JP2008143807A - 感冒薬カプセル剤及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】イブプロフェンなどの解熱鎮痛薬及び第二薬剤に、セチリジンなどの抗アレルギー剤を配合した場合においても、基剤において、抗アレルギー剤の結晶化による溶解性の低下を抑制して、より高濃度の薬剤濃度とすることのできる感冒薬カプセル剤を提供する。
【解決手段】カプセル中に、イブプロフェン又はアセトアミノフェンから選ばれる解熱鎮痛薬、セチリジン、エバスチン、フェキソフェナジン及びロラタジンからなる群より選ばれる抗アレルギー剤、及び鎮咳剤、去痰剤、喀痰溶解剤、交感神経興奮剤、副交感神経遮断剤及び中枢神経興奮剤からなる群から選ばれる第二薬剤からなる感冒薬組成物を、POEソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル及びマクロゴールからなる群から選択される溶剤及び水を含有する基剤に溶解又は分散させる際に、シクロデキストリンを併用する。
【選択図】なし
【解決手段】カプセル中に、イブプロフェン又はアセトアミノフェンから選ばれる解熱鎮痛薬、セチリジン、エバスチン、フェキソフェナジン及びロラタジンからなる群より選ばれる抗アレルギー剤、及び鎮咳剤、去痰剤、喀痰溶解剤、交感神経興奮剤、副交感神経遮断剤及び中枢神経興奮剤からなる群から選ばれる第二薬剤からなる感冒薬組成物を、POEソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル及びマクロゴールからなる群から選択される溶剤及び水を含有する基剤に溶解又は分散させる際に、シクロデキストリンを併用する。
【選択図】なし
Description
本発明は、イブプロフェン又はアセトアミノフェンから選ばれる解熱鎮痛薬に、セチリジン、エバスチン、フェキソフェナジン及びロラタジンからなる群より選ばれる抗アレルギー剤等を溶解又は分散してなる感冒薬組成物をカプセル剤に充填した感冒薬カプセル及びその製造方法に関する。特に、本発明は、イブプロフェンなどの解熱鎮痛薬に、セチリジンなどの抗アレルギー剤を配合した場合に、基剤において、抗アレルギー剤の結晶化による溶解性の低下を抑制して、より高濃度の薬剤濃度とすることのできる感冒薬カプセル剤に関するものである。
従来より、イブプロフェンと、抗ヒスタミン剤等の第二薬剤とを、POEソルビタン脂肪酸エステルと水とを含有する基剤に溶解してなる風邪薬カプセル剤が開示されている(特許文献1)。このカプセル剤内に封入された薬剤組成物は、清澄であり、これを充填したカプセル剤は、速効性に優れており、非常に有用なものである。
しかしながら、このようなカプセル剤は、風邪に伴う鼻づまりや鼻水を効果的に防止する機能の点では、必ずしも十分満足のゆくものとは言えず、更に、改善すべき余地がある。
本発明者らは、イブプロフェン又はアセトアミノフェンと、鎮咳剤や去痰剤などの第二薬剤とを併用したカプセル剤において、更に、風邪の諸症状を改善するために、例えば、セチリジンや、エバスチンなどの各種の抗アレルギー剤を配合することを試みた。
しかしながら、これらの抗アレルギー剤を更に併用しようとすると、共存する他の薬剤との関係で、結晶化又は析出によりこれらの抗アレルギー剤の溶解性がそれほど高まらないことが分かった。
しかしながら、このようなカプセル剤は、風邪に伴う鼻づまりや鼻水を効果的に防止する機能の点では、必ずしも十分満足のゆくものとは言えず、更に、改善すべき余地がある。
本発明者らは、イブプロフェン又はアセトアミノフェンと、鎮咳剤や去痰剤などの第二薬剤とを併用したカプセル剤において、更に、風邪の諸症状を改善するために、例えば、セチリジンや、エバスチンなどの各種の抗アレルギー剤を配合することを試みた。
しかしながら、これらの抗アレルギー剤を更に併用しようとすると、共存する他の薬剤との関係で、結晶化又は析出によりこれらの抗アレルギー剤の溶解性がそれほど高まらないことが分かった。
従って、本発明の目的は、ウイルス性感冒や、細菌性感冒、インフルエンザ、扁桃腺炎等の風邪の諸症状のうち、鼻汁過多(鼻みず)症状に対して優れた治療効果を有し、速効性の溶解又は分散型の感冒薬カプセル剤、及びその製造方法を提供することにある。
