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JP2008115029A - 酸素富化装置 - Google Patents

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JP2008115029A
JP2008115029A JP2006298436A JP2006298436A JP2008115029A JP 2008115029 A JP2008115029 A JP 2008115029A JP 2006298436 A JP2006298436 A JP 2006298436A JP 2006298436 A JP2006298436 A JP 2006298436A JP 2008115029 A JP2008115029 A JP 2008115029A
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Shunji Nishi
舜司 西
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BLUE AQUA INDUSTRY KK
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Abstract


【課題】比較的に簡単な構造の磁界発生手段で、酸素分子を収率良く捕捉吸引出来ると共に小容量から大容量まで又は高濃度酸素含有の酸素富化空気を製造する酸素富化装置とすることを課題とする
【解決手段】 磁極に対して、常磁性体の酸素分子は反対極に磁化して磁極に吸引され反磁性体である窒素分子は同極に磁化して磁極から排斥される性質があことと、強磁性の四角柱状リターンヨークと該四角柱状リターンヨークの内面中央位置に磁界発生手段及び磁路ギャップを有する強磁性の反対磁化磁極対を配設した磁界発生手段とし、取入外気下流側であって前記反対磁化磁極対側面に密着すると共に前記磁路ギャップに開口部を有する非磁性の酸素富化空気取入手段と該酸素富化空気取入手段に連通接続する酸素富化空気供給手段と前記反対磁化磁極対の取入外気下流側に窒素富化空気排出手段を配設する。
【選択図】 図6

Description

本発明は、磁界を利用した酸素富化空気を作る酸素富化装置に関する。
標準大気圧における空気中に含まれる酸素ガスの重量百分率濃度は、約21パーセントであってヘンリーの法則に従った酸素ガスの分圧に比例して水中に溶解することは広く知られており、有機性廃水の活性汚泥法その他の好気性生物処理法における曝気処理には大量の空気を必要とするので、従来多大な曝気用動力費を必要としていた。さらに、高濃度有機性廃水を活性汚泥法その他の好気性生物処理法により処理する上で、酸素の溶解度及び溶解速度に限界があるために処理可能な有機質濃度にもおのずと限界があった。高濃度有機性廃水を好気性生物酸化処理を可能とすると共に多大な電力消費を低減する方法として超深層曝気方式が考案されたが、空気中には約79%の窒素を含むため活性汚泥等の浮遊粒子に窒素ガス微粒子が付着することによる生物処理液輸送及び固液分離操作への障害の原因となっていた。そこで、液体酸素による酸素ガスを曝気に使用することが行われていたが、空気から液体酸素を製造するためには空気を約200気圧程度での数段回の圧縮と放熱を繰り返し行うことが必要であると共に製造工場立地から消費地への輸送を必要としており、多大の動力費と輸送費を必要としている。又、燃焼装置及び内燃機関の技術分野においては、空気中の含有酸素濃度が21%よりも上昇すれば、送風機の大きさもより小型化すると共に動力費も低減すると共に二酸化炭素排出量も低減出来る。又、液体酸素及び液体窒素製造においても同様である。そこで、燃焼用空気供給手段で超電動コイルにより酸素と窒素の磁化率の違いを利用して酸素富化空気が作られることを開示している(例えば、特許文献1参照。)。又、ローターを内蔵したケーシングの内部空間に磁界を発生する磁界発生手段を設けていることが開示されている(例えば、特許文献2参照。)。又、燃焼機器の空気取り入れ部に電磁コイルを設けた酸素富化装置を接続していることが開示されている (例えば、特許文献3参照。)。又、リング状磁石の同軸中心位置に導磁材を配設して酸素富化空気を作る方法が開示されている(例えば、特許文献4参照。)。又、酸素富化膜で形成した箱状体又は袋状体に電磁石を収納して酸素富化空気を作る方法が開示されている(例えば、特許文献5参照。)。そして又、有機性廃水を好気性生物酸化処理する技術分野において、電磁石又は永久磁石を用いて、酸素及び窒素分子の物理的特性を利用した装置が出願されている(例えば、特許文献6)。
特開平1−228563 特開平9−194201 特開2000−054922 特開2001−348208 特開2003−112908 特開2005−118731
