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JP2008130546A - 電気コネクタ - Google Patents

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JP2008130546A
JP2008130546A JP2007234302A JP2007234302A JP2008130546A JP 2008130546 A JP2008130546 A JP 2008130546A JP 2007234302 A JP2007234302 A JP 2007234302A JP 2007234302 A JP2007234302 A JP 2007234302A JP 2008130546 A JP2008130546 A JP 2008130546A
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JP2007234302A
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Chee Boon Vincent Lim
チー ブーン ヴィンセント リム
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MEA Technologies Pte Ltd
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MEA Technologies Pte Ltd
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Abstract

【課題】一対のコネクタの嵌合過程で、両コネクタの嵌合状態を検知できる嵌合検知部材を備えた電気コネクタを提供することにある。
【解決手段】本発明の電気コネクタ1は、第1係止部が設けられた雄型ハウジング14を有する雄型コネクタ13と、挿入穴が設けられた雌型ハウジングを有する雌型コネクタ2と、CPA9とを備えている。第1係止部は第1、第2係止突起P、Pを有し、雌型コネクタ2は先端部に係止爪が設けられた弾性係止腕を有し、CPA9は、第1折曲突起Dを有する第1指片と、第2折曲突起を有する第2指片、バネ蓄積部と、を有し、CPA9を第1、第2指片を弾性係止腕と一内壁面間に装着し、両コネクタ2、13の嵌合時に雄型コネクタがCPA9を後方へスライド移動させ、正規の嵌合状態に到ったときに、バネ蓄積部により第2係止突起Pを係止爪に係止させて両コネクタを結合する。
【選択図】図1

Description

本発明は、雄型コネクタと雌型コネクタとからなる電気コネクタに係り、特に、両コネクタの嵌合状態を検知できる検知手段を備えた電気コネクタに関するものである。
雄型コネクタと雌型コネクタとからなる電気コネクタは、通常、両コネクタを結合した状態で不意に外れないようにロック手段が設けられて、両コネクタが外れないようになっている。ところが、両コネクタの嵌合の途中、例えば半嵌合状態でも両コネクタのコンタクト端子が互いに電気的に接続されることがあり、このような場合、係止手段によりロックされない状態で結合されているので、使用中に両コネクタの結合が不意に外れてしまうことがある。そこで、このような半嵌合状態の結合を防止するために、嵌合状態を検知できる検知手段を設けた電気コネクタが知られている。
例えば、下記特許文献1に開示された電気コネクタ20は、図13に示すように、互いに嵌合される一対の第1、第2コネクタ21、24を備え、一方の第1コネクタ21のハウジング一壁面に係止ポケット21Aが形成され、このポケット21A内に係止部材22及び嵌合検知部材23(Connector Position Assurance、以下、CPAという)が装着された構成となっている。
係止部材22は、間に隙間をあけ互いに対向する一対のラッチアームと、これらのラッチアーム間に設けられたスプリングアームとを有し、各ラッチアームの一端が折畳み梁で連結され、他端が指レバーで連結されて、この連結部からスプリングアームが突出されて、板状バネ板の打ち抜き及び折曲加工により形成されている。また、CPA23は、メインボデーの両端から前方へ所定の間隔をあけて突出した短長の翼片と、メインボデーの中央部から翼片より長く突出した長尺の固定部材とを有し、この固定部材の先端に係止部が形成された構成となっている。
このCPA23を用いた嵌合状態の検知は、予め、第1コネクタ21の係止ポケット21Aに係止部材22を装着しておき、第1コネクタが第2コネクタに差し込まれる。その後、CPA23がポケット21A内に装着された係止部材の隙間に差し込まれる。このCPAの差込みにより、CPAが最終位置まで差し込まれれば、第1、第2コネクタは完全に嵌合され、途中で止まった場合は両コネクタの半嵌合状態であることが検知される。
また、コネクタハウジングの上面に弾性を有するロックアームを一体に設け、この外面にロック突起を形成し、下面に係止突起を形成して、ロックアームの隙間にCPAを挿入するようにした電気コネクタも下記特許文献2及び3に開示されている。
