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JP2008131386A - 情報処理装置 - Google Patents

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JP2008131386A JP2006314645A JP2006314645A JP2008131386A JP 2008131386 A JP2008131386 A JP 2008131386A JP 2006314645 A JP2006314645 A JP 2006314645A JP 2006314645 A JP2006314645 A JP 2006314645A JP 2008131386 A JP2008131386 A JP 2008131386A
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Yoichi Kamei
洋一 亀井
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Abstract

【課題】迅速に通信を完了できるようにする。
【解決手段】外部電源からの電力供給を受けて動作する通信機能を有する情報処理装置であって、前記外部電源からの供給電力の異常を検知し、検知時に割り込み信号を発生させる電力異常検知手段と、前記割り込み信号を通信パケット送受信手段に伝送する伝送手段と、特定の通知先への通知データを前記通信パケット送受信手段の特定のパケットデータ形式として生成する通知パケットデータ生成手段と、前記通知パケットデータ生成手段によって生成された通知データを前記通信パケット送受信手段の中に設けられた通知パケットデータ記憶装置に記憶する記憶手段と、前記通信パケット送受信手段において前記割り込み信号の受信時に、前記通知パケットデータ記憶装置の中に記憶されたデータを通信媒体上に送信する送信手段とを有することを特徴とする情報処理装置を提供する。
【選択図】図1

Description

本発明は、通信手段を有する情報処理装置に関する。
データ通信用のEthernet(登録商標)の配線を用いて機器に電力を供給するPower over Ethernet(登録商標)(以下、PoE)はIEEE 802.3afによる規格化以降、給電側、受電側とも各種製品が市場に登場している。複数の受電機器(Powered Device、以下PD)に給電する給電機器(Power Sourcing Equipment、以下PSE)では電力管理機能を有する。そして、給電容量を超過した場合には予め設定された優先順位に基づいてポート単位での給電停止等の制御を行う。PSEの電力管理の状態は例えばSNMP等の方法によって遠隔から取得することや、非同期の通知が可能であり、PDの管理者はPSEからの給電停止によるPDの停止を即時に知ることができる。
しかしながらSNMP等の遠隔管理機能はPSEに必須ではないので、安価な製品では機能を有さない場合がある。この場合、PSEの給電停止によるPDの停止を即時に検知することができない。PDがクライアント機器ではなく、無線LANアクセスポイントやサーバ機器であると検知の遅れは提供サービス復旧の遅れに繋がるので、PD自体が給電停止を検知し、管理者等に通知を行うことが望ましい。
IEEE 802.3afでは、PDが最小負荷容量を維持することを求めており、回路に負荷コンデンサを持つ必要がある。これによりPSEの給電停止後にも回路を追加・変更することなく負荷コンデンサからの電力でPDは通信動作を行うことが可能である。ただし負荷コンデンサの電力はPSEの供給電圧が規定の範囲内で降下した際にもPDに供給される。
この状態ではPSEから給電されなくなるが、IEEE802.3afでは一定時間以上この状態が継続するとPSEはPDへの給電を完全に打ち切ることが規定されている。したがって、正常時に悪影響を及ぼす虞があるので、負荷コンデンサの容量には限度があり、PSEからの給電停止後の電力にも限度がある。
一方、通知を行うための通信処理は、PD上で電源監視・通知プログラムによる給電停止の検知、通知データの生成、通信ソケットの生成、ソケットへの書き込み、さらにはOSによるUDPパケット化、IPパケット化、Ethernet(登録商標)パケット化の処理を経てEthernet(登録商標)上へ送出されるので時間を要する処理である。
このため、前記負荷コンデンサからの電力が供給されている間に通信が完了する保証がないという課題が残る。これに対してパケット生成のオーバーヘッドを低減する方法として、予めデータを通信プロトコルのパケットデータとして生成・保存しておく方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平6−69957号公報
しかしながら、特許文献1に記載の方法においては、記憶装置からの転送時間やOSのスケジューリングによる待ち時間等は考慮されていないので、限られた時間内に通信を完了させるという課題は解決されていない。
本発明は前述の問題点に鑑み、迅速に通信を完了できるようにすることを目的としている。
