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JP2008128411A - ストラットアームブッシュおよびそれを用いたダブルジョイント式サスペンション - Google Patents

ストラットアームブッシュおよびそれを用いたダブルジョイント式サスペンション Download PDF

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JP2008128411A
JP2008128411A JP2006316389A JP2006316389A JP2008128411A JP 2008128411 A JP2008128411 A JP 2008128411A JP 2006316389 A JP2006316389 A JP 2006316389A JP 2006316389 A JP2006316389 A JP 2006316389A JP 2008128411 A JP2008128411 A JP 2008128411A
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rubber
stopper rubber
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outer cylinder
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JP2006316389A
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Takashi Kume
廷志 久米
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Sumitomo Riko Co Ltd
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Sumitomo Riko Co Ltd
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Abstract

【課題】ストッパ機構によってインナ軸部材とアウタ筒部材の軸直角方向での相対変位を確実に制限して耐久性の向上を実現することが出来ると共に、ストッパの当接時における衝撃の発生を低減乃至は回避することが出来る新規な構造のストラットアームブッシュを提供すること。
【解決手段】インナ軸部材12とアウタ筒部材14の何れか一方の側に別体の軸端ストッパ部材34を組み付け、何れか他方の側に向かって軸直荷重入力方向に突出する軸端ストッパゴム38を形成すると共に、軸端ストッパゴム38の突出頂部に軸方向に延びる凹部42を形成して軸端ストッパゴム38を周方向に段付形状とし、インナ軸部材12とアウタ筒部材14の軸直荷重入力方向における相対変位に際して、中央ストッパゴム30と、軸端ストッパゴム38における凹部42の周方向両側部分と、軸端ストッパゴム38における凹部42とが、順次に当接するようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両のサスペンション機構を構成するストラットアームを車両ボデー側に防振連結するストラットアームブッシュおよびそれを用いたダブルジョイント式サスペンションに関するものである。
一般に自動車用のサスペンション機構は、車輪を回転可能に支持するキャリアを車両ボデーに対して、複数のサスペンション部材で連結せしめてなる構造とされている。かかるサスペンション機構の一種としては、例えば、従来から、ダブルジョイント式サスペンション機構が知られている。このサスペンション機構は、特許文献1(特開平6−106932号公報)や特許文献2(特開2003−136927号公報)に示されているように、キャリアを車両ボデーに連結するサスペンションアームとして、例えば、二本のロワアーム等のように、車両前後方向に離隔して配設されて、キャリアに対して車両前後方向で離れた位置において各別に連結せしめられた一対のサスペンションアームを有する構造とされている。
そして、このようなダブルジョイント式サスペンション機構を操舵輪に採用する場合には、一般に、一対のサスペンションアームの一方が車両の略横方向に延びるように配設されると共に、他方のサスペンションアームが車両の前後方向に傾斜して延びるように配設されてストラットアームとされる。また、これらのサスペンションアームは、何れも、一方の端部がサスペンションブッシュを介して車両ボデー側に防振連結されると共に、他方の端部がボールジョイント等を介してキャリアに取り付けられる。特に、上述のストラットアームの車両ボデー側への連結部位に装着されるサスペンションブッシュは、ストラットアームブッシュとも称されて、例えば特許文献3(特開2000−88026号公報)に記載の如き構造とされている。
すなわち、従来構造のストラットアームブッシュは、一般に、インナ軸部材とその外周側に離隔配置したアウタ筒部材を本体ゴム弾性体で連結せしめた構造とされている。そして、ストラットアームの中心軸に対してインナ軸部材およびアウタ筒部材の中心軸が直交する方向で装着されている。また、本体ゴム弾性体には、ストラットアームの中心軸方向でインナ軸部材を挟んだ両側に一対のすぐり部が設けられており、乗り心地の向上が図られている。
また、特許文献3にも示されているように、インナ軸部材とアウタ筒部材の対向面間においてすぐり部内に突出する中央ストッパゴムを設ける構造も、一般的に採用されている。このような中央ストッパゴムを設けることにより、振動入力によるインナ軸部材とアウタ筒部材の軸直角方向での相対的な変位が、緩衝的に制限されるようになっている。
しかしながら、中央ストッパゴムを柔らかい(変形し易い)ゴム弾性体で構成すると、インナ軸部材とアウタ筒部材の軸直角方向での相対変位を制限するストッパ効果が有効に発揮されないおそれがある。一方で、中央ストッパゴムを硬い(変形し難い)ゴム弾性体で構成すると、中央ストッパゴムが当接する際に衝撃が生じることにより、乗り心地の悪化が問題となる。要するに、特許文献3に記載されている筒形防振装置のように、インナ軸部材とアウタ筒部材の軸直角方向での相対変位を中央ストッパゴムだけで制限しようとすると、インナ軸部材とアウタ筒部材の軸直角方向での相対変位を制限する有効なストッパ効果と、通常走行時における良好な乗り心地を、両立して実現することが困難だったのである。