米国特許第6186819号明細書 WO2004/109866号明細書 WO2004/095642号明細書
上記特許文献1〜3に開示された電気コネクタは、いずれも第1、第2コネクタを嵌合した後に、CPAを一方のコネクタに装着して、両コネクタの嵌合状態を検知するもので、第1、第2コネクタの嵌合操作とCPAの作動とが連動しておらず、その作業はコネクタの嵌合作業とCPAの装着作業とに分離されている。そのため、第1、第2コネクタの嵌合過程では両コネクタの嵌合状態を検知できず、CPAの装着によって半嵌合状態と分かったときは、再度両コネクタの嵌合操作とCPAの装着との両方の作業が必要となって、検知作業が面倒になっている。
また、上記特許文献1に記載された電気コネクタの係止ポケットに装着される部品は、係止部材とCPAとからなり、部品数が多く、いずれの形状も複雑であることから、その作製が面倒であり、しかもポケットへの装着も面倒になっている。
また、上記特許文献2及び3に記載された電気コネクタは、いずれもハウジングの上面に可撓性を有するロックアームを一体に設け、この外面にロック突起を形成し、下面に係止突起を形成して、ロックアームの隙間にCPAを挿入するようにしているので、ハウジングの上面にCPAを挿入するための可撓性を有するロックアームを形成しなければならない。このため、ハウジングの形状が複雑になってしまいコネクタ製造時の金型が複雑になり、その成型加工も面倒である。また、ハウジングにロックアームを一体に形成することから、ハウジングが大きくなり、コネクタサイズが大型化してしまうことになる。さらに、CPAもロックアームの隙間に挿入する構成になっているので、第1、第2コネクタ嵌合時のCPAの操作及び非嵌合時、すなわち分離時の操作が面倒になってしまう等の課題がある。
本発明は、このような従来技術が抱える課題を解決するためになされたもので、本発明の目的は、一対のコネクタの嵌合過程で両コネクタの嵌合状態を検知できる嵌合検知部材を備えた電気コネクタを提供することにある。
また、本発明の他の目的は、一対のコネクタの嵌合過程で嵌合検知部材により両コネクタを自動的にロックして確実な嵌合ができる電気コネクタを提供することにある。
また、本発明のさらに他の目的は、嵌合検知部材をコネクタハウジングに装着した状態で第1、第2コネクタの嵌合の分離ができる電気コネクタを提供することにある。
また、本発明のさらに他の目的は、嵌合検知部材を一部品で形成してコストの低減を図るとともにコネクタハウジングへの装着を容易にした電気コネクタを提供することにある。
上記目的を達成するために、本願発明の第1の態様にかかる電気コネクタは、外壁面に第1係止部が設けられた第1コネクタハウジングを有する第1コネクタと、前記第1コネクタハウジングが嵌合される挿入穴が内部に設けられた第2コネクタハウジングを有する第2コネクタと、前記第1、第2コネクタの嵌合状態を検知する嵌合検知部材とを備えた電気コネクタにおいて、
前記第1コネクタの第1係止部は、前記第1コネクタハウジングの嵌合方向の前後に間隔をあけて設けられた一対の第1、第2係止突起を有し、
前記第2コネクタは、前記第2コネクタハウジングの挿入穴内の該第2コネクタハウジングの一内壁面から所定の隙間をあけた位置に、前記第2コネクタの嵌合方向へ向かって延設され先端部に係止爪が設けられた弾性変形可能な弾性係止腕を有し、
前記嵌合検知部材は、先端部に第1折曲突起を有する弾性変形可能な第1指片と、前記第1指片に隣接して前記第1折曲突起の後方に設けられた第2折曲突起を有する第2指片と、前記第1、第2指片に連結されて該第1、第2指片の押し込みによって弾性変形するバネ蓄積部と、前記バネ蓄積部の端部から延設された取付け部とを有し、
前記嵌合検知部材は、前記取付け部を前記第2コネクタハウジングに固定し、前記第1、第2指片を前記弾性係止腕と前記一内壁面との隙間に嵌合方向の前後にスライド移動自在に装着し、前記第1、第2コネクタの嵌合時に、前記第1コネクタの第1係止突起が前記嵌合検知部材の第2折曲突起に突き当たって、該嵌合検知部材を後方へスライド移動させて前記バネ蓄積部にバネ力を蓄積し、正規の嵌合状態に到ったときに、前記バネ蓄積部のバネ復元力により前記第2係止突起を前記弾性係止腕の係止爪に係止させ、同時に前記嵌合検知部材の第1折曲突起を前記一内壁面に当接させて前記弾性係止腕の移動をロックすることにより、第1、第2コネクタの嵌合がなされることを特徴とする。
本願発明の更に好ましい態様としては、前記第1係止突起は一対の係止突起からなり、これら一対の第1係止突起は前記第2係止突起の両側にそれぞれ設けられ、
前記第2コネクタハウジングの前記隙間と対向する一壁面には、前記嵌合検知部材が押し込まれたときに前記第1折曲突起が収容される逃げ溝が設けられ、前記係止爪は前記挿入穴方向に向けて設けられ、さらに前記弾性係止腕の奥部に前記第2折曲突起が乗り上げて第1係止突起との係合を外す解除部が設けられ、