本発明者は、かかる課題を解決するために鋭意研究した結果、イブプロフェン又はアセトアミノフェンから選ばれる解熱鎮痛薬に、セチリジン、エバスチン、フェキソフェナジン及びロラタジンからなる群より選ばれる抗アレルギー剤と、鎮咳剤、去痰剤、喀痰溶解剤、交感神経興奮剤、副交感神経遮断剤及び中枢神経興奮剤から選ばれる第二薬剤とを併用した感冒薬カプセル剤において、上記抗アレルギー剤を併用する際に、シクロデキストリンを共存させることにより、抗アレルギー剤の溶解性の問題を効果的に解消できることを見出し、本発明に到達したものである。
即ち、本発明は、カプセル中に、イブプロフェン又はアセトアミノフェンから選ばれる解熱鎮痛薬、セチリジン、エバスチン、フェキソフェナジン及びロラタジンからなる群より選ばれる抗アレルギー剤、及び鎮咳剤、去痰剤、喀痰溶解剤、交感神経興奮剤、副交感神経遮断剤及び中枢神経興奮剤からなる群から選ばれる第二薬剤からなる感冒薬組成物を、POEソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル及びマクロゴールからなる群から選択される溶剤及び水を含有する基剤に溶解又は分散させる際に、シクロデキストリンを併用することを特徴とするものである。
即ち、本発明は、カプセル中に、イブプロフェン又はアセトアミノフェンから選ばれる解熱鎮痛薬、セチリジン、エバスチン、フェキソフェナジン及びロラタジンからなる群より選ばれる抗アレルギー剤、及び鎮咳剤、去痰剤、喀痰溶解剤、交感神経興奮剤、副交感神経遮断剤及び中枢神経興奮剤からなる群から選ばれる第二薬剤からなる感冒薬組成物を、POEソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル及びマクロゴールからなる群から選択される溶剤及び水を含有する基剤に溶解又は分散させる際に、シクロデキストリンを併用することを特徴とするものである。
具体的には、本発明は、以下の発明に関するものである。
1.カプセル中に充填される感冒薬組成物であって、POEソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル及びマクロゴールからなる群から選択される溶剤と、水とを含有する基剤に、以下の成分、
(1)イブプロフェン又はアセトアミノフェンから選ばれる解熱鎮痛薬、
(2)セチリジン、エバスチン、フェキソフェナジン及びロラタジンからなる群より選ばれる抗アレルギー剤、
(3)鎮咳剤、去痰剤、喀痰溶解剤、交感神経興奮剤、副交感神経遮断剤及び中枢神経興奮剤からなる群から選ばれる第二薬剤、及び
(4)シクロデキストリン、
を配合してなることを特徴とする感冒薬組成物。
1.カプセル中に充填される感冒薬組成物であって、POEソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル及びマクロゴールからなる群から選択される溶剤と、水とを含有する基剤に、以下の成分、
(1)イブプロフェン又はアセトアミノフェンから選ばれる解熱鎮痛薬、
(2)セチリジン、エバスチン、フェキソフェナジン及びロラタジンからなる群より選ばれる抗アレルギー剤、
(3)鎮咳剤、去痰剤、喀痰溶解剤、交感神経興奮剤、副交感神経遮断剤及び中枢神経興奮剤からなる群から選ばれる第二薬剤、及び
(4)シクロデキストリン、
を配合してなることを特徴とする感冒薬組成物。
2.カプセル中に充填される感冒薬組成物を製造する方法であって、
イブプロフェン又はアセトアミノフェンから選ばれる解熱鎮痛薬、
セチリジン、エバスチン、フェキソフェナジン及びロラタジンからなる群より選ばれる抗アレルギー剤、
鎮咳剤、去痰剤、喀痰溶解剤、交感神経興奮剤、副交感神経遮断剤及び中枢神経興奮剤からなる群より選ばれる第二薬剤、及び
シクロデキストリン、
を、POEソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル及びマクロゴールからなる群より選択される溶剤及び及び水を含有する基剤に溶解又は分散することを特徴とする方法。
イブプロフェン又はアセトアミノフェンから選ばれる解熱鎮痛薬、
セチリジン、エバスチン、フェキソフェナジン及びロラタジンからなる群より選ばれる抗アレルギー剤、
鎮咳剤、去痰剤、喀痰溶解剤、交感神経興奮剤、副交感神経遮断剤及び中枢神経興奮剤からなる群より選ばれる第二薬剤、及び
シクロデキストリン、
を、POEソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル及びマクロゴールからなる群より選択される溶剤及び及び水を含有する基剤に溶解又は分散することを特徴とする方法。
