JP2005197462A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】DT−CMISFETを用いたインバータのレイアウト面積の増大を抑制すること。
【解決手段】埋め込み酸化膜102上に素子領域の周囲を囲う素子分離絶縁膜111が形成されている。埋め込み酸化膜102上にn+ 型ソース/ドレイン領域112,p+ 型ソース/ドレイン領域113,p型ウェル114,n型ウェル117,p+ 拡散層115,及びn+ 拡散層116が形成されている。p型ウェル114,及びn型ウェル117上にゲート絶縁膜118が形成されている。ゲート絶縁膜118上,p+ 拡散層115,及びn+ 拡散層116上にゲート電極119が形成されている。n+ 型ソース/ドレイン領域の一方とp+ 型ソース/ドレイン領域の一方とを電気的に接続するコンタクト配線120が形成されている。
【選択図】 図1
【解決手段】埋め込み酸化膜102上に素子領域の周囲を囲う素子分離絶縁膜111が形成されている。埋め込み酸化膜102上にn+ 型ソース/ドレイン領域112,p+ 型ソース/ドレイン領域113,p型ウェル114,n型ウェル117,p+ 拡散層115,及びn+ 拡散層116が形成されている。p型ウェル114,及びn型ウェル117上にゲート絶縁膜118が形成されている。ゲート絶縁膜118上,p+ 拡散層115,及びn+ 拡散層116上にゲート電極119が形成されている。n+ 型ソース/ドレイン領域の一方とp+ 型ソース/ドレイン領域の一方とを電気的に接続するコンタクト配線120が形成されている。
【選択図】 図1
Description
本発明は、DT−CMISFETを用いたインバータを含む半導体装置及びその製造方法に関する。
従来、MOS−LSIの消費電力を下げるために、電源電圧Vddは低減され続けてきた。ところが、オフ電流増加を防ぐためにMISFETのしきい値電圧Vthはあまり低減されなかった。したがって、トランジスタの駆動能力Idが低減してしまう傾向があった。これを打破するデバイスとしてDynamic threshold-voltage MISFET(DTMISFET)が提案されている(非特許文献1)。
DTMISFETはゲートとウェル(SOI基板の場合はSi−Body)を電気的に接続したMOSFETであり、電源電圧Vddが小さくても駆動能力が大きく、しかもオフ電流が小さいというメリットを持つデバイスである。このようなメリットが生じる理由は、ゲート電圧が基板に伝わり基板バイアス効果が発生してトランジスタがonの時はしきい値電圧Vthが低く、off時にはしきい値電圧Vthが高いというDTMISFET特有の動作原理によって説明される。
DT−nMISFETとDT−pMISFETとを用いて、インバータを形成することが考えられている。図2にDT−CMISFETインバータの等価回路を示す。1個のインバータ内にはウェルが2つ(n型ウェルとp型ウェル)あるので、ゲート電極とウェルとを電気的に接続させるためのコンタクトを2個形成しなければならない。そのため、レイアウト面積の増大が避けられないという問題があった。
Fariborz Assaderaghi, et al, "Dynamic threshold-voltage MOSFET (DTMOS) for Ultra-Low voltage VLSI", IEEE Trans. Electron Devices, vol. 44, pp.414-421, 1997
Fariborz Assaderaghi, et al, "Dynamic threshold-voltage MOSFET (DTMOS) for Ultra-Low voltage VLSI", IEEE Trans. Electron Devices, vol. 44, pp.414-421, 1997
上述したように、DT−CMISFETインバータには、レイアウト面積の増大が避けられないという問題があった。
本発明の目的は、レイアウト面積の増大を抑制し得るDT−CMISFETインバータを含む半導体装置を提供することにある。
[構成]
本発明は、上記目的を達成するために以下のように構成されている。
本発明は、上記目的を達成するために以下のように構成されている。
(1)本発明に係わる半導体装置は、半導体基板と、この半導体基板に形成されたp型ウェルと、前記半導体基板に形成され、前記p型ウェルとの間にpn接合するn型ウェルと、p型及びn型ウェル上に形成されたゲート絶縁膜と、前記ゲート絶縁膜下のp型ウェルを挟むように形成されたn型のソース領域及びドレイン領域と、前記ゲート絶縁膜下のn型ウェルを挟むように形成されたp型のソース領域及びドレイン領域と、このゲート絶縁膜上に形成され、前記p型ウェル及びn型ウェルに電気的に接続するゲート電極と、前記n型のソース領域及びドレイン領域の一方と前記p型のソース領域及びドレイン領域の一方とを電気的に接続する接続電極とを具備してなることを特徴とする。
