JP2008200914A - インクジェット記録装置およびインク供給方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 インクジェット記録装置再稼動時にインクジェットヘッドの吐出不良を起こすことなく、また、無駄なインク消費を行わずにインクジェットヘッドの吐出が出来るインクジェット記録装置およびインク供給方法を提供する。
【解決手段】 インクを収容するメインタンク10と、インクを吐出することにより被記録媒体に印刷を行なうインクジェットヘッド40と、メインタンク10からインクジェットヘッド40にインクを搬送するインク供給路と、インク供給路中に設けられたインクを一時的に保持するサブタンク20と、前記インク供給路中に設けられた前記インク内の気体を取り除くための脱気装置30と、脱気装置30とインクジェットヘッド40の間のインク供給路を遮断するインク供給路遮断手段とを有する。
【選択図】 図1
【解決手段】 インクを収容するメインタンク10と、インクを吐出することにより被記録媒体に印刷を行なうインクジェットヘッド40と、メインタンク10からインクジェットヘッド40にインクを搬送するインク供給路と、インク供給路中に設けられたインクを一時的に保持するサブタンク20と、前記インク供給路中に設けられた前記インク内の気体を取り除くための脱気装置30と、脱気装置30とインクジェットヘッド40の間のインク供給路を遮断するインク供給路遮断手段とを有する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、記録媒体に液滴を吐出するインクジェットプリンタなどに好適に利用できるインクジェット記録装置およびインク供給方法に関する。
図3に示すように、従来の一般的なインクジェット記録装置は、所望の体積のインク滴 を被記録媒体に対して吐出するインクジェットヘッド40に、交換もしくは補充可能なインクを供給するインクタンク10をインク供給路80を介して接続する構成になっている。
インクジェット記録装置は、インク供給タンクからインクの供給を受けるインクジェットヘッドを記録用紙の紙巾方向に往復動させて印刷する関係上、大量の印刷を行う記録装置にあっては、インク供給タンクを筐体に設置し、インク供給路を介してインクジェットヘッドにインクを供給する手法が採られている。
インクジェットヘッドを駆動するに当たり、その安定動作を確保する為には、インクジェットヘッドの吐出ノズル面に印加される圧力をある範囲内に制御する事が必要である。この圧力について、ノズルからのインクの吐出に係わらない意図せぬ流出とぼた落ちを避ける為に、インクの吐出を妨げないように負の値である負圧が一定以下となるような圧力の適正範囲が、インクジェットヘッドによって決まっている。
小容量のインクタンクの場合には、そのインクジェット印字装置内での高さをインクジェットヘッドの高さに対して相対的にある位置に配置する事により、この圧力制御を行う事ができる。しかしその場合は、インクタンク内のインク量が最大の場合と空に近くなった場合とで、インクジェットヘッドに加わる圧力は変動する。
この圧力変動範囲がインクジェットヘッドの安定駆動の為の適正範囲を超える場合には、図3に示したように、更にこのインクタンクとインクジェットヘッドとを接続するインク供給路の途中にサブタンク20を設けて、その内部に一旦インクを溜めて、そこからインクジェットヘッドにインクを供給する構成が採用されている。
このような構成では、サブタンクの中のインクの水位をインク量監視センサーで計測し、水位が下がってインクジェットヘッドに印加される圧力がその適正範囲の下限を下回る前にインクタンクからインクをサブタンクに汲み上げ、インクジェットヘッドに印加される圧力をその適正範囲の上限を上回らない範囲内で制御する。
ところで、インクジェットヘッドは、圧力発生室のインクを加圧して液滴を発生させる関係上、インクに気泡が含まれていると、インクの加圧力が低下して液滴の吐出性能も低下するため、インクジェットヘッドに溶存空気を含まないインクを供給する必要がある。このため、工場で十分に脱気されたインクをカートリッジや、パウチに収容し、遮気容器に梱包したものが商品として提供されており、脱気効果を維持できるようにインク供給路はガスバリア性の高い可撓性のチューブが採用されている。
ところが、大判の記録媒体を用いてポスター等を印刷するインクジェット記録装置にあっては、印刷時に大量のインクを消費するため、インク供給路内に脱気系を組み込むことにより気泡の含有した非脱気のインクでも供給できるよう、インク供給タンクが外部からインクの注入が可能なタンクとして構成され、このインク供給タンクのインクを外部から負圧の作用を受ける中空繊維束からなる脱気装置を介して前記インクジェットヘッドに供給する手段が提案されている(例えば特許文献1、2)。
特開平11−48491
特開2006−239859
