m), 1.96-2.08 (1H, m), 2.34 (1H, t, J = 10.5 Hz), 2.54 (1H, t, J = 10.5 Hz), 3.21-3.50 (4H, m), 3.94-4.06 (2H, m), 4.82 (2H, t, J = 5.5 Hz), 5.45 (2H, brs), 6.85 (1H, d, J = 5.5 Hz), 6.95 (2H, brs), 8.46 (1H, d, J = 5.5 Hz), 8.50 (1H, s)。


実施例45(45a)で製造した(1−エトキシエチリデン)マロノニトリルと各種アミン化合物を出発原料として用いて、実施例45、実施例46、実施例53或は実施例54と同様に反応を行い、実施例55乃至102の化合物を得た。なお、実施例55乃至実施例102の化合物の構造式は、後述の例示化合物表に記載されている。
[実施例55]
3−アミノ−6−メチル−4−((3S)−3−{[(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)メトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド 塩酸塩 (例示化合物番号1−231)
出発原料(アミン化合物):参考例39の化合物
黄色粉末
Mp 219-221℃(dec);
IR (KBr) νmax 3316, 3184, 2913, 2857, 2653, 1651, 1595, 1565, 1489 cm-1;
1H NMR(CD3OD-d6, 400 MHz) δ 1.36-1.46(1H, m), 1.81-1.83(1H, m), 1.86-1.93(2H, m), 2.15-2.24(1H, m), 2.36(3H, s), 2.66(3H, s), 3.12(1H, t, J=11.7Hz), 3.24(1H, t, J=11.7Hz), 3.49-3.53(1H, m), 3.56-3.65(1H, m), 3.82-3.85(1H, m), 3.93-3.97(1H, m), 4.73(2H, d, J=2.2Hz), 7.09(1H, s);
MS (FAB) m/z: 417[M+H]+,273,258,242,226;
Anal.Calcd for C19H24N6O3S.HCl:C, 50.38; H, 5.56; N, 18.55; Cl, 7.83; S, 7.08
Found: C, 50.08; H, 5.83; N, 18.26; Cl, 7.73; S,6.78

[実施例56]
3−アミノ−4−((3S)−3−{[(5−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)メトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド(例示化合物番号1−92)
出発原料(アミン化合物):参考例50の化合物
淡褐色粉末;
Mp 111-113 ℃;
IR (KBr) νmax 3437, 3325, 3166, 2931, 2856, 2756, 1652, 1582, 1500 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.08-1.26 (1H, m), 1.70-1.99 (3H, m), 2.09-2.24 (1H, m), 2.40-2.67 (5H, m), 3.32-2.62 (4H, m), 4.58 (2H, s), 5.32 (2H, brs), 6.89 (1H, d, J = 5.5 Hz), 6.99 (2H, brs), 8.46 (1H, d, J = 5.5 Hz);
MS (FAB) m/z: 403 [M+H]+, 386, 273, 258;
Anal. Calcd for C18H22N6O3S・0.3H2O: C, 53.01; H, 5.58; N, 20.60; S, 7.86. Found: C, 53.20; H, 5.54; N, 20.41; S, 7.87。

[実施例57]
3−アミノ−6−メチル−4−((3S)−3−{[(5−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)メトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド(例示化合物番号1−232)
出発原料(アミン化合物):参考例50の化合物
微褐色粉末;
Mp 165-167 ℃;
IR (KBr) νmax 3448, 3327, 3173, 2927, 2855, 1649, 1582 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.06-1.26 (1H, m), 1.70-1.98 (3H, m), 2.08-2.26 (1H, m), 2.39-2.68 (8H, m), 3.32-3.62 (4H, m), 4.59 (2H, s), 5.25 (2H, brs), 6.74 (1H, s), 6.94 (2H, brs);
MS (FAB) m/z: 417 [M+H]+, 400, 258, 242;
Anal. Calcd for C19H24N6O3S・0.2H2O: C, 54.32; H, 5.85; N, 20.00. Found: C, 54.34; H, 5.79; N, 19.77。

[実施例58]
3−アミノ−4−((3S)−3−{[(3−メチル−1,2,4−チアジアゾール−5−イル)メトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド(例示化合物番号1−405)
出発原料(アミン化合物):参考例51の化合物
淡黄色非定型固体;
1H NMR(CDCl3, 500 MHz) δ 1.17-1.30 (1H, m), 1.78-2.02 (3H, m), 2.15-2.28 (1H, m) , 2.48-2.57 (1H, m), 2.59-2.69 (1H, m), 2.66 (3H, s), 3.42-3.68 (4H, m), 4.87 (2H, d, J = 2.9 Hz), 5.80 (2H, brs), 6.91 (1H, d, J = 5.5 Hz), 7.00 (2H, brs), 8.48 (1H, d, J = 5.5 Hz);
MS (FAB) m/z: 419 [M+H+], 402, 273, 246, 200, 165;

[実施例59]
3−アミノ−4−{(3S)−3−[(ピリジン−3−イルメトキシ)メチル]ピペリジン−1−イル)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド(例示化合物番号1−67)
出発原料(アミン化合物):参考例52の化合物
Mp 203-205 ℃;
IR (KBr) νmax 3389, 3306, 3098, 1677, 1592, 1501, 1367, 1168, 712 cm-1;
1H NMR (CDCl3, 400MHz) δ 1.13-1.23 (1H, m), 1.74-1.96 (3H, m), 2.11-2.21 (1H, m), 2.45-2.64 (2H, m), 3.37-3.53 (4H, m), 4.50 (1H, d, J = 12.1 Hz), 4.53 (1H, d, J = 12.1 Hz), 5.33 (2H, br), 6.88 (1H, d, J = 5.5 Hz), 7.01 (2H, br), 7.28 (1H, dd, J = 4.7, 7.8 Hz), 7.65 (1H, brd, J = 7.8 Hz), 8.46 (1H, d, J = 5.5 Hz), 8.53 (1H, d, J = 4.7 Hz), 8.55 (1H, d, J = 2.0 Hz);
MS (FAB) m/z: 398 [M+H]+;
Anal. Calcd for C20H23N5SO2・0.26 H2O: C, 59.73; H, 5.89; N, 17.41; S, 7.97. Found: C, 60.10; H, 5.58; N, 17.05; S, 7.73.

[実施例60]
3−アミノ−6−メチル−4−{(3S)−3−[(ピリジン−3−イルメトキシ)メチル]ピペリジン−1−イル)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド(例示化合物番号1−206)
出発原料(アミン化合物):参考例52の化合物
Mp 149-153 ℃;
IR (KBr) νmax 3394, 3331, 3127, 1666, 1589, 1493, 1367, 1087, 712 cm-1;
1H NMR (CDCl3, 400MHz) δ 1.12-1.24 (1H, m), 1.73-1.96 (3H, m), 2.10-2.20 (1H, m), 2.43-2.63 (2H, m), 2.59 (3H, s), 3.36-3.56 (4H, m), 4.51 (1H, d, J = 12.5 Hz), 4.54 (1H, d, J = 12.5 Hz), 5.30 (2H, br), 6.74 (1H, s), 6.97 (2H, br), 7.28 (1H, dd, J = 4.7, 7.8 Hz), 7.66 (1H, brd, J = 7.8 Hz), 8.53 (1H, d, J = 4.7 Hz), 8.56 (1H, d, J = 1.6 Hz);
MS (FAB) m/z: 412 [M+H]+;
Anal. Calcd for C21H25N5SO2: C, 61.29; H, 6.12; N, 17.02; S, 7.79. Found: C, 61.33; H, 6.14; N, 16.88; S, 7.86.

[実施例61]
3−アミノ−4−{(3S)−3−[(ピリジン−4−イルメトキシ)メチル]ピペリジン−1−イル)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド(例示化合物番号1−80)
出発原料(アミン化合物):参考例53の化合物
淡黄色粉末
Mp 245-250℃;
IR (KBr) νmax 3437, 2927, 2832, 2778, 2716, 2541, 1919, 1694, 1616 cm-1;
1H NMR(CDCl3-d6, 400 MHz) δ1.20-1.33(1H, m), 1.49-1.63(1H, m), 1.81-2.00(3H, m), 2.12-2.25(1H, m), 2.42-2.55(1H, m), 2.57-2.71(1H, m), 3.36-3.37(4H, m), 4.51(2H, d, J=4.3Hz), 5.29(2H, s), 6.09(1H, d, J=5.2Hz), 7.02(2H, s), 7.23(2H, d, J=3.5Hz), 8.46(1H, d, J=5.2Hz), 8.57(2H, d, J=3.5Hz);
MS (FAB) m/z:398[M+H]+,385,360,244,242;
Anal.Calcd for C20H23N5O2S:C, 60.43; H, 5.83; N 17.62; S 8.07
Found: C, 60.15; H,5.54; N 17.42; S, 7.89.

[実施例62]
3−アミノ−4−((3S)−3−{[(2−メチル−1,3−チアゾール−5−イル)メトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド(例示化合物番号1−404)
出発原料(アミン化合物):参考例54の化合物
微褐色粉末;
Mp 189-191 ℃;
IR (KBr) νmax 3439, 3383, 3332, 3170, 2926, 2854, 1649, 1590 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 500 MHz) δ 1.08-1.22 (1H, m), 1.72-1.96 (3H, m), 2.04-2.18 (1H, m), 2.37-2.74 (5H, m), 3.27-3.54 (4H, m), 4.57-4.67 (2H, m), 5.30 (2H, brs), 6.88 (1H, d, J = 5.5 Hz), 7.00 (1H, brs), 7.47 (1H, s), 8.46 (1H, d, J = 5.5 Hz);
MS (FAB) m/z: 418 [M+H]+, 273, 258;
Anal. Calcd for C19H23N5O2S2: C, 54.65; H, 5.55; N, 16.77. Found: C, 54.46; H, 5.43; N, 16.69。

[実施例63]
3−アミノ−4−((3S)−3−{[(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)メトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド 2塩酸塩(例示化合物番号1−413)
出発原料(アミン化合物):参考例55の化合物
微褐色アモルファス状物質;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.05-1.23 (1H, m), 1.68-1.97 (3H, m), 2.08-2.21 (1H, m), 2.39-2.67 (2H, m), 3.29-3.73 (7H, m), 4.43 (2H, dd, J = 17.6, 11.7 Hz), 5.30 (2H, brs), 6.86 (1H, brs), 6.88 (1H, d, J = 5.5 Hz), 6.99 (2H, brs), 7.36 (1H, brs), 8.44 (1H, d, J = 5.5 Hz);
MS (FAB) m/z: 401 [M+H]+, 358, 242。

[実施例64]
3−アミノ−6−メチル−4−((3S)−3−{[(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)メトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド(例示化合物番号1−438)
出発原料(アミン化合物):参考例55の化合物
微褐色アモルファス状物質;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.05-1.20 (1H, m), 1.69-1.976 (3H, m), 2.07-2.21 (1H, m), 2.37-2.61 (2H, m), 2.59 (3H, s), 3.33-3.70 (7H, m), 4.44 (2H, dd, J = 17.6, 11.7 Hz), 5.23 (2H, brs), 6.74 (1H, s), 6.87 (1H, brs), 6.96 (2H, brs), 7.36 (1H, brs);
MS (FAB) m/z: 415 [M+H]+, 242, 226。

[実施例65]
3−アミノ−6−メチル−4−((3S)−3−{[(1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)メトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド(例示化合物番号1−439)
微褐色アモルファス状物質;
出発原料(アミン化合物):参考例56の化合物
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.03-1.17 (1H, m), 1.70-1.93 (3H, m), 2.00-2.14 (1H, m), 2.32-2.42 (1H, m), 2.52-2.63 (1H, m), 2.59 (3H, s), 3.23-3.48 (4H, m), 3.64 (3H, brs), 4.46 (2H, s), 5.27 (2H, brs), 6.72 (1H, s), 6.96 (2H, brs), 7.00 (1H, s), 7.44 (1H, s);
MS (FAB) m/z: 415 [M+H]+, 273, 242。

[実施例66]
3−アミノ−4−((3S)−3−{[5−メチル−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)メトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド(例示化合物番号1−406)
出発原料(アミン化合物):参考例57の化合物
淡黄色粉末;
Mp 167-168 ℃;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.08-1.23 (1H, m), 1.69-1.96 (3H, m), 2.09-2.23 (1H, m), 2.45 (1H, t, J = 11.3 Hz), 2.61 (1H, t, J = 11.3 Hz), 2.78 (3H, s), 3.37-3.57 (4H, m), 4.85 (2H, brs), 5.31 (2H, brs), 6.89 (1H, d, J = 5.5 Hz), 7.00 (2H, brs), 8.48 (1H, d, J = 5.5 Hz);
MS (FAB) m/z: 419 [M+H+], 402, 200.

[実施例67]
3−アミノ−6−メチル−4−((3S)−3−{[(5−メチルー1,3,4−チアジアゾールー2−イル)メトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド(例示化合物番号1−412)
出発原料(アミン化合物):参考例57の化合物
黄色粉末;
MP 219-221℃(dec);
IR (KBr) νmax 3433, 3385, 3333, 3192, 2923, 2854, 2666, 2419, 1848 cm-1;
1H NMR(CDCl3-d3, 400 MHz) δ1.14-1.22(2H, m), 1.64-1.98(4H, m), 2.10-2.22(1H, m), 2.42-2.51(1H, m), 2.64(3H, s), 2.81(3H, s), 3.39-3.59(4H, m), 4.89(2H, s), 5.33(2H, s), 6.68(1H, s), 6.99(1H, s);
MS (FAB) m/z:433[M+H]+,416,273,258,242,226;
Anal.Calcd for C19H24N6O2S2:C, 57.27; H, 5.56; N 21.09; S 8.05
Found: C, 57.35; H,5.54; N 20.88; S, 87.76.

[実施例68]
3−アミノ−4−((3S)−3−{[(4−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)メトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル) チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド 塩酸塩 (例示化合物番号1−441)
出発原料(アミン化合物):参考例58の化合物
黄色非定型固体;
1H NMR(DMSO-d6, 400 MHz) δ 1.15-1.31 (1H, m), 1.65-1.86 (3H, m), 2.05-2.18 (1H, m), 2.71-2.86 (1H, m), 2.90-3.04 (1H, m), 3.35-3.49 (2H, m), 3.50-3.68 (2H, m), 4.52 (2H, d, J = 2.0 Hz), 7.11 (1H, d, J = 5.5 Hz), 7.25 (2H, brs), 8.47 (1H, d, J = 5.5 Hz);
MS (FAB) m/z: 419 [M+H+], 273, 242.

[実施例69]
3−アミノ−6−メチル−4−((3S)−3−{[(4−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)メトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル) チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド (例示化合物番号1−442)
出発原料(アミン化合物):参考例58の化合物
淡黄色粉末;
Mp 127-129 ℃;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.06-1.21 (1H, m), 1.71-1.97 (3H, m), 2.07-2.21 (1H, m), 2.39 (1H, t, J = 11.0 Hz), 2.60 (3H, s), 2.62 (1H, t, J = 11.0 Hz), 3.28 (3H, s), 3.34-3.52 (4H, m), 4.44 (2H, s), 5.26 (2H, brs), 6.73 (1H, s), 6.92 (2H, brs);
MS (FAB) m/z: 433 [M+H+], 273, 242, 165.