本発明の情報処理装置は、外部電源からの電力供給を受けて動作する通信機能を有する情報処理装置であって、前記外部電源からの供給電力の異常を検知し、検知時に割り込み信号を発生させる電力異常検知手段と、前記割り込み信号を通信パケット送受信手段に伝送する伝送手段と、特定の通知先への通知データを前記通信パケット送受信手段の特定のパケットデータ形式として生成する通知パケットデータ生成手段と、前記通知パケットデータ生成手段によって生成された通知データを前記通信パケット送受信手段の中に設けられた通知パケットデータ記憶装置に記憶する記憶手段と、前記通信パケット送受信手段において前記割り込み信号の受信時に、前記通知パケットデータ記憶装置の中に記憶されたデータを通信媒体上に送信する送信手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、PSEの遠隔管理機能の有無によらず、PSEの給電停止によるPDの停止が即時に管理者等に通知可能となる。これにより、管理者等がPDの再起動や代替手段への切り替えを迅速に行えるようになり、PDが提供するサービスの停止時間を最小限に留めることができる。またPDの停止原因がPSEの給電容量に起因するものと明確に判断できるので、PSEの容量増強やPSEとPDの構成変更を図り易くなり、サービスの安定性が向上できる。
(第1の実施形態)
以下、本発明の実施に好適なPDの第1の構成と動作について、図面を用いながら説明する。図1は本実施形態における通信機能を有する情報処理装置の詳細な構成例を示すブロック図である。
CPU120、1次記憶装置130、2次記憶装置140、入出力I/F150、及びEthernet(登録商標)回路110が内部バス170を介して相互に接続されるとともに、電源線160を介してPoE回路100から電源供給を受ける。PoE回路100とEthernet(登録商標)回路110とは割り込み信号伝送用の信号線180で接続されている。
ここで1次記憶装置130は、RAMに代表される書き込み可能な高速の記憶装置であり、OSや各種プログラム及び各種データがロードされ、またOSや各種プログラムの作業領域としても使用される。また、1次記憶装置130において後述のEthernet(登録商標)回路110を介して送受信されるデータも一時的に読み書きされる。
2次記憶装置140は、FDDやHDD、フラッシュメモリ、CD−ROMドライブ等に代表される不揮発性の記憶装置で、OSや各種プログラム及び各種データの永続的な記憶領域として使用される他に、短期的な各種データの記憶領域としても使用される。後述の通知パケットデータ生成プログラム(図示せず)も、その設定情報を記憶したファイル(図示せず)とともに2次記憶装置140上に記憶され、CPU120によって起動される。
入出力I/F150はキーボード等のユーザ入出力機器やセンサー等の外部機器を接続するためのI/Fである。PoE回路100とEthernet(登録商標)回路110とは本実施形態の基幹をなす回路であり、情報処理装置への電源供給とEthernet(登録商標)を介した外部機器との通信を担う。
なお本実施形態では、説明を簡単にするためにPoEの電力供給をIEEE802.3afの定める信号ケーブルのデータ伝送に用いられていない空き配線対を用いて行う構成としている。一方、同じくIEEE 802.3afの定めるデータ伝送に使用している配線対に重畳する構成でもよい。
図2は、本実施形態におけるPoE回路100の詳細な構成例を示すブロック図である。
PoE制御回路210はIEEE 802.3afに従いPSEとの間で規格認証、電力クラス分類処理を行い、PSEより供給される電力を出力する。負荷コンデンサ220はIEEE 802.3afで定められた最低負荷容量を維持するためのものであるが、本実施形態の根幹であるPSEからの電力供給停止後に通信を行うための電力源でもある。ただし、上述したようにその容量は正常時に悪影響を及ぼさない範囲に制限される。
DC/DCコンバータ230はPSEからの供給電圧をPDの所定電圧に変換し電源線160に供給する。電圧検知回路200は本実施形態に特有の回路であり、PSEからの供給電圧が規格範囲内にあるかどうかを継続的に測定するとともに、供給電圧が規格範囲外になった場合(検知時)には割り込み信号を信号線180に出力する。なお、電力異常検知の電圧は規格電圧の上限値・下限値よりも内側の値に設定してもよい。
図3は、本実施形態におけるEthernet(登録商標)回路110の詳細な構成例を示すブロック図である。
Ethernet(登録商標)回路110はPoE回路100からの電力供給開始後、IEEE802.3に従って対向のEthernet(登録商標)ハブ装置と通信速度等の調整を行い、ハブとの間でEthernet(登録商標)パケットの送受信を行う。
受信されたEthernet(登録商標)パケットはEncoder/Decoder300でブロック符号処理等を行い、MAC受信処理部310でFrame Check Sequence(FCS)フィールドのチェック等を行い、入力バッファ330に入れられる。逆に出力バッファ350に入れられたパケットデータはMAC送信処理部320でFCSの計算、フィールドの付加等を行い、Encoder/Decoder300でブロック符号処理等を行い、送信される。
入力バッファ330及び出力バッファ350と1次記憶装置130と間の転送は、CPU120がread/writeを行う1次記憶装置130上のアドレス領域を入出力制御部340に設定し、開始を指示することによってバスI/F360を介して行われる。
