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JP2008200693A - ロボットアーク溶接のアークスタート制御方法 - Google Patents

ロボットアーク溶接のアークスタート制御方法 Download PDF

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JP2008200693A JP2007037435A JP2007037435A JP2008200693A JP 2008200693 A JP2008200693 A JP 2008200693A JP 2007037435 A JP2007037435 A JP 2007037435A JP 2007037435 A JP2007037435 A JP 2007037435A JP 2008200693 A JP2008200693 A JP 2008200693A
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慎一 長谷川
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Abstract

【課題】ワイヤ先端に絶縁皮膜が形成されているときに、生産効率を低下させることなくアークスタートを行うことができるロボットアーク溶接のアークスタート制御方法を提供する。
【解決手段】本発明のロボットアーク溶接のアークスタート制御方法は、ワイヤ先端に絶縁皮膜が形成されているときに、ワイヤ送給モータの負荷トルクを検出して、短絡を検出する前に、ワイヤ送給モータの負荷トルクが予め定めた閾値を超えたときに、溶接ワイヤの先端に絶縁皮膜が形成されていると判別する。そして、絶縁皮膜を除去して、溶接ワイヤを被溶接物から引き離し、この引き離しによって初期アークを発生させた後に定常アークへと移行させる。この結果、良好なアークスタートを行うことができ、従来技術と比べて生産効率を著しく向上させることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、溶接ワイヤを被溶接物へ近づけて一旦接触させた後に、溶接ワイヤを被溶接物から引き離して初期アークを発生させ、再び溶接ワイヤを被溶接物へ近づけて定常のアークへと移行させるロボットアーク溶接のアークスタート制御方法に関する。
従来、消耗電極式のロボットアーク溶接において、ワイヤ先端と被溶接物との間で確実にアークを発生させ、かつスパッタの発生を低減する方法として、以下のアークスタート制御方法が提案されていた。即ち、消耗電極式のロボットアーク溶接において、ワイヤ送給モータを正回転させて溶接ワイヤを被溶接物へ前進送給する。そして、溶接ワイヤが被溶接物に短絡したことを判別すると、ワイヤ送給モータを逆回転させて溶接ワイヤを後退送給し、同時に小電流値の初期電流を通電する。この後退送給によって初期アークが発生すると、溶接ワイヤを定常の送給速度で再び前進送給し、同時に定常の溶接電流を通電してアークスタートさせる方法である(例えば、特許文献1参照。)。以下、この従来技術のアークスタート制御方法について図3及び図4を参照して説明する。
図3は、従来技術のロボットアーク溶接のアークスタート制御方法を説明するための溶接ワイヤの送給系統を示す模式図である。同図において、溶接トーチ4とワイヤ送給モータWMとがマニピュレータ(図示を省略)に搭載されていて、溶接ワイヤ1が、ワイヤ送給モータWMと直結した送給ロール5によって、溶接トーチ4を通って送給される。ワイヤ送給モータWMが正回転すると溶接ワイヤ1は被溶接物2へ前進送給され、逆回転すると被溶接物2から後退送給される。溶接電源装置PSからの溶接電圧Vwが、溶接トーチ4の先端に取り付けられたコンタクトチップ6によって溶接ワイヤ1に給電される。
