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JP2008164891A - 印刷制御装置および印刷制御方法 - Google Patents

印刷制御装置および印刷制御方法 Download PDF

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JP2008164891A JP2006353793A JP2006353793A JP2008164891A JP 2008164891 A JP2008164891 A JP 2008164891A JP 2006353793 A JP2006353793 A JP 2006353793A JP 2006353793 A JP2006353793 A JP 2006353793A JP 2008164891 A JP2008164891 A JP 2008164891A
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豊 赤堀
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Abstract

【課題】特定用途向け消耗品の一般用途での使用を抑制または防止すること。
【解決手段】CPU21は装着されている消耗品から消耗品情報を取得し、契約IDを用いて、装着されている消耗品が特定用途向け消耗品30であるか否かを判定する。CPU21は、装着されている消耗品が特定用途向け消耗品30であると判定した場合には、サーバコンピュータに対して消耗品残量情報を要求する。CPU21は、サーバコンピュータSVから消耗品残量情報を受け取ると、残量が判定量よりも多いか否かを判定し、残量>判定量であると判定した場合には印刷処理を実行する。CPU21は、印刷処理実行後、消耗品の使用量を算出し、算出した消耗品使用量をサーバコンピュータSVに対して送信する。
【選択図】図2

Description

本発明は、消耗品を用いた印刷処理を制御する印刷制御装置および印刷制御方法に関する。
従来、印刷装置に備えられている種々の消耗品は、交換時期が訪れるとユーザやサービスマンによって適宜交換されていた。ここで、印刷装置において用いられる消耗品としては、例えば、トナーカートリッジ、インクカートリッジ、感光体カートリッジ、定着ユニット、転写ユニット、中間転写ユニットが知られている。従来の態様では、消耗品が消耗された時点で直ちに交換するためには消耗品を買い置きする必要があり、消耗品が消耗された時点でユーザが消耗品の購入またはサービスマンに依頼する場合には継続的な印刷装置の利用ができないおそれがある。
この問題に対して、近年、印刷装置に対する保守契約の一形態として、消耗品コストを含む保守契約が提供されつつある。かかる保守契約を実現するために、印刷装置における消耗品情報をサーバコンピュータによって管理する技術が知られている(例えば、特許文献1)。
特開2005−173500号公報
しかしながら、従来の技術では、契約対象となる印刷装置、すなわち特定用途向け印刷装置に対して、適切な消耗品が装着されているか否かを判断することはできても、契約対象外の印刷装置、すなわち一般用途向け印刷装置における、特定用途向け消耗品の利用を抑制または防止することはできなかった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、特定用途向け消耗品の一般用途での使用を抑制または防止することを目的とする。
上記課題の少なくとも一部を解決するために、本発明の第1の態様は、消耗品を用いた印刷処理を制御する印刷制御装置を提供する。本発明の第1の態様に係る印刷制御装置は、装着された消耗品が特定用途向けの消耗品であるか否かを識別する識別部と、前記装着された消耗品が特定用途向けの消耗品である場合には、消耗品の消耗量に関する情報を格納する外部装置から前記消耗品の消耗量に関する情報を取得する消耗量情報取得部と、前記取得された消耗量情報を用いて印刷処理を制御する印刷処理制御部とを備える。
本発明の第1の態様に係る印刷制御装置によれば、装着された消耗品が特定用途向けの消耗品である場合には、消耗品の消耗量に関する情報を格納する外部装置から消耗品の消耗量に関する情報を取得し、取得した消耗量情報を用いて印刷処理が制御される。したがって、特定用途向け消耗品が一般用途にて使用される態様を抑制または防止することができる。
本発明の第1の態様に係る印刷制御装置において、前記印刷処理制御部は、前記消耗品の消耗量に関する情報に基づいて、前記消耗品が使用できない状態にある場合には、印刷処理を実行しなくても良い。この場合には、使用できない状態の消耗品を使用することに伴う不具合を抑制または回避することができる。
本発明の第1の態様に係る印刷制御装置において、前記消耗品には消耗品に関する情報であって、少なくとも消耗品が特定用途向けの消耗品であるか否かを示す識別情報と消耗品の消耗量に関する情報を格納する記録装置が備えられており、前記識別部は前記記録装置に格納されている前記識別情報を用いて前記装着された消耗品が特定用途向けの消耗品であるか否かを識別しても良い。この場合には、特定用途向け消耗品を装着することができる印刷制御装置によってのみ、消耗品が特定用途向けの消耗品であるか否かを識別することができる。
本発明の第1の態様に係る印刷制御装置において、前記消耗量情報取得部は、前記装着された消耗品が特定用途向けの消耗品でない場合には、前記記録装置に格納されている消耗品の消耗量に関する情報を取得し、前記印刷処理制御部は、前記消耗品の消耗量に関する情報に基づいて、前記消耗品が使用できない状態にある場合には、印刷処理を実行しなくても良い。この場合には、特定用途向け消耗品を装着することができる印刷制御装置であれば、特定用途向け消耗品、一般用途向け消耗品を問わず利用することができる。