[実施例70]
3−アミノ−4−((3S)−3−{[(1−メチル−1H−イミダゾール−2−イル)メトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド(例示化合物番号1−91)
出発原料(アミン化合物):参考例59の化合物
淡黄色粉末;
Mp 137-138 ℃;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.01-1.18 (1H, m), 1.68-1.94 (3H, m), 2.01-2.17 (1H, m), 2.39 (1H, t, J = 11.3 Hz), 2.59 (1H, t, J = 11.3 Hz), 3.25-3.52 (4H, m), 3.67 (3H, s), 4.57 (2H, s), 5.32 (2H, brs), 6.86 (1H, d, J = 5.5 Hz), 6.87 (1H, brs), 6.94 (1H, brs), 6.98 (2H, brs), 8.46 (1H, d, J = 5.5 Hz);
MS (FAB) m/z: 402 [M+H+], 242, 165.

[実施例71]
3−アミノ−6−メチル−4−((3S)−3−{[(1−メチル−1H−イミダゾール−2−イル)メトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド(例示化合物番号1−230)
出発原料(アミン化合物):参考例59の化合物
黄色粉末;
Mp 215-217 ℃;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.02-1.17 (1H, m), 1.67-1.93 (3H, m), 2.01-2.15 (1H, m), 2.37 (1H, t, J = 11.3 Hz), 2.56 (1H, t, J = 11.3 Hz), 2.59 (3H, s), 3.27-3.47 (4H, m), 3.68 (3H, s), 4.58 (2H, s), 5.25 (2H, brs), 6.72 (1H, s), 6.87 (1H, brs), 6.92-6.97 (3H, m);
MS (FAB) m/z: 415 [M+H+], 273, 242, 226, 165.

[実施例72]
3−アミノ−4−((3S)−3−{[(4−メチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)メトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド(例示化合物番号1−414)
出発原料(アミン化合物):参考例60の化合物
淡黄色泡状物質;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.02-1.16 (1H, m), 1.69-1.95 (3H, m), 2.05-2.17 (1H, m), 2.36 (1H, t, J = 11.3 Hz), 2.63 (1H, t, J = 11.3 Hz), 3.30-3.54 (4H, m), 3.72 (3H, s), 4.71 (2H, s), 5.32 (2H, brs), 6.87 (1H, d, J = 5.5 Hz), 6.97 (2H, brs), 8.10 (1H, s), 8.47 (1H, d, J = 5.5 Hz);
MS (FAB) m/z: 402 [M+H+], 385, 273, 242, 165.

[実施例73]
3−アミノ−4−((3S)−3−{[(1−エチル−1H−イミダゾール−5−イル)メトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル) −6−メチルチエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド(例示化合物番号1−440)
出発原料(アミン化合物):参考例61の化合物
淡黄色泡状物質;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.02-1.17 (1H, m), 1.42 (3H, t, J = 7.4 Hz), 1.69-1.94 (3H, m), 1.99-2.13 (1H, m), 2.32-2.42 (1H, m), 2.50-2.62 (1H, m), 2.59 (3H, s), 3.19-3.50 (4H, m), 3.91-4.05 (2H, m), 4.46 (2H, brs), 5.26 (2H, brs), 6.72 (1H, s), 6.95 (2H, brs), 6.99 (1H, s), 7.50 (1H, s);
MS (FAB) m/z: 429 [M+H+], 412, 384, 242, 165.

[実施例74]
3−アミノ−4−((3S)−3−{[2−(1H−ピラゾール−1−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド(例示化合物番号1−21)
出発原料(アミン化合物):参考例62の化合物
淡黄色非定型固体;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 0.96-1.14 (1H, m), 1.69-1.94 (3H, m), 1.99-2.11 (1H, m), 2.30 (1H, t, J = 11.3 Hz), 2.57 (1H, t, J = 11.3 Hz), 3.16-3.45 (4H, m), 3.69-3.85 (2H, m), 4.28 (2H, t, J = 5.5 Hz), 5.33 (2H, brs), 6.13 (1H, brs), 6.85 (1H, d, J = 5.5 Hz), 6.99 (2H, brs), 7.44 (1H, brs), 7.46 (1H, brs), 8.47 (1H, d, J = 5.5 Hz);
MS (FAB) m/z: 401 [M+H+], 384, 356, 270, 200.

[実施例75]
3−アミノ−4−((3S)−3−{[2−(1H−イミダゾール−1−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド(例示化合物番号1−17)
出発原料(アミン化合物):参考例63の化合物
黄色粉末;
Mp 105-115 ℃;
1H NMR(CDCl3, 500 MHz) δ 1.06-1.18 (1H, m), 1.69-1.95 (3H, m), 2.05-2.15 (1H, m), 2.36 (1H, t, J = 11.2 Hz), 2.61 (1H, t, J = 11.2 Hz), 3.24-3.49 (4H, m), 3.58-3.73 (2H, m), 4.09 (2H, t, J = 5.5 Hz), 5.32 (2H, brs), 6.87 (1H, d, J = 5.5 Hz), 6.92-7.02 (4H, m), 7.50 (1H, s), 8.48 (1H, d, J = 5.5 Hz);
MS (FAB) m/z: 401 [M+H+], 384, 356, 200.

[実施例76]
3−アミノ−4−((3S)−3−{[2−(1H−イミダゾール−1−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル) −6−メチルチエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド(例示化合物番号1−153)
出発原料(アミン化合物):参考例63の化合物
淡黄色粉末;
Mp 105-110 ℃;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.01-1.19 (1H, m), 1.68-1.94 (3H, m), 2.00-2.13 (1H, m), 2.28-2.40 (1H, m), 2.52-2.63 (1H, m), 2.61 (3H, s), 3.22-3.47 (4H, m), 3.67-3.74 (2H, m), 4.09 (2H, t, J = 5.1 Hz), 5.28 (2H, brs), 6.72 (1H, s), 6.95 (2H, brs), 6.96 (1H, s), 6.99 (1H, s), 7.49 (1H, s);
MS (FAB) m/z: 415 [M+H+], 398, 370, 242.

[実施例77]
3−アミノ−6−メチル−4−((3S)−3−{[2−(2−メチル−1H−テトラゾール−1−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド 塩酸塩(例示化合物番号1−156)
出発原料(アミン化合物):参考例64の化合物
黄色非定型固体;
1H NMR(DMSO-d6, 400 MHz) δ 1.02-1.21 (1H, m), 1.66-1.81 (3H, m), 2.00-2.12 (1H, m), 2.58 (3H, s), 2.55-2.65 (1H, m), 2.59 (3H, s), 2.81-2.95 (1H, m), 3.23-3.38 (2H, m), 3.43-3.55 (2H, m), 3.63-3.76 (2H, m), 4.27 (2H, t, J = 5.1 Hz), 6.97 (1H, s), 7.22 (2H, brs), 7.47 (1H, d, J = 2.0 Hz), 7.56 (1H, d, J = 2.0 Hz);
MS (FAB) m/z: 429 [M+H+], 412, 242, 200, 165.

[実施例78]
3−アミノ−4−((3S)−3−{[2−(1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド(例示化合物番号1−25)
出発原料(アミン化合物):参考例65の化合物
白色粉末;
Mp 184-186 ℃;
IR (KBr) νmax 3433, 3324, 3169, 2931, 2858, 1651, 1582 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 0.97-1.14 (1H, m), 1.70-1.96 (3H, m), 2.02-2.15 (1H, m), 2.19-2.31 (1H, m), 2.57-2.70 (1H, m), 3.13-3.26 (1H, m), 3.32-3.50 (3H, m), 3.68-3.86 (2H, m), 4.47-4.62 (2H, m), 5.32 (2H, brs), 6.84 (1H, d, J = 5.5 Hz), 6.98 (2H, brs), 7.57 (1H, s), 7.67 (1H, brs), 8.47 (1H, d, J = 5.5 Hz);
MS (FAB) m/z: 402 [M+H]+, 385, 357, 273;
Anal. Calcd for C18H23N7O2S・0.2H2O: C, 54.22; H, 6.13; N, 23.29. Found: C, 54.17; H, 6.03; N, 23.15。

[実施例79]
3−アミノ−6−メチル−4−((3S)−3−{[2−(1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド(例示化合物番号1−161)
出発原料(アミン化合物):参考例65の化合物
淡黄色粉末;
Mp 147-149 ℃;
IR (KBr) νmax 3436, 3321, 3165, 2942, 2860, 1649, 1580 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 0.96-1.12 (1H, m), 1.68-1.95 (3H, m), 2.00-2.14 (1H, m), 2.18-2.29 (1H, m), 2.52-2.66 (1H, m), 2.61 (3H, s), 3.14-3.24 (1H, m), 3.31-3.48 (3H, m), 3.68-3.86 (2H, m), 4.48-4.62 (2H, m), 5.27 (2H, brs), 6.70 (1H, s), 6.95 (2H, brs), 7.56 (1H, s), 7.68 (1H, brs);
MS (FAB) m/z: 416 [M+H]+, 399, 273;
Anal. Calcd for C19H25N7O2S: C, 53.85; H, 5.77; N, 24.42. Found: C, 53.95; H, 5.79; N, 24.47。

[実施例80]
3−アミノ−4−((3S)−3−{[2−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド(例示化合物番号1−399)
出発原料(アミン化合物):参考例66の化合物
微黄色粉末;
Mp 108-110 ℃;
IR (KBr) νmax 3447, 3325, 3169, 2929, 2860, 1650, 1580, 1502 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 0.96-1.14 (1H, m), 1.67-1.91 (3H, m), 1.94-2.11 (1H, m), 2.28-2.41 (1H, m), 2.45-2.60 (1H, m), 3.20-3.49 (4H, m), 3.88-4.00 (2H, m), 4.60 (2H, t, J = 5.5 Hz), 5.23-5.41 (2H, brs), 6.83 (1H, d, J = 5.5 Hz), 6.96 (2H, brs), 7.56 (2H, brs), 8.45 (1H, d, J = 5.5 Hz);
MS (FAB) m/z: 402 [M+H]+, 385, 357, 270;
Anal. Calcd for C18H23N7O2S・0.2H2O: C, 53.37; H, 5.82; N, 24.20. Found: C, 53.30; H, 5.60; N, 24.14。

[実施例81]
3−アミノ−4−((3S)−3−{[2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド(例示化合物番号1−26)
出発原料(アミン化合物):参考例67の化合物
淡黄色粉末;
Mp 163-164 ℃;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 0.99-1.16 (1H, m), 1.67-1.95 (3H, m), 1.99-2.14 (1H, m), 2.35 (1H, t, J = 11.3 Hz), 2.58 (1H, t, J = 11.3 Hz), 3.21-3.46 (4H, m), 3.69-3.82 (2H, m), 4.34 (2H, t, J = 5.1 Hz), 5.32 (2H, brs), 6.86 (1H, d, J = 5.5 Hz), 6.97 (2H, brs), 7.92 (1H, s), 8.13 (1H, s), 8.48 (1H, d, J = 5.5 Hz);
MS (FAB) m/z: 402 [M+H+], 385, 357, 273, 242, 226, 165.

[実施例82]
3−アミノ−6−メチルー4−((3S)−{[2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド 塩酸塩(例示化合物番号1−162)
出発原料(アミン化合物):参考例67の化合物
黄色アモルファス;
1H NMR(CD3OD-d6, 400 MHz) δ 1.25-1.33(1H, m), 1.61-1.72(1H, m), 1.80-1.91(2H, m), 2.60(3H, s), 2.79-2.84(1H, m), 2.98-3.06(2H, m), 3.21-3.40(1H, m), 3.50-3.63(1H, m), 3.82-3.85(1H, m), 3.93-3.97(1H, m), 4.20-4.23(2H, m), 4.35-4.40(2H, m), 7.07(1H, s), 7.75(1H, s), 7.80(1H, s);
MS (FAB) m/z: 416[M+H]+,272,241,206;
Anal.Calcd for C19H25N7O2S.HCl:C, 50.49; H, 5.80; N, 21.69; Cl, 7.84; S, 7.09
Found: C, 50.20; H, 6.02; N, 21.54; Cl, 7.67; S,6.88.

[実施例83]
3−アミノ−4−((3S)−3−{[2−(4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド(例示化合物番号1−27)
出発原料(アミン化合物):参考例68の化合物
淡黄色泡状物質;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.04-1.69 (1H, m), 1.69-1.99 (3H, m), 2.07-2.17 (1H, m), 2.38 (1H, t, J = 11.3 Hz), 2.63 (1H, t, J = 11.3 Hz), 3.26-3.51 (4H, m), 3.59-3.73 (2H, m), 4.18 (2H, t, J = 5.1 Hz), 5.35 (2H, brs), 6.88 (1H, d, J = 5.5 Hz), 6.96 (2H, brs), 8.21 (2H, s), 8.49 (1H, d, J = 5.5 Hz);
MS (FAB) m/z: 402 [M+H+], 385, 357.

[実施例84]
3−アミノ−6−メチル−4−((3S)−3−{[2−(2H−テトラゾール−2−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド(例示化合物番号1−165)
出発原料(アミン化合物): 参考例49の化合物
淡黄色粉末;
Mp 94-96 ℃;
IR (KBr) νmax 3327, 2930, 1646, 1581, 1369, 1123 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 0.96-1.12 (1H, m), 1.68-1.90 (3H, m), 1.94-2.07 (1H, m), 2.27-2.39 (1H, m), 2.46-2.56 (1H, m), 2.61 (3H, s), 3.24-3.45 (4H, m), 3.93-4.06 (2H, m), 4.82 (2H, t, J = 5.5 Hz), 5.25 (2H, brs), 6.71 (1H, s), 6.92 (2H, brs), 8.49 (1H, s) ;
MS (FAB) m/z: 417 [M+H+], 400, 273, 242, 165;
Anal. Calcd for C18H24N8O2S・0.17H2O: C, 51.54; H, 5.85; N, 26.71; S, 7.64. Found: C, 51.50; H, 5.64; N, 26.50; S, 7.73.

[実施例85]
3−アミノ−4−((3S)−3−{[2−(1H−テトラゾール−1−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド(例示化合物番号1−28)
出発原料(アミン化合物):参考例69の化合物
淡黄色泡状物質;
IR (KBr) νmax 3327, 2934, 1648, 1581, 1502, 1373, 1106 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 0.99-1.14 (1H, m), 1.69-1.97 (3H, m), 2.02-2.16 (1H, m), 2.26-2.37 (1H, m), 2.57-2.68 (1H, m), 3.24-3.50 (4H, m), 3.71-3.85 (2H, m), 4.61 (2H, t, J = 5.5 Hz), 5.34 (2H, brs), 6.86 (1H, d, J = 5.5 Hz), 6.95 (2H, brs), 8.48 (1H, d, J = 5.5 Hz), 8.71 (1H, s);
MS (FAB) m/z: 403 [M+H+], 273, 180, 93;
Anal. Calcd for C17H22N8O2S・0.68H2O: C, 49.23; H, 5.68; N, 27.02; S, 7.73. Found: C, 49.64; H, 5.90; N, 26.59; S, 7.40.

[実施例86]
3−アミノ−6−メチル−4−((3S)−3−{[2−(1H−テトラゾール−1−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド(例示化合物番号1−164)
出発原料(アミン化合物):参考例69の化合物
淡黄色粉末;
Mp 177-179 ℃;
IR (KBr) νmax 3328, 2930, 1648, 1582, 1490, 1371, 1106 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 0.99-1.14 (1H, m), 1.67-1.97 (3H, m), 2.01-2.15 (1H, m), 2.21-2.36 (1H, m), 2.52-2.66 (1H, m), 2.61 (3H, s), 3.25-3.47 (4H, m), 3.72-3.86 (2H, m), 4.58-4.64 (2H, m), 5.29 (2H, brs), 6.71 (1H, s), 6.91 (2H, brs), 8.71 (1H, s) ;
MS (FAB) m/z: 417 [M+H+], 400, 372, 353, 242, 200, 176;
Anal. Calcd for C18H24N8O2S・0.50H2O: C, 50.81; H, 5.92; N, 26.33; S, 7.54. Found: C, 50.67; H, 5.78; N, 26.47; S, 7.58.