標準大気圧における空気中に含まれる酸素ガスの重量百分率濃度は約21パーセントであるが、好気性生物処理における曝気操作又は各種燃焼における給気操作において空気中の酸素ガスの含有割合を大きくすることが出来れば、前記曝気操作においては消費電力費の低減、酸素溶解度の向上および処理効率の向上と、前記給気操作においては消費電力費の低減、燃焼効率の向上が期待できる。そこで、空気中の含有成分の大部分を占める窒素と酸素の磁気的性を有効に利用することが課題である。
又、酸素富化装置の空気流路抵抗を低減することも課題である。
又、比較的に簡単な構造で高磁束密度分布の磁界発生手段とすることも課題である。
又、電磁石コイルの冷却を効率良くすることも課題である。
又、酸素富化空気を収率良く捕捉することも課題である。
又、大容量の要求に対応出来ることも課題である。
又、高濃度酸素を含有する酸素富化空気を製造することも課題である。
そして又、製造費を低減することも課題である。
本発明は、上記目的を達成するため、以下に記載されるような技術構成とする。本発明に係る第一の態様は、リターンヨークと該リターンヨークの内面中央位置に電磁コイル及び磁路ギャップを有する強磁性の反対磁化磁極対を配設した磁界発生手段とし、取入外気下流側であって前記反対磁化磁極対側面に密着すると共に前記磁路ギャップに開口部を有する非磁性の酸素富化空気取入手段と該酸素富化空気取入手段に連通接続する酸素富化空気供給手段と前記反対磁化磁極対の取入外気下流側に窒素富化空気排出手段を配設する。尚、前記磁界発生手段及び磁路ギャップを有する強磁性の反対磁化磁極対を配設した磁界発生手段の配設位置は前記リターンヨークの内面中央位置とすることが機能面では最良であるが偏った位置に配設することも可能である。
又、前記酸素富化空気取入手段の酸素富化空気取入口を四角断面形状とする。
又、磁界発生手段と酸素富化空気供給手段を空気流の前後に配設した組合せを二組以上並列に配設して酸素富化空気合流手段に連通接続する。
又、本発明に係る第二の態様は、同一の磁界発生手段を用いた反対磁化磁極対においては磁極距離が小さい程磁力は大きいく、反対に磁極距離が大きい程磁力は小さいので、磁力低減による磁路ギャップ域からの酸素富化空気の離脱を容易にするために磁路ギャップを有する四角状断面反対磁化磁極対の空気流下流側へ向かって該四角状断面反対磁化磁極対における磁路ギャップの所要の割合をテーパー拡大磁路ギャップとすることにより磁束密度分布を漸減すると共に磁束分布低減域において窒素富化空気の流入を防ぐために前記四角状断面反対磁化磁極対空気流下流側面に密着して配設する四角状断面酸素富化空気流入口の外縁に前記テーパー拡大磁路ギャップを有する磁極対面を被覆する。
又、本発明に係る第三の態様は、より高い酸素含有濃度の酸素富化空気の要求に対して、四角柱状のリターンヨークの空気流下流側開口部を非磁性の板状蓋で密閉したものを第一段目の単位酸素富化装置とし、空気流上下流側開口部を非磁性の板状蓋で密閉したものを第二段目以降の単位酸素富化装置として所要の段数で直列接続した酸素富化装置であって、第一段目の酸素富化空気取入手段を第二段目の空気流上流側の前記板状蓋に連通接続し、所要の段数に応じて順次同様に連通接続し、最終段目の酸素富化空気取入手段を酸素富化空気供給手段に連通接続し、前記各単位酸素富化装置の空気流下流側開口部の前記板状蓋に窒素富化空気排出手段を配設する。
又、本発明に係る第四の態様は、第三の態様と同様に、より高い酸素含有濃度の酸素富化空気の要求に対して、強磁性のコの字状、C字状又は馬蹄形状リターンヨークの両端にお互い反対に磁化した四角状断面磁極と磁界発生手段を配設したもの二組で二組の磁路ギャップを形成すると共に、該磁路ギャップを形成して相対する磁極はお互いに反対に磁化された磁極対としていて、空気流上流側の前記磁極対と磁界発生手段を密閉するために空気流上流側を開口した箱体を配設すると共に空気流下流側の前記磁極対と磁界発生手段を密閉するために箱体を配設した二段直列接続酸素富化装置であって、第一段目の酸素富化空気取入手段を第二段目の空気流上流側の前記板状蓋に連通接続し、二段目の酸素富化空気取入手段を酸素富化空気供給手段に連通接続し、前記箱体の前記板状蓋に窒素富化空気排出手段を連通接続する。
又、本発明に係る第五の態様は、流入空気で電磁石の電磁コイルを冷却するために、酸素富化装置設置室の外気取入口から磁界発生手段位置まで外気導入ダクトを配設することも出来る。
そして又、本発明に係る第六の態様は、磁界発生手段を電磁石とした二台以上の単位酸素富化装置を並列接続した酸素富化装置において、各電磁石の電源を所定の順番及び所要の時間間隔で入り切りする各スイッチと各単位酸素富化装置の各酸素富化空気取入手段に前記スイッチの入り切りに連動して開閉する酸素富化空気流路開閉手段を配設することも出来る。
そして又、本発明に係る第七の態様は、磁界発生手段を永久磁石とした二台以上の単位酸素富化装置を並列接続した酸素富化装置において、各単位酸素富化装置の各酸素富化空気取入手段に所定の順番及び所要の時間間隔で開閉する酸素富化空気流路開閉手段を配設することも出来る。
