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JP2008132948A - エアバッグ装置 - Google Patents

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JP2008132948A JP2006322304A JP2006322304A JP2008132948A JP 2008132948 A JP2008132948 A JP 2008132948A JP 2006322304 A JP2006322304 A JP 2006322304A JP 2006322304 A JP2006322304 A JP 2006322304A JP 2008132948 A JP2008132948 A JP 2008132948A
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Michihisa Asaoka
道久 浅岡
Hitoshi Iida
仁 飯田
Naohiko Ishiguro
直彦 石黒
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Toyoda Gosei Co Ltd
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Toyoda Gosei Co Ltd
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Abstract

【課題】簡便な構成で、膨張完了時のエアバッグの内圧を制御することが可能なエアバッグ装置を提供すること。
【解決手段】本発明のエアバッグ装置では、エアバッグ33の排気孔45が、開閉制御装置20により、開閉を制御される。エアバッグ33は、平面バッグとして、バッグ本体34の外周縁から突出する構成とされて排気孔45を備えた排出部43を備え、排出部43を、排気孔45側をバッグ本体34側に重ねるように折り返して、排気孔45の閉塞状態を維持させつつ折り畳まれて収納される。開閉制御装置20が、エアバッグ33の展開膨張時に、排出部43から延びている連結部材56との連結の維持時、排出部43のバッグ本体34側への折り返し状態を維持させて排気孔45の閉塞を維持し、連結部材56との連結の解除時、排出部43のバッグ本体34側への折り返しを解除させて排気孔45を開口させる。
【選択図】図10

Description

本発明は、膨張用ガスを流入させて、収納時の折り畳み状態から膨張するとともに、膨張時の内圧を抑制可能に設定されるエアバッグを備えたエアバッグ装置に関する。
従来、エアバッグ装置では、エアバッグに、膨張用ガスの一部を排出可能とする排気孔が、形成され、この排気孔の開閉を、座席に着座した乗員の着座位置や体格に応じて、開閉制御装置によってを制御し、エアバッグの膨張時の内圧を抑制する構成のものがあった(例えば、特許文献1参照)。
米国特許第6,648,371号公報
しかし、従来のエアバッグ装置では、エアバッグと別体とされて排気孔を閉塞可能な大きさを備えたフラップ材を、排気孔の周縁に縫着させ、この排気孔における縫着部位から離れた先端側を開閉制御装置に連結させ、排気孔との連結を維持あるいは解除させることにより、排気孔を開閉させる構成であった。そのため、従来のエアバッグ装置では、排気孔を塞ぐためのフラップ材が、エアバッグと別体として、必要となり、また、このフラップ材をエアバッグにおける排気孔の周縁に縫着させる作業が必要となることから、エアバッグの部品点数の低減や、製造工数及びコストの低減に、改善の余地があった。
本発明は、上述の課題を解決するものであり、簡便な構成で、膨張完了時のエアバッグの内圧を制御することが可能なエアバッグ装置を提供することを目的とする。
本発明に係るエアバッグ装置は、膨張用ガスを流入させて、収納時の折り畳み状態から膨張するとともに、開口時に、内部に流入させた膨張用ガスの一部を排出可能とする排気孔を、有したエアバッグと、
排気孔の開閉を制御可能とする開閉制御装置と、
を備える構成のエアバッグ装置であって、
エアバッグが、
バッグ本体と、バッグ本体の外周縁からバッグ本体と連通した状態で突出するように構成されて排気孔を備えた排出部と、を備えるとともに、可撓性を有したシート材から構成されて、それぞれ、バッグ本体を構成する本体形成部位と、排出部を構成する排出部形成部位と、を備えて同一形状とされる2枚の基材の外周縁相互を、結合させて構成される平面バッグとして構成されて、
排出部におけるバッグ本体からの突出端から延びるように配設されるとともに先端側を開閉制御装置に連結可能な連結部材を、配設させた構成とされ、
折り畳み収納時に、2枚の基材を重ねるように平らに展開した状態から、排出部を、排気孔側をバッグ本体側に重ねるように、バッグ本体側に折り返して、排気孔の閉塞状態を維持させた状態で折り畳まれて収納され、