[実施例87]
3−アミノ−4−((3S)−3−{[2−(5−メチル−2H−テトラゾール−2−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド(例示化合物番号1−290)
出発原料(アミン化合物):参考例70の化合物
淡黄色泡状物質;
IR (KBr) νmax 3440, 3327, 2934, 1648, 1580, 1503, 1448, 1371, 1124 cm-1;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 0.99-1.15 (1H, m), 1.66-1.92 (3H, m), 1.96-2.10 (1H, m), 2.28-2.42 (1H, m), 2.49 (3H, s), 2.45-2.60 (1H, m), 3.22-3.47 (4H, m), 3.86-4.02 (2H, m), 4.72 (2H, t, J = 5.5 Hz), 5.31 (2H, brs), 6.86 (1H, d, J = 5.5 Hz), 6.96 (2H, brs), 8.47 (1H, d, J = 5.5 Hz);
MS (FAB) m/z: 417 [M+H+], 400, 273, 258, 242, 180;
Anal. Calcd for C18H24N8O2S・0.67H2O: C, 50.45; H, 5.96; N, 26.15; S, 7.48. Found: C, 50.49; H, 5.69; N, 25.86; S, 7.40.

[実施例88]
3−アミノ−6−メチル−4−((3S)−3−{[2−(5−メチル−2H−テトラゾール−2−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド 塩酸塩(例示化合物番号1−345)
出発原料(アミン化合物):参考例70の化合物
淡黄色非定型固体;
IR (KBr) νmax 3190, 2624, 1852, 1607, 1370, 1123 cm-1;
1H NMR(DMSO-d6, 400 MHz) δ 1.03-1.17 (1H, m), 1.60-1.77 (3H, m), 1.91-2.06 (1H, m), 2.40 (3H, s), 2.56-2.74 (1H, m), 2.60 (3H, s), 2.79-2.96 (1H, m), 3.24-3.56 (4H, m), 3.81-3.94 (2H, m), 4.77 (2H, t, J = 5.1 Hz), 7.24 (2H, brs);
MS (FAB) m/z: 431 [M+H+], 414, 319, 216, 93;
Anal. Calcd for C18H24N8O2S・HCl: C, 48.87; H, 5.83; N, 23.99; Cl, 7.59; S, 6.87. Found: C, 48.82; H, 5.78; N, 23.85; Cl, 7.84; S, 7.37.

[実施例89]
3−アミノ−4−((3S)−3−{[2−(5−メチル−1H−テトラゾール−1−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド(例示化合物番号1−289)
出発原料(アミン化合物):参考例71の化合物
淡黄色泡状物質;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 0.95-1.09 (1H, m), 1.67-1.83 (2H, m), 1.85-1.94 (1H, m), 1.99-2.10 (1H, m), 2.27 (1H, t, J = 11.3 Hz), 2.55 (3H, s), 2.60 (1H, t, J = 11.3 Hz), 3.18-3.46 (4H, m), 3.74-3.90 (2H, m), 4.44 (2H, t, J = 5.1 Hz), 5.33 (2H, brs), 6.86 (1H, d, J = 5.5 Hz), 6.96 (2H, brs), 8.49 (1H, d, J = 5.5 Hz);
MS (FAB) m/z: 417 [M+H+], 400, 273, 246, 165, 93.

[実施例90]
3−アミノ−6−メチル−4−((3S)−3−{[2−(5−メチル−1H−テトラゾール−1−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド(例示化合物番号1−344)
出発原料(アミン化合物):参考例71の化合物
淡黄色粉末;
Mp 126-131 ℃;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 0.92-1.09 (1H, m), 1.67-1.81 (2H, m), 1.83-1.93 (1H, m), 1.97-2.10 (1H, m), 2.24 (1H, t, J = 11.3 Hz), 2.55 (3H, s), 2.48-2.64 (1H, m), 2.62 (3H, s), 3.18-3.43 (4H, m), 3.76-3.91 (2H, m), 4.44 (2H, t, J = 5.1 Hz), 5.27 (2H, brs), 6.70 (1H, s), 6.92 (2H, brs);
MS (FAB) m/z: 431 [M+H+], 414, 273, 242, 200;

[実施例91]
3−アミノ−4−((3S)−3−{[3−(1H−イミダゾール−1−イル)プロポキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド(例示化合物番号1−37)
出発原料(アミン化合物):参考例72の化合物
淡黄色粉末;
Mp 152-153 ℃;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.07-1.23 (1H, m), 1.69-2.05 (5H, m), 2.06-2.19 (1H, m), 2.38-2.49 (1H, m), 2.58-2.69 (1H, m), 3.23-3.57 (6H, m), 4.04 (2H, t, J = 6.7 Hz), 5.31 (2H, brs), 6.89 (1H, brs), 6.91 (1H, t, J = 5.5 Hz), 7.01 (2H, brs), 7.05 (1H, brs), 7.45 (1H, brs), 8.48 (1H, d, J = 5.5 Hz);
MS (FAB) m/z: 415 [M+H+], 242, 165.

[実施例92]
3−アミノ−4−((3S)−3−{[3−((1H−イミダゾール−1−イル)プロポキシ]メチル}ピペリジン−1−イル) −6−メチルチエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド 2塩酸塩(例示化合物番号1−175)
出発原料(アミン化合物):参考例72の化合物
黄色非定型固体;
1H NMR(DMSO-d6, 400 MHz) δ 1.09-1.26 (1H, m), 1.68-1.83 (3H, m), 2.00-2.13 (3H, m), 2.57 (3H, s), 2.62-2.76 (1H, m), 2.78-2.94 (1H, m), 3.20-3.57 (6H, m), 4.23 (2H, t, J = 7.4 Hz), 7.00 (1H, s), 7.19 (2H, brs), 7.67 (1H, brs), 7.76 (1H, brs), 9.15 (1H, brs);
MS (FAB) m/z: 429 [M+H+], 412, 273, 242, 165.

[実施例93]
3−アミノ−6−メチル−4−((3S)−3−{[3−(1H−テトラゾール−1−イル)プロポキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド(例示化合物番号1−186)
出発原料(アミン化合物):参考例73の化合物
淡黄色粉末;
Mp 122-123 ℃;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.03-1.18 (1H, m), 1.71-1.97 (3H, m), 2.06-2.16 (1H, m), 2.17-2.24 (2H, m), 2.29-2.39 (1H, m), 2.61 (3H, s), 2.62-2.70 (1H, m), 3.20-3.29 (1H, m), 3.31-3.50 (4H, m), 3.51-3.59 (1H, m), 4.54 (2H, t, J = 7.0 Hz), 5.26 (2H, brs), 6.76 (1H, s), 6.96 (2H, brs), 8.65 (1H, brs);
MS (FAB) m/z: 431 [M+H+], 414, 242, 165.

[実施例94]
3−アミノ−4−((3S)−3−{[3−(2H−テトラゾール−2−イル)プロポキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド(例示化合物番号1−49)
出発原料(アミン化合物):参考例74の化合物
淡黄色粉末;
Mp 88-90 ℃;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 1.08-1.24 (1H, m), 1.72-1.96 (3H, m), 2.04-2.17 (1H, m), 2.22-2.31 (2H, m), 2.46 (1H, t, J = 11.3 Hz), 2.61 (1H, t, J = 11.3 Hz), 3.23-3.56 (6H, m), 4.77 (2H, t, J = 6.7 Hz), 5.30 (2H, brs), 6.93 (1H, d, J = 5.5 Hz), 7.01 (2H, brs), 8.47 (1H, d, J = 5.5 Hz), 8.48 (1H, s);
MS (FAB) m/z: 417 [M+H+], 273, 242, 165.

[実施例95]
3−アミノ−6−メチル−4−((3S)−3−{[3−(2H−テトラゾール−2−イル)プロポキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド 塩酸塩(例示化合物番号1−187)
出発原料(アミン化合物):参考例74の化合物
黄色非定型固体;
1H NMR(DMSO-d6, 400 MHz) δ 1.10-1.26 (1H, m), 1.69-1.82 (3H, m), 1.99-2.19 (3H, m), 2.58 (3H, s), 2.68-2.81 (1H, m), 2.84-2.98 (1H, m), 3.21-3.45 (4H, m), 3.47-3.60 (2H, m), 4.73 (2H, t, J = 6.7 Hz), 7.02 (1H, s), 7.20 (2H, brs), 8.93 (1H, s) ;
MS (FAB) m/z: 431 [M+H+], 414, 273, 242, 165.

[実施例96]
3−アミノ−4−((3S)−3−{[2−(2−エチル−2H−テトラゾール−5−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド 塩酸塩(例示化合物番号1−429)
出発原料(アミン化合物):参考例75の化合物
黄色粉末;
Mp 200-203 ℃;
IR (KBr) νmax 3315, 3160, 2938, 2864, 2597, 1653, 1608 cm-1;
1H NMR(DMSO-d6, 400 MHz) δ 1.06-1.22 (1H, m), 1.43 (3H, t, J = 7.4 Hz), 1.65-1.80 (3H, m), 1.99-2.12 (1H, m), 2.59-2.74 (1H, m), 2.79-2.93 (1H, m), 3.05 (2H, t, J = 6.7 Hz), 3.27-3.39 (2H, m), 3.40-3.51 (2H, m), 3.68-3.82 (2H, m), 4.59 (2H, t, J = 7.4 Hz), 7.05 (1H, d, J = 5.9 Hz), 7.21 (2H, brs), 8.45 (1H, d, J = 5.9 Hz);
MS (FAB) m/z: 431 [M+H]+, 414, 329, 273;
Anal. Calcd for C19H26N8O2S・HCl: C, 48.87; H, 5.83; N, 23.99; Cl, 7.59. Found: C, 48.79; H, 5.61; N, 23.82; Cl, 7.57。

[実施例97]
3−アミノ−4−((3S)−3−{[2−(1−エチル−1H−テトラゾール−5−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド(例示化合物番号1−419)
出発原料(アミン化合物):参考例76の化合物
微褐色アモルファス状物質;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 0.96-1.11 (1H, m), 1.49 (3H, t, J = 7.4 Hz), 1.68-1.94 (3H, m), 1.98-2.12 (1H, m), 2.23-2.35 (1H, m), 2.55-2.67 (1H, m), 3.11 (2H, t, J = 5.9 Hz), 3.21-3.29 (1H, m), 3.31-3.46 (3H, m), 3.75-3.89 (2H, m), 4.23-4.43 (2H, m), 5.30 (2H, brs), 6.85 (1H, d, J = 5.5 Hz), 6.97 (2H, brs), 8.47 (1H, d, J = 5.5 Hz);
MS (FAB) m/z: 431 [M+H]+, 414, 389。

[実施例98]
3−アミノ−4−((3S)−3−{[2−(1−エチル−1H−テトラゾール−5−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)−6−メチルチエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド(例示化合物番号1−424)
出発原料(アミン化合物):参考例76の化合物
微褐色アモルファス状物質;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 0.96-1.09 (1H, m), 1.49 (3H, t, J = 7.4 Hz), 1.71-1.92 (3H, m), 1.98-2.11 (1H, m), 2.22-2.32 (1H, m), 2.52-2.65 (1H, m), 2.61 (3H, s), 3.11 (2H, t, J = 5.9 Hz), 3.21-3.29 (1H, m), 3.32-3.44 (3H, m), 3.76-3.90 (2H, m), 4.25-4.44 (2H, m), 5.31 (2H, brs), 6.71 (1H, s), 6.94 (2H, brs);
MS (FAB) m/z: 445 [M+H]+, 273, 242。

[実施例99]
3−アミノ−6−メチル−4−((3S)−3−{[2−(1−プロピル−1H−テトラゾール−5−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド 二塩酸塩(例示化合物番号1−425)
出発原料(アミン化合物):参考例77の化合物
黄色粉末;
Mp 209-211 ℃;
IR (KBr) νmax 3320, 3181, 2931, 2863, 2674, 1652, 1599 cm-1;
1H NMR(DMSO-d6, 400 MHz) δ 0.82 (3H, t, J = 7.4 Hz), 1.02-1.21 (1H, m), 1.64-1.84 (5H, m), 1.97-2.10 (1H, m), 2.53-2.70 (1H, m), 2.57 (3H, s), 2.76-2.93 (1H, m), 3.14 (2H, t, J = 6.3 Hz), 3.23-3.53 (4H, m), 3.68-3.83 (2H, m), 4.23-4.32 (2H, m), 6.95 (1H, s), 7.19 (2H, brs);
MS (FAB) m/z: 459 [M+H]+, 329, 273;
Anal. Calcd for C21H30N8O2S・HCl・0.7H2O: C, 49.69; H, 6.43; N, 22.07; Cl, 6.98. Found: C, 49.63; H, 6.38; N, 21.78; Cl, 7.30。

[実施例100]
3−アミノ−4−((3S)−3−{[2−(1−イソプロピル−1H−テトラゾール−5−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル) −6−メチルチエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド(例示化合物番号1−426)
出発原料(アミン化合物):参考例78の化合物
淡黄色粉末;
Mp 140-145 ℃;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 0.97-1.13 (1H, m), 1.54 (3H, d, J = 6.7 Hz), 1.58 (3H, d, J = 6.7 Hz), 1.68-1.92 (3H, m), 1.99-2.10 (1H, m), 2.26-2.37 (1H, m), 2.50-2.63 (1H, m), 2.61 (3H, s), 3.11 (2H, t, J = 6.3 Hz), 3.24-3.45 (4H, m), 3.78-3.90 (2H, m), 4.59-4.71 (1H, m), 5.29 (2H, brs), 6.71 (1H, s), 6.94 (2H, brs);
MS (FAB) m/z: 459 [M+H+], 442, 273, 242, 165.

[実施例101]
3−アミノ−4−((3S)−3−{[2−(1−シクロプロピル−1H−テトラゾール−5−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル) −6−メチルチエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド(例示化合物番号1−427)
出発原料(アミン化合物):参考例79の化合物
淡黄色泡状物質;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 0.96-1.11 (1H, m), 1.12-1.32 (4H, m), 1.66-1.92 (3H, m), 1.98-2.10 (1H, m), 2.23-2.34 (1H, m), 2.50-2.64 (1H, m), 2.62 (3H, s), 3.21 (2H, t, J = 6.3 Hz), 3.23-3.31 (1H, m), 3.33-3.43 (3H, m), 3.51-3.57 (1H, m), 3.81-3.94 (2H, m), 5.28 (2H, brs), 6.71 (1H, s), 6.93 (2H, brs);
MS (FAB) m/z: 457 [M+H+], 440, 412, 357.