(2)本発明に係わる半導体装置の製造方法は、半導体基板上のDT−pMISFET及びDT−nMISFETの形成領域を除いた領域に素子分離絶縁膜を形成する工程と、DT−nMISFETの形成領域の半導体基板にp型ウェルを形成し、前記DT−pMISFETの形成領域の半導体基板にn型ウェルを形成する工程と、前記半導体基板のDT−pMISFET及びDT−nMISFETのゲート電極形成領域にダミーゲートを形成する工程と、前記ダミーゲートをマスクに用いて、DT−pMISFET及びDT−nMISFETのソース/ドレイン領域をそれぞれ形成する工程と、前記半導体基板上に前記ダミーゲートを覆う絶縁層を形成する工程と、前記絶縁層の表面を除去して、前記ダミーゲートの上面を露出させる工程と、前記ダミーゲートを選択的に除去し、底面に前記n型ウェル及びp型ウェルが露出し、側面が前記絶縁層であるゲート溝を形成する工程と、前記ゲート溝の底面にゲート絶縁膜を形成する工程と、DT−pMISFET及びDT−nMISFETの形成領域間上の前記絶縁層を除去して、前記n型ウェル及びp型ウェルを露出するコンタクト孔を形成する工程と、前記コンタクト孔及びゲート溝内にゲート電極を形成する工程と、前記絶縁層に、n型のソース領域及びドレイン領域の一方とp型のソース領域及びドレイン領域の一方とがそれぞれ露出する二つのコンタクト孔を形成する工程と、前記コンタクト孔内及び前記絶縁層上に、n型のソース領域及びドレイン領域の一方とp型のソース領域及びドレイン領域の一方とを電気的に接続する配線を形成する工程とを含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
(3)本発明に係わる半導体装置の製造方法は、シリコン基板上のDT−pMISFET及びDT−nMISFETの形成領域を除いた領域に素子分離絶縁膜を形成する工程と、DT−nMISFETの形成領域のシリコン基板にp型ウェルを形成し、前記DT−pMISFETの形成領域のシリコン基板にn型ウェルを形成する工程と、pn接合するp型ウェルとn型ウェルとを形成する工程と、前記p型ウェル及びn型ウェルのDT−pMISFET及びDT−nMISFETのゲート電極形成領域で、前記pn接合する領域を除いた領域上にゲート絶縁膜及びゲートシリコン膜を積層する工程と、前記前記ゲート絶縁膜及びシリコン膜の側面に絶縁材料からなる側壁を形成する工程と、前記ゲートをマスクに用い、DT−pMISFET形成領域のn型ウェルにp型の不純物をイオン注入することによってp型のソース領域及びドレイン領域を形成し、並びにDT−nMISFET形成領域のp型ウェルにn型のソース領域及びドレイン領域をそれぞれ形成する工程と、前記ゲートシリコン膜、p型のソース領域及びドレイン領域,n型のソース領域及びドレイン領域,二つのMISFETの形成領域間に露出するp型ウェル及びn型ウェル上に選択的にシリサイド膜を形成する工程と、前記半導体基板上に前記シリサイド膜を覆う絶縁層を形成する工程と、前記絶縁層に、n型のソース領域及びドレイン領域の一方とp型のソース領域及びドレイン領域の一方とがそれぞれ露出する二つのコンタクト孔を形成する工程と、前記コンタクト孔内及び前記絶縁層上に、n型のソース領域及びドレイン領域の一方とp型のソース領域及びドレイン領域の一方とを電気的に接続する配線を形成する工程とを含むことを特徴とする。
[作用]
本発明は、上記構成によって以下の作用・効果を有する。
本発明は、上記構成によって以下の作用・効果を有する。
(1)p型ウェルとn型ウェルとをpn接合させるため、ウェル同士を絶縁分離するための一部の素子分離領域をなくすことができる。そのため、回路レイアウト面積を削減できる。
(2)ゲートとウェルをつなぐコンタクト数を2つから1つに減らすことができるため、回路レイアウト面積を削減できる。また、リソグラフィによるパターン形成が容易になる。
(3)SOI基板を用いるとBOX−SiO2が存在するため、各トランジスタのウェル間分離が自動的になされる。そのため、一部の素子分離絶縁膜を省略でき、レイアウト面積を低減できる。(一般にDTMOSでは、個々のトランジスタを電気的に孤立させる必要がある。SOIを用いると、隣り合うnMOSトランジスタ同士またはpMOSトランジスタ同士がソースまたはドレインを共有できる。例えば図1(本発明の一実施形態に係わる半導体装置の概略構成を示す図)中の2個のnMOSトランジスタはn+領域(112b:ソースまたはドレイン領域)を共有している。バルクSi基板上のDTMOSでは、ウェルがショートしてしまうため、ソースまたはドレインを共有できない。その場合はn+領域(112b)を上下2つに分断する素子分離が必要である。)