そこで、本発明者は、軸方向中央部分に柔らかいゴム弾性体で構成された中央ストッパゴムを設けると共に、軸方向両端部分には中央ストッパゴムに比して硬いゴム弾性体で形成された軸端ストッパゴムを有する別体の軸端ストッパ部材を設けて、通常走行時における緩衝的なストッパ効果と、インナ軸部材とアウタ筒部材の大きな相対変位を確実に制限するストッパ効果を、両立して実現することを考案した。
しかしながら、本発明者が更なる検討と実験を行った結果、このような軸端ストッパ部材を備えたストラットアームブッシュにおいても、未だ充分ではない場合もあることが明らかとなった。即ち、当接によってインナ軸部材とアウタ筒部材の相対変位を確実に制限するために、軸端ストッパ部材を構成する軸端ストッパゴムは、比較的に硬いゴム材料を採用することとなる。それ故、段差の乗り越え等に伴う防振装置への軸直角方向での荷重入力によって、軸端ストッパゴムがインナ軸部材とアウタ筒部材の間で当接せしめられる場合には、当接時の衝撃による乗り心地の悪化という問題が未だ充分には解消され得ないのである。
特開平6−106932号公報 特開2003−136927号公報 特開2000−88026号公報
ここにおいて、本発明は、上述の如き事情を背景として為されたものであって、その解決課題とするところは、インナ軸部材とアウタ筒部材の軸直角方向での相対変位を確実に制限して耐久性の向上を実現することが出来ると共に、ストッパの当接時における衝撃の発生を低減乃至は回避することが出来る新規な構造のストラットアームブッシュを提供することにある。
また、本発明は、優れた耐久性と段差の乗り越え時等における良好な乗り心地を実現することが出来る、新規な構造のダブルジョイント式サスペンションを提供することも、目的とする。
以下、このような課題を解決するために為された本発明の態様を記載する。なお、以下に記載の各態様において採用される構成要素は、可能な限り任意な組み合わせで採用可能である。また、本発明の態様乃至は技術的特徴は、以下に記載のものに限定されることなく、明細書全体および図面に記載されたもの、或いはそれらの記載から当業者が把握することの出来る発明思想に基づいて認識されるものであることが理解されるべきである。
すなわち、本発明は、インナ軸部材とその外周側に離隔配置されたアウタ筒部材を本体ゴム弾性体で連結すると共に、軸直荷重入力方向で該インナ軸部材を挟んだ両側に一対のすぐり部を設け、更に、該すぐり部の軸方向中央部分で該インナ軸部材と該アウタ筒部材の少なくとも一方の側から該すぐり部内に突出する中央ストッパゴムを設けた構造とされており、サスペンションアームの車両ボデー側への取付部位に装着されるストラットアームブッシュにおいて、前記インナ軸部材と前記アウタ筒部材の何れか一方の側にそれらインナ軸部材とアウタ筒部材とは別体とされた軸端ストッパ部材を組み付け、前記中央ストッパゴムの軸方向両側でそれぞれ該インナ軸部材と該アウタ筒部材の何れか他方の側に向かって軸直荷重入力方向に突出する軸端ストッパゴムを形成して、該軸端ストッパゴムを介して該インナ軸部材と該アウタ筒部材が軸直荷重入力方向で当接せしめられるようにすると共に、該軸端ストッパゴムにおける軸直荷重入力方向両側の突出頂部には軸方向に延びる凹部を形成して該軸端ストッパゴムの突出高さを周方向で変化させて該軸端ストッパゴムを周方向に段付形状とし、該インナ軸部材と該アウタ筒部材の軸直荷重入力方向における相対変位に際して、前記中央ストッパゴムと、該軸端ストッパゴムにおける該凹部の周方向両側部分と、該軸端ストッパゴムにおける該凹部とが、順次に当接するようにしたことを特徴とする。
このような本発明に従う構造とされたストラットアームブッシュにおいては、中央ストッパゴムと軸端ストッパゴムを設けると共に、軸端ストッパゴムの突出頂部に凹部を形成して軸端ストッパゴムの突出高さを周方向で変化させて、中央ストッパゴムと、凹部の周方向両側に位置する軸端ストッパゴムの凸部と、軸端ストッパゴムの凹部を、順次に当接させることにより、インナ軸部材とアウタ筒部材の変位制限効果を徐々に強化して、効果的なストッパ効果を、緩衝的に発現させることが出来る。
すなわち、インナ軸部材とアウタ筒部材の軸直角方向での相対変位に際して、先ず、中央ストッパゴムを当接させることにより、緩衝的なストッパ効果を発揮させる。更に、中央ストッパゴムが所定量以上に弾性変形すると、次に、軸端ストッパゴムにおける凹部の周方向両側部分(凸部)が当接せしめられる。ここにおいて、軸端ストッパゴムを凹部によって段付形状とすることにより、当接時における衝撃を低減して、ストッパ効果の向上を緩衝的に実現している。また、軸端ストッパゴムにおける凹部の周方向両側部分の当接によってもインナ軸部材とアウタ筒部材の相対変位を制限し切れないほどの大荷重入力時には、軸端ストッパゴムの凹部が当接することにより、より強いストッパ効果が発現されるようになっている。これにより、順次の当接による緩衝的なストッパ効果を得られると共に、大荷重入力時にも確実なストッパ効果を得ることが出来得て、耐久性の向上を図ることが出来る。
また、軸端ストッパゴムの当接によって、インナ軸部材とアウタ筒部材のこじり方向での相対変位を有効に制限することも出来る。
また、本発明は、前記軸端ストッパ部材が前記インナ軸部材に組み付けられると共に、前記アウタ筒部材の内周面には緩衝ゴム層が設けられており、該インナ軸部材と該アウタ筒部材の相対変位によって前記軸端ストッパゴムが該緩衝ゴム層を介して該アウタ筒部材に当接せしめられるようになっていても良い。
これによれば、インナ軸部材とアウタ筒部材の相対変位をより緩衝的に防ぐことが出来る。
また、本発明は、前記インナ軸部材の外周面と前記アウタ筒部材の内周面のうちで前記軸端ストッパゴムが軸直角方向で対向せしめられた部分に緩衝ゴム層を設けて、該インナ軸部材と該アウタ筒部材の相対変位によって前記軸端ストッパゴムが該緩衝ゴム層を介して該インナ軸部材又は該アウタ筒部材に当接せしめられるようになっていると共に、該軸端ストッパゴムと該緩衝ゴム層の当接面の少なくとも一方が該インナ軸部材の中心軸に対して傾斜せしめられており、該インナ軸部材と該アウタ筒部材のこじり方向での相対変位によって該軸端ストッパゴムと該緩衝ゴム層が当接せしめられるに際して、該軸端ストッパゴムと該緩衝ゴム層の当接面が相互に平行となるようにした構造を採用することも出来る。
これによれば、インナ軸部材とアウタ筒部材が軸直角方向で相対変位せしめられた場合に、軸端ストッパゴムの当接面積を小さく抑えて、緩衝的なストッパ効果を得ることが出来る。更に、インナ軸部材とアウタ筒部材がこじり方向で相対変位せしめられた場合に、軸端ストッパゴムの当接面積を大きく取ることが出来て、こじり方向での相対変位をより有利に制限することが出来る。