図4は、従来技術のロボットアーク溶接のアークスタート制御方法を説明するための図である。溶接開始信号が外部から溶接電源装置PSに入力されると、同図(A)に示すように、溶接ワイヤ1は被溶接物2へ初期送給速度で前進送給される。また、同時に、溶接ワイヤ1と被溶接物2との間に無負荷電圧が溶接電圧Vwとして印加される。そして上記の前進送給によって、ワイヤ先端1aと被溶接物2との間の距離が徐々に短くなる。
次に、同図(B)に示すように、前進送給によってワイヤ先端1aが被溶接物2と短絡したことが判別されると、溶接ワイヤ1は被溶接物2から後退送給される。同時に、小電流値の初期電流が通電される。
次に、同図(C)に示すように、後退送給によってワイヤ先端1aと被溶接物2とが離れると、上記の初期電流が通電される初期アーク3aが発生する。この初期アーク3aが発生したことを判別して、予め定めた時間中は、同図(D)に示すように、上記の初期アーク発生状態を維持したままで後退送給を継続する。従って、ワイヤ先端・被溶接物間距離Lwは、徐々に長くなる。
次に、上記予め定めた時間経過後に、溶接ワイヤ1は定常の送給速度で被溶接物2へ再び前進送給される。同時に、上記の定常の送給速度に対応した大電流の定常の溶接電流が通電される。従って、同図(D)に示す初期アーク発生状態から同図(E)に示す定常アーク3bが発生する定常アーク発生状態へと移行する。
特開2002−178145号公報
上述した従来技術のロボットアーク溶接のアークスタート制御方法においては、ワイヤ先端1aと被溶接物2との短絡を判別するために、例えば、溶接ワイヤ1と被溶接物2との間に無負荷電圧を印加して、この電圧を検出して短絡を判別する回路を設け、ワイヤ先端1aと被溶接物2とが短絡したことを判別している。又は、初期電流を検出して、この値が予め定めた閾値を超えたときに、ワイヤ先端1aと被溶接物2とが短絡したと判別している。
消耗電極式のロボットアーク溶接においては、ワイヤ先端1aが加熱されて冷却されることによって、酸化皮膜が形成される。この酸化皮膜は絶縁物であるために、溶接ワイヤ1と被溶接物2との間の通電を妨げる。また、ワイヤ先端1aに抵抗値の高い皮膜が形成されることもある。通常、これらの酸化皮膜や抵抗値の高い皮膜(以下、絶縁皮膜という)は、ワイヤ先端1aが被溶接物2に接触したときに破壊されて、溶接ワイヤ1と被溶接物2が通電し、ワイヤ先端1aと被溶接物2の短絡が判別される。
しかし、絶縁皮膜が破壊されないときは、ワイヤ先端1aと被溶接物2との短絡を判別できないので、ワイヤ送給モータWMは溶接ワイヤ1を前進送給し続けることになる。この場合、通常、一定期間アークが発生しないときに、エラー表示して、システムを停止し、作業者が絶縁皮膜を除去した後に、再度溶接作業を行っていた。そのために、生産効率を著しく低下させていた。
本発明は、ワイヤ先端に絶縁皮膜が形成されているときに、生産効率を低下させることなくアークスタートを行うことができるロボットアーク溶接のアークスタート制御方法を提供することを目的としている。
第1の発明は、
溶接開始に際して、溶接ロボットのマニュピュレータに取り付けられた溶接トーチからワイヤ送給モータによって溶接ワイヤを被溶接物へ前進送給し、前記溶接ワイヤを被溶接物に一旦接触させて短絡を検出した後に引き離し、この引き離しによって初期アークを発生させた後に定常アークへと移行させるロボットアーク溶接のアークスタート制御方法において、
前記溶接ワイヤを送給する前記ワイヤ送給モータの負荷トルクを検出して、前記短絡を検出する前に前記負荷トルクが予め定めた閾値を超えたときに、前記溶接ワイヤの先端に絶縁皮膜が形成されていると判別して前記溶接ワイヤの前記被溶接物への送給を停止し、