上述のようなインクジェット記録装置において、装置停止状態の場合、通常はインクの粘度上昇を防ぐため脱気装置に負圧作用を及ぼす真空ポンプは作動させない。この場合時間経過とともに脱気装置内のインクに空気が再溶解し、更にはインク供給路内乃至はインクジェットヘッド内のインクにも空気の再溶解が進む。この状態で再度装置を稼動させると、脱気効果のないインクによりインクジェットヘッドの吐出不良を起こす問題があった。また、装置再稼動時に真空ポンプを作動し、脱気装置とインクジェットヘッドの間のインクを強制的に排出する必要があり、インクコストがかかってしまうという問題も生じる。
そこで本発明は、装置再稼動時にもインクジェットヘッドの吐出不良を起こすことなく、また、無駄なインク消費を行わずにインクジェットヘッドの吐出が出来るインクジェット記録装置およびインク供給方法を提供することである。
上記課題を解決する本発明の第1の態様は、インクを収容するメインタンクと、前記インクを吐出することにより被記録媒体に印刷を行なうインクジェットヘッドと、前記メインタンクから前記インクジェットヘッドにインクを搬送するインク供給路と、前記インク供給路中に設けられた前記インクを一時的に保持するサブタンクと、前記インク供給路中に設けられた前記インク内の気体を取り除くための脱気装置と、前記脱気装置と前記インクジェットヘッドの間の前記インク供給路を遮断するインク供給路遮断手段と、前記被記録媒体を搬送する搬送手段とを有するインクジェット記録装置にある。
本発明の第2の態様は、前記脱気装置が、前記メインタンクと前記サブタンクの間の前記インク供給路中に設置されていることを特徴とする第1の態様に記載のインクジェット記録装置にある。
本発明の第3の態様は、前記インク供給路遮断手段が、チューブポンプであることを特徴とする第1の態様または第2の態様に記載のインクジェット記録装置にある。
本発明の第4の態様は、前記インク脱気装置が、前記サブタンクと前記インクジェットヘッドの間の前記インク供給路中に設置されていることを特徴とする第1の態様から第3の態様に記載のインクジェット記録装置にある。
本発明の第5の態様は、前記インク供給路遮断手段が、前記インクジェットヘッドを加圧するために設けられた開閉弁であることを特徴とする第1の態様から第4の態様に記載のインクジェット記録装置にある。
本発明の第6の態様は、前記脱気装置が外部から真空引きする真空引き手段により脱気される中空繊維束を有する脱気装置であることを特徴とする第1の態様から第5の態様に記載のインクジェット記録装置にある。
本発明の第7の態様は、前記インク供給路遮断手段と前記真空引き手段とを制御する制御手段を有することを特徴とする第1の態様から第6の態様に記載のインクジェット記録装置にある。
本発明の第8の態様は、インクを収容するメインタンクと、前記インクを吐出することにより被記録媒体に印刷を行なうインクジェットヘッドと、前記メインタンクから前記インクジェットヘッドにインクを搬送するインク供給路と、前記インク供給路中に設けられた前記インクを一時的に保持するサブタンクと、前記インク供給路中に設けられた前記インク内の気体を取り除くための脱気装置と、前記脱気装置と前記インクジェットヘッドの間の前記インク供給路を遮断するインク供給路遮断手段と、前記被記録媒体を搬送する搬送手段とを有するインクジェット記録装置におけるインク供給方法であって、前記インクジェット記録装置が停止した後再稼動する場合、前記インク供給路遮断手段と前記インク脱気装置とを制御する制御手段が、前記インク脱気装置を動作させた後に前記インク供給路遮断手段を開放させるインク供給方法にある。
上述のように本発明では、脱気装置とインクジェットヘッドの間にインクを遮断する手段を設置したため、装置停止状態に空気の再溶解がインクジェットヘッドまで到達することなく、装置再稼動時にインクジェットヘッドの安定性を確保し、さらに、従来より少量のインク消費でインクジェットヘッドの吐出安定性を確保することが出来るという効果がある。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
<第一の実施の形態>
図1は本発明によるインクジェット記録装置の第一の実施の形態を表したブロック図である。
図1は本発明によるインクジェット記録装置の第一の実施の形態を表したブロック図である。
インク供給装置は、メインタンク10と、インク供給路80と、サブタンク20と、脱気装置30と、インクジェットヘッド40と、ポンプ61〜63などとを備える。インク供給路80は図1において一点鎖線で囲われた部分である。
メインタンク10は、インクが蓄えられている容器であり、材質はステンレスなどの金属や樹脂など特に制限されない。
インク供給路80は、メインタンク10からサブタンク20までインクを搬送する供給路である第1インク供給路81と、サブタンク20からインクジェットヘッド40までインクを搬送する供給路である第2インク供給路82を有している。第1インク供給路81、第2インク供給路82はそれぞれ図中の点線で囲われた部分である。そして、インク供給路80において、メインタンク10に近い方が上流側、インクジェットヘッド40に近い側が下流側となる。