なお、インナ軸部材とアウタ筒部材のこじり方向での相対変位による軸端ストッパゴムと緩衝ゴム層の当接に際して、軸端ストッパゴムと緩衝ゴム層の当接面が少なくとも一部において相互に平行となっていれば良い。より好適には、こじり方向荷重入力時における軸端ストッパゴムと緩衝ゴム層の当接に際して、軸端ストッパゴムにおける凹部を挟んだ周方向両側部分の軸方向中央部分が、それぞれ緩衝ゴム層に対して平行となるように当接せしめられる。
また、本発明は、前記インナ軸部材における前記中央ストッパ部の軸方向両側に段差部が設けられており、該インナ軸部材の該段差部よりも軸方向外側部分が軸方向中央部分よりも小径とされている一方、固定筒金具の外周面に緩衝ゴム弾性体を加硫接着して前記軸端ストッパゴムを形成せしめた構造をもって前記軸端ストッパ部材が構成されており、該固定筒金具が該インナ軸部材の該小径部分に外嵌固定されることによって該軸端ストッパ部材が該インナ軸部材に組み付けられている構造を採用することも出来る。
これによれば、別体とされた軸端ストッパ部材をインナ軸部材に対して容易に組み付けることが出来る。なお、本態様において、好適には、インナ軸部材における段差部よりも中央側の大径部分に本体ゴム弾性体が加硫接着される。これによれば、インナ軸部材において、軸端ストッパ部材が嵌着される部分と、本体ゴム弾性体が加硫接着される部分を、段差部によって区切ることにより、本体ゴム弾性体のゴムが軸端ストッパ部材の嵌着される部分(小径部分)に回り込むのを有利に防ぐことが出来る。また、軸端ストッパ部材の取付部分を小径とすることにより、軸端ストッパゴムとアウタ筒部材との離隔距離や軸端ストッパゴムのゴムボリュームの設定自由度を大きくとることが出来る。
また、本発明においては、前記軸端ストッパ部材が前記インナ軸部材に組み付けられていると共に、該軸端ストッパ部材を構成する前記軸端ストッパゴムの突出頂部が前記アウタ筒部材の周方向で湾曲せしめられた湾曲面で構成されて、該軸端ストッパゴムの突出先端面の曲率が該インナ軸部材の外周面の曲率以下とされていると共に、該軸端ストッパゴムの突出頂部の曲率が該アウタ筒部材の内周面の曲率以上とされており、更に、該軸端ストッパゴムの突出頂部の曲率中心が該インナ軸部材の外周面の曲率中心に対して該軸端ストッパゴムの突出方向とは反対側に偏倚せしめられている構造も採用可能である。
これによれば、軸端ストッパゴムの周方向での当接領域を大きく取って、有効なストッパ効果を得ることが出来る。
また、本発明は、前記軸端ストッパゴムにおける前記凹部の周方向両側部分の表面に多数の小突起を一体形成しても良い。
これによれば、軸端ストッパゴムにおける凹部の周方向両側部分の当接に際して、軸端ストッパゴムが当接面に対して擦り付けられる等して異音を生じるのを防ぐことが出来る。
また、本発明は、前記中央ストッパゴムに比して、前記軸端ストッパゴムの方が軸直角方向での当接に際してのばね定数が大きくされていることが望ましい。
これによれば、インナ軸部材とアウタ筒部材の軸直角方向での相対変位を、より有利に緩衝的に制限することが出来る。また、こじり方向での荷重入力時には、軸端ストッパゴムの当接によるストッパ効果がより有利に発揮される。
また、本発明は、ストラットアームを含む複数のサスペンション部材によって構成されており、該ストラットアームにおける長手方向一方の端部がストラットアームブッシュを介して車両ボデー側に取り付けられると共に、該ストラットアームにおける長手方向他方の端部がボールジョイントを介してキャリア側に取り付けられたダブルジョイント式サスペンションにおいて、請求項1乃至6の何れか一項に記載のストラットアームブッシュを用いると共に、前記ストラットアームにおける軸方向両端部の前記車両ボデー側および前記キャリア側への取付位置をつなぐアーム軸方向線に対して該ストラットアームブッシュの中心軸が直交するようにして、該ストラットアームブッシュを該ストラットアームと該車両ボデーの間に装着したことも特徴とする。
このような本発明に従う構造のダブルジョイント式サスペンションにおいては、前述の如き本発明に従う構造のストラットアームブッシュを採用することにより、優れた耐久性や良好な乗り心地を実現しつつ、車輪の過度な操舵角を回避し得るダブルジョイント式サスペンションを、部品点数の増加や構造の複雑化等の問題を招くことなく、有利に実現可能となる。
以下、本発明を更に具体的に明らかにするために、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ、詳細に説明する。
先ず、図1,2には、本発明の一実施形態としての自動車用ストラットアームブッシュ10が示されている。ストラットアームブッシュ10(以下、ブッシュ10)は、インナ軸部材としての内筒金具12とアウタ筒部材としての外筒金具14を本体ゴム弾性体16によって弾性的に連結した構造となっている。そして、ブッシュ10は、内筒金具12が図示しない自動車のボデー側に固定されて取り付けられていると共に、外筒金具14がストラットアーム18に固定されて取り付けられることにより、ストラットアーム18の車両ボデーに対する取付部位に装着されて、ストラットアーム18を車両ボデーに対して防振連結するようになっている。なお、以下の説明において、軸方向とは、図1における左右方向を言うものとする。また、ブッシュ10の車両への装着状態下における主たる荷重入力方向は、軸直角方向であって、図1,図2における上下方向である。また、図1,2には、車両への非装着状態下におけるブッシュ10が示されている。
より詳細には、内筒金具12は、厚肉小径の略円筒形状を呈しており、金属等で形成された剛性材とされている。また、内筒金具12の軸方向両端部分の外周面には、段差部20がそれぞれ設けられており、内筒金具12の軸方向両端部における外径寸法が、軸方向中央部分における外径寸法よりも小さくなっている。なお、本実施形態において、内筒金具12の内径寸法は軸方向の略全長に亘って一定とされており、内筒金具12は、その軸方向両端部分が軸方向中央部分に比して僅かに薄肉となっている。
また、内筒金具12の外周側には、外筒金具14が配設されている。外筒金具14は、薄肉大径の略円筒形状を呈しており、金属等で形成された剛性材とされている。また、外筒金具14は、内筒金具12よりも大径とされていると共に、内筒金具12に対して所定の径方向(図2中、上下)で偏心して配設されており、全周に亘って内筒金具12の外周側に所定距離を隔てて位置せしめられている。更に、本実施形態においては、外筒金具14の軸方向長さが内筒金具12の軸方向長さよりも短くなっており、外筒金具14の軸方向両側から内筒金具12の軸方向両端部が突出している。なお、内筒金具12の段差部20が、外筒金具14の軸方向端部よりも軸方向内側に位置せしめられている。
