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JP2008244229A - 半導体装置の製造方法及び半導体装置 - Google Patents

半導体装置の製造方法及び半導体装置 Download PDF

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JP2008244229A JP2007084026A JP2007084026A JP2008244229A JP 2008244229 A JP2008244229 A JP 2008244229A JP 2007084026 A JP2007084026 A JP 2007084026A JP 2007084026 A JP2007084026 A JP 2007084026A JP 2008244229 A JP2008244229 A JP 2008244229A
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Abstract

【課題】コンタクトホールの半導体基板表面への到達を防止できるようにした半導体装置の製造方法及び半導体装置を提供する。
【解決手段】Si基板1上にSiGe層を形成する工程と、SiGe層上にSi層5を形成する工程と、Si層5及びSiGe層を順次、部分的にエッチングして、SiGe層を露出させる溝Hを形成する工程と、溝Hを介してSiGe層をフッ硝酸溶液でエッチングすることによって、Si基板1とSi層5との間に空洞部を形成する工程と、空洞部の内部に面するSi基板1の上面及びSi層5の下面をそれぞれ熱酸化して、空洞部内に隙間を残しつつ当該隙間の上下にSiO2膜31a及び31bを形成する工程と、SiO2膜31a及び31bによって上下を挟まれた隙間にSi34膜32を形成する工程と、を含む。
【選択図】図5

Description

本発明は、半導体装置の製造方法及び半導体装置に関し、特に、半導体基板にSOI(Silicon On Insulator)構造を形成する技術に関する。
半導体装置の高性能化を図るために、回路素子を誘電体で分離し浮遊容量の少ない半導体集積回路を製造することを目指して、絶縁膜上に形成された薄膜のシリコン層(以下、「SOI(Silicon On Insulator)層」ともいう。)にトランジスタを形成する試みがなされている。また、Bulk(バルク)−Si基板の必要な場所にSOI構造を形成する技術として、例えば特許文献1や非特許文献1に開示された方法がある。
これらの文献に開示された方法はSBSI(Separation by Bonding Si Islands)法とも呼ばれ、バルク上に部分的にSOI構造を形成する方法である。SBSI法では、Si基板上にSi/SiGe層を成膜し、SiとSiGeとのエッチングレートの違いを利用してSiGe層のみを選択的に除去することにより、Si基板とSi層との間に空洞部を形成する。次に、空洞部の内部に面するSi基板の上面及びSi層の下面を熱酸化することにより、Si基板とSi層との間にSiO2膜(以下、BOX層ともいう。)を形成する。そして、Si基板上にCVD法でSiO2等を成膜し、これをCMPで平坦化し、さらに、希フッ酸(HF)溶液等でエッチングすることで、BOX層上のSi層(以下、SOI層ともいう。)表面を露出させる。
このような方法によれば、SOIデバイスの最大の課題である製造コストを下げることができ、且つ、SOI/Bulkトランジスタを混載することができる。その結果、SOIトランジスタ及びBulkトランジスタの両方の長所を生かしつつ、そのチップ面積を縮小することができる。
特開2005−354024号公報 T.Sakai et al."Separation by BondingSi Islands(SBSI) for LSI Application",Second International SiGe Technology and Device Meeting,Meeting Abstract,pp.230−231,May(2004) J.Widiez et al.,IEEE International SOI Conference,p.185,2004. Int.Tech.Roadmap for Semicond.,ED.2003. D.J.Frank et al.,IEDM,p.553,1992.
