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JP2008183753A - 樹脂供給機構 - Google Patents

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JP2008183753A
JP2008183753A JP2007017423A JP2007017423A JP2008183753A JP 2008183753 A JP2008183753 A JP 2008183753A JP 2007017423 A JP2007017423 A JP 2007017423A JP 2007017423 A JP2007017423 A JP 2007017423A JP 2008183753 A JP2008183753 A JP 2008183753A
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cavity
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JP2007017423A
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Toshiyasu Mitsunari
俊泰 光成
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
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  • Encapsulation Of And Coatings For Semiconductor Or Solid State Devices (AREA)

Abstract

【課題】樹脂を均一の厚さで供給する。
【解決手段】半導体チップ等が搭載された基板を樹脂300にて圧縮封止する樹脂封止装置への供給に先立って予め樹脂を所定の形状に成形するプレ成形装置に対して樹脂300を供給する樹脂供給機構であって、樹脂300が、鉛直方向に伸びるシュータ112を介して樹脂供給先へと供給されており、シュータ112内に、供給される樹脂300を拡散するための錐状の拡散機構114を備えて構成する。
【選択図】図2

Description

本発明は、半導体チップ等が搭載された基板を樹脂にて圧縮封止する樹脂封止の技術分野に関する。
近年、半導体チップ等の基板(被成形品)を樹脂にて封止する装置として、上型と、この上型に対向して配置され上型に対して接近・離反可能な下型とを有し、該下型が貫通孔を備えた枠状金型と当該貫通孔に嵌合して配置される圧縮金型とを有した構成とされ、下型の対向面の一部に形成されるキャビティにおいて被成形品を樹脂にて圧縮封止するいわゆる圧縮型の樹脂封止装置に対する需要が高まっている。この需要の高まりは、溶融した樹脂をキャビティの外部から圧力によって流し込む所謂「トランスファ方式」に比べて、樹脂流れによるボンディングワイヤの断線、短絡が発生する可能性が低いこと等の利点が注目されていると考えられる。特に近年の半導体チップ等の薄肉化、小型化により、係る利点がより顕著となっている。
このような圧縮型の樹脂封止装置として、図7にて示した樹脂封止装置1が公知である(特許文献1参照)。樹脂封止装置1は、上型2と下型4とから構成されている。又、この下型4にはプレス(図示しない)が連結されており、所定のタイミングで下型4を上型2に対して接近、離反することが可能とされている。下型4は、貫通孔5を備えた枠状金型4Bと当該貫通孔5に嵌合して配置される圧縮金型4Aとを有した構成とされ、下型4の対向面(上型2側表面)の一部に形成されるキャビティ40において被成形品60を樹脂80にて圧縮封止する。又、下型4の対向面には、リリースフィルム50が供給されている。このリリースフィルム50は図示せぬ供給機構によって案内され、所定のタイミングで順次送られて使用される。被成形品60は、上型2に備わる吸着機構(図示しない)によって吸着保持され、下型4の対向面に形成されたキャビティ40において樹脂80にて圧縮封止される。圧縮封止作業が終了すると、上型2と下型4とはプレス機構によって離反(型開き)される。封止された被成形品60は、リリースフィルム50の存在によって下型4から容易に取り外すことが可能なため、上型2に吸着保持された態様で取り出される。被成形品60が図示せぬ搬送機構によって運びだされた後、次回の封止サイクルが行なわれる。
このような圧縮形成の場合には、被成形品60と共に金型内に予め計量した樹脂80を投入し圧縮して封止するため、成形品の精度(特に厚みの精度)は投入する樹脂80の量によって変動することになる。そのため、投入される樹脂の量はできるだけ精度良く計量されて金型内へと投入されることが重要となる。