前記溶接ワイヤの先端を前記被溶接物にこすりつけるように前記溶接トーチを移動させて、その後前記短絡を検出したときに前記絶縁皮膜を除去したと判別して前記引き離しを行うことを特徴とするロボットアーク溶接のアークスタート制御方法である。
本発明のロボットアーク溶接のアークスタート制御方法は、ワイヤ先端に絶縁皮膜が形成されているときに、短絡/アーク判別回路とワイヤ送給モータ過負荷判別回路とによって、絶縁皮膜が形成されていることを判別することができる。そして、絶縁皮膜を除去して、溶接ワイヤを被溶接物から引き離し、この引き離しによって初期アークを発生させた後に定常アークへと移行させることによって、良好なアークスタートを行うことができる。この結果、従来技術と比べて生産効率を著しく向上させることができる。
本発明の実施の形態を実施例に基づき図面を参照して説明する。図1は、本発明のロボットアーク溶接のアークスタート制御方法を説明するためのブロック図である。ロボット制御装置RCは、溶接開始信号Stが外部から入力されると、マニュピュレータRMの動作制御を行う動作制御信号Mcを出力する。それと共に、電圧設定信号Vs、定常の送給速度設定信号Ws及び出力開始信号Onによって形成されるインターフェース信号Ifを溶接電源装置PSへ送信する。マニュピュレータRMは、ワイヤ送給モータWM及び溶接トーチ4を搭載して、上記の動作制御信号Mcに従って溶接トーチ4の先端位置(TCP)を予め教示された動作軌跡に沿って移動させる。溶接ワイヤ1は、上記のワイヤ送給モータWMと上記の溶接トーチ4の本体との間をつなぐ長さ1.5m程度のコイルライナの中を通って送給される。
溶接電源装置PSは、上記のインターフェース信号Ifを受信して、溶接トーチ4の先端に装着されたコンタクトチップを介して、溶接ワイヤ1に溶接電圧Vwを給電する。そして、溶接ワイヤ1と被溶接物2との間にアーク3を発生させて、溶接電流Iwを通電する。同様に、この溶接電源装置PSは、上記のワイヤ送給モータWMに送給制御信号Fcを出力して、ワイヤ送給モータWMの回転方向及び回転速度を制御する。ワイヤ先端1aと被溶接物2との距離がワイヤ先端・被溶接物間距離Lwであり、このワイヤ先端・被溶接物間距離Lwは、アーク発生中はアーク長と同一になる。
電圧検出回路VDは、溶接電圧Vwを検出して、電圧検出信号Vdを出力する。短絡/
アーク判別回路SAは、上記の電圧検出信号Vdを入力として、ワイヤ先端1aと被溶接物2との間が短絡状態のときは短絡信号(Highレベル)を、アーク発生状態のときはアーク発生信号(Lowレベル)を、短絡/アーク判別信号Saとして出力する。遅延回路DTは、初期アーク発生後に再び前進送給へと切り換えるタイミングを遅延するために、上記の短絡/アーク判別信号Saが、短絡信号からアーク発生信号に変化した時点から予め定めた遅延時間Tdの間だけHighレベルとなる遅延信号Dtを出力する。
電機子電流検出回路IDは、ワイヤ送給モータWMの負荷トルク値として電機子電流を検出し、電機子電流検出信号Idを出力する。ワイヤ送給モータ過負荷判別回路TMは、上記の電機子電流検出信号Idを入力として、この値が予め定めた閾値を超えたときに、ワイヤ先端1aが被溶接物2に接触したと判別して、ワイヤ送給モータ過負荷判別信号Tm(Highレベル)を出力する。