ところで、SOIデバイスは薄膜のSOI層上に形成されるため、通常のバルク−Si基板上に形成されるバルク−Siデバイスと比較してその製造プロセスは難易度が高い。特に、薄膜のSOI層上にコンタクトホールを形成する工程はプロセス上の大きな課題の一つであった。
即ち、SOI層に対して確実にコンタクトをとるためには、コンタクトホールを形成するドライエッチング工程において、SOI層を覆っている層間絶縁膜に対してオーバーエッチングを施すことが不可欠である。しかしながら、層間絶縁膜に対するオーバーエッチングの時間が長すぎると、SOI層のみならずBOX層をもエッチングしてしまい、最悪の場合、SOI層およびBOX層の両方を突き抜けた形でコンタクトホールが形成されてしまうおそれがあった。コンタクトホールがSi基板表面に到達してしまうと、例えば、SOI層に形成されたソースとドレインとがSi基板を介して短絡してしまうため、SOIデバイスが正しく動作しないおそれがあった。
そこで、本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、コンタクトホールの半導体基板表面への到達を防止できるようにした半導体装置の製造方法を提供することを目的の一つとする。また、信頼性の高い半導体装置の提供を目的の一つとする。
〔発明1〜3〕 上記課題を解決するために、発明1の半導体装置の製造方法は、半導体基板上に第1半導体層を形成する工程と、前記第1半導体層上に第2半導体層を形成する工程と、前記第2半導体層及び前記第1半導体層を順次、部分的にエッチングして、前記第1半導体層を露出させる第1溝を形成する工程と、前記第2半導体層よりも前記第1半導体層の方がエッチングされ易いエッチング条件で、前記第1溝を介して前記第1半導体層をエッチングすることによって、前記半導体基板と前記第2半導体層との間に空洞部を形成する工程と、前記空洞部の内部に面する前記半導体基板の上面及び前記第2半導体層の下面をそれぞれ熱酸化して、前記空洞部内に隙間を残しつつ当該隙間の上下に酸化膜を形成する工程と、前記酸化膜によって上下を挟まれた前記隙間に絶縁性のエッチングストッパー層を形成する工程と、を含むことを特徴とするものである。
ここで、「エッチングストッパー層」とは、「酸化膜」よりもエッチング速度の遅い(即ち、エッチングされにくい)膜であり、エッチングの進行を食い止める機能を有する膜のことである。酸化膜が例えばシリコン酸化(SiO2)膜の場合、エッチングストッパー層には例えばシリコン窒化(Si34)膜を使用することができる。
発明2の半導体装置の製造方法は、発明1の半導体装置の製造方法において、前記第2半導体層を形成する工程と、前記空洞部を形成する工程との間に、前記第2半導体層と前記第1半導体層とを部分的にエッチングして、前記第2半導体層と前記第1半導体層とを貫く第2溝を形成する工程と、前記第2半導体層を支持する支持体を少なくとも前記第2溝内に形成する工程と、をさらに含むことを特徴とするものである。
発明3の半導体装置の製造方法は、発明1又は発明2の半導体装置の製造方法において、前記第2半導体層にトランジスタを形成する工程と、前記トランジスタを覆うように前記半導体基板上に層間絶縁膜を形成する工程と、前記層間絶縁膜を部分的にエッチングして前記トランジスタのソース又はドレイン上にコンタクトホールを形成する工程と、をさらに含むことを特徴とするものである。
発明1〜3の半導体装置の製造方法によれば、例えば、層間絶縁膜を部分的にエッチングして第2半導体層を底面とするコンタクトホールを形成する際に、過度のエッチングによって第2半導体層を突き抜いてしまった場合でも、そのエッチングの進行を絶縁性のエッチングストッパー層で食い止めることができる。従って、コンタクトホールの半導体基板表面への到達を防ぐことができ、第2半導体層に形成されたトランジスタのソース及びドレインが半導体基板を介して短絡してしまう等の不具合を防止することができる。
〔発明4〕 発明4の半導体装置の製造方法は、半導体基板上に第1半導体層を形成する工程と、前記第1半導体層上に第2半導体層を形成する工程と、前記第2半導体層上に前記第1半導体層と同一の半導体材料からなる第3半導体層を形成する工程と、前記第3半導体層上に前記第2半導体層と同一の半導体材料からなる第4半導体層を形成する工程と、前記第4半導体層と、前記第3半導体層と、前記第2半導体層及び前記第1半導体層を順次、部分的にエッチングして、前記第3半導体層と前記第1半導体層とを露出させる溝を形成する工程と、前記第2半導体層よりも前記第1半導体層の方がエッチングされ易いエッチング条件で、前記溝を介して前記第1半導体層及び前記第3半導体層をエッチングすることによって、前記半導体基板と前記第2半導体層との間に第1空洞部を形成すると共に、前記第2半導体層と前記第4半導体層との間に第2空洞部を形成する工程と、前記第1空洞部内に第1酸化膜を形成する工程と、前記第2空洞部の内部に面する前記第2半導体層の上面及び前記第4半導体層の下面をそれぞれ熱酸化して、前記第2空洞部内に隙間を残しつつ当該隙間の上下に第2酸化膜を形成する工程と、前記隙間に絶縁性のエッチングストッパー層を形成する工程と、を含むことを特徴とするものである。