3.カプセル中に感冒薬組成物が充填された感冒薬カプセル剤であって、前記感冒薬組成物が、POEソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル及びマクロゴールからなる群から選択される溶剤と、水とを含有する基剤に、以下の成分、
(1)イブプロフェン又はアセトアミノフェンから選ばれる解熱鎮痛薬、
(2)セチリジン、エバスチン、フェキソフェナジン及びロラタジンからなる群より選ばれる抗アレルギー剤、
(3)鎮咳剤、去痰剤、喀痰溶解剤、交感神経興奮剤、副交感神経遮断剤及び中枢神経興奮剤からなる群から選ばれる第二薬剤、及び
(4)シクロデキストリン、
を配合してなることを特徴とする感冒薬カプセル剤。
(1)イブプロフェン又はアセトアミノフェンから選ばれる解熱鎮痛薬、
(2)セチリジン、エバスチン、フェキソフェナジン及びロラタジンからなる群より選ばれる抗アレルギー剤、
(3)鎮咳剤、去痰剤、喀痰溶解剤、交感神経興奮剤、副交感神経遮断剤及び中枢神経興奮剤からなる群から選ばれる第二薬剤、及び
(4)シクロデキストリン、
を配合してなることを特徴とする感冒薬カプセル剤。
以下、本発明について詳述する。
本発明は、カプセル剤中に、感冒薬組成物を充填した感冒薬カプセル剤に関するものである。
本発明で使用される感冒薬組成物は、上記の通り、イブプロフェン又はアセトアミノフェンから選ばれる解熱鎮痛薬、セチリジン、エバスチン、フェキソフェナジン及びロラタジンからなる群より選ばれる抗アレルギー剤、鎮咳剤、去痰剤、喀痰溶解剤、交感神経興奮剤、副交感神経遮断剤及び中枢神経興奮剤からなる群から選ばれる第二薬剤を含有する。
ここで、イブプロフェン及びアセトアミノフェンは、従来より、感冒薬カプセル剤において使用される解熱鎮痛薬として公知のものである。これらは、単一でも、混合物として使用してもよい。
イブプロフェンは、カプセルに充填される感冒薬組成物の質量に対して、一般に、10〜80%、好ましくは、20〜70%で配合することが好適である。
アセトアミノフェンは、カプセルに充填される感冒薬組成物の質量に対して、一般に、30〜90%、好ましくは、40〜80%で配合することが好適である。
本発明は、カプセル剤中に、感冒薬組成物を充填した感冒薬カプセル剤に関するものである。
本発明で使用される感冒薬組成物は、上記の通り、イブプロフェン又はアセトアミノフェンから選ばれる解熱鎮痛薬、セチリジン、エバスチン、フェキソフェナジン及びロラタジンからなる群より選ばれる抗アレルギー剤、鎮咳剤、去痰剤、喀痰溶解剤、交感神経興奮剤、副交感神経遮断剤及び中枢神経興奮剤からなる群から選ばれる第二薬剤を含有する。
ここで、イブプロフェン及びアセトアミノフェンは、従来より、感冒薬カプセル剤において使用される解熱鎮痛薬として公知のものである。これらは、単一でも、混合物として使用してもよい。
イブプロフェンは、カプセルに充填される感冒薬組成物の質量に対して、一般に、10〜80%、好ましくは、20〜70%で配合することが好適である。
アセトアミノフェンは、カプセルに充填される感冒薬組成物の質量に対して、一般に、30〜90%、好ましくは、40〜80%で配合することが好適である。
本発明で使用される感冒薬組成物に配合される抗アレルギー剤は、セチリジン、エバスチン、フェキソフェナジン及びロラタジンからなる群から選択される。これらの抗アレルギー剤は、従来より、公知である。これらの抗アレルギー剤は、塩として使用することもできる。これらの塩としては、塩酸塩や、硝酸塩、硫酸塩、リン酸塩、シュウ酸塩、マレイン酸塩、フマル酸塩、トシル酸塩、ベシル酸塩、臭化水素酸塩等の無機酸塩、有機酸塩が好適に挙げられる。これらは、単一でも、混合物として使用してもよい。
これらの抗アレルギー剤は、カプセルに充填される感冒薬組成物の質量に対して、一般に、0.001〜30%、好ましくは、0.01〜20%で配合することが好適である。
これらの抗アレルギー剤は、カプセルに充填される感冒薬組成物の質量に対して、一般に、0.001〜30%、好ましくは、0.01〜20%で配合することが好適である。
本発明で使用される感冒薬組成物に配合される第二薬剤は、鎮咳剤、去痰剤、喀痰溶解剤、交感神経興奮剤、副交感神経遮断剤又は中枢神経興奮剤である。これらは、単一でも、混合物として使用してもよい。
鎮咳剤としては、各種鎮咳剤を使用できる。好ましい鎮咳剤としては、例えば、塩酸アロクラミドや、塩酸クロペラスチン、クエン酸カルベタペンタン、クエン酸チペピジン、ジブナートナトリウム、臭化水素酸デキストロメトルファン、デキストロメトルファン・フェノールフタリン塩、ヒベンズ酸チペピジン、フェンジゾ酸クロベラスチン、リン酸コデイン、リン酸ジヒドロコデイン、塩酸ノスカピン、ノスカピン等を例示することができる。