本発明の第2の態様は、消耗品に関する情報を格納する記録装置を備える消耗品を用いた印刷処理を制御する印刷制御装置を提供する。本発明の第2の態様に係る印刷制御装置は、前記記録装置に格納されている情報を用いて、装着された消耗品が特定用途向けの消耗品であるか否かを識別する識別部と、前記装着された消耗品が特定用途向けの消耗品である場合には、前記記録装置に格納されている特定用途向け消耗品の消耗量に関する情報を取得する消耗量情報取得部と、前記取得された消耗量情報を用いて印刷処理を制御する印刷処理制御部とを備える。
本発明の第2の態様に係る印刷制御装置によれば、装着された消耗品が特定用途向けの消耗品である場合には、記録装置に格納されている特定用途向け消耗品の消耗量に関する情報を取得し、取得した消耗量情報を用いて印刷処理が制御される。したがって、特定用途向け消耗品が一般用途にて使用される態様を抑制または防止することができる。
本発明の第2の態様に係る印刷制御装置において、前記消耗品は、前記特定用途向けおよび一般用途向けの双方に適用可能であり、前記記録装置には、特定用途向けに用いられる場合に参照される消耗品の消耗量に関する特定消耗品情報と、一般用途向けに用いられる場合に参照される消耗品の消耗量に関する一般消耗品情報とが記録されていても良い。この場合には、消耗品を特定用途向け消耗品または一般用途向け消耗品として使用することができる。
本発明の第2の態様に係る印刷制御装置において、前記消耗量情報取得部は、前記装着された消耗品が特定用途向けの消耗品である場合には、前記特定消耗品情報を取得しても良い。この場合には、特定用途向け消耗品を装着することができる印刷制御装置においてのみ、特定用途向け消耗品を使用することができる。
本発明の第2の態様に係る印刷制御装置において、前記消耗品が前記特定用途向けに適用される場合には、前記記録装置に格納されている一般消耗品情報は無意味化されていても良い。この場合には、特定用途向け消耗品を装着することができる印刷制御装置においてのみ、特定用途向け消耗品を使用することができる。
本発明の第1または第2の態様に係る印刷制御装置において、前記印刷処理制御部は、前記消耗品の消耗量に関する情報に基づいて、前記消耗品が使用できない状態にある場合には、印刷処理を実行しなくても良い。この場合には、使用できない状態の消耗品を使用することに伴う不具合を抑制または回避することができる。
本発明の第3の態様は、消耗品を用いた印刷装置における印刷処理の制御方法を提供する。本発明の第3の態様に係る制御方法は、前記印刷装置に装着された消耗品が特定用途向けの消耗品であるか否かを識別し、前記装着された消耗品が特定用途向けの消耗品である場合には、消耗品の消耗量に関する情報を格納する外部装置から前記消耗品の消耗量に関する情報を取得し、前記取得した消耗量情報を用いて印刷処理を制御する。
本発明の第3の態様に係る制御方法によれば、本発明の第1の態様に係る印刷制御装置と同様の利点を得ることができる。本発明の第3の態様に係る制御方法は、本発明の第1の態様に係る印刷制御装置と同様にして種々の態様にて実現され得る。
本発明の第4の態様は、消耗品に関する情報を格納する記録装置を備える消耗品を用いた印刷装置における印刷処理を制御する方法を提供する。本発明の第4の態様に係る制御方法は、前記記録装置に格納されている情報を用いて、装着された消耗品が特定用途向けの消耗品であるか否かを識別し、前記装着された消耗品が特定用途向けの消耗品である場合には、前記記録装置に格納されている特定用途向け消耗品の消耗量に関する情報を取得し、前記取得された消耗量情報を用いて印刷処理を制御する。
本発明の第4の態様に係る制御方法によれば、本発明の第2の態様に係る印刷制御装置と同様の利点を得ることができる。本発明の第4の態様に係る制御方法は、本発明の第2の態様に係る印刷制御装置と同様にして種々の態様にて実現され得る。
さらに、本発明の第3および第4の態様に係る制御方法は、コンピュータプログラム、CD、DVD、HDDといったコンピュータ読み取り可能媒体に記録されたコンピュータプログラムとしても実現され得る。
以下、本発明に係る印刷制御装置および印刷制御方法について、図面を参照しつつ、実施例に基づいて説明する。
・第1の実施例:
・印刷制御装置を含むシステムの概略構成
以下、本実施例では、印刷制御装置として、印刷機能を備えるプリンタを例にとって説明する。なお、印刷制御装置は、複写機能、ファクシミリ通信機能を備える複合型印刷装置であっても良い。図1を参照して本実施例に係るプリンタを含むシステムの概略構成について説明する。図1は第1の実施例に係るプリンタを含むシステムの概略構成を模式的に示す説明図である。
本実施例に係るプリンタ10は、消耗品の供給、交換を含む保守契約の対象となるプリンタ、すなわち、特定用途向けプリンタ10である。特定用途向けプリンタ10に対しては、保守契約に基づいて消耗品が消耗する毎に特定用途向け消耗品が供給される。特定用途向け消耗品の詳細については後述する。
特定用途向けプリンタ10は、ローカルネットワークINTを介してパーソナルコンピュータPCに接続されている。特定用途向けプリンタ10はまた、ゲートウェイサーバコンピュータGWを介して外部ネットワークNEと接続されている。外部ネットワークNEにはサーバコンピュータSVが接続されている。すなわち、特定用途向けプリンタ10は、ゲートウェイサーバコンピュータGW、外部ネットワークNEを介してサーバコンピュータSVと通信することができる。
図1には対比のために、上記保守契約の対象となっていない、一般用途向けのプリンタ100が示されている。本実施例では、プリンタ100は、ユニバーサルシリアルバス(USB)、シリアルケーブルといった接続ケーブルを介してローカルプリンタとしてパーソナルコンピュータPCに対して接続されている。