ここで、第4半導体層には例えばトランジスタが形成され、第2半導体層は例えば(トランジスタの閾値電圧を調整するための)バックゲート電極として使用される。
発明4の半導体装置の製造方法によれば、例えば、層間絶縁膜を部分的にエッチングして第4半導体層を底面とするコンタクトホールを形成する際に、過度のエッチングによって第4半導体層を突き抜いてしまった場合でも、そのエッチングの進行を絶縁性のエッチングストッパー層で食い止めることができる。従って、例えば、第4半導体層を底面とすべきコンタクトホールが第4半導体層を突き抜いて第2半導体層表面に到達してしまうことを防ぐことができ、第4半導体層に形成されたトランジスタのソース及びドレインが第2半導体層を介して短絡してしまう等の不具合を防止することができる。
〔発明5〕 発明5の半導体装置の製造方法は、発明4の半導体装置の製造方法において、前記隙間を第1の隙間としたとき、前記第1熱酸化膜を形成する工程では、前記第1空洞部の内部に面する前記半導体基板の上面及び前記第2半導体層の下面をそれぞれ熱酸化して、前記第1空洞部内に第2の隙間を残しつつ当該第2の隙間の上下に前記第1酸化膜を形成し、前記エッチングストッパー層を形成する工程では、前記第1の隙間と前記第2の隙間の両方に前記エッチングストッパー層を形成する、ことを特徴とするものである。
このような方法によれば、例えば、第2半導体層を底面とするコンタクトホールを形成する際に、過度のエッチングによって第2半導体層を突き抜いてしまった場合でも、そのエッチングの進行を絶縁性のエッチングストッパー層で食い止めることができ、コンタクトホールの半導体基板表面への到達を防ぐことができる。それゆえ、例えば、第2半導体層をバックゲート電極として使用する場合には、バックゲートバイアスが半導体基板に意図せず印加されてしまうといった不具合を防止することができる。
〔発明6〕 発明6の半導体装置は、半導体基板上に部分的に形成された絶縁層と、前記絶縁層上に形成された半導体層と、前記半導体層に形成されたトランジスタと、を備え、前記絶縁層は、絶縁性のエッチングストッパー層と、前記エッチングストッパー層を断面視で上下から挟んだ酸化膜と、を含んだ構成となっていることを特徴とするものである。このような構成であれば、例えば、トランジスタのソース又はドレイン上にコンタクトホールを形成する際に、その半導体基板表面への到達をエッチングストッパー層で防ぐことができるので、ソース及びドレインが半導体基板を介して短絡してしまう等の不具合を防止することができる。よって、信頼性の高い半導体装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。
(1)第1実施形態
図1〜図7は、本発明の第1実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す図であり、図1(a)〜図5(a)は平面図、図1(b)〜図5(b)は図1(a)〜図5(a)をX1−X´1〜X5−X´5線でそれぞれ切断したときの断面図である。また、図6(a)〜図7(c)は、X5−X´5断面における図5(b)以降の製造方法を示す断面図である。
図1(a)及び(b)において、まず始めに、Si基板1上に単結晶構造のシリコンゲルマニウム(SiGe)層3と単結晶構造のSi層5とを順次積層する。これらSiGe層3及びSi層5は、例えばエピタキシャル成長法で連続して形成する。
なお、ここでは、SiGe層3を形成する前に、Si基板1上に図示しない単結晶構造のシリコンバッファ(Si−buffer)層を薄く形成し、その上にSiGe層3とSi層5とを順次積層するようにしても良い。この場合、Si−buffer層、SiGe層3及びSi層5は、例えばエピタキシャル成長法で連続して形成することが好ましい。エピタキシャル成長法で形成される半導体膜の膜質は、その被成膜面(即ち、下地)の結晶状態に強く影響される。それゆえ、SiGe層3をSi基板1上に直接形成するのではなく、Si基板1表面よりも結晶欠陥の少ないSi−buffer層をSi基板1とSiGe層3との間に介在させることで、SiGe層3の膜質向上(例えば、結晶欠陥の低減など)を図ることができる。
次に、素子領域(即ち、SOI構造を形成する領域)と、SiGe除去用の溝Hを形成する領域とを覆い、支持体穴hを形成する領域を露出する形状のレジストパターンRをSi層5上に形成する。そして、このレジストパターンRをマスクに、Si層5及びSiGe層3に対して異方性のドライエッチングを施して支持体穴hを形成する。なお、この支持体穴hを形成するエッチング工程では、図1(b)に示すように、Si基板1の表面でエッチングを止めるようにしてもよいし、Si基板1をオーバーエッチングして凹部を形成するようにしてもよい。次に、レジストパターンRを例えばアッシングして除去する。そして、Si基板1の上方全面に支持体膜(図示せず)を形成して、支持体穴hを埋め込む。支持体膜は例えばSiO2膜であり、その形成はCVD法で行う。支持体膜の厚さは、例えば400nm程度である。