また、内筒金具12と外筒金具14の間には、図3,4に示されているように、本体ゴム弾性体16が配設されている。本体ゴム弾性体16は、厚肉の略円筒形状を呈しており、その内周面が内筒金具12の外周面に加硫接着されていると共に、その外周面が外筒金具14の内周面に加硫接着されている。このことからも明らかなように、本実施形態における本体ゴム弾性体16は、内筒金具12と外筒金具14を一体的に備えた一体加硫成形品22として形成されている。また、本実施形態において、本体ゴム弾性体16の内周面は、内筒金具12に形成された段差部20よりも軸方向中央側の大径部分に加硫接着されている。また、本実施形態では、内筒金具12と外筒金具14を備えた本体ゴム弾性体16の一体加硫成形品22において、外筒金具14に八方絞り等の縮径加工が施されており、本体ゴム弾性体16に作用する引張応力を低減乃至は回避できるようになっている。なお、図3,4には、縮径加工後の一体加硫成形品22が示されている。
また、本体ゴム弾性体16の外周端縁部には、軸方向両側で外方に向かって延び出す薄肉筒状の緩衝ゴム層としての軸端緩衝ゴム層24が一体形成されている。この軸端緩衝ゴム層24は、外筒金具14の内周面を軸方向端部付近まで覆うように加硫接着されている。また、軸端緩衝ゴム層24は、その内周面が軸方向外方に向かって次第に拡径するように傾斜したテーパ面とされている。この軸端緩衝ゴム層24の内周面の傾斜角度は、後述する軸端ストッパゴムと軸端緩衝ゴム層24の当接に際して、軸端ストッパゴムと軸端緩衝ゴム層24が平行となるように設定されている。なお、本実施形態では、軸端緩衝ゴム層24の内周面の傾斜角度が、車両のストラットアーム18に設定する最大こじり角となるように設定されている。
さらに、本実施形態では、軸端緩衝ゴム層24の周上の一箇所において、ストッパ部25が設けられている。ストッパ部25は、軸端緩衝ゴム層24と一体形成されており、軸端緩衝ゴム層24の内周面から径方向内方に向かって突出せしめられている。また、ストッパ部25は、後述する一対の凹所26が位置せしめられた径方向一方向に位置せしめられている。
そして、このような本体ゴム弾性体16によって、内筒金具12と外筒金具14が弾性的に連結されている。また、本体ゴム弾性体16の軸方向両端部には、径方向一方向(図2中、左右方向)で内筒金具12を挟んで対向位置する一対の凹所26が形成されている。この凹所26は、軸方向外方に開口する凹状の縦断面形状(図1参照)で周方向に所定の長さに亘って形成されており、それによって、本体ゴム弾性体16の引張変形による応力集中や歪みが軽減されるようになっている。
また、本体ゴム弾性体16には、一対の凹所26が対向する径方向に対して直交する径方向(図2中、上下方向)で対向位置する一対のすぐり部28が形成されている。これらのすぐり部28は、本体ゴム弾性体16を軸方向に貫通するように形成されている。また、各すぐり部28の周方向での長さは、1/6周〜1/3周(本実施形態では、略1/5周)程度とされている。なお、すぐり部28の内周面は、全体に亘って本体ゴム弾性体16で形成されており、すぐり部28内には内筒金具12や外筒金具14が直接に露出しないようになっている。
また、これらのすぐり部28には、中央ストッパゴム30が突出せしめられている。中央ストッパゴム30は、本体ゴム弾性体16と一体形成されており、内筒金具12の軸方向中央部分から径方向外方に向かってすぐり部28内に突出せしめられている。また、中央ストッパゴム30は、略錐体形状とされており、径方向外方に向かって先細となっている。
また、すぐり部28の形成部位では、外筒金具14の内周面が薄肉の中央緩衝ゴム層32で覆われている。この中央緩衝ゴム層32は、本体ゴム弾性体16および軸端緩衝ゴム層24と一体的に形成されており、外筒金具14の軸方向中央部分に加硫接着されている。これにより、中央ストッパゴム30と中央緩衝ゴム層32が径方向で所定距離を隔てて対向位置せしめられており、内筒金具12と外筒金具14が軸直角方向で相対変位せしめられることにより、中央ストッパゴム30が中央緩衝ゴム層32を介して外筒金具14に当接せしめられるようになっている。
一方、内筒金具12には、軸端ストッパ部材としての別体ストッパ部材34が組み付けられている。別体ストッパ部材34は、図5,6に示されているように、略円筒形状の固定筒金具36と、固定筒金具36の外周面に固着された軸端ストッパゴム38を含んで構成されている。
より詳細には、固定筒金具36は、略円筒形状を呈しており、金属等の硬質の材料で形成されている。また、本実施形態における固定筒金具36は、その軸方向両端部分の内周面が傾斜面で構成されており、固定筒金具36の内周面が軸方向外側に向かって僅かに拡径せしめられている。
また、軸端ストッパゴム38は、図5,6に示されているように、固定筒金具36の外周面に固着されており、径方向一方向の両側に向かってそれぞれ突出するように一対の軸端ストッパゴム38,38が形成されている。
さらに、軸端ストッパゴム38は、その周方向の中央部分に凹部42を有している。凹部42は、軸端ストッパゴム38の外周面に開口して、軸方向の全長に亘って連続して延びる溝状とされている。かかる凹部42が形成されていることにより、軸端ストッパゴム38は、凹部42の形成箇所において径方向での突出高さが小さくなっており、周方向に二分されているような形態となっている。また、溝状とされた凹部42の周方向端面(側壁面)が径方向に広がっていることにより、凹部42は、径方向外方に向かって次第に拡幅する断面形状を有している。また、軸端ストッパゴム38の周方向両端面が、その突出方向に平行な軸直角方向に広がっていることにより、軸端ストッパゴム38における凹部42を挟んだ周方向両側部分(以下、突出部44)が、突出先端側に向かって次第に周方向で狭幅となっている。
また、軸端ストッパゴム38における突出部44の外周面(径方向の突出頂部)には、周方向に所定の長さで延びる複数の小突起としての緩衝突起46が設けられている。これにより、各突出部44の突出先端面(外周面)が凹凸形状を呈している。なお、本実施形態では、周方向に所定の長さで延びる緩衝突起46が、軸方向で所定の距離を隔てて複数設けられることにより、突出部44の突出先端における凹凸形状が実現されている。