開閉制御装置が、エアバッグの展開膨張時において、
連結部材との連結状態の維持時、排出部のバッグ本体側への折り返し状態を維持させて、排気孔の閉塞状態を維持し、
連結部材との連結状態の解除時、排出部のバッグ本体側への折り返しを解除させて、排気孔を開口させるように、構成されていることを特徴とする。
本発明のエアバッグ装置では、同一形状とされる2枚の基材の外周縁相互を結合させて構成される平面バッグの一部を、バッグ本体の外周縁からバッグ本体と連通した状態で突出させて、排気孔を配設させた排出部とし、この排出部を、エアバッグの折り畳み収納時に、排気孔側をバッグ本体側に重ねるように、バッグ本体側に折り返して、排気孔を閉塞させている。すなわち、本発明のエアバッグ装置では、エアバッグのバッグ本体を構成する基材自体で、排気孔を閉塞しており、また、排出部は、エアバッグを製造する際の基材相互の外周縁の結合時に、バッグ本体と同時に製造することができる。そのため、部品点数の増加を抑えることができ、また、エアバッグの製造工数及びコストが増大することを抑えることができる。
そして、本発明のエアバッグ装置では、この排気孔の開閉を、排出部におけるバッグ本体からの突出端から延びるように配設されて先端側を開閉制御装置に連結される連結部材の開閉制御装置との連結の維持あるいは解除により、制御している構成であり、連結部材の開閉制御装置との連結状態が解除された状態でエアバッグが膨張すると、バッグ本体内への膨張用ガスの流入に伴って、バッグ本体の外周縁側に配置される排出部のバッグ本体側への折り返しが解除されることとなり、排出部内に膨張用ガスが流入して、排気孔から膨張用ガスが排出されることとなる。そのため、膨張用ガスの流入に伴って、自然に排気孔を開口させるような態様となり、排気孔を安定して開口させることができ、排気孔から余剰の膨張用ガスを排出させることができて、内圧を抑制することができる。また、連結部材と開閉制御装置との連結状態が維持された状態でエアバッグが膨張する場合には、排出部が、バッグ本体側への折り返し状態を維持された状態で、エアバッグが膨張することとなり、排出部をバッグ本体側へ折り返している折目によりシールされて、排出部内へ膨張用ガスが流入することが抑えられ、排気孔から膨張用ガスが排出されることを極力抑えることができて、高い内圧を維持することができる。そのため、連結部材の開閉制御装置への連結の維持時と解除時とで、膨張を完了させたエアバッグの内圧を調整することができる。
したがって、本発明のエアバッグ装置では、簡便な構成で、膨張完了時のエアバッグの内圧を制御することができる。
また、本発明のエアバッグ装置において、各基材における排出部形成部位を、本体形成部位側となる元部側の部位を先端側よりも狭幅とするように、くびれさせた形状とし、
排出部を、エアバッグの折り畳み収納時に、バッグ本体側の部位を捩じりつつ、排気孔側をバッグ本体側に重ねるように、バッグ本体側に折り返す構成とすることが好ましい。
上記構成のエアバッグ装置では、排出部が、バッグ本体側の部位を捻られた状態で、エアバッグとともに折り畳まれて収納されることから、連結部材と開閉制御装置との連結状態が維持された状態でエアバッグが展開膨張する場合に、この捩じられた状態が容易には解消されず、排出部内に膨張用ガスが流入することを極力防止することができ、排気孔から膨張用ガスが排出されることを一層防止することができる。
さらに、上記構成のエアバッグ装置において、エアバッグの各基材における排出部形成部位とバッグ本体形成部位との間における排出部の折り返し部位に、相互に結合させて構成される結合部位を、設けた構成とすることが好ましい。
上記構成のエアバッグ装置では、排出部の折り返し部位に、基材相互を結合させて構成される結合部位が配設されることから、この結合部位を、排出部をバッグ本体側への折り返す際の折目の起点とすることができて、排出部を容易にバッグ本体側へ折り返すことができる。また、上記構成のエアバッグ装置では、排出部とバッグ本体とが、結合部により区画されるような態様となることから、結合部位を設けない場合と比較して、排出部とバッグ本体との連通部位の開口面積を小さくすることができて、連結部材と開閉制御装置との連結状態が維持された状態でエアバッグが展開膨張する場合に、排出部内に膨張用ガスが流入することを一層防止することができる。
さらにまた、上記構成のエアバッグ装置において、結合部位を、エアバッグの展開膨張時に基材相互の結合を解除可能に、構成すれば、上記の作用に加えて、連結部材と開閉制御装置との連結状態が解除された状態でエアバッグが展開膨張する場合には、結合部位の結合解除により、排出部とバッグ本体との連通部位の開口面積を大きくすることができることから、排出部内へ膨張用ガスを迅速に流入させることができ、開口された排気孔から急激に多量の膨張用ガスを排出させることが可能となって、好ましい。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1〜4に、本発明の一実施形態であるステアリングホイール用のエアバッグ装置Mを示す。