図2は、図1に示したロボットアーク溶接のアークスタート制御方法の各信号のタイミングチャートである。同図(A)は溶接開始信号Stの時間変化を示しており、同図(B)は動作制御信号Mcの時間変化を示しており、同図(C)は出力開始信号Onの時間変化を示しており、同図(D)は溶接電圧Vwの時間変化を示しており、同図(E)は送給制御信号Fcの時間変化を示しており、同図(F)は電機子電流検出信号Idの時間変化を示しており、同図(G)はワイヤ送給モータ過負荷判別信号Tmの時間変化を示しており、同図(H)はワイヤ先端・被溶接物間距離Lwの時間変化を示しており、同図(I)は短絡/アーク判別信号Saの時間変化を示しており、同図(J)は溶接電流Iwの時間変化を示しており、同図(K)は遅延信号Dtの時間変化を示しており、同図(L1)〜(L6)は各時刻における溶接ワイヤ1の送給状態を示している。以下、同図を参照して説明する。
[時刻t1〜t2の期間]
時刻t1において、図2(A)に示すように、溶接開始信号Stが外部からロボット制御装置RCに入力(Highレベル)されると、同図(B)に示すように、ロボット制御装置RCは、マニュピュレータRMに取り付けられた溶接トーチ4を移動させる動作制御信号McをマニュピュレータRMへ出力する。そして、時刻t2において、溶接トーチ4は予め教示された溶接開始位置に到着して停止する。
[時刻t2〜t3の期間]
時刻t2において、溶接トーチ4が溶接開始位置に到着すると、図2(C)に示すように、ロボット制御装置RCから出力開始信号Onが出力(Highレベル)される。これに応じて、同図(E)に示すように、送給制御信号Fcは正の値の初期送給速度設定値Wiとなり、溶接ワイヤ1が被溶接物2へ初期送給速度Wfiで前進送給される。なお、送給制御信号Fcが正の値のときは前進送給となり、負の値のときは後退送給となる。
同時に、図1で上述したように、溶接電源装置PS内の出力制御回路は定電流特性又は垂下特性を形成して出力している。しかし、時刻t2〜t3の期間中は溶接ワイヤ1と被溶接物2とは離れており無負荷状態にあるために、図2(D)に示すように、無負荷電圧が溶接電圧Vwとし印加される。また、この期間中は、上記の前進送給によって、同図(H)に示すように、ワイヤ先端・被溶接物間距離Lwは徐々に短くなる。また、同図(F)に示すように、電機子電流検出回路から電機子電流検出信号Idが出力(Highレベル)されて、ワイヤ送給モータ過負荷判別回路TMへ入力される。
[時刻t3〜t4の期間]
時刻t3において、図2(L2)に示すように、前進送給によって溶接ワイヤ1が被溶接物2に接触する。このとき、絶縁皮膜が形成されている場合、短絡/アーク判別回路SAではワイヤ先端1aと被溶接物2との接触を検出できない。そのために、ワイヤ送給モータWMは溶接ワイヤ1を前進送給し続ける。このとき、ワイヤ先端1aと被溶接物2とは既に接触しているために、同図(F)に示すように、電機子電流検出信号Idが増加する。そして、この信号Idが予め定めた閾値を超えたときに、ワイヤ送給モータ過負荷判別回路TMは、ワイヤ先端1aが被溶接物2に接触したと判別して、同図(G)に示すように、ワイヤ送給モータ過負荷判別信号Tm(Highレベル)を出力する。この結果、同図(E)に示すように、送給制御信号Fcは零となり、溶接ワイヤの送給を停止する。
[時刻t4〜t5の期間]
時刻t4において、ワイヤ送給モータ過負荷判別回路TMが、ワイヤ送給モータ過負荷判別信号Tm(Highレベル)を出力すると、ロボット制御装置RCは、絶縁皮膜を除去する動作制御信号McをマニュピュレータRMへ出力する。そして、同図(L3)に示すように、ワイヤ先端1aが被溶接物2に接触した状態で、溶接トーチ4の先端を、例えば左右に振動させてワイヤ先端1aを被溶接物2にこすり付け、絶縁皮膜を除去する。
[時刻t5〜t6の期間]