以上説明したように本発明によれば、レイアウト面積の増大を抑制し得るDT−CMISFETインバータを含む半導体装置を提供することができる。
本発明の実施の形態を以下に図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係わる半導体装置の概略構成を示す図である。図1(a)はDTMOSFETの平面図、図1(b)は同図(a)のA−A’部の断面図である。図1に示す半導体装置は、DT−CMISFETを用いたインバータを2個具備するものである。
図1に示すように、本装置は、半導体基板としてSi支持基板101,埋め込み酸化膜102,及びSi半導体層が順次積層されたSOI基板100を用いている。
埋め込み酸化膜102上に素子領域の周囲を囲う素子分離絶縁膜111が形成されている。埋め込み酸化膜102上にn+ 型ソース/ドレイン領域112,p+ 型ソース/ドレイン領域113,p型ウェル114,n型ウェル117,p+ 拡散層115,及びn+ 拡散層116が形成されている。n+ 型ソース/ドレイン領域112,p+ 型ソース/ドレイン領域113,p型ウェル114,n型ウェル117,p+ 拡散層115,及びn+ 拡散層116は、SOI基板100のSi半導体層に形成されている。
n+ 型ソース/ドレイン領域112とp型ウェル114とは一方向に沿って交互に配置形成されている。p+ 型ソース/ドレイン領域113とn型ウェル117とが前記一方向に沿って交互に配置形成されている。p型ウェル114,p+ 拡散層115,n+ 拡散層116,及びn型ウェル117が、前記一方向とほぼ垂直な方向に沿って順次連続的に形成されている。
p型ウェル114,及びn型ウェル117上にゲート絶縁膜118が形成されている。ゲート絶縁膜118上,p+ 拡散層115,及びn+ 拡散層116上にゲート電極119が形成されている。ゲート電極119は、p+ 拡散層115及びn+ 拡散層116上に直接形成されている。DT−MISFETのn+ 型ソース/ドレイン領域の一方とp+ 型ソース/ドレイン領域の一方とを電気的に接続するコンタクト配線120が形成されている。
本発明のDT−CMISFETインバータの構造上の特徴を以下に記す。
(1)インバータ内のnMISFET、pMISFETのウェル間分離絶縁膜(素子分離絶縁膜)をなくし、両方のウェルを短絡させている。言い換えれば、n型ウェルとp型ウェルとがpn接合している。
(2)p+ 拡散層115とn+ 拡散層116との接領域部上のゲート絶縁膜が除去されている。このゲート絶縁膜が除去されている開口を通して、ゲート電極がp+ 拡散層115とn+ 拡散層116に接続して、p型ウェル、n型ウェルの両方に電気的に接続されている。
(1)インバータ内のnMISFET、pMISFETのウェル間分離絶縁膜(素子分離絶縁膜)をなくし、両方のウェルを短絡させている。言い換えれば、n型ウェルとp型ウェルとがpn接合している。
(2)p+ 拡散層115とn+ 拡散層116との接領域部上のゲート絶縁膜が除去されている。このゲート絶縁膜が除去されている開口を通して、ゲート電極がp+ 拡散層115とn+ 拡散層116に接続して、p型ウェル、n型ウェルの両方に電気的に接続されている。
n型ウェル、p型ウェル間の分離絶縁膜をなくしても良い理由は、図2に示す等価回路を見れば明らかである。図2は、DT−CMISFETを用いたインバータの等価回路を示す図である。
すなわち、図2に示すように、DT−CMISFETではゲート電極とウェルが電気的に接続されているので、インバータ内のn型ウェル、p型ウェルの間はゲートを通して電気的に短絡されている。もっと一般的には、同じゲート配線を共有している複数のDT−MISFETのウェルどうしの間は、ゲートを通して電気的に短絡されている。したがって、そのようなウェルの間には分離用絶縁膜を形成する必要がない。
このような構造にして得られる効果を以下に示す。
(1)一部の(上記ウェル間の)素子分離領域をなくすことができるため、回路レイアウト面積を削減できる。
(2)レイアウト面積を従来と同じにすれば、ゲート電極とウェルとを接続させるn+、p+拡散層とソース・ドレイン用n+、p+拡散層の間の距離を大きくとることができる。そのため、両者間を流れるpn接合リークを低減でき、リソグラフィの合わせ余裕を増加させることができる。
(3)pn接合するn+ 拡散層及びp+ 拡散層上に直接ゲート電極を形成することによって、コンタクト部の数を2つから1つに減らすことができるため、回路レイアウト面積を削減できる。または、コンタクト径を大きくできるのでリソグラフィやエッチングによるコンタクトパターン加工プロセスが容易になる。