パケットデータ記憶装置370及び割り込み制御部380は本実施形態に固有の回路である。パケットデータ記憶装置370には後述する通知パケットデータ生成プログラムによって生成されたパケットデータが転送され、記憶される。割り込み制御部380は、信号線180に割り込み信号が入力されると、パケットデータ記憶装置370に記憶された通知パケットデータを出力バッファ350に転送する。
図4は、本実施形態における通知パケットデータ生成プログラムの動作の手順の一例を示すフローチャートである。
通知パケットデータ生成プログラムは、PSEからの電力供給の異常を検知し、PDの管理者等に通知する際に送信される通信パケットデータを生成し、パケットデータ記憶装置370に記憶させる。PDの起動時や、通知先の変更等の必要に応じて起動される。
ステップS400では、通知パケットデータ生成プログラムは、まず2次記憶装置140上に記憶された設定ファイル(図示せず)から設定を読み込む。設定は通知先のIPアドレス、ポート番号、通知する内容(文字列等)である。なお、PDがユーザI/Fを持つものであれば、対話的にユーザからの設定値を入力させてもよい。以降、このステップS400で得たデータでEthernet(登録商標)(IEEE802.3 MACフレーム)パケットを生成する。
次に、ステップS410では、UDPパケットのデータ部(ボディ部)を生成する。データはステップS400で得たデータのままでもよい。文字コードを特定の通知先のものに変換したり通知先がsyslogサーバやSNMP管理ステーションの場合はsyslog形式やSNMP TRAPのアプリケーションプロトコルレベルのヘッダを付加したり、データ書式に埋め込む等の処理を施してもよい。また、Notification形式のデータを用いてもよい。
次に、ステップS420では、UDPパケットのヘッダ部を生成する。送信先・送信元ポート番号はステップS400で得たデータを用いるが、送信元ポート番号については特に指定がない場合は任意の番号を用いてもよい。また、チェックサムは値を0として省略してもよいが、使用する場合はUDP擬似ヘッダ部の送信先IPアドレスが必要なので、ステップS400で得た値を用いる。
次に、ステップS430では、IPパケットのヘッダ部を生成する。ステップS400で得た送信先がIPアドレスではなくホスト名であった場合はDNS等によってIPアドレスを検索する。なお、IPsecを用いる際には必要なオプションヘッダを生成するとともに、以上のステップS410、S420で生成したヘッダ部とデータの暗号化も合わせて行う。
次に、ステップS440では、以上のステップS410〜S430で生成されたヘッダ部及びデータ部のデータ長の総和を求め、これを通知先までの経路のMTUと比較する。この比較の結果、総和がMTUを越えていた場合は、ステップS450に進み、ステップS410で生成したデータ部を分割し、ステップS420に戻って分割されたそれぞれのデータ部にヘッダ部を付け直す。
一方、ステップS440の比較の結果、総和がMTU以下であった場合は、ステップS460に進み、Ethernet(登録商標)ヘッダ部を生成する。送信先MACアドレスが未知の場合は、ARPによって取得する。通知先がEthernet(登録商標)の同一セグメントにない場合は通知先への経路情報を調べ、中継先ルータのMACアドレスを用いる。
次に、ステップS470では、以上で生成した各ヘッダ部とデータ部を連結し、Ethernet(登録商標)回路110のパケットデータ記憶装置370に転送、記憶して処理を終える。
以上、通知パケットデータ生成プログラムの動作の説明をしたが、UDPパケットではなく、ICMPパケットを生成してもよい。またEthernet(登録商標)を媒体として用いるプロトコルであればIP以外、例えばIPX等のプロトコルのパケットを生成してもよい。なお、パケットデータ記憶装置370を不揮発性記憶装置で構成して、通知パケットデータ生成プログラムをPDの起動毎に起動することを省略してもよい。また逆に通知パケットデータ生成プログラムを定期的に起動して、通知パケットの内容を都度更新するようにしてもよい。
データにPDの各状態、例えばPDのOSの状態値や、クライアントからの接続状況、PSEからの供給電圧値等を含めることで、PSEからの電力供給が停止される直前のPDの状態を合わせて通知できるようになる。そのためにはステップS410でデータ部生成の際に、通知する内容を2次記憶装置140上の設定ファイルから読み込むのではなく、各種の状態値を取得するプログラムを起動するようにすればよい。
以上で説明したPoE回路100、Ethernet(登録商標)回路110、通知パケットデータ生成プログラムにより、本実施形態におけるPDは以下のように動作する。PDはEthernet(登録商標)ケーブルを介してPSEに接続されると、PoE回路100がPSEとの間でIEEE802.3af規格認証、電力クラス分類処理を行い、PSEより供給される電力がPD側に出力されることにより起動する。PDは起動すると、通知パケットデータ生成プログラムを起動する。これにより通知パケットデータが生成され、パケットデータ記憶装置370に記憶される。
PoE回路100の電圧検知回路200は、常時PSEからの供給電圧を測定する。電圧降下等でIEEE802.3afの規格電圧範囲を外れたことが検知された場合には、電圧検知回路200は信号線180上に割り込み信号を出力する。この割り込み信号はEthernet(登録商標)回路110の割り込み制御部380に入力され、割り込み制御部380は割り込み処理としてパケットデータ記憶装置370に記憶されている通知パケットデータを出力バッファ350に転送する。出力バッファ350に入れられたパケットデータはMAC送信処理部320、Encoder/Decoder300を経て通知先(通信媒体上)へ送信される。