なお、実施形態における前後・上下・左右の方向は、特に断らない限り、車両に搭載されたステアリングホイールWの直進操舵時を基準とするものであり、ステアリングホイールWを組み付けるステアリングシャフトSS(図3,4の二点鎖線参照)の軸方向に沿った上下を上下方向とし、ステアリングシャフトSSの軸直交方向である車両の前後を前後方向とし、ステアリングシャフトSSの軸直交方向である車両の左右を左右方向として、前後・上下・左右の方向を示すものである。
実施形態のエアバッグ装置Mは、図2〜4に示すように、ステアリングホイールWの中央のボス部Bにおける上部に配置される構成である。ステアリングホイールWは、操舵時に把持するリング部Rと、中央に配置されてステアリングシャフトSSに連結されるボス部Bと、ボス部Bとリング部Rとを連結する4本のスポーク部Sと、を備えて構成されている。また、ステアリングホイールWは、構成部品上では、エアバッグ装置Mとステアリングホイール本体1とから構成されている。
ステアリングホイール本体1は、リング部R,ボス部B,スポーク部Sの各部を連結するように配置されるアルミニウム合金等からなる芯金2と、リング部Rとリング部R側のスポーク部Sとの芯金2を被覆する合成樹脂製の被覆層3と、ボス部Bの下部側に配置される合成樹脂製のロアカバー4と、を備えて構成されている。
エアバッグ装置Mは、図3,4に示すように、折り畳まれたエアバッグ33と、エアバッグ33に膨張用ガスを供給するインフレーター8と、エアバッグ33とインフレーター8とを収納して保持するケースとしてのバッグホルダ10と、バッグホルダ10の開口10aを覆うように配設されるエアバッグカバーとしてのパッド24と、エアバッグ33に形成される排気孔45の開閉を制御する開閉制御装置としての係止部材20と、を備えている。実施形態の場合、インフレーター8と係止部材20とは、制御装置59により、作動を制御される。
制御装置59は、図1に示すように、座席SEに着座した乗員(運転者)MDの体格や、ステアリングホイールWと乗員MDとの距離を検知可能な乗員検知センサとしての位置検知センサ60、乗員MDの重量を検知可能な乗員検知センサとしての重量センサ61、及び、車両の加速度や加速の方向等を検知可能な衝突検知センサ62等と、電気的に接続され、これらの乗員検知センサとしての位置検知センサ60や重量センサ61、あるいは、衝突検知センサ62等からの電気信号を入力させて、インフレーター8を作動させるとともに、好適な膨張モードでエアバッグ33を膨張させるように、開閉制御装置としての係止部材20の作動を制御する。
インフレーター8は、上部に膨張用ガスを吐出する複数のガス吐出口8bを備えた略円柱状の本体8aと、本体8aの外周面から突出して配置される略四角板状のフランジ部8cと、を備えて構成されている。フランジ部8cには、後述するリテーナ6から突出するボルト6aを挿通させるための挿通孔8dが、形成されている。
リテーナ6は、図3,4に示すように、略四角環状体の板金製として、四隅に、下方へ突出するボルト6aを備えて構成されている。このリテーナ6は、各ボルト6aを、エアバッグ33の後述するバッグ本体34の内周面側における流入用開口36の周縁やバッグホルダ10を経て、インフレーター8のフランジ部8cから突出させる。そして、フランジ部8cから突出した各ボルト6aにナット7を締結することにより、エアバッグ33とインフレーター8とが、リテーナ6を利用して、バッグホルダ10に取り付けられている。
バッグホルダ10は、図3,4に示すように、それぞれ、板金製とするホルダ本体11と2つの保持プレート15とを備えて構成されている。
ホルダ本体11は、略四角板状の底壁部12と、底壁部12の周縁から上方に延びるとともに上端側を開口させて構成される側壁部13と、を備えて構成されている。底壁部12における中央付近には、円形に開口してインフレーター8の本体8aを下方から上方へ挿通可能な挿通孔12aが、形成されている。挿通孔12aの周縁には、リテーナ6の各ボルト6aを挿通させる4つの挿通孔12bが、形成されている。また、底壁部12における挿通孔12aの前方側には、エアバッグ33の後述する連結部材56の先端56b側に形成されるループ部57を挿通可能とする貫通孔12cが、形成されている。
また、底壁部12の下部側であって、貫通孔12cの近傍となる位置には、開閉制御装置としての係止部材20が、配設されている。この係止部材20は、エアバッグ33に配設される連結部材56の先端56b側に形成されるループ部57に挿通される係止ピン21と、底壁部12の下面側に固着されて係止ピン21を引き込み可能に作動するアクチュエータ22と、から構成されている。アクチュエータ22が係止ピン21を引き込ませるように作動すると、係止ピン21が、ループ部57を係止している状態から係止を解除する状態に移行する。このアクチュエータ22は、制御装置59からの電気信号により係止ピン21を移動できれば、油圧・水圧・空気圧、あるいは、インフレーター等の膨張するガス圧を発生させる場合を含めた流体圧を利用するピストンシリンダ、それらの流体圧や電気を利用したモータ、電磁ソレノイド、復元時の付勢力を利用するばね等を、使用することができる。なお、底壁部12の下面側における貫通孔12cの周縁であって、アクチュエータ22と対向する縁部側には、図5に示すように、係止部材20の係止ピン21の先端を支持して、係止時における係止ピン21からのループ部57の抜けを防止する支持台12dが、配設されている。