(1)一部の(上記ウェル間の)素子分離領域をなくすことができるため、回路レイアウト面積を削減できる。
(2)レイアウト面積を従来と同じにすれば、ゲート電極とウェルとを接続させるn+、p+拡散層とソース・ドレイン用n+、p+拡散層の間の距離を大きくとることができる。そのため、両者間を流れるpn接合リークを低減でき、リソグラフィの合わせ余裕を増加させることができる。
(3)pn接合するn+ 拡散層及びp+ 拡散層上に直接ゲート電極を形成することによって、コンタクト部の数を2つから1つに減らすことができるため、回路レイアウト面積を削減できる。または、コンタクト径を大きくできるのでリソグラフィやエッチングによるコンタクトパターン加工プロセスが容易になる。
(第1の実施例)
図3は、本発明の第1の実施例に係わる半導体装置の構成を示す図である。図3(a)は半導体装置の平面図、図3(b)は同図(a)のA−A’断面図である。なお、図3(a),(b)において、図1と同一な部位には同一符号を付し、その説明を省略する。
図3は、本発明の第1の実施例に係わる半導体装置の構成を示す図である。図3(a)は半導体装置の平面図、図3(b)は同図(a)のA−A’断面図である。なお、図3(a),(b)において、図1と同一な部位には同一符号を付し、その説明を省略する。
本装置は、ゲート絶縁膜201として高誘電体膜であるZrO2 膜を用いている。また、ゲート電極として、TiN膜202とAl膜203とが積層されたメタルゲート電極を用いている。
図4〜図10を用いて、この半導体装置の製造工程を説明する。図4〜図10は、本発明の第1の実施例に係わる半導体装置の製造工程を示す工程図である。各図(a)は平面レイアウトを示し、各図(b)は各図(a)のA−A’部の断面図、各図(c)は各図(a)のB−B’部の断面図である。
まず、図4(a)〜(c)に示すように、埋め込み酸化膜102上のSi薄膜層の厚さが100nm程度のSOI基板を用意する。深さ100nm程度のSTI技術による素子分離絶縁膜111を形成する。この素子分離絶縁膜111が形成されるのは、pMISFET形成領域、nMISFET形成領域、pMISFET形成領域とnMISFET形成領域との間の領域(あとでウェルのpn接合を形成する領域)を除いた領域である。
その後、Si薄膜層のDT−pMISFET形成領域にn型ウェル117を、DT−nMISFET形成領域にp型ウェル114を形成する。p型ウェル114とn型ウェル117とがpn接合する領域が2箇所形成されている。このpn接合する領域上には後にゲート電極が形成される。
次いで、図5(a)〜(c)に示すように、n型ウェル117及びp型ウェル114表面に5nm程度の熱酸化膜204を形成する。熱酸化膜204上に150nm程度のPoly−Si膜211をLPCVD法により堆積する。このPoly−Si膜211は後でイオン注入マスク、CMPストッパー等として使用される。
図示されないレジストパターンを形成し、レジストパターンをマスクにPoly−Si膜211をエッチング(RIE)加工することによって、ダミーゲート211を形成する。p型ウェル114とn型ウェル117とがpn接合する領域上にダミーゲート211が形成されないようにpoly−Si膜211を加工する。
レジストパターンを除去した後、DT−pMISFET形成領域にp型の不純物、DT−nMISFET形成領域にn型の不純物を選択的にイオン注入することによって、図示されない浅いn型及びp型の不純物拡散層(エクステンション領域)を形成する。イオン注入しない領域には、レジストを形成してマスクにする。また、イオン注入が行われる領域では、ダミーゲート211がマスクとして用いられる。
膜厚30nm程度のSi3N4膜を堆積した後、Si3N4膜に対してRIEを行うことによって、ダミーゲート211の側部に側壁212を形成する。n型ウェル117にp型の不純物、p型ウェル114にn型の不純物の注入を行うことによって、n+型ソース/ドレイン領域112a,112b,112c及びp+型ソース/ドレイン領域113a,113b,113c、n+拡散層116およびp+拡散層115を形成する。このイオン注入時、レジストだけでなくダミーゲート211及び側壁212がマスクとして用いられる。
n+およびp+ソース/ドレイン形成時のイオン注入と同時に、コンタクト部分にもイオン注入が行われ、n+拡散層116およびp+拡散層115が形成される。こうすればイオン注入の工程数を増やさないで済む。ソース/ドレイン領域の活性化(〜1000℃)を行なう。