以上で明らかなように、PSEからの供給電力の異常はOSや各種プログラムの介在なくEthernet(登録商標)回路に直接伝達され、Ethernet(登録商標)回路内に記憶された生成済みのパケットデータが出力バッファに転送される。これにより、PoE回路100の負荷コンデンサ220の容量の範囲内で通知が可能となる。
以上、本実施形態におけるPDの構成と動作について説明したが、IEEE802.3afに基づくPDにのみ限定されるわけではなく、専用の電源供給経路を持つ通信装置にも適用できる。例えば、外部の交流電源を利用した装置では、本実施形態のPoE回路100に代えてAC/DCコンバータに電圧検知回路、コンデンサを持たせることで、外部電源の遮断を通知できるようになる。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、管理者等への通知についてUDPパケットを用いて行う方法を説明した。ところが、PDと通知先との間の通信経路上にFirewallやNAT機能が介在する場合にはそれらの運用ポリシーによってUDPパケットの通過が許されないことも多い。こうした通信環境に好適な本発明の実施形態を第2の実施形態として以下で説明する。なお、本実施形態におけるPDの構成と動作は通知パケットデータ生成プログラムを除いて第1の実施形態と同じであり、通知パケットデータ生成プログラム以外の説明は省略する。
図5は、本実施例における通知パケットデータ生成プログラムの動作の手順の一例を示すフローチャートである。本実施形態の通知パケットデータ生成プログラムは、通知先の情報処理装置との間で通知用のTCPセッションを確立した上で、その状態情報から通知用のTCPパケットを生成し、パケットデータ記憶装置370に記憶させる。さらに前記TCPセッションが、通信経路上のFirewall等でタイムアウトと判断され、切断されるのを防ぐためにKeepAliveパケットを定期的に送信する。
まず、ステップS600では、通知パケットデータ生成プログラムはまず2次記憶装置140上に記憶された設定ファイルから設定を読み込む。設定は通知先のIPアドレス、ポート番号、通知とKeepAliveのそれぞれで送信する内容(文字列等)である。
次に、ステップS605では、通知先との間でTCPセッションを確立する。本実施形態においてPDはTCPのサーバとクライアントのどちらとしても機能する。このため、通信経路上のFirewallの設定等に合わせて通知先との間でサーバ/クライアントの機能を割り振り、通知先の通知パケットを受信する管理プログラムと同期を取ってセッションを確立する。
次に、ステップS610では、PSEの電力供給停止の通知用と、TCP KeepAlive用(TCPセッション維持用)の2種類のTCPパケットのデータ部をそれぞれ生成する。データはステップS600で得たデータのままでもよいが、通知先との間でTCPの上位プロトコル、例えば、HTTPを用いる場合には所定のプロトコルヘッダを付加したり、データ書式に埋め込んだり等の処理を施す。
次に、ステップS615では、セッションが切断されないようにするためのKeepAliveタイマ(図示せず)をセッションのタイムアウト時間よりわずかに短い時間にリセットする。
続いて、ステップS620では、通知用とKeepAlive用のそれぞれのデータに対してTCPヘッダ部を生成する。送信先・送信元ポート番号、チェックサム計算用の送信先IPアドレスはステップS600で得たデータを用いる。またシーケンス番号、ACK番号については直前のそれぞれの値から算出する。ステップS605でTCPセッションを確立した直後であれば確立時の値になり、後述のステップS665から戻った場合であれば通知先からのACKパケットの値になる。
次に、ステップS625では、IPパケットのヘッダ部を生成する。そして、ステップS630では、上述のステップS610、S620、S625で生成されたヘッダ部及びデータ部のデータ長の総和を通知用、KeepAlive用それぞれについて求め、通知先までの経路のMTUと比較する。
この比較の結果、総和がMTUを越えていた場合は、ステップS635に進み、ステップS610で生成したデータ部を分割し、ステップS620に戻って分割されたそれぞれのデータ部にヘッダ部を付け直す。一方、ステップS630の比較の結果、総和がMTU以下であった場合は、ステップS640に進み、Ethernet(登録商標)ヘッダ部を生成する。
次に、ステップS645では、以上で生成した各ヘッダ部とデータ部を連結し、通知用パケットをEthernet(登録商標)回路110のパケットデータ記憶装置370に転送して記憶する。これにより、PoE回路100からの割り込み信号で送信されるようにする。KeepAlive用パケットは1次記憶装置130上に保持し、KeepAliveタイマが満了した際に内部バス170経由でEthernet(登録商標)回路110に送り、通知先に送信する。