そして又、本発明に係る第八の態様は、強磁性のリターンヨークと該リターンヨークの内面中央位置に電磁コイル及び磁路ギャップを有する強磁性の反対磁化磁極対を配設すると共に前記リターンヨークの両端位置に電磁コイルを配設した磁界発生手段とすることにより、全電磁コイルの合計中心軸方向巻き数を大きくすることが出来るので半径方向巻き数が小さくなる。そして、取入外気下流側であって前記反対磁化磁極対側面に密着すると共に前記磁路ギャップに開口部を有する非磁性の酸素富化空気取入手段と該酸素富化空気取入手段に連通接続する酸素富化空気供給手段と前記反対磁化磁極対の取入外気下流側に窒素富化空気排出手段を配設する
(作用)
上記課題解決手段の第一の態様による作用は次のようである。即ち、強磁性のリターンヨークと該リターンヨークの内面中央位置に電磁コイル及び磁路ギャップを有する強磁性の反対磁化磁極対を配設した磁界発生手段とし、取入外気下流側であって前記反対磁化磁極対側面に密着すると共に前記磁路ギャップに開口部を有する非磁性の酸素富化空気取入手段と該酸素富化空気取入手段に連通接続する酸素富化空気供給手段と前記反対磁化磁極対の取入外気下流側に窒素富化空気排出手段を配設する。前記磁路ギャップを有する反対磁化磁極対と前記リターンヨークで構成する磁路において磁力線はN極から前記磁路ギャップを経てS極へ向い前記リターンヨークを通り前記N極へ戻る。前記磁力線の循環作用は絶えず常に生起している。又、強磁性体に求められる特性としては高透磁率で飽和磁束密度が高く電気抵抗が高いことが求められる。又、飽和磁束密度に達することを回避する為には磁極及びリターンヨークの断面積は出来るだけ大きい程効果的である。そして、磁極の直近に来た常磁性体の酸素分子は磁界発生手段の磁極と対向した側が磁極と反対の磁極に磁化して前記磁界発生手段の磁極方向に吸引力を受けると共に反磁性体である窒素分子は前記磁界発生手段の磁極と対向した側が磁極と同じ磁極に磁化して前記磁界発生手段の磁極の反対方向に反発力を受ける。
酸素富化空気取入手段の酸素富化空気取入口を四角断面形状とすることにより、磁路ギャップを通過する酸素富化空気のほとんど全てが前記酸素富化空気取入口に流入する。
又、大容量の酸素富化装置とするためには、磁界発生手段と酸素富化空気取入手段を空気流の前後に所要の間隔とした組合せを二組以上並列に配設してマニホールドチャンバーを経由してブロワー等に通連接続することにより、各単位酸素富化装置間の流量差を小さくする。
磁界発生手段としては、電磁石、超伝導型電磁石又は永久磁石の何れでも使用出来るが、高濃度の酸素富化空気を得るためには超電導電磁石が最も効果的で次に電磁石が良く、永久磁石が最も劣る。しかし、これらの選択に当たっては必要度と経済性を考慮すべきである。
又、上記課題解決手段の第二の態様による作用は次のようである。即ち、平行で比較的に磁束密度が大きな磁路ギャップによって捕捉した酸素分子はテーパー拡大する磁路ギャップによって、磁路ギャップからの酸素分子の離脱を容易にして酸素富化空気流入口へ容易に流入する。又、前記四角状断面反対磁化磁極対空気流下流側面に密着して配設する四角状断面酸素富化空気流入口の外縁に前記テーパー拡大磁路ギャップを有する磁極対面を被覆することにより、磁束分布低減域において窒素富化空気の流入を防ぐ。
又、上記第三の課題解決手段による作用は次のようである。単位酸素富化装置を直列接続することにより、第一段目の単位酸素富化装置に流入するのは外気であるが第二段目の単位酸素富化装置に流入するのは前記第一段目の酸素富化空気である為に第二段目の酸素富化空気取入手段へ流入する酸素富化空気の酸素含有濃度は第一段目の酸素富化空気取入手段へ流入する酸素富化空気の酸素含有濃度よりも大きくなる。従って、第三段目以降においては酸素富化空気取入手段へ流入する酸素富化空気の酸素含有濃度はさらに大きくなる。
又、上記第四の課題解決手段による作用は第三の課題解決手段による作用と同様である。
又、上記第五の課題解決手段による作用は、外気吸入口から導入された新鮮外気は外気導入ダクトで酸素富化装置の磁界発生手段位置まで送気される。
又、上記第六の課題解決手段による作用は、磁界発生手段を電磁石とした二台以上の単位酸素富化装置を並列接続した酸素富化装置において、第一単位酸素富化装置の電磁石電源を「入り」にすると磁路ギャップ及び磁極付近には酸素分子が磁力吸引され、窒素分子は磁力排斥される。前記第一単位酸素富化装置の電磁石電源が「入り」のタイミングでは第二単位酸素富化装置の電磁石電源は「切り」の状態で、酸素富化空気流路開閉手段は前記第一単位酸素富化装置においては「閉」の状態で前記第二単位酸素富化装置においては「開」の状態となっている。又、第二単位酸素富化装置の電磁石電源を「入り」にすると磁路ギャップ及び磁極付近には酸素分子が磁力吸引され、窒素分子は磁力排斥される。前記第二単位酸素富化装置の電磁石電源が「入り」のタイミングでは第一単位酸素富化装置の電磁石電源は「切り」の状態で、酸素富化空気流路開閉手段は前記第二単位酸素富化装置においては「閉」の状態で前記第一単位酸素富化装置においては「開」の状態となっている。従って、電磁石電源が「切り」の状態で酸素富化空気流路開閉手段が「開」の状態にある単位酸素富化装置の磁路ギャップ及び磁極付近に存在する酸素富化空気は、酸素富化空気供給手段で吸引され酸素富化空気取入口から取り入れられる。上記説明では二台の単位酸素富化装置で説明したが、さらに第三、第四、第五 ------単位酸素富化装置を並列接続して各酸素富化空気流路開閉手段を各タイミングで「開」にする台数及び「閉」にする台数の選択は任意とすることが出来る。