次に、図2(a)及び(b)に示すように、例えばフォトリソグラフィー及びドライエッチング技術によって、素子分離領域と平面視で重なる領域の支持体膜、Si層5及びSiGe層3を順次、部分的にエッチングする。これにより、支持体膜から支持体21を形成すると共に、Si基板1を底面としSi層5やSiGe層3などの各側面を露出させる溝Hを形成する。ここで、溝Hは、後の工程でSiGe層3をエッチングする際に、エッチング液の導入口として使うものである。なお、溝Hを形成するエッチング工程では、SiGe層のエッチングを途中で止めてその一部をSi基板1上に残してもよいし、Si基板1をオーバーエッチングして凹部を形成するようにしてもよい。
次に、溝Hを介して例えばフッ硝酸溶液をSi層5及びSiGe層3のそれぞれの側面に接触させて、SiGe層3を選択的にエッチングして除去する。これにより、図3(a)及び(b)に示すように、Si層5とSi基板1との間に空洞部25を形成する。フッ硝酸溶液を用いたウェットエッチングでは、Siと比べてSiGeのエッチングレートが大きい(即ち、Siに対するエッチングの選択比が大きい)ので、Si基板1やSi層5を残しつつSiGe層だけをエッチングして除去することが可能である。空洞部25の形成途中から、Si層5はその上面と側面とが支持体21によって支えられることとなる。
次に、図4(a)及び(b)に示すように、例えば、Si基板1を酸素(O2)等の酸化雰囲気中に配置し、空洞部の内部に面するSi基板1の上面及びSi層5の下面をそれぞれ熱酸化することによって、空洞部内に隙間26を残しつつその上下にSiO2膜31a及び31bを形成する。ここでは、SiO2膜31a及び31bが部分的であっても互いに接触しないように熱酸化を行い、素子領域の全体に隙間26を残すようにする。隙間26の内部高さ(即ち、厚み)は、素子領域の全体において、例えば30〜60nm程度である。このように、空洞部内に隙間26を残すことによって、次の工程で、空洞部内に成膜用のガスを導入することが可能となる。また、この熱酸化によって、素子領域以外で露出しているSi基板1の表面も熱酸化され、SiO2膜31cが形成される。
なお、素子領域の全体に隙間26を残すようにSiO2膜31a及び31bを形成するための処理条件(例えば、熱酸化時間や、熱酸化温度等)は、熱酸化を行う前の空洞部の内部高さによってそれぞれ異なってくる。それゆえ、半導体装置を製造する前に実験又はシミュレーションを行って、空洞部の内部高さに対する最適な処理条件を導出しておくことが好ましい。
次に、図5(a)及び(b)に示すように、CVD法によって、支持体21上を含むSi基板1の上方全面にSi34膜32を形成する。ここでは、溝Hを介して空洞部内の隙間に成膜用のガスが入り込み、この隙間を埋め込むようにSi34膜32が形成される。このような、Si34膜32による隙間の埋め込みによって、SiO2膜31aと、Si34膜32と、SiO2膜31bとからなる積層構造のBOX層30が完成する。
次に、図6(a)に示すように、Si基板1の上方全面に例えばSiO2膜41を厚く形成して、支持体穴hや溝H(両方とも、例えば図5(a)参照。)を埋め込む。このSiO2膜41は例えばCVD法によって形成する。次に、図6(b)に示すように、このSiO2膜41と、Si34膜32及び支持体21を例えばCMPにより平坦化する。さらに、Si層5上を覆っている支持体21を例えば希HF溶液等を用いてウェットエッチングする。
これにより、図6(c)に示すように、Si層(即ち、SOI層)5上から支持体21が完全に取り除かれて、素子領域のSi基板1上に、BOX層30及びSOI層5からなるSOI構造が完成する。素子領域以外のSi基板1上にはSiO2膜41や支持体21が埋め込まれており、この部分が素子分離層として機能する。
次に、このSiO2膜41や支持体21、BOX層30によってSi基板1から電気的に分離されたSOI層5にMOSトランジスタを形成する。即ち、図6(d)に示すように、SOI層5の表面を熱酸化してゲート酸化膜51を形成する。そして、CVDなどの方法により、ゲート酸化膜51が形成されたSOI層5上にポリシリコン等を形成する。さらに、フォトリソグラフィー及びドライエッチング技術によって、ポリシリコン等をパターニングして、図7(a)に示すように、ゲート電極53を形成する。
次に、ゲート電極53をマスクとして、As、P、Bなどの不純物をSOI層5にイオン注入して、LDD(lightly doped drain)を形成する。さらに、LDDが形成されたSOI層5上に絶縁層を堆積し、この絶縁層をエッチバックすることによって、ゲート電極53の側壁にサイドウォール(図示せず)を形成する。そして、ゲート電極53及びサイドウォールをマスクとして、As、P、Bなどの不純物をSOI層5内にイオン注入する。その後、不純物活性化のための熱処理を行う。このようにして、ゲート電極53両側のSOI層5に、LDDを有するソース及びドレイン(図示せず)を形成する。
ソース及びドレインを形成した後は、例えばサリサイド(salicide:self−align silicide)プロセスによって、ソース及びドレイン、並びにゲート電極53上にそれぞれシリサイド膜(図示せず)を形成しても良い。