次に、ステップS650では、通知用パケットが送信されているか否かを判定する。この判定の結果、送信されている場合は、ステップS615に戻り、タイマをリセット、通知用・KeepAlive用パケット生成フローを繰り返す。ただし通知用パケットが送信されているのはPSEからの電力供給の異常が検知された場合なので、PD自体が停止して通知パケットデータ生成プログラムも強制的に停止となってステップS615に戻らないこともある。逆に、ステップS615に戻った場合は、PSEの電力供給停止がごく一時的なものでPDの動作に影響を与えなかった場合である。通知パケットの再送は無意味なので通知パケットの通知先からのACK確認は行わない。
一方、ステップS650の判定の結果、通知用パケットが送信されていない場合は、ステップS655に進み、KeepAliveタイマが満了したか否かを判定する。この判定の結果、KeepAliveタイマが満了していない場合は、ステップS650に戻る。一方、ステップS655の判定の結果、KeepAliveタイマが満了していた場合は、ステップS660に進み、KeepAlive用パケットをEthernet(登録商標)回路110に送り、通知先に送信する。
次に、ステップS665では、通知先からACKが受信されたか否かを判定する。この判定の結果、通知先からACKが受信された場合は、ステップS615に戻って動作を繰り返す。一方、ステップS665の判定の結果、通知先からACKが受信されなかった場合は、ステップS670に進み、再送タイムアウトに達しているか否かを判定する。この判定の結果、再送タイムアウトに達していない場合は、ステップS660に戻ってKeepAlive用パケットを再送する。
一方、ステップS670の判定の結果、再送タイムアウトに達した場合は、通知先か経路上のルータ等に障害が発生していると考えられる。そこで、ステップS675に進み、通知先を変えて通知パケットデータ生成プログラムを起動し直す等のエラー処理を行って、動作を終了する。
以上、本実施形態における通知パケットデータ生成プログラムの動作について説明したが、ステップS665でACKを受信した後の戻り先をステップS610にして、通知用・KeepAlive用パケットで送る内容を都度更新するようにしてもよい。送る内容をPDの状態にすることで、KeepAliveパケットを電源供給正常時の定期的な状態通知にも利用できるようになる。その場合、KeepAliveタイマの満了値を通信コネクションのタイムアウト値よりも十分に短くして、状態通知間隔を短縮してもよい。
(本発明に係る他の実施形態)
前述した本発明の実施形態における情報処理装置を構成する各手段、並びに情報処理方法の各工程は、コンピュータのRAMやROMなどに記憶されたプログラムが動作することによって実現できる。このプログラム及び前記プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は本発明に含まれる。
また、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記録媒体等としての実施形態も可能であり、具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用してもよいし、また、一つの機器からなる装置に適用してもよい。
なお、本発明は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラム(実施形態では図4、5に示すフローチャートに対応したプログラム)を、システムまたは装置に直接、または遠隔から供給する。そして、そのシステムまたは装置のコンピュータが前記供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される場合を含む。
したがって、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、前記コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明は、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等の形態であってもよい。
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスクなどがある。さらに、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD−ROM、DVD−R)などもある。
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続する方法がある。そして、前記ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、もしくは圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。
また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明に含まれるものである。
また、その他の方法として、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記録媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせる。そして、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される。さらに、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部または全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