前記嵌合検知部材の第2指片は前記第1指片の両側に設けられた一対の第2指片からなることを特徴とする。
本願発明の更に好ましい態様としては、前記嵌合検知部材のバネ蓄積部は、前記第1、第2指片の押し込みにより湾曲してバネ力を蓄積する湾曲部を有し、前記湾曲部は、前記嵌合検知部材が前記第2コネクタの第2コネクタハウジングに固定されたときに該第2コネクタハウジングの壁面から突出し、前記第1、第2コネクタを分離する操作部を兼ねていることを特徴とする。
本願発明の更に好ましい態様としては、前記嵌合検知部材の第2折曲突起は、前記第1係止突起と衝突する肩部と、この肩部から所定角度で傾斜したスライド傾斜面とで形成されていることを特徴とする。
本願発明の更に好ましい態様としては、前記嵌合検知部材は、金属製の板状のバネ体で一体に形成されていることを特徴とする。
本願発明の更に好ましい態様としては、前記第2コネクタの第2コネクタハウジングは、コンタクト端子が装着された内側ハウジングと、前記内側ハウジングの前後を除く外周囲を所定の隙間をあけて覆った外側ハウジングとからなり、前記内側ハウジングと外側ハウジングとの隙間内に前記弾性係止腕が設けられていることを特徴とする。
本願発明の更に好ましい態様としては、前記弾性係止腕は、U字状のアーム片からなり、該U字状の底部に前記係止爪が設けられており、前記第2コネクタハウジングの後方壁から延設されていることを特徴とする。
本願発明の更に好ましい態様としては、前記第1コネクタの第1係止突起は、前記第2折曲突起と衝突する肩部と、この肩部から所定角度で傾斜したスライド傾斜面とで形成され、前記第2係止突起は前記係止爪にスライド接触する傾斜面及び該係止爪に係止される肩部を有していることを特徴とする。
本発明は上記構成を備えることにより以下に示すような優れた効果を奏する。すなわち、本願発明によれば、嵌合検知部材の取付け部を第2コネクタハウジングに固定し、第1、第2コネクタの嵌合時に、第1コネクタを第2コネクタへ押し込み、この押し込みにより、嵌合検知部材のバネ蓄積部にバネ力を蓄積し、正規の嵌合状態に到ったときに、このバネ蓄積部のバネ復元力により第1コネクタの第2係止突起を第2コネクタの弾性係止腕の係止爪に係止させ、同時に嵌合検知部材の第1折曲突起により弾性係止腕の移動がロックされる。したがって、第1コネクタと第2コネクタとの嵌合時に、第1コネクタを第2コネクタへ押し込むだけで嵌合検知部材が作動するので、両コネクタの結合操作の過程において第1、第2コネクタの嵌合状態を検知できる。すなわち、第1、第2コネクタの結合動作と検知部材の作動が連動しているので、結合操作の過程で嵌合状態を確認しながら結合ができ、従来技術のように、第1、第2コネクタを結合した後に、嵌合検知部材をコネクタに装着して、嵌合状態を確かめるような複数回の操作が不要になる。また、第1、第2コネクタの分離は、嵌合検知部材の湾曲部を後退させることにより簡単に分離させることができる。さらに、嵌合検知部材は、コネクタハウジングに組み込まれているので、第1、第2コネクタの嵌合時、或いは両コネクタの分離時にもハウジングから分離されることがないので、嵌合検知部材の管理が容易になる。
また、本発明によれば、第1コネクタの第1係止突起及び嵌合検知部材の第2折曲突起をそれぞれ一対の突起で形成することにより、逃げ溝が設けられたことによって嵌合検知部材の第1折曲突起が上方へ移動できるようになるから、弾性係止腕の係止片と第2係止突起との係止を円滑になすことができる。さらに、弾性係止腕の奥部に解除部を設けることによって第1、第2コネクタの嵌合時に嵌合検知部材の第2コネクタハウジング内での移動がスムーズになり、両コネクタを確実に係止ロックすることができる。
また、本発明によれば、嵌合検知部材のバネ蓄積部は、第1、第2指片の押し込みにより湾曲してバネ力を蓄積する湾曲部を有し、この湾曲部は、第2コネクタの第2コネクタハウジングに固定されたときにこのハウジングの壁面から突出し、第1、第2コネクタを切離する操作部ともなるので、簡単な構成でバネ蓄積部及び操作部を形成することができる。
また、本発明によれば、嵌合検知部材の第2折曲突起を、第1係止突起と衝突する肩部と、この肩部から所定角度で傾斜したスライド傾斜面とで形成することにより、第1、第2コネクタの嵌合時に肩部が第1係止突起と確実に当接されて嵌合検知部材の後退が円滑になり、また、スライド傾斜面により解除部への乗り上がりが円滑になって第2折曲突起と第1係止突起との係合がスムーズに解離される。
また、本発明によれば、嵌合検知部材は、金属製の板状のバネ体で一体に形成されるので、嵌合検知部材自体が安値になり簡単に作成できる。また、この嵌合検知部材は、その形状が単純なものであることから、装着されるハウジングの形状も簡単にすることができる。
また、本発明によれば、第2コネクタの第2コネクタハウジングを内側ハウジングと外側ハウジングとで構成し、内側ハウジング内にコンタクト端子を装着できるので、コンタクト端子の固定が堅固にできる。また、両ハウジングの隙間に弾性係止腕が設けられるので雌型コネクタハウジングからこの弾性係止腕が露出することがなく、この弾性係止腕に障害物が衝突して破損等することがなくなる。また、隙間に弾性係止腕を設けることにより、第2コネクタハウジングを小型化できる。