次に、図7(b)に示すように、CVDなどの方法により、Si基板1上の全面に層間絶縁膜61を堆積してゲート電極53等を覆う。この層間絶縁膜61は例えばSiO2膜である。そして、フォトリソグラフィー及びドライエッチング技術によって、層間絶縁膜61を部分的にエッチングして除去する。これにより、図7(c)に示すように、SOI層5に形成されたソース及びドレイン上、及び、ゲート電極53上にそれぞれコンタクトホールC1〜C3を形成する。
ここで、ソース及びドレインが形成されているSOI層5の下方には、SiO2膜31aと、Si34膜32と、SiO2膜31bとからなるBOX層30が形成されている。従って、例えば図8に示すように、コンタクトホールC1又はC2(或いは、その両方)によってSOI層5が突き抜かれるように、過度にエッチングを行った場合でも、SiO2膜に比べてSi34膜はエッチングされにくいので、上記エッチングの進行をBOX層30の中間にあるSi34膜32で食い止めることができる。
図7(c)に戻って、上記のようにコンタクトホールC1〜C3を形成した後は、例えばタングステン(W)等の金属膜(図示せず)をCVD法もしくはスパッタリング法によって形成する。そして、この金属膜を平坦化、又はフォトリソグラフィー及びドライエッチング技術によってパターニングして、コンタクトホールC1〜C3内にそれぞれコンタクト電極(図示せず)を形成する。
このように、本発明の第1実施形態によれば、層間絶縁膜61を部分的にエッチングしてSOI層5を底面とするコンタクトホールC1〜C3を形成する際に、過度のエッチングによってSOI層5を突き抜いてしまった場合でも、そのエッチングの進行をSi34膜32で食い止めることができる。従って、コンタクトホールC1、C2のSi基板1表面への到達を防ぐことができ、SOI層5に形成されたMOSトランジスタ(即ち、SOIトランジスタ)のソース及びドレインがSi基板1を介して短絡してしまう等の不具合を防止することができる。よって、信頼性の高い半導体装置を提供することができる。
従来のSOIデバイス、および、従来のSBSI法を用いたBOX層の形成方法では、コンタクトホール形成におけるプロセスマージンが非常に狭かったが、本方法を用いることによってコンタクトホール加工におけるオーバーエッチを十分に処理することが可能となり、プロセスマージンを広げることができる。従って、SOI層に対する良好なコンタクト特性を得ることが可能となる。
(2)第2実施形態
上記の第1実施形態では、図6(a)に示したように、支持体21上にSi34膜32を残した状態で、その上にSiO2膜41を形成して支持体穴hや溝Hを埋め込む場合について説明した。しかしながら、本発明では、支持体21上からSi34膜32を除去し、その後でSiO2膜41を形成しても良い。この第2実施形態では、この点について説明する。
図9(a)〜図10(d)は、本発明の第2実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図である。図9(a)〜図10(d)において、第1実施形態で説明した図1〜図8と同一の構成を有する部分には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
この第2実施形態において、Si基板1上の全面及び空洞部内の隙間にSi34膜32を形成する工程までは、第1実施形態と同じである。図5(a)及び(b)に示したようにSi34膜32を形成した後で、図9(a)に示すように、空洞部内にSi34膜32を残しつつ、支持体21上からSi34膜32を除去する。このSi34膜32の除去は、例えばドライエッチング、又は、熱リン酸溶液を用いたウェットエッチングで行う。
次に、図9(b)に示すように、Si基板1の上方全面に例えばSiO2膜41を厚く形成して、支持体穴hや溝H(両方とも、例えば図5(a)参照。)を埋め込む。そして、図9(c)に示すように、SiO2膜41及び支持体21を例えばCMPにより平坦化する。さらに、Si層5上を覆っている支持体21を例えば希HF溶液等を用いてウェットエッチングする。これにより、図9(d)に示すように、Si層(即ち、SOI層)5上から支持体21が完全に取り除かれて、素子領域のSi基板1上に、BOX層30及びSOI層5からなるSOI構造が完成する。素子領域以外のSi基板1上にはSiO2膜41や支持体21が埋め込まれており、この部分が素子分離層として機能する。
次に、10(a)に示すように、SOI層5の表面を熱酸化してゲート酸化膜51を形成する。そして、図10(b)に示すように、例えばポリシリコン等からなるゲート電極53をゲート酸化膜51上に形成する。次に、このゲート電極53をマスクとして、As、P、Bなどの不純物をイオン注入し、必要に応じてサイドウォール等を形成し、さらに、不純物活性のための熱処理を行うことによって、ゲート電極53両側のSOI層5にソース及びドレイン(図示せず)を形成する。また、場合によって、ゲート電極53上及びソース及びドレイン上にシリサイド膜(図示せず)を形成しても良い。
次に、図10(c)に示すように、CVDなどの方法により、Si基板1上の全面に層間絶縁膜61を堆積してゲート電極53等を覆う。そして、層間絶縁膜61を部分的にドライエッチングして除去し、図10(d)に示すようにコンタクトホールC1〜C3を形成する。その後、例えばタングステン(W)等の金属膜(図示せず)をCVD法もしくはスパッタリング法によって形成し、これを例えばパターニングして、コンタクトホールC1〜C3内にそれぞれコンタクト電極(図示せず)を形成する。