なお、n型のエクステンション領域のイオン注入条件は、例えばイオン種がAsイオン、加速電圧が15keV、ドーズ量が3×1014cm-2程度である。n+拡散層116及びソース/ドレイン領域形成時の注入条件は、例えばイオン種がAsイオン、加速電圧が45keV、ドーズ量が3×1015cm-2である。
次いで、図6(a)〜(c)に示すように、全面にTEOS−SiO2 膜205を堆積する。CMP(Chemical Mechanical Polishing)法によりTEOS−SiO2 膜205の表面を平坦化して、ダミーゲート211の頂上を露出させる。
次に、ダミーゲート211をCDE等により除去し、ゲート電極の形成予定領域にゲート溝213を形成する。ゲート溝213の底面の熱酸化膜204をHF系のウェットエッチングにより除去して、p型ウェル114及びn型ウェル117を露出させる。
ここで、本来のゲート絶縁膜を形成する。すでにソース/ドレインを形成した後なので、今後600℃以上の高温熱処理工程は存在しない。したがってゲート絶縁膜にはSiO2 膜だけでなくHfO2 膜、ZrO2 膜、Ta2O5膜、TiO2 膜や(Ba,Sr)TiO3 などの高誘電体膜や強誘電体膜を使用することができ、ゲート電極にはメタル材料を使用することができる。ゲート絶縁膜に高誘電体膜や強誘電体膜を使用した場合には、用いたゲート絶縁膜に応じてゲート電極材料を選ぶ必要があり、Al、W、Ru、Mo、TiN、TaN、WN等が使用可能となる。ここではHigh−kゲート絶縁膜としてZrO2 膜、ゲート電極としてAl/TiNを使った例を示す。
さて、図7(a)〜(c)に示すように、ゲート溝213の底面に露出するp型ウェル114及びn型ウェル117の表面を薄く窒化したのち、実膜厚3nm程度のゲート絶縁膜201を堆積する。ゲート絶縁膜201上に、第1層目のメタルゲート電極として膜厚5nmのTiN膜202をCVD法により堆積する。
TiN膜202上に図示されないレジスト膜を形成する。このレジストには、リソグラフィ技術を用いてp+ 型及びn+ 拡散層115,116上方に開口部を設ける。レジスト膜をマスクにして、図8(a)〜(c)に示すように、TiN膜,ZrO2 膜及び熱酸化膜をRIEにより除去して、コンタクト孔214形成する。コンタクト孔214の底面には、n+及びp+拡散層115,116が露出する。
レジスト膜は、ゲート絶縁膜201上に形成されず、TiN膜202上に形成される。ゲート絶縁膜上にレジストを直付けしてパターンニングすると、ゲート絶縁膜の信頼性が劣化する。しかし、上述したように、レジスト膜はゲート絶縁膜上に形成されず、TiN膜上に形成されるので、ゲート絶縁膜の信頼性が向上する。
レジスト膜を除去したのち、図9(a)〜(c)に示すように、Al膜203を300nm程度堆積する。Al膜203の表面を平坦化して、TiN膜202とAl膜203とからなる積層構造のメタルゲートを形成する。
メタルゲートの形成後は通常のLSI製造プロセスと同様である。図10(a)〜(c)に示すように、TEOS−SiO2 膜からなる層間絶縁膜215をCVD法を用いて堆積する。ソース/ドレインおよびゲート電極上の層間絶縁膜215にコンタクトホールを開孔する。コンタクトホール内及び層間絶縁膜上に、上層金属配線(例えばAl配線)216を形成する。この時、nMISFETのn+ ソース/ドレイン112bとpMISFETのp+ ソース/ドレイン113bとを電気的に接続するコンタクト配線120を形成することによって、CMISFETインバータが形成される。
以上のように、本実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(1)ゲート電極の一部を共有したDT−pMISFETとDT−nMISFETとのウェル間の素子分離領域をなくすことができるため、回路レイアウト面積を削減できる。
(2)従来二つあったコンタクト孔の数が一つになるので、回路レイアウト面積を削減できる。または、回路レイアウト面積を従来と同じにすれば、コンタクト孔の数が減った分面積に余裕ができてコンタクト径を大きくできるのでリソグラフィやエッチングによるコンタクトパターン加工プロセスが容易になる。
(3)メタルゲートとn型及びp型ウェルとの電気的接続が直接行われるので、製造工程が簡略化される。ゲート電極がメタル材料で形成されているため、n型ウェル、p型ウェル両方に容易に電気的接続を行うことが可能であり、CMISFETの形成に有利である。Poly−Siゲートの場合は、ゲートと逆導電型のウェル層とゲートを接続するときに、両者の間にメタルプラグ等を形成しなければならなくて工程が複雑であった。)
(4)ゲートとウェルをつなぐためのコンタクトホールのパターンニングをゲート絶縁膜の直上で行なう必要がないため、ゲート絶縁膜の信頼性が向上する。