また、突出部44の突出先端面は、円弧状の湾曲面で構成されており、内筒金具12よりも曲率が小さくされていると共に、外筒金具14よりも曲率が大きくされている。また、図2に示されているように、突出部44の外周面の曲率中心は、内筒金具12の曲率中心に対して、軸端ストッパゴム38の突出方向と反対側にずれて位置せしめられている。なお、本実施形態では、突出部44の曲率や曲率中心の位置が、こじり方向で荷重が入力された際に、周方向のより広い範囲に亘って突出部44が外筒金具14に当接せしめられるように設定されている。また、図2において、(a)が内筒金具12の曲率中心を示していると共に、(b)が突出部44の突出先端面の曲率中心を示している。
また、本実施形態では、一対の軸端ストッパゴム38が、連結部45によって周方向で連結されている。連結部45は、軸端ストッパゴム38よりも径方向での突出高さが小さくされており、一対の軸端ストッパゴム38の周方向間に形成されて、固定筒金具36の外周面に加硫接着されている。なお、本実施形態においては、一対の軸端ストッパゴム38と連結部45が一体的に形成されており、全体として略円環形状とされている。
このような構造とされた別体ストッパ部材34は、内筒金具12に外嵌固定される。即ち、一組の別体ストッパ部材34は、軸端ストッパゴム38の突出方向が周方向で相互に位置合わせされた状態で、固定筒金具36が内筒金具12に対して軸方向両側からそれぞれ圧入されることにより、内筒金具12の軸方向両端部分に組み付けられている。本実施形態において、固定筒金具36は、内筒金具12における段差部20よりも軸方向外側の小径部分に対して圧入固定されている。なお、本実施形態では、別体ストッパ部材34が、内筒金具12への組付け方向に関らず同一の形状となる軸方向で対称な形状とされており、内筒金具12への誤組付けが有利に防がれるようになっている。
かかる組付状態下において、軸端ストッパゴム38は、主たる軸直荷重入力方向である径方向一方向において、内筒金具12を挟んだ両側に突出するように設けられている。また、軸端ストッパゴム38は、中央ストッパゴム30の突出方向と同じ径方向に突出するように設けられている。
なお、本実施形態では、内筒金具12の軸方向端部の外周面がテーパ面で構成されており、内筒金具12の外径が軸方向外方に向かって次第に小径となっている。更に、別体ストッパ部材34の軸方向両端部の内周面がテーパ面とされており、別体ストッパ部材34の内径が軸方向外方に向かって次第に大径となっている。これにより、圧入時における別体ストッパ部材34と内筒金具12の径方向での位置合わせが、テーパ面による案内作用によって容易に実現されるようになっている。
また、かかる組付状態において、別体ストッパ部材34は、外筒金具14に対して全周に亘って径方向で離隔せしめられている。更に、別体ストッパ部材34は、その軸方向外側の端部が外筒金具14よりも軸方向外方に位置せしめられていると共に、その軸方向内側の端部が外筒金具14の軸直角方向内方に位置せしめられている。特に本実施形態では、別体ストッパ部材34を構成する軸端ストッパゴム38の軸方向内側部分が、軸直角方向の投影において、軸端緩衝ゴム層24を介して外筒金具14と重ね合わされていると共に、軸端ストッパゴム38の軸方向外側部分が、軸端緩衝ゴム層24の軸方向端部よりも軸方向外側に位置せしめられている。
また、軸端ストッパゴム38の外周面は、内筒金具12の軸方向中央部分に設けられた中央ストッパゴム30の突出先端よりも径方向内側に位置せしめられている。これにより、内筒金具12と外筒金具14が中央ストッパゴム30の突出する径方向一方向で相対変位せしめられると、中央ストッパゴム30が軸端ストッパゴム38よりも先に外筒金具14に当接せしめられるようになっている。
このような構造とされた自動車用ストラットアームブッシュ10は、例えば、操舵輪(前輪)のサスペンション機構を構成するダブルウィッシュボーン式サスペンションであって、キャリアとしてのハブキャリアに対して一対のロアアームが連結されるダブルジョイント構造のサスペンションに好適に採用される。かかるダブルジョイント式サスペンションは、前述の特許文献1,2にも示されている周知構造であるから、その詳細な説明を省略するが、操舵輪が取り付けられるキングピンを備えたハブキャリアと、車両ボデーとの間に配設された複数のサスペンション部材を含んで構成される。
具体的には、図7に概略的に示されているように、ロアアームが車両前後方向に離隔配置された第一のロアアーム18と第二のロアアーム48を含む一対のサスペンションアームからなり、各アーム18,48の一方の端部がボールジョイントを介してハブキャリア(図示せず)に連結されている。
特に本実施形態では、第一のロアアーム18が第二のロアアーム48よりも車両前方に配されており、平面視において、第二のロアアーム48のキャリアに対する取付位置が車輪50の略中央(車軸となるキングピンの中心軸上付近)に位置せしめられていると共に、第一のロアアーム18のキャリアに対する取付位置が、車輪50の中央から外れた車両前方に位置せしめられている。そして、第二のロアアーム48が、車両の略横方向(車幅方向乃至は車軸方向であって、図7中の左右方向)に延びていると共に、第一のロアアーム18が、車両前後方向や車幅方向に対して所定の角度で傾斜して延びている。
さらに、これら第一のロアアーム18と第二のロアアーム48の各他方の端部には、車両ボデー側への取付部位としてのアームアイ52(図1参照)が形成されている。本実施形態では、第一及び第二のロアアーム18,48として湾曲形状等のものも採用され得るが、図7では、そのアーム中心軸を簡易的に図示するものとする。なお、アーム中心軸は、ロアアーム18,48において、その長手方向一方の端部におけるキャリアへの取付位置と、長手方向他方の端部における車両ボデーへの取付位置とを直線でつないだ線を言うものとする。また、車両ボデーは、ボデー本体(メインフレーム)の他、サスペンションフレーム等のサブフレームであっても良い。
また、本実施形態に係るブッシュ10は、外筒金具14が第一のロアアーム18の端部に設けられたアームアイ52に圧入されて、第一のロアアーム18が外筒金具14の略軸方向中央部分に位置せしめられた状態で嵌着固定されている。本実施形態では、第一のロアアーム18のアーム中心軸に対してブッシュ10の中心軸(内外筒金具12,14の中心軸)が直交するように装着されている。また、ブッシュ10は、その中心軸が略水平方向に延びるようにして自動車に装着される。なお、外筒金具14に縮径加工を施す際に、軸方向両端部分の縮径率(変形量)が軸方向中央部分よりも大きくなるように加工されており、外筒金具14の軸方向両端部分の外径寸法が軸方向中央部分の外径寸法よりも小さくなっている。これにより、外筒金具14をアームアイ52に圧入する際に、外筒金具14の軸方向両端部分の外周面における塗装の剥げやキズ等の問題を防ぐことが出来る。