このように、本発明の第2実施形態においても、SOI層5の下にSiO2膜31a、Si34膜32及びSiO2膜31bからなるBOX層30を形成している。従って、第1実施形態と同様、コンタクトホールC1及びC2を形成する際にSOI層5を突き抜くようにドライエッチングを行った場合でも、このドライエッチングの進行をSi34膜32で止めることができる。よって、信頼性の高い半導体装置を提供することができる。
上記の第1、第2実施形態では、Si基板1が本発明1〜3、6の「半導体基板」に対応し、SiGe層3が本発明1〜3の「第1半導体層」に対応し、Si層(SOI層)5が本発明1〜3の「第2半導体層」及び本発明6の「半導体層」に対応している。また、支持体穴hが本発明2、3の「第2溝」に対応し、溝Hが本発明1〜3の「第1溝」に対応している。さらに、SiO2膜31a及び31bが本発明1〜3、6の「酸化膜」に対応し、Si34膜32が本発明1〜3、6の「エッチングストッパー層」に対応している。
(3)第3実施形態
本発明は、バックゲートを有するような多層構造にも適用可能である。第3実施形態では、この点について説明する。
図11(a)〜図12(b)は、本発明の第3実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図である。
図11(a)に示すように、この第3実施形態では、Si基板101上に単結晶構造のSiGe層103と、単結晶構造のSi層105と、単結晶構造のSiGe層113と、単結晶構造のSi層115とを順次積層する。ここで、Si層105は、SOIトランジスタの閾値調整用のバックゲート電極として使用される層である。また、Si層115は、後の工程でMOSトランジスタ等が形成される層である。これらSiGe層103、Si層105、SiGe層113及びSi層115は、例えばエピタキシャル成長法で連続して形成する。
次に、フォトリソグラフィー及びドライエッチング技術によって、SiGe層103、Si層105、SiGe層113及びSi層115を順次、部分的にエッチングして、支持体穴h(例えば、図1(a)及び(b)参照。)を形成する。そして、この支持体穴hを埋め込むように、Si基板101の上方全面に支持体膜を形成する。支持体膜は例えばSiO2膜である。次に、例えばフォトリソグラフィー及びドライエッチング技術によって、素子分離領域と平面視で重なる領域の支持体膜、Si層115、SiGe層113、Si層105及びSiGe層103を順次、部分的にエッチングする。これにより、支持体膜から支持体121を形成すると共に、Si基板101を底面としSi層115やSiGe層113などの各側面を露出させる溝H(例えば、図2(a)参照。)を形成する。
次に、溝Hを介して例えばフッ硝酸溶液をSi層115、SiGe層113、Si層105及びSiGe層103の各側面に接触させて、SiGe層113及びSiGe層103を選択的にエッチングして除去する。これにより、図11(b)に示すように、Si基板101とSi層105との間に第1の空洞部125を形成すると共に、Si層105とSi層115との間に第2の空洞部135を形成する。ここでは、空洞部125、135の形成途中から、Si層115はその上面と側面とが支持体121によって支えられ、Si層105はその側面が支持体121によって支えられることとなる。
次に、例えば、Si基板101を酸素(O2)等の酸化雰囲気中に配置し、空洞部125の内部に面するSi基板101の上面及びSi層105の下面と、空洞部135の内部に面するSi層105の上面とSi層115の下面とをそれぞれ熱酸化する。これにより、図11(c)に示すように、第1の空洞部内に隙間126を残しつつその上下にSiO2膜131a及び131bを形成する。また、これと同時に、第2の空洞部内に隙間136を残しつつその上下にSiO2膜131c及び131dを形成する。ここでは、SiO2膜131aとSiO2膜131bとが互いに接触しないように、且つ、SiO2膜131cとSiO2膜131dとが互いに接触しないように熱酸化を行い、素子領域の全体に隙間126、136を残すようにする。
次に、図11(d)に示すように、CVD法によって、支持体121上を含むSi基板101の上方全面にSi34膜132を形成して、2つの隙間をそれぞれ埋め込む。このような、Si34膜132による隙間の埋め込みによって、第1の空洞部内にSiO2膜131aと、Si34膜132と、SiO2膜131bとからなるBOX層130が完成すると共に、第2の空洞部内にSiO2膜131cと、Si34膜132と、SiO2膜131dとからなるBOX層140が完成する。
次に、第1、第2の空洞部内にSi34膜132を残しつつ、支持体121上からSi34膜132を除去する。このSi34膜132の除去は、例えばドライエッチング、又は、熱リン酸溶液を用いたウェットエッチングで行う。そして、Si基板101の上方全面に例えばSiO2膜を厚く形成して、支持体穴hや溝H(例えば、図5(a)参照。)を埋め込む。