パーソナルコンピュータPCは、汎用のコンピュータであり、印刷処理を実行するためのプリンタドライバを格納する記憶装置(図示しない)を備えている。パーソナルコンピュータPCには、例えば、印刷に用いられる画像データを画像表示するための表示モニタDSが接続されている。
ローカルネットワークINTは、例えば、ローカルエリアネットワーク(LAN)とし
て実現され、外部ネットワークNEは、例えば、ワイドエリアネットワーク(WAN)として実現される。
ゲートウェイサーバコンピュータGWは、ローカルネットワークINTと外部ネットワークNEとを接続するためのコンピュータであり、ネットワーク間で異なる通信プロトコルの変換処理を実行する。
サーバコンピュータSVは、本実施例においては、特定用途向け消耗品の消耗量を管理するためのコンピュータである。サーバコンピュータSVは、各消耗品の消耗量を個別に管理するために後述する管理テーブルを格納する記憶装置を備えている。
特定用途向けプリンタの構成:
図2および図3を参照して本実施例に係る特定用途向けプリンタ10の内部機能構成について説明する。図2は第1の実施例に係る特定用途向けプリンタ10の内部構成を機能ブロックにて示す説明図である。図3は第1の実施例に係る特定用途向けプリンタ10が備える印刷処理プログラムを概念的に示す説明図である。
特定用途向けプリンタ10は、印刷部11、表示部12、入力操作部13、ネットワーク通信部14、ネットワーク端子接続部15、消耗品情報読取部16および制御回路20を備えている。特定用途向けプリンタ10には特定用途向け消耗品30が装着されている。
印刷部11は、パーソナルコンピュータPCからネットワーク端子接続部15およびネットワーク通信部14を介して受信した印刷データを用いて印刷処理を実行する印刷機能部である。印刷方式としては、例えば、トナーを用いた帯電方式、インクを用いたインクジェット方式が用いられる。
表示部12は、例えば、特定用途向けプリンタ10の状態、紙詰まり、各消耗品の消耗に関するテキストメッセージを表示する液晶表示体を用いた表示部、あるいは、特定用途向けプリンタ10の状態、例えば、オンライン状態、エラー状態を報知するための点灯表示部である。
入力操作部13は、オンライン/オフライン操作、用紙トレイ選択、電源オン/オフを指示するための入力を実行するためのキー、スイッチ操作部である。
ネットワーク通信部14は、ネットワーク通信に要求されるプロトコル方式に従って、制御回路20によって用意されたデータを用いて送信用パケットデータを生成し、あるいは、受信パケットデータから制御回路20が所望するデータを抽出するソフトウェア通信インターフェースである。ネットワーク端子接続部15は、ネットワークケーブルCVを接続するためのハードウェア通信インターフェースである。
消耗品情報読取部16は、特定用途向け消耗品30に備えられている記憶素子31から、消耗品に関する情報を読み出す。図2の例では、記憶素子31には接触端子32が備えられており、消耗品情報読取部16は接触方式によって記憶素子31から消耗品に関する情報を読み出すが、非接触方式によって消耗品に関する情報が読み出される場合には記憶素子31には接触端子32は備えられない。本実施例では、特定用途向け消耗品30として、トナーを格納するトナーカートリッジを用いるが、この他にも、インクを格納するインクカートリッジ、トナー像の形成に用いられる感光体カートリッジ、トナー像を印刷媒体上に定着させるための定着ユニット、感光体上のトナー像を印刷媒体上に転写するための転写ユニット、カラートナー像を重ね合わさるための中間転写ユニットが特定用途向け消耗品30に含まれる。いずれも、特定用途向けプリンタ10の使用に伴って順次、消耗される部材である点において共通する。
制御回路20は、各種プログラム、ソフトウェアモジュールを実行する中央処理装置(CPU)21、CPU21において実行される各種プログラム、ソフトウェアモジュールを格納する不揮発性記憶装置としてのリードオンリメモリ(ROM)/ハードディスクドライブ(HDD)22、プログラム実行時にプログラムを一時的に格納すると共にプログラムの実行結果を格納する揮発性メモリとしてのランダムアクセスメモリ(RAM)23を備えている。なお、制御回路20には、ROMのみが備えられていても良く、あるいは、ROMに加えてHDDが備えられていても良い。
図3を参照してリードオンリメモリ(ROM)/ハードディスクドライブ(HDD)22に格納されている印刷処理プログラムP1について説明する。印刷処理プログラムP1は、特定用途向け消耗品を用いて印刷処理を実行するために特定用途向けプリンタ10によって実行されるプログラムである。印刷処理プログラムP1は、消耗品識別モジュールM1、消耗品量取得モジュールM2、印刷処理制御モジュールM3、プリンタ情報通信モジュールM4、表示制御モジュールM5を備えている。なお、印刷処理プログラムP1および各モジュールは、CPU21によって実行されることによってその機能が実現される。
消耗品識別モジュールM1は、特定用途向けプリンタ10に装着されている消耗品が特定用途向け消耗品であるか否かを識別するためのモジュールである。消耗品量取得モジュールM2は、特定用途向け消耗品が装着されている場合に、消耗品の残量または消費量を取得するためのモジュールである。印刷処理制御モジュールM3は、取得された消耗品量に応じて印刷処理を実行するためのモジュールであり、例えば、消耗品の残量が、印刷処理の実行に十分でない場合には、要求されている印刷処理を実行しない。プリンタ情報通信モジュールM4は、特定用途向けプリンタ10の情報、例えば、ファームウェアバージョン、IPアドレス、型式、個別識別情報、消耗品30の情報、例えば、契約ID、消耗品消耗量、消耗品固体ID、型番、使用有効期限を、プリンタ情報としてサーバコンピュータSVに送信するためのモジュールである。表示制御モジュールM5は、特定用途向けプリンタ10の状態、エラー、各消耗品の消耗に関するテキストメッセージを生成し、表示部12に表示させるためのモジュールである。