ホルダ本体11に固着された保持プレート15は、左右両側のスポーク部Sにおけるリング部R近傍の被覆層3の部位付近まで延びる保持部15aを備え、各保持部15aには、ホーンスイッチ16が取り付けられている。また、各保持プレート15には、後述するリベット31を挿通させるための取付孔15bが、形成されている。そして、実施形態の場合、エアバッグ装置Mは、ホーンスイッチ16の下面側において芯金2に固定される連結板18(図4参照)に、ホーンスイッチ16を介在させて支持されることにより、ステアリングホイール本体1のボス部Bの上部に取り付けられることとなる。
エアバッグカバーとしてのパッド24は、オレフィン系熱可塑性エラストマー等の合成樹脂製とされて、図2〜4に示すように、ボス部Bの上部側を覆う天井壁部25と、天井壁部25の外周縁から下方に延びる略四角筒形状の側壁部28と、を備えて構成されている。天井壁部25における側壁部28の内側部位は、折り畳まれたエアバッグ33を覆う部位として構成され、その部位には、エアバッグ33の膨張時に開く複数の扉部27が、周囲に破断予定部26を設けて、配設されている。扉部27は、実施形態の場合、図2に示すごとく、前後方向に沿って2枚並設されており、内部に膨張用ガスを流入させたエアバッグ33に押圧されて、周囲の略H字形状の破断予定部26を破断させて、前後に開く構成である。側壁部28には、水平方向に貫通する複数の取付孔29が、形成されている。これらの取付孔29には、パッド24をバッグホルダ10に保持させるための固着手段としてのリベット31が挿入されている。
エアバッグ33は、図6〜9に示すように、膨張用ガスを流入させて膨張する袋状のバッグ本体34と、バッグ本体34の外周縁からバッグ本体34と連通した状態で突出するように構成される排出部43と、バッグ本体34の膨張完了時の形状を規制するテザー52と、排出部43におけるバッグ本体34からの突出端(前端43a)から延びるように配設される連結部材56と、から構成されている。
バッグ本体34は、膨張完了時の形状を、ステアリングホイールWの上面側を略全域にわたって覆い可能な略円板状とされるもので、外周壁を、膨張完了時にステアリングホイールW側となって膨張用ガスを流入させる流入用開口36を有した車体側壁部35と、流入用開口36と対向して配置されて膨張完了時に乗員(運転者)側となる乗員側壁部41と、から構成されている。
流入用開口36は、インフレーター8の本体8aを下方から挿入させて、インフレーター8のガス吐出口8bから吐出される膨張用ガスを、バッグ本体34内に流入させるための部位である。また、流入用開口36の周縁には、リテーナ6に形成されたボルト6aを挿通させる取付孔37が、4個形成されている。また、車体側壁部35には、バッグ本体34内に流入した余剰の膨張用ガスを排出可能に、略円形に開口したベントホール38,38が、膨張完了時のバッグ本体34における流入用開口36の前方側の左右の2箇所に、形成されている。実施形態の場合、ベントホール38,38は、後述する排気孔45よりも開口面積を小さく設定されている。また、車体側壁部35における排出部43と流入用開口36との間の部位であって、ベントホール38,38の間には、図6に示すように、連結部材56を挿通可能に左右方向に沿って形成されるスリット状の挿通孔39A,39Bが、形成されている。実施形態の場合、挿通孔39A,39Bは、平らに展開したバッグ本体34の左右の中央付近において、前後方向に沿って並設されるもので、前側の挿通孔39Aは、図7に示すように、バッグ本体34側に折り返した状態の排出部43の後側近傍に、配設され、後側の挿通孔39Bは、流入用開口36の前側近傍に、配設されている。
排出部43は、バッグ本体34の外周縁からバッグ本体34と連通した状態で突出するように構成されるもので、実施形態の場合、膨張完了時の外形形状を略直角三角形板状として、膨張完了時のバッグ本体34の前縁34a側から、前方に突出するように形成されている。排出部43は、バッグ本体34の車体側壁部35と連続的に構成される車体側壁部44と、バッグ本体の乗員側壁部41と連続的に構成される乗員側壁部46と、から構成されるもので、車体側壁部44の略中央に、円形に開口した排気孔45を配設させた構成とされている。また、実施形態の場合、排出部43の元部側となる排出部43とバッグ本体34との境界部位付近であって、排出部43の折り返し部位には、排出部43をバッグ本体34から区画するように、車体側壁部35と乗員側壁部41とを縫着させて構成される結合部位としての縫合部位47が、左右の両縁側を除いた中央側部位に、左右方向に略沿った直線状として、配設されている。そして、縫合部位47の左右両側の部位が、排出部43とバッグ本体34とを連通させる連通部位48とされている。なお、実施形態の場合、縫合部位47は、係止部材20が連結部材56との連結を解除させた状態でエアバッグ33が展開膨張する際に破断して、車体側壁部35と乗員側壁部41との結合を解除可能な強度に、設定されている。