[実施例102]
3−アミノ−4−[(3S)−3−({2−[1−(2−メトキシエチル)−1H−テトラゾール−5−イル]エトキシ}メチル)ピペリジン−1−イル]−6−メチルチエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド(例示化合物番号1−428)
出発原料(アミン化合物):参考例80の化合物
微褐色アモルファス状物質;
1H NMR(CDCl3, 400 MHz) δ 0.95-1.11 (1H, m), 1.68-1.94 (3H, m), 1.98-2.12 (1H, m), 2.21-2.33 (1H, m), 2.53-2.66 (1H, m), 2.61 (3H, s), 3.18 (2H, t, J = 6.3 Hz), 3.19-3.26 (1H, m), 3.24 (3H, s), 3.30-3.59 (4H, m), 3.67-3.86 (4H, m), 4.39-4.59 (2H, m), 5.31 (2H, brs), 6.73 (1H, s), 6.94 (2H, brs);
MS (FAB) m/z: 475 [M+H]+, 458, 273, 242。
参考例及び実施例に記載された手法に従って、以下のような化合物も容易に製造することができる。
例示化合物表1
(表6)
--------------------------------------------------------------------------------
化合物
番 号 R1 m W n X1
--------------------------------------------------------------------------------
1-1 H 0 O 1 cPr
1-2 H 0 O 2 cPr
1-3 H 0 O 1 2-Me-cPr
1-4 H 0 O 2 2-Me-cPr
1-5 H 1 O 2 cPr
1-6 H 1 O 1 2-Me-cPr
1-7 H 1 O 2 2-Me-cPr
1-8 Me 0 O 1 cPr
1-9 Me 0 O 2 cPr
1-10 Me 0 O 1 2-Me-cPr
1-11 Me 0 O 2 2-Me-cPr
1-12 Me 1 O 2 cPr
1-13 Me 1 O 1 2-Me-cPr
1-14 Me 1 O 2 2-Me-cPr
1-15 H 1 O 2 1-Pyrl
1-16 H 1 O 2 2-Me-1-Pyrl
1-17 H 1 O 2 1-Imizl
1-18 H 1 O 2 4-Me-1-Imizl
1-19 H 1 O 2 5-Me-1-Imizl
1-20 H 1 O 2 2-Me-1-Imizl
1-21 H 1 O 2 1-Pyrazl
1-22 H 1 O 2 3-Me-1-Pyrazl
1-23 H 1 O 2 3-Me-2-Pyrazl
1-24 H 1 O 2 4-Me-1-Pyrazl
1-25 H 1 O 2 1-Triaz(1,2,3)
1-26 H 1 O 2 1-Triaz(1,2,4)
1-27 H 1 O 2 4-Triaz(1,2,4)
1-28 H 1 O 2 1-Tetraz
1-29 H 1 O 3 2-Oxo-1-Pyrldn
1-30 H 1 O 3 2-Oxo-1-Pip
1-31 H 1 O 3 2-Oxo-3-Oxazldn
1-32 H 1 O 3 2-Oxo-3-Oxaznn
1-33 H 1 O 3 3-Me-2-Oxo-1-Imizldn
1-34 H 1 O 3 1-Me-2,4-diOxo-3-Imizldn
1-35 H 1 O 3 1-Pyrl
1-36 H 1 O 3 2-Me-1-Pyrl
1-37 H 1 O 3 1-Imizl
1-38 H 1 O 3 4-Me-1-Imizl
1-39 H 1 O 3 5-Me-1-Imizl
1-40 H 1 O 3 2-Me-1-Imizl
1-41 H 1 O 3 1-Pyrazl
1-42 H 1 O 3 3-Me-1-Pyrazl
1-43 H 1 O 3 3-Me-2-Pyrazl
1-44 H 1 O 3 4-Me-1-Pyrazl
1-45 H 1 O 3 1-Triaz(1,2,3)
1-46 H 1 O 3 1-Triaz(1,2,4)
1-47 H 1 O 3 4-Triaz(1,2,4)
1-48 H 1 O 3 1-Tetraz
1-49 H 1 O 3 2-Tetraz
1-50 H 1 O 1 2-Fur
1-51 H 1 O 1 5-Me-2-Fur
1-52 H 1 O 1 2-Thi
1-53 H 1 O 1 5-Me-2-Thi
1-54 H 1 O 1 3-Thi
1-55 H 1 O 1 3-Me-2-Py
1-56 H 1 O 1 4-Me-2-Py
1-57 H 1 O 1 5-Me-2-Py
1-58 H 1 O 1 3-MeO-2-Py
1-59 H 1 O 1 4-MeO-2-Py
1-60 H 1 O 1 5-MeO-2-Py
1-61 H 1 O 1 3-F-2-Py
1-62 H 1 O 1 4-F-2-Py
1-63 H 1 O 1 5-F-2-Py
1-64 H 1 O 1 3-Cl-2-Py
1-65 H 1 O 1 4-Cl-2-Py
1-66 H 1 O 1 5-Cl-2-Py
1-67 H 1 O 1 3-Py
1-68 H 1 O 1 2-Me-3-Py
1-69 H 1 O 1 4-Me-3-Py
1-70 H 1 O 1 2-Me-5-Py
1-71 H 1 O 1 2-MeO-3-Py
1-72 H 1 O 1 4-MeO-3-Py
1-73 H 1 O 1 2-MeO-5-Py
1-74 H 1 O 1 2-F-3-Py
1-75 H 1 O 1 4-F-3-Py
1-76 H 1 O 1 2-F-5-Py
1-77 H 1 O 1 2-Cl-3-Py
1-78 H 1 O 1 4-Cl-3-Py
1-79 H 1 O 1 2-Cl-5-Py
1-80 H 1 O 1 4-Py
1-81 H 1 O 1 2-Me-4-Py
1-82 H 1 O 1 3-Me-4-Py
1-83 H 1 O 1 2-MeO-4-Py
1-84 H 1 O 1 3-MeO-4-Py
1-85 H 1 O 1 2-F-4-Py
1-86 H 1 O 1 3-F-4-Py
1-87 H 1 O 1 2-Cl-4-Py
1-88 H 1 O 1 3-Cl-4-Py
1-89 H 1 O 1 2-Oxaz
1-90 H 1 O 1 2-Thiz
1-91 H 1 O 1 1-Me-2-Imizl
1-92 H 1 O 1 5-Me-3-Oxadzl(1,2,4)
1-93 H 1 O 1 3-CF3-5-Oxadzl(1,2,4)
1-94 H 1 O 1 5-CF3-3-Oxadzl(1,2,4)
1-95 H 1 O 1 5-CF3-2-Oxadzl(1,3,4)
1-96 H 1 O 2 2-Fur
1-97 H 1 O 2 5-Me-2-Fur
1-98 H 1 O 2 2-Thi
1-99 H 1 O 2 5-Me-2-Thi
1-100 H 1 O 2 3-Thi
1-101 H 1 O 2 2-Py
1-102 H 1 O 2 3-Me-2-Py
1-103 H 1 O 2 4-Me-2-Py
1-104 H 1 O 2 5-Me-2-Py
1-105 H 1 O 2 3-MeO-2-Py
1-106 H 1 O 2 4-MeO-2-Py
1-107 H 1 O 2 5-MeO-2-Py
1-108 H 1 O 2 3-F-2-Py
1-109 H 1 O 2 4-F-2-Py
1-110 H 1 O 2 5-F-2-Py
1-111 H 1 O 2 3-Cl-2-Py
1-112 H 1 O 2 4-Cl-2-Py
1-113 H 1 O 2 5-Cl-2-Py
1-114 H 1 O 2 3-Py
1-115 H 1 O 2 2-Me-3-Py
1-116 H 1 O 2 4-Me-3-Py
1-117 H 1 O 2 2-Me-5-Py
1-118 H 1 O 2 2-MeO-3-Py
1-119 H 1 O 2 4-MeO-3-Py
1-120 H 1 O 2 2-MeO-5-Py
1-121 H 1 O 2 2-F-3-Py
1-122 H 1 O 2 4-F-3-Py
1-123 H 1 O 2 2-F-5-Py
1-124 H 1 O 2 2-Cl-3-Py
1-125 H 1 O 2 4-Cl-3-Py
1-126 H 1 O 2 2-Cl-5-Py
1-127 H 1 O 2 4-Py
1-128 H 1 O 2 2-Me-4-Py
1-129 H 1 O 2 3-Me-4-Py
1-130 H 1 O 2 2-MeO-4-Py
1-131 H 1 O 2 3-MeO-4-Py
1-132 H 1 O 2 2-F-4-Py
1-133 H 1 O 2 3-F-4-Py
1-134 H 1 O 2 2-Cl-4-Py
1-135 H 1 O 2 3-Cl-4-Py
1-136 H 1 O 2 2-Oxaz
1-137 H 1 O 2 2-Thiz
1-138 H 1 O 2 1-Me-2-Imizl
1-139 H 1 O 2 3-Me-5-Oxadzl(1,2,4)
1-140 H 1 O 2 5-Me-3-Oxadzl(1,2,4)
1-141 H 1 O 2 5-Me-2-Oxadzl(1,3,4)
1-142 H 1 O 2 3-CF3-5-Oxadzl(1,2,4)
1-143 H 1 O 2 5-CF3-3-Oxadzl(1,2,4)
1-144 H 1 O 2 5-CF3-2-Oxadzl(1,3,4)
1-145 Me 1 O 2 2-Oxo-1-Pyrldn
1-146 Me 1 O 2 2-Oxo-1-Pip
1-147 Me 1 O 2 2-Oxo-3-Oxazldn
1-148 Me 1 O 2 2-Oxo-3-Oxaznn
1-149 Me 1 O 2 3-Me-2-Oxo-1-Imizldn
1-150 Me 1 O 2 1-Me-2,4-diOxo-3-Imizldn
1-151 Me 1 O 2 1-Pyrl
1-152 Me 1 O 2 2-Me-1-Pyrl
1-153 Me 1 O 2 1-Imizl
1-154 Me 1 O 2 4-Me-1-Imizl
1-155 Me 1 O 2 5-Me-1-Imizl
1-156 Me 1 O 2 2-Me-1-Imizl
1-157 Me 1 O 2 1-Pyrazl
1-158 Me 1 O 2 3-Me-1-Pyrazl
1-159 Me 1 O 2 3-Me-2-Pyrazl
1-160 Me 1 O 2 4-Me-1-Pyrazl
1-161 Me 1 O 2 1-Triaz(1,2,3)
1-162 Me 1 O 2 1-Triaz(1,2,4)
1-163 Me 1 O 2 4-Triaz(1,2,4)
1-164 Me 1 O 2 1-Tetraz
1-165 Me 1 O 2 2-Tetraz
1-166 Me 1 O 3 2-Oxo-1-Pyrldn
1-167 Me 1 O 3 2-Oxo-1-Pip
1-168 Me 1 O 3 2-Oxo-3-Oxazldn
1-169 Me 1 O 3 2-Oxo-3-Oxazldn
1-170 Me 1 O 3 2-Oxo-3-Oxaznn
1-171 Me 1 O 3 3-Me-2-Oxo-1-Imizldn
1-172 Me 1 O 3 1-Me-2,4-diOxo-3-Imizldn
1-173 Me 1 O 3 1-Pyrl
1-174 Me 1 O 3 2-Me-1-Pyrl
1-175 Me 1 O 3 1-Imizl
1-176 Me 1 O 3 4-Me-1-Imizl
1-177 Me 1 O 3 5-Me-1-Imizl
1-178 Me 1 O 3 2-Me-1-Imizl
1-179 Me 1 O 3 1-Pyrazl
1-180 Me 1 O 3 3-Me-1-Pyrazl
1-181 Me 1 O 3 3-Me-2-Pyrazl
1-182 Me 1 O 3 4-Me-1-Pyrazl
1-183 Me 1 O 3 1-Triaz(1,2,3)
1-184 Me 1 O 3 1-Triaz(1,2,4)
1-185 Me 1 O 3 4-Triaz(1,2,4)
1-186 Me 1 O 3 1-Tetraz
1-187 Me 1 O 3 2-Tetraz
1-188 Me 1 O 1 2-Fur
1-189 Me 1 O 1 5-Me-2-Fur
1-190 Me 1 O 1 2-Thi
1-191 Me 1 O 1 5-Me-2-Thi
1-192 Me 1 O 1 3-Thi
1-193 Me 1 O 1 2-Py
1-194 Me 1 O 1 3-Me-2-Py
1-195 Me 1 O 1 4-Me-2-Py
1-196 Me 1 O 1 5-Me-2-Py
1-197 Me 1 O 1 3-MeO-2-Py
1-198 Me 1 O 1 4-MeO-2-Py
1-199 Me 1 O 1 5-MeO-2-Py
1-200 Me 1 O 1 3-F-2-Py
1-201 Me 1 O 1 4-F-2-Py
1-202 Me 1 O 1 5-F-2-Py
1-203 Me 1 O 1 3-Cl-2-Py
1-204 Me 1 O 1 4-Cl-2-Py
1-205 Me 1 O 1 5-Cl-2-Py
1-206 Me 1 O 1 3-Py
1-207 Me 1 O 1 2-Me-3-Py
1-208 Me 1 O 1 4-Me-3-Py
1-209 Me 1 O 1 2-Me-5-Py
1-210 Me 1 O 1 2-MeO-3-Py
1-211 Me 1 O 1 4-MeO-3-Py
1-212 Me 1 O 1 2-MeO-5-Py
1-213 Me 1 O 1 2-F-3-Py
1-214 Me 1 O 1 4-F-3-Py
1-215 Me 1 O 1 2-F-5-Py