一般用途向けプリンタの構成:
図4および図5を参照して一般用途向けプリンタ100の内部機能構成について説明する。図4は一般用途向けプリンタ100の内部構成を機能ブロックにて示す説明図である。図5は一般用途向けプリンタ100が備える印刷処理プログラムを概念的に示す説明図である。なお、特定用途向けプリンタ10が備える構成要素と同等の構成要素については、1桁目を同一値とした3桁の符号を付すことで詳細な説明を省略する。
一般用途向けプリンタ100は、印刷部101、表示部102、入力操作部103、データ入出力部107、ケーブル接続部108、消耗品情報読取部106および制御回路200を備えている。一般用途向けプリンタ100には一般用途向け消耗品35が装着されている。一般用途向け消耗品35に含まれる消耗品は特定用途向け消耗品30と同様である。一般用途向け消耗品35には消耗品量等を記憶する記憶素子36が備えられている。図4の例では、記憶素子36には接触端子37が備えられているが、既述の通り、非接触方式によって消耗品に関する情報が読み出される場合には記憶素子36には接触端子37は備えられない。
データ入出力部107は、例えば、パーソナルコンピュータPCから印刷用データを受信し、パーソナルコンピュータPCに対して印刷ステータスを送信するためのソフトウェア通信インターフェースである。ケーブル接続部108は、パーソナルコンピュータPCと一般用途向けプリンタ100とを接続するケーブルCV1が物理的に接続されるハードウェア通信インターフェースである。
制御回路200は、CPU201、不揮発性記憶装置としてのリードオンリメモリ(ROM)/ハードディスクドライブ(HDD)202、揮発性メモリとしてのランダムアクセスメモリ(RAM)203を備えている。なお、制御回路20には、ROMのみが備えられていても良く、あるいは、ROMに加えてHDDが備えられていても良い。
図5を参照してリードオンリメモリ(ROM)/ハードディスクドライブ(HDD)202に格納されている印刷処理プログラムP2について説明する。印刷処理プログラムP2は、一般用途向け消耗品を用いて印刷処理を実行するために一般用途向けプリンタ100によって実行されるプログラムである。印刷処理プログラムP2は、消耗品量取得モジュールM11、印刷処理モジュールM12を備えている。なお、印刷処理プログラムP2および各モジュールは、CPU201によって実行されることによってその機能が実現される。
消耗品量取得モジュールM11は、一般用途向け消耗品35が装着されている場合に、一般用途向け消耗品35の記憶素子36から消耗品の残量または消費量を取得するためのモジュールである。印刷処理モジュールM12は、取得された消耗品量に応じて印刷処理を実行するためのモジュールであり、例えば、消耗品の残量が、印刷処理の実行に十分でない場合には、要求されている印刷処理を実行しない。この他にも、一般用途向けプリンタ100の状態、エラー、各消耗品の消耗に関するテキストメッセージを生成し、表示部102に表示させるためのモジュールが備えられていても良い。
・消耗品情報:
図6および図7を参照して各消耗品30、35の記憶素子31、36に格納されている消耗品情報について説明する。図6は特定用途向け消耗品の記憶素子に格納されている消耗品情報例を示す説明図である。図7は一般用途向け消耗品の記憶素子に格納されている消耗品情報例を示す説明図である。
特定用途向け消耗品30の記憶素子31には、契約ID、消耗品残量、消耗品固体ID、型番、消耗品の使用有効期限が格納されている。本実施例では、契約IDにX1と記録されている場合には、消耗品の供給、交換を含む保守契約が締結されていることを示す。また、契約IDの項目は、特定用途向けプリンタ10の消耗品情報読取部16のみが読み取る項目である。なお、消耗品残量は百分率に代えて、重量であっても良く、また、消耗品消費量であってもよい。
一般用途向け消耗品35の記憶素子36にも同様にして、契約ID、消耗品残量、消耗品固体ID、型番、消耗品の使用有効期限が格納されている。ただし、契約IDには、消耗品の供給、交換を含む保守契約が締結されていないことを示す、X2が記録されている。さらに、契約IDの項目は、一般用途向けプリンタ10の消耗品情報読取部106によっては読み取られない項目である。なお、消耗品残量は百分率に代えて、重量であっても良く、また、消耗品消費量であってもよい。
特定用途向けプリンタの動作:
図8〜図11を参照して特定用途向けプリンタ10の動作について説明する。図8は印刷処理制御実行時に、第1の実施例に係る特定用途向けプリンタ10によって実行される処理ルーチンを示すフローチャートである。図9はサーバコンピュータの記憶装置に格納されている管理テーブルの一例を示す説明図である。図10は特定用途向けプリンタによって印刷処理制御が実行される際に、サーバコンピュータにおいて実行される処理ルーチンを示すフローチャートである。図11はサーバコンピュータが管理テーブルを更新する際に実行される処理ルーチンを示すフローチャートである。
図8に示す印刷処理制御プログラムは、パーソナルコンピュータPCから印刷要求を受けると特定用途向けプリンタ10(CPU21)によって実行開始される。
CPU21は装着されている消耗品から消耗品情報を取得する(ステップS100)。具体的には、CPU21は消耗品情報読取部16に対して消耗品情報の読み出しを要求する。消耗品情報読取部16は、消耗品の記憶素子にアクセスして消耗品情報を取得し、取得した消耗品情報をCPU21に送信する。なお、既述の通り、消耗品情報読取部16による消耗品情報の読み出しは、接点を介した接触方式であっても良く、無線方式による非接触方式であっても良い。