実施形態の場合、バッグ本体34及び排出部43は、ポリアミド糸やポリエステル糸等からなる可撓性を有した織布から構成されるもので、それぞれ、円の周縁の一部を略直角三角形板状に突出させたような形状の同一形状とされる車体側基布49と乗員側基布50との周縁相互を縫着させて、形成されている。車体側基布49は、バッグ本体34における車体側壁部35の部位を構成する本体形成部位49aと、排出部43における車体側壁部44の部位を構成する排出部形成部位49bと、を備えるもので、本体形成部位49aの所定位置には、流入用開口36、取付孔37、ベントホール38、及び、挿通孔39A,39Bが形成され、排出部形成部位49bの所定位置には、排気孔45が形成されている。また、乗員側基布50は、バッグ本体34における乗員側壁部41の部位を構成する本体形成部位50aと、排出部43における乗員側壁部46の部位を構成する排出部形成部位50bと、を備えている。
テザー52は、バッグ本体34及び排出部43と同様に、ポリアミド糸やポリエステル糸等からなる可撓性を有した織布から形成されている。テザー52は、図10に示すように、バッグ本体34の膨張完了時における車体側壁部35と乗員側壁部41との離隔距離を規制して、バッグ本体34の膨張完了形状を規制するもので、図8,10に示すように、車体側壁部35側と乗員側壁部41側との2枚のテザー用基布53,54から、構成されている。各テザー用基布53,54は、略円形とされて各車体側壁部35,乗員側壁部41に連結される連結部53a,54aと、各連結部53a,54aの左右両縁側から延設される帯状の延設部53b,54bと、から構成されている。テザー用基布53の連結部53aには、図8に示すように、流入用開口36や取付孔37、挿通孔39Bに対応して、開口(図符号省略)が形成されている。
連結部材56は、排出部43のバッグ本体34からの突出方向に沿うように、排出部43の前端43a(バッグ本体34からの突出端)から前後方向に沿って延びるように、配設されている。実施形態の場合、連結部材56は、バッグ本体34及び排出部43と別体として、可撓性を有した帯状の布材から構成されるもので、元部56a側を排出部43の前端43aに連結させ、先端56b側に、係止部材20の係止ピン21を挿通可能なループ部57を配設させた構成とされている。連結部材56は、排出部43をバッグ本体34側(車体側壁部35側)に折り返し、車体側壁部35に形成される挿通孔39A,39Bに貫通され、中間部位56cをバッグ本体34の内周側に位置させ、先端56b側のループ部57を挿通孔39Bからバッグ本体34外に突出させた状態で(図7,9参照)、エアバッグ33とともに折り畳まれることとなる。そして、連結部材56の先端56b側に配設されるループ部57は、エアバッグ33の折り畳み収納時において、係止ピン21を挿通されて、係止部材20に係止されることとなる。また、連結部材56は、長さ寸法を、ループ部57が係止ピン21との係止状態を維持された状態でエアバッグ33が膨張する際にも、エアバッグ33が支障なく膨張を完了可能な寸法に、設定されている。
次に、実施形態のエアバッグ装置Mの車両への搭載について述べる。まず、エアバッグ33を、車体側基布49,乗員側基布50相互を重ねるように平らに展開した状態から、排出部43を、縫合部位47の部位で、排気孔45をバッグ本体34の車体側壁部35により閉塞させるように、バッグ本体34の車体側壁部35側に折り返し、排出部43の前端43a側に連結されている連結部材56を、挿通孔39A,39Bに挿通させ、先端56b側のループ部57を、挿通孔39Bを介してバッグ本体34外に突出させる。その後、流入用開口36から、リテーナ6を内部に挿入させ、各ボルト6aを取付孔37から突出させた状態で、エアバッグ33を、排出部43の折り返し状態(排気孔45の閉塞状態)と、ループ部57のバッグ本体34からの突出状態と、を維持させつつ、連結部材56とともに、バッグホルダ10内に収納可能なように、折り畳む。