鎮咳剤としては、各種鎮咳剤を使用できる。好ましい鎮咳剤としては、例えば、塩酸アロクラミドや、塩酸クロペラスチン、クエン酸カルベタペンタン、クエン酸チペピジン、ジブナートナトリウム、臭化水素酸デキストロメトルファン、デキストロメトルファン・フェノールフタリン塩、ヒベンズ酸チペピジン、フェンジゾ酸クロベラスチン、リン酸コデイン、リン酸ジヒドロコデイン、塩酸ノスカピン、ノスカピン等を例示することができる。
去痰剤としては、各種去痰剤を使用することができる。好ましい去痰剤としては、例えば、グアヤコールスルホン酸カリウムや、グアイフェネシン、L-カルボシステイン等を例示することができる。
喀痰溶解剤としては、各種喀痰溶解剤を使用することができる。好ましい喀痰溶解剤としては、例えば、塩酸エチルシステインや、塩酸メチルシステイン、塩化リゾチーム、塩酸ブロムヘキシン等を例示することができる。
交感神経興奮剤としては、各種交感神経興奮剤を使用することができる。好ましい交感神経興奮剤としては、例えば、dl-塩酸メチルエフェドリンや、dl-メチルエフェドリンサッカリン塩、塩酸フェニルプロパノールアミン、塩酸プソイドエフェドリン等を例示することができる。
喀痰溶解剤としては、各種喀痰溶解剤を使用することができる。好ましい喀痰溶解剤としては、例えば、塩酸エチルシステインや、塩酸メチルシステイン、塩化リゾチーム、塩酸ブロムヘキシン等を例示することができる。
交感神経興奮剤としては、各種交感神経興奮剤を使用することができる。好ましい交感神経興奮剤としては、例えば、dl-塩酸メチルエフェドリンや、dl-メチルエフェドリンサッカリン塩、塩酸フェニルプロパノールアミン、塩酸プソイドエフェドリン等を例示することができる。
副交感神遮断剤としては、各種副交感神経遮断剤を使用することができる。好ましい副交感神経遮断剤としては、例えば、ダツラエキスや、ベラドンナ(総)アルカロイド、ベラドンナエキス、ヨウ化イソプロパミド、ロートエキス等を例示することができる。
中枢神経興奮剤としては、各種中枢神経興奮剤を使用することができる。好ましい中枢神経興奮剤としては、例えば、無水カフェインや、カフェイン、安息香酸ナトリウムカフェイン等を例示することができる。
これらの第二薬剤は、カプセルに充填される感冒薬組成物の質量に対して、一般に、0.1〜80%、好ましくは、10〜75%で配合することが好適である。
中枢神経興奮剤としては、各種中枢神経興奮剤を使用することができる。好ましい中枢神経興奮剤としては、例えば、無水カフェインや、カフェイン、安息香酸ナトリウムカフェイン等を例示することができる。
これらの第二薬剤は、カプセルに充填される感冒薬組成物の質量に対して、一般に、0.1〜80%、好ましくは、10〜75%で配合することが好適である。
本発明で使用されるシクロデキストリンは、環状オリゴ糖とも言われる化合物であり、本発明では、抗アレルギー剤の溶解性を改善するために配合されるものである。シクロデキストリンは、既に公知の化合物である。
シクロデキストリンとしては、グルコース基又はブドウ糖の数が6〜9、好ましくは7〜8を好適に使用することができる。シクロデキストリンは、市場において容易に入手可能である。シクロデキストリンは、カプセルに充填される感冒薬組成物の質量に対して、一般に、0.001〜10%、好ましくは、0.01〜5%で配合することが好適である。
一方、本発明で使用される基剤は、溶剤及び水を含有するものである。
溶剤は、POEソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル及びマクロゴールからなる群から選択される溶剤である。
POE(ポリオキシエチレン)ソルビタン脂肪酸エステルは、エチレンオキサイドが複数付加したソルビタンの脂肪酸エステルである。通常、これらの化合物は、ツイーン(TWEEN)(Atlas Powder Co.の商標名)と呼ばれており、公知であり、市場において容易に入手可能である。
シクロデキストリンとしては、グルコース基又はブドウ糖の数が6〜9、好ましくは7〜8を好適に使用することができる。シクロデキストリンは、市場において容易に入手可能である。シクロデキストリンは、カプセルに充填される感冒薬組成物の質量に対して、一般に、0.001〜10%、好ましくは、0.01〜5%で配合することが好適である。