CPU21は取得した消耗品情報のうち、契約IDを用いて、装着されている消耗品が特定用途向け消耗品30であるか否かを判定する(ステップS102)。具体的には、契約IDがX1であるか否かを判定する。CPU21は、装着されている消耗品が特定用途向け消耗品30であると判定した場合、すなわち、契約ID=X1であると判定した場合には(ステップS102:Yes)、サーバコンピュータに対して消耗品残量情報を要求する(ステップS104)。消耗品残量情報の要求にあたっては、特定用途向けプリンタ10に装着されている全ての特定用途向け消耗品の残量情報が要求されても良く、あるいは、特定用途向けプリンタ10に装着されている特定の特定用途向け消耗品の残量情報が要求されても良い。
サーバコンピュータSVの記憶装置には、図9に示す管理テーブルが格納されている。新たな特定用途向け消耗品の管理テーブルへの追加は、例えば、特定用途向け消耗品30が出荷される際に実行されても良く、あるいは、特定用途向けプリンタ10から最初に送信されてくる消耗品情報を含むプリンタ情報に基づいて実行されても良い。この場合には、特定用途向け消耗品30の出荷時における登録処理を省略することができる。
管理テーブルには、例えば、使用機器毎に装着されている消耗品のユニークな固体IDおよび残量が対応付けて記録されている。図9の例では、特定用途向け使用機器1台あたり1種類の消耗品(トナーカートリッジ)が対応付けられているが、複数の消耗品、例えば、感光体カートリッジ、定着ユニット、転写ユニットがそれぞれ1台の特定用途向け使用機器に対応付けられていても良いことは言うまでもない。かかる場合、各消耗品はユニークな消耗品固体IDによって判別可能であり、更には、型番と消耗品固体IDとを組み合わせて判別が行われても良い。なお、感光体カートリッジ、定着ユニット、転写ユニットの消耗量は、例えば、回転体の回転数、印刷枚数と消耗量とを予め対応付けておき、印刷実行時における回転体の回転数、印刷枚数をカウントすることによって管理することができる。
本実施例では、特定用途向け消耗品30の記憶素子31に格納されている消耗品残量は0%とされており、特定用途向け消耗品30の残量管理は全てサーバコンピュータSVにて行われている。すなわち、特定用途向け消耗品30の記憶素子31から、消耗品残量が取得されることはない。
CPU21は、サーバコンピュータSVから消耗品残量情報を受け取ると(ステップS106)、残量値Rが判定値Rrefよりも大きな値であるか否かを判定する(ステップS108)。ここで、判定値Rrefは印刷処理に必要なトナー残量である。すなわち、CPU21は、現在装着されている特定用途向け消耗品の残量が印刷処理を実行できる量であるか否かを判定する。
CPU21は、残量値R>判定値Rrefであると判定した場合には(ステップS108:Yes)、印刷処理を実行する(ステップS110)。具体的には、CPU21は、印刷部11に対して印刷処理の要求と共に印刷用データを送信する。
CPU21は、印刷処理実行後、消耗品の使用量を算出し(ステップS112)、算出した消耗品使用量をサーバコンピュータSVに対して送信し(ステップS114)、本処理ルーチンを終了する。消耗品の使用量の算出は、例えば、印刷枚数1枚あたりのトナー使用量を予め求めておき、カウントした印刷枚数を乗じることによって求められる。あるいは、印刷ジョブデータ量とトナー使用量とを対応付けていおいても良く、さらには、感光ユニット使用量(感光ドラム回転数)とトナー使用量とを対応付けていおいても良い。
なお、ステップS102において装着されている消耗品が契約対象外(契約ID=X2)、すなわち、一般用途向け消耗品であると判定された場合(ステップS102:No)、あるいは、ステップS108において、残量値R≦判定値Rrefであると判定された場合(ステップS108:No)には、CPU21は表示部12に対してエラーメッセージの表示を要求して(ステップS116)、本処理ルーチンを終了する。
図10を参照して、特定用途向けプリンタ10からの消耗品残量情報要求に対してサーバコンピュータSVにおいて実行される処理について説明する。サーバコンピュータSV(CPU)は、特定用途向けプリンタ10から消耗品残量情報要求を受信すると(ステップS200)、管理テーブルから要求元の特定用途向けプリンタ10に対応付けられている消耗品残量を取得する(ステップS202)。サーバコンピュータSVは、複数種類の消耗品が管理テーブルによって管理されている場合には、要求元の特定用途向けプリンタ10に対応付けられている全ての消耗品に関する残量を取得しても良く、あるいは、要求元の特定用途向けプリンタ10から特定の消耗品についての消耗品残量情報が要求されている場合には、特定の消耗品について消耗品残量情報を取得しても良い。
サーバコンピュータSVは、取得した消耗品残量情報を要求元の特定用途向けプリンタ10に対して送信し(ステップS204)、本処理ルーチンを終了する。サーバコンピュータSVと特定用途向けプリンタ10とは、例えば、MACアドレス、IPアドレスを用いて互いに一意に識別可能であり、サーバコンピュータSVおよび特定用途向けプリンタ10はそれぞれ所望の対象に所望の情報を送信することができる。
図11を参照して、サーバコンピュータSVにおいて実行される管理テーブルの更新処理について説明する。サーバコンピュータSVは、特定用途向けプリンタ10から消耗品使用量の情報を受け取ると(ステップS210)、受信した使用量を残量から減算して消耗品残量を更新する(ステップS212)。サーバコンピュータSVは、求めた更新消耗品残量を用いて管理テーブルにおける対応する消耗品の残量を書き換え(ステップS214)、本処理ルーチンを終了する。