次いで、各ボルト6aを底壁部12の挿通孔12bから突出させ、ループ部57を貫通孔12cから突出させるようにして、折り畳まれたエアバッグ33を、予め係止部材20、ホーンスイッチ16、及び、連結板18を、取り付けておいたバッグホルダ10内に収納させる。そして、係止部材20の係止ピン21をループ部57に挿通させ、係止ピン21の先端側を支持台12dに支持させるようにして、ループ部57を係止部材20に係止させる。その後、インフレーター8の本体8aを、下方から底壁部12の挿通孔12a内に挿入させて、各ボルト6aを、フランジ部8cの挿通孔8dから突出させる。そして、各ボルト6aにナット7を締結させて、バッグホルダ10に、エアバッグ33とインフレーター8とを保持させる。
その後、エアバッグ33にパッド24を被せて、側壁部28の段差部28aにバッグホルダ10の係止爪13aを係止させるとともに、バッグホルダ10と側壁部28とをリベット31により締結すれば、エアバッグ装置Mを組み立てることができる。
このようにして組み立てたエアバッグ装置Mは、車両に取付済みのステアリングホイール本体1の図示しない取付座に対し、所定のボルトを使用して、連結板18を連結させれば、ステアリングホイール本体1に組み付けることができ、このとき、ステアリングホイールWの組み立てと、車両へのステアリングホイールWの搭載と、が、完了することとなる。なお、エアバッグ装置Mの車両への搭載時には、制御装置59から延びる作動信号入力用の図示しないリード線を、インフレーター8と係止部材(開閉制御装置)20とに接続させておく。
エアバッグ装置Mの車両への搭載後、走行中の車両が衝突すれば、制御装置59がインフレーター8に作動信号を出力することとなって、インフレーター8が、ガス吐出口8bから膨張用ガスを吐出させ、エアバッグ33が、膨張用ガスを内部に流入させて膨張し、パッド24の扉部27,27を前後両側に開かせて、乗員MD側に突出し、膨張を完了することとなる。
そして、実施形態のエアバッグ装置Mでは、同一形状とされる2枚の車体側基布49と乗員側基布50との外周縁相互を結合させて構成される平面バッグの一部を、バッグ本体34の外周縁からバッグ本体34と連通した状態で突出させて、排気孔45を配設させた排出部43とし、この排出部43を、エアバッグ33の折り畳み収納時に、排気孔45が形成される車体側壁部44側をバッグ本体34の車体側壁部35に重ねるように、バッグ本体34側に折り返して、バッグ本体34の車体側壁部35により排気孔45を閉塞させている。すなわち、実施形態のエアバッグ装置Mでは、エアバッグ33のバッグ本体34を構成する車体側基布49の本体形成部位49a(車体側壁部35)自体で、排気孔45を閉塞しており、また、排出部43は、エアバッグ33を製造する際の平面縫製時(基材相互の外周縁の結合時)に、バッグ本体34と同時に製造することができる。そのため、部品点数の増加を抑えることができ、また、エアバッグ33の製造工数及びコストが増大することを抑えることができる。
そして、実施形態のエアバッグ装置Mでは、この排気孔45の開閉を、排出部43の前端43a(バッグ本体34からの突出端)から延びるように配設される連結部材56と、開閉制御装置としての係止部材20と、の連結の維持あるいは解除により、制御している構成である。具体的には、実施形態のエアバッグ装置Mにおいて、所定のセンサ60,61,62からの信号を入力させている制御装置59が、例えば、小柄乗員MD1の着座を検知した場合には、インフレーター8から膨張用ガスが吐出されてエアバッグ33が膨張を略完了させた後に、制御装置59が、アクチュエータ22に作動信号を出力させて、係止部材20の係止ピン21を引き込むように作動させ、連結部材56の先端56b側に形成されるループ部57と係止ピン21との係止状態を解除した状態で、エアバッグ33が膨張を完了させることとなる。この場合、ループ部57が係止ピン21との係止を解除された状態となることから、バッグ本体34内への膨張用ガスの流入に伴って、バッグ本体34の外周縁側に配置される排出部43のバッグ本体34側への折り返しが解除されることとなり、図10のBに示すごとく、縫合部位47を破断させた排出部43内に膨張用ガスが流入して、排出部43に形成される排気孔45から膨張用ガスGが排出されることとなる。そのため、膨張用ガスの流入に伴って、自然に排気孔45を開口させるような態様となることから、排気孔45を安定して開口させることができ、排気孔45から余剰の膨張用ガスを排出させることができて、内圧を抑制することができる。その結果、小柄乗員MD1を、膨張を完了させたエアバッグ33により、必要以上に押圧することを抑えて、的確に保護することができる(図1参照)。