1-216 Me 1 O 1 2-Cl-3-Py
1-217 Me 1 O 1 4-Cl-3-Py
1-218 Me 1 O 1 2-Cl-5-Py
1-219 Me 1 O 1 4-Py
1-220 Me 1 O 1 2-Me-4-Py
1-221 Me 1 O 1 3-Me-4-Py
1-222 Me 1 O 1 2-MeO-4-Py
1-223 Me 1 O 1 3-MeO-4-Py
1-224 Me 1 O 1 2-F-4-Py
1-225 Me 1 O 1 3-F-4-Py
1-226 Me 1 O 1 2-Cl-4-Py
1-227 Me 1 O 1 3-Cl-4-Py
1-228 Me 1 O 1 2-Oxaz
1-229 Me 1 O 1 2-Thiz
1-230 Me 1 O 1 1-Me-2-Imizl
1-231 Me 1 O 1 3-Me-5-Oxadzl(1,2,4)
1-232 Me 1 O 1 5-Me-3-Oxadzl(1,2,4)
1-233 Me 1 O 1 5-Me-2-Oxadzl(1,3,4)
1-234 Me 1 O 1 3-CF3-5-Oxadzl(1,2,4)
1-235 Me 1 O 1 5-CF3-3-Oxadzl(1,2,4)
1-236 Me 1 O 1 5-CF3-2-Oxadzl(1,3,4)
1-237 Me 1 O 1 2-Me-5-Tetraz
1-238 Me 1 O 1 1-Me-5-Tetraz
1-239 Me 1 O 2 2-Fur
1-240 Me 1 O 2 5-Me-2-Fur
1-241 Me 1 O 2 2-Thi
1-242 Me 1 O 2 5-Me-2-Thi
1-243 Me 1 O 2 3-Thi
1-244 Me 1 O 2 2-Py
1-245 Me 1 O 2 3-Me-2-Py
1-246 Me 1 O 2 4-Me-2-Py
1-247 Me 1 O 2 5-Me-2-Py
1-248 Me 1 O 2 3-MeO-2-Py
1-249 Me 1 O 2 4-MeO-2-Py
1-250 Me 1 O 2 5-MeO-2-Py
1-251 Me 1 O 2 3-F-2-Py
1-252 Me 1 O 2 4-F-2-Py
1-253 Me 1 O 2 5-F-2-Py
1-254 Me 1 O 2 3-Cl-2-Py
1-255 Me 1 O 2 4-Cl-2-Py
1-256 Me 1 O 2 5-Cl-2-Py
1-257 Me 1 O 2 3-Py
1-258 Me 1 O 2 2-Me-3-Py
1-259 Me 1 O 2 4-Me-3-Py
1-260 Me 1 O 2 2-Me-5-Py
1-261 Me 1 O 2 2-MeO-3-Py
1-262 Me 1 O 2 4-MeO-3-Py
1-263 Me 1 O 2 2-MeO-5-Py
1-264 Me 1 O 2 2-F-3-Py
1-265 Me 1 O 2 4-F-3-Py
1-266 Me 1 O 2 2-F-5-Py
1-267 Me 1 O 2 2-Cl-3-Py
1-268 Me 1 O 2 4-Cl-3-Py
1-269 Me 1 O 2 2-Cl-5-Py
1-270 Me 1 O 2 4-Py
1-271 Me 1 O 2 2-Me-4-Py
1-272 Me 1 O 2 3-Me-4-Py
1-273 Me 1 O 2 2-MeO-4-Py
1-274 Me 1 O 2 3-MeO-4-Py
1-275 Me 1 O 2 2-F-4-Py
1-276 Me 1 O 2 3-F-4-Py
1-277 Me 1 O 2 2-Cl-4-Py
1-278 Me 1 O 2 3-Cl-4-Py
1-279 Me 1 O 2 2-Oxaz
1-280 Me 1 O 2 2-Thiz
1-281 Me 1 O 2 1-Me-2-Imizl
1-282 Me 1 O 2 3-Me-5-Oxadzl(1,2,4)
1-283 Me 1 O 2 5-Me-3-Oxadzl(1,2,4)
1-284 Me 1 O 2 5-Me-2-Oxadzl(1,3,4)
1-285 Me 1 O 2 3-CF3-5-Oxadzl(1,2,4)
1-286 Me 1 O 2 5-CF3-3-Oxadzl(1,2,4)
1-287 Me 1 O 2 5-CF3-2-Oxadzl(1,3,4)
1-288 Me 1 O 2 1-Me-5-Tetraz
1-289 H 1 O 2 5-Me-1-Tetraz
1-290 H 1 O 2 5-Me-2-Tetraz
1-291 H 1 O 3 2-Fur
1-292 H 1 O 3 5-Me-2-Fur
1-293 H 1 O 3 2-Thi
1-294 H 1 O 3 5-Me-2-Thi
1-295 H 1 O 3 3-Thi
1-296 H 1 O 3 2-Py
1-297 H 1 O 3 3-Me-2-Py
1-298 H 1 O 3 4-Me-2-Py
1-299 H 1 O 3 5-Me-2-Py
1-300 H 1 O 3 3-MeO-2-Py
1-301 H 1 O 3 4-MeO-2-Py
1-302 H 1 O 3 5-MeO-2-Py
1-303 H 1 O 3 3-F-2-Py
1-304 H 1 O 3 4-F-2-Py
1-305 H 1 O 3 5-F-2-Py
1-306 H 1 O 3 3-Cl-2-Py
1-307 H 1 O 3 4-Cl-2-Py
1-308 H 1 O 3 5-Cl-2-Py
1-309 H 1 O 3 3-Py
1-310 H 1 O 3 2-Me-3-Py
1-311 H 1 O 3 4-Me-3-Py
1-312 H 1 O 3 2-Me-5-Py
1-313 H 1 O 3 2-MeO-3-Py
1-314 H 1 O 3 4-MeO-3-Py
1-315 H 1 O 3 2-MeO-5-Py
1-316 H 1 O 3 2-F-3-Py
1-317 H 1 O 3 4-F-3-Py
1-318 H 1 O 3 2-F-5-Py
1-319 H 1 O 3 2-Cl-3-Py
1-320 H 1 O 3 4-Cl-3-Py
1-321 H 1 O 3 2-Cl-5-Py
1-322 H 1 O 3 4-Py
1-323 H 1 O 3 2-Me-4-Py
1-324 H 1 O 3 3-Me-4-Py
1-325 H 1 O 3 2-MeO-4-Py
1-326 H 1 O 3 3-MeO-4-Py
1-327 H 1 O 3 2-F-4-Py
1-328 H 1 O 3 3-F-4-Py
1-329 H 1 O 3 2-Cl-4-Py
1-330 H 1 O 3 3-Cl-4-Py
1-331 H 1 O 3 2-Oxaz
1-332 H 1 O 3 2-Thiz
1-333 H 1 O 3 1-Me-2-Imizl
1-334 H 1 O 3 3-Me-5-Oxadzl(1,2,4)
1-335 H 1 O 3 5-Me-3-Oxadzl(1,2,4)
1-336 H 1 O 3 5-Me-2-Oxadzl(1,3,4)
1-337 H 1 O 3 3-CF3-5-Oxadzl(1,2,4)
1-338 H 1 O 3 5-CF3-3-Oxadzl(1,2,4)
1-339 H 1 O 3 5-CF3-2-Oxadzl(1,3,4)
1-340 H 1 O 3 2-Me-5-Tetraz
1-341 H 1 O 3 1-Me-5-Tetraz
1-342 H 1 O 3 5-Me-1-Tetraz
1-343 H 1 O 3 5-Me-2-Tetraz
1-344 Me 1 O 2 5-Me-1-Tetraz
1-345 Me 1 O 2 5-Me-2-Tetraz
1-346 Me 1 O 3 2-Fur
1-347 Me 1 O 3 5-Me-2-Fur
1-348 Me 1 O 3 2-Thi
1-349 Me 1 O 3 5-Me-2-Thi
1-350 Me 1 O 3 3-Thi
1-351 Me 1 O 3 2-Py
1-352 Me 1 O 3 3-Me-2-Py
1-353 Me 1 O 3 4-Me-2-Py
1-354 Me 1 O 3 5-Me-2-Py
1-355 Me 1 O 3 3-MeO-2-Py
1-356 Me 1 O 3 4-MeO-2-Py
1-357 Me 1 O 3 5-MeO-2-Py
1-358 Me 1 O 3 3-F-2-Py
1-359 Me 1 O 3 4-F-2-Py
1-360 Me 1 O 3 5-F-2-Py
1-361 Me 1 O 3 3-Cl-2-Py
1-362 Me 1 O 3 4-Cl-2-Py
1-363 Me 1 O 3 5-Cl-2-Py
1-364 Me 1 O 3 3-Py
1-365 Me 1 O 3 2-Me-3-Py
1-366 Me 1 O 3 4-Me-3-Py
1-367 Me 1 O 3 2-Me-5-Py
1-368 Me 1 O 3 2-MeO-3-Py
1-369 Me 1 O 3 4-MeO-3-Py
1-370 Me 1 O 3 2-MeO-5-Py
1-371 Me 1 O 3 2-F-3-Py
1-372 Me 1 O 3 4-F-3-Py
1-373 Me 1 O 3 2-F-5-Py
1-374 Me 1 O 3 2-Cl-3-Py
1-375 Me 1 O 3 4-Cl-3-Py
1-376 Me 1 O 3 2-Cl-5-Py
1-377 Me 1 O 3 4-Py
1-378 Me 1 O 3 2-Me-4-Py
1-379 Me 1 O 3 3-Me-4-Py
1-380 Me 1 O 3 2-MeO-4-Py
1-381 Me 1 O 3 3-MeO-4-Py
1-382 Me 1 O 3 2-F-4-Py
1-383 Me 1 O 3 3-F-4-Py
1-384 Me 1 O 3 2-Cl-4-Py
1-385 Me 1 O 3 3-Cl-4-Py
1-386 Me 1 O 3 2-Oxaz
1-387 Me 1 O 3 2-Thiz
1-388 Me 1 O 3 1-Me-2-Imizl
1-389 Me 1 O 3 3-Me-5-Oxadzl(1,2,4)
1-390 Me 1 O 3 5-Me-3-Oxadzl(1,2,4)
1-391 Me 1 O 3 5-Me-2-Oxadzl(1,3,4)
1-392 Me 1 O 3 3-CF3-5-Oxadzl(1,2,4)
1-393 Me 1 O 3 5-CF3-3-Oxadzl(1,2,4)
1-394 Me 1 O 3 5-CF3-2-Oxadzl(1,3,4)
1-395 Me 1 O 3 2-Me-5-Tetraz
1-396 Me 1 O 3 1-Me-5-Tetraz
1-397 Me 1 O 3 5-Me-1-Tetraz
1-398 Me 1 O 3 5-Me-2-Tetraz
1-399 H 1 O 2 2-Triaz(1,2,3)
1-400 Me 1 O 2 2-Triaz(1,2,3)
1-401 H 1 O 1 4,5-diMe-2-Thiz
1-402 H 1 O 1 4-Me-2-Thiz
1-403 H 1 O 1 5-Me-2-Thiz
1-404 H 1 O 1 2-Me-5-Thiz
1-405 H 1 O 1 3-Me-5-Thidz(1,2,4)
1-406 H 1 O 1 2-Me-5-Thidz(1,3,4)
1-407 Me 1 O 1 4,5-diMe-2-Thiz
1-408 Me 1 O 1 4-Me-2-Thiz
1-409 Me 1 O 1 5-Me-2-Thiz
1-410 Me 1 O 1 2-Me-5-Thiz
1-411 Me 1 O 1 3-Me-5-Thidz(1,2,4)
1-412 Me 1 O 1 2-Me-5-Thidz(1,3,4)
1-413 H 1 O 1 1-Me-4-Imizl
1-414 H 1 O 1 4-Me-3-Triaz(1,2,4)
1-415 H 1 O 1 3-Me-5-Py
1-416 Me 1 O 1 1-Me-4-Imizl
1-417 Me 1 O 1 4-Me-3-Triaz(1,2,4)
1-418 Me 1 O 1 3-Me-5-Py
1-419 H 1 O 2 1-Et-5-Tetraz
1-420 H 1 O 2 1-Pr-5-Tetraz
1-421 H 1 O 2 1-(i-Pr)-5-Tetraz
1-422 H 1 O 2 1-(c-Pr)-5-Tetraz
1-423 H 1 O 2 1-(2-MeO-Et)-5-Tetraz
1-424 Me 1 O 2 1-Et-5-Tetraz
1-425 Me 1 O 2 1-Pr-5-Tetraz
1-426 Me 1 O 2 1-(i-Pr)-5-Tetraz
1-427 Me 1 O 2 1-(c-Pr)-5-Tetraz
1-428 Me 1 O 2 1-(2-MeO-Et)-5-Tetraz
1-429 H 1 O 2 2-Et-5-Tetraz
1-430 Me 1 O 2 2-Et-5-Tetraz
1-431 H 1 O 3 2-Me-5-Tetraz
1-432 H 1 O 3 1-Me-5-Tetraz
1-433 Me 1 O 3 2-Me-5-Tetraz
1-434 Me 1 O 3 1-Me-5-Tetraz
1-435 H 1 O 1 1-Me-4-Imdzl
1-436 H 1 O 1 3-Me-4-Imdzl
1-437 H 1 O 1 3-Et-4-Imdzl
1-438 Me 1 O 1 1-Me-4-Imdzl
1-439 Me 1 O 1 3-Me-4-Imdzl
1-440 Me 1 O 1 3-Et-4-Imdzl
1-441 H 1 O 1 4-Me-5-Oxo-3-Oxadzl(1,2,4)
1-442 Me 1 O 1 4-Me-5-Oxo-3-Oxadzl(1,2,4)
------------------------------------------------------------------------------。