圧縮成形に用いられる樹脂は、例えば粉状、粒状のものが利用される場合が多い。このような粉状、粒状の樹脂を正確に計量して供給する装置として、図8に示す樹脂計量装置90が知られている(特許文献2参照)。
樹脂供給装置90は、電子天秤96の上に配置された支柱98に対して、樹脂が供給されるホッパ92と、樹脂の出口となる供給ノズル93が設置された構成とされている。又、支柱98には振動子95が設けられている。また、電子天秤96及び振動子95には、演算装置98が接続されている。供給ノズル93から供給された樹脂は、フィーダ94を介して樹脂供給先であるキャビティ80に供給される。樹脂の供給は、演算装置97からの指令により、支柱98に設置された振動子95が振動することによって行なわれる。又、この供給により樹脂が樹脂供給先であるキャビティ80へと供給されると、電子天秤96によって計量される計量値が減少する。この減少した量を演算装置97によって検知した上で、所定のタイミングで振動子95の振動を止め、供給を停止させることが可能とされている。このような構成及び作用によって、当該樹脂供給装置90は、樹脂量を正確に計量して供給することが可能とされている。
特開2005−219297号公報 特開平9−5148号公報
しかしながら、上記で示した樹脂供給装置90のように、単に供給ノズル93及びフィーダ94を介して樹脂供給先であるキャビティ80に対して樹脂を供給する手法では、供給すべき樹脂の量自体は正確な計量が行なえたとしても、樹脂の供給態様としては必ずしも最適なものではなかった。即ち、単にフィーダ94からの自由落下に頼った場合、供給された樹脂は、供給先(例えばキャビティ80)の一部分に山のような状態(山盛り状態)で供給されてしまうこととなる。このような状態のままで、仮に樹脂封止装置において封止を行なったとすれば、特に樹脂を圧縮する過程において、当該山盛り状態の部分からそれ以外の部分へと樹脂が流動することとなる。これでは折角樹脂の流動が少ないという利点を持つ圧縮成形のメリットを十分に生かすことができない。更に、樹脂が山盛りとなっている部分では内部にまで熱が伝達され難いことから、ヒータによって樹脂を加熱して流動性を確保するまでの時間を要することとなり、装置のサイクルタイムへの影響も無視できない。
本発明は、これらの問題点を解消するべくなされたものであって、樹脂供給先に対して樹脂の厚みを均一化して供給することを可能とするものである。
本発明は、第1の金型と、該第1の金型に対向して配置され該第1の金型に対して接近・離反可能な第2の金型とを有し、該第2の金型が貫通孔を備えた枠状金型と当該貫通孔に嵌合して配置される圧縮金型とを有した構成とされ、該第2の金型の対向面に形成されるキャビティにおいて被成形品を樹脂にて圧縮封止する樹脂封止装置への供給に先立って予め前記樹脂を所定の形状に成形するプレ成形装置に対して樹脂を供給する樹脂供給機構であって、前記樹脂が、鉛直方向に伸びるシュータを介して樹脂供給先へと供給されており、前記シュータ内に、供給される樹脂を拡散するための錐状の拡散機構を備えて構成することにより、上記課題を解決するものである。
又、本発明は、第1の金型と、該第1の金型に対向して配置され該第1の金型に対して接近・離反可能な第2の金型とを有し、該第2の金型が貫通孔を備えた枠状金型と当該貫通孔に嵌合して配置される圧縮金型とを有した構成とされ、該第2の金型の対向面に形成されるキャビティにおいて被成形品を樹脂にて圧縮封止する樹脂封止装置に対して樹脂を供給する樹脂供給機構であって、前記樹脂が、鉛直方向に伸びるシュータを介して樹脂供給先へと供給されており、前記シュータ内に、供給される樹脂を拡散するための錐状の拡散機構を備えて構成することにより、同様に上記課題を解決するものである。
本発明では、計量された樹脂を直接樹脂供給先(例えばプレ成形部やキャビティ)に供給するのではなく、鉛直方向に延びるシュータを介して供給している。更に、鉛直方向に伸びるシュータ内を通過する樹脂が、拡散機構により拡散されつつ樹脂供給先へと供給されることから、供給された樹脂の厚みが均一化されることとなる。その結果、厚みが均一の状態で供給された樹脂を用いて樹脂封止を行うことができ、封止の際の樹脂の流動を抑えることが可能となる。