なお、特定用途向けプリンタ10から送信される消耗品使用量の情報は、特定用途向けプリンタ10においてサーバコンピュータSVにおいて管理されている残量、例えば、百分率に変換された情報であっても良く、あるいは、印刷枚数、回転数といった変換処理前の情報であっても良い。後者の場合には、サーバコンピュータSVにおいて、百分率への変換処理が実行される。
一般用途向けプリンタの動作:
図12を参照して一般用途向けプリンタ100において実行される印刷制御処理について説明する。図12は一般用途向けプリンタにおいて実行される印刷処理の処理ルーチンを示すフローチャートである。
図12に示す印刷処理制御プログラムは、パーソナルコンピュータPCから印刷要求を受けると一般用途向けプリンタ100(CPU201)によって実行開始される。
CPU201は装着されている消耗品から消耗品情報を取得する(ステップS300)。具体的には、CPU201は消耗品情報読取部106に対して消耗品情報の読み出しを要求する。消耗品情報読取部106は、消耗品30、35の記憶素子31、36にアクセスして消耗品情報を取得し、取得した消耗品情報をCPU201に送信する。ここで、既述の通り、消耗品情報読取部106は、契約IDの項目を読み取らず、CPU201に対して送信される消耗品情報には、例えば、図7に示す情報のうち契約IDの情報を除いた情報が含まれている。
CPU201は、取得した消耗品情報のうち、型番情報を用いて、装着されている消耗品が対応する消耗品であるか否かを判定する(ステップS302)。CPU201は、装着されている消耗品が対応する消耗品であると判定した場合には(ステップS302:Yes)、取得した消耗品情報に含まれる残量値Rが判定値Rrefよりも大きな値であるか否かを判定する(ステップS304)。ここで、判定値Rrefは印刷処理に必要なトナー残量である。すなわち、CPU201は、現在装着されている消耗品の残量が印刷処理を実行できる量であるか否かを判定する。
CPU201は、残量値R>判定値Rrefであると判定した場合には(ステップS304:Yes)、印刷処理を実行する(ステップS306)。具体的には、CPU201は、印刷部101に対して印刷処理の要求と共に印刷用データを送信する。
CPU201は、印刷処理実行後、消耗品の使用量を算出し(ステップS308)、算出した消耗品使用量を用いて記憶素子36に格納されている消耗品残量を更新して(ステップS310)、本処理ルーチンを終了する。消耗品の使用量の算出は、既述の通り行われる。
なお、ステップS302において装着されている消耗品が対応外の消耗品であると判定された場合(ステップS302:No)、あるいは、ステップS304において、残量値R≦判定値Rrefであると判定された場合(ステップS304:No)には、CPU201は表示部102に対してエラーメッセージの表示を要求して(ステップS312)、本処理ルーチンを終了する。
本実施例では、既述の通り、特定用途向け消耗品30の消耗品残量は0%とされ、特定用途向けプリンタ10はサーバコンピュータSVから消耗品残量を取得している。すなわち、特定用途向け消耗品に装着されている記憶素子31の消耗品残量値が格納されるメモリアドレスには0%に対応する値が記録されている。したがって、特定用途向け消耗品30を一般用途向けプリンタ100において用いる場合には、常に、ステップS304において、残量値R≦判定値Rrefであると判定されるので、印刷処理は実行されず、表示部102にはエラーメッセージが表示される。
以上説明したように、第1の実施例に係る特定用途向けプリンタ10によれば、特定用途向け消耗品30が装着されている場合には、サーバコンピュータSVから消耗品残量情報を取得する。したがって、特定用途向け消耗品30の記憶素子31に消耗品残量情報が記録されていなくても、特定用途向けプリンタ10は要求された印刷処理を実行することができる。これを受けて、特定用途向け消耗品30の記憶素子31には、出荷時から残量0%を示す消耗品残量情報を記録することができる。
一方、一般用途向けプリンタ100は、消耗品が特定用途向けであるか否かを判定する機能を有さず、また、ネットワークに接続されていないので、常に、消耗品に備えられている記憶素子から消耗品残量情報を取得しなければならない。この結果、一般用途向けプリンタ100に対して、特定用途向け消耗品30が装着された場合には、一般用途向けプリンタ100は、残量0%を示す消耗品残量情報を取得することとなり、印刷処理を実行することができない。よって、保守契約に違反する態様での、特定用途向け消耗品30の使用を抑制または防止することができる。
さらに、一般用途向けプリンタ100に対して機能の追加、改良等を行うことなく、本実施例に係る特定用途向けプリンタ10および特定用途向け消耗品30を用いるだけで、本実施例の利点を享受することができる。
第2の実施例:
図13を参照して、第2の実施例として、第1の実施例に係る特定用途向けプリンタ10を含む他のシステム構成について説明する。図13は第2の実施例としてのシステムの概略構成を模式的に示す説明図である。第2の実施例におけるシステムでは、一般用途向けプリンタ100が、特定用途向けプリンタ10と共にローカルネットワークINTに接続されている点において、第1の実施例において用いたシステムと異なっている。したがって、以下の説明では、第1の実施例におけるシステムと異なる点について主に説明し、第1の実施例におけるシステムと同一の点については同一の符号を付すことで説明を省略する。
本実施例では、一般用途向けプリンタ101もまた、ローカルネットワークINTに接続されている。一般用途向けプリンタ101に対しては、ローカルネットワークINTを介してパーソナルコンピュータPCから印刷ジョブが送信される。したがって、一般用途向けプリンタ101は、ネットワーク通信を行うための通信インターフェースを備える点において、第1の実施例における一般用途向けプリンタ100とは異なる。