そして、この厚く形成したSiO2膜と、その下にある支持体21とを例えばCMPにより平坦化し、さらに、希HF溶液等を用いてウェットエッチングする。これにより、図12(a)に示すように、Si層(即ち、SOI層)115上から支持体121が完全に取り除かれ、BOX層130、Si層105、BOX層140、Si層115からなる多層構造がSi基板1上に完成する。また、素子領域以外のSi基板101上にはSiO2膜141や支持体21が埋め込まれており、この部分が素子分離層として機能する。
次に、12(b)に示すように、SOI層115の表面を熱酸化してゲート酸化膜151を形成する。そして、このゲート酸化膜151上に、例えばポリシリコン等からなるゲート電極153を形成する。さらに、ソース及びドレイン形成用の不純物をSOI層115に打ち込み、不純物活性化のための熱処理を行う。さらに、場合によっては、ゲート電極153上およびソース及びドレイン上にそれぞれシリサイド膜(図示せず)を形成しても良い。
また、この第3実施形態では、上記の不純物打ち込み工程や、不純物活性化のための熱処理工程と前後して、図12(b)に示すように、SOI層115及びBOX層140を部分的にエッチングして、Si層105の表面を底面とする溝H1を形成しておく。次に、図12(c)に示すように、CVDなどの方法により、Si基板101上の全面に層間絶縁膜161を堆積してゲート電極153等を覆う。そして、層間絶縁膜161を部分的にドライエッチングして除去し、ソース上にコンタクトホールC1を形成すると共に、ゲート電極153上にコンタクトホールC3を形成し、さらに、Si層(即ち、バックゲート電極)105上にコンタクトホールC4を形成する。また、図示しないが、紙面の手前(又は奥)側にドレイン接続用のコンタクトホールを形成する。その後、例えばタングステン(W)等の金属膜(図示せず)をCVD法もしくはスパッタリング法によって形成し、これを例えばパターニングして、コンタクトホールC1、C3、C4内にそれぞれコンタクト電極(図示せず)を形成する。
このように、本発明の第3実施形態においても、SOI層5の下にSiO2膜131cと、Si34膜132と、SiO2膜131dとからなるBOX層140を形成している。従って、第1、第2実施形態と同様に、コンタクトホールC1を形成する際にSOI層115を突き抜くようにドライエッチングを行った場合でも、このドライエッチングの進行をSi34膜132で止めることができるので、SOIトランジスタのソース及びドレインがSi基板1を介して短絡してしまう等の不具合を防止することができる。
また、この第3実施形態では、バックゲート電極105の下にも、SiO2膜131aと、Si34膜132と、SiO2膜131bとからなるBOX層130を形成している。従って、コンタクトホールC4を形成する際にバックゲート電極105を突き抜くようにドライエッチングを行った場合でも、このドライエッチングの進行をSi34膜132で止めることができる。それゆえ、バックゲートバイアスがSi基板1に意図せず印加されてしまうといった不具合を防止することができる。よって、信頼性の高い半導体装置を提供することができる。
この第3実施形態では、Si基板101が本発明4、5の「半導体基板」に対応し、SiGe層103が本発明4、5の「第1半導体層」に対応し、Si層(バックゲート電極)105が本発明4、5の「第2半導体層」に対応している。また、SiGe層113が本発明4、5の「第2半導体層」に対応し、Si層(SOI層)115が本発明4、5の「第4半導体層」に対応している。さらに、空洞部125が本発明4、5の「第1空洞部」に対応し、空洞部135が本発明4、5の「第2空洞部」に対応し、溝Hが本発明4、5の「溝」に対応している。また、隙間126が本発明5の「第2の隙間」に対応し、隙間136が本発明5の「第1の隙間」に対応している。さらに、SiO2膜131a及び131bが本発明4、5の「第1酸化膜」に対応し、SiO2膜131c及び131dが本発明4、5の「第2酸化膜」に対応している。そして、Si34膜132が本発明4、5の「エッチングストッパー層」に対応している。
第1実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す図(その1)。 第1実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す図(その2)。 第1実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す図(その3)。 第1実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す図(その4)。 第1実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す図(その5)。 第1実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す図(その6)。 第1実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す図(その7)。 本発明の効果を示す図。 第2実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す図(その1)。 第2実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す図(その2)。 第3実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す図(その1)。 第3実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す図(その2)。