又、前記樹脂供給先として、樹脂封止装置への供給に先立って予め樹脂を所定の形状に成形するプレ成形装置に供給するような構成とすれば、プレ成形の時間を短縮することが可能となる。圧縮成形においては、例えば直接キャビティへと計量された樹脂を供給するのではなく、一旦粉状若しくは粒状の樹脂をキャビティの形状に合わせてプレ成形(打錠)した上でキャビティへと供給する手法を採ることがある。これは、予めキャビティの形状に合った形状とすることで圧縮時の樹脂の流動を最小限に抑える目的がある。又、樹脂が粉状や粒状のままでは熱が内部まで伝達され難い場合や伝達むらが生じる場合があるが、プレ成形を行うことで熱の伝達を均一化し、樹脂封止時において全体として素早く樹脂を溶融させることが可能となるからである。粉状や粒状の樹脂のプレ成形は、専用の金型によって樹脂をある程度の温度にまで加熱して樹脂が流動する状態で行われる。しかしながらプレ成形の段階においては、樹脂封止時に比べて樹脂の温度を高くすることができない(使用される樹脂は熱硬化性樹脂であるため、温度を高くすると樹脂の硬化が始まってしまう)。樹脂自体の温度が低ければ当然に樹脂の流動性能が低くなってしまう。その結果、プレ成形が完了するまでにかなりの時間を要することとなる。なお、樹脂が均一の厚みで供給されないことに起因するサイクルタイムの延長は、樹脂の流動性が低いことからより顕著に現れるため、本発明を適用するのに最も効果的である。
又、前記拡散機構の上部に、該拡散機構の中心に前記樹脂を集中可能な漏斗部を備えた構成とすれば、シュータを経由する樹脂を漏れなく拡散機構にて拡散させることが可能となり、樹脂の均一化を一層促進することが可能となる。
又、前記シュータの鉛直方向と直交する方向の断面形状を、前記キャビティの形状と相似形に構成すれば、樹脂封止装置における封止の際の樹脂の流動を最小限に抑えることが可能となる。
又、前記シュータの下端部が鉛直方向と直交する方向に拡張した構成とすれば、シュータの内壁に沿って樹脂が集中することをより防止でき、樹脂の均一化を一層促進することが可能となる。
又、前記拡散機構を、円錐体として構成すれば、シュータの形状がどのような形状であっても、樹脂をシュータ内に均一に拡散させることが可能となる。
本発明を適用することにより、樹脂供給先に均一な厚さで樹脂を供給することが可能となる。
以下、添付図面を参照しつつ、本発明の実施形態の一例について詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態の一例である樹脂供給機構100の概略構成図である。図2は、シュータ112の断面図である。図3は、図2における矢示III‐III線に沿う断面図である。図4は、シュータ112内の樹脂の動きを示した模式図である。
本実施形態に係る樹脂供給機構100は、鉛直方向に延びるシュータ112を有している。このシュータ112の上部(図1において上部)には、漏斗部110が設けられている。この漏斗部110に向かってホッパ102に備わる樹脂300がフィーダ104を介して計量された上で供給される。即ち、樹脂300は漏斗部110及びシュータ112を介して樹脂供給先へと供給されることとなる。図2に示すように、シュータ112の内部には、支持部116によって支持された拡散機構114が備わっている。この拡散機構114は、円錐形状(錐状)で構成されている。又、シュータ112内へ投入される樹脂は、漏斗部110の存在によって、全て拡散機構114の中心Oに向けて投入されることが可能な構成とされている。又、図3に示すように、シュータ112の鉛直方向と直交する方向の断面形状は樹脂封止装置におけるキャビティ(図示しない)の形状と相似の形状とされている。具体的には、樹脂封止装置におけるキャビティの形状よりも僅かに小さな形状とされている。又、拡散機構114は円錐形状であるため、シュータ112の形状が図3に示すように四角形状である場合にも、当該形状に合わせて万遍なく樹脂300を拡散させることが可能となっている。勿論、シュータ112内に均一に樹脂300を拡散できる限りにおいて、三角錐や四角錐等の多角錐形状のものであっても良い。又、場合によっては、錘状の拡散機構114を中心Oを基準に積極的に回転させるような構成を採用してもよい。なお支持部116は、例えば細い金属等で構成されており、投入される樹脂300の拡散が妨げられたり、樹脂300が積もることがないような構成とされている。
図4は、拡散機構114によって拡散された樹脂300のシュータ112内での動きを模式的に表わしたものである。拡散機構114によって拡散された樹脂300は、シュータ112の内壁112Aに当接(反射)しながらシュータ112内を落下していく。このような過程を経て樹脂300が均一に供給されるメカニズムは、カレイドスコープの現象に例えることで説明できる。具体的には、シュータ112の内壁112Aに複数回反射するという現象を、カレイドスコープ内で光子が複数回反射する現象に例えることができる。カレイドスコープはこの複数回の反射により、光源の像(虚像)を複数作り出し、複数の光源によって照明することにより照射面を均一にしている。即ち、樹脂300をシュータ112の内壁112Aに複数回当接(反射)させることで、シュータ112内に複数の樹脂供給装置が設置されているのと同様の状態を作り出し、シュータ112内に投入された樹脂300の分布を均一化しているのである。