さらに、その他の方法として、まず記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる。そして、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現される。
本発明の第1の実施形態における情報処理装置の構成例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態におけるPoE回路の詳細な構成例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態におけるEthernet(登録商標)回路の詳細な構成例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態における通知パケットデータ生成プログラムの動作の手順の一例を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態における通知パケットデータ生成プログラムの動作の手順の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
100 PoE回路
110 Ethernet(登録商標)回路
120 CPU
130 1次記憶装置
140 2次記憶装置
150 入出力I/F
160 電源線
170 バス
180 信号線
200 電圧検知回路
210 PoE制御回路
220 負荷コンデンサ
230 DC/DCコンバータ
300 Encoder/Decoder
310 MAC受信処理部
320 MAC送信処理部
330 入力バッファ
340 入出力制御部
350 出力バッファ
360 バスI/F
370 通知パケットデータ記憶装置
380 割り込み制御部

Claims (7)

  1. 外部電源からの電力供給を受けて動作する通信機能を有する情報処理装置であって、
    前記外部電源からの供給電力の異常を検知し、検知時に割り込み信号を発生させる電力異常検知手段と、
    前記割り込み信号を通信パケット送受信手段に伝送する伝送手段と、
    特定の通知先への通知データを前記通信パケット送受信手段の特定のパケットデータ形式として生成する通知パケットデータ生成手段と、
    前記通知パケットデータ生成手段によって生成された通知データを前記通信パケット送受信手段の中に設けられた通知パケットデータ記憶装置に記憶する記憶手段と、
    前記通信パケット送受信手段において前記割り込み信号の受信時に、前記通知パケットデータ記憶装置の中に記憶されたデータを通信媒体上に送信する送信手段とを有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記通知パケットデータ生成手段は、UDPパケットデータを生成することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記通知パケットデータ生成手段は、前記UDPパケットデータのボディ部としてsyslogプロトコル形式のデータを生成することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記通知パケットデータ生成手段は、前記UDPパケットデータのボディ部としてSNMPプロトコルのTRAPまたはNotification形式のデータを生成することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  5. 前記通知パケットデータ生成手段は、さらに通知先との間でTCPセッションを確立する確立手段を有し、前記確立手段によって確立したセッションの状態情報からTCPパケットデータを生成することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  6. 前記通知パケットデータ生成手段は、さらにTCPセッション維持用のTCPパケットも生成し、定期的にセッション維持用パケットを送受信するとともにTCP通信状態を更新して通知用及びセッション維持用パケットを再び生成することを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記通知パケットデータ生成手段は、さらにIEEE802.3MACフレーム形式のパケットデータを生成することを特徴とする請求項2〜6の何れか1項に記載の情報処理装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014217073A (ja) * 2013-04-26 2014-11-17 三菱電機株式会社 遠隔操作システム、サーバ、遠隔操作方法及びプログラム
JP2017130821A (ja) * 2016-01-21 2017-07-27 三菱電機株式会社 受電装置、給電装置及び電源供給システム
JP2017521802A (ja) * 2014-05-16 2017-08-03 ブル スーパーコンピュータ監視用の相関イベントのためのアーキテクチャ

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