また、ブッシュ10の内筒金具12は、その内孔に図示しない固定ボルトが挿通されて、この固定ボルトを介して車両ボデー側の部材に固定される。特に本実施形態では、各一対のすぐり部28や中央ストッパゴム30、軸端ストッパゴム38が設けられたブッシュ10の軸直角方向一方向(図2中、上下)が、アーム中心軸が延びる方向となるように組み付けられている。
なお、図2に示されているように、本実施形態に係るブッシュ10は、車両への非装着状態下において、内筒金具12と外筒金具14が径方向一方向(図2中、上下)で偏心せしめられている。そして、ブッシュ10を車両に対して装着することにより、ブッシュ10に対して径方向一方向(図2中、下)に静的荷重が及ぼされて、内筒金具12と外筒金具14が相対変位せしめられ、内筒金具12と外筒金具14が同一中心軸上に位置せしめられるようになっている。
これにより、第一のロアアーム18、第二のロアアーム48が、ハブキャリアと車両ボデー側の部材の間において、ボールジョイントの変位およびブッシュ10における本体ゴム弾性体16の弾性変形に基づいて、それぞれ独立して揺動可能に配設されていると共に、操舵輪がそれらロアアーム18,48を含む複数のサスペンション部材を介して車両ボデーに懸架されている。そして、ストラットアームブッシュ10を介して車両ボデーに連結された第一のロアアーム18は、車両前後方向に対して所定の角度で傾斜して延びていて、サスペンションの車両前後方向の力を支えることとなる。
ここにおいて、車両の通常走行状態下では、車輪50は略前後方向に向いており、その状態で入力される段差乗り越え等の荷重はストラットアーム18の略軸方向に及ぼされることから、ブッシュ10には略軸直角方向の荷重として及ぼされることとなる。この際、本実施形態に従う構造とされたストラットアームブッシュ10では、ストラットアーム18の軸方向である軸直角方向一方向において、一対のすぐり部28が設けられており、良好な乗り心地が実現されるようになっている。
また、ブッシュ10には、ストラットアーム18の軸方向においてストッパ機構が設けられている。即ち、ブッシュ10において、中央ストッパゴム30と軸端ストッパゴム38,38が、ストラットアーム18の軸方向で内筒金具12を挟んだ両側にそれぞれ設けられている。これにより、内筒金具12と外筒金具14が軸直角方向で相対変位せしめられると、それら内筒金具12と外筒金具14が、中央ストッパゴム30と軸端ストッパゴム38を介して緩衝的に当接せしめられるようになっている。それ故、内筒金具12と外筒金具14の軸直角方向での相対変位が緩衝的に制限されて、良好な乗り心地と優れた耐久性が両立して実現されるようになっている。
より詳細には、本実施形態に係るストラットアームブッシュ10では、中央ストッパゴム30が、軸端ストッパゴム38の外周縁部よりも径方向外側に突出せしめられている。それ故、ブッシュ10に段差乗り越え等による軸直角方向の荷重が作用せしめられて、内筒金具12と外筒金具14が大きく相対変位せしめられると、図8に示されているように、先ず、中央ストッパゴム30が外筒金具14に当接せしめられる。ここにおいて、中央ストッパゴム30は、比較的に柔らかくされており、当接時の衝撃が小さく抑えられるようになっている。これにより、内筒金具12と外筒金具14が大きく相対変位せしめられた場合には、先ず、中央ストッパゴム30による緩衝的なストッパ効果が発現されるようになっており、比較的に小さい段差の乗り越え時等における良好な乗り心地が実現されるようになっている。
なお、本実施形態では、外筒金具14の内周面において中央ストッパゴム30が当接せしめられる部分に、中央緩衝ゴム層32が被着形成されている。これにより、中央ストッパゴム30の外筒金具14への当接をより緩衝的に実現することが出来る。
また、中央ストッパゴム30が突出先端に向かって先細状の形状とされていることにより、中央ストッパゴム30の変形量の増大に伴って当接面積が次第に大きくなる。これにより、中央ストッパゴム30によるストッパ作用が徐々に大きくなるように発現されて、緩衝的なストッパ効果を有効に得ることが出来る。
さらに、内筒金具12と外筒金具14の相対変位によって、中央ストッパゴム30が所定量以上に弾性変形せしめられた場合には、比較的に硬い軸端ストッパゴム38が外筒金具14に当接することによって、内筒金具12と外筒金具14の相対変位がより確実に制限され得るようになっている。
ここにおいて、本実施形態に係る軸端ストッパゴム38は、径方向で突出せしめられていると共に、その先端部分(外周部分)が凹部42によって周方向で段付き形状とされている。これにより、軸端ストッパゴム38は、内筒金具12と外筒金具14の軸直角方向での相対変位に際して、比較的にばね定数の小さい突出部44と、比較的にばね定数が大きい凹部42が、外筒金具14に対して段階的に当接せしめられるようになっている。
すなわち、中央ストッパゴム30が所定量以上に弾性変形せしめられると、図9に示されているように、先ず、軸端ストッパゴム38の突出部44が、軸端緩衝ゴム層24を介して外筒金具14に当接せしめられる。この突出部44は、図2からも明らかなように、凹部42に比して突出方向での厚さ(突出高さ)が大きく設定されており、凹部42に比して柔らかいばね特性となっている。それ故、当接時における衝撃の発生を抑えて、緩衝的なストッパ効果が発揮される。
特に本実施形態においては、外筒金具14に当接せしめられる突出部44の外周面が、主たる荷重の入力方向であるストラットアーム18の軸方向に対して傾斜せしめられている。それ故、入力荷重が当接面(突出部44の外周面)に対して傾斜した方向で作用せしめられて、突出部44に圧縮変形と併せて剪断変形が生ぜしめられる。これにより、軸直角方向での荷重入力による当接に際して、突出部44のばね特性が比較的に柔らかくなって、緩衝的なストッパ効果を有利に実現することが出来る。
また、突出部44が内筒金具12と外筒金具14の対向面間で圧縮されて所定量以上に弾性変形せしめられると、図10に示されているように、軸端ストッパゴム38の凹部42の底壁部が、軸端緩衝ゴム層24を介して外筒金具14に当接せしめられるようになっている。ここで、凹部42の形成箇所における軸端ストッパゴム38は、突出部44に比して突出高さが小さくなっており、軸直荷重入力方向で薄肉とされている。それ故、凹部42の底壁部の外筒金具14への当接によって、内筒金具12と外筒金具14の軸直角方向での相対変位を効果的に制限することが出来る。