(5)チャネルのプロファイルを最適化すれば、DT−MISFETの動作原理により、ミッドギャップワークファンクションのメタルゲートを用いたMOSFETで実現困難であると言われていた低いしきい値電圧Vth(〜0.2V)を実現できるようになる。
(1)ゲート電極の一部を共有したDT−pMISFETとDT−nMISFETとのウェル間の素子分離領域をなくすことができるため、回路レイアウト面積を削減できる。
(2)従来二つあったコンタクト孔の数が一つになるので、回路レイアウト面積を削減できる。または、回路レイアウト面積を従来と同じにすれば、コンタクト孔の数が減った分面積に余裕ができてコンタクト径を大きくできるのでリソグラフィやエッチングによるコンタクトパターン加工プロセスが容易になる。
(3)メタルゲートとn型及びp型ウェルとの電気的接続が直接行われるので、製造工程が簡略化される。ゲート電極がメタル材料で形成されているため、n型ウェル、p型ウェル両方に容易に電気的接続を行うことが可能であり、CMISFETの形成に有利である。Poly−Siゲートの場合は、ゲートと逆導電型のウェル層とゲートを接続するときに、両者の間にメタルプラグ等を形成しなければならなくて工程が複雑であった。)
(4)ゲートとウェルをつなぐためのコンタクトホールのパターンニングをゲート絶縁膜の直上で行なう必要がないため、ゲート絶縁膜の信頼性が向上する。
(5)チャネルのプロファイルを最適化すれば、DT−MISFETの動作原理により、ミッドギャップワークファンクションのメタルゲートを用いたMOSFETで実現困難であると言われていた低いしきい値電圧Vth(〜0.2V)を実現できるようになる。
(第2の実施例)
図11は、本発明の第2の実施例に係わる半導体装置の概略構成を示す図である。図11(a)は半導体装置の平面図、図11(b)は同図(a)の断面図である。なお、図11(a),(b)において、図1と同一な部位には同一符号を付し、その説明を省略する。
図11は、本発明の第2の実施例に係わる半導体装置の概略構成を示す図である。図11(a)は半導体装置の平面図、図11(b)は同図(a)の断面図である。なお、図11(a),(b)において、図1と同一な部位には同一符号を付し、その説明を省略する。
ゲート絶縁膜301上のゲート電極として、Poly−Si膜302とCoSi2膜303との積層膜が用いられている。CoSi2膜303がコンタクト孔を通してn型ウェル、p型ウェルに接続されている。
図12〜図14を用いて、この半導体装置の製造工程を説明する。図12〜図14は、本発明の第2の実施例に係わる半導体装置の製造工程を示す工程図である。各図(a)は平面レイアウトを示し、各図(b)は各図(a)のA−A’部の断面図、各図(c)は各図(a)のB−B’部の断面図である。なお、図12(b)〜図14(b)及び図12(c)〜図14(c)においては、SOI基板のSi支持基板の図示を省略する。
先ず、図12(a)〜(c)に示すように、埋め込み酸化膜102上のSi薄膜層の厚さが100nm程度のSOI基板を用意する。深さ100nm程度のSTI技術による素子分離絶縁膜111を形成する。その後、Si薄膜層のDT−pMISFET形成領域にn型ウェル117を、DT−nMISFET形成領域にp型ウェル114を形成する。p型ウェル114とn型ウェル117とがpn接合する領域が2箇所形成されている。このpn接合する領域上には後にゲート電極が形成される。
図13(a)〜(c)に示すように、p型ウェル及びn型ウェルの表面に膜厚1.5nm程度のSiO2 膜等のゲート絶縁膜301を形成する。ゲート絶縁膜301上に膜厚150nm程度のPoly−Si膜302をLPCVD法により堆積する。ゲート電極を形成するために、Poly−Si膜302上に図示されないレジストパターンを形成した後に、Poly−Si膜302をエッチング(RIE)加工する。
レジストパターンを除去した後、DT−nMISFET形成領域にn型の不純物、DT−pMISFET形成領域にp型の不純物を選択的にイオン注入することによって、図示されない浅いn型及びp型の不純物拡散層(エクステンション領域)を形成する。イオン注入しない領域には、レジストを形成してマスクにする。また、イオン注入が行われる領域では、Poly−Si膜302がマスクとして用いられる。
膜厚30nm程度のSi3N4膜を堆積した後、Si3N4膜に対してRIEを行うことによって、ゲート電極302の側部に側壁212を形成する。図示されないレジストパターンによって、ウェルをpn接合させる領域のゲート電極および側壁212をエッチング除去する。n型ウェル117にp型の不純物、p型ウェル114にn型の不純物イオンの注入を行うことによって、n+型ソース/ドレイン112(112a,112b,112c)及びp+ソース/ドレイン113(113a,113b,113c)を形成する。このイオン注入時、nMISFET形成領域とpMISFET形成領域との間において、p型ウェル114にp型の不純物、n型ウェル117にn型の不純物イオンの注入を行うことにより、p+拡散層115(115a,115b)およびn+拡散層116(116a,116b)を形成する。このイオン注入時、レジストだけでなくゲート電極302及び側壁212がマスクとして用いられる。