例示化合物表2
(表7)
--------------------------------------------------------------------------------
化合物 -(CH2)m-X2
番 号 R1 k m Y 置換位置 X2
--------------------------------------------------------------------------------
2-1 H 1 0 CH a 2-Oxo-1-Pyrldn
2-2 H 1 0 CH a 2-Oxo-1-Pip
2-3 H 1 0 CH a 2-Oxo-3-Oxazldn
2-4 H 1 0 CH a 2-Oxo-3-Oxaznn
2-5 H 1 0 CH a 3-Me-2-Oxo-1-Imizldn
2-6 H 1 0 CH a 3-Me-1,3-dihydro-2-Oxo-2H-1-Imizl
2-7 H 1 0 CH a 3-Me-2-Oxo-1-tetrahydroPymd
2-8 H 1 0 CH a 1-Me-2,4-diOxo-3-Imizldn
2-9 H 1 0 CH a 2-Oxaz
2-10 H 1 0 CH a 4,5-dihydro-2-Oxaz
2-11 H 1 0 CH a 5,6-dihydro-4H-2-Oxazn(1,3)
2-12 H 1 0 CH a 2-Thiz
2-13 H 1 0 CH a 4,5-dihydro-2-Thiz
2-14 H 1 0 CH a 5,6-dihydro-4H-2-Thizn(1,3)
2-15 H 1 0 CH a 5-Me-3-IOxaz
2-16 H 1 0 CH a 4,5-dihydro3-IOxaz
2-17 H 1 0 CH a 1-Me-1H-5-Pyrazl
2-18 H 1 0 CH a 1,2-diMe-4-Imizl
2-19 H 1 0 CH a 2-Imizl
2-20 H 1 0 CH a 1-Me-2-Imizl
2-21 H 1 0 CH a 3,4-diMe-4H-5-Triaz(1,2,4)
2-22 H 1 0 CH a 1,3-diMe-1H-5-Triaz(1,2,4)
2-23 H 1 0 CH a 4-Me-4H-3-Triaz(1,2,4)
2-24 H 1 0 CH a 3-Me-5-Oxadzl(1,2,4)
2-25 H 1 0 CH a 5-Me-2-Oxadzl(1,3,4)
2-26 H 1 0 CH a 5-Me-3-Oxadzl(1,2,4)
2-27 H 1 0 CH a 4-Me-5-Oxo-3-Oxadzl(1,2,4)
2-28 H 1 0 CH a 3-Me-5-Thidz(1,2,4)
2-29 H 1 0 CH a 5-Me-3-Thidz(1,2,4)
2-30 H 1 0 CH a 2-Me-5-Tetraz
2-31 H 1 0 CH a 1-Me-5-Tetraz
2-32 H 1 0 CH a 2-Et-5-Tetraz
2-33 H 1 0 CH a 1-Et-5-Tetraz
2-34 H 1 0 CH a 2-(2-MeO-Et)5-Tetraz
2-35 H 1 0 CH a 1-(2-MeO-Et)5-Tetraz
2-36 H 1 0 CH a 2-(4-methoxybenzyl)5-Tetraz
2-37 H 2 0 CH a 2-Oxo-3-Oxaznn
2-38 H 2 0 CH a 3-Me-2-Oxo-1-tetrahydroPymd
2-39 H 2 0 CH a 1-Me-2,4-diOxo-3-Imizldn
2-40 H 2 0 CH a 5,6-dihydro-4H-2-Oxazn(1,3)
2-41 H 2 0 CH a 2-Thiz
2-42 H 2 0 CH a 5,6-dihydro-4H-2-Thizn(1,3)
2-43 H 2 0 CH a 5-Me-3-Thidz(1,2,4)
2-44 H 2 0 CH a 2-Pr-5-Tetraz
2-45 H 2 1 CH a 2-Oxo-1-Pyrldn
2-46 H 2 1 CH a 2-Oxo-1-Pip
2-47 H 2 1 CH a 2-Oxo-3-Oxazldn
2-48 H 2 1 CH a 2-Oxo-3-Oxaznn
2-49 H 2 1 CH a 3-Me-2-Oxo-1-Imizldn
2-50 H 2 1 CH a 3-Me-1,3-dihydro-2-Oxo-2H-1-Imizl
2-51 H 2 1 CH a 3-Me-2-Oxo-1-tetrahydroPymd
2-52 H 2 1 CH a 1-Me-2,4-diOxo-3-Imizldn
2-53 H 2 1 CH a 2-Oxaz
2-54 H 2 1 CH a 5,6-dihydro-4H-2-Oxazn(1,3)
2-55 H 2 1 CH a 2-Thiz
2-56 H 2 1 CH a 4,5-dihydro-2-Thiz
2-57 H 2 1 CH a 5,6-dihydro-4H-2-Thizn(1,3)
2-58 H 2 1 CH a 5-Me-3-IOxaz
2-59 H 2 1 CH a 4,5-dihydro3-IOxaz
2-60 H 2 1 CH a 1-Me-1H-5-Pyrazl
2-61 H 2 1 CH a 1,2-diMe-4-Imizl
2-62 H 2 1 CH a 2-Imizl
2-63 H 2 1 CH a 1-Me-2-Imizl
2-64 H 2 1 CH a 3,4-diMe-4H-5-Triaz(1,2,4)
2-65 H 2 1 CH a 1,3-diMe-1H-5-Triaz(1,2,4)
2-66 H 2 1 CH a 4-Me-4H-3-Triaz(1,2,4)
2-67 H 2 1 CH a 3-Me-5-Oxadzl(1,2,4)
2-68 H 2 1 CH a 5-Me-2-Oxadzl(1,3,4)
2-69 H 2 1 CH a 5-Me-3-Oxadzl(1,2,4)
2-70 H 2 1 CH a 4-Me-5-Oxo-3-Oxadzl(1,2,4)
2-71 H 2 1 CH a 3-Me-5-Thidz(1,2,4)
2-72 H 2 1 CH a 5-Me-3-Thidz(1,2,4)
2-73 H 2 1 CH a 2-Et-5-Tetraz
2-74 H 2 1 CH a 1-Et-5-Tetraz
2-75 H 2 1 CH a 2-(2-MeO-Et)5-Tetraz
2-76 H 2 1 CH a 1-(2-MeO-Et)5-Tetraz
2-77 H 2 1 CH a 2-Pr-5-Tetraz
2-78 H 1 0 CH b 2-Oxo-1-Pyrldn
2-79 H 1 0 CH b 2-Oxo-1-Pip
2-80 H 1 0 CH b 2-Oxo-3-Oxazldn
2-81 H 1 0 CH b 2-Oxo-3-Oxaznn
2-82 H 1 0 CH b 3-Me-2-Oxo-1-Imizldn
2-83 H 1 0 CH b 3-Me-1,3-dihydro-2-Oxo-2H-1-Imizl
2-84 H 1 0 CH b 3-Me-2-Oxo-1-tetrahydroPymd
2-85 H 1 0 CH b 1-Me-2,4-diOxo-3-Imizldn
2-86 H 1 0 CH b 2-Oxaz
2-87 H 1 0 CH b 4,5-dihydro-2-Oxaz
2-88 H 1 0 CH b 5,6-dihydro-4H-2-Oxazn(1,3)
2-89 H 1 0 CH b 2-Thiz
2-90 H 1 0 CH b 4,5-dihydro-2-Thiz
2-91 H 1 0 CH b 5,6-dihydro-4H-2-Thizn(1,3)
2-92 H 1 0 CH b 5-Me-3-IOxaz
2-93 H 1 0 CH b 4,5-dihydro3-IOxaz
2-94 H 1 0 CH b 1-Me-1H-5-Pyrazl
2-95 H 1 0 CH b 1,2-diMe-4-Imizl
2-96 H 1 0 CH b 2-Imizl
2-97 H 1 0 CH b 1-Me-2-Imizl
2-98 H 1 0 CH b 3,4-diMe-4H-5-Triaz(1,2,4)
2-99 H 1 0 CH b 1,3-diMe-1H-5-Triaz(1,2,4)
2-100 H 1 0 CH b 4-Me-4H-3-Triaz(1,2,4)
2-101 H 1 0 CH b 3-Me-5-Oxadzl(1,2,4)
2-102 H 1 0 CH b 5-Me-2-Oxadzl(1,3,4)
2-103 H 1 0 CH b 5-Me-3-Oxadzl(1,2,4)
2-104 H 1 0 CH b 4-Me-5-Oxo-3-Oxadzl(1,2,4)
2-105 H 1 0 CH b 3-Me-5-Thidz(1,2,4)
2-106 H 1 0 CH b 5-Me-3-Thidz(1,2,4)
2-107 H 1 0 CH b 2-Me-5-Tetraz
2-108 H 1 0 CH b 2-Et-5-Tetraz
2-109 H 1 0 CH b 1-Et-5-Tetraz
2-110 H 1 0 CH b 2-(2-MeO-Et)5-Tetraz
2-111 H 1 0 CH b 1-(2-MeO-Et)5-Tetraz
2-112 H 1 0 CH b 2-Pr-5-Tetraz
2-113 H 2 0 CH b 2-Oxo-1-Pyrldn
2-114 H 2 0 CH b 2-Oxo-1-Pip
2-115 H 2 0 CH b 2-Oxo-3-Oxazldn
2-116 H 2 0 CH b 2-Oxo-3-Oxaznn
2-117 H 2 0 CH b 3-Me-2-Oxo-1-Imizldn
2-118 H 2 0 CH b 3-Me-1,3-dihydro-2-Oxo-2H-1-Imizl
2-119 H 2 0 CH b 3-Me-2-Oxo-1-tetrahydroPymd
2-120 H 2 0 CH b 1-Me-2,4-diOxo-3-Imizldn
2-121 H 2 0 CH b 2-Oxaz
2-122 H 2 0 CH b 5,6-dihydro-4H-2-Oxazn(1,3)
2-123 H 2 0 CH b 2-Thiz
2-124 H 2 0 CH b 4,5-dihydro-2-Thiz
2-125 H 2 0 CH b 5,6-dihydro-4H-2-Thizn(1,3)
2-126 H 2 0 CH b 5-Me-3-IOxaz
2-127 H 2 0 CH b 4,5-dihydro3-IOxaz
2-128 H 2 0 CH b 1-Me-1H-5-Pyrazl
2-129 H 2 0 CH b 1,2-diMe-4-Imizl
2-130 H 2 0 CH b 2-Imizl
2-131 H 2 0 CH b 1-Me-2-Imizl
2-132 H 2 0 CH b 3,4-diMe-4H-5-Triaz(1,2,4)
2-133 H 2 0 CH b 1,3-diMe-1H-5-Triaz(1,2,4)
2-134 H 2 0 CH b 4-Me-4H-3-Triaz(1,2,4)
2-135 H 2 0 CH b 3-Me-5-Oxadzl(1,2,4)
2-136 H 2 0 CH b 5-Me-2-Oxadzl(1,3,4)
2-137 H 2 0 CH b 5-Me-3-Oxadzl(1,2,4)
2-138 H 2 0 CH b 4-Me-5-Oxo-3-Oxadzl(1,2,4)
2-139 H 2 0 CH b 3-Me-5-Thidz(1,2,4)
2-140 H 2 0 CH b 5-Me-3-Thidz(1,2,4)
2-141 H 2 0 CH b 2-Me-5-Tetraz
2-142 H 2 0 CH b 1-Me-5-Tetraz
2-143 H 2 0 CH b 2-Et-5-Tetraz
2-144 H 2 0 CH b 1-Et-5-Tetraz
2-145 H 2 0 CH b 2-(2-MeO-Et)5-Tetraz
2-146 H 2 0 CH b 1-(2-MeO-Et)5-Tetraz
2-147 H 2 0 CH b 2-Pr-5-Tetraz
2-148 Me 1 0 CH a 2-Oxo-1-Pyrldn
2-149 Me 1 0 CH a 2-Oxo-1-Pip
2-150 Me 1 0 CH a 2-Oxo-3-Oxazldn
2-151 Me 1 0 CH a 2-Oxo-3-Oxaznn
2-152 Me 1 0 CH a 3-Me-2-Oxo-1-Imizldn
2-153 Me 1 0 CH a 3-Me-1,3-dihydro-2-Oxo-2H-1-Imizl
2-154 Me 1 0 CH a 3-Me-2-Oxo-1-tetrahydroPymd
2-155 Me 1 0 CH a 1-Me-2,4-diOxo-3-Imizldn
2-156 Me 1 0 CH a 2-Oxaz
2-157 Me 1 0 CH a 4,5-dihydro-2-Oxaz
2-158 Me 1 0 CH a 5,6-dihydro-4H-2-Oxazn(1,3)
2-159 Me 1 0 CH a 2-Thiz
2-160 Me 1 0 CH a 4,5-dihydro-2-Thiz
2-161 Me 1 0 CH a 5,6-dihydro-4H-2-Thizn(1,3)
2-162 Me 1 0 CH a 5-Me-3-IOxaz
2-163 Me 1 0 CH a 4,5-dihydro3-IOxaz
2-164 Me 1 0 CH a 1-Me-1H-5-Pyrazl
2-165 Me 1 0 CH a 1,2-diMe-4-Imizl
2-166 Me 1 0 CH a 2-Imizl
2-167 Me 1 0 CH a 1-Me-2-Imizl
2-168 Me 1 0 CH a 3,4-diMe-4H-5-Triaz(1,2,4)
2-169 Me 1 0 CH a 1,3-diMe-1H-5-Triaz(1,2,4)
2-170 Me 1 0 CH a 4-Me-4H-3-Triaz(1,2,4)
2-171 Me 1 0 CH a 3-Me-5-Oxadzl(1,2,4)
2-172 Me 1 0 CH a 5-Me-2-Oxadzl(1,3,4)
2-173 Me 1 0 CH a 5-Me-3-Oxadzl(1,2,4)
2-174 Me 1 0 CH a 4-Me-5-Oxo-3-Oxadzl(1,2,4)
2-175 Me 1 0 CH a 3-Me-5-Thidz(1,2,4)
2-176 Me 1 0 CH a 5-Me-3-Thidz(1,2,4)
2-177 Me 1 0 CH a 2-Me-5-Tetraz
2-178 Me 1 0 CH a 1-Me-5-Tetraz
2-179 Me 1 0 CH a 2-Et-5-Tetraz
2-180 Me 1 0 CH a 1-Et-5-Tetraz
2-181 Me 1 0 CH a 2-(2-MeO-Et)5-Tetraz
2-182 Me 1 0 CH a 1-(2-MeO-Et)5-Tetraz
2-183 Me 1 0 CH a 2-Pr-5-Tetraz
2-184 Me 2 0 CH a 2-Oxo-1-Pyrldn
2-185 Me 2 0 CH a 2-Oxo-1-Pip
2-186 Me 2 0 CH a 2-Oxo-3-Oxazldn
2-187 Me 2 0 CH a 2-Oxo-3-Oxaznn
2-188 Me 2 0 CH a 3-Me-2-Oxo-1-Imizldn
2-189 Me 2 0 CH a 3-Me-1,3-dihydro-2-Oxo-2H-1-Imizl
2-190 Me 2 0 CH a 3-Me-2-Oxo-1-tetrahydroPymd
2-191 Me 2 0 CH a 1-Me-2,4-diOxo-3-Imizldn
2-192 Me 2 0 CH a 2-Oxaz
2-193 Me 2 0 CH a 4,5-dihydro-2-Oxaz
2-194 Me 2 0 CH a 5,6-dihydro-4H-2-Oxazn(1,3)
2-195 Me 2 0 CH a 2-Thiz
2-196 Me 2 0 CH a 4,5-dihydro-2-Thiz
2-197 Me 2 0 CH a 5,6-dihydro-4H-2-Thizn(1,3)
2-198 Me 2 0 CH a 5-Me-3-IOxaz
2-199 Me 2 0 CH a 4,5-dihydro3-IOxaz
2-200 Me 2 0 CH a 1-Me-1H-5-Pyrazl
2-201 Me 2 0 CH a 1,2-diMe-4-Imizl
2-202 Me 2 0 CH a 2-Imizl
2-203 Me 2 0 CH a 1-Me-2-Imizl
2-204 Me 2 0 CH a 3,4-diMe-4H-5-Triaz(1,2,4)
2-205 Me 2 0 CH a 1,3-diMe-1H-5-Triaz(1,2,4)
2-206 Me 2 0 CH a 4-Me-4H-3-Triaz(1,2,4)
2-207 Me 2 0 CH a 3-Me-5-Oxadzl(1,2,4)
2-208 Me 2 0 CH a 5-Me-2-Oxadzl(1,3,4)
2-209 Me 2 0 CH a 5-Me-3-Oxadzl(1,2,4)
2-210 Me 2 0 CH a 4-Me-5-Oxo-3-Oxadzl(1,2,4)
2-211 Me 2 0 CH a 3-Me-5-Thidz(1,2,4)
2-212 Me 2 0 CH a 5-Me-3-Thidz(1,2,4)
2-213 Me 2 0 CH a 2-Me-5-Tetraz
2-214 Me 2 0 CH a 1-Me-5-Tetraz
2-215 Me 2 0 CH a 2-Et-5-Tetraz
2-216 Me 2 0 CH a 1-Et-5-Tetraz
2-217 Me 2 0 CH a 2-(2-MeO-Et)5-Tetraz
2-218 Me 2 0 CH a 1-(2-MeO-Et)5-Tetraz
2-219 Me 2 0 CH a 2-Pr-5-Tetraz
2-220 Me 1 0 CH b 2-Oxo-1-Pyrldn
2-221 Me 1 0 CH b 2-Oxo-1-Pip
2-222 Me 1 0 CH b 2-Oxo-3-Oxazldn
2-223 Me 1 0 CH b 2-Oxo-3-Oxaznn
2-224 Me 1 0 CH b 3-Me-2-Oxo-1-Imizldn
2-225 Me 1 0 CH b 3-Me-1,3-dihydro-2-Oxo-2H-1-Imizl
2-226 Me 1 0 CH b 3-Me-2-Oxo-1-tetrahydroPymd
2-227 Me 1 0 CH b 1-Me-2,4-diOxo-3-Imizldn
2-228 Me 1 0 CH b 2-Oxaz
2-229 Me 1 0 CH b 4,5-dihydro-2-Oxaz
2-230 Me 1 0 CH b 5,6-dihydro-4H-2-Oxazn(1,3)
2-231 Me 1 0 CH b 2-Thiz
2-232 Me 1 0 CH b 4,5-dihydro-2-Thiz
2-233 Me 1 0 CH b 5,6-dihydro-4H-2-Thizn(1,3)
2-234 Me 1 0 CH b 5-Me-3-IOxaz
2-235 Me 1 0 CH b 4,5-dihydro3-IOxaz
2-236 Me 1 0 CH b 1-Me-1H-5-Pyrazl
2-237 Me 1 0 CH b 1,2-diMe-4-Imizl
2-238 Me 1 0 CH b 2-Imizl
2-239 Me 1 0 CH b 1-Me-2-Imizl
2-240 Me 1 0 CH b 3,4-diMe-4H-5-Triaz(1,2,4)
2-241 Me 1 0 CH b 1,3-diMe-1H-5-Triaz(1,2,4)
2-242 Me 1 0 CH b 4-Me-4H-3-Triaz(1,2,4)
2-243 Me 1 0 CH b 3-Me-5-Oxadzl(1,2,4)
2-244 Me 1 0 CH b 5-Me-2-Oxadzl(1,3,4)
2-245 Me 1 0 CH b 5-Me-3-Oxadzl(1,2,4)
2-246 Me 1 0 CH b 4-Me-5-Oxo-3-Oxadzl(1,2,4)
2-247 Me 1 0 CH b 3-Me-5-Thidz(1,2,4)
2-248 Me 1 0 CH b 5-Me-3-Thidz(1,2,4)
2-249 Me 1 0 CH b 2-Me-5-Tetraz
2-250 Me 1 0 CH b 1-Me-5-Tetraz
2-251 Me 1 0 CH b 2-Et-5-Tetraz
2-252 Me 1 0 CH b 1-Et-5-Tetraz
2-253 Me 1 0 CH b 2-(2-MeO-Et)5-Tetraz
2-254 Me 1 0 CH b 1-(2-MeO-Et)5-Tetraz
2-255 Me 1 0 CH b 2-Pr-5-Tetraz
2-256 Me 2 0 CH b 2-Oxo-1-Pyrldn
2-257 Me 2 0 CH b 2-Oxo-1-Pip
2-258 Me 2 0 CH b 2-Oxo-3-Oxazldn
2-259 Me 2 0 CH b 2-Oxo-3-Oxaznn
2-260 Me 2 0 CH b 3-Me-2-Oxo-1-Imizldn
2-261 Me 2 0 CH b 3-Me-1,3-dihydro-2-Oxo-2H-1-Imizl
2-262 Me 2 0 CH b 3-Me-2-Oxo-1-tetrahydroPymd