又、上記第七の課題解決手段による作用は、磁界発生手段を永久磁石とした二台以上の単位酸素富化装置を並列接続した酸素富化装置において、単位酸素富化装置の磁路ギャップ及び磁極付近には酸素分子が磁力吸引され、窒素分子は磁力排斥される。そこで、第一単位酸素富化装置の酸素富化空気流路開閉手段を「開」の状態とし、第二、第三、 ------単位酸素富化装置の酸素富化空気流路開閉手段を「閉」の状態としたタイミングでは、前記第一単位酸素富化装置の磁路ギャップ及び磁極付近に在った高濃度酸素富化空気が酸素富化空気取入手段へ流入するが、次第に低濃度酸素富化空気となるタイミングで第二単位酸素富化装置の酸素富化空気流路開閉手段を「開」の状態とし、第三、第四、 ------第一単位酸素富化装置の酸素富化空気流路開閉手段を「閉」の状態とする。このように順次所要の順序及び所定の時間間隔で酸素富化空気流路開閉手段を「開」、「閉」することにより高濃度酸素富化空気を酸素富化空気取入手段へ常時流入させることが出来る。上記においては各タイミングにおける「開」の状態にある単位酸素富化装置の酸素富化空気流路開閉手段は一台で説明したが、必要に応じて二台以上とすることも出来ると共に各タイミングにおける「閉」の状態にある単位酸素富化装置の酸素富化空気流路開閉手段は一台で説明したが、必要に応じて二台以上とすることも出来る。
又、上記第八の課題解決手段による作用は、強磁性のリターンヨークと該リターンヨークの内面中央位置に電磁コイル及び磁路ギャップを有する強磁性の反対磁化磁極対を配設すると共に前記リターンヨークの両端位置に電磁コイルを配設した磁界発生手段とし、取入外気下流側であって前記反対磁化磁極対側面に密着すると共に前記磁路ギャップに開口部を有する非磁性の酸素富化空気取入手段と該酸素富化空気取入手段に連通接続する酸素富化空気供給手段と前記反対磁化磁極対の取入外気下流側に窒素富化空気排出手段を配設する。前記磁路ギャップを有する反対磁化磁極対と前記リターンヨークで構成する磁路において磁力線はN極から前記磁路ギャップを経てS極へ向い前記リターンヨークを通り前記N極へ戻る。前記磁力線の循環作用は絶えず常に生起している。そして、磁極の直近に来た常磁性体の酸素分子は磁界発生手段の磁極と対向した側が磁極と反対の磁極に磁化して前記磁界発生手段の磁極方向に吸引力を受けると共に反磁性体である窒素分子は前記磁界発生手段の磁極と対向した側が磁極と同じ磁極に磁化して前記磁界発生手段の磁極の反対方向に反発力を受ける。
本発明は、以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような効果を発揮する。
第一の態様による効果は、酸素富化空気取入口を磁路ギャップに開口すると共に窒素富化空気流域の流路断面積を十分確保出来るので空気抵抗又は動力損失を低減出来る。
又、強磁性体の四角柱状のリターンヨークと磁路ギャップを有する反対磁極対で磁気回路を構成することにより、漏れ磁束を少なくすると共に前記強磁性体の四角柱状リターンヨークの中を磁化線が通り易くなり、該強磁性体の四角柱状リターンヨークを通った磁化線が再び磁極に導かれ、磁界発生手段が電磁石の場合は、反対磁極対間の磁束密度を増幅して大きくする効果を発揮する。
又、磁界発生手段が電磁石の場合は、電磁コイルの冷却手段を特に配設することなく、酸素富化空気供給手段と窒素富化空気排気手段による吸入外気により空冷出来るので、省エネルギー効果を発揮する。
又、構造が簡単であると共にブロワ―、燃焼炉、ボイラー、エンジン、液体酸素製造装置又は液体窒素製造装置等に簡単に連通接続することが出来る。
又、二台以上の単位酸素富化装置の酸素富化空気供給管をマニホールドチャンバーに連通接続することで、大容量酸素富化空気供給の要求に簡単に応じられる。
第二の態様による効果は、磁路ギャップを形成する反対磁化磁極対の距離は、酸素分子吸引力を大きくするためには小さい程効果的であるが、磁路ギャップから酸素分子を離脱し易くする為には大きい程効果的である。ところが、磁路ギャップをテーパー拡大すると酸素富化空気流入口へテーパー拡大磁路ギャップの周囲窒素富化空気が流入するので前記テーパー拡大磁路ギャップを被覆することにより周囲窒素富化空気が流入を防止することが出来る。
第三の態様による効果は、単位酸素富化装置を簡単に直列接続することにより高濃度酸素富化装置とすることが出来る。
第四の態様による効果は、単位酸素富化装置自体が直列接続形態の酸素富化装置であって、第一の態様と同様の効果を発揮すると共に直列接続形態であるために高濃度酸素富化装置とする事が出来る。そして、前記単位酸素富化装置を直列接続することにより、さらに高濃度酸素富化装置とすることが出来る.