また、逆に、制御装置59が、大柄乗員MD2の着座を検知したり、乗員MDがステアリングホイールWから離れた位置に着座していることを検知した場合には、制御装置59からアクチュエータ22に作動信号が出力されず、連結部材56の先端56b側に形成されるループ部57と係止ピン21との係止状態を維持された状態で、エアバッグ33が膨張を完了させることとなる。この場合、排出部43が、図10のAに示すように、バッグ本体34側への折り返し状態を維持された状態で、エアバッグ33が膨張することとなり、排出部43をバッグ本体34側へ折り返している折目CLによりシールされて、排出部43内へ膨張用ガスが流入することが抑えられ、排気孔45から膨張用ガスが排出されることを極力抑えることができて、高い内圧を維持することができる。そのため、エアバッグ33を、充分な内圧を確保してクッション性よく膨張完了させることができ、例えば、ステアリングホイールWから離れて着座している乗員や、大柄乗員MD2を、底付きを抑えて的確に保護することができる(図1参照)。すなわち、実施形態のエアバッグ装置Mでは、連結部材56の係止部材20への連結の維持時と解除時とで、排気孔45からの膨張用ガスの排出量を大きく変化させることができ、膨張を完了させたエアバッグ33を調整することができる。
したがって、実施形態のエアバッグ装置Mでは、簡便な構成で、膨張完了時のエアバッグ33の内圧を制御することができる。
また、実施形態のエアバッグ装置Mでは、エアバッグ33におけるバッグ本体34と排出部43との間であって、排出部43の折り返し部位に、車体側基布49と乗員側基布50とを縫着させて構成される結合部位としての縫合部位47を配設させていることから、排出部43の折り返し時に、この縫合部位47を起点として、排出部43を容易にバッグ本体34側へ折り返すことができる。そして、実施形態では、排出部43とバッグ本体34とが縫合部位47により区画されるような態様となることから、縫合部位47を設けない場合と比較して、排出部43とバッグ本体34との連通部位48の開口面積を小さくすることができて、ループ部57の係止部材20との係止状態が維持された状態でエアバッグ33が展開膨張する場合に、排出部43内に膨張用ガスが流入することを一層防止することができる。また、実施形態では、この縫合部位47は、エアバッグ33の展開膨張時に破断する構成とされていることから、ループ部57の係止部材20との係止状態が解除された状態でエアバッグ33が展開膨張する場合には、縫合部位47の破断により、排出部43とバッグ本体34との連通部位の開口面積を大きくすることができることから、排出部43内へ膨張用ガスを迅速に流入させることができ、開口された排気孔45から急激に多量の膨張用ガスを排出させることが可能となる。
なお、このような点を考慮しなければ、図11に示すように、排出部43Aの折り返し部位に設けられる縫合部位47Aを略長円状として、ループ部57の係止部材20との係止状態が解除された状態でエアバッグ33Aが展開膨張する場合にも、破断しないような構成としてもよい。このような構成では、ループ部57の係止部材20との係止状態が解除された状態でエアバッグ33Aが展開膨張する際には、縫合部位47Aの左右両側の連通部位48Aから、排出部43A内に膨張用ガスが流入することとなる。また、実施形態のエアバッグ装置Mでは、縫合部位47の左右両側に連通部位48を設けているが、連通部位を設けずに、エアバッグの展開膨張時に破断可能な縫合部位を、排出部の元部側を閉塞するように、全域にわたって配設させる構成としてもよい。
また、図12に示すように、エアバッグ33Bとして、各排出部形成部位49b,50bを、本体形成部位49a,50a側となる元部側を先端側よりも狭幅とするようにくびれさせた形状の車体側基布49Bと乗員側基布50Bとから構成した排出部43Bを備える構成のものを使用してもよい。このようなエアバッグ33Bでは、排出部43Bも、バッグ本体34B側をくびれさせた形状となる。そして、エアバッグ33Bの折り畳み収納時には、この排出部43Bにおけるバッグ本体34B側の部位43bを、バッグ本体34Bに対して360°捩じった状態で、排気孔45の設けられている車体側壁部44Bをバッグ本体34Bの車体側壁部35Bに重ねるように、排出部43Bをバッグ本体34B側に折り返すこととなる。このような構成のエアバッグ33Bを使用する場合、排出部43Bが、バッグ本体34B側の部位を捻られた状態で、エアバッグ33Bとともに折り畳まれて収納されることから、ループ部57の係止部材20との係止状態が維持された状態でエアバッグ33Bが展開膨張する場合に、この捩じられた状態が容易には解消されず、排出部43B内に膨張用ガスが流入することを極力防止することができ、排気孔45から膨張用ガスが排出されることを一層防止することができる。
なお、図12に示すエアバッグ33Bでは、排気孔45が車体側壁部44Bに設けられていることから、この排出部43Bを、バッグ本体34B側の部位において、バッグ本体34Bに対して360°捩じった状態で、バッグ本体34B側に折り返しているが、排気孔を乗員側壁部側に設け、排出部を、バッグ本体に対して180°捩じった状態で、バッグ本体側に折り返す構成としてもよい。
また、実施形態では、連結部材56を、エアバッグ33と別体として構成しているが、連結部材を、エアバッグを構成する車体側基布あるいは乗員側基布から延設させるようにして、エアバッグと一体的に構成してもよい。