n+およびp+ソース/ドレイン112,113形成時のイオン注入と同時に、コンタクト部分にもイオン注入が行われ、p+型拡散層115およびn+拡散層116が形成される。したがって、イオン注入の工程数を増やさないで済む。ソース/ドレイン領域の活性化(〜1000℃)を行う。
なお、n型のエクステンション注入条件は、例えばイオン種がAsイオン、加速電圧が15keV、ドーズ量が3×1014cm-2程度である。n+拡散層116及びソース/ドレイン領域形成時の注入条件は、例えばイオン種がAsイオン、加速電圧が45keV、ドーズ量が3×1015cm-2である。
次いで、図14(a),(b),(c)に示すように、poly−Si膜302上、n+ 及びp+ ソース/ドレイン112,113上、およびコンタクトのp+およびn+拡散層上115,116に選択的にCoSi2膜303を形成する。コンタクト部分のp+およびn+拡散層115,116に隣接したゲート端の側面には側壁212が形成されていないため、poly−Si膜302の側面にもCoSi2膜303が形成され、ブリッジング現象が起こりA−A’方向にゲート電極がつながる。n型ウェル、p型ウェルとゲートはCoSi2によって接続される。ブリッジング現象とは、絶縁膜301で分離されたpoly−Si膜302とp+およびn+拡散層115,116との間をシリサイドが橋渡しして両者を電気接続することから生まれた呼び名である。
この後は通常のLSI製造プロセスと同様である。TEOSからなる層間絶縁膜をCVD法で堆積する。層間絶縁膜に、ソース/ドレインおよびゲート電極接続するコンタクトホールを開孔する。コンタクトホール内に上層金属配線(例えばAl配線)を形成する。この工程は、第1の実施例と同様なので、図示を省略する
以上のように、本実施例によれば、以下の効果が得られる。(1)一部の(ゲートを共有した複数のDTMOSトランジスタのウェル間の)素子分離領域をなくすことができるため、回路レイアウト面積を削減できる。(2)コンタクト数を2つから1つに減らすことができるため、回路レイアウト面積を削減できる。または、コンタクト径を大きくできるのでリソグラフィやエッチングによるコンタクトパターン加工プロセスが容易になる。(3)CoSi2/Poly−SiゲートとSi-Bodyの電気的接続がCoSi2を通して行われるので、製造工程が簡略化される。(CoSi2でコンタクトを取るため、n型ウェル、p型ウェル両方に容易に電気的接続を行なうことが可能であり、CMOSFET形成に有利である。)
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、種々変形して実施することが可能である。
以上のように、本実施例によれば、以下の効果が得られる。(1)一部の(ゲートを共有した複数のDTMOSトランジスタのウェル間の)素子分離領域をなくすことができるため、回路レイアウト面積を削減できる。(2)コンタクト数を2つから1つに減らすことができるため、回路レイアウト面積を削減できる。または、コンタクト径を大きくできるのでリソグラフィやエッチングによるコンタクトパターン加工プロセスが容易になる。(3)CoSi2/Poly−SiゲートとSi-Bodyの電気的接続がCoSi2を通して行われるので、製造工程が簡略化される。(CoSi2でコンタクトを取るため、n型ウェル、p型ウェル両方に容易に電気的接続を行なうことが可能であり、CMOSFET形成に有利である。)
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、種々変形して実施することが可能である。
100…SOI基板,101…支持基板,102…埋め込み酸化膜,111…素子分離絶縁膜,112…n+ 型ソース/ドレイン領域,113…p+ 型ソース/ドレイン領域,114…p型ウェル,115…p+ 拡散層,116…n+ 拡散層,117…n型ウェル,118…ゲート絶縁膜,119…ゲート電極,120…コンタクト配線
Claims (6)
- 半導体基板と、
この半導体基板に形成されたp型ウェルと、
前記半導体基板に形成され、前記p型ウェルとの間にpn接合するn型ウェルと、
p型及びn型ウェル上に形成されたゲート絶縁膜と、