2-263 Me 2 0 CH b 1-Me-2,4-diOxo-3-Imizldn
2-264 Me 2 0 CH b 2-Oxaz
2-265 Me 2 0 CH b 4,5-dihydro-2-Oxaz
2-266 Me 2 0 CH b 5,6-dihydro-4H-2-Oxazn(1,3)
2-267 Me 2 0 CH b 2-Thiz
2-268 Me 2 0 CH b 4,5-dihydro-2-Thiz
2-269 Me 2 0 CH b 5,6-dihydro-4H-2-Thizn(1,3)
2-270 Me 2 0 CH b 5-Me-3-IOxaz
2-271 Me 2 0 CH b 4,5-dihydro3-IOxaz
2-272 Me 2 0 CH b 1-Me-1H-5-Pyrazl
2-273 Me 2 0 CH b 1,2-diMe-4-Imizl
2-274 Me 2 0 CH b 2-Imizl
2-275 Me 2 0 CH b 1-Me-2-Imizl
2-276 Me 2 0 CH b 3,4-diMe-4H-5-Triaz(1,2,4)
2-277 Me 2 0 CH b 1,3-diMe-1H-5-Triaz(1,2,4)
2-278 Me 2 0 CH b 4-Me-4H-3-Triaz(1,2,4)
2-279 Me 2 0 CH b 3-Me-5-Oxadzl(1,2,4)
2-280 Me 2 0 CH b 5-Me-2-Oxadzl(1,3,4)
2-281 Me 2 0 CH b 5-Me-3-Oxadzl(1,2,4)
2-282 Me 2 0 CH b 4-Me-5-Oxo-3-Oxadzl(1,2,4)
2-283 Me 2 0 CH b 3-Me-5-Thidz(1,2,4)
2-284 Me 2 0 CH b 5-Me-3-Thidz(1,2,4)
2-285 Me 2 0 CH b 2-Me-5-Tetraz
2-286 Me 2 0 CH b 1-Me-5-Tetraz
2-287 Me 2 0 CH b 2-Et-5-Tetraz
2-288 Me 2 0 CH b 1-Et-5-Tetraz
2-289 Me 2 0 CH b 2-(2-MeO-Et)5-Tetraz
2-290 Me 2 0 CH b 1-(2-MeO-Et)5-Tetraz
2-291 Me 2 0 CH b 2-Pr-5-Tetraz
2-292 H 2 0 CH a 2-Oxo-1-Pyrldn
2-293 H 2 0 CH a 2-Oxo-1-Pip
2-294 H 2 0 CH a 2-Oxo-3-Oxazldn
2-295 H 2 0 CH a 2-Oxo-3-Oxaznn
2-296 H 2 0 CH a 3-Me-2-Oxo-1-Imizldn
2-297 H 2 0 CH a 3-Me-1,3-dihydro-2-Oxo-2H-1-Imizl
2-298 H 2 0 CH a 3-Me-2-Oxo-1-tetrahydroPymd
2-299 H 2 0 CH a 1-Me-2,4-diOxo-3-Imizldn
2-300 H 2 0 CH a 2-Oxaz
2-301 H 2 0 CH a 4,5-dihydro-2-Oxaz
2-302 H 2 0 CH a 5,6-dihydro-4H-2-Oxazn(1,3)
2-303 H 2 0 CH a 2-Thiz
2-304 H 2 0 CH a 4,5-dihydro-2-Thiz
2-305 H 2 0 CH a 5,6-dihydro-4H-2-Thizn(1,3)
2-306 H 2 0 CH a 5-Me-3-IOxaz
2-307 H 2 0 CH a 4,5-dihydro3-IOxaz
2-308 H 2 0 CH a 1-Me-1H-5-Pyrazl
2-309 H 2 0 CH a 1,2-diMe-4-Imizl
2-310 H 2 0 CH a 2-Imizl
2-311 H 2 0 CH a 1-Me-2-Imizl
2-312 H 2 0 CH a 3,4-diMe-4H-5-Triaz(1,2,4)
2-313 H 2 0 CH a 1,3-diMe-1H-5-Triaz(1,2,4)
2-314 H 2 0 CH a 4-Me-4H-3-Triaz(1,2,4)
2-315 H 2 0 CH a 3-Me-5-Oxadzl(1,2,4)
2-316 H 2 0 CH a 5-Me-2-Oxadzl(1,3,4)
2-317 H 2 0 CH a 5-Me-3-Oxadzl(1,2,4)
2-318 H 2 0 CH a 4-Me-5-Oxo-3-Oxadzl(1,2,4)
2-319 H 2 0 CH a 3-Me-5-Thidz(1,2,4)
2-320 H 2 0 CH a 5-Me-3-Thidz(1,2,4)
2-321 H 2 0 CH a 2-Me-5-Tetraz
2-322 H 2 0 CH a 1-Me-5-Tetraz
2-323 H 2 0 CH a 2-Et-5-Tetraz
2-324 H 2 0 CH a 1-Et-5-Tetraz
2-325 H 2 0 CH a 2-(2-MeO-Et)5-Tetraz
2-326 H 2 0 CH a 1-(2-MeO-Et)5-Tetraz
2-327 H 2 0 CH a 2-Pr-5-Tetraz
2-328 Me 2 0 CH a 2-Oxo-1-Pyrldn
2-329 Me 2 0 CH a 2-Oxo-1-Pip
2-330 Me 2 0 CH a 2-Oxo-3-Oxazldn
2-331 Me 2 0 CH a 2-Oxo-3-Oxaznn
2-332 Me 2 0 CH a 3-Me-2-Oxo-1-Imizldn
2-333 Me 2 0 CH a 3-Me-1,3-dihydro-2-Oxo-2H-1-Imizl
2-334 Me 2 0 CH a 3-Me-2-Oxo-1-tetrahydroPymd
2-335 Me 2 0 CH a 1-Me-2,4-diOxo-3-Imizldn
2-336 Me 2 0 CH a 2-Oxaz
2-337 Me 2 0 CH a 4,5-dihydro-2-Oxaz
2-338 Me 2 0 CH a 5,6-dihydro-4H-2-Oxazn(1,3)
2-339 Me 2 0 CH a 2-Thiz
2-340 Me 2 0 CH a 4,5-dihydro-2-Thiz
2-341 Me 2 0 CH a 5,6-dihydro-4H-2-Thizn(1,3)
2-342 Me 2 0 CH a 5-Me-3-IOxaz
2-343 Me 2 0 CH a 4,5-dihydro3-IOxaz
2-344 Me 2 0 CH a 1-Me-1H-5-Pyrazl
2-345 Me 2 0 CH a 1,2-diMe-4-Imizl
2-346 Me 2 0 CH a 2-Imizl
2-347 Me 2 0 CH a 1-Me-2-Imizl
2-348 Me 2 0 CH a 3,4-diMe-4H-5-Triaz(1,2,4)
2-349 Me 2 0 CH a 1,3-diMe-1H-5-Triaz(1,2,4)
2-350 Me 2 0 CH a 4-Me-4H-3-Triaz(1,2,4)
2-351 Me 2 0 CH a 3-Me-5-Oxadzl(1,2,4)
2-352 Me 2 0 CH a 5-Me-2-Oxadzl(1,3,4)
2-353 Me 2 0 CH a 5-Me-3-Oxadzl(1,2,4)
2-354 Me 2 0 CH a 4-Me-5-Oxo-3-Oxadzl(1,2,4)
2-355 Me 2 0 CH a 3-Me-5-Thidz(1,2,4)
2-356 Me 2 0 CH a 5-Me-3-Thidz(1,2,4)
2-357 Me 2 0 CH a 2-Me-5-Tetraz
2-358 Me 2 0 CH a 1-Me-5-Tetraz
2-359 Me 2 0 CH a 2-Et-5-Tetraz
2-360 Me 2 0 CH a 1-Et-5-Tetraz
2-361 Me 2 0 CH a 2-(2-MeO-Et)5-Tetraz
2-362 Me 2 0 CH a 1-(2-MeO-Et)5-Tetraz
2-363 Me 2 0 CH a 2-Pr-5-Tetraz
2-364 Me 1 0 CH a 2-Oxo-1-Pyrldn
------------------------------------------------------------------------------。
上記例示化合物表において用いられている略号は、それぞれ、以下の基を意味する。
cPr: cycropropyl
Et: ethyl
Me: methyl
2-Fur: 2-Furyl
1-Imizl: Imidazol-1-yl
2-Imizl: Imidazol-2-yl
2-Oxo-2H-1-Imizl: 2H-imidazol-2-one-1-yl
4-Imizl: Imidazol-4-yl
1-Imizldn: imidazolidin-1-yl
3-Me-2-Oxo-1-Imizldn: 3-methylimidazolidin-2-one-1-yl
3-Imizldn: imidazolidin-3-yl
1-Me-2,4-diOxo-3-Imizldn: 1-methylimidazolidine-2,4-dione-3-yl
2-Oxaz: 1,3-Oxazol-2-yl
3-IOxaz: isoxazol-3-yl
2-Oxazn(1,3): 1,3-Oxazin-2-yl
3-Oxazldn: Oxazolidin-3-yl
2-Oxo-3-Oxazldn: Oxazolidin-2-one-3-yl
3-Oxaznn: 1,3-oxazinan-3-yl
2-Oxo-3-Oxaznn: 1,3-oxazinan-2-one-3-yl
3-Oxadzl(1,2,4): 1,2,4-oxadiazol-3-yl
5-Oxo-3-Oxadzl(1,2,4): 1,2,4-oxadiazol-5(4H)-one-3-yl
5-Oxadzl(1,2,4): 1,2,4-oxadiazol-5-yl
2-Oxadzl(1,3,4): 1,3,4-oxadiazol-2-yl
1-Pip: Piperidin-1-yl
2-Oxo-1-Pip: Piperidin-2-one-1-yl
2-Py: 2-pyridyl
3-Py: 3-pyridyl
4-Py: 4-pyridyl
5-Py: 5-pyridyl
2-Oxo-1-tetrahydroPymd: tetrahydropyrimidin-2(1H)-one-1-yl
1-Pyrazl: Pyrazol-1-yl
2-Pyrazl: Pyrazol-2-yl
5-Pyrazl: pyrazol-5-yl
1-Pyrl: Pyrrol-1-yl
1-Pyrldn: Pyrrolidin-1-yl
2-Oxo-1-Pyrldn: Pyrrolidin-2-one-1-yl
1-Tetraz: 1-tetrazolyl
2-Tetraz: 2-tetrazolyl
5-Tetraz: tetrazol-5-yl
2-Thi: 2-thienyl
3-Thi: 3-thienyl
2-Thiz: (1,3-)Thiazol-2-yl
2-Thizn(1,3): 1,3- thiazin-2-yl
3-Thidz(1,2,4): 1,2,4-thiadiazol-3-yl
5-Thidz(1,2,4): 1,2,4-thiadiazol-5-yl
1-Triaz(1,2,3): 1,2,3-triazol-1-yl
1-Triaz(1,2,4): 1,2,4-triazol-1-yl
3-Triaz(1,2,4): 1,2,4-triazol-3-yl
4-Triaz(1,2,4): 1,2,4-triazol-4-yl
5-Triaz(1,2,4): 1,2,4-triazol-5-yl。
上述した実施例化合物及び、例示化合物のうち、好適な化合物は、実施例1乃至8、10乃至14、16乃至28及び31乃至54の化合物、並びに例示化合物番号1−17、1−21、1−25、1−26、1−28、1−37、1−49、1−67、1−91、1−92、1−145乃至1−149、1−153、1−161、1−162、1−164、1−165、1−169、1−175、1−186、1−187、1−193、1−206、1−230乃至1−232、1−288乃至1−290、1−344、1−345、1−399、1−404乃至1−406、1−412乃至1−415、1−419、1−424乃至1−429、1−431、1−432及び1−438乃至1−442の化合物であり、
更に好適な化合物は、実施例1乃至8、10乃至14、16、18乃至24、28、31乃至35、37乃至51、53及び54の化合物、並びに例示化合物番号1−17、1−25、1−26、1−28、1−37、1−49、1−67、1−91、1−92、1−153、1−161、1−162、1−164、1−165、1−169、1−175、1−186、1−187、1−193、1−206、1−230乃至1−232、1−289、1−290、1−344、1−345、1−404乃至1−406、1−412、1−413、1−415、1−419、1−424乃至1−428、1−431、1−432及び1−438乃至1−440の化合物であり、
特に好適な化合物は、実施例1乃至3、5乃至8、11乃至13、19乃至23、28、31、32、34、35、37乃至51、53及び54の化合物、並びに例示化合物番号1−17、1−25、1−26、1−28、1−49、1−67、1−91、1−92、1−153、1−161、1−162、1−165、1−186、1−187、1−206、1−231、1−232、1−289、1−344、1−404、1−406、1−412、1−419、1−424乃至1−428、1−439及び1−440の化合物である。
(製剤例)
(製剤例1) 散剤
実施例1の化合物 5g、乳糖 895gおよびトウモロコシデンプン 100gをブレンダーで混合することにより、散剤をえることができる。
(製剤例2) 顆粒剤
実施例28の化合物 5g、乳糖 865gおよび低置換度ヒドロキシプロピルセルロース 100gを混合した後、10%ヒドロキシプロピルセルロース水溶液 300gを加えて練合する。これを押し出し造粒機を用いて造粒し、乾燥すると顆粒剤が得られる。
(製剤例3) 錠剤
実施例48の化合物 5g、乳糖 90g、トウモロコシデンプン 34g、結晶セルロース 20gおよびステアリン酸マグネシウム 1gをブレンダーで混合した後、錠剤機で打錠することにより、錠剤が得られる。
(試験例)
(試験例1) 骨芽細胞分化試験
マウス骨髄由来のストローマ細胞であるST2細胞(入手先:理化学研究所)を用いた。本試験において、非働化した牛胎児血清(入手先:Hyclone社、FBS)を10%(v/v)、Penicillin - Streptomycin,Liquid(入手先:GIBCO BRL Cat.No.15140-122)を1%(v/v)となるように混合したα-MEM培地(入手先:GIBCO BRL Cat.No.10370-021)(以下10%-FBS-αMEMと略す)を用いた。本試験での培養はすべてCO2インキュベータ内(37℃、95%湿度、5%CO2)で行った。
上記の細胞を0.25 %トリプシン溶液(入手先:GIBCO BRL Cat.No.15050-065)2 mLで剥離させ、10%-FBS-αMEM 10 mLを加え細胞を分散させた後、遠心分離により(25℃, 800 rpm, 5分間)細胞を回収した。回収した細胞を10%-FBS-αMEMを用いて、4万 cells/mLの細胞懸濁液を調製した。細胞懸濁液を96穴マイクロプレート(Falcon社)に、4,000個/wellになるように100μLずつ各ウェルに分注し、24時間培養した。下記のコントロール群を除くウェルには、化合物を終濃度0.01、0.03、0.1、0.3 μg/mlになるように分注した。コントロール群のウェルには最終濃度0.1%(v/v)のDMSOを分注した。4日間培養後、各群に対してアルカリホスファターゼ(ALP)活性の測定を行った。
ALP活性の測定は、以下のように行った。即ち、培養プレートの各ウェルの培地を全量除去した後、Dulbecco’sリン酸バッファー(入手先:GIBCO BRL Cat.No.14190-144)100μLで分注し除去することにより、各wellを2回ずつ洗浄した。10 mM MgCl2、2%(v/v)TritonX-100(Sigma社)を含む細胞溶解液を作製し、細胞溶解液を50 μL/wellで分注し室温で5分、撹拌した。50 mMジエタノールアミン(和光純薬Cat.No.099-03112)、20 mM p-ニトロフェニルホスファイト(和光純薬Cat.No.147-02343)を含むALP基質溶液を作成し、ALP基質溶液を50 μL/well分注し、室温で10分間放置後、マイクロプレートリーダー(Bio-rad社)を用いて吸光度を測定した。各プレートのコントロール群の測定値を100 %とした際の、被験化合物添加群のアルカリフォスファターゼ活性増加率(%)を算出し、骨芽細胞の分化度として評価した。
本試験において、実施例1乃至8、10乃至14、16乃至24、26乃至28、31乃至35及び37乃至54の化合物は、0.03μg/mLで、150%以上のアルカリフォスファターゼ活性増加率を示した。
(試験例2) 破骨細胞形成抑制試験
18日齢ICRマウスを日本SLCより購入し、以下の実験に供した。マウスを頚椎脱臼死させ、左右大腿骨及び脛骨を摘出した。摘出した大腿骨及び脛骨の周囲の組織を除去した後、はさみで細かくミンスした。ミンスした大腿骨及び脛骨に15%-FBS-αMEM 10 mLを加え1分間攪拌後、上清を採取し、セルストレーナー(Becton Dickinson社)で濾過した。15%-FBS-αMEMを用いて、50万 cells/mLの細胞懸濁液を調製した。細胞懸濁液を96穴マイクロプレート(Falcon社)に、5万個/wellになるように100μLずつ各ウェルに分注し、24時間培養した。各ウェルは終濃度20 nMの活性型ビタミンD3(Sigma社、Cat.No.D1530)を分注した。下記のコントロール群を除くウェルには、化合物を終濃度0.01、0.03、0.1、0.3 μg/mlになるように分注した。コントロール群のウェルには最終濃度0.1%(v/v)のDMSOを分注した。5日間培養後、各群に対して酒石酸抵抗性酸性フォスファタ-ゼ(TRAP)活性の測定を行った。
TRAP活性の測定は、以下のように行った。即ち、培養プレートの各ウェルの培地を全量除去した後、Dulbecco’sリン酸バッファー(GIBCO BRL Cat.No.14190-144)100μLで分注し除去することにより、各wellを2回ずつ洗浄した。アセトン・エタノール混合液(1:1)で1分間保定後、保定液を除去し、Lewkocyte acid phosphataseキット(Sigma社、Cat.No.387-A)を用い37度で30分間染色した。染色液を除去後、10%sodium dodecylsulfate(和光純薬 Cat.No.191-07145)100μLを分注し5分間撹拌後、マイクロプレートリーダー(Bio-rad社)を用いて吸光度を測定した。各プレートのコントロール群の測定値を100 %とした際の、被験化合物添加群のTRAP活性低下率(%)を算出し、破骨細胞形成抑制活性として評価した。
本試験において、実施例11及び24の化合物は優れた破骨細胞形成抑制作用を示した。
(試験例3) 骨密度への影響
8週齢雌性F344ラットをチャ-ルスリバーより購入し以下の実験に用いた。ケタミン(12.5 mg/ml)・キシラジン(2.5 mg/ml)混合液を0.25 ml/100 gの容量で腹腔内投与して麻酔した後、卵巣摘出又は偽手術を施した。手術翌日より0.5%carboxymethyl cellulose sodium salt溶液(和光純薬 Cat.No.039-01335)に懸濁した被験化合物を一日一回、週6日経口投与した。投与6週後、ケタミン・キシラジン麻酔下腹部大動脈より全採血して安楽死させ、左右大腿骨を摘出した。
摘出した大腿骨は、軟部組織を除去した後、DXA装置DCS-600R(アロカ株式会社)を用いて骨密度測定した。骨密度は、大腿骨全体、並びに、全体を三等分して近位端、骨幹部及び遠位端部分に分けて評価した。
本試験において、実施例48の化合物は、10mg/kgで有意に骨密度を上昇させた。
(試験例4) 骨折治癒への影響
12週齢雌性F344ラットを用いて、ケタミン・キシラジン麻酔下、Liらの方法(J.Bone Miner.Res 1999,14:969-979)に準じ骨折術を行ない、手術翌日より0.5%carboxymethyl cellulose sodium salt溶液(和光純薬 Cat.No.039-01335)に懸濁した被験化合物を一日一回、週6日経口投与する。投与39日後、ケタミン・キシラジン麻酔下腹部大動脈より全採血して安楽死させ、大腿骨を摘出する。
摘出した大腿骨は、軟部組織を除去した後、骨強度測定装置MZ-500D(株式会社マルト-)を用いて測定する。3点曲げ試験を行い最大荷重で被験化合物の効果を評価することができる。
本発明の、一般式(I)を有する化合物又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有する組成物は、骨形成を促進する作用、骨吸収を抑制する作用及び/又は骨密度を改善する作用を有するので、医薬{特に、骨疾患[例えば、骨粗鬆症(例えば、閉経後骨粗鬆症、老人性骨粗鬆症又はステロイドや免疫抑制剤の使用による続発性骨粗鬆症)、関節リウマチに伴う骨減少症若しくは骨破壊、骨ページェット病、骨折、又は小人症に起因する骨形成不全]又は変形性関節症の予防若しくは治療のための医薬}として有用である。