符号の説明
1 Si基板、3、103、113 SiGe層、5、115 Si層(SOI層)、21、121 支持体、25、125、135 空洞部、26、126、136 隙間、30、130、140 BOX層、31a、31b、41、131a〜131d、141 SiO2膜、51、151 ゲート酸化膜、53、153 ゲート電極、61、161 層間絶縁膜、C1〜C4 コンタクトホール、h 支持体穴、H (SiGe除去用の)溝、H1 溝、R レジストパターン

Claims (6)

  1. 半導体基板上に第1半導体層を形成する工程と、
    前記第1半導体層上に第2半導体層を形成する工程と、
    前記第2半導体層及び前記第1半導体層を順次、部分的にエッチングして、前記第1半導体層を露出させる第1溝を形成する工程と、
    前記第2半導体層よりも前記第1半導体層の方がエッチングされ易いエッチング条件で、前記第1溝を介して前記第1半導体層をエッチングすることによって、前記半導体基板と前記第2半導体層との間に空洞部を形成する工程と、
    前記空洞部の内部に面する前記半導体基板の上面及び前記第2半導体層の下面をそれぞれ熱酸化して、前記空洞部内に隙間を残しつつ当該隙間の上下に酸化膜を形成する工程と、
    前記酸化膜によって上下を挟まれた前記隙間に絶縁性のエッチングストッパー層を形成する工程と、を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 前記第2半導体層を形成する工程と、前記空洞部を形成する工程との間に、
    前記第2半導体層と前記第1半導体層とを部分的にエッチングして、前記第2半導体層と前記第1半導体層とを貫く第2溝を形成する工程と、
    前記第2半導体層を支持する支持体を少なくとも前記第2溝内に形成する工程と、をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記第2半導体層にトランジスタを形成する工程と、
    前記トランジスタを覆うように前記半導体基板上に層間絶縁膜を形成する工程と、
    前記層間絶縁膜を部分的にエッチングして前記トランジスタのソース又はドレイン上にコンタクトホールを形成する工程と、をさらに含むことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 半導体基板上に第1半導体層を形成する工程と、
    前記第1半導体層上に第2半導体層を形成する工程と、
    前記第2半導体層上に前記第1半導体層と同一の半導体材料からなる第3半導体層を形成する工程と、
    前記第3半導体層上に前記第2半導体層と同一の半導体材料からなる第4半導体層を形成する工程と、
    前記第4半導体層と、前記第3半導体層と、前記第2半導体層及び前記第1半導体層を順次、部分的にエッチングして、前記第3半導体層と前記第1半導体層とを露出させる溝を形成する工程と、
    前記第2半導体層よりも前記第1半導体層の方がエッチングされ易いエッチング条件で、前記溝を介して前記第1半導体層及び前記第3半導体層をエッチングすることによって、前記半導体基板と前記第2半導体層との間に第1空洞部を形成すると共に、前記第2半導体層と前記第4半導体層との間に第2空洞部を形成する工程と、
    前記第1空洞部内に第1酸化膜を形成する工程と、
    前記第2空洞部の内部に面する前記第2半導体層の上面及び前記第4半導体層の下面をそれぞれ熱酸化して、前記第2空洞部内に隙間を残しつつ当該隙間の上下に第2酸化膜を形成する工程と、
    前記隙間に絶縁性のエッチングストッパー層を形成する工程と、を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 前記隙間を第1の隙間としたとき、
    前記第1熱酸化膜を形成する工程では、前記第1空洞部の内部に面する前記半導体基板の上面及び前記第2半導体層の下面をそれぞれ熱酸化して、前記第1空洞部内に第2の隙間を残しつつ当該第2の隙間の上下に前記第1酸化膜を形成し、
    前記エッチングストッパー層を形成する工程では、前記第1の隙間と前記第2の隙間の両方に前記エッチングストッパー層を形成する、ことを特徴とする請求項4に記載の半導体装置の製造方法。
  6. 半導体基板上に部分的に形成された絶縁層と、
    前記絶縁層上に形成された半導体層と、
    前記半導体層に形成されたトランジスタと、を備え、
    前記絶縁層は、絶縁性のエッチングストッパー層と、前記エッチングストッパー層を断面視で上下から挟んだ酸化膜と、を含んだ構成となっていることを特徴とする半導体装置。
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