第五の態様による効果は、酸素富化装置設置室の外気取入口から酸素富化空気取入口まで外気導入ダクトを配設することにより、電磁石の電磁コイルを必然的に空気流に配置することが出来るので、他に冷却手段を求めることなく前記電磁コイルを冷却することが出来る。
第六の態様による効果は、酸素分子が磁力吸引される磁力抵抗が無い状態で酸素富化空気を酸素富化空気取入口へ取り入れることが出来るので酸素濃度の高い酸素富化空気とすることが出来る。
第七の態様による効果は、永久磁石においては磁路ギャップ及び磁極付近に酸素分子を吸引する磁力及び窒素分子を排斥する磁力が弱いが、各単位酸素富化装置の磁路ギャップ及び磁極付近を所要の時間空気流が無い状態にすることにより前記磁路ギャップ及び磁極付近では高濃度酸素富化空気とすることが出来る。
第七の態様による効果は、同一電圧及び同一コイル線径において、同一磁束密度とするに必要な電磁コイルの外径を小さくすることが出来るので電磁コイルの温度上昇は小さくすることが出来るので装置の耐用年数を長くすることが出来る。
以下、本発明の実施の形態を図1〜図13に基づいて説明する。
第一の実施例を示す図1、図2、図3において、酸素富化装置1の構成を説明する。2は酸素富化空気を吸引するブロワー、3は窒素富化空気を排出する排風機、4は外気吸入口で、非磁性体の酸素富化空気供給管5は両端に酸素富化空気流入口6と酸素富化空気送出口7を有し、該酸素富化空気送出口7はブロワー吸気口8に接続されている。又、前記酸素富化空気流入口6の空気流上流側には、同一方向に磁化する2台の電磁コイル9A、9Bと1台の強磁性四角柱状のリターンヨーク10及び2個の強磁性四角断面で互いに反対に磁化した磁極11A、11Bを所要間隔で配設して成る磁路ギャップ12とで構成した電磁石13A、13Bの磁極側面11Aa、11Baに前記酸素富化空気流入口6を密着すると共に前記磁路ギャップ12に開口して配設している。又、前記電磁コイル9A、9Bは非磁性フランジ付円筒状のボビン14A、14Bに所要の巻数で巻かれている。又、前記磁極11A、11Bは前記ボビン14A、14Bの円筒内に挿入貫通して前記リターンヨーク10の側面板15A、15Bにボルト16で固着されている。又、前記リターンヨーク10は前記側面板15A、15Bと上面板17及び下面板18をボルト19で固着して構成している。磁気漏れを出来るだけ防止するためには前記酸素富化空気流入口6は非磁性材質のものを選択することが好ましいが、磁性材質のものを選択することを妨げない。そして、外気中の塵埃を除去するために、前記外気吸入口4に連通接続するか又はブロワ―2に前置してフイルターを連通接続することを必要に応じて配設することが出来る。又、前記電磁石13A、13Bの代替としては、超伝導電磁石又はC型永久磁石も使用出来る。
以下、上記構成の動作を説明する。前記排風機3とブロワー2によって空気流入口20から前記リターンヨーク10内に吸入された空気は、前記磁路ギャップ12に生起した磁力の作用を受け、流入空気中の酸素分子は磁力吸引されて前記磁路ギャップ12を経て酸素富化空気となると共に前記酸素富化空気流入口6へ流入して前記ブロワー2に供給される。一方、窒素分子は磁力排斥されて窒素富化空気となると共に窒素富化空気流域21を経て前記排風機3で排出される。該排風機3で排出される窒素富化空気中には前記リターンヨーク10を通過した空気以外の空気も一緒に排出される。
図1、図2及び図3においては酸素富化空気供給管5の酸素富化空気流入口6は円筒状あるが、図4及び図5においては酸素富化空気供給管22の酸素富化空気流入口23を四角筒状断面としている。このように四角筒状断面とすることにより、磁路ギャップ12に前記酸素富化空気流入口23の大部分を有効に開口することが出来る。
図6においては、図1で窒素富化空気流域21を経て排風機3で排出されていた磁気排斥された窒素分子を多く含有する窒素富化空気の排出を次のようにしている。即ち、リターンヨーク10の後面に非磁性の密閉板24を小ねじ25で固着すると共に該密閉板24を酸素富化空気供給管5が貫通している。又、非磁性の窒素富化空気排出管26の一端である窒素富化空気流入口27を前記密閉板24に連通接続すると共に他端である窒素富化空気排出口28に排風機29を連通接続して酸素富化装置30としている。
以下、上記構成の動作を説明する。前記排風機3とブロワー2によって空気流入口20から前記リターンヨーク10内に吸入された空気は、前記磁路ギャップ12に生起した磁力の作用を受け、流入空気中の酸素分子は磁力吸引されて前記磁路ギャップ12を経て酸素富化空気となると共に前記酸素富化空気流入口6へ流入して前記ブロワー2に供給される。一方、窒素分子は磁力排斥されて窒素富化空気となると共に前記窒素富化空気排出管26を経て前記排風機29で排出される。該排風機29で排出される窒素富化空気中には前記リターンヨーク10を通過した空気以外の空気は含有しないので図1の酸素富化装置1に比較して図6の前記酸素富化装置30の方が効率は良い。
図7においては、第一の実施例における図1において一台の酸素富化装置1を配設していたが、二台の酸素富化装置1を並列接続して配設すると共に二本の酸素富化空気供給管31をマニホールドチャンバー32に連通接続して、さらに合流酸素富化空気供給管33をブロワー2に連通接続した酸素富化装置34としている。本実施例においては二台の酸素富化装置を並列に配設しているが必要に応じて三台以上を並列接続して配設することも出来る。
以下、上記構成の動作を説明する。一台の酸素富化装置1では所要の酸素富化空気が得られない場合、二台以上の酸素富化装置1三台以上の各酸素富化空気供給管31を通過した酸素富化空気は前記マニホールドチャンバー32に流入混合して各酸素富化装置1間の流量差を小さくする効果がある。そして、前記マニホールドチャンバー32に流入混合した酸素富化空気は前記合流酸素富化空気供給管33を経てブロワ―2に吸引される。