また、本発明によれば、弾性係止腕をU字状のアーム片にすることにより、簡単な成型加工で雌型コネクタハウジングと一体に形成することができる。
また、本発明によれば、第1、第2係止突起を肩部と傾斜面とで構成したことで、第1、第2係止突起の係止爪との係止及び第2折曲突起との係止がスムーズかつ確実になる。
以下、図面を参照して本発明の最良の実施形態を説明する。但し、以下に示す実施形態は、本発明の技術思想を具体化するための電気コネクタを例示するものであって、本発明をこの電気コネクタに特定することを意図するものではなく、特許請求の範囲に含まれるその他の実施形態のものも等しく適応し得るものである。
図1は本発明の一実施形態に係る電気コネクタの雄型コネクタと雌型コネクタとが嵌合される前の状態を示したもので、図1Aは雄型コネクタを手前にして表した電気コネクタの外観斜視図、図1Bは図1Aの電気コネクタを180度回転させ雌型コネクタを手前にして表した外観斜視図、図2は図1に示す電気コネクタの雌型コネクタを分解した分解斜視図、図3は図2の雌型コネクタハウジングの外壁の一部を切除し内部が見えるようにした雌型コネクタハウジングの斜視図、図4は図2の雌型コネクタを180度回転させた分解斜視図である。
電気コネクタ1は、図1〜図3に示すように、雌型コネクタハウジング(以下、雌型ハウジングという)3内に複数本の雌型コンタクト端子10が装着された雌型コネクタ2と、これらの雌型コンタクト端子10に接続される雄型コンタクト端子17が雄型コネクタハウジング(以下、雄型ハウジングという)14内に装着された雄型コネクタ13と、を有し、雌型コネクタ2は、雌型ハウジング3内に雄型コネクタ13との嵌合状態を検知する嵌合検知部材(CPA)9が装着された構成を有している。以下、この電気コネクタ1を構成する雌型コネクタ2、雄型コネクタ13及びCPA9を順次説明する。
雌型コネクタ2は、図2〜図4に示すように、複数本の雌型コンタクト端子10と、これらの雌型コンタクト端子10が収容される雌型ハウジング3と、この雌型ハウジング3内に装着されるCPA9、端子検知部材12(以下、TPAという)及び短絡検査端子(以下、検査端子という)11とを有している。
雌型ハウジング3は、雌型コンタクト端子10が装着される内側ハウジング4と、この内側ハウジング4の前後を除く外周囲を覆う外側ハウジング5とを有し、内側ハウジング4と外側ハウジング5とは間に所定の隙間をあけて両ハウジング4、5の後端壁で一体に結合されており、絶縁性の樹脂成型体で形成されている。
内側ハウジング4は、所定の横幅、高さ及び奥行きを有する直方体ブロックからなり、長手方向の前方から後方へ向かって、複数本の雌型コンタクト端子10及び検査端子11が装着される複数個の装着穴4、4が形成されている。雌型コンタクト端子10が装着される装着穴4は、上下2段に配列され、それぞれが内側ハウジング4を貫通している。検査端子11が装着される装着穴4は、前述の装着穴4の上方にあって内側ハウジング4を貫通せず、その後端は後方壁4で閉鎖されている(図4参照)。また、内側ハウジング4の側壁には、TPA12が挿入される装着穴が形成されている。なお、TPA12は、外側ハウジング5の切欠き溝5D'から挿入されるようになっている。
内側ハウジング4の後方壁4には、図4に示すように、装着穴4の上方にCPA9の取付け部9が固定される取付け溝4が形成されている。また、この後方壁4の一端縁4C'からは、前方へ屈曲されて内側ハウジング4の前方端へ達する長さを有する略U字の弾性係止腕8が延設されている。この弾性係止腕8は、図3に示すように、間に隙間8をあけて対向する一対のアーム片8、8と各アーム片8、8の端部を連結する連結片8とからなる。これらは略U字状をなし一体の成型体で形成されている。また、この弾性係止腕8の各アーム片8、8の側部からは、外側ハウジング5の側壁5、5に向かって延設された梁部8a、8aが形成されている(なお、図3ではアーム片8の梁部8aは外側ハウジング5の上側外周壁5で隠れている)。これらの梁部8a、8aは、検知部材9の第2折曲突起D、Dが乗り上がり、第1係止突起Pとの係合を解除する解除突起となっている。
弾性係止腕8の連結部8からは、内側ハウジング4の上部壁面へ向かって突出した係止爪Lが形成されている(図5参照)。また、この後方壁4の外周囲からは、内部が開口し所定幅を有する枠体4が突出し、雌型コンタクト端子10に接続されたリード線のカバー体となっている(図4参照)。雌型コンタクト端子10は、図2、図4に示すように、雌型コンタクト10及びこの雌型コンタクト10に接続されたリード線10とで構成されている。