次に、図5を用いてプレ成形部200のプレ成形工程について簡単に説明する。図5は、本発明の実施形態の一例である樹脂供給機構100の樹脂供給先をプレ成形部200として適用した場合のプレ成形工程図である。
プレ成形部200は、樹脂供給機構100から供給された樹脂300を、樹脂封止装置(図示しない)のキャビティの形状に合わせて予め成形(プレ成形)することを目的としている。プレ成形部200は、ヒータ(図示しない)が備わった打錠プレス202と、当該打錠プレス202に隣接して配置される冷却部204とから構成される。この打錠プレス202と冷却部204とは、それぞれ上下2つの型から構成されており、図示せぬプレス機構によって所定のタイミングで開閉可能とされている。又、打錠プレス202と冷却部204との下型の位置と略同じ高さの位置に第1支持ローラ208Aが設けられている。又、打錠プレス202と冷却部204との上型の位置と略同じ高さの位置に第2支持ローラ208Bが設けられている。さらにこの第1支持ローラ208A及び第2支持ローラ208Bは水平方向(図5において左右方向)に位置が異なるように配置されている。その上で、第1支持ローラ208Aより上側且つ第2支持ローラ208Bより下側の位置に駆動ローラ210が設けられている。この駆動ローラ210は、自身が水平方向(図5において左右方向)に移動することが可能とされており、開いた状態の打錠プレス202と冷却部204の間に進入することが可能とされている。又、第1ローラ208A、第2ローラ208B及び駆動ローラ210にはフィルム206が係合している。このフィルム206は、例えば、ポリプロピレンフイルムが使用される。このフィルム206は、プレ成形部200に対する樹脂300の搬送機構及び当該樹脂300がプレ成形部200に付着すること等を防止する機能を発揮する。
図5(A)に示すように、樹脂供給機構100からシュータ112を介して樹脂300がフィルム206上に供給されると、駆動ローラ210がプレ成形部200側(図5において右側)に移動する。これにより、図5(B)に示すように、フィルム206上に供給された樹脂300が、打錠プレス202の位置にまで移動する。このとき樹脂300は、フィルム206によって上下が包まれた状態で移動する。樹脂300が打錠プレス202の位置まで運ばれると、打錠プレス202がプレス機構によって型閉じされ、目的とする形状(例えば、樹脂封止装置のキャビティの形状と相似する形状)へとプレ成形される。更に図5(C)に示すように、駆動ローラ210がプレ成形部200側(図5において右側)に移動し、打錠プレス202によって成形された樹脂300が冷却部204の位置へと移動する。続いて当該冷却部204が閉じられ、樹脂300を必要な程度にまで冷却する。続いて図5(D)に示すように、冷却が終った段階で駆動ローラ210が第1支持ローラ側(図5において左側)に戻り、プレ成形及び冷却後の樹脂300を搬送機構400によって搬送することが可能な位置にまで運び出す。
本発明を適用した樹脂供給機構100は、樹脂300がプレ成形の形状(即ち樹脂封止装置のキャビティの形状)に応じて均一の厚みで供給されるため、打錠プレス202において樹脂を溶融させプレ成形する際に、樹脂全体に熱が均一に伝わり易く、樹脂温度がそれほど高くない場合においても素早く樹脂を所定の状態へとプレ成形することが可能となっている。その結果、プレ成形に要する時間を短縮することができる。なお、プレ成形部においては樹脂の流動性が低いことから、樹脂が均一の厚みで供給されないことに起因するサイクルタイムの延長がより顕著に現れるため、本発明を適用する場所として最も効果的なものの一つである。
又、上述したように、プレ成形においてはフィルムで樹脂を上下から包んだ状態で成形される。よって、プレ成形時に樹脂が大きく流動すると、当該流動によってフィルムに変形が生じ、当該変形によってプレ成形後の樹脂自体にしわ、窪み、溝等が生じてしまうという問題がある。しかし本実施形態においては、樹脂を均一の厚みで供給してプレ成形が行われるため、フィルムを変形させるほどの樹脂の流動が発生する可能性を大幅に低減している。
加えて、プレ成形においてはフィルムで樹脂を上下から包んだ状態で成形されるが、樹脂が所謂「山盛りの状態」のままで樹脂を包もうとすれば、フィルムが当該山盛り状態に沿えない部分が生じやすい。即ち、山盛り部分の周辺にフィルムの「浮き」が生じることから、事実上必要となるフィルムの長さ(量)が大となる。その結果、プレ成形においてフィルムが弛み、しわを生じ易い。しかしながら本実施形態では、樹脂が均一の厚みで供給されるため、かかる不具合の発生を防止している。
なお、上記の実施形態においては、樹脂供給機構による樹脂の供給先はプレ成形部であった。しかしながら当該樹脂供給機構はプレ成形部に対する樹脂の供給に限定されるものではない。例えば、樹脂封止装置におけるキャビティに対して直接(シュータを介して)樹脂を供給してもよい。
