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JP2008237231A - 尿取りパッド - Google Patents

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Mikio Suzuki
幹雄 鈴木
Takao Koyama
貴夫 小山
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Kao Corp
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Kao Corp
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Abstract

【課題】ロール状に巻き上げた廃棄形態の安定的な維持が可能な尿取りパッドを提供すること。
【解決手段】尿取りパッド10は、表面シート11、裏面シート12及び吸収体13を具備し、アウターの内側に配されて使用される。表面シート11が内側になるようにパッド10をその長手方向に沿って巻き上げた廃棄状態において表面シート11に係合し、且つ該廃棄状態を維持し得る係合部材17を、パッド10の長手方向に延びるように、パッド10の長手方向中央域の裏面シート12上に配した。係合部材17の長さを、パッド10の長手方向全長に対して少なくとも1/5となした。
【選択図】図4

Description

本発明は、アウターの内側に配されて使用される尿取りパッドに関する。
尿の処理に伴う経済的、労力的な負担の軽減を目的として、近年、尿取りパッドを使用し、これを使い捨ておむつの内部に装着することが行われている。尿取りパッドは、例えば、使い捨ておむつの表面シートの上に配置された状態で、老人又は病人等が失禁した尿を吸収保持することに用いられている。排泄される尿の量が比較的少量の場合には、尿取りパッドのみを交換するだけで足り、おむつの交換は不要である。つまり、尿取りパッドを使用する目的は、使い捨ておむつの交換頻度を低減することにある。
尿取りパッドを使用するもう1つの目的は、夜間のように長時間にわたり使い捨ておむつを着用する状態にあり、排泄される尿の量が多いために、おむつだけでは尿を吸収しきれない場合等に、おむつと併用することで、おむつによる尿の吸収を補助することにある。このため、尿取りパッドのなかには、これを使い捨ておむつにしっかりと固定するための手段である粘着テープが取り付けられているものがある。
尿取りパッドを交換する場合には、使い捨ておむつから尿取りパッドを剥がし取り廃棄する。この場合、使用済みの尿取りパッドは、テープタイプやパンツタイプの使い捨ておむつとは異なり、丸めて廃棄することができない。即ち、テープタイプのおむつは、丸めた後に最後にテープ部を裏面シートに貼り付けることで丸めた状態を維持できる。パンツタイプのおむつの場合は、通常、廃棄テープが別個におむつに取り付けられており、この廃棄テープを使用して、丸めた状態を維持できる。これに対し、これまでの尿取りパッドは、ホットメルト粘着剤からなるずれ止めテープが、パッドの腹側の裏面シート側、又は腹側と背側の裏面シート側に取り付けられているだけである。このずれ止めテープは、パッドの廃棄を目的としたものではないので、丸めた状態のパッドを、このずれ止めテープを利用して固定し廃棄することはできない。また、パッドのほぼ全面に粘着剤からなるずれ止めテープを付けた場合は、丸めた状態で廃棄することはできるが、それを保護する剥離シートが大きくなり、多量のゴミが発生する等、扱いづらくなる。また、粘着剤からなるずれ止めテープのみを用いると、パッドの使用中に粘着面が不織布の構成繊維や尿で汚れてしまい、うまく接着せず、廃棄できない問題もある。
特許文献1には、平面ハート形状のパッドに、固定テープと、止着用及び廃棄用の兼用テープとを備えた男性用軽失禁パッドが記載されている。この止着用及び廃棄用の兼用テープは、パッドを丸めて陰茎を包むため、及びパッドを廃棄するための兼用テープである。しかしこのテープは、パッドを表面シート側に丸めて廃棄するために用いられるものではない。また、このパッドは、その形状が男性用軽失禁パッド特有のものである。
特許文献2には、尿取りパッドを丸めて廃棄するときに、丸めた状態の尿取りパッドをゴムバンドで固定することが記載されている。ゴムバンドは、尿取りパッドのバックシート面に2点で接着固定され、これによってゴムバンドのすべり摩擦力を利用してずれ防止機能を発現させ、パッドの廃棄形態を維持するようにしている。したがってパッドを丸めただけで廃棄形態が維持されるのではなく、廃棄形態を維持するためはゴムバンドで固定する操作が必要となり、その分だけ手間がかかる。また、ゴムバンドのずれ止め性能は不充分である。