一方、一般用途向けプリンタ101は、ゲートウェイサーバコンピュータGWを超えて、外部ネットワークNEと通信するための通信インターフェースは備えておらず、サーバコンピュータSVから消耗品情報を取得することはできない。したがって、一般用途向けプリンタ101は、消耗品30、35に備えられている記憶素子31、36から消耗品使情報を取得しなければならない。
以上説明したように、第2の実施例としてのシステムであっても、一般用途向けプリンタ101における特定用途向け消耗品30の使用を抑制または防止することができる。すなわち、第2の実施例においても、一般用途向けプリンタ101は、消耗品30、35に備えられている記憶素子31、36から消耗品使情報を取得しなければならず、特定用途向け消耗品30の記憶素子31からは、残量0%を示す消耗品残量情報しか得られない。したがって、一般用途向けプリンタ101は、残量不足によって印刷処理を実行することができず、保守契約違反となる、一般用途向けプリンタ101における、特定用途向け消耗品30の使用を抑制または防止することができる。
その他の実施例:
(1)上記各実施例では、特定用途向けプリンタ10はサーバコンピュータSVから消耗品情報を取得しているが、特定用途向け消耗品30の記憶素子31から消耗品情報を取得しても良い。記憶素子31の記憶領域を概念的に示す図14を用いて説明する。この場合には、例えば、図14に示すように、記憶素子31には、残量情報の記憶領域として、通常の通常残量情報格納領域A1に加え、特定用途向けプリンタ10のみが読み取り可能な特定残量情報格納領域A2が備えられる。
この場合、特定用途向け消耗品30の通常残量情報格納領域A1の値は、既述の通り0%とされており、特定残量情報格納領域A2の値は、実際に残存しているトナー残量に対応する値とされている。この構成を採る場合には、特定用途向けプリンタ10は、サーバコンピュータSVと通信することなく、印刷処理を実行することができる。この構成を採る場合には、特定残量情報格納領域A2に格納されている消耗品残量は、印刷処理が終了し消費量が算出された後に、CPU21によって更新される。
(2)上記実施例では、各プリンタ10、100は、印刷ジョブ受信時に消耗品情報を取得しているが、この他にも、各プリンタ10、100の起動時に取得しても良い。また、消耗品情報のうち消耗品残量情報については、印刷ジョブと印刷ジョブとの間、一定期間毎に取得が実行されても良い。
(3)第1の実施例では、特定用途向けプリンタ10は、装着されている消耗品が特定用途向け消耗品30でない場合には、表示部12にエラー表示を行っているが、通常の印刷処理を実行しても良い。例えば、契約IDがX1でない場合には、消耗品情報読取部16は、一般用途向け消耗品35の記憶素子36から消耗品残量情報を取得し、印刷制御処理を実行すれば良い。
(4)上記各実施例において、特定用途向けプリンタ10は、印刷処理の前後においてサーバコンピュータSVから消耗品残量情報を取得し、サーバコンピュータSVに対して消費量情報を送信しているが、特定用途向けプリンタ10の電源が継続的にONされている間、消耗品が交換されていない間は、サーバコンピュータSVに対する使用量情報の送信のみを行っても良い。この場合、特定用途向けプリンタ10は、例えば、RAM23において残量を管理して印刷処理を実行すればよい。かかる構成を備える場合には、全体の通信量を低減させることができる。
(5)上記各実施例において、特定用途向けプリンタ10は、使用量情報をサーバコンピュータSVに送信しているが、使用量そのものでなく、使用の状態に関わる情報を個別に送信しても良い。この場合には、サーバコンピュータSVにおいて、受信した使用の情報に関わる情報に基づいて消耗品の残量が算出される。使用の状態に関わる情報は、例えば、電源ON時の初期化動作、用紙サイズ、片面・両面印刷といった情報である。この場合には、特定用途向けプリンタ10における内部演算処理を軽減することが可能となり、CPUリソース、記憶リソースを節約することができる。また、消耗品残量の判定値Rrefの変更を行う場合には、個々の特定用途向けプリンタ10に対して変更処理を行うとことなく、サーバコンピュータSVにて一括変更することができる。
(6)上記各実施例では、消耗品としてトナーカートリッジを用いて説明し、トナー残量が判定値よりも少ない場合には、消耗品が使用できない状態にあるとして、印刷処理を行わないこととした。これに対して、感光体カートリッジ、転写ユニット等が消耗品として用いられる場合には、感光体カートリッジ、転写ユニットの使用回数が所定回数を超えている場合に消耗品が使用できない状態であるとされる。
以上、実施例、変形例に基づき本発明について説明してきたが、上記した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨並びに特許請求の範囲を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれる。
第1の実施例に係るプリンタを含むシステムの概略構成を模式的に示す説明図である。 第1の実施例に係る特定用途向けプリンタの内部構成を機能ブロックにて示す説明図である。 第1の実施例に係る特定用途向けプリンタが備える印刷処理プログラムを概念的に示す説明図である。 一般用途向けプリンタの内部構成を機能ブロックにて示す説明図である。 一般用途向けプリンタが備える印刷処理プログラムを概念的に示す説明図である。 特定用途向け消耗品の記憶素子に格納されている消耗品情報例を示す説明図である。 一般用途向け消耗品の記憶素子に格納されている消耗品情報例を示す説明図である。 印刷処理制御実行時に、第1の実施例に係る特定用途向けプリンタによって実行される処理ルーチンを示すフローチャートである。 サーバコンピュータの記憶装置に格納されている管理テーブルの一例を示す説明図である。 特定用途向けプリンタによって印刷処理制御が実行される際に、サーバコンピュータにおいて実行される処理ルーチンを示すフローチャートである。 サーバコンピュータが管理テーブルを更新する際に実行される処理ルーチンを示すフローチャートである。 一般用途向けプリンタにおいて実行される印刷処理の処理ルーチンを示すフローチャートである。 第2の実施例としてのシステムの概略構成を模式的に示す説明図である。 記憶素子の記憶領域を概念的に示す説明図である。