Claims (20)

  1. 下記一般式(I)

    [式中、
    は、水素原子、シクロプロピル基又はC−Cアルキル基を示し、
    は、下記一般式(Ra)又は一般式(Rb)

    (式中、mは0又は1を示し;nは0、1、2又は3を示し;kは1又は2を示し;Rは水素原子又はC−Cアルキル基を示し;Wは酸素原子又は硫黄原子を示し;Xは置換基群αから選択される1乃至3個の基で置換されていてもよいシクロプロピル基、置換基群αから選択される1乃至4個の基で置換されていてもよい5又は6員ヘテロシクリル基、又は、置換基群αから選択される1乃至4個の基で置換されていてもよい5又は6員ヘテロアリール基を示し;Xは置換基群αから選択される1乃至4個の基で置換されていてもよい5又は6員ヘテロシクリル基、又は、置換基群αから選択される1乃至4個の基で置換されていてもよい5又は6員ヘテロアリール基を示し;YはCH又はNを示し;置換基群αは、ハロゲン原子、オキソ基、C−Cアルキル基、C−Cハロゲン化アルキル基、C−Cアルコキシ−C−Cアルキル基、C3−C6シクロアルキル基及びC−Cアルコキシ基からなる群を示す。)で表される基を示す。
    但し、Xが置換基群αから選択される1乃至3個の基で置換されていてもよいシクロプロピル基である場合は、nは1、2又は3であり、
    又はXが置換基群αから選択される1乃至4個の基で置換されていてもよい5又は6員ヘテロシクリル基であり、且つ当該基が飽和ヘテロシクリル基である場合は、当該基は少なくとも1つのオキソ基で置換されている基である。]
    を有する化合物又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有する医薬組成物。
  2. が、水素原子、シクロプロピル基又はC−Cアルキル基である、請求項1に記載された医薬組成物。
  3. が、水素原子、メチル基、エチル基、プロピル基又はシクロプロピル基である、請求項1に記載された医薬組成物。
  4. が、水素原子又はメチル基である、請求項1に記載された医薬組成物。
  5. が、下記一般式(Ra)、一般式(Rb−1)又は一般式(Rb−2)

    (式中、m、n、k、R、W、X、X及びYは前記と同意義を示す。)である、請求項1乃至請求項4から選択されるいずれか1項に記載された医薬組成物。
  6. 3が、水素原子又はメチル基である、請求項1乃至請求項5から選択されるいずれか1項に記載された医薬組成物。
  7. 3が、水素原子である、請求項1乃至請求項5から選択されるいずれか1項に記載された医薬組成物。
  8. が置換基群αから選択される1乃至4個の基で置換されていてもよい5又は6員ヘテロシクリル基、又は、置換基群αから選択される1乃至4個の基で置換されていてもよい5又は6員ヘテロアリール基であり、nが1、2又は3である、請求項1乃至請求項7から選択されるいずれか1項に記載された医薬組成物。
  9. が置換基群αから選択される1乃至4個の基で置換されていてもよい5又は6員ヘテロシクリル基、又は、置換基群αから選択される1乃至4個の基で置換されていてもよい5又は6員ヘテロアリール基であり、kが2である、請求項1乃至請求項7から選択されるいずれか1項に記載された医薬組成物。
  10. 又はXが、下記から選択されるいずれか1つの一般式で表される基

    (式中、R4a、R4b、R4c及びR4dは、同一又は異なって、水素原子又は置換基群αの定義におけるハロゲン原子、C−Cアルキル基、C−Cハロゲン化アルキル基、C−Cアルコキシ−C−Cアルキル基、C3−C6シクロアルキル基若しくはC−Cアルコキシ基を示す。)である、請求項1乃至請求項7から選択されるいずれか1項に記載された医薬組成物。
  11. 又はXが、下記から選択されるいずれか1つの一般式で表される基

    (式中、R4a、R4b、R4c及びR4dは、同一又は異なって、水素原子又は置換基群αの定義におけるハロゲン原子、C−Cアルキル基、C−Cハロゲン化アルキル基、C−Cアルコキシ−C−Cアルキル基、C3−C6シクロアルキル基若しくはC−Cアルコキシ基を示す。)である、請求項1乃至請求項7から選択されるいずれか1項に記載された医薬組成物。
  12. 4a、R4b、R4c及びR4dは、同一又は異なって、水素原子、C−Cアルキル基、C3−C6シクロアルキル基又はC−Cアルコキシ−C−Cアルキル基である、請求項11に記載された医薬組成物。
  13. 4a、R4b、R4c及びR4dは、同一又は異なって、水素原子、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、シクロプロピル基又は2−メトキシエチル基である、請求項11に記載された医薬組成物。
  14. 又はXが、下記から選択されるいずれか1つの式で表される基である、請求項1乃至請求項7から選択されるいずれか1項に記載された医薬組成物;
  15. が一般式(Ra)で表される基であり、Xがシクロプロピル基であり、nが1である、請求項1乃至請求項7から選択されるいずれか1項に記載された医薬組成物。
  16. 請求項1において、下記から選択される1つの化合物又はその塩を有効成分として含有する医薬組成物:
    3−アミノ−4−{4−[4−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン−1−イル}チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
    3−アミノ−4−{4−[4−(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン−1−イル}チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
    3−アミノ−4−{4−[4−(2−オキソピロリジン−1−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン−1−イル}チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
    3−アミノ−4−{4−[4−(5−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン−1−イル}チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
    3−アミノ−4−{4−[4−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン−1−イル}チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
    3−アミノ−4−{4−[4−(2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−3−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン-1-イル}チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
    3−アミノ−4−{4−[4−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)フェニル]−1,4−ジアゼパン−1−イル}チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
    3−アミノ−4−((3S)−3−{[(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)メトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
    3−アミノ−4−((3S)−3−{[2−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
    3−アミノ−4−(3−{〔(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)メトキシ〕メチル}ピペリジン−1−イル)チエノ〔2,3−b〕ピリジン−2−カルボキサミド、
    3−アミノ−4−{(3S)−3−[(シクロプロピルメトキシ)メチル]ピペリジン−1−イル}−6−メチルチエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
    3−アミノ−4−{(3S)−3−[(シクロプロピルメトキシ)メチル]ピペリジン−1−イル}チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
    3−アミノ−6−メチル−4−((3S)−3−{[2−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
    3−アミノ−4−(3−{[2−(2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−3−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
    3−アミノ−4−{(3S)−3−[(ピリジン−2−イルメトキシ)メチル]ピペリジン−1−イル}チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、及び
    3−アミノ−4−((3S)−3−{[2−(2H−テトラゾール−2−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド。
  17. 請求項1において、下記から選択される1つの化合物又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有する医薬組成物:
    3−アミノ−6−メチル−4−((3S)−3−{[(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)メトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
    3−アミノ−4−((3S)−3−{[(5−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)メトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
    3−アミノ−6−メチル−4−((3S)−3−{[(5−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)メトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
    3−アミノ−4−{(3S)−3−[(ピリジン−3−イルメトキシ)メチル]ピペリジン−1−イル)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
    3−アミノ−6−メチル−4−{(3S)−3−[(ピリジン−3−イルメトキシ)メチル]ピペリジン−1−イル)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
    3−アミノ−6−メチル−4−((3S)−3−{[(1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)メトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
    3−アミノ−4−((3S)−3−{[(1−メチル−1H−イミダゾール−2−イル)メトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
    3−アミノ−4−((3S)−3−{[(1−エチル−1H−イミダゾール−5−イル)メトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル) −6−メチルチエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
    3−アミノ−4−((3S)−3−{[2−(1H−イミダゾール−1−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
    3−アミノ−4−((3S)−3−{[2−(1H−イミダゾール−1−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル) −6−メチルチエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
    3−アミノ−4−((3S)−3−{[2−(1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
    3−アミノ−4−((3S)−3−{[2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
    3−アミノ−6−メチルー4−((3S)−{[2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
    3−アミノ−6−メチル−4−((3S)−3−{[2−(2H−テトラゾール−2−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
    3−アミノ−4−((3S)−3−{[2−(1H−テトラゾール−1−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
    3−アミノ−6−メチル−4−((3S)−3−{[2−(1H−テトラゾール−1−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
    3−アミノ−4−((3S)−3−{[2−(5−メチル−1H−テトラゾール−1−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
    3−アミノ−6−メチル−4−((3S)−3−{[2−(5−メチル−1H−テトラゾール−1−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
    3−アミノ−6−メチル−4−((3S)−3−{[3−(1H−テトラゾール−1−イル)プロポキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
    3−アミノ−4−((3S)−3−{[3−(2H−テトラゾール−2−イル)プロポキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
    3−アミノ−6−メチル−4−((3S)−3−{[3−(2H−テトラゾール−2−イル)プロポキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
    3−アミノ−4−((3S)−3−{[2−(1−エチル−1H−テトラゾール−5−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
    3−アミノ−4−((3S)−3−{[2−(1−エチル−1H−テトラゾール−5−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)−6−メチルチエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
    3−アミノ−6−メチル−4−((3S)−3−{[2−(1−プロピル−1H−テトラゾール−5−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
    3−アミノ−4−((3S)−3−{[2−(1−イソプロピル−1H−テトラゾール−5−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル) −6−メチルチエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
    3−アミノ−4−((3S)−3−{[2−(1−シクロプロピル−1H−テトラゾール−5−イル)エトキシ]メチル}ピペリジン−1−イル) −6−メチルチエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、及び
    3−アミノ−4−[(3S)−3−({2−[1−(2−メトキシエチル)−1H−テトラゾール−5−イル]エトキシ}メチル)ピペリジン−1−イル]−6−メチルチエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド。
  18. 骨疾患又は変形性関節症の予防若しくは治療のための、請求項1乃至17から選択されるいずれか1項に記載された医薬組成物。
  19. 骨疾患が、骨粗鬆症、関節リウマチに伴う骨減少症若しくは骨破壊、骨ページェット病、骨折、又は小人症に起因する骨形成不全である、請求項18に記載された医薬組成物。
  20. 骨粗鬆症が、閉経後骨粗鬆症、老人性骨粗鬆症又はステロイドや免疫抑制剤の使用による続発性骨粗鬆症である、請求項19に記載された医薬組成物。
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