JP2008228149A - 低雑音増幅器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】第1のFET8のソースS1がスパイラルインダクタ10を介して接地される一方、直列接続されたキャパシタ16と抵抗器17が、スパイラルインダクタ10に並列接続されており、スパイラルインダクタ10は、動作周波数において、第1のFET8のゲートにおける共役反射係数と、雑音が最小となる最適信号反射係数とが近接するように選択される一方、キャパシタ16と抵抗器17からなる直列回路は、動作周波数よりも高い所望周波数において、ハイパスフィルタとして作用するよう、各々の回路定数が設定されてなるものである。
【選択図】図1
Description
以下、同図を参照しつつ、かかる従来回路について説明する。
この従来回路は、カスコード接続された電界効果トランジスタ(以下「FET」と称する)8A,9Aを中心にカスコードアンプが構成され、電源供給端子13Aに電源電圧を供給する一方、FET8Aのゲート電圧供給端子5Aと、FET9Aのゲート電圧供給端子6Aに同相のゲート電圧を供給することで、増幅動作が得られるようになっている。
そして、この回路においては、FET8AのソースS1に接続されるソースインダクタ10Aの作用により、信号増幅を行う周波数(以下「動作周波数」と称する)において、FET8AのゲートG1における共役反射係数と、雑音最小となる最適信号源反射係数が近接するため、入力整合と雑音整合が両立した低雑音増幅が実現できるものとなっている。
前記電界効果トランジスタのソースがインダクタを介して接地される一方、キャパシタと抵抗器が直列接続されてなる直列回路が、前記インダクタに並列接続されてなり、
前記インダクタは、信号増幅を行う周波数において、前記電界効果トランジスタのゲートにおける共役反射係数と、雑音が最小となる最適信号源反射係数とが近接するように選択される一方、
前記キャパシタと抵抗器からなる直列回路は、前記信号増幅を行う周波数よりも高い所望周波数において、ハイパスフィルタとして作用するよう、各々の回路定数が設定されてなるものである。
かかる構成において、前記キャパシタと抵抗器からなる直列回路に代えて、インピーダンス素子を用いても好適である。
また、前記キャパシタと抵抗器からなる直列回路を、前記インダクタに複数並列接続しても好適である。
なお、以下に説明する部材、配置等は本発明を限定するものではなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変することができるものである。
最初に、本発明の実施の形態における低雑音増幅器の第1の構成例について、図1を参照しつつ説明する。
この第1の構成例において、低雑音増幅器は、第1及び第2の電界効果トランジスタ(以下「FET」と称する)8,9がカスコード接続されて、カスコードアンプが形成されたものとなっており、FETとして具体的には、エンハンスメント型シングルゲートFETが用いられたものとなっている。
また、第1のFET8のソースS1とグランドとの間には、ソースS1側からキャパシタ16及び抵抗器17が直列接続されて設けられている。
なお、かかる構成において、第1及び第2のゲート電圧供給端子5,6には、同相で電圧供給されるものとなっている。
また、上述の回路は、半導体集積回路化したものが好適であるが、勿論、いわゆるディスクリートに構成しても良いものである。
まず、ソースインダクタとしてのスパイラルインダクタ10は、その値が、この低雑音増幅器の動作周波数において、第1のFET8のゲートG1の共役反射係数と、雑音が最小となる最適信号源反射係数が近接するような適宜な値に設定されたものを用いるとする。
一方、キャパシタ16は、動作周波数において高いインピーダンスを示し、かつ、この低雑音増幅器の入力インピーダンスの実部が負性になる周波数、すなわち、回路動作を安定させたい周波数では低いインピーダンスを示す適宜な容量値を選択したものを用いる。
まず、前提として、動作周波数は1.6GHz、回路動作を安定させたい周波数は12.25GHzであるとする。
図4は、本発明の実施の形態における低雑音増幅器の入力インピーダンスZinをスミスチャート上に示したもので、同図において符号m1の点は、周波数が12.25GHzの場合の入力インピーダンスを示し、この例では、Zin=1.3−j31.2である。
すなわち、従来回路では、入力インピーダンスの実部が負性となっていた周波数において、本発明の実施の形態における低雑音増幅器は、負性抵抗ではなくなっていることが確認できるものとなっている。そのため、本発明の実施の形態における低雑音増幅器は、従来回路と異なり、動作周波数域から外れた周波数域においても回路動作の安定性が確保されるものとなっている。
そして、図8には、従来回路における同様な特性例が示されており、実線の特性線は、周波数変化に対する小信号電力利得の変化例を、点線の特性線は、周波数変化に対する雑音指数の変化例を、それぞれ示すものとなっている。
これら双方の特性例を比較すると、その差は殆どなく、本発明の実施の形態における低雑音増幅器においては、従来同様の利得特性、雑音指数を確保しつつ、先に述べたように、回路動作を安定させたい周波数において、入力インピーダンスの実部を負性としないようにできるものとなっていることが確認できる。
また、図8において、m1は、周波数1.6GHzで、小信号電力利得が18.7dBの点を表し、m2は、周波数1.6GHzで、雑音指数1.09dBの点を表している。
なお、図1に示された構成例と同一の構成要素には、同一の符号を付して、その詳細な説明を省略し、以下、異なる点を中心に説明する。
この第2の構成例は、図1に示されたキャパシタ16と抵抗器17の直列回路に代えて、インピーダンス素子(図2においては「Z」と表記)18を設けたものである。
なお、回路動作は、図1に示された構成例と基本的に同一であるため、図4及び図5を参照しつつ説明したような特性が実現できることは、先の第1の構成例と同様であるので、ここでの再度の詳細な説明は省略することとする。
なお、図1に示された構成例と同一の構成要素には、同一の符号を付して、その詳細な説明を省略し、以下、異なる点を中心に説明する。
この第3の構成例は、図1に示されたキャパシタ16と抵抗器17の直列回路を複数並列接続して設けたものである。
すなわち、この構成例においては、それぞれ、キャパシタ16と抵抗器17により構成された第1乃至第nの直列回路20−1〜20−nを設け、それぞれがスパイラルインダクタ10の両端に並列接続されるよう構成されたものとなっている。
なお、かかる第3の構成例の回路動作は、図1に示された構成例と基本的に同一であるため、図4及び図5を参照しつつ説明したような特性が実現できることは、先の第1の構成例と同様であるので、ここで再度の詳細な説明は省略することとする。
9…第2の電界効果トランジスタ
10…スパイラルインダクタ
16…キャパシタ
17…抵抗器
Claims (3)
- 電界効果トランジスタを用いて構成されてなる低雑音増幅器であって、
前記電界効果トランジスタのソースがインダクタを介して接地される一方、キャパシタと抵抗器が直列接続されてなる直列回路が、前記インダクタに並列接続されてなり、
前記インダクタは、信号増幅を行う周波数において、前記電界効果トランジスタのゲートにおける共役反射係数と、雑音が最小となる最適信号源反射係数とが近接するように選択される一方、
前記キャパシタと抵抗器からなる直列回路は、前記信号増幅を行う周波数よりも高い所望周波数において、ハイパスフィルタとして作用するよう、各々の回路定数が設定されてなることを特徴とする低雑音増幅器。 - 前記キャパシタと抵抗器からなる直列回路に代えて、インピーダンス素子を用いてなることを特徴とする請求項1記載の低雑音増幅器。
- 前記キャパシタと抵抗器からなる直列回路を、前記インダクタに複数並列接続してなることを特徴とする請求項1記載の低雑音増幅器。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2007
- 2007-03-15 JP JP2007066387A patent/JP2008228149A/ja active Pending
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