符号の説明
10…特定用途向けプリンタ
11…印刷部
12…表示部
13…入力操作部
14…ネットワーク通信部
15…ネットワーク端子接続部
16…消耗品情報読取部
20…制御回路
21…CPU
22…ROM/HDD
23…RAM
30…特定用途向け消耗品
31…記憶素子
32…接触端子
100…一般用途向けプリンタ
101…印刷部
102…表示部
103…入力操作部
104…ネットワーク通信部
105…ネットワーク端子接続部
106…消耗品情報読取部
200…制御回路
201…CPU
202…ROM/HDD
203…RAM
35…一般用途向け消耗品
36…記憶素子
37…接触端子
P1…印刷処理プログラム
M1…消耗品識別モジュール
M2…消耗品量取得モジュール
M3…印刷処理制御モジュール
M4…プリンタ情報通信モジュール
M5…表示制御モジュールM5
P2…印刷処理プログラム
M11…消耗品量取得モジュール
M12…印刷処理モジュール
INT…ローカルネットワーク
PC…パーソナルコンピュータ
GW…ゲートウェイサーバコンピュータ
NE…外部ネットワーク

Claims (11)

  1. 消耗品を用いた印刷処理を制御する印刷制御装置であって、
    装着された消耗品が特定用途向けの消耗品であるか否かを識別する識別部と、
    前記装着された消耗品が特定用途向けの消耗品である場合には、消耗品の消耗量に関する情報を格納する外部装置から前記消耗品の消耗量に関する情報を取得する消耗量情報取得部と、
    前記取得された消耗量情報を用いて印刷処理を制御する印刷処理制御部とを備える印刷制御装置。
  2. 請求項1に記載の印刷制御装置において、
    前記印刷処理制御部は、前記消耗品の消耗量に関する情報に基づいて、前記消耗品が使用できない状態にある場合には、印刷処理を実行しない印刷制御装置。
  3. 請求項1に記載の印刷制御装置において、
    前記消耗品には消耗品に関する情報であって、少なくとも消耗品が特定用途向けの消耗品であるか否かを示す識別情報と消耗品の消耗量に関する情報を格納する記録装置が備えられており、
    前記識別部は前記記録装置に格納されている前記識別情報を用いて前記装着された消耗品が特定用途向けの消耗品であるか否かを識別する印刷制御装置。
  4. 請求項3に記載の印刷制御装置において、
    前記消耗量情報取得部は、前記装着された消耗品が特定用途向けの消耗品でない場合には、前記記録装置に格納されている消耗品の消耗量に関する情報を取得し、
    前記印刷処理制御部は、前記消耗品の消耗量に関する情報に基づいて、前記消耗品が使用できない状態にある場合には、印刷処理を実行しない印刷制御装置。
  5. 消耗品に関する情報を格納する記録装置を備える消耗品を用いた印刷処理を制御する印刷制御装置であって、
    前記記録装置に格納されている情報を用いて、装着された消耗品が特定用途向けの消耗品であるか否かを識別する識別部と、
    前記装着された消耗品が特定用途向けの消耗品である場合には、前記記録装置に格納されている特定用途向け消耗品の消耗量に関する情報を取得する消耗量情報取得部と、
    前記取得された消耗量情報を用いて印刷処理を制御する印刷処理制御部とを備える消耗品管理装置。
  6. 請求項5に記載の印刷制御装置において、
    前記消耗品は、前記特定用途向けおよび一般用途向けの双方に適用可能であり、
    前記記録装置には、特定用途向けに用いられる場合に参照される消耗品の消耗量に関する特定消耗品情報と、一般用途向けに用いられる場合に参照される消耗品の消耗量に関する一般消耗品情報とが記録されている印刷制御装置。
  7. 請求項6に記載の印刷制御装置において、
    前記消耗量情報取得部は、前記装着された消耗品が特定用途向けの消耗品である場合には、前記特定消耗品情報を取得する印刷制御装置。
  8. 請求項6に記載の印刷制御装置において、
    前記消耗品が前記特定用途向けに適用される場合には、前記記録装置に格納されている一般消耗品情報は無意味化されている印刷制御装置。
  9. 請求項5から請求項8のいずれかに記載の印刷制御装置において、
    前記印刷処理制御部は、前記消耗品の消耗量に関する情報に基づいて、前記消耗品が使用できない状態にある場合には、印刷処理を実行しない印刷制御装置。
  10. 消耗品を用いた印刷装置における印刷処理の制御方法であって、
    前記印刷装置に装着された消耗品が特定用途向けの消耗品であるか否かを識別し、
    前記装着された消耗品が特定用途向けの消耗品である場合には、消耗品の消耗量に関する情報を格納する外部装置から前記消耗品の消耗量に関する情報を取得し、
    前記取得した消耗量情報を用いて印刷処理を制御する制御方法。
  11. 消耗品に関する情報を格納する記録装置を備える消耗品を用いた印刷装置における印刷処理を制御する方法であって、
    前記記録装置に格納されている情報を用いて、装着された消耗品が特定用途向けの消耗品であるか否かを識別し、
    前記装着された消耗品が特定用途向けの消耗品である場合には、前記記録装置に格納されている特定用途向け消耗品の消耗量に関する情報を取得し、
    前記取得された消耗量情報を用いて印刷処理を制御する制御方法。
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