時刻t5において、同図(I)に示すように、短絡/アーク判別信号Saが短絡信号(Highレベル)に変化すると、ワイヤ先端1aの絶縁皮膜が除去されたと判別される。これに応じて、同図(E)に示すように、送給制御信号Fcは、予め定めた負の値の後退送給速度設定値Wrとなり、溶接ワイヤ1は被溶接物2から後退送給速度Wfrで後退送給される。
同時に、同図(J)に示すように、上述した溶接電源装置PS内の出力制御回路から定電流特性又は垂下特性によって小電流値の初期電流Isが通電される。この初期電流Isの値を数A〜数十A程度の小電流値に設定している。その理由は、溶接ワイヤ1が初期電流Isによって溶融して、被溶接物2に溶着しないようにするためである。
また、時刻t5〜t6の期間中は、溶接ワイヤ1は後退送給されているが、図1で上述したワイヤ送給モータWMの正逆反転の応答遅れ時間及び溶接ワイヤ1の溶接トーチ4内での曲がりによる遊び分の後退送給にかかる時間によって、溶接ワイヤ1と被溶接物2とは接触状態のままである。従って、この期間中は同図(H)に示すように、ワイヤ先端・被溶接物間距離Lwは、0[mm]のままである。
[時刻t6〜t7の期間]
時刻t6において、同図(L4)に示すように、後退送給によってワイヤ先端1aと被溶接物2とが離れると、上記の初期電流Isが通電される初期アーク3aが発生する。このとき、短絡/アーク判別回路SAがこの初期アーク3aが発生したことを判別して、同図(I)に示すように、短絡/アーク判別信号Saが短絡信号(Highレベル)からアーク発生信号(Lowレベル)へと変化する。この変化をトリガとして、同図(K)に示すように、遅延回路DTは、遅延信号Dtを予め定めた遅延時間Td(時刻t6〜t7)の間、出力(Highレベル)する。この遅延信号Dtが出力されている時刻t6〜t7の期間中は、同図(L5)に示すように、上記の初期アーク3aを維持したままで後退送給を継続する。従って、同図(H)に示すように、ワイヤ先端・被溶接物間距離Lwは、徐々に長くなる。
[時刻t7〜t8の期間]
時刻t7において、同図(K)に示すように、遅延信号DtがHighレベルからLowレベルへ変化すると、同図(E)に示すように、送給制御信号Fcは正の値の定常送給速度設定信号Wsとなり、溶接ワイヤ1は定常送給速度Wfsで被溶接物2へ再び前進送給される。同時に、上述した溶接電源装置PS内の出力制御回路は電圧設定信号Vsに対応する定電圧特性を形成するので、同図(D)に示すように、溶接電圧Vwは上記の電圧設定信号Vsに相当する値となると共に、同図(J)に示すように、上記の定常の送給速度Wfsに対応した大電流の定常溶接電流Icを通電する。同時に、同図(B)に示すように、ロボット制御装置RCは、溶接トーチ4を移動させる動作制御信号McをマニュピュレータRMへ出力して、溶接トーチ4を停止状態から予め教示された溶接方向へ移動させる。
この時刻t7においても、前述した時刻t5〜t6期間中と同様に、モータの応答遅れ時間及び遊び分の応答遅れ時間(時刻t7〜t8)が発生する。従って、同図(H)に示すように、ワイヤ先端・被溶接物間距離Lwは、時刻t7のときの再前進送給時のワイヤ先端・被溶接物間距離Lwtから、上記の定常溶接電流Icの通電によって収束時間Tc1経過後の時刻t8において、定常のアーク長(定常のワイヤ先端・被溶接物間距離)Lwcへと収束する。従って、この期間中において、同図(L5)に示す初期アーク3aを発生する初期アーク発生状態から同図(L6)に示す定常アーク3bを発生する定常アーク発生状態へと移行する。
この結果、本発明のロボットアーク溶接のアークスタート制御方法は、ワイヤ先端1aに絶縁皮膜が形成されているときに、短絡/アーク判別回路SAとワイヤ送給モータ過負荷判別回路TMとによって、絶縁皮膜が形成されていることを判別することができる。そして、絶縁皮膜を除去して、ワイヤ先端1aを被溶接物2から引き離し、この引き離しによって初期アーク3aを発生させた後に定常アーク3bへと移行させることによって、良好なアークスタートを行うことができる。この結果、従来技術と比べて生産効率を著しく向上させることができる。