第二の態様を示す図8及び図9においは、第一の態様における図4及び図5において磁路ギャップ12に面する磁極端11Ab、11Bbは全面がお互いに平行であったが、磁極35A、35Bの磁極端35Ab、35Bbをお互い平行な途中から酸素富化空気流入口22側へ向かってテーパー拡大加工することにより磁路ギャップ36を途中から拡大して磁束密度を減少させている。又、前記酸素富化空気流入口22の外縁にコの字形フランジ37を固着すると共に該コの字形フランジ37及び前記酸素富化空気流入口22を前記磁極35A、35Bの磁極側面35Aa、35Baに密着して配設している。
以下、上記構成の動作を説明する。前記磁路ギャップ36が平行な領域では前記磁極端35Abと磁極端35Bbとの距離が近いので強力で略一様な磁束密度分布となるが、一方、前記磁路ギャップ36がテーパー拡大する領域では前記磁極端35Abと磁極端35Bbとの距離が拡大するので磁束密度分布は次第に小さくなる。従って、酸素富化空気流入口22への酸素富化空気の流入が容易になる。又、前記磁路ギャップ36がテーパー拡大する領域においては酸素分子を磁力吸引する力と窒素分子を磁力排斥する力が小さくなるが、前記酸素富化空気流入口22の外縁にコの字形フランジ37を固着することにより、酸素分子含有量の低い酸素富化空気の流入を防止することが出来る。
第三の態様を示す図10においては、第一の態様を示す図6における酸素富化装置1を一段目とし、リターンヨーク10の前後面に非磁性の密閉板38A、38Bを固着した酸素富化装置39を第二段目に配設して第一酸素富化空気供給管40と第二酸素富化空気供給管41及び窒素富化空気排出管42を連通接続している。そして、前記第一酸素富化空気供給管40の酸素富化空気流入口43は第一実施例の図1における酸素富化空気流入口6と同様に配設しているが本実施例の酸素富化空気送出口44は前記密閉板38Aに連通接続している。又、前記第二酸素富化空気供給管40は前記密閉板38Bを貫通しているが前記酸素富化空気流入口43及び酸素富化空気送出口44の配設方法及び機能は第一実施例の酸素富化空気流入口6及び酸素富化空気送出口7と同様である。そして又、前記窒素富化空気排出管42の一端である窒素富化空気流入口45を前記密閉板38Bに連通接続すると共に他端である窒素富化空気排出口46を排風機29に連通接続した酸素富化装置47としている。
以下、上記構成の動作を説明する。前記排風機29とブロワー2によって第一段目の酸素富化装置1の空気流入口20から前記リターンヨーク10内に吸入された空気は、磁路ギャップ12に生起した磁力の作用を受け、流入空気中の酸素分子は磁力吸引されて前記磁路ギャップ12を経て酸素富化空気となると共に前記ブロワー2で吸引されて前記酸素富化空気流入口6へ流入する。
第四の態様を示す図11においては磁界発生手段として、両端において互いに反対に磁化する磁極48A、48Bと電磁コイル49A、49Bを配設した強磁性コの字形のリターンヨーク50で成る電磁石51Aと、さらに該電磁石51Aと同様の構造であるが反対に磁化した電磁石51Bとで二つの磁路ギャップ52A、52Bを構成すると共に、図10に示したリターンヨーク10と密閉板38A、38Bで構成する代替として非磁性の四角柱状枠53に密閉板54A、54Bを小ねじ55で固着して酸素富化装置56としている。そして、本実施例の第一酸素富化空気供給管40と第二酸素富化空気供給管41及び窒素富化空気排出管42の構造及び機能は図10と同様である。
図12においては、図11における電磁石50A、50Bの代替としてコの字形の永久磁石57A、57Bを配設した酸素富化装置58としている。
第五の態様を示す図13においては、フイルター59を連通接続した外気吸入口60に外気導入ダクト61を連通接続した酸素富化装置62としている。
第六の態様を示す図14においては、異種磁極対で形成する第一磁路ギャップ1−63、第二磁路ギャップ2−63、第三磁路ギャップ3−63、第四磁路ギャップ4−63と第一リターンヨーク1−64、第二リターンヨーク2−64、第三リターンヨーク3−64、第四リターンヨーク4−64、と第一電磁コイル1−65A、1−65B、第二電磁コイル2−65A、2−65B、第三電磁コイル3−65A、3−65B、第四電磁コイル4−65A、4−65Bを主要な構成要素とした第一電磁石1−66A、1−66B、第二電磁石2−66A、2−66B、第三電磁石3−66A、3−66B、第四電磁石4−66A、4−66B、を配設した第一単位酸素富化装置1−67、第二単位酸素富化装置2−67、第三単位酸素富化装置3−67及び第四単位酸素富化装置4−67を酸素富化空気供給管68で並列接続した酸素富化装置69において、前記各単位酸素富化装置1−67、2−67、3−67、4−67の前記第一電磁石1−66A、1−66B、第二電磁石2−66A、2−66B、第三電磁石3−66A、3−66B、第四電磁石4−66A、4−66B、の電源を所要の時間間隔で入り切りする図示していない各継電器と前記酸素富化空気供給管68に前記継電器の入り切りに連動して開閉する第一電磁弁1−70、第二電磁弁2−70、第三電磁弁3−70、第四電磁弁4−70を配設している。前記第一電磁石1−66A、1−66Bの電源が「切り」の状態で前記第一電磁弁1−70は「開」の状態においては、前記第二電磁石2−66A、2−66B、第三電磁石3−66A、3−66B、第四電磁石4−66A、4−66Bの電源が「入り」の状態で、前記第二電磁弁2−70、第三電磁弁3−70、第四電磁弁4−70は「閉」の状態となっていて、このタイミングにおいては、前記第一電磁石1−66A、1−66Bの電源が「入り」であった直前のタイミングにおいて前記第一磁路ギャップ1−63に磁力吸引された酸素分子を含有する酸素富化空気を前記酸素富化空気供給管68を通してブロワ―で吸引している。