外側ハウジング5は、内側ハウジング4の外周壁面を所定の隙間S、Sをあけて覆う外周壁5〜5を有し、開口が矩形の筒状体で形成されている。隙間Sは、図5に示すように、雄型ハウジング14が挿入される幅長及び長さとなっており、また、隙間Sは、図5の高さ方向において他の隙間Sより高い位置に形成されている。この隙間Sには、弾性係止腕8より上方に、長手方向の両側壁面にCPA9が差込まれスライド移動できるスライド溝6が形成されている。このスライド溝6は、外側ハウジング5の前後に亘って設けられている(図3、図4参照)。そして前述のとおり、外側ハウジング5は、その一側壁5にTPA12を挿入するための切欠き溝5D'が形成されている。
外側ハウジング5は、図4に示すように、弾性係止腕8が位置する外周壁5の一部が後方から前方へ向けて切り欠かれて、CPA9の一部が収容される収容溝7が形成されている。この収容溝7によって、外周壁5は左右に分けられるとともに、一部が連結部5A'によって連結された状態となる。収容溝7は、前方に位置する幅狭溝7と後方に位置する幅広溝7とで構成され、幅広溝7は後端で開口している。CPA9の装着時に、CPAの湾曲部9が幅広溝7に挿入され、第1折曲突起Dが幅狭溝7に入り込む。この幅狭溝7は第1折曲突起Dの逃げ溝7となっている。また、幅広溝7の両側には、それぞれ弾性を有する係止アーム5A1、5A1が形成されている。これらの係止アーム5A1、5A1は、側部に形成された各スリット5A0、5A0により分離されて弾性を有する弾性片となっている。各係止アーム5A1、5A1の後方端の下面には係止爪5a、5aがそれぞれ形成されている。これらの係止爪5a、5aは、CPA9の係止片9、9が係止される。
CPA9は、図2及び図4に示すように、略四角形の板状部9と、この板状部9の一辺の略中央部を基部9として、この基部9から所定の幅長で上方へ起立された後に水平に所定距離延び、さらに下方へ湾曲され延設された湾曲部9と、この湾曲部9の端部から板状部9に近接する側へ水平に延設された取付け部9とを有し、比較的肉薄の金属板状バネ体の打ち抜き及び折曲加工によって形成されている。また、湾曲部9の下方へ延設された部分は側板部9として比較的長尺な板状体となっており、弾性が付与されている。また、取り付け部9には雌型ハウジング3に固定された際に抜けを防止するためにその側面等に抜け止め加工が施されている。
板状部9は、幅方向の両端近傍にそれぞれスリット溝9、9が湾曲部9が形成された辺に対向する一辺から基部9に向かって延設するように形成されており、板状部9はこのスリット溝9、9によって3片に分割された分割片9〜9となっている。これらの分割片9〜9は、以下、中央の分割片9を第1指片、両サイドの分割片9、9を第2指片という。第1指片9は、両端の第2指片9、9より幅広になっている。この中央の第1指片9は各スリット溝9、9で分割されているので、前方から押されると撓み変形され、可撓性を有するものとなっている。各スリット溝9、9は、基部9から前方に向かって隙間の幅長が異なり、幅狭部と幅広部とからなっている。この幅狭部と幅広部との連結箇所には下方へ向けて窪ませて形成した第2折曲突起D、Dが設けられている。この第2折曲突起D、Dは、それぞれ同一形状を有している。その形状は、図2及び図5Cに示すように、板状部9を下方へ垂下させてできた肩部とこの肩部から板状部9へ所定の角度で傾斜したスライド傾斜部とからなっている。これらの肩部及びスライド傾斜部は、雄型コネクタ13との嵌合時に、肩部が第1係止突起Pに突き当たり、スライド傾斜部は弾性係止腕8の梁部8a、8aに乗り上がる。
第1指片9には、先端付近に上方へ突出した第1折曲突起Dが形成されている。この第1折曲突起Dは、所定高さの頂部を有する山形状をなし、頂部が雌型ハウジング3の隙間S内にあって、外周壁5の連結部5A'の内壁面に当接されて、雄型コネクタ13との結合前は、弾性係止腕8を下方へ押し付け、上方への移動を規制している。また、板状部9は、基部9から起立された湾曲部9の両側に上方へ切起された係止片9、9が形成されている。
湾曲部9は、第1、第2指片9、9、9が後方へ押されたときに、図7から図9に示すように、バネ力が蓄積されるように略U字状に湾曲されバネ蓄積部となっている。また、この湾曲部9は手で押し動かすことができる操作部ともなっている。取付け部9は、湾曲部9から板状部9方向に向かって略L字に折曲され、この折曲部が内側ハウジング4の取付け溝4に圧入固定される。
雌型コネクタ2の組立ては、図2に示すように、先ず、複数本の雌型コンタクト端子10を雌型ハウジング3の後方から、それぞれの装着穴4に挿入し、外側ハウジング5の切欠き溝5D'からTPA12を差し込んで、各コンタクト端子10をハウジング3内に位置決め固定する。また、雌型ハウジング3の前方から検査端子11を装着穴4に挿入する。この検査端子11の装着により、例えば図5Cに示すように、この検査端子11は装着穴4内の穴を通って各コンタクト端子10の外周囲の一部に電気的接続がなされる。その後、雌型ハウジング3の後方から、CPA9の一対の第2指片9、9をスライド溝6に挿入し、各係止アーム5A1、5A1に設けられた係止爪5a、5aとCPA9の係止片9、9とを係止させてCPA9を固定する。この固定により、CPA9の湾曲部9は外側ハウジング5の壁面から突出した状態となる。これにより、雌型コネクタ2の組立てが完了する。