又、シュータ112の高さ方向(鉛直方向長さ)を調整することで、樹脂300の均一状態(拡散状態)をコントロールするような構成を採用することも可能である。
又、シュータは鉛直に伸びていることが樹脂を均一に供給するという観点からは望ましいものであるが、場合によってはシュータに傾きが生じていてもよい。この場合には拡散機構の形状を最適化することで調整することが可能である。
又、図6で示したように、鉛直方向に伸びたシュータ212の下端部212Bを鉛直方向と直交する方向に拡張して構成することも可能である。即ち、下端部212Bの幅W2が、下端部212B以外の部分の幅W1よりも徐々に(ラッパ状に)大きくなるような構成である。この拡張の程度は、シュータ212自体の鉛直方向の長さや樹脂の種類などによって適宜最適に設計できる。このような構成とすれば、シュータ212の内壁212Aに沿って樹脂が集中することをより防止でき、樹脂の均一化を一層促進することが可能となる。
本発明は、半導体チップ等の被成形品を樹脂にて圧縮封止するための樹脂供給機構として好適である。
本発明の実施形態の一例である樹脂供給機構の概略構成図 シュータの断面図 図2における矢示III‐III線に沿う断面図 シュータ内の樹脂の動きを示した模式図 本発明の実施形態の一例である樹脂供給機構の樹脂供給先をプレ成形部として適用した場合のプレ成形工程図 シュータ形状の他の実施形態を示した図 特許文献1に記載される樹脂封止装置の概略構成図 特許文献2に記載される樹脂供給装置の概略構成図
符号の説明
100…樹脂供給機構
102…ホッパ
104…フィーダ
110…漏斗部
112…シュータ
112A…内壁
114…拡散機構
116…支持部(拡散機構支持部)
200…プレ成形部
202…打錠プレス
204…冷却部
206…フィルム
208…支持ローラ
210…駆動ローラ
300…樹脂
400…搬送機構

Claims (6)

  1. 第1の金型と、該第1の金型に対向して配置され該第1の金型に対して接近・離反可能な第2の金型とを有し、該第2の金型が貫通孔を備えた枠状金型と当該貫通孔に嵌合して配置される圧縮金型とを有した構成とされ、該第2の金型の対向面に形成されるキャビティにおいて被成形品を樹脂にて圧縮封止する樹脂封止装置への供給に先立って予め前記樹脂を所定の形状に成形するプレ成形装置に対して樹脂を供給する樹脂供給機構であって、
    前記樹脂が、鉛直方向に伸びるシュータを介して樹脂供給先へと供給されており、
    前記シュータ内には、供給される樹脂を拡散するための錐状の拡散機構が備わっている
    ことを特徴とする樹脂供給機構。
  2. 第1の金型と、該第1の金型に対向して配置され該第1の金型に対して接近・離反可能な第2の金型とを有し、該第2の金型が貫通孔を備えた枠状金型と当該貫通孔に嵌合して配置される圧縮金型とを有した構成とされ、該第2の金型の対向面に形成されるキャビティにおいて被成形品を樹脂にて圧縮封止する樹脂封止装置に対して樹脂を供給する樹脂供給機構であって、
    前記樹脂が、鉛直方向に伸びるシュータを介して樹脂供給先へと供給されており、
    前記シュータ内には、供給される樹脂を拡散するための錐状の拡散機構が備わっている
    ことを特徴とする樹脂供給機構。
  3. 請求項1又は2において、
    前記拡散機構の上部に、該拡散機構の中心に前記樹脂を集中可能な漏斗部が備わっている
    ことを特徴とする樹脂供給機構。
  4. 請求項1乃至3のいずれかにおいて、
    前記シュータの鉛直方向と直交する方向の断面形状が、前記キャビティの形状と相似形である
    ことを特徴とする樹脂供給機構。
  5. 請求項1乃至4のいずれかにおいて、
    前記シュータの下端部が鉛直方向と直交する方向に拡張されている
    ことを特徴とする樹脂供給機構。
  6. 請求項1乃至5のいずれかにおいて、
    前記拡散機構が、円錐体である
    ことを特徴とする樹脂供給機構。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009234000A (ja) * 2008-03-27 2009-10-15 Sumitomo Heavy Ind Ltd 樹脂供給機構
JP2010274556A (ja) * 2009-05-29 2010-12-09 Kasai Kogyo Co Ltd 樹脂パウダーの散布方法並びに散布装置
JP2012125954A (ja) * 2010-12-13 2012-07-05 Sumitomo Heavy Ind Ltd 樹脂供給機構及び樹脂供給方法

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