一方、本発明で使用される基剤は、溶剤及び水を含有するものである。
溶剤は、POEソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル及びマクロゴールからなる群から選択される溶剤である。
POE(ポリオキシエチレン)ソルビタン脂肪酸エステルは、エチレンオキサイドが複数付加したソルビタンの脂肪酸エステルである。通常、これらの化合物は、ツイーン(TWEEN)(Atlas Powder Co.の商標名)と呼ばれており、公知であり、市場において容易に入手可能である。
脂肪酸としては、炭素数が12〜18、好ましくは16〜18の脂肪酸、例えば、オレイン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、パルミチン酸、ラウリン酸等の脂肪酸を挙げられる。これらの脂肪酸は、1分子中に、複数エステル化していてもよい。
エチレンオキサイドの付加数は、一般に、付加モル数5〜40、好ましくは10〜30、特に好ましくは15〜25である。
POEソルビタン脂肪酸エステルは、通常、HLBが10〜20、好ましくは13〜18、特に好ましくは15〜17の範囲にある。
なお、所定の量でエチレンオキシド(OE)を含有する限りは、エチレンオキシドとともに、プロピレンオキシドを分子内に含有してもよい。エチレンオキシドの付加モル数が5〜40モル以内であれば、HLBが10〜20となり、好ましい。また、POEソルビタン脂肪酸エステルを構成する脂肪酸としては、通常、例えば、POE(20)ソルビタンモノオレートや、POE(20)ソルビタンモノステアレート、POE(20)ソルビタンモノイソステアレート、POE(20)ソルビタンモノパルミテート、POE(20)ソルビタンモノラウレート等を挙げることができる。
エチレンオキサイドの付加数は、一般に、付加モル数5〜40、好ましくは10〜30、特に好ましくは15〜25である。
POEソルビタン脂肪酸エステルは、通常、HLBが10〜20、好ましくは13〜18、特に好ましくは15〜17の範囲にある。
なお、所定の量でエチレンオキシド(OE)を含有する限りは、エチレンオキシドとともに、プロピレンオキシドを分子内に含有してもよい。エチレンオキシドの付加モル数が5〜40モル以内であれば、HLBが10〜20となり、好ましい。また、POEソルビタン脂肪酸エステルを構成する脂肪酸としては、通常、例えば、POE(20)ソルビタンモノオレートや、POE(20)ソルビタンモノステアレート、POE(20)ソルビタンモノイソステアレート、POE(20)ソルビタンモノパルミテート、POE(20)ソルビタンモノラウレート等を挙げることができる。
溶剤として使用されるグリセリン脂肪酸エステルは、通常、HLBが2〜7、好ましくは3〜5の範囲にあるグリセリン脂肪酸エステルであれば、特に限定されない。グリセリン脂肪酸エステルを構成する脂肪酸としては、通常、炭素数が5〜21、好ましくは5〜17の脂肪酸、例えば、カプロン酸や、カプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、ステアリン酸等の脂肪酸を挙げることができる。例えば、モノステアリン酸グリセリンや、モノミリスチン酸グリセリン、モノカプリル酸グリセリン等を挙げることができる。
溶剤として使用されるマクロゴールは、ポリエチレングリコールであり、分子量によって一般に表示される。マクロゴールとしては、平均分子量が100〜6000、好ましくは100〜1540、特に好ましくは300〜600の範囲にあるマクロゴールを好適に使用することができる。
溶剤は、基剤の質量に基づいて、一般に、30〜100%、好ましくは、50〜95%で使用することが好適である。
本発明のカプセル剤の基剤に用いられる水としては、精製水が好ましく使用される。基剤に使用される水の量は、界面活性剤及び水の基剤合計量に基づいて、通常、5〜15質量%、好ましくは9〜11質量%である。水の量が、5〜15%であれば溶解性が増すので、好ましい。
溶剤は、基剤の質量に基づいて、一般に、30〜100%、好ましくは、50〜95%で使用することが好適である。
本発明のカプセル剤の基剤に用いられる水としては、精製水が好ましく使用される。基剤に使用される水の量は、界面活性剤及び水の基剤合計量に基づいて、通常、5〜15質量%、好ましくは9〜11質量%である。水の量が、5〜15%であれば溶解性が増すので、好ましい。