また第1インク供給路81には、メインタンク10とサブタンク20の間に、上流側から脱気装置30、第1インク供給路ポンプ61、とが設置されている。第2インク供給路82には、サブタンク20とインクジェットヘッド40との間に、第2インク供給路ポンプ62、第2インク供給ポンプ62と並行して配置されたインクの供給路を遮断するための手段である開閉弁55、とが設置されている。また、第2インク供給ポンプ62は開閉弁55が閉じている場合に第2インク供給路ポンプ62側をインクが通るように分岐され配置されている。開閉弁55はインクの供給路を遮断するための手段なので、代わりに、栓やシャッターなどを用いることも可能である。
さらに、第1インク供給路ポンプ61と真空ポンプ65の動作を制御することが可能な制御基板70が設置されている。
サブタンク20は、袋状のパックを備えてあり、脱気されたインクを保持する。またサブタンク20は、サブタンク20内のインクを一定量に保つように制御する機構を備えたインク量保持装置21も備えている。そして、サブタンク20内のインクが減少すると、第1インク供給路ポンプ61によりメインタンク10からインクを汲み上げる。
図4は脱気装置の一例の断面図である。脱気装置30は、図4に示すように、中空繊維糸90と、ゴム製のOリング91と、排気口92と、真空ポンプ65を有し、構成されている。入り口側流路95から出口側流路96へ図中の矢印で示す方向にインクが流れる。そして、気体透過性を有する中空繊維糸90の中にインクを通し、排気口92から真空ポンプ65により真空引きし、インク中に溶存する空気などの気体を除去する。図4では、脱気装置30の中空繊維糸90の一端側から他端側にインクを通すように構成したが、本発明の構成はこれに限定されるものではない。真空層93とインク層94はOリング91により仕切られている。そして、真空層93とインク層94からインクや気体が漏れ出さないように支持体97によってOリング91は固定される。通常、脱気装置30は、インクジェットヘッド40の吐出中、充填中にかかわらず真空ポンプ65により真空引きされているが、装置停止時には、真空ポンプ65も停止し、脱気装置30は大気開放状態である。
インクジェットヘッド40は、記録媒体にインクを吐出することにより印刷を行うインクジェットプリンタのヘッドである。ここでいうインクジェットプリンタは、パターニング分野や、大量印刷を行う産業用インクジェットプリンタ、カラーフィルタ、有機ELのパターニングなどに用いられるプリンタを含んでいる。インクジェットヘッド40の充填方法は後で詳細に説明する。
第1インク供給路ポンプ61、第2インク供給路ポンプ62、吸引ポンプ63は、ポンプであり、本実施の形態ではチューブをしごくことでインクを搬送するチューブポンプであり、インク搬送時以外はインク供給路80を遮断している。
次に、インクの流れと充填方法について説明する。インクジェットヘッド40でインクを吐出する場合には、第2インク供給路82の開閉弁55を開放させることでインクジェットヘッド40からインクが吐出される。インクジェットヘッド40へインクを充填、又はクリーニングする場合、第2インク供給路82の開閉弁55を閉じ、第2インク供給路ポンプ62を作動させ加圧で行う方法と、吸引キャップ75を介して吸引ポンプ63を作動させ吸引で行う方法がある。このとき、インク吐出または充填によりサブタンク20の容量が減少すると、インク量保持装置21により第1インク供給路ポンプ61が作動しメインタンク10よりサブタンク20へインクが供給され、サブタンク20は常に一定インク量を保つ。
上述の吐出充填の場合は、インクジェット記録装置稼動時であり、脱気装置30は真空ポンプ65により真空引きされているため、インク中に溶存する空気は除去され、脱気効果の得られたインクがインクジェットヘッド40に充填される。インクジェット記録装置を停止する場合には真空ポンプ65も停止させるため、時間が経つに連れて脱気装置30内のインクに空気が再溶解を起こす。しかし、脱気装置30とインクジェットヘッド40の間にチュービングポンプである第1インク供給路ポンプ61が設置されインク供給路81を遮断しているため、脱気装置30で空気が再溶解したインクは第1インク供給路ポンプ61で遮断され、インクジェットヘッド40までのインクは脱気効果を失わない。このため、インクジェット記録装置再稼動時にも、インクジェットヘッド40の吐出を良好に行うことが出来る。
さらに、インクジェット記録装置再稼動時に、制御基板70により真空ポンプ65を作動させた後にインクジェットヘッド40の吐出または充填を行うことにより、サブタンク20のインク量保持装置21が作動し、第1インク供給路ポンプ61を通って、脱気装置30で脱気効果の得られたインクを下流のインクジェットヘッド40に流すことが出来る。