特許文献3 には、股間対応区域を避けて分割したずれ止め部を有し、確実にずれ止め部をアウターに固定し、且つ接着剤等が股下で幅方向に付着しあうことのないインナー物品のずれ防止構造が記載されている。このずれ防止構造は、インナー物品のずれ防止が目的であり、廃棄までは考慮されていない。したがって、同文献に記載される分割ずれ止めテープを、廃棄テープとして利用することは難しい。
特許文献4には、弾性変形による伸縮性を廃棄テープに付与することにより、物品の処理を簡単に行い得る廃棄テープが記載されている。この廃棄テープは、物品の廃棄のみを目的として使用されるものであり、アウターへのずれ止め及び物品の廃棄の双方を目的とするものではない。
特開2003−52729号公報 特開2002-119528号公報 特開2005−143878号公報 特開2002−320637号公報
したがって本発明の目的は、前述した従来技術が有する欠点を解消し得る尿取りパッドを提供することにある。
本発明は、表面シート、裏面シート及び両シート間に介在された吸収体を具備し、アウターの内側に配されて使用される尿取りパッドにおいて、
表面シートが内側になるように該パッドをその長手方向に沿って巻き上げた廃棄状態において該表面シートに係合し、且つ該廃棄状態を維持し得る係合部材を、該パッドの長手方向に延びるように、該パッドの長手方向中央域の裏面シート上に配し、
該係合部材の長さを、該パッドの長手方向全長に対して少なくとも1/5となした尿取りパッドを提供するものである。
本発明によれば、使用後のパッドをその長手方向に沿って表面シート側に巻き上げるだけの簡単な操作で、パッドを廃棄形態にすることができ且つその廃棄形態が維持される。
以下本発明を、その好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。図1には、本発明の尿取りパッドの一実施形態の斜視図が示されている。図2には、図1のパッドにおける長手方向中央域のII−II線断面図が示されている。図1及び図2に示す本実施形態の尿取りパッド10は、表面シート11、裏面シート12及び両シート間に介在された吸収体13を具備しており、平面視において実質的に縦長の矩形状をしている。パッド10の装着状態において、表面シート11は着用者の肌に近い側に位置し、裏面シート12は着用者の肌から遠い側に位置する。
パッド10における表面シート11の側には、パッド10の左右両側部に、パッド10の長手方向に延びる一対の防漏カフ14,14が配されている。防漏カフ14は、その長手方向に延びる二辺のうち、パッド10の幅方向外方寄りに位置する辺側が表面シート11と接合されて固定端14aとなっている。一方、パッド10の幅方向内方寄りに位置する辺側は、自由端14bになっている。自由端14bには、該自由端14bに沿って糸ゴム等の弾性部材15が伸長状態で固定されている。パッド10を引き伸ばした状態においては、防漏カフ13は倒伏して表面シート11の左右両側部を覆っているが、パッド10が着用された状態においては、弾性部材15が収縮して、防漏カフ14は表面シート11から上方に起立する。これによって、尿等の排泄物がパッド10の横方向から漏れ出ることに対する障壁が形成される。
パッド10における表面シート11としては、従来この種の尿取りパッドに用いられてきた材料と同種のものを特に制限なく用いることができる。具体的には、液透過性を有するシート材料を用いることができる。その例としては、各種不織布や穿孔フィルムなどが挙げられる。後述する係合部材17との係合のしやすさを考慮すると、表面シート11としては不織布を用いることが好ましい。
表面シート11として用いられる不織布としては、各種の方法により製造されたものを用いることができる。例えばエアスルー不織布、スパンボンド不織布、スパンレース不織布、ケミカルボンド不織布、ニードルパンチ不織布、メルトブローン不織布、これらの不織布の複合体などが挙げられる。不織布を構成する繊維が親水性でない場合には、不織布を製造する前の繊維に親水化処理を施しておくか、又は製造された不織布に親水化処理を施すことが、液透過性の向上の観点から好ましい。不織布を構成する繊維としては、例えばポリエチレンやポリプロピレン等のポリオレフィン系繊維、ポリエチレンテレフタレートやポリブチレンテレフタレート等のポリエステル系繊維、ポリアミド系繊維、アクリル系繊維、セルロース系繊維などが挙げられる。