本発明で使用される基剤には、POEソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル及びマクロゴールからなる溶剤及び水とともに、必要に応じて、脂溶性薬剤の溶解の目的で、例えば、POE硬化ヒマシ油や、POEヒマシ油を添加してもよい。
好ましいPOE硬化ヒマシ油としては、エチレンオキサイド(OE)付加モル数40〜100、特に好ましくは50〜70の範囲にあるPOE硬化ヒマシ油を好適に使用することができる。また、1−ビニル−2−ピロリドンの直鎖重合物、K値が17〜90であるものを好適に使用することができる。
好ましいPOE硬化ヒマシ油としては、エチレンオキサイド(OE)付加モル数40〜100、特に好ましくは50〜70の範囲にあるPOE硬化ヒマシ油を好適に使用することができる。また、1−ビニル−2−ピロリドンの直鎖重合物、K値が17〜90であるものを好適に使用することができる。
本発明で使用される感冒薬組成物は、上記の成分を構成成分とするものである。
本発明で使用される感冒薬組成物は、例えば、解熱鎮痛剤及び第二薬剤を、溶剤に、50〜70℃、好ましくは、50〜60℃で溶解して、第1薬剤組成物を調製する工程、
第1薬剤組成物を、20〜50℃、好ましくは、20〜40℃に冷却し、抗アレルギー剤、シクロデキストリン及び水を混合して、第2薬剤組成物を調製する工程、次いで、
第2薬剤組成物をカプセル剤に充填する工程、
により、製造することができる。
本発明の感冒薬組成物は、薬剤が脂溶性薬剤であるか、水溶性薬剤であるかによって、若干製造方法が異なり得る。
本発明で使用される感冒薬組成物は、例えば、解熱鎮痛剤及び第二薬剤を、溶剤に、50〜70℃、好ましくは、50〜60℃で溶解して、第1薬剤組成物を調製する工程、
第1薬剤組成物を、20〜50℃、好ましくは、20〜40℃に冷却し、抗アレルギー剤、シクロデキストリン及び水を混合して、第2薬剤組成物を調製する工程、次いで、
第2薬剤組成物をカプセル剤に充填する工程、
により、製造することができる。
本発明の感冒薬組成物は、薬剤が脂溶性薬剤であるか、水溶性薬剤であるかによって、若干製造方法が異なり得る。
本発明の感冒薬組成物は、具体的には、以下のようにして製造することができる。抗アレルギー剤が脂溶性の場合には、イブプロフェン及びアセトアミノフェンと、脂溶性抗アレルギー剤(エバスチン及びロラタジン)、更に、脂溶性第二薬剤を、加温した溶剤に投入、混合して溶解し、得られた溶液を冷却した後、精製水に、シクロデキストリン及び水溶性第二薬剤を溶解したものを投入して混合する。
一方、抗アレルギー剤が水溶性の場合には、イブプロフェン及びアセトアミノフェンと、脂溶性第二薬剤を、加温した溶剤に溶解し、得られた溶液を冷却した後、精製水に、シクロデキストリン、水溶性抗アレルギー剤(塩酸セチリジン、塩酸フェキソフェナジンなど塩類)、及び水溶性第二薬剤を溶解したものを投入して混合する。
一方、抗アレルギー剤が水溶性の場合には、イブプロフェン及びアセトアミノフェンと、脂溶性第二薬剤を、加温した溶剤に溶解し、得られた溶液を冷却した後、精製水に、シクロデキストリン、水溶性抗アレルギー剤(塩酸セチリジン、塩酸フェキソフェナジンなど塩類)、及び水溶性第二薬剤を溶解したものを投入して混合する。
得られた感冒薬組成物は、無色〜淡黄色透明な溶液である。得られた感冒薬組成物は、必要に応じてカプセル化前に脱気してもよい。
最後に、得られた感冒薬組成物を、カプセル皮膜中に充填する。
最後に、得られた感冒薬組成物を、カプセル皮膜中に充填する。
本発明において、感冒薬組成物が充填されるカプセルは、従来よりカプセル剤の皮膜として使用されているものであれば、特に制限なく使用することができる。このようなカプセル剤の皮膜としては、ゼラチン皮膜などの軟カプセルを好ましく挙げることができる。
また、このようなセラチン皮膜からなるカプセルは、市場において容易に入手可能である。
カプセル皮膜は、本発明の感冒薬カプセル剤の質量に基づいて、一般に、10〜70%、好ましくは、20〜60%を構成するのが好適である。
なお、カプセル皮膜には、必要に応じて、グリセリン、ソルビット、防腐剤、着色剤、酸化チタン等の各種の添加剤を配合することができる。
また、このようなセラチン皮膜からなるカプセルは、市場において容易に入手可能である。
カプセル皮膜は、本発明の感冒薬カプセル剤の質量に基づいて、一般に、10〜70%、好ましくは、20〜60%を構成するのが好適である。
なお、カプセル皮膜には、必要に応じて、グリセリン、ソルビット、防腐剤、着色剤、酸化チタン等の各種の添加剤を配合することができる。