雄型コネクタ13は、図1に示すように、雌型ハウジング3の内側ハウジング4と外側ハウジング5との隙間Sに挿入することができる大きさの筒状体からなり、絶縁性の合成樹脂で形成されている。すなわち、四方に外周壁14〜14を有し、前後の開口14、14が矩形の筒状体からなり、内部に隔壁15が形成されている(図5参照)。
隔壁15には、図5に示すように、複数本の雄型コンタクト17が装着される装着穴が形成されている。また、この隔壁15から両コネクタ2、13の嵌合方向に向かって、雌型コネクタ2との嵌合時に検査端子11に当接して、検査端子11と雌型コンタクト端子10との接触を解く作動棒16が突出されている。この雄型ハウジング14は、その外周壁の一壁面、詳しくは図1の上側の外周壁14に3個の係止突起P、P、Pが設けられている。
これらの係止突起P、P、Pは、一対の係止突起P、P(以下、第1係止突起という)と、これら2つの係止突起P、P間に位置する係止突起P(以下、第2係止突起という)とからなり、第1係止突起P、Pは嵌合方向の前方に、第2係止突起Pは第1係止突起Pより後方に配設されている。第1、第2係止突起P、P、Pは、いずれもその一側壁が傾斜面(スライド傾斜部)となっている方形状の突起からなるが、第1係止突起Pと第2係止突起Pとでは、傾斜面の向きが180度異なるように設けられている。
第1、第2係止突起P、P、Pは、雄型ハウジング14の上側外壁面14から上方へ垂直に突出した肩部と、頂部の平坦部と、この平坦部から上側外壁面14へ所定角度で傾斜したスライド傾斜部とを有している。第1係止突起Pは、その肩部は、雄型ハウジング14の差込み口の方向へ向いており、第2係止突起Pは反対に肩部が雄型ハウジング14の後方端方向を向いている。第1、第2係止突起P、Pの形状を上記のようにすることにより、雌型コネクタ2への嵌合時に、CPA9の第2折曲突起D、D等への突き当たり、或いは乗り越えが円滑になる。
次に、図5〜図10を参照して、雌型コネクタ2と雄型コネクタ13との嵌合及びCPA9の作用を説明する。なお、図5は雌型コネクタと雄型コネクタとの嵌合前の状態を示し、図5Aは平面図、図5Bは図5AのA−A線の断面図、図5Cは図5AのB−B線の断面図、図6は雌型コネクタと雄型コネクタとの嵌合時の第1ステップを示し、図6Aは平面図、図6Bは図6AのA−A線の断面図、図6Cは図6AのB−B線の断面図、図7は雌型コネクタと雄型コネクタとの嵌合時の第2ステップを示し、図7Aは平面図、図7Bは図7AのA−A線の断面図、図7Cは図7AのB−B線の断面図、図8は雌型コネクタと雄型コネクタとの嵌合時の第3ステップを示し、図8Aは平面図、図8Bは図8AのA−A線の断面図、図8Cは図8AのB−B線の断面図、図9は雌型コネクタと雄型コネクタとの嵌合時の第4ステップを示し、図9Aは平面図、図9Bは図9AのA−A線の断面図、図9Cは図9AのB−B線の断面図、図10は雌型コネクタと雄型コネクタとが完全に嵌合された状態を示し、図10Aは平面図、図10Bは図10AのA−A線の断面図、図10Cは図10AのB−B線の断面図である。
雌型コネクタ2と雄型コネクタ13との嵌合前は、図5に示すように、CPA9は、雌型コネクタ2の隙間S内にあって、弾性係止腕8と外側ハウジング5の連結部5A'の内壁面との間にCPA9の第1折曲突起Dが位置し、この第1折曲突起Dの頂点が内壁面に当接している(図5B参照)。
この状態で、雌型コネクタ2に雄型コネクタ13が差込まれると、差込み当初は、図6に示すように、雄型コネクタ13の一対の第1係止突起P、PがCPA9の第2折曲突起D、Dに突き当たる(図6C参照)。雄型コネクタ13を押し込むと、図7に示すように、雄型コネクタ13の各第1係止突起P、PがCPA9の各第2折曲突起D、Dをさらに後方へ後退させて、CPA9の湾曲部9を押し込むとともにU字状の隙間を若干狭める。このとき、側板部9は後方壁4面から離れ、この部分でもバネ力が蓄積される。この押し込みにより、CPA9の第1折曲突起Dと連結部5A'の内側壁面との当接を外して逃げ溝7へ移動させる。これにより、CPA9の第1指片9の移動規制が解かれて、上方への持ち上りが可能になる(図7B参照)。なお、この状態では、第2係止突起Pは、弾性係止腕8の係止爪Lに突き当たっている。
さらに雄型コネクタ13が押し込まれると、図8に示すように、第2係止突起Pは弾性係止腕8の係止爪Lを上方へ押し上げる。この押上げによって弾性係止腕8が上方へ湾曲され、これに伴って上方への持ち上がりが可能となったCPA9の第1指片9も上方へ持ち上げられる(図8B参照)。一方、CPA9の第2折曲突起Dは、第1係止突起Pによりさらに後退され弾性係止腕8の梁部8aに当接して、傾斜面を利用して上方へ持ち上げられる(図8C参照)。この状態では、側板部9は後方壁4面からさらに離反されてこの部分でもバネ力が蓄積される。