そして、次のタイミングにおいては前記第二電磁石2−66A、2−66Bの電源が「切り」の状態で前記第二電磁弁2−70は「開」の状態においては、前記第三電磁石3−66A、3−66B、第四電磁石4−66A、4−66B、第一電磁石1−66A、1−66Bの電源が「入り」の状態で、前記第三電磁弁3−70、第四電磁弁4−70、第一電磁弁1−70は「閉」の状態となっていて、このタイミングにおいては、前記第二電磁石2−66A、2−66Bの電源が「入り」であった直前のタイミングにおいて前記第二磁路ギャップ2−63に磁力吸引された酸素分子を含有する酸素富化空気を、前記酸素富化空気供給管68を通してブロワ―で吸引している。このようにして、電磁石の「入り」、「切り」と電磁弁の「開」、「閉」が順次操作される。前記第一電磁石1−66A、1−66B、第二電磁石2−66A、2−66B、第三電磁石3−66A、3−66B、第四電磁石4−66A、4−66B、の代替としては、超伝導電磁石も選択出来る。
図15に示す実施例では、図14における窒素富化空気は各単位酸素富化装置1−67、2−67、3−67、4−67の各窒素富化空気排出管1−71,2−71、3−71,4−71毎に排出していたが、窒素富化空気排出管72をマニホールドチャンバー73に連通接続して合流窒素富化空気排出管74を経て排風機75で窒素富化空気を排出して酸素富化装置69としている。
第七の態様を示す図16においては、コの字形の永久磁石57A、57Bを二台配設して異種磁極対で形成した二箇所の磁路ギャップ76A、76Bと酸素富化空気供給管77で直列接続した三台の第一単位直列接続酸素富化装置1−78、第二単位直列接続酸素富化装置2−78、第三単位直列接続酸素富化装置3−78を並列接続すると共に第一単位直列接続酸素富化空気供給管1−79、第二単位直列接続酸素富化空気供給管2−79、第三単位直列接続酸素富化空気供給管3−79の途中に各々第一電磁弁1−70、第二電磁弁2−70及び第三電磁弁3−70を挿入している。そして、マニホールドチャンバー80を合流酸素富化空気供給管81でブロワー2に連通接続した酸素富化装置82としている。前記第一電磁弁1−70が所要の時間間隔で「開」のタイミングにおいては前記第二電磁弁2−70及び第三電磁弁3−70は「閉」となり、次に前記第二電磁弁2−70が所要の時間間隔で「開」のタイミングにおいては前記第三電磁弁3−70及び第一電磁弁1−70は「閉」となる。このように順次所定の時間間隔で各電磁弁を「開」及び「閉」する。
第八の態様を示す図17においては、対面する強磁性の側板83Aと側板83Bの中央位置に、強磁性の磁極84Aと磁極84Bを固着していて、該磁極84Aと磁極84Bにはそれぞれ電磁コイル85Aを外挿した電磁石86Aと電磁コイル85Bを外挿した電磁石86Bを配設して磁路ギャップ87を形成している。又、前記側板83Aと側板83Bの両端位置に電磁コイル88Aと電磁コイル88Bを外挿した強磁性の導磁体89Aと強磁性の導磁体89Bを固着して電磁石9A、90Bいる。そして、前記側板83Aと側板83Bの前記強磁性の磁極84Aと強磁性の磁極84Bの両側位置に前記側板83Aと側板83Bを補強するために非磁性の補強材91Aと補強材91Bを固着して配設している。
第一の態様を示す実施例の酸素富化装置の斜視図である。 図1における磁極付近の拡大平面図である。 図2におけるA―A側面図である。 酸素富化空気流入口を四角筒状とした磁極付近の拡大平面図である。 図4におけるB―B側面図である。 第一の態様を示す実施例の酸素富化装置の斜視図である。 第一の態様を示す実施例の酸素富化装置の斜視図である。 第二の態様を示す実施例の磁極付近の拡大平面図である。 図8におけるC―C側面図である。 第三の態様を示す実施例の酸素富化装置の斜視図である。 第四の態様を示す実施例の酸素富化装置の斜視図である。 第四の態様を示す実施例の酸素富化装置の斜視図である。 第五の態様を示す実施例の酸素富化装置の斜視図である。 第六の態様を示す実施例の酸素富化装置の斜視図である。 第六の態様を示す実施例の酸素富化装置の斜視図である。 第七の態様を示す実施例の酸素富化装置の斜視図である。 第八の態様を示す実施例の酸素富化装置の斜視図である。
符号の説明
1、30、34、39、47、56、58、62、69、82 酸素富化装置
2 ブロワ―
3、29、75 排風機
4、60 外気吸入口
5、22、31、68、77 酸素富化空気供給管
6、23、43 酸素富化空気流入口
7、44 酸素富化空気送出口
8 ブロワー吸気口
9A、9B、47A、47B、85A、85B、88A、88B 電磁コイル
10、50 リターンヨーク
11A、11B、35A、35B、49A、49B、84A、84B 磁極
12、36、52A、52B、76A,76B、87 磁路ギャップ
13A、13B、51A、51B、86A、86B、90A、90B 電磁石
11Aa、11Ba、35Aa、35Ba 磁極側面
14A、14B ボビン
15A、15B 側面板
16、19 ボルト
17 上面板
18 下面板
20 空気流入口
21 窒素富化空気流域
24、38A、38B、54A、54B 密閉板
25、55 小ねじ
26、40、42、72 窒素富化空気排出管
27、45 窒素富化空気流入口
28、46 窒素富化空気排出口
11Ab、11Bb、35Ab、35Bb 磁極端
37 コの字形フランジ
32、73、80 マニホールドチャンバー
33、81 合流酸素富化空気供給管
40 第一酸素富化空気供給管
41 第二酸素富化空気供給管
53 四角柱状枠
52A、52B
53 小ねじ
57A、57B 永久磁石
59 フイルター
61 外気導入ダクト
1−63 第一磁路ギャップ
2−63 第二磁路ギャップ
3−63 第三磁路ギャップ
4−63 第四磁路ギャップ
1−64 第一リターンヨーク
2−64 第二リターンヨーク
3−64 第三リターンヨーク