なお、イブプロフェン又はアセトアミノフェン、抗アレルギー剤及び第二薬剤の配合量は、承認基準の場合は示される1日最大量及び1回最大量の範囲内又は基準外処方で、用法及び用量に応じて選択できる。
通常、1日最大量を6〜9カプセルに分けて配合するのが好ましい。通常、イブプロフェンの1日投与量は、200〜600mg、好ましくは300〜600mg、特に好ましくは400〜600mgである。
アセトアミノフェンの1日投与量は、300〜1、500mg、好ましくは300〜1、200mg、特に好ましくは400〜900mgである。
また、抗アレルギー剤のセチリジン又はその塩類は、2.5〜25mg、好ましくは5〜20mg、エバスチン又はその塩類は、1〜10mg、好ましくは2〜5mg、フェキソフェナジン又はその塩類は、30〜120mg、好ましくは50〜90mg、ロラタジン又はその塩類は、1〜10mg、好ましくは3〜7mgである。
鎮咳剤、去痰剤、喀痰溶解剤、交感神経興奮剤、副交感神経遮断剤及び中枢興奮剤から選ばれる第二薬剤は、その種類に応じて変動する。
通常、1日最大量を6〜9カプセルに分けて配合するのが好ましい。通常、イブプロフェンの1日投与量は、200〜600mg、好ましくは300〜600mg、特に好ましくは400〜600mgである。
アセトアミノフェンの1日投与量は、300〜1、500mg、好ましくは300〜1、200mg、特に好ましくは400〜900mgである。
また、抗アレルギー剤のセチリジン又はその塩類は、2.5〜25mg、好ましくは5〜20mg、エバスチン又はその塩類は、1〜10mg、好ましくは2〜5mg、フェキソフェナジン又はその塩類は、30〜120mg、好ましくは50〜90mg、ロラタジン又はその塩類は、1〜10mg、好ましくは3〜7mgである。
鎮咳剤、去痰剤、喀痰溶解剤、交感神経興奮剤、副交感神経遮断剤及び中枢興奮剤から選ばれる第二薬剤は、その種類に応じて変動する。
マクロゴール400(平均分子量は380〜420)1100g、グリセリン脂肪酸(モノカプリル酸グリセリン)エステル1100g及びポリオキシエチレン硬化ヒマシ油60(エチレンオキサイド付加物のモル数:60)10gを約60℃に加温し、イブプロフェン450g、無水カフェイン30gを加えて、ホモミキサーで激しく撹拌して溶解した後、約40℃に冷却した。次に、精製水214gにポビドンK−30(平均分子量40000のポリビニルピロリドン) 200g、シクロデキストリン(グルコース基の数:7)2g、塩酸セチリジン5g、リン酸ジヒドロコデイン24g及びdl-塩酸メチルエフェドリン60gを溶解して、先に調製した溶液に投入し、撹拌して混合した。混合後、減圧下で脱気し、次いで100メッシュでろ過して無色澄明な溶液を得た。
ゼラチン100gにグリセリン30gを配合したゼラチン被膜からなる軟カプセルを用いて、上記の澄明溶液を常法により1カプセル当たり約533mgずつ充填し、カプセル剤6000個を製造した。
ゼラチン100gにグリセリン30gを配合したゼラチン被膜からなる軟カプセルを用いて、上記の澄明溶液を常法により1カプセル当たり約533mgずつ充填し、カプセル剤6000個を製造した。
実施例1と同様にして、上記処方に従って、1カプセル当たり約533mgずつ充填し、カプセル剤6000個を製造した。
実施例1と同様にして、上記処方に従って、1カプセル当たり約545mgずつ充填し、カプセル剤6000個を製造した。
実施例1と同様にして、上記処方に従って、1カプセル当たり約600mgずつ充填し、カプセル剤6000個を製造した。
実施例1と同様にして、上記処方に従って、1カプセル当たり約600mgずつ充填し、カプセル剤6000個を製造した。
実施例1と同様にして、上記処方に従って、1カプセル当たり約533mgずつ充填し、カプセル剤6000個を製造した。
実施例1と同様にして、上記処方に従って、1カプセル当たり約535mgずつ充填し、カプセル剤6000個を製造した。
実施例1と同様にして、上記処方に従って、1カプセル当たり約600mgずつ充填し、カプセル剤6000個を製造した。
実施例1と同様にして、上記処方に従って、1カプセル当たり約518mgずつ充填し、カプセル剤6000個を製造した。
実施例1と同様にして、上記処方に従って、1カプセル当たり約533mgずつ充填し、カプセル剤6000個を製造した。
実施例1と同様にして、上記処方に従って、1カプセル当たり約509mgずつ充填し、カプセル剤6000個を製造した。