続いて、さらに雄型コネクタ13が押し込まれると、図9に示すように、CPA9の第2折曲突起Dが弾性係止腕8の梁部8aに乗り上がり、第1係止突起Pと第2折曲突起Dとの当接が外れ、CPA9は湾曲部9のバネ蓄積力により復元しようとする(図9C参照)。一方、第2係止突起Pは弾性係止腕8の係止爪Lを上方へ押し上げた後に係止爪Lに係止される(図9B参照)。その後、CPA9が湾曲部9のバネ復元力により元の位置に戻ると、図10に示すように、第1折曲突起Dが連結部5A'の隙間に入り込んで、この第1折曲突起Dの頂点が外周壁5の内壁面に当接(図10B参照)して、第2折曲突起Dが第2係止突起Pの抜けを規制する。これにより、雌型コネクタ2と雄型コネクタ13との結合がロックされる。
この電気コネクタ1によると、予め、CPA9を雌型コネクタ2に組み込んでおき、この雌型コネクタ2に雄型コネクタ13を結合するだけで、両コネクタ2、13が完全嵌合されときに、CPA9により自動的に両コネクタ2、13の嵌合状態をロックするので、嵌合状態の検知が極めて簡単になる。すなわち、雄型コネクタを雌型コネクタに嵌合すると、この嵌合の際の押し込みによりCPA9が弾性変形して、更なる押し込みを許容し、完全に嵌合されると、CPA9が自身のバネ復元力により元の状態に戻って、両コネクタの嵌合状態をロックする。したがって、従来技術のように、両コネクタを嵌合した後、CPA9を装着して嵌合状態を検知するという2回の操作が不要になり、嵌合状態の検知が極めて簡単にできる。また、CPA9は、スリット溝9及び第1、第2折曲突起D、D等を設けた簡単な構成であるので、安値になり簡単に作成できる。また、CPA9の形状が単純なものであることから、装着される雌型ハウジング3の形状も簡単になる。
次に、図11及び図12を参照して、雌型コネクタ2と雄型コネクタ13との分離方法を説明する。なお、図11は雌型コネクタと雄型コネクタとの分離の第1ステップを示し、図11Aは平面図、図11Bは図11AのA−A線の断面図、図11Cは図11AのB−B線の断面図、図12は雌型コネクタと雄型コネクタとが分離された状態を示し、図12Aは平面図、図12Bは図12AのA−A線の断面図、図12Cは図12AのB−B線の断面図である。
雌型コネクタ2と雄型コネクタ13とが完全に嵌合された状態では、図10に示すように、第2係止突起Pが弾性係止腕8の係止爪Lに係止され、同時に弾性係止腕8はCPA9の第1折曲突起Dが雌型ハウジング3の連結部5A'の内側壁面に当接していることにより、上方への移動が規制されて、両コネクタ2、13の嵌合がロックされている。
この状態において、両コネクタ2、13を分離するときには、指でCPA9の湾曲部9を摘んで雌型コネクタ2の後方、すなわち、図10の矢印Xへ後退させる。この湾曲部9の後退により、図11に示すように、CPA9の第1折曲突起Dは連結部5A'との当接が外れて逃げ溝7へ移動し、同時にCPA9の第2折曲突起Dは梁部8aに乗り上げて、雄型コネクタ13の第1係止突起PとCPA9の第2折曲突起Dとの結合が外れる。この状態で、雄型コネクタ13を雌型コネクタ2から引き抜くと、図12に示すように、第2係止突起Pが弾性係止腕8を持ち上げるように引き抜かれるので、簡単に両コネクタを分離させることができる。なお、湾曲部9の摘みを離すとCPA9は元の位置に戻る。CPA9は雌型ハウジング3に固定されているので上述の操作をしてもこの雌型ハウジング3から外れることがない。
図1は雄型コネクタと雌型コネクタとからなる電気コネクタの嵌合前の状態を図示したもので、図1Aは雄型コネクタを手前にした電気コネクタの外観斜視図、図1Bは図1Aの電気コネクタを180度回転させ雌型コネクタを手前にした外観斜視図である。 図2は図1の雌型コネクタを分解した分解斜視図である。 図3は図2の雌型ハウジングの外壁を一部切除し内部が見えるようにした雌型ハウジングの斜視図である。 図4は図2の雌型コネクタを180度回転させた分解斜視図である。 図5は雌型コネクタと雄型コネクタとの嵌合前の状態を示し、図5Aは平面図、図5Bは図5AのA−A線の断面図、図5Cは図5AのB−B線の断面図である。 図6は雌型コネクタと雄型コネクタとの嵌合時の第1ステップを示し、図6Aは平面図、図6Bは図6AのA−A線の断面図、図6Cは図6AのB−B線の断面図である。 図7は雌型コネクタと雄型コネクタとの嵌合時の第2ステップを示し、図7Aは平面図、図7Bは図7AのA−A線の断面図、図7Cは図7AのB−B線の断面図である。 図8は雌型コネクタと雄型コネクタとの嵌合時の第3ステップを示し、図8Aは平面図、図8Bは図8AのA−A線の断面図、図8Cは図8AのB−B線の断面図である。 図9は雌型コネクタと雄型コネクタとの嵌合時の第4ステップを示し、図9Aは平面図、図9Bは図9AのA−A線の断面図、図9Cは図9AのB−B線の断面図である。 図10は雌型コネクタと雄型コネクタとが完全に嵌合された状態を示し、図10Aは平面図、図10Bは図10AのA−A線の断面図、図10Cは図10AのB−B線の断面図である。 図11は雌型コネクタと雄型コネクタとの分離の第1ステップを示し、図11Aは平面図、図11Bは図11AのA−A線の断面図、図11Cは図11AのB−B線の断面図である。 図12は雌型コネクタと雄型コネクタとが分離された状態を示し、図12Aは平面図、図12Bは図12AのA−A線の断面図、図12Cは図12AのB−B線の断面図である。 図13は従来技術の電気コネクタの外観斜視図である。