また、絶縁皮膜が形成されていることを判別することができるので、ワイヤ先端1aが被溶接物2に接触した後に、ワイヤ送給モータWMが溶接ワイヤ1を前進送給し続けることがないので、ワイヤ送給モータWMが過負荷になることがない。さらに、溶接ワイヤ1が座屈を起こし、ワイヤ先端1aでない箇所が被溶接物2と接触することによる溶接開始不良が起こることもない。
なお、上述した本発明のロボットアーク溶接のアークスタート制御方法において、ワイヤ先端1aが被溶接物2と短絡したことを判別した後、ワイヤ送給モータWMを逆回転させて溶接ワイヤ1を後退送給した。このワイヤ送給モータWMを逆回転させる代わりに、マニピュレータRMを後退移動させて溶接トーチ4を溶接ワイヤ1の送給方向とは逆方向に移動させることによって、ワイヤ先端1aを被溶接物2から後退移動しても良い。
本発明のロボットアーク溶接のアークスタート制御方法を説明するためのブロック図である。 図1に示したロボットアーク溶接のアークスタート制御方法の各信号のタイミングチャートである。 従来技術のロボットアーク溶接のアークスタート制御方法を説明するための溶接ワイヤの送給系統を示す模式図である。 従来技術のロボットアーク溶接のアークスタート制御方法を説明するための図である。
符号の説明
1 溶接ワイヤ
1a ワイヤ先端
2 被溶接物
3 アーク
3a 初期アーク
3b 定常アーク
4 溶接トーチ
5 送給ロール
6 コンタクトチップ
DT 遅延回路
Dt 遅延信号
Fc 送給制御信号
Ic 定常溶接電流
ID 電機子電流検出回路
Id 電機子電流検出信号
If インターフェース信号
Is 初期電流
Iw 溶接電流
Lw ワイヤ先端・被溶接物間距離
Lwc 定常のワイヤ先端・被溶接物間距離
Lwt 再前進送給時のワイヤ先端・被溶接物間距離
Mc 動作制御信号
On 出力開始信号
PS 溶接電源装置
RC ロボット制御装置
RM マニュピュレータ
SA 短絡/アーク判別回路
Sa 短絡/アーク判別信号
St 溶接開始信号
Tc1 収束時間
Td 遅延時間
TM ワイヤ送給モータ過負荷判別回路
Tm ワイヤ送給モータ過負荷判別信号
VD 電圧検出回路
Vd 電圧検出信号
Vs 電圧設定信号
Vw 溶接電圧
Wfi 初期送給速度
Wfr 後退送給速度
Wfs 定常送給速度
Wi 初期送給速度設定値
WM ワイヤ送給モータ
Wr 後退送給速度設定値
Ws 定常送給速度設定信号

Claims (1)

  1. 溶接開始に際して、溶接ロボットのマニュピュレータに取り付けられた溶接トーチからワイヤ送給モータによって溶接ワイヤを被溶接物へ前進送給し、前記溶接ワイヤを被溶接物に一旦接触させて短絡を検出した後に引き離し、この引き離しによって初期アークを発生させた後に定常アークへと移行させるロボットアーク溶接のアークスタート制御方法において、
    前記溶接ワイヤを送給する前記ワイヤ送給モータの負荷トルクを検出して、前記短絡を検出する前に前記負荷トルクが予め定めた閾値を超えたときに、前記溶接ワイヤの先端に絶縁皮膜が形成されていると判別して前記溶接ワイヤの前記被溶接物への送給を停止し、
    前記溶接ワイヤの先端を前記被溶接物にこすりつけるように前記溶接トーチを移動させて、その後前記短絡を検出したときに前記絶縁皮膜を除去したと判別して前記引き離しを行うことを特徴とするロボットアーク溶接のアークスタート制御方法。
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