実施例1と同様にして、上記処方に従って、1カプセル当たり約509mgずつ充填し、カプセル剤6000個を製造した。
実施例1と同様にして、上記処方に従って、1カプセル当たり約532mgずつ充填し、カプセル剤6000個を製造した。
実施例2と同様にして、上記処方に従って、1カプセル当たり約532mgずつ充填し、カプセル剤6000個を製造した。
実施例3と同様にして、上記処方に従って、1カプセル当たり約545mgずつ充填し、カプセル剤6000個を製造した。
実施例4と同様にして、上記処方に従って、 1カプセル当たり約600mgずつ充填し、カプセル剤6000個を製造した。
実施例5と同様にして、上記処方に従って、1カプセル当たり約600mgずつ充填し、カプセル剤6000個を製造した。
実施例6と同様にして、上記処方に従って、1カプセル当たり約532mgずつ充填し、カプセル剤6000個を製造した。
実施例7と同様にして、上記処方に従って、1カプセル当たり約535mgずつ充填し、カプセル剤6000個を製造した。
実施例8と同様にして、上記処方に従って、1カプセル当たり約600mgずつ充填し、カプセル剤6000個を製造した。
〔実験例1〕
実施例1〜8及び比較例1〜8のカプセルの50℃における各成分の含量を測定した。
実施例1〜8及び比較例1〜8のカプセルの50℃における各成分の含量を測定した。
本発明によれば、イブプロフェンなどの解熱鎮痛薬及び第二薬剤に、セチリジンなどの抗アレルギー剤を配合した場合においても、基剤において、抗アレルギー剤の結晶化による溶解性の低下を抑制して、より高濃度の薬剤濃度とすることのできる。
Claims (5)
- カプセル中に充填される感冒薬組成物であって、POEソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル及びマクロゴールからなる群から選択される溶剤と、水とを含有する基剤に、以下の成分、
(1)イブプロフェン又はアセトアミノフェンから選ばれる解熱鎮痛薬、
(2)セチリジン、エバスチン、フェキソフェナジン及びロラタジンからなる群より選ばれる抗アレルギー剤、
(3)鎮咳剤、去痰剤、喀痰溶解剤、交感神経興奮剤、副交感神経遮断剤及び中枢神経興奮剤からなる群から選ばれる第二薬剤、及び
(4)シクロデキストリン、
を配合してなることを特徴とする感冒薬組成物。 - 前記POEソルビタン脂肪酸エステルのHLBが、10〜20であり、グリセリン脂肪酸エステルのHLBが、2〜7であり、マクロゴールの平均分子量が、300〜600であり、シクロデキストリンのグルコース基の数が、6〜9である請求項1に記載の感冒薬カプセル剤。
- カプセル中に充填される感冒薬組成物を製造する方法であって、
イブプロフェン又はアセトアミノフェンから選ばれる解熱鎮痛薬、
セチリジン、エバスチン、フェキソフェナジン及びロラタジンからなる群より選ばれる抗アレルギー剤、
鎮咳剤、去痰剤、喀痰溶解剤、交感神経興奮剤、副交感神経遮断剤及び中枢神経興奮剤からなる群より選ばれる第二薬剤、及び
シクロデキストリン、
を、POEソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル及びマクロゴールからなる群より選択される溶剤及び及び水を含有する基剤に配合することを特徴とする方法。 - 前記解熱鎮痛剤及び前記第二薬剤を、前記溶剤に、50〜70℃で溶解して、第1薬剤組成物を調製する工程、
前記第1薬剤組成物を、20〜50℃に冷却し、前記抗アレルギー剤、前記シクロデキストリン及び水を混合して、第2薬剤組成物を調製する工程、次いで、
前記第2薬剤組成物をカプセル剤に充填する工程、
を有する、請求項3に記載の感冒薬組成物の製造方法。 - カプセル中に感冒薬組成物が充填された感冒薬カプセル剤であって、前記感冒薬組成物が、POEソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル及びマクロゴールからなる群から選択される溶剤と、水とを含有する基剤に、以下の成分、
(1)イブプロフェン又はアセトアミノフェンから選ばれる解熱鎮痛薬、
(2)セチリジン、エバスチン、フェキソフェナジン及びロラタジンからなる群より選ばれる抗アレルギー剤、
(3)鎮咳剤、去痰剤、喀痰溶解剤、交感神経興奮剤、副交感神経遮断剤及び中枢神経興奮剤からなる群から選ばれる第二薬剤、及び
(4)シクロデキストリン、
を含むことを特徴とする感冒薬カプセル剤。
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