さらに、凹部42の底壁部は、主たる荷重の入力方向である軸端ストッパゴム38の周方向中央部分に形成されている。それ故、凹部42の底壁部は、内筒金具12と外筒金具14の間で圧縮されて、比較的に硬いばね特性で内筒金具12と外筒金具14の相対変位を効果的に制限することが出来る。
なお、本実施形態では、外筒金具14における軸端ストッパゴム38の当接箇所に、軸端緩衝ゴム層24が設けられている。そして、内筒金具12と外筒金具14の軸直角方向での相対変位時において、軸端ストッパゴム38が軸端緩衝ゴム層24を介して外筒金具14に対して緩衝的に当接せしめられるようになっている。これにより、軸端ストッパゴム38の外筒金具14への当接に起因する乗り心地の悪化を軽減することが出来る。
また、外筒金具14の内周面には軸端緩衝ゴム層24が加硫接着されており、外筒金具14側の当接面が軸端緩衝ゴム層24によってテーパ面とされている。これにより、突出部44および凹部42と外筒金具14の当接初期における軸方向での当接領域が小さくなると共に、内筒金具12と外筒金具14の相対変位量が大きくなるに従って当接面積が次第に大きくなる。それ故、ストッパ効果をより緩衝的に発現せしめることが出来る。
さらに、本実施形態では、軸端ストッパゴム38の一部が軸端緩衝ゴム層24の軸方向端部よりも軸方向で外側に位置せしめられている。これにより、軸端ストッパゴム38と軸端緩衝ゴム層24、延いては外筒金具14の軸直角方向での当接面積が小さくされており、ストッパ効果がより緩衝的に発揮されるようになっている。
以上の如く、本実施形態に係るストラットアームブッシュ10では、中央ストッパゴム30と、軸端ストッパゴム38の突出部44と、軸端ストッパゴム38の凹部42が、順次に外筒金具14に当接せしめられるようになっており、ストッパ作用の緩衝的な発現と、入力荷重に応じた有効なストッパ作用の発揮を、両立して実現することが出来る。
また、本実施形態においては、突出部44の外周面が緩衝突起46によって凹凸形状とされている。これにより、突出部44の外筒金具14(軸端緩衝ゴム層24)への当接時に、擦れる等して異音が生じるのを防ぐことが出来る。
なお、図11には、本実施形態に係るブッシュ10の軸直角方向での荷重−たわみ曲線が示されている。これによれば、本実施形態に係るブッシュ10では、全周に亘って一定の断面形状を有する軸端ストッパゴムを備えた従来構造のブッシュに比して、軸端ストッパゴム38の外筒金具14への当接に際して、ストッパ効果の急激な発現(荷重−たわみ曲線の急激な立ち上がり)が防がれて、緩衝的にストッパ効果が発揮されていることが分かる。このことは、図11において、軸端ストッパゴム38の当接時を示す特性線の(A)領域で、傾きの変化が比較的に小さいことによって示されている。なお、図11における荷重−たわみ曲線において、実線で示された荷重−たわみ曲線は、本実施形態に係るブッシュに関するものであり、破線で示された荷重−たわみ曲線は、従来構造のブッシュに関するものである。
また、本実施形態において、操舵によって車輪50の向きが車両前後方向に対して傾斜せしめられると、ストラットアーム18が傾動して、ストラットアームブッシュ10にこじり方向で荷重が及ぼされる。ここにおいて、ストラットアーム18の傾動によって外筒金具14が内筒金具12に対してこじり方向で大きく変位せしめられると、図12に示されているように、軸端ストッパゴム38が軸端緩衝ゴム層24を介して外筒金具14に当接せしめられる。それ故、内筒金具12と外筒金具14のこじり方向での相対変位が別体ストッパ部材34によって効果的に制限される。なお、本実施形態では、外筒金具14に固着された軸端緩衝ゴム層24の内周面が最大操舵角に応じて傾斜したテーパ面とされていることにより、軸端ストッパゴム38と軸端緩衝ゴム層24の当接に際して、それら軸端ストッパゴム38と軸端緩衝ゴム層24の当接面が平行になるようにされている。それ故、軸端ストッパゴム38が軸端緩衝ゴム層24を介して、充分に広い当接面積をもって当接せしめられて、内筒金具12と外筒金具14のこじり方向での相対的な変位が、充分に大きな当接面積を備えたストッパ機構によって有利に制限されるようになっている。
以上、本発明の一実施形態について説明してきたが、これはあくまでも例示であって、本発明は、かかる実施形態における具体的な記載によって、何等、限定的に解釈されるものではない。
例えば、軸端ストッパゴム38の構造は、前記実施形態における具体的な記載によって限定的に解釈されるものではない。具体的には、例えば、突出部44の外周面の曲率や曲率中心の位置は、前記実施形態に記載された構造に限定されない。また、緩衝突起46は、必ずしも必要ではないし、例えば、半球状の突起等によって実現することも出来る。
また、前記実施形態では、別体ストッパ部材34を内筒金具12に取り付けているが、軸端ストッパ部材(別体ストッパ部材34)は、必ずしもインナ軸部材(内筒金具12)に取り付けられていなくても良く、アウタ筒部材(外筒金具14)に内嵌されて組み付けられていても良い。なお、軸端ストッパ部材をアウタ筒部材側に設ける場合には、インナ軸部材の外周面に緩衝ゴム層(軸端緩衝ゴム層24や中央緩衝ゴム層32)を被着形成しても良い。
また、前記実施形態では、緩衝ゴム層24が内筒金具12の中心軸に対して傾斜せしめられたテーパ面を有していたが、例えば、緩衝ゴム層の内周面がインナ軸部材の軸方向に広がるように形成されていると共に、軸端ストッパゴムの突出先端面がインナ軸部材の中心軸に対して傾斜せしめられたテーパ面で構成されていても良い。また、例えば、緩衝ゴム層の内周面と軸端ストッパゴムの突出先端面の両方がインナ軸部材の中心軸に対して傾斜せしめられており、インナ軸部材とアウタ筒部材のこじり方向での相対変位による緩衝ゴム層と軸端ストッパゴムの当接時において、それら緩衝ゴム層の内周面と軸端ストッパゴムの突出先端面が平行となるようになっていても良い。
その他、一々列挙はしないが、本発明は、当業者の知識に基づいて種々なる変更,修正,改良等を加えた態様において実施され得るものであり、また、そのような実施態様が、本発明の趣旨を逸脱しない限り、何れも、本発明の範囲内に含まれるものであることは、言うまでもない。