符号の説明
1 電気コネクタ
2 雌型コネクタ(第2コネクタ)
3 雌型(コネクタ)ハウジング
4 内側ハウジング
5 外側ハウジング
7 収容溝
逃げ溝(幅狭溝)
8 弾性係止腕
8a 梁部(解除部)
9 嵌合検知部材(CPA)
、9 第2指片
第1指片
湾曲部
取付け部
10 雌型コンタクト端子
11 短絡検査端子
12 端子検知部材(TPA)
13 雄型コネクタ(第1コネクタ)
14 雄型(コネクタ)ハウジング
L 係止爪
第1折曲突起
第2折曲突起
第1係止突起
第2係止突起

Claims (8)

  1. 外壁面に第1係止部が設けられた第1コネクタハウジングを有する第1コネクタと、前記第1コネクタハウジングが嵌合される挿入穴が内部に設けられた第2コネクタハウジングを有する第2コネクタと、前記第1、第2コネクタの嵌合状態を検知する嵌合検知部材とを備えた電気コネクタにおいて、
    前記第1コネクタの第1係止部は、前記第1コネクタハウジングの嵌合方向の前後に間隔をあけて設けられた一対の第1、第2係止突起を有し、
    前記第2コネクタは、前記第2コネクタハウジングの挿入穴内の該第2コネクタハウジングの一内壁面から所定の隙間をあけた位置に、前記第2コネクタの嵌合方向へ向かって延設され先端部に係止爪が設けられた弾性変形可能な弾性係止腕を有し、
    前記嵌合検知部材は、先端部に第1折曲突起を有する弾性変形可能な第1指片と、前記第1指片に隣接して前記第1折曲突起の後方に設けられた第2折曲突起を有する第2指片と、前記第1、第2指片に連結されて該第1、第2指片の押し込みによって弾性変形するバネ蓄積部と、前記バネ蓄積部の端部から延設された取付け部とを有し、
    前記嵌合検知部材は、前記取付け部を前記第2コネクタハウジングに固定し、前記第1、第2指片を前記弾性係止腕と前記一内壁面との隙間に嵌合方向の前後にスライド移動自在に装着し、前記第1、第2コネクタの嵌合時に、前記第1コネクタの第1係止突起が前記嵌合検知部材の第2折曲突起に突き当たって、該嵌合検知部材を後方へスライド移動させて前記バネ蓄積部にバネ力を蓄積し、正規の嵌合状態に到ったときに、前記バネ蓄積部のバネ復元力により前記第2係止突起を前記弾性係止腕の係止爪に係止させ、同時に前記嵌合検知部材の第1折曲突起を前記一内壁面に当接させて前記弾性係止腕の移動をロックすることにより、第1、第2コネクタの嵌合がなされることを特徴とする電気コネクタ。
  2. 前記第1係止突起は一対の係止突起からなり、これら一対の第1係止突起は前記第2係止突起の両側にそれぞれ設けられ、
    前記第2コネクタハウジングの前記隙間と対向する一壁面には、前記嵌合検知部材が押し込まれたときに前記第1折曲突起が収容される逃げ溝が設けられ、前記係止爪は前記挿入穴方向に向けて設けられ、さらに前記弾性係止腕の奥部に前記第2折曲突起が乗り上げて第1係止突起との係合を外す解除部が設けられ、
    前記嵌合検知部材の第2指片は前記第1指片の両側に設けられた一対の第2指片からなることを特徴とする請求項1に記載の電気コネクタ。
  3. 前記嵌合検知部材のバネ蓄積部は、前記第1、第2指片の押し込みにより湾曲してバネ力を蓄積する湾曲部を有し、前記湾曲部は、前記嵌合検知部材が前記第2コネクタの第2コネクタハウジングに固定されたときに該第2コネクタハウジングの壁面から突出し、前記第1、第2コネクタを分離する操作部を兼ねていることを特徴とする請求項1に記載の電気コネクタ。
  4. 前記嵌合検知部材の第2折曲突起は、前記第1係止突起と衝突する肩部と、この肩部から所定角度で傾斜したスライド傾斜面とで形成されていることを特徴とする請求項1に記載の電気コネクタ。
  5. 前記嵌合検知部材は、金属製の板状のバネ体で一体に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の電気コネクタ。
  6. 前記第2コネクタの第2コネクタハウジングは、コンタクト端子が装着された内側ハウジングと、前記内側ハウジングの前後を除く外周囲を所定の隙間をあけて覆った外側ハウジングとからなり、前記内側ハウジングと外側ハウジングとの隙間内に前記弾性係止腕が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の電気コネクタ。
  7. 前記弾性係止腕は、U字状のアーム片からなり、該U字状の底部に前記係止爪が設けられており、前記第2コネクタハウジングの後方壁から延設されていることを特徴とする請求項1に記載の電気コネクタ。
  8. 前記第1コネクタの第1係止突起は、前記第2折曲突起と衝突する肩部と、この肩部から所定角度で傾斜したスライド傾斜面とで形成され、前記第2係止突起は前記係止爪にスライド接触する傾斜面及び該係止爪に係止される肩部を有していることを特徴とする請求項1に記載の電気コネクタ。
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