なお、実施形態では、エアバッグ33を、車体側基布49と乗員側基布50との外周縁相互を縫着させ、バッグ本体34と排出部43との間に、車体側基布49と乗員側基布50とを縫着させて、縫合部位47を形成しているが、基布相互の結合手段はこれに限られるものではなく、外周縁相互や結合部位の部位を、接着剤を使用して結合させて、エアバッグを形成してもよい。
また、実施形態では、エアバッグ装置として、ステアリングホイール用のエアバッグ装置を例に採り説明しているが、本発明を適用可能なエアバッグ装置はこれに限られるものではなく、平面バッグを使用するエアバッグ装置であれば、例えば、側突用のエアバッグ装置等にも、本発明を適用可能である。
本発明の一実施形態であるステアリングホイール用のエアバッグ装置を搭載した車両のステアリングホイール付近を示す概略図である。 同実施形態のエアバッグ装置が使用されるステアリングホイールの部分拡大平面図である。 同実施形態のステアリングホイールの概略断面図であり、図2のIII−III部位に対応する。 同実施形態のステアリングホイールの概略断面図であり、図2のIV−IV部位に対応する。 同実施形態のエアバッグ装置において、係止部材の部位付近を示す部分拡大概略断面図であり、図3のV−V部位に対応する。 同実施形態のエアバッグ装置に使用されるエアバッグを平らに展開した状態の底面図である。 図6のエアバッグにおいて、排出部をバッグ本体に折り返した状態の底面側から見た図である。 図6のエアバッグの製造時における構成部品を示す概略分解斜視図である。 図6のエアバッグの概略断面図である。 図6のエアバッグの膨張完了状態を示す概略断面図であり、排気孔の閉塞状態と開口状態とを示す図である。 他の形態の排出部を示す部分拡大図であり、排出部を平らに展開した状態とバッグ本体側に折り返した状態を示す図である。 さらに他の形態の排出部を示す部分拡大図であり、排出部を平らに展開した状態とバッグ本体側に折り返した状態を示す図である。
符号の説明
8…インフレーター、
10…バッグホルダ、
24…パッド、
33…エアバッグ、
34…バッグ本体、
35…車体側壁部、
43…排出部、
45…排気孔、
49…車体側基布、
50…乗員側基布、
56…連結部材、
57…ループ部、
G…膨張用ガス、
MD(MD1,MD2)…乗員、
M…エアバッグ装置。

Claims (4)

  1. 膨張用ガスを流入させて、収納時の折り畳み状態から膨張するとともに、開口時に、内部に流入させた膨張用ガスの一部を排出可能とする排気孔を、有したエアバッグと、
    前記排気孔の開閉を制御可能とする開閉制御装置と、
    を備える構成のエアバッグ装置であって、
    前記エアバッグが、
    バッグ本体と、該バッグ本体の外周縁から前記バッグ本体と連通した状態で突出するように構成されて前記排気孔を備えた排出部と、を備えるとともに、可撓性を有したシート材から構成されて、それぞれ、前記バッグ本体を構成する本体形成部位と、前記排出部を構成する排出部形成部位と、を備えて同一形状とされる2枚の基材の外周縁相互を、結合させて構成される平面バッグとして構成されて、
    前記排出部における前記バッグ本体からの突出端から延びるように配設されるとともに先端側を前記開閉制御装置に連結可能な連結部材を、配設させた構成とされ、
    折り畳み収納時に、前記2枚の基材を重ねるように平らに展開した状態から、前記排出部を、前記排気孔側を前記バッグ本体側に重ねるように、前記バッグ本体側に折り返して、前記排気孔の閉塞状態を維持させた状態で折り畳まれて収納され、
    前記開閉制御装置が、前記エアバッグの展開膨張時において、
    前記連結部材との連結状態の維持時、前記排出部の前記バッグ本体側への折り返し状態を維持させて、前記排気孔の閉塞状態を維持し、
    前記連結部材との連結状態の解除時、前記排出部の前記バッグ本体側への折り返しを解除させて、前記排気孔を開口させるように、構成されていることを特徴とするエアバッグ装置。
  2. 前記各基材における前記排出部形成部位が、前記本体形成部位側となる元部側の部位を、先端側よりも狭幅とするように、くびれさせた形状とされ、
    前記排出部が、前記エアバッグの折り畳み収納時に、前記バッグ本体側の部位を捩じりつつ、前記排気孔側を前記バッグ本体側に重ねるように、前記バッグ本体側に折り返されていることを特徴とする請求項1に記載のエアバッグ装置。
  3. 前記エアバッグが、前記各基材における前記排出部形成部位と前記バッグ本体形成部位との間における前記排出部の折り返し部位に、相互に結合させて構成される結合部位を、設けて構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のエアバッグ装置。
  4. 前記結合部位が、前記エアバッグの展開膨張時に前記基材相互の結合を解除可能に、構成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のエアバッグ装置。
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