本発明の一実施形態としてのストラットアームブッシュを示す縦断面図であって、図2におけるI−I線断面図。 図1に示されたストラットアームブッシュを示す平面図。 図1に示されたストラットアームブッシュを構成する本体ゴム弾性体の一体加硫成形品の絞り加工後を示す縦断面であって、図4におけるIII−III線断面図。 図3に示された本体ゴム弾性体の一体加硫成形品の絞り加工後を示す平面図。 図1に示されたストラットアームブッシュを構成する別体ストッパ部材を示す縦断面図であって、図6におけるV−V線断面図。 図5に示された別体ストッパ部材を示す平面図。 本発明が適用されるダブルジョイント式サスペンションを示す概略図。 図1に示されたストラットアームブッシュにおいて、軸直角方向荷重入力時における中央ストッパゴムの当接状態を示した説明図。 図1に示されたストラットアームブッシュにおいて、軸直角方向荷重入力時における軸端ストッパゴムの突出部の当接状態を示した説明図。 図1に示されたストラットアームブッシュにおいて、軸直角方向荷重入力時における軸端ストッパゴムの凹部の当接状態を示した説明図。 図1に示されたストラットアームブッシュでの軸直角方向荷重の入力時における荷重−たわみ曲線図。 図1に示されたストラットアームブッシュにおいて、こじり方向荷重入力時における軸端ストッパゴムの当接状態を示した説明図。
符号の説明
10:ストラットアームブッシュ,12:内筒金具,14:外筒金具,16:本体ゴム弾性体,18:ストラットアーム,20:段差部,24:軸端緩衝ゴム層,28:すぐり部,30:中央ストッパゴム,34:別体ストッパ部材,36:固定筒金具,38:軸端ストッパゴム,42:凹部,44:突出部,46:緩衝突起

Claims (8)

  1. インナ軸部材とその外周側に離隔配置されたアウタ筒部材を本体ゴム弾性体で連結すると共に、軸直荷重入力方向で該インナ軸部材を挟んだ両側に一対のすぐり部を設け、更に、該すぐり部の軸方向中央部分で該インナ軸部材と該アウタ筒部材の少なくとも一方の側から該すぐり部内に突出する中央ストッパゴムを設けた構造とされており、サスペンションアームの車両ボデー側への取付部位に装着されるストラットアームブッシュにおいて、
    前記インナ軸部材と前記アウタ筒部材の何れか一方の側にそれらインナ軸部材とアウタ筒部材とは別体とされた軸端ストッパ部材を組み付け、前記中央ストッパゴムの軸方向両側でそれぞれ該インナ軸部材と該アウタ筒部材の何れか他方の側に向かって軸直荷重入力方向に突出する軸端ストッパゴムを形成して、該軸端ストッパゴムを介して該インナ軸部材と該アウタ筒部材が軸直荷重入力方向で当接せしめられるようにすると共に、該軸端ストッパゴムにおける軸直荷重入力方向両側の突出頂部には軸方向に延びる凹部を形成して該軸端ストッパゴムの突出高さを周方向で変化させて該軸端ストッパゴムを周方向に段付形状とし、該インナ軸部材と該アウタ筒部材の軸直荷重入力方向における相対変位に際して、前記中央ストッパゴムと、該軸端ストッパゴムにおける該凹部の周方向両側部分と、該軸端ストッパゴムにおける該凹部とが、順次に当接するようにしたことを特徴とするストラットアームブッシュ。
  2. 前記軸端ストッパ部材が前記インナ軸部材に組み付けられると共に、前記アウタ筒部材の内周面には緩衝ゴム層が設けられており、該インナ軸部材と該アウタ筒部材の相対変位によって前記軸端ストッパゴムが該緩衝ゴム層を介して該アウタ筒部材に当接せしめられるようになっている請求項1に記載のストラットアームブッシュ。
  3. 前記インナ軸部材の外周面と前記アウタ筒部材の内周面のうちで前記軸端ストッパゴムが軸直角方向で対向せしめられた部分に緩衝ゴム層を設けて、該インナ軸部材と該アウタ筒部材の相対変位によって該軸端ストッパゴムが該緩衝ゴム層を介して該インナ軸部材又は該アウタ筒部材に当接せしめられるようになっていると共に、該軸端ストッパゴムと該緩衝ゴム層の当接面の少なくとも一方が該インナ軸部材の中心軸に対して傾斜せしめられており、該インナ軸部材と該アウタ筒部材のこじり方向での相対変位によって該軸端ストッパゴムと該緩衝ゴム層が当接せしめられる際に該軸端ストッパゴムと該緩衝ゴム層の当接面が相互に平行となるようにした請求項1又は2に記載のストラットアームブッシュ。
  4. 前記インナ軸部材における前記中央ストッパゴムの軸方向両側に段差部が設けられており、該インナ軸部材の該段差部よりも軸方向外側部分が軸方向中央部分よりも小径とされている一方、固定筒金具の外周面に緩衝ゴム弾性体を加硫接着して前記軸端ストッパゴムを形成せしめた構造をもって前記軸端ストッパ部材が構成されており、該固定筒金具が該インナ軸部材の該小径部分に外嵌固定されることによって該軸端ストッパ部材が該インナ軸部材に組み付けられている請求項1乃至3の何れか一項に記載のストラットアームブッシュ。
  5. 前記軸端ストッパ部材が前記インナ軸部材に組み付けられていると共に、該軸端ストッパ部材を構成する前記軸端ストッパゴムの突出頂部が前記アウタ筒部材の周方向で湾曲せしめられた湾曲面で構成されて、該軸端ストッパゴムの突出頂部の曲率が該インナ軸部材の外周面の曲率以下とされていると共に、該軸端ストッパゴムの突出頂部の曲率が該アウタ筒部材の内周面の曲率以上とされており、更に、該軸端ストッパゴムの突出頂部の曲率中心が該インナ軸部材の外周面の曲率中心に対して該軸端ストッパゴムの突出方向とは反対側に偏倚せしめられている請求項1乃至4の何れか一項に記載のストラットアームブッシュ。
  6. 前記軸端ストッパゴムにおける前記凹部の周方向両側部分の表面に多数の小突起を一体形成した請求項1乃至5の何れか一項に記載のストラットアームブッシュ。
  7. 前記中央ストッパゴムに比して、前記軸端ストッパゴムの方が軸直角方向での当接に際してのばね定数が大きくされている請求項1乃至6の何れか一項に記載のストラットアームブッシュ。
  8. ストラットアームを含む複数のサスペンション部材によって構成されており、該ストラットアームにおける長手方向一方の端部がストラットアームブッシュを介して車両ボデー側に取り付けられると共に、該ストラットアームにおける長手方向他方の端部がボールジョイントを介してキャリア側に取り付けられたダブルジョイント式サスペンションにおいて、
    請求項1乃至7の何れか一項に記載のストラットアームブッシュを用いると共に、前記ストラットアームにおける軸方向両端部の前記車両ボデー側および前記キャリア側への取付位置をつなぐアーム軸方向線に対して該ストラットアームブッシュの中心軸が直交するようにして、該ストラットアームブッシュを該ストラットアームと該車両ボデーの間に装着したことを特徴とするダブルジョイント式サスペンション。
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