前記ゲート絶縁膜下のp型ウェルを挟むように形成されたn型のソース領域及びドレイン領域と、
前記ゲート絶縁膜下のn型ウェルを挟むように形成されたp型のソース領域及びドレイン領域と、
このゲート絶縁膜上に形成され、前記p型ウェル及びn型ウェルに電気的に接続するゲート電極と、
前記n型のソース領域及びドレイン領域の一方と前記p型のソース領域及びドレイン領域の一方とを電気的に接続する接続電極とを具備してなることを特徴とする半導体装置。 - 前記ゲート電極は、前記pn接合する領域上に二つのウェルに電気的に接続するように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
- 前記半導体基板は、SOI基板であることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
- 半導体基板上のDT−pMISFET及びDT−nMISFETの形成領域を除いた領域に素子分離絶縁膜を形成する工程と、
DT−nMISFETの形成領域の半導体基板にp型ウェルを形成し、前記DT−pMISFETの形成領域の半導体基板にn型ウェルを形成する工程と、
前記半導体基板のDT−pMISFET及びDT−nMISFETのゲート電極形成領域にダミーゲートを形成する工程と、
前記ダミーゲートをマスクに用いて、DT−pMISFET及びDT−nMISFETのソース/ドレイン領域をそれぞれ形成する工程と、
前記半導体基板上に前記ダミーゲートを覆う絶縁層を形成する工程と、
前記絶縁層の表面を除去して、前記ダミーゲートの上面を露出させる工程と、
前記ダミーゲートを選択的に除去し、底面に前記n型ウェル及びp型ウェルが露出し、側面が前記絶縁層であるゲート溝を形成する工程と、
前記ゲート溝の底面にゲート絶縁膜を形成する工程と、
DT−pMISFET及びDT−nMISFETの形成領域間上の前記絶縁層を除去して、前記n型ウェル及びp型ウェルを露出するコンタクト孔を形成する工程と、
前記コンタクト孔及びゲート溝内にゲート電極を形成する工程と、
前記絶縁層に、n型のソース領域及びドレイン領域の一方とp型のソース領域及びドレイン領域の一方とがそれぞれ露出する二つのコンタクト孔を形成する工程と、
前記コンタクト孔内及び前記絶縁層上に、n型のソース領域及びドレイン領域の一方とp型のソース領域及びドレイン領域の一方とを電気的に接続する配線を形成する工程とを含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。 - シリコン基板上のDT−pMISFET及びDT−nMISFETの形成領域を除いた領域に素子分離絶縁膜を形成する工程と、
DT−nMISFETの形成領域のシリコン基板にp型ウェルを形成し、前記DT−pMISFETの形成領域のシリコン基板にn型ウェルを形成する工程と、
pn接合するp型ウェルとn型ウェルとを形成する工程と、
前記p型ウェル及びn型ウェルのDT−pMISFET及びDT−nMISFETのゲート電極形成領域で、前記pn接合する領域を除いた領域上にゲート絶縁膜及びゲートシリコン膜を積層する工程と、
前記ゲート絶縁膜及びゲートシリコン膜の側面に絶縁材料からなる側壁を形成する工程と、
前記ゲートをマスクに用い、DT−pMISFET形成領域のn型ウェルにp型の不純物をイオン注入することによってp型のソース領域及びドレイン領域を形成し、並びにDT−nMISFET形成領域のp型ウェルにn型のソース領域及びドレイン領域をそれぞれ形成する工程と、
前記ゲートシリコン膜、p型のソース領域及びドレイン領域,n型のソース領域及びドレイン領域,二つのMISFETの形成領域間に露出するp型ウェル及びn型ウェル上に選択的にシリサイド膜を形成する工程と、
前記半導体基板上に前記シリサイド膜を覆う絶縁層を形成する工程と、
前記絶縁層に、n型のソース領域及びドレイン領域の一方とp型のソース領域及びドレイン領域の一方とがそれぞれ露出する二つのコンタクト孔を形成する工程と、
前記コンタクト孔内及び前記絶縁層上に、n型のソース領域及びドレイン領域の一方とp型のソース領域及びドレイン領域の一方とを電気的に接続する配線を形成する工程とを含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 前記p型のソース領域及びドレイン領域の形成時に、pn接合する領域のp型ウェルに前記p型の不純物をイオン注入してp+ 型拡散層を形成し、
前記n型のソース領域及びドレイン領域の形成時に、pn接合する領域のn型ウェルにn型の不純物をイオン注入してn+ 型拡散層を形成する事を特徴とする請求項4又は5に記載の半導体装置の製造方法。
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