この方法により、インクジェット記録装置再稼動時でも脱気効果の得られたインクをインクジェットヘッド40に充填することができるため、インクジェットヘッド40の吐出安定性を確保し、さらに、従来より少量のインク消費でインクジェットヘッド40の吐出安定性を確保することができる。
<第二の実施の形態>
図2は本発明によるインク供給装置の第二の実施の形態を表したブロック図である。
なお、前述した第一の実施の形態と同様の機能を果たすものについては、同一の符号を付して、重複する説明は適宜省略する。
図2は本発明によるインク供給装置の第二の実施の形態を表したブロック図である。
なお、前述した第一の実施の形態と同様の機能を果たすものについては、同一の符号を付して、重複する説明は適宜省略する。
第二の実施の形態のインクジェット記録装置における、第一の実施の形態との異なる点は、第1インク供給路81には、第1インク供給路ポンプ61のみで、第2インク供給路82中のサブタンク20とインクジェットヘッド40の間に脱気装置30と、第2インク供給路ポンプ62、第2インク供給ポンプ62と並行して配置されたインクの供給路を遮断するための手段である開閉弁55、とが設置されており、第2インク供給ポンプ62は開閉弁55が閉じている場合に第2インク供給路ポンプ62側をインクが通るように分岐され配置されている点である。
この構成では、インクジェット記録装置の停止時に、第2インク供給路ポンプ62と開閉弁55を閉じることでインク供給路82を遮断する。さらに、第一の実施の形態と同様に、インクジェット記録装置再稼動時に、制御基板70により真空ポンプ65を作動させた後に、インクジェットヘッド40の吐出を行う場合と吸引により充填を行う場合は開閉弁55を開放し、脱気装置30で脱気効果の得られたインクが下流のインクジェットヘッド40に流れる。また、インクジェットヘッド40に加圧充填を行う時には、開放弁55を閉じたまま第2インク供給路ポンプ62を作動させ、加圧により行う。このとき、サブタンク20のインク量保持装置21が作動し、第2インク供給路ポンプ62を通って、脱気装置30で脱気効果の得られたインクが下流のインクジェットヘッド40に流すことが出来る。
このような第二の実施の形態では、脱気装置30がインクジェットヘッド40の近傍に配置されているため、より脱気効果の得られたインクがインクジェットヘッド40に充填されるため、吐出安定性がさらに増す利点がある。
図5は、インクジェット記録装置の概略斜視図である。
本実施形態のインクジェット記録装置1は、色毎に設けられたインクジェットヘッド部40a、40b、40c、40d、を走査するインクジェット記録装置である。インクジェット記録装置1には、インクジェットヘッド部40a、40b、40c、40dを搭載するキャリッジ7と、フレキシブルチューブからなるインク供給管6と、そのインク供給管6を介してインクジェットヘッド部40a、40b、40c、40dの各々にインクを供給するメインインクタンク10a、10b、10c、10dも具備する。インク供給管6はインク供給路の一部でもある。
キャリッジ7は、一対のガイドレール3a、3b上に軸方向に移動自在に搭載されている。以降、この軸方向の移動を主走査方向という。ガイドレール3a、3bの一端側には駆動モータ4が設けられており、この駆動モータ4による駆動力によってタイミングベルト5を動かし、さらにタイミングベルト5に接続されたキャリッジ7を移動させる。キャリッジ7には、移動位置を高精度に把握するために、例えば、図示しない光学式リニアエンコーダ等が設けられている。
さらに、キャリッジ7の搬送方向と直交する方向の両端部側には、ガイドレール3a、3bに沿ってそれぞれ一対の搬送ローラ2a,2bが設けられている。これらの搬送ローラ2a、2bは、キャリッジ7の搬送方向と直交する方向に、被記録媒体Sを搬送するものである。以下、被記録媒体Sが搬送される方向を副走査方向を呼ぶ。
そして、これら搬送ローラ2a、2bによって被記録媒体Sを送りつつキャリッジ7をその送り方向とは直交方向に走査することにより、インクジェットヘッド部40a、40b、40c、40dによって被記録媒体S上にインクを吐出して文字及び画像等が記録される。
なお、本実施形態のインクジェットヘッド部40a、40b、40c、40dは、単色のインクを吐出するものであり、それぞれ黒色(B)、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)の4色に対応して4つ並設されてキャリッジ7に搭載されている。また、インクジェットヘッド部には脱気装置、インクジェットヘッド、インク供給路の一部が搭載されている。