パッド10における裏面シート12としては、例えば液不透過性又は撥水性のシートや液透過性のシートを用いることができる。裏面シート12が液不透過性又は撥水性である場合には、パッド10に排泄された尿等は、主としてパッド10に備えられた吸収体14に吸収される。裏面シート12が液透過性である場合には、パッド10に排泄された尿等は、その一部がパッド10に備えられた吸収体14に吸収される。裏面シート12を透過した尿等は、パッド10と併用される使い捨ておむつ等のアウターに吸収される。液不透過性又は撥水性のシートとしては、合成樹脂製のフィルム、スパンボンド−メルトブローン−スパンボンド(SMS)不織布、SMMS不織布などが挙げられる。液透過性のシートとしては、表面シート11に用いられる材料として先に述べた材料と同種のものを用いることができる。
パッド10における吸収体13は、吸液性繊維材料や、吸液性繊維材料と高吸収性ポリマーとの混合物、吸収紙と高吸収性ポリマーとが一体化されたシート(例えば本出願人の先の出願に係る特開平8−246395号公報)などから構成される。これらは、例えばティッシュペーパー等の吸収紙で包まれて、その保形性が高められてもよい。吸液性繊維材料としては、例えばフラッフパルプや親水性の長繊維を一方向に引き揃えてなるトウなどが挙げられる。
パッド10はアウターと併用され、該アウターの内側に配されて使用されるものである。本発明に言うアウターとは、それ自体だけで身体に装着・固定できる着用物品を広く包含する。その例としては、使い捨ておむつ、おむつカバー、布おむつ等が挙げられる。パッド10は、その長手方向の中央域が、着用者の股下部(排泄部位)に位置するようにアウターの内側に配される。アウターの内側に配されたパッド10が、その装着中にアウター内で位置ずれを起こさないようにする観点から、図1に示すように、パッド10の裏面シート12上には、パッド10をアウターに固定するための固定手段16が配されている。固定手段16は、例えば裏面シート12上に塗布された粘着剤や、面ファスナのフック部材などから構成することができる。固定手段16が粘着剤からなる場合には、粘着剤の粘着性が損なわれないようにするために、パッド10の使用前の状態においては、粘着剤の表面に剥離紙が貼り付けられている。
本実施形態においては、固定手段16はパッド10における長手方向の前部域に一箇所設けられている。尤も、固定手段16を設ける位置はこれに限られず、例えばパッド10における長手方向の後部域に設けてもよく、或いは、前部域及び後部域のそれぞれに一箇所ずつ設けてもよい。
尿等の排泄物を吸収した後のパッド10は、アウターの内側から取り外され廃棄される。一方、アウターは、その汚れがそれほど甚だしくない場合には、パッド10を新しいものと取り替えて、引き続き使用される。パッド10を廃棄する場合には、図3(a)及び(b)に示すように、表面シート11が内側になるようにパッド10をその長手方向の一端から他端に向かって長手方向に沿ってロール状に巻き上げて、ロール状の廃棄形態を形成する。本実施形態のパッド10は、この巻き上げ操作を行うだけで、ロール状の廃棄形態が維持される点に特徴を有する。その詳細は次のとおりである。
パッド10においては、図2及び図4に示すように、その長手方向中央域の裏面シート12上に係合部材17が配されている。係合部材17は、表面シート11が内側になるようにパッド10をその長手方向に沿って巻き上げた廃棄状態において表面シート11に係合し、且つ該廃棄状態を維持し得るものである。係合部材17が配されたパッド10を完全に巻き上げた状態においては、図3(c)に示すように、係合部材17が表面シート11と対向・当接して、係合部材17が表面シート11に係合する。その結果、ロール状に巻き上げられた廃棄形態が簡単に維持される。
上述のとおり、本実施形態においては、パッド10の廃棄形態を、係合部材17の係合力で維持している。該廃棄形態を、粘着剤を用いた粘着力等を利用して維持することも可能であるが、その場合には、パッドの使用中に粘着剤が繊維や尿で汚れてしまい、粘着力が損なわれてしまうおそれがある。したがって本実施形態においては、そのおそれがない係合力を利用して廃棄形態を維持することとしている。
図3(c)に示す廃棄形態を確実に維持する観点から、係合部材17として、表面シート11との係合力が5cN/10mm以上、特に8cN/10mm以上、とりわけ10cN/10mm以上のものを用いることが好ましい。係合力の上限値に特に制限はなく、高ければ高いほど好ましいが、上限値が20cN/10mm程度に高ければ、ロール状に巻き上げられた廃棄形態を確実に維持することができる。係合力は、係合部材17の形状や、係合部材17の幅を調整することでコントロールできる。