4−64 第四リターンヨーク
1−65 第一電磁コイル
2−65 第二電磁コイル
3−65 第三電磁コイル
4−65 第四電磁コイル
1−66 第一電磁石
2−66 第二電磁石
3−66 第三電磁石
4−66 第四電磁石
1−67 第一単位酸素富化装置
2−67 第二単位酸素富化装置
3−67 第三単位酸素富化装置
4−67 第四単位酸素富化装置
1−70 第一電磁弁
2−70 第二電磁弁
3−70 第三電磁弁
4−70 第四電磁弁
1−71 第一窒素富化空気排出管
2−71 第二窒素富化空気排出管
3−71 第三窒素富化空気排出管
4−71 第四窒素富化空気排出管
74 合流窒素富化空気排出管
1−78 第一単位直列接続酸素富化装置
2−78 第二単位直列接続酸素富化装置
3−78 第三位直列接続酸素富化装置
1−79 第一単位直列接続酸素富化空気供給管
2−79 第二単位直列接続酸素富化空気供給管
3−79 第三単位直列接続酸素富化空気供給管
89A、89B 導磁体
91A、91B 補強材

Claims (8)

  1. 強磁性のリターンヨークと該リターンヨークの内面中央位置に電磁コイル及び磁路ギャップを有する強磁性の反対磁化磁極対を配設した磁界発生手段とし、取入外気下流側であって前記反対磁化磁極対側面に密着すると共に前記磁路ギャップに開口部を有する非磁性の酸素富化空気取入手段と該酸素富化空気取入手段に連通接続する酸素富化空気供給手段と前記反対磁化磁極対の取入外気下流側に窒素富化空気排出手段を配設することを特徴とする酸素富化装置。
  2. 磁路ギャップを有する四角状断面反対磁化磁極対の空気流下流側へ向かって該四角状断面反対磁化磁極対における磁路ギャップの所要の割合をテーパー拡大磁路ギャップとすることにより磁束密度分布を漸減すると共に前記四角状断面反対磁化磁極対空気流下流側面に密着して配設する四角状断面酸素富化空気流入口の外縁に前記テーパー拡大磁路ギャップを有する磁極対面を被覆することを特徴とする請求項1記載の酸素富化装置。
  3. リターンヨークの空気流下流側開口部を非磁性の板状蓋で密閉したものを第一段目の単位酸素富化装置とし、空気流上下流側開口部を非磁性の板状蓋で密閉したものを第二段目以降の単位酸素富化装置として所要の段数で直列接続した酸素富化装置であって、第一段目の酸素富化空気取入手段を第二段目の空気流上流側の前記板状蓋に連通接続し、所要の段数に応じて順次同様に連通接続し、最終段目の酸素富化空気取入手段を酸素富化空気供給手段に連通接続し、前記各単位酸素富化装置の空気流下流側開口部の前記板状蓋に窒素富化空気排出手段を配設することを特徴とする請求項1記載の酸素富化装置。
  4. 強磁性のコの字状、C字状又は馬蹄形状リターンヨークの両端にお互い反対に磁化した磁極と磁界発生手段を配設したもの二組で二組の磁路ギャップを形成すると共に、該磁路ギャップを形成して相対する磁極はお互いに反対に磁化された磁極対としていて、空気流上流側の前記磁極対と磁界発生手段を密閉するために空気流上流側を開口した箱体を配設すると共に空気流下流側の前記磁極対と磁界発生手段を密閉するために箱体を配設した二段直列接続酸素富化装置であって、第一段目の酸素富化空気取入手段を第二段目の空気流上流側の前記板状蓋に連通接続し、二段目の酸素富化空気取入手段を酸素富化空気供給手段に連通接続し、前記箱体の前記板状蓋に窒素富化空気排出手段を連通接続することを特徴とする請求項1、又は3記載の酸素富化装置。
  5. 流入空気で電磁石の電磁コイルを冷却するために、外気取入口手段から酸素富化空気取入口までの空気流路を形成した外気導入ダクトを少なくとも配設していることを特徴とする請求項1、3又は4記載の酸素富化装置。
  6. 磁界発生手段を電磁石とした二台以上の単位酸素富化装置を並列接続した酸素富化装置において、各電磁石の電源を所定の順番及び所要の時間間隔で入り切りする各スイッチと各単位酸素富化装置の各酸素富化空気取入手段に前記スイッチの入り切りに連動して開閉する酸素富化空気流路開閉手段を配設することを特徴とする請求項1、3又は5記載の酸素富化装置。
  7. 磁界発生手段を永久磁石とした二台以上の単位酸素富化装置を並列接続した酸素富化装置において、各単位酸素富化装置の各酸素富化空気取入手段に所定の順番及び所要の時間間隔で開閉する酸素富化空気流路開閉手段を配設することを特徴とする請求項1、3、4又は5記載の酸素富化装置。
  8. 強磁性の側枠対と該側枠対の内面中央位置に電磁コイル及び磁路ギャップを有する強磁性の反対磁化磁極対を配設すると共に前記側枠の両端位置に電磁コイルを配設した磁界発生手段と前記反対磁化磁極対方向磁力に対抗する補強手段を前記側枠対間に配設していて、取入外気下流側であって前記反対磁化磁極対側面に密着すると共に前記磁路ギャップに開口部を有する非磁性の酸素富化空気取入手段と該酸素富化空気取入手段に連通接続する酸素富化空気供給手段と前記反対磁化磁極対の取入外気下流側に窒素富化空気排出手段を配設することを特徴とする請求項1記載の酸素富化装置。
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RU216674U1 (ru) * 2022-12-23 2023-02-17 Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего образования "Астраханский государственный технический университет" Устройство для уменьшения количества оксидов азота в отработавших газах судовых двигателей внутреннего сгорания

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