また、メインインクタンク10a、10b、10c、10dは、各インクジェットヘッド部40a、40b、40c、40dに対応して色毎に4つ設けられている。このようなメインインクタンク10a、10b、10c、10dは、好ましくは、キャリッジ7の主走査方向の移動や、被記録媒体Sの移動の邪魔にならない位置で、且つインクジェットヘッド部40a、40b、40c、40d内に負圧を与えるように、インクジェットヘッド部40a、40b、40c、40dのインクを噴出するノズル開口よりも所定量低い位置に設けられている。
このようなインクジェット記録装置1によって、被記録媒体Sを副走査方向に移動すると共にインクジェットヘッド部40a、40b、40c、40dを主走査方向に移動することにより、被記録媒体Sの全面に印刷することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、勿論このような構成に限定されるものではない。
10 メインタンク
20 サブタンク
30 脱気装置
40 インクジェットヘッド
55 開閉弁
61 第1インク供給路ポンプ
62 第2インク供給路ポンプ
63 吸引ポンプ
65 真空ポンプ
70 制御基板
75 吸引キャップ
80 インク供給路
81 第1インク供給路
82 第2インク供給路
90 中空繊維糸
91 Oリング
92 排気口
93 真空層
94 インク層
20 サブタンク
30 脱気装置
40 インクジェットヘッド
55 開閉弁
61 第1インク供給路ポンプ
62 第2インク供給路ポンプ
63 吸引ポンプ
65 真空ポンプ
70 制御基板
75 吸引キャップ
80 インク供給路
81 第1インク供給路
82 第2インク供給路
90 中空繊維糸
91 Oリング
92 排気口
93 真空層
94 インク層
Claims (8)
- インクを収容するメインタンクと、
前記インクを吐出することにより被記録媒体に印刷を行なうインクジェットヘッドと、
前記メインタンクから前記インクジェットヘッドにインクを搬送するインク供給路と、
前記インク供給路中に設けられた前記インクを一時的に保持するサブタンクと、
前記インク供給路中に設けられた前記インク内の気体を取り除くための脱気装置と、
前記脱気装置と前記インクジェットヘッドの間の前記インク供給路を遮断するインク供給路遮断手段と、
前記被記録媒体を搬送する搬送手段とを有するインクジェット記録装置。 - 前記脱気装置が、前記メインタンクと前記サブタンクの間の前記インク供給路中に設置されていることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
- 前記インク供給路遮断手段が、チューブポンプであることを特徴とする請求項1または請求項2のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
- 前記インク脱気装置が、前記サブタンクと前記インクジェットヘッドの間の前記インク供給路中に設置されていることを特徴とする請求項1から請求項3に記載のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
- 前記インク供給路遮断手段が、前記インクジェットヘッドを加圧するために設けられた開閉弁であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
- 前記脱気装置が外部から真空引きする真空引き手段により脱気される中空繊維束を有する脱気装置であることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
- 前記インク供給路遮断手段と前記真空引き手段とを制御する制御手段を有することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
- インクを収容するメインタンクと、前記インクを吐出することにより被記録媒体に印刷を行なうインクジェットヘッドと、前記メインタンクから前記インクジェットヘッドにインクを搬送するインク供給路と、前記インク供給路中に設けられた前記インクを一時的に保持するサブタンクと、前記インク供給路中に設けられた前記インク内の気体を取り除くための脱気装置と、前記脱気装置と前記インクジェットヘッドの間の前記インク供給路を遮断するインク供給路遮断手段と、前記被記録媒体を搬送する搬送手段とを有するインクジェット記録装置におけるインク供給方法であって、
前記インクジェット記録装置が停止した後再稼動する場合、前記インク供給路遮断手段と前記インク脱気装置とを制御する制御手段が、前記インク脱気装置を動作させた後に前記インク供給路遮断手段を開放することを特徴とするインク供給方法。
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2007
- 2007-02-17 JP JP2007037227A patent/JP2008200914A/ja active Pending
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