前記の係合力は次の方法で測定される。パッド10から50mm幅×150mm長の大きさで表面シートを切り出し、これを測定片とする。この場合、表面シートの下側に吸収紙等が接着されているときには、該吸収紙等をつけたまま測定片を切り出してよい。パッドが小さくて、前記のサイズで測定片を切り出せない場合には、最大長さ及び/又は最大幅を測定片の大きさとする。これとは別に、係合部材を10mm幅×150mm長の大きさに切り出す。そして、測定片の長さ方向と係合部材の長さ方向とを一致させ、両者を重ね合わせる。その状態下に、25mm幅の1kgローラーを1往復させて両者を係合させる。次いで、測定片の一端及び係合部材の一端を引張試験機のチャックに取り付ける。チャック間距離は50mmとする。チャック距離間が200mmになるまで速度300mm/minで両者を剥離する。そこで得られた極大平均荷重(cN/10mm)を係合力とする。
係合部材17は、パッド10の少なくとも長手方向中央域に位置している。この位置に係合部材17を配することで、パッド10の前部域から後部域に向けて、及び後部域から前部域に向けての何れの方向にパッド10を巻き上げても、首尾良く廃棄形態を維持することが可能になる。また、以下に述べる必要最小限の長さの係合部材17でパッド10の廃棄形態を維持することができる。なお、係合部材17は、パッド10の少なくとも長手方向中央域に位置していればよく、これに加えてパッド10の長手方向前部域及び/又は後部域にまで延びていてもよい。
係合部材17は、パッド10の幅方向中央部において、パッド10の長手方向に一条延びている。係合部材17の長さはパッド10の長手方向全長に対して少なくとも1/5であることが必要である。係合部材17の長さがこれによりも短い場合には、パッド10をその長手方向の一端から他端に向かって巻き上げた場合に、巻き上げの完了状態において、係合部材17が表面シート11と対向・当接しない場合が生じるおそれがある。係合部材17の長さを、パッド10の長さと同じにすれば、巻き上げの完了状態において、係合部材17が表面シート11と確実に対向・当接する。しかし、その分だけ係合部材17の使用量が多くなり経済的でなくなる。したがって係合部材17の長さは、パッド10の長さに対して1/5〜3/5、特に1/5〜2/5であることが、経済性の観点、及び巻き上げの完了状態において、係合部材17が表面シート11と確実に対向・当接する観点から好ましい。
係合部材17は、パッド10の長手方向に連続して延びている。しかし係合部材17の形状はこれに限られず、パッド10の廃棄形態を維持可能である範囲において、断続的に延びていてもよい。係合部材17が断続的に延びている場合、上述した係合部材17の長さとは、個々の係合部材の長さを意味するのではなく、個々の係合部材の集合体全体としての見掛けの長さを意味する。また、係合部材17は、直線的に延びているが、これに代えて又はこれに加えて、波形の係合部材を、パッド10の長手方向に延びるように配してもよい。
係合部材17の幅は特に制限はないが、過度に幅を大きくすると、係合部材17の剛性が高くなり過ぎてパッド10の巻き上げ操作を行いづらくなることがある。また後述するように、係合部材17が、パッド10とアウターとの固定の補助手段としての機能を有する場合には、パッド10のアウターへの固定力が高くなり過ぎて、パッド10の廃棄時にパッド10をアウターから剥がしづらくなることがある。これらの観点から、係合部材17は、図4に示すように細長い形状のものであることが好ましい。係合部材17の具体的な構造にもよるが、係合部材17の幅は、図4に示す固定手段16の幅よりも狭いことが好ましく、特に5〜15mm、とりわけ10〜15mmであることが好ましい。
係合部材17としては、表面シート11と係合可能な材料が用いられる。表面シート11が例えば不織布等の繊維材料のシートからなる場合には、係合部材17として面ファスナのフック部材を用いることができる。面ファスナのフック部材を用いる場合には、鉤形状やマッシュルーム形状、矢尻形状のものを用いることができる。
係合部材17は、パッド10とアウターとの固定を補助的に行うことが可能であることが好ましい。これによってパッド10をアウターの内側に配した場合に、固定手段16による固定と相まって、パッド10の位置ずれが一層起こりにくくなる。この目的のために、アウターの内側が繊維材料のシートからなる場合には、係合部材17は、上述した面ファスナのフック部材から構成されていることが好ましい。係合部材17によるパッド10とアウターとの固定は、固定手段16による固定を補うものであるから、アウターに対する係合部材17の固定力は、アウターに対する固定手段16の固定力よりも低くてよい。この固定力は、係合部材17とパッド10の表面シート11との係合力の測定方法と同様の方法で測定される。
以上、本発明をその好ましい実施形態に基づき説明したが、本発明は前記実施形態に制限されない。例えば前記実施形態においては、係合部材17は、パッド10の長手方向に一条延びていたが、これに代えて図5に示すように、係合部材17を、パッド10の長手方向に延びるように複数個並列配置してもよい。このように係合部材17を配することで、パッド10の廃棄形態を一層確実に維持することができる。また、アウターの内側に配されたパッド10の位置ずれが一層起こりづらくなる。なお同図においては、各係合部材17の長さ及び幅は何れも同じであるが、各係合部材17間において長さ及び/又は幅を違えるようにしてもよい。
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明する。しかしながら本発明の範囲はかかる実施例に制限されない。
〔実施例1〕
花王社製の尿取りパッドである「リリーフ(登録商標)抗菌消臭さらさら尿取りパッドスーパー安心吸収」の裏面シート上に面ファスナのフック部材を取り付け、図1ないし図3に示す形態の尿取りパッドを得た。尿取りパッドの表面シート11は芯鞘型複合繊維からなるエアスルー不織布から構成されていた。固定手段16は、裏面シート上にホットメルト粘着剤を40mm×50mmの矩形状に塗布して形成されていた。パッドの長手方向全長は540mm、フック部材の長さは120mm、幅は10mmであった。フック部材は、住友3M社製のフックテープ(1インチ×1インチに1600ピン)を用いた。フック部材と表面シートとの係合力は16cN/10mmであった。得られた尿取りパッドを図3に示す手順でロール状に巻き上げて廃棄形態を形成したときの該廃棄形態の維持性は良好であった。また、このパッドを、アウターとしての使い捨ておむつ(花王株式会社製のリリーフ(登録商標))の内側に配して装着したところ、装着中にパッドの位置ずれは観察されなかった。
〔実施例2〕
フック部材として、長さ120mm、幅5mmの寸法のものを2本用いる以外は実施例1と同様にして図5に示す形態の尿取りパッドを得た。得られた尿取りパッドを図3に示す手順でロール状に巻き上げて廃棄形態を形成したときの該廃棄形態の維持性は良好であった。このパッドを、アウターとしての使い捨ておむつ(花王株式会社製のリリーフ(登録商標))の内側に配して装着したところ、装着中にパッドの位置ずれは観察されなかった。
〔比較例1〕
フック部材として、長さ90mm、幅10mmの寸法のものを1本用いる以外は実施例1と同様にして図1ないし図3に示す形態の尿取りパッドを得た。得られた尿取りパッドを図3に示す手順でロール状に巻き上げて廃棄形態を形成したところ、巻き上げ状態が解除されてひらいてしまった。
本発明の尿取りパッドの一実施形態を示す斜視図である。 図1に示すパッドにおける長手方向中央域のII−II線断面図である。 図1に示す尿取りパッドを巻き上げて廃棄形態を形成する手順を示す図である。 図1に示す尿取りパッドをその裏面シート側からみた平面図である。 本発明の尿取りパッドの別の実施形態を裏面シート側からみた平面図(図4相当図)である。
符号の説明
10 尿取りパッド
11 表面シート
12 裏面シート
13 吸収体
14 防漏カフ
15 弾性部材
16 固定手段

Claims (4)

  1. 表面シート、裏面シート及び両シート間に介在された吸収体を具備し、アウターの内側に配されて使用される尿取りパッドにおいて、
    表面シートが内側になるように該パッドをその長手方向に沿って巻き上げた廃棄状態において該表面シートに係合し、且つ該廃棄状態を維持し得る係合部材を、該パッドの長手方向に延びるように、該パッドの長手方向中央域の裏面シート上に配し、
    該係合部材の長さを、該パッドの長手方向全長に対して少なくとも1/5となした尿取りパッド。
  2. 前記係合部材として、前記表面シートとの係合力が5cN/10mm以上のものを用いた請求項1記載の尿取りパッド。
  3. 前記パッドの長手方向の前部域、又は前部域及び後部域の裏面シート上に、該パッドをアウターに固定するための固定手段を配し、また前記係合部材として、該パッドとアウターとの固定を補助的に行うことが可能な部材を用いた請求項1又は2記載の尿取りパッド。
  4. 前記係合部材を、前記パッドの長手方向に延びるように複数個並列配置した請求項1ないし3の何れかに記載の尿取りパッド。
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